JP2006162491A - 圧力センサ - Google Patents

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明信 森山
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Abstract

【課題】結露のほかセンサに液水が浸入し凍結した場合でも、応答性を損なわずに圧力検出が可能な圧力センサを提供する。
【解決手段】センサ素子13の被測定流体2側の受圧面13aを柔軟体17で覆って密封し、前記センサ素子受圧面13aと柔軟体17との間に不凍剤18を充填した。
【選択図】図1

Description

本発明は、凍結対策がなされた圧力センサに関する。
被測定流体に含まれる水分による圧力センサの凍結防止策として、センサを保温あるいは加熱する手段が有効と考えられるが、電力を必要とし、コスト高となる等の理由から、従来から以下のような工夫がされている。
特許文献1に記載のセンサでは、被測定ガスの流路から導圧管によってセンサを遠ざけた位置に設け、導圧管の途中に被測定ガスを凝縮させる箱体を介装し、センサ素子部まで水分が到達しないようにすることで、該素子部では結露し難くしている。
同様な例として、特許文献2に記載のセンサでは、センサを遠ざけてはいないが、導圧路の途中にチェックバルブを設け、高湿ガスの浸入を防ぐことで、センサ素子部での結露を防いでいる。
さらに、特許文献3に記載のセンサでは、センサ素子の受圧面に不凍剤であるシリコーンゲルを塗布し、センサ素子部では結露しない構造としている。
特開平5−272372 特開平9−195813 特開平5−118944
しかしながら、特許文献1に記載のセンサでは、導圧管の配設によって被測定ガスの流路からセンサを遠ざけることで圧力検出応答が悪化し、また導圧管や箱体を接続するために、センサも含めそれぞれの構成部品を支持する部材が必要となり、構造が複雑で、部品点数が増大しコスト高となるという問題点があった。
特許文献2に記載のセンサでは、センサへの導圧部の構造が複雑で、部品点数が増大しコスト高となり、またチェックバルブが凍結すれば検出不能に陥る恐れがあるという問題点があった。
特許文献3に記載のセンサでは、構造は比較的コンパクトであるが、不凍剤の塗布量(特許文献3には、不凍剤の塗布量について記述はない)が不十分であったり、結露のほか液水浸入したりするような場合にはセンサは凍結し、また、不凍剤を厚く塗布し過ぎると、かえって検出応答が低下する恐れがあるという問題点があった。
本発明はこのような問題に鑑みなされたもので、結露のほかセンサに液水が浸入し凍結した場合でも、応答性を損なわずに圧力検出が可能な圧力センサを提供することを目的とする。
このため本発明は、センサ素子の被測定流体側の受圧面を柔軟体で覆って密封し、前記センサ素子受圧面と柔軟体との間に不凍剤を充填する構成とした。
以上の構成によって、結露のほかセンサに液水が浸入し凍結した場合でも、凍結は前記柔軟体の被測定流体と接する側の表面で起こり、センサ素子には被測定流体に含まれていた水分は到達しないため、センサ素子受圧面での凍結が回避される。このため、従来のように、センサ素子受圧面に固着した凍結体の凍結前後の体積変化にともなって、該センサ素子受圧面が伸縮力を受けることが防止され、圧力検出精度の悪化、およびセンサ素子の破損を防止できる。
また、凍結は前記柔軟体の被測定流体と接する側の表面で起こるが、該柔軟体は伸縮可能なため、該柔軟体に固着した凍結体の凍結前後の体積変化にともなう伸縮力を該柔軟体が吸収し、センサ素子受圧面へ伸縮力を与えない。
そして、被測定流体の圧力は、柔軟体および不凍剤を介してそのままセンサ素子受圧面に伝えられるので、凍結発生の如何にかかわらず、高精度の圧力検出が可能となる。
まず、本発明における第一実施形態について説明する。
図1に本実施形態の構成を示す。配管1(被測定流体通路)には被測定ガス2が流れており、該配管1の管壁に円筒状のボス部1aを設け、該ボス部1aに、被測定ガス2の圧力を検出する圧力センサ10が、シール材12を挟んでねじ締結されている。
前記圧力センサ10では、ハウジング11内にセンサ素子13(ダイアフラム)が、シール材14を挟んで固定されている。センサ素子13の受圧面13aの背面には、センサ素子13が検出した信号を処理する処理回路15が配置され、該処理回路15と結線されている端子16は、図示しない外部装置(電源、センサ出力装置)と接続されている。
さらに、柔軟体17(フッ素系ゴム、あるいはシリコーンゴム)を、前記シール材14とハウジング11とで挟持して前記センサ素子13の受圧面13aを覆い、該柔軟体17、センサ素子13、シール材14とで囲まれた空間に、不凍剤18(シリコーンオイル、あるいはエチレングリコール等の不凍液)が気泡を有することなく充填、密封されている。
上記構成を有した第1実施形態の作用を説明する。
燃料電池システムに圧力センサ10を装着した例では、システム運転中の被測定ガス2は高温・高湿ガスで、システムが停止すると、配管1も含め温度が低下し、被測定ガス中の水蒸気が凝縮水化する。外気温が零下のときは、さらに凝縮水が凍結に至る。ここで、圧力センサ10内側の導圧空間2a内に凝縮水が浸入し、柔軟体17の表面で凍結しても、液体から固体に相変化するときの体積膨張、あるいはその後の温度上昇による体積収縮時の伸縮力は、柔軟体17および不凍剤18が変形して吸収し、センサ素子13へは伝わらない。すなわち、圧力センサ10内で凍結が発生しても、センサ素子13が押されたり、引っ張られたり、あるいは歪みを生じたりすることはなく、被測定ガス2の圧力検出値に影響を与えることを防止でき、高精度な圧力検出性能を確保できる。
次に、本発明における第二実施形態について説明する。
図2に本実施形態の構成を示す。第一実施形態と同一の構成部は、同一符号を付し、説明を省略する。本実施形態においては、センサ素子の受圧面13aに加え、該受圧面13aと直交するハウジング11内周面11aの全面を覆って、筒状の柔軟体20(フッ素系ゴム、あるいはシリコーンゴム)を設ける。該柔軟体20は、上下の両端にフランジ部20a,20bを形成され、センサ素子13側のフランジ部20aは、シール材14とハウジング11との間に狭持し、他端の配管1側は、固定リング21とハウジング11との間に挟持している。
第二実施形態では、このような構成により、多量の凝縮水が圧力センサ10内側の導圧空間2aに浸入し、この凝縮水が凍結して該導圧空間2aを塞いだ結果、配管1を流れる被測定ガス2と導圧空間2a内の受圧面13aを覆う第一の柔軟体17との接触が遮断されたような場合でも、ハウジング11内周壁を覆う第二の柔軟体20の伸縮機能によって導圧空間2a内における凍結体(凍結し、導圧空間2aを塞いだ凝縮水)の動きが許容されるので、この凍結体を介して被測定ガス圧がセンサ素子の受圧面13aに伝達され、精度の高い圧力測定が維持できる。
ここで、前記第二の柔軟体20とハウジング内周壁11aとの間の空間は密封状態であれば良いが、この空間にも第二不凍剤22(シリコーンオイル、あるいはエチレングリコール等の不凍液)を充填させてもよい。
前記第二不凍剤22を充填しない場合、柔軟体20に凍結した凍結体が導圧空間2a内を動き回りやすくなり、該凍結体の振動によって正確な圧力測定が妨げられ、また、動き回る凍結体によって柔軟体20が損傷する懸念がある。
これに対し、前記第二不凍剤22を充填した場合、上記のような懸念はなく、被測定ガス圧をより正確かつ迅速に伝達でき、また、柔軟体20の損傷も防止できる。
なお、該第二の柔軟体20を前記第一の柔軟体17と一体に形成し、さらには、1つの空間に不凍剤を充填するような構成としてもよい。
上記第一実施形態および第二実施形態に共通する構成、作用についてより詳細に説明する。
柔軟体17,20のうち、導圧空間2aへ露出している部位に、ひだ部17a,20cを設ける。すなわち、柔軟体17,20が弾性材で形成されていても被測定ガスの圧力や凍結体によって弾性変形した場合には、柔軟体17,20に生じる弾性力によって、圧力検出値に影響を与えてしまう。ここで、ひだ部17a,20cを設けて容易に伸縮できる構造とすることで、弾性変形を生じず圧力検出精度を良好に維持できる。ひだ部17a,20cの形状は、柔軟体17,20の伸縮量が、凍結体の相変化による伸縮量をカバーする程度の機能を発揮するように形成すれば良い。圧力検出応答をより向上させるためには、不凍剤18,22を非圧縮性液体として、圧力伝達速度を向上させるとよい。
また、前記柔軟体17,20を肉厚の薄い薄膜体(厚さ1mm以下が特に望ましい)としてもよい。特にセンサ素子13の受圧面を覆う柔軟体17は、厚さが薄いほど圧力検出応答を損なわないが、必要とされる強度や耐久性とのバランスから最適なものを選定すれば良い。
本発明の第一実施形態の構成図 本発明の第二実施形態の構成図
符号の説明
2 被測定ガス
2a 導圧空間
10 圧力センサ
11 ハウジング
11a ハウジング内周壁
13 センサ素子
13a 受圧面
17 柔軟体
17a ひだ部
18 不凍剤
20 柔軟体
20c ひだ部
22 不凍剤

Claims (7)

  1. センサ素子の被測定流体側の受圧面を柔軟体で覆って密封し、前記センサ素子受圧面と柔軟体との間に不凍剤を充填したことを特徴とする圧力センサ。
  2. 圧力センサのセンサ素子を保持するハウジングに、被測定流体圧力を前記センサ素子の受圧面に導く筒状の導圧空間が形成され、該導圧空間に面したハウジングの内周壁を第二の柔軟体で覆って密封したことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記ハウジングの内周壁と第二の柔軟体との間に不凍剤を充填したことを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記不凍剤は、非圧縮性液体であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  5. 前記柔軟体は、厚さが1mm以下の薄膜体であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  6. 前記柔軟体は、伸縮自在なひだ部を形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  7. 前記第二の柔軟体は、前記センサ素子の受圧面を覆う柔軟体と一体形成にしたことを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1つに記載の圧力センサ。
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