JP2006163293A - 有機el表示装置の駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 有機EL表示装置において、コモン電極配線におけるコモンドライバから遠い側での電位が上昇しても、輝度傾斜を発生させないようにする。
【解決手段】 複数の定電流回路120〜12nには、電流を供給する電源回路13に接続された電源ライン124から電流が供給される。コモン電極配線が有する抵抗分(Rc)にもとづくコモン電極配線の電位上昇分を補償するために、電源ライン124に、それぞれの定電流回路の接続点と、その定電流回路の上流側の隣接する定電流回路の接続点との間に抵抗Rsを挿入する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の定電流回路120〜12nには、電流を供給する電源回路13に接続された電源ライン124から電流が供給される。コモン電極配線が有する抵抗分(Rc)にもとづくコモン電極配線の電位上昇分を補償するために、電源ライン124に、それぞれの定電流回路の接続点と、その定電流回路の上流側の隣接する定電流回路の接続点との間に抵抗Rsを挿入する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス発光素子(以下、有機EL素子という。)を用いた有機EL表示装置を駆動する駆動回路に関する。
マトリクス電極の各画素部に有機EL素子をそれぞれ配置した構造の有機ELパネルを用いた有機EL表示装置が実現されている。有機ELパネルでは、例えば、ガラス基板等の基板上に、陽極に接続されるかまたは陽極そのものを形成するITO等の透明導電膜を用いた複数の陽極配線が例えば縦方向に配置され、それに直交する方向に、陰極に接続するかまたは陰極そのものを形成する金属を用いた複数の陰極配線が例えば横方向に配置される。陽極配線と陰極配線の交点が画素となり、両配線間に有機薄膜(有機EL素子)が挟持される。このように、基板上に、有機EL素子によって構成された画素がマトリクス状に平面配置される(例えば、特許文献1参照。)。
有機EL素子は、半導体発光ダイオードに似た特性を有している。すなわち、陽極側を高電圧側とし、所定の電圧を両電極間に印加して有機EL素子に電流を供給すると発光する。具体的には、陽極側の電位と陰極側の電位との差が発光開始電圧以上になると、有機EL素子に電流が流れ始める。逆に、陰極側を高電位にした場合には電流がほとんど流れず発光しない。
パッシブ型の有機ELパネルを単純マトリクス駆動法で駆動することができる。駆動を行う際に、有機ELパネルの陽極配線および陰極配線を、走査電極配線(コモン電極配線)またはデータ電極配線(セグメント電極配線)のいずれにも設定できる。つまり、陽極配線をコモン電極配線とし、陰極配線をセグメント電極配線とするか、または陽極配線をセグメント電極配線とし、陰極配線をコモン電極配線として使用できる。以下、陰極配線をコモン電極配線とし、陽極配線をセグメント電極配線とする場合を例にする。
パッシブ型の有機ELパネルを用いた有機EL表示装置において、それぞれのコモン電極配線に対して線順次に選択電圧としての駆動電圧(一般に接地電位)を与えるために、コモンドライバが実装される。また、それぞれのセグメント電極配線に接続される定電流回路を備え表示データに応じて定電流回路を駆動するセグメントドライバが実装される。一般に、図3の説明図に示すように、コモンドライバ11は有機ELパネル10の右外側または左外側に配置され(図3では左外側)、セグメントドライバ12は有機ELパネル10の上外側または下外側に配置される(図3では上外側)。
有機EL素子は、電流が流れると発光する電流駆動素子であるため、輝度は電流量に依存している。そして、パッシブ型の有機ELパネルでは、線順次に駆動される際に、1フレームにおいて、各画素の有機EL素子には1選択期間においてのみ電流が流れる。従って、有機ELパネル全体としての高輝度を確保するには、各有機EL素子に多くの電流を流す必要がある。
点灯時に定電流回路から供給される電流は、コモン電極配線を通って、選択電圧としての接地電位になっているコモンドライバ11に流れ込む。有機ELパネル内で横方向に延びているコモン電極配線は、AlやCr等の金属配線で形成されているので、抵抗を有している。従って、図4の説明図に示すように、コモン電極配線において、コモンドライバ11から遠ざかるほど、電位(COM電位)Viが上昇する。コモンドライバ11から遠いとは、具体的には、コモン電極配線においてコモンドライバ11との接続部分から遠いということである。
上述したように、有機EL素子は電流駆動素子であるから、コモン電極配線内で電位差が生じても定電流が供給されている限り、各画素の輝度がばらつくことはない。しかし、有機ELパネルに対して特に高輝度が要求されたり、画面サイズが大きくコモン電極配線長が長い場合には、以下に説明するように、コモンドライバ11から遠ざかった部分において画素の輝度が低下し、表示画面内において輝度が変化する現象(輝度傾斜)が生ずることがある。
図5は、1本のコモン電極配線81、コモンドライバ11におけるスイッチング部11aおよびセグメントドライバ12における定電流回路120,121,12n−1,12nを、画素を模式的に表すダイオードとともに示す模式図である。画素に印加される電圧をVf、定電流回路120〜12nの入力側の電位をVin、配線81側の画素の電位をVi(i=0〜n)とすると、
Vin−Vf−Vi≧Vsd (式1)
を満足する限り、定電流回路120〜12nは、印加される電圧の値に関わらず、定電流を流すことができ、輝度変化は生じない。ここで、Vsdは、定電流回路120〜12nが定電流を流すことができる下限電圧(定電流を流すことができる定電流回路120〜12nの印加電圧の下限値)である。なお、図5において、SEGi(i=0〜n)はi番目のセグメント電極を示し、COMxはx番目のコモン電極を示す。
Vin−Vf−Vi≧Vsd (式1)
を満足する限り、定電流回路120〜12nは、印加される電圧の値に関わらず、定電流を流すことができ、輝度変化は生じない。ここで、Vsdは、定電流回路120〜12nが定電流を流すことができる下限電圧(定電流を流すことができる定電流回路120〜12nの印加電圧の下限値)である。なお、図5において、SEGi(i=0〜n)はi番目のセグメント電極を示し、COMxはx番目のコモン電極を示す。
しかし、コモン電極配線81においてコモンドライバ11から遠い側ではViが上昇する現象が生ずる。特に、全ての画素に電流が流れる全点灯時に、この現象は顕著になる。そして、式1が満たせなくなるほどにViが上昇した場合には、図6に示すように定電流回路は本来の輝度を生じさせるだけの定電流を流せなくなって、その定電流回路に接続されている画素の輝度が低下する。その結果、図7に示すように輝度傾斜を生ずる。なお、図7において、矩形は有機ELパネルの表示領域を示す。このように、従来の有機EL表示装置には、輝度傾斜が生ずる可能性があるという課題がある。
そこで、本発明は、コモン電極配線に存在する抵抗分に起因する輝度傾斜を低減することができる有機EL表示装置の駆動回路を提供することを目的とする。
本発明による有機EL表示装置の駆動回路は、複数のコモン電極配線と複数のセグメント電極配線とが交差するように配置された有機ELパネルにおけるセグメント電極配線を駆動する駆動回路であって、複数のセグメント電極配線のそれぞれに1対1に接続される複数の定電流回路を含み、複数の定電流回路に対して、電流を供給する電源回路に接続された電源ラインから電流が供給され、コモン電極配線が有する抵抗分にもとづくコモン電極配線の電位上昇分を補償するために、電源ラインに、それぞれの定電流回路の接続点と、その定電流回路の上流側の隣接する定電流回路の接続点との間に抵抗が挿入されていることを特徴とする。
本発明による有機EL表示装置の駆動回路の好ましい態様は、抵抗が挿入されていない場合に対する、電源回路に最も近い定電流回路の入力電圧(図1に示すVsに相当)の上昇分が、コモン電極配線における定電流回路が駆動する画素が接続される部分(図1に示すA点に相当)の電位上昇分以上になるように抵抗値が選定された各々の抵抗が電源ラインに挿入されている形態である。
すなわち、コモン電極配線における画素間の抵抗分をRcとし、電源ラインに挿入されている各々の抵抗の抵抗値をRsとし、セグメント電極配線数をn+1とした場合に、Rs ≧ Rc×(n+2)/nを満たすように、Rsが選定されていることが好ましい。
また、セグメント電極配線を駆動する駆動回路の耐圧をVsmとし、画素に印加される電圧をVfとし、定電流回路が定電流を流すことができる下限電圧をVsdとし、定電流回路に流れる電流の電流値をIとした場合に、2×(Vsm−Vsd−Vf)/(I×(n+1)×n) > Rsを満たすように、Rsが選定されていることが好ましい。
本発明によれば、コモン電極配線においてコモンドライバから遠い側での電位が上昇しても、輝度傾斜を発生させないようにすることができる有機EL表示装置の駆動回路を提供することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による駆動回路を用いた有機EL表示装置の第1の実施の形態を示す回路図である。ただし、図1には、有機EL表示装置において、本発明に係る主要な構成のみが模式的に示されている。有機ELパネル10は、ガラス基板上に、交差するように形成された複数のコモン電極配線および複数のセグメント電極配線と複数の有機EL層とが積層された有機EL素子(図示せず)が設けられている構造である。さらに、有機ELパネル10を水分等から保護するために、ガラス基板による対向基板(封止基板)が設置される。そして、コモン電極配線とセグメント電極配線との交点が存在する領域が表示領域になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による駆動回路を用いた有機EL表示装置の第1の実施の形態を示す回路図である。ただし、図1には、有機EL表示装置において、本発明に係る主要な構成のみが模式的に示されている。有機ELパネル10は、ガラス基板上に、交差するように形成された複数のコモン電極配線および複数のセグメント電極配線と複数の有機EL層とが積層された有機EL素子(図示せず)が設けられている構造である。さらに、有機ELパネル10を水分等から保護するために、ガラス基板による対向基板(封止基板)が設置される。そして、コモン電極配線とセグメント電極配線との交点が存在する領域が表示領域になる。
有機ELパネル10における左側には、それぞれのコモン電極配線に接続される配線が施され、それらの配線は、コモン電極に接続されている。あるいは、それぞれのコモン電極配線の左端が、有機ELパネル10における左端の近傍にまで延びるようにコモン電極配線が形成され、それらの配線は、コモン電極に接続されている。そして、それぞれのコモン電極について、コモンドライバ11から、選択期間において選択されたコモン電極に選択電圧(例えば接地電位)が印加され、選択されていない各コモン電極に非選択電圧が印加される。なお、図1において、コモン電極配線はCOMj(j=0,1,2,・・・,m、ただし、図1では、COM0,COM1,COM2のみ図示)として示されている。なお、各コモン電極を細長い矩形の電極として作成し、その個々のコモン電極上にそれぞれ一行分の有機EL素子を配置してもよい。
また、本実施の形態では、セグメントドライバ12は、1チップICで形成されている。セグメントドライバ12における定電流回路120,121,...,12n−1,12nは、セグメント電極を介して、ダイオードとして模式的に表されている画素に、点灯時に駆動電流を流す。なお、セグメント電極配線はSEGi(i=0,1,・・・、n−1,n)として示されている。以下、セグメント電極配線の数がn+1本であるものとして説明する。
上述したように、コモン電極配線には、ある程度の抵抗が存在する。図1において、それぞれのコモン電極配線における画素間の抵抗分がRcで図示されている。
セグメントドライバ12に電流を供給する電源回路13の出力端子131は、セグメントドライバ12における電源端子123に接続されている。そして、電源回路13から電源端子123に流入する電流が各定電流回路120,121,...,12n−1,12nに分配される。ここでは、画素の点灯時に各定電流回路120,121,...,12n−1,12nに流れる電流の電流値をIとする。また、セグメントドライバ12の内部において、電源端子123と各定電流回路120,121,...,12n−1,12nとを接続する配線を電源ライン124と呼ぶ。
本実施の形態におけるセグメントドライバ12において、特徴的なことは、図1に示すように、電源ライン124において、定電流回路の接続点と、その定電流回路の上流側の隣接する定電流回路の接続点との間に、抵抗分が存在することである。その抵抗分をRsとする。なお、上流側とは、電源端子123に近い側を意味する。また、電源ライン124に最も近い定電流回路12nと電源回路13との間に、抵抗Rsが挿入される。その抵抗Rsは、セグメントドライバ12の内部において設けられていてもよいし、なくてもよい。
次に、本実施の形態におけるセグメントドライバ12の作用について説明する。ここでは、第2行目のコモン電極配線すなわちCOM2に接続されているコモン電極配線が選択されている場合を例にして説明を行う。また、2行目の全ての画素が点灯する場合を例にする。なお、最初の行を第0行とする。
コモン電極配線において、コモンドライバ11から最も遠い画素に接続される箇所(A点とする。)での電位Vnは、選択電圧を接地電位(0V)であるとすると、式2のように表される。すなわち、A点での電位上昇はVnとなる。
Vn=Rc×(n+1)×I+Rc×n×I+・・・+Rc×2×I+Rc×1×I=Rc×I×((1+(n+1))×(n+1)/2 (式2)
また、セグメントドライバ12における電源ライン124に各抵抗Rsが存在しない場合と比較した場合の、各抵抗Rsが存在するときの電源端子123の電位上昇Vsは、式3のように表される。
Vs=Rs×1×I+Rs×2×I+・・・+Rs×(n−1)×I+Rs×n×I=Rs×I×(n+1)×n/2 (式3)
電位上昇Vnに対して、電源端子123の電位上昇Vsの方が大きければ、コモンドライバ11から最も遠い画素に定電流を供給する定電流回路12nの印加電圧が、定電流を流すことができる下限電圧を下回ることはない。従って、式4の条件を満たすように、Rsの値が選定される。
Rc×I×((1+(n+1))×(n+1)/2 ≦ Rs×I×(n+1)×n/2 すなわち、Rs ≧ Rc×(n+2)/n (式4)
電源ライン124において、電源端子123に近い側(コモンドライバ11から遠い側に相当)では、電源端子123から遠い側に比べて多くの電流が流れることから、電源ライン124における電位上昇の程度は大きい。一方、コモン電極配線において、コモンドライバ11から遠い側では、コモンドライバ11から近い側に比べて流れる電流は少ないので、コモン電極配線における電位上昇の程度は小さい。定電流回路12nに近い位置に存在する定電流回路12n−1等の電源ライン124側での電位上昇も、コモンドライバ11から最も遠い画素付近の画素のコモン電極配線側での電位上昇より大きくなるようにするため、Rsは、Rc×(n+2)/nよりも大きな値として定めることが好ましい。
以上に説明したように、本実施の形態では、複数の定電流回路120〜12nに電流を分配する電源ライン124に、それぞれの定電流回路120〜12n−1の接続点と、その定電流回路120〜12n−1の上流側の隣接する定電流回路121〜12nの接続点との間に抵抗Rsが挿入されている。そして、抵抗Rsの値を適切に選定することによって、コモン電極配線においてコモンドライバ11から遠い側での電位が上昇しても、輝度傾斜を発生させないようにすることができる。
なお、従来のセグメントドライバを用いた場合に比べて、電源端子123から最も遠い側の定電流回路120の入力電圧は低下する。従って、電源回路13の出力電圧を、従来の場合に比べて高くする必要がある。具体的には、図1におけるB点の電圧をVs0とすると、Vs0は上記の式1を満足する必要がある。なお、この場合、式1において、VinがVs0に相当する。すなわち、電源ライン124での電圧降下があっても、B点の電圧をVs0が式1を満足するように、電源回路13の出力電圧を設定する。
ただし、電源回路13の出力電圧は、セグメントドライバ12の耐圧よりも小さいことが条件である。セグメントドライバ12の耐圧をVsm、画素に印加される電圧をVf、定電流回路120〜12nが定電流を流すことができる下限電圧(セグメントドライバオーバドライブ電圧)をVsdとすると、
Vsm>Vsd+Vf+Vn
である必要がある。
Vsm>Vsd+Vf+Vn
である必要がある。
Vn=Vs(=Rs×I×(n+1)×n/2)である場合には、
2×(Vsm−Vsd−Vf)/(I×(n+1)×n)>Rs
より、
Rsは2×(Vsm−Vsd−Vf)/(I×(n+1)×n)未満であるという条件を満たすように選定される。
2×(Vsm−Vsd−Vf)/(I×(n+1)×n)>Rs
より、
Rsは2×(Vsm−Vsd−Vf)/(I×(n+1)×n)未満であるという条件を満たすように選定される。
(実施の形態2)
第1の実施の形態では、1個の1チップICのセグメントドライバ12が使用されたが、複数のセグメントドライバを用いる場合にも、本発明を適用することができる。図2は、2つのセグメントドライバ12A,12Bを使用した場合の第2の実施の形態を示す回路図である。
第1の実施の形態では、1個の1チップICのセグメントドライバ12が使用されたが、複数のセグメントドライバを用いる場合にも、本発明を適用することができる。図2は、2つのセグメントドライバ12A,12Bを使用した場合の第2の実施の形態を示す回路図である。
図2に示すように、全てのセグメント電極SEG0〜SEGnに接続されたセグメント電極配線うちの一部がセグメントドライバ12Aで駆動され、他の部分がセグメントドライバ12Bで駆動される。そして、セグメントドライバ12A,12Bに亘る電源ライン124において、それぞれの各定電流回路の接続点と、その定電流回路の上流側の隣接する定電流回路の接続点との間に抵抗Rsを設置する。なお、セグメントドライバ12Aとセグメントドライバ12Bとの間に設置すべきRsは、いずれかのセグメントドライバ内に設置されていてもよい。
セグメントドライバ12A,12Bの作用は、第1の実施の形態におけるセグメントドライバ12の作用と同じである。すなわち、複数のセグメントドライバを用いる場合にも、電源ライン124に適切な抵抗分が存在するようにセグメントドライバ12A,12Bを構成することによって、コモン電極配線においてコモンドライバ11から遠い側での電位が上昇しても、輝度傾斜を発生させないようにすることができる。
なお、既に説明したように、コモン電極配線において、コモンドライバ11から遠い側では、コモンドライバ11から近い側に比べて流れる電流は少ないので、コモン電極配線における電位上昇の程度は小さい。各列毎にコモン電極配線における電位上昇の程度と電源ライン124における電位上昇の程度とが同じになるように、電源ライン124に設ける各抵抗(定電流回路の接続点と、その定電流回路の上流側の隣接する定電流回路の接続点との間に設ける抵抗)の抵抗値が異なるようにしてもよい。
本発明を、有機EL表示装置において、コモン電極配線方向の輝度傾斜の発生を抑制するために使用することができる。
10 有機ELパネル
11 コモンドライバ
12,12A,12B セグメントドライバ
120〜12n 定電流回路
13 電源回路
123 電源端子
124 電源ライン
11 コモンドライバ
12,12A,12B セグメントドライバ
120〜12n 定電流回路
13 電源回路
123 電源端子
124 電源ライン
Claims (4)
- 複数のコモン電極配線と複数のセグメント電極配線とが交差するように配置された有機ELパネルにおける前記セグメント電極配線を駆動する駆動回路であって、前記複数のセグメント電極配線のそれぞれに1対1に接続される複数の定電流回路を含む有機EL表示装置の駆動回路において、
前記複数の定電流回路に対して、電流を供給する電源回路に接続された電源ラインから電流が供給され、
コモン電極配線が有する抵抗分にもとづくコモン電極配線の電位上昇分を補償するために、前記電源ラインに、それぞれの定電流回路の接続点と、その定電流回路の上流側の隣接する定電流回路の接続点との間に抵抗が挿入されている
ことを特徴とする有機EL表示装置の駆動回路。 - 抵抗が挿入されていない場合に対する、電源回路に最も近い定電流回路の入力電圧の上昇分が、コモン電極配線における前記定電流回路が駆動する画素が接続される部分の電位上昇分以上になるように抵抗値が選定された各々の抵抗が電源ラインに挿入されている
請求項1記載の有機EL表示装置の駆動回路。 - コモン電極配線における画素間の抵抗分をRcとし、電源ラインに挿入されている各々の抵抗の抵抗値をRsとし、セグメント電極配線数をn+1とした場合に、Rs ≧ Rc×(n+2)/nを満たすように、Rsが選定されている
請求項2記載の有機EL表示装置の駆動回路。 - セグメント電極配線を駆動する駆動回路の耐圧をVsmとし、画素に印加される電圧をVfとし、定電流回路が定電流を流すことができる下限電圧をVsdとし、定電流回路に流れる電流の電流値をIとした場合に、2×(Vsm−Vsd−Vf)/(I×(n+1)×n) > Rsを満たすように、Rsが選定されている
請求項3記載の有機EL表示装置の駆動回路。
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KR100806815B1 (ko) | 2006-06-26 | 2008-02-27 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 유기 발광 소자의 구동장치 및 구동방법 |
JP2008233717A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Pioneer Electronic Corp | 表示装置および表示装置の駆動回路 |
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