JP2006171108A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化、コストアップを抑制しつつ、メンテナカス性が高く、ユーザー操作性の高いトナーボトル(現像剤第1収納容器)を備えた画像形成装置の提供。
【解決手段】回転することにより内部に収納された現像剤を排出開口から排出する現像剤一次収納容器と、該排出口から排出された該現像剤を収納する現像剤二次収納容器と、該現像剤二次収納容器の排出開口から排出する現像剤を受け取る現像器を有する画像形成装置において、前記現像剤二次収納容器に複数の現像剤攪拌手段を画像形成装置正断面の水平方向に配置し、画像形成装置正断面の軸方向へ現像剤を搬送するように現像剤搬送手段を配置し、該現像剤二次収納容器の現像剤の受け入れ口から現像剤攪拌手段を介して現像剤搬送手段へ現像剤が搬送され、該現像剤二次収納容器の排出開口から現像器へ現像剤を補給する。
【選択図】図2
【解決手段】回転することにより内部に収納された現像剤を排出開口から排出する現像剤一次収納容器と、該排出口から排出された該現像剤を収納する現像剤二次収納容器と、該現像剤二次収納容器の排出開口から排出する現像剤を受け取る現像器を有する画像形成装置において、前記現像剤二次収納容器に複数の現像剤攪拌手段を画像形成装置正断面の水平方向に配置し、画像形成装置正断面の軸方向へ現像剤を搬送するように現像剤搬送手段を配置し、該現像剤二次収納容器の現像剤の受け入れ口から現像剤攪拌手段を介して現像剤搬送手段へ現像剤が搬送され、該現像剤二次収納容器の排出開口から現像器へ現像剤を補給する。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関する。特に、トナー収納容器を備えた画像形形成装置の配置構成に関する。
複写機、プリンタ等の電子写真画像形成装置においては、現像剤としての微粉末のトナー(現像剤)が使用されている。そして、電子写真画像形成装置本体のトナーが消費された場合には、トナー収納容器(トナー補給容器)を用いて画像形成装置本体へトナーを補給することが行われている。トナーは極めて微細な粉末であるため、トナー補給作業時には、トナーが飛散しないようにトナー補給容器を画像形成装置本体内の内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方式が知られている(特許文献1)。
図4は画像形成装置本体の正面概略図である。
トナーボトル(現像剤第1収納容器)1は、本体横向き水平に設置されており、トナーボトル1から排出されるトナー(現像剤)は、収容手段としてのホッパー(現像剤第2収納容器)24に一旦収容された後、現像器(現像手段)11へ送り出される。現像器11に送り出されたトナーは、像担持体としての感光体ドラム6を有する画像形成部7にてトナー像が形成される。
一方、給送手段5から給送された該転写材Sは、画像形成部7において形成された前記トナー像が転写され、定着器8を通して前記トナー像が定着され、排出トレイ9に排出される。画像形成部7はトナーボトル(現像剤第1収納容器)1に重ならないように、操作部50を立面操作部とし本体右側に配置している。
図5は装置本体に取り付くトナー補給装置400の概略を示したものである。
トナー補給装置400には、トナーボトル1と連結してトナーボトル1を回転駆動させる駆動部(駆動力伝達部)20が具備されている。駆動部20は、回転可能に支持され(不図示)、装置本体100内に設けた不図示の駆動モータにより回転駆動する構成になっている。ホッパー(現像剤第2収納容器)24には補給トナーを現像器11に搬送するためのスクリュー部材27が配置されている。
図5(A)はトナーボトル1を装置本体100に装着を開始する状態を示しており、図5(A)の位置では、トナーボトル1は装置本体に固定されていないため、ユーザーはトナーボトル1の装置本体からの着脱を行うことが可能である。トナーボトル1先端の一端面には、トナーの排出開口(以下、単に「開口部」と言う)1aが設けてあり(図5(C)参照)、開口部1aは、その先端開口が封止部材2により封止された状態にある。
図5(B)はボトル保持部材(保持部材)300の図示矢印a方向への動作により、トナーボトル1の装着が更に進み、封止部材2の先端部に設けた係止突起としての係合突起3が装置本体側の駆動部20の係止穴に係止(抜け止め)された状態(詳細図13参照)を示している。これは、封止部材2と装置本体側の駆動部20とが相対的に近付くスライド動作により、係合突起3と係止穴とがスナップフィット的に係止されることになる。
図5(C)は封止部材2と駆動部20が係合した後、ボトル保持部材300が図示矢印b方向に後退することでトナーボトル1も後退するが、封止部材は画像形成装置本体側に係止によって固定されているので、相対的に封止部材2がトナーボトル1から離れて開口部1aが開き、トナー補給が可能となった状態が示されている。即ち、自動的に封止部材の開動作を行うことができる。後述するように、封止部材の閉動作も自動的に行うことができる。
この状態で不図示のモータを駆動すると、回転駆動力は本体駆動部20から封止部材2の係合突起の駆動力受け部としての駆動力受け面へと伝達され、更に封止部材2から駆動軸1bへと伝わることでトナーボトル1が回転しトナーを搬送、排出する構成になっている。
即ち、この封止部材2は、開口部1aを封止すると共に画像形成装置本体側から回転駆動力を受ける機能及びこの回転駆動力をトナーボトル1側に伝達させる機能を併せ持っている。このように封止部材2を介してトナーボトル1が回転することで、トナーボトル1の内部に収容されていたトナーが開口部1aから順次排出され、ホッパー(現像剤第2収納容器)24に収納される。ホッパー(現像剤第2収納容器)24には攪拌部材25とスクリュー部材27が各1個ずつ設けられており、トナーボトル1から排出されたトナーは、ホッパー(現像剤第2収納容器)24のトナー受け入れ口24cから傾斜壁24aによって、攪拌部材に自重移動し攪拌される。
攪拌部材は、不図示の駆動機構により矢印方向へ回転し、ホッパー(現像剤第2収納容器)24の傾斜壁24bによってスクリュー部材27に自重移動する。スクリュー部材27は、不図示の駆動機構により断面軸方向、手前から奥へトナーを搬送するように構成されている。従って、ホッパー(現像剤第2収納容器)24のトナー排出口2dより現像器11(図4参照)へと搬送され、トナー補給が行われる。
図6に封止部材2と駆動部20の詳細を示す。図6(A)は図6(C)の状態を拡大したもので、図6(B)及び(C)を用いて前述した動作の結果、封止部材2の先端部に設けた係止突起3が装置本体側の駆動部20の係止穴に係止され、トナーボトルの動作により開口部1aが開口し、トナー補給が可能となった状態を示している。
本体駆動部20と封止部材2との係止を解除する際は、図6(B)に示すように、開閉制御部材21を封止部材2の先端に設けた解除突起4に矢印c方向に進入させることによりなされる。解除突起4は開閉制御部材21の内周面によって内側へと押圧されて矢印d方向に変位し(弾性変形して撓むことによる)、同時にこの解除突起4と共に係合突起3も内側に変位する。これにより係合突起3と本体駆動部20との係合が解除される。
一方、トナーボトル1は図示矢印e方向に移動されるため、トナーボトル1の開口部1aを、封止部材2により封止された状態になる。因に、前述した図5(B)での封止部材2と駆動部20の係止時には、この開閉制御部材21は、図6(A)の位置に待機したままである。
その後、図6(C)に示すように、開閉制御部材21は静止したまま、トナーボトル1が前述とは逆向きである図示矢印f方向へ移動することにより、封止部材2と駆動部21との係止は解除され、トナーボトル1は、開口部1aを封止部材2に封止された状態、つまり、ユーザーによる装置本体からのトナーボトル着脱可能な状態となる。
ここでは、開閉制御部材21の矢印c方向の動作後に静止し、トナーボトル1の動作によって開口部1aの封止及びトナーボトル1の図示矢印e方向への退避を行ったが、開閉制御部材21を図示矢印c方向にそのまま進行させ、開閉制御部材21の押圧による封止部材2の移動後に開口部1aの封止を行い、更に進行を継続し、トナーボトル1を図示矢印f方向まで退避させる手法を採用しても良い。
つまり、ここまで述べてきたように、トナーボトル1及び開閉制御部材21のトナーボトル回転軸方向(図5の矢印a,b方向)への往復動作と、その組合せにより、トナーボトル1の補給可能状態への装着、補給状態からの解除及びボトル着脱位置への退避を行うことが可能である。ユーザーの装着交換容易性を考慮した上で、これらトナーボトル1及び開閉制御部材21の動作の一部、若しくは全てをトナーボトル交換用扉(不図示)を閉める動作に連動させ行う場合や、ユーザー操作把手(不図示)の操作との組合せを図る場合、又は、モータ等の駆動部材を付加し、装置本体からの信号により一部、若しくは全てを自動で行う場合等がある。
続いて、これらトナーボトル1及び開閉制御部材21の往復動作を誘導する誘導部材の機構について、以下具体的に述べる。ここでは、一例として、トナーボトル1及び開閉制御部材21の往復直線動作を、ユーザー操作把手を用い、ユーザーによる一動作で行う例を挙げる。
図7はユーザーの一動作による着脱可能状態と装着完了状態との間の遷移の過程で、トナーボトル1及び開閉制御部材21のトナーボトル回転軸方向の変位量(軌跡)を示した図である。
開閉制御部材21は、着脱可能状態において、(a)係止解除位置にあり、装着完了状態への過程途中で図示左方向に進み、(b)退避位置に移動する。逆に、装着完了状態から着脱可能状態への遷移の過程では、上記と逆の軌跡をたどる。
一方、トナーボトル1は、着脱可能状態において、図示(1)ボトル着脱可能位置にあり、装着完了状態へ進む過程で、一旦、(2)駆動部連結位置まで図示左方向に進み停止した後、再度図示右方向に進み、装着完了状態では(3)ボトル開口位置へと移動する。逆に、装着完了状態から着脱可能状態への遷移の過程では、上記と逆の軌跡をたどる。
双方の変位の軌跡における、各位置での各部材の関係を以下に再度、順を追って具体的に述べる。
着脱可能状態から装着完了状態への遷移時には、先ず、トナーボトルは(1)ボトル着脱可能位置にあり、この位置では、ユーザーは自由にトナーボトル1の装置本体からの着脱を行える。その後、トナーボトル1は(2)駆動部連結位置まで移動し、一定の間停止する。このときのトナーボトル位置は、前述の図5(B)の位置に相当する。トナーボトルが、(2)駆動部連結位置に静止を開始した時点(図示R1:係止解除範囲)では、開閉制御部材21が(a)係止解除位置にあるため(図6(B)の状態)、封止部材2と駆動部21の係止は完了していないが、その後、トナーボトル1が未だ(2)駆動部連結位置に留まったまま、開閉制御部材21が(b)退避位置へ移動し、封止部材2の解除突起4の押圧を解除するため、図示R2:係止範囲において、封止部材2と駆動部21の係止が完了する。その後更に、トナーボトル1は、(3)ボトル開口位置まで(図示右方向)移動し、封止部材2がトナーボトル1から離間し開口部1aを開放する(図6(A)、図5(C)の状態)。
一方、装着完了状態から着脱可能状態への遷移時には、開口部1aの開いた(3)ボトル開口位置(図6(A)の状態)より、トナーボトル1が(2)駆動部連結位置まで移動し、開口部1aの封止を行う。その後、開閉制御部材21が(a)係止解除位置に移動し、留まったまま(R1:係止解除範囲内)、トナーボトル1が(1)ボトル着脱可能位置へ再移動するため、結果として、封止部材2と駆動部20の係止は解除された状態でトナーボトル1は、(1)ボトル着脱可能位置へと移動することが可能となる(図6(B)から(C)への変化)。
図8は図7で示した往復直線動作をトナーボトル1と開閉制御部材21にさせる機構を示した概略断面図である。
トナーボトル1を保持するボトル保持部材300は、操作カム(誘導部材)31と、31a及びボトル保持部材の係合部300aにて係合されている。一方、開閉制御部材21は、操作カム31と、操作カム31の係合部31b及び開閉制御部材21の係合部21aにて係合されている。操作カム31は、トナーボトル1の回転軸と同軸上を回動可能で、ホッパー(現像剤第2収納容器)24を密封する内外ベアリング24a,24bにて回転可能に支持されている。
図9に操作カム31の概略斜視図を示す。
図9に示すように、操作カム31には、ユーザーが操作する際に、把手として掴む把手部31cが設けられており、ユーザーは、トナーボトル1の装置本体からの着脱可能状態と装着完了(トナー補給可能)状態の切り替えを、把手部31cを図示矢印g方向に操作することで行う。
操作カム31の、ボトル保持部材300との係合部31a及び開閉制御部材21(図9には不図示)との係合部31bは、図7で示したトナーボトル1と開閉制御部材2の双方の位相軌跡線を達成するように周方向に連続した溝部で形成されている。トナーボトル1と開閉制御部材21は、この操作カム31の溝形状(31a,31b)に沿って、回転軸方向に往復直線動作を行う。このため、トナーボトル1と開閉制御部材21の相対的な関連性を持つ往復直線動作は、この操作カムに形成された溝形状(31a,31b)で一義的に定義されるため、組立て時の調整等が不要である。
しかしながら、上記のような構成の場合には、下記のような問題が生じていた。
近年、画像形成装置には、更なる装置の小型化、コストダウン、信頼性及びユーザー操作性の向上が要求されている。図4に示したトナーボトル(現像剤第一収納容器)1の配置では、画像形成部7はトナーボトル(現像剤第1収納容器)1に重ならないように、操作部50を立面操作部とし本体右側に配置している。このため、装置の小型化に課題がある。
又、立面操作部は操作部支持部材に剛性及びチルト機構を設けることが一般的であるため、コストダウンに課題がある。更に、操作部をトナーボトル(現像剤第1収納容器)1の上側に配置するためには操作部高さ及び原稿台高さを高くすることにより操作性悪化が課題となる。
一方、操作部高さを低くすると、トナーボトル(現像剤第1収納容器)1が画像形成部7に重なり、メンテ時にトナーボトル(現像剤第1収納容器)1を取り外す必要があり、メンテ性悪化が課題となる。
又、ホッパー(現像剤第2収納容器)容量を小さくすると、トナーボトル(現像剤第1収納容器)1にトナーが無くなってから現像器及びホッパー(現像剤第2収納容器)のトナーが無くなるまでのコピー枚数が少なくなり、コピージョブを停止せずにボトル交換を行う時間(コンティニアスラン)が短縮されるという課題がある。
一方、新品トナーボトル(現像剤第1収納容器)1に交換直後に排出されるトナー量は多いため、これを収納するホッパー(現像剤第2収納容器)容量が足りない場合にトナーがホッパー(現像剤第2収納容器)から溢れて装置を汚すという課題が生じる(フラッシング)。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、装置の大型化、コストアップを抑制しつつ、メンテナカス性が高く、ユーザー操作性の高いトナーボトル(現像剤第1収納容器)を備えた画像形成装置を達成することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、回転することにより内部に収納された現像剤を排出開口から排出する現像剤一次収納容器と、該排出口から排出された該現像剤を収納する現像剤二次収納容器と、該現像剤二次収納容器の排出開口から排出する現像剤を受け取る現像器を有する画像形成装置において、前記現像剤二次収納容器に複数の現像剤攪拌手段を画像形成装置正断面の水平方向に配置し、画像形成装置正断面の軸方向へ現像剤を搬送するように現像剤搬送手段を配置し、該現像剤二次収納容器の現像剤の受け入れ口から現像剤攪拌手段を介して現像剤搬送手段へ現像剤が搬送され、該現像剤二次収納容器の排出開口から現像器へ現像剤を補給することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記現像剤攪拌手段は、攪拌駆動中心から任意の距離に連結配置された攪拌部材を回転させる手段であり、第1の現像剤攪拌手段と第2の現像剤攪拌手段で形成される最外回転軌跡の交点近傍の該現像剤二次収納容器形状を、回転軌跡に一定距離で近接し、第Nの該現像剤攪拌手段まで同様に構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記現像剤搬送手段と該現像剤搬送手段に近接した該現像剤攪拌手段の回転中心が画像形成装置正断面の水平方向に異なり、該現像剤攪拌手段の最外回転軌跡に概水平に接する該現像剤搬送手段に近い側の線と、該現像剤搬送手段の最外回転軌跡に概垂直に接する該現像剤攪拌手段に近い側の線に一定距離で近接し該現像剤二次収納容器形状を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記現像剤一次収納容器と前記現像剤二次収納容器は、画像形成装置正断面において操作部より下側に配置され、且つ、現像器より上側に配置したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記現像剤一次収納容器と前記現像剤二次収納容器は、画像装形成置正断面において画像形成部に重ならないように配置したことを特徴とする。
本発明によれば、回転することにより内部に収納された現像剤を排出開口から排出する現像剤一次収納容器と、該排出口から排出された該現像剤を収納する現像剤二次収納容器と、該現像剤二次収納容器の排出開口から排出する現像剤を受け取る現像器を有する画像形成装置において、前記現像剤二次収納容器に複数の現像剤攪拌手段を画像形成装置正断面の水平方向に配置し、画像形成装置正断面の軸方向へ現像剤を搬送するように現像剤搬送手段を配置し、該現像剤二次収納容器の現像剤の受け入れ口から現像剤攪拌手段を介して現像剤搬送手段へ現像剤が搬送され、該現像剤二次収納容器の排出開口から現像器へ現像剤を補給することにより、ホッパー(該現像剤二次収納容器)を正断面で垂直方向寸法を短くし、水平方向寸法を長くい偏平にすることができる。
又、該現像剤攪拌手段は攪拌駆動中心から任意の距離に連結配置された攪拌部材を回転させる手段であり、第1の該現像剤攪拌手段と第2の該現像剤攪拌手段で形成される最外回転軌跡の交点近傍の該現像剤二次収納容器形状を、回転軌跡に一定距離で近接し、第Nの該現像剤攪拌手段まで同様に構成したことにより、ホッパー(該現像剤二次収納容器)を正断面で水平方向を長くした場合においても、該現像剤攪拌手段のトナー搬送効率を高めることができる。
更に、該現像剤搬送手段と該現像剤搬送手段に近接した該現像剤攪拌手段の回転中心が画像形成装置正断面の水平方向に異なり、該現像剤攪拌手段の最外回転軌跡に概水平に接する該現像剤搬送手段に近い側の線と、該現像剤搬送手段の最外回転軌跡に概垂直に接する該現像剤攪拌手段に近い側の線に一定距離で近接し該現像剤二次収納容器形状を形成したことにより、該現像剤攪拌手段が該現像剤に与える搬送力が該現像剤搬送手段に影響しにくい構成であるため、該現像剤搬送手段の現像剤搬送安定性を高めることができる。
又、現像剤一次収納容器と該現像剤二次収納容器は、画像形成装置正断面において操作部より下側に配置され、且つ、現像器より上側に配置したことにより、画像形成装置の小型化を行うことができる。
更に、現像剤一次収納容器と該現像剤二次収納容器は、画像装形成置正断面において画像形成部に重ならないように配置したことにより、画像形成部のメンテナンス性を高めることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は画像形成装置本体の正面概略図である。トナーボトル(現像剤第1収納容器)1は、本体横向き水平に設置されており、トナーボトル1から排出されるトナー(現像剤)は、収容手段としてのホッパー(現像剤第2収納容器)24に一旦収容された後、現像器(現像手段)11へ送り出される。現像器11に送り出されたトナーは、像担持体としての感光体ドラム6を有する画像形成部7にてトナー像が形成される。
一方、給送手段5から給送された該転写材Sは、画像形成部7において形成された前記トナー像が転写され、定着器8を通して前記トナー像が定着され、排出トレイ9に排出される。画像形成部7はトナーボトル(現像剤第1収納容器)1に重ならないように配置し、ホッパー(該現像剤二次収納容器)を正断面で垂直方向寸法を短くし、水平方向寸法を長くい偏平にすることで、操作部50をトナーボトル(現像剤第1収納容器)1の上側に配置している。このとき、原稿台の高さは図4と同様の高さである。
図2はホッパー(該現像剤二次収納容器)の詳細図を示したものである。
ホッパー(現像剤第2収納容器)24には攪拌部材25が3個とスクリュー部材27が1個設けられており、トナーボトル1から排出されたトナーは、ホッパー(現像剤第2収納容器)24のトナー受け入れ口24cから攪拌部材25aに自重移動し攪拌される。攪拌部材25aは、駆動モータ257の回転をモータギア256、スクリューギア255、ワンウエーギア254、攪拌減速ギア253、攪拌ギア251、攪拌アイドラギア252で構成される駆動機構により駆動が伝達するように構成されている。
攪拌部材25aが矢印の方向へ回転することにより、攪拌部材25b、攪拌部材25cへ順次トナーを搬送する。攪拌部材15a,25b,25c間のホッパー(現像剤第2収納容器)24の形状は、攪拌部材の最外回転軌跡に一定距離で近接した円弧形状24aで形成されている。
又、攪拌部材25の最外回転軌跡に概水平に接するスクリュー部材27に近い側の線と、スクリュー部材27の最外回転軌跡に概垂直に接する攪拌部材25に近い側の線で成る直角線に一定距離で近接した直角形状で形成されている。これにより、トナーの攪拌効率と搬送効率が向上し、トナーの安定供給を行うことができるように構成されている。スクリュー部材27は、前記駆動機構により断面軸方向、手前から奥へトナーを搬送するように構成されている。
従って、ホッパー(現像剤第2収納容器)24のトナー排出口2dより現像器11へと搬送され、トナー補給が行われる。又、駆動モータ257は、正逆転可能であり、現像器11へトナーを供給する場合は正転する。ワンウエーギア254は、攪拌モータ257の正転時に連結してスクリュー部材27も攪拌部材25も同時に正転させる。トナーボトル1から排出されるトナー(現像剤)がホッパー(現像剤第2収納容器)24へトナーを供給する場合は逆転し、ワンウエーギア254は、攪拌モータ257の逆転時に空転して攪拌部材25のみ逆転させる。
ホッパートナーセンサ258がトナーの有無を検知して、トナーボトル(現像剤第1収納容器)1を回転制御してホッパーにトナーを供給するシーケンスが設けられている。これにより、トナー上面がホッパートナーセンサ258を覆う場合は、トナー有りと検知してトナーボトル(現像剤第1収納容器)1の回転を停止する。トナー上面がホッパートナーセンサ258を覆わない場合は、トナー無と検知してトナーボトル(現像剤第1収納容器)1を回転させる。このとき、トナーの有無検知精度を高めるために、トナーの上面が水平になるように攪拌を回す必要がある。このとき、現像器11にトナーが十分有る場合はスクリュー部材27を回転させる補給は不都合が生じるため、攪拌部材25のみを回転させる機構が必要となる。
図3にホッパー(現像剤第2収納容器)24の容器形状と攪拌位置によるトナー圧変化のシミュレーション値を示している。縦軸が圧、横軸が時間を示しており、圧変化が少ない形状であり、トナー搬送性が安定していることを意味する。データより、本構成である攪拌距離が近く、円弧形状が高く、角形状が直角なものがトナーの圧変化が少なく安定していることを意味している。
その他の構成に関しては、背景技術の説明と同様であるため説明を省略する。
1 トナーボトル
11 現像器
24 ホッパー
25 攪拌部材
11 現像器
24 ホッパー
25 攪拌部材
Claims (5)
- 回転することにより内部に収納された現像剤を排出開口から排出する現像剤一次収納容器と、該排出口から排出された該現像剤を収納する現像剤二次収納容器と、該現像剤二次収納容器の排出開口から排出する現像剤を受け取る現像器を有する画像形成装置において、
前記現像剤二次収納容器に複数の現像剤攪拌手段を画像形成装置正断面の水平方向に配置し、画像形成装置正断面の軸方向へ現像剤を搬送するように現像剤搬送手段を配置し、該現像剤二次収納容器の現像剤の受け入れ口から現像剤攪拌手段を介して現像剤搬送手段へ現像剤が搬送され、該現像剤二次収納容器の排出開口から現像器へ現像剤を補給することを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像剤攪拌手段は、攪拌駆動中心から任意の距離に連結配置された攪拌部材を回転させる手段であり、第1の現像剤攪拌手段と第2の現像剤攪拌手段で形成される最外回転軌跡の交点近傍の該現像剤二次収納容器形状を、回転軌跡に一定距離で近接し、第Nの該現像剤攪拌手段まで同様に構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記現像剤搬送手段と該現像剤搬送手段に近接した該現像剤攪拌手段の回転中心が画像形成装置正断面の水平方向に異なり、該現像剤攪拌手段の最外回転軌跡に概水平に接する該現像剤搬送手段に近い側の線と、該現像剤搬送手段の最外回転軌跡に概垂直に接する該現像剤攪拌手段に近い側の線に一定距離で近接し該現像剤二次収納容器形状を形成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記現像剤一次収納容器と前記現像剤二次収納容器は、画像形成装置正断面において操作部より下側に配置され、且つ、現像器より上側に配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記現像剤一次収納容器と前記現像剤二次収納容器は、画像装形成置正断面において画像形成部に重ならないように配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2004360099A JP2006171108A (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | 画像形成装置 |
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