JP2006154264A - 画像形成装置 - Google Patents

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英二 田畑
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哲 泉谷
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Abstract

【課題】 クリーナレスの画像形成装置において、長期にわたり安定した良好な画像が得られるようにする。
【解決手段】 回転駆動される像担持体10の表面を帯電させる帯電装置20と、帯電された像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成装置30と、静電潜像の部分にトナーtを供給する一方、トナー像が形成されていない部分に存在しているトナーを回収する現像装置40と、上記のトナー像を転写材51に転写させる転写装置50と、転写後の像担持体の表面に接触して回転し、像担持体の表面に残留するトナーを分散させると共に一部のトナーを保持する分散保持部材70とを備えた画像形成装置において、像担持体と分散保持部材とが接触する部分で、画像形成時には像担持体と分散保持部材とを逆方向に移動させる一方、画像形成時以外の適当な時期に像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させるようにした。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置に係り、回転駆動される像担持体の表面を帯電装置により帯電させ、このように帯電された像担持体の表面に潜像形成装置により静電潜像を形成し、現像装置により静電潜像の部分にトナーを供給してトナー像を形成する一方、トナー像が形成されていない部分に存在しているトナーを回収し、像担持体の表面に形成された上記のトナー像を転写媒体に転写させるようにした画像形成装置において、転写後における像担持体の表面に残留したトナーが現像装置に適切に回収されるようにした点に特徴を有するものである。
従来、電子写真複写機やプリンタ等の画像形成装置において、画像形成を行うにあたっては、一般に図1に示すように、回転する像担持体10の表面を帯電装置20によって帯電させた後、この像担持体10の表面にレーザー等を用いた潜像形成装置30により画像情報に応じた露光を行い、この像担持体10の表面に静電潜像を形成するようにしていた。
そして、現像装置40内に収容されたトナーtを送り部材42及びトナー供給ローラ43によりトナー担持体41に供給し、このようにトナー担持体41に供給されたトナーtを規制部材44よって規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させ、このように規制されて帯電されたトナーtを静電潜像が形成された像担持体10と対向する現像領域に導いて、このトナーtをトナー担持体41から像担持体10の表面に形成された静電潜像の部分に供給し、像担持体10の表面に静電潜像に対応するトナー像を形成するようにしていた。
次いで、このように像担持体10の表面に形成されたトナー像を転写装置50により像担持体10から記録紙等の転写媒体51に転写させる一方、転写後において上記の像担持体10の表面に残留しているトナーtをクリーニング装置60によって像担持体10の表面から除去し、その後、前記のように帯電装置20によって像担持体10の表面を帯電させ、上記のような操作を繰り返して、画像を形成するようにしていた。
ここで、上記のように像担持体10の表面に残留しているトナーtをクリーニング装置60によって除去した場合、除去されたトナーtを一般に廃棄するようにしていたため、トナーが無駄に消費されると共に、廃棄したトナーの処理が問題となった。
このため、最近においては、上記のようなクリーニング装置60をなくし、上記のようにトナー担持体41に保持されたトナーtを像担持体10に形成された静電潜像の部分に供給する一方、トナー像が形成されていない部分において像担持体10の表面に存在しているトナーtをトナー担持体41に回収させるようにしたクリーナレスの画像形成装置が開発された。
しかし、このようなクリーナレスの画像形成装置においては、転写後における像担持体10の表面に残留しているトナーtの量が多くなり、このようにトナーtが多く残った状態で、上記のように像担持体10の表面を帯電装置20により帯電させ、またこのように帯電された像担持体10の表面に潜像形成装置30により静電潜像を形成するようにした場合、像担持体10の表面に残留しているトナーtにより、帯電不良の部分が生じたり、静電潜像が適切に形成されなくなったりし、画像ムラが生じたり、次の画像にメモリーとして現れたりする等の問題があった。
このため、近年においては、図2に示すように、転写後における像担持体10の表面に、回転ブラシ等の分散保持部材70を接触させ、この分散保持部材70により、転写後の像担持体10の表面に残留するトナーtを分散させて、像担持体10の表面に残留するトナーtを均一化させると共に、余分のトナーtをこの分散保持部材70に保持させるようにしたものや、このような回転ブラシを像担持体の表面を帯電させる帯電装置に用いるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
しかし、上記のように転写後の像担持体10の表面に残留するトナーtを分散させると共に、余分のトナーtをこの分散保持部材70に保持させるようにした場合、この分散保持部材70にトナーtが蓄積され、この分散保持部材70が像担持体10と接触して回転する際に、このように蓄積された大量のトナーtが飛散して画像形成装置内が汚染されたり、像担持体10にまとまって供給され、上記のように帯電不良の部分が生じたり、静電潜像が適切に形成されなくなったりするという問題があった。
特開平8−137198号公報 特開平8−137205号公報
この発明は、回転駆動される像担持体の表面を帯電装置により帯電させ、このように帯電された像担持体の表面に潜像形成装置により静電潜像を形成し、現像装置により静電潜像の部分にトナーを供給してトナー像を形成する一方、トナー像が形成されていない部分に存在しているトナーを回収し、像担持体の表面に形成された上記のトナー像を転写媒体に転写させるようにした画像形成装置において、転写後における像担持体の表面に残留したトナーが現像装置に適切に回収されるようにし、長期にわたって安定した良好な画像が得られるようにすることを課題とするものである。
この発明においては、上記のような課題を解決するため、回転駆動される像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、帯電された像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成装置と、像担持体の表面に形成された静電潜像の部分にトナーを供給してトナー像を形成する一方、トナー像が形成されていない部分に存在しているトナーを回収する現像装置と、像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写させる転写装置と、転写後における像担持体の表面に接触して回転し、像担持体の表面に残留するトナーを分散させると共に一部のトナーを保持する分散保持部材とを備えた画像形成装置において、上記の像担持体と分散保持部材とが接触する部分において、画像形成時には像担持体と分散保持部材とを逆方向に移動させる一方、画像形成時以外の適当な時期に像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させて、分散保持部材に保持されているトナーを像担持体に戻すようにした。
ここで、この発明の画像形成装置においては、上記のように像担持体と分散保持部材とが接触する部分において、像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる際に、像担持体と分散保持部材との間にトナーを像担持体に送る方向のバイアス電圧を印加させることが好ましく、特に、上記のバイアス電圧として、直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加させることが好ましい。
また、この発明の画像形成装置においては、上記の分散保持部材に保持されているトナーを排出させるトナー排出部材を、上記の分散保持部材に接触させるようにして像担持体の近傍に設けることが好ましく、特に、上記のトナー排出部材を移動可能に設け、像担持体と分散保持部材とが接触する部分において、像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる際に、上記のトナー排出部材を分散保持部材に接触させることが好ましい。さらに、上記のように像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる場合に、像担持体と分散保持部材とが接触する部分よりも分散保持部材の移動方向下流側の位置において、上記のトナー排出部材を分散保持部材に接触させることが好ましい。
この発明における画像形成装置においては、上記のように像担持体と分散保持部材とが接触する部分において、画像形成時には像担持体と分散保持部材とを逆方向に移動させるようにしたため、転写後の像担持体に残留しているトナーがこの分散保持部材に一旦掻き取られて均一に分散されるようになると共に、余分のトナーがこの分散保持部材に保持されるようになり、像担持体の表面に残留しているトナーによって帯電不良の部分が生じたり、静電潜像が適切に形成されなくなったりするのが抑制され、画像ムラが生じたり、次の画像にメモリーとして現れたりするのが防止される。
一方、画像形成時以外の適当な時期において、像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させるようにしたため、この分散保持部材によるトナーの掻き取り作用が低減されて、この分散保持部材に保持されているトナーが像担持体に戻され、このように戻されたトナーが上記の現像装置に回収されるようになる。
この結果、この発明における画像形成装置においては、分散保持部材にトナーが蓄積されるのが抑制され、この分散保持部材が像担持体と接触して回転する際に、蓄積されたトナーが飛散して画像形成装置内が汚染されたり、像担持体にまとまって供給されて、帯電不良の部分が生じたり、静電潜像が適切に形成されなくなったりするのが防止され、長期にわたって安定した良好な画像が得られるようになる。
また、この発明における画像形成装置において、上記のように像担持体と分散保持部材とが接触する部分で、像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる際に、像担持体と分散保持部材との間にトナーを像担持体に送る方向のバイアス電圧を印加させると、分散保持部材に保持されているトナーが効率よく像担持体に戻されるようになり、特に、上記のバイアス電圧として、直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加させると、分散保持部材に保持されているトナーが交流電圧により振動して分散保持部材から離れやすくなり、分散保持部材に保持されているトナーがより効率よく像担持体に戻されて、現像装置に回収されるようになる。
また、この発明における画像形成装置において、分散保持部材に保持されているトナーを排出させるトナー排出部材を、上記の分散保持部材に接触させるようにして像担持体の近傍に設けると、このトナー排出部材との接触により、分散保持部材に保持されているトナーが効率よく分散保持部材から排出されて、像担持体に戻されるようになると共に、排出されたトナーが外部に飛散するのも防止されるようになる。特に、上記のトナー排出部材を移動可能に設け、像担持体と分散保持部材とが接触する部分において、像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる際に、上記のトナー排出部材を分散保持部材に接触させるようにすると、画像形成時に分散保持部材からトナーが外部に飛散するのが防止されるようになる。また、像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる場合に、像担持体と分散保持部材とが接触する部分よりも分散保持部材の移動方向下流側の位置において、トナー排出部材を分散保持部材に接触させるようにすると、このトナー排出部材により分散保持部材から排出されたトナーが像担持体側に排出されるようになり、トナーが外部に飛散するのが防止されるようになる。
次に、この発明の実施形態に係る画像形成装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態における画像形成装置においても、図3(A)に示すように、回転する像担持体10の表面を帯電装置20によって帯電させた後、この像担持体10の表面にレーザー等を用いた潜像形成装置30により画像情報に応じた露光を行い、この像担持体10の表面に静電潜像を形成するようにしている。
そして、現像装置40内に収容されたトナーtを送り部材42及びトナー供給ローラ43によりトナー担持体41に供給し、このようにトナー担持体41に供給されたトナーtを規制部材44によって規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させ、このように規制されて帯電されたトナーtを静電潜像が形成された像担持体10と対向する現像領域に導いて、このトナーtをトナー担持体41から像担持体10の表面に形成された静電潜像の部分に供給し、像担持体10の表面に静電潜像に対応するトナー像を形成する一方、トナー像が形成されていない部分において像担持体10の表面に存在しているトナーtを、このトナー担持体41に回収させて現像装置40内に戻すようにしている。
そして、上記のように像担持体10の表面に形成されたトナー像を、転写装置50により像担持体10から記録紙等の転写媒体51に転写させるようにしている。
また、転写後における像担持体10の表面に、導電性の回転ブラシ70からなる分散保持部材70を接触させ、この回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、この回転ブラシ70が像担持体10と逆方向に移動するように、制御装置80によりこの回転ブラシ70を像担持体10の回転方向と同方向に回転させ、像担持体10の表面に残留するトナーtを分散させて、像担持体10の表面に残留するトナーtを均一化させると共に、余分のトナーtをこの回転ブラシ70に保持させるようにしている。
ここで、上記の回転ブラシ70としては、導電性を有するナイロン,アクリル,ポリエチレンテレフタレート等で構成されたブラシを多数植設させた基布を金属製の芯金の周囲に接着させたものを用いることができる。
なお、この実施形態においては、上記のように分散保持部材70として、導電性の回転ブラシ70を用いるようにしたが、分散保持部材70は特に上記のものに限定されず、像担持体10の表面に残留するトナーtを分散させて、像担持体10の表面に残留するトナーtを均一化させると共に、余分のトナーtを保持できるものであればよく、例えば、発泡性の弾性ローラ等を用いることも可能である。
そして、上記のように転写後における像担持体10の表面に残留するトナーtを均一化させると共に、余分のトナーtを回転ブラシ70に保持させた後は、前記のように帯電装置20によって像担持体10の表面を帯電させ、前記のような操作を繰り返して、画像を形成するようにしている。
また、上記のようにして画像形成を所定回数行った結果、トナーtが上記の回転ブラシ70にある程度蓄積されると、この実施形態の画像形成装置においては、図3(B)に示すように、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70が像担持体10と同方向に移動するように、上記の制御装置80により回転ブラシ70の回転方向を逆転させて、この回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給し、このように像担持体10に供給されたトナーtを、前記のようにトナー担持体41により回収して現像装置40に戻すようにしている。
このように、上記の回転ブラシ70にトナーtがある程度蓄積された時点で、回転ブラシ70の回転方向を逆転させて、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させ、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すようにすると、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtが飛散して画像形成装置内が汚染されたり、このトナーtが像担持体10にまとまって供給されて、帯電不良の部分が生じたり、静電潜像が適切に形成されなくなったりするのが防止され、長期にわたって安定した良好な画像が得られるようになる。
なお、この実施形態においては、回転ブラシ70にトナーtがある程度蓄積された時点で、回転ブラシ70の回転方向を逆転させて、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させるようにしたが、図4に示すように、回転ブラシ70の回転方向を逆転させずに、制御装置80により像担持体10の回転方向を逆転させて、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70と像担持体10とを同方向に移動させることも可能である。
また、上記の実施形態の画像形成装置において、図5に示すように、回転ブラシ70にバイアス電源90を接続させ、上記のように回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させる場合に、上記のバイアス電源90からトナーtを像担持体10に送る方向のバイアス電圧を回転ブラシ70に印加させるようにすることが好ましい。
そして、このようにバイアス電源90からトナーtを像担持体10に送る方向のバイアス電圧を回転ブラシ70に印加させると、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtが回転ブラシ70から速やかに像担持体10に供給されて、現像装置40に効率よく戻されるようになる。特に、上記のバイアス電源90からバイアス電圧として、直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加させると、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtが交流電圧により振動して回転ブラシ70から離れやすくなり、回転ブラシ70に保持されているトナーtがより効率よく像担持体10に供給されて現像装置40に戻されるようになる。
また、上記の実施形態の画像形成装置において、図6に示すように、保持部材71aに掻き取り部材71bを取り付けたトナー排出部材71を用い、前記の図3(B)に示すように、回転ブラシ70の回転方向を逆転させて回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させる場合において、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分よりも回転ブラシ70の回転方向下流側における帯電装置20側で、像担持体10と近接した位置において、このトナー排出部材71における掻き取り部材71bを回転ブラシ70のブラシ中に差し込むようにすることが好ましい。
なお、前記の図4に示すように、像担持体10の回転方向を逆転させて回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させる場合においては、図7に示すように、上記のトナー排出部材71における掻き取り部材71bを、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分よりも回転ブラシ70の回転方向下流側における転写装置50側で、像担持体10と近接した位置に設けるようにする。
そして、上記のように回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分よりも回転ブラシ70の回転方向下流側における像担持体10と近接した位置において、トナー排出部材71における掻き取り部材71bを回転ブラシ70のブラシ中に差し込むと、回転ブラシ70に保持されたトナーtがこのトナー排出部材71によって回転ブラシ70から掻き出されるようになり、回転ブラシ70に保持されているトナーtが効率よく回転ブラシ70から離脱されると共に、離脱されたトナーtが外部に飛散することも少なく、適切に像担持体10に供給されるようになる。
また、上記のトナー排出部材71を上下方向に移動可能に設け、図8に示すように、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70が像担持体10と逆方向に移動するように回転ブラシ70を回転させ、像担持体10の表面に残留するトナーtを分散させるようにして画像形成を行う場合において、このトナー排出部材71を上方に移動させ、掻き取り部材71bが回転ブラシ70に接触しないようにすると、回転ブラシ70に保持されたトナーtが、このトナー排出部材71により回転ブラシ70から掻き出されて外部に飛散するのも抑制されるようになる。
また、上記のトナー排出部材71のように、保持部材71aに掻き取り部材71bを取り付けるにあたり、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させるように回転させる方向の下流側に保持部材71aを位置させると共に、可撓性の掻き取り部材71bの上端部だけを保持部材71aに取り付けるようにすると、図9(A)に示すように、回転ブラシ70が像担持体10と同方向に移動するように回転ブラシ70を回転させる場合には、掻き取り部材71bが保持部材71aに支持されて撓みにくくなり、回転ブラシ70に保持されたトナーtがトナー排出部材71によって回転ブラシ70から効率よく掻き出されるようになる。一方、図9(B)に示すように、回転ブラシ70が像担持体10と逆方向に移動するように回転ブラシ70を回転させる場合には、掻き取り部材71bが回転ブラシ70に押されて撓み、回転ブラシ70に保持されたトナーtがこのトナー排出部材71によって掻き出されるのが抑制され、トナーtが外部に飛散するのが防止されるようになる。
上記のようにトナー排出部材71における掻き取り部材71bを回転ブラシ70のブラシ中に差し込み、回転ブラシ70に保持されたトナーtをこのトナー排出部材71によって回転ブラシ70から掻き出すにあたり、図示していないが、このトナー排出部材71に適当なバイアス電圧を印加させ、回転ブラシ70に保持されているトナーtをこのトナー排出部材71によって効率よく回転ブラシ70から離脱されるようにすることも可能である。
次に、この発明の具体的な実施例を挙げ、この発明の実施例に係る画像形成装置においては、転写後における像担持体の表面に残留したトナーが現像装置に適切に回収されて、長期にわたり安定して良好な画像が得られることを比較例を挙げて明らかにする。
(実施例1)
実施例1においては、前記の図3(A),(B)に示した画像形成装置を用いるようにし、上記の回転ブラシ70としては、ブラシ繊維径が15μm、毛足が3mmになった導電性のナイロンブラシを多数植設させた基布を金属製の芯金の周囲に接着させ、外周面付近の密度が約43万本/inchになったものを使用し、この回転ブラシ70と像担持体10との間隔を上記のブラシの毛足よりも0.5mm小さくして、この回転ブラシ70のブラシを像担持体10の表面に接触させるようにした。
そして、この実施例1においては、図3(A)に示すように、この回転ブラシ70を像担持体10の回転方向と同方向に回転させ、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70が像担持体10と逆方向に移動するようにして、上記の画像形成装置により画像部分が5%になったテストチャートの画像形成を連続して100枚行った。
その後、図3(B)に示すように、上記の制御装置80により回転ブラシ70の回転方向を逆転させ、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70が像担持体10とが同方向に移動するように、この回転ブラシ70を像担持体10の回転方向と逆方向に10秒間回転させて、この回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すようにした。
そして、上記のように100枚の画像形成を連続して行った後、回転ブラシ70の回転方向を逆転させて回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを現像装置40に戻す操作を繰り返して行い、約1万枚の画像形成を行った時点で、形成された画像を目視により評価し、その結果を下記の表1に示した。
(実施例2)
実施例2においては、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させて、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すにあたり、前記の図4に示すように、回転ブラシ70の回転方向を逆転させずに、制御装置80により像担持体10の回転方向を逆転させるようにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、約1万枚の画像形成を行い、形成された画像を目視により評価し、その結果を下記の表1に示した。
(実施例3)
実施例3においては、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させて、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すにあたり、前記の図5に示すように、回転ブラシ70にバイアス電源90を接続させ、このバイアス電源90からトナーtを像担持体10に送る方向のバイアス電圧として、像担持体10の表面電位よりもトナーtの帯電極性と同極性側に200V大きいバイアス電圧を回転ブラシ70に印加させるようにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、約1万枚の画像形成を行い、形成された画像を目視により評価し、その結果を下記の表1に示した。
(実施例4)
実施例4においては、前記の図6に示すように、トナー排出部材71を用いるようにし、このトナー排出部材71として、保持部材71aに取り付ける掻き取り部材71に厚みが0.5mmのSUS板を用いたものを使用するようにした。
そして、この実施例4においては、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させて、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すにあたり、前記の図6に示すように、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分よりも回転ブラシ70の回転方向下流側で、像担持体10から約2mm離れた位置において、上記のトナー排出部材71における掻き取り部材71bを回転ブラシ70のブラシ中に約1mm差し込むようにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、約1万枚の画像形成を行い、形成された画像を目視により評価し、その結果を下記の表1に示した。
(実施例5)
実施例5においても、上記の実施例4と同様に、トナー排出部材71を用いるようにし、この実施例5においては、トナー排出部材71として、保持部材71aに取り付ける掻き取り部材71に厚みが約0.13mmになったPET製の可撓性フィルムを用いたものを使用するようにした。
そして、この実施例5においても、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70を像担持体10と同方向に移動させて、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すにあたり、前記の図6に示すように、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分よりも回転ブラシ70の回転方向下流側で、像担持体10から約2mm離れた位置において、上記のトナー排出部材71における掻き取り部材71bを回転ブラシ70のブラシ中に約1mm差し込むようにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、約1万枚の画像形成を行い、形成された画像を目視により評価し、その結果を下記の表1に示した。
(比較例1)
比較例1においては、上記の実施例1の場合と同様に、回転ブラシ70を像担持体10の回転方向と同方向に回転させ、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70が像担持体10とが逆方向に移動するようにして、上記の画像形成装置により画像部分が5%になったテストチャートの画像形成を連続して100枚行った後、上記の回転ブラシ70の回転方向を逆転させずに、この回転ブラシ70を画像形成時と同様に、回転ブラシ70が像担持体10と逆方向に移動するようにして10秒間回転させて、この回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すようにした。
そして、上記のような操作を繰り返して行い、約1万枚の画像形成を行った時点で、形成された画像を目視により評価し、その結果を下記の表1に示した。
(比較例2)
比較例2においては、上記の比較例1の場合と同様に、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtを像担持体10に供給して現像装置40に戻すにあたり、回転ブラシ70の回転方向を逆転させずに、画像形成時と同様に、回転ブラシ70と像担持体10とが接触する部分において、回転ブラシ70を像担持体10と逆方向に移動させるようにする一方、上記の実施例3に示すように、この回転ブラシ70にバイアス電源90を接続させ、このバイアス電源90からトナーtを像担持体10に送る方向のバイアス電圧として、像担持体10の表面電位よりもトナーtの帯電極性と同極性側に200V大きいバイアス電圧を回転ブラシ70に印加させるようにして、約1万枚の画像形成を行い、形成された画像を目視により評価し、その結果を下記の表1に示した。
ここで、下記の表1における画像評価においては、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtによる画像ノイズの発生が全くなかった場合を◎、◎には劣るが画像ノイズの発生が殆どなかった場合を○、帯電不良や露光不良による画像ノイズが発生した場合を×、帯電不良や露光不良による画像ノイズが非常に多く発生した場合を××で示した。
Figure 2006154264
この結果、この発明の各実施例の画像形成装置においては、回転ブラシ70に蓄積されたトナーtによる画像ノイズの発生が抑制され、比較例1,2の画像形成装置に比べて、画像ノイズの発生のない良好な画像が長期にわたって安定して得られた。
クリーニング装置を設けた従来の画像形成装置の概略説明図である。 クリーニング装置に代えて回転ブラシからなる分散保持部材を設けた従来の画像形成装置の概略説明図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置において、画像形成時と、回転ブラシに蓄積されたトナーを現像装置に戻す時点とにおいて、回転ブラシの回転方向を変更させる状態を示した概略説明図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置において、回転ブラシに蓄積されたトナーを現像装置に戻す時点において、像担持体の回転方向を変更させるようにした変更例の概略説明図である。 図3に示した画像形成装置において、回転ブラシに蓄積されたトナーを現像装置に戻す時点において、回転ブラシにバイアス電源からトナーを像担持体に送る方向のバイアス電圧を印加させるようにした変更例の概略説明図である。 図3に示した画像形成装置において、保持部材に掻き取り部材を取り付けたトナー排出部材を用い、回転ブラシに蓄積されたトナーを現像装置に戻すにあたり、このトナー排出部材における掻き取り部材を回転ブラシのブラシ中に差し込むようにした変更例の概略説明図である。 図4に示した画像形成装置において、保持部材に掻き取り部材を取り付けたトナー排出部材を用い、回転ブラシに蓄積されたトナーを現像装置に戻すにあたり、このトナー排出部材における掻き取り部材を回転ブラシのブラシ中に差し込むようにした変更例の概略説明図である。 図6に示した画像形成装置において、上記のトナー排出部材を上下方向に移動可能に設け、画像形成を行う際に、このトナー排出部材を上方に移動させて、掻き取り部材を回転ブラシに接触させないようにした状態を示した概略説明図である。 図6に示した画像形成装置において、可撓性の掻き取り部材の上端部だけを保持部材に取り付けたトナー排出部材を用い、回転ブラシの回転方向を変更させた場合におけるトナー排出部材の状態を示した概略説明図である。
符号の説明
10 像担持体
20 帯電装置
30 潜像形成装置
40 現像装置
41 トナー担持体
42 送り部材
43 トナー供給ローラ
44 規制部材
50 転写装置
51 転写媒体
70 分散保持部材(回転ブラシ)
71 トナー排出部材
71a 保持部材
71b 掻き取り部材
80 制御装置
90 バイアス電源

Claims (7)

  1. 回転駆動される像担持体の表面を帯電させる帯電装置と、帯電された像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成装置と、像担持体の表面に形成された静電潜像の部分にトナーを供給してトナー像を形成する一方、トナー像が形成されていない部分に存在しているトナーを回収する現像装置と、像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写させる転写装置と、転写後における像担持体の表面に接触して回転し、像担持体の表面に残留するトナーを分散させると共に一部のトナーを保持する分散保持部材とを備えた画像形成装置において、上記の像担持体と分散保持部材とが接触する部分において、画像形成時には像担持体と分散保持部材とを逆方向に移動させる一方、画像形成時以外の適当な時期に像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させて、分散保持部材に保持されているトナーを像担持体に戻すようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載した画像形成装置において、上記のように像担持体と分散保持部材とが接触する部分で、像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる際に、像担持体と分散保持部材との間にトナーを像担持体に送る方向のバイアス電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載した画像形成装置において、上記のバイアス電圧として、直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載した画像形成装置において、上記の分散保持部材に保持されているトナーを排出させるトナー排出部材を、上記の分散保持部材に接触させるようにして像担持体の近傍に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載した画像形成装置において、上記のトナー排出部材を移動可能に設け、像担持体と分散保持部材とが接触する部分において像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる際に、上記のトナー排出部材を分散保持部材に接触させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載した画像形成装置において、上記のように像担持体と分散保持部材とを同方向に移動させる場合に、像担持体と分散保持部材とが接触する部分よりも分散保持部材の移動方向下流側の位置で、上記のトナー排出部材を分散保持部材に接触させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載した画像形成装置において、上記の分散保持部材が導電性の回転ブラシで構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010210859A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010256744A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Kyocera Mita Corp ドラムユニット及びこれを搭載した画像形成装置
EP2453656A2 (en) 2006-06-02 2012-05-16 Panasonic Corporation Coding device and editing device

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