JP2006156554A - ステージ装置およびそれを用いた露光装置、デバイス製造方法 - Google Patents

ステージ装置およびそれを用いた露光装置、デバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】気体軸受で支持するステージが隙間を介して配置された複数の定盤間を移動する際に、気体の漏れが生じてステージの支持が不安定となってしまう。
【解決手段】複数のステージが定盤上で移動するステージ装置であって、前記定盤は、隙間を介して隣接して配置された複数の定盤を有し、各ステージは、前記定盤と対向する面に複数の気体軸受部30〜32を有し、前記複数の気体軸受部は、前記定盤が隣接する方向を長手方向とし、かつ前記長手方向に離間して配置されている気体軸受部30A、30Bを有することを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複数のステージを有するステージ装置に関するものであり、好ましくは露光装置において用いられるステージ装置に関するものである。
近年、露光装置に用いるステージ装置は高速化、高精度化の要求に対応するため様々な形態が開発されている。
特許文献1には2つのステージを設けて露光処理とアライメント処理を同時に行ういわゆるツインステージ機構が開示されている。さらに特許文献1ではウエハを搭載したステージのみを定盤上でXY方向に移動させた、いわゆる平面モータを用いたステージ装置が開示されている。
ここでは、ステージをZ方向に非接触で支持するために、定盤内のコイルに通電をしてローレンツ力を発生させることで浮上力を得ている。ステージをZ方向に非接触に支持する方法として特許文献2には定盤とステージとの間に気体軸受を設けることが開示されている。
特開2004−254489号公報 特開平08−028564号公報
ツインステージ機構において、片方のステージの移動に伴う振動が他方のステージに影響を与えないように、定盤を露光領域と計測(アライメント)領域とで分割することが望ましい。このとき2つのステージを露光領域と計測領域で入れ替える際に、各ステージは2つの定盤間の間隙上を通過することとなる。
しかしながら、ステージをZ方向に支持するために気体軸受を用いた場合に、分割された定盤間の間隙に気体軸受の気体供給絞りがあると浮上力が得られない部分が存在することとなる。これにより浮上力が不足すると、分割された定盤間をステージが移動するときに、ステージが定盤に接触してしまうおそれがある。
また特許文献1に記載のようにコイルに通電することによってステージをZ方向に支持する場合には、ステージの重量を支持するためには大きな力が必要であるため、コイルからの発熱が大きくなる。コイルからの発熱は、構成部材の変形を引き起こすおそれがあり、ステージの位置計測にレーザ干渉計を用いた場合には計測光路の温度ゆらぎが問題となり、いずれにしても精度の面で悪影響となる。
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、その目的は各ステージ間の振動等の影響を低減しつつ、ステージ入れ替え時にもステージを定盤に安定して支持することである。
上述の目的を達成するために本発明では、ステージが定盤上で移動するステージ装置であって、前記定盤は、隙間を介して隣接して配置された複数の定盤を有し、前記ステージは、前記定盤と対向する面に複数の気体軸受部を有し、前記複数の気体軸受部は、前記定盤が隣接する方向を長手方向とし、かつ前記長手方向に離間して配置されている気体軸受部を有することを特徴としている。
本発明によれば、各ステージ間の振動等の影響を低減しつつ、ステージ入れ替え時にもステージを定盤に安定して支持することができる。
(実施例1)
実施例1について説明する。図1は露光装置の概要を表す図であり、図2はウエハステージを表す斜視図である。
照明系ユニット1から照射された露光光は、露光パターンを有するレチクル(不図示)を透過して、投影光学系3を介してウエハ(不図示)に照射される。ここで、照明系ユニット1から照射された露光光はスリット状に整形されており、レチクルを搭載したレチクルステージ2とウエハを搭載したウエハステージ12A,12Bをスリット幅方向に走査させることで広い画角を得るようにしている。投影光学系3は複数のレンズを有し、レチクルの露光パターンを縮小してウエハに投影する。
レチクルの露光パターンに対してウエハ内のショット領域を位置合わせするために、アライメント光学系6が設けられている。アライメント光学系6は、ウエハ上のアライメントマークとウエハステージ上の基準マーク15の位置を検出することで、ウエハ内のショット領域間の位置合わせとウエハとレチクル間の位置合わせを行う。
ウエハステージ12A,12Bはそれぞれ投影光学系3の下方(露光領域)でウエハに露光処理を行うために移動し、アライメント光学系6の下方(アライメント領域)でウエハにアライメント処理を行うために移動する。各ステージは分割された定盤4A,4B上でXY方向に移動可能であり、定盤4A,4Bはマウント13によって支持されている。
投影光学系3とアライメント光学系6はともに支持体5によって支持されており、支持体5にはウエハステージ4の位置を計測するレーザ干渉計が設けられている。レーザ干渉計はレーザ光をウエハステージ12A,12Bに設けられたミラー14A,14Bに照射させることによって位置を計測する。図2のように、X干渉計7は干渉計7A〜7Cを有し、露光領域にある定盤4A上のウエハステージのX方向位置を計測する。また、X干渉計9は干渉計9A〜9Cを有し、アライメント領域にある定盤4B上のウエハステージの位置を計測する。Y干渉計8は8A〜8Dを有し、露光領域にある定盤4A上のウエハステージのY方向位置を計測する。同様にY干渉計10は10A〜10Dを有し、アライメント領域にある定盤4B上のウエハステージのY方向位置を計測する。ここで、2つの干渉計をX方向に並べる(たとえば8Aと8Bの配置)ことでウエハステージのZ軸回りの回転方向の位置を計測することができる。露光領域と計測領域の間にはY干渉計11A,11Bが設けられており、これにより2つのウエハステージの入れ替え時にも位置計測が途切れないようにできる。ステージ入れ替え時の位置計測方法については後述する。
ウエハステージの底面には気体軸受が設けられており、これによりウエハステージは定盤に非接触で支持される。これについては後に詳細に説明する。
図3および図4を用いてウエハステージ12A(12Bも同様)の駆動機構を説明する。
ウエハステージ12AはN極とS極が交互に定盤4Aに対面するように配置された磁石ユニット21を有する。定盤4Aにはコイルユニット20が設けられており、コイルユニット20に通電することによってローレンツ力を発生させて、ウエハステージをXY方向に移動させる。コイルユニット20は図4(a)のように単線のコイルを折り返して所定の方向に平行に直線部を有するように配置されている。直線部間の間隔は磁石ユニットの磁極の間隔によって定まり、コイル22とコイル23は直線部がそれぞれ面内で互いに直交するように設けられている。
コイル22およびコイル23は両端に端子22A,22B,23A,23Bが設けられており、端子を介して電流を印加することができる。図4(b)に電流を印加した場合の例を示す。ウエハステージが図の位置にあるときに、コイル22,23に矢印の方向で電流を印加すると、ローレンツの法則によりコイル22には推力Faが、コイル23には推力Fbが発生する。ここで、コイルを通過する磁束の向きはN極がある位置では紙面手前方向であり、S極がある位置では紙面奥方向である。コイルは定盤に固定されているため、ウエハステージには推力FaとFbの合力の反対方向の推力Fcが働く。
ウエハステージの位置に応じて、コイルに流す電流の方向を切り替えることでウエハステージに所定方向の推力を発生させることが可能となる。
上述の駆動機構は、露光領域におけるウエハステージでもアライメント領域におけるウエハステージでも同様である。次に、露光領域とアライメント領域との間でウエハステージが入れ替え(スワップ)を行う際の駆動機構について説明する。
図5はコイルユニットの配置について説明する図である。定盤4A,4Bにはそれぞれ露光領域コイルユニット24,アライメント領域コイルユニット25を有する。さらに、ウエハステージ12A,12Bの入れ替えを行う領域(スワップ領域)にスワップ領域コイルユニット26〜29を有する。
スワップ領域コイルユニットは定盤4Aに設けられたスワップ領域コイルユニット26,27と定盤4Bに設けられたスワップ領域コイルユニット28,29を有し、それぞれ露光領域コイルユニット24とアライメント領域コイルユニット25に一部重複して設けられている。
図6により、スワップ領域コイルユニットを用いたウエハステージ駆動方法を説明する。ウエハステージの入れ替えは、図6の矢印のように行われる。つまり、2つのウエハステージ12A,12Bが接触しない位置までそれぞれ+Y方向と−Y方向に移動してスワップ領域内に位置させた後に、それぞれ+X方向と−X方向に移動する。ここで、スワップ領域コイルユニットはY方向に分割して設けられているため、それぞれのステージの下にあるコイルの電流を独立に制御でき、各ステージを独立に移動することができる。
ここで、各コイルユニットは図4におけるコイルユニット20と同様の機構である。
上述のコイルユニットのコイルへの通電はウエハステージ12A,12Bの位置情報に基づいて行う。図1において、干渉計によって計測したウエハステージ12A,12Bの位置情報は干渉計システム17によってステージ制御システム18に伝達される。ステージ制御システム18は伝達された位置情報と目標位置に基づいてウエハステージ及びレチクルステージにおける通電すべきコイルと印加すべき電流値を決定し、ドライバを介してコイルに電流を印加する。
上述の構成により行われるウエハステージ12A,12Bの入れ替えのシーケンスを図7及び図8を用いて説明する。
図8(a)はウエハステージ12A上のウエハに露光処理を、ウエハステージ12B上のウエハにアライメント処理を終えた状態である。それぞれの処理を終えたウエハを搭載するウエハステージは、図8(b)の矢印方向に移動し、図8(c)のスワップ領域の位置まで移動する。この際に定盤12A上にあるウエハステージ12Aは露光領域コイルユニットを用いて移動し、定盤12B上にあるウエハステージ12Bはアライメント領域コイルユニットを用いて移動する。
スワップ領域に移動してきた各ステージは図8(c)の矢印方向に移動する。ここで、各ステージはスワップ領域コイルユニットを用いて、ウエハステージ12Aがアライメント領域内に、ウエハステージ12Bが露光領域内に入るまで移動する(図8(d))。
図8(d)まで移動してきたステージは、再び露光領域コイルユニット及びアライメント領域コイルユニットを用いるように切り替えられ、ウエハステージ12Aはアライメントを行う際の初期位置に、ウエハステージ12Bは露光を行う際の初期位置に移動する。その後、ウエハステージ12Aはウエハを不図示の搬入位置で受け取り、アライメント処理を開始し、ウエハステージ12Bは露光処理を開始する。
これら一連動作におけるウエハステージのXY方向における位置を計測する干渉計の切り替えについて説明する。
図8(a)の位置において、ウエハステージ12AはX方向位置をX干渉計7B、Y方向位置をY干渉計8A及び8B、Z軸回りの回転方向をY干渉計8A又は8Bによって計測される。ウエハステージ12BはX方向位置をX干渉計9B、Y方向位置をY干渉計10C又は10D、Z軸回りの回転方向をY干渉計10C及び10Dによって計測される。
図8(b)の位置において、ウエハステージ12AはX方向位置をX干渉計7A及び7B、Y方向位置をY干渉計8Aまたは8B、Z軸回りの回転方向をY干渉計8A及び8Bによって計測される。ウエハステージ12BはX方向位置をX干渉計9B及び9C、Y方向位置をY干渉計10C又は10D、Z軸回りの回転方向をY干渉計10C及び10Dによって計測される。
図8(c)の位置において、ウエハステージ12AはX方向位置をX干渉計7A、Y方向位置をY干渉計8Bまたは11A、Z軸回りの回転方向をY干渉計8B及び11Aによって計測される。ウエハステージ12BはX方向位置をX干渉計9C、Y方向位置をY干渉計10Cまたは11B、Z軸回りの回転方向をY干渉計10C及び11Bによって計測される。
図8(d)の位置において、ウエハステージ12AはX方向位置をX干渉計7A、Y方向位置をY干渉計11Aまたは10A、Z軸回りの回転方向をY干渉計11A及び10Aによって計測される。ウエハステージ12BはX方向位置をX干渉計9C、Y方向位置をY干渉計11B又は8D、Z軸回りの回転方向をY干渉計11B及び8Dによって計測される。
図8(e)の位置において、ウエハステージ12AはX方向位置をX干渉計9A及び9B、Y方向位置をY干渉計10Aまたは10B、Z軸回りの回転方向をY干渉計10A及び10Bによって計測される。ウエハステージ12BはX方向位置をX干渉計7C及び7B、Y方向位置をY干渉計8C又は8D、Z軸回りの回転方向をY干渉計8C及び8Dによって計測される。
図8(f)の位置において、ウエハステージ12AはX方向位置をX干渉計9B、Y方向位置をY干渉計10Aまたは10B、Z軸回りの回転方向をY干渉計10A及び10Bによって計測される。ウエハステージ12BはX方向位置をX干渉計7B、Y方向位置をY干渉計8C又は8D、Z軸回りの回転方向をY干渉計8C及び8Dによって計測される。
上述の構成により、複数の干渉計を切り替えることで各ステージの位置計測を連続的に行うことができ、露光領域とアライメント領域間でステージの入れ替えが可能となる。
つぎに、各ステージを搭載する定盤4A、4Bについて説明する。
図1において、定盤4Aと定盤4Bは分割されており、それぞれ独立してマウント13によって支持されている。2つの定盤間には間隙が設けられており、2つの定盤間のXYZ方向における相対位置を検出するために位置センサ16が設けられている。
位置センサ16から得られた信号に基づいて、マウントに設けられた駆動手段(リニアモータまたはエアシリンダ)を制御して、お互いの定盤上面の段差を低減するようにする。
2つのウエハステージ12A,12Bは、ステージ底面に設けられた気体軸受によって定盤上面に加圧気体を噴出することによって浮上力を得て、非接触に支持される。図9(a)〜図9(c)は、ウエハステージの底面に設けられた気体軸受を示す図である。
気体軸受は、表面絞り気体軸受であり、溝30及び気体供給孔31を有する(図9(b))。溝30は図9(a)のように、X方向を長手方向とする複数の溝を有する。図9(c)は複数の溝のうちの1つを表す図である。溝30は長手方向において、溝30Aおよび溝30Bのように離間して設けられている。また、離間したそれぞれの溝には気体供給孔31Aおよび31Bが設けられている。
図10は、このようなウエハステージ12が2つの定盤間を通過する際の様子をあらわす図である。図10(a)の位置から図10(b)の位置に移動すると、溝30Aの一部は定盤間の隙間部分に位置することになるため、気体が漏れてしまい気体軸受としての支持剛性が失われる。しかし、溝30Bが離間して設けられているため、ウエハステージ12は定盤上面に支持および案内された状態で移動できる。
図10(b)の位置からさらに図10(c)の位置に移動すると、溝30Bの一部は定盤間の間隙部分に位置することになるため、気体が漏れてしまい、気体軸受としての支持剛性が失われる。しかし、溝30Aが離間して設けられているため、ウエハステージ12は定盤上面に支持及び案内された状態で移動できる。
このように、2つの離間した定盤4A,4B上を移動するステージ装置において、定盤4A,4Bが離間された方向(X方向)に長い溝30と、溝30内に設けられた気体供給孔31を有し、溝30が長手方向に30A,30Bとして離間して設けられ、各溝に気体供給孔31A,31Bが設けられることで、定盤間を移動する際にも安定してウエハステージ12を支持することができる。なお、溝30A及び溝30Bの離間する間隔は、定盤が離間する間隔よりも大きいことが好ましい。
ここで、溝30は複数設けられていることが望ましく、Y方向に並べて設けることで、ウエハステージをより安定して支持することができる。さらに、Y方向を長手方向とする溝32をX方向に複数並べたものを有することが望ましい。このようにすることで、溝30A(または溝30B)から気体が漏れているときでも、溝30B(または溝30A)と溝32によって十分な支持剛性を得ることができる。また、溝32はウエハステージ12の重心に対してX方向で両側に配置されることが好ましく、重心に対して略均等であればなおよい。
上述の構成により、各ウエハステージ間の振動等の影響を低減しつつ、ウエハステージ入れ替え時にもウエハステージを定盤に安定して支持することができる。
(実施例2)
上述の実施例では、ローレンツ力を用いた平面モータを示しているが、その他の駆動方式の平面モータであってもよい。図11(a)はリニアパルスモータと同様の原理を用いた平面モータ(通称ソーヤ型パルス駆動モータ方式)の例を表す図である。実施例1と同様の構成については同一の符号を用いて詳細な説明を省略する。
2つの定盤44A,44B上にはウエハステージ42A,42Bが気体軸受によって非接触で支持されている。
図11(b)はウエハステージ42A(42Bも同様)と定盤44A(44Bも同様)を説明するための図である。定盤44Aは上面に櫛歯状の純鉄部45を有し、ウエハステージ42Aは櫛歯状の部分を有するヨーク41と、ヨーク41に設けられたコイル43を有する。コイル43に電流を流すことで、ヨーク41が励磁され、定盤の純鉄部45とヨーク41との間に吸引力が発生する。この吸引力を利用して、通電するコイル及び電流の向きを切り替えることでウエハステージ42Aは定盤上面に沿って移動することができる。
図12(a)はウエハステージ42Aの裏面を示す図である。図12において、気体軸受は、表面絞り気体軸受であり、X方向を長手方向とする複数の溝30を有する。図12(c)は複数の溝のうちの1つを表す図である。溝30は長手方向において、溝30Aおよび溝30Bのように離間して設けられている。また、離間したそれぞれの溝には気体供給孔31Aおよび31Bが設けられている。
このように、2つの離間した定盤44A,44B上を移動するステージ装置において、定盤44A,44Bが離間された方向(X方向)に長い溝30と、溝30内に設けられた気体供給孔31を有し、溝30が長手方向に30A,30Bとして離間して設けられ、各溝に気体供給孔31A,31Bが設けられることで、定盤間を移動する際にも安定してウエハステージ42を支持することができる。なお、溝30A及び溝30Bの離間する間隔は、定盤が離間する間隔よりも大きいことが好ましい。
ここで、溝30は複数設けられていることが望ましく、Y方向に並べて設けることで、ウエハステージをより安定して支持することができる。さらに、Y方向を長手方向とする溝32をX方向に複数並べたものを有することが望ましい。このようにすることで、溝30A(または溝30B)から気体が漏れているときでも、溝30B(または溝30A)と溝32によって十分な支持剛性を得ることができる。また、溝32はウエハステージ42の重心に対してX方向で両側に配置されることが好ましく、重心に対して略均等であればなおよい。
上述の構成により、各ウエハステージ間の振動等の影響を低減しつつ、ウエハステージ入れ替え時にもウエハステージを定盤に安定して支持することができる。
(実施例3)
上述の実施例では、平面モータを用いてウエハステージを移動させているが、ガイドを有するステージ装置においても、同様の気体軸受を設けることができる。
図13(a)〜(d)はガイドを有するステージ装置を表す図である。ステージ装置は各ウエハステージをY方向に移動するY駆動手段51、Y駆動手段をX方向に移動するX駆動手段53、ウエハステージ52A,52BをXY方向で移動可能に支持する定盤54A,54Bを有する。定盤54A,54Bは露光を行う露光領域とアライメントを行うアライメント領域にそれぞれ設けられており、独立にマウントによって支持されている。これにより、ウエハステージ52A,52Bの移動に伴って生じる、互いのウエハステージの反力および振動の影響が低減することができる。
このようなガイドを有するステージ装置におけるステージの入れ替え動作を図13(a)〜(d)を用いて説明する。図13(a)において、露光領域では露光処理が、アライメント領域ではアライメント処理が行なわれている。アライメント領域にてアライメント処理が終了したウエハを、露光領域に移動させ露光処理に移る際と、露光領域での露光処理が終了したウエハを回収する動作に移る際には、ウエハステージ52A,52Bを入れ替える必要がある。
そこで、まず図13(b)のようにY駆動手段51によってウエハステージ52A,52Bが接触しない位置まで+Y方向、−Y方向に移動させる。つぎに、図13(c)のようにX駆動手段53によってウエハステージ52A,52Bを2つのステージを入れ替え可能な位置まで+X方向、−X方向に移動させる。そこで、図13(c)に示すように、Y駆動手段51の可動部同士の接続を解除して交換したのち再接続を行なう。このように、相互に可動子同士を持ち変えることにより、ウエハステージ52A,52Bの交換を行なうことができる。交換を終えたウエハステージ52A,52Bは、図13(d)に示すように、それぞれのウエハステージを露光領域、アライメント領域に移動させる。
このようなガイドを有するステージ装置においても、ウエハステージの底面に気体軸受を設け、実施例1および実施例2のように同様の構造にすることで、各ウエハステージ間の振動等の影響を低減しつつ、ウエハステージ入れ替え時にもウエハステージを定盤に安定して支持することができる。
(実施例4)
実施例1〜3において、気体軸受は表面絞り気体軸受であったが、多孔質気体軸受であってもよい。図14はウエハステージ12Aが2つの定盤4A,4B間を通過する際の様子をあらわす図である。気体軸受は多孔質部材からなるパッド50を有する。パッド50はX方向を長手方向とし、X方向に離間して50A〜51Dを有する。いいかえると、気体軸受の一部(パッド50A)が2つの定盤間の隙間に位置するときに、他の部分(パッド50B〜50D)が隙間に位置しないように、X方向に離間して設けられている。
第14(a)に示す状態から図14(b)に示す状態にウエハステージ12Aが移動した際には、定盤4A,4B間の隙間で供給される気体が漏れてしまい、気体軸受の支持剛性は失われるが、パッド50はX方向に離間して複数設けられているため、支持剛性を維持することができる。
さらに、パッドはウエハステージの重心位置に対してX方向で両側に配置されているため、安定して定盤間を通過することができる。図14(b)に示す状態から図14(c)に示す状態にウエハステージ12Aが移動した際には、エアパッド50Aの支持剛性が復活しているため、支持剛性を維持することができる。
(上述の露光装置を用いたデバイス製造方法)
次に、この露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図15は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク作製)では設計した回路パターンに基づいてマスクを作製する。
一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組み立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、ステップ7でこれを出荷する。
上記ステップ4のウエハプロセスは以下のステップを有する(図16)。ウエハの表面を酸化させる酸化ステップ、ウエハ表面に絶縁膜を成膜するCVDステップ、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する電極形成ステップ、ウエハにイオンを打ち込むイオン打ち込みステップ、ウエハに感光剤を塗布するレジスト処理ステップ、上記の露光装置によって回路パターンをレジスト処理ステップ後のウエハに転写する露光ステップ、露光ステップで露光したウエハを現像する現像ステップ、現像ステップで現像したレジスト像以外の部分を削り取るエッチングステップ、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除くレジスト剥離ステップ。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
露光装置の全体を示す図 ステージ装置の斜視図 ローレンツ力を用いた平面モータを示す断面図 平面モータのコイルユニットを示す図 コイルユニットの配置を示す図 ウエハステージの入れ替えを示す図 ウエハステージの入れ替えシーケンスを示す図 ウエハステージの入れ替え時における位置計測を示す図 ウエハステージの底面を示す図 ウエハステージの定盤間の通過を示す図 平面パルスモータを示す図 平面パルスモータを用いた際のウエハステージの底面を示す図 ガイドを有するステージ装置を示す図 多孔質気体軸受を用いたステージ装置を示す図 デバイス製造方法を示す図 ウエハプロセスを示す図
符号の説明
1 照明系ユニット
2 レチクルステージ
3 投影光学系
4A,4B,44A,44B 定盤
5 露光装置本体
6 アライメントスコープ
7A〜7C,9a〜9C X干渉計
8a〜8D,10A〜10D,11A,11B Y干渉計
12A,12B,42A,42B,52A,52B ウエハステージ
22A,22B,23A,23B コイル端子
14A,14B ミラー
15 基準マーク
16 位置センサ
17 干渉計システム
18 ステージ制御システム
20 コイルユニット
21 磁石ユニット
22,23 コイル
22A,22B,23A,23B 端子
30 露光領域コイルユニット
25 アライメント領域コイルユニット
26〜29 スワップ領域コイルユニット
30,32 溝
31 気体供給孔
41 ヨーク
43 コイル
45 純鉄部

Claims (9)

  1. 複数のステージが定盤上で移動するステージ装置であって、
    前記定盤は、隙間を介して隣接して配置された複数の定盤を有し、
    各ステージは、前記定盤と対向する面に複数の気体軸受部を有し、
    前記複数の気体軸受部は、前記定盤が隣接する方向を長手方向とし、かつ前記長手方向に離間して配置されている気体軸受部を有することを特徴とするステージ装置。
  2. 前記複数の気体軸受部は、前記定盤が隣接する方向と垂直な方向を長手方向とする気体軸受部を有することを特徴とする請求項1に記載のステージ装置。
  3. 前記離間して配置された気体軸受部は、それぞれ気体を供給するための気体供給孔と、前記気体供給孔の周囲に配置された溝を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステージ装置。
  4. 前記複数の気体軸受部は各ステージの重心位置に対して均等に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステージ装置。
  5. 複数のステージが定盤上で移動するステージ装置であって、
    前記定盤は、隙間を介して隣接して配置された複数の定盤を有し、
    各ステージは、前記定盤と対向する面に複数の気体軸受部を有し、
    前記複数の気体軸受部の一部が前記隙間に位置するときに、他の部分が前記隙間に位置しないように配置されていることを特徴とするステージ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のステージ装置であって、
    前記複数のステージは2つのステージであり、
    前記複数の定盤は前記2つのステージの一方に第1の処理を行うために利用される第1定盤と、他方に第2の処理を行うために利用される第2定盤と、
    前記2つのステージを第1および第2定盤間で移動させるための駆動装置とを有することを特徴とするステージ装置。
  7. 前記駆動装置が平面モータであることを特徴とする請求項6に記載のステージ装置。
  8. パターンを基板に露光する露光装置であって、
    請求項1〜7のいずれかに記載のステージ装置を用いて、基板をパターンに位置決めして露光することを特徴とする露光装置。
  9. 請求項8に記載の露光装置を用いてウエハを露光する工程と、
    前記ウエハを現像する工程とを備えることを特徴とするデバイス製造方法。
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