JP2006170035A - 膨張機及びこれを用いたランキンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】別体の発電機を他の動力伝達機構を介して連結する必要がなく、しかも二つの膨張機構の流通経路を外部配管を用いることなく切換えることのできる膨張機及びこれを用いたランキンシステムを提供する。
【解決手段】膨張機本体2aの一端側に第1の発電機2dを一体に設けるとともに、その他端側には第2の発電機2eを一体に設けたので、別体の発電機を動力伝達機構を介して連結する必要がなく、構造の簡素化及び低コスト化を図ることができる。また、膨張機本体2aに設けた第1、第2及び第3の開閉弁15,16,17により、第1及び第2の膨張機構2b,2cを互いに直列に連通する流通経路と、第1及び第2の膨張機構2b,2cの何れか一方のみに作動流体を流通する流通経路とを外部配管を用いることなく切換えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば太陽光等の自然界で発生する熱、内燃機関やボイラの廃熱、工場廃熱等を熱源として蒸発した流体によって動力を発生する膨張機及びこれを用いたランキンシステムに関するものである。
従来、この種のランキンシステムとしては、作動流体を所定の熱源により加熱して蒸発させる蒸発器と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生するタービン等の動力発生機と、動力発生機から流出する作動流体を凝縮させる凝縮器と、凝縮器から流出する作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するとともに、凝縮器を流通する作動流体の熱により給湯や暖房に用いる温水を生成するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前記ランキンシステムでは、一台の膨張機で発電を行う場合、発電能力が不足する場合が多く、しかも膨張機の回転数が高回転になり易いため、膨張機への負荷が過大になるという問題点がある。
また、二台の発電機に連結された二台の膨張機を直列に接続し、一方の膨張機で膨張した流体を一方の膨張機から他方の膨張機に流入させ、他方の膨張機で更に膨張させることにより、各膨張機によって各発電機を駆動するようにしたものも提案されている。
更に、給湯能力の不足時に給湯側への作動流体の熱量を増加させたい場合など、一方の膨張機のみを使用できるように他方の膨張機の流入側にバイパス回路を接続したものが提案されている。
また、互いに同軸に連結された二つの膨張機構を一体に備え、各膨張機構によって発電機を駆動することにより、二台分の膨張機の能力を備えつつ小型化を可能としたスクロール型膨張機が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−60550号公報 特開2002−174186号公報
しかしながら、前述のように二台の膨張機を用いる場合には、一台の膨張機を用いる場合に比べて発電能力を高めることができるが、膨張機の台数が多くなるとともに、各膨張機を直列に接続するための回路と、他方の膨張機をバイパスするための回路をそれぞれ外部配管によって構成しているため、システム全体が大型化するという問題点があった。
また、二つの膨張機構を一体に備えた膨張機では、二つの膨張機構を互いに同軸に連結しているため、例えば給湯能力の不足時に一方の膨張機構のみの運転に切換えることができず、発電と給湯の使用状況に的確に対応することができないという問題点があった。
更に、何れの膨張機においても、膨張機に別途発電機を連結しているため、膨張機及び発電機の設置スペースをそれぞれ必要とし、発電装置全体として十分な小型化を図ることができないという問題点があった。この場合、膨張機と発電機とを別部品からなる回転軸や歯車等の他の動力伝達機構を介して連結する必要があり、構造が複雑でコストが高くつくという問題点もあった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、別体の発電機を他の動力伝達機構を介して連結する必要がなく、しかも二つの膨張機構の流通経路を外部配管を用いることなく切換えることのできる膨張機及びこれを用いたランキンシステムを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、膨張機本体の一端側に配置され、膨張機本体内の一端側に流入した流体の膨張により回転軸を回転させる第1の膨張機構と、膨張機本体の他端側に配置され、膨張機本体内の他端側に流入した流体の膨張により回転軸を回転させる第2の膨張機構とを備えた膨張機において、前記膨張機本体の一端側に一体に設けられ、第1の膨張機構の回転軸によって駆動される第1の発電機と、膨張機本体の他端側に一体に設けられ、第2の膨張機構の回転軸によって駆動される第2の発電機とを備え、前記膨張機本体には、第1の膨張機構側に流体を流入させる第1の流入口と、第1の膨張機構側から流体を流出させる第1の流出口と、第2の膨張機構側に流体を流入させる第2の流入口と、第2の膨張機構側から流体を流出させる第2の流出口と、第1の膨張機構の流出側と第2の膨張機構の流入側とを連通する連通路と、第2の流入口を開閉する第1の開閉弁と、第1の流出口を開閉する第2の開閉弁と、連通路を開閉する第3の開閉弁とを設けている。
これにより、膨張機本体の一端側及び他端側にそれぞれ第1及び第2の膨張機構によって駆動される第1及び第2の発電機が一体に設けられることから、別体の発電機を動力伝達機構を介して連結する必要がない。この場合、第1の開閉弁及び第2の開閉弁を閉鎖し、第3の開閉弁を開放すると、作動流体が第1の流入口から第1の膨張機構に流入するとともに、第1の膨張機構から流出した作動流体が連通路を介して第2の膨張機構に流入し、第2の流出口から外部に流出することから、外部配管によって接続することなく各膨張機構を互いに直列に連通することができる。また、第1の開閉弁及び第3の開閉弁を閉鎖し、第2の開閉弁を開放することにより、作動流体が第1の流入口から第1の膨張機構に流入し、第1の膨張機構から流出した作動流体が第1の流出口から外部に流出することから、外部配管によってバイパスさせることなく第1の膨張機構のみに作動流体を流通させることができる。更に、第1の開閉弁を開放し、第2の開閉弁及び第3の開閉弁を閉鎖することにより、作動流体が第2の流入口から第2の膨張機構に流入し、第2の膨張機構から流出した作動流体が第2の流出口から外部に流出することから、外部配管によってバイパスさせることなく第2の膨張機構のみに作動流体を流通させることができる。
また、本発明は前記目的を達成するために、作動流体を所定の熱源により加熱して蒸発させる蒸発器と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出する作動流体を凝縮させる凝縮器と、凝縮器から流出する作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機を駆動源として発電を行うランキンシステムにおいて、前記動力発生機として前記構成の膨張機を用いている。
これにより、動力発生機として前記構成の膨張機が用いられることから、前述と同様、膨張機に別体の発電機を動力伝達機構を介して連結する必要がなく、しかも二つの膨張機構を互いに直列に連通する流通経路と、何れか一方の膨張機構のみに流通する流通経路とを外部配管を用いることなく切換えることが可能となる。
本発明によれば、二つの膨張機構のうち一方の膨張機構による運転をバイパス回路を用いることなく行うことができるので、システム全体の小型化を図ることができるとともに、使用状況に的確に対応することができる。また、別体の発電機を動力伝達機構を介して連結する必要がないので、構造の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1は膨張機の側面断面図、図2はその要部分解側面断面図、図3はロータ及び磁石の正面図、図4はランキンシステムの概略構成図、図5乃至図7は作動流体の流通経路を示す膨張機の要部側面断面図である。
本実施形態のランキンシステムは、作動流体を蒸発させる蒸発器1と、蒸発器1によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機としての膨張機2と、膨張機2から流出する作動流体を凝縮させる凝縮器3と、凝縮器3から流出した作動流体を吸入して蒸発器1側に吐出するポンプ4と、凝縮器3に作動流体と熱交換する熱媒体を流通する熱媒体回路5と、蒸発器1の下流側流路から分岐するバイパス流路6と、熱媒体回路5を流通する熱媒体の加熱によって温水を生成する流体加熱手段としての給湯器7と、給湯器7内の流体を加熱可能な補助ヒータ8とを備え、膨張機2を駆動源として発電するようになっている。
蒸発器1は内部を流通する作動流体を外部の熱媒体(水、ブライン等)との熱交換によって蒸発させるように構成され、熱媒体は図示しない所定の熱源(例えば太陽光等の自然エネルギー、工場廃熱等)から熱媒体回路1aを介して供給されるようになっている。
膨張機2は後述するスクロール型膨張機からなり、作動流体の流入側を蒸発器1に接続され、その流出側を凝縮器3に接続されている。
凝縮器3は内部を流通する作動流体を熱媒体回路5の熱媒体(水、ブライン等)との熱交換によって凝縮させるように構成されている。
ポンプ4は作動流体を圧送する周知の機器からなり、蒸発器1と凝縮器3との間に設けられている。
熱媒体回路5は凝縮器3及び給湯器7に熱媒体を循環するように構成され、凝縮器3の流入側には熱媒体循環用のポンプ5aが設けられている。
バイパス流路6は一端を蒸発器1と膨張機2との間の流路に接続され、その他端は凝縮器3の上流側に接続されている。バイパス流路6の一端には流路切換弁としての三方弁6aが設けられ、蒸発器1から流出した作動流体を三方弁6aによって膨張機2側及びバイパス流路6側の何れか一方に流通させるようになっている。
給湯器7は、温水Aを貯溜するタンク7aと、タンク7a内に配設された熱媒体回路5の一部からなる加熱部7bと、タンク7a内の温水を外部に吐出する吐出弁7cとから構成され、吐出弁7cから所定温度の温水を任意に吐出可能になっている。
補助ヒータ8は給湯器7のタンク7a内に設けられた電熱線からなり、図示しない電源から任意に通電可能になっている。
次に、前記ランキンシステムに用いる膨張機2について説明する。即ち、この膨張機2は、中空状に形成された膨張機本体2aと、膨張機本体2aの一端側に配置された第1の膨張機構2bと、膨張機本体2aの他端側に配置された第2の膨張機構2cと、膨張機本体2aの一端側に配置された第1の発電機2dと、膨張機本体2aの他端側に配置された第2の発電機2eとを備えている。
膨張機本体2aは、軸方向両端を開口した円筒状の第1のハウジング11と、第1のハウジング11の両端開口部をそれぞれ閉塞する一対の第2のハウジング12とからなり、第1及び第2のハウジング11,12は図示しないボルトによって互いに連結されている。第2のハウジング12の一端側には軸方向に円筒状に延出する延出部12aが設けられ、その他端面の径方向一端側には径方向に延びる長孔12bが設けられている。
第1のハウジング11の軸方向中央側の上部には、第1の膨張機構2b側に流体を流入させる第1の流入口11aと、第2の膨張機構2c側に流体を流入させる第2の流入口11bが設けられ、第1及び第2の流入口11a,11bは互いに膨張機本体2aの軸方向に近接して配置されている。また、第1のハウジング11の軸方向中央側の下部には、第1の膨張機構2b側から流体を流出させる第1の流出口11cと、第2の膨張機構2c側から流体を流出させる第2の流出口11dが設けられ、第1及び第2の流出口11c,11dは互いに膨張機本体2aの軸方向に近接して配置されている。第1のハウジング11内はその軸方向中央に設けた仕切壁11eによって軸方向一端側と他端側に仕切られており、仕切壁11eの軸方向一端側と他端側にはそれぞれ第1及び第2の流入口11a,11bに連通する流入室11fが設けられている。第1のハウジング11の周面側には、一端側を第1及び第2の膨張機構2b,2cの流出側にそれぞれ連通する流出路11gが設けられ、各流出路11gの他端側は第1及び第2の流出口11c,11dにそれぞれ連通している。また、第1のハウジング11には、第1の膨張機構2bの流出路11gと第2の膨張機構2cの流入室11fとを連通する連通路11hが設けられている。更に、第1のハウジング11には、第1及び第2の流入口11a,11bに連通する第1の配管接続部材13が取付けられており、第1の配管接続部材13には外部配管が接続される一つの接続口13aが設けられている。また、第1のハウジング11には第1及び第2の流出口11c,11dに連通する第2の配管接続部材14が取付けられており、第2の配管接続部材14には外部配管が接続される一つの接続口14aが設けられている。更に、第1のハウジング11には、第2の流入口11bを開閉する第1の開閉弁15と、第1の流出口11cを開閉する第2の開閉弁16と、連通路11hを開閉する第3の開閉弁17が設けられている。この場合、各開閉弁15,16,17は、例えばソレノイド等の駆動機構によって自動で開閉するように構成されたものでもよいが、手動で開閉するものであってもよい。
第1及び第2の膨張機構2b,2cは、膨張機本体2a内に互いに軸方向に対向して配置された固定スクロール部材20及び可動スクロール部材30と、可動スクロール部材30の偏心揺動運動によって回転する回転軸としての出力シャフト40とからそれぞれ構成されている。この場合、膨張機2においては、第1の膨張機構2bの流出量と第2の膨張機構2cの流入量が互いに同等になるように構成されている。また、膨張機2においては、第1の膨張機構2bにおける流入量と流出量の比(容積比)と第2の膨張機構2cにおける流入量と流出量の比とが互いに異なるように構成され、例えば第1の膨張機構2bの容積比は1:5、第2の膨張機構2cの容積比は1:3に設定されている。
固定スクロール部材20は第1のハウジング11の他端側に固定され、その一端面には可動スクロール部材30に対向する渦巻体20aが設けられている。また、固定スクロール部材20の径方向中央には第1のハウジング11の流入室11fの流体を流通する流通孔20bが設けられている。
可動スクロール部材30は一端面に固定スクロール部材30に対向する渦巻体30aを有し、可動スクロール部材30の渦巻体30aは固定スクロール部材20の渦巻体20aに偏心揺動可能に噛み合っている。可動スクロール部材30の他端面の径方向一端側には第2のハウジング12の長孔12bに径方向に移動自在に係合する係合ピン31が設けられ、係合ピン31と長孔12bとの係合により可動スクロール部材30の自転が規制されるようになっている。また、可動スクロール部材30の他端面中央にはボス部30bが設けられ、ボス部30b内には偏心ブシュ32が回動自在に設けられている。偏心ブシュ32の一端側には出力シャフト40と同軸状をなす支軸32aが突設され、支軸32aには静バランスを修正するためのバランスウエイト33が取付けられている。
出力シャフト40は一端側を第1のハウジング11の延出部12aの内周面に回動自在に支持され、その他端側に設けた大径部40aを第1のハウジング11内に回動自在に支持されている。大径部40aの径方向中央には偏心ブシュ32の支軸32aが回動自在に挿入され、大径部40aの径方向一端側には偏心ブシュ32の径方向一端側に回動自在に係合する偏心ピン40bが突設されている。また、出力シャフト40の一端にはネジ部40cが設けられている。
第1及び第2の発電機2d,2eは、膨張機本体2aの一端側に固定された発電コイル51と、発電コイル51の周囲に環状に配置された複数の磁石52と、出力シャフト40によって各磁石52と一体に回転する回転体としての円筒状のロータ53とからなる。
発電コイル51は環状に形成されたステータ54に巻装されており、ステータ54の内周面側には第1のハウジング11の延出部12aが挿入されている。ステータ54には軸方向に延びる複数のボルト挿通孔54aが周方向に間隔をおいて設けられ、各ボルト挿通孔54aに挿入された複数のボルト55を第2のハウジング12のネジ孔12cに螺合することにより、ステータ54が第1のハウジング11に固定されている。
各磁石52はフェライト磁石等の永久磁石からなり、それぞれロータ53の内周面に沿って湾曲するように形成されている。各磁石52はロータ53の周方向に配列され、ロータ53の内周面に固定されている。
ロータ53は軸方向一端側を開口しており、その内側に発電コイル51を収容可能に形成されている。ロータ53の他端面中央には出力シャフト40の一端側を挿通する孔53aが設けられ、孔53aを挿通した出力シャフト40のネジ部40cにナット56を螺合することにより、ロータ53が出力シャフト40に固定されている。
以上のように構成された膨張機2においては、第1または第2の膨張機構2b,2cの流入室11fに流入した作動流体が流通孔20bを介して各スクロール部材20,30間に流入すると、作動流体が各渦巻体20a,30a間で膨張し、可動スクロール部材30が各渦巻体20a,30a間の容積を拡大させるように係合ピン31を中心に偏心揺動運動を行う。これにより、可動スクロール部材30のボス部30b内の偏心ブシュ32が支軸32aを中心に回転するとともに、偏心ブシュ32に係合する偏心ピン40bが偏心ブシュ32によって出力シャフト40の軸線Aを中心に回転し、偏心ピン40bによって出力シャフト40が回転する。第1及び第2の膨張機構2b,2cの出力シャフト40が回転すると、第1及び第2の発電機2d,2eのロータ53がそれぞれ出力シャフト40と一体に回転し、各磁石52が発電コイル51の周囲を出力シャフト40を中心に公転する。これにより、発電コイル51に各磁石52の磁束による交番電圧が誘起されて電力が発生する。
次に、前記ランキンシステムの動作について説明する。即ち、前記ランキンシステムにおいて発電及び給湯を行う場合は、第2の三方弁6aによって蒸発器1の下流側を膨張機2に連通する。その際、膨張機2の第1の開閉弁15及び第2の開閉弁16を閉鎖し、第3の開閉弁17を開放すると、図5に示すように膨張機本体2aに流入する作動流体が第1の流入口11aから第1の膨張機構2bの流入室11fに流入し、第1の膨張機構2bで膨張した後、第1の膨張機構2bから流出する。第1の膨張機構2bから流出した作動流体は、流出路11g及び連通路11hを介して第2の膨張機構2cの流入室11fに流入し、第2の膨張機構2cで膨張した後、第2の流出口11dから外部に流出する。これにより、各膨張機構2b,2cが作動流体の膨張により回転し、膨張機2の第1及び第2の発電機2d,2eが駆動される。膨張機2から流出した作動流体は凝縮器3に流入し、凝縮器3によって凝縮する。その際、凝縮器3内を流通する作動流体は熱媒体回路5の熱媒体と熱交換され、この熱交換により加熱された熱媒体が熱媒体回路5を介して給湯器7の加熱部7bを流通し、タンク7a内の温水Aが加熱部7bを流通する熱媒体によって加熱される。その際、補助ヒータ8を作動することにより、補助ヒータ8によってもタンク7a内の温水Aが加熱される。一方、凝縮器3から流出した作動流体はポンプ4に吸入されて蒸発器1側に吐出され、蒸発器1によって再び蒸発する。
また、前記発電及び給湯を行う際、膨張機2の第1の開閉弁15及び第3の開閉弁17を閉鎖し、第2の開閉弁16を開放すると、図6に示すように膨張機本体2aに流入する作動流体が第1の膨張機構2bのみに流入し、第1の膨張機構2bから流出した作動流体は第1の流出口11cから外部に流出する。これにより、第1の発電機2dのみによる発電が行われ、各膨張機構2b,2cの両方で作動流体を膨張させる場合よりも膨張機2の流出側の温度が高くなり、熱媒体回路5の熱媒体に加わる熱量が増加する。また、第1の開閉弁16を開放し、第2の開閉弁16及び第3の開閉弁17を閉鎖すると、図7に示すように膨張機本体2aに流入する作動流体が第2の膨張機構2cのみに流入し、第2の膨張機構2cから流出した作動流体は第2の流出口11dから外部に流出する。これにより、第2の発電機2eのみによる発電が行われる。この場合、第1及び第2の膨張機構2b,2cは互いに容積比が異なるため、必要とされる発電能力及び給湯能力に応じて何れか一方の膨張機構2b,2cを選択することが可能である。
更に、前記ランキンシステムにおいて給湯のみを行う場合は、三方弁6aによって蒸発器1の下流側をバイパス流路6に連通する。これにより、蒸発器1から流出した作動流体がバイパス流路6を介して凝縮器3の上流側に流入し、凝縮器3で加熱された熱媒体が熱媒体回路5を介して給湯器7の加熱部7bを流通し、タンク7a内の温水Aが加熱部6bを流通する熱媒体によって加熱される。その際、補助ヒータ8を作動することにより、補助ヒータ8によってもタンク7a内の温水Aが加熱される。
このように、本実施形態の膨張機によれば、膨張機本体2aの一端側に第1の発電機2dを一体に設けるとともに、その他端側には第2の発電機2eを一体に設けたので、別体の発電機を動力伝達機構を介して連結する必要がなく、構造の簡素化及び低コスト化を図ることができる。この場合、膨張機及び発電機の設置スペースをそれぞれ必要としないので、ランキンシステム全体の小型化を図ることができる。
更に、膨張機本体2aの第1の開閉弁15及び第2の開閉弁16を閉鎖し、第3の開閉弁17を開放することにより、作動流体を第1の流入口11aから第1の膨張機構2bに流入させるとともに、第1の膨張機構2bから流出した作動流体を連通路11hを介して第2の膨張機構2cに流入させ、第2の流出口11dから外部に流出させるようにしたので、外部配管によって接続することなく各膨張機構2b,2cを互いに直列に連通させることができ、システム全体の小型化を図ることができる。この場合、膨張機本体2aに設けた各開閉弁15,16,17によって作動流体の流通経路を切換えることができるので、例えば外部の配管に高価な三方弁や電磁弁を設けた場合に比べてコストを低減することができる。
また、膨張機本体2aの第1の開閉弁15及び第3の開閉弁17を閉鎖し、第2の開閉弁16を開放することにより、作動流体を第1の流入口11aから第1の膨張機構2bに流入させ、第1の膨張機構2bから流出した作動流体を第1の流出口11cから外部に流出させるようにしたので、外部配管によってバイパスさせることなく第1の膨張機構2bのみに作動流体を流通させることができ、システム全体の小型化に極めて有利である。
更に、膨張機本体2aの第1の開閉弁15を開放し、第2の開閉弁16及び第3の開閉弁17を閉鎖することにより、作動流体を第2の流入口11bから第2の膨張機構2cに流入させ、第2の膨張機構2cから流出した作動流体を第2の流出口11dから外部に流出させるようにしたので、前述と同様、外部配管によってバイパスさせることなく第2の膨張機構2cのみに作動流体を流通させることができ、システム全体の小型化に極めて有利である。
また、第1の膨張機構2bの流出量と第2の膨張機構2cの流入量が互いに同等になるように構成したので、第1の膨張機構2bと第2の膨張機構2cとを合わせた全体の容積比を大きくすることができ、発電効率の向上を図ることができる。この場合、第1の膨張機構2bの流出量と第2の膨張機構2cの流入量が互いに同等であるため、作動流体を第1の膨張機構2bの流入側から第2の膨張機構2cの流出側まで膨張率を変動させることなく流通させることができ、第1及び第2の発電機2d,2eの回転数をほぼ均一にすることができる。即ち、同一容積比の膨張機を直列に接続した場合のように、各発電機の回転アンバランスにより一方の発電機のみが高回転になることがなく、耐久性の面で好都合である。
更に、第1の膨張機構2bの容積比と第2の膨張機構2cの容積比とが互いに異なるように構成したので、第1の膨張機構2bのみに作動流体を流通する場合と、第2の膨張機構2cのみに作動流体を流通する場合において、それぞれ発電機2d,2eの回転数や作動流体の流出温度が異なるようにすることができる。これにより、第1及び第2の膨張機構2b,2cの一方のみを用いる場合、必要とされる発電能力や給湯能力に応じて膨張機構2b,2cを選択することができ、使用状況に応じた最適な運転が可能となる。
また、膨張機本体2aの第1及び第2の流入口11a,11bを互いに近接して配置し、第1及び第2の流出口11c,11dを互いに近接して配置したので、流入側の外部配管及び流出側の外部配管を容易に接続することができる。この場合、流入側配管との接続口13aを第1及び第2の流入口11a,11bのそれぞれに連通するように形成し、流出側配管の接続口14aを第1及び第2の流出口11c,11dのそれぞれに連通するように形成したので、外部配管を分岐させずに接続することができ、配管の簡素化を図ることができる。
更に、第1及び第2の発電機2d,2eを、膨張機本体2aに固定された発電コイル51と、発電コイル51の周囲に環状に配置された複数の磁石52と、出力シャフト40によって各磁石52と一体に回転するロータ53とからそれぞれ構成したので、構造の簡単な磁石発電機を一体に構成することができ、小型化及び低コスト化に極めて有利である。
また、第1及び第2の膨張機構2b,2cを、膨張機本体2a内に配置された固定スクロール部材20と、固定スクロール部材20との間に流入した流体の膨張によって偏心揺動することにより出力シャフト40を回転させる可動スクロール部材30とからそれぞれ構成したので、小型で効率のよいスクロール型膨張機を構成することができ、実用化に際して極めて有利である。
また、本実施形態のランキンシステムは、凝縮器3に作動流体と熱交換する熱媒体を流通する熱媒体回路5と、熱媒体回路5を流通する熱媒体によってタンク7a内の温水Aを加熱する給湯器7とを備えているので、凝縮器3の作動流体から吸収した凝縮熱を利用して給湯器7の温水Aを生成することができ、作動流体の熱を発電及び給湯にそれぞれ効率的に利用することができる。
更に、蒸発器1から流出した作動流体を三方弁6aにより流路を切換えてバイパス流路6に流通させることにより、膨張機2を介さずに凝縮器3に流入させるようにしたので、膨張機2から流出する作動流体よりも高温の作動流体によって給湯器7の温水Aを加熱することができ、必要な温度の温水を迅速に生成することができる。
尚、前記実施形態では、膨張機2としてスクロール型の構成からなるものを示したが、例えばピストン及び傾斜板を用いたレシプロ型膨張機等、他のタイプの膨張機と同等の構造によって第1及び第2の膨張機構を構成することも可能である。
また、前記実施形態では、流体加熱手段としての給湯器7を備えたランキンシステムを示したが、例えば暖房用の空気を加熱する熱交換器など、他の流体を加熱する流体加熱手段を備えたランキンシステムであってもよい。
更に、前記実施形態では、発電及び給湯を行うランキンシステムに膨張機2を用いたものを示したが、発電のみを行うものに用いるようにしてもよい。
本発明の一実施形態を示す膨張機の側面断面図 膨張機の要部分解側面断面図 ロータ及び磁石の正面図 本発明の膨張機を用いたランキンシステムの概略構成図 作動流体の流通経路を示す膨張機の要部側面断面図 作動流体の流通経路を示す膨張機の要部側面断面図 作動流体の流通経路を示す膨張機の要部側面断面図
符号の説明
1…蒸発器、2…膨張機、2a…膨張機本体、2b…第1の膨張機構、2c…第2の膨張機構、2d…第1の発電機、2e…第2の発電機、3…凝縮器、4…ポンプ、5…熱媒体回路、6…バイパス回路、6a…三方弁、7…給湯器、11a…第1の流入口、11b…第2の流入口、11c…第1の流出口、11d…第2の流出口、11h…連通路、13a…第1の接続口、14a…第2の接続口、15…第1の開閉弁、16…第2の開閉弁、17…第3の開閉弁、20…固定スクロール部材、30…可動スクロール部材、40…出力シャフト、51…発電コイル、52…磁石、53…ロータ。

Claims (12)

  1. 膨張機本体の一端側に配置され、膨張機本体内の一端側に流入した流体の膨張により回転軸を回転させる第1の膨張機構と、膨張機本体の他端側に配置され、膨張機本体内の他端側に流入した流体の膨張により回転軸を回転させる第2の膨張機構とを備えた膨張機において、
    前記膨張機本体の一端側に一体に設けられ、第1の膨張機構の回転軸によって駆動される第1の発電機と、
    膨張機本体の他端側に一体に設けられ、第2の膨張機構の回転軸によって駆動される第2の発電機とを備え、
    前記膨張機本体には、第1の膨張機構側に流体を流入させる第1の流入口と、第1の膨張機構側から流体を流出させる第1の流出口と、第2の膨張機構側に流体を流入させる第2の流入口と、第2の膨張機構側から流体を流出させる第2の流出口と、第1の膨張機構の流出側と第2の膨張機構の流入側とを連通する連通路と、第2の流入口を開閉する第1の開閉弁と、第1の流出口を開閉する第2の開閉弁と、連通路を開閉する第3の開閉弁とを設けた
    ことを特徴とする膨張機。
  2. 前記第1の膨張機構の流出量と第2の膨張機構の流入量が互いに同等になるように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の膨張機。
  3. 前記第1の膨張機構における流入量と流出量の比と第2の膨張機構における流入量と流出量の比とが互いに異なるように構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の膨張機。
  4. 前記第1及び第2の流入口を互いに近接して配置した
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の膨張機。
  5. 前記膨張機本体内に流体を流入させる配管との接続口を第1及び第2の流入口のそれぞれに連通するように形成した
    ことを特徴とする請求項4記載の膨張機。
  6. 前記第1及び第2の流出口を互いに近接して配置した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の膨張機。
  7. 前記膨張機本体内から流体を流出させる配管との接続口を第1及び第2の流出口のそれぞれに連通するように形成した
    ことを特徴とする請求項6記載の膨張機。
  8. 前記第1の発電機を、膨張機本体の一端側に固定された発電コイルと、発電コイルの周囲に環状に配置された複数の磁石と、第1の膨張機構の回転軸によって各磁石と一体に回転する回転体とから構成し、
    第2の発電機を、膨張機本体の他端側に固定された発電コイルと、発電コイルの周囲に環状に配置された複数の磁石と、第2の膨張機構の回転軸によって各磁石と一体に回転する回転体とから構成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の膨張機。
  9. 前記第1及び第2の膨張機構を、膨張機本体内に配置された固定スクロール部材と、固定スクロール部材との間に流入した流体の膨張によって偏心揺動することにより回転軸を回転させる可動スクロール部材とからそれぞれ構成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の膨張機。
  10. 作動流体を所定の熱源により加熱して蒸発させる蒸発器と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出する作動流体を凝縮させる凝縮器と、凝縮器から流出する作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機を駆動源として発電を行うランキンシステムにおいて、
    前記動力発生機として請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の膨張機を用いた
    ことを特徴とするランキンシステム。
  11. 前記凝縮器に作動流体と熱交換する熱媒体を流通する熱媒体回路と、
    熱媒体回路を流通する熱媒体によって他の所定の流体を加熱する流体加熱手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項10記載のランキンシステム。
  12. 一端を蒸発器と動力発生機との間の流路に接続され、他端を凝縮器の流入側に接続されたバイパス流路と、
    蒸発器から流出した作動流体を動力発生機側及びバイパス流路側の何れか一方に流通させる流路切換弁とを備えた
    ことを特徴とする請求項11記載のランキンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101405512B1 (ko) * 2013-03-21 2014-06-11 부산대학교 산학협력단 유기 랭킨 사이클용 팽창기 모듈
JP2015200306A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱電併給システム

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