JP2006172801A - グロースタータおよび照明器具 - Google Patents

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【課題】無鉛ガラスからなるステムを具備し、寿命期間に亘り一対の電極の接離が正常に行えるとともにパルス電圧の低下が抑制されるグロースタータおよびこのグロースタータが配設された照明器具を提供する。
【解決手段】グロースタータ1は、放電容器6、この放電容器6内に収納され少なくとも一方が熱応動性の可動電極8であってグロー放電に伴う発生熱により変位して接離する一対の電極7,8、一対の電極7,8を支持して放電容器6の一端部に封着された無鉛ガラスからなるステム9、ステム9の少なくとも一対の電極7,8間の表面に形成された絶縁体10および放電容器6内に封入された放電媒体を有してなるグロースタータ本体2を具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光ランプなどの放電ランプを始動させるグロースタータおよびこれを配設した照明器具に関する。
近年、環境保護の観点から、ランプに使用されるステム用ガラスやバルブ用ガラスに鉛を含まないガラスが使用されている。そして、グロースタータにおいても、放電容器が鉛を含まないガラスから形成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この従来技術のグロースタータは、放電容器の壁の一部に第1および第2の電極が設けられ、一方の電極にランタン層を形成するとともに、放電容器内の放電媒体のアルゴンおよびネオンの混合比を所定の範囲に設定することにより、放射性物質を含まずに、低い光レベルで長時間室内にあった後でも、寿命期間に亘りグロー放電の始動開始時間が非常に短くなるというものである。
特表2002−531929号公報(第6頁、第1図)
特許文献1のグロースタータは、グロー放電の放電電流が小さくなり、熱応動性の電極またはバイメタルが過度に熱せられずに変位しにくくなるという現象が発生することがあった。すなわち、一対の電極同士の接離が円滑に行われなくなることによって、放電ランプを始動させるパルス電圧が発生しにくくなるおそれがある。これは、鉛を含まないガラスは、鉛を含むガラスよりも絶縁性が低下することが知られているが、この絶縁性の低下によって何らかの異常が電極近傍に発生して始動のグロー放電時に一方の電極から飛び出した電子が他方の電極に侵入しにくくなり、無鉛ガラスからなるステムの方に電子が侵入してしまうことによるものと考えられる。
また、無鉛ガラスからなるステムは、鉛ガラスからなるステムよりも絶縁性が劣るので、前記パルス電圧の発生時、一対の電極間の放電空間から無鉛ガラスからなるステムにパルス電圧が抜けることが考えられる。この結果、放電ランプに印加するパルス電圧が低下して、放電ランプが始動しにくくなるおそれがある。
本発明は、無鉛ガラスからなるステムを具備し、寿命期間に亘り一対の電極の接離が正常に行えるとともにパルス電圧の低下が抑制されるグロースタータおよびこのグロースタータが配設された照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載のグロースタータの発明は、放電容器、この放電容器内に収納され少なくとも一方が熱応動性の可動電極であってグロー放電に伴う発生熱により変位して接離する一対の電極、一対の電極を支持して放電容器の一端部に封着された無鉛ガラスからなるステム、ステムの少なくとも一対の電極間の表面に形成された絶縁体および放電容器内に封入された放電媒体を有してなるグロースタータ本体と;一端部が閉塞され、他端部に一対の電極とそれぞれ接続されている一対の給電端子を有し、グロースタータ本体を収納している外囲器と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
一対の給電端子は、E形の口金に形成されてもよく、P形の接続ピン(口金ピン)に形成されてもよい。
絶縁体は、高抵抗値を有する絶縁被膜であってもよく、板状のものであってもよい。絶縁体の抵抗値は、鉛ガラスの抵抗値以上、例えば1.0×1010Ω以上が好ましい。絶縁体として、例えばマイカ(雲母)や絶縁性フリットスラリーなどを用いることができる。
本発明によれば、始動時、一対の電極の一方から飛び出した電子は、絶縁体により、無鉛ガラスからなるステムに侵入することが阻止される。これにより、使用の経過に伴って電極の表面に不純物が付着しても、グロー放電の放電電流は、一対の電極間に放電し、この放電電流の減少が抑制される。また、一対の電極の接離に応じて発生するパルス電圧は、絶縁体により、一対の電極間の放電空間から無鉛ガラスからなるステムに抜けることが抑制される。これにより、当該パルス電圧は、電圧値が低下することなく放電ランプに印加される。すなわち、寿命期間に亘り、熱応動性の可動電極が正常に熱せられて、一対の電極の接離が正常に行われるとともに、放電ランプを始動するパルス電圧の低下が抑制される。
請求項2に記載の照明器具の発明は、請求項1記載のグロースタータと;グロースタータが配設されている照明器具本体と;照明器具本体に着脱可能に配設されている蛍光ランプと;照明器具本体に配設され、グロースタータの一対の電極の接離に応じてインダクタンス成分によりキック電圧を発生させて蛍光ランプを始動させるとともに蛍光ランプに供給する電流を制限する安定器を有する点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、照明器具は、請求項1記載のグロースタータを配設しているので、グロースタータの寿命期間に亘り、グロースタータの一対の電極の接離に応じて発生する安定器のインダクタンス成分によるキック電圧によって蛍光ランプが始動される。
請求項1の発明によれば、グロースタータは、一対の電極間の放電電流が無鉛ガラスからなるステムに流れないように、また、一対の電極の接離に応じて発生するパルス電圧が一対の電極間の放電空間から無鉛ガラスからなるステムに抜けないように、ステムの少なくとも一対の電極間の表面に絶縁体が形成されているので、寿命期間に亘って一対の電極の接離を正常に行うことができるとともにパルス電圧の低下を抑制することができる。そして、鉛を含んだガラスを使用しないので、環境に与える影響を防止することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1記載のグロースタータを具備するので、無鉛ガラスからなるステムを具備したグロースタータを配設する照明器具を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施形態を示し、図1はグロースタータの一部切り欠き正面図、図2は電極マウントを示し、図2(a)は一部正面図、図2(b)は上面図である。
図1において、グロースタータ1は、グロースタータ本体2および外囲器3を有してP形で構成されている。すなわち、グロースタータ1がP形の場合、外囲器3内に雑音防止用コンデンサ4を内蔵するとともに、口金5はP21形のピン口金となっている。
グロースタータ本体2は、透光性の放電容器6、一対の電極を構成する固定電極7および可動電極8、ステム9、絶縁体10、さらに放電容器6内に封入された放電媒体を有している。
放電容器6は、無鉛ガラスからなり、ガラスバルブ6a、ステム部6bおよび排気チップオフ部6cを備え、内部に放電空間6dが形成されている。ガラスバルブ6aは、図示しないが、予め一端に開口端、他端に相対的に細管の排気管が一体に形成されていたものである。ステム部6bは、後述するステムとしてのフレアステム9をガラスバルブ6aの開口端に封着してガラスバルブ6aと一体化されている。排気チップオフ部6cは、ガラスバルブ6aの他端に形成された排気管をチップオフした際に形成されたものである。
固定電極7および可動電極8は、予め電極マウント11として組み立てられ、これをガラスバルブ6aの開口端(一端部)に封着することによって放電容器6内の所定の位置に気密に支持されている。すなわち、電極マウント11は、フレアステム9、固定電極7、可動電極8および外部導入線12a,12bを所定の位置関係に組み立てて構成されている。そして、フレアステム9のフレアの部分をガラスバルブ6aの開口端(一端部)に封着することにより、放電容器6が形成されるとともに、一対の電極である固定電極7および可動電極8を放電容器6内に収納(封装)している。こうして、フレアステム9は、一対の電極である固定電極7および可動電極8を支持して放電容器6の一端部に封着されている。そして、フレアステム9は、放電容器6と同様、無鉛ガラスからなっている。無鉛ガラスは、例えば表1に示すサンプル1またはサンプル2のものが用いられている。
Figure 2006172801
固定電極7は、棒状金属7aからなり、基端がフレアステム9に封着され、外部導入線12aに接続している。可動電極8は、棒状金属8aおよびバイメタル13からなっている。棒状金属8aは、固定電極7の棒状金属7aより長く、その基端がフレアステム9の固定電極7に離間対向する位置に封着され、外部導入線12bに接続されている。また、バイメタル13は、略く字状に屈曲され、上側の端部13aが棒状金属8aの上部に溶接され、冷却状態においては下側の端部13bが棒状金属8aに当接して係止している。可動電極8は、バイメタル13により熱応動性の可動電極を構成している。そして、可動電極8は、固定電極7および可動電極8間のグロー放電に伴う発生熱により変位して固定電極8に接離する。
なお、固定電極7に対しても、可動電極8と同様にバイメタル13を備え、一対の電極は、両方とも可動電極からなっていてもよい。すなわち、一対の電極は、少なくとも一方がバイメタル13を備えていればよい。
そして、絶縁体10は、例えば硬質マイカ(KAl(SiAl)O10(OH))からなり、フレアステム9の頂部9aの表面において、少なくとも固定電極7および可動電極8間に位置するように形成されている。すなわち、絶縁体10は、図2(b)に示すように、長方形の板状であって固定電極7および可動電極8を結ぶ方向の両端部側10a,10bに一対のU字状の切り欠き14,14が形成されている。そして、切り欠き14,14の円弧状部14a,14aにそれぞれ固定電極7および可動電極8が位置している。すなわち、絶縁体10は、切り欠き14,14に固定電極7および可動電極8を嵌め込むようにして、フレアステム9の頂部9aの表面に配設されている。
絶縁体10をフレアステム9の頂部9aの表面に配設するには、図2(a)において、まず、一端側10aを下方、他端側10bを上方にして固定電極7および可動電極8間に挿入する。そして、絶縁体10の一端側10aがバイメタル13の端部13bよりも下方に位置するときに、一端側10aの切り欠き14に可動電極8の棒状金属8aの基端が挿通されるようにした後、他端側10bの切り欠き14に固定電極7の棒状金属7aの基端が挿通されるようにする。そして、絶縁体10をフレアステム9の頂部9a側に押し込む。これにより、絶縁体10は、切り欠き14,14の円弧状部14a,14aにそれぞれ固定電極7および可動電極8が位置し、固定電極7および可動電極8によって挟持されてフレアステム9の頂部9aに配設される。固定電極7および可動電極8による挟持は、強固であるので、絶縁体10は、グロースタータ1の配設方向によらず、フレアステム9の頂部9aの表面から外れないものである。
そして、絶縁体10の抵抗値は、1.0〜4.0×1010(Ω)であった。当該抵抗値は、一例の鉛ガラスの抵抗値1.2〜1.4×1010(Ω)と略同等またはそれ以上である。ちなみに、表1に示すサンプル1またはサンプル2の無鉛ガラスの抵抗値は、5.2〜8.6×10(Ω)であった。
そして、放電媒体には、アルゴンが用いられ放電容器6の内部に封入されている。このようにして、グロースタータ本体2が形成されている。
図1において、外囲器3は、ケース15および絶縁基板16により構成されている。ケース15は、例えば酸化チタン微粒子を適量添加して適度の光拡散性にしたポリカーボネート樹脂を有底筒状に成形したものである。すなわち、ケース15は、一端部(頭部)15Aが閉塞され、他端部15Bに開口を有し、グロースタータ本体2を収納している。そして、一端部(頭部)15Aの周縁に摘み用のローレット部17が形成されている。なお、ケース15は、アルミニウムなどの金属から形成されてもよい。
絶縁基板16は、ケース15の開口端に嵌合されて、接着材によりケース15の内壁に固着されている。そして、この絶縁基板16に、口金5が配設されている。
口金5は、絶縁基板16に所定間隔でカシメ付けられた一対の給電端子としての一対の口金ピン18,18により構成されている。一対の口金ピン18,18は、ケース15の外部へ突出した係止突部18a,18aと、ケース15の内部へ突出する接続部18b,18bを一体的に備えている。そして、口金ピン18,18は、外部導入線12a,12bによりグロースタータ本体2の固定電極7および可動電極8とそれぞれ接続されている。
そして、雑音防止用コンデンサ4は、セラミックスコンデンサからなり、そのリード線19,19および一対の口金ピン18,18の接続部18b,18bを介して固定電極7および可動電極8に対して並列接続されている。
次に、本発明の第1の実施形態の作用について述べる。
グロースタータ1の一対の口金ピン18,18間に所定の交流電圧(例えば200V)が供給されると、この交流電圧は、外部導入線12a,12bを介して固定電極7および可動電極8の間に印加される。
そして、固定電極7または可動電極8の一方の電極から飛び出した電子は、他方の電極に到達して侵入する。そして、以下のように推定される。すなわち、固定電極7または可動電極8のそれぞれの基端から飛び出した電子は、無鉛ガラスからなり鉛ガラスよりも絶縁性の低いフレアステム9の頂部9aの表面に侵入しようとするが、当該頂部9aの表面には絶縁体10が配設されているので、当該頂部9aの表面に侵入することが阻止される。
そして、グロースタータ1が動作(使用)されるにしたがい、固定電極7および可動電極8のそれぞれの表面に放電容器6内の不純物が付着するようになる。固定電極7または可動電極8に不純物が付着するにしたがい、当該一方の電極から飛び出した電子は、他方の電極に侵入しにくくなり、無鉛ガラスからなる抵抗値の低いフレアステム9に侵入しようとする。
しかし、フレアステム9の頂部9aの表面には絶縁体10が配設されているので、前記電子は、頂部9aの表面からフレアステム9内に侵入することが阻止される。これにより、一方の電極から飛び出した電子は、他方の電極に侵入しにくくなっても、他方の電極に侵入するようになる。この結果、不純物の付着による固定電極7および可動電極8からの電子の飛び出しが減少する分、放電電流は減少するももの、グロースタータ1の寿命期間に亘って固定電極7および可動電極8間に安定的なグロー放電が形成される。
そして、グロー放電が発生すると、グロー放電に伴う熱が発生する。この発生熱は、固定電極7および可動電極8と共に、バイメタル13を熱する。バイメタル13は、熱せられるにしたがい、棒状金属8aに当接して係止している下側の端部13bが棒状金属8aから離れるようになる。すなわち、バイメタル13は、熱せられるにしたがい変位して、略く字状の屈曲部が固定電極7に接触するようになる。
バイメタル13が固定電極7に接触すると、固定電極7および可動電極8は同電位となるので、固定電極7および可動電極8の間にグロー放電が発生しなくなり、グロー放電に伴う熱が発生しなくなる。すると、バイメタル13は、自然冷却されるようになり、略く字状の屈曲部が固定電極7から離れて、当初の冷却状態に復帰していく。
そして、バイメタル13が固定電極7から離れたときに、安定器のインダクタンス成分によりパルス電圧としてのキック電圧(例えば、約1KV)が発生する。このとき、フレアステム9の頂部9aの表面には絶縁体10が配設されているので、当該パルス電圧は、固定電極7および可動電極8の放電空間6dからフレアステム9内に抜けることが抑制される。したがって、前記パルス電圧は、電圧値が低下することなく蛍光ランプなどの放電ランプの電極間に印加され、放電ランプを始動させる。放電ランプが始動すると、固定電極7および可動電極8の間に所定の交流電圧が印加されなくなり、グロー放電が発生しなくなる。
上述したように、グロースタータ1は、フレアステム9の少なくとも固定電極7および可動電極8間の表面に、鉛ガラスの抵抗値と略同等またはそれ以上の抵抗値を有する絶縁体10を配設することにより、固定電極7および可動電極8のそれぞれの表面に放電容器6内の不純物が付着しても、固定電極7および可動電極8間の放電電流が無鉛ガラスからなり鉛ガラスよりも抵抗値の低いフレアステム9側に流れないように構成している。また、同じく固定電極7および可動電極8間の接離に応じて発生するパルス電圧が固定電極7および可動電極8間の放電空間6dからフレアステム9に抜けないように構成している。したがって、寿命期間に亘り固定電極7および可動電極8間に安定的なグロー放電が発生して、固定電極7および可動電極8の接離が正常に行えるとともに、パルス電圧の低下が抑制される。
そして、グロースタータ1は、放電容器6およびステムとしてのフレアステム9が無鉛ガラスにより形成されているので、鉛による環境汚染を防止する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態を示す電極マウントであり、図3(a)は一部正面図、図3(b)は上面図である。なお、図2と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図3に示す電極マウント20は、図1または図2に示す電極マウント11において、フレアステム9の頂部9aの表面に絶縁体10に代えて絶縁体としての絶縁被膜21が形成されたものである。絶縁被膜21は、例えばアルミナ(Al)やシリカ(SiO)のアルコキシドあるいは絶縁性フリットスラリーを塗布して形成されている。
絶縁被膜21は、図2(b)に示すように、固定電極7および可動電極8をそれぞれ包囲して、固定電極7および可動電極8間のフレアステム9の表面に形成され、さらに、図2(a)に示すように、フレアステム9の頂部9aの両側面9bの一部に形成されている。絶縁被膜21の抵抗値は、図1または図2に示す絶縁体10と同様、1.0〜4.0×1010(Ω)であった。
そして、絶縁被膜21は、固定電極7および可動電極8から飛び出した電子が無鉛ガラスからなるフレアステム9に侵入することを阻止していると推定される。また、固定電極7および可動電極8間の接離に応じて発生するパルス電圧が固定電極7および可動電極8間の放電空間6dから無鉛ガラスからなるフレアステム9に抜けることを抑制していると推定される。これにより、グロースタータ1の寿命期間に亘り固定電極7および可動電極8間に安定的なグロー放電が発生して、固定電極7および可動電極8の接離が正常に行えるとともに、放電ランプを始動させるパルス電圧の低下が抑制される。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態を示す照明器具の一部断面正面図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図4に示す照明器具22は、蛍光ランプ23,24を搭載しているペンダントである。そして、グロースタータ1,1および蛍光ランプ23,24は、照明器具本体25に着脱可能に配設されている。
照明器具本体25は、シャーシ26、セード27、蛍光ランプ23,24、ランプホルダー28,28、常夜灯29、点灯装置30、切換スイッチ31、ペンダントコード32、コードホルダー33および引掛けシーリングキャップ34などを備えている。
シャーシ26は、内部に、点灯装置30、切換スイッチ31を収納し、側面周縁にランプホルダー28,28を固定し、上面でセード27を支持している。蛍光ランプ23,24は、ランプホルダー28,28を介してシャーシ26に支持されている。常夜灯29は、シャーシ26の下面から露出している。
そして、ペンダントコード32は、シャーシ26の上面からコードホルダー33を介して導出されている。コードホルダー33は、ペンダントコード32の長さを調節可能にしている。引掛けシーリングキャップ34は、ペンダントコード32の先端に接続していて、部屋の天井に設けられている引掛けシーリングボディに電気的に接続するとともに、機械的に支持されることによって、照明器具本体25を天井から垂下する。
グロースタータ1,1は、シャーシ26の内部に装着され、一端部(頭部)15Aをシャーシ26から外部に露出している。そして、点灯装置30は、図示しない安定器を備えている。この安定器は、グロースタータ1,1の固定電極7および可動電極8の接離に応じてインダクタンス成分によりパルス電圧としてのキック電圧(例えば、約1KV)を発生させ、蛍光ランプ23,24を個別に始動させるとともに、蛍光ランプ23,24に供給する電流を制限する。
グロースタータ1,1は、放電容器6およびステムとしてのフレアステム9が無鉛ガラスにより形成されている。したがって、照明器具22は、鉛による環境汚染を防止する。
本発明の第1の実施形態を示すグロースタータの一部切り欠き正面図。 同じく、電極マウントを示し、(a)は一部正面図、(b)は上面図。 本発明の第2の実施形態を示す電極マウントであり、(a)は一部正面図、(b)は上面図。 本発明の第3の実施形態を示す照明器具の一部断面正面図。
符号の説明
1…グロースタータ
2…グロースタータ本体
3…外囲器
22…照明器具
23,24…蛍光ランプ
25…照明器具本体
30…点灯装置

Claims (2)

  1. 放電容器、この放電容器内に収納され少なくとも一方が熱応動性の可動電極であってグロー放電に伴う発生熱により変位して接離する一対の電極、一対の電極を支持して放電容器の一端部に封着された無鉛ガラスからなるステム、ステムの少なくとも一対の電極間の表面に形成された絶縁体および放電容器内に封入された放電媒体を有してなるグロースタータ本体と;
    一端部が閉塞され、他端部に一対の電極とそれぞれ接続されている一対の給電端子を有し、グロースタータ本体を収納している外囲器と;
    を具備していることを特徴とするグロースタータ。
  2. 請求項1記載のグロースタータと;
    グロースタータが配設されている照明器具本体と;
    照明器具本体に着脱可能に配設されている蛍光ランプと;
    照明器具本体に配設され、グロースタータの一対の電極の接離に応じてインダクタンス成分によりキック電圧を発生させて蛍光ランプを始動させるとともに蛍光ランプに供給する電流を制限する安定器を有する点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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