JP2006145779A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非通紙領域の過昇温を抑えたまま、磁束発生手段と対向コアとの磁気結合を損ねることなく対向コアの低熱容量化を図って、消費電力の低減を実現することができるようにすること。
【解決手段】 コイルユニット230は磁束301を発生する。定着ベルト210は磁束301により誘導加熱される。インナコア333は、定着ベルト210を挟んでコイルユニット230に対向配置され、その凸部3332と定着ベルト210との離間距離が、小径コア3331と定着ベルト210との離間距離よりも小さい形状を有する。これにより、コイルユニット230とインナコア333との磁気結合を損ねることなくインナコア333を小型化(低熱容量化)することができ、消費電力の低減を実現することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電磁誘導加熱方式の加熱手段を用いて記録媒体上に未定着画像を加熱定着させる定着装置に関し、特に電子写真方式あるいは静電記録方式の複写機、ファクシミリおよびプリンタ等の画像形成装置に用いて有用な定着装置に関する。
電磁誘導加熱(IH;induction heating)方式の定着装置においては、磁場により発熱体に渦電流を発生させ、この渦電流による発熱体のジュール発熱により、転写紙およびOHPシートなどの記録媒体上に形成された未定着画像を記録媒体に加熱定着している。
この電磁誘導加熱方式の定着装置は、ハロゲンランプを熱源とする熱ローラ方式の定着装置と比較して発熱効率が高く所定の定着温度に発熱するまでの立ち上がり時間を速くすることができるという利点を有している。
しかしながら、前記発熱体として熱容量の小さいフィルム状の定着ベルトやスリーブを用いた定着装置では、記録媒体が通紙されるだけでも発熱体の熱が奪われて通紙領域の温度が低下してしまう。そこで、この種の定着装置では、その通紙領域の温度が所定の定着温度に維持されるように発熱体を適時加熱している。このため、この熱容量の小さい発熱体を用いた定着装置では、サイズが小さい記録媒体が連続的に通紙されると、発熱体が加熱され続けられてその非通紙領域の温度が通紙領域の温度よりも異常に高くなる現象、つまり非通紙領域の過昇温現象が発生する。
この非通紙領域の過昇温によって発熱体が耐熱温度を超えないようにするためには、記録媒体の通紙枚数を制限して途中で休止するか通紙される用紙間の間隔を広げられればよいが、このような措置はいずれもプリント効率(単位時間あたりのプリント枚数)を低下させてしまう。
従来、このような問題を解消する定着装置として、発熱体を電磁誘導発熱させる磁束発生手段の磁束のうち、前記発熱体の非通紙領域に作用する磁束のみを発熱体の発熱幅方向に移動可能な磁束遮蔽板により遮蔽して非通紙領域の過昇温を防止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記問題を解消する他の定着装置として、発熱体を電磁誘導発熱させる磁束発生手段の第1磁性体コアの背後に、非通紙領域に対応する第2磁性体コアを配置し、第1磁性体コアと第2磁性体コアとのギャップを変化させて発熱体の長手方向の温度分布を変えるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−74009号公報 特開2003−123961号公報
しかしながら、特許文献1記載の定着装置は、磁束遮蔽板を発熱体の非通紙領域に対して発熱幅方向に進退させる構成であるため、磁束遮蔽板が磁束発生手段の両端部から大きく突出して定着装置本体が大型化してしまう不具合がある。
一方、特許文献2記載の定着装置は、第2磁性体コアが第1磁性体コアに対して変位しても第1磁性体コアと発熱体との間隔が変化しないため、発熱体の通紙領域と非通紙領域との磁気的ギャップが一定である。
このため、特許文献2記載の定着装置では、第1磁性体コアに対応する通紙領域の端部から第2磁性体コアに対応する非通紙領域の端部への磁束の回り込みが発生し、発熱体の非通紙領域における磁束の抑制効果が低くなってしまう。
この結果、特許文献2記載の定着装置では、小サイズの記録媒体が連続的に通紙されると、発熱体の非通紙領域に熱が蓄積し、過昇温を効果的に抑制することが難しい。また、この定着装置では、1つの記録媒体のサイズに対応した第2磁性体コアしか保持できないため、発熱体の通紙領域幅を最大サイズと小サイズとの2種類の記録媒体の紙幅にしか対応させることができない。
そこで、本出願人は、発熱体を挟んで磁束発生手段に対向するように配置した回転自在な対向コアに、発熱体の非通紙領域に対応する磁路を遮断する磁路遮断位置と前記磁路を解放する磁路解放位置とに変位する磁気遮蔽体を配設した構成の定着装置を提案した(特願2003−358023)。
本出願人提案の定着装置によれば、前記磁気遮蔽体が前記磁路遮断位置に変位している状態で、前記磁束発生手段と前記対向コアとの間を通る磁路が前記磁気遮蔽体により遮蔽される。このように、この定着装置では、前記磁気遮蔽体により前記磁束発生手段と前記対向コアとの間を通る磁路を遮断することにより、前記発熱体を誘導加熱する磁束を効果的に遮蔽、つまり前記発熱体の通紙領域に対応する磁束の前記非通紙領域への回り込みを防止することができる。従って、この定着装置においては、前記磁気遮蔽体で前記非通紙領域に対応する磁束を遮断することにより、前記発熱体の非通紙領域での熱の蓄積による過昇温を防止することができる。
また、本出願人提案の定着装置によれば、前記磁束発生手段に対して前記対向コアを回転させることで前記磁路を遮断したり解放したりできるので、磁束発生手段が発熱体の通紙領域幅方向に大型化することがない。
さらに、本出願人提案の定着装置によれば、前記磁気遮蔽体により前記磁束発生手段と前記対向コアとの間の磁路のみを遮断することで前記非通紙領域に対応する磁束を遮断することが可能であるので、前記磁気遮蔽体を小さく構成することができ、少なくとも2つの磁気遮蔽体を設けることが可能となる。従って、この定着装置においては、前記2つの磁気遮蔽体の前記通紙領域幅方向の長さを異なったものにすることで、前記発熱体の通紙領域幅を少なくとも3種類の領域に対応させることが可能になる。
ところで、上述のように、発熱体を挟んで磁束発生手段に対向するように対向コアを回転自在に配置した構成の定着装置においては、前記対向コアの低熱容量化を図ることにより、定着装置の更なる省エネ化(消費電力の低減)を実現することが可能になる。この対向コアの低熱容量化は、例えば、対向コアを小径化してその体積が従来よりも小さくなるように構成することで達成することができる。
しかしながら、このような構成の定着装置では、対向コアを単に小径化して対向コアの低熱容量化を図った場合、磁束発生手段と対向コアとの離間距離が大きくなってしまうため、磁束発生手段と対向コアとの磁気結合が弱くなってしまう。特に、磁気結合が弱くなると磁気抵抗が増し、磁束発生手段に十分な電力が供給されなくなるため、所定の定着温度に発熱するまでの立ち上がり(ウォームアップ)時間が遅れてしまう。
また、対向コアを小径化した場合、対向コアに設けた磁気遮蔽体と磁束発生手段との離間距離も大きくなってしまうため、非通紙領域に対応する磁束を遮断する効果も低下してしまう。これを無理に磁気遮蔽体のみを耐熱部材等で嵩上げして対向コアから磁気遮蔽体を浮かせた場合、磁束を遮断することで磁気遮蔽体に発生したジュール熱が対抗コアに伝わらないため高温となり、発熱体側に輻射してしまい、かえって非通紙領域の過昇温を助長することになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、非通紙領域の過昇温を抑えたまま、磁束発生手段と対向コアとの磁気結合を損ねることなく対向コアの低熱容量化を図って、消費電力の低減を実現することができる定着装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の定着装置は、磁束を発生する磁束発生手段と、前記磁束発生手段の磁束により誘導加熱される発熱体と、前記発熱体を挟んで前記磁束発生手段に対向配置した対向コアと、を備え、前記対向コアは、前記磁束の磁路に対向する対向部と前記発熱体との離間距離が、前記磁路に対向しない非対向部と前記発熱体との離間距離よりも小さい形状を有する構成を採る。
本発明によれば、磁束発生手段により生成される磁束の磁路に対向する対向コアの対向部と発熱体との離間距離が前記磁路に対向しない非対向部と前記発熱体との離間距離よりも小さいので、前記磁束発生手段と前記対向コアとの磁気結合を損ねることなく前記対向コアを小型化(低熱容量化)することができ、消費電力の低減を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
まず、本発明の実施の形態に係る定着装置を搭載するのに適した画像形成装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る定着装置を搭載するのに適した画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と称する)101、帯電器102、レーザビームスキャナ103、現像器105、給紙装置107、クリーニング装置113、定着装置200などを具備している。
図1において、感光ドラム101は、矢印の方向に所定の周速度で回転駆動されながら、その表面が帯電器102によってマイナスの所定の暗電位に一様に帯電される。
レーザビームスキャナ103は、図示しない画像読取装置やコンピュータ等のホスト装置から入力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザビーム104を出力し、一様に帯電された感光ドラム101の表面をレーザビーム104によって走査露光する。これにより、感光ドラム101の露光部分の電位絶対値が低下して明電位となり、感光ドラム101の表面に静電潜像が形成される。
現像器105は、回転駆動される現像ローラ106を備えている。現像ローラ106は、感光ドラム101と対向して配置されており、その外周面にはトナーの薄層が形成される。また、現像ローラ106には、その絶対値が感光ドラム101の前記暗電位よりも小さく、前記明電位よりも大きい現像バイアス電圧が印加されている。
これにより、現像ローラ106上のマイナスに帯電したトナーが、感光ドラム101の表面の前記明電位の部分にのみ付着し、感光ドラム101の表面に形成された静電潜像が反転現像されて顕像化され、感光ドラム101上に未定着トナー像111が形成される。
一方、給紙装置107は、給紙ローラ108により所定のタイミングで記録媒体としての記録紙109を一枚ずつ給送する。給紙装置107から給送された記録紙109は、一対のレジストローラ110を経て、感光ドラム101と転写ローラ112とのニップ部に、感光ドラム101の回転と同期した適切なタイミングで送られる。これにより、感光ドラム101上の未定着トナー像111が、転写バイアスが印加された転写ローラ112により記録紙109に転写される。
このようにして未定着トナー像111が転写された記録紙109は、記録紙ガイド114により案内されて感光ドラム101から分離された後、定着装置200の定着部位に向けて搬送される。定着装置200は、その定着部位に搬送された記録紙109に未定着トナー像111を加熱定着する。
未定着トナー像111が加熱定着された記録紙109は、定着装置200を通過した後、画像形成装置100の外部に配設された排紙トレイ116上に排出される。
一方、記録紙109が分離された後の感光ドラム101は、その表面の転写残トナー等の残留物がクリーニング装置113によって除去され、繰り返し次の画像形成に供される。
次に、上述した画像形成装置100に搭載される定着装置について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る定着装置の基本的な構成を示す断面図である。
図2に示すように、この定着装置200は、発熱体としての定着ベルト210、ベルト支持部材としての支持ローラ220、電磁誘導加熱手段としてのコイルユニット230、定着ローラ240、ベルト回転手段としての加圧ローラ250などを具備している。
図2において、定着ベルト210は、支持ローラ220と定着ローラ240とに懸架されている。支持ローラ220は、定着装置200の本体側板201の上部側に回転自在に軸支されている。定着ローラ240は、本体側板201に短軸202により揺動自在に取り付けられた揺動板203に回転自在に軸支されている。加圧ローラ250は、定着装置200の本体側板201の下部側に回転自在に軸支されている。
揺動板203は、コイルバネ204の緊縮習性により、短軸202を中心として時計方向に揺動する。定着ローラ240は、この揺動板203の揺動に伴って変位し、定着ベルト210に所定の張力を付与している。また、定着ローラ240は、その変位により定着ベルト210を挟んで加圧ローラ250に圧接している。
加圧ローラ250は、図示しない駆動源により矢印方向に回転駆動される。定着ローラ240は、加圧ローラ250の回転により定着ベルト210を挟持しながら従動回転する。これにより、定着ベルト210が、定着ローラ240と加圧ローラ250とに挟持されて矢印方向に回転される。この定着ベルト210の回転により、定着ベルト210と加圧ローラ250との間に未定着トナー像111を記録紙109上に加熱定着するためのニップ部が形成される。
コイルユニット230は、前記IH方式の電磁誘導加熱手段からなり、図2に示すように、励磁コイル231、コア232を備えている。磁束発生手段としての励磁コイル231は、定着ベルト210の支持ローラ220に懸架された部位の外周面に沿って配設されている。コア232は、フェライトなどの強磁性体からなるセンタコア234と、一対のサイドコア235と、アーチコア236とで構成されており、励磁コイル231を覆うように配設されている。支持ローラ220に内蔵され同軸上に位置する対向コア233は、フェライトなどの強磁性体からなり、定着ベルト210および支持ローラ220を挟んで励磁コイル231と対向するように配設されている。
コア232のセンタコア234は、アーチコア236の中央部に配設(または一体形成)されている。一対のサイドコア235は、アーチコア236の両端部にそれぞれ配設(または一体形成)されている。
励磁コイル231は、細い銅線を束ねたリッツ線を用いて形成されており、支持ローラ220に懸架された定着ベルト210の外周面を覆うように、断面形状が半円形に形成されている。
励磁コイル231には、図示しない励磁回路から所定の駆動周波数(例えば、30kHz)の励磁電流が印加される。これより、コア232と対向コア233との間に交流磁界が発生し、発熱体としての定着ベルト210の導電層に渦電流が発生して定着ベルト210が発熱する。
なお、本例では、定着ベルト210を発熱体とする構成を示しているが、支持ローラ220を発熱体とし、この支持ローラ220の熱を定着ベルト210に伝導する構成としてもよい。
コア232は、励磁コイル231の中心と背面の一部に設けられている。コア232の材料としては、フェライトの他、パーマロイ等の高透磁率の材料を用いることができる。
この定着装置200は、図2に示すように、未定着トナー像111が転写された記録紙109を、未定着トナー像111の担持面を定着ベルト210に接触させるように矢印方向から搬送することにより、記録紙109上に未定着トナー像111を加熱定着することができる。
なお、支持ローラ220との接触部を通り過ぎた部分の定着ベルト210の裏面には、サーミスタからなる温度センサ260が接触するように設けられている。温度センサ260は、定着ベルト210の温度を検出し、検出結果を図示しない制御装置に出力する。前記制御装置は、温度センサ260の出力をもとに前記励磁回路を介して励磁コイル231に供給する電力を制御して、定着ベルト210の発熱量が未定着トナー像111の定着に最適な定着温度を保つように制御している。
また、記録紙109の搬送方向下流側の、定着ベルト210の定着ローラ240に懸架された部分には、加熱定着を終えた記録紙109を排紙トレイ116に向けてガイドする排紙ガイド270が設けられている(図1参照)。
また、コイルユニット230には、励磁コイル231およびコア232と一体に、保持部材としてのコイルガイド237が設けられている。このコイルガイド237は、PEEK材やPPSなどの耐熱温度の高い樹脂で構成される。このコイルガイド237は、定着ベルト210から放射される熱が定着ベルト210と励磁コイル231との間の空間に籠もって、励磁コイル231が損傷を受けるのを回避する働きをする。
また、本例の定着装置200における支持ローラ220は、コイルユニット230により発生した磁束を遮蔽せずに透過する部材、例えば固有抵抗が72μΩcmの非磁性のステンレス材(SUS304)で構成されている。
なお、本例におけるコア232は、その断面形状が半円形になっているが、このコア232は必ずしも励磁コイル231の形状に沿った形状とする必要はなく、その断面形状は、例えば、略Πの字状であってもよい。
(実施の形態1)
次に、本発明の実施の形態1に係る定着装置について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る定着装置の主要部の構成を示す概略断面図である。本実施の形態1に係る定着装置は、対向コア(以下、これを「インナコア」という)以外は図2に示した定着装置200と同様の構成を有している。
図3に示すように、本例の定着装置300におけるインナコア333は、円筒状に形成した小径コア3331の円周面(外周面)に、前記円周面から突出した凸部3332を形成した構成を有している。
このインナコア333の凸部3332は、発熱体としての定着ベルト210を発熱させる磁束の磁路に対向する部位、つまりコイルユニット230のセンタコア234から定着ベルト210に向かう磁束301の磁路302を形成する部位に位置するように形成される。
このように、本実施の形態1に係る定着装置300においては、インナコア333の、コイルユニット230のセンタコア234に対向する部分のみに凸部3332を設けている。
従って、この定着装置300においては、インナコア333の外径を大きくせずに、つまりインナコア333の熱容量を大きくせずに、コイルユニット230のセンタコア234とインナコア333との磁気結合を向上させることができる。
次に、本実施の形態1に係る定着装置300におけるインナコア333の具体的な構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る定着装置におけるインナコアの具体的な構成を示す概略断面図である。なお、ここでは、図4に示すように、支持ローラ220を発熱体とし、インナコア333の小径コア3331の外径をD1、支持ローラ220の内径をD2、凸部3332の頂部と支持ローラ220との離間距離をG、凸部3332の幅をW、として説明する。
まず、本例の定着装置300におけるインナコア333の凸部3332の頂部(以下、これを「凸部先端」という)と発熱体(支持ローラ220)との最適な離間距離Gについて説明する。
本例の定着装置300では、上述の離間距離Gが大きすぎるとセンタコア234とインナコア333の凸部3332との磁気結合が低下し、離間距離Gが小さすぎると凸部3332と発熱体(支持ローラ220)とが接触するおそれがある(図3参照)。
表1に、インナコア333の構成と結合係数kとの関係を示す。
Figure 2006145779
表1に示すように、インナコア333として外径D1が12mm(φ12)=250gの小径コア3331のみを用いた場合の結合係数kは0.67であった。また、外径D1=12mm(φ12)の小径コア3331に凸部3332を形成したインナコア333、つまりφ12+凸部=300gのインナコア333を用いた場合の結合係数kは0.70であった。ちなみに、外径が16mm(φ16)=400gのインナコア333を用いた場合の結合係数kは0.72であった。
図5は、本発明の実施の形態1に係る定着装置におけるインナコアの凸部の幅Wを4mmに固定して凸部先端と発熱体との離間距離を変化させた場合の離間距離と結合係数との関係を示すグラフである。
ここで、発熱体(支持ローラ220)の発熱に必要な結合係数kは、励磁コイルへの電力の入り易さを考慮すると0.685以上は必要である。この関係を満足するためには、図5から明らかなように、インナコア333の凸部3332の凸部先端と発熱体との離間距離Gが3mm以下であることが好ましい。
また、本例のような構成の定着装置300においては、部品の加工精度や組立誤差などのバラツキによるインナコア333の凸部3332と発熱体(支持ローラ220)との接触を防ぐために、インナコア333の凸部3332の凸部先端と発熱体との離間距離Gを、少なくとも0.5mm以上確保しておくことが好ましい。
従って、本例の定着装置300においては、インナコア333の凸部3332の凸部先端と発熱体との離間距離Gを、0.5〜3mmの範囲とすることが好ましい。
次に、本例の定着装置300におけるインナコア333の凸部3332の幅Wについて説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る定着装置におけるインナコアの凸部先端と発熱体との離間距離を2mmに固定して凸部の幅を変化させた場合の凸部の幅と結合係数との関係を示すグラフである。
図6に示すように、インナコア333の凸部3332の凸部先端と発熱体との離間距離Gを2mmに固定して凸部3332の幅Wを変化させると、結合係数kは、凸部3332の幅Wが1mm以上あれば、発熱体の発熱に必要なk=0.69以上の値を示す。
従って、本例の定着装置300においては、凸部3332の幅Wは、1〜6mmの範囲、凸部3332の取扱い(ハンドリング性)を考えると2mm以上、6mm以下に設定することが好ましい。
また、本例の定着装置300においては、上述したようなことから、本例の定着装置300における小径コア3331の外径D1は、10〜14mm(φ10〜φ14)の範囲とすることが好ましい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る定着装置について説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る定着装置の構成を示す断面図である。図7に示すように、本実施の形態2に係る定着装置700は、インナコア733以外は実施の形態1に係る定着装置300と同様の構成を有している。
図8は、本実施の形態2に係る定着装置のインナコアの構成を示す概略斜視図である。図9は、図8に示すインナコアの概略側面図である。
図8および図9に示すように、本例の定着装置700におけるインナコア733は、円筒状に形成した小径コア7331の円周面(外周面)に、前記円周面から突出した3つの凸部7332A,7332B,7332Cを形成した構成を有している。また、本例のインナコア733は、その小径コア7331の円周面に、2組の磁気遮蔽体7333A,7333Bを配設した構成を有している。
ここで、各凸部7332A,7332B,7332C、および各磁気遮蔽体7333A,7333Bは、記録紙109の通紙基準に応じてインナコア733の小径コア7331への配設位置が決められる。
本例の定着装置700においては、記録紙109の通紙基準がセンタ基準となっており、図8に示すように、各凸部7332A,7332B,7332Cは小径コア7331のセンタ部に配置され、各磁気遮蔽体7333A,7333Bは各凸部7332A,7332Bの両サイド部に配設される。
各凸部7332A,7332B,7332Cは、フェライトなどの強磁性体で構成されており、通紙可能な複数の記録紙109の各サイズ幅に対応した幅を有している。本例の定着装置700においては、凸部7332Aは、A4サイズの記録紙109の短辺のサイズ幅に対応したA4Rサイズ幅を有している。また、凸部7332Bは、B4サイズの記録紙109の短辺のサイズ幅に対応したB4サイズ幅を有している。さらに、凸部7332Cは、A3サイズの記録紙109の短辺のサイズ幅に対応したA3サイズ幅を有している。
一方、各磁気遮蔽体7333A,7333Bは、定着ベルト210の各サイズの記録紙109の非通紙領域に流れる磁束を遮断することができる素材(例えば、厚さ1mmの銅板)で構成されている。また、各磁気遮蔽体7333A,7333Bは、定着ベルト210の各サイズの記録紙109の非通紙領域に対向するように小径コア7331の円周面にそれぞれ配設されている。つまり、磁気遮蔽体7333Aは、A4Rサイズ幅の凸部7332Aの両サイド部に配設されている。また、磁気遮蔽体7333Bは、B4サイズ幅の凸部7332Bの両サイド部に配設されている。
ここで、小径コア7331は、A4RサイズおよびB4サイズの記録紙109の各サイズ幅に対応した幅で凸部7332Aおよび凸部7332Bを有しているので、通紙領域と非通紙領域との間に磁気結合の差を設けることになる。これによって、非通紙領域の磁気結合が通紙領域よりも相対的に弱くなり、定着ベルト210の非通紙領域での熱の蓄積による過昇温を防止することができる。
さらに、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333BがそれぞれA4Rサイズ幅の凸部7332AおよびB4サイズ幅の凸部7332Bの各両サイド部に配設されているので、定着ベルト210の非通紙領域での過昇温が、インナコア733を小径化する以前の水準を維持することができる。
なお、本例の定着装置700におけるインナコア733は、記録紙109の各サイズに対応したサイズ幅を有する各凸部7332A,7332Bの両サイド部に各磁気遮蔽体7333A,7333Bを配設した構成としているが、本例の定着装置700においては、図10に示すように、小径コア7331と同一サイズ幅の各凸部7332A,7332Bの、各サイズの記録紙109の非通紙領域と対向する部位を覆うように各磁気遮蔽体7333A,7333Bを配設した構成のインナコア1033を用いてもよい。
ここで、各磁気遮蔽体7333A,7333Bの表面の高さは、図8および図9に示すように、各凸部7332A,7332Bの凸部先端(頂部)の高さよりも低くなるように形成することが好ましい。各磁気遮蔽体7333A,7333Bがセンタコア234とインナコア733との間の非通紙領域の磁路を遮断する効果は、各磁気遮蔽体7333A,7333Bが発熱体に近い程高い。ところが、各磁気遮蔽体7333A,7333Bを発熱体に近づけるために小径コア7331との間に部材を配設すると熱容量が増し、発熱体が所定の定着温度に発熱するまでの立ち上がり(ウォームアップ)時間が延び、消費電力の低減を妨げることになる。また、各磁気遮蔽体7333A,7333Bが磁路を遮断することで各磁気遮蔽体7333A,7333B上にジュール熱が発生し、その熱によって発熱体側へ輻射するため、非通紙領域の過昇温を助長させることになる。
従って、図8および図9に示すように構成したインナコア733は、各磁気遮蔽体7333A,7333Bに発生した熱を小径コア7331に逃がすことができ、各磁気遮蔽体7333A,7333Bを発熱体から離すことで各磁気遮蔽体7333A,7333Bに発生した熱の発熱体側への輻射を抑えることができる。
本実施の形態2に係る定着装置700は、通紙される記録紙109のサイズ幅に合わせた発熱体(ここでは、定着ベルト210とする)の加熱(以下、この加熱を「紙幅制御加熱」という)を行うことができる。
図11は、本実施の形態2に係る定着装置の、A3サイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合の通紙領域の断面を示す概略断面図である。図12は、本実施の形態2に係る定着装置の、A4Rサイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合の通紙領域の断面を示す概略断面図である。図13は、本実施の形態2に係る定着装置の、A4Rサイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合の非通紙領域の断面を示す概略断面図である。
図11に示すように、本例の定着装置700において、A3サイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合には、図示しない駆動手段によりインナコア733を回転し、A3サイズ幅の凸部7332Cをセンタコア234に対向した位置に臨ませた状態とする。
この状態で、前記励磁回路から所定の駆動周波数の励磁電流を励磁コイル231に印加すると、コア232とインナコア733の凸部7332Cとの間に交流磁界が発生して、定着ベルト210の導電層に渦電流が発生し、定着ベルト210のA3サイズ幅の凸部7332Cに対向する通紙領域が発熱する。
すなわち、この場合には、磁束301が、図11に矢印で示すように、センタコア234からA3サイズ幅の凸部7332Cを通り、小径コア7331からサイドコア235およびアーチコア236を経てセンタコア234へと循環する。
一方、図12に示すように、本例の定着装置700において、A4Rサイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合には、インナコア733を回転し、A4Rサイズ幅の凸部7332Aをセンタコア234に対向した位置に臨ませた状態とする。
また、このA4Rサイズ幅に合わせた紙幅制御加熱の場合には、図13に示すように、A4Rサイズ幅の凸部7332Aの両サイド部に配設されている磁気遮蔽体7333Aが、センタコア234とインナコア733との間の非通紙領域の磁路を遮断する位置に臨んだ状態となる。
この状態で、所定の駆動周波数の励磁電流を励磁コイル231に印加すると、コア232とインナコア733のA4Rサイズ幅の凸部7332Aとの間に交流磁界が発生して、定着ベルト210の導電層に渦電流が発生し、定着ベルト210のA4Rサイズ幅の凸部7332Aに対向する通紙領域のみが発熱する。
すなわち、このA4Rサイズ幅に合わせた紙幅制御加熱の場合には、磁束301が、図12に矢印で示すように、センタコア234からA4Rサイズ幅の凸部7332Aを通り、小径コア7331からサイドコア235およびアーチコア236を経てセンタコア234へと循環し、図13に示すように、センタコア234とインナコア733との間の非通紙領域の磁路を通る磁束301は、磁気遮蔽体7333Aにより遮蔽される。
なお、本例の定着装置700において、B4サイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合には、インナコア733を回転し、B4サイズ幅の凸部7332Bをセンタコア234に対向した位置に臨ませた状態とする。
また、この場合には、B4サイズ幅の凸部7332Bの両サイド部に配設されている磁気遮蔽体7333Bが、センタコア234とインナコア733との間の非通紙領域の磁路を遮断する位置に臨んだ状態となる。
この状態で、所定の駆動周波数の励磁電流を励磁コイル231に印加すると、コア232とインナコア733のB4サイズ幅の凸部7332Bとの間に交流磁界が発生して、定着ベルト210の導電層に渦電流が発生し、定着ベルト210のB4サイズ幅の凸部7332Bに対向する通紙領域のみが発熱する。
従って、本例の定着装置700においては、通紙される記録紙109のサイズ幅に応じて定着ベルト210を紙幅制御加熱することができ、通紙可能な最大サイズの記録紙109よりも小さなサイズの記録紙109が連続的に通紙された場合の定着ベルト210の非通紙領域の過昇温を抑えることができる。
次に、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いる他の構成のインナコアについて説明する。図14(a)は、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いる他の構成のインナコアの平面図である。図14(b)は、前記インナコアの正面図である。図14(c)は、前記インナコアの右側面図である。図14(d)は、図14(c)に示すインナコアを線分X−Xで破断した断面図である。
図14(a),(b),(d)に示すように、このインナコア1433は、B4サイズ幅の凸部7332BとA3サイズ幅の凸部7332Cとの、発熱体としての定着ベルト210の最大幅の非通紙領域(磁気遮蔽体7333Aの幅に相当)に対向する部位の頂部7332b,7332cの高さを、他の部位の凸部先端の高さよりも高く形成した構成を有している。
このように構成したインナコア1433は、凸部7332Bの頂部7332bおよび凸部7332Cの頂部7332cとセンタコア234との磁気結合を高めることによって、B4サイズおよびA3サイズの記録紙109の通紙時において、A4Rサイズ幅の凸部7332Aの両サイドに設置された磁気遮蔽体7333Aの影響による紙幅方向両端部における磁束低下を補正することができるものである。
従って、このインナコア1433を用いた定着装置700においては、磁気遮蔽体7333Aの影響による磁束の低下によって生じる定着ベルト210の両端部での温度低下を補正して、定着ベルト210の幅方向の発熱温度を均一化させることができる。
次に、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いるさらに他の構成のインナコアについて説明する。図15は、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いるさらに他の構成のインナコアの概略斜視図である。
図15に示すように、このインナコア1533は、A4Rサイズ幅の凸部7332Aの両サイドに配設された磁気遮蔽体7333Aと、B4サイズ幅の凸部7332Bの両サイドに配設された磁気遮蔽体7333Bとに、貫通穴7333a,7333bを設けた構成を有している。
貫通穴7333a,7333bに関しては、各磁気遮蔽体7333A、7333Bのインナコア733の円筒面に沿った円周方向の角度(遮蔽角)を維持したまま、磁気遮蔽体の中央部を貫通させた形状となる。遮蔽角は大きい程、非通紙領域の過昇温を防止する効果が高い。
また、磁気遮蔽体が磁路を遮断して非通紙領域の磁束を遮蔽する場合、磁気遮蔽体には表面を外縁に沿って流れるうず電流が発生する。この場合、磁気遮蔽体の中央部における電流密度が小さいので、この部分に貫通穴を設けることができる。
このように構成したインナコア1533は、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bの熱容量を低減することができる。
従って、このインナコア1533を用いた定着装置700においては、定着ベルト210が所定の定着温度に発熱するまでの立ち上がり(ウォームアップ)時間を短縮することができ、消費電力の更なる低減を図ることができる。
なお、磁気遮蔽体7333Aと磁気遮蔽体7333Bの貫通穴については、一方にのみ設けてもよい。
図16(a)は、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いるさらに他の構成のインナコアの要部の概略平面図である。図16(b)は、図16(a)に示すインナコアを線分Y−Yで破断した断面図である。図16(b)に示すインナコア1633は、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bをリッツ線で形成したものである。
このように、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bをリッツ線で形成したインナコア1633は、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bの、磁束301の遮蔽効果を維持したまま、発熱を抑えることができる。
図17は、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いるさらに他の構成のインナコアの概略側面図である。図17に示すインナコア1733は、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bを、高耐熱かつ高熱伝導の接着剤1701を使用して小径コア7331に密着するように配設したものである。
このように、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bを高耐熱かつ高熱伝導の接着剤1701を使用して小径コア7331に密着するように配設したインナコア1733は、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bに発生したジュール熱を小径コア7331に伝えることができる。
従って、このインナコア1733を用いた定着装置700においては、磁気遮蔽体7333Aおよび磁気遮蔽体7333Bの発熱をより効果的に抑えることができる。
本発明に係る定着装置は、非通紙領域の過昇温を抑えたまま、磁束発生手段と対向コアとの磁気結合を損ねることなく対向コアの低熱容量化を図って消費電力の低減を実現することができるので、電子写真方式あるいは静電記録方式の複写機、ファクシミリおよびプリンタ等の画像形成装置の定着装置として有用である。
本発明の実施の形態に係る定着装置を搭載するのに適した画像形成装置の全体構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態に係る定着装置の基本的な構成を示す断面図 本発明の実施の形態1に係る定着装置の主要部の構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態1に係る定着装置におけるインナコアの具体的な構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態1に係る定着装置におけるインナコアの凸部の幅を4mmに固定して凸部先端と発熱体との離間距離を変化させた場合の離間距離と結合係数との関係を示すグラフ 本発明の実施の形態1に係る定着装置におけるインナコアの凸部先端と発熱体との離間距離を2mmに固定して凸部の幅を変化させた場合の凸部の幅と結合係数との関係を示すグラフ 本発明の実施の形態2に係る定着装置の構成を示す断面図 本実施の形態2に係る定着装置のインナコアの構成を示す概略斜視図 図8に示すインナコアの概略側面図 本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いることができるインナコアの構成を示す概略側面図 本実施の形態2に係る定着装置の、A3サイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合の通紙領域の断面を示す概略断面図 本実施の形態2に係る定着装置の、A4Rサイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合の通紙領域の断面を示す概略断面図 本実施の形態2に係る定着装置の、A4Rサイズ幅に合わせた紙幅制御加熱を行う場合の非通紙領域の断面を示す概略断面図 (a)は、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いる他の構成のインナコアの平面図、(b)は、前記インナコアの正面図、(c)は、前記インナコアの右側面図である。図14(d)は、図14(c)に示すインナコアを線分X−Xで破断した断面図 本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いるさらに他の構成のインナコアの概略斜視図 (a)は、本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いるさらに他の構成のインナコアの要部の概略平面図、(b)は、(a)に示すインナコアを線分Y−Yで破断した断面図 本発明の実施の形態2に係る定着装置で用いるさらに他の構成のインナコアの概略側面図
符号の説明
100 画像形成装置
101 感光ドラム
102 帯電器
103 レーザビームスキャナ
104 レーザビーム
105 現像器
106 現像ローラ
107 給紙装置
109 記録紙
110 レジストローラ
112 転写ローラ
113 クリーニング装置
200,300,700 定着装置
210 定着ベルト
220 支持ローラ
230 コイルユニット
231 励磁コイル
232 コア
233,333,733,1033,1433,1533,1633,1733 インナコア
234 センタコア
235 サイドコア
236 アーチコア
240 定着ローラ
250 加圧ローラ
260 温度センサ
301 磁束
302 磁路
1701 接着剤
3331,7331 小径コア
3332,7332A,7332B,7332C 凸部
7332b,7332c 頂部
7333A,7333B 磁気遮蔽体
7333a,7333b 貫通穴

Claims (12)

  1. 磁束を発生する磁束発生手段と、
    前記磁束発生手段の磁束により誘導加熱される発熱体と、
    前記発熱体を挟んで前記磁束発生手段に対向配置した対向コアと、を備え、
    前記対向コアは、前記磁束の磁路に対向する対向部と前記発熱体との離間距離が、前記磁路に対向しない非対向部と前記発熱体との離間距離よりも小さい形状を有する定着装置。
  2. 前記対向コアの前記対向部は、前記非対向部から突出した凸部からなる請求項1記載の定着装置。
  3. 前記凸部の頂部と前記発熱体との離間距離が、0.5〜3mmの範囲である請求項2記載の定着装置。
  4. 前記凸部の幅は、2〜6mmである請求項2または請求項3記載の定着装置。
  5. 前記凸部の長手方向の長さは、通紙可能な記録媒体のサイズ幅に相当する長さを有し、
    前記発熱体の非通紙領域に対向して前記非通紙領域に流れる磁束を遮断する磁気遮蔽体を前記対向コアに配設した請求項2から請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記磁気遮蔽体の表面の高さを、前記凸部の頂部の高さよりも低く形成した請求項5記載の定着装置。
  7. 前記凸部および前記磁気遮蔽体を、通紙可能な複数の記録媒体の各サイズに対応して複数設けた請求項5または請求項6記載の定着装置。
  8. 前記各凸部の、前記発熱体の最大幅の非通紙領域に対向する部位の頂部の高さを、他の部位の頂部の高さよりも高く形成した請求項7記載の定着装置。
  9. 前記磁気遮蔽体に穴を設けた請求項5から請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記磁気遮蔽体をリッツ線で形成した請求項5から請求項9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 前記磁気遮蔽体を高耐熱および高熱伝導の接着剤を用いて前記対向コアに接着した請求項5から請求項10のいずれかに記載の定着装置。
  12. 記録媒体上に形成された未定着画像を定着する定着手段を備えた画像形成装置であって、
    前記定着手段として、請求項1から請求項11のいずれかに記載の定着装置を用いる画像形成装置。
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