JP2006160233A - 三角翼・胴体機の有効利用システム。 - Google Patents

三角翼・胴体機の有効利用システム。 Download PDF

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祥二 青木
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Abstract

【課題】 高速航空機には三角翼・胴体機が最適であることは判っていた。低速での浮揚力を確保するのに難点があった。
【解決手段】 三角翼・胴体の強度と剛性を利用して補助翼又はフラップを使う。
【選択図】図2

Description

三角翼・胴体機を有効利用するための、機体構造と、安全装置。
技術背景
三角翼・胴体機が高速機には最適機体であることは知られているが、低速での操縦性に問題があった。又、安全性の追求も必要である。
発明が解決しようとする課題
三角翼・胴体機が高速でその特性を発揮し、且つ、低速でも充分、浮揚力と操縦性を確保させるのが目的。即ち、積載量を増やし、離着陸距離を縮める。又、安全性を確保するために、今迄、高速旅客機での飛行中の乗客脱出は考えられていなかったが、その方策も考え、且つ、離着陸時の事故の衝撃吸収方策についても手段を考えた。
課題を解決するための手段
三角翼・胴体機を中・高速適応機として特性を発揮させ、低速時の浮揚力を確保するために、機体底部に、機体底部の1部又は、機体底部に重ねて装備した、補助翼又はフラップを下に展伸して浮揚力を増強する。これは、支点から直ぐに翼となるように造った場合はフラップとなり、支点から後へずらして造った場合は補助翼となる。
この補助翼或はフラップの大きさ、位置、形、数などは、どの程度の浮揚力を望むかで決まる。
又、旅客の安全の為に、乗室をブロック化し、これを三角翼・胴体にブロック毎に取付け、万一事故の際には、このブロック毎に空中に放出し、ブロック毎に取付けたパラシュートにより降下する。これは、三角翼・胴体の場合は、この翼上に乗って、各乗室ブロックに付いた個別の乗降口から出入りすることができる事により可能となる。
又、離着陸事故による衝撃を吸収する座席としては、固定した底部座席とその上を数十センチ後方に後退して、衝撃を吸収し、その際、金属板などで造ったバリヤーを破壊しながら後退するようにすると、
例えば、第1回目の金属片を100kgの重量で破壊して5cm後退し、更に合計で5回25cm後退するように造ると合計で500kgを衝撃吸収する。更に、衝撃は位置に変わり(後退によって)、又座席のクッションによっても吸収されるから、恐らく1tonの衝撃に耐えるであろう。
離・着陸時に補助翼・或はフラップを開いて積載量を増やし、離着陸速度を低下させて、安全度を高め、且つ、高速での飛行を容易にし、万一、機体に問題が起きた場合にも脱出の可能性を持たらす。
これは、三角翼・胴体の強度と剛性を利用することにより可能となる。
発明の効果
超音速旅客機が1般化しなかった原因を解決し高速飛行機体に低速性能を付与する。
安全性を増大させる。
機体本体のみの外形と、補助翼或はフラップ(点線)を示した。平面図。(A)…1補助翼。(B)…3補助翼。 機体底面と補助翼との位置を示した側面図。 客室ユニットを固定するレールを示した。 同上。客室の凹部をレールにはめ込む。 衝撃吸収座席の上部を取除き、バリヤーの設置状況を示した。平面図 バリヤーとその破壊部を示した。正面図 同上。(側面図)

Claims (3)

  1. 三角翼・胴体機の航空機の機体底部に機体底部の1部として、又は機体底部に重なるように設置された部分を、低速飛行時に、浮揚力を増大せしめる目的で、補助翼として、又はフラップとして下に伸展して、航空機性能を向上せしむるシステム。
  2. 三角翼・胴体機では、その翼・胴体部分に、強度と剛性を持たせて造るから、乗員、乗客を乗せるために上部に造る部分を附属品と見なすことができ、この部分を多数のブロック状の乗具として、機体に万一の時は、このブロックごと空中に放出して、パラシュートでブロックごと降下して、乗員乗客が脱出するシステム。
  3. 離・着陸事故による衝撃を吸収する座席として、底部座席(固定)とその上をスライドする上部座席に分け事故時に、上部座席が底部座席に付けたバリヤーを破壊しながらバックして、衝撃を吸収する座席。
    もちろん、乗客は進行方向を背にして乗る。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9090346B2 (en) 2009-10-07 2015-07-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Wing structure and fairing device

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