JP2006146108A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メガネ視野と同等以上の広視野角の画像を表示する画像表示装置において、高い臨場感と没入感を得る。
【解決手段】 使用者以外の部分に、空間での3次元方向に移動可能に支持されると共に、3次元方向に回動可能に支持されて、使用者の顔面に接触し、かつ、使用者の顔面の動きに応じて移動及び回動が可能な画像表示装置であり、該当画像表示装置は、カウンターウエイト23と紐状の軟性材24a,24bにより連結され、当該紐状の軟性材は、床に支持された水平平面上を移動可能な2次元方向駆動機構に設置された滑車28を介して、前記画像表示装置とカウンターウエイトとをつり下げることにより、当該画像表示装置を支持しており、当該画像表示装置はメガネ視野と同等以上の視野角の画像を提供する事で、臨場感、没入感のある画像情報を提供する。
【選択図】 図11

Description

本発明は眼球に近接させて使用する画像表示装置に関するものである。
現在、眼球に近接させて使用する画像表示装置の中で、広視野で画像を表示する装置については、PCT/JP2003/011878に示されたものや、特願2004−130597に示されたものがある。その中から代表的なものを図19にて示す。画像表示装置100は重量的にも2〜3kg程度あるので、これを観察者に負担させることは許されない。よって、画像表示装置100の重量を観察者に負担させない支持機構101が考案されている。
また、図20は画像表示装置100に配置された光学系を示しており、広視野画像を眼球に出力する事が可能である。更に、図21では、(a)は画像表示装置100の支持機構の正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。前述の様に、画像表示装置100は画像表示装置支持装置101により上方から支持されているので、観察者が装置の重量を感じない構造となっている。
図22では、画像表示装置100を支持する画像表示支持装置101を示しており、(a)はxy面移動マジックハンド機構104の上面図、(b)は画像表示支持装置101の側面の断面図、(c)は画像表示装置100の吊り下げ部分の断面図を示す。紐状の軟性部材103が、xy面移動マジックハンド機構104上に設置された滑車105を介して、ベース機構106の柱部分の空洞スペースに上下の移動可能に設けられたカウンターウエイト106と画像表示装置100を吊り下げる形で支持している。カウンターウエイト106と、画像表示装置100の合計の重量はほぼ等しく設計されており、滑車105の摩擦等により任意の場所で止まる構成となっている。これにより、観察者は画像表示装置100の重量を感じること無く、更に、観察者の頭の上下もスムーズに行える構造となっている。これらの詳細についてはPCT/JP2003/011878や、特願2004−130597に開示があるので、ここでは詳しい説明を省略する。
発明が解決しようとする課題
このように、広視野角の画像を表示する装置に於いては、高い臨場感と没入感を得る為に、実際の目で見る事が可能な視野角を有する接眼光学系の開発や、重量感や装着感を軽減する為の工夫が行われているが、実際の人間の目の視野角は横方向に180度あると言われており、従来技術の120度視野角ではやはり接眼レンズの輪郭が目に入ってしまい、臨場感を損ねるという不具合があった。
また、目を疲れさせずに画像を見る為には、眼福調整が不可欠であるが、2次元画像を左右の眼に別々に表示する事で立体画像を見せる装置では、左眼と右眼に独立に配置された光学系全体を左右に移動する事で間隔を調整する必要があり、その機構を構築するのに高い剛性を必要とし、重量が大きくなってしまうという不都合があった。
また、液晶デバイス素子から画像を広視野画像として眼球に出力する方法としては、照明光学系及び光源と、液晶デバイス素子からの画像情報を、リレー光学系を介して拡散体に投影し、接眼光学系を介して眼球に出力する必要がある。だが、重量をできる限り小さく抑えるための具体的照明光学系及び光源の提案は行われていない。
更に、2〜3kgの重量を支持する支持機構として、該紐状の軟性材を用いて、床に支持された水平平面上を移動可能な2次元方向駆動機構に設置された滑車を介して、前記画像表示装置とカウンターウエイトとをつり下げることにより、前記画像表示装置を支持しているが、この該紐状の軟性材が切断された場合のセーフティについて具体的考案がなされていない。また、2次元方向駆動機構には従来技術として複数の関節を使用する事が記載されているが、複数の関節を用いる事で、2次元方向駆動機構自体の剛性が下がるため、剛性の高い構造部を組み合わせる必要があり、その結果、重量が大きくなり、2次元方向駆動にも障害が生じる可能性があった。
また、前記画像表示装置を前記画像表示支持機構に支持してもらう事で重量感、装着感は軽減するが、移動区間に限定があるという不具合が発生する。この為に必要に応じて前記画像表示支持機構から前記画像表示装置を取り外して使用する事も考えられるが、その具体的取り外し方法に関する提案は行われていない。
また、前記画像表示装置を前記画像表示支持機構に支持してもらう事で重量感、装着感は軽減するが、従来技術では所定の仮想空間を移動する様な、比較的長い距離を移動するのに適した構造のものが提案されていない。更に、前記画像表示装置は個人的に立体画像を観察する事ができるが、所定の仮想空間を移動するような場合は複数の人数で、別々の位置から同時に立体画像を観察する必要も出てくる。しかし、このような技術に関する具体的提案は行われていない。
課題を解決するための手段
前記課題を解決する為の第1の手段は、光束放出方向に直交した表示面を具備する2次元型画像表示素子と、当該2次元型画像表示素子から放出された光束を使用者の眼球内に投射し、90度以上の視野角を有する接眼光学系を装備する画像表示装置であって、当該接眼光学系の眼球に最も近い光学部材の外周の少なくとも一部に、当該光電素子から放出された光束画像の明るさ若しくは色に応じて、明るさ若しくは色が可変する可変光学系を配置することを特徴とするもの(請求項1)である。
一般に人間の視野は水平方向については、鼻の反対側に90度、鼻側には鼻で遮られるまでの70度程度まで観察が可能であり、垂直方向については上下共に60度程度まで観察可能である。これを両目で見た場合、鼻で遮られた部分についてはもう一方の目で視界が補われるので、水平方向には180度、垂直方向には120度の視界があると考えてよい。図1の2つの重なった楕円は、その人間の左右の目の視界の重なりを示したものである。しかし、現時点で本発明で開発できているのは120度の視野角を持つ光学系であり、実際の画像を観察すると、図1(a)に示す様なレンズの外郭が黒く見えてしまう。
本発明の第1の手段では、眼が中央を向いている時の視野角が90度以上の領域では殆ど解像度が無いことを利用して、レンズの縁の黒い輪郭を形成する金物の代わりに、画像と同じ様な明るさ、色合いになる可変光学系を配置する事で、図1(b)の様に、180度の視野で画像を観察している状態のように殆ど違和感が無く像を観察できる様にした。この第1の手段により暗い画像では周辺が暗くなり、明るい画像では周辺が明るくなる事で180度視野全体を画像情報と一体化させる事ができ、180度の視野角がある様に錯覚させる事が可能となり、高い臨場感を得る事ができる。
次に前記課題を解決する為の第2の手段は、前記2次元型画像形成素子から放出された光束は、リレー光学系を介して中間像を形成し、同中間像形成位置に配置された光拡散体4からの拡散光束が、前記可変光学系に導かれていることを特徴とするもの(請求項2)である。
本発明の第2の手段では、図2に示す様に、中間像を光拡散体4により拡散させており、その一部を可変光学系2aに導いているので、中間画像の明るさや色合いを忠実に可変光学系2aに導き、接眼光学系1周辺に所定の明るさを簡単に表示できるので、安価で180度視野全体を画像情報と一体化させる事ができ、180度の視野角がある様に錯覚させる事が可能となり、高い臨場感を得る事ができる。尚、この可変光学系2aの射出部は曇りガラスの様な拡散板となっており、広い範囲に均一に明るさを表示する事が可能である。
更に、前記課題を解決する為の第3の手段は、前記2次元型画像形成素子から放出される光束情報に基づき、LEDの出力を制御し、当該LEDから出力された光束が前記可変光学系に導かれていることを特徴とするもの(請求項3)である。
前記課題を解決する為の第3の手段は、図5に示す様に、第2の手段に対し、LED5を利用する事で、積極的に明るさ、色合いを変える事ができるので、180度視野全体を画像情報と一体化させる事ができ、180度の視野角がある様に錯覚させる事が可能となり、高い臨場感を得る事ができる。この可変光学系2bの射出部も曇りガラスの様な拡散板となっており、広い範囲に均一に明るさを表示する事が可能である。
更に、前記課題を解決する為の第4の手段は、2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、当該2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、それぞれの接眼光学系に対し、鼻と反対の外側に前記可変光学系を配置することを特徴とするもの(請求項4)である。
前記課題を解決する為の第4の手段は、図1(b)及び図3に示した様に、両目で見た場合、鼻で遮られた部分についてはもう一方の目で視界が補われる事を利用して、スペースの取れる鼻と反対の外側にのみ前記可変光学系を配置する事で光学系の支持をそれ以外の部分で行う事を可能にし、構造的にも180度視野全体を画像情報と一体化させる事ができ、180度の視野角がある様に錯覚させる事が可能となり、高い臨場感を得る事ができる。
更に、前記課題を解決する為の第5の手段は、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、前記2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、当該第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系は光束を偏向する、それぞれ、2枚で構成された第1(右眼用)反射ミラー及び第2(左眼用)反射ミラー有し、該当第1リレー光学系の中で、該当第1反射ミラーのみ一方向に所定量移動し、該当第1接眼光学系を同一方向に該当所定量の2倍移動すると共に、該当第2リレー光学系及び該当第2接眼光学系では線対称の移動をする事で眼福調整を行う事を特徴とするもの(請求項5)である。
本来、眼福の調整は双眼鏡に代表される様に、両目別々の光学系全体の距離を可変する光学系とする事で行われるが、重量が2〜3kgにもなる光学系を2つに分断して間隔を変える機構は簡単では無い。液晶デバイスには方向性があり、双眼鏡の様に回転軸を設けて眼福を変える事はできず、両目の光学系の重量を支える平行ガイドを設置する必要がある。しかしこれは高い剛性を必要とし、重量が大きくなる。また、顔を挟み込む事で接眼光学系と眼の位置関係を一定に保つ挟み込み機構とも一体化設計し難い。
しかし、前記課題を解決する為の第5の手段では、図6に示す様に、左眼3Lと右眼3Rの間隔が通常に対し4aだけ広い人に対しては、第1接眼光学系1Lを2a、第2接眼光学系1Rを−2a移動し、第1リレー光学系7Lの中の第1反射ミラー8Lを同一方向にa、第2リレー光学系7Rの中の第2反射ミラー8Rを同一方向に−a移動するだけで、簡単に眼福調整が行える。この方法では、常にレンズ中心を光束が通るので、収差により画像が悪化する事が無く、少ない部材を一部移動するだけで済むので、軽量化に大きく貢献する。更に、顔を挟み込む事で接眼光学系と眼の位置関係を一定に保つ挟み込み機構9L,9Rと共に、可変の必要が無い部材にその他の光学系を設置できるので、眼福調整と挟み込み幅間隔調整に干渉が無く、シンプルな構造を実現する事ができる。
次に、前記課題を解決する為の第6の手段は、前記第1反射ミラー及び前記第1接眼光学系は第1連結部材により接合されており、前記第2反射ミラー及び前記第2接眼光学系は第2連結部材により接合されており、それぞれ1:2の関係で駆動する様に動きが拘束されている事を特徴とするもの(請求項6)である。これは第1反射ミラー8Lと第1接眼光学系1Lが近傍に配置されており、第2反射ミラー8Rと第2接眼光学系接眼光学系1Rが近傍に配置されており、それぞれ1:2の移動により光学的に偏心せずに眼福を変えられる事を利用して、第1連結部材及び第2連結部材にてメカニカルに1:2の関係で駆動する様に動きを拘束したものである。これにより、一方を所定量移動すれば自動的に他方も所定量動く機構にする事ができ、且つ、左右の光学系が反対に移動するように構成すれば、1つの調整部材で簡単に眼福調整ができる様になる。
更に、前記課題を解決する為の第7の手段は、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、前記2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、それぞれの該当第1及び第2リレー光学系には該当2次元型画像形成素子の長手方向の画像表示範囲を光拡散体上の該当接眼光学系で観察可能な水平方向の表示範囲にほぼ一致させる第1の倍率と、該当2次元型画像形成素子の短手方向の画像表示範囲を光拡散体上の該当接眼光学系で観察可能な垂直方向の表示範囲にほぼ一致させる第2の倍率とを切り替える第1倍率切換え手段及び第2倍率切換え手段を有する事を特徴とするもの(請求項7)である。
これは図4に示す様に、ハイビジョン画像をメガネの視界に効率的に表示する為のものであり、ハイビジョン画像16:9の横と縦のどちらをメガネ視野である視野角に合せるかを選択可能としたものである。例えば、メガネレンズの径は大きいもので、52mm×40mmの大きさがある。眼とレンズの間隔は15mmなので、メガネ視野にて取り込める視野角は横がおよそ120度であり、縦がおよそ106度に相当する。しかし、ハイビジョン画像は16:9なので、横方向の画角が合う様に、拡散体上への投影倍率を調整すると、図4(a)の様に、縦方向は92度の視野角に相当する画像しか映し出されず、縦方向に視界が狭く感じてしまう。一方、縦方向の画角が合う様に、拡散体上への投影倍率を調整すると、図4(b)の様に、縦方向は106度の視野角に相当する画像が得られるものの、拡大倍率が大きく、横方向の画像がケラれてしまう為、液晶デバイスのドットが目立つ事になる。
ここでは液晶デバイスのドットサイズが1280×768のものを想定しているので、無論、液晶デバイスのドットサイズを1920×1080の様に細かくしていけば解決する方向にあるが、完全ではない。現時点ではきれいな画像を見るか、視野角を大きくするかは利用者の使用用途により異なるので、この2つの倍率に対してのみ切換える切換え機構を導入している。無論、ズーム光学系も考えられるが、NAを大きくする設計が難しく、拡散体に所定のNA(角度6度以上)で画像を投影しないと、拡散体の粒子が強調され見えてしまうので、安価であり、大きいNAで設計できる切換えが最も適切な光学系である。尚、図4(c)は図4(b)の倍率を選択した場合に、両目で観察された重なり角を示している。
前記課題を解決する為の第8の手段は、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、前記2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、該当第1及び第2の2次元型画像形成素子はそれぞれ緑(G),青(B),赤(R)の色に応じた3枚の光束放出方向に直交した2次元の透過型又は反射型の液晶デバイス素子であり、当該液晶デバイス素子を照明する照明装置は緑(G),青(B),赤(R)の色に応じたLEDをそれぞれ複数2次元に配列した光源より投影する第1(右眼用)、第2(左目用)の投影縮小型ケーラー照明光学系である事を特徴とするもの(請求項8)である。
本画像表示装置は図9に示す様に、首の回転軸と本画像表示装置の重心が点gにてほぼ一致する様に設計する事で、首の3軸方向の回動をスムーズに行う設計となっている。しかし、視野角120度と実現する為の接眼レンズは重たく、その部分が図面で左上に集中しており、点gに重心を取る為のバランスから考えると、残りの液晶デバイス6R,6G,6B及び、色分離プリズム、照明光学系、基板類を右下に集中して配置する必要がある。そこで、照明光源としては複数のLEDを2次元に配置し、そこを瞳位置としてリレー光学系を介して液晶デバイスを投影縮小でケーラー照明する事で、簡単な光学系で均一照明を実現し、右下に接眼光学系以外の重量物を集中させる事が可能となっている。その結果、バランスを保つだけの為に、余分なウェイト調整をする必要が無くなり、総合的に軽量化を実現できている。
更に、前記課題を解決する為の第9の手段は、前記緑(G),青(B),赤(R)の色に応じたLEDはそれぞれ広がり角(輝度が半分になる半値幅)15度以下の高輝度LEDであり、前記光源はLEDをそれぞれ複数2次元に円形上に配列しており、前記投影縮小型ケーラー照明光学系は幅10度以下で前記液晶デバイス素子を照明する事を特徴とするもの(請求項9)である。
これは、現在、光拡散体4としては、金属酸化物や金属炭化物のミクロングレードで精密に粒径が管理された砥粒を透過板上にコーティングした透過型拡散板を用い、その砥粒はシリコンカーバイド、酸化クロム、酸化スズ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムの少なくとも一つであり、前記透過板はポリエステルフィルムにする方向で考えており、拡散角は広く粒も細かい事からスクリーンとしては有効なものの、拡散角度が大きい分、光量ロスも大きくなる。
これに使用する光源としては高輝度LEDを複数利用するのが望ましい。しかし、現在市販されているLEDで発熱が少ない高輝度LEDは3〜5mm径であり、広がり角は10度以上のものが主流なので、1インチ以下の液晶デバイスを投影倍率1倍で照明すると、10個程度の光源像しか得られず、照度ムラや光量の点で十分とは言えない。そこで、投影縮小型のケーラー照明光学系とする事で、中心角度近傍の輝度の高い部分を効率的に使用すると共に、瞳位置の光源像を増やす事で均一化を実現している。
更に、前記課題を解決する為の第10の手段は、使用者以外の部分に、空間での3次元方向に移動可能に支持されると共に、3次元方向に回動可能に支持されて、使用者の顔面に接触し、かつ、使用者の顔面の動きに応じて移動及び回動が可能な回動軸を複数有する画像表示装置であり、当該画像表示装置の、当該回動軸の中で使用者の顔面に接触し画像を表示する本体と直接接合されている軸より、当該画像表示装置の、使用者以外の部分で支持する支持部分から該当本体を取り外す脱着機構部を有し、取り外す際の配線取り外し部分を収納する収納部分を該当脱着機構部に近接して配置することを特徴とするもの(請求項10)である。
これは、前記画像表示装置を前記画像表示支持機構に支持してもらう事で重量感、装着感は軽減するが、移動区間に限定があるという不具合が発生する。この為に必要に応じて前記画像表示支持機構から前記画像表示装置を取り外して使用するものであり、図7、図8、図9に示す様に、画像表示装置50を保持する支持部11に脱着機構12を設け、その近傍に配線収納部13を配置している。図7は配線が接続され、画像表示装置50が取り付けられている状態を示し、図8は配線収納部13が開けられ、配線を外した上で、脱着機構12を操作する事で画像表示装置50を外した状態を示している。図9は側面からの断面図であり、配線収納部の蓋を開けると、簡単に配線を取り外せる様に、配線が通る支持部11の周りまで当該蓋に覆われている様子を示している。この構成により、持ち運びが必要な場合も簡単に図10(a)に示す構成から、図10(b)に示す様なヘッドマウントディスプレイとして使用できる様になっている。
更に、前記課題を解決する為の第11の手段は、前記取り外された画像表示装置の配線を前記使用者以外の部分で支持する支持部分に、接続し、使用者の動きに応じて画像表示装置の配線を追従させる事を特徴とするもの(請求項11)である。これは図18に示す様に、ヘッドマウントディスプレイとして使用する場合でも、必ず配線は存在するので、それを引きずる事になる。この配線のみを本発明の支持機構にて引きずらないように移動させる事で、配線による引っ張られ感が無くなり没入感を味わう事が可能となる。ヘッドマウントとして利用する場合とは、同一空間に複数の使用者が当該ヘッドマウントディスプレイを装着して移動する場合、配線が絡まるものの、任意の場所をクロスして移動する事ができ、クロス方向に制限を持つ支持機構と比べると、その点で利点を持つ。
次に、前記課題を解決する為の第12の手段は、使用者以外の部分に、空間での3次元方向に移動可能に支持されると共に、3次元方向に回動可能に支持されて、使用者の顔面に接触し、かつ、使用者の顔面の動きに応じて移動及び回動が可能な画像表示装置であり、該当画像表示装置は、カウンターウエイトと紐状の軟性材により連結され、当該紐状の軟性材は、床に支持された水平平面上を移動可能な2次元方向駆動機構に設置された滑車を介して、前記画像表示装置とカウンターウエイトとをつり下げることにより、前記画像表示装置を支持しており、該当紐状の軟性材は少なくとも2本で構成され、その内の第1の紐状の軟性材は前記画像表示装置の重量を支持し、第2の紐状の軟性材は該当第1の紐状の軟性材が切断された時に該当第1の紐状の軟性材に代わり、前記画像表示装置の重量を支持する事を特徴とするもの(請求項12)である。
これは、紐状の軟性材で画像表示装置50を吊り下げた場合、常に切断による落下のリスクがあるので、紐状の軟性材としては、引張り強度に優れたステンレス繊維を用いた撚糸や、パラ型アラミド繊維(商品名テクノーラ、ケブラー)等を用いる事になる。しかし、常に高いテンションで引っ張り力が働いていると、劣化するのは確実であり、切断しないと断言する事はできない。そこで、図11に示す様に、紐状の軟性材としては重量を支えるものと切断の時に重量を支えるものを少なくとも2本並列に連結しておく事で、切断による画像表示装置50の落下リスクを完全に防止する事が可能となる。
更に、前記課題を解決する為の第13の手段は、前記第1の紐状の軟性材には切断を検知する検知手段が設けられており、切断の際に、切断情報を使用者に通知する事を特徴とするもの(請求項13)である。これはいくら紐状の軟性材を2本並列に連結しておいても、1本が切れた状態で使用し続けては意味が無い。重量を支える紐状の軟性材に切断を検知する検知手段を設けておけば、切断情報を知ることができ、切断したものを取り替える事で完全にリスクを回避する事ができる。
次の、前記課題を解決する為の第14の手段は、使用者以外の部分に、空間での3次元方向に移動可能に支持されると共に、3次元方向に回動可能に支持されて、使用者の顔面に接触し、かつ、使用者の顔面の動きに応じて移動及び回動が可能な画像表示装置であり、該当画像表示装置は、カウンターウエイトと紐状の軟性材により連結され、当該紐状の軟性材は、床に支持された水平平面上を移動可能な複数の関節部を有する第1の2次元方向駆動機構に設置された滑車を介して、該当画像表示装置と該当カウンターウエイトとを吊り下げることにより、前記画像表示装置を支持しており、該当第1の2次元方向駆動機構は、該当画像表示装置を支持する先端部分にて、該当画像表示装置の動きに応じて水平面方向に移動可能な第2の2次元方向駆動機構により支持されている事を特徴とするもの(請求項14)である。
この複数の関節部を保持する機構はマジックハンドの様なものであり、図12(a)の様にマジックハンドの骨組み及び関節部に前記紐状の軟性材が沿うように滑車を利用した場合、マジックハンドの伸縮に依らず、前記紐状の軟性材の吊り下げ部の長さが殆ど変わらない為、伸縮いずれの方向にも殆ど力がかからずスムーズに画像表示装置50を移動できるという利点がある。しかし、複数の関節部を持つという事は、その分ガタも大きくなり、重量が2〜3kgある画像表示装置50を長いマジックハンドで保持するのは剛性的に困難である(マジックハンドを伸ばした時に先が重たい事で傾き、伸びる方向に力が発生してしまう)。そこでその先を別の支持部で支えれば良いのだが、移動範囲を大きくする為には、図14に示す様に、その支持部自体も駆動する構成にするのが効果的である。図14では片持ちの回転可能な支持部材33により支えられているが、この支持部材14は1つの回転軸を持つだけなので、高い剛性が得られ、その結果十分にマジックハンド部32が傾かない様に支える事ができている。
一方、図15はマジックハンド部32が画像表示装置50を直接片持ちで支える必要が無くなったので、軽量化すると共に関節部を増やして、長い距離を移動できる様に工夫されたものである。図16は更に発展させて、支持部材33をx軸とy軸に分けてステージとしてマジックハンド部の先端を支持する事で、広い空間の中を利用者が自由に移動できる様に工夫されたものである。
更に、前記課題を解決する為の第15の手段は、前記第2の2次元方向駆動機構は曲線上を駆動するガイドを有している事を特徴とするもの(請求項15)である。これはガイドを曲線上を駆動するガイドにした事で、前記第2の2次元方向駆動機構自体が回転可能な構成となっており、図17の様に、複数の第1の2次元方向駆動機構が配置された場合、一方の画像表示装置50bの吊り下げ部分Bが固定した位置にいても、他方の画像表示装置50aの吊り下げ部分Aが移動した場合、前記第2の2次元方向駆動機構が場所によりぶつかり押しのける事が、前記第2の2次元方向駆動機構が回転できる分だけ可能となり、より広い範囲を移動する事ができる。
更に、前記課題を解決する為の第16の手段は、前記第1、第2の2次元方向駆動機構には前記画像表示装置を支持する先端部分の位置を検出する位置検出装置が設置されており、当該位置検出装置の出力結果に応じて顔面の位置及び回動角度を算出し、左右の眼に表示する画像表示情報を独立に制御する事を特徴とするもの(請求項16)である。これによりひとつの空間を複数の画像表示装置50使用者が同時に移動し、各々の位置、顔面の回動角度から立体画像を観察する事ができる。
更に、前記課題を解決する為の第17の手段は、所定の空間内に前記画像表示装置が複数配置されており、それぞれの前記画像表示装置を支持する先端部分の位置を検出する位置検出装置の出力結果に基づき、互いの衝突を避ける為に画像情報を制御する事を特徴とするもの(請求項17)である。これは前述の発明によりひとつの空間を複数の画像表示装置50の使用者が同時に移動し、各々の位置、顔面の回動角度から立体画像を観察する事ができたとしても、自由度がある分、複数の観察者がぶつかる危険性もある。これを回避する為に、それぞれの位置に応じて立体画像上に仮想の人間像を表示する事で衝突を回避したり、人の位置を記号等で表示すれば、事前にお互いの位置を知る事になり、危険回避につながる。
以下、本発明実施の形態の例を、図を用いて説明する。以下に示す本発明の実施の形態図3においては、本発明による画像表示装置50を上から見た断面図であり、液晶デバイス6L及び6Rから射出された光束はリレー光学系7L,7Rを介して液晶デバイス6L及び6R上に形成された画像情報を光拡散体4上に拡大投影する。光拡散体4としては、金属酸化物や金属炭化物のミクロングレードで精密に粒径が管理された砥粒を透過板上にコーティングした透過型拡散板を用い、その砥粒はシリコンカーバイド、酸化クロム、酸化スズ、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムの少なくとも一つであり、前記透過板はポリエステルフィルムで構成されており、同光拡散体4を透過した拡散光束が接眼光学系1L,1Rを介して左右の眼球3L,3Rの網膜上に再投影される構成となっている。また、接眼光学系1L,1Rは凸、凸、3枚貼り合わせ光学系で構成され、120度の視野角を有する光学系なので、左右の眼球3L,3Rと接眼光学系1L,1Rの位置関係がずれると収差により画像情報が歪んでしまう。これを防ぐ為に、顔面の側面方向から顔面を挟み込む、挟み込み機構9L,9Rも配置されている。
ここで、接眼光学系1L,1Rの外側に配置された可変光学系2L,2Rは、図2で示した光拡散体4の拡散光束を図1(b)の灰色で示された領域までリレーして、光拡散体4の透過画像の明るさや色に応じて、同灰色の部分の照明条件を可変する、接眼光学系1L、1Rの鼻と反対側に配置された可変光学系2aL、2aRで構成される。また、可変光学系2L,2Rは、図4に示された様に、画像情報の明るさや色に応じてLED5L,5Rを制御し、図1(b)の灰色で示された領域の照明条件を可変する、接眼光学系1L、1Rの鼻と反対側に配置された可変光学系2bL、2bRに置き換えても良い。この手段を用いる事により、図1(a)に示すような視野角を図1(b)に示すような視野角に錯覚させる事が可能となり、臨場感、没入感を増大させる事ができる。
更に図6では、観察者の特徴に応じて眼福やフォーカスを調整する機構を記載している。リレー光学系7L,7Rにはそれぞれ2対の直角に配置された反射光学系8L、8Rが配置され、光束を偏向する役割を担っている。更にこの反射光学系8L、8Rを図面の矢印方向に移動した場合、光束のフォーカス位置は変わらずに、投影位置のみが移動量の倍動くという光学的特徴を持つ。これを利用して同一方向に反射光学系8L、8Rの移動量の倍だけ同一方向に接眼光学系1L,1Rを移動すれば、画像情報と接眼光学系の軸を偏心させずに眼福調整を行う事が可能となる。即ち、反射光学系8Lと接眼光学系1Lを矢印の同一方向に1:2の関係で動かし、一点鎖線で示された中心軸対称に反射光学系8Rと接眼光学系1Rを矢印の同一方向に1:2の関係で動かせば、4に相当する距離分の眼福調整が可能となる。この1:2で移動させる手段としては、支点を回転軸として、作用棒の1の距離に反射光学系、2の距離に接眼光学系を連結し、矢印方向に移動可能なガイドを接眼光学系及び反射光学系に乗せれば良い。この作用棒を、支点を軸に回転すれば、1:2の関係で反射光学系及び接眼光学系を移動させる事が可能となる。
無論連結方法としてはこのように「てこ」を利用しても良いし、1:2の歯車を利用しても良い。更に、軸対称に左右の部材を移動させるには、左巻きと右巻きに雌ネジが切られたボルトを回転させ、それぞれの作用棒に連結された雄ネジと噛み合わせる事で、同じ距離を逆方向に動かす事が可能となる。これにより一つの回転調整機構により全ての光学系を所定の距離移動させる構造にできる。尚、接眼光学系1L,1Rは矢印方向と直角な方向にも独立に移動できる様に設計されており、光拡散体4との距離を変える事で、視力の弱い人にも対応できる構造となっている。
次に図7では、画像表示装置50上の制御用基板及び配線について説明している。ここでは左右対称となっているものが多いので、簡略の為、共通部分については左側の基板についてのみ説明を行う。支持部11にはワンタッチで画像表示装置支持機構から画像表示装置50を取り外せる脱着機構12が設けられており、同脱着機構12のダイヤルを回す事で、噛み合っていたネジが緩み、画像表示装置50を取り外す事ができる。しかし、画像表示装置50には、図示した様に、LED光源制御基板14、液晶デバイスドライバーと制御基板15、音声制御基板16、自動化に対応した倍率可変切換え機構制御基板17、フォーカス位置制御基板18、眼福調整基板19が設置されており、制御用配線及び電源配線が前記支持部まで太線の様に集まって来ている。
配線収納部13ではこれらの配線を容易に取り外せる様に管理されており、前記脱着機構12により画像表示装置50を取り外す前に配線収納部13の蓋を開け、配線を全て取り外してからでないと、同脱着機構12のダイヤルが回せない様に、ロック機構が蓋の内部に取り付けられている。これを取り外した後の状況を図8に示しているが、取り外された画像表示装置50には、ヘッドマウントディスプレイとしても利用できる様に、ヘッドマウント用部材56が取り付け可能な構造となっている。更に、ヘッドマウント用部材にはその位置をモニターする為の位置認知機構57が取り付けられており、無線により外部に設置された位置認知機構本体57により顔面の動きがモニター可能となっている。尚、図9(a)には側面から見た配線収納部13の蓋を開けた様子を示している。
次に図9(a)では、画像表示装置の左側面から見た断面図を示している。図9に於いて、LED光源5R,5G,5Bは赤、緑、青を指し、それぞれ図9(b)に示す様なLEDを複数円形状に配置した構造となっている。このLED発光位置を瞳として、ケーラー照明系20R,20G,20Bにより色結合・分離プリズム10を介してLCOSと呼ばれる反射型液晶デバイス6R,6G,6Bをそれぞれ投影縮小照明する事で、簡単な光学系で、均一照明を実現している。また、画像表示装置50の重心はgであり、図面上で左上にある比較的重たい光学系である接眼光学系1L,1Rとバランスをとる為に、これらの光学部材は全て右下に配置されている。またこの図の中で、光学素子21と22は貼り合わせレンズであり、切換え可能に構成されており、図4に示すようなメガネ視野の横方向若しくは縦方向のいずれかに合った倍率を選択できる様になっている。
次に図11では画像表示装置50は、カウンターウエイト23と紐状の軟性材24により連結され、当該紐状の軟性材は、床に支持された水平平面上を移動可能な2次元方向駆動機構29に設置された滑車28を介して、前記画像表示装置50とカウンターウエイト23とをつり下げることにより、前記画像表示装置50を支持しており、該当紐状の軟性材24は少なくとも2本で構成され、その内の紐状の軟性材24aは前記画像表示装置50の重量を支持し、紐状の軟性材24bは該当第1の紐状の軟性材が切断された時に紐状の軟性材24aに代わり、前記画像表示装置50の重量を支持する構成となっている。
ここで、図11(a),(b)は紐状の軟性材24aが重量を支えている場合と、紐状の軟性材24aが切断され、代わりに紐状の軟性材24bが重量を支えている場合を示しており、紐状の軟性材24aに設置された断線確認装置25のマグネットで構成された両極が離れているかくっついているかで、切断の情報を使用者に伝える構成となっている。更に、本発明による配線は、光ケーブルや無線を用いて少なくする事も可能であるが高価となるし、電源用配線は残ってしまう。紐状の軟性材24bと同様に、テンションをかけずに滑車により移動させる事も可能であるが、太い分、スムーズな動きとならない可能性が高い。そこで本発明では、2次元方向駆動機構29上のマジックハンド部の先端から見た第1関節部までの間に釣り竿部27を設置し、配線がストレスとならない様に、配線の重量に相当する程度の所定のテンションで上に引き上げている。この釣り竿部27の動きを示したのが図12(a),(b)であり、画像表示装置50の上下駆動に伴い、釣り竿部27がしなって高さを調整しているのが確認できる。
更に、図13では、支柱の中のカウンターウエイト23に動滑車30を取り付け、画像表示装置50とカウンターウエイト23の重さの比を1:2にしている様子を示す。この場合、カウンターウエイトの重量は2倍となるが、移動量は1/2となり、支柱の長さに制約が存在するか若しくは、支柱が細い構造で、カウンターウエイト23のストロークが長く、支柱の内面にカウンターウエイトが擦ってしまう場合等には効果的である。
次に図14であるが、今まで説明した複数の関節よりなるマジックハンド部32の先端部を支持する点Oを回転軸として、2次元方向に移動可能な支持部材33を示した上面図である。支持部材33上にはマジックハンド部32の先端より滑車を介して画像表示装置50を吊り下げる紐状の軟性材24が通る長手穴34及びリニアガイド面35があり、その上をマジックハンド部32の先端に固定された、移動及び回転可能な移動ガイドブロック36がリニアガイド面35に沿って移動できる構成となっている。この支持部材は回転軸を1箇所しか持っていないので、高い剛性の構造物であり、マジックハンド部32の先端重量を、移動ガイドブロック36がリニアガイド面35を介して受けてもその重量で支持部材33がしなるような不都合は発生しない。
図15では前記支持部材33及びマジックハンド部32を発展させた機構を示している。図15に於いて、(a)はマジックハンド部44が伸びている状態を示し、(b)は縮んだ状態を示しており、共に前述の様に、マジックハンド部44の先端にかかる重量は支持部材43に支えられている。マジックハンド部44は10箇所の関節部を有し、黒い線37が紐状の軟性材24を示している。マジックハンド部44及び支持部材43は支柱により支えられた回転軸39を中心としてそれぞれ独立に回動が可能な構造であり、マジックハンド部44の先端部40部にて画像表示装置50を支持している構造となっている。
支持部材43上にはマジックハンド部44の先端より滑車を介して画像表示装置50を吊り下げる紐状の軟性材24が通る長手穴41及び左右に設置されたリニアガイド面42があり、その上をマジックハンド部44の先端に固定された、移動及び回転可能な移動ガイドブロック43がリニアガイド面42に沿って移動できる構成となっている。前述と同様に、尚、本来、回転軸39及び、先端部40には滑車及び紐状の軟性材、開口部を記載する必要があるが、説明を簡単にするために、今後説明するものについてはこれらの説明を省き、回転軸39及び先端部40にはそれらのものが設置されているものとして考えていく。
図15にて示した機構の特徴としては、マジックハンド部44の関節が多くなった分、横方向への膨らみが小さくなり、長い距離動ける様になるという利点が発生している。当然、関節が多くなった分、剛性は下がるが、先端部にかかる重量は剛体構造である支持部材43にて支えられているので、不都合は発生していない。
ここで、より広い空間を移動するための実施例を図16にて説明していく。図16では太線内の空間46内を、画像表示装置50を装着した使用者が点Aの下で自由に動き回れる様に設計されているものであり、マジックハンド部45は回転軸39と、先端部40を有しており、先端部40下で画像表示装置を支持している。y方向駆動ステージ53は前述の様に、紐状の軟性材24が通る長手穴47及び左右に設置されたx軸リニアガイド面48があり、先端部40の重量を支えている。y方向駆動ステージ53はy軸リニアガイド面52に沿ってy方向に移動可能であるが、移動ガイドブロック51はy軸リニアガイド面52上だけでなく、y方向駆動ステージ53上に配置されたx軸リニアガイド面49に沿ってy方向駆動ステージ53をx方向に移動できる様に構成されている。
即ち、移動ガイドブロック51はxyガイド用ブロックとして構成され、且つy方向駆動ステージ53のたわみに対しても噛む事が無い様に、板ばねを介してある程度のz方向への傾きにも対応できる様に構成されている。その結果、点Aの移動に応じてy方向駆動ステージ53は点線の様に任意の姿勢を取る事が可能となり、空間46内をスムーズに2次元方向に移動できる構成となっている。
更に図17では前述のy軸リニアガイド面が円形状のガイド面54に変わっており、太線で示された55の円形空間を2つの駆動システムA,Bが兼用する構造となっている。これはガイドを曲線上を駆動するガイドにした事で、前記第2の2次元方向駆動機構自体が回転可能な構成となっており、図17の様に、複数の第1の2次元方向駆動機構が配置された場合、一方の画像表示装置50bの吊り下げ部分Bが固定した位置にいても、他方の画像表示装置50aの吊り下げ部分Aが移動した場合、前記第2の2次元方向駆動機構が場所によりぶつかり押しのける事が、前記第2の2次元方向駆動機構が回転できる分だけ可能となり、より広い範囲を移動する事ができる。
ここで今まで説明した回転軸39や先端部40、及びマジックハンドの関節部には任意の位置にロータリーエンコーダを設置する事が可能であり、少なくも連続する部材間で2箇所の回転角度を調べれば、画像表示装置の位置を特定する事が可能となる。また、前述のリニアガイド面と移動ガイドブロック間の相対位置をリニアエンコーダでxy別々に計測しても同様に画像表示装置の位置を特定する事が可能となる。無論それらの組み合わせであっても構わない。これらの結果を計算し、更に画像表示装置の回動を3軸のロータリーエンコーダで計測すると共に、画像表示装置の上下駆動をリニアエンコーダで計測すれば、顔面の位置及び回動角度を正確に算出することができるので、それに合わせて両目に表示する画像情報を制御すれば、本来眼で見る事ができる立体画像を正確な仮想画像として表示できる事になる。
従来技術による視野角を(a)に示し、本発明の実施の形態である画像表示装置における広い視野角と錯覚される視野角を(b)に示している。 本発明の実施の形態である画像表示装置における接眼光学系近傍の可変光学系配置を示した図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における全体の上面からの断面図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における倍率切換え手段により得る事ができる画像の画角と、メガネ視野を模擬的に対応させた時の説明図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における接眼光学系近傍の第2の可変光学系配置を示した図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における全体の上面からの断面図であり、特に眼福調整に関連した光学系の駆動方法を説明した図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における全体の上面からの断面図であり、電気基板配置と配線を示した図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における全体の上面からの断面図であり、画像表示装置支持機構から画像表示装置を取り外した時の状況を示した図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における全体の左側面からの断面図であり、光源、照明系、光学系切換え機構の説明をしている図(a)と光源部の拡大図(b)である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における画像表示装置支持機構にて画像表示装置を支持している状態図(a)と取り外してヘッドマウントディスプレイとして使用している時の図(b)である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における吊り下げ構造と、断線時の断線検知器の状態を表した、非断線時:(a)、断線時:(b)である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における配線釣り竿部のしなり状態を示した装置全体の側面図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における画像表示装置とカウンターウエイトの重量比を1:2にした時の説明図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における、マジックハンド部を支える2次元駆動手段を説明した上面図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における、マジックハンド部を支える2次元駆動手段の第2の実施例であり、伸(a)、縮(b)の状態を説明した上面図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における、マジックハンド部を支える2次元駆動手段の第3の実施例を説明した上面図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における、マジックハンド部を支える2次元駆動手段の第4の実施例を説明した上面図である。 本発明の実施の形態である画像表示装置における画像表示装置支持機構にて画像表示装置を支持している状態図(a)と取り外してヘッドマウントディスプレイとして使用し、配線のみ支持している時の側面図(b)である。 先願技術にて記載されていた装置全体の側面図である。 先願技術で記載されていた画像表示装置における全体の上面からの断面図である。 先願技術で記載されていた画像表示装置における顔面の動きに追従する様子を示した正面図(a)、側面図(b)、上面図(c)である。 先願技術で記載されていた画像表示装置における画像表示装置を支持する機構の側面からの断面図(a)、上面図(b)、吊り下げ部分の拡大図(c)である。
符号の説明
画像表示装置100、支持機構101、紐状の軟性部材103、xy面移動マジックハンド機構104、滑車105、ベース機構106、可変光学系2a、LED5、可変光学系2b、左眼3L、右眼3R、第1接眼光学系1L、第2接眼光学系1R、第1リレー光学系7L、第1反射ミラー8L、第2リレー光学系7R、第2反射ミラー8R、挟み込み機構9L,9R、液晶デバイス6R,6G,6B、画像表示装置50、支持部11、脱着機構12、配線収納部13、支持部材33、支持部材14、マジックハンド部32、画像表示装置50b、画像表示装置50a、液晶デバイス6L及び6R、リレー光学系7L,7R、光拡散体4、接眼光学系1L,1R、可変光学系2L,2Rは、可変光学系2aL、2aR、LED5L,5R、可変光学系2bL、2bR、反射光学系8L、8R、脱着機構12、LED光源制御基板14、液晶デバイスドライバーと制御基板15、音声制御基板16、倍率可変切換え機構制御基板17、フォーカス位置制御基板18、眼福調整基板19、LED光源5R,5G,5B、ケーラー照明系20R,20G,20B、色結合・分離プリズム10、反射型液晶デバイス6R,6G,6B、カウンターウエイト23、紐状の軟性材24、2次元方向駆動機構29、滑車28、紐状の軟性材24a、紐状の軟性材24b、断線確認装置25、釣り竿部27、動滑車30、長手穴34、リニアガイド面35、移動ガイドブロック36、マジックハンド部44、支持部材43、回転軸39、先端部40部、長手穴41、リニアガイド面42、移動ガイドブロック43、空間46、マジックハンド部45、y方向駆動ステージ53、長手穴47、x軸リニアガイド面48、y軸リニアガイド面52、移動ガイドブロック51、円形状のガイド面54、円形空間55、ヘッドマウント用部材56、位置認知機構57

Claims (17)

  1. 光束放出方向に直交した表示面を具備する2次元型画像表示素子と、当該2次元型画像表示素子から放出された光束を使用者の眼球内に投射し、90度以上の視野角を有する接眼光学系を装備する画像表示装置であって、当該接眼光学系の眼球に最も近い光学部材の外周の少なくとも一部に、当該光電素子から放出された光束画像の明るさ若しくは色に応じて、明るさ若しくは色が可変する可変光学系を配置することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記2次元型画像形成素子から放出された光束は、リレー光学系を介して中間像を形成し、同中間像形成位置に配置された光拡散体からの拡散光束が、前記可変光学系に導かれていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記2次元型画像形成素子から放出される光束情報に基づき、LEDの出力を制御し、当該LEDから出力された光束が前記可変光学系に導かれていることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の画像表示装置であって、2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、当該2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、それぞれの接眼光学系に対し、鼻と反対の外側に前記可変光学系を配置することを特徴とする画像表示装置。
  5. 第1(右眼用)、及び第2(左目用)の2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、前記2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、当該第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系は光束を偏向する、それぞれ、2枚で構成された第1(右眼用)反射ミラー及び第2(左眼用)反射ミラーを有し、該当第1リレー光学系の中で、該当第1反射ミラーのみ一方向に所定量移動し、該当第1接眼光学系を同一方向に該当所定量の2倍移動すると共に、該当第2リレー光学系及び該当第2接眼光学系では線対称の移動をする事で眼福調整を行う事を特徴とする画像表示装置。
  6. 前記第1反射ミラー及び前記第1接眼光学系は第1連結部材により接合されており、前記第2反射ミラー及び前記第2接眼光学系は第2連結部材により接合されており、それぞれ1:2の関係で駆動する様に動きが拘束されている事を特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 第1(右眼用)、及び第2(左目用)の2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、前記2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、それぞれの該当第1及び第2リレー光学系には該当2次元型画像形成素子の長手方向の画像表示範囲を光拡散体上の該当接眼光学系で観察可能な水平方向の表示範囲にほぼ一致させる第1の倍率と、該当2次元型画像形成素子の短手方向の画像表示範囲を光拡散体上の該当接眼光学系で観察可能な垂直方向の表示範囲にほぼ一致させる第2の倍率とを切り替える第1倍率切換え手段及び第2倍率切換え手段を有する事を特徴とした画像表示装置
  8. 第1(右眼用)、及び第2(左目用)の2次元型画像形成素子と、第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体と、前記2次元型画像形成素子から放出された光を、それぞれ第1(右眼用)、及び第2(左目用)の光拡散体にリレーする第1(右眼用)、及び第2(左目用)のリレー光学系と、前記第1及び第2の光拡散体の透過像を、それぞれ、右眼及び左目の眼球内の網膜上に投影し結像させる第1(右眼用)、第2(左目用)の接眼光学系とを有し、該当第1及び第2の2次元型画像形成素子はそれぞれ緑(G),青(B),赤(R)の色に応じた3枚の光束放出方向に直交した2次元の透過型又は反射型の液晶デバイス素子であり、当該液晶デバイス素子を照明する照明装置は緑(G),青(B),赤(R)の色に応じたLEDをそれぞれ複数2次元に配列した光源より投影する第1(右眼用)、第2(左目用)の投影縮小型ケーラー照明光学系である事を特徴とする画像表示装置
  9. 前記緑(G),青(B),赤(R)の色に応じたLEDはそれぞれ広がり角(輝度が半分になる半値幅)15度以下の高輝度LEDであり、前記光源はLEDをそれぞれ複数2次元に円形上に配列しており、前記投影縮小型ケーラー照明光学系は幅10度以下で前記液晶デバイス素子を照明する事を特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 使用者以外の部分に、空間での3次元方向に移動可能に支持されると共に、3次元方向に回動可能に支持されて、使用者の顔面に接触し、かつ、使用者の顔面の動きに応じて移動及び回動が可能な回動軸を複数有する画像表示装置であり、当該画像表示装置の、当該回動軸の中で使用者の顔面に接触し画像を表示する本体と直接接合されている軸より、当該画像表示装置の、使用者以外の部分で支持する支持部分から該当本体を取り外す脱着機構部を有し、取り外す際の配線取り外し部分を収納する収納部分を該当脱着機構部に近接して配置することを特徴とする画像表示装置。
  11. 前記取り外された画像表示装置の配線を前記使用者以外の部分で支持する支持部分に、接続し、使用者の動きに応じて画像表示装置の配線を追従させる事を特徴とした請求項10に記載の画像表示装置。
  12. 使用者以外の部分に、空間での3次元方向に移動可能に支持されると共に、3次元方向に回動可能に支持されて、使用者の顔面に接触し、かつ、使用者の顔面の動きに応じて移動及び回動が可能な画像表示装置であり、該当画像表示装置は、カウンターウエイトと紐状の軟性材により連結され、当該紐状の軟性材は、床に支持された水平平面上を移動可能な2次元方向駆動機構に設置された滑車を介して、前記画像表示装置とカウンターウエイトとをつり下げることにより、前記画像表示装置を支持しており、該当紐状の軟性材は少なくとも2本で構成され、その内の第1の紐状の軟性材は前記画像表示装置の重量を支持し、第2の紐状の軟性材は該当第1の紐状の軟性材が切断された時に該当第1の紐状の軟性材に代わり、前記画像表示装置の重量を支持する事を特徴とした画像表示装置。
  13. 前記第1の紐状の軟性材には切断を検知する検知手段が設けられており、切断の際に、切断情報を使用者に通知する事を特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  14. 使用者以外の部分に、空間での3次元方向に移動可能に支持されると共に、3次元方向に回動可能に支持されて、使用者の顔面に接触し、かつ、使用者の顔面の動きに応じて移動及び回動が可能な画像表示装置であり、該当画像表示装置は、カウンターウエイトと紐状の軟性材により連結され、当該紐状の軟性材は、床に支持された水平平面上を移動可能な複数の関節部を有する第1の2次元方向駆動機構に設置された滑車を介して、該当画像表示装置と該当カウンターウエイトとを吊り下げることにより、前記画像表示装置を支持しており、該当第1の2次元方向駆動機構は、該当画像表示装置を支持する先端部分にて、該当画像表示装置の動きに応じて水平面方向に移動可能な第2の2次元方向駆動機構により支持されている事を特徴とする画像表示装置
  15. 前記第2の2次元方向駆動機構は曲線上を駆動するガイドを有している事を特徴とする請求項14に記載の画像表示装置。
  16. 前記第1、第2の2次元方向駆動機構には前記画像表示装置を支持する先端部分の位置を検出する位置検出装置が設置されており、当該位置検出装置の出力結果に応じて顔面の位置及び回動角度を算出し、左右の眼に表示する画像表示情報を独立に制御する事を特徴とした請求項14及び請求項15に記載の画像表示装置。
  17. 所定の空間内に前記画像表示装置が複数配置されており、それぞれの前記画像表示装置を支持する先端部分の位置を検出する位置検出装置の出力結果に基づき、互いの衝突を避ける為に画像情報を制御する事を特徴とした請求項16に記載の画像表示装置。
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