JP2006146566A - 遠隔保守システム - Google Patents

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高幸 中村
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Abstract

【課題】 保守実行中は他の保守端末からの操作を受け付けず、安全に保守対象装置の保守ができ、また、複数のユーザが相談しながら保守や設定ができる遠隔保守システムを得る。
【解決手段】 本発明の遠隔保守システムは、ユーザが入出力を行う複数の保守端末4と、設定や調整の対象となる複数の保守対象装置2と、保守端末4からの指示を受けて遠隔から保守対象装置2に対して設定や調整の操作要求を発行する遠隔保守装置3と、保守端末、保守対象装置、前記遠隔保守装置のそれぞれを接続するネットワーク1とからなり、遠隔保守装置2は要求制御装置31を持ち、複数の保守端末4から同一の保守対象装置2への操作を要求制御装置31が制限することにより保守対象装置の保守を行うものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、保守対象装置をネットワークを介して保守する遠隔保守システムに関する。
近年、ネットワーク技術の発達と普及により、ネットワークを介して様々な装置の監視や設定が行われるようになってきた。例えば、教示に従って、ユーザが遠隔地から装置と通信し、装置を制御できるようにするシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。図13は、特許文献1のシステムのブロック図を示すものである。図において、600は遠隔制御システム、610はユーザが使用するラップトップ機、611はラップトップ機610上で動作するウェブ・ブラウザ、620はインターネット、630はサーバ、631はサーバ630上に置かれたHTMLページ、632はサーバ630上で動作するプログラム、640はコンピュータ、641はコンピュータ640上で動作するプログラム、651〜651Nは装置である。この遠隔制御システムは、ウェブ・ブラウザ611を用いてインターネット620を介して装置611〜611Nへのデータの送信と結果の取得を行うものである。
まず、ユーザはウェブ・ブラウザ611を用いて、HTMLページ612をサーバ630から取得する。HTMLページ631には、装置651〜651Nへのデータを入力できるようになっており、ユーザがデータを入力しサーバ630のプログラム632へと送信する。プログラム632は受け取ったデータをコンピュータ640上のプログラム641へと送る。プログラム641は受け取ったデータを装置651〜651Nのいずれかに送り、装置651〜651Nからの結果を受け取る。受け取ったデータを、プログラム641はサーバ630上のプログラム632へと送り返し、更にプログラム632はウェブ・ブラウザ611へと送り返す。このようにして、装置651〜651Nへのデータの送信と結果の取得を行う。
また、他の遠隔制御システムとして、保守操作要求元を記憶した後に保守操作要求元以外からの全ての操作要求を拒否する排他制御装置を有したシステムが開示されているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11-232203号公報 特開平5-12058号公報
しかしながら、従来のネットワークを介して保守を行うシステムでは、複数の保守端末が同一の保守対象装置を操作することを考慮していない場合が多く、設定が競合した場合などは設定後の装置の挙動が予測できず危険である。
また、他の従来例では、保守実行中以外の保守操作要求元(保守端末)は一括して拒否してしまうので、一方のユーザが保守対象装置を操作している時に、他方のユーザが該保守対象装置の情報を参照して助言を与えるといった使用方法が不可能であり、また、操作要求ごとに却下/許可するといった細かなことができない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、保守実行中は他の保守端末からの操作を受け付けず、安全に保守対象装置の保守ができ、また、複数のユーザが相談しながら保守や設定ができる遠隔保守システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1記載の発明は、ユーザが入出力を行う複数の保守端末と設定や調整の対象となる複数の保守対象装置と保守端末からの指示を受けて遠隔から前記保守対象装置にたいして設定や調整の操作要求を発行する遠隔保守装置とそれぞれを接続するネットワークからなる遠隔保守システムにおいて、前記複数の保守端末から同一の前記保守対象装置への操作を制限する要求制御装置を有し、前記保守対象装置の保守を行うことを特徴とする遠隔保守システムとするものである。
請求項2記載の発明は、前記要求制御装置が、保守実行中の前記保守対象装置に対して、保守を実行している前記保守端末以外の端末から前記保守対象装置の状態や設定を変更する操作要求の発行を却下するものである。
請求項3記載の発明は、前記要求制御装置が、保守実行中の前記保守対象装置に対して、保守を実行している前記保守端末以外の端末からの要求であっても、設定値参照等の前記保守対象装置の状態や設定の変更を伴わない操作要求の発行を許可するものである。
請求項4記載の発明は、前記要求制御装置は、前記ユーザおよび前記保守対象装置について、発行可能な操作要求の表を有し、その表に基づいて操作要求のフィルタリングを行うものである。
請求項5記載の発明は、それ自身の保守が可能な保守装置を有し、前記保守装置での保守実行中は、前記要求制御装置が該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求の発行を拒否する機能を有するものである。
請求項6記載の発明は、前記要求制御装置が前記保守対象装置の保守装置により保守実行中でも、前記保守端末からの該保守対象装置への状態や設定の変更を伴わない操作要求を許可する機能を有するものである。
請求項7記載の発明は、前記要求制御装置が、前記保守端末での保守実行中でも前記保守装置による保守を開始すると、前記保守端末からの該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求の発行を拒否する機能を有するものである。
請求項8記載の発明は、前記要求制御装置が、前記保守端末や前記保守装置から保守終了が明示されることにより、他の前記保守端末からの該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求を許可する機能を有するものである。
請求項9記載の発明は、前記要求制御装置が前記保守端末での保守実行中であっても、一定時間前記保守端末からの操作がない場合、該保守端末の保守実行権を剥奪し、該保守対象装置を保守非実行中とし、他の前記保守端末から該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求を許可する機能を有するものである。
請求項10記載の発明は、前記遠隔保守装置は前記要求制御装置が操作要求を拒否した場合、該保守対象装置の保守を実行中の前記保守端末もしくは前記保守装置の情報とともに保守実行中であることを該保守端末に表示するメッセージ出力手段を有するものである。
請求項11記載の発明は、前記要求制御装置は前記保守端末が保守終了した後、もしくは、前記保守端末が保守実行権を剥奪された後、最初に該保守対象装置への操作要求の発行を要求した前記保守端末に対して、該保守対象装置の状態や設定の変更を伴う操作要求の発行権を付与する機能を有するものである。
請求項1に記載の発明によると、複数の保守端末から同一の保守対象装置への操作を制限することができるため、安全に保守を実行できる。
請求項2に記載の発明によると、保守を実行している保守端末以外の端末からの設定等の操作を却下するため、安全に保守を実行できる。
請求項3に記載の発明によると、設定値参照等の設定変更を伴わない要求は保守を実行している端末以外の端末でも可能であるため、異なる場所にいる複数のユーザが同一の保守対象装置の情報を取得することができる。
請求項4に記載の発明によると、表に基づいて操作要求のフィルタリングを行うため、細かな操作要求の拒否/許可が可能となる。
請求項5に記載の発明によると、保守装置を用いた保守対象装置の保守実行中は、保守端末からの設定等の操作要求を受け付けないため、安全に保守が実行できる。
請求項6に記載の発明によると、保守装置により保守を実行中であっても、設定値参照等の設定変更を伴わない要求は許可されるため、異なる場所にいる複数のユーザが同一の保守対象装置の情報を取得することができる。
請求項7に記載の発明によると、保守装置による操作が全ての保守端末からの操作に優先するため、緊急時等に現場での操作以外を却下することができる。
請求項8に記載の発明によると、各保守端末や保守装置が保守を終了することを明示するため、以降、他の保守端末からも保守が可能となる。
請求項9に記載の発明によると、一定時間保守端末による操作がない場合、他の保守端末による操作要求を許可するため、ネットワークや保守端末の不調により保守終了を明示できなかった場合でも、他の保守端末から保守が実行できるようになる。
請求項10に記載の発明によると、該保守対象装置が保守実行中で操作要求が却下された際に保守実行中であることと保守を行っている保守端末を知ることができる。
請求項11に記載の発明によると、保守実行中でない保守対象装置に対して操作要求を送ることで該保守端末へ保守実行権を付与するため、保守開始を意識的に明示することなく保守を開始することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
本発明の実施例1を図1に示す。図1は遠隔保守システムの概略図である。図1において、1は各装置が接続されたネットワークであり、これを通して各装置間でやり取りができるようになっている。2は保守の対象となる保守対象装置である。3は遠隔保守装置であり、要求制御装置31が組み込まれている。4はユーザの用いる保守端末である。5は保守対象装置2に直接接続し保守を行う保守装置である。
本発明が特許文献2と異なる部分は、要求制御装置に要求判定部を備えたことである
要求制御装置31を組み込んだ遠隔保守装置3の一例を、図2に示す。図において、32はWWWサーバ、33は機能部、34はファイルシステムである。この例では、遠隔保守装置3はWWWサーバ32を用いて構成し、保守端末4のクライアントとしてWebブラウザを用いるものを一例として示している。ただし、特にこれに限定するものではなく、他のサーバやクライアント、プロトコルを用いて構成しても何ら問題はない。要求制御装置31は、指定された保守対象装置2a、2bが保守実行中であるか、操作要求の内容がどうであるかなどにより保守端末4からの操作要求を制限するものである。WWWサーバ32は、保守端末4a、4bへのユーザインターフェースの提供とユーザの入力を操作要求への変換を行う。機能部33は、保守対象装置2a、2bとやり取りを行い、WWWサーバ32の作成した操作要求を処理しその結果を応答としてWWWサーバ32へ返すものである。機能部33は、様々な操作要求に対応して、33a、33b、33c…といった各機能を持つ。ファイルシステム34は、要求制御装置31の使用する情報やWWWサーバ32の使用するHTML文書などが保存される。
要求制御装置31の構成を図3のブロック図に示す。図3において、311は制御部、312は対象装置判定部、313は保守実行表、314は要求判定部、315は許可要求表である。
制御部311はWWWサーバ32からの操作要求を取得し、各判定部を用いて操作要求の却下/許可を行い、操作要求を機能部33へ送るか、WWWサーバ32へ返すかの制御を行う。対象装置判定部312は、操作要求の指定する保証対象装置が現在保守中か否かを保守実行表313に基づき判定する。要求判定部314は、操作要求で行う操作が許可される操作か否かを許可要求表315に基づき判定する。
保守実行表313の内容の例を図4に示す。保守実行表313は、保守対象装置と操作端末からなる表であり、現在保守を行われている保守対象装置と保守を実行している保守端末を識別する識別子が書き込まれる。なお、各識別子のフォーマットは保守対象装置、保守端末が識別できれば何でも良く、簡単にはそれぞれのIPアドレスを用いてもよい。
許可操作表315の内容の例を図5に示す。許可操作表315は、保守対象装置の識別子と保守実行中でも他の保守端末から実行可能な操作要求のリストからなっている。許可操作表315も保守実行表314と同様に識別子や操作要求は図に示す限りではない。また、許可操作表315の内容は、図1におけるファイルシステム34に保存されており、システム起動時に要求制御装置31により読み込まれ、許可操作表315にセットされる。
次に本実施例の遠隔保守システムの動作について説明する。
まず、ユーザは保守端末4a上のクライアント(Webブラウザ)を用いてWWWサーバ32に接続する。ユーザ認証等の後、保守対象装置2aの操作画面を表示する。このとき、WWWサーバはクライアントへCookieと呼ばれる情報をセットし、後の操作において個々のクライアントを識別できるようにする。これは、セッショントラッキングと呼ばれる一般的な技術である。
ここで、保守対象装置2aの状態や設定の変更を伴う操作としてパラメータの設定を行うことを考えてみる。
ユーザはクライアント上で保守対象装置2aのあるパラメータについてパラメータ値を入力し、設定ボタンを押すなどの設定操作を行う。次に、ユーザからの入力を受け取ったWWWサーバ32は、保守対象装置2aへのパラメータ設定を行うため、保守端末4aの識別子と保守対象装置2aの識別子、操作要求と対象となるパラメータの名前、設定するパラメータ値を含んだ要求メッセージを作成し、要求制御装置31へ送る。要求メッセージを受け取った要求制御装置31の制御部311は、保守対象装置2aが現在保守実行中かしらべるため、要求メッセージから保守対象装置2aの識別子と保守端末4aの識別子を取り出し装置判定部312へ送る。装置判定部312は、受け取った保守対象装置2aの識別子が保守実行表313に有るかを調べる。
保守実行表313中に保守対象装置2aに関する記述が無い場合、装置判定部312は保守実行中ではないことを制御部311に通知するとともに保守実行表313に保守対象装置2aの識別子と保守端末4aの識別子を登録し、保守対象装置2aは保守端末4aにより保守実行中であることがわかるようにする。保守実行中ではないとの通知を受け取った制御部311は、要求メッセージを機能部33へ送る。機能部33では、パラメータ設定に関する機能(例えば33a機能1)に対して要求メッセージを送る。要求メッセージを受け取った33a機能1は、メッセージ内に記述された保守対象装置2aの識別子をもとに保守対象装置2aへ要求メッセージを送信する。保守対象装置2aからの応答を受け取った33a機能1は、その応答をWWWサーバ32へと送り、WWWサーバ32は応答に応じたHTML文書を作成し保守端末4aへ送信する。
また、装置判定部312が保守実行表313を調べた際に、保守対象装置2aが操作要求元の保守端末(この場合、保守端末4a)により保守実行中である場合、装置判定部312は、操作要求元の保守端末が現在保守実行中の保守端末であることを制御部311に通知する。通知を受け取った制御部311は、上記と同様に要求メッセージを機能部33へ送る。
以上のようにして、パラメータ値の設定が行われる。
一方、装置判定部312が保守実行表313を調べた際に、保守対象装置2aに関する記述が存在し、かつ,保守端末4a以外の保守端末(例えば,保守端末4b)により現在保守実行中であると判定された場合、装置判定部312は、制御部311に対して、保守対象装置2aは保守実行中であることを保守を実行している保守端末の識別子とともに通知する。
次に、制御部311は、要求メッセージ内の操作要求が保守実行中でも実行可能なものかを調べるため、要求メッセージ内の保守対象装置2aと操作要求を要求判定部314へ送る。要求判定部314では、保守対象装置2aについて操作要求が許可されているかについて許可操作表315を調べる。許可操作表315内の保守対象装置2aに関する項目に要求された操作要求についての記述が無い場合、その操作は許可されないため、要求判定部314は却下であることを制御部311に通知する。要求却下の通知を受け取った制御部311は、操作要求が却下されたことを示すメッセージを作成し、WWWサーバ32へ通知する。WWWサーバ32は、操作要求が却下されたことを示すHTML文書を作成し、保守端末4aへと送信する。このとき、HTML文書には、現在保守対象装置2aの保守を実行している保守端末の情報を表示するようにする。
一方、操作要求に関する記述が許可操作表315に存在する場合、要求判定部314は許可であることを制御部に通知する。以下の流れは保守実行中で無い場合と同一である。
以上の流れのうち、要求制御部の動作を図に表したものが図6である。
次に本発明の実施例2について述べる。本実施例は、操作要求を保守端末やユーザによってフィルタリングするものである。
本実施例の要求制御装置31の構成を図7に示す。図において、316は操作者判定部、316は操作者判定部である。他の符号は実施例1の図3と同じである。本実施例の要求制御装置31は保守端末やユーザに基づき操作要求の却下/許可を判定する、操作者判定部316と操作者判定部316を有している。許可操作者表317の一例を図8に示す。許可操作者表317は、保守対象装置と保守端末、ユーザ、許可操作要求の項を有している。保守対象装置と保守端末、操作要求に関してはそれぞれ保守実行表313、許可操作表315に記述のものと同様である。また、表中のユーザは、操作を許可されるユーザ名を表し、遠隔保守システムに接続時の認証に用いられるものを用いると良い。
本実施例では、要求操作装置31へ入力するまでの流れと出力してからの流れは実施例1と同様であるので、要求制御部31の動作について述べる。
WWWサーバ32から要求メッセージを受け取った要求制御装置31の制御部311は、まず操作者が保守対象装置に対して許可された者であるかを判定するため、操作者判定部316に対して、操作要求を行った保守端末の情報やユーザ名と操作要求を通知する。操作者判定部316では、保守対象装置に対する操作要求がその保守端末やユーザに許可されているか否かを判定する。その保守端末やユーザに関する記述が無い場合、許可されていないため操作者判定部316は制御部311へ却下の通知を行う。制御部311は却下を表すメッセージをWWWサーバ32へ通知する。
操作者判定部316において許可と判定された場合、実施例1と同様に対象装置判定部312、要求判定部314と処理をすすめる。
なお、操作者判定部316において、複数の記述に一致する場合(保守端末とユーザ双方記述されているが許可操作要求が異なる場合など)が有りえるが、その場合の判定は保守対象となる装置により異なるため、本実施例では特には指定しない。
以上のようにして、保守端末やユーザに基づく操作要求のフィルタリングを行う。
次に本発明の実施例3について述べる。本実施例は、保守対象装置用へ保守対象装置用の保守装置を直接接続し保守を行っている場合についてである。
本実施例における要求制御装置31の構成を図9に、保守対象装置2の関連部位の構成を図10にそれぞれ示す。
本実施例の要求制御装置31には、実行表操作部318が追加されている。実行表操作部318は、保守対象装置2からの通知により保守実行表313の該当する保守対象装置の保守実行状態を保守装置による保守実行中に書き換えるものである。図10中の22は保守装置5が保守対象装置2に接続された際にネットワークを介して要求制御装置31の実行表操作部318へ、保守装置5による保守が開始されることを通知する通知部である。
保守装置5が保守対象装置2に接続されたことを検出した装置機能部21は、通知部21に対して通知を行うように指示する。指示を受けた通知部21は、自身を示す識別子(例えばIPアドレス)を含む保守装置による登録メッセージを要求制御装置31の実行表操作部318へ送信する。メッセージを受信した実行表操作部318は、保守対象装置の識別子をメッセージから取得し、保守実行表313に登録する。この際、保守端末の識別子としては、保守対象装置を示す識別子は予め遠隔保守装置3側と合意を取った特別なものを用いても良いし、簡単には該保守対象装置自身のIPアドレスなどを用いても良いだろう。このようにすることにより、保守装置5を保守対象装置2に接続して保守を行っている場合でも状態や設定の変更を伴う操作要求が却下され安全に保守を行うことができるようになる。
また、実行表操作部318が既に保守端末4a、4bにより保守が行われている場合でも保守実行表313を上書きすることで保守装置5による保守を優先することができるようになる。
次に本発明の実施例4について述べる。
本実施例は、保守終了を保守端末2や保守装置5が明示することにより、他の保守端末からの保守を可能にするものである。図11に本実施例の要求制御装置31の構成を表す図を示す。
WWWサーバ32が保守実行中の保守端末から保守終了を入力されると、対象となる保守対象装置の識別子と保守端末の識別子を含めた保守終了メッセージを作成し要求制御装置31へ送る。要求制御装置31の制御部311は、メッセージが保守終了メッセージであった場合、実行表操作部318へ削除メッセージを通知する。実行表操作部318は、メッセージ中の保守対象装置に対してメッセージ中の保守端末が登録されていることを確認の後、該保守対象装置に関する記述を保守端末の情報とともに削除する。これにより、該保守対象装置は保守実行中でなくなるので、他の端末による保守が可能となる。
また、保守装置5による保守が終了した際も、ユーザが保守終了を明示するボタン等を押した場合や保守装置5と保守対象装置2の接続を切断した場合に削除メッセージを実行表操作部318へ送信することにより、同様に他の端末による保守が可能となる。
次に本発明の実施例5について述べる。
本実施例は、保守実行中の保守端末から有る一定時間操作要求が無い場合、その保守端末以外の保守端末からの保守を可能にするものである。
本実施例の要求制御装置31の構成を表す図を図12に示す。図12には、タイムアウト処理部319と経過時間表320が追加されている。
タイムアウト処理部319は、制御部311が保守対象装置へ操作要求を送信した時刻を保守対象装置ごとに経過時刻表320へ記録し、一定時間ごとに経過した時間をチェックし、最後にその保守対象装置へ操作要求が送信されてから予め定められたタイムアウト時間を経過した場合、実行表操作部318に対して削除メッセージを通知するものである。経過時刻表320へは、実世界の時刻を登録してチェック時の時刻と比較する、内部的なカウンタ値を用いて、カウンタ値を減算または加算するようにするなど様々考えられるが、操作要求を送信してからのタイムアウトが検出できるならどのような方法でも良い。
このようにすることにより、ネットワーク切断や保守端末のトラブルによりその保守端末での保守実行が不可能となった場合でも、一定時間経過すれば自動的に他の保守端末から保守実行が可能となる。
各実施例では、要求制御装置31を遠隔保守装置3内に配置したが、保守対象装置への操作要求が必ず通過するならば、要求制御装置31を何処に配置しても良く、例えば遠隔保守装置とは別の筐体に収めても良いし、例えば保守対象装置内に配置しても良い。
本発明は、保守対象装置をネットワークを介して保守する遠隔保守システムに関する。
本発明の遠隔保守システムを示す概略図 本発明の要求制御装置を組み込んだ遠隔保守装置の一例を示すブロック図 本発明の実施例1を示す要求制御装置のブロック図 図3の保守実行表の内容を示す図 図3の許可操作表の内容を示す図 図3の要求制御部の動作を示す図 本発明の実施例2を示す要求制御部の構成図 図7の許可操作者表の内容を示す図 本発明の実施例3を示す要求制御部の構成図 図9の保守対象装置を示す構成図 本発明の実施例4を示す要求制御部の構成図 本発明の実施例5を示す要求制御部の構成図 従来の遠隔保守システムを示す図
符号の説明
1 ネットワーク
2、2a,2b 保守対象装置
21 装置機能部
22 通知部
3 遠隔保守装置
31 要求制御装置
32 WWWサーバ
33 機能部
33a,33b,33c 機能1,機能2,機能3
311 制御部
312 対象装置判定部
313 保守実行表
314 要求判定部
315 許可操作表
316 操作者判定部
317 許可操作者表
318 実行表操作部
319 タイムアウト処理部
320 経過時刻表
4、4a,4b 保守端末
5 保守装置
600 遠隔制御システム
610 ラップトップ機
611 ウェブ・ブラウザ
612 HTMLページ
620 インターネット
630 サーバ
631 HTMLページ
632 プログラム
640 コンピュータ
641 プログラム
650、651、651N 装置

Claims (11)

  1. ユーザが入出力を行う複数の保守端末と、設定や調整の対象となる複数の保守対象装置と、前記保守端末からの指示を受けて遠隔から前記保守対象装置に対して設定や調整の操作要求を発行する遠隔保守装置と、前記保守端末、前記保守対象装置、前記遠隔保守装置のそれぞれを接続するネットワークとからなる遠隔保守システムにおいて、
    前記遠隔保守装置は、前記複数の保守端末から同一の前記保守対象装置への操作を制限する要求制御装置を有し、前記保守対象装置の保守を行うことを特徴とする遠隔保守システム。
  2. 前記要求制御装置は、保守実行中の前記保守対象装置に対して、保守を実行している前記保守端末以外の端末から前記保守対象装置の状態や設定を変更する操作要求の発行を却下するものであることを特徴とする請求項1記載の遠隔保守システム。
  3. 前記要求制御装置は、保守実行中の前記保守対象装置に対して、保守を実行している前記保守端末以外の端末からの要求であっても、設定値参照等の前記保守対象装置の状態や設定の変更を伴わない操作要求の発行を許可するものであることを特徴とする請求項1または2記載の遠隔保守システム。
  4. 前記要求制御装置は、前記保守端末、前記ユーザおよび前記保守対象装置について、発行可能な操作要求の表を有し、その表に基づいて操作要求発行の可否を決定するものであることを特徴とする請求項3記載の遠隔保守システム。
  5. 前記保守対象装置は、それ自身の保守が可能な保守装置を有し、前記保守装置での保守実行中は、前記要求制御装置が該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求の発行を拒否する機能を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遠隔保守システム。
  6. 前記要求制御装置は、前記保守対象装置の保守装置により保守実行中でも、前記保守端末からの該保守対象装置への状態や設定の変更を伴わない操作要求を許可する機能を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の遠隔保守システム。
  7. 前記要求制御装置は、前記保守端末での保守実行中でも前記保守装置による保守を開始すると、前記保守端末からの該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求の発行を拒否する機能を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の遠隔保守システム。
  8. 前記要求制御装置は、前記保守端末や前記保守装置から保守終了が明示されることにより、他の前記保守端末からの該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求を許可する機能を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の遠隔保守システム遠隔保守システム。
  9. 前記要求制御装置は、前記保守端末での保守実行中であっても、一定時間前記保守端末からの操作がない場合、該保守端末の保守実行権を剥奪し、他の前記保守端末から該保守対象装置への状態や設定の変更を伴う操作要求を許可する機能を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の遠隔保守システム
  10. 前記遠隔保守装置は、前記要求制御装置が前記操作要求を却下した場合、該保守対象装置の保守を実行中の前記保守端末もしくは前記保守装置の情報とともに保守実行中であることを該保守端末に表示するメッセージ出力手段を有することを特徴とする請求項1、2、4、5、7のいずれか1項に記載の遠隔保守システム。
  11. 前記要求制御装置は、前記保守端末が保守終了した後、もしくは、前記保守端末が保守実行権を剥奪された後、最初に該保守対象装置への操作要求の発行を要求した前記保守端末に対して、該保守対象装置の状態や設定の変更を伴う操作要求の発行権を付与する機能を有する 請求項1から10のいずれか1項に記載の遠隔保守システム。
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