JP2006163682A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006163682A
JP2006163682A JP2004352440A JP2004352440A JP2006163682A JP 2006163682 A JP2006163682 A JP 2006163682A JP 2004352440 A JP2004352440 A JP 2004352440A JP 2004352440 A JP2004352440 A JP 2004352440A JP 2006163682 A JP2006163682 A JP 2006163682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
visual field
circuit
addition
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004352440A
Other languages
English (en)
Inventor
Natsuki Sawada
夏樹 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004352440A priority Critical patent/JP2006163682A/ja
Publication of JP2006163682A publication Critical patent/JP2006163682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】視野に存在する孤立した被検体の分散性を定量化し、孤立した被検体が多く存在する視野を選択することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】光源102と、被検体群101の画像を取得する画像データ取得手段103と、画像を2値化する2値化回路105と、2値化画像の輝度値を加算する第1の加算回路106と、2値化画像をフィルタリングするフィルタ回路107と、フィルタリング画像の輝度値を加算する第2の加算回路108と、被検体の分散性を出力する演算回路109と、被検体群101を固定するプレート113と、プレート113を移動させるプレート移動手段114と、プレート移動手段114を制御する視野選択回路115とを備え、視野選択回路115がプレート113を水平に移動させ、演算回路109の出力値が最大となる視野を求めることで、孤立した被検体が多く存在する視野を選択することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、より詳細には、撮影対象となる被検体の分散性を判断して撮影視野を選択する技術に関する。
複数の被検体で構成される被検体群を測定する手段として、画像処理技術が用いられる。
画像処理技術を用いて、被検体群に存在する各被検体を解析する際、被検体がお互いに干渉しない様、被検体が孤立して存在していなければならない。また、孤立して存在する被検体数を多くとることにより、解析の為のサンプル数が多くなり、解析の精度が上がる。被検体の孤立度合いとは、つまり、被検体の分散性であり、画像取得において、被検体群中に複数の視野を取ることができる場合、この分散性の高い視野を選択することが望まれる。そこで、各視野の分散性を定量化することが必要となる。
従来の分散性を定量的に評価する方法として、複数の物質から構成される被評価試料について、所定の物質の分布状態を画像化し、得られた全体画像を複数の領域に均等分割し、各領域における検出強度の平均値に有意差が認められない最小の領域を求め、求められた最小の領域の大きさを特定する絶対値により分散性を評価する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−155089号公報
しかしながら、前記従来の方法では、分割した領域の検出強度の平均値に有意差が認められない最小の領域を求めることにより分散性を求める為、孤立した被検体の数を定量化することが出来ないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、孤立した被検体の数に注目して被検体群中における被検体の分散性を定量化することにより、孤立した被検体の数が最も多い視野を選択する画像処理装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、幾何学的に特徴を持った被検体が複数個(以下、被検体群と称す)注入されたプレートの一部を撮影した画像を解析して被検体の特徴量を求める画像処理装置において、前記プレートに光を照射して得られる透過像の一部を撮影して多値の輝度値からなる画像データとして出力する画像データ取得手段と、前記画像データの各画素値を前記被検体の中心の輝度値と背景の輝度値の間に設定された閾値により高輝度を1に低輝度を0に2値化する2値化回路と、前記2値化回路で2値化された画像データの全画素の輝度値を加算して第1の加算値として出力する第1の加算回路と、前記2値化回路で2値化された画像データを輝度が1となる画素を中心に円形の領域の画素の輝度を1にするフィルタ回路と、前記フィルタ回路でフィルタリングされた画像データの全画素の輝度値を加算して第2の加算値として出力する第2の加算回路と、前記第1の加算値に対する前記第2の加算値の割合を演算する演算回路と、前記プレートを前記画像データ取得手段に対して水平に移動させるプレート移動手段と、前記プレート移動手段を制御して前記透過像の撮影範囲を切り替える視野選択回路とを備え、前記視野選択回路は前記演算回路の出力に基づき、前記第1の加算値に対する前記第2の加算値の割合が最大となる撮影範囲を選択することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記画像処理装置において、前記被検体が集光性を持ち、前記画像データ取得手段が、前記被検体群のシルエット画像を取得し、前記被検体の集光性により高輝度となった前記被検体の中心輝度と背景の輝度値の間の閾値を用いて前記2値化回路が2値化を行い、前記第1の加算回路の出力が前記被検体の数量を定量化することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記被検体の形状が球状であり、前記光源からの光を前記被検体の中心に集光することにより、前記2値化回路の出力が前記被検体の中心を示すことを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記演算回路が前記第2の加算値に前記第1の加算値を乗算した値を出力することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記演算回路が前記第2の加算値を出力することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記演算回路が前記第2の加算値を前記第1の加算値で除算した値を出力することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記画像処理装置において、メモリを備え、前記視野選択回路が前記演算回路からの入力と前記メモリの値を比較し、視野の検索を制御することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記メモリが視野検索終了値を記憶し、前記視野選択回路が前記演算回路からの入力値と前記視野選択終了値を比較し、前記演算回路からの入力値が前記視野選択終了値より大きい場合、前記視野選択回路が視野の選択を終了することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記メモリが最低演算値を記憶し、前記視野選択回路が前記演算回路からの入力値と前記最低演算値を比較し、全視野における前記演算回路からの入力値が前記最低検索値より小さい場合、前記視野選択回路がエラー信号を外部に出力することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記メモリが最低第1の加算値を記憶し、前記視野選択回路が前記第1の加算回路からの入力値と前記最低第1の加算値を比較し、前記第1の加算回路からの入力値が前記最低第1の加算値より小さい場合、現在の視野を前記視野選択回路が視野の候補から除くことを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記メモリが最低第2の加算値を記憶し、前記視野選択回路が前記第2の加算回路からの入力値と前記最低第2の加算値を比較し、前記第2の加算回路からの入力値が前記最低第2の加算値より小さい場合、現在の視野を前記視野選択回路が視野の候補から除くことを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記視野選択回路が前記プレートの中心から外側に向かって螺旋状に視野を検索することを特徴とするものである。
さらに画像処理装置において、前記画像処理装置において、前記画像データ取得手段が視野を変更する機能を有し、前記画像データ取得手段が大きな視野で画像データを取得し、取得した画像データを用いて前記視野選択回路が前記被検体群の分散性の最適な領域を検索した後、前記画像データ取得手段が視野を小さな視野に変更すると共に、最適な領域が前記画像データ取得手段の視野に入るようにプレート移動手段がプレートを移動させることを特徴とするものである。
本発明の画像処理装置によれば、被検体群を撮影して取得される複数の視野の中から、孤立した被検体の数が多い視野を選択することができる。これにより、解析に有効な被検体の数を多くとることができ、精度の高い解析結果を得ることができる。
以下に、本発明の画像処理装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
以下に、本発明の請求項1から請求項12に記載された発明の実施例について、図1から図10を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における画像処理装置のシステム構成図を示す。
図1において、101は複数の被検体が集合した被検体群である。102は光源である。103は被検体群101を画像として取得する画像データ取得手段である。104は画像データ取得手段103で取得した画像データである。105は画像データの各画素の輝度値を閾値で1と0に2値化する2値化回路である。106は2値化回路105で2値化した画像データの全画素の輝度値を加算する第1の加算回路である。110は第1の加算回路106で加算し出力された第1の加算値である。107は2値化回路105で2値化したデータにおいて輝度が1となる画素を中心に円形の領域の画素の輝度を1にするフィルタ回路である。108はフィルタ回路107からの画像データの全画素の輝度値を加算する第2の加算回路である。111は第2の加算回路108で加算し出力された第2の加算値である。116は選択した視野の情報及び視野選択を行う演算に使用する情報を記憶するメモリである。109は第1の加算値110と第2の加算値111から分散性を特徴付けるデータを出力し、また、その分散性を特徴付けるデータがメモリ116に記憶した情報による条件を満たした場合、データが有効であることを示す信号を出力する演算回路である。112は演算回路109で演算し出力された分散性を特徴付けるデータとなる演算値である。117は演算値112が有効であるかどうかを示すデータ有効情報である。113は被検体群101を固定するプレートである。114はプレート113を水平方向に移動させるプレートXY移動手段である。115は演算回路109からのデータが最大となる視野を撮影するようにプレートXY移動手段を制御し、また、最適な視野がない場合に外部に対してエラーを出力する視野選択回路である。118は視野選択回路115から出力されるエラー信号である。
図2は、図1の被検体群101の形状の例を示す。図2において、201は球形で透明な被検体である。202は複数の被検体201から成る被検体群である。
図3は被検体201を透過した光源102からの光が画像データ取得手段103で取得される様子と、取得された被検体201のシルエット画像において、被検体201の中心を通る直線上の輝度値を示したものである。図3において、301は被検体201の中心を通る直線上の輝度値である。302は被検体201の中心領域である。303は被検体201の外周領域である。304は被検体201の背景領域である。
図4は被検体群202のシルエット画像を画像データ取得手段103で取得した画像の例である。図4において、401は各被検体201のシルエット画像における中心領域である。402は各被検体201のシルエット画像における外周領域である。403はシルエット画像における背景領域である。図4における404及び405は図2に示す被検体群202の一部を撮影したものであり、画像データ取得手段103の解像度に依存するが、図4に示すように一つの被検体群202に対して視野の異なる複数の画像データを取得可能であるとする。ここで、404を視野Aとし、405を視野Bとする。
図7は2つの被検体201間の位置関係を示したものであり、外周領域303の幅をD1とし、外周領域303からの距離をD2とする。
まず、画像データ取得手段103にて取得した画像データ104から演算値112を出力するまでを説明する。
図1において、被検体群101を構成する物質として球形の被検体201を用いる。光源102から光を被検体群101に照射し、画像データ取得手段103は被検体群202のシルエット画像を取得し、画像データ104を出力する。被検体201は球形の透明な被検体であり、光源102からの光は被検体201で集光される。その為、画像データ104に取得された画像における、被検体201の中心を通る直線上の輝度値は図3に示す通り、中心領域302の輝度値は外周領域303及び背景領域304の輝度値に比べ大きくなる。また、被検体群202のシルエット画像は図4中の視野A404や視野B405のように取得される。
2値化回路105は図3における中心領域302の輝度値と背景領域304の輝度値との間に設けられた閾値を用いて画像データ104の各画素を2値化する。2値化回路105は輝度値が閾値以上となる画素の輝度値を1にし、輝度値が閾値未満となる画素の輝度値を0にする。ここで、閾値は背景領域304の輝度と中心領域302の輝度の間であればユーザーの設定により任意に決定してよい。2値化回路105で2値化することにより、図4に示したシルエット画像は図5に示すように被検体201の中心領域302の輝度値が1(明るくする)で、その他の領域の輝度値が0(暗くする)となる。
第1の加算回路106は2値化回路105からの2値化された画像データの全画素の輝度値を加算した値、つまり、輝度値が1となる画素の総和を第1の加算値110として出力する。ここで、事前に1つの被検体201のみの画像を取得し、2値化回路105で2値化を行い、第1の加算回路106で輝度値が1となる画素の総和を求めた第1の加算値110を求めておけば、数1によって被検体群202に存在する被検体201の数量を定量化することができる。
Figure 2006163682
また、図6はフィルタ回路107の特性を現したもので、半径R以内が1であり、半径Rより遠い領域は0である。図6のフィルタの特性は画像データのある画素の輝度値が1の場合、周辺半径R画素以内にある画素を輝度値1にすることを示す。フィルタ回路107は図6のフィルタの特性に従い、2値化回路105で2値化された画像データにおける輝度値1の画素の周辺半径R画素以内にある画素を輝度値1にする。
ここで、2つの被検体201が隣接したものまでを孤立したものとして許容する場合には、フィルタ回路107の半径RをD1にする。また、2つの被検体が距離D2以上離れたものを孤立したものとして許容する場合には、フィルタ回路107の半径RをD1にD2/2を加算したものにする。
本実施例では、2つの被検体が距離D2以上離れたものを孤立したものとして許容するとし、画像データにおいて、フィルタ回路107は輝度値が1の画素を中心とする周辺半径D1+D2/2以内の画素を輝度値1にする。ここで、輝度値が1である画素は白色であり、輝度値が0である画素は黒色とする。
フィルタ回路107でフィルタリングした画像データは図8に示す通りである。図8において、フィルタ回路107によるフィルタリングによって被検体201の中心領域が拡大した画像となっている。また、重なりあった場合、重なりあわない場合と比べ、輝度値が1になる画素の総数が減少する。
第2の加算回路108はフィルタ回路107からの画像データの各画素の輝度値を加算した値、つまり、輝度値が1となる画素の総和を第2の加算値111として出力する。第2の加算値111は被検体201の数が同じ場合、孤立して存在する被検体201が多い程大きい値をとる。
ここで演算回路109において、数2を用いて被検体群202に近接した被検体201と重なり合わず孤立している度合いを定量化することができる。
Figure 2006163682
図9は第1の加算値110を横軸に、第2の加算値111を縦軸にとったグラフである。図9において、第2の加算値111の値が同じ場合、第1の加算値110の値が大きい程、被検体201の数量が多いことを示す。また、第1の加算値110の値が同じ場合、第2の加算値111の値が大きい程、被検体201同士が重なり合う割合が低い、つまり、被検体201が孤立して存在する割合が高いことを示している。
図9における901はフィルタ回路107によって拡大された被検体201同士が重なり合わないときの特性を示している。また、902は本実施例1で取得した画像データ104における、第1の加算値110と第2の加算値111をプロットした点である。演算回路109は第1の加算値110と第2の加算値111を用いて被検体群202に存在する被検体201の分散性を特徴づける値を演算値112として算出する。
本実施例では、演算回路109は数2の値を演算値112として出力する。この演算値112を用いた場合、視野にある被検体201の総数における孤立した被検体201の割合の大きい視野を選択することができる。
また、例えば、孤立した被検体の数量が多い視野を選択する為に、演算回路109は演算値112として数2の被検体201の孤立の度合いに第1の加算値110を乗じた値、つまり第2の加算値111を出力する。また、例えば、孤立した被検体の数量が多い視野を選択する為に、演算回路109は演算値112として第1の加算値110に第2の加算値111を乗じた値を出力する。
その他、演算値112は図9の特性を利用して別の算術演算を行ってもよい。
以上が画像データ取得手段103にて取得した画像データ104から演算値112を出力するまでの説明である。次に、演算値112を用いて、視野を選択する手順を説明する。
図10はメモリ116のメモリマップ図を示す。1001は視野選択回路115が最適と判断した視野の情報を記憶する最適な視野情報(以下、最適視野情報と称す)である。1006は最適視野情報1001の1情報として記憶する最適な位置情報(以下、最適位置情報と称す)である。1007は最適視野情報1001の1情報として記憶する最適な演算値(以下、最適演算値と称す)である。1002は視野選択回路115が演算回路109からの入力値と比較し、視野の選択を終了する閾値となる値(以下、視野検索終了値と称す)である。1003は演算回路109が演算値112と比較しデータ有効情報117の値を決定する最低の演算値(以下、最低演算値と称す)である。1004は演算回路109が第1の加算値110からの入力値と比較しデータ有効情報117の値を決定する最低の第1の加算値(以下、最低第1の加算値と称す)である。1005は演算回路109が第2の加算値111からの入力値と比較しデータ有効情報117の値を決定する最低の第2の加算値(以下、最低第2の加算値と称す)である。1008は演算回路109が被検体201の孤立の度合いと比較し、データ有効情報117の値を決定する最低の孤立度(以下、最低孤立度と称す)である。
図1において、ユーザーは外部からメモリ116内部の視野検索終了値1002及び最低演算値1003及び最低第1の加算値1004及び最低第2の加算値1005及び最低孤立度1008を設定する。次に、視野選択回路115で使用する最適視野情報1001の初期化を行う。視野選択回路115はプレートXY移動手段114を通してプレート113の中心を画像データ取得手段103の視野に移動させる。演算回路109は演算値112を視野選択回路115に出力する。また、演算回路109は次の4つの比較結果が全て有効である場合、データ有効情報117を有効とし、無効である場合、データ有効情報117を無効とする。第1の比較において、演算値112が最低演算値1003より大きい場合に比較結果を有効とする。第2の比較において、第1の加算値110が最低第1の加算値1004より大きい場合に比較結果を有効とする。第3の比較において、第2の加算値111が最低第2の加算値1005より大きい場合に比較結果を有効とする。第4の比較において、数2で求めた被検体201の孤立の度合いが最低孤立度1008より大きい場合に比較結果を有効とする。
次に、データ有効情報117が有効である場合、視野選択回路115は現在のプレートのXY軸の位置情報を最適位置情報1006に記憶し、現在の演算値112を最適演算値1007に記憶する。また、データ有効情報117が無効である場合、視野選択回路115はプレートXY移動手段114を通してプレート113の別の場所を画像データ取得手段103の視野に移動させ、データ有効情報117が有効となる場所を検索する。ここで、プレート113で取り得る全ての視野においてデータ有効情報117が無効であった場合、視野選択回路115は外部にエラー信号118を出力し、視野検索を終了する。
次に、視野選択回路115は演算値112と視野検索終了値1002を比較し、演算値112が視野検索終了値1002以上である場合、現在の視野を最適な視野と決定し終了する。
以上が、最適視野情報1001の初期化である。
次に、プレート113で取り得る視野から最適な視野を検索する為に以下の処理を行う。但し、初期化において、エラー信号118を出力して終了した、もしくは、現在の視野を最適な視野と決定し終了した場合は、次に示す最適な視野の検索を行わない。
視野選択回路115はプレートXY移動手段114を通してプレート113の別の場所を画像データ取得手段103の視野に移動させる。初期化と同処理により、視野選択回路115には現在の視野における演算値112及びデータ有効情報117が入力される。データ有効情報117が有効である場合、視野選択回路115は現在の視野における演算値112と最適演算値1007を比較する。現在の視野における演算値112の方が大きい場合、視野選択回路115は現在のプレートのXY軸の位置情報で最適位置情報1006を更新し、演算値112で最適演算値1007を更新する。また、データ無効情報117が無効である場合、視野選択回路115はメモリ116の最適視野情報1001を更新しない。
次に、視野選択回路115は最適演算値1007と視野検索終了値1002を比較し、最適演算値1007が視野検索終了値1002以上である場合、現在の視野を最適と決定し終了する。現在の視野を最適としなかった場合、視野選択回路115はプレートXY移動手段114を通してプレート113の別の部分を画像データ取得手段103の視野に移動させ、以上の最適な視野の検索を同様に行う。初期化及び最適な視野の検索において現在の視野を最適と決定した場合、もしくは、プレート113で取り得る全ての視野において最適な視野の検索を行った場合、視野選択回路115は最適位置情報1006を読み出す。視野選択回路115はプレートXY移動手段114を通して、最適位置情報1006に記憶した場所にプレート113を移動させる。ここで、プレート113の移動方法は任意であるが、視野間の移動時間を短くする為には、隣合う視野間で移動させるのが有効である。そこで、プレート113の中心から外側に向かい螺旋状に移動させるのが移動時間の短縮に有効である。
以上のように、本発明の実施例1においては、演算値112が最大となるプレート113の部分を求める、もしくは、演算値112が視野検索終了値1002以上となるプレート113の部分を求めることにより、孤立した被検体の数が多くなる視野を選択することができる。
以下に、本発明の請求項13に記載された発明の実施の形態について、図11から図13を用いて説明する。
図11は、本発明の第2の実施例における画像処理装置のシステム構成図を示す。
図11において、1101は実施例1における画像データ取得手段103に視野の広さを変更する機能を加えた画像データ取得手段である。画像データ取得手段1101は視野を変更する機能により、実施例1と同じ大きさの視野を1つと、実施例1より大きな視野を1つ以上選択できるものである。実施例2の説明では2つの視野の場合について説明を行い、実施例1と同じ大きさの視野を視野A、実施例1より大きな視野を視野Bとする。1102は視野選択回路115から最適位置情報1006を処理する機能を削減し、視野番号1103を処理する機能を付加した視野選択回路である。1104は画像データ104を複数の視野に分割し、分割した視野の画像データと視野の番号を出力する視野分割回路である。1103は視野分割回路1104から出力される視野の通し番号を示す視野番号である。
図12は、図11における、視野分割回路1104が画像データ104を分割する様子を示した図である。
図12において、1201は画像データ104を格子状に分割して生成された分割視野データである。ここで、分割視野データ1201は1からN番(Nは1より大きい整数)までの視野番号1103が振られている。視野番号1103の振り方は任意であり、図12においては中心から外側に向かって螺旋状に視野番号1103を振っている。
図13は、本実施例2におけるメモリ116のメモリマップ図を示したものである。図13において、1301は最適な視野番号1103を記憶する最適の視野番号(以下、最適視野番号と称す)である。
図11において、ユーザーは外部から視野検索終了値1002及び最低検索値1003及び最低第1の加算値1004及び最低第2の加算値1005及び最低孤立度1008を設定する。
次に、画像データ取得手段1101は視野を視野Bに設定し、実施例1で示した視野よりも大きい範囲の画像データ104を取得する。ここで、画像データ取得手段1101は視野A及び視野Bを切り替える機能を実現する為に、倍率の異なる二つのレンズとそれを切り替える手段、もしくはズーム機能を備えたレンズを備える。同様に、三つ以上の視野を切り替える場合には、画像データ取得手段1101が三つ以上のレンズとそれを切り替える手段、もしくはズーム機能を備えたレンズを備えることで実現する。
視野分割回路1104は図12に示す通り、画像データ104をN個の分割視野データ1201に分割する。ここで、分割する視野の大きさは画像データ取得手段1101が視野Aで取得する視野の大きさとする。
次に、視野選択回路1102で使用する最適視野情報1001の初期化を行う。視野分割回路1104は視野番号1103として1を出力すると同時に視野番号1103が1に対応する分割視野データ1201を出力する。分割視野データ1201に対して、実施例1と同様の処理を行い、演算回路109は演算値112及びデータ有効情報117を出力する。但し、取得される画像上の被検体の画素数は、実施例1とくらべ、少なくなる為、フィルタ回路107のフィルタの半径は図7の算出方法に従って小さくなる。
次に、視野選択回路1102は入力された視野番号1103及び演算値112及びデータ有効情報117を確認する。データ有効情報117が有効である場合、視野選択回路1102は視野番号1103を最適視野番号1301に記憶し、演算値112を最適演算値1007に記憶する。また、データ有効情報117が無効である場合、視野選択回路1102は最適視野情報1001への記憶は行わない。そして、データ有効情報117が有効となるまで、視野分割回路1104は視野番号1103を1ずつ増加させ、対応した分割視野データ1201を出力し、同様の処理を行う。ここで、視野番号1103をNまで増加させ、データ有効情報117が有効とならない場合、視野選択回路1102は外部にエラー信号118を出力し、視野検索を終了する。
次に、視野選択回路1102は演算値112と視野検索終了値1002を比較し、演算値112が視野検索終了値1002以上である場合、現在の最適視野情報1001が最適と決定し終了する。
以上が、最適視野情報1001の初期化である。
次に、分割視野データ1201から最適な視野を検索する為に以下の処理を行う。但し、初期化において、エラー信号118を出力して終了した、もしくは、現在の視野最適情報1001が最適と決定し終了した場合は、次に示す最適な視野の検索を行わない。視野分割回路1104は視野番号1103を1増加させ、対応した分割視野データ1201を出力し、初期化と同処理により、視野選択回路1102には視野番号1103及び演算値112及びデータ有効情報117が入力される。データ有効情報117が有効である場合、視野選択回路1102は演算値112と最適演算値1007を比較する。演算値112が最適演算値1007より大きい場合、視野選択回路1102は視野番号1103で最適視野番号1301を更新する。また、演算値112で最適演算値1007を更新する。データ有効情報117が無効である場合、視野選択回路115は最適視野情報1001を更新しない。
次に、視野選択回路1102は最適演算値1007と視野選択終了値1002を比較し、最適演算値1007が視野検索終了値1002以上である場合、現在の最適視野情報1001が最適と決定し終了する。現在の最適視野情報1001を最適と決定しなかった場合、視野分割回路1104は視野番号1103を1増加させ、対応した分割視野データ1201を出力し、同様の処理を行う。初期化及び最適な視野の検索において最適な視野を決定した場合、もしくは、最適な視野の検索において視野番号1103がNとなるまで分割視野データ1201の処理を行った場合、視野選択回路1102は最適視野番号1301を読み出す。そして、画像データ取得手段1101が視野を視野Aに変更し、プレートXY移動手段114は最適視野番号1301に対応するプレートの領域を画像データ取得手段1101の視野に入るように移動させる。
以上のように、本発明の実施例2においてはプレート113を遠距離で撮影した画像データ104から最適な視野を検索することにより、画像データ104の取得回数を減らすこととなり、孤立した被検体の数が多い視野を高速に選択することができる。
本発明にかかる画像処理装置は、孤立した被検体の数が多い視野を選択する機能を有し、孤立した被検体を解析する蛍光顕微鏡等の用途に有用である。
本発明の実施例1における画像処理装置のシステム構成図 被検体及び被検体群を示す図 被検体と画像データ取得手段が出力する輝度値の関係を示す図 画像データ取得手段が出力する画像データの一例を示す図 本発明の実施例1における2値化後のシルエット画像の図 本発明の実施例1におけるフィルタ回路の特性図 本発明の実施例1における被検体間の距離関係の図 本発明の実施例1におけるフィルタ回路出力後のシルエット画像の図 本発明の実施例1における分散性の特性図 本発明の実施例1におけるメモリマップ図 本発明の実施例2における画像処理装置のシステム構成図 本発明の実施例2における画像データを分割した図 本発明の実施例2におけるメモリマップ図
符号の説明
101 被検体群
102 光源
103 画像データ取得手段
104 画像データ
105 2値化回路
106 第1の加算回路
107 フィルタ回路
108 第2の加算回路
109 演算回路
110 第1の加算値
111 第2の加算値
112 演算値
113 プレート
114 プレートXY移動手段
115 視野選択回路
116 メモリ
117 データ有効情報
118 エラー信号
201 被検体
202 被検体群
301 輝度値
302 中心領域
303 外周領域
304 背景領域
401 中心領域
402 外周領域
403 背景領域
404 視野A
405 視野B
901 被検体201同士が重なり合わないときの特性
902 実施例1で取得した画像データ104のプロット
1001 最適視野情報
1002 視野検索終了値
1003 最低演算値
1004 最低第1の加算値
1005 最低第2の加算値
1006 最適位置情報
1007 最適演算値
1008 最低孤立度
1101 画像データ取得手段
1102 視野選択回路
1103 視野番号
1104 視野分割回路
1201 分割視野データ
1301 最適視野番号


Claims (13)

  1. 幾何学的に特徴を持った被検体が複数個(以下、被検体群と称す)注入されたプレートの一部を撮影した画像を解析して被検体の特徴量を求める画像処理装置において、
    前記プレートに光を照射して得られる透過像の一部を撮影して多値の輝度値からなる画像データとして出力する画像データ取得手段と、
    前記画像データの各画素値を前記被検体の中心の輝度値と背景の輝度値の間に設定された閾値により高輝度を1に低輝度を0に2値化する2値化回路と、
    前記2値化回路で2値化された画像データの全画素の輝度値を加算して第1の加算値として出力する第1の加算回路と、
    前記2値化回路で2値化された画像データを輝度が1となる画素を中心に円形の領域の画素の輝度を1にするフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路でフィルタリングされた画像データの全画素の輝度値を加算して第2の加算値として出力する第2の加算回路と、
    前記第1の加算値に対する前記第2の加算値の割合を演算する演算回路と、
    前記プレートを前記画像データ取得手段に対して水平に移動させるプレート移動手段と、
    前記プレート移動手段を制御して前記透過像の撮影範囲を切り替える視野選択回路とを備え、
    前記視野選択回路は前記演算回路の出力に基づき、前記第1の加算値に対する前記第2の加算値の割合が最大となる撮影範囲を選択することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置において、前記被検体が集光性を持ち、前記画像データ取得手段が、前記被検体群のシルエット画像を取得し、前記被検体の集光性により高輝度となった前記被検体の中心輝度と背景の輝度値の間の閾値を用いて前記2値化回路が2値化を行い、前記第1の加算回路の出力が前記被検体の数量を定量化することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記被検体の形状が球状であり、前記光源からの光を前記被検体の中心に集光することにより、前記2値化回路の出力が前記被検体の中心を示すことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記演算回路が前記第2の加算値に前記第1の加算値を乗算した値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記演算回路が前記第2の加算値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記演算回路が前記第2の加算値を前記第1の加算値で除算した値を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理装置において、メモリを備え、前記視野選択回路が前記演算回路からの入力と前記メモリの値を比較し、視野の検索を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記メモリが視野検索終了値を記憶し、前記視野選択回路が前記演算回路からの入力値と前記視野選択終了値を比較し、前記演算回路からの入力値が前記視野選択終了値より大きい場合、前記視野選択回路が視野の選択を終了することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記メモリが最低演算値を記憶し、前記視野選択回路が前記演算回路からの入力値と前記最低演算値を比較し、全視野における前記演算回路からの入力値が前記最低検索値より小さい場合、前記視野選択回路がエラー信号を外部に出力することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記メモリが最低第1の加算値を記憶し、前記視野選択回路が前記第1の加算回路からの入力値と前記最低第1の加算値を比較し、前記第1の加算回路からの入力値が前記最低第1の加算値より小さい場合、現在の視野を前記視野選択回路が視野の候補から除くことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  11. 前記メモリが最低第2の加算値を記憶し、前記視野選択回路が前記第2の加算回路からの入力値と前記最低第2の加算値を比較し、前記第2の加算回路からの入力値が前記最低第2の加算値より小さい場合、現在の視野を前記視野選択回路が視野の候補から除くことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  12. 前記視野選択回路が前記プレートの中心から外側に向かって螺旋状に視野を検索することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記画像処理装置において、前記画像データ取得手段が視野を変更する機能を有し、前記画像データ取得手段が大きな視野で画像データを取得し、取得した画像データを用いて前記視野選択回路が前記被検体群の分散性の最適な領域を検索した後、前記画像データ取得手段が視野を小さな視野に変更すると共に、最適な領域が前記画像データ取得手段の視野に入るようにプレート移動手段がプレートを移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。



JP2004352440A 2004-12-06 2004-12-06 画像処理装置 Pending JP2006163682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352440A JP2006163682A (ja) 2004-12-06 2004-12-06 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004352440A JP2006163682A (ja) 2004-12-06 2004-12-06 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006163682A true JP2006163682A (ja) 2006-06-22

Family

ID=36665646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004352440A Pending JP2006163682A (ja) 2004-12-06 2004-12-06 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006163682A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7058233B2 (en) Systems and methods for constructing an image having an extended depth of field
JP5461630B2 (ja) 合焦位置を決定する方法及びビジョン検査システム
JP4806630B2 (ja) 多軸統合を用いて三次元対象物の光学的画像データを取得する方法
US8594396B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
CN105378538B (zh) 用于多频谱成像的自动聚焦方法和系统
EP3336171B1 (en) Cell evaluation device
CN111083365B (zh) 一种最佳焦平面位置快速检测方法及装置
JP5374119B2 (ja) 距離情報取得装置、撮像装置、及びプログラム
KR102084535B1 (ko) 결함 검사 장치, 결함 검사 방법
JP2009259036A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体、及び画像処理システム
US7333656B2 (en) Image processing method and image processing apparatus
JPH10508709A (ja) カバースリップ接着剤中の気泡を検出するための装置
JP5369564B2 (ja) 形状測定装置
JP2011044016A (ja) 三次元細胞画像解析装置
Costa Filho et al. Autofocus functions for tuberculosis diagnosis with conventional sputum smear microscopy
JP2010101693A (ja) コイルばねの形状測定装置と形状測定方法
CN111398138A (zh) 一种干式血液细胞分析装置的光学检测系统及方法
JP2006163682A (ja) 画像処理装置
US20030025942A1 (en) Autothresholding of noisy images
JP3488762B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
Wang et al. Intelligent autofocus
JP6362415B2 (ja) オートフォーカス装置および顕微鏡システム
KR20200030958A (ko) 이미지 분석용 자동 초점 장치 및 방법
US11238566B2 (en) Image processing device, system, and method for improving signal-to-noise of microscopy images
US20230186483A1 (en) Method for determining boundaries of a z-stack of images of an object, corresponding optical instrument and computer program therefor