JP2006161741A - 飛翔体推進制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 推力制御や姿勢制御等の飛翔体の推進に伴う制御を効率良く行うことができるとともに、簡易な構造とすることで小型、軽量化を図ることができる飛翔体推進制御装置を提供する。
【解決手段】 飛翔体推進制御装置は、飛翔体10内に設けられ、点火装置15及び1次燃焼室14内に装填された固体推進薬17を有する複数のロケットモータ13と、メインノズル12を有し、1次燃焼室14に連通される単一の2次燃焼室19とを備えている。各ロケットモータ13は外部からの点火信号に基づいて個別に点火装置15が作動して固体推進薬17が燃焼されるようになっている。固体推進薬17は円筒状に形成され、その内周面から半径方向外方へ燃焼するように構成されている。複数のロケットモータ13は、機体11の軸心Xと平行方向に延びるように配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロケット等の飛翔体の推力制御や姿勢制御或いは軌道制御等の飛翔体の推進に伴う制御を効率良く行うことができるとともに、簡易な構造とすることで小型、軽量化を図ることができる飛翔体推進制御装置に関するものである。
従来、飛翔体の推力制御や姿勢制御に使用され、固体推進薬が収容されたロケットモータを用いた飛翔体推進制御装置として、次の2通りの方式が知られている。すなわち、その第1は固体推進薬を燃焼させてその燃焼ガスの流量や噴射方向をバルブ又はピントルにより制御する方式(例えば、特許文献1を参照)であり、第2は飛翔体に収容された多数の小型ロケットモータからその燃焼ガスを飛翔体の外周部に面したノズルから噴射する方式(例えば、特許文献2を参照)である。
具体的に図面を用いて説明する。図4は、燃焼ガスをピントルとバルブにより制御する方式の飛翔体推進制御装置を示す説明図である。この例では、飛翔体30内に固体推進薬31が装填された大型の燃焼室32を備え、その燃焼室32の後端部には断面横T字状をなすガス流路33が接続されている。そのガス流路33の中間部にはバルブ34及びピントル35が設けられ、ガス流路33の両先端部にはサブノズル36が設けられている。飛翔体30の後端部にはメインノズル37が設けられている。そして、固体推進薬31を常時燃焼させ、発生する燃焼ガスをガス流路33に設けられたバルブ34とピントル35により制御してサブノズル36から燃焼ガスを噴出させ、横方向に任意の時間推力を発生させて飛翔体30の姿勢制御を行うようになっている。
一方、図5は、従来の多数の小型ロケットモータを用いて制御する方式の飛翔体推進制御装置を示す説明図である。(a)は飛翔体推進制御装置の一部を破断して示す正面図であり、(b)はその5b−5b線における断面図である。これらの図に示すように、飛翔体30内には複数の小型ロケットモータ38が飛翔体30の半径方向に延びるように放射状に配設され、各小型ロケットモータ38の外周側端部にはサブノズル36が設けられている。飛翔体30の後端部にはメインノズル37が設けられている。そして、各小型ロケットモータ38のいずれかを作動させることにより、飛翔体30の姿勢制御を行うようになっている。
特許第3510527号公報(第1頁、第2頁及び図2) 特許第3075055号公報(第1頁、図3)
しかしながら、図4に示す飛翔体推進制御装置では、固体推進薬31が飛翔体30内の1箇所にまとめて装填されていることから、固体推進薬31を一旦燃焼させると、推力を発生させる必要がない場合でも固体推進薬31が燃焼を続けるために固体推進薬31の利用効率が悪く、飛翔体30の推進制御の効率が悪い。加えて、バルブ34の開閉手段やピントル35を移動させるためのロッドやその駆動手段等の制御用機械部品が必須であって、飛翔体30の構造が複雑になり大型化するという問題があった。
一方、図5に示す飛翔体推進制御装置では、1個の小型ロケットモータ38に1個のサブノズル36が必要であり、それぞれの小型ロケットモータ38で高い推力を得るためには、それぞれに大きなサブノズル36を装着する必要があり、そのために体積や質量が増加するという問題があった。また、一度燃焼させた小型ロケットモータ38のサブノズル36方向に再度推力が必要になった場合には、機体を回転させるか又は複数の小型ロケットモータ38を作動させる必要があり、効率的ではないという問題もあった。
さらに、飛翔時間を延ばすために例えば図6に示すような飛翔体推進制御装置も考えられる。すなわち、飛翔体30内には前後一対のロケットモータ39a、39bが配設されている。各ロケットモータ39a、39bは、円筒状をなす固体推進薬31と前端部の点火装置40とを備え、両ロケットモータ39a、39b間には耐圧隔壁41が設けられている。
このような飛翔体推進制御装置では、前部位置のロケットモータ39aを構成する固体推進薬31や点火装置40を後部位置のロケットモータ39bによる燃焼熱や燃焼圧力から保護するための耐圧隔壁41の構造が複雑になることや、両ロケットモータ39a、39bの固体推進薬31を同時に点火することができないため推力は一定に制限される。しかも、飛翔体30内にロケットモータを3個以上並べて組み込むことは構成部品の配置面或いは熱や圧力等の面で難しい場合がある。
そこで本発明の目的とするところは、推力制御や姿勢制御等の飛翔体の推進に伴う制御を効率良く行うことができるとともに、簡易な構造とすることで小型、軽量化を図ることができる飛翔体推進制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明における第1の発明の飛翔体推進制御装置は、飛翔体内に設けられ、点火装置及び1次燃焼室内に装填された固体推進薬を有する複数のロケットモータと、ノズルを有し、前記1次燃焼室に連通される単一又は複数の2次燃焼室とを備えることを特徴とするものである。
第2の発明の飛翔体推進制御装置は、第1の発明において、前記各ロケットモータは外部からの点火信号に基づいて個別に点火装置が作動して固体推進薬が燃焼されるように構成されているものである。
第3の発明の飛翔体推進制御装置は、第1又は第2の発明において、前記固体推進薬は筒状に形成され、その内孔の内側から外側へ燃焼が進行するように構成されているものである。
第4の発明の飛翔体推進制御装置は、第1から第3のいずれかの発明において、前記複数のロケットモータが飛翔体の軸心と平行方向に延びるように配置されているものである。
第5の発明の飛翔体推進制御装置は、第1から第4のいずれかの発明において、前記2次燃焼室のノズルは飛翔体の軸心に対して平行方向に延びるように配置されているものである。
第6の発明の飛翔体推進制御装置は、第1から第4のいずれかの発明において、前記2次燃焼室のノズルは飛翔体の軸心に対して直交方向に延びるように配置されているものである。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
第1の発明の飛翔体推進制御装置は、点火装置及び1次燃焼室内に装填された固体推進薬を有する複数のロケットモータと、ノズルを有し、前記1次燃焼室に連通される単一又は複数の2次燃焼室とを備えている。このように、固体推進薬を有する複数のロケットモータの1次燃焼室と、それに連通される単一又は複数の2次燃焼室との組合せにより、推力制御や姿勢制御等の飛翔体の推進に伴う制御を効率良く行うことが可能である。しかも、従来のようにバルブやピントルを必要とせず、またロケットモータ毎の余分なノズルを必要とせず、簡易な構造とすることで小型、軽量化を図ることができる。
第2の発明の飛翔体推進制御装置では、各ロケットモータは外部からの点火信号に基づいて個別に点火装置が作動して固体推進薬が燃焼されるように構成されている。このため、各ロケットモータを任意のタイミングで点火でき、必要なときに点火信号に基づき推力を発生することができるため、第1の発明の効果に加えて、平均飛翔速度や飛行時間の増大が可能となる。また、1つ以上の任意数のロケットモータを同時に点火することも可能であるため、必要なときに複数個のロケットモータの同時点火によって、任意の大きさの推力が得られ、飛翔体の飛翔性能を向上させることができる。さらに、2次燃焼室に接続されたそれぞれ異なるロケットモータを作動させることも可能であるため、推力ベクトルの合力方向に推力を発生することができ、飛翔体の推進に伴う制御特性を大幅に高めることができる。
第3の発明の飛翔体推進制御装置においては、固体推進薬は筒状に形成され、その内孔の内側から外側へ燃焼が進行するように構成されている。従って、第1又は第2の発明の効果に加え、ロケットモータの燃焼熱が1次燃焼室の内壁面に伝わることを抑制することができ、周囲のロケットモータの温度を上昇させにくく、燃焼性能を安定させることができる。
第4の発明の飛翔体推進制御装置では、複数のロケットモータが飛翔体の軸心と平行方向に延びるように配置されている。そのため、複数のロケットモータを飛翔体内に高密度に配置することができ、第1から第3のいずれかの発明に係る効果に加え、飛翔体推進制御装置の小型、軽量化を向上させることができる。また、固体推進薬製造時においても、平行に並んだロケットモータの1次燃焼室内に固体推進薬を一方向から一度に充填することができるため、ロケットモータの製造が容易になり、製造時における経済性の観点からも有利である。
第5の発明の飛翔体推進制御装置では、2次燃焼室のノズルが飛翔体の軸心に対して平行方向に延びるように配置されている。このため、第1から第4のいずれかの発明に係る効果に加え、特に飛翔体の推力制御を容易に行うことができる。
第6の発明の飛翔体推進制御装置では、2次燃焼室のノズルが飛翔体の軸心に対して直交方向に延びるように配置されている。従って、第1から第4のいずれかの発明に係る効果に加え、飛翔体に横方向へ発生する推力をサイドスラスタ(側方推力体)として用いることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の飛翔体推進制御装置を具体化した第1実施形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1(a)〜(d)は、第1実施形態の飛翔体推進制御装置を示す図であって、図1(a)は飛翔体推進制御装置の要部を破断して示す正面図、図1(b)はロケットモータの拡大断面図、図1(c)は図1(b)の1c−1c線における断面図及び図1(d)は図1(a)の1d−1d線における断面図である。
図1(a)に示すように、第1実施形態の飛翔体10を構成する機体11はほぼ円筒状に形成され、前端部は前端ほど縮径されたテーパ状(砲弾状)に形成されるとともに、後端部にはスロート部12aを経て後方へ開口するメインノズル12が飛翔体10の軸心、つまり機体11の軸心Xに対して平行方向に延びるように配置されている。機体11内の中央部より若干後方位置には複数のロケットモータ13が機体11の軸心Xと平行方向に延びるように配設されている。図1(d)に示すように、第1実施形態では19本のロケットモータ13が最密充填されるように配置されている。これらのロケットモータ13は、機体11の軸心Xに対して点対称に配置されるとともに、水平線Y及び垂直線Zに対しても対称に配置されている。
図1(b)に示すように、各ロケットモータ13は、その内部が1次燃焼室14となり、1次燃焼室14の前端部に点火装置15が設けられ、後端部に耐圧耐熱性の材料で形成されたクロージャー16が設けられるとともに、それらの間に固体推進薬17が装填されて構成されている。点火装置15は、点火部とその点火部に点火信号を送るためのリード線が接続されて構成されている。各ロケットモータ13は外部からの点火信号に基づいて個別に点火装置15に点火されて固体推進薬17が燃焼されるようになっている。クロージャー16は固体推進薬17の燃焼によるガスの噴出で破裂するもので、好ましくは1〜2mmの厚みを有している。図1(c)に示すように、固体推進薬17は円筒状をなし、中心に内孔18を有している。そして、点火装置15の点火により、固体推進薬17がその内孔18側から燃焼し、その燃焼が径方向へ拡がって外周面へ達するようになっている(内面燃焼)。
各ロケットモータ13としては、2種類以上のサイズ(形状及び大きさ)の異なるロケットモータ13を使用することができ、その場合機体11内での装填率を高くすることも可能である。また、それぞれのサイズに適した固体推進薬17の組成及び燃焼速度を設定すれば、異なるサイズのロケットモータ13を用いても発生推力を等しくすることが可能である。固体推進薬17についても、燃焼速度や形状を同一にする必要がなく、燃焼速度や形状の異なる2種類以上の固体推進薬17を組合せて用いても構わない。
図1(a)に示すように、前記1次燃焼室14とメインノズル12との間の機体11内空間部は、単一の2次燃焼室19となっている。従って、各ロケットモータ13内の1次燃焼室14と2次燃焼室19とは連通されている。各ロケットモータ13は、1次燃焼室14の内径のままで2次燃焼室19に結合する構造を採用しているため、1次燃焼室14内の燃焼圧力と2次燃焼室19内の燃焼圧力とは、固体推進薬17の燃焼後速やかに同じになる。しかし、ロケットモータ13の1次燃焼室14と2次燃焼室19との間にメインノズル12のスロート部12aよりも断面積が小さいスロート部を有するノズルを設置することもできる。その場合、1次燃焼室14の燃焼圧力を2次燃焼室19の圧力より数倍以上高く設定することで、ロケットモータ13を1個或いは複数個燃焼させ、2次燃焼室19の圧力が変化しても、ロケットモータ13の燃焼圧力を一定に保つことができる。これにより、ロケットモータ13の燃焼時間を変化させることなく2次燃焼室19内の圧力、すなわち発生推力を増大させることもできる。
飛翔体推進制御装置は、前記の1次燃焼室14に装填された固体推進薬17を有する複数のロケットモータ13と、1次燃焼室14に連通される2次燃焼室19とにより構成されている。
飛翔体10が空気中を飛翔(飛行)する場合、空気抵抗により機体11の速度は徐々に低下する。従来の飛翔体では、大推力の固体ロケットモータを1回燃焼させることで初期の機体速度を十分に上げて最終速度を確保している。そのため、高速になるほど空気抵抗が大きくなって推進エネルギーが無駄に消費されるほか、初期の加速度が高くなり過ぎるという問題があった。このことについて、図2(a)〜(c)に基づいて説明する。図2(a)は飛翔体10の速度と時間との関係を示す速度パターン図、図2(b)は飛翔体10の推力と時間との関係を示す推力パターン図及び図2(c)は飛翔体10の飛翔距離と時間との関係を示す飛翔距離パターン図である。
これらの図2(a)〜(c)に示すように、従来の飛翔体推進制御装置では破線で示す曲線になるのに対し、第1実施形態の飛翔体推進制御装置では実線で示す曲線となる。すなわち、第1実施形態においては、複数のロケットモータ13が個別に外部からの信号に基づいて燃焼することが可能なため、初期のロケットモータ13の燃焼が終了した後次のロケットモータ13の燃焼を開始し、その燃焼が終了した後さらに次のロケットモータ13を燃焼させることができる。その結果、飛翔体10の飛翔距離を延ばすことができるとともに、所定の飛翔速度を維持しながら飛翔時間を延ばすことができる。
一方、飛翔距離や飛翔時間を延ばすために、前記図6に示すような飛翔体30内に2個以上の固体推進薬31と点火装置40とをそれぞれ配置した構造の場合には、前記のように耐圧隔壁41の構造が複雑になることや、推力が一定に制限される。しかも、3個以上の固体推進薬31や点火装置40を組み込むことは、構成品の配置の点或いは熱や圧力の保護の点で難しい場合がある。
しかしながら、第1実施形態では、各ロケットモータ13の1次燃焼室14は2次燃焼室19と耐圧、耐熱性のクロージャー16で仕切られているために、熱及び圧力対策が容易となり、ロケットモータ13の発数を増やして複数回の推力を発生させることも構造上容易である。しかも、複数個のロケットモータ13の同時点火が可能であるために、必要により全てのロケットモータ13を短時間に燃焼させて一気に加速することも可能である。
次に、ロケットモータ13の形状及び配置と、固体推進薬17の種類等とについて説明する。
第1実施形態のロケットモータ13の形状を円筒状としているが、複数のロケットモータ13を機体11内に高密度に配置するために六角筒状や扇形筒状であっても差し支えない。ロケットモータ13内の1次燃焼室14を高圧で使用する場合には耐圧強度を考慮して円筒状を採用し、充填率を重視する場合には六角筒状や扇形筒状とし、燃焼圧力を低下させることができる。1次燃焼室14に装填される固体推進薬17としては、公知の推進薬例えばダブルベース推進薬、コンポジット推進薬等が使用され、特に限定されるものではない。
また、複数のロケットモータ13は、機体11の軸心Xと平行方向に延びるように配置されていることから、固体推進薬17の製造工程において全ての1次燃焼室14に一度に固体推進薬17を装填することが可能になり、その製造作業が容易となる。さらに、機体11の前から後へ順に点火装置モジュール、推進薬モジュール、ノズル付き2次燃焼室19の順に配置されており、飛翔体推進制御装置の製造においてモジュール毎の製造及び組み立てが可能で、低コスト化を図ることができる。以上のように、機体11の軸心X方向に複数のロケットモータ13を揃えて配置することにより、機体11内にロケットモータ13を高密度で配置することができ、小型、軽量化を図ることができるとともに、飛翔体推進制御装置の製造作業も容易になって、経済的にも大きな利点が得られる。
次に、前記固体推進薬17の燃焼方式について説明する。
それぞれのロケットモータ13は、好ましくは内面燃焼方式が採用されるため、個々の固体推進薬17はその内部に内孔18を有する構造になる。図1の例では固体推進薬17の厚さがどの方向も均等になるようにするために内孔18を丸孔形状としているが、一般の固体推進薬17に使用されているような内周部の形状が星型やスロット形状(スリットを有する形状)でも可能である。1次燃焼室14の断面形状や必要な推力パターンに応じて適切な内孔18形状にすることが好ましい。但し、本実施形態では多数のロケットモータ13が隣接配置されているため、1次燃焼室14の内壁面が燃焼火炎で加熱されることを極力抑えることが必要であり、燃焼末期まで燃焼面が順に拡大していく丸孔や断面星型形状の孔は好ましい形状である。
以上の第1実施形態により発揮される効果を以下にまとめて記載する。
・ 第1実施形態の飛翔体推進制御装置は、1次燃焼室14に装填された固体推進薬17を有する複数のロケットモータ13と、1次燃焼室14に連通される単一の2次燃焼室19とを備えている。つまり、2次燃焼室19のメインノズル12が各ロケットモータ13の1次燃焼室14と共有されている。このように、固体推進薬17を有する複数のロケットモータ13の1次燃焼室14と、それに連通される単一の2次燃焼室19との組合せにより、特に推力制御等の飛翔体10の推進に伴う制御を効率良く行うことができる。しかも、従来のようにバルブやピントルを必要とせず、また余分なノズルを必要とせず、簡易な構造とすることで小型、軽量化を図ることができる。
・ また、各ロケットモータ13は外部からの点火信号に基づいて個別に点火装置15が作動して固体推進薬17が燃焼されるように構成されている。このため、各ロケットモータ13を任意のタイミングで点火でき、必要なときに点火信号に基づき推力を発生することができるため、平均飛翔速度や飛行時間の増大が可能となる。さらに、1つ以上の任意数のロケットモータ13を同時に点火することも可能であるため、必要なときに複数個のロケットモータ13の同時点火によって、任意の大きさの推力が得られ、飛翔体10の飛翔性能を向上させることができる。
・ また、固体推進薬17は円筒状に形成され、その内孔18の内側から外側へ、すなわち内孔18の内周面から半径方向外方へ燃焼が進行するように構成されている。従って、ロケットモータ13の燃焼熱が1次燃焼室14の内壁面に伝わることを抑制することができ、周囲のロケットモータ13の温度を上昇させにくく、燃焼性能を安定させることができる。
・ 加えて、複数のロケットモータ13が機体11の軸心Xと平行方向に延びるように配置されている。そのため、複数のロケットモータ13を高密度に配置することができ、飛翔体推進制御装置の小型、軽量化を向上させることができる。また、固体推進薬製造時においても、平行に並んだロケットモータ13の1次燃焼室14内に固体推進薬17を一方向から一度に充填することができるため、ロケットモータ13の製造が容易になり、製造時における経済性の観点からも有利である。
・ また、2次燃焼室19のメインノズル12が飛翔体10の軸心Xに対して平行方向に延びるように配置されていることから、特に飛翔体10の推力制御を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の飛翔体推進制御装置を具体化した第2実施形態につき、図3に基づいて説明する。この第2実施形態では、第1実施形態と異なる点について主に説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については同じ部材番号を付して説明する。
図3(a)〜(e)は、第2実施形態の飛翔体推進制御装置を示す図であって、図3(a)は飛翔体推進制御装置の要部を破断して示す正面図、図3(b)はロケットモータの拡大断面図、図3(c)は図3(b)の3c−3c線における断面図、図3(d)は図3(a)の3d−3d線における断面図及び図3(e)は図3(a)の3e−3e線における断面図である。
図3(a)に示すように、2次燃焼室19は機体11の中央部(重心部)に設けられ、図3(e)に示すように、隔壁20により4つに均等に分割され、各2次燃焼室19aはほぼ三角柱状に形成されている。各2次燃焼室19aの外周部には、スロート部分21aを有するサブノズル21が機体11の軸心Xに対して直交方向(径方向)に延びるように配置されている。従って、サブノズル21は合計4個設けられている。2次燃焼室19aのサブノズル21の個数は、固体推進薬17の燃焼性能、2次燃焼室19aの大きさ、飛翔体10の大きさ、その重量、制御目的等に応じて適宜設定することができる。ここで、直交方向とは機体11の軸心Xに対して必ずしも直角(90度)でなくとも良く、直角に近い方向を意味する。
複数(第2実施形態では32本)のロケットモータ13は、2次燃焼室19aの後方位置に配設され、8本ずつのロケットモータ13がそれぞれ4つの2次燃焼室19aに対向するように配置され、1つの2次燃焼室19aに8つの1次燃焼室14が連通されている。図3(b)に示すように、点火装置15は1次燃焼室14の後端位置に配設され、クロージャー16は前端位置に配設されている。また、図3(c)に示すように、固体推進薬17は第1実施形態と同様に円筒状に形成され、内孔18を有している。第2実施形態の飛翔体10においては、図示されていないが、メインノズル12から燃焼ガスを噴出させるための固体推進薬17が機体11の後部に装填されており、機体11の軸心X方向への推力が得られるように構成されている。
従って、この第2実施形態の飛翔体推進制御装置によれば、2次燃焼室19のサブノズル21が飛翔体10の軸心Xに対して直交方向に延びるように配置されているため、飛翔体10の姿勢制御を容易に行うことができるとともに、飛翔体10に横方向へ発生する推力をサイドスラスタとして用いることができる。この推力のタイミングは、固体推進薬17の燃焼のタイミングにより制御される。しかも、2次燃焼室19aに接続されたそれぞれ異なるロケットモータ13を点火することも可能であるため、推力ベクトルの合力方向に推力を発生することができ、飛翔制御特性を大幅に高めることができる。
さらに、2次燃焼室19a間が隔壁20によって4分割されていることから、一度に燃焼させる固体推進薬17の個数及びそのタイミングを制御することができるので、装填される固体推進薬17を最少にすることができ、また細かな推力の大きさ及び方向の制御が可能となる。しかも、燃焼ガスを一旦2次燃焼室19aに蓄圧することにより、燃焼反応を十分に進めることができ、かつスペース的に余裕ができて適切な開口比を有するサブノズル21を配置することができるため、従来のような各小型ロケットモータ38に設けられたサブノズル36から直接燃焼ガスを噴出させる方式より燃焼効率やノズル効率が良くなる。
加えて、前記ロケットモータ13の1次燃焼室14は4つの2次燃焼室19aにそれぞれが連通されているが、1次燃焼室14と2次燃焼室19aとの間の流路を狭めることにより2次燃焼室19aの圧力が変化しても、1次燃焼室14の燃焼圧力を一定に保つことができる。従って、ロケットモータ13の燃焼時間を変化させることなく、発生推力を増大させることができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して実施することも可能である。
・ 第1実施形態において、2次燃焼室19を複数に分割するように構成することもできる。その場合、推力制御の制御態様を第2実施形態のように変化させることができる。
・ 第2実施形態において、2次燃焼室19aを第1実施形態のように単一にすることもできる。
・ 第2実施形態において、1次燃焼室14と2次燃焼室19aの位置関係を逆にして第1実施形態のような配置にすることも可能である。
・ 第1実施形態のロケットモータ13より前方位置に、第2実施形態の構成、すなわち複数のロケットモータ13及び複数の2次燃焼室19aを設けるように構成することもできる。その場合、推力制御と姿勢制御とを組合せて飛翔体10の制御を行うことができる。
・ ロケットモータ13を、機体11の軸心X、水平線Y及び垂直線Zの少なくとも1つに対して対称とならないように配置することもできる。
・ 固体推進薬17を内孔18を有しないような中実体として構成することも可能である。
・ 飛翔体推進制御装置にタイマーを備え、飛翔体10の推力制御や姿勢制御を所定時間おきに行うように構成することもできる。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記2次燃焼室のノズルは、飛翔体の重心位置における飛翔体の軸心に対して直交方向に延びるように配置されている請求項6に記載の飛翔体推進制御装置。このように構成した場合、請求項6に係る発明の効果に加え、飛翔体の平行移動ができ、姿勢制御を効果的に行うことができる。
・ 前記複数のロケットモータは、飛翔体の軸心に対して点対称となる位置に配置されている請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の飛翔体推進制御装置。このように構成した場合、請求項4から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、飛翔体の推進に伴う制御を安定した状態で、容易に行うことができる。
・ 前記複数のロケットモータは、飛翔体内で最密充填となるように配置される請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の飛翔体推進制御装置。このように構成した場合、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、飛翔体の推進に伴う制御をより効率良く行うことができるとともに、飛翔体の小型化を図ることができる。
(a)は第1実施形態の飛翔体推進制御装置の要部を破断して示す正面図、(b)はロケットモータの拡大断面図、(c)は(b)の1c−1c線における断面図、(d)は(a)の1d−1d線における断面図(a)。 (a)は時間と飛翔体の速度との関係を示すグラフ、(b)は時間と飛翔体の推力との関係を示すグラフ、(c)は時間と飛翔体の飛翔距離との関係を示すグラフ。 (a)は第2実施形態の飛翔体推進制御装置の要部を破断して示す正面図、(b)はロケットモータの拡大断面図、(c)は(b)の3c−3c線における断面図、(d)は(a)の3d−3d線における断面図、(e)は(a)の3e−3e線における断面図。 従来の飛翔体推進制御装置の要部を破断して示す正面図。 (a)は別の従来の飛翔体推進制御装置の要部を破断して示す正面図、(b)は(a)の5b−5b線における断面図。 考えられる従来の飛翔体推進制御装置の要部を破断して示す正面図。
符号の説明
10…飛翔体、12…ノズルとしてのメインノズル、13…ロケットモータ、14…1次燃焼室、15…点火装置、17…固体推進薬、18…内孔、19、19a…2次燃焼室、21…ノズルとしてのサブノズル、X…軸心。

Claims (6)

  1. 飛翔体内に設けられ、点火装置及び1次燃焼室内に装填された固体推進薬を有する複数のロケットモータと、ノズルを有し、前記1次燃焼室に連通される単一又は複数の2次燃焼室とを備えることを特徴とする飛翔体推進制御装置。
  2. 前記各ロケットモータは外部からの点火信号に基づいて個別に点火装置が作動して固体推進薬が燃焼されるように構成されている請求項1に記載の飛翔体推進制御装置。
  3. 前記固体推進薬は筒状に形成され、その内孔の内側から外側へ燃焼が進行するように構成されている請求項1又は請求項2に記載の飛翔体推進制御装置。
  4. 前記複数のロケットモータが飛翔体の軸心と平行方向に延びるように配置されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の飛翔体推進制御装置。
  5. 前記2次燃焼室のノズルは飛翔体の軸心に対して平行方向に延びるように配置されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の飛翔体推進制御装置。
  6. 前記2次燃焼室のノズルは飛翔体の軸心に対して直交方向に延びるように配置されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の飛翔体推進制御装置。
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