JP2006148823A - QoS制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 高品質な通信サービスの提供を行うQoS制御システムを提供すること。
【解決手段】 アプリケーション層インターフェース11から出力されたユーザQoS情報は、プロトコル決定器16及びQoS算出器17に入力される。プロトコル決定器16がサービス提供に必要なプロトコル及びパラメータを決定し、制御回路19を通してアプリケーション層インターフェース11以下の各レイヤのインターフェースにサービス提供に必要なプロトコル及びパラメータを通知する。これにより、QoSコントローラ7は、各階層に対して個別にQoS制御を行うことができる。このように、各階層は自己の状態を定期的にQoSコントローラ7へ報告することができるので、QoSコントローラ7は、ある階層の状態が悪化して通信サービスの品質が劣化した場合、当該階層又は他の階層のパラメータを適応的に更新して通信サービスの品質回復を図る。
【選択図】 図6

Description

本発明は、通信サービスの品質保証を行うQoS(Quality of Service:通信品質サービス)制御システムに関し、特に、物理層からアプリケーション層までの全階層を包含して通信サービスの品質保証を行うQoS制御システムに関する。
従来より、通信分野においては、通信サービスの品質を保証するためにQoS制御技術が広く用いられている。とりわけ、高品質な通信サービスを提供するためには、データレートの高速化も重要な要素であるが、提供される各種の通信サービスの品質保証技術、すなわち、QoS制御技術がさらに重要な要素となる。このようなQoS制御技術としては、例えば、無線回線の再送制御を適切に行うことによって各種通信サービスの品質を保証する技術などが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、異常のある無線パケットに含まれるATM(Asynchronous Transfer Mode)セルの情報のうち、廃棄に関するプライオリティの低いものを除いた情報を無線パケットで再送することにより、リアルタイム通信で通信品質を保証している。
特開平9−214507号公報
しかしながら、従来のQoS制御の対象範囲は、主にトランスポート層からデータリンク層までに限定されており、下位の物理層や上位のアプリケーション層はQoS制御の対象外となっている。例えば、音声通話を例に挙げると、通話中に無線伝送路でフェージングが発生していても、回線品質の時間的平均値が比較的良好な場合は、適応変調のシーケンスにて16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)などの高位MCS(Modulation and Coding Scheme)が選択される。この場合、フェージングの谷においては、すなわち回線品質が瞬間的に劣悪な環境下においては、音声パケットの再送が発生し、遅延やジッタが発生する原因となる。しかし、アプリケーション層やプレゼンテーション層などの上位レイヤは物理層の状態を把握していないため、これら無線回線の状態を検出することができず、結果的に大量のパケットを送信し続けることになる。その結果、輻輳状態に陥るなどして通話の瞬断や遅延が頻発し、最終的にユーザが感じる通信サービスの品質は劣悪なものとなる。
また、QoS情報は提供されるサービスの種類によっても異なる。例えば、音声通話の場合では所要伝送レートは数十kbps程度で充分であり、また所要のパケットエラーレート(PER)も10-2程度と比較的緩やかな条件である反面、遅延やジッタに対する要求条件は非常に厳しいという特徴がある。すなわち、音声通話における通信は一定の遅延やジッタを保証する保証型(Guarantee Type)の通信でなければならない。また、FTP(File Transfer Protocol)などに代表されるデータ伝送の場合、伝送レートはベストエフォート型(Best Effort Type)であって、遅延やジッタに対する要求条件は緩やかである反面、パケット誤り率に対してはエラーフリーの厳しい条件が要求される。また、これらのQoS条件については、有線回線への影響もあるが、無線回線に及ぼす影響は非常に大きい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、物理層からアプリケーション層までのマルチレイヤを包含してQoS制御を行うことにより、高品質に通信サービスの提供が行えるようなQoS制御システムを提供することを目的とする。
本発明のQoS制御システムは、OSI階層の全階層を包含して通信サービスの品質保証を行うQoS制御システムであって、通信サービスを提供する送信装置、通信サービスを享受する受信装置、及び送信装置と受信装置を接続する中間装置の少なくとも1つの装置に設置されて、通信サービスの品質保証を実現するQoSコントローラを備え、そのQoSコントローラを備えた装置が、通信サービスの種別に応じてユーザに該当する通信サービスを提供するためのユーザQoSを定義している構成を採っている。
また、本発明のQoS制御システムは、前記発明の構成に加えて、QoSコントローラは、ユーザQoS、及びQoSコントローラを備えた装置のハードウェアの性能、種類、形態の少なくとも1つによって、提供される通信サービスの品質保証を実現するための所要QoSを定義している構成を採っている。
また、本発明のQoS制御システムは、前記発明の構成に加えて、所要QoSが、所要伝送レート、許容遅延、許容パケットエラー率、及び許容ジッタの少なくとも1つである構成を採っている。
また、本発明のQoS制御システムは、前記発明の構成に加えて、QoSコントローラは、ユーザQoS、及びQoSコントローラを備えた装置のハードウェアの性能、種類、形態の少なくとも1つによって、提供される通信サービスの品質保証を実現するために必要なプロトコルスタック及びパラメータを定義している構成を採っている。
また、本発明のQoS制御システムは、前記発明の構成に加えて、プロトコルスタックは、QoSコントローラを備えた装置のOSI階層モデルの各階層ごとにQoS制御を行うように定義されている構成を採っている。
また、本発明のQoS制御システムは、前記発明の構成に加えて、OSI階層モデルの各階層は、定期的に自己の状態をQoSコントローラに通知する構成を採っている。
また、本発明のQoS制御システムは、前記発明の構成に加えて、QoSコントローラは、任意の階層の状態悪化に起因した通信サービスの品質劣化を検出したとき、当該階層又は他の階層のパラメータを更新して通信サービスの品質回復を図る構成を採っている。
また、本発明のQoS制御システムは、前記発明の構成に加えて、QoSコントローラは、パラメータの更新を行う際に、最下位の物理層のパラメータから優先的に更新を実行し、当該階層におけるパラメータの更新が困難なときに上位の階層のパラメータの更新を試みる構成を採っている。
本発明のQoS制御システムによれば、通信システムを構成する受信装置、送信装置、中間ノードの少なくとも1つにQoS制御を行うためのQoSコントローラを設置し、通信サービスの種別に応じたユーザQoSをそのQoSコントローラに定義している。これによって、QoSコントローラは、ユーザQoSやハードウェアの性能や種類や形態によって、提供する通信サービスの品質保証条件である所要伝送レート、許容遅延、許容パケットエラー率、及び許容ジッタなど設定することができる。
また、本発明のQoS制御システムによれば、QoSコントローラが、ユーザQoSやハードウェアの性能や種類や形態によって、通信サービスの提供に必要なプロトコルスタック及びパラメータをOSI階層の各階層ごとに定義している。したがって、QoSコントローラを備えた送信装置、受信装置、及び中間ノードは、各階層ごとにQoS制御を行うことができるので、定期的に各階層ごとの動作状態をQoSコントローラに報告することができる。これによって、QoSコントローラは、ある階層の状態悪化に起因した通信サービスの品質劣化を検出した場合は、該当する階層又は他の階層のパラメータを適宜に更新して通信サービスの品質回復を図ることができる。すなわち、本発明のQoS制御システムによれば、通信サービスの品質保証を行うためのQoSコントローラを各ハードウェアに設置して、レイヤごとに通信サービスを行うユーザQoSを定義しているので、全てのレイヤを包含して通信品質を保証することができる。
<発明の概要>
本発明のQoS制御システムは、通信サービスを提供する送信装置、通信サービスを享受する受信装置、及びルータやアクセスポイントなどの中間ノードの、全て又はいずれかの装置に、それぞれ、通信の品質保証を行うためのQoSコントローラを設置する。そして、それぞれのQoSコントローラに対して、ユーザに通信サービスを提供するためのサービス種別ごとのユーザQoSを定義しておく。これによって、QoSコントローラは、ユーザQoS及びハードウェアの性能や種類や形態よって、通信サービスの品質を保証する諸条件(例えば、所要伝送レート、許容遅延、許容パケットエラー率、許容ジッタなど)を定義することができる。
さらに、QoSコントローラは、前記の各ハードウェア(つまり、送信装置、受信装置、及び中間ノード)における物理層からアプリケーション層までのOSI(Open System Interconnection:国際標準化機構)階層に対して、個別に、通信サービスの提供に必要なプロトコルとパラメータを指定しておく。これによって、QoSコントローラは、それぞれの階層に対して個別にQoS制御を行うことができる。したがって、各階層は、自己の状態を定期的にQoSコントローラへ報告することができるので、QoSコントローラは、ある階層の状態が悪化して通信サービスの品質が劣化した場合は、該当する階層又は他の階層のパラメータを適応的に更新して通信サービスの品質回復を図ることができる。例えば、物理層において、フェージングの影響によって回線状態が劣化した場合は、プレゼンテーション層(アプリケーション層)のパラメータを更新して通信サービスの品質回復を図ることができる。
以下、図面を用いて、本発明におけるQoS制御システムの実施の形態の幾つかを詳細に説明する。尚、各実施の形態に用いる図面において、同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
<実施の形態1>
図1は、本発明のQoS制御システムを実現するためのネットワークの構成図である。図1に示すネットワークの構成では、携帯電話機などのモバイル・ノード(MN:Mobile Node)1と固定電話機などのコレスポンド・ノード(CN:Corresponded Node)2がインターネット網3を介して通信を行う様子を例に挙げている。MN1は無線回線を通してアクセスポイント(AP:Access Point)4に接続されており、AP4はルータ(Router)5を通してインターネット網3に接続されている。また、CN2もルータ(Router)6を通してインターネット網3に接続されている。なお、この実施の形態ではネットワーク構成は無線伝送路に限定されるものではなく、例えば電灯線伝送路による電力線搬送などにも適用することができる。
図2は、図1に示すネットワークにおける各要素のレイヤ構成を示す図である。すなわち、図2は、図1に示すMN1、CN2、AP4、及びルータ5、6のレイヤ構成を示している。図2に示すように、MN1、CN2、AP4、及びルータ5、6は、全てOSI参照モデルを基とした5階層モデル(すなわち、上位より、アプリケーション層、トランスポート層、ネットワーク層、データリンク層、及び物理層)によって構成されている。ただし、AP4及びルータ5、6は、あくまで中継ノードの役割を果たすものであるため、実際はネットワーク層以下の機能を具備するものとする。
図3は、本発明に適用されるQoSコントローラと各レイヤとの関係を示す図である。図3に示すように、QoSコントローラ7は、アプリケーション層、トランスポート層、ネットワーク層、データリンク層、及び物理層に接続されていて、各レイヤにおける状態が定期的に監視され、その都度、QoSコントローラ7に通知される。QoSコントローラ7は各階層より提供された情報を統合し、これらの情報と、ユーザに提供される通信サービス(以下、ユーザQoSという)により定められた所要QoS(すなわち、所要レート、許容遅延、許容パケットエラー率、及び許容ジッタ)とを比較する。そして、ユーザQoSの条件を満たしていない項目がある場合は各階層に適宜指示を出して、通信サービスの品質を適応的に保証する。
図4は、図3に示すQoSコントローラ7が行う各レイヤの監視項目及び制御項目を示す図である。図4に示すように、アプリケーション層は遅延及びジッタの監視・制御を行い、トランスポート層はTCP(Transmission Control Protocol)再送、パケット到着間隔、パケットロス率、遅延、及びジッタの監視・制御を行う。ネットワーク層は先に入力したデータを先に出力するデータ構造のキュー状態(Queue状態)の監視・制御を行う。データリンク層はデータの再送回数の監視・制御を行う。物理層はSIR(Signal to Interference Ratio)、遅延スプレッド(Delay Spread)、ドップラー周波数(Doppler Frequency:fd)、BER(Bit Error Rate)/PER(Packet Error Rate)の監視・制御を行う。
図5は、図3に示すQoSコントローラ7が行うレイヤ毎のQoS制御項目を示す図である。つまり、この図では、それぞれのレイヤの階層ごとに「所要レート」、「遅延」、「パケットエラー」、及び「ジッタ」の内容が示されている。例えば、「所要レート」としては、アプリケーション層では音声/動画のコーデックレートのQoS制御を行い、トランスポート層ではTCPウインドウサイズのQoS制御を行い、ネットワーク層ではキュー・プライオリティ(Queuing Priority)及び帯域割り当てのQoS制御を行う。また、データリンク層ではスケジューラのQoS制御を行い、物理層ではMCS及びSFのQoS制御を行う。「遅延」、「パケットエラー」、及び「ジッタ」についても、それぞれの階層ごとに図5の該当項目に示すようなQoS制御を行う。
図6は、本発明に適用されるQoSコントローラの構成図である。図6に示すように、QoSコントローラ7は、アプリケーション層インターフェース11、トランスポート層インターフェース12、ネットワーク層インターフェース13、データリンク層インターフェース14、物理層インターフェース15、プロトコル決定器16、QoS算出器17、情報判定器18、制御回路19、通信品質保持回路20、及びハードウェア情報保持回路21を備えた構成となっている。
次に、図6に示すQoSコントローラ7の各構成要素の機能について説明する。各レイヤのインターフェース11、12、13、14、15は、制御回路19との間で、図4で示したような各層ごとの監視項目及び制御項目についての情報のやり取りを行う機能を有する。なお、アプリケーション層インターフェース11は、ユーザQoS情報をプロトコル決定器16及びQoS算出器17へ配信する機能も有している。プロトコル決定器16は、サービス提供に必要なプロトコル及びパラメータを決定する機能を有する。QoS算出器17は、ユーザQoS情報に基づいて、所要伝送レートRth、許容遅延Tdl、許容パケットエラー率Perr、及び許容ジッタTなどの所要QoSを算出する機能を有する。
情報判定器18は、QoS算出器17の算出結果(つまり、所要伝送レートRth、許容遅延Tdl、許容パケットエラー率Perr、及び許容ジッタT)の内容をプロトコル決定器16に通知する機能を有する。また、通信品質保持回路20は、各レイヤのインターフェース(つまり、アプリケーション層インターフェース11、トランスポート層インターフェース12、ネットワーク層インターフェース13、データリンク層インターフェース14、及び物理層インターフェース15)から報告された伝送路品質情報を保持する機能を有する。さらに、ハードウェア情報保持回路21は、QoSコントローラ7におけるハードウェアのバッファ量等の情報を保持する機能を有する。制御回路19は、ユーザQoS情報に基づいてQoSコントローラ7の各構成要素を制御し、QoS制御を行う機能を有する。
次に、図6に示すQoSコントローラ7の動作の流れを説明する。アプリケーション層インターフェース11から出力されたユーザQoS情報は、プロトコル決定器16及びQoS算出器17に入力される。また、プロトコル決定器16においてサービス提供に必要な初期プロトコル及び初期パラメータが決定され、制御回路19を通して各レイヤのインターフェース(つまり、アプリケーション層インターフェース11、トランスポート層インターフェース12、ネットワーク層インターフェース13、データリンク層インターフェース14、及び物理層インターフェース15)に、通信サービスの提供に必要なプロトコル及びパラメータが通知される。
また、QoS算出器17が、ユーザQoS及びあらかじめQoS算出器17の内部に保持されているハードウェアの性能(例えば、バッファ量など)によって、所要伝送レートRth、許容遅延Tdl、許容パケットエラー率Perr、及び許容ジッタTなどの所要QoSを算出する。そして、これらの算出結果(つまり、所要伝送レートRth、許容遅延Tdl、許容パケットエラー率Perr、及び許容ジッタT)は、それぞれ情報判定器18に入力される。
また、通信品質保持回路20は、各レイヤのインターフェース(つまり、アプリケーション層インターフェース11、トランスポート層インターフェース12、ネットワーク層インターフェース13、データリンク層インターフェース14、及び物理層インターフェース15)から報告された伝送路品質情報(例えば、SIR、遅延スプレッド、ドップラー周波数など)を保持し、ハードウェア情報保持回路21は、QoSコントローラ7におけるハードウェアのバッファ量等の情報を保持する。そして、通信品質保持回路20やハードウェア情報保持回路21に保持された情報は、必要に応じてプロトコル決定器16において使用される。
図7は、図6に示すQoSコントローラ7で実行されるユーザQoSと通信サービスの内容との関係を示す図である。図7に示すようにユーザQoSは5種類に分類され、それぞれの項目ごとに種々の通信サービスの内容が決められている。すなわち、ユーザQoS“1”のサービスタイプは音声通話であって、具体的なサービス例はVoIP(Voice over Internet Protocol)である。また、ユーザQoS“2”のサービスタイプは双方向ストリーミングであって、具体的なサービス例はテレビ電話である。さらに、ユーザQoS“3”のサービスタイプは単方向ストリーミングであって、具体的なサービス例はインターネットTVである。また、ユーザQoS“4”のサービスタイプはデータ通信であって、具体的なサービス例はファイル転送である。さらに、ユーザQoS“5”のサービスタイプはリアルタイムデータ通信であって、具体的なサービス例は通信対戦ゲームである。
また、各ユーザQoSの項目ごとの「所要伝送レート」、「許容遅延」、「パケットロス/エラー」、及び「ジッタ」のサービス内容は、それぞれ対応する項目に示すような数値となっている。但し、図7に示す各QoSの数値は一例であって、実際の数値はQoSコントローラのハードウェアの性能や提供されるサービスにより適宜に決定される。
<実施の形態2>
次に、本発明におけるQoS制御システムの具体的な例を実施の形態2として説明する。すなわち、実施の形態2では、VoIPを用いた音声通話によるVoIPサービス提供時の動作について説明する。なお、以下に述べる実施の形態2は、次に挙げる4項目の内容を前提条件とする。
1.ネットワークの構成は前述の図1に示す通りとする。
2.固定電話(ユーザA)と携帯電話(ユーザB)との間の通話とする。
3.携帯電話にのみQoSコントローラを具備し、固定電話及びその中間ノード(例えば、アクセスポイント(AP)やルータなど)にはQoSコントローラは具備されていないものとする。
4.QoS制御の対象は物理層、データリンク層及びプレゼンテーション層のみとする。
図8は、本発明における実施の形態2のQoS制御システムにおいて、携帯電話(ユーザB)にVoIPの初期設定を行う様子を示す概念図である。図8に示す実施の形態2におけるQoS制御システムの構成は、前述の図3及び図6の構成と同じであるので同一の符号を付してあるが、図8では各レイヤのインターフェース名は省略してある。したがって、例えば、図6のアプリケーション層インターフェース11は図8のアプリケーション層11と同義語であるものとして読み替える。以下、図8のトランスポート層12、ネットワーク層13、データリンク層14、及び物理層15についても同様である。
次に、図6を参照しながら、図8に基づいてVoIPの初期設定の動作について説明する。まず、通信サービスの開始時にアプリケーション層11からQoSコントローラ7に対して、VoIPサービスが開始される旨の「ユーザQoS指定」が通知される。すると、QoSコントローラ7は、通知された「ユーザQoS指定」に含まれる通信サービスの内容より、所要QoS(つまり、所要伝送レートRth、許容遅延Tdl、許容パケットエラー率Perr、及び許容ジッタT)を決定する。なお、実施の形態2の例では、QoSコントローラ7には、所要伝送レートRth≧83kbps、許容遅延Tdl≦300msec、許容パケットエラー率Perr≦0.05、及び許容ジッタT≦100msecが、所要QoSとして決定されている。
さらに、上記の所要QoSが決定されると同時に、プロトコル決定器16においてサービス提供に必要なプロトコル及びパラメータが決定され、制御回路19を経て各レイヤ(つまり、アプリケーション層11、トランスポート層12、ネットワーク層13、データリンク層14、及び物理層15)に「プロトコル指定」、「パラメータ指定」が指示される。
ここでは、一例として、プレゼンテーション層(つまり、アプリケーション層11)の音声コーディックにG.711(コーデックレート=64kbps、所要伝送レートRth=83kbps)を適用し、アプリケーション層11のセッションプロトコルにSIP(Session Initiation Protocol)、RTP(Real-time Transport Protocol)及びRTCP(RTP Control Protocol)を適用する。
また、トランスポート層12にUDP(User Datagram Protocol)を、ネットワーク層13にIPv6(IP version 6)を、それぞれ適用する。さらに、VoIPにおいては低エラー率より低レイテンシであることが重要であるため、データリンク層14におけるパラメータとしては、上り/下り共に、HARQ(High Availability Resolution Queue)の最大再送回数は低い回数(例えば2回)とし、使用チャネル数は“1”とする。また、物理層15の変調方式にはCDMA(Code Division Multiple Access)方式を適用し、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:四位相偏移変調)の低い低レートMCS(例えば、QPSK R=1/2)を設定すると共に、高SF(例えば、SF=128)を設定する。尚、これらのプロトコルやパラメータはあくまでも一例であって、必ずしもこのパラメータ値に限定する必要はない。
図9は、本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われるレイヤごとの制御項目を示す図である。例えば、アプリケーション層11では、G.711やG.729のパラメータで音声コーディックが制御される。また、データリンク層14では、1〜10のパラメータで無線フレームの最大再送回数が制御され、1〜3のパラメータでチャネル数が制御される。さらに、物理層15では、QPSK R=1/2、QPSK R=3/4、16QAM R=1/2、16QAM R=3/4のパラメータでMCSが制御され、4,8,16,32,64,128ビットのパラメータでSFが制御される。
次に、各レイヤからQoSコントローラ7に対して行われるVoIPの状態報告について説明する。図10は、本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われる各レイヤからのVoIPの状態報告の様子を示す図である。セッション層(つまり、アプリケーション層11)においては、RTCPによって観測された下り音声パケットの平均遅延時間及びジッタ情報が「遅延・ジッタ報告」としてQoSコントローラ7に報告される。また、ネットワーク層13から、音声パケットの「キュー・バッファ(Queuing Buffer)状態報告」がQoSコントローラ7に報告される。
さらに、データリンク層14から、無線回線の平均スループット及びHARQによる平均再送回数が「再送回数・スループット報告」としてQoSコントローラ7に報告される。また、物理層15から、無線伝送路の状態(つまり、PER、CQI(Channel Quality Indicator))が「PER、CQI報告」としてQoSコントローラ7に報告される。なお、CQIは、SIR、ディレイ・スプレッド(Delay Spread)、あるいはドップラー周波数などのような、無線リンクにおける回線状態を表すパラメータを指している。
次に、無線回線の平均スループットが40kbpsに落ち込んだ例に基づいて、マルチレイヤのQoS制御の動作の流れを説明する。なお、以下の説明では、物理層15、データリンク層14、及びプレゼンテーション層(アプリケーション層11)のQoS制御の動作の流れについて述べる。図11は、本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われる物理層のQoS制御の流れを示す図である。また、図12は、本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われるデータリンク層のQoS制御の流れを示す図である。さらに、図13は、本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われるプレゼンテーション層(アプリケーション層)のQoS制御の流れを示す図である。以下、図6のQoSコントローラの図面を参照しながら、図11、図12、及び図13のそれぞれの図面に基づいて各レイヤのQoS制御の流れを説明する。
まず、図11に基づいて、物理層15におけるQoS制御の流れを説明する。最初に、データリンク層14から無線回線のスループットが所要伝送レートを下回った旨(例えば、Rth=40kbps)の通知を受けたQoSコントローラ7内の情報判定器18は、パラメータ変更要求をプロトコル決定器16(パラメータ決定器とも云う)に通知する。すると、プロトコル決定器(パラメータ決定器)16は、通信品質保持回路20からのCQI情報に基づいて上位MCSへの変更(例えば、16QAM R=1/2等)が可能であるか否かを検討し、変更可能と判断した場合は、制御回路19を経て物理層15に対して「MCS変更要求」を送信する。すると、「MCS変更要求」を受信した物理層15は、アクセスポイント(AP)とのネゴシエーションによって新しいMCSによる通信を確立する。
また、プロトコル決定器(パラメータ決定器)16が上位MCSへの変更は不可能であると判断した場合は、プロトコル決定器(パラメータ決定器)16は、CQI情報に基づいてSFの変更(例えば、SF=64)を検討し、その変更が可能であると判断した場合は、QoSコントローラ7から物理層15に対して「SF変更要求」を送信する。そして、「SF変更要求」を受けた物理層15は、アクセスポイント(AP)とのネゴシエーションによって新しいSFによる通信を確立する。なお、SFの変更が不可能と判断した場合は、物理層15のQoS制御を中止し、データリンク層14のQoS制御を試みる。
次に、図12に基づいて、データリンク層14におけるQoS制御の流れを説明する。データリンク層14のQoS制御において、まず、データリンク層14から無線回線のスループットが所要伝送レートを下回った旨(例えば、Rth=40kbps)の通知を受けたQoSコントローラ7内の情報判定器18は、パラメータ変更要求をプロトコル決定器16に通知する。すると、プロトコル判定器16は、通信品質保持回路20に保持されている無線リソースの使用状態を確認する。ここで、無線リソースに余剰チャネルがあった場合は、QoSコントローラ7は、現在使用中のチャネルに加えて余剰チャネルを新たに割り当てるように、制御回路19を経てデータリンク層14に「スケジューリング変更要求」の指示を出す。これによって追加チャネル分のスループットが向上する。ここで、チャネル割り当て変更の指示を受けたデータリンク層14は、アクセスポイント(AP)とのネゴシエーションによって新しいチャネルの割り当てによる通信を確立する。
一方、プロトコル判定器16がチャネル割り当て変更は不可能であると判断した場合は、QoSコントローラ7は上位層のQoS制御を試みる。しかしながら、ネットワーク層13とトランスポート層12のプロトコルは伝送レートの低下に対するQoS制御の手段を持たないため、プレゼンテーション層(つまり、アプリケーション層11)のQoS制御を試みる。
次に、図13に基づいて、アプリケーション層11におけるQoS制御の流れを説明する。アプリケーション層11のQoS制御においては、まず、データリンク層14から無線回線のスループットが所要伝送レートを下回った旨(例えば、Rth=40kbps)の通知を受けたQoSコントローラ7内の情報判定器18は、パラメータ変更要求をプロトコル決定器16に通知する。すると、QoSコントローラ7の制御回路19は、低ビットレートの音声コーディックを使用する旨の「音声コーディック変更要求」の指示をアプリケーション層11に送信する。同時に、QoSコントローラ7は所要伝送レートRthの定義を変更する。ここでは、一例としてG.729(コーデックレート8kbps、所要伝送レート27kbps)を使用する旨の要求をアプリケーション層11へ出すものとする。
すると、音声コーディックの変更指示を受けたアプリケーション層11は、その旨を自己のセッションに通知する。アプリケーション層11内のセッションは、SIPの再インバイト(Invite)機能を使い、相手側のノードとメディアネゴシエーションを図り、新しい音声コーディックによる通信を確立する。このような制御の結果、無線回線の伝送レートは、先にデータリンク層14がQoSコントローラ7へ通知した40kbpsのままであるが、音声コーディック自体を変更することによって安定した音声通話サービスの提供が実現される。
なお、固定電話(ユーザA)がG.729などの40kbps以下の低レートコーディックを実装していないために、メディアネゴシエーションに失敗した場合は、固定電話(ユーザA)と携帯電話(ユーザB)の双方が実装し得る最低レートの音声コーディックによってメディアネゴシエーションを図ることができる。また、既に最低レートの音声コーディックであって、コーデックレートをそれ以下に下げられない場合は、QoSコントローラ7は何も行わないものとする。
<本発明のまとめ>
上記の実施の形態1及び実施の形態2で述べたように、本発明のQoS制御システムは、通信サービスを提供する送信装置、通信サービスを享受する受信装置、及び送信装置と受信装置を接続する中間ノードの全ての装置又は一部の装置に対して、それぞれ、QoSコントローラを設置し、提供する通信サービスの種別に応じたユーザQoSをそれぞれのQoSコントローラに定義しておく。これにより、QoSコントローラは、ユーザQoS及びハードウェアの性能や種類や形態によって、提供する通信サービスの品質保証条件である所要QoS(例えば、所要伝送レート、許容遅延、許容パケットエラー率、及び許容ジッタなど)を定義することができる。
また、QoSコントローラは、ユーザQoS及びハードウェアの性能や種類や形態によって、通信サービスの提供に必要なプロトコルスタック及びパラメータを定義することができる。したがって、QoSコントローラを備えた送信装置、受信装置、及び中間ノードは、OSI7階層モデルに相当するプロトコルスタックを定義して、それぞれの階層ごとにQoS制御を行うことができる。これによって、送信装置、受信装置、及び中間ノードは、定期的に、それぞれの階層ごとの動作状態をQoSコントローラに報告することができる。
したがって、QoSコントローラは、ある階層の状態悪化に起因した通信サービスの品質劣化を検出した場合は、該当する階層又は他の階層のパラメータを適宜に更新して通信サービスの品質回復を図ることができる。例えば、物理層においてフェージングの影響によって回線状態が劣化した場合は、アプリケーション層のパラメータを更新して通信サービスの品質回復を図ることができる。なお、QoSコントローラは、パラメータを更新するときには物理層のパラメータから優先して更新し、その階層のパラメータの更新が困難な場合には上位の階層のパラメータ更新を試みる。
以上説明したように、本発明に係るQoS制御システムは、各ハードウェアに通信サービスの品質保証を行うQoSコントローラを設置して、通信サービスを提供するユーザQoSをレイヤごとに設定しているので、全てのレイヤを包含して通信サービスの品質保証を行うことができる。したがって、通信品質レベルの高い通信分野に有効に利用することができる。
本発明のQoS制御システムを実現するためのネットワークの構成図 図1に示すネットワークにおける各要素のレイヤ構成を示す図 本発明に適用されるQoSコントローラと各レイヤとの関係を示す図 図3に示すQoSコントローラが行う各レイヤの監視項目及び制御項目を示す図 図3に示すQoSコントローラが行うレイヤ毎のQoS制御項目を示す図 本発明に適用されるQoSコントローラの構成図 図6に示すQoSコントローラで実行されるユーザQoSと通信サービスの内容との関係を示す図 本発明における実施の形態2のQoS制御システムにおいて、携帯電話(ユーザB)にVoIPの初期設定を行う様子を示す概念図 本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われるレイヤごとの制御項目を示す図 本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われる各レイヤからのVoIPの状態報告の様子を示す図 本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われる物理層のQoS制御の流れを示す図 本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われるデータリンク層のQoS制御の流れを示す図 本発明における実施の形態2のQoS制御システムで行われるプレゼンテーション層(アプリケーション層)のQoS制御の流れを示す図
符号の説明
1 モバイル・ノード(MN)
2 コレスポンド・ノード(CN)
3 インターネット網
4 アクセスポイント(AP)
5、6 ルータ
7 QoSコントローラ
11 アプリケーション層インターフェース(アプリケーション層)
12 トランスポート層インターフェース(トランスポート層)
13 ネットワーク層インターフェース(ネットワーク層)
14 データリンク層インターフェース(データリンク層)
15 物理層インターフェース(物理層)
16 プロトコル決定器
17 QoS算出器
18 情報判定器
19 制御回路
20 通信品質保持回路
21 ハードウェア情報保持回路

Claims (8)

  1. OSI階層の各階層を包含して通信サービスの品質保証を行うQoS制御システムであって、
    前記通信サービスを提供する送信装置、前記通信サービスを享受する受信装置、及び前記送信装置と前記受信装置を接続する中間装置の少なくとも1つの装置に設置されて、前記通信サービスの品質保証を実現するQoSコントローラを備え、
    前記QoSコントローラを備えた装置が、前記通信サービスの種別に応じてユーザに該当する通信サービスを提供するためのユーザQoSを定義していることを特徴とするQoS制御システム。
  2. 前記QoSコントローラは、前記ユーザQoS、及び前記QoSコントローラを備えた装置のハードウェアの性能、種類、形態の少なくとも1つによって、提供される前記通信サービスの品質保証を実現するための所要QoSを定義していることを特徴とする請求項1に記載のQoS制御システム。
  3. 前記所要QoSは、所要伝送レート、許容遅延、許容パケットエラー率、及び許容ジッタの少なくとも1つであることを特徴とする請求項2に記載のQoS制御システム。
  4. 前記QoSコントローラは、前記ユーザQoS、及び前記QoSコントローラを備えた装置のハードウェアの性能、種類、形態の少なくとも1つによって、提供される前記通信サービスの品質保証を実現するために必要なプロトコルスタック及びパラメータを定義していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のQoS制御システム。
  5. 前記プロトコルスタックは、前記QoSコントローラを備えた装置のOSI階層モデルの各階層ごとにQoS制御を行うように定義されていることを特徴とする請求項4に記載のQoS制御システム。
  6. 前記OSI階層モデルの各階層は、定期的に自己の状態を前記QoSコントローラに通知することを特徴とする請求項5に記載のQoS制御システム。
  7. 前記QoSコントローラは、任意の階層の状態悪化に起因した前記通信サービスの品質劣化を検出したとき、当該階層又は他の階層のパラメータを更新して前記通信サービスの品質回復を図ることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のQoS制御システム。
  8. 前記QoSコントローラは、前記パラメータの更新を行う際に、最下位の物理層のパラメータから優先的に更新を実行し、当該階層におけるパラメータの更新が困難なときに上位の階層のパラメータの更新を試みることを特徴とする請求項7に記載のQoS制御システム。
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