JP2006162283A - 周波数特性評価方法、周波数特性評価装置及び周波数特性評価プログラム並びに保護装置 - Google Patents
周波数特性評価方法、周波数特性評価装置及び周波数特性評価プログラム並びに保護装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006162283A JP2006162283A JP2004350053A JP2004350053A JP2006162283A JP 2006162283 A JP2006162283 A JP 2006162283A JP 2004350053 A JP2004350053 A JP 2004350053A JP 2004350053 A JP2004350053 A JP 2004350053A JP 2006162283 A JP2006162283 A JP 2006162283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power storage
- supply device
- value
- frequency characteristic
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
【解決手段】 電力貯蔵供給デバイス100に対して充放電部1で充放電を行ない、測定部2で充放電開始後の電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定し、計算部3で各時点における電流値又は電圧値の変化を用い電力貯蔵供給デバイス100を周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータ及び上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算し、第1のパラメータ及び第2のパラメータを用いて電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する。
【選択図】 図4
Description
上記のような電力貯蔵供給デバイスは、一般に高容量密度、高出力密度が求められる傾向にあり、より大きい電流において電力を貯蔵、供給することが望まれ、盛んに開発が進められている。
また、本発明の保護装置によれば、実際の充放電状態において、内部インピーダンスの周波数特性を基に性能を評価して、例えば過充電などから電力貯蔵供給デバイスを保護する等のために、電力貯蔵供給デバイスを制御することができるようになる。
[I.第1実施形態]
本発明は、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価するためのものである。電力貯蔵供給デバイスとは、電力を貯蔵又は供給することが可能なデバイスを広く意味する。電力貯蔵供給デバイスの具体例としては、アルカリ電池、リチウム電池等の1次電池、鉛酸電池、ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の2次電池、燃料電池等の発電型電池、電解コンデンサ、電気二重層キャパシタ等のキャパシタなどが挙げられる。
即ち、第1過程では、電力貯蔵供給デバイスに対して充電又は放電を行ない、上記の充電又は放電を開始した後の電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定する。
また、第2過程では、測定した各時点における電流値又は電圧値の変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータ、及び、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する。
さらに、第3過程では、上記第1のパラメータ及び第2のパラメータを用いて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する。
以下、各過程毎に詳細に説明する。
第1過程では、上述したように、電力貯蔵供給デバイスに対して直流で充電又は放電を行ない、上記の充電又は放電を開始した後の電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定する。
充電と放電とのいずれを行なうかは任意であり、充電のみを行なうようにしてもよく、放電のみを行なうようにしてもよく、充電及び放電の両方を組み合わせて行なうようにしてもよい。通常は、充電時の内部インピーダンスの周波数特性を評価したい場合には充電を行なうようにし、放電時の内部インピーダンスの周波数特性を評価したい場合には放電を行なうようにする。なお、本明細書において、充電及び放電を区別せずに述べる場合、単に「充放電」という。
さらに、充電速度や放電速度、充放電を行なう時間などの充放電条件も任意であり、周波数特性を評価しようとする実際の環境等に応じて任意に設定すればよい。
第2過程では、第1過程で測定した各時点における電流値又は電圧値の変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータ、及び、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する。なお、第1過程において測定した時点のうちの一部の時点の測定結果についてだけ上記の演算を行なうようにしてもよいが、周波数特性評価の精度を高める観点からは、測定した全ての時点の測定結果から上記演算を行なうことが好ましい。
具体的には、例えば、以下に示す式を用いて演算を行なうことができる。なお、以下に示す式の一部は、「“Electrochemical Methods,second edition” Allen J. Bard,Larry R. Faulkner(John Wiley&Sons)、2001」に記載のものを用いた。
第1過程において、定電流で充放電を行ない、充放電開始後の電圧を測定する。
また、第2過程では、第1過程で測定した電圧と時間tとの関係{(電圧変化)対(時間)のプロットで得られる曲線}に対し、上記式(8)を用いる。具体的には、例えば、充放電時電流をΔI、充放電開始直前の電圧と充放電開始後の電圧の差をΔEとし、図2(a)に示すように、ある時点に対して曲線の接線を得て、その切片すなわちΔI×Rより上記抵抗値Rを求め、また、その傾きすなわちΔI/Cより上記静電容量Cを求める。なお、ΔIは、充電側の値を正とし、放電側の値を負とする。また、上記のように、印加開始後の時間tの逆数1/tを角速度ωとする。このようにして求めた上記抵抗値R及び上記静電容量Cの値により、上記式(2)及び上記式(3)を用いて各時点tにおける内部インピーダンスZの実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryが得られる。
第1過程において、定電流で充放電を行ない、充放電開始後の電圧を測定する。
また、第2過程では、第1過程で測定した電圧と時間tとの関係{(電圧変化)対(時間)のプロットで得られる曲線}に対し、上記式8を用いる。具体的には、例えば、充放電時電流をΔI、充放電開始直前の電圧と充放電開始後の電圧の差をΔEとし、図2(b)に示すように、ある時点に対して曲線の接線を得て、その切片すなわちΔI×Rより上記抵抗値Rを求める。また、別途、対応する時点について上記式(10)から内部インピーダンスの絶対値|Z|を算出し、このようにして求めた上記抵抗値R及び絶対値|Z|の値を用い、上記式(5)から上記静電容量Cが得られる。なお、ΔIは、充電側の値を正とし、放電側の値を負とする。また、上記のように、印加開始後の時間tの逆数1/tを角速度ωとする。このようにして求めた上記抵抗値R及び上記静電容量Cの値により、上記式(2)及び上記式(3)を用いて各時点tにおける内部インピーダンスZの実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryが得られる。
第1過程において、定電流で充放電を行ない、充放電開始後の電圧を測定する。
また、第2過程では、第1過程で測定した電圧と時間tとの関係{(電圧変化)対(時間)のプロットで得られる曲線}に対し、上記式8を用いる。具体的には、例えば、充放電時電流をΔI、充放電開始直前の電圧と充放電開始後の電圧の差をΔEとし、図2(c)に示すように、ある時点に対して曲線の接線を得て、その傾きすなわちΔI/Cより上記静電容量Cを求める。また、別途、対応する時点について上記式(10)から内部インピーダンスの絶対値|Z|を算出し、このようにして求めた上記静電容量C及び絶対値|Z|の値を用い、上記式(5)から上記抵抗値Rが得られる。なお、ΔIは、充電側の値を正とし、放電側の値を負とする。また、上記のように、印加開始後の時間tの逆数1/tを角速度ωとする。このようにして求めた上記抵抗値R及び上記静電容量Cの値により、上記式(2)及び上記式(3)を用いて各時点tにおける内部インピーダンスZの実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryが得られる。
第1過程において充放電を行ない、充放電開始後の電圧を測定する。
また、第2過程では、式(7)を用いて各時点における上記抵抗値Rを上記静電容量Cの関数として得る。また、別途、対応する時点について上記式(10)から内部インピーダンスの絶対値|Z|を算出し、このようにして求めた上記抵抗値Rの関数及び絶対値|Z|の値を用い、上記式(5)から上記静電容量Cを得る。ここで、充放電時電流をΔI、充放電開始直前の電圧と充放電開始後の電圧の差をΔEとする。ΔIは、充電側の値を正とし、放電側の値を負とする。また、上記のように、印加開始後の時間tの逆数1/tを角速度ωとする。さらに、この静電容量Cと先の式(7)とから抵抗値Rを得る。このようにして求めた上記抵抗値R及び上記静電容量Cの値により、上記式(2)及び上記式(3)を用いて各時点tにおける内部インピーダンスZの実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryが得られる。
なお、この算出法4は、定電流以外の充放電時、例えば、内部インピーダンスを求めるための電流の負荷の矩形波状(あるいは階段状波状)の制御が不安定であったり、電流ではなく電圧側を制御するような場合で、それぞれ電流値が負荷中に大きく変化してしまうような場合などに用いて好適である。
第3過程では、上記第1のパラメータ(即ち、抵抗値R)及び第2のパラメータ(即ち、静電容量C)を用いて、上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する。具体的には、第2過程で求めた上記抵抗値R及び上記静電容量Cの値により、上記式(2)及び上記式(3)を用いて各時点tにおける内部インピーダンスZの実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryを得て、その実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryに対してナイキストプロットを行なう。
以上のようにして、本実施形態の周波数特性評価方法が目的としていた電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を、上記のような曲線として得ることができる。なお、通常は、上記周波数特性を表わす曲線はアーク状の曲線として得られることが多い。
上述したような本実施形態の周波数特性評価方法は、全てを人の手により行なうようにしてもよいが、その操作の一部又は全部を、何らかの装置を用いて行なうようにすることが好ましい。例えば、図4に示すような周波数特性評価装置によって行なうこともできる。
図4に示す周波数特性評価装置は、充放電部1と、測定部2と、計算部3とを備えていて、さらに、計算部3は、記憶部4と、測定値取込部5と、演算部6と、周波数特性評価部7と、制御部8とを備えている。なお、図4においては、データの動きは実線の矢印で示し、制御部8の制御信号は破線の矢印で示してある。
本例の周波数特性評価装置は以上のように構成されているので、使用時には、まず、充放電部1及び測定部2を電力貯蔵供給デバイス100に接続し、充放電部1により充放電を開始して、測定部2により充放電開始後の電流値及び電圧値を所定時間間隔で測定する(第1過程)。測定された各時点の電流値及び電圧値は、記憶部4に記憶される。
なお、得られた評価結果は図示しない出力部から出力するようにしてもよいが、ここでは、記憶部4に保存しておくものとする。
例えば、計算部3は、充放電部1及び測定部2と別体に形成し、例えば充放電部1及び測定部2を計算部3に対して着脱可能に形成してもよい。
また、例えば、充放電部1は、本例のように測定部2と別体とせず、一体に構成しても良い。
本発明の第2実施形態の周波数特性評価方法も、上記第1実施形態と同様、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価するためのものである。
また、第2実施形態としての周波数特性評価方法では、以下に説明する第1過程、第2過程及び第3過程を経て、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する。
また、第2過程では、電流又は電圧を変化させた際の各時点における上記電流値又は電圧値の変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータ、及び、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する。
さらに、第3過程では、上記第1のパラメータ及び第2のパラメータを用いて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する。
以下、各過程毎に詳細に説明する。
第1過程では、上述したように、電力貯蔵供給デバイスに対して直流で充電又は放電を行ない、少なくとも1回、上記の充電又は放電を開始した後の電流又は電圧を、電流又は電圧を印加することにより階段状又は矩形波状に変化させた際に、電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定する。
さらに、充電速度や放電速度、充放電を行なう時間などの充放電条件が任意であり、周波数特性を評価しようとする実際の環境等に応じて任意に設定すればよい点も、第1実施形態と同様である。
ただし、矩形波状に変化をさせる場合には、基底とする充放電(即ち、波形を変化させない状態の充放電)によって電力貯蔵供給デバイスに出入りする電流容量に対し、矩形波状に波形を変化させたことによる電流容量の変化の割合が、通常10%以下、好ましくは5%以下、より好ましくは1%以下とすることが望ましい。これは、充放電中の内部インピーダンスの周波数特性の推移を評価するような場合、できるだけ、評価しようとしている電力貯蔵供給デバイスの状態を変化させないようにすることが好ましいためである。
ただし、矩形波状に変化させる場合、変化の期間は、通常10μs以上、好ましくは100μs以上、より好ましくは1000μs以上、また、通常1000s以下、好ましくは100s以下、より好ましくは10s以下が望ましい。これは、通常の化学電池等の電力貯蔵供給デバイスでは1kHz〜0.001Hzあたりに特徴的な内部インピーダンスの周波数特性が出やすいことと、1回の変化の期間が長すぎると電力貯蔵供給デバイス内部の状態(リチウム濃度、温度など)が基底の充放電だけの状態(波形を変化させていない状態)から乖離してしまう虞があることとの兼ね合いのためである。
また、特に階段状に変化させる場合、ひとつの階段状波内の各段の大きさも、一定であっても良く、異なっていても良い。
また、階段状に波形を変化させる場合、ひとつの階段状波内の段の数は任意であるが、通常2以上、好ましくは3以上、また、通常50以下、好ましくは20以下が望ましい。
さらに、測定開始から測定終了までの間に測定する測定データ点数に制限はなく、第1実施形態と同様に、周波数特性の評価ができる限り任意である。
また、測定開始から測定終了までの総測定時間も、第1実施形態と同様に、制限なく任意である。
さらに、測定する電流値や電圧値の精度は、第1実施形態と同様、高いほど好ましい。
第2過程では、電流又は電圧を変化させた際の各時点における上記電流値又は電圧値の変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータ、及び、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する。なお、第1実施形態と同様に、第1過程において測定した一部の時点の測定結果についてだけ上記の演算を行なうようにしてもよいが、周波数特性評価の精度を高める観点からは、測定した全ての時点の測定結果から上記演算を行なうことが好ましい。
さらに、本実施形態では、式(6)〜式(9)において、tは電流又は電圧の波形を矩形波状又は階段状に変化させた開始時点からの経過時間を表わす。
また、算出法2では、第1過程において、電流を矩形波状又は階段状に変化させ、変化させた期間の電圧値を測定する。そして、測定した電圧値に対して式(8)を用いて上記抵抗値Rを求め、さらに、式(5)及び式(10)を用いて上記静電容量Cを求める。
また、算出法4では、第1過程において、電流及び電圧の一方を矩形波状又は階段状に変化させ、変化させた期間の電流及び電圧の他方の値を測定する。そして、式(7)を用いて抵抗値Rを静電容量Cの関数として得た後、式(5)及び式(10)を用いて静電容量Cを求めて、更に式(7)を用いて抵抗値Rを求める。
ただし、第1実施形態とは異なり、本実施形態の周波数評価方法ではパルス電流又はパルス電圧を印加してベースライン(即ち、波形を変化させない状態の電流及び電圧の波形)から波形を変化させたときの応答を用いるため、電流や電圧のベースラインが変化することを考慮して、電圧変化ΔE及び電流変化ΔIを算出する際に、そのベースラインの変化を考慮した補正を行なうと、周波数特性評価の精度をより高めることができ、好ましい。具体的には、電圧変化ΔE及び電流変化ΔIを算出する際に、上記のベースラインの変化量を差し引くことが好ましい。
第3過程では、第1実施形態と同様に、上記第1のパラメータ(即ち、抵抗値R)及び第2のパラメータ(即ち、静電容量C)を用いて、上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する。具体的には、第2過程で求めた上記抵抗値R及び上記静電容量Cの値により、上記式(2)及び上記式(3)を用いて各時点tにおける内部インピーダンスZの実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryを得て、その実数成分ZREAL及び虚数成分Zimaginaryに対してナイキストプロットを行なう。
また、第1実施形態と同様に、得られた周波数特性を表わす曲線から、常法を用いて、上記曲線に対する上記抵抗成分の抵抗値Rや上記キャパシタの静電容量Cを求めることも可能であり、リチウム電池のセパレータ部や端子部などの抵抗値、並びに、電荷移動反応の抵抗値や固液界面での電気二重層容量などが得られることも同様である。
上述したような本実施形態の周波数特性評価方法は、全てを人の手により行なうようにしてもよいが、その操作の一部又は全部を、何らかの装置を用いて行なうようにすることが好ましい。例えば、図9に示すような周波数特性評価装置によって行なうこともできる。
図9に示す周波数特性評価装置は、第1実施形態で説明した周波数特性評価装置にパルス印加部9を備えさせたもので、充放電部1と、測定部2と、計算部3と、パルス印加部9とを備えていて、さらに、計算部3は、記憶部4と、測定値取込部5と、演算部6と、周波数特性評価部7と、制御部8とを備えている。なお、図9において、図4と同じ符号で示す部分は図4と同様のものを表わし、さらに、データの動きは実線の矢印で示し、また、制御部8の制御信号は破線の矢印で示してある。
また、パルス印加部9は、充放電部1が充放電を開始した後、電流又は電圧にパルス電流又はパルス電圧を印加して、電流及び電圧の一方の波形を階段状又は矩形波状に変化させるものである。印加するパルスの回数、大きさ、印加する時間、変化させる波形、電流及び電圧のどちらに印加するかなどは、適宜設定できるようになっている。
なお、得られた評価結果は図示しない出力部から出力するようにしてもよいが、ここでは、記憶部4に保存しておくものとする。
また、この周波数特性評価装置は、充放電中の電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性の時間推移を簡単に評価することもできる。例えば、電力貯蔵供給デバイスに高電流で過充電をしているような場合、具体例としては、過電圧が大きく、且つ、電力貯蔵供給デバイスが徐々に壊れていくような場合に、上記周波数特性の時間推移を評価しようとする際には、本実施形態の周波数特性評価装置は、非常に有効である。なお、充放電開始直後に電流値又は電圧値が比較的変化が小さい状態の電力貯蔵供給デバイス100の内部インピーダンスの周波数特性を評価する場合にも本例の周波数特性評価装置は用いて好適である。
また、さらに、例えばパルス印加部9は、充放電部1、測定部2、計算部3などと任意の組み合わせで一体に構成しても良く、また、着脱可能に別体に構成しても良い。なお、パルス印加部9は、例えば、充放電部1と並列に配設された充放電器などにより構成することができる。
第1及び第2実施形態で説明したような電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価方法を利用して、電力貯蔵供給デバイスの保護装置を作製することができる。例えば、第1及び第2実施形態で説明した方法により評価した周波数特性に基づき、評価対象である電力貯蔵供給デバイスの性能を評価するデバイス性能評価部と、このデバイス性能評価部での評価結果に基づいて上記電力貯蔵供給デバイスの充放電の制御を行なう充放電制御部とを備えた保護装置によれば、上記のように実際の使用状態に基づいて評価した電力貯蔵供給デバイスの周波数特性により、その充放電を確実に制御することが可能となる。また、上記のデバイス性能評価部は、具体的には、例えば第1又は第2実施形態で説明した周波数特性評価装置で評価された周波数特性(上記の例では、記憶部4に記憶されたもの)に基づいて電力貯蔵供給デバイスの性能を評価するように構成することができる。
保護装置10は、図10に示すように、デバイス性能評価部11と、充放電制御部12とを備えている。なお、保護装置は保護回路を備えていてもよい。
(1)電流及び電圧の測定
電力貯蔵供給デバイスとして、外装がラミネート樹脂で形成された容量6mAhのリチウムイオン電池(縦85mm、横45mm、厚み0.4mm)を用意した。なお、用いたリチウムイオン電池の組成は、以下の表1のとおりである。
次に、このリチウムイオン電池に対し、充放電機(KEITHLEY社 ソースメータ2440)を接続し、この充放電機はパーソナルコンピュータに接続した。充放電機の動作の制御並びに電流および電圧の記録は、このパーソナルコンピュータで実施できるよう、プログラムを組んだ。
続いて、充放電器の放電電流を12mAに設定後、リチウムイオン電池の放電を定電流で開始した。この際、放電の開始から1秒後まで、測定時間間隔0.1msecで電流とリチウムイオン電池の電圧とを測定した(第1過程)。
また、同様の測定を、放電電流を18mAとして同様の測定を行なった(第1過程)。
電圧の測定結果を図12に示す。
図12の測定結果より、前述の算出法1を用いて抵抗値R及び静電容量Cを求め(第2過程)、それからZrealとZimaginaryとを求めてナイキストプロットを行ない、リチウムイオン電池の内部インピーダンスの周波数特性を得た(第3過程)。得られたナイキストプロットを図13に示す。
図13には、実際に高電流で放電を開始した際の内部インピーダンスの示す曲線は、放電の進行にともなって過電圧が増加することの影響を受け、半円状から大きくひずんでいることが示されている。また、電流が大きいほうが、過電圧が大きいため、その影響で内部インピーダンスがより小さいことが示されている。
(1)電流及び電圧の測定
電力貯蔵供給デバイスとして、実施例1と同様のリチウムイオン電池を用意し、電圧を、満充電である4.1Vに調整した。
このリチウムイオン電池に対し、充放電機(KEITHLEY社 ソースメータ2440)2台を並列に接続し、また、この充放電機をパーソナルコンピュータに接続した。充放電機の動作の制御並びに電流および電圧の記録は、このパーソナルコンピュータで実施できるよう、プログラムを組んだ。ここで、パーソナルコンピュータは、充放電機の1台(充放電機A)が42mAの定電流でリチウムイオン電池に充電を行ない、さらに、もう一台(充放電機B:パルス印加部)が約20秒ごとに12mAで1秒間幅の充電を行なってリチウムイオン電池を流れる電流の波形を矩形波状に変化させるように制御を行なうようにした。
続いて、充放電機Aの電流の設定を42mAに設定後、リチウムイオン電池の過充電を開始した。充放電機Aによる充電を継続した状態で、約20秒おきに1秒間だけ充放電機Bによって12mAの充電電流を加え、電流の波形を矩形波状に変化させた。この際、測定時間間隔0.1msecで電流とリチウムイオン電池の電圧とを測定した(第1過程)。充放電機Bにより電流の波形を矩形波状に変化させた期間に測定された電圧の測定結果のうち、充放電機Aによる充放電開始後20秒、74秒及び634秒後から波形を変化させた期間での測定結果を図14に示す。
図14の測定結果より、前述の算出法1を用いて抵抗値R及び静電容量Cを求め(第2過程)、それからZrealとZimaginaryとを求めてナイキストプロットを行ない、リチウムイオン電池の内部インピーダンスの周波数特性を得た(第3過程)。得られたナイキストプロットを図15に示す。
過充電時においてはリチウムイオン電池内部は不安定で時間とともに変化していくが、本実施例の方法では従来方法のように過充電を停止することなく、過充電中開始後の内部インピーダンスの周波数特性の時間推移を評価することができる。例えば、図15を見てわかるように、過充電開始直後は内部インピーダンスの変化は小さいが、過充電開始後に時間が長く経過すると、著しく内部インピーダンスが大きくなっていることがわかる。
2 測定部
3 計算部
4 記憶部
5 測定値取込部
6 演算部
7 周波数特性評価部
8 制御部
9 パルス印加部
10 保護装置
11 デバイス性能評価部
12 充放電制御部
21 電流値測定部
22 電圧値測定部
31 主要計算部
51 電流値取込部
52 電圧値取込部
61 第1パラメータ演算部
62 第2パラメータ演算部
Claims (8)
- 電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価方法であって、
上記電力貯蔵供給デバイスに対して充電又は放電を行ない、上記の充電又は放電を開始した後の電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定する第1過程と、
各時点における上記電流値又は電圧値の変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータ、及び、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する第2過程と、
上記第1のパラメータ及び第2のパラメータを用いて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する第3過程とを備える
ことを特徴とする、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価方法。 - 電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価方法であって、
上記電力貯蔵供給デバイスに対して充電又は放電を行ない、少なくとも1回上記の充電又は放電を開始した後の電流又は電圧を階段状又は矩形波状に変化させた際に、電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定する第1過程と、
電流又は電圧を変化させた際の各時点における上記電流値又は電圧値の変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータ、及び、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する第2過程と、
上記第1のパラメータ及び第2のパラメータを用いて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する第3過程とを備える
ことを特徴とする、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価方法。 - 電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価装置であって、
上記電力貯蔵供給デバイスに対して充電又は放電を行なう充放電部と、
電流値又は電圧値を測定しうる測定部と、
上記の充電又は放電を開始した後の電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定するように該測定部を制御する測定制御部と、
各時点における上記電流値又は電圧値に基づいて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する計算部とを備える
ことを特徴とする、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価装置。 - 電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価装置であって、
上記電力貯蔵供給デバイスに対して充電又は放電を行なう充放電部と、
少なくとも1回以上、該充電部が充電又は放電を開始した後の電流又は電圧を階段状又は矩形波状に変化させるパルス印加部と、
電流値又は電圧値を測定しうる測定部と、
上記の電流又は電圧を変化させた際に、電流値又は電圧値を所定時間間隔で測定するように該測定部を制御する測定制御部と、
電流又は電圧を変化させた際の各時点における上記電流値及び電圧値に基づいて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する計算部とを備える
ことを特徴とする、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価装置。 - 電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価装置であって、
上記電力貯蔵供給デバイスに対して充電又は放電を行なったときの、上記の充電又は放電を開始した後の所定時間間隔の電流値又は電圧値を取り込む測定値取込部と、
取り込んだ上記電流値又は電圧値の各時点における変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータを演算する第1パラメータ演算部と、
取り込んだ上記電流値又は電圧値の各時点における変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを上記等価回路で表わした場合に、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する第2パラメータ演算部と、
上記第1のパラメータ及び第2のパラメータを用いて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価部とを備える
ことを特徴とする、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価装置。 - 電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価装置であって、
上記電力貯蔵供給デバイスに対して充電又は放電を行ない、少なくとも1回上記の充電又は放電を開始した後の電流又は電圧を階段状又は矩形波状に変化させた際の、所定時間間隔の電流値又は電圧値を取り込む測定値取込部と、
取り込んだ上記電流値又は電圧値の、電流又は電圧を変化させた際の各時点における変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを、周波数に応じて抵抗値が変化する抵抗成分と、周波数に応じて静電容量値が変化するキャパシタ成分とからなる等価回路で表わした場合に、上記抵抗成分の抵抗値に相当する第1パラメータを演算する第1パラメータ演算部と、
取り込んだ上記電流値又は電圧値の、電流又は電圧を変化させた際の各時点における変化を用い、上記電力貯蔵供給デバイスを上記等価回路で表わした場合に、上記キャパシタ成分の静電容量値に相当する第2パラメータを演算する第2パラメータ演算部と、
上記第1のパラメータ及び第2のパラメータを用いて上記電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価部とを備える
ことを特徴とする、電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価装置。 - 電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性を評価する周波数特性評価プログラムであって、
コンピュータに、請求項5又は請求項6に記載の周波数特性評価装置の各機能を実現させる
ことを特徴とする、周波数特性評価プログラム。 - 請求項5又は請求項6に記載の電力貯蔵供給デバイスの内部インピーダンスの周波数特性評価装置で評価された上記周波数特性に基づき上記電力貯蔵供給デバイスの性能を評価するデバイス性能評価部と、
該デバイス性能評価部での評価結果に基づいて上記電力貯蔵供給デバイスの充電又は放電の制御を行なう充放電制御部とを備える
ことを特徴とする、保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004350053A JP4797370B2 (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | 周波数特性評価方法、周波数特性評価装置及び周波数特性評価プログラム並びに保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004350053A JP4797370B2 (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | 周波数特性評価方法、周波数特性評価装置及び周波数特性評価プログラム並びに保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006162283A true JP2006162283A (ja) | 2006-06-22 |
JP4797370B2 JP4797370B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=36664480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004350053A Active JP4797370B2 (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | 周波数特性評価方法、周波数特性評価装置及び周波数特性評価プログラム並びに保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4797370B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012083142A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Toshiba Corp | 二次電池の内部抵抗演算装置 |
JP2020041917A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電池状態測定方法及び電池状態測定装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013164297A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Nittetsu Elex Co Ltd | 電池の充放電試験装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0896855A (ja) * | 1994-09-27 | 1996-04-12 | Yamaha Motor Co Ltd | 2次電池の構成方法 |
JP2003222660A (ja) * | 1996-12-17 | 2003-08-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電池の残存容量測定装置 |
-
2004
- 2004-12-02 JP JP2004350053A patent/JP4797370B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0896855A (ja) * | 1994-09-27 | 1996-04-12 | Yamaha Motor Co Ltd | 2次電池の構成方法 |
JP2003222660A (ja) * | 1996-12-17 | 2003-08-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電池の残存容量測定装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012083142A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Toshiba Corp | 二次電池の内部抵抗演算装置 |
JP2020041917A (ja) * | 2018-09-11 | 2020-03-19 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電池状態測定方法及び電池状態測定装置 |
JP7058201B2 (ja) | 2018-09-11 | 2022-04-21 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電池状態測定方法及び電池状態測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4797370B2 (ja) | 2011-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Lee et al. | Temperature-compensated model for lithium-ion polymer batteries with extended Kalman filter state-of-charge estimation for an implantable charger | |
Gholizadeh et al. | Estimation of state of charge, unknown nonlinearities, and state of health of a lithium-ion battery based on a comprehensive unobservable model | |
Goud et al. | An online method of estimating state of health of a Li-ion battery | |
EP1049231A1 (en) | Parameter measuring method, charge/discharge control method and apparatus and life predicting method for secondary batteries and power storage apparatus using the same | |
US9506988B2 (en) | Condition estimation device and method of estimating condition | |
JP7111015B2 (ja) | 推定装置、蓄電装置、推定方法、及びコンピュータプログラム | |
CN102565710A (zh) | 用于估计蓄电池健康状态的方法和装置 | |
JP6406468B1 (ja) | 蓄電量推定装置、蓄電モジュール、蓄電量推定方法、及びコンピュータプログラム | |
WO2020149288A1 (ja) | 蓄電素子の劣化度及び蓄電残量検出装置、並びに蓄電素子管理ユニット | |
JP6844090B2 (ja) | バッテリーのための等価回路モデルのパラメータを推定する方法及びバッテリー管理システム | |
US20230349981A1 (en) | Battery management device, battery management method | |
Sun et al. | State-of-health estimation of retired lithium-ion battery module aged at 1C-rate | |
US20220308115A1 (en) | Capacity degradation prediction method and prediction system | |
JP7115345B2 (ja) | 推定装置、蓄電装置、推定方法、及びコンピュータプログラム | |
JP4797370B2 (ja) | 周波数特性評価方法、周波数特性評価装置及び周波数特性評価プログラム並びに保護装置 | |
KR102259454B1 (ko) | 전기화학 시스템에 통합된 비교 전극의 인 시츄 재교정 방법 | |
KR101744560B1 (ko) | 하이브리드 전기저장장치 관리 시스템 | |
JP2003243017A (ja) | 二次電池の電気的等価回路モデル作成方法、これを用いたシミュレーション方法およびプログラム | |
WO2019017411A1 (ja) | 推定装置、蓄電装置、推定方法、及びコンピュータプログラム | |
JP7173492B2 (ja) | 判定装置、判定装置を備える電力供給システムおよび判定方法 | |
JP2023032183A (ja) | 補正方法、コンピュータプログラム、補正装置及び蓄電デバイス | |
Ceylan et al. | A temperature dependent model for LTO/NMC batteries | |
Nirmala et al. | Iot Based Battery Monitoring System For Solar PV Fed DC-DC Converter | |
Urbain et al. | Energetical modeling of lithium-ion batteries | |
Lazzarin et al. | A system for state-of-health diagnosis of lead-acid batteries integrated with a battery charger |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070813 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110705 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110718 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4797370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |