JP2006146596A - ロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動状態監視システム - Google Patents

ロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動状態監視システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006146596A
JP2006146596A JP2004336334A JP2004336334A JP2006146596A JP 2006146596 A JP2006146596 A JP 2006146596A JP 2004336334 A JP2004336334 A JP 2004336334A JP 2004336334 A JP2004336334 A JP 2004336334A JP 2006146596 A JP2006146596 A JP 2006146596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
physical quantity
information
logger
acquired
acquired physical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004336334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4486481B2 (ja
Inventor
Hideki Takase
秀樹 高瀬
Kimio Yamazaki
公雄 山崎
Kenji Ueda
憲治 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MTD KK
TYPE R Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
MTD KK
TYPE R Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MTD KK, TYPE R Inc, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical MTD KK
Priority to JP2004336334A priority Critical patent/JP4486481B2/ja
Publication of JP2006146596A publication Critical patent/JP2006146596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4486481B2 publication Critical patent/JP4486481B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 監視項目の追加に伴うセンサの増設に対応して行われる稼動状態監視システムのアプリケーション更新の労力や時間を大幅に低減するとともに、更に、センサにより検出される各種データを有効に利用することにより、多くの情報を監視状態の情報としてユーザ等に提供する。
【解決手段】 監視対象である熱源システムに設置された基本センサ2により検出される取得物理量の属性情報を含む取得物理量登録情報を格納するとともに、取得物理量から演算物理量を算出するための算出則を含む演算物理量登録情報を格納する記憶装置32と、演算物理量登録情報を参照して、演算物理量を算出する演算物理量処理部312と、取物理量及び演算物理量の少なくともいずれかを出力する出力処理部313とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷凍機等を含む熱源システム等の監視対象の稼動状態に関するデータを収集するロガー、並びにロガーにより収集されたデータを処理し、格納するロガーサーバ、ロガーにより収集された各種データをユーザへ提供するサーバ装置、及びこれらの各装置から構成される稼動状態監視システムに関するものである。
従来、LSI等の半導体製造設備に冷水を供給する熱源システム等に、圧力センサ、温度センサ等の各種センサを取り付け、これらのセンサから通知される各種物理量に基づいて、熱源システムの稼動状態を監視し、この稼動状態をメンテナンス業者やユーザ等に提供することにより、設備装置の情報を効果的に通知する稼動状態監視システムが知られている。
例えば、特開平2002−288369(特許文献1)には、以下のような監視システムが開示されている。
複数の設備機器の機器情報を状態監視部が収集し、収集した機器情報をネットワークを介して接続されているネットワーク管理センタへ送信する。ネットワーク管理センタでは、受信した機器情報を一元管理するとともに、各種メンテナンス業者やユーザに対して、それぞれ適切な機器情報を提供する。
特開2002−288369号公報(図1)
ところで、各設備機器に設備の改修などに伴いセンサを新たに追加する場合、追加するセンサによって取得される機器情報が、監視すべき重要なものである場合には、ネットワーク上で監視可能とするために当該センサに関する詳細な情報(例えば、どのような機器情報を検出するセンサなのか等)をネットワーク管理センタ側に登録する必要が生ずる。
この登録作業は、新たに追加されたセンサを認識できるように、ネットワーク管理センタ内のシステムのアプリケーションソフトウェアを変更することにより行われるものであるが、当初のシステムは改修前の設備機器の仕様にあわせたかたちで構築されているため、新規センサへの対応は非常に困難なものとなる。
加えて、従来におけるネットワーク管理では、ネットワークに接続しているユーザ毎に独自のアプリケーションを備えている構成となっており、追加された一のセンサからの情報取得や表示を可能にするためだけであっても、それぞれのユーザ毎に専用の修正を加えなければ、アプリケーションによる基本センサの監視値が画面表示等を実現できない状況にあった。
そして、このソフトウェアの変更作業は、ネットワーク管理センタを管理している管理業者の専門技術者によって行われていたため、作業負担やコストが大きく、また、迅速な対応が望めないなどの問題があった。
更に、ネットワーク管理センタから機器情報の配信を受けている冷凍機メーカーやポンプメーカー等の設備機器管理事業者が、上記追加したセンサにより取得される機器情報の配信を希望する場合もある。この場合には、これらの管理事業者が利用する端末装置のアプリケーションソフトウェアも、個別に更新しなければならず、このことが、上記作業負担の増大を招いていた。
また、特許文献1では、ネットワーク管理センタから配信される全ての機器情報は、状態監視部が備えるセンサや計測器によって検出された物理量に限られる。したがって、監視したいと望む機器情報を追加するためには、その機器情報を取得するためのセンサを新たに設置しなければならないという不都合が生じていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、監視項目の追加に伴うセンサの増設に対応して行われる稼動状態監視システムのアプリケーション更新の労力や時間を大幅に低減するとともに、更に、センサにより検出される各種データを有効に利用することにより、多くの情報を監視状態の情報としてユーザ等に提供することができるロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動情報監視システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、監視対象に設置された基本センサにより検出される取得物理量の属性情報を含む取得物理量登録情報を格納するとともに、前記取得物理量から演算物理量を算出するための算出則を含む演算物理量登録情報を格納する第1の記憶手段と、前記演算物理量登録情報を参照して、前記演算物理量を算出する演算物理量処理手段と、前記取得物理量及び前記演算物理量の少なくともいずれかを出力する出力処理手段とを具備するロガーを提供する。
このように、監視対象の稼動状態を監視等する場合に、基本センサによって検出された実際の取得物理量だけでなく、取得物理量と所定の算出則とに基づいて演算された演算物理量、例えば、監視対象となるシステム全体の稼動率や、各システムを構成する機器等の能力についても得ることが可能となる。
これにより、単なる検出値だけではなく、より高度な情報までもユーザに対して提供することができる。
上記第1の記憶手段は、例えば、独立した1つの記憶装置でもよく、また、メモリの所定の記憶領域、例えば、主記憶装置、補助記憶装置等の一部の記憶領域でもよい。また、上記算出則は、演算物理量に関する情報の一部として、これらの情報とともに、演算物理量登録情報記憶手段に記憶されていても良い。
本発明のロガーは、外部から受信した登録変更指示情報に基づいて、前記第1の記憶手段に格納されている前記取得物理量登録情報及び前記演算物理量登録情報の追加、変更、削除処理を行う登録情報変更手段を備えることが好ましい。
このように、外部から受信した登録変更指示情報に基づいて、前記第1の記憶手段に格納されている取得物理量登録情報及び前記演算物理量登録情報の追加、変更、削除処理を行う登録情報変更手段を備えるので、外部から上記登録変更指示情報を送信すれば、遠隔からでも容易に、上記取得物理量登録情報等を追加等することができる。
本発明のロガーは、出力処理手段から出力される前記取得物理量及び前記演算物理量を格納する第2の記憶手段を備えることが好ましい。
これにより、ロガー自身、監視対象の稼動状態を示す取得物理量等を保持することができる。
本発明のロガーにおいて、前記取得物理量登録情報には、前記取得物理量毎に出力間隔情報が登録されており、前記演算物理量登録情報には、前記演算物理量毎に出力間隔情報が登録されており、前記出力処理手段は、前記出力間隔情報に基づいて、対応する前記取得物理量及び前記演算物理量を前記第2の記憶手段に格納することが好ましい。
このように、出力処理手段が出力間隔情報に基づいて、取得物理量または演算物理量を第2の記憶手段に格納するので、取得物理量等の性質や特性に応じて、出力間隔情報を最適に設定・登録することにより、監視対象となるシステムの稼動監視に必要なデータを抽出・選別して、格納することが可能となる。
上記出力間隔情報には、例えば、監視対象の稼動状態を表す取得物理量や演算物理量を第2の記憶手段に格納する時間間隔の他、所定期間において取得された取得物理量のうちの最大値、或いは、最小値、あるいは、所定期間における平均値を格納する旨等についても設定することが可能である。
本発明のロガーにおいて、前記取得物理量登録情報には、前記取得物理量毎にエラー判定情報が登録されており、前記取得物理量処理手段は、前記エラー判定情報に基づいて、前記取得物理量が正常値であるか否かを判断し、前記演算物理量登録情報には、前記演算物理量毎にエラー判定情報が登録されており、前記演算物理量処理手段は、前記エラー判定情報に基づいて、前記演算物理量が正常値であるか否かを判断することが好ましい。
本発明によれば、取得物理量や演算物理量が正常値でないか否かを判断するので、例えば、正常値でなかった場合には、速やかにユーザに通知等をすることにより、異常の発生を迅速に通知することが可能となる。
本発明のロガーは、通信ネットワークを介してSOAPメッセージを授受するためのSOAPインタフェースを備え、前記取得物理量及び前記演算物理量は、それらの前記属性情報とそれぞれ関連付けられて、前記SOAPインタフェースにより、SOAPメッセージとして、通信ネットワークを介して所定の装置へ送信されることが好ましい。
このように、前記取得物理量及び前記演算物理量は、それらの前記属性情報とそれぞれ関連付けられて送信されるので、この情報の受信側では、受け取った情報がどのような情報であるのかを簡単に判別することができる。
上記属性情報とは、例えば、その取得物理量あるいは演算物理量の単位、名称、検出時刻、センサ識別情報(センサID)等のいずれか又はこれらの任意の組合せ等である。
また、取得物理量や演算物理量をSOAP(Simple Object Access Protocol)メッセージとして送信するので、送信先まで情報を安全に、かつ、効率良く届けることが可能となる。ここで、SOAPメッセージとは、ネットワーク通信において普及しているHTTP(Hyper Text
Transfer Protocol)に準じて送受信される他、XML(eXtensible Markup Language)を用いて記述されているメッセージである。
このため、一般的な接続機器では、HTTPメッセージ用のポートを開いているファイアウォールを採用しているため、HTTPで送受信されるSOAPメッセージは、特殊な処理を必要とすることなくファイアウォールなどのセキュリティ壁を通りぬけることが可能となるため、送信先まで情報を安全に届けることができ、また、プラットフォームが異なる端末間であっても、何らの支障なく情報を受け渡しすることが可能となる。
本発明のロガーにおいて、前記SOAPインタフェースは、前記取得物理量及び前記演算物理量の属性情報をSOAPメッセージのエンベロープ要素に記述して送信することが好ましい。
SOAPメッセージのエンベロープ要素に属性情報を記述することにより、情報が複数の装置を経由して、最終的な送信先まで到達するような場合であっても、通信経路に介在する各装置において、当該情報が適切に取り扱われ、また、最終的な送信先である装置において、当該情報が適切に、取得・管理されることが可能となる。
本発明のロガーにおいて、前記取得物理量登録情報及び前記演算物理量登録情報は、複数のテーブルに分散されて登録されているとともに、前記テーブルには、次の処理手順を示すための情報が記述されており、前記取得物理量処理手段及び前記演算物理量処理手段は、前記テーブルに記述されている前記次の処理手順を示すための情報に従って処理を実行することが好ましい。
このように、取得物理量登録情報等が各種テーブルに分散されて格納され、また、各テーブルには、次の処理手順を示すための情報が記述されているので、各処理手段がテーブルの記述に従って処理を実行することにより、実際には、これらの一連の処理内容が書かれたプログラムを実行していることと同様の効果を得ながら、処理手順の変更を非常に容易に実現することができる。
また、本発明は、演算処理装置を備える制御装置と、監視対象に設けられた基本センサによって検出される取得物理量に関する情報が格納されているとともに、前記演算処理装置が前記取得物理量に基づき演算物理量を算出するための算出則が少なくとも格納されている第1の記憶手段とを有するロガーに接続されるロガーサーバ装置であって、前記ロガーとの間で情報を授受する通信手段と、前記ロガーから受信した前記監視対象の稼動状態に係る情報を格納する一次データ記憶手段と、前記一次データ記憶手段に格納されている前記情報に補完処理を行う補完処理手段と、前記補完処理が行われた後の情報を格納する二次データ記憶手段とを具備するロガーサーバ装置を提供する。
本発明によれば、前記ロガーから受信した前記監視対象の稼動状態に係る情報に欠損が生じていた場合には、補完処理手段により補完されて二次データ記憶手段に格納されるので、二次データ記憶手段に格納される情報をより完全なものにすることができる。
上記補完処理手段は、例えば、平方根(ルート)内の値がマイナスにならないように数学的な整合性を取る、データが抜けていた場合には補間処理を行なう等の簡単な補完処理を実施するほか、二次データ記憶手段に格納されている情報に、事後的に欠損が生じていないか否かを判断し、一部の情報が消滅しているような場合には、消滅した情報を保管すべく機能する。
また、本発明は、演算処理装置を備える制御装置と、監視対象に設けられた基本センサにより検出される取得物理量の属性情報が格納されているとともに、前記演算処理装置が前記取得物理量に基づき演算物理量を算出するための算出則が少なくとも格納されている第1の記憶手段とを有するロガー、並びに端末装置に接続されるサーバ装置であって、前記端末装置から前記取得物理量及び/又は前記演算物理量の監視要求情報を受け付ける監視要求受付手段と、前記監視要求情報を前記ロガーに送信することにより、前記ロガーから前記監視要求の対象となる前記取得物理量及び/又は前記演算物理量を受信し、受信した前記取得物理量及び/又は演算物理量と所定の画像構成情報とを関連付けて前記端末装置へ送信する監視画面データ提供手段とを具備するサーバ装置を提供する。
本発明によれば、端末装置から受け付けた監視要求情報に基づいて、取得物理量や演算物理量と、所定の画像構成情報とを作成し、前記端末装置へ送信するので、監視対象の稼動状態を画面情報としてわかりやすく提供することができる。
上記記載のサーバ装置は、前記ロガーに記憶されている前記取得物理量登録情報や前記演算物理量登録情報を一括して登録するための登録変更指示情報を作成する登録変更指示作成手段を備えることが好ましい。
ロガーに記憶されている取得物理量登録情報や演算物理量登録情報を一括して登録するための登録変更指示情報を作成する登録変更指示作成手段を備えるので、監視項目の追加、変更、削除に伴って行われる登録情報の変更等を極めて容易に実現することが可能となる。
また、上記サーバ装置において、前記登録変更指示情報をSOAPメッセージとして送信するためのSOAPインタフェースを備えることが好ましい。
また、本発明は、請求項1から請求項8のいずれかの項に記載のロガーと、請求項9に記載のロガーサーバ装置と、請求項10または請求項12のいずれかの項に記載の稼動情報提供装置とを具備する稼動状態監視システムを提供する。
本発明の稼動状態監視システムによれば、以下の効果を奏する。
ロガーが監視対象に実際に取り付けられる基本センサにより検出される取得物理量だけでなく、これらの取得物理量から演算により得られる演算物理量についても出力するので、例えば、監視項目として得たい状態量の算出則を登録しておくことにより、通常は監視が困難な状態量等についても監視することが可能となる。
更に、ロガーが、外部から受信した登録変更指示情報に基づいて、取得物理量登録情報及び演算物理量登録情報の追加、変更、削除処理を行う登録情報変更手段を備えるので、外部から上記登録変更指示情報を送信すれば、遠隔からでも容易に、上記取得物理量登録情報等を追加等することが可能となる。これにより、基本センサの追加等に伴う労力や時間を大幅に低減することができるとともに、極めて短時間で設定作業を終了することが可能となるという効果を奏する。
また、ロガーが出力間隔情報に基づいて取得物理量や演算物理量を第2の記憶装置に格納する出力処理手段を備えるので、取得物理量等の性質や特性に応じて、出力間隔情報を最適に設定・登録することによって、監視対象となるシステムの稼動監視に必要なデータを抽出・選別して、格納することが可能となる。この結果、格納するデータ量を低減させることができ、効率的なデータストアを実現させることができる。
また、ロガーが、前記取得物理量及び前記演算物理量と、それらの前記属性情報とをそれぞれ関連付けてSOAPメッセージとして送信するSOAPインタフェースを備えるので、このSOAPメッセージを受信した装置では、このSOAPメッセージに包含されている取得物理量や演算物理量がどのような情報であるのかを簡単に判別することができるという効果を奏する。
更に、ロガーが、SOAPメッセージのエンベロープ要素に属性情報を記述することにより、情報が複数の装置を経由して、最終的な送信先まで到達するような場合であっても、通信経路に介在する各装置において、当該情報が適切に取り扱われ、また、最終的な送信先である装置において、当該情報が適切に、取得・管理されることが可能となる。
更に、ロガーが、各テーブルに分散されて記述されている取得物理量登録情報等に従って処理を実行することにより、実際には、これらの一連の処理内容が書かれたプログラムを実行していることと同様の効果を得ながら、処理手順の変更を非常に容易に実現することができる。
ロガーサーバ装置が、補完処理手段を備えるので、ロガーから受信した前記監視対象の稼動状態に係る情報に欠損が生じていた場合には、補完をすることにより、二次データ記憶手段に格納される情報をより完全なものにすることができる。
サーバ装置が、端末装置から受け付けた監視要求情報に基づいて、取得物理量や演算物理量と、所定の画像構成情報とを作成し、前記端末装置へ送信するので、監視対象の稼動状態を画面情報としてわかりやすく提供することができる。
サーバ装置が、ロガーに記憶されている取得物理量登録情報や演算物理量登録情報を一括して登録するための登録変更指示情報を作成する登録変更指示作成手段を備えるので、監視項目の追加、変更、削除に伴って行われる登録情報の変更等を極めて容易に実現することができる。
以下に、本発明にかかる稼動状態監視システムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る稼動状態監視システムの全体的な構成を示した図である。
稼動状態監視システムは、管理対象の熱源システム10に取り付けられた複数の基本センサ2と、基本センサ2により検出された各種物理量(後述の演算物理量と区別するため、基本センサ2によって検出される物理量を以下「取得物理量」という。)がディジタル信号として入力され、これらの取得物理量を処理するロガー3と、ロガー3から出力される稼動情報を受信して、蓄積するロガーサーバ装置6と、WEBサーバ装置(サーバ装置)7と、管理対象となる熱源システム1を保有している顧客が利用する端末装置(ユーザ側)8と、当該稼動状態監視システムの管理業者が利用する端末装置(管理業者側)9とを主な構成としている。
上記基本センサ2からの取得物理量をロガー3へ供給するA/D変換器21等とロガー3とは、所定の有線または無線により接続されている。
一方、ロガー3、ロガーサーバ装置6、WEBサーバ装置7、端末装置8、9は、いずれもインターネット100に接続されており、互いに情報を授受することができる。
次に、上記稼動状態監視システムを構成する各装置等の内部構成について詳しく説明する。
〔1−1.監視対象及び基本センサについて〕
本実施形態において、監視対象となる熱源システム10は、例えば、複数の冷凍機、冷却塔、冷却塔と冷凍機とを結ぶ水流系等から構成されている。
基本センサ2は、熱源システム10を構成する各装置や系統に設置された各種センサであり、熱源システムの各種状態量を検出する。基本センサ2は、例えば、冷凍機、冷却塔、冷却水等の温度を測定する温度計、冷却水の流量を検出する流量計、冷水系統に設置されている各種バルブの開閉や開度を検出する各種センサ等である。
基本センサ2は、A/D変換器21、シーケンサ22、熱源システム10の制御部23に接続されている。A/D変換器21、シーケンサ22、制御部23は、基本センサ2により取得された取得物理量をアナログ値からディジタル値へ変換し、ロガー3へ供給する。この場合において、シーケンサ22や制御部23には、複数の基本センサ2が接続されており、これらの基本センサ2から供給された取得物理量を所定のフォーマットに従って、所定のビット長のディジタルデータに加工し、ロガー3へ供給する。
〔1−2.ロガーの構成について〕
ロガー3は、図2に示されるように、演算処理を実行する制御装置31と、制御装置31が処理を実行する際に、参照される各種テーブルやプログラム等が格納されている記憶装置(第1の記憶手段)32と、基本センサ2により取得された取得物理量がディジタル値として格納されるサンプリングデータ記憶装置33と、所定の間隔で取得物理量又は演算物理量が格納される記憶装置(第2の記憶手段)34、インターネット100(図1参照)を介して外部装置との間で情報を授受するための通信部35を主な構成要素として備えている。
記憶装置32には、例えば、デバイステーブル321、基本センサテーブル322、拡張センサテーブル323、リンクテーブル324、イベントテーブル325、ストアテーブル326等が格納されている。
これらのテーブルには、図3に示される取得物理量登録情報51及び図4に示される演算物理量登録情報52が、それぞれの情報の属性に応じて分散して記述されている。
取得物理量登録情報51は、各基本センサ2に対応してそれぞれ設けられるものであり、基本センサ自体の情報や、検出する取得物理量に関する各種情報等からなる。
図3に示されるように、取得物理量登録情報51は、例えば、サンプリングデータ情報、基本情報、エラー判定情報、出力間隔情報、リンク情報等からなる。
上記サンプリングデータ情報には、アドレス、データエラー等が登録されている。アドレスは、その登録情報に係る取得物理量がサンプリングデータ記憶装置内に書き込まれるアドレスを示す情報である。データエラーは、上述したA/D変換器21等から供給されてきたデータ自体のエラーを検出するための情報である。
これらの情報からなるサンプリングデータ情報は、図2に示されるデバイステーブル321に格納される。
基本情報は、監視対象である熱源システム10に実際に取り付けられている基本センサ2並びに当該基本センサ2により検出される取得物理量の属性を示す情報であり、言い換えると、取得物理量の属性を示す属性情報である。
例えば、各基本センサ2に対してユニークに設定されるセンサID、当該基本センサ2により検出される取得物理量の名称、単位等からなる。この基本情報は、図2に示される基本センサテーブル322に格納される。
エラー判定情報は、取得物理量が異常値か否かを判定するために必要となる情報であり、例えば、その取得物理量が取りうる上限値と下限値、また、これらに付随する情報である幅(上限値−下限値)等からなる。このエラー判定情報は、図2に示されるイベントテーブル325に格納される。
出力間隔情報は、記憶装置34の所定の記憶領域に、取得物理量や演算物理量を保存するタイミング並びに当該取得物理量や演算物理量を図1に示されるインターネット100へ放出するタイミングを示す情報である。
取得物理量の性質・特性等に応じた最適な出力間隔を登録することにより、データ保存及び稼動情報の監視を効果的に実現することができる。例えば、時間に対する変化が激しく、頻繁に監視することが要求される取得物理量に関しては、出力間隔情報を短く設定することにより、より詳細な監視を実現することができる。また、あまり厳密に監視することを要しない取得物理量に関しては、出力間隔情報を長めに設定することにより、保存データ量を低減させることができるとともに、通信効率も向上させることが可能となる。
また、この出力間隔情報には、上述のように時間間隔だけでなく、1日における平均値を格納するような内容を登録することも可能である。
この出力間隔情報は、図2に示されるストアテーブル326に格納される。
リンク情報は、取得物理量登録情報と後述する演算物理量登録情報とを関連付ける情報である。このリンク情報は、リンクテーブル324に格納される。
上述したように、図3に示された取得物理量登録情報51は、それぞれ分散されて、記憶装置32内の各種テーブル321〜326に格納されることとなるが、各取得物理量登録情報51を構成する各種情報要素(サンプリングデータ情報、基本情報等)は、それぞれ互いに関連付けがなされて、図2に示される各テーブル321〜326に記述される。
更に、これらの上記各種情報要素が記述されている各テーブルのアドレスには、次の処理において参照すべきアドレス(参照先アドレス)が記述される。
図2に示される制御装置31は、この参照先アドレスに従って各テーブルのアドレスを読みに行き、そこに記述されている処理を実行することにより、これらの一連の処理内容が書かれた1つのプログラムを実行していることと同様の効果を得ることができるとともに、非常に容易に、処理手順を変更することが可能となる。
次に、図4に示される演算物理量登録情報52は、基本センサ2によって検出された取得物理量を利用して、演算により、新たな物理量(演算により算出された物理量を以下「演算物理量」という。)を得るために必要となる登録情報である。
例えば、熱源システム10の冷凍機の外部温度と内部温度との温度差を検出したい場合、基本センサを実際に設けて、このような温度差を検出するのは困難である。そこで、登録情報Bに係る取得物理量が冷凍機の内部温度であり、登録情報Cに係る取得物理量が冷凍機の外部温度である場合には、外部温度から内部温度を減算する演算式、つまり「001C−001B(前記文字列は、センサIDを示す)」を演算物理量登録情報52の算出則に登録する。これにより、新たに基本センサ2を設置することなく、既存の基本センサ2によってそれぞれ検出された取得物理量である内部温度と外部温度とを利用して、温度差という新たな演算物理量を得ることが可能となる。
このように、演算物理量登録情報52を登録することにより、あたかもそこに基本センサが設置されたかのように、新たな取得物理量についても監視することができるようになる。
演算物理量登録情報52は、基本情報、算出則、エラー判定情報、出力間隔、リンク情報等からなる。
基本情報は、演算物理量の属性情報であり、例えば、名称、単位等からなる。
算出則は、演算物理量を算出するための演算式である。この基本情報及び算出則は、図2に示される拡張センサテーブル323に格納される。
エラー判定情報、出力間隔情報、リンク情報については、上述の取得物理量登録情報51に関する各情報と同様であり、それぞれ所定のテーブルに格納される。
このように、演算物理量登録情報52を設け、これらの情報を参照しながら制御装置31が所定の手順で処理を実行することにより、より多くの稼動状態に係る情報を得ることができる。
また、上記算出則として、熱源システム全体における運転状態等を把握することができるような演算物理量登録情報、例えば、熱源システム全体の稼動効率の演算式が算出則として設定された演算物理登録情報を作成することにより、熱源システムの運用管理等に非常に有効な情報を得ることが可能となり、より高度なシステム運用を実現させることができる。
図2へ戻り、サンプリングデータ記憶装置33は、A/D変換器21、シーケンサ22、制御部23から供給されてくるディジタル値の取得物理量を逐次記憶する記憶装置である。例えば、本実施形態では、各取得物理量は、1秒間隔で当該サンプリングデータ記憶装置33の所定のアドレス領域に逐次書き込まれる。ここで、所定のアドレス領域とは、図3に示された取得物理量登録情報51にサンプリングデータ情報として登録されている「アドレス」である。
このように、サンプリングデータ記憶装置33は、一次的に取得物理量を保持する記憶装置なので、記憶容量が比較的小さく、アクセス速度が速いメモリが好適であり、例えば、キャッシュメモリ等のような記憶装置が利用される。
記憶装置34は、制御装置31から所定の出力間隔で出力される各取得物理量を予め決められたアドレス領域に格納する取得物理量記憶部341、制御装置31から所定の出力間隔で出力される各演算物理量を予め決められたアドレス領域に格納する演算物理量記憶部342、所定のイベントが生じたときに対応する取得物理量等を保持する一次データ記憶部343等からなる。
記憶装置34は、年単位で取得物理量、演算物理量を記憶するため、かなり大きな記憶容量が必要とされる。
制御装置31は、取得物理量処理部(取得物理量処理手段)311と、演算物理量処理部(演算物理量処理手段)312と、登録情報変更部(登録情報変更手段)314と、SOAPインタフェース313とを備えている。
取得物理量処理部311は、記憶装置32の各テーブルに分散されて格納されている各取得物理量登録情報51(図3参照)に基づいて、所定の演算処理を実行する。
演算物理量処理部312は、同じく、記憶装置32の各テーブルに分散されて格納されている演算物理量登録情報52(図4参照)に基づいて、所定の演算処理を実行する。
出力処理部313は、ストアテーブル326に格納されている出力間隔情報に基づいて、取得物理量処理部311及び演算物理量処理部312から受け取った取得物理量や演算物理量を記憶装置34内の取得物理量記憶部341又は演算物理量記憶部342に格納するとともに、SOAPインタフェース315へ出力する。
登録情報変更部314は、インターネット100を介して接続されているロガーサーバ装置6、或いはWEBサーバ装置7から登録変更指示情報を受信した場合に、この登録変更指示情報に基づいて、記憶装置32内の各テーブルに分散されて記述されている既存の各種登録情報を一括変更する処理や、また、新たな登録情報を一括して追加或いは削除する処理を行う。
SOAPインタフェース315は、出力処理部313から受信した取得物理量や演算物理量を所定の様式のSOAP(Simple Object Access Protocol)メッセージにプロトコル変換し、このSOAPメッセージを通信部35へ出力する。
具体的には、取得物理量を受け取った場合には、その取得物理量をSOAP本文として記述するとともに、当該取得物理量の属性情報(例えば、取得物理量登録情報51の基本情報が使用される)をエンベロープ要素として記述したSOAPメッセージを作成し、このSOAPメッセージをインターネットを介して接続されているロガーサーバ装置6及びWEBサーバ装置7に対して送信するべく通信部35へ出力する。
同様に、演算物理量を受け取った場合には、当該演算物理量をSOAP本文として記述するとともに、当該演算物理量の属性情報(例えば、演算物理量登録情報52の基本情報並びに算出則)をエンベロープ要素として記述したSOAPメッセージを作成し、このSOAPメッセージをインターネットを介して接続されているロガーサーバ装置6及びWEBサーバ装置7に対して送信するべく、通信部35へ出力する。
通信部35は、SOAPインタフェース315から受け取ったSOAPメッセージを所定のあて先へ届けるべく、インターネット100へ出力する。
このように、SOAPメッセージとして各種情報を送信するので、ファイアウォールなどのセキュリティ壁を通りぬけることが可能となり、また、プラットフォームが異なる端末間であっても、何らの支障なく情報を受け渡しすることが可能となる。これにより、情報を送信先まで安全に、かつ、効率良く届けることが可能となる。
なお、上記構成からなる制御装置31は、実際には、CPU等の中央演算処理装置並びにROMやRAM等の主記憶装置等からなるコンピュータシステムであり、中央演算処理装置が所定の手順で処理を実行することにより、上記制御装置を構成する各処理部等の機能を実現する。
また、後述するロガーサーバ装置6、WEBサーバ装置7、端末装置8、9における制御装置についても、同様である。
次に、図1に示されたロガーサーバ装置6、WEBサーバ装置7、端末装置8及び9の構成について、図5を参照して説明する。
〔1−3.ロガーサーバ装置の構成について〕
ロガーサーバ装置6は、インターネット100を介して情報を授受するための通信部61と、所定の処理を実行する制御装置62と、記憶装置63とを主な構成として備えている。
記憶装置63は、ロガー3から受信した取得物理量や演算物理量を一次的に格納する一次データ記憶部(一次データ記憶手段)631と、後述の補完処理部621による補完処理が施された後の取得物理量や演算物理量を格納する二次データ記憶部(二次データ記憶手段)632と、インターネット100を介して接続されているWEBサーバ装置7から受信した所定のSOAPメッセージを一次的に格納するSOAPメッセージ記憶部633とを備えている。
制御装置62は、一次データ記憶部631に格納された一次データに対して、補完処理を実行する補完処理部(補完処理手段)621と、SOAPプロトコルに準拠した通信を実現するためのSOAPインタフェース622を備えている。
〔1−4.WEBサーバ装置の構成について〕
WEBサーバ装置7は、インターネット100を介して情報を授受するための通信部(監視要求受付手段)71と、所定の処理を実行する制御装置72と、記憶装置73とを主な構成として備えている。
記憶装置73は、所定のデータ形式の画面データが格納されている画面データ記憶部731と、図2に示されるロガー3が備える記憶装置32に格納されている各種テーブル321〜326に分散されて格納されている取得物理量登録情報51(図3参照)や演算物理量登録情報52(図4参照)を一括して変更、追加、削除するための一括登録テーブルが格納される一括登録テーブル記憶部732とを備えている。
制御装置72は、端末装置8、9から受信した監視要求情報に基づき、画面データ記憶部731に格納されている所定の画面データを取得し、取得した画面データを加工することにより要求に合致した画面データを作成する画面データ作成部(監視画面データ提供手段)721と、端末装置8、9から受信した登録変更指示情報に基づいて、上述の一括登録テーブル記憶部を参照して所定の登録指示情報を作成する登録変更指示作成部(登録変更指示作成手段)722と、SOAPプロトコルに準拠した通信を実現するためのSOAPインタフェース723とを備えている。
〔1−5.端末装置の構成について〕
次に、図1に示した端末装置8は、監視対象となる熱源システム10をはじめとする各種設備を有している顧客先に設置されており、端末装置9は当該稼動状態監視システムの管理業者に設置されている。これら端末装置8、9は、パーソナルコンピュータであり、インターネット100を介して情報を授受するための通信部81、91、種々の情報を入力するための入力装置82、92、画面データ等を表示させるための出力装置83、93、各種処理を行う演算処理装置(図示略)を備えた制御装置84、94等を備えている。また、当該端末装置8、9は、WEBブラウザを搭載しており、WEBサーバ装置7から受信した監視画面データを解析し、例えば、遠隔地に設置されている監視対象である熱源システム10(図1参照)の稼動状態を表示装置83、93に表示させる。
次に、上記構成からなる稼動状態監視システムの動作について、以下に説明する。
〔2−1.稼動状態の監視要求に対する処理について〕
まず、本発明の稼動状態監視システムの基本的な動作である稼動状態の監視要求に対する処理について、以下、述べる。
(A)稼動状態監視要求の送信処理について
図5に示される本実施形態に係る稼動状態監視システムにおいて、端末装置8の入力装置82が顧客により操作され、制御装置84が入力装置82を介して監視対象である熱源システムの稼動状態の監視を要求する旨の情報を受け付けると、制御装置84は、稼動状態監視要求を作成し、これをWEBサーバ装置7に対して送信する。
上記稼動状態監視要求を受信したWEBサーバ装置7では、SOAPインタフェース723が当該稼動状態監視要求を所定の様式のSOAPメッセージに編集し、ロガーサーバ6に対して送信する。この稼動状態監視要求を受けたロガーサーバ6は、主に二次データ記憶部632に格納されている情報に基づき各種処理を行なうことになる。ただし、前述したようにロガーサーバ6に格納された各種二次データは、WEBサーバ装置7より送信されたSOAPメッセージに基づきロガー3にて作成された一次データに基づき補完管理されるものである。 上記SOAPメッセージを受信したロガー3では、SOAPインタフェース315がこのSOAPメッセージを解析し、これにより、端末装置8からの稼動状態監視要求に基づく、各種処理が制御装置31の各処理部313〜315により実現される。
以下、制御装置31の各処理部313〜315により実行される処理内容について、図6から図9を参照して具体的に説明する。
(B)ロガー3による稼動情報の送信処理並びにストア処理について
まず、図6に示されるように、取得物理量処理部311により、基本センサ処理が実行される。
取得物理量処理部311は、デバイステーブル321の予め設定されている所定のアドレスを参照し(ステップSA1)、そこに記述されている処理を実行する。例えば、この所定のアドレスとしては、図3に示されるように、当該熱源システムの最初の登録情報である登録情報Aのサンプリング情報等が記述されているアドレスが設定されている。
取得物理量処理部311は、このデバイステーブル321の参照先アドレスを参照し、ここに記述されている処理を実行する。例えば、この参照先アドレスには、登録情報Aに係る取得物理量が保持されているサンプリングデータ記憶装置33(図2参照)のアドレス、当該取得物理量のデータエラー情報、並びに次の処理が記述されている基本センサテーブル322の参照先アドレスが記述されている。
取得物理量処理部311は、この記述に従って、サンプリングデータ記憶装置33(図2参照)から最新の取得物理量を読み出し(図6のステップSA2)、この取得物理量のエラー判定を実行する(ステップSA3)。ここで、エラー判定では、当該取得物理量のデータフォーマット自体がエラーであるか否かが判断される。例えば、読み出したデータが、8ビットのデータ長以外のものであった場合には、エラーと判断する。
この結果、データエラーと判断した場合には(ステップSA3において「YES」)、取得物理量処理部311は、図2に示されるイベントテーブル325の所定のアドレスに、エラーイベントを記述する(ステップSA4)。なお、データビット数がエラーであった場合には、センサ自体の故障や、信号線等の断線が主な原因となる。
このように、エラーイベントテーブル325の所定のアドレスにエラーイベントが記述された場合には、出力処理部313がこのエラーイベントを検知し、エラーに係る情報をSOAPインタフェース315へ出力する。これにより、所定の様式のエラーを通知するメッセージが作成され、通信部15を介してWEBサーバ装置7等へ送信されることとなる。
一方、上記データエラーでなかった場合には(図6のステップSA3において「NO」)、当該デバイステーブル321に記述されている次の参照先アドレスを参照し(ステップSA5)、ここに記述されている処理を実行する。
例えば、基本テーブル322には、当該取得物理量の基本情報(図3参照)とともに、オフセット情報、サンプリング間隔、及び次の処理が記述されているリンクテーブル324の参照先アドレスが記述されている。
取得物理量処理部311は、この記述に従って、登録情報Aに係る取得物理量にオフセット等を施した後、上記リンクテーブル324の参照先アドレスを参照する(ステップSA6)。
リンクテーブル324の参照先アドレスには、取得物理量を利用して演算物理量が算出される場合に、その演算物理量を演算するための拡張センサテーブルの参照先アドレスが記述される。
一方、当該登録情報Aに係る取得物理量(図3参照)のように、演算物理量の算出に利用されないものであった場合には、このリンクテーブル324の参照先アドレスには、イベント処理を行うためのイベントテーブルの参照先アドレスが記述される。
従って、当該処理の場合には、イベントテーブルの参照先アドレスが記述されていることとなり(ステップSA7において「YES」)、この記述に従ってイベント処理を実行する(ステップSA9)。
イベント処理では、図7に示されるように、イベントテーブル325の参照先アドレスを参照する(ステップSB1)。このイベントテーブル325の参照先アドレスには、当該取得物理量のエラー判定情報(図3参照)並びに次の処理が記述されているストアテーブル326の参照先アドレスが記述されている。
取得物理量処理部311は、この記述に従って、エラー判定を行い(ステップSB2)、正常値であれば(ステップSB3において「YES」)、上記ストアテーブル326の参照先アドレスを参照することにより、ストア処理を実行する(ステップSB5)。
一方、エラー判定の結果、取得物理量が正常値でなかった場合には(ステップSB3において「NO」)、例えば、当該イベントテーブル325(図2参照)の所定のアドレスにエラーイベントを記述する。
ストア処理では、図8に示されるように、ストアテーブル326の参照先アドレスを参照する(ステップSC1)。ストアテーブル326の参照先アドレスには、当該取得物理量の出力間隔(つまり「1分」)並びに次の取得物理量である登録情報Bに係る取得物理量に関するデバイステーブル321の参照先アドレスが記述されている。
出力処理部313は、出力間隔に一致するか、つまり、前回、登録情報Aに係る取得物理量を記憶装置34(図2参照)の取得物理量記憶部341に格納してから1分経過したかを判断する。この結果、当該処理は1秒刻みで行われるため、前回の格納から未だ1分経過していないので、「NO」となり、今の取得物理量を制御装置31内の所定の記憶領域に保持した後、図5に示した基本センサ処理へ移行する(ステップSC5)。
これにより、次の取得物理量、つまり、登録情報Bに関する基本センサ処理が上述と同様に、各テーブルの参照先に記述されている所定の手順に従って実行されることとなる。
ここで、当該登録情報Bに係る取得物理量は、図3に示されるように、登録情報Dに係る演算物理量を算出するために利用されるものでもある。従って、図6に示される基本センサ処理のステップSA6において参照されるリンクテーブル324には、拡張センサテーブルの参照先アドレスが記述されている。従って、登録情報Bに係る取得物理量についての基本センサ処理では、ステップSA7において「NO」と判断され、拡張センサ処理SA8へ移行することとなる。
拡張センサ処理では、図9に示されるように、演算物理量処理部312により、拡張センサテーブル323の参照先アドレスが参照される(ステップSD1)。
拡張センサテーブル323の参照先アドレスには、当該登録情報Bに係る取得物理量を使用して算出される演算物理量の基本情報及び算出則、並びに次の処理が記述されている参照先アドレスが記述されている。
次に、演算物理量処理部312は、演算に必要となる取得物理量を全て充足したか否かを判断する(ステップSD2)。この結果、演算には、登録情報Cに係る取得物理量が必要なので、充足していないと判断し(ステップSD2において「NO」)、現在の取得物理量を制御装置31内の所定の記憶領域に保持し(ステップSD3)、一旦、拡張センサ処理を終了し、再度、当該登録情報Bに係る基本センサ処理へ戻る(ステップSD4)。
基本センサ処理では、図6に示されるように、当該登録情報Bに係る取得物理量について、上述の登録情報Aに係る取得物理量と同様に、イベント処理(図6のSA9及び図7参照)が実行され、更に、ストア処理(図8参照)が実行され、次の登録情報Cに係る取得物理量の基本センサ処理が実行される。
この登録情報Cに係る取得物理量は、上述の登録情報Bに係る取得物理量と同様、登録情報Dに係る演算物理量を算出するために利用されるものである。したがって、図6に示される当該基本センサ処理のステップSA7において、拡張センサ処理SA8へ移行し、上述の登録情報Bに係る取得物理量と同様の参照先が参照されることとなる。
ここで、今回は、図9のステップSD2において、演算に必要となる取得物理量を全て充足するため、ステップSD5に移行し、登録情報C及びDに係る取得物理量を利用して、算出則に従って演算を行うことにより、演算物理量を算出する。このようにして、演算物理量が算出されると、この演算物理量に対して、イベント処理SD6が行われる。
イベント処理(図7参照)では、上述の取得物理量と同様に、当該演算物理量に対して、エラー判定が行われ、演算物理量が正常値であれば、続いて、ストア処理(図8参照)が実行される。
ストア処理では、出力処理部313が当該演算物理量の出力間隔情報が記述されているストアテーブルの参照先アドレスを参照することにより(ステップSC1)、出力間隔に一致するか否かを判定する(ステップSC2)。この結果、上述の登録情報A等に係る取得物理量と同様、前回の格納から未だ1分経過していないため「NO」と判断され、今の演算物理量を制御装置31内の所定の記憶領域に保持し、ストアテーブルに記述されている参照先アドレスを参照することにより、後続の基本センサ処理を実行する(ステップSC5)。
基本センサ処理では、登録情報Cに係る取得物理量の処理が拡張センサ処理(ステップSA8)により中断されていたこととなっているため、拡張センサ処理の後続処理であるイベント処理が実行される(ステップSA9)。そして、登録情報Cの取得物理量に対してのイベント処理(図7参照)、ストア処理(図8参照)が所定の手順により実行される。
そして、上述した図6から図9に係る処理が一連のループ処理となって、監視対象である熱源システムに関する全ての登録情報(図3及び図4参照)に係る取得物理量並びに演算物理量を対象に繰り返し実行され、各登録情報の出力間隔情報に基づいて取得物理量及び各演算物理量が記憶装置34内の所定の記憶領域にストアされる(図8のステップSC3参照)とともに、SOAPインタフェース315へ出力されることとなる。
なお、本実施形態では、基本センサ2のサンプリング間隔を1秒と設定しているため、監視対象である熱源システムに関して登録されている取得物理量登録情報51(図3参照)及び演算物理量登録情報52(図4参照)についての図6から図9に示した処理についても1秒間隔で実行され、1秒未満で処理完了することとなる。従って、例えば、出力間隔が「1分」と設定されている場合には、その登録情報に係る取得物理量についての上記処理を60回実行したときに、初めて取得物理量が記憶装置34内に格納されるとともに、SOAPインタフェース315へ出力されることとなる(図8のステップSC3参照)。また、それまで制御装置内の所定の記憶領域に保持されていた59個の取得物理量に関しては、消去される(図8のステップSC4参照)
次に、上述した処理が行われることにより、図2に示されるSOAPインタフェース315には、それぞれの出力間隔で、出力処理部313から取得物理量や演算物理量が出力されることとなる。
SOAPインタフェース315は、出力処理部313から上記取得物理量や演算物理量を受け取る度に、以下の処理を行う。
まず、出力処理部313から入力された取得物理量等の基本情報を基本センサテーブル322又は拡張センサテーブル323から取得する。そして、取得物理量又は演算物理量をSOAP本文として記述し、また、対応する基本情報をエンベロープとして記述したSOAPメッセージを作成し、このSOAPメッセージを図5に示されるロガーサーバ装置6(図5参照)及びWEBサーバ装置7に対して送信する。これにより、インターネット100を介して、上記装置へ当該SOAPメッセージが送信される。
(C)WEBサーバ装置における端末装置8への稼動情報提供処理
図5に示されるWEBサーバ装置7は、SOAPメッセージを受信すると、SOAPインタフェース723がSOAPメッセージを解析し、その内容を画面データ作成部721へ出力する。画面データ作成部721は、入力された内容、つまり取得物理量或いは演算物理量を所定の監視画面データフォーマットに反映することにより、最新の監視画面データを作成し、この監視画面データを端末装置8に対して送信する。
上記監視画面データを受信した端末装置8は、この監視画面データを解析し、出力装置83に表示させる。これにより、熱源システムの監視画面、例えば、監視対象である熱源システムを図式化したものに、取得物理量並びに演算物理量が検出される箇所(例えば、基本センサの取り付け位置)と、それらの値とが対応付けられて示された画面等が表示される。
(D)ロガーサーバ装置6におけるストア処理
図5に示されるロガーサーバ装置6は、上述のWEBサーバ装置7と同様、SOAPメッセージを受信すると、SOAPインタフェース622により、SOAPメッセージが解析されることにより、当該SOAPメッセージに包含されている取得物理量或いは演算物理量の属性が、エンベロープに記述されている基本状態により判別される。
そして、この取得物理量等はその属性に応じて指定される一次データ記憶部631内の所定の記憶領域に書き込まれる。
一次データ記憶部631に書き込まれた上記取得物理量等は、補完処理部621により、補完処理が施され、その後、その属性情報に応じて指定される二次データ記憶部632の所定の記憶領域に格納される。
このようにして、ロガーサーバ装置6には、ロガー3から送信されてくる取得物理量や演算物理量が蓄積されることとなる。
〔2−2.瞬時値の要求に関するデータ送信処理について〕
次に、端末装置8から瞬時値の監視要求(ここでは、登録情報Aに係る取得物理量についての瞬時値の監視要求)が送信された場合におけるWEBサーバ装置7、ロガーサーバ装置6及びロガー3にて行われる処理について、図5を参照して説明する。なお、図5では、ロガー3の構成を一部省略して記載している。
この場合、端末装置8から送信された瞬時値の監視要求は、WEBサーバ装置7へ送信される。上記瞬時値の監視要求を受信したWEBサーバ装置7では、SOAPインタフェース723が当該瞬時値の監視要求を所定の様式のSOAPメッセージに編集し、ロガー3に対して送信する。
ロガー3は、瞬時値の監視要求をSOAPメッセージとして受信すると、登録情報Aに係る最新の取得物理量(瞬時値)をWEBサーバ装置7に対して送信する処理を割り込み処理として実行するとともに、その後、1分間に渡り、瞬時値を送信する。
WEBサーバ装置7は、瞬時値に係るSOAPメッセージを受信すると、画面データ作成部721が当該瞬時値が反映された監視画面データを作成し、端末装置8へ送信する。これにより、端末装置8の出力装置83には、登録情報Aに係る取得物理量の瞬時値が表示される。
また、WEBサーバ装置7へは、登録情報Aに係る取得物理量が1分間に渡り1秒間隔でロガー3から送信されてくる。WEBサーバ装置7は、初回の瞬時値以外は、端末装置8へ提供することなく、この値を制御装置72内の所定の記憶領域に保持する。
このように、端末装置8から瞬時値の監視要求を受信した場合には、1分間に渡る瞬時値を確保し、1分以内になされる再度の瞬時値の監視要求に備える。これにより、再度の要求に対して、速やかに対応することが可能となる。
また、このような瞬時値の監視要求については、通信トラフィックや演算処理が通常に比べて増大することから、WEBサーバ装置7は、このような通信トラフィック等の状態も考慮して、可能な範囲で上記瞬時値の監視要求をロガー3に対して送信するようにしても良い。
〔2−3.補完処理によるデータ送信について〕
次に、ロガーサーバ装置6の記憶装置63に格納されているデータの一部に欠損が生じた場合に行われる、ストアデータの補完処理について説明する。
例えば、3日前のストアデータが消滅してしまった場合、補完処理部621は、消滅したストアデータの再送指示情報を作成し、これをSOAPインタフェース622へ出力する。SOAPインタフェース622は、この再送信指示情報を所定の様式のSOAPメッセージに編集し、これをロガー3へ送信する。
ロガー3は、再送信指示情報をSOAPメッセージとして受信すると、再送信が指示された範囲のストアデータ、つまり、3日前のストアデータを記憶装置34の取得物理量記憶部341(図2参照)並びに演算物理量記憶部342(図2参照)からそれぞれ読み出し、これらの情報を一次データ記憶部343に格納する。
そして、この一次データ記憶部343に格納されたデータを少しずつロガーサーバ装置6へ送信する。
ここで、上述の基本動作のところで述べたように、ロガー3からロガーサーバ装置6へは、取得物理量や演算物理量がそれらの出力間隔情報に従って定期的にSOAPメッセージとして送信されているが、このとき送信されるSOAPメッセージには、データを書きこむことが可能な空きスペースが存在している。従って、このような通常送信されるSOAPメッセージの空き部分に、再送信が要求された3日前のストアデータをその属性情報とともに少しずつ書き込み、ロガーサーバ装置6へ送信することにより、効率よくデータの再送信を行うことが可能となる。
また、このときも、再送信する取得物理量や演算物理量の属性情報をエンベロープに記述しておくことで、ロガーサーバ装置6では、どの部分が再送信要求によるデータであるかを速やかに判別することができる。
また、制御装置31は、一次データ記憶部343に格納した再送信データにおいて、送済みデータについては、フラグ等を立てておくことにより、送信済みデータと未送信データとを容易に識別することが可能となる。これにより、例えば、ロガーサーバ装置6との通信が切断された場合であっても、速やかに再送信処理を実行することが可能となる。
なお、このような再送信要求がなされることにより、ロガー3内の演算処理等に支障をきたした場合には、トランザクションとしてエラー情報をロガーサーバ装置6へ送信することとする。このように、ロガー3は、通常の処理に影響を及ぼさない範囲で、再送信処理を実行する。
〔2−4.登録情報一括変更処理について〕
次に、ロガー3の記憶装置32内の各種テーブルに分散されて格納されている登録情報を一括して変換、追加、削除する登録情報一括変更処理について説明する。
例えば、図1に示される熱源システム10において、新たに監視したい箇所が生じ、基本センサ2を新たに設置して監視を開始するような場合には、新たに追加する基本センサ2に対応する取得物理量登録情報51(図3参照)をロガー3に登録する必要がある。また、既存の基本センサ2を交換した場合や、反対に、取り除いた場合にも、このような取得物理量登録情報51を変更する必要が生ずる。
そのような場合には、以下の手順に従って、各装置が処理を実行することにより、ロガー3内の取得物理量登録情報等を非常に簡単に、追加、変更、削除することができる。
まず、ユーザにより端末装置8の入力装置82が操作されることにより、登録情報の変更を要求を制御装置84が受け付けると、制御装置84は、登録情報の変更要求をWEBサーバ装置7に対して送信する。
上記登録情報の変更要求を受信したWEBサーバ装置7では、制御装置72内の画面データ作成部721が、画面データ記憶部731に格納されているデータフォーマットを参照することにより、登録情報変更画面データを作成し、この登録情報変更画面データを端末装置8へ送信する。
これにより、端末装置8では、WEBサーバ装置7から受信した画面データが解析され、出力装置83に表示される。この登録情報変更画面では、登録情報の変更に必要となる情報の入力指示が表示される。
例えば、基本センサ2を追加する場合には、図3に示された取得物理量登録情報51を構成する各情報(サンプリングデータ情報、基本情報等)が入力項目として表示される。また、演算により監視したい項目を増加させたい場合には、図4に示された演算物理量登録情報52を構成する各情報(基本情報、算出則等)が入力項目として表示される。
これら入力項目に対しての入力が終了し、送信操作が行われると、制御装置84はこの旨を受け付け、入力された情報をWEBサーバ装置7へ送信する。
WEBサーバ装置7では、端末装置8から受信した情報に基づいて、ロガー3内の登録情報を一括して変更するための登録変更指示情報が作成される。
具体的には、登録変更指示作成部722が、一括登録テーブル記憶部732に格納されている一括登録テーブルの各項目に、端末装置8から受信した各項目に対する入力情報を記述することにより、登録変更指示情報を作成する。この登録変更指示情報は、例えば、新たな取得物理量登録情報や演算物理量登録情報をロガー3が備える記憶装置32内の各種テーブルにその属性に応じて、且つ、それぞれを関連付けて1つのプログラムとして記述するための実行プログラムである。
そして、SOAPインタフェース723は、上記登録変更指示情報を所定の様式のフォーマットに編集することによりSOAPメッセージを作成し、これをロガーサーバ装置6に対して送信する。
ロガーサーバ装置6は、上記SOAPメッセージをWEBサーバ装置7から受信すると、SOAPインタフェース622が、このSOAPメッセージを解析する。この結果、このメッセージが登録変更指示情報であることを判別すると、このメッセージの本文を記憶装置63内のSOAPメッセージ記憶部633に書き込むとともに、WEBサーバ装置7から受信したSOAPメッセージと同様のSOAPメッセージを作成し、これをロガー3に対して送信する。
ロガー3は、上記SOAPメッセージをロガーサーバ装置6から受信すると、SOAPインタフェース315が、このSOAPメッセージを解析する。この結果、このメッセージが登録変更指示情報であることを判別すると、このメッセージの本文を登録情報変更部314へ出力する。
登録情報変更部314は、当億変更指示情報として送信されてきた実行プログラムを実行することにより、記憶装置32内の各種テーブルに新たな取得物理量登録情報等を一括して追加記述する。これにより、記憶装置32内の各種テーブルには、今回新たに追加された基本センサの取得物理量登録情報が記述される。
これにより、新たに設置された基本センサにより取得される取得物理量についても、他の取得物理量と同様の処理が実行されることとなる。
また、演算物理量登録情報の登録更新等の処理についても同様であるが、当該演算物理量が演算によって取得されるという特性を活かし、以下のような処理を追加することも可能である。
例えば、演算物理量登録情報が新たに追加された場合、この登録情報に記載されている算出則に従って、過去に取得された取得物理量を利用して演算を行うことにより、過去にさかのぼって当該演算物理量を算出する。
具体的には、各記憶装置34の取得物理量記憶部341に格納されている取得物理量には、その取得物理量が検出された時刻情報が対応付けられている。したがって、例えば、取得物理量xと取得物理量yが各基本センサにより検出されているとした場合に、算出則として「取得物理量x/取得物理量y(取得物理量xを取得物理量yで除算)」が演算物理量登録情報として新規に登録された場合、制御装置31は、同時刻に検出された取得物理量xと取得物理量yとを記憶装置34の取得物理量記憶部341から抽出し、抽出した取得物理量xを取得物理量yで除算した値を新たな演算物理量として、記憶装置34の演算物理量記憶部342の所定の記憶領域に格納する。
これにより、過去においても当該演算物理量を得ることが可能となる。なお、この場合であっても、対応する取得物理量が存在しない場合には、過去にさかのぼって演算物理量を算出することは不可能となる。
また、上述の一括変更処理では、ユーザが全ての入力項目に対して入力を行う場合について述べたが、これに代わって、以下のように入力処理を行うことも可能である。
例えば、WEBサーバ装置7の記憶装置732の一括登録テーブル記憶部732に、現在普及している基本センサの取得物理量登録情報を予め登録しておく。このとき、各基本センサの製品の識別情報(例えば、シリアル番号)を各取得物理量登録情報の識別情報として記載しておく。
そして、端末装置8から登録情報の変更要求を受信した場合には、端末装置8に対して、新たに設置する基本センサのシリアル番号等を入力させる画面データを送信する。
これにより、新たに設置された基本センサのシリアル番号が入力され、この情報をWEBサーバ装置7が受信すると、WEBサーバ装置7内の登録変更指示作成部722が、このシリアル番号を検索キーとして、上述の一括登録テーブル記憶部732を検索することにより、新たに設置する基本センサの取得物理量登録情報を自動的に取得する。そして、この取得した情報に基づいて、上述の登録変更指示情報を作成する。
このように、各種基本センサに対応する取得物理量登録情報を一括登録テーブル記憶部732に予め登録しておくことにより、ユーザによる取得物理量登録情報の入力操作が不要となり、基本センサ追加に伴う登録情報の入力操作に関する作業負担を大幅に軽減させることが可能となる。
〔2−5.WEBサーバ装置のその他の動作〕
また、WEBサーバ装置7は、上述したように、所定の出力間隔で監視画面データを送信するだけでなく、端末装置8からの種々の要求に応じた監視画面データを作成し、監視対象である熱源システムに関する多くの情報を提供することが可能である。
例えば、図5に示された端末装置8から、登録情報Aに係る取得物理量について、本年度における月平均と(例えば、2002年度)、前年度(例えば、2003年度)における月平均とを比較表示させる旨の監視要求情報を受けた場合には、WEBサーバ装置7の画面データ作成部721は、以下のような処理を実行する。
まず、WEBサーバ装置7の画面データ作成部72は、監視要求を受けた期間に該当する取得物理量を全てロガーサーバ装置6から取得し、制御装置72内の所定の記憶領域に保持する。
続いて、画面データ作成部721は、保持した各期間における取得物理量の各月ごとの平均値を演算し、演算したこれらの月平均を比較表示させる監視画面データを作成する。これは、例えば、予め画面データ記憶部731に格納されている月平均比較表示画面のデータフォーマットに従って、演算した各月の平均値を入力していくことにより実現できる。そして、上記データフォーマットに基づいて、月平均を比較表示させる監視画面データを作成すると、画面データ作成部721は、この監視画面データを端末装置8へ送信する。この結果、端末装置8の出力装置83には、前年度、本年度における登録情報Aに係る取得物理量の比較表示画面が表示されることとなる。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る稼動状態監視システムによれば、以下の効果を奏する。
図2に示されるように、ロガー3が演算物理量を演算する演算物理量処理部312を備えるので、監視対象に実際に取り付けられる基本センサにより検出される取得物理量だけでなく、これらの取得物理量から演算により得られる演算物理量についても出力することができる。これにより、例えば、監視項目として得たい状態量の算出則を登録しておくことにより、通常は監視が困難な状態量等についても監視することが可能となる。
また、ロガー3が、外部から受信した登録変更指示情報に基づいて、取得物理量登録情報51(図3参照)及び演算物理量登録情報(図4参照)の追加、変更、削除処理を行う登録情報変更部314を備えるので、遠隔からでも容易に、上記取得物理量登録情報等を追加等することが可能となる。
これにより、基本センサ2の追加等に伴う労力や時間を大幅に低減することができるとともに、極めて短時間で設定作業を終了することが可能となるという効果を奏する。
また、ロガー3が出力間隔情報に基づいて取得物理量や演算物理量を記憶装置34の所定の記憶領域に格納する出力処理部313を備えるので、取得物理量等の性質や特性に応じて、出力間隔情報を最適に設定・登録することによって、監視対象となる熱源システム10(図1参照)の稼動監視に必要なデータを抽出・選別して、格納することが可能となる。この結果、格納するデータ量を低減させることができ、効率的なデータストアを実現させることができる。
また、ロガー3が、取得物理量及び演算物理量と、それらの属性情報とをそれぞれ関連付けてSOAPメッセージとして送信するSOAPインタフェース315を備えるので、このSOAPメッセージを受信した装置では、このSOAPメッセージに包含されている取得物理量や演算物理量がどのような情報であるのかを簡単に判別することができるという効果を奏する。
更に、ロガー3が、SOAPメッセージのエンベロープ要素に属性情報を記述することにより、情報が複数の装置を経由して、最終的な送信先まで到達するような場合であっても、通信経路に介在する各装置において、当該情報が適切に取り扱われ、また、最終的な送信先である装置において、当該情報が適切に、取得・管理されることが可能となる。
更に、ロガー3が、各テーブル321〜326に分散されて記述されている取得物理量登録情報等に従って処理を実行することにより、実際には、これらの一連の処理内容が書かれたプログラムを実行していることと同様の効果を得ながら、処理手順の変更を非常に容易に実現することができる。
また、図5に示されるように、ロガーサーバ装置6が、補完処理部621を備えるので、ロガー3から受信した取得物理量等に欠損が生じていた場合には、補完をすることにより、二次データ記憶部632に格納される情報をより完全なものにすることができる。
また、図5に示されるように、WEBサーバ装置7の画面データ作成部721が、端末装置8又は9から受け付けた監視要求情報に基づいて、ロガー3から受信した取得物理量や演算物理量並びに所定の画像構成データから監視画面データを作成し、端末装置8又は9へ送信するので、監視対象である熱源システム10の稼動状態を画面情報としてわかりやすく提供することができる。
また、WEBサーバ装置7が、ロガー3に記憶されている取得物理量登録情報や演算物理量登録情報を一括して登録するための登録変更指示情報を作成する登録変更指示作成部722を備えるので、監視項目の追加、変更、削除に伴って行われる登録情報の変更等を極めて容易に実現することができる。
また、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した本実施形態では、ロガー3の記憶装置34及びロガーサーバ装置6の二次データ記憶部632に格納されているデータは、補完処理が施されているか否かの違いだけで、略同一のデータが格納されているが、これに代わって、ロガー3及びロガーサーバ装置6の機能、役割を二分して、それぞれに適したデータを格納するようにしても良い。具体的には、ロガー3の記憶装置34には、過去1年における取得物理量や演算物理量を格納することとし、一方、ロガーサーバ装置6の二次データ格納部632には、例えば、ロガー3の記憶装置34に格納されているデータを間引きしたデータを過去数年にわたり格納するようにしても良い。つまり、比較的短期間における詳細な情報については、ロガー3内の記憶装置34に格納するようにし、比較的長期間における粗めの情報については、ロガーサーバ装置6に格納するようにしても良い。
また、上述した実施形態では、監視要求情報や一括変更要求の指示を端末装置8から送信する場合について述べたが、管理業者側の端末装置9からも同様の指示を出すことが可能である。
また、図3に示された取得物理量登録情報51及び図4に示された演算物理量登録情報52の構成は一例であり、これらの情報に加えて詳細な情報を登録することも可能である。
本発明の一実施形態に係る稼動状態監視システムの構成を示す図である。 図1に示したロガーの構成を示す図である。 取得物理量登録情報の一例を示す図である。 演算物理量登録情報の一例を示す図である。 図1に示したロガーサーバ装置、WEBサーバ装置、端末装置の構成を示す図である。 ロガーの取得物理量処理部により実行される基本センサ処理を示す図である。 ロガーの取得物理量処理部により実行されるイベント処理を示す図である。 ロガーの出力処理部により実行されるストア処理を示す図である。 ロガーの演算物理量処理部により実行される拡張センサ処理を示す図である。
符号の説明
2 基本センサ
3 ロガー
6 ロガーサーバ装置
7 WEBサーバ装置
8、9 端末装置
10 熱源システム
32、34 記憶装置
31、62、72 制御装置
51 取得物理量登録情報
52 演算物理量登録情報
61、35、71、81、91 通信部
315、622、723 SOAPインタフェース
100 インターネット
311 取得物理量処理部
312 演算物理量処理部
313 出力処理部
314 登録情報更新部
631 一次データ記憶部
632 二次データ記憶部
621 補完処理部
722 登録変更指示作成部
721 画面データ作成部
731 画面データ記憶部
732 一括登録テーブル記憶部

Claims (13)

  1. 監視対象に設置された基本センサにより検出される取得物理量の属性情報を含む取得物理量登録情報を格納するとともに、前記取得物理量から演算物理量を算出するための算出則を含む演算物理量登録情報を格納する第1の記憶手段と、
    前記演算物理量登録情報を参照して、前記演算物理量を算出する演算物理量処理手段と、
    前記取得物理量及び前記演算物理量の少なくともいずれかを出力する出力処理手段と
    を具備するロガー。
  2. 外部から受信した登録変更指示情報に基づいて、前記第1の記憶手段に格納されている前記取得物理量登録情報及び前記演算物理量登録情報の追加、変更、削除処理を行う登録情報変更手段を備える請求項1に記載のロガー。
  3. 前記出力処理手段から出力される前記取得物理量及び前記演算物理量を格納する第2の記憶手段を備える請求項1又は請求項2に記載のロガー。
  4. 前記取得物理量登録情報には、前記取得物理量毎に出力間隔情報が登録されており、
    前記演算物理量登録情報には、前記演算物理量毎に出力間隔情報が登録されており、
    前記出力処理手段は、前記出力間隔情報に基づいて、対応する前記取得物理量及び前記演算物理量を前記第2の記憶手段に格納する請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のロガー。
  5. 前記取得物理量登録情報には、前記取得物理量毎にエラー判定情報が登録されており、
    前記取得物理量処理手段は、前記エラー判定情報に基づいて、前記取得物理量が正常値であるか否かを判断し、
    前記演算物理量登録情報には、前記演算物理量毎にエラー判定情報が登録されており、前記演算物理量処理手段は、前記エラー判定情報に基づいて、前記演算物理量が正常値であるか否かを判断する請求項1から請求項4のいずれかの項に記載のロガー。
  6. 通信ネットワークを介してSOAPメッセージを授受するためのSOAPインタフェースを備え、
    前記取得物理量及び前記演算物理量は、それらの前記属性情報とそれぞれ関連付けられて、前記SOAPインタフェースにより、SOAPメッセージとして、通信ネットワークを介して所定の装置へ送信される請求項1から請求項5のいずれかに記載のロガー。
  7. 前記SOAPインタフェースは、前記取得物理量及び前記演算物理量の属性情報をSOAPメッセージのエンベロープ要素に記述して送信する請求項6に記載のロガー。
  8. 前記取得物理量登録情報及び前記演算物理量登録情報は、複数のテーブルに分散されて登録されているとともに、前記テーブルには、次の処理手順を示すための情報が記述されており、
    前記取得物理量処理手段及び前記演算物理量処理手段は、前記テーブルに記述されている前記次の処理手順を示すための情報に従って処理を実行する請求項1から請求項7のいずれかの項に記載のロガー。
  9. 演算処理装置を備える制御装置と、監視対象に設けられた基本センサによって検出される取得物理量に関する情報が格納されているとともに、前記演算処理装置が前記取得物理量に基づき演算物理量を算出するための算出則が少なくとも格納されている第1の記憶手段とを有するロガーに接続されるロガーサーバ装置であって、
    前記ロガーとの間で情報を授受する通信手段と、
    前記ロガーから受信した前記監視対象の稼動状態に係る情報を格納する一次データ記憶手段と、
    前記一次データ記憶手段に格納されている前記情報に補完処理を行う補完処理手段と、
    前記補完処理が行われた後の情報を格納する二次データ記憶手段と
    を具備するロガーサーバ装置。
  10. 演算処理装置を備える制御装置と、監視対象に設けられた基本センサにより検出される取得物理量の属性情報が格納されているとともに、前記演算処理装置が前記取得物理量に基づき演算物理量を算出するための算出則が少なくとも格納されている第1の記憶手段とを有するロガー、並びに端末装置に接続されるサーバ装置であって、
    前記端末装置から前記取得物理量及び/又は前記演算物理量の監視要求情報を受け付ける監視要求受付手段と、
    前記監視要求情報を前記ロガーに送信することにより、前記ロガーから前記監視要求の対象となる前記取得物理量及び/又は前記演算物理量を受信し、受信した前記取得物理量及び/又は演算物理量と所定の画像構成情報とを関連付けて前記端末装置へ送信する監視画面データ提供手段と
    を具備するサーバ装置。
  11. 前記ロガーに記憶されている前記取得物理量登録情報や前記演算物理量登録情報を一括して登録するための登録変更指示情報を作成する登録変更指示作成手段を具備する請求項10に記載のサーバ装置。
  12. 前記登録変更指示情報をSOAPメッセージとして送信するためのSOAPインタフェースを具備する請求項11に記載のサーバ装置。
  13. 請求項1から請求項8のいずれかの項に記載のロガーと、
    請求項9に記載のロガーサーバ装置と、
    請求項10または請求項12のいずれかの項に記載のサーバ装置と
    を具備することを特徴とする稼動状態監視システム。
JP2004336334A 2004-11-19 2004-11-19 ロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動状態監視システム Active JP4486481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004336334A JP4486481B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 ロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動状態監視システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004336334A JP4486481B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 ロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動状態監視システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006146596A true JP2006146596A (ja) 2006-06-08
JP4486481B2 JP4486481B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=36626205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004336334A Active JP4486481B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 ロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動状態監視システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4486481B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057682A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Daikin Industries, Ltd. データ収集装置およびデータ管理システム
JP2009169881A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Yamatake Corp データ表示装置、データ表示方法、及びデータ表示プログラム
JP2012164140A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Azbil Corp 信号処理装置、信号処理方法、信号処理プログラム、及び記憶媒体
JP6440810B1 (ja) * 2017-12-01 2018-12-19 三菱電機株式会社 データ収集システム、制御装置、制御プログラム、ゲートウェイ装置およびゲートウェイプログラム
CN115325450A (zh) * 2022-07-04 2022-11-11 安徽省天然气开发股份有限公司 一种天然气管网设备监管系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03135604A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Kao Corp 制御信号の状態変化通知装置及び状態変化通知装置を備えた制御装置
JP2000330622A (ja) * 1999-05-19 2000-11-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠隔操作可能な演算式システム
JP2002223211A (ja) * 2000-08-31 2002-08-09 Schneider Autom Soapプロトコルに基づいたコントローラ装置用通信システム
JP2002304201A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Mitsubishi Electric Corp センサ処理ユニット、コントローラ、センサおよびセンサ処理システム
JP2003256031A (ja) * 2002-03-04 2003-09-10 Ntt Docomo Tokai Inc 遠隔監視方法、遠隔監視装置及び遠隔監視システム
JP2003289589A (ja) * 2002-01-09 2003-10-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器データ収集システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03135604A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Kao Corp 制御信号の状態変化通知装置及び状態変化通知装置を備えた制御装置
JP2000330622A (ja) * 1999-05-19 2000-11-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 遠隔操作可能な演算式システム
JP2002223211A (ja) * 2000-08-31 2002-08-09 Schneider Autom Soapプロトコルに基づいたコントローラ装置用通信システム
JP2002304201A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Mitsubishi Electric Corp センサ処理ユニット、コントローラ、センサおよびセンサ処理システム
JP2003289589A (ja) * 2002-01-09 2003-10-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器データ収集システム
JP2003256031A (ja) * 2002-03-04 2003-09-10 Ntt Docomo Tokai Inc 遠隔監視方法、遠隔監視装置及び遠隔監視システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057682A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Daikin Industries, Ltd. データ収集装置およびデータ管理システム
JP2009169881A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Yamatake Corp データ表示装置、データ表示方法、及びデータ表示プログラム
JP2012164140A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Azbil Corp 信号処理装置、信号処理方法、信号処理プログラム、及び記憶媒体
JP6440810B1 (ja) * 2017-12-01 2018-12-19 三菱電機株式会社 データ収集システム、制御装置、制御プログラム、ゲートウェイ装置およびゲートウェイプログラム
JP2019102974A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 三菱電機株式会社 データ収集システム、制御装置、制御プログラム、ゲートウェイ装置およびゲートウェイプログラム
CN115325450A (zh) * 2022-07-04 2022-11-11 安徽省天然气开发股份有限公司 一种天然气管网设备监管系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4486481B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6647317B2 (en) Air conditioner management system
JP5982805B2 (ja) 建造物管理システム、及び、建造物管理方法
JP5507683B2 (ja) 保守作業事例収集装置、保守作業事例収集方法及び保守作業事例収集プログラム
JP7073952B2 (ja) データ収集システム及びデータ収集方法
JP6252669B2 (ja) 計測データ提供サービスシステム
CN105320122A (zh) 监视控制系统及监视控制方法
JP4486481B2 (ja) ロガー、ロガーサーバ装置、サーバ装置、並びに稼動状態監視システム
JP2015032152A (ja) 情報処理システム
JP2019204224A (ja) センサーデータ分析システムおよびセンサーデータ分析方法
JP4452211B2 (ja) データ不整合検出装置および検出方法
JP6900946B2 (ja) エンジニアリング支援システム及びエンジニアリング支援方法
JP4825439B2 (ja) 情報収集配信装置
JP7400354B2 (ja) 情報処理装置、異常可視化システム及び異常可視化処理方法
JP6508323B2 (ja) 情報収集システム、情報収集端末装置、情報収集サーバ装置、及び情報収集方法
JP2004030113A (ja) 通報装置
US20170263109A1 (en) Apparatus for Data Processing
WO2017212563A1 (ja) データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム
JP5808861B1 (ja) エラー処理システム
EP3591481B1 (en) Device configuration management apparatus, system, and program
JP2022098168A (ja) 診断装置
CN113728366A (zh) 处理装置、处理完毕数据的收集方法以及数据收集系统
JP2006195809A (ja) 計測システム
JP4245344B2 (ja) プラント運転支援装置
EP3451685A1 (en) Remote monitoring system, central data collection device, field data collection device, remote monitoring method, and program
JP2004003842A (ja) 空気調和機の管理システム及びそれに用いられる変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4486481

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250