JP2006178155A - 画像投影装置およびこれを用いるマルチプロジェクションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつ小型・安価な構成で、スクリーンに投影される画像を幾何補正でき、観察画像の品質を向上できる画像投影装置を提供する。
【解決手段】画像表示素子2と、画像表示素子2に表示された画像をスクリーン7に投影する投影光学系3,4,5,6とを有する画像投影装置1において、投影光学系に、少なくともスクリーン7に投影される画像を光学的に幾何補正する光学特性可変光学手段11,12を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーン上に画像を投影する画像投影装置、およびこの画像投影装置を複数台用いてスクリーン上に画像を合成して投影するマルチプロジェクションシステム、特にスクリーンに投影される画像の幾何補正に関するものである。
従来の画像投影装置における幾何補正方法として、例えば、投影光学系に回転駆動可能に角度可変ミラーを設け、この角度可変ミラーの角度情報を検出して、検出した角度情報に基づいて原画像データを処理して表示画像データを生成することにより、スクリーンに投影される画像の中心とスクリーン法線との不一致による表示画像の台形歪を補正するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数台の画像投影装置を用いるマルチプロジェクションシステムにおける幾何補正方法として、機械的方法と電気的方法とがある。
その機械的方法としては、画像投影装置自体を移動または回転調整して、隣接する画像投影装置によってスクリーンに投影される画像の重なり部分を合致するように幾何補正するものが知られている。
また、電気的方法としては、複数台の画像投影装置によりスクリーン上にテストパターン(基準画像)を投影して、その投影画像を観察位置近傍からデジタルカメラで撮影し、その撮影データに基づいて隣接する画像投影装置による投影画像の重なり部分を合致させるパラメータを算出して、そのパラメータにより実際の画像を処理して幾何補正を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−262198号公報 特開平9−326981号公報
しかしながら、特許文献1に開示の幾何補正方法にあっては、角度可変ミラーの回転駆動手段や角度情報検出手段を要するため、構成が煩雑になるという問題がある。
また、マルチプロジェクションシステムにおける複数台の画像投影装置を機械的に移動または回転調整して幾何補正する方法にあっては、そのための調整機構を要することになるため、コストアップになると共に、装置が大掛かりにという問題がある。
また、特許文献2に開示の幾何補正方法にあっては、スクリーンに投影されたテストパターンを撮影するデジタルカメラや、その撮影データに基づいて幾何補正用のパラメータを算出する演算手段および算出されたパラメータにより実際の画像を処理する画像処理手段を要するため、コストアップになることが懸念される。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、簡単かつ小型・安価な構成で、スクリーンに投影される画像を幾何補正でき、観察画像の品質を向上できる画像投影装置およびこれを用いるマルチプロジェクションシステムを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、画像表示素子と、該画像表示素子に表示された画像をスクリーンに投影する投影光学系とを有する画像投影装置において、
上記投影光学系に、少なくとも上記スクリーンに投影される画像を光学的に幾何補正する光学特性可変光学手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像投影装置において、上記光学特性可変光学手段は、上記スクリーンに投影される画像の幾何補正と、上記スクリーンの形状に対応する投影画像のピント補正とを行うように構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の画像投影装置において、上記光学特性可変光学手段は、形状可変ミラーを有することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の画像投影装置において、上記光学特性可変光学手段は、可変自由曲面レンズを有することを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項2に記載の画像投影装置において、上記光学特性可変光学手段は、上記スクリーンに投影される画像の主に幾何補正を行う静電駆動方式の第1形状可変ミラーと、上記スクリーンの形状に対応する投影画像の主にピント補正を行う静電駆動方式の第2形状可変ミラーとを有することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項6に係る発明は、複数台の画像投影装置によりスクリーン上に画像を合成して投影するマルチプロジェクションシステムにおいて、
上記複数台の画像投影装置の各々が、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投影装置からなり、各画像投影装置の上記光学特性可変光学手段により、少なくとも隣接する画像投影装置により上記スクリーンに投影される画像の重なり部分を合致させるように幾何補正するよう構成したことを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、上記スクリーンが、半球型ドーム、全天周型ドーム等のドーム状、アーチ状、円筒状等の湾曲した形状からなることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によると、投影光学系に光学特性可変光学手段を設けて光学的に幾何補正するので、簡単かつ小型・安価にでき、観察画像の品質を向上することができる。
請求項2に係る発明によると、光学特性可変光学手段により、スクリーンに投影される画像の幾何補正と、スクリーンの形状に対応する投影画像のピント補正とを行うので、スクリーンが半球型ドーム、全天周型ドーム等のドーム状、アーチ状、円筒状等の湾曲した形状からなる場合でも、スクリーン全体にピントを合わせて幾何補正でき、観察画像の品質をより向上することができる。
請求項3に係る発明によると、光学特性可変光学手段が形状可変ミラーを有してなるので、構成をより簡単にできると共に、小型かつ安価にできる。
請求項4に係る発明によると、光学特性可変光学手段が可変自由曲面レンズを有してなるので、スクリーンが球面状あるいはドーム状に湾曲している場合でも、スクリーン全体にピントを合わせて幾何補正でき、構成をより簡単にできると共に、小型かつ安価にできる。
請求項5に係る発明によると、光学特性可変光学手段が主に幾何補正を行う静電駆動方式の第1形状可変ミラーと、主にピント補正を行う静電駆動方式の第2形状可変ミラーとを有してなるので、幾何補正とピント補正とを独立して行うことができ、使い勝手を向上することができる。
請求項6に係る発明によると、マルチプロジェクションシステムにおける複数台の画像投影装置の各々が、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投影装置で構成されているので、各画像投影装置の光学特性可変光学手段により、少なくとも隣接する画像投影装置によってスクリーンに投影される画像の重なり部分を合致させるように光学的に幾何補正することができる。したがって、システム全体を簡単かつ小型・安価にでき、観察画像の品質を向上することができる。
請求項7に係る発明によると、半球型ドーム、全天周型ドーム等のドーム状、アーチ状、円筒状等に湾曲したスクリーンに、幾何補正された高品質の画像を投影表示することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施の形態)
図1〜図5は本発明の第1実施の形態を説明するためのもので、図1は画像投影装置の概略構成を示す図、図2は図1に示す第1形状可変ミラーの一例の構成を示す断面図、図3(a),(b)は図2に示す可変ミラー膜の二つの例を示す平面図、図4(a),(b)は図2に示す上側電極の二つの例を示す平面図、図5(a),(b)は図2に示す下側電極の二つの例を示す背面図である。
図1に示す画像投影装置1は、例えば液晶パネルからなる画像表示素子2に画像を表示し、その画像を光源3からの投影光により表示素子側レンズ4、絞り5および投影レンズ6を経てスクリーン7に投影するものである。ここで、光源3、表示素子側レンズ4、絞り5および投影レンズ6は、画像表示素子2に表示された画像をスクリーン7上に投影する投影光学系を構成している。
本実施の形態では、表示素子側レンズ4と絞り5との間に、光学特性可変光学手段を構成する静電駆動方式の第1形状可変ミラー11および第2形状可変ミラー12を設け、表示素子側レンズ4を透過した投影光を第1形状可変ミラー11および第2形状可変ミラー12で順次反射させてから、絞り5および投影レンズ6を経てスクリーン7に投影するようにして、第1形状可変ミラー11で投影画像の幾何補正を光学的に行い、第2形状可変ミラー12で投影画像のピント補正を行うことにより、スクリーン7が、平面形状に限らず、半球型ドーム、全天周型ドーム等のドーム状、アーチ状、円筒状等の湾曲した形状であっても、画像表示素子2に表示された画像を、スクリーン7の全面に亘ってピントが合い、かつ正確に幾何補正された状態で投影表示するように構成する。
すなわち、スクリーン7が、図1に示すように半径Rの曲面(円筒)形状あるいは球面形状の場合には、第1形状可変ミラー11にスクリーン形状の湾曲による画像歪を補正する形状を創生させることで表示画像の主に幾何補正を行い、第2形状可変ミラー12に画像表示装置1の理想ピント面15をスクリーン形状に合わせる形状を創生させることで表示画像の主にピント補正を行う。
このため、主に幾何補正を行う第1形状可変ミラー11は、好ましくは、絞り5が配置された瞳位置より離れた主光線の高い位置に配置し、主にピント補正を行う第2形状可変ミラー12は、好ましくは、絞り5から多少離れたマージナル光線の高さが高い位置に配置する。
なお、図1に示すように、スクリーン7が半径Rの曲面(円筒)形状あるいは球面形状の場合には、表示素子側レンズ4は、スクリーン7上での画像歪を小さくするために、好ましくはシリンドリカル面、アナモルフィック面、自由曲面等の回転非対称な光学面として形成する。
第1形状可変ミラー11は、例えば図2に断面図を示すように、上側基板21と下側基板22とによって挟持された可変ミラー膜23を有している。上側基板21には、可変ミラー膜23と対向する面に上側電極24が設けられている。可変ミラー膜23は、ポリイミド等からなる基材上にアルミニウム等の反射膜をコーティングして形成され、その上側基板21側の面には、上側電極24と対向するように可変ミラー電極25が設けられている。また、下側基板22には、可変ミラー膜23に対する光束入出射用の円形の開口26が形成されており、その周縁部の有効光線外で可変ミラー膜23側の面には、下側電極27が設けられている。
この可変ミラー膜23は、例えば図3(a)および(b)に破線で示すように、円形状または四角形状に形成されており、上側電極24と可変ミラー電極25との間の所要の部位に所要の電圧を印加することにより、静電気力によって面形状を変化させて自由曲面を創生できるようになっており、また、下側電極27の所望の部位に所要の電圧を印加することにより、全体を傾斜または前後にシフトさせた平面を創生できるようになっている。
このため、可変ミラー膜23が例えば図3(a)に示すように円形状の場合には、上側電極24は、図4(a)に示すように放射状に多数分割されたり、図4(b)に示すようにマトリックス状に多数分割されたりして設けられている。また、下側電極27も、開口26の周縁部に、上側電極24と同様に、図5(a)に示すように放射状に多数分割されたり、図5(b)に示すようにマトリックス状に多数分割されたりして設けられている。そして、所望の部位における上側電極24と可変ミラー電極25との間、または下側電極27に所要の電圧を印加することで、スクリーン7上に投影される画像の歪を補正する形状を創生するようになっている。
第2形状可変ミラー12も、上述した第1形状可変ミラー11と同様に構成されて、所要の部位における上側電極と可変ミラー電極との間、または下側電極に所要の電圧を印加することにより、スクリーン7上に投影される画像のピントを補正する形状を創生できるようになっている。
このように、本実施の形態では、投影光学系に静電駆動方式の第1形状可変ミラー11と第2形状可変ミラー12とを設けて、スクリーン7に投影される画像を光学的に幾何補正すると共に、ピント補正するようにしたので、スクリーンが半球型ドーム、全天周型ドーム等のドーム状、アーチ状、円筒状等の湾曲した形状からなる場合でも、簡単かつ安価な構成で、スクリーン全体にピントを合わせて幾何補正でき、観察画像の品質を向上することができる。しかも、幾何補正とピント補正とを、第1形状可変ミラー11と第2形状可変ミラー12とによってほぼ独立して行うようにしたので、調整等も容易にでき、使い勝手を向上することができる。
なお、上記の第1実施の形態では、第1形状可変ミラー11で投影画像の幾何補正を行い、第2形状可変ミラー12で投影画像のピント補正を行うようにしたが、これら第1形状可変ミラー11および/または第2形状可変ミラー12によって、表示素子側レンズ4および投影レンズ6の各種収差を同時に補正することもできる。また、一つの形状可変ミラーで、幾何補正およびピント補正を行うように構成することもできる。
(第2実施の形態)
図6は、本発明の第2実施の形態に係る画像投影装置の概略構成を示す図である。
本実施の形態の画像投影装置31は、第1実施の形態における画像投影装置1において第1形状可変ミラー11および第2形状可変ミラー12に代えて、光学特性可変光学手段である一つの可変自由曲面レンズ32を設け、この可変自由曲面レンズ32により、スクリーン7に投影される画像を光学的に幾何補正すると同時に、ピント補正する形状を創生して、幾何補正およびピント補正を行うようにしたものである。その他の構成は、第1実施の形態と同様であるので、同一作用をなす構成要素には、同一参照符号を付してその説明を省略する。
なお、このような可変自由曲面レンズ32は、例えば特開2002−190971号公報や特開2004−247947号公報に開示されているような光学特性可変光学素子を、幾何補正およびピント補正できる形状を創生できるように改良して構成することができる。
本実施の形態によれば、一つの可変自由曲面レンズ32により、スクリーン7に投影される画像を光学的に幾何補正すると同時に、ピント補正するようにしたので、第1実施の形態におけるよりも、より簡単かつ安価な構成で、スクリーン全体にピントを合わせて幾何補正でき、観察画像の品質を向上することができる。
なお、第2実施の形態では、一つの可変自由曲面レンズ32により幾何補正とピント補正とを行うようにしたが、幾何補正のみを行うように構成することもできる。また、可変自由曲面レンズ32により、表示素子側レンズ4および投影レンズ6の各種収差を同時に補正するようにすることもできる。
(第3実施の形態)
図7〜図10は本発明の第3実施の形態を示すもので、図7はマルチプロジェクションシステムの概略構成を示す図、図8は図7に示す2台の画像投影装置によるスクリーン上での投影範囲を示す図、図9は投影光軸の傾きを補正する幾何補正動作を説明するための図、図10は投影光軸の偏りを補正する幾何補正動作を説明するための図である。
本実施の形態は、図1に示した構成からなる2台の画像投影装置1A,1Bを用いて、一つのスクリーン7に画像を合成して投影するマルチプロジェクションシステムを示すものである。したがって、ここでは図1に示した画像投影装置1の構成要素と同一作用をなす一方の画像投影装置1Aの構成要素には同一符号にサフィックスAを付して示し、他方の画像投影装置1Bの構成要素には同一符号にサフィックスBを付して示して、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、画像投影装置1A,1Bにおいて、第1形状可変ミラー11A,11Bに、スクリーン形状の湾曲による画像歪を補正すると共に、隣接する画像投影装置1B,1Aによってスクリーン7に投影される画像の重なり部分を合致させるように画像歪を補正する形状を創生させることで表示画像の幾何補正を行い、第2形状可変ミラー12A,12Bに、対応する理想ピント面15A,15Bをスクリーン形状に合わせる形状を創生させることで表示画像のピント補正を行う。
例えば、本実施の形態のように2台の画像投影装置1A,1Bを有する場合には、一方の画像投影装置1Aについては、第1実施の形態と同様にして幾何補正およびピント補正を行い、他方の画像投影装置1Bについては、一方の画像投影装置1Aによってスクリーン7に投影される画像の重なり部分が合致するように、第1実施の形態と同様にして幾何補正およびピント補正を行う。
ここで、例えば、スクリーン7に対する一方の画像投影装置1Aの幾何補正およびピント補正後に、他方の画像投影装置1Bの投影光軸OBがスクリーン7に対して、図7の紙面内で傾きθおよび偏りδを有しており、そのために、図8に示すようにスクリーン7上での画像投影装置1Aによる投影範囲40A内の投影指標41Aと、画像投影装置1Bによる投影範囲40B内の投影指標41Bとがずれている場合には、それらが合致するように、画像投影装置1B側の第1形状可変ミラー11Bにより傾きθおよび偏りδを補正して幾何補正する。
すなわち、傾きθを補正する場合には、図9に示すように、第1形状可変ミラー11Bの所要の部位における下側電極27Bに所要の電圧を印加して、可変ミラー膜23Bの全体を傾き補正方向にθ/2傾けることにより、可変ミラー膜23Bで反射される投影光を傾き補正方向にθ傾ける。また、偏りδを補正する場合には、図10に示すように、第1形状可変ミラー11Bの所要の部位における下側電極27Bに所要の電圧を印加して、可変ミラー膜23Bの全体を偏り補正方向にδcosαだけシフトさせることにより、可変ミラー膜23Bで反射される投影光を偏り補正方向にδだけシフトさせる。なお、αは可変ミラー膜23Bへの投影光の入射角を表す。
このようにして傾きθおよび偏りδを補正すれば、図8においてスクリーン7上での画像投影装置1Aによる投影指標41Aと、画像投影装置1Bによる投影指標41Bとを光学的に幾何補正して合致させることができる。なお、図7において、紙面垂直方向における傾きおよび偏りについても、同様にして幾何補正することができる。
本実施の形態によれば、2台の画像投影装置1A,1Bによってステーション7上に投影される画像のピント補正を行うことができると共に、投影される画像の重なり部分を合致させるように光学的に幾何補正することができるので、マルチプロジェクションシステム全体を簡単かつ小型・安価にでき、観察画像の品質を向上することができる。
なお、本実施の形態では2台の画像投影装置を用いてマルチプロジェクションシステムを構成したが、3台以上の画像投影装置を用いてマルチプロジェクションシステムを構成することもできる。また、各画像投影装置は、光学特性可変光学手段として、第1実施の形態の変形例で説明したように、一つの形状可変ミラーを用いて少なくとも幾何補正を行うように構成することもできるし、第2実施の形態で示したように、一つの可変自由曲面レンズを用いて少なくとも幾何補正を行うように構成することもできる。
本発明の第1実施の形態に係る画像投影装置の概略構成を示す図である。 図1に示す第1形状可変ミラーの一例の構成を示す断面図である。 図2に示す可変ミラー膜の二つの例を示す平面図である。 図2に示す上側電極の二つの例を示す平面図である。 図2に示す下側電極の二つの例を示す背面図である。 本発明の第2実施の形態に係る画像投影装置の概略構成を示す図である。 本発明の第3実施の形態に係るマルチプロジェクションシステムの概略構成を示す図である。 図7に示した2台の画像投影装置によるスクリーン上での投影範囲を示す図である。 投影光軸の傾きを補正する幾何補正動作を説明するための図である。 投影光軸の偏りを補正する幾何補正動作を説明するための図である。
符号の説明
1,1A,1B 画像投影装置
2,2A,2B 画像表示素子
3,3A,3B 光源
4,4A,4B 表示素子側レンズ
5,5A,5B 絞り
6,6A,6B 投影レンズ
7 スクリーン
11,11A,11B 第1形状可変ミラー
12,12A,12B 第2形状可変ミラー
15,15A,15B 理想ピント面
21,21B 上側基板
22,22B 下側基板
23,23B 可変ミラー膜
24,24B 上側電極
25,25B 可変ミラー電極
26,26B 開口
27,27B 下側電極
31 画像投影装置
32 可変自由曲面レンズ
40A,40B 投影範囲
41A,41B 投影指標

Claims (7)

  1. 画像表示素子と、該画像表示素子に表示された画像をスクリーンに投影する投影光学系とを有する画像投影装置において、
    上記投影光学系に、少なくとも上記スクリーンに投影される画像を光学的に幾何補正する光学特性可変光学手段を設けたことを特徴とする画像投影装置。
  2. 上記光学特性可変光学手段は、上記スクリーンに投影される画像の幾何補正と、上記スクリーンの形状に対応する投影画像のピント補正とを行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 上記光学特性可変光学手段は、形状可変ミラーを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像投影装置。
  4. 上記光学特性可変光学手段は、可変自由曲面レンズを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像投影装置。
  5. 上記光学特性可変光学手段は、上記スクリーンに投影される画像の主に幾何補正を行う静電駆動方式の第1形状可変ミラーと、上記スクリーンの形状に対応する投影画像の主にピント補正を行う静電駆動方式の第2形状可変ミラーとを有することを特徴とする請求項2に記載の画像投影装置。
  6. 複数台の画像投影装置によりスクリーン上に画像を合成して投影するマルチプロジェクションシステムにおいて、
    上記複数台の画像投影装置の各々が、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像投影装置からなり、各画像投影装置の上記光学特性可変光学手段により、少なくとも隣接する画像投影装置により上記スクリーンに投影される画像の重なり部分を合致させるように幾何補正するよう構成したことを特徴とするマルチプロジェクションシステム。
  7. 上記スクリーンが、半球型ドーム、全天周型ドーム等のドーム状、アーチ状、円筒状等の湾曲した形状からなることを特徴とする請求項6に記載のマルチプロジェクションシステム。
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