JP2006161355A - 管に流体の通孔を形成する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来は、管、例えば、地中埋設物引抜き工法に使用するケーシング(例、径1000mm〜1500mm、長さ10mの単体ケーシングを複数本連結したケーシング)のような大径、長尺な管の肉厚部内に、液体、気体等の流体を通す通孔を形成して流体を通す必要性があっても、従来の技術手段ではそのような通孔の形成加工が困難若しくは不可能であった。
【解決手段】 管の肉厚部の通孔形成予定位置に、該管の外周面から直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等の目的形状及び寸法に見合った溝を形成したのち、該溝の開口部を蓋板で塞ぐことによって、目的とする通孔を形成するようにしたことを特徴とする、
管に流体の通孔を形成する方法によって課題を解決した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、管の肉厚部内に液体、気体等の流体を通す通孔を形成する方法に係り、主として、地中埋設物引抜き工法に使用するケーシング(例、径1000mm〜1500mm、長さ10mの単体ケーシングを複数本連結したケーシング)のような大径、長尺で、流体を通す通孔の必要性があっても、従来の技術手段では通孔の形成加工が困難若しくは不可能なような各種の管の肉厚部内に、極めて容易に通孔を形成することができる方法を提供するものである。
即ち、対象とする管は、例えば、地中埋設物引抜き工法に使用するケーシング、上下水道、ガス、電気通信線用等の地中管や、その埋設工事に使用するパイロット管、ガイド管、鞘管等の土木建築用の各種の管、コンクリート製ヒューム管、塩ビ等のプラスチック製管などであり、また、管の材質は金属、コンクリート、プラスチック等任意である。
現在、ビル建設工事等の土木建築工事の前処理としての敷地の整備工事において、最も大きな課題とされている事は、コンクリート杭、鋼製杭等の既設杭、コアー等の大径巨大な地中埋設物の除去であり、大径長尺のケーシングの回転推進により、地中埋設物の周囲と地盤との縁を切ったのち、該地中埋設物を地上へ引抜き除去する工法の場合に、ケーシングの回転推進削孔時に、ケーシングと地盤との回転推進接触摩擦抵抗が極めて大なため、従来の工法では、ある程度以上の長さ(地盤深さ)及び径の既設杭等は削孔及び引抜きが困難であり、また、出来た場合でも大掛かりな設備と時間を要するなど、能力、経費に限界があった。
従来においても、ケーシングと地盤との回転推進接触摩擦抵抗を減少するため、ケーシングによる削孔時にケーシング下端の削孔用チップ付近に給水して削孔することが行われていたが、それは単に削孔の進行と共に給水管等でケーシングの内外に給水するだけであったため、削孔の深度が例えば20mを越すようになると通常手段では有効に給水することができなくなり、それが削孔及び引抜きの深度の技術的限界の一因となって、給水など流体の効果的な供給手段ができない課題があった。
そこで、先に、本願の出願人(発明者)は特願2004−343642号「流体の通孔を備えた連結管の構成」をもって、該ケーシングにより地中埋設物の周囲を削孔するときに、通孔に通した泥土水等をケーシングの先端から掘削地盤に吐出することによってケーシングの内外周面にギャップを形成して、ケーシングの回転推進の摩擦抵抗を減少すると共に周囲の地盤と効率的に縁切りして、もって、ケーシングによる極めて大径長尺の削孔を容易に行い得るようにすると共に地中埋設物の引抜きを容易に行い得るようにしたことを特徴とする、流体の通孔を備えたケーシング等の連結管を提供した。
特願2004−343642号 特開2001−348870号公報
ところが、各種の管、例えば、上記先願におけるような長尺大径な管即ち単体ケーシング(例、径1000mm〜1500mm、長さ10m)の肉厚部内に流体の通孔を形成することは、従来の技術では極めて困難乃至不可能な課題があったため、その課題を有効に解決すべく本願がなされたものである。
即ち、本発明は、管の肉厚部の通孔形成予定位置に、該管の外周面から直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等の目的形状及び寸法に見合った溝を形成したのち、該溝の開口部を蓋板で塞ぐことによって、目的とする通孔を形成するようにしたことを特徴とする、管に流体の通孔を形成する方法によって課題を解決したものである。
ケーシング等の各種の管の肉厚部内を一方端から他方端に貫通して通孔等の孔をあける場合、長さ1m〜2m位が限界で、それ以上数mから10数mもの長さの管の肉厚部内に貫通孔をあけることは、従来技術では、どんなに長いドリルやマンドレルを使用しても到底不可能であった。
その点、本発明は、管の肉厚部の通孔形成予定位置に、該管の外周面から直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等の目的形状及び寸法に見合った溝を形成したのち、該溝の開口部を蓋板で塞ぐことによって、目的とする通孔を形成するようにしたものであるので、従来技術では著しく困難若しくは不可能なような各種の管に対しても、また、直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等どのような通孔でも、何らの技術的な困難性なしに極めて容易に形成し得る多大の効果がある。
また、地中埋設物の引抜き除去する工法等に使用する複数本の単体管を連結して長尺大径の連結管例えばケーシングを構成する場合、本発明は、単体管例えば単体ケーシングに本発明方法によって通孔を形成すると共に、複数本の単体ケーシングを連結して一方端から他方端まで通孔を備えた長尺のケーシングを極めて簡単に形成し得る優れた効果がある。
図1〜図4を参照。
図1は管(例、単体ケーシング)の正面図、及び平面図、図2は図1の一部拡大一部切断正面図、図3は図2のA−A線矢視断面図、図4の(イ)は直線状の通孔、(ロ) はヂグザグ状の通孔、(ハ) は曲線波状の通孔を形成した実施例管の正面図である。
本発明は、各種の管1、例えば、単体ケーシング1aの肉厚部5における通孔2の形成予定位置に、該管1(1a)の外周面から直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等の目的形状及び寸法に見合った溝2aを形成したのち、該溝2aの開口部6を蓋板7を溶接等の固着手段で固着して塞ぐことによって、目的とする通孔2を形成するようにした、管1に流体の通孔2を形成する方法である。
図5を参照。
図5は複数本の単体ケーシングを連結構成したケーシングを用いた地中埋設物即ち既設杭の引抜き工法の説明図である。
即ち、本発明方法によって通孔2(単位通孔)を貫通形成した複数本の単体ケーシング1aを連結して構成し、その一方端から他方端まで流体の流路となる通孔2を備えた大径長尺な実施例ケーシング1(単体ケーシング1a・径900mm、長さ10m)を用いて、地表8から地盤3中深さ約40mに略垂直に埋設された径700mm、長さ約40mの巨大コンクリート既設杭4(1本のH形鋼を溶接して筋材とした)の引抜き処理した実施例につき説明する。
まず、地盤3中に埋設されたコンクリート既設杭4の周囲を削孔機10でケーシング1を回転推進駆動し、同時に沈澱池11の泥土水9をウォーターポンプ12でケーシング1の通孔2を通して圧送してケーシング1の先端から吐出し、削孔継続の間、常時、ケーシング1の先端→ケーシング1の内・外周面と地盤3、3間→地表8→沈澱池11→ウォーターポンプ12の順に循環送給しつつ、既設杭4の全長に亙り削孔して地盤3と既設杭4を縁切りし、削孔後、削孔機10をケーシング1から取り外し、既設杭4をクレーン等で引抜くが、長尺の既設杭4は地上8側に設定長(例、10m)引抜いた時点で切断除去し、再び既設杭4をクレーン等で引抜き切断除去することを繰返して、全部の引抜きを完了した後、既設杭4を引抜いた跡孔を貧配合モルタル、砂、土等で埋め戻し、最後にケーシング1を引抜いて、工事を完了するものである。
而して、従来の工法によると30〜40時間を要した上記の工事を、本発明実施例ケーシングを用いた場合、僅か4〜5時間で完了することが出来たものである。
管の通孔に通す流体は、液体、気体等任意であり、気体はエアー、各種ガス等任意であり、また、液体は水、泥土水、各種掘削・研削用配合液、油、各種掘削・研削用配合油等任意であるる。
なお、実施例ケーシングにおいて、既設杭等の地中埋設物の引抜き工法の場合に通孔に通す泥土水等は、主として水と掘削土壌から砂、砂利、異物等を除去した粒子の小な土を混合したもの、若しくはベントナイト等の粘土その他を混合したものなどである。
本発明は、各種の管、例えば、地中埋設物引抜き工法に使用するケーシング、上下水道、ガス、電気通信線用等の地中管や、その埋設工事に使用するパイロット管、ガイド管、鞘管等の土木建築用の各種の管、コンクリート製ヒューム管、塩ビ等のプラスチック製管など、また、金属、コンクリート、プラスチック等任意材質の管等の各種の管の肉厚部内に、極めて容易に通孔を形成することができる方法として制限なしに、極めて広く汎用し得る技術方法を提供するものである。
管(例、単体ケーシング)の正面図、及び平面図。 図1の一部拡大一部切断正面図。 図2のA−A線矢視断面図。 (イ)は直線状の通孔、(ロ) はヂグザグ状の通孔、(ハ) は直線状の通孔曲線波状の通孔を形成した実施例管の正面図。 複数本の単体ケーシングを連結構成したケーシングを用いた地中埋設物即ち既設杭の引抜き工法の説明図。
符号の説明
1 連結管、ケーシング
1a 単体管、単体ケーシング
2 通孔
2a 溝
3 地盤
4 地中埋設物、既設杭等
5 肉厚部
6 開口部
7 蓋板
8 地表
9 流体、泥土水
10 削孔機
11 沈澱池(若しくは沈殿槽)
12 ウォーターポンプ

Claims (3)

  1. 管の肉厚部の通孔形成予定位置に、該管の外周面から直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等の目的形状及び寸法に見合った溝を形成したのち、該溝の開口部を蓋板で塞ぐことによって、目的とする通孔を形成するようにしたことを特徴とする、
    管に流体の通孔を形成する方法。
  2. 複数本の単体管即ち単体ケーシングを連結して長尺のケーシングを構成すると共に、該ケーシングの一方端から他方端まで流体の流路となる通孔を備えたものであるケーシングにおいて、
    単体ケーシングの肉厚部の通孔形成予定位置に、該単体ケーシングの外周面から直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等の目的形状及び寸法に見合った溝を形成したのち、該溝の開口部を蓋板で塞ぐことによって、単体ケーシングの肉厚部に目的とする通孔を形成し、複数本の単体ケーシングを連結し各単体ケーシングの通孔を連通して、ケーシングの一方端から他方端まで流体の流路となる通孔を形成するようにしたものである、
    請求項1のケーシングに流体の通孔を形成する方法。
  3. 管の肉厚部の通孔形成予定位置に溝を形成したのち、該溝の開口部を蓋板で塞いで、管に流体の通孔を形成する方法において、管の肉厚部に形成する通孔の形状は直線状、曲線状、螺旋状、ジグザグ状等目的に合わせて任意であり、また、溝の開口部を蓋板で塞ぐ蓋板の固着手段は溶接、接着剤などの任意の固着手段である、
    請求項1の管に流体の通孔を形成する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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