JP2006172186A - コンピュータ電源を遠隔操作するためのネットワークシステム、および、コンピュータ電源の遠隔操作を管理するための管理システム - Google Patents
コンピュータ電源を遠隔操作するためのネットワークシステム、および、コンピュータ電源の遠隔操作を管理するための管理システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 セキュリティを低下することなく広範囲のユーザがネットワーク経由でコンピュータの電源を遠隔操作できるネットワークシステムを提供する。
【解決手段】 ネットワークシステムは、表示部およびブラウザ部を備えたユーザ端末と、所定の信号を受け付けると電源をオンにするウェークアップ機能を有するコンピュータと、ユーザ端末およびコンピュータにネットワークを介して接続された管理システム8とを備える。管理システムは、ユーザの認証を行う認証部36と、ブラウザ部との間で情報を通信するための情報通信手段40であって、認証部による認証が終わると、ユーザ端末の表示部に電源オン要求を受け付け可能であることを表す情報を表示するようブラウザ部に所定のデータを送信するものと、ブラウザ部から電源オン要求を表す信号を情報通信手段が受信すると、電源オン指令信号を作成しコンピュータに送信する電源オン指令信号送信部46とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】 ネットワークシステムは、表示部およびブラウザ部を備えたユーザ端末と、所定の信号を受け付けると電源をオンにするウェークアップ機能を有するコンピュータと、ユーザ端末およびコンピュータにネットワークを介して接続された管理システム8とを備える。管理システムは、ユーザの認証を行う認証部36と、ブラウザ部との間で情報を通信するための情報通信手段40であって、認証部による認証が終わると、ユーザ端末の表示部に電源オン要求を受け付け可能であることを表す情報を表示するようブラウザ部に所定のデータを送信するものと、ブラウザ部から電源オン要求を表す信号を情報通信手段が受信すると、電源オン指令信号を作成しコンピュータに送信する電源オン指令信号送信部46とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明はコンピュータの電源を遠隔操作する技術に関する。
現在、コンピュータの電源を該コンピュータにネットワークを介して接続された別のコンピュータ(ユーザ端末)を用いてオン・オフすることのできる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。ユーザ端末から遠隔地にある所望のコンピュータ(接続コンピュータ)を上記技術を利用して立ち上げ、リモート接続サービス(例えば、Microsoft社のWindows(登録商標)XPのリモートデスクトップサービス)を利用して接続コンピュータにインストールされたアプリケーションをユーザ端末側で使用可能にするネットワークシステムが提案されている。
ユーザ端末には、アクセス権限のある各接続コンピュータ(例えば、接続コンピュータとして大学のコンピュータ、ユーザとして大学職員)のMAC(Media Access Control)アドレスおよびIP(Internet Protocol)アドレスが記憶される。ユーザ端末は、所望の接続コンピュータのMACアドレスを含み電源をオンするための電源オンパケットを送信する。接続コンピュータには、電源オンパケットを受信すると電源をオンにするためのウェークアッププログラムが搭載されている。送信先コンピュータが起動されると、ユーザは、リモート接続サービスを利用してユーザ端末側で接続コンピュータにインストールされた各種アプリケーション(例えばCAD)などを利用することになるが、接続コンピュータは電源オンパケットを受け取ると自動的に起動するため、ユーザは信頼度の高い人に限られている。
近年、大学内のコンピュータを自宅などから大学生がアクセスできるようにするなどの目的で、登録させた広範囲のユーザにより接続コンピュータをネットワークを介してアクセスさせアプリケーションを利用できるようにする要望が高まっている。
特開2003−195989号公報
しかしながら、上記ネットワークシステム構成では、電源オンパケットとしてブロードキャストパケットを使用しているため、ユーザ端末がインターネットなどの広域ネットワーク側にあると、ルータでブロードキャストパケットをブロックするために、電源オンパケットは受信側の接続コンピュータに届かない。
一方、ユーザが使用する端末がローカルエリアネットワーク内(例えば大学構内)にあっても、ユーザが多数(N)でありアクセス対象の接続コンピュータが多数(M)の場合、ユーザ端末と接続コンピュータとの間のネットワーク上のファイアウォールで許可すべきルールは、N×M個となりシステムのセキュリティの低下を引き起こす。
そこで、本発明は、セキュリティを低下することなく、広範囲のユーザがネットワーク経由で接続先のサーバの電源を遠隔操作できるようにするネットワークシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るネットワークシステムは、
入力部、表示部および受信したデータを表示部に表示させるブラウザ部を備えたユーザ端末と、
所定の信号を受け付けると電源をオンにするウェークアップ機能を有する接続コンピュータと、
ユーザ端末および接続コンピュータにネットワークを介して接続され、接続コンピュータの電源のユーザ端末による遠隔操作を管理するための管理システムと、
を備えたネットワークシステムにおいて、
管理システムは、
ユーザの認証を行う認証部と、
ブラウザ部との間で情報を通信するための情報通信手段であって、認証部による認証が終わると、ユーザ端末の表示部に入力部を介した電源オン要求を受け付け可能であることを表す情報を表示するようブラウザ部に所定のデータを送信するものと、
ブラウザ部から電源オン要求を表す信号を情報通信手段が受信すると、電源オン指令信号を作成し接続コンピュータに送信する電源オン指令信号送信部と、
を備えることを特徴とする。
入力部、表示部および受信したデータを表示部に表示させるブラウザ部を備えたユーザ端末と、
所定の信号を受け付けると電源をオンにするウェークアップ機能を有する接続コンピュータと、
ユーザ端末および接続コンピュータにネットワークを介して接続され、接続コンピュータの電源のユーザ端末による遠隔操作を管理するための管理システムと、
を備えたネットワークシステムにおいて、
管理システムは、
ユーザの認証を行う認証部と、
ブラウザ部との間で情報を通信するための情報通信手段であって、認証部による認証が終わると、ユーザ端末の表示部に入力部を介した電源オン要求を受け付け可能であることを表す情報を表示するようブラウザ部に所定のデータを送信するものと、
ブラウザ部から電源オン要求を表す信号を情報通信手段が受信すると、電源オン指令信号を作成し接続コンピュータに送信する電源オン指令信号送信部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、管理システムは、認証の終了後、ユーザ端末から電源オン要求信号を受け付けた場合に初めて接続コンピュータに電源オン指令信号を送信するように構成されている。したがって、ユーザが多数でありアクセス対象の接続コンピュータが多数であっても、ユーザ端末と接続コンピュータとの間のネットワーク上のファイアウォールで許可すべきルールを従来に比べて減らすことができ、その結果、セキュリティを高めることができる。また、管理サーバから接続コンピュータに対してブロードキャストパケットを送信することになるため、広域側に位置するユーザ端末を利用でき、その結果、広範囲のユーザに接続コンピュータの利用を許可することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係るネットワークシステムの実施の形態1を示す。このネットワークシステム2は、ユーザが使用する一つまたはそれ以上のコンピュータ(ユーザ端末)4(4―1〜4−N:Nは1以上の整数)と、ユーザが接続を希望する対象の一つまたはそれ以上のコンピュータ(接続コンピュータ)6(6―1〜6−M:Mは1以上の整数)とを備え、(夜間などでオフ状態にあった)接続コンピュータの電源をネットワークを介してオンさせた後、該接続コンピュータにインストールされたアプリケーションをユーザ端末で利用できるようにするためのものである。システム2は、後述する所定の処理を実行するプログラムを備え広域ネットワーク(例えばインターネット)を介して各ユーザ端末4に接続された管理サーバ8を備える。管理サーバ8はまた、ローカルエリアネットワークを介して各接サーバ6に接続されている。管理サーバ8は、接続コンピュータ6の電源のユーザ端末4による遠隔操作を管理するためのサーバである。
図1は、本発明に係るネットワークシステムの実施の形態1を示す。このネットワークシステム2は、ユーザが使用する一つまたはそれ以上のコンピュータ(ユーザ端末)4(4―1〜4−N:Nは1以上の整数)と、ユーザが接続を希望する対象の一つまたはそれ以上のコンピュータ(接続コンピュータ)6(6―1〜6−M:Mは1以上の整数)とを備え、(夜間などでオフ状態にあった)接続コンピュータの電源をネットワークを介してオンさせた後、該接続コンピュータにインストールされたアプリケーションをユーザ端末で利用できるようにするためのものである。システム2は、後述する所定の処理を実行するプログラムを備え広域ネットワーク(例えばインターネット)を介して各ユーザ端末4に接続された管理サーバ8を備える。管理サーバ8はまた、ローカルエリアネットワークを介して各接サーバ6に接続されている。管理サーバ8は、接続コンピュータ6の電源のユーザ端末4による遠隔操作を管理するためのサーバである。
図2を参照して、ユーザ端末4は、所定の情報を表示するための表示部10、キーボード、マウスなどを含みユーザからの指令を受け付けるための入力部12、およびユーザ端末全体を制御する制御部14を備える。制御部14は、ネットワークから受信したデータを表示部10に表示するとともにネットワークに向けてデータを送信するためのブラウザ部(例えば、Microsoft社のInternet Explorer)16と、接続コンピュータ6側のアプリケーションを遠隔操作可能にするためのクライアント側リモートアクセス部18(例えば、WindowsXPのクライアント側リモートデスクトッププログラム、Telnetなど)とを備える。
図3を参照して、接続コンピュータ6は、表示部22、入力部24、および接続コンピュータ全体を制御する制御部26を備える。制御部26は、ユーザ端末4からの遠隔操作指令を受け付けるためのサーバ側リモートアクセス部28(例えば、WindowsXPのサーバ側リモートデスクトッププログラム、Telnetdなど)を備える。リモートアクセス部18、28により、表示部10にはリモート接続画面(例えば、リモートデスクトッププログラムであれば、表示部22のデスクトップ画面)が表示され、入力部24を介して指令するのと同じように入力部12を介して接続コンピュータ6(の制御部26)に対し指令を行うことができる。
制御部26はまた、管理サーバ8から電源オンパケットを受け付けると接続コンピュータ6の電源をオンにするためのウェークアップ部32(例えば、Wakeup on LAN機能)を備える。電源オンパケットには、電源オン指令信号および接続対象となる接続コンピュータ6のMACアドレスが含まれる。接続コンピュータ6がオフの際、ウェークアップ部32にはネットワークを介して電力が供給されている。接続コンピュータ6のリモートアクセス部28は、接続コンピュータのOSが起動すると自動的に起動するようにしてある。電源オンパケットはブロードキャストパケットであり、全ての接続コンピュータ6−1〜6−Mに送信される。
図4を参照して、管理サーバ8は、ユーザの認証を行うための認証部36と、予め登録されたユーザ情報(ユーザのIDおよびパスワード)を蓄積する認証データベース38とを備え、ユーザ端末4から送信されたユーザ情報が認証データベースにあるか否かで認証を行う。この目的で、管理サーバ8は、ユーザ端末4のブラウザ部16からの信号を受け付けるとともにブラウザ部に所定のデータを送信するための情報通信部(ウェブサーバプログラム)40を備える。ユーザには管理サーバ8にアクセスするための情報(例えばURL)が提供されており、ユーザがユーザ端末4で管理サーバ8にアクセスすると、情報通信部40から所定のデータが送信され、これによりユーザ端末4の制御部14のブラウザ部16は、表示部10に例えば図5(a)に示すようなユーザ情報の入力を促すウィンドウを表示するようにしてある。ユーザは入力部12を介してユーザ情報を入力し、「OK」ボタンをクリックすることでブラウザ部16がユーザ情報を管理サーバ8に送信することになる。
管理サーバ8はまた、認証部36による認証が終わるとユーザが希望する接続コンピュータ6の電源をオンするための処理を行うようにしてある。具体的に、情報通信部40は、認証ウィンドウ[図5(a)]に引き続いて、ユーザ端末4の表示部10に例えば図5(b)に示すようなウィンドウが表示されるようなデータをユーザ端末に送信するようにしてある。ウィンドウには、各接続コンピュータ6のIPアドレス(または名前)、電源オンまたはオフ状態、インストールされたアプリケーションなどが表示される。この目的およびその他の目的のため、管理サーバ8は、各接続コンピュータ6の情報を記憶する接続コンピュータ情報データベース42および各接続コンピュータの使用状況を記憶する使用状況データベース44を備える。接続コンピュータ情報には、各接続コンピュータのMACアドレス、IPアドレス、インストールされたアプリケーションなどが含まれる。使用状況には、使用されている(電源オン状態の)接続コンピュータ6のIPアドレスと、該コンピュータとのリモート接続が許可されたユーザ端末4のIPアドレス、対応するユーザのID、ログオン時刻、ログオフ時刻、リモートアクセ部28やアプリケーションの起動時刻、終了時刻などが含まれる。接続コンピュータ6の使用状況の取得方法については後述する。
図5(b)のウィンドウ画面で、リンクが張られた各接続コンピュータ6のうち希望の接続コンピュータの「IPアドレス」ボタンをクリックすると、情報通信部40は、(後述するように、ユーザが他の接続コンピュータの電源オン要求を行っていなければ)例えば図6(a)に示すようなウィンドウが表示部10に表示されるようなデータをユーザ端末4に送信するようにしてある。図6(a)のウィンドウにおいて「電源を入れる」ボタンをクリックすると、情報通信部40は、ブラウザ部16から電源オン要求信号を受信するようになっている。
管理サーバ8はさらに、ユーザ端末4からの所定の要求信号(例えば、電源オン要求信号)を受け付けると、接続コンピュータ6に所定の指令信号を作成して送信するための指令信号送信部46を備える。詳しくは、情報通信部40はユーザ端末4から電源オン要求信号を受け付けると指令信号作成部46に転送するようにしてある。指令信号作成部(電源オン指令信号送信部)46は、電源オン指令信号を作成した後、接続コンピュータ情報データベース42を参照して接続コンピュータ6のMACアドレスと電源オン指令信号をパケット化した電源オンパケットを作成し、該パケットを接続コンピュータ6にブロードキャスト送信するようにしてある。接続コンピュータ6のウェークアップ部32は、該接続コンピュータのMACアドレスを含む電源オンパケットを受け取ると該接続コンピュータの電源をオンにすることになる。指令信号送信部46は、電源オンパケットが送信されたことを表す信号を情報通信部40に送出し、これにより情報通信部40は所定のデータをユーザ端末4に送信するようにしてある。これは、ユーザ端末4のブラウザ部16により、図6(b)に示すような画面のウィンドウを表示部10に表示させるためのものである。
管理サーバ8は加えて、接続コンピュータ6の起動状況および使用状況を定期的にモニタリング(ポーリング)するためのモニタリング部48を備える。モニタリング部48は、接続コンピュータ6の電源がオンされた後、接続コンピュータ情報データベース42を参照して定期的に所定のパケット(本願では、モニタリングパケットという。)を該接続コンピュータに送出するようにしてある。モニタリングパケットには、モニタリング信号と接続コンピュータ6のIPアドレスが含まれる。一方、図3に示すように、接続コンピュータ6の制御部26は、該接続コンピュータの起動状況および使用状況を管理するためのステータス管理部50を備える。起動状況には、電源がオンされてからの時間などが含まれる。使用状況には、接続コンピュータ6と接続されたユーザ端末4のIPアドレス、ログオン時刻、ログオフ時刻、リモートアクセス部28やアプリケーションの起動時刻、起動終了時刻などが含まれる。ステータス管理部50は、モニタリング信号を受け取ると、該接続コンピュータの起動状況または使用状況を表すステータス信号を管理サーバ8に送信するようにしてある。接続コンピュータモニタリング部48は、起動状況を表すステータス信号を受け付けると、必要な情報(例えば、電源がオンしてからの時間)を表す信号を情報通信部40に送出するようにしてある。これに応じて、情報通信部40は、所定のデータをユーザ端末4に送信し、これにより表示部10のウィンドウの画面が接続コンピュータ6の起動状況を表す図6(c)のように切り替わる。したがって、接続コンピュータ6の起動状況をユーザが把握できる。管理サーバ8は、使用状況データベース44を更新するための更新部51を備え、接続コンピュータモニタリング部48は、使用状況を表すステータス信号を受け付けると該信号を更新部51に転送するようにしてある。
なお、本実施形態において、ユーザは、電源オン要求信号を送信した後(図6(a)の画面で「電源を入れる」をクリックした後)、自ら入力部12を介してリモートアクセス部18を起動させ、現れたリモート接続用ウィンドウ(図示せず)に接続先のサーバ6のIPアドレスを入力する。後述する実施の形態2では、リモートアクセス部18の起動は管理サーバ8により自動的に行われる。
管理サーバ8はさらにまた、リモートアクセス部18、28がともに起動しユーザ端末4から接続コンピュータ6に指令を送信できる状態において、該ユーザ端末と該接続コンピュータとの間の通信を制御する(言い換えれば、ユーザ端末からの信号の接続コンピュータへの送信を許可する)ためのルータ機能を備えたファイアウォール部52を備える。ファイアウォール部52の許可ルールは、ユーザ端末4のIPアドレス、接続コンピュータ6のIPアドレス、およびリモート接続に使用するプロトコルポート番号(例えば、リモートデスクトッププログラムであれば3389番)である。管理サーバ8はまた、ファイアウォール部52のルールの追加・削除を行うためのルール変更部54を備える。指令信号送信部46は電源オンパケットを送出後、ルール変更部54に所定の信号を送出するようにしてあり、これによりルール変更部54は、ファイアウォール部52にユーザ端末4と接続コンピュータ6との通信を許可するルールを追加するようになっている。
管理サーバ8は、ユーザが誤ってあるいは故意に複数台の接続コンピュータ6の電源をオンすることを防止するために、あるユーザ端末4から既にある接続コンピュータ6の電源オン要求を受けた場合に該ユーザ端末から別の接続コンピュータの電源オン要求の受け付けを拒否する構成を備えている。具体的に、情報通信部40がユーザ端末4から電源オン要求信号を受け付けると、指令信号送信部46から所定の信号が更新部51に送出され、これにより使用状況データベース44に電源オン情報が登録されるようにしてある。電源オン情報には、電源オン指令信号を送信したユーザ端末4のIPアドレス、ユーザのID、接続を希望するコンピュータ6のIPアドレスなどが含まれる。情報通信部40は、ユーザが図5(b)に示すウィンドウ画面において接続コンピュータの「IPアドレス」をクリックすると、使用状況データベース44を参照して上記接続コンピュータ以外の接続コンピュータの電源オン要求を既に行っているか否かを判定するようにしてある。情報通信部40は、要求が行われていなければ図6(a)に示すような電源オン要求可能状態を表す画面のウィンドウが表示されるようなデータを、要求が既に行われてれば電源操作ができない旨(例えば、「あなたは、すでに192.168.0.110の電源操作をしています。一度に1台しか電源操作はできません。」)を記した画面のウィンドウ(図示せず)が表示されるようなデータをブラウザ部16に送信するようにしてある。
このように、情報通信部40は、ユーザ端末4からある接続コンピュータ6に関する電源オン要求信号を受信した後、該ユーザ端末からの別の接続コンピュータに関する電源オン要求を受け付け拒否するように構成されている。
なお、ユーザIDを利用すれば、同じユーザにより異なるユーザ端末4を利用して複数台の接続コンピュータ6の電源オン操作をすることを禁止することも可能である。
情報通信部40はまた、図5(b)に示すウィンドウ画面においてある接続コンピュータ6の「IPアドレス」がクリックされた場合、使用状況データベース44を参照して該コンピュータに対し他のユーザにより既に電源オン要求があったと判定すると、その旨(例えば、「このコンピュータは他のユーザが電源操作をしています。」)を記した画面のウィンドウ(図示せず)が表示部10に表示されるようなデータをブラウザ部16に送信するようにしてある。代わりに、図5(b)の画面において、既に電源オン指令がされた接続コンピュータ6の「IPアドレス」にはリンクが張らないようにしてもよい。
次に、かかる構成を備えたネットワークシステム2の接続コンピュータ6の電源オン処理および遠隔操作可能処理を説明する。本説明において、ユーザ端末4−1と接続コンピュータ6−1とのリモート接続を行うものとする。
まず、ユーザがユーザ端末4―1を介して管理サーバ8にアクセスすると、情報通信部40は所定のデータをユーザ端末に送信し、その結果、表示部10には図5(a)に示すような認証ウィンドウが表示される。ユーザがユーザ情報を入力すると、ユーザ情報は管理サーバ8に送信される。認証部36が該ユーザ情報に対応する情報が認証データベース38に登録されていることを確認すると、情報通信部40は、所定のデータをユーザ端末に送信し、その結果、表示部10には、図5(b)に示すような接続コンピュータ選択ウィンドウが表示される。ユーザが希望の接続コンピュータ6―1の情報を管理サーバ8に送信すると、情報通信部40は所定のデータをユーザ端末4に送信し、その結果、表示部10には、図6(a)に示すような電源オン要求可能状態を示す画面のウィンドウが表示される。
そこで、「電源を入れる」をクリックし、ユーザ端末4―1から電源オン要求信号(ユーザ端末4のIPアドレスとでパケット化されたパケット)が管理サーバ8に送信されると、指令信号送信部46は、接続コンピュータ情報データベース42を参照して、電源オン指令信号と希望の接続コンピュータ6―1のMACアドレスを含む電源オンパケットを作成し(所望の接続コンピュータ6−1を含む全ての接続コンピュータ6−1〜6−Mに)ブロードキャスト送信を行う。指令信号送信部46はまた、接続対象の接続コンピュータ6―1のIPアドレスと電源オンパケットを送信したユーザ端末4―1のIPアドレスとの情報をルール変更部54に送出する。その結果、ルール変更部54は、ファイアウォール部52にユーザ端末4―1と接続コンピュータ6―1との通信を許可するルールを追加する。
更新部51は、管理サーバ8が電源オン要求信号を受け付けると指令信号送信部46から所定の信号を受けて、電源オン情報(ユーザ端末4−1のIPアドレス、ユーザのID、接続コンピュータ6−1のIPアドレスなど)を使用データベース44に登録する。その結果、ユーザ端末4−1による接続コンピュータ6−1以外の接続コンピュータ6−2〜6−Mの電源オン要求が拒否される。
接続コンピュータ6―1が自身のMACアドレスを含む電源オンパケットを受信すると、ウェークアップ部32は該接続コンピュータの電源をオンにする。
電源オンパケットを送信後、接続コンピュータモニタリング部48は、定期的に接続コンピュータ6―1にモニタリングパケットを送信する。接続コンピュータ6―1のステータス管理部50は、モニタリング信号を受け取ると、接続コンピュータ6―1の起動状況を表すステータス信号を管理サーバ8に送信する。接続コンピュータモニタリング部48は、起動状況を表すステータス信号を受け付けると、必要な情報(例えば、電源がオンしてからの時間)を表す信号を情報通信部40に送出する。情報通信部40は所定のデータをユーザ端末4―1に送信し、その結果、表示部10のウィンドウの画面が図6(c)のように切り替わり、接続コンピュータ6―1の起動状況をユーザが把握できるようになる。
接続コンピュータ6―1のリモートアクセス部28は、電源がオンされると自動的に起動する。一方、ユーザは自らユーザ端末4―1のリモートアクセス部18を起動する。その結果、ユーザはユーザ端末4―1から許可ルールが追加されたルータ機能付きファイアウォール部52を介して接続コンピュータ6―1にアクセスできる。接続コンピュータ6―1へのアクセスの際、表示部10には認証のための画面が表示され、ユーザ情報を入力することで接続コンピュータの使用が可能となり、該接続コンピュータにインストールされた各種アプリケーションを起動して操作できる状態となる。ログオンの情報はステータス管理部50に記録される。
本実施形態によれば、接続コンピュータ6の電源を遠隔操作によりオンする際、ユーザ端末4から一旦管理サーバ8にアクセスさせ、管理サーバのみが電源オン指令信号を接続コンピュータ6に送信するようにしてあるため、ユーザ端末4−1〜4−Nと管理サーバ8との通信に必要なルールはN×1個、管理サーバと接続コンピュータ6−1〜6−Mとの通信に必要なルールは1×M個となりルールの数が減り、上述した従来のシステム構成に比べてシステムのセキュリティを高めることができる。また、従来のシステム構成と異なり、ユーザ端末4を広域側に置くことができるため、ユーザ登録を条件に広範囲のユーザに接続コンピュータ6の利用を許可することができる。
さらに、ファイアウォール部52に追加されるルールは、ある接続コンピュータ6(上の説明ではサーバ6−1)に対してはあるユーザ端末4(上の説明では端末4−1)との通信のみを許可し、これにより該接続コンピュータ6(6−1)に対する他のユーザ端末4(4−2〜4−N)からの通信要求を受け付けないようにしてあるため、遠隔操作中の接続コンピュータ6(6−1)に対する他のユーザからの通信妨害を防止できる。
次に、接続コンピュータ6の電源をオフするための処理について説明する。情報通信部40は、図6(a)のウィンドウ画面で「電源を入れる」をクリックした後、「電源を切る」にリンクが張った状態にするようなデータをユーザ端末4に送信するようにしてある。ユーザは、遠隔操作によりリモート接続のログオフを行った後、図6(a)の画面で「電源を切る」をクリックすると、電源オフ要求信号が情報通信部40に送信されるようにしてある。情報通信部40は電源オフ要求信号を指令信号作成部46に転送するようにしてある。指令信号送信部(電源オフ指令信号送信部)46は、電源オフ指令信号を作成し、使用状況データベース44を参照して電源オフ指令信号と接続コンピュータ6のIPアドレスをパケット化した電源オフパケットを該接続コンピュータに送信するようにしてある。指令信号送信部46はまた、所定の信号をルール変更部54に送出し、これによりファイアウォール部52の許可ルールを削除し、ユーザ端末4と接続コンピュータ6との通信を遮断するようにしてある。指令信号送信部46はさらに、所定の信号を更新部51に送出し、これにより使用状況データベース44の電源オン情報を削除するようにしてある。
図3に示すように、接続コンピュータ6は、電源オフパケットを受け付けると該接続コンピュータをシャットダウンし電源をオフする電源オフ部56を備える。
かかる構成によれば、ユーザが図6(a)のウィンドウ画面で「電源を切る」をクリックして、電源オフ要求信号が管理サーバ8に送信されると、指令信号送信部46は、使用状況データベース44を参照して、電源オフ指令信号と該当する接続コンピュータ6のIPアドレスを含む電源オフパケットを作成し、該接続コンピュータに送信する。指令信号送信部46はまた、所定の信号をルール変更部54に送出する。その結果、ルール変更部54は、ファイアウォール部52のユーザ端末4と接続コンピュータ6との通信を許可するルールを削除し、通信を遮断する。指令信号送信部46はさらに、所定の信号を更新部51に送出する。その結果、更新部51は、使用状況データベース44の電源オン情報を削除する。また、接続コンピュータ6が電源オフパケットを受け付けると、電源オフ部56は、シャットダウンした後電源をオフする。
ところで、ユーザによる指令によってのみ接続コンピュータ6の電源オフを行うように構成すると、ユーザがリモート接続をログオフをした後で接続コンピュータの電源をオフし忘れたり、リモート接続をログオフしないまま長時間放置する(この場合、他のユーザは該接続コンピュータを使用できない)可能性がある。そこで、本実施形態では、接続コンピュータ6の使用状況に応じて管理サーバ8が自動的に接続コンピュータの電源をオフするように構成されている。
具体的に、接続コンピュータモニタリング部48は、定期的に接続コンピュータ6の使用状況をモニタリングし、使用状況データベース44を更新するが、管理サーバ8の指令信号作成部46は、使用状況データベース44を参照して、電源オン状態の接続コンピュータ6の使用状況が所定の条件を満たす場合には、該接続コンピュータに電源オフ指令信号を送信するようにしてある。リモート接続がログオフされてから電源オンのまま所定の時間が経過した場合、ユーザは接続コンピュータ6の電源をオフし忘れたとして、指令信号作成部46は、直ちに接続コンピュータ6に電源オフ指令信号を送信する。リモート接続がログオンのまま、リモートアクセス部28が起動してから使用可能時間(例えば2時間)を経過した場合、あるいは、あるアプリケーション(例えばCAD)が起動してから使用可能時間が経過した場合、ユーザが接続コンピュータ6を長時間占有したとして、指令信号作成部46は、所定の時刻に接続コンピュータ6に電源オフ指令信号を送信する。ユーザに接続コンピュータ4のシャットダウンおよび電源オフが自動的に行われることをユーザに警告するために、指令信号作成部(電源オフ警告信号送信部)46は、上記所定の時刻にシャットダウンおよび電源オフが行われる旨の電源オフ警告信号を含むパケットを作成し、接続コンピュータ6に送信する。接続コンピュータ6が上記パケットを受け付けると、電源オフ部56はリモートアクセス部28に電源オフ警告信号に対応する情報を送出し、これにより、ユーザ端末4の表示部10に表示されたリモート接続用ウィンドウ画面に警告情報が表示されるようにする。管理サーバ8から電源オフ警告信号を直接ユーザ端末4に送信することも可能であるが、電源オフ警告信号を受け取って表示部10に表示するなどしてユーザに知らせるプログラムをユーザ端末にインストールさせる必要がある点で、上記のように接続コンピュータ6のリモートアクセス部28に電源オフ警告信号を送信し、間接的にリモート接続用ウィンドウ画面を介してユーザに警告するようにするのが好ましい。
このように、管理サーバ8が電源オン状態の接続コンピュータ4の使用状況を管理することにより、ユーザが仮に電源をオフし忘れても自動的に電源をオフしたり、一台の接続コンピュータの長時間の占有を防止してネットワークシステムの利便性を向上したりできる。
実施の形態2.
上記実施形態では、ユーザはユーザ端末4のリモートアクセス部18を自ら起動するようにしたが、本実施形態では、ユーザ端末から電源オン要求信号を受けると、管理サーバ8により該リモートアクセス部18(例えば、WindowsXPのリモートデスクトッププログラム)を起動し、これによりユーザの利便性を向上させるようにしてある。
上記実施形態では、ユーザはユーザ端末4のリモートアクセス部18を自ら起動するようにしたが、本実施形態では、ユーザ端末から電源オン要求信号を受けると、管理サーバ8により該リモートアクセス部18(例えば、WindowsXPのリモートデスクトッププログラム)を起動し、これによりユーザの利便性を向上させるようにしてある。
具体的に、接続コンピュータモニタリング部48は、接続コンピュータ6の起動状況をモニタリングし、該接続コンピュータの電源がオンされた後、リモートアクセス部28が起動したことを確認すると、情報通信部40は、ユーザ端末4のブラウザ部16に、接続コンピュータ6のリモートアクセス部28が起動した情報と、起動後所定の時間(例えば5秒)経過後に自動的に表示部10に表示されたウィンドウ(図6(b),(c)等の画面を表示するウィンドウ)の画面が情報提供サーバ(図示せず)のURLにジャンプするような処理を含む情報を送信するようにしてある。この提供サーバは、リモート接続をブラウザ部16を利用して行うことを可能にするためのプラグインプログラム、例えばMicrosoft社のActiveXコントローラをユーザ端末4にダウンロード可能にするように構成されている。
ブラウザ部16は、提供サーバから所定のデータを得て次の処理を行う。ブラウザ部16はまず、ユーザ端末4に必要なプラグインプログラムが搭載されているか否かを判定する。プラグインプログラムがなければ、ブラウザ部16は、プラグインプログラムが搭載されていないとの情報を提供サーバに送信し、これによりプラグインプログラムがユーザ端末4にダウンロードされる。提供サーバから送信される所定のデータには、リモートアクセス部18を起動する指令が含まれており、ダウンロードにより得られたまたは既に搭載されたプラグインプログラムが付加されたブラウザ部16は、リモートアクセス部18を起動する。上記所定のデータにはさらに接続先のサーバ6のIPアドレスが含まれており、起動したリモートアクセス部18は、該IPアドレスを利用して接続コンピュータにアクセスする。
情報提供サーバを管理サーバ8と別個に設ける代わりに、管理サーバ8の情報通信部40に、ブラウザ部16に上記プラグインプログラム、リモートアクセス部18を起動するための指令、および接続先のサーバ6のIPアドレス情報を含むデータを送信する機能を持たせるようにしてもよい(請求項4の情報通信手段は、情報提供サーバと管理サーバ8を別個にした構成の場合、情報通信部40と情報提供サーバを備える。)。
なお、リモートアクセス部18としてTelnetを用いる場合、上述と同じようにしてもよいし、代わりに、管理サーバ8は、接続コンピュータ6のリモートアクセス部28が起動した情報とともに、起動後所定の時間(例えば5秒)経過後に自動的に接続コンピュータ6にアクセスするような処理を含む情報(接続コンピュータ6のIPアドレスの情報)とリモートアクセス部28を起動する指令とをブラウザ部16に送信するようにしてもよい。
以上、本発明の具体的な実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限らず種々改変可能である。例えば、管理サーバ8の構成要素を一つのコンピュータで構成する代わりに、2つまたはそれ以上のコンピュータ(サーバ)で構成するようにしてもよい。例えば、認証部36および認証データベース38の代わりに認証サーバを設け、管理サーバに送信されたユーザ情報が認証サーバに転送されて、認証が行われるようにしてもよい。また、ファイアウォール部52の代わりに、図7に示すように、管理サーバ8’(図4のファイアウォール部52を省略した点を除いて管理サーバ8とほぼ同一構成)とファイアウォール機能付きルータ60を設けてもよい。この場合、まず、上述したのと同様に、ユーザ端末4(図の例では、端末4−1)から所望の接続コンピュータ6(図の例ではサーバ6−1)の電源をオンする電源オン要求信号が管理サーバ8’の情報通信部40に送信される(ステップS1)。これに応じて、管理サーバ8’の指令信号送信部46は、電源オンパケット(ブロードキャストパケット)をルータ60を介して接続コンピュータ6−1〜6−Mに送信する(ステップS2)。次に、管理サーバ8’のルール変更部54は、ルータ60に所定の信号を送信し(ステップS3)、これによりファイアウォールのルールとしてユーザ端末4−1と接続コンピュータ6−1との通信を可能とする許可ルールが追加される。その後、リモート接続の際、ユーザ端末4−1からの信号はルータ60を介して接続コンピュータ6−1に送信される(ステップS4)。
複数のユーザ端末がIPマスカレードを利用したルータにローカルエリアネットワークを介して接続され、したがってルータから広域側にグローバルIPアドレスを含むパケットが送信されるように構成されている場合、図1に示すようなネットワーク構成では、あるユーザ端末と接続コンピュータとのリモート接続が許可されると、ファイアウォールには、該ユーザ端末のIPアドレスでなくグローバルIPアドレスで許可ルールが追加される。その結果、該ユーザ端末とローカルエリアネットワークで接続された他のユーザ端末からも接続コンピュータを遠隔操作できる不具合が生じる。
そこで、例えば図8に示すように、管理サーバ8’およびファイアウォール60とネットワークを介して接続されたVPN(Virtual Private Network)機器(VPNサーバ側のプログラム)62を設ける。また、IPマスカレード機能付きのルータ64を介して広域ネットワークと接続されたユーザ端末4−1〜4−3には、VPNクライアント側のプログラムを搭載しておく。ユーザ端末(図の例では端末4−1)からVPN機器62にアクセスすると(ステップS1)、VPN接続のための認証ウィンドウ(図示せず)が表示部10に表示される。ユーザ情報が入力されると、VPN機器62は該情報を管理サーバ8’に転送し、管理サーバ8’の認証部36で認証が行われる。ユーザの確認が終わると、管理サーバ8’はVPN機器62にユーザが確認されたことを表す信号を送信する。その結果、ユーザ端末4−1には仮想IPアドレスが与えられ、その後の処理において、ユーザ端末4−1から送信されるパケット(仮想IPアドレス付き)はVPN機器62を通過することになる。続いて、ユーザがユーザ端末4−1から管理サーバ8’にアクセスすると、表示部10には図5(a)に示すようなウィンドウが表示され、再度認証を行う。その後、ユーザ端末4−1から所望の接続コンピュータ6(図の例ではサーバ6−1)の電源をオンする電源オン要求信号が管理サーバ8’の情報通信部40に送信される(ステップS2)。これに応じて、管理サーバ8’の指令信号送信部46は、電源オンパケット(ブロードキャストパケット)をルータ60を介して接続コンピュータ6−1〜6−Mに送信する(ステップS3)。次に、管理サーバ8’のルール変更部54は、ルータ60に所定の信号を送信し(ステップS4)、これによりファイアウォールのルールとしてユーザ端末4−1と接続コンピュータ6−1との通信を可能とする許可ルールが追加される。その後、リモート接続の際、ユーザ端末4−1からの信号は、VPN機器62、ルータ60を介して接続コンピュータ6−1に送信される(ステップS5)。
本発明の範囲には、接続コンピュータ6のアプリケーションの利用を目的とせず単に電源を遠隔操作する構成、アプリケーション利用以外の目的で電源を遠隔操作する構成も含まれる。
2 ネットワークシステム
4―1〜4−N ユーザ端末
6−1〜6−M 接続コンピュータ
8 管理サーバ
40 情報通信部(情報通信手段)
46 指令信号送信部(電源オン指令信号送信部、電源オフ指令信号送信部、電源オフ警告信号送信部)
4―1〜4−N ユーザ端末
6−1〜6−M 接続コンピュータ
8 管理サーバ
40 情報通信部(情報通信手段)
46 指令信号送信部(電源オン指令信号送信部、電源オフ指令信号送信部、電源オフ警告信号送信部)
Claims (11)
- 入力部、表示部および受信したデータを表示部に表示させるブラウザ部を備えたユーザ端末と、
所定の信号を受け付けると電源をオンにするウェークアップ機能を有する接続コンピュータと、
ユーザ端末および接続コンピュータにネットワークを介して接続され、接続コンピュータの電源のユーザ端末による遠隔操作を管理するための管理システムと、
を備えたネットワークシステムにおいて、
管理システムは、
ユーザの認証を行う認証部と、
ブラウザ部との間で情報を通信するための情報通信手段であって、認証部による認証が終わると、ユーザ端末の表示部に入力部を介した電源オン要求を受け付け可能であることを表す情報を表示するようブラウザ部に所定のデータを送信するものと、
ブラウザ部から電源オン要求を表す信号を情報通信手段が受信すると、電源オン指令信号を作成し接続コンピュータに送信する電源オン指令信号送信部と、
を備えることを特徴とするネットワークシステム。 - 接続コンピュータは複数台設けられ、
情報通信手段は、ユーザ端末からある接続コンピュータに関する電源オン要求信号を受信した後、該ユーザ端末からの別の接続コンピュータに関する電源オン要求を受け付け拒否するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。 - 管理サーバは、電源オン指令信号を接続コンピュータに送信して接続コンピュータの電源がオンされた後に、ユーザ端末からの信号の接続コンピュータへの送信を許可するファイアウォール部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載のネットワークシステム。
- ユーザ端末および接続コンピュータはそれぞれ、ユーザ端末の入力部を介した指令を接続コンピュータに実行させるためのクライアント側リモートアクセス部およびサーバ側リモートアクセス部をさらに備えることを特徴とする請求項3記載のネットワークシステム。
- 情報通信手段は、ユーザ端末のクライアント側リモートアクセス部を起動する指令および接続コンピュータのIPアドレス情報を含むデータをブラウザ部に送信し、これによりブラウザ部はクライアント側リモートアクセス部を起動させ、起動した該リモートアクセス部はIPアドレスを利用して接続コンピュータにアクセスすることを特徴とする請求項4記載のネットワークシステム。
- 接続コンピュータは、電源オン後の起動状況を管理し、管理サーバからモニタリング信号を受けると管理サーバに起動状況を示す信号を送信するステータス管理部をさらに備え、
管理サーバは、モニタリング信号をステータス管理部に送信することで起動状況を取得するモニタリング部をさらに備え、
情報通信手段は、モニタリング部が取得した起動状況の情報をブラウザ部に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のネットワークシステム。 - 接続コンピュータは、接続コンピュータの使用状況を管理し、管理サーバからモニタリング信号を受けると管理サーバに使用状況を示すステータス信号を送信するステータス管理部と、管理サーバから電源オフ指令信号を受けると電源をオフする電源オフ部とをさらに備え、
管理サーバは、モニタリング信号をステータス管理部に送信することで使用状況を取得するモニタリング部と、接続コンピュータの使用状況に応じて電源オフ指令信号を作成し電源オフ部に送信する電源オフ指令信号送信部とをさらに備えたことを特徴とする請求項4または5に記載のネットワークシステム。 - 接続コンピュータは、接続コンピュータの使用状況を管理し、管理サーバからモニタリング信号を受けると管理サーバに使用状況を示すステータス信号を送信するステータス管理部と、管理サーバから電源オフ指令信号を受けると電源をオフする電源オフ部とをさらに備え、
管理サーバは、モニタリング信号をステータス管理部に送信することで使用状況を取得するモニタリング部と、接続コンピュータの使用状況に応じて電源オフ警告信号を作成し接続コンピュータのサーバ側リモートアクセス部に送信し、これにより該リモートアクセス部は、クライアント側リモートアクセス部に警告を示す信号を送信する電源オフ警告信号送信部とをさらに備えたことを特徴とする請求項4または5に記載のネットワークシステム。 - 入力部、表示部、および受信したデータを表示部に表示させるブラウザ部を備えたユーザ端末と、所定の信号を受け付けると電源をオンにするウェークアップ機能を有する接続コンピュータと、にネットワークを介して接続され、接続コンピュータの電源のユーザ端末による遠隔操作を管理するための管理システムにおいて、
ユーザの認証を行う認証部と、
ブラウザ部との間で情報を通信するための情報通信手段であって、認証部による認証が終わると、ユーザ端末の表示部に入力部を介した電源オン要求を受け付け可能であることを表す情報を表示するようブラウザ部に所定のデータを送信するものと、
ブラウザ部から電源オン要求を表す信号を情報通信手段が受信すると、電源オン指令信号を作成し接続コンピュータに送信する電源オン信号送信部と、
を備えることを特徴とする管理システム。 - 入力部、表示部、および受信したデータを表示部に表示させるブラウザ部を備えたユーザ端末と、所定の信号を受け付けると電源をオンにするウェークアップ機能を有する接続コンピュータと、にネットワークを介して接続され、接続コンピュータの電源のユーザ端末による遠隔操作を管理するための管理システムに、
認証済みのユーザのユーザ端末の表示部に入力部を介した電源オン要求を受け付け可能であることを表す情報を表示するようブラウザ部に所定のデータを送信する工程と、
ブラウザ部から電源オン要求を表す信号を受信すると、電源オン指令信号を作成し接続コンピュータに送信する工程と、
を実行させるための管理プログラム。 - 接続コンピュータ電源のユーザ端末による遠隔操作を管理するための管理システムを介してユーザ端末に接続された接続コンピュータに、
管理サーバがユーザ端末からの電源オン要求を表す信号に応答して送信した電源オン指令信号を受信すると、電源をオンにする工程を実行させるプログラム。
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- 2004-12-16 JP JP2004364554A patent/JP2006172186A/ja active Pending
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