JP2006165967A - ディジタル伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の同期通信端末をIPネットワークへ収容可能とするディジタル伝送システムを得る。
【解決手段】ネットワーク全体の網同期の基準となるクロックを生成して供給する網同期クロック供給装置8と、非IP端末7Aの通信データを多重して同期通信フレームを出力する同期通信端末4Aと、同期通信端末4Aからの同期通信フレームを所定の固定バイト長毎に分割し、生成したMACフレームに分割した同期通信フレームを多重してIP伝送装置1Aに送信するIPパケット化装置3Aと、IP伝送装置1Bから受信した前記MACフレームから分割した同期通信フレームを抽出し、抽出した複数の分割した同期通信フレームを組み立てて元の同期通信フレームを出力するIPパケット化装置3Bと、IPパケット化装置3Bからの同期通信フレームから非IP端末7Aの通信データを分離して、非IP端末7Bへ送信する同期通信端末4Bとを設けた。
【選択図】図1
【解決手段】ネットワーク全体の網同期の基準となるクロックを生成して供給する網同期クロック供給装置8と、非IP端末7Aの通信データを多重して同期通信フレームを出力する同期通信端末4Aと、同期通信端末4Aからの同期通信フレームを所定の固定バイト長毎に分割し、生成したMACフレームに分割した同期通信フレームを多重してIP伝送装置1Aに送信するIPパケット化装置3Aと、IP伝送装置1Bから受信した前記MACフレームから分割した同期通信フレームを抽出し、抽出した複数の分割した同期通信フレームを組み立てて元の同期通信フレームを出力するIPパケット化装置3Bと、IPパケット化装置3Bからの同期通信フレームから非IP端末7Aの通信データを分離して、非IP端末7Bへ送信する同期通信端末4Bとを設けた。
【選択図】図1
Description
この発明は、IP(インターネットプロトコル)パケット化装置により、任意の同期通信端末を、IPネットワーク網に収容可能とするディジタル伝送システムに関するものである。
従来のゲートウェイ装置においては、既存回線交換網で送受されるPCM(Pulse Code Modulation)信号とIPネットワークで送受されるIPパケットとの変換を行い、既存回線交換網とIPネットワークとの相互接続を可能とするものである(例えば、特許文献1参照)。
従来のIPゲートウェイ装置は、IPネットワークを含めたネットワーク全体で網同期を実現することが出来ない。また、同期通信をIPパケット化するため、同期通信を一旦終端した場合、同期通信毎に終端回路を用意する必要があり、コスト高となるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、非IP端末をIPネットワーク網に収容した時に、IPネットワーク網を含めたネットワーク全体で網同期を実現できるとともに、同期通信(送受端でのクロック同期が必要な通信)のプロトコルに応じて、クロック速度を調整する機能を設けることにより、任意の同期通信プロトコルをIPネットワークへ収容可能とするディジタル伝送システムを得るものである。
この発明に係るディジタル伝送システムは、ルーティングプロトコルにより信号の送受信を行う第1、第2及び第3のIP伝送装置がIPネットワークを通じて接続されているディジタル伝送システムであって、前記第3のIP伝送装置に接続され、ネットワーク全体の網同期の基準となるクロックを生成して供給する網同期クロック供給装置と、第1の非IP端末の通信データを多重して同期通信フレームを出力する第1の同期通信端末と、前記第1の同期通信端末からの同期通信フレームが所定の固定長を超えている場合には、前記同期通信フレームを前記所定の固定長毎に分割し、生成したMACフレームに分割した同期通信フレームを多重して前記第1のIP伝送装置に送信する第1のIPパケット化装置と、前記第2のIP伝送装置から受信した前記MACフレームから分割した同期通信フレームを抽出し、抽出した複数の分割した同期通信フレームを組み立てて元の同期通信フレームを出力する第2のIPパケット化装置と、前記第2のIPパケット化装置からの同期通信フレームから前記第1の非IP端末の通信データを分離して、第2の非IP端末へ送信する第2の同期通信端末とを設けたものである。
この発明に係るディジタル伝送システムは、非IP端末をIPネットワーク網に収容した時に、IPネットワーク網を含めたネットワーク全体で網同期を実現できるとともに、同期通信のプロトコルに応じて、クロック速度を調整する機能を設けることにより、任意の同期通信プロトコルをIPネットワークへ収容可能とするという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るディジタル伝送システムについて図1から図3までを参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
この発明の実施の形態1に係るディジタル伝送システムについて図1から図3までを参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1は、IP伝送装置1(1A、1B、1Cを代表して1とする)と同期通信端末4(4A,4Bを代表して4とする)を、IPパケット化装置3(3A、3Bを代表して3とする)によって接続したネットワーク構成を示している。
図1において、この実施の形態1に係るディジタル伝送システムは、IPネットワークの伝送路(光ファイバ)2によりループ状に接続されるIP伝送装置1と、IP伝送装置1と光ファイバ5A、5Bを用いて接続されるIPパケット化装置3と、IPパケット化装置3と光ファイバ6A、6Bを用いて対向接続される同期通信端末4と、同期通信端末4と接続され非常電話やトラフィックカウンタ等の非IP端末7(7A、7Bを代表して4とする)と、ネットワーク全体の網同期の基準となるクロックを生成する網同期クロック供給装置8と、コンピュータ等のIP端末9とが設けられている。
また、伝送路2は、説明の簡略化の為に、ループ状に接続された形態を想定しているが、他の接続形態でもよい。光ファイバ5A、5B、6A、6Bの通信方式は、1000BASE−SX(IEEE 802.3z)を用いる場合を想定しているが、ギガビットEthernet(登録商標)の方式であれば、他の形式でもよい。LAN10は、IP端末9を通信回線で接続して通信網を構成している。
図2は、この発明の実施の形態1に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示すブロック図である。
図2において、IPパケット化装置3は、光/電気変換部(E/O、O/E)101と、ギガビットイーサネット(登録商標)SerDes(Serializer/Deserializer)102と、IPパケット化部103と、IPヘッダ/MACヘッダ生成部104と、同期通信フレーム分割部105と、同期通信フレーム抽出部107と、同期通信フレーム組立部108と、光/電気変換部(O/E、E/O)109と、揺らぎ吸収バッファ110とが設けられている。
光/電気変換部101は、IP伝送装置1から光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換する一方、ギガビットイーサネット(登録商標)PHY(Physical layer)チップ102により生成された電気信号を光信号に変換する。SerDes(シリアル/パラレルデータ変換部)102は、光/電気変換部101から受信したシリアルの電気信号を、4ビットのパラレルデータに変換し、一方、IPパケット化部103により生成された4ビットのパラレル信号をシリアルデータに変換する。
IPヘッダ/MACヘッダ生成部104は、MAC(Media Access Control)フレームの固定情報をIPパケット化部103に送信する。同期通信フレーム分割部105は、同期通信端末4から受信したフレームを、設定内容に応じて固定バイト長ごとに区切る。
同期通信フレーム抽出部107は、MACフレームから同期通信フレームを抽出する。同期通信フレーム組立部108は、同期通信フレーム抽出部107で抽出したフレームを蓄積し、同期通信フレームの組み立てを行う。
光/電気変換部109は、同期通信端末4から光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換する一方、揺らぎ吸収バッファ110より生成された電気信号を光信号に変換する。揺らぎ吸収バッファ110は、MACフレームの最大遅延時間と最小遅延時間の差分時間により揺らぎを吸収する。
図3は、この発明の実施の形態1に係るディジタル伝送システムのMACフレームのフレーム構造を示す図である。
図3において、領域300は、MACフレームのユーザ領域からIPヘッダの領域を除いた、同期通信フレームを多重する領域である。
つぎに、この実施の形態1に係るディジタル伝送システムの動作について図面を参照しながら説明する。
初期設定として、同期通信端末4のプロトコルをSTM(Synchronous Transfer Mode)−1とし、伝送速度を155.52Mbps、IP伝送装置1Aの光/電気変換部(図示せず)とIPパケット化装置3Aの光/電気変換部101が光ファイバ5Aにて接続され、IP伝送装置1Bの光/電気変換部(図示せず)とIPパケット化装置3Bの光/電気変換部101が光ファイバ5Bにて接続されていることとし、非IP端末7Aと非IP端末7Bが対向通信をしているとする。
非IP端末7Aの通信データは、同期通信端末4AにてSTM−1フレームに多重され、IPパケット化装置3Aへ光信号が送信され、IPパケット化装置3Aの光/電気変換部109はその光信号を受信し、その光信号を電気信号に変換する。そして、同期通信フレーム分割部105は、予め設定されたバイト長ごとに、同期通信フレームを区切る。
そして、IPパケット化部103は、IPヘッダ/MACヘッダ生成部104にて生成されたMACフレームに同期通信フレーム分割部105にて分割されたデータを多重し、4ビットのパラレルデータにてギガイーサネット(登録商標)SerDes102に送信する。ギガイーサネット(登録商標)SerDes102は、この4ビットのパラレルデータをシリアルデータに変換する。このようにシリアルデータに変換されたMACフレームは、光/電気変換部101にて光信号に変換され、IP伝送装置1Aに送信される。
IP伝送装置1Aは、IPパケット化装置3Aから光信号(MACフレーム)を受信すると、ルーティングプロトコル(ルーティングプロトコルの種別は問わない)により、伝送路2にてIP伝送装置1Bに光信号を送信する。
そして、IPパケット化装置3Bの光/電気変換部101は、IP伝送装置1Bより光信号を受信し、電気信号に変換する。次に、光/電気変換部101が電気信号に変換すると、同期通信フレーム抽出部107は、電気信号に変換されたMACフレームから同期通信データを抽出する。揺らぎ吸収バッファ110は、同期通信フレーム抽出部107にて抽出したデータを一旦蓄積し、MACフレームの最大遅延時間と最小遅延時間による揺らぎを吸収する。
同期通信フレーム組立部108は、分割された同期通信フレームの再組立を行い、光/電気変換部109にて光信号に変換され同期通信端末4Bに送信される。そして、同期通信端末4Bにて、非IP端末7Aの通信データは分離され非IP端末7Bにて受信され、非IP端末7Aと7B間での通信が行われる。
IP伝送装置1は、網同期クロック供給装置8よりネットワークの基準クロックを受信し、同期をとる。IPパケット化装置3は、IP伝送装置1よりクロック情報を受け取り、このクロックに同期して動作し、IPネットワークおよび同期通信端末4全てで網同期を実現する。
すなわち、IP伝送装置1から受信したクロックに同期する機能、及び同期通信のプロトコルに応じてクロック速度を変えることのできる機能を備えたIPパケット化装置3により、同期通信の非IP端末7の通信をMACフレーム化することで、任意の同期通信端末4をIPネットワークに収容すると共に、IP伝送装置1に網同期機能を設け、同期通信端末4がIP伝送装置1に同期することにより、ネットワーク全体で網同期を実現する。
以上のように、この実施の形態1によれば、IP伝送装置1と同期通信端末4をIPパケット化装置3によって接続することで、同期通信の終端回路を用いずに同期通信フレームをMACフレーム化することができ、IPネットワーク網に、任意の同期通信端末4を安価に収容することができる。また、クロック同期をとっているIPネットワークに同期通信端末4が同期することで、ネットワーク全体で網同期を形成することが出来る。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るディジタル伝送システムについて図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態2に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。
この発明の実施の形態2に係るディジタル伝送システムについて図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態2に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。
上記の実施の形態1では、IP伝送装置1を含めた全ての装置が網同期する場合について説明したが、この実施の形態2では、IP伝送装置1は完全非同期動作とし、IPパケット化装置3および同期通信端末4のみが網同期をとる形態について説明する。
上記実施の形態1では、網同期クロック供給装置8をIP伝送装置1Cに接続したが、この実施の形態2では、図4に示すように、網同期クロック供給装置8(8A、8Bを代表して8とする)を各IPパケット化装置3に接続する。
図5は、この発明の実施の形態2に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示す図である。
図5において、IPパケット化装置3は、外部クロック入力部120と、遅延時間をプログラマブルに変更できる適応クロック調整部121とがさらに設けられている。その他の構成は、図2と同様であるため重複する部分の説明は省略する。
つぎに、この実施の形態2に係るディジタル伝送システムの動作について図面を参照しながら説明する。
非IP端末7Aと非IP端末7Bが対向通信している場合を考える。初期設定として、同期通信端末4はフレーム方式をSTM−1とし、伝送速度を155.52Mbpsとし、IP伝送装置1Aの光/電気変換部(図示せず)とIPパケット化装置3Aの光/電気変換部101が光ファイバ5Aにて接続され、IP伝送装置1Bの光/電気変換部(図示せず)とIPパケット化装置3Bの光/電気変換部101が接続されていることとする。
外部クロック入力部120は、外部の網同期クロック供給装置8から受信したクロックを適応クロック調整部121へ送信する。適応クロック調整部121は、IPパケット化装置3の各ノード間で発生するクロックの位相差を、ネットワークの形態に応じて調整して位相差をなくし、IPパケット化装置3と同期通信端末4での網同期を実現する。非IP端末7Aの通信データは、網同期の実現方法以外は、上記実施の形態1と同様である為、説明は省略する。
尚、上記の実施の形態1では、IP伝送装置1にクロック同期を行う回路を用いて、網同期を実現する方法を説明したが、この実施の形態2では、IP伝送装置1にクロック同期を行う機能がない場合でも、IPパケット化装置3に、外部クロック入力部120と適応クロック調整部121を追加し、各IPパケット化装置3に網同期クロック供給装置8を接続することにより、IPパケット化装置3と同期通信端末4のみが網同期をとる形態を実現することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るディジタル伝送システムについて図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態3に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。
この発明の実施の形態3に係るディジタル伝送システムについて図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態3に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。
上記の実施の形態2では、各IPパケット化装置3に、網同期クロック供給装置8を接続し、適応クロック調整部121を用いてIP伝送装置1は完全非同期動作とし、IPパケット化装置3および同期通信端末4のみが網同期をとる形態について説明したが、この実施の形態3では、網同期クロック供給装置8は、マスターの同期通信端末4Aのみに接続し、IPパケット化装置3は同期通信端末4Aから受信したシリアルデータからクロックを再生するCDR(Clock Data Recovery)機能を用いて、実現する形態について説明する。
上記実施の形態2では、網同期クロック供給装置8を各IPパケット化装置3に接続したが、この実施の形態3では、図6に示すように、網同期クロック供給装置8をマスターの同期通信端末4Aに接続する。
図7は、この発明の実施の形態3に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示す図である。
図7において、IPパケット化装置3は、同期通信端末4から受信したシリアルデータからクロックを再生するCDR機能部111をさらに設けられている。その他の構成は、図2と同様であるため重複する部分の説明は省略する。
つぎに、この実施の形態3に係るディジタル伝送システムの動作について図面を参照しながら説明する。
非IP端末7Aと非IP端末7Bが対向通信されている場合を考える。初期設定として、同期通信端末4はフレーム方式をSTM−1とし、伝送速度を155.52Mbpsとし、IP伝送装置1Aの光/電気変換部(図示せず)とIPパケット化装置3Aの光/電気変換部101が光ファイバ5Aにて接続され、IP伝送装置1Bの光/電気変換部(図示せず)とIPパケット化装置3Bの光/電気変換部101が光ファイバ5Bにて接続されていることとする。
マスターとなる同期通信端末4Aは、網同期クロック供給装置8から供給されたクロックに同期し、スレーブとなる同期通信端末4Bは、マスターの同期通信端末4Aに同期する。
非IP端末7Aの通信データは、同期通信端末4AにてSTM−1フレームに多重され、IPパケット化装置3Aへ光信号が送信され、IPパケット化装置3Aの光/電気変換部109はその光信号を受信し、その光信号を電気信号に変換する。次に、CDR機能部111は、光/電気変換部109にて電気信号に変換された信号を受信すると、受信したシリアルデータからクロック再生を行う。IPパケット化装置3は、CDR機能部111によって再生されたクロックにて、同期通信フレームの分割を行う。そして、上記実施の形態1と同様の方法にて、MACフレーム化された同期通信フレームは、IP伝送装置1Aを経由して、IP伝送装置1Bに着信する。
次に、IPパケット化装置3Bは、同期通信端末4Bから受信したシルアルデータから再生したクロックに同期して、同期通信フレームの再組立を行い、光/電気変換部109にて光信号に変換して同期通信端末4Bに送信する。そして、同期通信端末4Bにて非IP端末7Aの通信データは、分離され、非IP端末7Aと7B間での通信が行われる。
尚、上記の実施の形態2では、各IPパケット化装置3に、網同期クロック供給装置8より、網同期クロックを入力し、適応クロック調整部121にてクロック位相を調整することにより、IPパケット化装置3と同期通信端末4のみが網同期をとる形態を実現する方法を説明しが、この実施の形態3では、CDR機能部111をIPパケット化装置3に設け、マスタノードに網同期クロック供給装置8を接続することで、ネットワークの形態に応じてクロックを調整しなくても、IPパケット装置3と同期通信端末4のみが網同期をとる形態を実現することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るディジタル伝送システムについて図8から図10までを参照しながら説明する。図8は、この発明の実施の形態4に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。
この発明の実施の形態4に係るディジタル伝送システムについて図8から図10までを参照しながら説明する。図8は、この発明の実施の形態4に係るディジタル伝送システムの構成を示す図である。
上記の実施の形態1〜3では、IP伝送装置1、IPパケット化装置3および同期通信端末4をそれぞれ、1ポートずつ接続する場合について説明したが、この実施の形態4では、2重化接続する場合について説明する。
図8において、IPパケット化装置3は、IP伝送装置1と光ファイバ5A〜5Dを用いて2重化接続される。また、同期通信端末4は、IPパケット化装置3と光ファイバ6A〜6Dを用いて対向に2重化接続される。その他の構成は図1と同じであるため、重複する説明は省略する。
図9は、この発明の実施の形態4に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示す図である。
図9において、図2と同じ回路が2重化されている。
図10は、この発明の実施の形態4に係るディジタル伝送システムのMACフレームのフレーム構造を示す図である。
図10において、MACフレームにVLANTAG301を追加し、VLANTAG(タグ)301は4バイトからなる。VLANTAG301は、2バイトのTYPE3011と、2バイトのタグ制御情報3011から構成され、VID3011Aはタグ制御情報3011に含まれるVLANのID番号を示す。
つぎに、この実施の形態4に係るディジタル伝送システムの動作について図面を参照しながら説明する。
非IP端末7Aと非IP端末7Bが対向通信されている場合を考える。非IP端末7Aの通信データは、同期通信端末4Aにて2重化され、IPパケット化装置3Aに送信される。
IPパケット化装置3Aは、IPヘッダ/MACヘッダ生成部104にてMACフレームを生成する時に、VLANTAG(タグ)301を付加する。この時、VLANTAG301のVID3011Aの値は、それぞれ別の値を付加し、かつネットワーク全体で唯一の値とする。
IP伝送装置1Aは、IPパケット化装置3Aから光信号を受信すると、VID3011Aの値によって、IPパケット化装置3Aより送信された同期通信端末データであることを認識する。IPネットワーク網には、スタティック・ルーティング設定をし、違う経路にてIP伝送装置1Bに光信号を送信する。
そして、上記実施の形態1と同様に、同期通信端末4Bに通信データが到達すると同期通信端末4Bは2つの系から同じデータを受信し、系選択を行って正常な系のデータを用いて通信を行う。異常発生時には受信系を切り替えることにより通信を行う。
2重化された同期通信端末4を実施の形態1〜3に収容した場合、IP伝送装置1の機能により同じ経路にて送信されてしまう。VLANTAG301によって同期通信フレームがMACフレーム化されたものであることを認識し、違経路にて送信する設定をすることにより、同じ経路に同じデータが偏ることを防止し、障害発生時の系切替時間を短縮することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るディジタル伝送システムについて図11及び図12を参照しながら説明する。図11は、この発明の実施の形態5に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示す図である。なお、この発明の実施の形態5に係るディジタル伝送システムの構成は、上記実施の形態1〜3のいずれかと同様である。
この発明の実施の形態5に係るディジタル伝送システムについて図11及び図12を参照しながら説明する。図11は、この発明の実施の形態5に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示す図である。なお、この発明の実施の形態5に係るディジタル伝送システムの構成は、上記実施の形態1〜3のいずれかと同様である。
上記の実施の形態4では、MACフレームにVLANTAG301を追加する場合について説明したが、この実施の形態5では、MACフレームにVLANTAG301の他に、シーケンスNO(番号)を付加する機能を追加した場合について説明する。
図11において、IPパケット化装置3は、同期通信フレーム分割部105にて分割された同期通信フレームにシーケンスNOを付加するシーケンスNO付加部112と、同期通信フレーム抽出部107にて抽出された同期通信フレームに付加されているシーケンスNOをチェックするシーケンスNOチェック部113とがさらに設けられている。
図12は、この発明の実施の形態5に係るディジタル伝送システムのMACフレームのフレーム構造を示す図である。
図12において、図10に示したMACフレームにシーケンスNO302を追加したものである。このシーケンスNO302は、分割されたSDHフレームが先頭から何番目のフレームであるかを示す。
つぎに、この実施の形態5に係るディジタル伝送システムの動作について図面を参照しながら説明する。
非IP端末7Aと非IP端末7Bが対向通信されている場合を考える。非IP端末7Aの通信データは、同期通信端末4Aにて2重化され、IPパケット化装置3Aに送信される。
IPパケット化装置3Aは、シーケンスNO付加部112にて、同期通信フレーム分割部105にて分割された同期通信フレームを受信すると、分割数に応じて先頭から何番目のフレームであるかを示すシーケンスNO302を付加する。たとえば、2分割の場合には最初のフレームに1を付加し、次のフレームに2を付加する。
IPパケット化部103にてMACフレーム化され、ギガイーサネット(登録商標)SerDes102にてシリアルデータ(電気信号(MACフレーム))に変換され、光/電気変換部101にて変換された光信号(MACフレーム)が、IP伝送装置1Aに到達すると、上記実施の形態4と同様にIP伝送装置1Bに光信号が送信される。
IPパケット化装置3BのシーケンスNOチェック部113は、シーケンスNOの付加された同期通信フレームの分割された一部を受信すると、シーケンスNOをチェックし、フレームに抜けがないことを確認する。シーケンスNOをチェックした結果、エラーが検出された場合は、同期通信フレーム組立部108への送信データを全部”1”、または全部”0”にする。同期通信端末4Bは、全部”1”、または全部”0”のデータを受信した場合、データが異常であることを検出し、受信系を切り替える。
以上のように、同期通信フレームをMACフレーム化する時に、シーケンスNOを付加する機能と、シーケンスNOをチェックする機能を追加することにより、フレーム抜けを検出することができ、同期通信フレーム組立時に誤ったフレームを生成してしまうのを防ぐことができる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るディジタル伝送システムについて図13を参照しながら説明する。図13は、この発明の実施の形態6に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示す図である。なお、この発明の実施の形態6に係るディジタル伝送システムの構成は、上記実施の形態1〜3のいずれかと同様である。
この発明の実施の形態6に係るディジタル伝送システムについて図13を参照しながら説明する。図13は、この発明の実施の形態6に係るディジタル伝送システムのIPパケット化装置の詳細な構成を示す図である。なお、この発明の実施の形態6に係るディジタル伝送システムの構成は、上記実施の形態1〜3のいずれかと同様である。
上記の実施の形態5では、MACフレームにシーケンスNOを付加する機能とシーケンスNOをチェックする機能を追加した場合について説明したが、この実施の形態6では、IPパケット化装置3にさらにフレーム長をチェックする機能を追加した場合について説明する。
図13において、IPパケット化装置3は、ギガイーサネット(登録商標)SerDes102から受信したMACフレームの長さをチェックするフレーム長チェック部114がされに設けられている。
つぎに、この実施の形態6に係るディジタル伝送システムの動作について図面を参照しながら説明する。
非IP端末7Aと非IP端末7Bが対向通信されている場合を考える。非IP端末7Aの通信データは、上記実施の形態5同様に、IPパケット化装置3Bへ送信される。
IPパケット化装置3Bのフレーム長チェック部114は、予め設定された分割数からMACフレームの長さを計算し、受信したフレームの長さと計算値が一致することを確認する。フレーム長をチェックした結果、エラーが検出された場合は、同期通信フレームが多重されたMACフレームでないと判断し、受信したMACフレームを破棄する。
以上のように、フレーム長をチェックする機能を追加することにより、ブロードキャストフレーム等の、同期通信フレームが多重されたMACフレーム以外のフレームを破棄することにより、同期通信フレーム組立時に誤ったフレームを生成してしまうのを防ぐことができる。
1 IP伝送装置、2 伝送路、3 IPパケット化装置、4 同期通信端末、5A、5B 光ファイバ、6A、6B 光ファイバ、7 非IP端末、8 網同期クロック供給装置、9 IP端末、101 光/電気変換部、102 ギガイーサネット(登録商標)SerDes、103 IPパケット化部、104 IPヘッダ/MACヘッダ生成部、105 同期通信フレーム分割部、107 同期通信フレーム抽出部、108 同期通信フレーム組立部、109 光/電気変換部、110 揺らぎ吸収バッファ、111 CDR機能部、112 シーケンスNO付加部、113 シーケンスNOチェック部、114 フレーム長チェック部、120 外部クロック入力部、121 適応クロック調整部。
Claims (6)
- ルーティングプロトコルにより信号の送受信を行う第1、第2及び第3のIP伝送装置がIPネットワークを通じて接続されているディジタル伝送システムであって、
前記第3のIP伝送装置に接続され、ネットワーク全体の網同期の基準となるクロックを生成して供給する網同期クロック供給装置と、
第1の非IP端末の通信データを多重して同期通信フレームを出力する第1の同期通信端末と、
前記第1の同期通信端末からの同期通信フレームが所定の固定長を超えている場合には、前記同期通信フレームを前記所定の固定長毎に分割し、生成したMACフレームに分割した同期通信フレームを多重して前記第1のIP伝送装置に送信する第1のIPパケット化装置と、
前記第2のIP伝送装置から受信した前記MACフレームから分割した同期通信フレームを抽出し、抽出した複数の分割した同期通信フレームを組み立てて元の同期通信フレームを出力する第2のIPパケット化装置と、
前記第2のIPパケット化装置からの同期通信フレームから前記第1の非IP端末の通信データを分離して、第2の非IP端末へ送信する第2の同期通信端末と
を備えたことを特徴とするディジタル伝送システム。 - ルーティングプロトコルにより信号の送受信を行う第1及び第2のIP伝送装置がIPネットワークを通じて接続されているディジタル伝送システムであって、
第1の非IP端末の通信データを多重して同期通信フレームを出力する第1の同期通信端末と、
前記第1の同期通信端末からの同期通信フレームが所定の固定長を超えている場合には、前記同期通信フレームを前記所定の固定長毎に分割し、生成したMACフレームに分割した同期通信フレームを多重して前記第1のIP伝送装置に送信する第1のIPパケット化装置と、
前記第2のIP伝送装置から受信した前記MACフレームから分割した同期通信フレームを抽出し、抽出した複数の分割した同期通信フレームを組み立てて元の同期通信フレームを出力する第2のIPパケット化装置と、
前記第2のIPパケット化装置からの同期通信フレームから前記第1の非IP端末の通信データを分離して、第2の非IP端末へ送信する第2の同期通信端末と、
前記第1及び第2のIPパケット化装置にそれぞれ接続され、IPパケット化装置及び同期通信端末の網同期の基準となるクロックを生成して供給する網同期クロック供給装置とを備え、
前記第1及び第2のIPパケット化装置は、それぞれ、前記網同期クロック供給装置からクロックを入力する外部クロック入力部と、前記外部クロック入力部からのクロックの位相差を調整して各部へ出力する適応クロック調整部とを含む
ことを特徴とするディジタル伝送システム。 - ルーティングプロトコルにより信号の送受信を行う第1及び第2のIP伝送装置がIPネットワークを通じて接続されているディジタル伝送システムであって、
第1の非IP端末の通信データを多重して同期通信フレームを出力する第1の同期通信端末と、
前記第1の同期通信端末からの同期通信フレームが所定の固定長を超えている場合には、前記同期通信フレームを前記所定の固定長毎に分割し、生成したMACフレームに分割した同期通信フレームを多重して前記第1のIP伝送装置に送信する第1のIPパケット化装置と、
前記第2のIP伝送装置から受信した前記MACフレームから分割した同期通信フレームを抽出し、抽出した複数の分割した同期通信フレームを組み立てて元の同期通信フレームを出力する第2のIPパケット化装置と、
前記第2のIPパケット化装置からの同期通信フレームから前記第1の非IP端末の通信データを分離して、第2の非IP端末へ送信する第2の同期通信端末と、
前記第1の同期通信端末に接続され、IPパケット化装置及び同期通信端末の網同期の基準となるクロックを生成して供給する網同期クロック供給装置とを備え、
前記第1のIPパケット化装置は、前記第1の同期通信端末からの同期通信フレームからクロックを再生するCDR機能部を含む
ことを特徴とするディジタル伝送システム。 - 前記第1及び第2のIPパケット化装置は、それぞれ、各部が2重化され、
前記第1のIPパケット化装置は、前記MACフレームを生成するときに2重化のそれぞれで異なる所定のタグを付加し、
前記第1のIP伝送装置は、前記所定のタグに基づいて、異なる経路でデータを送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のディジタル伝送システム。 - 前記第1及び第2のIPパケット化装置は、それぞれ、
前記分割した同期通信フレーム毎にシーケンス番号を付加するシーケンスNO付加部と、
前記同期通信フレーム抽出部により抽出された分割した同期通信フレームに付加されているシーケンス番号をチェックするシーケンスNOチェック部とを含む
ことを特徴とする請求項4記載のディジタル伝送システム。 - 前記第1及び第2のIPパケット化装置は、それぞれ、
受信したフレームの長さが所定の長さか否かをチェックし、前記所定の長さではないときにはMACフレームではないとして前記受信したフレームを破棄するフレーム長チェック部をさらに含む
ことを特徴とする請求項5記載のディジタル伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004353889A JP2006165967A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | ディジタル伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004353889A JP2006165967A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | ディジタル伝送システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006165967A true JP2006165967A (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=36667482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004353889A Pending JP2006165967A (ja) | 2004-12-07 | 2004-12-07 | ディジタル伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006165967A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008199399A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Toshiba Corp | 通信システム、ゲートウェイ装置およびアダプタ装置 |
-
2004
- 2004-12-07 JP JP2004353889A patent/JP2006165967A/ja active Pending
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