JP2006171888A - 画像管理装置、画像管理方法、および画像管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録された画像を管理しやすくすることができる画像管理装置を提供する。
【解決手段】 複数の画像が入力されると(S101)、時間情報などに従い、イベント単位などで画像をグループ化する(S103)。各画像から画像特徴量が抽出され(S105)、各画像にキーワードが付与される(S109)。各画像のキーワードの概念における包含関係を調べることで、グループに対する上位概念のキーワードを抽出する(S109)。
【選択図】 図5
【解決手段】 複数の画像が入力されると(S101)、時間情報などに従い、イベント単位などで画像をグループ化する(S103)。各画像から画像特徴量が抽出され(S105)、各画像にキーワードが付与される(S109)。各画像のキーワードの概念における包含関係を調べることで、グループに対する上位概念のキーワードを抽出する(S109)。
【選択図】 図5
Description
この発明は画像管理装置、画像管理方法、および画像管理プログラムに関し、特に画像を簡易に管理することができる画像管理装置、画像管理方法、および画像管理プログラムに関する。
デジタルカメラが普及し、従来とは比較にならないほどの大量の画像が記憶装置に蓄えられるようになってきている。これに伴い、大量の画像から所望の画像を検索する技術が重要になっている。
下記の特許文献1は、検索された画像群全体の特徴量からキーワードを選出し、設定する技術を開示している。
下記の非特許文献1は、教師データから得られた画像辞書によって、入力画像に対するキーワードを自動設定する技術を開示している。
特開平11−173605号公報
Automatic Linguistic Indexing of Pictures by a Statistical Modeling Approach,James Z.Wang IEEE Trans. on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol.25, No.10,14 pp., 2003
蓄えられた画像は整理されないまま放置されることがあり、いざ見ようとしても見たい画像に辿り着くのに労力を要することがある。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、記録された画像を管理しやすくすることができる画像管理装置、画像管理方法、および画像管理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像管理装置は、複数の画像を1つのグループとして管理する画像管理装置であって、1つのグループ内の各画像に対し、概念を付与する第1の付与手段と、概念の包含関係を記憶する記憶手段と、記憶された包含関係と、1つのグループ内の各画像に対して付与された概念とに基づいて、1つのグループに対しての概念を付与する第2の付与手段とを備える。
好ましくは記憶手段は、全ての概念の組合せの関係を記述した2項関係により、ある概念がある概念を包含するか否かを記述した情報を記憶し、第2の付与手段は、複数の概念に対し、2項関係を参照し、投票によりもっとも得票数の多い概念を1つのグループに対しての概念とする。
好ましくは記憶手段は、階層構造で記述された概念の包含関係を記憶し、第2の付与手段は、複数の概念に対し、階層構造を参照し、投票を行ない、投票では所定の係数をかけた値を上位階層に伝播させ、もっとも得票数の多い概念を1つのグループに対しての概念とする。
好ましくは第1の付与手段は、各画像の画像特徴量に基づいて各画像に概念を付与する。
好ましくは第1の付与手段は、ユーザが設定したキーワードを概念として付与する。
好ましくは第1の付与手段は、各画像に概念として場所情報を付与し、第2の付与手段は、もっとも多くの概念を包含する地理情報を、1つのグループに対しての概念として付与する。
好ましくは第1の付与手段は、各画像に概念として時間に関する情報を付与し、第2の付与手段は、もっとも多くの概念を包含する時間に関する情報を、1つのグループに対しての概念として付与する。
この発明の他の局面に従うと、画像管理方法は、複数の画像を1つのグループとして管理する画像管理方法であって、概念の包含関係を記憶し、1つのグループ内の各画像に対し、概念を付与する第1の付与ステップと、記憶された包含関係と、1つのグループ内の各画像に対して付与された概念とに基づいて、1つのグループに対しての概念を付与する第2の付与ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、画像管理プログラムは、複数の画像を1つのグループとして管理する画像管理プログラムであって、概念の包含関係を記憶し、1つのグループ内の各画像に対し、概念を付与する第1の付与ステップと、記憶された包含関係と、1つのグループ内の各画像に対して付与された概念とに基づいて、1つのグループに対しての概念を付与する第2の付与ステップとをコンピュータに実行させる。
この発明に従うと、複数の画像を1つのグループとして管理し、1つのグループ内の各画像に対して付与された概念に基づいて、1つのグループに対しての概念を付与することができる画像管理装置、画像管理方法、および画像管理プログラムを提供することが可能である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像管理システム(アーカイブシステム)の構成を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像管理システム(アーカイブシステム)の構成を示す図である。
本画像管理システムは、大量に保存されている画像を自動的に整理し、簡単に見たい画像を探し出せるように構成されている。画像管理システムは、大量画像の管理方式として、画像をグループに分割して管理する方式をとる。画像は撮影日時やイベントごとにグループ化され管理される。このとき、ユーザに対し、どのグループにどんな画像が入っているか簡単に知らせる手法が必要となる。画像管理システムは、ユーザがグループ画像の中身を見なくとも、どんな画像が入っているかをユーザに知らせることができるように、グループの画像群を表す代表的な言葉を自動で設定する。
すなわち画像管理システムは、アルバムなどにおいて画像をグループ管理するとき、グループに対するタイトルを自動設定する。そのために画像管理システムは、一旦、グループ内の各画像に対するキーワード候補を選出する。これらのキーワードをもっとも多く包含する上位概念を持つキーワードがタイトルとして設定される。これにより、精度の高いキーワードを自動的に付与することが可能であり、大量画像の中から所望の画像を閲覧することが簡単に出来る。
アルバムは、1つのイベント(旅行や運動会など)に対して複数枚の写真から構成されていることが多いため、グループ単位で管理しグループに対する適切な言葉を自動設定することで、画像を簡単に整理でき、所望の画像を簡単に探し出すことが可能となる。
図1を参照して、画像管理システムは、MFP(Multi Function Peripherals)などである画像形成装置1と、端末装置であるクライアントPC2a、2b、・・・と、サーバ6とから構成される。画像形成装置1、クライアントPC2a、2b、・・・、およびサーバ6は、ネットワークを介して接続されている。
画像形成装置1は、走査した原稿画像、クライアントPC2a、2b、・・・、およびサーバ6から送信されたプリントデータから生成した画像の複写画像を用紙上に形成する装置である。
図2は、図1の画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図を参照して、画像形成装置1は、装置全体を制御する制御部106と、原稿から画像データを読取るイメージリーダ部101と、用紙上に画像を印刷するプリンタ部102と、近距離の無線通信を行なったり、印刷装置をネットワークや電話回線に接続するための通信部103と、ジョブデータなどを記憶するための記憶部104と、ユーザとのインターフェースである操作パネル105と、消耗品の残量などを検出するセンサ部107とを含む。
図3は、図1のクライアントPCまたはサーバ1台のハードウェア構成を示すブロック図である。
図を参照して、クライアントPC(またはサーバ)は、装置全体の制御を行なうCPU601と、ディスプレイ605と、ネットワークに接続したり外部と通信を行なうためのLAN(ローカルエリアネットワーク)カード607(またはモデムカード)と、キーボードやマウスなどにより構成される入力装置609と、フレキシブルディスクドライブ611と、CD−ROMドライブ613と、ハードディスクドライブ615と、RAM617と、ROM619とを備えている。
フレキシブルディスクドライブ611により、フレキシブルディスクFに記録されたプログラムや画像などのデータを読取ることが可能であり、CD−ROMドライブ613により、CD−ROM613aに記録されたプログラムや画像などのデータを読取ることが可能である。
本実施の形態において、管理される画像は、画像形成装置1、クライアントPC2a、2b、・・・、およびサーバ6の記憶装置に記憶される。
なお、システムに写真などの画像を入力するためのインターフェースとして、DVDドライブ、メモリーカードリーダなどを備えさせることも可能である。画像の蓄積のためには、ハードディスクドライブを用いることが好ましい。
また、写真などの画像表示のために、テレビへのビデオ信号出力端子を装備することとしてもよい。また、システムの操作を簡単にするために、リモコンを装備してもよい。さらに、表示画面、記憶装置、画像取込装置、制御装置、およびリモコン送受信部を一体的に構成した画像管理装置を提供してもよい。
登録された写真などの画像は、登録時にグループ化され、グループごとのディレクトリに保存される。画像管理システムは、予め生成された画像辞書を持っており、新規に登録された写真(画像)に対し、画像データから自動的に適切な言葉(概念)を付与する。
また、画像管理システムは、言葉間の包含関係も保持しており、画像に割付けられた言葉を元に、写真グループに対する適切な言葉を選択し、設定する。
割付けられた言葉と、写真データに付帯しているメタデータ(日付や場所)とは、データベースに登録され、画像の検索用のデータとして使用される。所望の画像を探し出す手法として、メタデータや割付けられた言葉のクエリーによる一枚毎の画像の検索ができるとともに、グループに対して割付けられた言葉から、グループ毎の検索が可能となっている。
図4は、画像形成装置1内の記憶部104に記憶されるデータを示す図である。
図を参照して、記憶部104には画像辞書104aと、包含関係データ104bと、画像データ104cとが記録される。なお、これらデータは、サーバ6やクライアントPC2a、2b、・・・に記憶させることとしてもよい。
図5は、画像管理システムが行なう動作を示すフローチャートである。
以下、当該フローチャートの各ステップについて説明する。
・ステップS101
ユーザは、デジタルカメラやスキャナなどを用いて、または、CD−RやDVDやメモリなどの記憶媒体を介して、システムに画像を入力する。
ユーザは、デジタルカメラやスキャナなどを用いて、または、CD−RやDVDやメモリなどの記憶媒体を介して、システムに画像を入力する。
・ステップS103
画像管理システムは、画像データをグループ化して記憶する。このときグループ化の手法として、以下の方法が挙げられる。
画像管理システムは、画像データをグループ化して記憶する。このときグループ化の手法として、以下の方法が挙げられる。
(ア) 同時に登録された写真を1つのグループとして扱うグループ化手法。
(イ) 写真の撮影時間の間隔が所定時間以内であるとき、それらの画像を同一グループの画像とみなすグループ化手法。
(ウ) ユーザが複数の写真画像を選択してグループ化する手法。
これらの手法をユーザが選択し、ユーザの都合に合わせた画像グループが構成される。いずれの方法を採用しても、旅行や運動会といった写真を多く撮影する機会のあるイベントに対しては、グループ内の写真の多くが同一のイベントに関わるものとして構成される事になる。
・ステップS105
各画像の内容に基づき、画像特徴量が抽出される。
各画像の内容に基づき、画像特徴量が抽出される。
・ステップS107
当該ステップでは、画像辞書を用いた写真に対するキーワード候補の割付の処理が行なわれる。
当該ステップでは、画像辞書を用いた写真に対するキーワード候補の割付の処理が行なわれる。
画像辞書は、言葉と写真画像との対応付けを行うため予め用意されている。この対応付けには、上述の非特許文献1に示されている、2D Multiresolution Hidden Markov Modelsを使用した手法を利用することができる。
この手法では、600ほどの言葉を用意し、その言葉に対する教師画像をそれぞれ40枚ほど与え学習させることで、入力された画像の特徴量から各言葉の関連性の大きさを数値として出力することが出来る。
画像管理システムは、この学習データを600の言葉に対する画像特徴量との関連性が記述された画像辞書として保持する。画像を新たに登録したときに、画像管理システムはまず、画像特徴量を抽出し(S105)、次に全ての登録されている言葉に対し画像特徴量との関連性の大きさを算出する。そして、所定のしきい値を上回る上位5つまでの言葉を選出し、当該画像を表す言葉(概念)として登録する。
・ステップS109
当該ステップでは、言葉の包含関係に基づいて、画像グループに対する概念を付与する。
当該ステップでは、言葉の包含関係に基づいて、画像グループに対する概念を付与する。
事前に包含関係データとして、登録されている言葉から2つの言葉を選び、一方の言葉の概念が他方の言葉の概念を包含するかどうかが設定されている。包含関係データは、登録されている言葉のすべての組合せに対して設定されている。
すなわち言葉Kiが言葉Kjを含む概念(言葉Kiが言葉Kjの上位概念)であるとき、2項関係により、
T(Ki,Kj)=1
とし、
言葉Kiが言葉Kjを含まない概念(言葉Kiが言葉Kjの上位概念でない)とき、
T(Ki,Kj)=0
と設定する。
T(Ki,Kj)=1
とし、
言葉Kiが言葉Kjを含まない概念(言葉Kiが言葉Kjの上位概念でない)とき、
T(Ki,Kj)=0
と設定する。
ただし、T(Ki,Ki)=1とする。
複数枚(N枚)の写真からなるグループが設定されているとき、N枚の写真に対しその関連する言葉を画像辞書より選出する。このとき、各画像に対し0〜5個の言葉がそれぞれ選出される。選出された全ての言葉に対し、その言葉自身とその言葉の上位概念に相当する言葉に対し投票を行う。この結果、得票数の最も多い言葉をこのN枚の写真のグループを代表する言葉として選択する。
すなわち、写真ImageKから抽出された言葉をKImageK,jとすると、言葉Kiに対する投票数P(Ki)は、
で算出される。
例えば、運動会の一連の写真1〜5をグループとして登録したとき、各写真に対して以下のような言葉が選出されたものとする。
写真1(徒競走の写真):徒競走、 運動場、 サッカー、運動会、 体操服
写真2(踊りの写真) :運動場、 体操、 行進、 体操服
写真3(玉入れの写真):ボール、 玉入れ、 野球、 体操服
写真4(綱引きの写真):運動場、 地引網、 体操服
写真5(騎馬戦の写真):運動場、 体操服
この例では、写真4は綱引きの写真であるが、画像辞書には登録されていないシーンであったため、このシーンに関連する言葉として運動場と地引網と体操服とが選出されてしまったものとする。
写真2(踊りの写真) :運動場、 体操、 行進、 体操服
写真3(玉入れの写真):ボール、 玉入れ、 野球、 体操服
写真4(綱引きの写真):運動場、 地引網、 体操服
写真5(騎馬戦の写真):運動場、 体操服
この例では、写真4は綱引きの写真であるが、画像辞書には登録されていないシーンであったため、このシーンに関連する言葉として運動場と地引網と体操服とが選出されてしまったものとする。
一方、それぞれの言葉の“運動会”に対する包含関係は、徒競走=1、運動場=1、サッカー=0、体操=1、行進=1、ボール=0、玉入れ=1、野球=0、地引網=0、体操服=1であるものとする。すなわち、徒競走、運動場、体操、行進、玉入れ、および体操服が“運動会”に含まれるもの(下位概念)として登録されている。
この場合、上記式により、P(運動会)=14となる。
また、言葉“少年野球”に対する包含関係は、徒競走=0、運動場=1、サッカー=0、体操=0、行進=1、ボール=1、玉入れ=0、地引網=0、運動会=0、体操服=0であるものとする。
この場合、P(少年野球)=7となり、得票数の多い“運動会”が写真グループを代表する言葉として登録されることとなる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態における画像管理システムの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるため、ここでの説明を繰返さない。
第2の実施の形態における画像管理システムの構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるため、ここでの説明を繰返さない。
第2の実施の形態における画像管理システムでは、階層構造で記述された概念の包含関係を記憶し、複数の対応付けられた概念に対し、前記階層構造を参照し、投票を行なう。投票では所定の係数をかけた値を上位階層に伝播させ、もっとも得票数の多い概念を1つのグループに対する概念とする。
以下、写真画像にメタデータとして、地理情報が記録されている場合を例に挙げ、本実施の形態について説明する。
図6は、画像管理システムが保持する日本の地理情報の包含関係を示す図である。
画像管理システムは、階層構造で地理情報を保持している。地理情報は、「日本」を最上位として、階層的に「地方名」、「都道府県名」、「都市名」と管理されている。
北海道旅行の写真を撮影した場合において、大阪を出発して帰ってくるまでの写真が1つのグループとして定義されたとき、各写真の地理情報が、
泉佐野 → 不明(飛行機内) → 函館 → 小樽 → 稚内 → 網走 → 根室 → 釧路 → すすきの → 札幌ドーム → サッポロビール園 → 千歳空港 → 伊丹
であったものとする。なお、この地理情報はユーザによりメタデータとして入力してもよいし、自動入力してもよい。このとき、図6の地理情報の階層構造が参照されることで、画像グループの概念が決定される。
泉佐野 → 不明(飛行機内) → 函館 → 小樽 → 稚内 → 網走 → 根室 → 釧路 → すすきの → 札幌ドーム → サッポロビール園 → 千歳空港 → 伊丹
であったものとする。なお、この地理情報はユーザによりメタデータとして入力してもよいし、自動入力してもよい。このとき、図6の地理情報の階層構造が参照されることで、画像グループの概念が決定される。
図6の各概念(場所名)への投票が行なわれる。下位の概念に対する投票結果は、下記の要領で上位階層に伝播させる。伝播係数をαとしたとき、階層Nにおける地理情報K(n,i)に一致するメタデータがある場合、各階層の得票数P(K(n,i))は以下のようになる。
P(K(n,i))に対しては、「1」を加算する。
P(K(n−1,j))に対しては、1×αを加算する。
(ただしK(n−1,j)はK(n,i)の1つ上位階層の観念である。)
P(K(n−2,k))に対しては、1×α×αを加算する。
P(K(n−2,k))に対しては、1×α×αを加算する。
(ただしK(n−2,k)はK(n−1,j)の1つ上位階層の概念である。)
これにより、上位に行くほど投票の伝播の重みを小さくする。
これにより、上位に行くほど投票の伝播の重みを小さくする。
係数αを0.7としたとき、前述の北海道旅行の例では、
P(札幌)=0.7+0.7+0.7=2.1
となる。これは前述の地理情報内には、「札幌」に一致する地理情報が無く、その1階層下の地理情報である、「すすきの」、「札幌ドーム」、「サッポロビール園」の3つの地理情報があるためである。
P(札幌)=0.7+0.7+0.7=2.1
となる。これは前述の地理情報内には、「札幌」に一致する地理情報が無く、その1階層下の地理情報である、「すすきの」、「札幌ドーム」、「サッポロビール園」の3つの地理情報があるためである。
また、
P(北海道)=0.7+0.7+0.7+0.7+0.7+0.7+2.1×0.7+0.7=6.37
となる。これは、前述の地理情報内には、「北海道」に一致する地理情報が無く、その1階層下の地理情報である、「函館」、「小樽」、「稚内」、「網走」、「根室」、「釧路」、「千歳空港」の7つの地理情報があり、かつその1階層下の地理情報である、「すすきの」、「札幌ドーム」、「サッポロビール園」の3つの地理情報(P(札幌)の値である2.1に、伝播係数0.7を掛けた部分)があるためである。
P(北海道)=0.7+0.7+0.7+0.7+0.7+0.7+2.1×0.7+0.7=6.37
となる。これは、前述の地理情報内には、「北海道」に一致する地理情報が無く、その1階層下の地理情報である、「函館」、「小樽」、「稚内」、「網走」、「根室」、「釧路」、「千歳空港」の7つの地理情報があり、かつその1階層下の地理情報である、「すすきの」、「札幌ドーム」、「サッポロビール園」の3つの地理情報(P(札幌)の値である2.1に、伝播係数0.7を掛けた部分)があるためである。
また、
P(伊丹)=1.0
となる。これは、前述の地理情報内には、「伊丹」に一致する地理情報が1つあり、その下の階層はないため(下からの伝播がないため)である。
P(伊丹)=1.0
となる。これは、前述の地理情報内には、「伊丹」に一致する地理情報が1つあり、その下の階層はないため(下からの伝播がないため)である。
また、
P(大阪)=0.7+0.7=1.4
となる。これは前述の地理情報内には、「大阪」に一致する地理情報が無く、その1階層下の地理情報である、「泉佐野」、「伊丹」の2つの地理情報があるためである。
P(大阪)=0.7+0.7=1.4
となる。これは前述の地理情報内には、「大阪」に一致する地理情報が無く、その1階層下の地理情報である、「泉佐野」、「伊丹」の2つの地理情報があるためである。
また、上述の地理情報の最上位概念である、「日本」の投票数である、P(日本)は、
P(日本)=1.4×0.7×0.7+6.37×0.7=5.44
となる。
P(日本)=1.4×0.7×0.7+6.37×0.7=5.44
となる。
以上の処理により、階層を使った投票により「北海道」が最も投票数が多い、グループを代表する地理情報として選択される。
図7は、第2の実施の形態における画像管理システムが行なう動作を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS201で画像が入力される。ステップS203で画像のグループ分けが行なわれる。ステップS205で、各画像の地理情報(場所情報)の入力(または自動判別)が行なわれる。
ステップS207で、地理情報データベースに基づいて、グループを代表する情報が選択される。
なお、ここでは地理情報を例に挙げて階層構造を説明したが、これに限らず年、季節(春夏秋冬)、月、日、時間、分、などの時間に関する階層構造を用いてグループの概念を決定するようにしてもよい。
なお、上述の処理は、PCのコンピュータが行なっても、画像形成装置のコンピュータが行なっても、サーバのコンピュータが行なってもよい。
なお、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
また、本発明はネットワークに接続されたシステムにおいても、ネットワーク環境に接続されていないシステムにも適用することができる。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置、2a,2b クライアントPC、6 サーバ、102 プリンタ部、103 通信部、104 記憶部、105 操作パネル、106 制御部、601 CPU。
Claims (9)
- 複数の画像を1つのグループとして管理する画像管理装置であって、
前記1つのグループ内の各画像に対し、概念を付与する第1の付与手段と、
概念の包含関係を記憶する記憶手段と、
前記記憶された包含関係と、前記1つのグループ内の各画像に対して付与された概念とに基づいて、前記1つのグループに対しての概念を付与する第2の付与手段とを備えた、画像管理装置。 - 前記記憶手段は、全ての概念の組合せの関係を記述した2項関係により、ある概念がある概念を包含するか否かを記述した情報を記憶し、
前記第2の付与手段は、複数の概念に対し、前記2項関係を参照し、投票によりもっとも得票数の多い概念を前記1つのグループに対しての概念とする、請求項1に記載の画像管理装置。 - 前記記憶手段は、階層構造で記述された概念の包含関係を記憶し、
前記第2の付与手段は、複数の概念に対し、前記階層構造を参照し、投票を行ない、
前記投票では所定の係数をかけた値を上位階層に伝播させ、もっとも得票数の多い概念を前記1つのグループに対しての概念とする、請求項1に記載の画像管理装置。 - 前記第1の付与手段は、各画像の画像特徴量に基づいて各画像に概念を付与する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像管理装置。
- 前記第1の付与手段は、ユーザが設定したキーワードを概念として付与する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像管理装置。
- 前記第1の付与手段は、各画像に概念として場所情報を付与し、
前記第2の付与手段は、もっとも多くの概念を包含する地理情報を、前記1つのグループに対しての概念として付与する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像管理装置。 - 前記第1の付与手段は、各画像に概念として時間に関する情報を付与し、
前記第2の付与手段は、もっとも多くの概念を包含する時間に関する情報を、前記1つのグループに対しての概念として付与する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像管理装置。 - 複数の画像を1つのグループとして管理する画像管理方法であって、
概念の包含関係を記憶し、
前記1つのグループ内の各画像に対し、概念を付与する第1の付与ステップと、
前記記憶された包含関係と、前記1つのグループ内の各画像に対して付与された概念とに基づいて、前記1つのグループに対しての概念を付与する第2の付与ステップとを備えた、画像管理方法。 - 複数の画像を1つのグループとして管理する画像管理プログラムであって、
概念の包含関係を記憶し、
前記1つのグループ内の各画像に対し、概念を付与する第1の付与ステップと、
前記記憶された包含関係と、前記1つのグループ内の各画像に対して付与された概念とに基づいて、前記1つのグループに対しての概念を付与する第2の付与ステップとをコンピュータに実行させる、画像管理プログラム。
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