JP2006148668A - 利用回数限定情報移転システム、および利用回数限定情報移転プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 2つの分散データと2つの分散鍵パラメータから元情報を復元できる設定において、秘密分散法により、利用回数より1多い数の分散鍵パラメータを利用して元情報を利用回数より1多い数の分散データに分散する。1回利用されるごとに、1つの分散データに利用ログを上書きして消去し、1つの分散鍵パラメータを削除する。これを繰り返すと、利用回数分の利用があると、残りの分散データと分散鍵パラメータとからは元情報を復元することができなくなり、元情報に基づく利用ができなくなる。
【選択図】 図2
Description
また、上記特許文献3のようにサーバに接続し照合用の情報やコンテンツの利用回数を含めてサーバから設定することが考えられるが、設定機器毎に照合用の情報を毎回サーバからネットワークを介して設定する場合には、セキュリティなどを考慮して設定が行われるために時間がかかるという問題や、サーバ側に照合用の情報を常に保持しなければならないという問題が生じる。また、利用回数を設定機器側で保持するため、利用回数の書き換えなどによる不正が起るという問題もある。
請求項3によれば、さらに、残っている分散データを利用して元情報を復元することができなくなった場合には残っている分散データを削除するので、メモリ容量の有効活用が図られる。
請求項6によれば、元情報に基づく利用があると分散データを削除するので、元情報に基づく利用の不正を防止することができる。
図1は本発明の実施の形態における利用回数限定情報移転システムのシステム構成図である。図1に示すように、利用回数限定情報移転システム1は、設定元機器2と設定先機器3とを有し、これらはオフラインで情報の交換を行う。設定先機器3は店舗に設けられた端末装置(以下、店舗端末という。)5との間でオフラインで情報の交換を行う。また、設定先機器3には、ICチップ4との間でデータの送受信が可能になっている。なお、設定元機器2が移転元機器に対応し、設定先機器3とICチップ4とが移転先機器に対応する。なお、店舗でサービスを受けるために必要なプログラムはサービスを受けるときに店舗端末5から取得する。
なお、本実施の形態では、2つの分散鍵パラメータと2つの分散データとを利用して元情報を復元することができる設定の場合を対象とする。
元情報を(2,4)とする。分散鍵パラメータp1,p2,p3,p4を、夫々、(1,0)T,(1,1)T,(1,2)T,(1,3)Tとする。
((1,0),(1,1),(1,2),(1,3))T×(2,4)T=(2,6,10,4)T
から、分散データd1,d2,d3,d4は、夫々、(2),(6),(10),(4)となる。
尚、ここでの行列演算は任意の既約多項式を整数に割り当てているため、加算結果はモジュロ2の演算をし、積算結果は既約多項式で割った余りを適用している。
元情報の復元は、例えば、分散データd1,d3と、分散鍵パラメータp1,p3とを利用する場合、
[((1,0),(1,2))T]×(2,10)T=(2,4)T
として行われる。
CPU21は、演算や制御を行う中央演算装置である。メモリ22は、システムプログラムや図13に示す処理手順を設定元機器2に実行させるプログラムなどやその他各種情報が記憶されている半導体メモリである。入力部23は、数字キーなどで構成される入力装置である。表示部24は、液晶ディスプレイなどで構成される表示装置である。通信部25は、設定先機器3などとの間でアンテナ26を介してデータの送受信を行う。尚、アンテナ26は電波、磁場、光、音、人体などを介して送受信できる。
入力部2cは、ユーザがサービスIDや設定先機器情報を入力する際に利用するものであり、入力されたサービスIDと設定先機器情報とをID情報抽出部2dへ出力する。
分散データ作成部2fは、ID情報入力部2dから入力されるID情報と分散鍵パラメータ生成部2eから入力される分散鍵パラメータとを利用して各分散鍵パラメータと1対1に対応する分散データを作成し、作成した分散データに1対1の関係にある分散鍵パラメータの分散番号を割り当てて分散データ暗号部2iへ出力する。なお、作成される分散データの数は利用回数より1多い数である。
分散データ暗号部2iは、分散データ作成部2fから入力される各分散データを暗号鍵抽出部2gから入力される暗号鍵を利用して暗号化を行い、各暗号化した分散データ(暗号化分散データ)に元の分散データの分散番号を割り当てて応答情報作成部2kへ出力する。
応答情報作成部2kは、情報要求受信部2jから移転情報の送信要求が入力されると、ID情報抽出部2dから入力されるサービスID、暗号鍵抽出部2gから入力される鍵ID、分散鍵パラメータ暗号部2hから入力される各暗号化分散鍵パラメータとその分散番号、および分散データ暗号部2iから入力される各暗号化分散データとその分散番号を含む応答情報を作成し、作成した応答情報を応答情報送信部2lへ出力する。
応答情報送信部2lは、応答情報作成部2kから入力される応答情報を、設定先機器3へ送信する。
CPU31は、演算や制御を行う中央演算装置である。メモリ32は、システムプログラムや図14や図16に示す処理手順を設定先機器3に実行させるプログラムなどやその他各種情報が記憶されている半導体メモリである。入力部33は、数字キーなどで構成される入力装置である。表示部34は、液晶ディスプレイなどで構成される表示装置である。通信部35は、設定元機器2などとの間でアンテナ36を介してデータの送受信を行う。入出力インターフェース37は、設定先機器3に接続されるICチップ4などとの間でデータの送受信を行う。尚、アンテナ36は電波、磁場、光、音、人体などを介して送受信できる。
分散データ記憶部3bは、図8に示すように、暗号化分散データとこの暗号化分散データの分散番号をサービスIDと鍵IDとに対応させて記憶する。
パスワード照合部3dは、パスワード入力部3cから入力されるパスワードとパスワード記憶部3aに記憶されているパスワードとの照合を行い、パスワードが正しいものであれば、表示部(図7には不図示)にユーザがID情報の設定か、ID情報の利用かを指定するためのダイアログを表示する。
設定利用処理部3fは、設定利用入力部3eから入力される信号が「ID情報の設定」の場合には、移転情報の送信を要求するための移転情報の送信要求を作成して情報要求送信部3gへ出力する。また、設定利用処理部3fは、設定利用入力部3eから入力される信号が「ID情報の利用」の場合には、サービスIDを分散データ抽出部3nへ出力する。
情報要求送信部3gは、設定利用処理部3fから入力される移転情報の送信要求を設定元機器2へ送信する。
応答情報処理部3iは、応答情報受信部3hから入力される応答情報に含まれるサービスID、鍵ID、および各暗号化分散データと各暗号化分散データの分散番号とを分散データ登録部3lへ出力する。また、応答情報処理部3iは、復元されるID情報の全てが一致するかの確認を要求するための同一確認要求(応答情報に含まれている、サービスID、鍵ID、各暗号化分散鍵パラメータと各暗号化分散鍵パラメータの分散番号、各暗号化分散データと各暗号化分散データの分散番号、を含む。)を同一確認要求送信部3jへ出力する。
同一確認要求送信部3jは、応答情報処理部3iから入力される同一確認要求をICチップ4へ送信する。
分散データ登録部3lは、同一確認応答受信部3kから入力される同一確認応答が復元したID情報が全て同一であったことを示す場合には、応答情報処理部3iから入力されるサービスIDと鍵IDとに各暗号化分散データと各暗号化分散データの分散番号とを対応させて分散データ記憶部3bに保存する。
分散データ抽出部3nは、ID情報要求受信部3mからID情報の送信要求が入力されると、設定利用処理部3fから入力されるサービスIDを利用してこれに対応して分散データ記憶部3bに記憶されている鍵IDおよび2つの暗号化分散データと暗号化分散データの分散番号とを抽出する。そして、分散データ抽出部3nは、ICチップ4にID情報の復元を要求するための復元要求(入力されるサービスID、抽出した鍵ID、抽出した2つの暗号化分散データと暗号化分散データの分散番号とを含む)を復元要求送信部3oへ出力する。また、分散データ抽出部3nは入力されたサービスIDおよび抽出した一つの暗号化分散データとこの分散番号とを分散データ上書消去部3uへ出力する。
さらに、分散データ抽出部3nは分散データ上書消去部3uへ出力したサービスIDおよび分散番号を確認結果処理部3tへ出力する。
復元要求送信部3oは、分散データ抽出部3nから入力される復元要求をICチップ4へ送信する。
復元ID照合要求作成部3qは、店舗端末5に対して復元されたIDの照合を要求する、復元応答受信部3pから入力される復元応答に含まれるID情報を含む復元ID照合要求を作成し、作成した復元ID照合要求を復元ID照合要求送信部3rへ出力する。
復元ID照合要求送信部3rは、復元ID照合要求作成部3qから入力される復元ID照合要求を店舗端末5へ送信する。
確認結果処理部3tは、復元ID照合応答受信部3sから入力される復元ID照合応答がID情報が正しかったことを示す場合、それに含まれる利用ログを分散データ上書消去部3uへ出力する。また、確認結果処理部3tは、ICチップ4に対して暗号化分散鍵パラメータの削除を要求する、分散データ抽出部3nから入力されるサービスIDと分散番号とを含む分散鍵パラメータ削除要求を作成して分散鍵パラメータ削除要求部3xへ出力する。
分散データ数判定部3vは、分散データ記憶部3bに記憶されている分散データ上書消去部3uから入力される判定要求に含まれているサービスIDの暗号化分散データの数がID情報を復元するために必要な2以上あるか否かを判定し、2未満の場合には暗号化分散データの削除を要求する削除要求(サービスIDを含む。)を残分散データ消去部3wへ出力する。
残分散データ消去部3wは、分散データ数判定部3vから入力される削除要求に含まれるサービスIDに対応して分散データ記憶部3bに記憶されている暗号化分散データを削除する。
分散鍵パラメータ記憶部4bは、図10に示すように、サービスIDに対応させて暗号化分散鍵パラメータとこの分散番号とを記憶するものである。
同一確認要求処理部4dは、同一確認要求受信部4cから入力される同一確認要求に含まれる鍵IDを解除鍵抽出部4eへ出力する。また、同一確認要求処理部4dは、同一確認要求に含まれる各暗号化分散鍵パラメータと対応する分散番号とを分散鍵パラメータ復号部4fへ出力し、同一確認要求に含まれる各暗号化分散データと対応する分散番号とを分散データ復号部4gへ出力する。さらに、同一確認要求処理部4dは、同一確認要求に含まれるサービスID、各暗号化分散鍵パラメータ、および各暗号化分散鍵パラメータの分散番号を分散鍵パラメータ登録部4jへ出力する。
分散鍵パラメータ復号部4fは、同一確認要求処理部4dから入力される各暗号化分散鍵パラメータを、解除鍵抽出部4eから入力される解除鍵を利用して復号し、復号した各分散鍵パラメータと対応する分散番号とをID情報復元部4hへ出力する。
分散データ復号部4gは、同一確認要求処理部4dから入力される各暗号化分散データを、解除鍵抽出部4eから入力される解除鍵を利用して復号し、復号した各分散データと対応する分散番号とをID情報復元部4hへ出力する。
例えば、4つの分散データdata1,data2,data3,data4と、4つの分散鍵パラメータpara1,para2,para3,para4とがある場合、分散データdata1,data2とこれらに対応する分散鍵パラメータpara1,para2とを利用してID情報を復元し、分散データdata2,data3とこれらに対応する分散鍵パラメータpara2,para3とをID情報を復元し、分散データdata3,data4とこれらに対応する分散鍵パラメータpara3,para4とを利用してID情報を復元する。
同一確認応答送信部4kは、ID情報確認部4iから入力される同一確認応答を設定先機器3へ送信する。
復元要求処理部4mは、復元要求受信部4lから入力される復元要求に含まれる鍵IDを解除鍵抽出部4nへ出力し、復元要求に含まれるサービスIDと2つの分散番号とを分散鍵パラメータ抽出部4oへ出力し、復元要求に含まれる2つの暗号化分散データを分散データ復号部4pへ出力する。
分散鍵パラメータ抽出部4oは、復元要求処理部4mから入力されるサービスIDと2つの分散番号とを利用して、このサービスIDに対応して分散鍵パラメータ記憶部4bに記憶されている各分散番号の暗号化分散鍵パラメータを抽出し、抽出した2つの暗号化分散鍵パラメータを分散鍵パラメータ復号部4qへ出力する。
分散鍵パラメータ復号部4qは、分散鍵パラメータ抽出部4oから入力される2つの暗号化分散鍵パラメータの夫々を、解除鍵抽出部4nから入力される解除鍵を利用して復号し、復号した各分散鍵パラメータをID情報復元部4rへ出力する。
復元応答送信部4sは、ID情報復元部4rから入力される復元応答を設定先機器3へ送信する。
分散鍵パラメータ削除部4uは、分散鍵パラメータ削除要求受信部4tから入力される分散鍵パラメータ削除要求に含まれるサービスIDと分散番号を利用して、このサービスIDに対応して分散鍵パラメータ記憶部4bに記憶されているこの分散番号の暗号化分散鍵パラメータを削除する。そして、分散鍵パラメータ削除部4uは、分散鍵パラメータ数判定部4vへ、入力されたサービスIDの暗号化分散データの数の判定を要求するための判定要求(サービスIDを含む。)を出力する。
残分散鍵パラメータ削除部4wは、分散鍵パラメータ数判定部4vから入力される削除要求に含まれるサービスIDに対応して分散鍵パラメータ記憶部4bに記憶されている暗号化分散鍵パラメータを削除する。
ID情報要求作成部5bは、検知部5aから検知信号があると、設定先機器3にID情報の送信を要求するためのID情報の送信要求を作成し、作成したID情報の送信要求をID情報要求送信部5cへ出力する。
ID情報要求送信部5cは、ID情報要求作成部5bから入力されるID情報の送信要求を設定先機器3へ送信する。
復元ID照合要求受信部5eは、設定先機器3からID情報の送信要求に対する応答としての復元ID照合要求を受信し、受信した復元ID照合要求をID情報照合部5fへ出力する。
ID情報照合部5fは、復元ID照合要求受信部5eから入力される復元ID照合要求に含まれるID情報とID情報記憶部5dに記憶されているID情報との照合を行い、ID情報が正しいか否かを示す確認結果を復元ID照合応答作成部5hへ出力するとともに、ID情報が正しい場合には利用ログの生成要求を利用ログ生成部5gへ出力する。
利用ログ生成部5gは、ID情報照合部5fから利用ログの生成要求が入力されると、利用ログを生成し、生成した利用ログを復元ID照合応答作成部5hへ出力する。
復元ID照合応答送信部5iは、復元ID照合応答作成部5hから入力される復元ID照合応答を設定先機器3へ送信する。
図13は図1の設定元機器2がID情報の設定時に行う処理の流れを示すフローチャートである。
まず、設定元機器2はユーザが入力部2cを利用してサービスIDと設定先機器情報の入力を待ち(ステップS101)、ID情報抽出部2dは、サービスIDと設定先機器情報とが入力部2cから入力されると、入力されたサービスIDと設定先機器情報に対応してID情報記憶部2aに記憶されているID情報と利用回数とを抽出する(ステップS102)。
まず、設定先機器3はユーザがパスワード入力部3cを利用してパスワードを入力するのを待ち、パスワード照合部3dはパスワード入力部3cからパスワードが入力される(ステップS201)と、入力されたパスワードをパスワード記憶部3aに記憶されているパスワードと照合し、パスワードが正しいか否かを判定する(ステップS202)。パスワードが正しくなければ(S202:NO)、再度ユーザがパスワードを入力するのを待つために、ステップS201へ戻る。一方、パスワードが正しければ(S202:YES)、ユーザにID情報の設定か利用かを指定させるダイアログが表示され、ステップS203の処理へ進む。
まず、ICチップ4は設定先機器3から同一確認要求の受信を待ち、同一確認要求受信部4cにより同一確認要求が受信される(ステップS301)とステップS302へ進む。解除鍵抽出部4eは、受信された同一確認要求に含まれる鍵IDに対応して解除鍵記憶部4aに記憶されている解除鍵を抽出する(ステップS302)。
図16は図1の設定先機器3がID情報の利用時に行う処理の流れを示すフローチャートである。
まず、設定先機器3はユーザがパスワード入力部3cを利用してパスワードを入力するのを待ち、パスワード照合部3dはパスワードがパスワード入力部3cから入力される(ステップS401)と、入力されたパスワードをパスワード記憶部3aに記憶されているパスワードと照合し、パスワードが正しいか否かを判定する(ステップS402)。パスワードが正しくなければ(S402:NO)、再度ユーザがパスワードを入力するのを待つために、ステップS401へ戻る。一方、パスワードが正しければ(S402:YES)、ユーザにID情報の設定か利用かを指定させるダイアログが表示され、ステップS403の処理へ進む。
ICチップ4は設定先機器3から復元要求の受信を待ち、復元要求受信部4lにより復元要求が受信される(ステップS501)とステップS502へ進む。分散鍵パラメータ抽出部4oは、受信された復元要求に含まれるサービスIDに対応して分散鍵パラメータ記憶部4bに記憶されている復元要求に含まれる2つの分散番号の夫々の暗号化分散鍵パラメータを抽出する(ステップS502)。解除鍵抽出部4nは復元要求に含まれる鍵IDに対応して解除鍵記憶部4aに記憶されている解除鍵を抽出する(ステップS503)。
ID情報要求作成部5bは検知部5aにより設定先機器3が検知されるとID情報の送信要求を作成し、このID情報の送信要求がID情報要求送信部5cから設定先機器3へ送信される(ステップS601)。そして、店舗端末5は、ID情報の送信要求に対する応答として、設定先機器3からID情報を含む復元ID照合要求の受信を待ち、復元ID照合要求受信部5eにより復元ID照合要求が受信される(ステップS602)とステップS603へ進む。
さらに、残っている分散鍵パラメータと分散データとを利用してID情報を復元することができなくなった場合に残っている暗号化分散鍵パラメータと暗号化分散データを削除するので、メモリ容量の有効活用が図られる。
例えば、上記実施の形態においては、利用回数より1多い数の分散データとこれと1対1に対応する分散鍵パラメータを作り、2つの分散データと2つの分散鍵パラメータからID情報を復元する場合を対象としているが、これに限らず、次のような場合であってもよい。
利用回数より(n−1)多い数の分散データとこれと1対1に対応する分散鍵パラメータとを作り、n個の分散データとn個の分散鍵パラメータからID情報を復元することができる場合を対象としてもよい。この場合、1回の利用で削除する分散データや分散鍵パラメータの数は1つである。
上記実施の形態では、元情報の復元の際に利用する分散データ数が常に同じであるが、予めルールを決めておけば、毎回同じ分散データ数を利用しなくてもよい。
また、上記実施の形態では、設定先機器と設定元機器が別々の機器になっているが、同一機器内のメモリの場所を別々にして、ID情報のデータの保護のために情報を変換して保持してもよい。
また、利用回数の制限を解除する場合は、例えば2つの分散鍵パラメータと2つの分散データを生成・利用し、分散鍵パラメータの消去などを行わなくてもよい。
Claims (6)
- 移転元機器から移転先機器へ元情報を該元情報に基づく利用回数を限定して移転する利用回数限定情報移転システムであって、
前記移転元機器は、
元情報と該元情報に基づく利用回数を記憶する元情報記憶手段と、
前記元情報記憶手段に記憶されている利用回数から利用回数に応じた数の分散鍵パラメータを生成する分散鍵パラメータ生成手段と、
前記元情報記憶手段に記憶されている元情報と前記分散鍵パラメータ生成手段により生成される各分散鍵パラメータとに基づいて前記分散鍵パラメータと同数の分散データを作成する分散データ作成手段と、
前記分散鍵パラメータ生成手段により生成される各分散鍵パラメータと前記分散データ作成手段により作成される各分散データとを前記移転先機器へ送信する元情報送信手段と、
を備え、
前記移転先機器は、
前記移転元機器により送信される各分散鍵パラメータと各分散データとを受信する元情報受信手段と、
前記元情報受信手段により受信される各分散鍵パラメータを記憶する分散鍵パラメータ記憶手段と、
前記元情報受信手段により受信される各分散データを記憶する分散データ記憶手段と、
前記分散鍵パラメータ記憶手段に記憶されている元情報の復元に必要な数の分散鍵パラメータと、前記分散データ記憶手段に記憶されている前記元情報の復元に必要な数の分散データとを利用して元情報を復元する元情報復元手段と、
元情報に基づく利用があると、前記元情報復元手段により利用される分散データのうち残りの利用回数を1回減らすために必要な数の分散データを前記分散データ記憶手段から削除する分散データ削除手段と、
を備えたことを特徴とする利用回数限定情報サービス移転システム。 - 前記元情報の復元に必要な数がnであり、前記利用回数に応じた数が利用回数に(n−1)加算した値である場合、前記残りの利用回数を1回減らすのに必要な数は1であることを特徴とする請求項1に記載の利用回数限定情報移転システム。
- 前記移転先機器が、
前記分散データ記憶手段に記憶されている分散データの数が前記元情報の復元に必要な数より少ない場合、前記分散データ記憶手段に記憶されている分散データを削除する残分散データ削除手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の利用回数限定情報移転システム。 - 前記元情報の復元に必要な数がnであり、前記利用回数に応じた数が利用回数のn倍である場合、前記残りの利用回数を1回減らすのに必要な数は前記nであることを特徴とする請求項1に記載の利用回数限定情報移転システム。
- コンピュータを、
元情報と該元情報に基づく利用回数を記憶する元情報記憶手段、
前記元情報記憶手段に記憶されている利用回数から利用回数に応じた数の分散鍵パラメータを生成する分散鍵パラメータ生成手段、
前記元情報記憶手段に記憶されている元情報と前記分散鍵パラメータ生成手段により生成される各分散鍵パラメータとに基づいて前記分散鍵パラメータと同数の分散データを作成する分散データ作成手段、および
前記分散鍵パラメータ生成手段により生成される各分散鍵パラメータと前記分散データ作成手段により作成される各分散データとを前記元情報を移転する先の移転先機器へ送信する元情報送信手段、
として機能させることを特徴とする利用回数限定情報移転プログラム。 - コンピュータを、
元情報を移転する元の移転元機器から各分散鍵パラメータと各分散データとを受信する元情報受信手段、
前記元情報受信手段により受信される各分散鍵パラメータを記憶する分散鍵パラメータ記憶手段、
前記元情報受信手段により受信される各分散データを記憶する分散データ記憶手段、
前記分散鍵パラメータ記憶手段に記憶されている元情報の復元に必要な数の分散鍵パラメータと、前記分散データ記憶手段に記憶されている前記元情報の復元に必要な数の分散データとを利用して元情報を復元する元情報復元手段、および
元情報に基づく利用があると、前記元情報復元手段により利用される分散データのうち残りの利用回数を1回減らすために必要な数の分散データを前記分散データ記憶手段から削除する分散データ削除手段、
として機能させることを特徴とする利用回数限定情報移転プログラム。
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