JP2006149005A - 光通信装置 - Google Patents

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Yasuyuki Kawanishi
康之 川西
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Abstract

【課題】 光通信回路部を覆う覆体を複雑な形状に形成することなく、光通信装置を小型化することができ、また、光通信回路部にて発生した熱を効率的に放熱することができる光通信装置を提供する。
【解決手段】 基板2に配された光通信回路部3に余長部分を有して接続された光ファイバ4、及び光通信回路部3を電磁遮蔽する導電性の覆体5を備えており、覆体5は、隙間を有して筐体1に収容されるように構成してある光通信装置において、光ファイバ4の余長部分を覆体5と筐体1との隙間に収容するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は光通信装置に関し、特に光通信に係る光通信回路部に余長部分を有して接続された光ファイバを備え、光通信回路部を覆体にて覆うように構成してある光通信装置に関する。
従来の光通信装置は、基板に配された光通信回路部、及び光通信回路部を収容した筐体を備えている。筐体は、平面視で略長方形の一の角部を切り欠いた、扁平な略直方体形状をなしており、筐体には、外部より引き入れられる光ファイバケーブルの余長部分を巻回して収容する収容体が筐体の長辺方向に摺動可能に積層連結されている。
筐体は、上下方向に分割可能な上半体及び下半体を有し、上半体及び下半体が嵌合固定されて構成されている。筐体の切り欠き部分の一側面には、外部より引き入れられる光ファイバケーブルのプラグが接続されるレセプタクルが設けられている。また、筐体の短辺側の側面には、LANケーブルのプラグが接続されるLANポートが設けられている。
光通信回路部には、余長部分を有する光ファイバの一端が接続され、光ファイバの他端は融着によりレセプタクルに接続されている。光ファイバの余長部分は、光ファイバとレセプタクルとの融着失敗に備えたものである。また、光通信回路部には、LANポートが接続されており、光通信回路部は、光ファイバケーブル及びLANケーブルを通じて入出力される光信号及び電気信号を相互に変換する回路、信号を符号化及び復号化する回路等を有している。
光通信回路部が配された基板には、光通信回路部の周辺に立設された柱状の保持部が設けられている。柱状の保持部は、光通信回路部及びレセプタクルに接続された光ファイバの余長部分を、光通信回路部に密接しないように巻回した状態にて保持する部材である。
また、光通信装置は、光通信回路部を覆い、電磁遮蔽する導電性の覆体を備えている。覆体は、光通信回路部、保持部、光ファイバの余長部分等を収容しており、光通信回路部、光ファイバ及び覆体は筐体内部に収容されている。覆体は、光通信回路部にて発生した熱を放熱する複数の放熱孔を有している。そして、覆体を収容している筐体は、筐体の内面と覆体の外面との間に隙間を有しており、覆体の周囲を外気が通流するように形成している。なお、放熱孔は、特定周波数帯域の電磁波の遮蔽効果が低下しないように形成されている。
このように構成される光通信装置においては、光ファイバの余長部分を保持部に巻回して、覆体内部に収めることができる。
特開2003−202474号公報
しかしながら、従来の光通信装置においては、保持部が光通信回路部周辺の基板に立設されているため、保持部の寸法分、覆体及び筐体が大型化するという問題があった。
光通信回路部の寸法に応じて覆体の寸法を小型化した場合、基板上に立設された保持部を避けるように、覆体を複雑な形状に形成する必要がある。あるいは、覆体の一部を切り欠く必要がある。覆体の一部を、放熱孔の孔面積より広い範囲で切り欠いた場合、切り欠いた分だけ覆体の遮蔽効果が低下し、光通信回路部の動作に悪影響を与える虞がある。
また、光ファイバの余長部分及び保持部は、覆体の内部に収容される構成であるため、光ファイバ及び保持部が外気の通流を滞らせ、光通信回路部にて発生する熱の効率的な放熱が妨げられるという問題があった。放熱が妨げられた場合、光通信回路部の動作が不安定になり、光通信装置の正常な通信処理に支障を来す。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、筐体が光ファイバの余長部分を覆体との隙間に収容するように構成することにより、覆体を複雑な形状に形成することなく、覆体の寸法を光通信回路部の寸法に応じて小型化することができ、また光通信回路部にて発生する熱を効率的に放熱することができる光通信装置を提供することを目的とする。
また、覆体と筐体との隙間に光ファイバを収容するために、光ファイバを基板側から覆体と筐体との隙間へ引き出した場合、光ファイバと覆体との接触部分にて、光ファイバが、該光ファイバの許容曲率範囲を超えて屈曲する虞が生ずる。特に、覆体と筐体との隙間を狭く構成し、光通信装置を小型化する程、前記接触部分にて、光ファイバが許容曲率範囲を越えて屈曲し、破損する虞が高くなる。そこで、基板側へ傾き、隙間から基板側へ通ずる傾通部を覆体の前記接触部分に設けることにより、光ファイバが許容曲率範囲を超えて屈曲しないように、光ファイバの余長部分を覆体と筐体との隙間に引き出して収容することができる光通信装置を提供することを他の目的とする。
更に、光ファイバの余長部分を巻回した状態にて保持する複数の保持部を覆体の外面に散配することにより、密集するように配された保持部又は一体形成されており、覆体を広く覆う保持部を備える光通信装置に比べて、光通信回路部にて発生した熱を効率的に放熱することができる光通信装置を提供することを他の目的とする。
更にまた、覆体の外面に沿うように光ファイバの余長部分を平面的に多重巻回可能に保持部を形成することにより、光ファイバの余長部分を螺旋状に巻回して保持する場合に比べて、覆体と筐体との隙間をより狭く構成し、光通信装置をより小型に構成することができる光通信装置を提供することを他の目的とする。
第1発明に係る光通信装置は、基板に配された光通信回路部に余長部分を有して接続された光ファイバと、前記光通信回路部を覆う覆体と、隙間を有して前記覆体を収容する筐体とを備える光通信装置において、前記筐体は、前記覆体との隙間に前記光ファイバの余長部分を収容するようにしてあることを特徴とする。
第1発明にあっては、光ファイバの余長部分を覆体と筐体との隙間に収容するため、覆体は保持部及び光ファイバを収容するスペースを必要としない。従って、光ファイバを覆体の内部に収容する場合に比べて、覆体をより小型に形成することができる。覆体を小型に形成した場合であっても、覆体を複雑な形状に形成し、又は覆体の一部を切り欠く必要はない。また、光ファイバの余長部分及び保持部を覆体の内部に収容する構造に比べて、外気の通流が滞る虞は低く、光通信回路部にて発生した熱は効率的に放熱される。
第2発明に係る光通信装置は、前記覆体が、前記筐体に対向しており、前記覆体と前記筐体との間で前記光ファイバの余長部分が収容される隙間をつくる対向面を有し、前記基板側へ傾き、前記隙間から前記基板側へ通ずる傾通部を前記対向面に設けてあることを特徴とする。
第2発明にあっては、対向面から基板側へ傾く傾通部に、光ファイバを掛けた場合、光ファイバは、弧を描くようにして隙間と基板側とに通ずる。従って、光ファイバは、許容曲率範囲を超えて屈曲することなく、基板側から隙間へ引き出されて収容される。特に、光ファイバは、弧を描くようにして傾通部に掛かるため、覆体と筐体との隙間の広狭に関わらず、光ファイバが許容曲率半径を越えて屈曲することは無い。
第3発明に係る光通信装置は、前記覆体が、前記光通信回路部にて発生する熱を放熱する放熱孔を有しており、前記光ファイバの余長部分を巻回した状態にて保持する複数の保持部を前記覆体に散配してあることを特徴とする。
第3発明にあっては、保持部が、放熱孔を有する覆体に散配されている。従って、密集するように配された保持部又は一体形成されており、覆体を広く覆う保持部を備える光通信装置に比べて、保持部が、覆体と筐体との隙間における外気の通流及び光通信回路部にて発生した熱の放熱を妨げる虞は低い。
また、前記放熱孔が開口するように複数の保持部を前記対向面に散配した場合、保持部が、放熱孔を閉口し、光通信回路部にて発生した熱の放熱を妨げる虞は低い。
第4発明に係る光通信装置は、前記光ファイバの余長部分が平面的に巻回されており、前記保持部は、前記光ファイバが前記保持部から脱離することを防止する脱離防止板部を備え、該脱離防止板部は、前記光ファイバを巻回してなる巻回面に略平行な方向の長さが、前記巻回面での前記光ファイバの幅の2倍以上であることを特徴とする。
第4発明にあっては、光ファイバを巻回してなる巻回面に略平行な方向の脱離防止板部の長さは、巻回面での光ファイバの幅の2倍以上であるため、光ファイバを多重巻回する場合、保持部は、光ファイバを前記巻回面にて多重巻回して保持することができる。従って、光ファイバの余長部分が、螺旋状に巻回されて保持される場合に比べて、覆体と筐体との隙間がより狭くなるように覆体及び筐体は構成される。
第1発明に係る光通信装置にあっては、覆体を複雑な形状に形成することなく、光通信装置を小型化することができる。また、光通信回路部にて発生した熱を効率的に放熱することができる。
第2発明に係る光通信装置にあっては、許容曲率範囲を越えて光ファイバが屈曲しないように、基板側に接続されている光ファイバを覆体と筐体との隙間に引き出して収容することができ、しかも覆体と筐体との隙間を狭く構成し、光通信装置を小型化することができる。
第3発明に係る光通信装置にあっては、保持部を覆体に散配することにより、密集するように配された保持部又は一体形成された保持部を備える光通信装置に比べて、光通信回路部にて発生した熱を効率的に放熱することができる。
第4発明に係る光通信装置にあっては、保持部を扁平に形成して、光ファイバの余長部分を平面的に多重巻回して収容することができるため、光ファイバの余長部分を螺旋状に巻回して保持する場合に比べて、覆体と筐体との隙間がより狭くなるように覆体及び筐体を構成し、光通信装置を小型化することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る光通信装置の略示分解斜視図、図2は、光通信装置の略示斜視図である。本実施の形態に係る光通信装置は、基板2に配された光通信回路部3、及び光通信回路部3を収容する筐体1を備えている。
筐体1は、平面視で略長方形の一方の長辺部1a及び短辺部1cの角部を矩形状に切り欠いた扁平な略直方体形状をなしている。筐体1は、上下方向に分割可能な上半体11及び下半体10を有しており、上半体11及び下半体10が嵌合固定されて構成されている。
上半体11及び下半体10夫々は、平面視で略長方形の一の角部を切り欠いた形状をなしており、上半体11は、筐体1を通気するための通気部11a、11aを備えている。下半体10は基板2を支持している。基板2上には、光通信装置の外部から索線された光ファイバケーブルのプラグが接続されるレセプタクル70と、LANケーブルのプラグが接続されるLANポート71とが配されている。レセプタクル70は、筐体1の切り欠き部分の一面から筐体1の長辺方向に向けて筐体1の外部へ露出しており、LANポート71は、筐体1の一方の短辺部1cから露出している。
基板2に配されている光通信回路部3は、電気信号を光信号に変換するE/O変換部、光信号を電気信号に変換するO/E変換部、信号の符号化及び復号化を行う各種回路を有している。光通信回路部3には、円状断面を有する光ファイバ4の一端が接続しており、該光ファイバ4の他端は、余長部分を有してレセプタクル70に接続している。
光通信装置は、光通信回路部3を覆い、電磁遮蔽する導電性の覆体5を備えている。覆体5は、図1に示すように基板2に略平行であり、平面視で略長方形の天板部50(対向面)と、天板部50の周縁部から基板2へ延設された側壁部51とを有している。側壁部51は、レセプタクル70側の第1長辺側壁部51a、第1長辺側壁部51aに対向する第2長辺側壁部51b、LANポート71側の第1短辺側壁部51c、及び第1短辺側壁部51cに対向する第2短辺側壁部51dから構成されている。天板部50及び側壁部51は、光通信回路部3にて発生する熱を覆体5の外部へ放熱するための複数の放熱孔5aを形成している。
また、光通信装置は、複数の保持部6a、6b、6c、6d、6eを備えている。図3は、覆体5及び下半体10の略示上面図である。複数の保持部6a、6b、6c、6d、6eは、図3に示すように天板部50に散配されている。より具体的には、天板部50の、第2長辺側壁部51b寄り部分には、保持部6a及び保持部6bが第2短辺側壁部51d側から適宜間隔を空けて並列的に配されている。また、光ファイバ4の余長部分を巻回するために、天板部50の、第1短辺側壁部51c寄り部分と、第1長辺側壁部51a寄り部分と、天板部50の略中央部分には、夫々保持部6c、保持部6d、及び保持部6eが配されている。なお、図3においては、説明の便宜上放熱孔5aを省略して覆体5を図示している。
図4は、保持部6a及び傾通部50aを説明するための説明図、図5は、保持部6aの略示斜視図である。図4(a)は、LANポート71側から見た場合の覆体5及び保持部6aの側断面図である。保持部6aは、図3及び図4(a)に示すように天板部50に固着されている。保持部6aは、天板部50に固着された基部60aを備えている。基部60aは、天板部50に略垂直な方向に対して扁平な略直方体形状である。基部60aの一辺側の縁部には、光ファイバ4を巻回するための板状の巻回部61aが、天板部50に略垂直な方向へ延設されている。巻回部61aの高さは、光ファイバ4の幅と略同一である。巻回部61aの端部には、基部60aと同形の脱離防止板部62aが、基部60aに対向するように一体形成されている。脱離防止板部62aは、光ファイバ4が保持部6aから脱離することを防止する。巻回部61a及び脱離防止板部62aにより形成される凹所の深さ、即ち脱離防止板部62aの天板部50に略平行な方向の長さは、光ファイバ4の幅の2倍以上である。特に保持部6aは、保持部6aの凹所が第1長辺側壁部51a方向へ向くようにして天板部50に固着されている。
他の保持部6b、保持部6c、保持部6d、及び保持部6eも、保持部6aと同様の形状を有している。保持部6bは、保持部6aと同様に、凹所が第1長辺側壁部51a方向へ向くように天板部50に固着されている。保持部6c、保持部6d、保持部6eは、夫々第1短辺側壁部51c方向、第1長辺側壁部51a方向、第2短辺側壁部51d方向へ凹所が向くように、天板部50に固着されている。
レセプタクル70に接続された光ファイバ4は、天板部50に並列的に配された保持部6a及び保持部6bにより架け回され、光ファイバ4の余長部分は、保持部6c、保持部6d、及び保持部6eにより平面的に巻回された状態にて保持されている。脱離防止板部62aは、光ファイバ4を巻回してなる巻回面に略平行な方向の長さが、前記巻回面での光ファイバ4の幅の2倍以上であるため、光ファイバ4は平面的に多重巻回される。
なお、天板部に散配された複数の保持部により光ファイバを保持しているが、天板部に密集するように配された保持部、又は一体形成されており、覆体の天板部を覆う保持部により光ファイバを保持するように構成しても良い。
しかし、本実施の形態のように、天板部50に散配された保持部6a、6b、6c、6d、6eにより光ファイバ4を保持する方が、覆体5の放熱孔5a及び筐体1の通気部11a、11aによる外気の通流が滞る虞は低く、光通信回路部3にて発生した熱を効率的に放熱することができる点でより好ましい。
また、保持部の形状は、図5に示すような凹断面を有する扁平な部材に限らず、例えば、光ファイバを巻回してなる巻回面に略平行な方向の脱離防止板部の長さ、即ち脱離防止板部の天板部に略平行な方向の長さを、光ファイバの幅と同程度に構成し、天板部に略垂直な方向へ光ファイバを螺旋状に巻回するように構成しても良い。
しかし、本実施の形態のように、光ファイバ4を巻回してなる巻回面に略平行な方向の脱離防止板部62aの長さ、即ち脱離防止板部62aの天板部50に略平行な方向の長さを光ファイバ4の幅の2倍以上に構成し、光ファイバ4を天板部50に沿う平面的な渦巻き状に巻回する方が、覆体1と天板部50との隙間をより狭く構成し、光通信装置を小型化できる点でより好ましい。また、巻回された光ファイバ4間に隙間ができるように、脱離防止板部62aの天板部50に沿う方向の長さを十分長く形成した場合、巻回された光ファイバ4が密接するように巻回収容される場合に比べて、光ファイバ4により外気の通流が滞る虞が低く、光通信回路部3にて発生した熱をより効率的に放熱することができる。
天板部50は、天板部50から基板2側への傾き、天板部50上から基板2側、つまり覆体5と筐体1との隙間から基板2側に通ずる2つの傾通部50a、50bを有している。図6は、天板部50に形成された傾通部50aを示す模式図である。図6(a)は傾通部50aの部分上面図、図6(b)はLANポート71側から見た傾通部50aの部分側断面図、図6(c)は第1長辺側壁部51a側から見た傾通部50aの部分側面図である。一の傾通部50aは、図1に示すように、天板部50から基板2側へ傾く平面状部分であり、第1長辺側壁部51aと、第2短辺側壁部51dとの角部の天板部50に形成されている。特に傾通部50aは、第2長辺側壁部51b側から第1長辺側壁部51a側へ向けて、下るように傾いている。レセプタクル70に接続された光ファイバ4は、一の傾通部50aに掛かり、レセプタクル70が配されている基板2側から緩やかに弧を描くようにして天板部50上へ通じている。
また、他の傾通部50bは、傾通部50aと同様にして、天板部50の第1長辺側壁部51a側中央部に形成されており、第1短辺側壁部51c側から第2短辺側壁部51d側へ向けて、下るように傾いている平面状部分である。巻回された光ファイバ4は、他の傾通部50bに掛かり、天板部50上から基板2側へ弧を描くようにして通じている。
光通信回路部3を覆う覆体5は、上半体11及び下半体10よりなる筐体1に収容され、光ファイバ4の余長部分及び保持部6a、6b、6c、6d、6eは、筐体1の内面と覆体5の天板部50との隙間に収容される。
なお、天板部に傾通部を設けることなく、天板部上と基板側とに光ファイバを通じても良い。図4(b)は、覆体105の変形例を示している。図4(b)に示すように、傾通部を有しない覆体105の天板部150と筐体の第2半体111との隙間がより広くなるように覆体105及び上半体111を構成し、光ファイバ4が許容曲率半径を越えて屈曲しないように覆体150の天体部150上と基板側とに通ずるように構成しても良い。なお、他の構成は、本実施の形態に係る構成と同様であるため、同様の箇所には同様の符号を付している。
しかし、図4(a)に示すように、傾通部50a、50bに光ファイバ4を掛けて天板部50上と基板2側とを通ずるように構成した方が、覆体5と筐体1との隙間がより狭くなるように、覆体5及び筐体1を構成し、光通信装置を小型化することができる点でより好ましい。
次に保持部6a、6b、6c、6d、6e及び傾通部50a、50b以外の光通信装置の構成を説明する。図1に示すように、筐体1の下半体10側には、筐体1の長辺方向に摺動自在に収容体12が積層連結されている。収容体12は、平面視で、筐体1の切り欠きのない長辺部1b及び短辺部1dと同長の長辺及び短辺を有する略長方形の底板部12aを有している。底板部12aの周囲には収容体側壁部12bが立設されており、収容体12は、光通信装置の外部から引き入れられた光ファイバケーブルの余長部分を巻回処理した状態で内部に収容するように形成してある。
LANポート71が設けられている短辺側の収容体側壁部12bには、収容体側壁部12bの外側と内側とを連通させ、光ファイバケーブルを引き込む引込部12cが形成されている。また、収容体12の底板部12aは、筐体1の切り欠き部分側の角部に円柱状の螺合部12dを有している。
光通信装置は、図1に示すように、筐体1の切り欠き部分及びレセプタクル70を覆う蓋体8を備えている。蓋体8は、図2に示すように平面視で筐体1の上面側の切り欠き部分を覆う略長方形の蓋体天板部80を有し、蓋体天板部80は、一の長辺及び短辺側から、レセプタクル70を覆うようにして収容体側壁部12b側へ延設された蓋体側壁部81を有している。
上半体11は、蓋体天板部80の長辺側と接する面に平面視でU字状の蓋体係止部11b、11bを2つ形成しており、蓋体天板部80の長辺部1a側には、蓋体係止部11b、11bに挿通する蓋体係止板82、82が、蓋体天板部80から収容体12方向へ凸設されている。蓋体係止部11b、11bに蓋体係止板82、82が挿通した場合、蓋体8は筐体1に対して係止される。
また、蓋体天板部80は、延設された蓋体側壁部81を有する角部分の裏側から螺合部12dまで延長された円柱状部分(不図示)を形成しており、前記角部分及び円柱状部分の中心部分には、ねじ孔83が形成されている。蓋体8は、図2に示すようにねじ孔83を通じて螺合部12dに螺合する星型ねじ、花形ねじ等の特殊ねじ9により、収容体12に固定されている。蓋体8が収容体12に固定された場合、収容体12は筐体1に固定される。
このように構成される光通信装置にあっては、光ファイバ4の余長部分は、覆体5の天板部50と筐体1の上半体11との隙間に巻回されて収容されるため、光通信回路部3の周辺に柱状の保持部を設ける必要がない。従って、基板2に保持部を設けてある光通信装置に比べて、覆体5及び筐体1を小型に構成することができ、光通信装置を小型化することができる。
また、覆体5を小型化する際、覆体5を複雑な形状に形成する必要は無く、覆体5の加工形成は容易である。更に、保持部6a、6b、6c、6d、6eを避けるようにして大きな切り欠きを多数設ける必要も無く、電磁遮蔽効果が低下する虞は低い。
更に、保持部6a、6b、6c、6d、6e及び光ファイバ4は、覆体5の内部に収容されないため、筐体1の通気部11a、11a、及び覆体5の放熱孔5aを通じて、外気が通流する。従って、保持部6a、6b、6c、6d、6e及び光ファイバ4を、覆体5の内部に収容するように構成してある光通信装置に比べて、光通信回路部3にて発生した熱を効率的に放熱することができる。
更にまた、光ファイバ4は、弧を描くように傾通部50a、50bに掛かり、基板2側と天板部50側とに通じているため、覆体5と光ファイバ4との接触部分にて、光ファイバ4が許容曲率半径を越えて屈曲することは無い。従って、光ファイバ4が屈曲して破損しないように、覆体5と筐体1との隙間に光ファイバ4を引き出して収容することができる。従ってまた、覆体5と筐体1との隙間がより狭くなるように、覆体5及び筐体1を構成し、光通信装置を小型化することができる。
更にまた、覆体5の天板部50に保持部6a、6b、6c、6d、6eを散配することにより、放熱孔5a及び通気部11a、11aによる通気が滞ることはなく、光通信回路部3にて発生した熱をより効率的に放熱することができる。
更にまた、保持部6a、6b、6c、6d、6eの凹所の深さは、巻回された光ファイバ4の幅の2倍以上であり、光ファイバ4を覆体5の天板部50上にて平面的に多重巻回して収容することができるため、光ファイバ4を天板部50に略垂直な方向へ螺旋状に巻回する場合に比べて、保持部6a、6b、6c、6d、6eを扁平に形成し、覆体5と筐体1との隙間をより狭く形成することができ、光通信装置を小型化することができる。
なお、本実施の形態にあっては、傾通部は、天板部から基板側へ傾く平面状部分であるが、傾通部の形状は平面状部分に限らず、基板側へ近づくにつれて傾きがより大きくなる曲面状であっても良い。
本発明に係る光通信装置の略示分解斜視図である。 光通信装置の略示斜視図である。 覆体及び下半体の略示上面図である。 保持部及び傾通部を説明するための説明図である。 保持部の略示斜視図である。 天板部に形成された傾通部を示す模式図である。
符号の説明
1 筐体
2 基板
3 光通信回路部
4 光ファイバ
5 覆体
6a、6b、6c、6d、6e 保持部
8 蓋体
9 特殊ねじ
50 天板部
50a、50b 傾通部
60a 基部
61a 巻回部
62a 脱離防止板部
70 レセプタクル
71 LANポート
12 収容体

Claims (4)

  1. 基板に配された光通信回路部に余長部分を有して接続された光ファイバと、前記光通信回路部を覆う覆体と、隙間を有して前記覆体を収容する筐体とを備える光通信装置において、
    前記筐体は、
    前記覆体との隙間に前記光ファイバの余長部分を収容するようにしてある
    ことを特徴とする光通信装置。
  2. 前記覆体は、
    前記筐体に対向しており、前記覆体と前記筐体との間で前記光ファイバの余長部分が収容される隙間をつくる対向面を有し、
    前記基板側へ傾き、前記隙間から前記基板側へ通ずる傾通部を前記対向面に設けてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記覆体は、
    前記光通信回路部にて発生する熱を放熱する放熱孔を有しており、
    前記光ファイバの余長部分を巻回した状態にて保持する複数の保持部を前記覆体に散配してある
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光通信装置。
  4. 前記光ファイバの余長部分は平面的に巻回されており、
    前記保持部は、
    前記光ファイバが前記保持部から脱離することを防止する脱離防止板部を備え、
    該脱離防止板部は、
    前記光ファイバを巻回してなる巻回面に略平行な方向の長さが、前記巻回面での前記光ファイバの幅の2倍以上である
    ことを特徴とする請求項3に記載の光通信装置。
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JP2012210072A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Toyota Industries Corp 車両用充電装置

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