JP2006172767A - カードコネクタ - Google Patents

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勝英 樋口
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Abstract

【課題】 厚さや幅等の大小の大きさの異なる複数種類のカードを同一のカードコネクタに挿入して使用する際に、誤って複数のカードを同時に挿入することを防止し、1種類のカードのみが使用されるようにする。
【解決手段】 挿入される第1カードと電気的に接触する第1コンタクトと、挿入される第2カードと電気的に接触する第2コンタクトと、前記第1コンタクトおよび第2コンタクトが配設されるコネクタ本体と、前記コネクタ本体に組み合せられるカバー部材と、前記コネクタ本体とカバー部材によって形成されるコネクタハウジングを二分して2つのスロットを形成する仕切り部材と、を備え、前記コネクタ本体に、挿入されるカードのいずれか一方のスロットへの挿入を阻止する切換部材を有する切換機構が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、ゲーム機、ノートパソコン、携帯型オーディオ、テレビ、ビデオ、デジタルカメラ等や情報端末機器、電子楽器等の電子機器のカードコネクタに係わるもので、特に、複数種類のカードを使用できるように上下に分けられたスロットを有するカードコネクタに関するものである。
近年、デジタル家電産業の興隆に伴い、携帯電話機、テレビ、ビデオ、パソコン、デジタルカメラ等の電子機器において、CPUやメモリ用素子などのIC部品が組込まれたICカードが各種開発されている。
このICカードを電子機器に電気的に接続するためには、カードコネクタを一般に用いる。ところで、デジタル家電産業の日進月歩の開発により、このようなカードコネクタは、異なる複数種類のカードを使用可能にすることが需要者から望まれ、コネクタメーカーでは複数種類のICカードを使用できるカードコネクタを開発している。
複数のカードを同時使用するためにはカードコネクタ側に認識スイッチを設け、認識スイッチの信号を電子機器に設けられた電子回路が認識することにより可能となる(特許文献1参照)ことは公知である。
特開2001−313107号公報
しかし、使用される電子機器により複数のカードを同時に使用しない場合、例えば、2種類のカードが使用できる電子機器では、1種類ずつカードをカードコネクタに挿入し使用されるために、カードコネクタ側の認識スイッチ、電子機器側の電子回路等は通常設けられない。
したがって、ユーザーが誤って同時に複数種類のカードを挿入すると、電子機器が挿入された複数種類のカードを認識することができず、故障の原因となる恐れがある。
以上の問題点を考慮し、本発明は、誤って複数のカードを同時に挿入することを防止し、1種類のカードのみが使用されるようにしたカードコネクタを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明のカードコネクタは、複数のコンタクトが配設されたコネクタ本体と、このコネクタ本体と組み合わせるカバー部材と、前記コネクタ本体とこのカバー部材とにより構成されたコネクタハウジングとを備え、前記コネクタ本体には、仕切り部材により複数のスロットが構成され、且つ前記コネクタ本体には、前記複数のスロットの内、一個を開口し、他のスロットを閉口する切換部材を備えた切換機構が配設されていることを特徴とする。
本発明のカードコネクタは、複数のカードがそれぞれ挿入されるスロットに対応して、予めカードの選択が可能な切換部材を有する切換機構が設けられている。したがって、本発明では、いずれかのスロットにカードが挿入されている時に、空きスロットに別のカードを挿入することができない等の効果がある。
本発明のカードコネクタは、コネクタ本体とカバー部材とを組合せて形成されるコネクタハウジングを仕切り部材によって二分して形成された2つのスロットと、コネクタ本体に配置された複数のコンタクトを備え、カード挿入口の一方の端に、複数のカードがそれぞれ挿入されるスロットへの挿入を切換える切換部材を有する切換機構が設けられていることを基本的な構成としている。
本発明のその他の目的や特徴および利点は、添付図面に示される本発明の実施形態についての以下の詳細な説明から明らかである。
図1乃至図11は、本発明のカードコネクタの一実施例における構成を示す図で、図1は、本発明のカードコネクタをカード挿入口側から見た全体の斜視図、図2は、図1の本発明のカードコネクタの平面図で、図3は、本発明のカードコネクタをカード挿入口側から見た端面図、図4は、図2のIV―IV線に沿った断面図で、図5は、図1の本発明のカードコネクタを、カバー部材を取外して示す平面図、図6は、図1の本発明のカードコネクタを、カバー部材を取外して示す斜視図で、図7は、図6のカードコネクタを、仕切り部材を取外して示す平面図、図8は、図7のカードコネクタの斜視図で、図9は、切換機構を、切換部材を取外して示す斜視図、図10は、切換部材の斜視図で、図11は、その平面図である。
なお、本発明のカードコネクタは、例えば、第1のカードとしてのメモリスティック(商品名)と、第2のカードとしてのSDカード(商品名)とを共通して使用することができるものである。また、本発明において使用されるこれらメモリスティックとSDカードとを、以下に、単に、それぞれ「第1カード」と「第2カード」と言うものとする。「第1カード」のメモリスティックは、外形寸法長さが長いカードで、「第2カード」のSDカードは、外形寸法長さが短いカードであり、これら第1カードと第2カードのメモリスティックとSDカードは、共に外形寸法幅がほぼ同じ幅で、かつほぼ同じ厚さのカードである。勿論、「第1カード」および「第2カード」は、メモリスティックおよびSDカードに限定されるものではなく、他のメモリカードを適宜に使用できるものである。
図1乃至図4に示されるように、本発明のカードコネクタ1は、一端にカード挿入口14を有するコネクタ本体2と、このコネクタ本体2に組み合わされるカバー部材3と、このコネクタ本体2とカバー部材3によって形成されるコネクタハウジングを二分して2つのスロットを形成する仕切り部材4と、このコネクタ本体2に配置された複数個の第1のコンタクト5および第2のコンタクト6とから基本構成されている。本発明の特徴部分は、カード挿入口14の一方の端に、第1のカードと第2のカードとがそれぞれ挿入されるスロットへの挿入を切換える切換部材を有する切換機構7が設けられていることである。
なお、カードコネクタの実施例には、第1カード用イジェクト機構8と第2カード用イジェクト機構9と、カード飛出し防止機構10が設けられているが、これはなくても発明を構成することは言うまでもない。
次に、各構成について詳述する。
このような構成の本発明のカードコネクタ1は、コネクタ本体2とカバー部材3とを組み合わせて、偏平な薄い形状のケーシングとしてのコネクタハウジングが形成されている。このコネクタハウジングは、一端が開口していてカード挿入口14が設けられており、例えば、第1カードAと第2カードBとを挿入するための、第1スロットとしての上部スロット11と、第2スロットとしての下部スロット12とが、板状に形成された仕切り部材である中間の仕切り部材4によって仕切られて区画されている。従って、この仕切り部材4によって仕切られた上部スロット11に、例えば第1カードAが挿入され、下部スロット12に第2カードBが挿入されるように構成されている。
このような本発明のカードコネクタ1は、例えば情報端末機器等に装着して用いられるように構成されている。
本発明のカードコネクタ1において、コネクタ本体2は、ほぼ方形の板状を成したベース部20と、ベース部20の両側に設けられた側壁21、22と、一方の端部に端壁23とを有している。従って、コネクタ本体2のベース部20は、これら側壁21、22と端壁23とによって三方が囲まれ、ベース部20の後方部分には、一段高くなった段付き部24が設けられており、この段付き部24に第1カードAと電気的に接触する第1コンタクト5が並列して複数個が設けられている。
また、ベース部20の前方部分には、第2カードBと電気的に接触する第2コンタクト6が第1コンタクト5よりも低い位置に並列して複数個が設けられている。
さらに、コネクタ本体2のカード挿入口14側の一方の端の側壁21の前端部分には、切換機構7の切換部材13が収納されて装着されるように、切換部材13のための収納部15が設けられている。
切換機構7の切換部材13は、図10および図11に明示されるように、ほぼT字形を成しており、コネクタ本体2に枢支される枢軸部16と、この枢軸部16に対してほぼ直角な方向に延出する枢動レバー部17と、枢動レバー部17のほぼ中程に横方向内方に突出するアーム部18とを有している。このような切換部材13は、カードの挿入時に、いずれか一方のスロット11、12内にアーム部18が位置されて、カードの挿入を阻止するように枢動レバー部17が上下方向に操作されるようになっている。また、このような切換部材13は、ほぼT字形を成している。この切換機構13では、横方向に延出する部分が枢軸部16を構成し、この枢軸部16のほぼ中央からほぼ直角に延びる中央長手方向の部分が枢動レバー部17を構成している。この枢動レバー部17のほぼ中程には、横方向内方に向って延びるアーム部18が設けられている。さらに、切換部材13は、枢動レバー部17の前端部側の両側壁に、部分曲面状に突出するラッチ部19が設けられている。このラッチ部19により、枢動レバー部17を上下いずれかの位置に、停止した状態に保持できる。
このような切換部材13が配置されるコネクタ本体2の収納部15は、図9に明示されるように、ほぼT字形の空所から構成されている。詳述するならば、収納部15は、横方向の空所部分からなる枢支部31と、この枢支部31のほぼ中央から長手方向にほぼ直角に延びる空所部分からなる作動部32と、この長手方向の作動部32のほぼ中間から横方向内方にほぼ直角に延びる切換作用部33とから構成されている。さらに、この収納部15において、外側壁部と内側壁部には、切換部材13の枢軸部16の両端部が枢動可能に嵌め込まれる円形状の窪み部34が設けられており、軸受部を形成している。また、長手方向の作動部32の端部側の外側壁部21aと内側壁部21bとには、上下方向に間隔を置いて設けられたラッチ部19用の窪み部である凹み部35A、35Bが設けられている。このため、切換機構7の切換部材13がこの収納部15内に装着されて切換作動されるようになっている。すなわち、切換部材13の枢軸部16が枢支部31内に枢支され、枢動レバー部17が作動部32内に配置されている。切換部材13が枢軸部16を中心にして上下方向に枢動される際には、枢動レバー部17は作動部32内を上下方向に枢動されて、枢動レバー部17の側壁上の曲面状に突出したラッチ部19が上方位置または下方位置の所要される位置の凹み部35A、35Bにラッチ係合するために、枢動レバー部17を上方位置または下方位置に保持できる。
また、コネクタ本体2へのカバー部材3の取付けは次のようにする。カバー部材3の両側の折り曲げられた側壁3A、3Bと後方部分の端壁3Cとに形成された開口部30を、コネクタ本体2の側壁21、22と端壁23との外面に形成された断面ほぼ三角形状の突部29に対して、例えばスナップ止めのようにして嵌めることによってコネクタ本体2へのカバー部材3の取付けがなされる。
この仕切り部材4は、コネクタ本体2とカバー部材3とを組み合わせて成るコネクタハウジングの内部空間のほぼ中間に位置するように設けられている。例えば、金属板をプレス加工して仕切り部材4を作る。先ず、図3乃至図6に示されるように、仕切り部材4には、前方部分にカード挿入口14のための切欠き部40が設けられており、中程で下方にほぼ直角に折り曲げられたフランジ状の折曲部38が設けられている。この折曲部38には横方向に細長い複数個の開口部39(図3、図4)が設けられている。この開口部39にコネクタ本体2の段付き部24の前面側の突部25が嵌め込まれて係合される構造となる。また、仕切り部材4は、両側の側辺部分がコネクタ本体2の両側壁21、22の溝部44、45にそれぞれ差し込まれ、後端部の突出爪部43がコネクタ本体2の端壁23の対応する溝部46に差し込まれて係止されることによって取り付けられる。さらに、仕切り部材4には、第1イジェクト機構8のためのスライド用の細長い溝41が、コネクタ本体2の溝36と対応するように設けられていると共に、下方にほぼ直角に折り曲げて形成されたカード誤挿入防止用の折曲片42が設けられている。下部スロット12内に、第2カードBが正しく挿入されずに、裏差しのように誤って挿入される時に、このカード誤挿入防止用の折曲片42は、カードの挿入側の先端部がこの折曲片42に当たってカードの挿入を阻止し、カードの誤挿入を防止するように作用するものである。
さらに、本発明のカードコネクタ1において、第1カードを放出するための第1イジェクト機構8と第2カードとを放出するための第2イジェクト機構9とが側壁22側に沿って配設されている。これら第1、第2イジェクト機構8、9は、第1カードAと第2カードBとを放出するために用いるスライド可能なイジェクト部材51、53と、イジェクト部材51、53をそれぞれ押圧するばね部材52、54とを有している。
すなわち、第1カードAを放出するための第1イジェクト機構8は、イジェクト部材51と、このイジェクト部材51を押圧するように設けられたコイルスプリングのようなばね部材52とを有している。このイジェクト部材51は、仕切り部材4の上を側壁22に沿ってスライドする略L字形のカード受け部51を構成している。また、イジェクト部材51は、スライド可能に形成されている。これは、イジェクト部材51が、下面のガイド部材の一部が仕切り部材4の溝41を介してコネクタ本体2の溝36に沿って案内されると共に、ガイド部材の他の部分が仕切り部材4の溝に沿って案内されるからである。同様に、第2カードBを放出するための第2イジェクト機構9は、イジェクト部材53と、このイジェクト部材53を押圧するように設けられたコイルスプリングのようなばね部材54とを有している。このイジェクト部材53は、仕切り部材4の下を、かつベース部20上を側壁22に沿ってスライドする略L字形のカード受け部53を形成している。また、イジェクト部材53は、下方部分と一方の側面部分とがベース部20の窪み部37Aと側壁22の横方向の窪み部37Bとに沿って案内されるように形成されている。
さらに、本発明のカードコネクタ1において、コネクタ本体2のベース部20の後方の段付き部24上に配列される複数個の第1コンタクト5は、横方向に整列して設けられている。この複数個の第1のコンタクト5は、それぞれほぼ円弧状に彎曲された後方自由端部側の弾性接触部5aと、段付き部24の溝26内に押し込まれて嵌着された中間固定部5bと、後方側の端壁23の孔28を通って外方に延び、ほぼ直角に折り曲げられた端子部5cとを有する。
また、コネクタ本体2のベース部20の前方部分には、別の複数個の第2コンタクト6が横方向に整列して設けられている。この複数個の第2のコンタクト6は、自由端部側のほぼ円弧状に彎曲された内方側の弾性接触部6aと、ベース部20の前方部分の溝27内に差し込まれて嵌着された中間固定部6bと、ベース部20の前端壁23のところで、ほぼ直角にクランク形状に折り曲げられて外方を向いた端子部6cとを有する。
従って、これら第1コンタクト5と第2コンタクト6とは、共に中間固定部5b、6bにおいてベース部20の溝26、27にそれぞれ圧入される等して固着されて、しっかりと取り付けられる。すなわち、第1のコンタクト5と第2のコンタクト6とは、図示されるように、互いに弾性接触部5a、6aが向かい合うような状態に配置されるようになっている。これら第1コンタクト5と、第2コンタクト6とは、弾性接触部5a、6aの位置が異なる高さに位置されている。すなわち、第1コンタクト5は上方の高い位置に在って上部スロット11内に位置し、他方、第2コンタクト6は下方の低い位置に在るように配置されていて下部スロット12内に位置している。
さらに、コネクタ本体3のカード挿入口14側にある他方の端に位置する側壁22の前方部分には、カード飛出し防止機構10が設けられている。このカード飛出し防止機構10は、図示されるような形状に形成されたスライド部材48が、カード挿入口14に対して側壁22の前部に形成されたマウント部49に沿って横方向に移動可能に弾性附勢して設けられている。常時は、スライド部材48は、内方側に位置するように押圧されている。
このようなカード飛出し防止機構10では次のようにカードの飛び出しを防止する。まず、挿入される第1カードAと第2カードBとのいずれか一方の先端角部がスライド部材48の角部の傾斜面に当接する時に、スライド部材48が横外方に押される。次いで、第1カードAと第2カードBとのいずれか一方が完全に挿入された時に、スライド部材48が内蔵のばね部材(図示しない)によって内方に向って押されて移動する。その後、スライド部材48の内側の面が第1カードAと、第2カードBとのいずれか一方の端面に当接することによって、挿入された第1カードAと、第2カードBとのいずれか一方の飛出しを防止するように作用する。
このように構成された本発明のカードコネクタ1において、第1カードAとしてメモリスティック(商品名)と、第2カードBとしてSDカード(商品名)を例に上げて説明する。
本発明のカードコネクタ1において、第1カードAと第2カードBとの使用状態が図12乃至図17に示されている。図12は第1カードAが挿入された本発明のカードコネクタ1をカバー部材を取外して示す平面図で、図13は斜視図、図14は図12のXIV―XIV線に沿った縦断面部分図である。また、図15は第2カードBが挿入された本発明のカードコネクタ1をカバー部材を取外して示す同様な平面図で、図16は斜視図、図17は図15のXVII―XVII線に沿った縦断面部分図である。
図12乃至図14に示されるように、このような本発明のカードコネクタ1において、第1カードAが使用される場合には、切換機構7の切換部材13が切換作動されて、下部スロット12へのカードの挿入を阻止するように操作される。すなわち、切換部材13の枢動レバー部17が下方側に作動されて、アーム部18が下部スロット12側に位置されるようになる。従って、このような状態の時には、切換部材13のアーム部18によって下部スロット12へのカードの挿入が阻止されるようになる。こうして、カードを選定して第1カードAが上部スロット11に挿入される。この第1カードAの挿入においては、第1カードAの先端部がカード飛出し防止機構10のスライド部材48の面取りされた角部の傾斜面に当たり、スライド部材48を横方向外方に押圧し、第1カードAが上部スロット11内に挿入される。そして、この第1カードAの上部スロット11への挿入に際して、第1カードAの先端部が仕切り部材4上をスライドして上部スロット11内へと好適に挿入されるようになる。
これに続いて、さらに第1カードAを挿入すれば、第1カードAの先端部の角部が、ほぼL字形のイジェクト部材51のカード受け部51aに当接してイジェクト部材51を押すことになる。イジェクト部材51をさらに奥の方へとしっかりと押圧して、ばね部材52を圧縮し、第1カードAの先端部下面側のパッド部が第1コンタクト5の弾性接触部5aに電気的に接触されるようになる。
こうして、第1カードAが完全に挿入されると、カード飛出し防止機構10のスライド部材48が、内蔵のばね部材のばね力によって内方に移動されて第1カードAの後端部に当接して第1カードAの飛出しを防止するようになる。これによって、第1カードAのパッド部が、第1コンタクト5の弾性接触部5aと良好に電気的に接触された状態が維持されて第1カードAの継続的な使用が可能な状態となる。
この第1カードAがカードコネクタ1の上部スロット11内に挿入されている状態で、もしも、誤って別のカードを空いている下部スロット12に挿入するようにしても、カードの先端部が切換部材13のアーム18に当たってしまうために、カードを下部スロット12内に挿入することができなくなる。これによりカードの同時に2枚挿入することを防止することができる。
次に、上述のように、本発明のカードコネクタ1に装着された第1カードAを取り出すには、カード飛出し防止機構10のスライド部材48を外方に向って横方向に押せば、スライド部材48が第1カードAの後端部から外れて第1カードAが自由になるため、第1イジェクト機構8のばね部材52のばね力によってイジェクト部材51が押されてスライドする。これによって、第1カードAが押し出されて外方に向って放出されるようになり、第1カードAがカードコネクタ1から押し出されるため、押し出された第1カードAの端部を掴んで第1カードAをカードコネクタ1から完全に取り出すことができるようになる。
また、外形寸法長さが短いカードである第2カードBを使用する場合には、本発明のカードコネクタ1に対して、選定した第2カードBを挿入するために、切換機構7の切換部材13が操作される。すなわち、図15乃至図17に示されるように、切換部材13の枢動レバー部17が上方側に作動されて、アーム部18が上部スロット11側に位置されるようになる。従って、このような状態の時には、切換部材13のアーム部18によって上部スロット11へのカードの挿入が阻止されるようになる。こうして、カードを選定して第2カードBが下部スロット12に挿入される。この第2カードBの挿入においては、第2カードBの先端部がカード飛出し防止機構10のスライド部材48の面取りされた角部の傾斜面に当たり、スライド部材38を横方向外方に押圧し、第2カードBが下部スロット12内に挿入される。そして、この第2カードBの下部スロット12への挿入に際して、第2カードBの先端部が仕切り部材4の下をスライドして下部スロット12内へと好適に挿入されるようになる。
これに続いて、さらに第2カードBを挿入すれば、第2カードBの先端部の角部が、ほぼL字形のイジェクト部材53のカード受け部53aに当接してイジェクト部材53を押すようになり、イジェクト部材53をさらに奥の方へとしっかりと押圧して、ばね部材54を圧縮し、第2カードBの先端部下面側のパッド部が第2コンタクト6の弾性接触部6aに電気的に接触されるようになる。
こうして、第2カードBが完全に挿入されると、カード飛出し防止機構10のスライド部材48が、内蔵のばね部材のばね力によって内方に移動されて第2カードBの後端部に当接して第2カードBの飛出しを防止するようになる。これによって、第2カードBのパッド部が、第2コンタクト6の弾性接触部6aと良好に電気的に接触された状態が維持されて第2カードBの継続的な使用が可能な状態となる。
この第2カードBがカードコネクタ1の下部スロット12内に挿入されている状態で、もしも、誤って別のカードを空いている上部スロット11に挿入するようにしても、カードの先端部が切換部材13のアーム18に当たってしまうために、カードを上部スロット11内に挿入することができなく、カードの2枚挿入を良好に防止することができる。
このように本発明のカードコネクタ1に装着された第2カードBを取り出すには、上述した第1カードAの場合と同様に操作することによって、第2カードBを好適に取り出すことができる。
このように、本発明のカードコネクタにおいては、1つのカードコネクタによって、大きさの異なる大小の複数種類の、例えば、メモリスティックと、SDカード等を第1カード、第2カードとして、カード自体に何等の特別なことを施さずに、何等の支障も無く共通して使用することができ、かつ複数個のスロットへのカードの挿入を選択して行うことができる。また、本発明によれば、カードコネクタ自体を、偏平で薄形の形状のコネクタハウジングに、コネクタ本体とカバー部材とを組み合わせることによって製作することができ、低背化して薄形に製作することが可能であり、携帯電話機やゲーム機、ノートパソコンやディスク型パソコン、携帯型オーディオ、テレビ、ビデオ、デジタルカメラ、カラオケ用マイク等のような情報端末機器や各種の電子機器等に好適に使用することが可能である。
本発明のカードコネクタは、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、ゲーム機、ノートパソコン、ディスク型パソコン、携帯型オーディオ、テレビ、ビデオ、デジタルカメラ等や情報端末機器等の、電子機器に利用することが出来る。
本発明のカードコネクタをカード挿入口側から見た全体の斜視図である。 図1の本発明のカードコネクタの平面図である。 本発明のカードコネクタをカード挿入口側から見た端面図である。 図2のIV―IV線に沿った断面図である。 図1の本発明のカードコネクタを、カバー部材を取外して示す平面図である。 図5の本発明のカードコネクタを示す斜視図である。 図5のカードコネクタを、仕切り部材を取外して示す平面図である。 図7のカードコネクタの斜視図である。 本発明のカードコネクタの切換機構を、切換部材を取り外して示す斜視図である。 本発明のカードコネクタの切換機構の切換部材の斜視図である。 図10の切換部材の平面図である。 本発明のカードコネクタの上部スロットに第1のカードを挿入した時のカードコネクタを、カバー部材を取外して示す平面図である。 図12の本発明のカードコネクタを、カード挿入口側から見た斜視図である。 図12のXIV―XIV線に沿った断面部分図である。 本発明のカードコネクタの下部スロットに第2のカードを挿入した時のカードコネクタを、カバー部材を取外して示す平面図である。 図15の本発明のカードコネクタを、カード挿入口側から見た斜視図である。 図15のXVII―XVII線に沿った断面部分図である。
符号の説明
1 カードコネクタ
2 コネクタ本体
3 カバー部材
4 仕切り部材
5 第1コンタクト
6 第2コンタクト
7 切換機構
8 第1イジェクト機構
9 第2イジェクト機構
10 カード飛出し防止機構
11 上部スロット
12 下部スロット
13 切換部材
14 カード挿入口
15 収納部
16 枢軸部
17 枢動レバー部
18 アーム部
19 ラッチ部
20 ベース部
21、22 側壁
23 端壁
24 段付き部
25 突部
26、27 溝
28 孔
29 突部
30 開口部
31 枢支部
32 作動部
33 切換作用部
34 窪み部
35A、35B 凹み部
36 溝
37A、37B 窪み部
38 折曲部
39 開口部
40 切欠き部
41 溝
42 誤挿入防止用折曲片
43 突出爪部
44、45、46 溝部
48 スライド部材
49 マウント部
51、53 イジェクト部材
52、54 ばね部材
A 第1カード
B 第2カード

Claims (3)

  1. 複数のコンタクトが配設されたコネクタ本体と、
    このコネクタ本体と組み合わせるカバー部材と、
    前記コネクタ本体とこのカバー部材とにより構成されたコネクタハウジングとを備え、
    前記コネクタ本体には、仕切り部材により複数のスロットが構成され、
    且つ前記コネクタ本体には、前記複数のスロットの内、一個を開口し、他のスロットを閉口する切換部材を備えた切換機構が配設されていることを特徴とするカードコネクタ。
  2. 前記切換機構の切換部材は、前記コネクタ本体に枢支される枢軸部と、
    前記枢軸部に対してほぼ直角な方向に延出する枢動レバー部と、
    前記枢動レバー部より横方向に突出し、前記複数のスロットの内一個以外を閉口するためのアーム部とを備え、
    前記コネクタ本体に配設された収納部に配設されていることを特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
  3. 前記アーム部には、前記収納部の上下方向に間隔を置いて形成された窪み部と係合する前記枢動レバー部の両側壁に曲面状に突出した突出部が備えられていることを特徴とする請求項2記載のカードコネクタ
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