JP2006172133A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 分散検索処理をする際に、ユーザの手元に既にある検索結果よりも良い検索結果だけをクライアントに転送することができ、ネットワークのトラフィックを抑えて検索応答性能を好適に向上させることができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】 ネットワーク上に分散配置された検索サーバ105〜108のうち情報を検索させる検索範囲を検索クライアント104が指定して検索を依頼する。また、検索クライアント104は、サーバで検索された第1の検索結果を受信し、次に情報を検索させる検索範囲を指定して依頼する。そして、次にサーバで検索された第2の検索結果を所定の条件を満たすことを条件として受信する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ネットワーク上に分散配置された検索サーバ105〜108のうち情報を検索させる検索範囲を検索クライアント104が指定して検索を依頼する。また、検索クライアント104は、サーバで検索された第1の検索結果を受信し、次に情報を検索させる検索範囲を指定して依頼する。そして、次にサーバで検索された第2の検索結果を所定の条件を満たすことを条件として受信する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ネットワーク上に配置されている検索サーバから検索範囲を指定して検索を行う情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
近年のデジタル情報化社会においては、ネットワークを通じて電子化された大量の情報が行き交い、各個人が、当該個人の情報処理能力をはるかに上回る量の情報に日常的に接するような状況になっている。このため、ネットワーク上に分散して配置された複数の装置で管理されている様々な情報に自動的にアクセスしてそれらの装置から所望の情報を検索し、クライアントコンピュータ(検索クライアント)上で提示するような分散検索処理が注目されている。
この分散検索処理を実現するためには、通常、検索クライアント上でユーザが設定した検索範囲内に存在する検索サーバに対して設定した検索条件を伝達し、それぞれの検索サーバ上で稼動する検索サービスに対して、設定された検索条件での検索を依頼する。検索依頼を受けた検索サービスは該当サーバ上での検索処理を行い、得られた結果を検索クライアントに対して転送する。そして、検索クライアントは、各検索サーバから転送されてきた検索結果をまとめてユーザに提示するという手続きを行う。
特開平11−195048号公報
特開2004−199513公報
しかしながら、上述したような従来の検索方式では、検索サーバから検索クライアント上に転送されてくる検索結果が膨大な量となる場合があり、このような場合、検索結果の転送や検索クライアント上での検索結果のマージに非常にコストがかかるという問題があった。また、このような問題を避けるために、例えば各検索サーバが検索クライアントに転送する検索結果数を制限することが考えられるが、この場合には、それぞれの検索サーバから検索クライアントに転送される検索結果の質にばらつきが生じてしまうという問題が発生してしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、分散検索処理をする際に、ユーザの手元に既にある検索結果よりも良い検索結果だけをクライアントに転送することができ、ネットワークのトラフィックを抑えて検索応答性能を好適に向上させることができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いてクライアントから情報の検索を行う情報処理システムであって、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を前記クライアントに転送する転送手段を備え、
該転送手段は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする。
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を前記クライアントに転送する転送手段を備え、
該転送手段は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いて情報の検索を行わせる情報処理装置であって、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を転送させる転送手段を備え、
該転送手段は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合は転送させないことを特徴とする。
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を転送させる転送手段を備え、
該転送手段は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合は転送させないことを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いてクライアントから情報の検索を行う情報処理方法であって、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を前記クライアントに転送する転送工程を有し、
該転送工程は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする。
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を前記クライアントに転送する転送工程を有し、
該転送工程は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする。
さらにまた、上記課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いてクライアントから情報の検索を行わせるコンピュータに、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を転送させる転送手順を実行させるプログラムであって、
該転送手順は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする。
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を転送させる転送手順を実行させるプログラムであって、
該転送手順は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする。
さらにまた、上記課題を解決するために、本発明は、上記プログラムを格納した記憶媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、分散検索処理をする際に、ユーザの手元に既にある検索結果よりも良い検索結果だけをクライアントに転送することができ、ネットワークのトラフィックを抑えて検索応答性能を好適に向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成及び情報処理方法について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムでは、LAN等のネットワーク100と101とが、ルータやブリッジ等のネットワークノード102、103を介して接続されている。尚、ネットワークノード102、103はネットワーク109を介して接続されている。
また、図1において104は、情報の検索範囲を指定してネットワーク100等を介して所定範囲の検索サーバに対して検索を依頼する検索クライアント(クライアントPC)である。また、図1において105、106、107及び108は、検索クライアント104から受け取った検索条件を利用して情報の検索を行い、得られた検索結果をネットワーク100等を介して検索クライアント104へ返す検索サーバである。
図2は、図1における検索クライアント104の細部構成を示すブロック図である。図2において、検索条件生成部202は、データベースを検索する場合のデータベース管理システムに対する処理要求(問い合わせ)である「検索クエリ」の入力を行い、検索条件を設定する。検索範囲指定部203は、検索したい検索サーバの範囲を指定する。また、検索条件転送部204は、検索条件生成部202で生成した検索条件を検索範囲指定部203で指定した範囲の検索サーバに対して送出し、検索を依頼する。検索結果統合部205は、検索範囲指定部203で指定した範囲の検索サーバから返された検索結果をマージする。そして、検索結果表示部206は、検索結果統合部205によって生成された検索結果をユーザに提示するためにディスプレイ等の画面上に表示する。
図3は、図1における検索サーバ105〜108の細部構成を示すブロック図である。検索サーバ内には、図3に示すように、少なくとも1つの検索サービスと検索対象となる情報とが格納された記憶媒体が存在する。本実施形態は、記憶媒体として、文書や画像等の情報が蓄積されたデータベース302を用いる。また、検索301は、指定された検索情報に基づいて検索サーバ内に格納(すなわち、データベー302内に格納)されている情報を検索する。検索結果転送部303は、検索部301により検索された検索結果を検索クライアント201に転送する。
次に、本実施形態に係る情報処理システムにおける分散検索処理の概要を説明する。尚、本実施形態では、ある検索クエリを用いてある検索範囲の検索サーバを検索した場合に、その検索結果があまり良好ではなく、検索クエリを変えずに検索範囲を変えて再検索を行うような場合を想定する。
図4は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムを用いた分散検索処理動作の概要を説明するためのフローチャートである。まず、検索クライアント104上でユーザが検索クエリを入力する(ステップS401)。尚、ユーザは、検索クエリとして、探したい情報に応じて、例えば単語、自然文、文書、画像等の入力方法を選択することができる。
次に、ユーザは、検索クライアント104上で検索範囲を選択する(ステップS402)。検索範囲の指定方法は、例えば、あらかじめネットワーク上の検索サービスを監視し、検索可能な状態の検索サービスを持つ検索サーバをグラフィカルに表示してユーザに提示し、ユーザインタフェース上でユーザがその中から検索範囲を選択するというような方法が考えられる。本実施形態では、検索範囲指定時にネットワーク上に存在する検索サーバに対して検索サービスが利用可能であるか問い合わせを行い、利用可能な検索サーバのみユーザに提示して範囲を指定させるようにする。
図5は、図4に示すフローチャートにおける検索範囲入力処理(ステップS402)の詳細を説明するためのフローチャートである。すなわち、図5では、検索範囲指定時にネットワーク上の検索サーバが検索可能かどうかを問い合わせる処理を行う。
まず、ネットワーク上の検索サーバ上で検索サービスが利用可能な状態にあるかどうかを問い合わせる(ステップS501)である。その結果、検索サービスが利用可能である場合(Yes)はステップS502に進み、利用可能でない場合(No)はステップS504に進む。
ステップS502では、検索サービスの状態を取得する。ここで検索サービスの状態とは、該当検索サービスがどのような検索をすることができるのかを示す情報等である。ステップS502で検索サービスの状態を取得した後、利用可能な検索サービスを持つ検索サーバを、ユーザが検索範囲を指定するための検索サーバ一覧に追加する(ステップS503)。その後、ステップS504に進む。
ステップS504では、ネットワーク上の全ての検索サーバに対して検索サービスが利用可能かどうかを調べたかが判断される。その結果、全てのサーバを調べていると判断された場合(Yes)は、検索可能サーバ一覧を提示して終了する。一方、まだ全てを調べていないと判断された場合(No)は、ステップS501に戻って次の検索サーバを調べるようにする。
図6は、本実施形態における検索クライアントで表示されるユーザが検索範囲を指定するためのユーザインタフェースの一例を示す図である。図6において、600は、検索範囲を指定するダイアログであり、本実施形態の検索クライアントアプリケーションから起動されるものである。また、601は、ユーザが選択した検索範囲に含まれる検索サーバの一覧を表示するウィンドウである。また、602は、図5に示すステップS502で得られた利用可能な検索サービスを持つ検索サーバの一覧を示すウィンドウである。
ここで、ウィンドウ601、602は、2つの情報を持っている。1つはサーバ名603である。尚、サーバ名に代えて、IPアドレス等の検索サーバを一意に特定することができる他の情報を用いても良い。もう一つは検索種別604である。検索種別とは、サーバ名603で示される検索サーバ内に存在する検索サービスがどのような検索が可能かを示す情報である。本実施形態では、図6に示すように、Fは全文検索(Full Text Search)が可能であることを示す。また、Nは自然文検索(Natural Language Search)が可能であることを示す。さらに、Iは画像検索(Image Search)が可能であることを示す。
例えば、図6において、Server3は検索種別が「FN」と表示されているので、全文検索と自然文検索は可能であるが、画像検索はできないことを示す。これらの情報は、図5のステップS502における検索サービスの状態取得時に得られる。
そして、ユーザが、利用可能なサーバ一覧602の中から検索範囲とするサーバを選択し、追加ボタン605を押すことによって該当するサーバが検索範囲一覧に移動する。また、検索範囲一覧601内に存在するサーバを選択し、削除ボタン606を押すことにより該当サーバが利用可能サーバ一覧602に移動する。
このようにして、ユーザはネットワーク上の検索サーバの中から利用可能なサーバを容易に知ることができ、検索範囲を簡易に指定することができる。尚、本実施形態では、検索範囲の指定の際に、検索サーバ名を直接指定しているが、ドメイン等のような検索サーバの集合を指定するようにしてもよい。また、検索サーバまでの論理的距離やネットワークトポロジ等を表示して、ユーザが検索範囲を選択できるようにしてもよい。
次いで、ステップS401で指定された検索クエリ等の検索条件を、ステップS402で指定した検索範囲に存在する検索サーバにネットワークを介して送信する(ステップS403)。この検索条件の送信では、ステップS402で指定された検索範囲に含まれる全ての検索サーバに一斉に送信される。尚、検索範囲に含まれるある検索サーバを指定して、検索条件を転送するように依頼してもよい。
次いで、ステップS402で指定された各検索サーバ内に蓄積された文書、画像等のデータの中からステップS401で指定された検索クエリを満たす情報を検索して取り出す(ステップS404)。
図7は、図4に示すフローチャートにおける検索処理(ステップS404)の詳細を説明するためのフローチャートである。尚、本実施形態では、検索クエリの文書と予め検索サーバ内に登録されている文書の類似度を検索スコアとして計算し、検索スコアの大きいものから順にユーザに提示するために画面表示するものとする。検索スコアは数値の目安として有用であるが、ユーザの求める検索結果の内容・質と検索スコアの数値の関係は実際に検索結果を検討しなければ、ユーザには分からないため、まず、ユーザに第1の検索範囲から得られた検索結果を提示し、検索結果の内容・質と検索スコアの関係を検討できるようにする。
検索処理においては、まず、入力された検索クエリの解析を行う(ステップS701)。当該解析処理の一例としては、有効文字の判定、単語への分割、単語識別子の付与等が行われる。次いで、検索クエリの特徴量を抽出する(ステップS702)。ここで特徴量とは、単語の意味や使用分野を示す次元を複数持つベクトルであり、ステップS701で抽出された単語から特徴抽出のためのベクトル辞書を用いて算出される。尚、検索サーバ内に保持する文章に対しては、登録される段階でステップS701やS702のような処理を行って、文書特徴ベクトルとして保存しておく。
次いで、ステップS701、S702で作成した検索クエリの特徴ベクトルと、文書登録時に作成した文書特徴ベクトルとの類似度を計算する(ステップS703)。ここで類似度は、それぞれの特徴ベクトルをノルム=1で正規化したベクトルの内積をとることによって求めることができる。
そして、ステップS703の類似度算出処理を全ての文書に対して行ったかどうかを確認する(ステップS704)。その結果、全ての文書について類似度が算出されている場合(Yes)はステップS705へ、そうでない場合(No)はステップS703に戻って次の文書と検索クエリとの類似度を計算する。
一方、ステップS705は、ステップS704までの処理で得られた検索結果を検索スコアの高い順に並び替えて出力する。このようにして、ステップS404の検索処理では、各検索サーバ内に保持されている情報と検索クエリとの類似度を算出し、類似度の高いものを検索結果として出力することができる。なお、本実施形態では、検索対象の情報としてテキスト文書の例を用いたが、画像等の他のマルチメディア情報を用いてもよい。
図4において、上述したようにステップS404で検索処理が行われた後、ステップS402で指定された検索範囲に含まれている全ての検索サーバについて検索が行われたかがどうかを確認する(ステップS405)その結果、検索範囲に存在する全ての検索サーバに対して検索が行われた場合(Yes)はステップS406へ進み、そうでなければ(No)ば、ステップS404に戻って次の検索サーバの検索処理を行う。
ステップS406では、ステップS404、S405によって得られた検索結果をまとめて、検索入力が行われた検索クライアントに対してネットワークを介して送信する(検索結果転送)。
次いで、検索クライアント104側でステップS406によって得られた検索結果の中から次回の検索において転送要否条件となり得る情報を保存する(ステップS407)。本実施形態では、得られた検索結果のうち最小のスコアを保存するようにする。次いで、ステップS406で得られた各検索サーバによる検索結果をマージして、検索スコア順にソートして整理する(ステップS408)。
その後、ステップS408までに得られた検索結果をユーザに提示するため、ディスプレイ等の画面上に表示する(ステップS409)。次いで、ユーザがステップS409で確認した検索結果を踏まえて、同じ検索クエリを用いてステップS402で指定した検索範囲以外の検索サーバを検索するかどうかを判断する(ステップS410)。その結果、他の検索範囲を検索する場合(Yes)はステップS411へ進み、これ以上検索しない場合(No)は終了する。
ステップS411は、ステップS410でのユーザの指示に基づいて他の検索範囲を検索する。図8は、図4に示すフローチャートにおける他の検索範囲の検索処理(ステップS411)の詳細を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザがステップS402で指定した検索範囲以外の検索範囲を選択する(ステップS801)。次いで、ステップS401で指定した検索クエリをステップS801で指定した検索範囲に含まれる検索サーバにネットワークを介して送信する(ステップS802)。そして、ステップS801で指定した各検索サーバ内に蓄積された文書、画像等のデータの中から、ステップS401で指定した検索クエリを満たす情報を検索して取り出す(ステップS803)。
次に、ステップS803で得られた検索結果のスコアに対して、ステップS407で保存した転送要否条件(すなわち、前回の検索時の最小スコア)と比較する(ステップS804)。その結果、検索結果スコアが転送条件を満たす場合、すなわち、検索スコアが前回の最小スコアより大きい場合(Yes)はステップS805へ進み、小さい場合(No)はステップS806へ進む。
ステップS805では、ステップS803で得られた検索結果であり、かつステップS804の転送条件を満たした結果のみをネットワークを介して検索クライアントに送信する。そして、ステップS803からステップS805までのステップを指定された検索範囲に存在する全ての検索サーバに対して行ったか同化が判定される(ステップS704)。
その結果、検索範囲内の全ての検索サーバが検索済みになっている場合(Yes)は本検索処理を終了し、そうでない場合(No)は次の検索サーバに移ってステップS803の検索を行う。
上述したように、本実施形態に係る情報処理システムでは、分散検索処理の際に、ユーザがすでに現在手元に得ている結果よりも悪い結果をサーバから返すことがなくなり、検索の効率化を計ることができる。また、ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバで検索サービスが稼動してる分散検索環境において、検索結果を得た後にさらに別のドメインを検索するかどうかユーザが選択することができる。さらに、検索条件に前回の検索結果から得られる転送要否条件を付加して、転送条件を満たさない結果をネットワーク上に送信しないことによって、別々に2つの検索範囲を検索する場合と異なり、全体の検索結果を反映した結果を得ることができる。さらにまた、ネットワークのトラフィックを抑えて検索応答性を向上させることができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
100、101、109 ネットワーク
102、103 ネットワークノード
104、201 検索クライアント(クライアントPC)
105、106、107、108、300 検索サーバ
202 検索条件生成部
203 検索範囲指定部
204 検索条件転送部
205 検索結果統合部
206 検索結果表示部
301 検索部
302 データベース(DB)
303 検索結果転送部
102、103 ネットワークノード
104、201 検索クライアント(クライアントPC)
105、106、107、108、300 検索サーバ
202 検索条件生成部
203 検索範囲指定部
204 検索条件転送部
205 検索結果統合部
206 検索結果表示部
301 検索部
302 データベース(DB)
303 検索結果転送部
Claims (13)
- ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いてクライアントから情報の検索を行う情報処理システムであって、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を前記クライアントに転送する転送手段を備え、
該転送手段は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする情報処理システム。 - 前記転送要否条件が、前記第1の検索結果の情報量に基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記転送要否条件を保存する保存手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
- 前記検索が、入力された検索クエリに基づく情報と前記サーバが管理する情報との類似度を検索スコアとして情報を検索することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記転送要否条件が、前記第1の検索結果の最小スコアに基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記第1及び第2の検索範囲が、前記サーバの識別情報を用いて決められることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記複数のサーバのドメイン名で特定されるサーバの集合を前記第1及び第2の検索範囲として指定することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記クライアント上に表示されるGUI画面上に表示された該クライアントが利用可能なサーバのうち、検索対象としてポインティングデバイスで選択されたサーバを前記第1及び第2の検索範囲として指定することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記第1及び第2の検索範囲の決定時に、前記クライアントが接続されたネットワーク上のサーバに対して所定の検索サービスが利用可能か否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段により問い合わせたサーバのうち、前記検索サービスが利用可能なサーバの情報を前記GUI画面上に表示する表示手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。 - ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いて情報の検索を行わせる情報処理装置であって、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を転送させる転送手段を備え、
該転送手段は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合は転送させないことを特徴とする情報処理装置。 - ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いてクライアントから情報の検索を行う情報処理方法であって、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を前記クライアントに転送する転送工程を有し、
該転送工程は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とする情報処理方法。 - ネットワーク上に分散配置されている複数のサーバを用いてクライアントから情報の検索を行わせるコンピュータに、
前記複数のサーバのうち第1の検索範囲で検索された第1の検索結果を転送させる転送手順を実行させるプログラムであって、
該転送手順は、前記複数のサーバのうち第2の検索範囲で検索された第2の検索結果を前記第1の検索結果より得られた転送要否条件を満たさない場合に前記クライアントへ転送しないことを特徴とするプログラム。 - 請求項12に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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