JP2006147516A - 平板蛍光ランプ及びこれを有する液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 輝度均一度を向上させることができる平板蛍光ランプ及びこれを有する液晶表示装置を提供する。
【解決手段】 平板蛍光ランプは、第１基板、第１基板と結合され放電空間を形成する第２基板、及び第２基板の外面に放電空間と交差するように形成された外部電極を含む。外郭と隣接する放電空間に対応する第２基板の第１領域は、残りの放電空間に対応する第２基板の第２領域より薄い厚さを有する。従って、角部と隣接する上端及び下端の放電空間の輝度低下を補償し、平板蛍光ランプから出射される光の輝度均一性及び外観品質を向上させることができる。
【選択図】 図１

Description

本発明は平板蛍光ランプ及びこれを有する液晶表示装置に関し、より詳細には画像を表示するための光を発生する平板蛍光ランプ及びこれを有する液晶表示装置に関する。

一般に、液晶表示装置は、液晶を用いて画像を表示する平板表示装置の一つとして、他の表示装置に比べて薄くて軽く、低駆動電圧及び低消費電力であるという長所があって、産業全般にかけて幅広く使用されている。
このような液晶表示装置は、画像を表示するための液晶パネルが自発的に発光することができない非発光性素子であるので、液晶パネルに光を供給するための別途の光源を必要とする。
従来の光源としては、細くて長い円筒形状の冷陰極線管蛍光ランプ（ＣＣＦＬ）が主に使用されてきた。しかし、液晶表示装置が大型化することにつれて、要求される冷陰極線管蛍光ランプの数が増加し、これにより、製造原価が増加し、輝度均一性などの光学特性も低下するという問題点が発生していた。
このような問題点を解消するために、最近では面形態に光を直接出射する平板蛍光ランプについての開発が進行している。平板蛍光ランプは、複数の放電空間に分割された内部空間を有するランプ本体と、ランプ本体に放電電圧を印加するための電極と、を含む。このような平板蛍光ランプは、インバータから電極に印加される放電電圧によってそれぞれの放電空間でプラズマ放電を起こす。このとき、ランプ本体の内部に形成されている蛍光膜は、プラズマ放電によって発生した紫外線によって励起され可視光を発生する。

しかし、平板蛍光ランプの駆動の際、放電空間のうち角部と最も隣接した上端及び下端（外部電極の両端部）に位置する放電空間の輝度が、他の放電空間の輝度に比べて低下するという問題点が発生していた。特に、面光源装置を収納容器及び部品と結合してバックライトアセンブリで製作する場合、このような輝度不均一の問題はさらに浮き彫りになり、これにより液晶表示装置の輝度均一度及び外観品質を低下させるという問題点が発生する。
従って、本発明はこのような問題点を勘案したもので、本発明の目的は、出射される光の輝度均一性を向上させ、外観品質を向上させることができるという平板蛍光ランプを提供することにある。
本発明の他の目的は前記のような平板蛍光ランプを有する液晶表示装置を提供することにある。

前述した本発明の目的を達成するための平板蛍光ランプは、第１基板、第２基板及び第１外部電極を含む。前記第２基板は前記第１基板と結合され複数の放電空間を形成する。このとき、角部と隣接する放電空間に対応する第２基板の第１領域は残りの放電空間に対応する第２基板の第２領域より薄い厚さを有する。前記第１外部電極は前記第２基板の外面に前記放電空間と交差するように形成される。前記第１領域及び前記第２領域は前記第１外部電極に対応する。
前記平板蛍光ランプは、前記第１基板の外面に、前記第１外部電極と対応するように形成された第２外部電極をさらに含むことができる。このとき、前記第１領域に対応する第１基板の第３領域は前記第２領域に対応する第１基板の第４領域より薄い厚さを有する。前記第３領域及び前記第４領域は前記第２外部電極と対応する。

本発明の他の目的を達成するための液晶表示装置は、平板蛍光ランプ、インバーター及び液晶表示パネルを含む。平板蛍光ランプは第１基板、前記第１基板と結合され複数の放電空間を形成すると共に角部と隣接する放電空間に対応する第１領域が残りの放電空間に対応する第２領域より薄い厚さに形成された第２基板及び前記第２基板の外面に前記放電空間と交差されるように形成された第１外部電極を含む。前記インバータは、前記平板蛍光ランプを駆動するための放電電圧を出力する。前記液晶パネルは、前記平板蛍光ランプから出射される光を用いて画像を表示する。
このような平板蛍光ランプ及びこれを有する液晶表示装置によると、角部と隣接する上端及び下端の放電空間の輝度低下を補償し、平板蛍光ランプから出射される光の輝度均一性及び外観品質を向上させることができる。

以下、図面を参照して本発明の望ましい一実施形態をより詳細に説明する。
図１は本発明の一実施形態による平板蛍光ランプを示す分解斜視図であり、図２は図１の結合された平板蛍光ランプをＩ−Ｉ’線に沿って切断した断面図であり、図３は図１の結合された平板蛍光ランプをII−II’線に沿って切断した断面図であり、図４は図１の隔壁が結合された第２基板を示す平面図である。
図１ないし図４に示すように、本発明の一実施形態による平板蛍光ランプ１００は、第１基板１１０、第２基板１２０及び第１外部電極１３０を含む。
第１基板１１０は矩形のプレート形状を有し、可視光を透過させる透明な材質からなる。一例で、第１基板１１０は透明なガラス材質からなる。第１基板１１０は内部空間で発生した紫外線が漏洩しないように、紫外線を遮断する物質を含むことができる。

第２基板１２０は、第１基板１１０に対向するように結合され、複数の放電空間１６０を形成する。第２基板１２０は、第１基板１１０と同一の矩形のプレート形状を有する。第２基板１２０は、一例で、ガラス材質からなる。第２基板１２０は紫外線を遮断する物質を含むことができる。
第１外部電極１３０は、第１基板１２０の外面において全ての放電空間１６０と交差するように形成される。また、第１外部電極１３０は各隔壁１５０の長さ方向の両端部に対応する位置に形成される。第１外部電極１３０は、隔壁１５０の長さ方向に垂直な方向に延長され、全ての放電空間１６０と重畳される。第１外部電極１３０は長さ方向に沿って同一の幅を有する。第１外部電極１３０は、一例で、銀と酸化シリコン（ＳｉＯ_２）の混合物である銀ペーストをコーティングすることによって形成する。他にも、第１外部電極１３０は銅、ニッケル、銀、金、アルミニウム、クロムなどの金属物質のうちいずれか一つ以上の金属物質からなる金属パウダーを、スプレーコーティングする方式によって形成することができる。第１外部電極１３０の外面には、この第１外部電極１３０を保護するための絶縁膜(図示せず)をさらに形成してもよい。

平板蛍光ランプ１００は、第１基板１１０と第２基板１２０との間の周縁部位を密封し、内部空間を形成するための密封部材１４０、及び第１基板１１０と第２基板１２０との間に配置され、前記内部空間を複数の放電空間１６０に分割する少なくとも一つの隔壁１５０をさらに含むことができる。密封部材１４０は、一例で、第１基板１１０及び第２基板１２０と同一のガラス材質からなり、ガラスより低い融点を有するガラスと金属との混合物であるフリットなどの接着剤を介して、第１基板１１０及び第２基板１２０と結合される。隔壁１５０は互いに同一の方向に延長される棒形状を有し、互いに並んで等間隔に配置される。隔壁１５０は、一例で、密封部材１４０と同一のガラス材質からなり、フリットなどの接着剤を介して第１基板１１０及び第２基板１２０と結合される。他にも、隔壁１５０はディスペンサーによって形成することもできる。隔壁１５０は内部空間に注入された放電ガスが放電空間１６０に均一に分布することができるようにするために、長さ方向の両端部のうち少なくとも一つの端部が密封部材１４０と離隔されるように形成される。一例で、隔壁１５０は蛇行構造に配置される。即ち、互いに隣接する隔壁１５０のうち、一つの隔壁１５０は長さ方向の一端部が密封部材１４０と離隔され、他の一つの隔壁１５０は長さ方向の他端部が密封部材１４０と離隔され形成される。他にも、隔壁１５０は両端部が密封部材１４０に密着した状態で、放電ガスの移動のための開口部を隔壁の所定部位に形成するようにしてもよい。

本実施形態において、第２基板１２０は角部と隣接する放電空間１６０に対応する第１領域ＲＥ１、及び角部と隣接する放電空間１６０を除いた放電空間１６０に対応する第２領域ＲＥ２とを含む。このとき、第１領域ＲＥ１及び第２領域ＲＥ２は、上記した第１外部電極１３０に対応するようになっている。第２基板１２０は、上記角部と隣接する放電空間１６０で発生する輝度低下を防止するために、第１領域ＲＥ１の第１厚さＴ１が第２領域ＲＥ２の第２厚さＴ２より薄く形成されている。具体的に、平板蛍光ランプ１００から発生する光の輝度は、電極部の容量性インピーダンスと密接した関係を有し、特に、放電空間１６０で流れる電流量に比例する。また、放電空間１６０で流れる電流量は、第２基板を間において第１外部電極１３０と放電空間１６０と間に形成されるキャパシタンスに比例し、前記キャパシタンスは第２基板１２０の厚さに反比例する。従って、第２基板１２０の厚さが薄くなると、キャパシタンスが増加し、放電空間１６０に流れる電流量が増加し、これにより発生する光の輝度が増加する。本実施形態において、相対的に輝度が低下する角部と隣接する放電空間１６０に対応する位置における第２基板１２０の厚さを薄く形成し輝度の低下を補償する。これのために、第２基板１２０には、第１領域ＲＥ１に対応して内面から外面方向に第１溝１２２が形成される。第１溝１２２の形成によって、第２領域ＲＥ２の第２厚さＴ２に比べて第１領域ＲＥ１の第１厚さＴ１が薄くなる。第１厚さＴ１は隣接する放電空間１６０との輝度偏差によって可変的に変更されることができる。一例で、第２基板１２０の第２領域ＲＥ２の第２厚さＴ２は約１．１ｍｍであり、第１領域ＲＥ１の第１厚さＴ１は約０．７ｍｍである。

一方、平板蛍光ランプ１００は、第２基板１２０の内面に形成された反射膜１７０、反射膜１７０の上部面と第１基板１１０の内面にそれぞれ形成された第１蛍光膜１８０、及び第２蛍光膜１９０をさらに含む。反射膜１７０は、第１蛍光膜１８０及び第２蛍光膜１９０から発生した可視光を反射させ、第２基板１２０を通じて可視光が漏洩することを防止する。反射膜１７０は反射率を向上させ、色座標の変化を減少させるための金属酸化物からなる。例えば、反射膜１７０は酸化アルミニウムＡｌ_２Ｏ_３または硫酸バリウムＢａＳＯ_４からなる。第１蛍光膜１８０及び第２蛍光膜１９０は、放電空間１６０でプラズマ放電を通じて発生した紫外線によって励起され可視光を放出する。第１蛍光膜１８０は、隔壁１５０の側面にも形成することができる。反射膜１７０、第１蛍光膜１８０及び第２蛍光膜１９０は、第１基板１１０と第２基板１２０との結合の前に、第１基板及び第２基板１２０にスプレイ方式によって薄い膜形態に形成される。このとき、反射膜１７０、第１蛍光膜１８０及び第２蛍光膜１９０は、隔壁１５０に対応する領域には形成されない。

図５は本発明の他の実施形態による平板蛍光ランプの断面図である。本実施形態において、第２基板を除いた残りの構成要素は、図１ないし図４に示されたのと同一の構造を有するので、同一の構成要素については同一の参照番号を使用し、その重複する説明は省略する。
図４及び図５に示すように、本発明の他の実施形態による平板蛍光ランプ２００は、第１基板１１０、第１基板１１０と結合され複数の放電空間１６０を形成する第２基板２２０、及び第２基板２２０の外面に各放電空間１６０の端部と交差するように形成された第１外部電極１３０を含む。
本実施形態において、第２基板２２０は、角部と隣接する放電空間１６０に対応する第１領域ＲＥ１、及び角部と隣接する放電空間１６０を除いた放電空間１６０に対応する第２領域ＲＥ２とを含む。このとき、第１領域ＲＥ１及び第２領域ＲＥ２は第１外部電極１３０と対応する位置となっている。第２基板２２０は、角部と隣接する放電空間１６０で発生する輝度低下を補償するために、第１領域ＲＥ１の第１厚さＴ１が第２領域ＲＥ２の第２厚さＴ２より薄く形成されている。第１厚さＴ１を第２厚さＴ２より薄く形成するために、第２基板２２０には第１領域ＲＥ１に対応して外面から内面の方向に第２溝２２２が形成されている。第１厚さＴ１は、隣接する放電空間１６０との輝度偏差によって可変的に変更することができる。一例で、第２基板２２０の第２領域ＲＥ２の第２厚さＴ２は約１．１ｍｍであり、第１領域ＲＥ１の第１厚さＴ１約０．７ｍｍである。

図６は本発明のさらにまた他の実施形態による平板蛍光ランプを示す分解斜視図であり、図７は図６のＩ−Ｉ’線に沿って切断した断面図である。本実施形態において、第１基板及び第２外部電極を除いた残りの構成要素は図１ないし図４に示されたのと同一の構造を有するので、同一の構成要素については同一の参照番号を使用し、その重複する詳細な説明は省略する。
図６及び図７に示すように、本発明のさらに他の実施形態による平板蛍光ランプ３００は、第１基板３１０、第１基板３１０と結合され放電空間１６０を形成する第２基板１２０、第２基板１２０の外面に形成された第１外部電極１３０、及び第１基板３１０の外面に形成された第２外部電極３２０を含む。
第２外部電極３２０は第１外部電極１３０と対応する位置に形成される。第２外部電極３２０は、第１外部電極１３０と同一の材質及び同一の形成方法によって第１基板３１０上に形成される。

第１基板３１０は、第２基板１２０の第１領域ＲＥ１に対応する第３領域ＲＥ３、及び第２基板１２０の第２領域ＲＥ２に対応する第４領域ＲＥ４を含む。このとき、第３領域ＲＥ３及び第４領域ＲＥ４は第２外部電極３２０の位置と対応する。第１基板３１０は角部と隣接する放電空間１６０で発生する輝度低下をさらに補償するために、第３領域ＲＥ３の第３厚さＴ３が第４領域ＲＥ４の第４厚さＴ４より薄く形成される。第３厚さＴ３を第４厚さＴ４より薄く形成するために、第１基板３１０には第３領域ＲＥ３に対応して内面から外面方向に第３溝３２２が形成される。第３厚さＴ３は隣接する放電空間１６０との輝度偏差によって可変的に変更することができる。一例で、第１基板３１０の第４領域ＲＥ４の第４厚さＴ４は約１．１ｍｍでありであり、第３領域ＲＥの第３厚さＴ３は約０．７ｍｍである。これとは異なり、第１基板３１０は第３領域ＲＥ３に対応して外面から内面方向に形成された溝を有することができる。

図８は本発明のさらに他の実施形態による平板蛍光ランプを示す分解斜視図であり、図９は図８の結合された平板蛍光ランプＩ−Ｉ’線に沿って切断した断面図であり、図１０は図８の結合された平板蛍光ランプをII−II’線に沿って切断した断面図である。
図８、図９及び図１０に示すように、本発明のさらに他の実施形態による平板蛍光ランプ４００は、第１基板４１０、第１基板４１０と結合され放電空間４４０を形成する第２基板４２０、及び第２基板４２０の外面に各放電空間４４０の端部と交差するように形成された第１外部電極４３０を含む。
第１基板４１０は、第２基板４２０と離隔され放電空間４４０を形成する放電空間部４１２と、互いに隣接する放電空間部４１２の間に形成され第２基板４２０と接する空間分割部４１４、及び放電空間部４１２と空間分割部４１４の端部位に形成され第２基板４２０と結合される密封部４１６とを含む。第１基板４１０は、放電空間４４０から発生した可視光が透過できる透明な材質からなる。一例で、第１基板４１０はガラス材質からなる。

第１基板４１０は成形加工によって形成される。即ち、プレート形状のベース基板を一定温度に加熱した後、所望する形状の金型を通じて前記ベース基板を成形することで、放電空間部４１２、空間分割部４１４及び密封部４１６を含む第１基板４１０を得ることが出きる。他にも、第１基板４１０はベース基板を加熱した後空気の吸入を通じて形状を加工するなどの多様な方法によって形成することができる。
第１基板４１０の断面は図９に示されたように、アーチ形状の放電空間４１２が連続的に連結される形態を有する。しかし、これとは違って、第１基板４１０は放電空間部４１２の断面が半円、矩形型、梯形などの多様な形態を有するように形成することができる。

第１基板４１０には互いに隣接する放電空間４４０を連結するための連結通路４５０が形成される。連結通路４５０は各空間分割部４１４に少なくとも一つ以上が形成される。連結通路４５０は放電空間４４０に存在する空気を排気するか、放電空間４４０に放電ガスを注入するとき、空気または放電ガスが移動することができるように通路を提供する。連結通路４５０は第１基板４１０の成形加工の際同時に形成される。連結通路４５０は隣接する放電空間４４０を互いに連結することさえできれば、多様な形状を有することができる。望ましくは、連結通路４５０はＳ字形状に撓まれた構造を有する。

第１基板４１０は接着部材４６０を介して第２基板４２０と結合される。一例で、接着部材４６０はガラスより低い融点を有するガラスと金属との混合物であるフリットからなる。第１基板４１０と第２基板４２０との間に密封部４１６に対応して接着部材４６０を介在させた後焼成することによって、第１基板４１０と第２基板４２０は互いに結合される。このとき、接着部材４６０は第１基板４１０と第２基板４２０との間の密封部４１６の位置のみに形成され、第２基板４２０と接する空間分割部４１４には形成されない。空間分割部４１４は平板蛍光ランプ４００の内部と外部と間の圧力差によって第２基板４２０に密着される。具体的に、第１基板４１０と第２基板４２０との結合の後放電空間４４０に存在する空気を排気し真空状態にし、以後、放電空間４４０にはプラズマ放電のための多様な種類の放電ガスが注入される。例えば、放電ガスは水銀、ネオン、アルゴン、などを含む。放電空間４４０に存在する放電ガスのガス圧は約6.7〜9.3ｋＰａ（約５０〜７０Torr）程度で、外部大気圧である約101ｋＰａ（約７６０Torr）と比較して圧力差が発生される。このような圧力差に起因して平板蛍光ランプ４００の外部から内部に向かう力が発生し、このような力によって空間分割部４１４は第２基板４２０に密着する。

第２基板４２０は角部と隣接する放電空間４４０に対応し、第１外部電極４３０に対応する第１領域ＲＥ１、及び角部と隣接する放電空間４４０を除いた残りの放電空間４４０に対応し、第１外部電極４３０に対応する第２領域ＲＥ２を含む。第２基板４２０は角部と隣接する放電空間４４０で発生する輝度低下を補償するために、第１領域ＲＥ１の第１厚さＴ１が第２領域ＲＥの第２厚さＴ２より薄く形成される。第１厚さＴ１を第２厚さＴ２より薄く形成するために、第２基板４２０には第１領域ＲＥ１に対応して内面から外面の方向に溝４２２が形成される。これと違って、第２基板４２０は第１領域ＲＥ１に対応して内面から外面方向に形成された溝を有することもできる。

第１外部電極４３０は、第２基板４２０の外面において全ての放電空間４４０の端部と交差するように形成される。第１外部電極４３０は、図１に示されたのと同一の材質及び同一の形成方法によって形成されるので、その重複する詳細な説明は省略することにする。一方、平板蛍光ランプ４００は、第１基板４１０の外面に第１外部電極と対応するように形成された第２外部電極をさらに含むことができる。
平板蛍光ランプ４００は、第２基板４２０の内面に形成された反射膜４７０、反射膜４７０の上部面と第１基板４１０の内面に形成された第１蛍光膜４８０、及び第２蛍光膜４９０をさらに含む。反射膜４７０は第１蛍光膜４８０及び第２蛍光膜４９０で発生した可視光を反射させ、第２基板４２０を通じて可視光が漏洩することを防止する。第１蛍光膜４８０及び第２蛍光膜４９０は、放電空間４４０でプラズマ放電を通じて発生した紫外線によって励起され可視光を放出する。反射膜４７０、第１蛍光膜４８０及び第２蛍光膜４９０は、空間分割部４１４に対応する領域を除いた領域に形成される。

以上のように、本発明による平板蛍光ランプは、角部と最も隣接する最上端及び最下端（外部電極の両端部に対応する位置）の放電空間に対応される基板の厚さを薄くし輝度低下を補償する。しかし、これとは違って、最上端及び最下端だけではなく、最上端に隣接する一つないし２つの放電空間及び最下端に隣接する一つないし２つの放電空間に対応する位置の基板の厚さを薄く形成することもできる。また、放電空間の位置に関係なく、輝度を増加させようとする放電空間に対応する基板の厚さを減少させることによって、各放電空間についての輝度を調節することもできる。
図１１は本発明の一実施形態による液晶表示装置を示す分解斜視図であり、図１２は図１１に示された液晶表示装置の結合された場合を示す断面図である。

図１１及び図１２に示すように、本発明の一実施形態による液晶表示装置５００は、光を発生する平板蛍光ランプ５１０、平板蛍光ランプ５１０を駆動するための放電電圧を出力するインバータ６００、及び画像を表示するための表示ユニット７００を含む。
インバータ６００は、平板蛍光ランプ５１０を駆動するための放電電圧を発生する。インバーター６００は、外部から印加される低電位の交流電圧を平板蛍光ランプ５１０の駆動に適合した高電位の交流電圧に昇圧して放電電圧を出力する。インバーター６００は収納容器８３０の背面に配置される。インバーター６００から発生した放電電圧は、第１電源線６１０及び第２電源線６２０を通じて平板蛍光ランプ５１０の外部電極に印加される。
表示ユニット７００は、平板蛍光ランプ５１０から供給される光を用いて画像を表示する液晶表示パネル７１０、液晶パネル７１０を駆動するための駆動信号を提供するデータ印刷回路基板７２０及びゲート印刷回路基板７３０を含む。

データ印刷回路基板７２０及びゲート印刷回路基板７３０から提供される駆動信号は、データ可撓性回路フィルム７４０及びゲート可撓性回路フィルム７５０を通じて液晶パネル７１０に印加される。データ可撓性回路フィルム７４０及びゲート可撓性回路フィルム７５０は、例えば、テープキャリアパッケージ（ＴＣＰ）またはチップオンフィルム（ＣＯＦ）からなる。また、データ可撓性回路フィルム７４０及びゲート可撓性回路フィルム７５０それぞれは、データ印刷回路基板７２０及びゲート印刷回路基板７３０から提供される駆動信号を適切なタイミングに液晶パネル７１０に印加するために、駆動信号を制御するデータ駆動チップ７４２及びゲート駆動チップ７５２を有する。

データ印刷回路基板７２０は、データ可撓性回路フィルム７４０の折曲によって収納容器８３０の側面または背面に配置され、ゲート印刷回路基板７３０はゲート可撓性回路フィルム７５０の折曲によって収納容器８３０の側面または背面に配置される。一方、ゲート印刷回路基板７３０は、液晶パネル７１０及びゲート可撓性回路フィルム７５０に別途の信号配線(図示せず)を形成することで、省略することができる。
液晶パネル７１０は、薄膜トランジスタ（以下、ＴＦＴと称する）基板７１２、ＴＦＴ基板７１２と対向し結合されるカラーフィルター基板７１４及び前記２つの基板７１２、７１４の間に介在された液晶７１６を含む。
ＴＦＴ基板７１２は、スイッチング素子であるＴＦＴ(図示せず)がマトリックス形態に形成された透明なガラス基板である。前記ＴＦＴのソース及びゲート端子には、それぞれデータ及びゲートラインが連結され、ドレイン端子には透明な導電性材質からなる画素電極(図示せず)が連結される。
カラーフィルター基板７１４は色画素であるＲ、Ｇ、Ｂ画素(図示せず)が薄膜工程によって形成された基板である。カラーフィルター基板７１４には透明な導電性材質からなる共通電極(図示せず)が形成される。

このような構成を有する液晶パネル７１０は、前記ＴＦＴのゲート端子に電源が印加されＴＦＴがターンオンされると、画素電極と共通電極との間には電界が形成される。このような電界によってＴＦＴ基板７１２とカラーフィルター基板７１４との間に介在された液晶の配列が変化し、液晶７１６の配列変化によって平板蛍光ランプ５１０から供給される光の透過度が変更され、所望する階調の画像を得るようになる。
液晶表示装置５００は平板蛍光ランプ５１０の上部に配置され平板蛍光ランプ５１０から出射される光を拡散させる拡散板８１０、及び拡散板８１０の上部に配置される光学シート８２０をさらに含む。

拡散板８１０は、平板蛍光ランプ５１０から出射される光を拡散させ光の輝度均一性を向上させる。拡散板８１０は所定の厚さを有するプレート形状からなり、平板蛍光ランプ５１０と一定間隔に離隔され配置される。拡散板８１０は、一例で、ポリメチルメタクリレート（Ｐｏｌｙ Ｍｅｔｈｙｌ Ｍｅｔｈａｃｒｙｌａｔｅ；以下、ＰＰＭＡ）材質からなる。
光学シート８２０は、拡散板８１０を通じて拡散された光の経路を再度変更して輝度特性を向上させる。光学シート８２０は拡散板８１０を通じて拡散された光を正面方向に集光させ、光の正面輝度を向上させるための集光シートを含むことができる。また、光学シート８２０は、拡散板８１０を通じて拡散された光を再度拡散させるための拡散シートを含むことができる。一方、液晶表示装置５００は、要求される輝度特性によって多様な機能の光学シートを追加したり、または省略したりすることが可能である。

液晶表示装置５００は、平板蛍光ランプ５１０を収納する収納容器８３０をさらに含む。収納容器８３０は底部８３２及び底部８３２の端部位から延長され収納空間を備える側部８３４で構成される。側部８３４は、一例で、他の構成要素との結合空間を提供し結合力を向上させるための２段で折曲された形状を有する。収納容器８３０は、一例で、強度が優秀で変形が少ない金属からなる。
液晶表示装置５００は、平板蛍光ランプ５１０と収納容器８３０との間に配置され、平板蛍光ランプ５１０を支持する絶縁部材８４０をさらに含むことができる。絶縁部材８４０は平板蛍光ランプ５１０の周縁部位に対応して配置され、平板蛍光ランプ５１０を収納容器８３０と一定距離に離隔させ、平板蛍光ランプ５１０と収納容器８３０と間の電気的な接触を遮断する。これのために、絶縁部材８４０は絶縁物質からなる。また、絶縁部材８４０は外部から加えられる衝撃を吸収するために、ある程度の弾性を有する物質からなることが望ましい。一例で、絶縁部材８４０はシリコン材質からなる。絶縁部材８４０は“コ”字形状を有する２つの部材からなる。これとは違って、絶縁部材８４０は平板蛍光ランプ５１０の各辺に対応する４つの部材からなるか、平板蛍光ランプ５１０の４つの角に対応する４つの部材からなるか、またはフレーム形状の一体型の部材から形成することができる。

液晶表示装置５００は、平板蛍光ランプ５１０と拡散板８１０との間に配置される第１モールド８５０をさらに含むことができる。第１モールド８５０は平板蛍光ランプ５１０を固定し、拡散板８１０を支持する。第１モルード８５０は、平板蛍光ランプ５１０の上部から収納容器８３０の側部８３４と結合され、平板蛍光ランプ５１０の上部面の周縁部位を固定する。第１モルード８５０は図１１に示されたように、フレーム形状の一体型の部材から形成される。これとが違って、第１モルード８５０は“コ”字または“Ｌ”字形状を有する２つの部材から構成してもよい。
液晶表示装置５００は、光学シート８２０と液晶パネル７１０との間に配置される第２モルード８６０をさらに含むことができる。第２モルード８６０は、光学シート８２０及び拡散板８１０を固定し、液晶パネル７１０を支持する。第２モルード８６０は、第１モルード８５０と同様に、フレーム形状の一体型に形成されるか、“Ｌ”字形状、または“コ”字形状の２つの部材から構成されることができる。

液晶表示装置５００は、液晶パネル７１０を固定するためのトップシャーシ８７０をさらに含むことができる。トップシャーシ８７０は、液晶パネル７１０の周縁部位を取り囲み、収納容器８３０と結合され液晶パネル７１０を第２モルード８６０の上部に固定する。このようなトップシャーシ８７０は、外部衝撃による液晶表示パネル７１０の破損を防止し、液晶表示パネル７１０が第２モルード８６０から離脱することを防止する。

このような平板蛍光ランプ及びこれを有する液晶表示装置によると、平板蛍光ランプの角部と隣接する放電空間に対応する基板の厚さを薄く形成することによって、角部と隣接する放電空間の輝度低下を補償し、平板蛍光ランプから出射される光の輝度均一性及び外観品質を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。

本発明の一実施形態による平板蛍光ランプを示す分解斜視図である。 図１の結合された平板蛍光ランプをＩ−Ｉ’線に沿って切断した断面図である。 図１の結合された平板蛍光ランプII−II’線に沿って切断した断面図である。 図１の隔壁が結合された第２基板を示す平面図である。 本発明の他の実施形態による平板蛍光ランプの断面図である。 本発明のさらにまたの実施形態による平板蛍光ランプを示す分解斜視図である。 図６にＩ−Ｉ’線に沿って切断した断面図である。 本発明のさらにまたの実施形態による平板蛍光ランプを示す分解斜視図である。 図８の結合された平板蛍光ランプをＩ−Ｉ’線に沿って切断しら断面図である。 図８に結合された平板蛍光ランプをII−II’線に沿って切断した断面図である。 本発明の一実施形態による液晶表示装置を示す分解斜視図である。 図１１に示された液晶表示装置の結合された断面を示す断面図である。

符号の説明

１００ 平板蛍光ランプ
１１０ 第１基板
１２０ 第２基板
１２２ 溝
１３０ 第１外部電極
１４０ 密封部材
１５０ 隔壁
１６０ 放電空間
３２０ 第２外部電極
５００ 液晶表示装置
６００ インバータ
７００ 表示ユニット
７１０ 液晶表示パネル
８１０ 拡散板
８２０ 光学シート
８３０ 収納容器
８４０ 絶縁部材
８５０ 第２モールド
８７０ トップシャーシ

Claims (19)

1. 第１基板と、
   前記第１基板と結合され複数の放電空間を形成する第２基板と、
   前記第２基板の一面に前記放電空間と交差して形成された第１外部電極と、を含み、
   前記第２基板における角部と隣接する放電空間に対応する第１領域は、残りの放電空間に対応する第２基板の第２領域より薄い厚さを有することを特徴とする平板蛍光ランプ。
2. 前記第１領域及び前記第２領域は、前記第１外部電極に対応することを特徴とする請求項１記載の平板蛍光ランプ。
3. 前記第２基板は、前記第１領域に対応し内面から外面方向に形成された第１溝を有することを特徴とする請求項２記載の平板蛍光ランプ。
4. 前記第２基板は、前記第１領域に対応し外面から内面方向に形成された第２溝を有することを特徴とする請求項２記載の平板蛍光ランプ。
5. 前記第１外部電極は、長さ方向に沿って同一の幅を有することを特徴とする請求項１記載の平板蛍光ランプ。
6. 前記第１基板の外面に前記第１外部電極と対応して形成された第２外部電極をさらに含むことを特徴とする請求項１記載の平板蛍光ランプ。
7. 前記第１領域に対応する前記第１基板の第３領域は、前記第２領域に対応する前記第１基板の第４領域より薄い厚さを有することを特徴とする請求項６記載の平板蛍光ランプ。
8. 前記第３領域及び前記第４領域は、前記第２外部電極と対応することを特徴とする請求項７記載の平板蛍光ランプ。
9. 前記第１基板と前記第２基板との間の周縁部位を密封し内部空間を形成する密封部材と、
   前記第１基板と前記第２基板との間に配置され、前記内部空間を前記放電空間に分割する少なくとも一つの隔壁と、をさらに含むことを特徴とする請求項１記載の平板蛍光ランプ。
10. 前記第１基板は、
    前記第２基板と離隔され前記放電空間を形成する放電空間部と、
    前記放電空間部の間に形成され前記第２基板と接する空間分割部と、
    前記放電空間部と前記空間分割部の端部位に形成され前記第２基板と結合される密封部と、
    を含むことを特徴とする請求項１記載の平板蛍光ランプ。
11. 前記第２基板の内面に形成された反射膜と、
    前記反射膜の上部面及び前記第１基板の内面に形成された蛍光膜と、をさらに含むことを特徴とする請求項１記載の平板蛍光ランプ。
12. 第１基板と、前記第１基板と結合され複数の放電空間を形成すると共に角部と隣接した放電空間に対応する第１領域が残りの放電空間に対応する第２領域より薄い厚さに形成された第２基板と、前記第２基板の外面に前記放電空間と交差するように形成された第１外部電極とを含む平板蛍光ランプと、
    前記平板蛍光ランプを駆動するための放電電圧を出力するインバーターと、
    前記平板蛍光ランプから出射される光を用いて画像を表示する液晶パネルと、
    を含む液晶表示装置。
13. 前記第１領域及び前記第２領域は、前記第１外部電極に対応することを特徴とする請求項１２記載の液晶表示装置。
14. 前記第１外部電極は、長さ方向に沿って同一の幅を有することを特徴とする請求項１３記載の液晶表示装置。
15. 前記平板蛍光ランプは、前記第１基板の外面に前記第１外部電極に対応するように形成された第２外部電極をさらに含むことを特徴とする請求項１２記載の液晶表示装置。
16. 前記第１領域に対応する第１基板の第３領域は、前記第２領域に対応する第１基板の第４領域より薄い厚さを有することを特徴とする請求項１５記載の液晶表示装置。
17. 前記第３領域及び前記第４領域は、前記第２外部電極に対応することを特徴とする請求項１６記載の液晶表示装置。
18. 前記平板蛍光ランプの上部に配置され前記平板蛍光ランプから出射される光を拡散させる拡散板と、
    前記拡散板の上部に配置される光学シートと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項１２記載の液晶表示装置。
19. 前記平板蛍光ランプを収納する収納容器と、
    前記平板蛍光ランプと前記収納容器との間に配置される絶縁部材と、
    前記平板蛍光ランプを固定し前記拡散板を支持する第１モールドと、
    前記拡散板及び前記光学シートを固定し前記液晶パネルを支持する第２モールドと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項１８記載の液晶表示装置。

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