JP2006141829A - Game machine - Google Patents
Game machine Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006141829A JP2006141829A JP2004338327A JP2004338327A JP2006141829A JP 2006141829 A JP2006141829 A JP 2006141829A JP 2004338327 A JP2004338327 A JP 2004338327A JP 2004338327 A JP2004338327 A JP 2004338327A JP 2006141829 A JP2006141829 A JP 2006141829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- payout
- prize ball
- game
- control microcomputer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
Description
本発明は、遊技領域に遊技媒体を発射することにより遊技者が所定の遊技を行うことが可能であり、所定の払出条件が成立したことにもとづいて景品遊技媒体を払い出す機能と、所定の貸出要求に応じて貸遊技媒体を払い出す機能と、を有する払出手段を備えた遊技機に関するものである。 The present invention enables a player to play a predetermined game by launching a game medium into a game area, and a function of paying out a prize game medium based on a predetermined payout condition being satisfied, The present invention relates to a gaming machine provided with a payout means having a function of paying out game media in response to a loan request.
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を打球発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞し、これらの入賞口それぞれに設けられた入賞口スイッチで遊技媒体の検出がなされると、所定個の景品遊技媒体が遊技者に払い出されるものがある。さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、可変表示部の表示結果が予め定められた特定表示結果(大当り図柄)となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある。 As a gaming machine, a game medium such as a game ball is launched into a game area by a ball striking device, and a game medium is won in a prize area such as a prize opening provided in the game area, and each of these prize holes is provided. When a game medium is detected with a prize opening switch, a predetermined number of prize game media may be paid out to the player. Further, a variable display unit capable of changing the display state is provided, and configured to give a predetermined game value to the player when the display result of the variable display unit becomes a predetermined specific display result (big hit symbol) There is something that was done.
なお、遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になること、遊技者にとって有利な状態となるための権利を発生させたりすること、景品遊技媒体の払出条件が成立しやすくなる状態になること、等である。 Note that the game value means that the state of the variable winning ball device provided in the gaming area of the gaming machine is an advantageous state for a player who is easy to win, and the right for becoming an advantageous state for the player. For example, to generate a premium game medium payout condition.
パチンコ遊技機等の弾球遊技機では、特別図柄を表示する可変表示部の表示結果が予め定められた特定表示結果の組合せとなることを、通常、「大当り」という。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に移行する。 In a ball and ball game machine such as a pachinko game machine, the combination of a display result of a variable display unit for displaying a special symbol with a predetermined specific display result is usually referred to as “big hit”. When the big hit occurs, for example, the big winning opening is opened a predetermined number of times, and the game shifts to a big hit gaming state where the hit ball is easy to win.
この種の遊技機においては、マイクロコンピュータ等からなる遊技制御用マイクロコンピュータにより遊技の進行が制御されるとともに、パチンコ球などの景品遊技媒体を払い出す制御を行うマイクロコンピュータ等からなる払出制御用マイクロコンピュータが備えられ、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとが双方向通信を行うことにより次のような制御が行われるものがあった(例えば、特許文献1参照)。払出条件の成立にもとづいて払い出される景品遊技媒体の払出数を特定可能な情報を遊技制御用マイクロコンピュータ側が記憶しておく。そして、その記憶されている払出数にもとづいて払出制御マイクロコンピュータに対し所定数の景品遊技媒体の払出数を指定する賞球指令信号が出力され、払出制御用マイクロコンピュータが、その出力されてきた賞球指令信号により指定された払出数の景品遊技媒体を払出手段を制御して払い出させる払出処理を実行する。 In this type of gaming machine, the progress of the game is controlled by a game control microcomputer composed of a microcomputer or the like, and a payout control microcomputer composed of a microcomputer or the like that performs control for paying out a prize game medium such as a pachinko ball. Some computers are provided, and the following control is performed by bidirectional communication between the game control microcomputer and the payout control microcomputer (for example, see Patent Document 1). The game control microcomputer side stores information that can specify the number of prize game media to be paid out based on the establishment of the payout conditions. Then, based on the stored number of payouts, a prize ball command signal specifying the number of payouts of a predetermined number of prize game media is outputted to the payout control microcomputer, and the payout control microcomputer has been outputted. A payout process is executed in which the payout means controls the payout means to pay out the prize game medium specified by the prize ball command signal.
また、この従来の遊技機においては、遊技制御用マイクロコンピュータからの賞球指令信号が払出制御用マイクロコンピュータに入力されると、その入力をしたことにもとづいて入力確認信号(賞球BUSY信号)が払出制御用マイクロコンピュータから遊技制御用マイクロコンピュータへ出力される。この入力確認信号は、払出制御用マイクロコンピュータが、賞球指令信号が入力されたことおよび賞球指令信号に応じた払出動作が実行中であることを示すことが可能な信号である。遊技制御用マイクロコンピュータは、このような入力確認信号が出力されているときに、上述したように記憶した払い出すべき払出数から賞球指令信号で指定した払出数を減算する減算処理を行う。また、遊技制御用マイクロコンピュータでは、払出処理中信号が異常に長い時間にわたり連続して出力された通信異常状態が生じたときに、払出制御用マイクロコンピュータの異常状態であると判定し、異常状態に対応する異常状態対応処理(所定のエラー処理)を実行する。
しかし、上述したような従来の遊技機においては、次のような問題があった。例えば、景品遊技媒体貯留皿が満タンになって景品遊技媒体の払い出しが停止されている状態のように、上述のように通信異常状態ではあるが、払出動作自体に明らかに問題がない状態であっても、払出制御用マイクロコンピュータの異常状態であると判定され、異常状態対応処理が行われてしまう。このため、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとの間の通信状態に起因して無駄な異常状態対応処理が行われる虞があった。 However, the conventional gaming machine as described above has the following problems. For example, in the state where communication is abnormal as described above, such as a state in which the prize game medium storage tray is full and payout of the prize game medium is stopped, there is no obvious problem with the payout operation itself. Even if it exists, it is determined that the payout control microcomputer is in an abnormal state, and an abnormal state handling process is performed. For this reason, there is a possibility that useless abnormal state handling processing may be performed due to the communication state between the game control microcomputer and the payout control microcomputer.
本発明は、上記した事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとの間の通信状態に起因して無駄な異常状態対応処理が行われないようにすることが可能な遊技機を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to perform wasteful abnormal state handling processing due to the communication state between the game control microcomputer and the payout control microcomputer. An object of the present invention is to provide a gaming machine that can be prevented from being played.
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技領域(例えば、遊技領域7)に遊技媒体(例えば、遊技球)を発射することにより遊技者が所定の遊技を行うことが可能であり、所定の払出条件(例えば、打球が左落とし入賞口29、右落とし入賞口30、左入賞口33、右入賞口39に入賞)が成立したことにもとづいて景品遊技媒体(例えば、賞球)を払い出す機能と、所定の貸出要求(例えば、球貸しスイッチ60cを操作)に応じて貸遊技媒体(例えば、貸球)を払い出す機能と、を有する払出手段(例えば、球払出装置97)を備えた遊技機(例えば、パチンコ遊技機1)において、遊技の進行を制御するとともに、前記景品遊技媒体の払出数を指定して景品遊技媒体の払い出しを指令する賞球指令信号(例えば、賞球個数信号、賞球REQ信号)を出力する遊技制御用マイクロコンピュータ(例えば、CPU56、ROM54、RAM55、I/Oポート部57等の周辺回路)と、該遊技制御用マイクロコンピュータが搭載される遊技制御基板(例えば、主基板31)と、前記遊技制御用マイクロコンピュータから出力される表示制御信号(例えば、演出制御信号)に応じて、遊技演出を行う演出装置(例えば、可変表示装置9、天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28c、装飾ランプ25、スピーカ27、等)を制御する表示制御用マイクロコンピュータ(例えば、演出制御用CPU101、ROM、RAM、I/Oポート部等の周辺回路)と、前記遊技制御用マイクロコンピュータから送信される賞球指令信号にもとづいて前記払出手段(例えば、球払出装置97)を制御する払出制御用マイクロコンピュータ(例えば、払出制御用CPU371、ROM、RAM、I/Oポート部等の周辺回路)と、該払出制御用マイクロコンピュータが搭載される払出制御基板(例えば、払出制御基板37)と、遊技媒体を前記遊技領域に向けて発射する発射手段(例えば、発射モータ94を備えた打球発射装置)と、該発射手段の発射動作制御を行う発射制御手段(例えば、発射制御基板91に搭載される発射制御用CPU)と、該発射制御手段が搭載される発射制御基板(例えば、発射制御基板91)と、遊技機の外部に設けられた遊技用装置(例えば、カードユニット50)から前記払出制御基板に出力される信号であって、前記貸出要求に応じて出力される貸出要求信号(例えば、BRDY信号、BRQ信号)と、前記遊技用装置への電力供給の開始に応じて出力される接続確認信号(例えば、VL信号)と、を中継する中継基板(例えば、インターフェイス基板66)と、を備え、前記中継基板にはコンデンサを一切搭載せず、前記払出制御基板においては前記接続確認信号の信号ライン上にフォトカプラ(例えば、フォトカプラ151)を設け、さらに前記払出制御基板において前記フォトカプラの発光側の信号ラインに接続されたコンデンサ(例えば、コンデンサ150a、150b)を設け、前記発射制御手段は、前記フォトカプラを介して前記払出制御基板に入力された前記接続確認信号がオフとなったときに(例えば、フォトカプラ151から出力されたVL信号が信号分岐手段37aにより発射制御基板91と払出制御基板37の入力ポート372fとに分岐して入力され、発射制御基板91に入力されているVL信号がオフとなったとき:ステップS701でNO)、前記発射手段の発射動作を停止させる発射動作停止制御手段(例えば、発射制御用CPUの機能であって、ステップS701でVL信号がオフ状態であるときに未回転データを発射モータ励磁パターンバッファにセットする部分)を含み、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記遊技機への電力供給が停止したときに、前記遊技制御用マイクロコンピュータによる制御状態を特定するデータを所定期間バックアップ記憶するバックアップ記憶手段(例えば、電力供給停止時にもその内容を保持可能なバックアップRAM55)と、前記遊技機への電力供給が復旧したときに、前記遊技制御用マイクロコンピュータによる制御状態を、前記バックアップ記憶手段に記憶されたデータにもとづいて復旧する遊技状態復旧手段(例えば、CPU56の機能であって、ステップS81〜ステップS84を実行する部分)と、前記バックアップ記憶手段に含まれ、前記払出条件の成立にもとづいて払い出される景品遊技媒体の数を特定可能な情報を記憶する払出数記憶手段(例えば、RAM55における総賞球数格納バッファ:ステップS219)と、該払出数記憶手段に記憶されている払出数にもとづいて前記払出制御用マイクロコンピュータに対し前記賞球指令信号を出力する賞球指令信号出力手段(例えば、CPU56によりステップS232を実行し、出力回路67から賞球指令信号を出力する部分)と、前記払出数記憶手段に記憶されている払出数から前記賞球指令信号で指定した払出数を減算する減算処理を行う払出記憶数減算手段(例えば、CPU56の機能であって、ステップS316bで総賞球数格納バッファから賞球個数バッファの内容を減算する部分)と、を含み、前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記払出制御用マイクロコンピュータによる制御状態を特定するデータを記憶する手段であって、前記遊技機への電力供給が停止したときに、当該データをバックアップ記憶しない払出制御記憶手段(例えば、払出制御基板37に搭載されるRAM)と、前記払出手段を制御して、前記賞球指令信号により指定された払出数の景品遊技媒体を払い出させる払出処理を実行する景品遊技媒体払出制御手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、ステップS551cで賞球個数信号が示す個数を賞球未払出個数カウンタにセットし、払出制御実行処理(ステップS655)を実行することにより賞球払出を実行する部分)と、前記払出手段を制御して、前記貸出要求にもとづく前記貸遊技媒体を払い出させる球貸処理を実行する貸遊技媒体払出制御手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、払出開始待ち処理(ステップS740)のステップS836で未払出個数カウンタに25をセットし、払出モータ停止待ち処理(ステップS741)、払出通過待ち処理(ステップS742)を実行することにより貸球払出を実行する部分)と、前記賞球指令信号を入力したことにもとづいて予め定められた期間、入力確認信号(例えば、受信確認信号)を前記遊技制御用マイクロコンピュータへ出力する入力確認信号出力手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、ステップS546で受信確認信号をオンする部分)と、前記景品遊技媒体払出制御手段による前記払出処理の実行中に動作中信号(例えば、払出動作中信号)を前記遊技制御用マイクロコンピュータへ出力する動作中信号出力手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、第2主制御通信中処理(ステップS532b)のステップS551dで払出動作中信号をオン状態にし、第3主制御通信中処理(ステップS532c)のステップS554で払出動作中信号をオフ状態にする部分)と、を含み、前記入力確認信号出力手段は、前記貸遊技媒体払出制御手段による球貸処理が実行されていないことを条件に前記入力確認信号を遊技制御用マイクロコンピュータに送信し(例えば、ステップS542でBRDY信号がオフであるときに受信確認信号、払出動作中信号を出力し)、前記払出記憶数減算手段は、前記遊技制御用マイクロコンピュータが前記動作中信号を入力したことにもとづいて前記減算処理を行い(例えば、ステップS313で払出動作中信号がオンと判断された後、ステップS314で賞球タイマが0であると判断されたときにステップS316bを実行する)、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記入力確認信号を入力した後、所定期間を経過しても前記入力確認信号が停止しないときに(例えば、ステップS283で受信確認信号がオンと判断された後、ステップS308で賞球管理タイマが0であると判断されたとき)、前記払出手段による払い出しが停止状態でない(例えば、満タンエラー信号、または、球切れエラー信号が入力されていない)ことを条件に、異常状態が生じたと判定する異常判定手段(例えば、CPU56の機能であって、ステップS283で受信確認信号がオンと判断され、かつ、ステップS308で賞球管理タイマが0であると判断された後、ステップS310で満タンエラー信号、および、球切れエラー信号が入力されていないときに異常が生じたと判断する部分)と、該異常判定手段により異常状態が生じたと判定されたときに、前記表示制御用マイクロコンピュータに、前記異常状態が生じた旨を報知させるための異常報知制御信号(例えば、払出通信異常報知信号)を出力する異常報知制御信号出力手段(例えば、CPU56の機能であって、ステップS311で払出通信異常報知信号をセットし、特別図柄コマンド制御処理(ステップS27)のステップS721で出力回路67から出力する部分)と、前記入力確認信号を入力した後、前記動作中信号が停止するまでは前記払出数記憶手段に記憶される景品遊技媒体の数にかかわらず賞球指令信号出力手段による前記賞球指令信号の出力を規制する賞球指令信号出力規制手段(例えば、CPU56の機能であって、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS316aで払出動作中信号オフ判定時間値を賞球タイマにセットし、賞球待ち処理3(ステップS234)のステップS273で賞球タイマが0と判定されるまではステップS276を実行しないように制御することにより賞球送信処理(ステップS232)の実行を規制する部分)と、をさらに含むことを特徴とする。
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a player can play a predetermined game by firing a game medium (for example, a game ball) into the game area (for example, the game area 7). And a prize game medium (for example, award) based on the fact that a predetermined payout condition (for example, a winning ball is awarded to the left winning
また、請求項2の発明においては、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記異常判定手段により前記異常状態が生じたと判定されたときに、前記払出制御用マイクロコンピュータを初期化することを指示するための初期化指示信号(例えば、払出初期化信号)を出力する初期化指示信号出力手段(例えば、CPU56の機能であって、ステップS311で払出初期化信号をセットして払出制御基板37に出力する部分)をさらに含み、前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記初期化指示信号を入力したときに前記払出制御用マイクロコンピュータを初期化(例えば、賞球払出制御に関する信号、および、フラグ等のデータをクリアし、主制御通信処理で用いられる主制御通信コードの値を0にして主制御通信処理を主制御通信通常処理から新たに実行可能にするというようなソフトウェア的に制御状態を初期化すること、または、システムリセットによる電源投入時状態からの初期化)する初期化手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、エラー処理(ステップS656)のステップS767aで初期化信号がオンとなったときに賞球払出制御に関する信号、および、フラグ等のデータをクリアした後、主制御通信コードの値を0にする(ステップS767b、ステップS767c)部分)をさらに含むことを特徴とする。
According to a second aspect of the present invention, the game control microcomputer is configured to instruct to initialize the payout control microcomputer when the abnormality determination means determines that the abnormal state has occurred. Initialization instruction signal output means (for example, a function of the
また、請求項3の発明においては、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記遊技機への電力供給の開始に伴い、前記払出制御用マイクロコンピュータと接続されていることを示す遊技制御接続確認信号(例えば、接続確認信号A)を前記払出制御用マイクロコンピュータへ出力する遊技制御接続確認信号出力手段(例えば、CPU56の機能であって、ステップS12、若しくは、ステップS82で接続確認信号Aに対応した出力ポートバッファの内容を接続確認信号Aのオン状態に対応した値に設定し、出力処理(ステップS33)で出力する部分)をさらに含み、前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記遊技制御接続確認信号を入力していないときに(例えば、主制御通信通常処理(ステップS531)のステップS544で接続確認信号Aがオフ状態と判断されたとき)、前記払出処理の実行を禁止する払出処理禁止手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、主制御通信通常処理(ステップS531)のステップS544で接続確認信号Aがオフ状態と判断したときに処理を終了させる部分)をさらに含むことを特徴とする。
According to a third aspect of the present invention, there is provided a game control connection confirmation signal indicating that the game control microcomputer is connected to the payout control microcomputer as power supply to the game machine is started. For example, a game control connection confirmation signal output means for outputting a connection confirmation signal A) to the payout control microcomputer (for example, a function of the
また、請求項4の発明においては、前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記遊技機への電力供給開始に伴い、前記遊技制御用マイクロコンピュータと接続されていることを示す払出制御接続確認信号(例えば、接続確認信号B)を前記遊技制御用マイクロコンピュータへ出力する払出制御接続確認信号出力手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、ステップS610で接続確認信号Bをオン状態にする部分)をさらに含み、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記払出制御接続確認信号を入力していないときに(例えば、賞球送信処理(ステップS232)のステップS250で接続確認信号Bがオフ状態と判断されたとき)、前記賞球指令信号出力手段による前記賞球指令信号の出力を禁止する賞球指令信号出力禁止手段(例えば、CPU56の機能であって、賞球送信処理(ステップS232)のステップS250で接続確認信号Bがオフ状態と判断したときに処理を終了させる部分)をさらに含むことを特徴とする。
According to a fourth aspect of the present invention, a payout control connection confirmation signal (for example, indicating that the payout control microcomputer is connected to the game control microcomputer when power supply to the game machine is started). , A connection control signal output means for outputting a connection confirmation signal B) to the game control microcomputer (for example, a function of the
また、請求項5の発明においては、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記入力確認信号を入力したときに(例えば、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS283で受信確認信号がオンと判断され、かつ、ステップS293で賞球タイマが0であると判断されたとき)、前記賞球指令信号の出力を停止する(例えば、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS299で賞球REQ信号をオフする)ことを特徴とする。
In the invention of
また、請求項6の発明においては、前記賞球指令信号出力手段は、前記賞球指令信号を出力する手段として、前記遊技媒体の払出数を指定する払出数信号(例えば、賞球個数信号)を出力する払出数信号出力手段と、該払出数信号の取込みを要求する取込要求信号(例えば、賞球REQ信号)と、を出力する取込要求信号出力手段(例えば、CPU56の機能であって、賞球送信処理(ステップS232)で賞球個数信号と賞球REQ信号とを出力する(ステップS254、ステップS255)部分)と、を含み、前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記取込要求信号を入力したことにより前記払出数信号を取込む処理を行い(例えば、主制御通信通常処理(ステップS531)のステップS545aで賞球REQ信号がオンであれば、第2主制御通信中処理(ステップS532b)のステップS551cで賞球個数信号が示す個数を賞球未払出個数カウンタにセットし)、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記入力確認信号を入力したときに、前記取込要求信号の出力を停止する(例えば、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS283で受信確認信号がオンであり、かつ、ステップS293で賞球タイマが0であると判断されたときにステップS299で賞球REQ信号をオフする)ことにより前記賞球指令信号の出力を停止した状態とすることを特徴とする。 According to a sixth aspect of the present invention, the prize ball command signal output means is a means for outputting the prize ball command signal, and is a payout number signal (for example, a prize ball number signal) for designating the number of payouts of the game medium. The payout number signal output means for outputting the payout number signal and the take-in request signal (for example, a prize ball REQ signal) for requesting the take-in of the payout number signal. A prize ball number signal and a prize ball REQ signal are output in a prize ball transmission process (step S232) (step S254, step S255)), and the payout control microcomputer receives the take-in request When the signal is input, the payout number signal is captured (for example, if the prize ball REQ signal is on in step S545a of the main control communication normal process (step S531)). When the number indicated by the award ball number signal is set in the award ball unpaid number counter in step S551c of the second main control communication process (step S532b), and the game control microcomputer inputs the input confirmation signal In step S283 of the award ball waiting process 2 (step S233), the reception confirmation signal is turned on, and the award ball timer is determined to be 0 in step S293. In this case, the output of the prize ball command signal is stopped by turning off the prize ball REQ signal in step S299).
また、請求項7の発明においては、前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記入力確認信号出力手段により前記入力確認信号を出力した後(例えば、主制御通信通常処理(ステップS531)のステップS546で受信確認信号をオンした後)、前記賞球指令信号出力手段による前記賞球指令信号の出力が所定期間を経過しても停止しないときに(例えば、第2主制御通信中処理(ステップS532b)のステップS551で賞球REQ信号がオフであり、かつ、ステップS551bで主制御通信制御タイマ1が0であると判断されたとき)、異常状態が生じた旨を報知するための制御を実行する賞球指令信号異常報知手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、第2主制御通信中処理(ステップS532b)のステップS552で賞球REQ信号エラービットをセットし、表示制御処理(ステップS658)のステップS791でエラー表示用LED374に「5」を表示する部分)をさらに含むことを特徴とする。
In the invention of
また、請求項8の発明においては、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記賞球指令信号が出力された後、前記入力確認信号出力手段から出力される前記入力確認信号を入力していない期間を計測する期間計測手段(例えば、受信確認信号オン監視時間値をセットした賞球管理タイマ)と、前記期間計測手段により計測された期間が所定期間を経過したときに(例えば、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS287で賞球管理タイマが0となったとき)、前記期間計測手段により計測された期間を示すデータを初期化するとともに、前記賞球指令信号の出力状態を示すデータを初期化(例えば、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS289で賞球制御に関する信号、タイマ、および、フラグ等のデータをクリア)した後、前記賞球指令信号を再出力する賞球指令信号再出力手段(例えば、CPU56の機能であって、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS290で賞球プロセスコードの値を0にし、次回の賞球制御処理(ステップS202)において賞球待ち処理1(ステップS231)を実行されるようにすることで賞球送信処理(ステップS232)を再度実行し、賞球送信処理(ステップS232)のステップS254、および、ステップS255で賞球個数信号および賞球REQ信号を出力する部分)と、をさらに含むことを特徴とする。
In the invention according to
また、請求項9の発明においては、前記遊技機は、前記払出手段に供給される遊技媒体が所定量以上確保されているか否かを検出し、前記所定量未満となったときに前記払出制御用マイクロコンピュータに遊技媒体切れ信号(例えば、球切れスイッチ187の検出信号)を出力する遊技媒体切れ検出手段(例えば、球切れスイッチ187)と、前記払出手段により払い出された遊技媒体が貯留される貯留部(例えば、余剰球受皿4)に所定量以上の遊技媒体が貯留されているか否かを検出し、前記所定量以上となったときに前記払出制御用マイクロコンピュータに貯留状態検出信号(例えば、満タンスイッチ48の検出信号)を出力する貯留状態検出手段(例えば、満タンスイッチ48)と、をさらに備え、前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記遊技媒体切れ信号を入力したとき(例えば、エラー処理(ステップS656)のステップS762でYES)、または、前記貯留状態検出信号を入力したとき(例えば、エラー処理(ステップS656)のステップS757でYES)に、前記払出処理の実行を禁止する異常検出時払出処理禁止手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、エラー処理(ステップS656)のステップS758で満タンエラービットをセットし、または、ステップS763で球切れエラービットをセットし、主制御通信通常処理(ステップS531)のステップS541でYESとなって処理を終了することにより払出処理を禁止する部分)と、前記遊技媒体切れ信号を入力したとき、または、前記貯留状態検出信号を入力したときに前記遊技制御用マイクロコンピュータに前記払出処理を停止している旨を示す払出停止状態信号(例えば、満タンエラー信号、球切れエラー信号)を出力する払出停止状態信号出力手段(例えば、払出制御用CPU371の機能であって、エラー処理(ステップS656)のステップS759で満タンエラー信号をオンし、ステップS761で満タンエラー信号をオフする部分と、エラー処理(ステップS656)のステップS764で球切れエラー信号をオンし、ステップS766で球切れエラー信号をオフする部分)をさらに備え、前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記払出停止状態信号を入力したことにもとづいて前記払出手段による払い出しが停止状態であると判定する払出状態判定手段(例えば、CPU56の機能であって、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS310で満タンエラー信号、または、球切れエラー信号が入力されているか否かを判定する部分)をさらに備え、前記異常報知制御信号出力手段は、前記払出状態判定手段により停止状態であると判定されたときに、前記表示制御用マイクロコンピュータに、前記停止状態が生じた旨を報知させるための停止状態報知制御信号(例えば、満タンエラー報知信号、球切れエラー報知信号)を出力する機能(例えば、賞球待ち処理2(ステップS233)のステップS310で満タンエラー信号、または、球切れエラー信号が入力されていると判断され、ステップS310aで満タンエラー信号が入力されているときにはステップS310bで満タンエラー報知信号をセットし、ステップS310aで満タンエラー信号が入力されていないときには球切れエラー信号をセットし、特別図柄コマンド制御処理(ステップS27)のステップS721で演出制御基板80に送信する部分)を有することを特徴とする。
According to a ninth aspect of the present invention, the gaming machine detects whether or not a predetermined amount or more of the game medium supplied to the payout means is secured, and the payout control is performed when the amount is less than the predetermined amount. A game medium running out detecting means (for example, a ball running out switch 187) for outputting a game medium running out signal (for example, a detection signal from the ball running out switch 187) to the microcomputer for use, and a game medium paid out by the paying out means are stored. Whether or not a predetermined amount or more of game media is stored in the storage unit (for example, the surplus ball receiving tray 4), and when the amount exceeds the predetermined amount, a storage state detection signal ( For example, it further comprises storage state detection means (for example, a full tank switch 48) for outputting a
請求項1に係る発明においては、貸遊技媒体払出制御手段による球貸処理が実行されていないときに、払出制御用マイクロコンピュータが賞球指令信号を入力したことにもとづいて予め定められた期間、入力確認信号を前記遊技制御用マイクロコンピュータへ出力する。そして、払出制御用マイクロコンピュータにより入力確認信号が遊技制御用マイクロコンピュータに入力された後、所定期間を経過しても入力確認信号が停止しないときに、払出手段による払い出しが停止状態でないことを条件に、異常状態が生じた旨が判定される。このため、入力確認信号が異常に長い期間にわたり継続して出力されたときであっても、払出手段による払い出しが停止状態であるというような払出動作自体に明らかに問題がない状態であるときに、遊技制御用マイクロコンピュータにより払出制御用マイクロコンピュータの異常状態であると判定されない。従って、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとの間の通信状態に起因して無駄な異常状態対応処理が行われないようにすることができる。
In the invention according to
また、払出制御用マイクロコンピュータにて払出処理の実行中に払出動作中信号を遊技制御用マイクロコンピュータへ出力し、遊技制御用マイクロコンピュータにて動作中信号が停止するまでは賞球指令信号出力手段による賞球指令信号の出力を規制するため、払出制御用マイクロコンピュータによる払出処理が完了した後に賞球指令信号が出力され、払出制御用マイクロコンピュータにより確実に賞球指令信号の授受を行うことができる。 Further, a payout operation in-progress signal is output to the game control microcomputer while the payout control microcomputer is executing the payout process, and a prize ball command signal output means until the in-operation signal is stopped in the game control microcomputer. The prize ball command signal is output after the payout processing by the payout control microcomputer is completed, and the prize ball command signal is reliably transferred by the payout control microcomputer. it can.
また、請求項2に係る発明においては、異常判定手段により異常状態が生じたと判定されたときに、払出制御用マイクロコンピュータを初期化することを指示するための初期化指示信号が払出制御マイクロコンピュータに出力され、払出制御マイクロコンピュータが初期化されることにもとづいて、通信異常状態を自動的に復旧させることができ、払出制御を円滑に実行させることができる。
In the invention according to
また、請求項3に係る発明においては、払出制御用マイクロコンピュータが遊技制御接続確認信号を入力していないとき、すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータが払出制御用マイクロコンピュータに接続されていないときには、遊技制御用マイクロコンピュータ側で、払出制御用マイクロコンピュータ側との通信により入力確認信号の入力に応じた払出数の減算処理が正常に行えるか否かが不明な状態になっている可能性がある。このようなときには、払出処理の実行が禁止されるので、払出数記憶手段での景品遊技媒体の払出数の記憶情報に誤りが生じないようにすることができ、これにより、景品遊技媒体の過剰な払い出しを防ぐことができる。
In the invention according to
また、請求項4に係る発明においては、遊技制御用マイクロコンピュータは、賞球指令信号を出力していない状態において入力確認信号を入力したとき、すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとの間の通信異常状態であるときには、遊技制御用マイクロコンピュータ側で、払出制御用マイクロコンピュータ側との通信により入力確認信号の入力に応じた払出数の減算処理が正常に行えるか否かが不明な状態になっている可能性がある。このようなときには、遊技制御用マイクロコンピュータ側で、遊技制御接続確認信号出力手段による遊技制御接続確認信号の出力が禁止されるので、払出制御用マイクロコンピュータ側で払出処理が禁止されることとなるため、払出数記憶手段での景品遊技媒体の払出数の記憶情報に誤りが生じないようにすることができ、これにより、景品遊技媒体の過剰な払い出しを防ぐことができる。
In the invention according to
また、請求項5に係る発明においては、入力確認信号を入力したとき、すなわち、賞球指令信号が入力されたことが確認された時点で直ちに賞球指令信号が停止されるので、払出制御用マイクロコンピュータでの制御状態が不安定なとき等において、払出制御用マイクロコンピュータが、入力確認信号を入力した後、複数回賞球指令信号を入力したとして、景品遊技媒体の過剰な払い出しを実行してしまうことを防ぐことができる。
In the invention according to
また、請求項6に係る発明においては、入力確認信号を入力したとき、すなわち、払出数信号が入力されたことが確認された時点で直ちに取込要求信号が停止されるので、払出制御用マイクロコンピュータでの制御状態が不安定なとき等において、払出制御用マイクロコンピュータが、入力確認信号を入力した後、複数回取込要求信号を入力したとして、景品遊技媒体の過剰な払い出しを実行してしまうことを防ぐことができる。また、取込要求信号を入力したことにより払出制御用マイクロコンピュータが払出数信号を取込む処理を行い、遊技制御用マイクロコンピュータが前記入力確認信号を入力したときに払出数信号を出力した状態で取込要求信号の出力を停止することにより賞球指令信号の出力が停止した状態とする。このため、払出制御用マイクロコンピュータ側において、賞球指令信号が停止されているかどうか確認するときに、取込要求信号の出力の有無を確認するだけで済み、遊技媒体の払出数を指定する払出数信号がどのような値になっているかまで詳細に確認する必要がなくなるので、払出制御用マイクロコンピュータの処理負担を軽減することができる。
In the invention according to
また、請求項7に係る発明においては、賞球指令信号に応答した入力確認信号を出力した後、当該賞球指令信号の出力が所定期間を経過しても停止しないときに、異常状態が生じた旨を報知するための処理が実行されるので、そのような異常状態が生じたことを認識することができ、景品遊技媒体の過剰な払い出しを防ぐことができる。
Further, in the invention according to
また、請求項8に係る発明においては、賞球指令信号にもとづいて出力される入力確認信号を入力していない期間が所定期間を経過したときに、賞球指令信号が再出力されるので、賞球指令信号に応じた払出処理が確実に行われるようにすることができる。
Further, in the invention according to
また、請求項9に係る発明においては、払出制御用マイクロコンピュータに遊技媒体切れ信号を入力したとき、または、貯留状態検出信号を入力したときに払出処理の実行を禁止し、遊技制御用マイクロコンピュータに払出処理を停止している旨を示す払出停止状態信号を出力する。そして、遊技制御用マイクロコンピュータにて払出停止状態信号を入力したことにもとづいて払出手段による払い出しが停止状態であると判定し、表示制御用マイクロコンピュータに停止状態が生じた旨を報知させるための停止状態報知制御信号を出力するので、遊技者が異常状態を把握できる。
In the invention according to
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
まず、遊技機の一例である弾球遊技機の全体の構成について説明する。図1は弾球遊技機を正面からみた正面図である。なお、以下の実施の形態では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例に説明を行うが、本発明はこれに限らず、例えば、コイン遊技機およびスロットマシン等のその他の遊技機であってもよく、遊技媒体を用いて遊技が可能であり、遊技により払出条件が成立したことにもとづいて景品遊技媒体を払い出す遊技機であればどのような遊技機にも適用可能である。 First, an overall configuration of a bullet ball gaming machine which is an example of a gaming machine will be described. FIG. 1 is a front view of a ball game machine as viewed from the front. In the following embodiments, a pachinko gaming machine will be described as an example of a gaming machine, but the present invention is not limited to this, and other gaming machines such as a coin gaming machine and a slot machine, for example. In other words, the present invention can be applied to any game machine that can play a game using a game medium and pays out a prize game medium based on the fact that a payout condition is established by the game.
パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)と、を含む構造体である。
The
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が形成されている。
As shown in FIG. 1, the
遊技領域7の中央付近には、それぞれが識別情報としての図柄を可変表示する複数の可変表示部を含む可変表示装置(特別図柄表示装置)9が設けられている。可変表示装置9には、例えば、「左」、「中」、「右」の3つの可変表示部(図柄表示エリア)がある。また、可変表示装置9には、始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち始動記憶数を表示する4つの特別図柄始動記憶表示エリア(始動記憶表示エリア)18が設けられている。有効始動入賞がある毎に、表示色が変化する(例えば、青色表示から赤色表示に変化)始動記憶表示エリアを1増やす。そして、可変表示装置9の可変表示が開始される毎に、表示色が変化している始動記憶数表示エリアを1減らす(すなわち表示色をもとに戻す)。この例では、図柄表示エリアと始動記憶表示エリアとが区分けされて設けられているので、可変表示中も始動記憶数が表示された状態にすることができる。なお、始動記憶表示エリアを図柄表示エリアの一部に設けるようにしてもよい。また、可変表示中は始動記憶数の表示を中断するようにしてもよい。また、この例では、始動記憶表示エリアが可変表示装置9に設けられているが、始動記憶数を表示する表示器(特別図柄始動記憶表示器)を可変表示装置9とは別個に設けてもよい。
Near the center of the
可変表示装置9の下方には、始動入賞口14としての可変入賞球装置15が設けられている。始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ14aによって検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。
Below the
可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20は大入賞口(可変入賞球装置)を開閉する手段である。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域:特別領域)に入った入賞球はVカウントスイッチ22で検出され、開閉板20からの入賞球はすべてカウントスイッチ23で検出される。遊技盤6の背面には、大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド21Aも設けられている。
An open / close plate 20 that is opened by a
ゲート32に遊技球が進入しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。この実施の形態では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に右側のランプが点灯すれば当たりとなる。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32に進入した遊技球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄始動記憶表示器41が設けられている。ゲート32への進入がある毎に、普通図柄始動記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
When a game ball enters the gate 32 and is detected by the
遊技盤6には、複数の入賞口として、左落とし入賞口29,右落とし入賞口30,左入賞口33,右入賞口39が設けられ、遊技球の各入賞口29,30,33,39への入賞は、それぞれ左落とし入賞口スイッチ29a,右落とし入賞口スイッチ30a,左入賞口スイッチ33a,右入賞口スイッチ39aによって検出される。各入賞口29,30,33,39は、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤6に設けられる入賞領域を構成している。なお、始動入賞口14や大入賞口も、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。
The
また、入賞口29,30,33,39、始動入賞口14および大入賞口に入賞した遊技球は該遊技球を排出するための通路としての入賞球通路に導かれて各入賞口に設けられた入賞口スイッチによって検出される。それぞれの入賞口から続く入賞球通路は、所定の位置で合流し、合流した遊技球の通路としての合流通路によって全ての入賞口に入賞した遊技球を排出する構成となっている。
In addition, the game balls won in the winning
遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった遊技球をパチンコ遊技機1の背面に排出するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
そして、この例では、左枠ランプ28bの近傍に、賞球払出中に点灯する賞球LED51が設けられ、天枠ランプ28aの近傍に、補給球が切れたときに点灯する球切れLED52が設けられている。上記のように、この実施の形態のパチンコ遊技機1には、発光体としてのランプやLEDが各所に設けられている。さらに、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニット(以下、カードユニット50という。)が、パチンコ遊技機1に隣接して設置される(図示せず)。
In this example, a prize ball LED 51 that is lit while paying out a prize ball is provided in the vicinity of the
カードユニット50には、例えば、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器、カードユニット50内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口、およびカード挿入口の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放するためのカードユニット錠が設けられている。
The
また、パチンコ遊技機1には、遊技球を打撃して遊技領域7に発射する打球発射装置(図示しない)を備えている。この打球発射装置から発射された遊技球は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ14aで検出されると、図柄の可変表示を開始できる状態であれば、可変表示装置9において特別図柄が可変表示(変動)を始める。図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、始動記憶数を1増やす。
Further, the
可変表示装置9における特別図柄の可変表示は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の特別図柄の組み合わせが大当り図柄(特定表示結果)であると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に遊技球がV入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。継続権の発生は、所定回数(例えば、15ラウンド)許容される。
The variable display of the special symbol on the
停止時の可変表示装置9における特別図柄の組み合わせが確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)の組み合わせである場合には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、確変状態という遊技者にとってさらに有利な状態となる。
When the combination of special symbols in the
遊技球がゲート32に進入してゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10において普通図柄が可変表示される状態になる。また、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。さらに、確変状態では、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められる。すなわち、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数は、普通図柄の停止図柄が当り図柄であったり、特別図柄の停止図柄が確変図柄であったりする場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。
When the game ball enters the gate 32 and is detected by the
次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造について図2を参照して説明する。図2は、遊技機を裏面から見た背面図である。
Next, the structure of the back surface of the
図2に示すように、遊技機裏面側では、可変表示装置9を制御する演出制御用マイクロコンピュータが搭載された演出制御基板80を含む可変表示制御ユニット49、遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)31が設置されている。また、球払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板37が設置されている。なお、演出制御用マイクロコンピュータは、可変表示装置9を制御する他に、遊技盤6に設けられている可変表示装置9、各種装飾LED、普通図柄始動記憶表示器41、装飾ランプ25、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cを点灯制御するとともに、スピーカ27からの音発生を制御する。
As shown in FIG. 2, on the back side of the gaming machine, a variable display control unit 49 including an
遊技盤6に設けられている各種装飾LED、普通図柄始動記憶表示器41、装飾ランプ25、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cを駆動するための駆動回路は、演出制御基板80と電気的に接続されているランプドライバ基板35に搭載されている。また、スピーカ27を駆動する駆動回路等は、演出制御基板80と電気的に接続されている音声制御基板70に搭載されている。
For driving various decoration LEDs provided on the
さらに、DC30V、DC21V、DC12VおよびDC5Vを作成する電源回路が搭載された電源基板910や上述した打球発射装置を制御する発射制御基板91が設けられている。電源基板910は、大部分が主基板31と重なっているが、主基板31に重なることなく外部から視認可能に露出した露出部分がある。この露出部分には、パチンコ遊技機1の各電気部品制御基板(主基板31、演出制御基板80、払出制御基板37、発射制御基板91)や遊技機に設けられている各電気部品への電力供給を実行あるいは遮断するための電力供給許可手段としての電源スイッチと、主基板31および払出制御基板37に含まれる記憶内容保持手段(例えば、電力供給停止時にもその内容を保持可能なバックアップRAM)に記憶されたバックアップデータをクリアするための操作手段としてのクリアスイッチ(ここでは図示を省略し、図4においてクリアスイッチ921として示す)と、が設けられている。
Further, a
遊技機裏面において、上方には、各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板160が設置されている。ターミナル基板160には、少なくとも、球切れ検出スイッチ167の出力を導入して外部出力するための球切れ用端子、賞球情報(賞球個数信号)を外部出力するための賞球用端子および球貸し情報(球貸し個数信号)を外部出力するための球貸し用端子が設けられている。また、中央付近には、主基板31からの各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えた情報端子基板(情報出力基板)34が設置されている。
On the back side of the gaming machine, a
貯留タンク38に貯留された遊技球は誘導レールを通り、カーブ樋を経て払出ケース40Aで覆われた球払出装置97(図4参照)に至る。球払出装置97の上部には、遊技媒体切れ検出手段としての球切れスイッチ187が設けられている。球切れスイッチ187が球切れを検出すると、球払出装置97の払出動作が停止する。球切れスイッチ187は遊技球通路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、貯留タンク38内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイッチ167も誘導レールにおける上流部分(貯留タンク38に近接する部分)に設けられている。球切れ検出スイッチ167が遊技球の不足を検知すると、遊技機設置島に設けられている補給機構から遊技機に対して遊技球の補給が行われる。
The game ball stored in the
入賞にもとづく景品としての遊技球や球貸し要求にもとづく遊技球が多数払い出されて打球供給皿3が満杯になると、遊技球は、余剰球通路を経て余剰球受皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、感知レバー(図示せず)が貯留状態検出手段としての満タンスイッチ48を押圧して、貯留状態検出手段としての満タンスイッチ48がオンする。その状態では、球払出装置97内の払出モータの回転が停止して球払出装置97の動作が停止するとともに打球発射装置の駆動も停止する。
When a large number of game balls as prizes based on winning a prize and game balls based on a ball lending request are paid out and the hitting
図3は、払出ケース40Aで覆われた球払出装置97を示す正面図(図3(A))および断面図(図3(B))である。球払出装置97は、球切れスイッチ187の下方に設置されている通路体の下部に固定されている。通路体は、カーブ樋によって流下方向が左右方向に変換された2列の遊技球を流下させる球通路293を有する。球通路293の上流側には、球切れスイッチ187が設置されている。なお、実際には、球通路293のそれぞれに球切れスイッチ187が設置されている。球切れスイッチ187は、球通路内の遊技球の有無を検出するものであって、球切れスイッチ187が遊技球を検出しなくなると球払出装置97における払出モータ292の回転を停止して遊技球の払い出しが不動化される。
FIG. 3 is a front view (FIG. 3 (A)) and a cross-sectional view (FIG. 3 (B)) showing the
また、球切れスイッチ187は、球通路293に27〜28個の遊技球が存在することを検出できるような位置に係止片によって係止されている。
Also, the ball break
球払出装置97において、ステッピングモータによる払出モータ292が例えば、カムを回転させることによって、賞球または球貸し要求にもとづく遊技球を1個ずつ払い出す。また、球払出装置97の下方には、例えば、近接スイッチによる払出カウントスイッチ301が設けられている。球払出装置97から1個の遊技球が落下する毎に、払出カウントスイッチ301がオンする。すなわち、払出カウントスイッチ301は、球払出装置97から実際に払い出された遊技球を検出する。従って、払出制御用マイクロコンピュータは、払出カウントスイッチ301の検出信号によって、実際に払い出された遊技球の数を計数することができる。
In the
この実施の形態では、球払出装置97は、賞球払出と球貸しとを共に行うように構成されている。すなわち、景品遊技媒体および貸遊技媒体の両者を共に払い出す兼用タイプの球払出装置である。なお、賞球払出を行う球払出装置と球貸しを行う球払出装置が別個に設けられていてもよい。別個に設けられている場合には、賞球払出を行う球払出装置と球貸しを行う球払出装置とで払出手段が構成される。さらに、例えば、カムまたはスプロケットの回転方向を変えて賞球払出と球貸しとを分けるように構成されていてもよいし、本実施の形態において例示する球払出装置97(モータによってカムを回転させる構成)以外のどのような構造の球払出装置を用いても、本発明を適用することができる。
In this embodiment, the
図4は、主基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図4には、払出制御基板37、演出制御基板80、発射制御基板91等も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路(遊技制御用マイクロコンピュータに相当)53と、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39a、および、クリアスイッチ921、からの信号を基本回路53に与える入力ドライバ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、開閉板20を開閉するソレノイド21および大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド21Aを基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、が搭載されている。
FIG. 4 is a block diagram illustrating an example of a circuit configuration in the
なお、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39a等のスイッチは、センサと称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)であれば、その名称を問わない。入賞検出を行う始動口スイッチ14a、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39aの各スイッチは、入賞検出手段でもある。
The
なお、入賞検出手段は、複数の入賞口に別個に入賞したそれぞれの遊技球をまとめて検出するものであってもよい。また、ゲートスイッチ32aのような通過ゲートであっても、賞球の払い出しが行われるものであれば、通過ゲートへ遊技球が進入することが入賞になり、通過ゲートに設けられているスイッチ(例えば、ゲートスイッチ32a)が入賞検出手段になる。さらに、この実施の形態では、V入賞領域に入賞した遊技球はVカウントスイッチ22で検出されるとともにカウントスイッチ23でも検出されるが、Vカウントスイッチ22のみで検出されるようにしてもよい。V入賞領域に入賞した遊技球が、Vカウントスイッチ22のみで検出される場合には、大入賞口に入賞した遊技球数は、Vカウントスイッチ22による検出数と、カウントスイッチ23による検出数と、の和になる。
Note that the winning detection means may be configured to collectively detect the respective game balls that have won separately a plurality of winning openings. In addition, even if a passing gate such as the
また、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示装置9における図柄の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路64が搭載されている。
Further, according to the data given from the
基本回路53は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段(変動データを記憶する変動データ記憶手段)としてのRAM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。この実施の形態では、ROM54およびRAM55はCPU56に内蔵されている。すなわち、CPU56は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54およびI/Oポート部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。
The
なお、CPU56はROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、CPU56が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているCPUについても同様である。このように、CPU56は、遊技制御用マイクロコンピュータを構成する。なお、ROM54、RAM55がCPU56に内蔵されていない場合には、ROM54、RAM55、および、CPU56を含む基本回路53により、遊技制御用マイクロコンピュータが構成される。
Since the
また、RAM(CPU内蔵RAMであってもよい)55は、その一部または全部が電源基板910において作成されるバックアップ電源によってバックアップされているバックアップRAMである。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御用マイクロコンピュータの制御状態に応じたデータと未払出賞球数を示すデータおよび払出制御に関する出力信号の出力状態を示すデータ等の払出制御の制御状態を特定するデータとが、バックアップRAMに保存(バックアップ記憶)される。
A RAM (which may be a CPU built-in RAM) 55 is a backup RAM that is partially or entirely backed up by a backup power source created in the
なお、遊技制御用マイクロコンピュータの制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて、遊技制御の制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。また、払出制御の制御状態を特定するデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて賞球指令信号等の各種出力信号の出力状態を含み、払出制御の制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。例えば、バックアップ記憶される払出制御の制御状態を特定するデータのうち、賞球指令信号等の各種出力信号の出力状態を特定するデータは各出力ポートの出力状態を示すデータである。このような各出力ポートの出力状態を示すデータは、停電等が発生したときに払出制御の制御状態を特定するデータとしてその他の制御データとともにバックアップ記憶され、停電後の復旧時においてはこのようにバックアップ記憶された各出力ポートの出力状態を示すデータにもとづいて、各種信号の出力状態が復旧される。 Note that the data according to the control state of the microcomputer for game control is to restore the control state of the game control before the occurrence of a power failure, etc., based on the data when it is recovered after a power failure, etc. Necessary data. Further, the data for specifying the control state of the payout control includes the output state of various output signals such as a prize ball command signal based on the data when recovered after a power failure or the like, and the control state of the payout control This data is necessary to restore the system before a power outage occurs. For example, among the data specifying the control state of the payout control stored in the backup, the data specifying the output state of various output signals such as a prize ball command signal is data indicating the output state of each output port. Data indicating the output status of each output port is backed up and stored together with other control data as data specifying the control status of the payout control when a power failure occurs, and in this way at the time of recovery after a power failure Based on the data indicating the output state of each output port stored in the backup, the output state of various signals is restored.
遊技球を打撃して発射する打球発射装置は、発射制御基板91上の回路によって制御される発射モータ94を含み、発射モータ94が回転することによって遊技球を遊技領域7に向けて発射する。なお、発射制御基板91は、操作ノブ5の操作量に応じて、発射モータ94に駆動信号を出力することで打球発射装置による発射動作を制御するためのものである。発射制御基板91には、操作ノブ5からの配線が接続されると共に発射モータ94への配線が接続されている。発射制御基板91は、操作ノブ5の操作量に従って発射モータ94の駆動力を調整することにより、この操作量に応じた速度で打球を発射する。
The hitting ball launching device that hits and launches the game ball includes a
この実施の形態では、演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータが、遊技盤6に設けられている普通図柄始動記憶表示器41および装飾ランプ25の表示制御を行うとともに、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cの表示制御を行う。また、演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータは、特別図柄を可変表示する可変表示装置9および普通図柄を可変表示する普通図柄表示器10の表示制御も行う。このような演出制御用マイクロコンピュータによる制御は、遊技制御用マイクロコンピュータから受信する演出制御信号(表示制御信号)等の制御信号にもとづいて実行される。
In this embodiment, the effect control microcomputer mounted on the
また、この実施の形態では、遊技機への電力供給停止の発生を検出し、CPU56に電源断信号を出力する電源監視回路920を備えている。電源監視回路920は、電源基板910から供給される電源電圧を監視し、所定の電圧以下になったときに電力供給の停止が生じるとして電源断信号を出力する。
Further, in this embodiment, a power
図5は、払出制御基板37および球払出装置97等の賞球(景品遊技媒体)および貸球(貸遊技媒体)の払い出しに関連する構成要素を示すブロック図である。図5に示すように、払出制御基板37には、払出制御用CPU371を含む払出制御用マイクロコンピュータが搭載されている。この実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータは、1チップマイクロコンピュータであり、少なくともRAMが内蔵されている。また、RAMは、主基板31におけるRAM55とは異なり、電源バックアップされていない。払出制御用CPU371、RAM(図示せず)、払出制御用プログラムを格納したROM(図示せず)およびI/Oポート等は、払出制御用マイクロコンピュータを構成する。従って、払出制御用マイクロコンピュータは、払出制御用CPU371、RAM、ROMおよびI/Oポートを含む払出制御用マイクロコンピュータで実現されるが、主として、プログラムに従って制御を実行する払出制御用CPU371で実現される。
FIG. 5 is a block diagram showing components related to payout of prize balls (prize game media) and rental balls (rental game media) such as the
満タンスイッチ48および払出カウントスイッチ301からの検出信号は、中継基板72を介して払出制御基板37のI/Oポート372fに入力される。また、球切れスイッチ187および払出モータ位置センサ295からの検出信号は、中継基板72を介して払出制御基板37のI/Oポート372eに入力される。払出モータ位置センサ295は、払出モータ292の回転位置を検出するための発光素子(LED)と受光素子とによるセンサであり、遊技球が詰まったこと、すなわちいわゆる球噛みを検出するために用いられる。払出制御基板37の払出制御用CPU371は、球切れスイッチ187からの検出信号が球切れ状態を示していたり、満タンスイッチ48からの検出信号が満タン状態を示していたりすると、払出処理を停止する。さらに、満タンスイッチ48からの検出信号が満タン状態を示していると、打球発射装置からの球発射を停止させる。
Detection signals from the
入賞があると、主基板31の出力回路67から、賞球指令信号として、賞球の払出要求を行うための賞球REQ信号(賞球リクエスト信号)および払い出すべき賞球個数を示す賞球個数信号が出力される(オン状態になる)。賞球個数信号は、4ビットのデータ(2進4桁のデータ)によって構成され、4本の信号線によって出力される。なお、信号のオン状態すなわち出力状態は、信号が有意である状態であり、オン状態になることは、信号を受ける側に対してその信号にもとづく何らかの処理を開始することを指令することを意味する。例えば、賞球個数を示す賞球個数信号および賞球REQ信号がオン状態になるということは、払出制御用マイクロコンピュータに対して、賞球個数信号が示す賞球の払出数を認識するように指令することを意味する。
When there is a win, the
賞球個数信号は、入力回路373Aを介してI/Oポート372eに入力される。賞球REQ信号は、払出制御用マイクロコンピュータに賞球個数信号を取込むことを要求する取込要求信号でもある。払出制御用CPU371は、I/Oポート372eを介して賞球REQ信号および賞球個数信号が入力すると、賞球個数信号が示す個数の遊技球を払い出すために球払出装置97を駆動する制御を行う。主基板31から払出制御基板37には、主基板が電源に接続されていることを示す信号であるとともに、主基板31(遊技制御用マイクロコンピュータ)が払出制御基板37(払出制御用マイクロコンピュータ)に接続されていることを示す信号である接続確認信号Aが送信される。接続確認信号Aは、出力回路67を介して払出制御基板37に出力される。さらに、払出制御基板37から主基板31には、払出制御基板37が電源に接続されていることを示す信号であるとともに、払出制御基板37(払出制御用マイクロコンピュータ)が主基板31(遊技制御用マイクロコンピュータ)に接続されていることを示す信号である接続確認信号Bが送信される。
The winning ball number signal is input to the I /
接続確認信号Aは、パチンコ遊技機1の電源が投入されて主基板31に電力が供給されると(具体的には、図13に示すメイン処理のステップS12、若しくはステップS82が実行されたときに)出力が開始され、その後、パチンコ遊技機1の電源が切断されて主基板31への電力の供給が断たれると、出力が停止される。また、接続確認信号Bは、パチンコ遊技機1の電源が投入されて払出制御基板37に電力が供給されると(具体的には、図38に示すメイン処理のステップS610が実行されたときに)出力が開始され、その後、パチンコ遊技機1の電源が切断されて払出制御基板37への電力の供給が断たれると、出力が停止される。また、賞球REQ信号および賞球個数信号は、払出数を指定する賞球指令信号に相当する。
The connection confirmation signal A is generated when the power of the
また、払出制御用マイクロコンピュータが賞球指令信号を受信したときには主基板31に対して受信したことを示す受信確認信号を送信する。この受信確認信号は、払出制御用マイクロコンピュータに賞球指令信号が入力されたことにもとづいて出力される信号である。つまり、受信確認信号は、払出制御用マイクロコンピュータに賞球指令信号が入力されたことにもとづいて出力される入力確認信号としての機能を有する。受信確認信号は、払出制御基板37の出力ポート372bおよび出力回路373Bを介して主基板31に送信される。そして、主基板31において、入力回路68およびI/Oポート部57を介してCPU56に入力される。
Further, when the payout control microcomputer receives the prize ball command signal, it transmits a reception confirmation signal indicating that it has been received to the
さらに、払出制御用マイクロコンピュータが賞球の払出処理を実行しているときには、払出制御用マイクロコンピュータは、出力ポート372bおよび出力回路373Bを介して払出処理(払出動作)中であることを示す払出処理中信号としての払出動作中信号を送信する。この払出動作中信号は、払出制御用マイクロコンピュータに賞球指令信号が入力されたことにもとづいて出力される信号である。つまり、払出動作中信号は、払出制御用マイクロコンピュータに賞球指令信号が入力されたことにもとづいて出力される入力確認信号としての機能をも有する。
Further, when the payout control microcomputer is executing a prize ball payout process, the payout control microcomputer indicates a payout process (payout operation) through the
払出制御用CPU371は、出力ポート372bを介して、賞球の払出数(賞球数)を示す賞球情報信号および貸球数を示す球貸し個数信号をターミナル基板(枠用外部端子基板と盤用外部端子基板とを含む)160に出力する。なお、出力ポート372bの外側に、ドライバ回路が設置されているが、図5では記載省略されている。また、ターミナル基板160(枠用外部端子基板)には、ドア開放スイッチ161A,161Bが接続されている。
The
また、払出制御用CPU371は、出力ポート372cを介して、7セグメントLEDによるエラー表示用LED374にエラー信号を出力する。さらに、出力ポート372bを介して、点灯/消灯を指示するための信号を賞球LED51および球切れLED52に出力する。なお、払出制御基板37の入力ポート372fには、エラー状態を解除するためのエラー解除スイッチ375からの検出信号が入力される。エラー解除スイッチ375は、ソフトウェアリセットによってエラー状態を解除するために用いられる。
Further, the
さらに、払出制御基板37からの払出モータ292への駆動信号は、出力ポート372aおよび中継基板72を介して球払出装置97の払出機構部分における払出モータ292に伝えられる。なお、出力ポート372aの外側に、ドライバ回路(モータ駆動回路)が設置されているが、図5では記載省略されている。
Further, a drive signal from the
遊技機に隣接して設置されているカードユニット50には、カードユニット制御用マイクロコンピュータが搭載されている。インターフェイス基板(中継基板)66には、打球供給皿3の近傍に設けられている度数表示LED60a、球貸し可LED60b、球貸しスイッチ60cおよび返却スイッチ60dが搭載された残高表示基板60と接続される。
A card unit control microcomputer is mounted on the
残高表示基板60からカードユニット50には、遊技者の操作に応じて、球貸しスイッチ60cが操作されたことを示す球貸しスイッチ信号および返却スイッチ60dが操作されたことを示す返却スイッチ信号がインターフェイス基板66を介して与えられる。また、カードユニット50から残高表示基板60には、プリペイドカードの残高を示す残高表示信号および球貸し可表示信号がインターフェイス基板66を介して与えられる。カードユニット50と払出制御基板37の間では、接続確認信号(VL信号)、ユニット操作信号(BRDY信号)、球貸し要求信号(BRQ信号)、球貸し完了信号(EXS信号)およびパチンコ機動作信号(PRDY信号)が入力ポート372fおよび出力ポート372dを介して送受信される。カードユニット50と払出制御基板37の間には、インターフェイス基板66が介在している。よって、接続確認信号(VL信号)等の信号は、図5に示すように、インターフェイス基板66を介してカードユニット50と払出制御基板37の間で送受信されることになる。
From the
なお、インターフェイス基板66には、コンデンサが一切搭載されておらず、インターフェイス基板66上の払出制御基板37から出力されるEXS信号およびPRDY信号の信号ラインには、それぞれフォトカプラ66a,66bが搭載される。また、インターフェイス基板66上のカードユニット50から出力されるBRDY信号およびBRQ信号の信号ラインには、それぞれフォトカプラ66c,66dが搭載される。ところが、インターフェイス基板66上のカードユニット50から出力されるVL信号の信号ラインにはフォトカプラが搭載されておらず、カードユニット50から払出制御基板37に出力されるVL信号を通過させるだけである。
Note that no capacitor is mounted on the
また、払出制御基板37上のVL信号の信号ラインには、コンデンサ150が搭載され、VL信号の出力レベルが所定レベルに達したことにもとづいてVL信号の信号ラインに搭載されるフォトカプラ151にVL信号を出力するように構成している。フォトカプラ151は、図6に示すように、発光部151aと、受光部151bと、から構成され、VL信号が入力されたことにもとづいて発光部151aが発光し、該発光を受光部151bにて検知したことにもとづいて電気信号(この場合には、VL信号)を出力する。この実施の形態では、フォトカプラ151から出力される電気信号は、入力ポート372fと、発射制御基板91と、に分岐されて入力される。
Further, a
このように、カードユニット50と払出制御基板37との間の信号がフォトカプラを介して伝送されるように構成されるため、カードユニット50と払出制御基板37とのいずれか一方が故障したとき等に異常なレベルの信号が伝送されないようにすることができる。これらの信号のうち、接続確認信号(VL信号)の伝送路については、単なる信号線としての機能を有する他の信号の伝送路と比べて、電源線(他の信号の伝送経路のフォトカプラの電源としても使用される)としての機能を有するため、電源を安定させる必要があり、フォトカプラに加えて電源安定化用のコンデンサ150が設けられている。
As described above, since the signal between the
パチンコ遊技機1の電源が投入されると、払出制御基板37の払出制御用CPU371は、カードユニット50にPRDY信号を出力する。また、カードユニット制御用マイクロコンピュータは、電源が投入されると、VL信号を出力する。払出制御用CPU371は、VL信号の入力状態によってカードユニット50の接続状態/未接続状態を判定する。カードユニット50においてカードが受け付けられ、球貸しスイッチが操作されたことにもとづく球貸しスイッチ信号が入力されると、カードユニット制御用マイクロコンピュータは、払出制御基板37にBRDY信号を出力する。この時点から所定の遅延時間が経過すると、カードユニット制御用マイクロコンピュータは、払出制御基板37にBRQ信号を出力する。
When the power of the
そして、払出制御基板37の払出制御用CPU371は、カードユニット50に対するEXS信号を立ち上げ、カードユニット50からのBRQ信号の立ち下がりを検出すると、払出モータ292を駆動し、所定個の貸球を遊技者に払い出す。そして、払い出しが完了したら、払出制御用CPU371は、カードユニット50に対するEXS信号を立ち下げる。その後、カードユニット50からのBRDY信号がオン状態でないことを条件に、遊技制御用マイクロコンピュータから賞球指令信号を受けると賞球払出制御を実行する。なお、カードユニット50で用いられる電源電圧AC24Vは払出制御基板37から供給される。
Then, the
カードユニット50に対する電源基板910からの電力供給は、払出制御基板37およびインターフェイス基板66を介して行われる。この例では、インターフェイス基板66内に配されているカードユニット50に対するAC24Vの電源供給ラインに、カードユニット50を保護するためのヒューズが設けられ、カードユニット50に所定電圧以上の電圧が供給されることが防止される。
The power supply from the
なお、この実施の形態では、カードユニット50が遊技機とは別体として遊技機に隣接して設置されている場合を例にするが、カードユニット50は遊技機と一体化されていてもよい。また、コイン投入に応じてその金額に応じた遊技球が貸し出されるような場合でも本発明を適用できる。
In this embodiment, the case where the
図6は、払出制御基板37に搭載されるフォトカプラ151およびコンデンサ150の詳細部である図5の破線部の詳細を示す説明図である。上述したように、払出制御基板37上のVL信号の信号ラインには、コンデンサ150aおよびコンデンサ150bからなるコンデンサ150、抵抗152、発光部151aおよび受光部151bからなるフォトカプラ151、の順に接続されている。
FIG. 6 is an explanatory diagram showing details of a broken line portion of FIG. 5 which is a detailed portion of the
カードユニット50からインターフェイス基板66を介して入力されるVL信号は、コンデンサ150aおよびコンデンサ150bによりVL信号の出力レベルが所定レベルに達したことにもとづいて抵抗152、およびフォトカプラ151にVL信号を通過させる。コンデンサ150aおよびコンデンサ150bは、電圧を安定化させるために所定電圧となったか否かを監視するものである。この実施の形態では、VL信号の信号ラインは残高表示基板60に搭載される度数表示LED60aや球貸し可LED60bなどに接続されて電源として用いられるため、これらを同時に駆動した場合であってもVL信号の電圧が不安定になることを防ぎ、VL信号の電圧を安定させるために設けられている。
The VL signal input from the
フォトカプラ151は、電気信号(この場合には、VL信号)が入力されたことにもとづいて発光部151aを発光させ、受光部151bにて発光部151aによる発光を検知したことにもとづいて電気信号(この場合には、VL信号)を出力し、払出制御基板37とカードユニット50とを電気的に絶縁するためのものである。すなわち、フォトカプラ151を備えることによりカードユニット50から出力されるVL信号が短絡したときであっても安定して払出動作の実行が可能となる。
The
なお、この実施の形態では、払出制御基板37上のVL信号の信号ラインには、フォトカプラ151から出力されるVL信号を払出制御基板37の入力ポート372fに接続される信号ラインと、発射制御基板91に接続される信号ラインと、に分岐させて入力可能な信号分岐手段37aを備えている。この信号分岐手段37aによりフォトカプラ151から出力されるVL信号を払出制御用マイクロコンピュータと、発射制御基板91に搭載される発射制御手段(例えば、発射制御基板91に搭載される発射制御用CPU、ROM、RAM、I/Oポート、等の周辺回路)と、に入力可能となっている。
In this embodiment, the signal line for the VL signal on the
また、発射制御基板91に搭載される発射制御手段は、フォトカプラ151からのVL信号が入力されたことにもとづいて打球発射装置による遊技球の発射動作を可能な状態にし、フォトカプラ151からのVL信号が入力されなくなったときに打球発射装置による遊技球の発射動作を不能な状態に制御する。
Further, the launch control means mounted on the
このように、この実施の形態では、コンデンサ150をインターフェイス基板66に一切搭載せずに、払出制御基板37のVL信号の信号ライン上に搭載している。なお、特開2001−347054の図11に開示されるインターフェイス基板においては、コンデンサを搭載していたため、払出制御用マイクロコンピュータに対して不正に信号を入力するための回路をインターフェイス基板に設けた不正基板を作成し、正規のインターフェイス基板と不正基板とが交換された場合に発見されにくいといった不具合があった。
As described above, in this embodiment, the
インターフェイス基板が不正基板に交換された場合には、遊技盤に設けられた複数の入賞口に遊技球が入賞していない、あるいは、カードユニット等から球貸しの要求がされていないにもかかわらず払出動作を実行させるような信号を払出制御基板に入力する回路をインターフェイス基板に偽造して作成し、外部からの操作(例えば、ボタン、無線通信、等)を契機に払出動作を実行させるような信号を発生させ、遊技媒体(例えば、遊技球、遊技メダル、等)を不正に取得する行為が実行されてしまう虞があった。また、このような不正基板を作成する際には信号を安定化させるためにコンデンサが必要となる。 If the interface board is replaced with an unauthorized board, no game balls have been won in the multiple winning slots provided on the game board, or no card lending request has been made. A circuit for inputting a signal for executing a payout operation to the payout control board is created by forging the interface board, and the payout operation is executed by an external operation (eg, button, wireless communication, etc.). There is a possibility that an act of generating a signal and illegally acquiring a game medium (for example, a game ball, a game medal, etc.) may be executed. Moreover, when producing such an illegal board | substrate, a capacitor | condenser is needed in order to stabilize a signal.
この実施の形態では、初めからインターフェイス基板66にコンデンサを設けずに正規の基板を作成しているため、コンデンサが搭載されているか否かを確認するのみで不正基板であるか否かを用意に発見可能となる。また、VL信号の信号ラインのコンデンサ150を払出制御基板37に搭載したときに、フォトカプラ151も一緒に払出制御基板37に搭載させることでインターフェイス基板66と払出制御基板37との間において無用に信号経路を往復させることを無くし、パチンコ遊技機1における背面機構の省スペース化、配線数の低減を実現させることができる。
In this embodiment, since a regular board is created without providing a capacitor on the
なお、この実施の形態では、発射制御基板91に搭載されるフォトカプラ151からのVL信号が入力されたことにもとづいて打球発射装置による遊技球の発射動作を可能にしているが、インターフェイス基板66上でVL信号の信号ラインを分岐させ、一方を払出制御基板37に接続し、他方を発射制御基板91に接続させるように構成してもよい。この場合には、発射制御基板91のVL信号の信号ラインにフォトカプラを搭載するように構成してもよい。
In this embodiment, although the VL signal from the
図7は、演出制御基板80、ランプドライバ基板35および音声制御基板70の回路構成例を示すブロック図である。なお、ランプドライバ基板35および音声制御基板70には、マイクロコンピュータは搭載されていない。演出制御基板80において、演出制御用CPU101は、ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて、入力ドライバ102および入力ポート103を介して図柄制御信号を受信する。また、演出制御用CPU101は、図柄制御信号にもとづいて、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)109に、LCDを用いた可変表示装置9の表示制御を行わせる。VDP109は、GCL(グラフィックコントローラLSI)と呼ばれることもある。
FIG. 7 is a block diagram illustrating a circuit configuration example of the
さらに、演出制御用CPU101は、出力ポート104および出力ドライバ110を介して音声制御基板70に対して音番号データを出力する。また、演出制御用CPU101に入出力するバス(アドレスバス、データバス、および書込/読出信号等の制御信号ラインを含む)はバスドライバ105を介してランプドライバ基板35まで延長されている。
Further, the
ランプドライバ基板35において、演出制御用CPU101に接続されるバスは、バスレシーバ351を介して出力ポート352および拡張ポート353に接続される。出力ポート352から出力される各ランプを駆動する信号は、ランプドライバ354で増幅され各ランプに供給される。また、出力ポート352から出力される各LEDを駆動する信号は、LED駆動回路355で増幅され各ランプ28a,28b,28c,25(天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28c、装飾ランプ25、等)に供給される。また、出力ポート352から出力される各LEDを駆動する信号は、LED駆動回路355で増幅され各LED(普通図柄始動記憶表示器41等)に供給される。そして、演出用の可動部材等の演出用駆動手段357を駆動する信号は、駆動回路356で増幅され演出用駆動手段357に供給される。ただし、この実施の形態の場合には、演出用駆動手段357は実際には設けられておらず、後述するようにランプドライバ基板35に汎用性を持たせることを目的として駆動回路356が設けられている。
In the
この実施の形態では、遊技機に設けられているランプ・LEDおよび演出用駆動手段357は、演出制御基板80に搭載されている演出制御用CPU101を含む演出制御用マイクロコンピュータによって制御される。また、可変表示装置9、普通図柄表示器10およびランプ・LED等を制御するためのデータがROMに格納されている。演出制御用CPU101は、ROMに格納されているデータにもとづいて可変表示装置9、普通図柄表示器10およびランプ・LED等を制御する。そして、ランプドライバ基板35に搭載されている出力ポート352および各駆動回路を介して、ランプ・LEDおよび演出用駆動手段357が駆動される。従って、機種変更を行う際に、演出制御基板80を新たな機種のものに交換すれば、ランプドライバ基板35を交換せずに機種変更を実現することができる。
In this embodiment, the lamp / LED and the effect driving means 357 provided in the gaming machine are controlled by an effect control microcomputer including an
なお、演出制御基板80、ランプドライバ基板35および音声制御基板70は独立した基板であるが、それらは、例えば、遊技機裏面において、1つのボックスに収容された状態で設置される。また、拡張ポート353は、機種変更を行う場合に、ランプ・LED等の数が増加した場合を考慮して設置されるが、設置されていなくてもよい。演出用の可動部材等が存在しない場合には駆動回路356は設けられなくてもよいが、機種変更を行う場合に、演出用の可動部材等が設置された場合を考慮すると、演出用の可動部材等が存在しない場合にも設けられていることが好ましい。
Although the
音声制御基板70において、演出制御基板80からの音番号データは、入力ドライバ702を介して、例えば、デジタルシグナルプロセッサによる音声合成用IC703に入力される。音声合成用IC703は、音番号データに応じたデータを音声データ基板70Aに搭載されている音声データROM704から読み出し、読み出したデータに応じた音声や効果音を発生し増幅回路705に出力する。増幅回路705は、音声合成用IC703の出力レベルを、ボリューム706で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27に出力する。なお、この実施の形態では、音声データROM704が、音声制御基板70とは別の基板である音声データ基板70Aに搭載されているが、音声データROM704は、音声制御基板70に搭載されていてもよい。その場合には、音声データ基板70Aは不要である。
In the
音声データROM704に格納されている音番号データに応じたデータは、所定期間(例えば、特別図柄の変動期間)における効果音または音声の出力態様を時系列的に示すデータの集まりである。音声合成用IC703は、音番号データを入力すると、音声データROM704内の対応するデータに従って音出力制御を行う。対応するデータに従った音出力制御は、次の音番号データを入力するまで継続される。そして、音声合成用IC703は、次の音番号データを入力すると、新たに入力した音番号データに対応した音声データROM704内のデータに従って音出力制御を行う。
The data corresponding to the sound number data stored in the
この実施の形態では、スピーカ27から出力される音声や効果音は演出制御用CPU101を含む演出制御用マイクロコンピュータによって制御されるのであるが、演出制御用マイクロコンピュータは、音声制御基板70に音番号データを出力する。音声制御基板70において、音声データROM704には、遊技の進行に伴って出現しうる音声や効果音を実現するための多数のデータが格納され、それらのデータは音番号データに対応付けられている。従って、演出制御用マイクロコンピュータは、音番号データを出力するだけで音出力制御を実現することができる。なお、音番号データは例えば、1バイトデータであり、シリアル信号線またはパラレル信号線によって音声制御基板70に転送される。
In this embodiment, the sound and sound output from the
次に、電源基板910の構成を図8および図9のブロック図を参照して説明する。図8は、電源基板910における直流電圧作成部分を示すブロック図である。電源基板910には、遊技機内の各電気部品制御基板や機構部品への電力供給を実行または遮断するための電源スイッチ914が設けられている。なお、電源スイッチ914は、遊技機において、電源基板910の外に設けられていてもよい。電源スイッチ914が閉状態(オン状態)では、交流電源(AC24V)がトランス911の入力側(一次側)に印加される。トランス911は、交流電源(AC24V)と電源基板910の内部とを電気的に絶縁するためのものであるが、その出力電圧もAC24Vである。また、トランス911の入力側には、過電圧保護回路としてのバリスタ918が設置されている。なお、トランス911は、電源基板910上ではなく、電源基板910の外部に設けられていてもよい。
Next, the configuration of the
電源基板910は、電気部品制御基板(主基板31、払出制御基板37、演出制御基板80、および発射制御基板91)と独立して設置され、遊技機内の各電気部品制御基板および機構部品が使用する電圧を生成する。この例では、AC24V、VSL(DC+30V)、VLP(DC+24V)、VDD(DC+12V)およびVCC(DC+5V)を生成する。また、バックアップ電源(VBB)すなわちバックアップRAMに記憶内容を保持させるための記憶保持手段となるコンデンサ916は、DC+5V(VCC)すなわち各基板上のIC等を駆動する電源のラインから充電される。また、+5Vラインとバックアップ+5V(VBB)ラインとの間に、逆流防止用のダイオード917が挿入される。なお、VSLは、整流平滑回路915において、整流素子でAC24Vを整流昇圧することによって生成される。VSLは、ソレノイド駆動電源となる。また、VLPは、ランプ点灯用の電圧であって、整流回路912において、整流素子でAC24Vを整流することによって生成される。
The
電源電圧生成手段としてのDC−DCコンバータ913は、1つまたは複数のレギュレータIC(図8では2つのレギュレータIC924A,924Bを示す。)を有し、VSLにもとづいてVDDおよびVCCを生成する。レギュレータIC(スイッチングレギュレータ)924A,924Bの入力側には、比較的大容量のコンデンサ923A,923Bが接続されている。従って、外部からの遊技機に対する電力供給が停止したときに、VSL、VDD、VCC等の直流電圧は、比較的緩やかに低下する。
The DC-
図9に示すように、トランス911から出力されたAC24Vは、そのままコネクタ922Aに供給される。また、VLPは、過電流の供給を防止する過電流防止手段としてのヒューズF01を介してコネクタ922Bに供給される。また、ヒューズF01のコネクタ922B側とグラウンド(接地電位)との間には、LED(LD01)と抵抗(R01)との直列体が接続されている。 As shown in FIG. 9, AC24V output from the transformer 911 is supplied to the connector 922A as it is. Further, the VLP is supplied to the connector 922B through a fuse F01 as an overcurrent prevention unit that prevents overcurrent supply. Further, a series body of an LED (LD01) and a resistor (R01) is connected between the connector 922B side of the fuse F01 and the ground (ground potential).
VSLは、ヒューズF02を介してコネクタ922Aに供給される。ヒューズF02のコネクタ922A側とグラウンドとの間には、LED(LD02)と抵抗(R02)の直列体が接続されている。また、VSLは、ヒューズF03を介してコネクタ922Bに供給される。ヒューズF03のコネクタ922B側とグラウンドとの間には、LED(LD03)と抵抗(R03)の直列体が接続されている。さらに、VSLは、ヒューズF04を介してコネクタ922Cに供給される。ヒューズF04のコネクタ922C側とグラウンドとの間には、LED(LD04)と抵抗(R04)の直列体が接続されている。 VSL is supplied to the connector 922A via the fuse F02. A series body of an LED (LD02) and a resistor (R02) is connected between the connector 922A side of the fuse F02 and the ground. The VSL is supplied to the connector 922B through the fuse F03. A series body of an LED (LD03) and a resistor (R03) is connected between the connector 922B side of the fuse F03 and the ground. Further, the VSL is supplied to the connector 922C through the fuse F04. A series body of an LED (LD04) and a resistor (R04) is connected between the connector 922C side of the fuse F04 and the ground.
VDDは、ヒューズF05を介してコネクタ922Aに供給される。ヒューズF05のコネクタ922A側とグラウンドとの間には、LED(LD5)と抵抗(R05)の直列体が接続されている。また、VDDは、ヒューズF06を介してコネクタ922Bに供給される。ヒューズF06のコネクタ922B側とグラウンドとの間にはLED(LD06)と抵抗(R06)の直列体が接続されている。さらに、VDDは、ヒューズF07を介してコネクタ922Cに供給される。ヒューズF07のコネクタ922C側とグラウンドとの間には、LED(LD07)と抵抗(R07)との直列体が接続されている。 VDD is supplied to the connector 922A via the fuse F05. A series body of an LED (LD5) and a resistor (R05) is connected between the connector 922A side of the fuse F05 and the ground. Further, VDD is supplied to the connector 922B via the fuse F06. A series body of an LED (LD06) and a resistor (R06) is connected between the connector 922B side of the fuse F06 and the ground. Further, VDD is supplied to the connector 922C through the fuse F07. A series body of an LED (LD07) and a resistor (R07) is connected between the connector 922C side of the fuse F07 and the ground.
VCCは、ヒューズF08を介してコネクタ922Aに供給される。ヒューズF08のコネクタ922A側とグラウンドとの間には、LED(LD08)と抵抗(R08)の直列体が接続されている。また、VCCは、ヒューズF09を介してコネクタ922Bに供給される。ヒューズF09のコネクタ922B側とグラウンドとの間には、LED(LD09)と抵抗(R09)の直列体が接続されている。さらに、VCCは、ヒューズF10を介してコネクタ922Cに供給される。ヒューズF10のコネクタ922C側とグラウンドとの間には、LED(LD10)と抵抗(R10)の直列体が接続されている。 VCC is supplied to connector 922A through fuse F08. A series body of an LED (LD08) and a resistor (R08) is connected between the connector 922A side of the fuse F08 and the ground. Also, VCC is supplied to the connector 922B via the fuse F09. A series body of an LED (LD09) and a resistor (R09) is connected between the connector 922B side of the fuse F09 and the ground. Furthermore, VCC is supplied to the connector 922C through the fuse F10. A series body of an LED (LD10) and a resistor (R10) is connected between the connector 922C side of the fuse F10 and the ground.
なお、コネクタ922Aに接続されるケーブルは、払出制御基板37に接続される。また、コネクタ922B側に接続されるケーブルは、演出制御基板80に接続される。そして、コネクタ922Cに接続されるケーブルは、主基板31に接続される。従って、コネクタ922Cには、VBBも供給されている。
The cable connected to the connector 922A is connected to the
また、電源基板910には、押しボタン構造のクリアスイッチ921が搭載されている。クリアスイッチ921が押下されるとローレベル(オン状態)のクリアスイッチ信号が出力され、コネクタ922Cを介して主基板31に送信される。また、クリアスイッチ921が押下されていなければハイレベル(オフ状態)の信号が出力される。なお、クリアスイッチ921は、押しボタン構造以外の他の構成であってもよい。また、クリアスイッチ921は、遊技機において、電源基板910以外に設けられていてもよい。
In addition, a
また、ヒューズF01〜F10は、取り外しが可能(交換可能)なタイプのものではなく、電源基板910に固定されているタイプのものである。すなわち、交換不能に基板(この例では、電源基板910)に設置されている。ヒューズF01〜F10が交換可能なタイプのものである場合には、電源基板910や電気部品制御基板において短絡故障等のような不具合が発生したときにヒューズ交換がなされ、真の不具合原因が不明なまま遊技機が可動状態に戻されてしまうおそれがある。その場合、不具合がすぐに再発することが予測される。しかし、ヒューズF01〜F10を交換不可能なタイプのものにしておけば、電源基板910において不具合が発生したときに、真の不具合原因を探す行為に誘導される。
Further, the fuses F01 to F10 are not of a detachable (replaceable) type but of a type fixed to the
電源基板910において、図9に示されたようなLED(LD01〜LD10)が設けられている場合、電源基板910および各電源部品制御基板において短絡故障等のような不具合が発生していなければ、各LED(LD01〜LD10)は点灯状態である。換言すれば、各LED(LD01〜LD10)が点灯状態であれば、電源基板910および各電気部品制御基板において短絡故障等のような不具合が発生していないことがわかる。
When the LEDs (LD01 to LD10) as shown in FIG. 9 are provided on the
図10は、主基板31におけるCPU56、リセット回路65および電源監視回路920を示すブロック図である。図10に示すように、電源監視回路(電源監視手段)920からの電源断信号、すなわち、電源監視手段からの検出信号が、反転回路943、および、入力ポート572を介してCPU56に入力される。従って、CPU56は、入力ポート572の入力信号を監視することによって遊技機への電力供給の停止の発生を確認することができる。
FIG. 10 is a block diagram showing the
このような構成によれば、遊技制御用マイクロコンピュータのセントラルプロセッシングユニット(CPU56)が多重割込状態となることが防止できる。つまり、例えば、電源監視手段からの検出信号がセントラルプロセッシングユニットのノンマスカブルインタラプト端子に入力された場合には、例えば、付勢に電源のオン、オフを何度も繰り返すことにより、既に割込み状態のセントラルプロセッシングユニットにさらにノンマスカブルインタラプト信号が入力されて多重割込み状態となり、セントラルプロセッシングユニットが暴走状態となるが、電源監視手段からの検出信号が入力ポートに入力されて、その入力ポートに検出信号が入力されていることをセントラルプロセッシングユニットが判別したときに電力供給停止時処理に移行するために、たとえ電源のオン、オフを何度も繰り返したとしてもセントラルプロセッシングユニットが多重割込み状態となることを防止することができる。 According to such a configuration, the central processing unit (CPU 56) of the game control microcomputer can be prevented from entering a multiple interrupt state. In other words, for example, when a detection signal from the power supply monitoring means is input to the non-maskable interrupt terminal of the central processing unit, for example, by repeatedly turning on and off the power supply many times, When a non-maskable interrupt signal is further input to the processing unit and a multiple interrupt state occurs, the central processing unit enters a runaway state, but the detection signal from the power monitoring means is input to the input port, and the detection signal is input to the input port. This prevents the central processing unit from entering multiple interrupt states even if the power is turned on and off many times in order to shift to power supply stop processing when the central processing unit determines that Can be That.
その結果、セントラルプロセッシングユニットが暴走して初期化されてしまうことが防止でき、初期化された場合に特定遊技状態(大当り遊技状態)が遊技者に狙われやすくなるという不具合が防止できる。具体的に説明すると、セントラルプロセッシングユニットが初期化されると、その時点から当りはずれ決定用のランダムカウンタを初期値(例えば、「0」)からカウントアップ開始するために、遊技者が初期値(例えば、「0」)からのカウントアップ開始時点を把握することができ、そこから大当りに相当する値がカウントアップされるまでの時間を考慮して打球を始動入賞口14に入賞(始動入賞)させて始動口スイッチ14aで検出させることにより、ちょうど大当りに相当する値がカウントアップされた瞬間、始動入賞に伴うカウント値の抽出がなされる。しかし、本発明では、セントラルプロセッシングユニットの多重割込みを防止してセントラルプロセッシングユニットの初期化を回避することができるために、このような不具合を防止することができる。
As a result, it is possible to prevent the central processing unit from running out of control and being initialized, and it is possible to prevent a problem that the specific gaming state (big hit gaming state) is likely to be targeted by the player when the central processing unit is initialized. More specifically, when the central processing unit is initialized, a random counter for determining a missed hit from that point in time starts counting up from an initial value (for example, “0”). For example, the count-up start time from “0”) can be grasped, and the hit ball is won at the start winning opening 14 in consideration of the time until the value corresponding to the jackpot is counted up (start win) Then, by detecting with the
電源監視回路920は主基板31に搭載されているので、電源断信号が入力されるCPU56の近くに電源監視手段を設置することができ、電力供給の停止を遊技制御用マイクロコンピュータに確実に認識させることができるようになる。
Since the power
電源監視回路920は電源監視用IC902を含む。電源監視用IC902は、VSL電圧を導入し、VSL電圧を監視することによって遊技機への電力供給停止の発生を検出する。具体的には、VSL電圧が所定値(この例では+22V)以下になったら、電力供給の停止が生ずるとして電源断信号を出力する。具体的には、電源断信号をローレベルにする。なお、監視対象の電源電圧は、各電気部品制御基板に搭載されている回路素子の電源電圧(この例では+5V)よりも高い電圧であることが好ましい。この例では、交流から直流に変換された直後の電圧であるVSLが用いられている。
The
電源監視用IC902が電力供給の停止を検知するための所定値は、通常時の電圧より低いが、CPU56が暫くの間、動作しうる程度の電圧である。また、電源監視用IC902が、CPU56等の回路素子を駆動するための電圧(この例では+5V)よりも高いので、CPUが必要とする電圧に対して監視範囲を広げることができる。従って、より精密な監視を行うことができる。さらに、監視電圧としてVSL(+30V)を用いる場合には、遊技機の各種スイッチに供給される電圧が+12Vであることから、電源瞬断時のスイッチオン誤検出の防止も期待できる。すなわち、+30V電源の電圧を監視すると、+30V作成の以降に作られる+12Vが落ち始める以前の段階でそれの低下を検出できる。
The predetermined value for the
+12V電源の電圧が低下するとスイッチ出力がオン状態を呈するようになるが、+12Vより早く低下する+30V電源電圧を監視して電力供給の停止を認識すれば、スイッチ出力がオン状態を呈する前に電力供給回復待ちの状態に入ってスイッチ出力を検出しない状態となることができる。 When the voltage of the + 12V power supply decreases, the switch output starts to turn on. However, if the power supply voltage is monitored by monitoring the + 30V power supply voltage that drops earlier than + 12V, and the power supply is stopped, the power is output before the switch output turns on. It is possible to enter a supply recovery waiting state and not detect the switch output.
リセット回路65はリセットIC651を含む。リセットIC651は、電源投入時に、外付けのコンデンサの容量で決まる所定時間だけ出力をローレベルとし、所定時間が経過すると出力をハイレベルにする。すなわち、リセット信号(システムリセット信号)をハイレベルに立ち上げてCPU56を動作可能状態にする。なお、リセット信号は、反転回路942,941を介してCPU56のリセット端子に入力される。
The reset circuit 65 includes a reset IC 651. When the power is turned on, the reset IC 651 sets the output to a low level for a predetermined time determined by the capacity of the external capacitor, and sets the output to a high level when the predetermined time has elapsed. That is, the reset signal (system reset signal) is raised to a high level to make the
また、リセットIC651は、電源監視回路920が監視する電源電圧と等しい電源電圧であるVSLの電源電圧を監視して電圧値が所定値(電源監視回路920が電源断信号を出力する電源電圧値よりも低い値)以下になると出力をローレベルにする。従って、CPU56は、電源監視回路920からの電源断信号に応じて所定の電力供給停止時処理を行った後、システムリセットされる。すなわち、完全に動作を止める状態になる。従って、リセット回路65は、電源監視手段が検出信号を出力するタイミングよりも遅いタイミングで検出信号を出力する第2の電源監視手段に相当する。この例では、第2の電源監視手段が検出信号を出力する状態は、リセット信号をローレベルにする状態である。
In addition, the reset IC 651 monitors the power supply voltage of the VSL that is the same as the power supply voltage monitored by the power
この実施の形態で用いられているCPU56は、マスク不能割込(NMI)を発生させるために使用されるマスク不能割込端子(NMI端子)と、CPU56の外部から割込(外部割込;マスク可能割込)を発生させるために使用される割込端子(INT端子)とを有する。NMI端子に入力される信号がローレベルに立ち下がると、マスク不能割込が発生する。すなわち、CPU56のプログラムカウンタが、マスク不能割込処理の開始アドレスに変更され、CPU56は、マスク不能割込処理の開始アドレスに設定されている命令を実行する状態になる。
The
また、INT端子に入力される信号がローレベルに立ち下がると、外部割込が発生する。すなわち、CPU56のプログラムカウンタが、外部割込処理の開始アドレスに変更され、CPU56は、外部割込処理の開始アドレスに設定されている命令を実行する状態になる。
Further, when a signal input to the INT terminal falls to a low level, an external interrupt is generated. That is, the program counter of the
この実施の形態では、マスク不能割込および外部割込を使用しない。そこで、NMI端子およびINT端子を、抵抗を介してVcc(+5V)にプルアップしておく。従って、NMI端子およびINT端子の入力レベルは常にハイレベルになり、端子オープン状態の場合に比べて、ノイズ等によってNMI端子およびINT端子の入力レベルが立ち下がって割込発生状態になる可能性が低減する。 In this embodiment, non-maskable interrupts and external interrupts are not used. Therefore, the NMI terminal and the INT terminal are pulled up to Vcc (+5 V) through resistors. Therefore, the input levels of the NMI terminal and the INT terminal are always at a high level, and there is a possibility that the input level of the NMI terminal and the INT terminal falls due to noise or the like, and an interrupt is generated, as compared with the terminal open state. To reduce.
図11および図12は、遊技制御用マイクロコンピュータにおける出力ポートの割り当ての例を示す説明図である。図11に示すように、出力ポート0は払出制御基板37に送信される賞球指令信号(賞球個数信号、賞球REQ信号)、接続確認信号A、払出初期化信号、および演出制御基板80に送信される演出制御信号についての演出制御INT信号(ストローブ信号)の出力ポートである。また、演出制御基板80に送信される演出制御信号の8ビットのデータは出力ポート1から出力される。演出制御INT信号は、演出制御信号の8ビットのデータを取込むことを演出制御用マイクロコンピュータに指令するための信号であり、払出初期化信号は、払出制御用マイクロコンピュータに初期化を指令するための信号である。
FIG. 11 and FIG. 12 are explanatory diagrams showing an example of output port assignment in the game control microcomputer. As shown in FIG. 11, the
また、出力ポート2からは、大入賞口の開閉板20を開閉するためのソレノイド(大入賞口扉ソレノイド)21、大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド(大入賞口内誘導板ソレノイド)21A、および、可変入賞球装置15を開閉するためのソレノイド(普通電動役物ソレノイド)16に対する駆動信号が出力される。そして、出力ポート3から、情報出力回路64を介して情報端子基板34やターミナル基板160に至る各種情報出力用信号、すなわち、制御に関わる情報の出力データが出力され、出力ポート4から、演出制御用マイクロコンピュータに賞球払出にかかわる異常状態の報知を指令する信号が出力される。
Further, from the
図13は、遊技制御用マイクロコンピュータにおけるにおける入力ポートのビット割り当ての例を示す説明図である。図13に示すように、入力ポート0のビット0〜7には、それぞれ、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39a、左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、Vカウントスイッチ22、ゲートスイッチ32aの検出信号が入力される。また、入力ポート1のビット0〜6には、それぞれ、電源監視回路920からの電源断信号、払出制御基板37からの受信確認信号、電源基板910からのクリアスイッチ921の検出信号、払出制御基板37からの接続確認信号B、払出制御基板37からの払出動作中信号、払出制御基板37からの満タンエラー信号(満タンスイッチ48の検出状態を示す信号)、払出制御基板37からの球切れエラー信号(球切れスイッチ187の検出状態を示す信号)が入力される。なお、各スイッチからの検出信号は、入力ドライバ回路58にて論理反転されている。
FIG. 13 is an explanatory diagram showing an example of bit assignment of input ports in the game control microcomputer. As shown in FIG. 13, the left winning
次に遊技機の動作について説明する。図14は、主基板31における遊技制御用マイクロコンピュータが実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が投入されると、電源基板910から電力供給開始を通知するリセット信号が主基板31に出力される。主基板31に搭載されるCPU56は、リセット信号が入力されるリセット端子の入力レベルがハイレベルになると、プログラムの内容が正当か否かを確認するための処理であるセキュリティチェック処理を実行した後、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、CPU56は、まず、必要な初期設定を行う。
Next, the operation of the gaming machine will be described. FIG. 14 is a flowchart showing a main process executed by the game control microcomputer on the
初期設定処理において、CPU56は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS4)。
In the initial setting process, the
次いで、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステップS5)を行った後、RAM55をアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。
Next, after initialization (step S5) of CTC (counter / timer) and PIO (parallel input / output port) which are built-in devices (built-in peripheral circuits), the
この実施の形態で用いられるCPU56は、I/Oポート(PIO)およびタイマ/カウンタ回路(CTC)も内蔵している。また、CTCは、2本の外部クロック/タイマトリガ入力CLK/TRG2,3と2本のタイマ出力ZC/TO0,1を備えている。
The
この実施の形態で用いられているCPU56には、マスク可能な割込のモードとして以下の3種類のモードが用意されている。なお、マスク可能な割込が発生すると、CPU56は、自動的に割込禁止状態に設定するとともに、プログラムカウンタの内容をスタックにセーブする。
The
割込モード0:割込要求を行った内蔵デバイスがRST命令(1バイト)またはCALL命令(3バイト)をCPUの内部データバス上に送出する。よって、CPU56は、RST命令に対応したアドレスまたはCALL命令で指定されるアドレスの命令を実行する。リセット時に、CPU56は自動的に割込モード0になる。よって、割込モード1または割込モード2に設定したい場合には、初期設定処理において、割込モード1または割込モード2に設定するための処理を行う必要がある。
Interrupt mode 0: The built-in device that has issued the interrupt request sends an RST instruction (1 byte) or a CALL instruction (3 bytes) onto the internal data bus of the CPU. Therefore, the
割込モード1:割込が受け付けられると、常に0038(h)番地に飛ぶモードである。 Interrupt mode 1: In this mode, when an interrupt is accepted, the mode always jumps to address 0038 (h).
割込モード2:CPU56の特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込番地を示すモードである。すなわち、割込番地は、上位アドレスが特定レジスタの値とされ下位アドレスが割込ベクタとされた2バイトで示されるアドレスである。従って、任意の(飛び飛びではあるが)偶数番地に割込処理を設置することができる。各内蔵デバイスは割込要求を行うときに割込ベクタを送出する機能を有している。
Interrupt mode 2: A mode in which the address synthesized from the value (1 byte) of the specific register (I register) of the
よって、割込モード2に設定されると、各内蔵デバイスからの割込要求を容易に処理することが可能になり、また、プログラムにおける任意の位置に割込処理を設置することが可能になる。さらに、割込モード1とは異なり、割込発生要因毎のそれぞれの割込処理を用意しておくことも容易である。上述したように、この実施の形態では、初期設定処理のステップS2において、CPU56は割込モード2に設定される。
Therefore, when the interrupt
次いで、CPU56は、入力ポート1を介して入力されるクリアスイッチ921の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS7)。その確認においてオンを検出した場合には、CPU56は、通常の初期化処理を実行する(ステップS10〜ステップS14)。クリアスイッチ921がオンである場合(押下されている場合)には、ローレベルのクリアスイッチ信号が出力されている。なお、入力ポート1では、クリアスイッチ信号のオン状態はハイレベルである。また、例えば、遊技店員は、クリアスイッチ921をオン状態にしながら遊技機に対する電力供給を開始する(例えば、電源スイッチ914をオンする)ことによって、容易に初期化処理を実行させることができる。すなわち、RAMクリア等を行うことができる。
Next, the
クリアスイッチ921がオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えば、パリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS8)。この実施の形態では、電力供給の停止が生じた場合には、バックアップRAM領域のデータを保護するための処理が行われている。そのような保護処理が行われていたことを確認した場合には、CPU56はバックアップありと判定する。そのような保護処理が行われていないことを確認した場合には、CPU56は初期化処理を実行する。
If the
保護処理が行われていたか否かは、後述する電力供給停止時処理においてバックアップRAM領域に保存されるバックアップ監視タイマの値が、バックアップRAM領域のデータ保護処理を実行したことに応じた値(例えば、2)になっているか否かによって確認される。なお、そのような確認の仕方は一例であって、例えば、電力供給停止時処理においてバックアップフラグ領域にデータ保護処理を実行したことを示すフラグをセットし、ステップS8において、そのフラグがセットされていることを確認したらバックアップありと判定してもよい。 Whether or not the protection process has been performed depends on the value of the backup monitoring timer stored in the backup RAM area in the power supply stop process described later according to the execution of the data protection process in the backup RAM area (for example, 2). Note that such a confirmation method is merely an example. For example, a flag indicating that the data protection process has been executed is set in the backup flag area in the power supply stop process, and the flag is set in step S8. If it is confirmed that there is a backup, it may be determined that there is backup.
バックアップありと判定したら、CPU56は、バックアップRAM領域のデータチェック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。この実施の形態では、クリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする。また、チェックサムの対象となるデータ数に対応するチェックサム算出回数をセットする。そして、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに、ポインタの値を1増やし、チェックサム算出回数の値を1減算する。以上の処理が、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返される。チェックサム算出回数の値が0になったら、CPU56は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転し、反転後のデータをチェックサムとする。
If it is determined that there is a backup, the
電力供給停止時処理において、上記の処理と同様の処理によってチェックサムが算出され、チェックサムはバックアップRAM領域に保存されている。ステップS9では、算出したチェックサムと保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップRAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理(ステップS10〜ステップS14の処理)を実行する。 In the power supply stop process, a checksum is calculated by the same process as described above, and the checksum is stored in the backup RAM area. In step S9, the calculated checksum is compared with the stored checksum. When the power supply is stopped after an unexpected power failure or the like, the data in the backup RAM area should be saved, so the check result (comparison result) is normal (matched). That the check result is not normal means that the data in the backup RAM area is different from the data when the power supply is stopped. In such a case, since the internal state cannot be returned to the state when the power supply is stopped, the initialization process executed at the time of power-on that is not when the power supply is recovered from the stop of the power supply (the processes in steps S10 to S14) Execute.
チェック結果が正常であれば、CPU56は、遊技制御用マイクロコンピュータの内部状態と演出制御用マイクロコンピュータ等の電気部品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う。具体的には、ROM54に格納されているバックアップ時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS81)、バックアップ時設定テーブルの内容を順次作業領域(RAM55内の領域)に設定する(ステップS82)。作業領域はバックアップ電源によって電源バックアップされている。バックアップ時設定テーブルには、作業領域のうち初期化してもよい領域についての初期化データが設定されている。ステップS81およびステップS82の処理によって、作業領域のうち初期化してはならない部分については、保存されていた内容がそのまま残る。初期化してはならない部分とは、例えば、電力供給停止前の遊技状態を示すデータ(特別図柄プロセスフラグなど)や未払出数を示すデータが設定されている部分である。
If the check result is normal, the
また、CPU56は、ROM54に格納されているバックアップ時コマンド送信テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS83)、その内容に従ってサブ基板(払出制御基板37および演出制御基板80)に、電力供給が復旧した旨を示す制御信号が送信されるように制御する(ステップS84)。そして、ステップS15に移行する。
Further, the
初期化処理では、CPU56は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS10)。なお、RAM55の全領域を初期化せず、所定のデータ(例えば、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータ)をそのままにしてもよい。例えば、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値のデータをそのままにした場合には、不正な手段によって初期化処理が実行される状態になったとしても、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値が大当り判定値に一致するタイミングを狙うことは困難である。また、ROM54に格納されている初期化時設定テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS11)、初期化時設定テーブルの内容を順次作業領域に設定する(ステップS12)。ステップS11およびステップS12の処理によって、例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッファ、特別図柄左中右図柄バッファ、総賞球数格納バッファ、特別図柄プロセスフラグ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグに初期値が設定される。
In the initialization process, the
また、CPU56は、ROM54に格納されている初期化時コマンド送信テーブルの先頭アドレスをポインタに設定し(ステップS13)、その内容に従ってサブ基板を初期化するための初期化コマンドをサブ基板に送信する処理を実行する(ステップS14)。初期化コマンドとして、可変表示装置9に表示される初期図柄を示すコマンド等がある。
Further, the
そして、CPU56は、所定時間(例えば、2ms)毎に定期的にタイマ割込がかかるようにCPU56に内蔵されているCTCのレジスタの設定を行なう(ステップS15)。すなわち、初期値として例えば、2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。この実施の形態では、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるとする。
Then, the
初期化処理の実行(ステップS10〜ステップS14)が完了すると、メイン処理で、表示用乱数更新処理(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステップS18)が繰り返し実行される。CPU56は、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態にして(ステップS16)、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態にする(ステップS19)。なお、表示用乱数とは、可変表示装置9に表示される図柄を決定するための乱数であり、表示用乱数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数とは、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生するためのカウンタ(大当り判定用乱数発生カウンタ)等のカウント値の初期値を決定するための乱数である。後述する遊技制御処理において、大当り判定用乱数発生カウンタのカウント値が1周すると、そのカウンタに初期値が設定される。
When the execution of the initialization process (steps S10 to S14) is completed, the display random number update process (step S17) and the initial value random number update process (step S18) are repeatedly executed in the main process. The
なお、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときに割込禁止状態にされるのは、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が後述するタイマ割込処理でも実行されることから、タイマ割込処理における処理と競合してしまうのを避けるためである。すなわち、ステップS17,S18の処理中にタイマ割込が発生してタイマ割込処理中で表示用乱数や初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新してしまったのでは、カウント値の連続性が損なわれる場合がある。しかし、ステップS17,S18の処理中では割込禁止状態にしておけば、そのような不都合が生ずることはない。 Note that when the display random number update process and the initial value random number update process are executed, the interrupt disabled state is set even when the display random number update process and the initial value random number update process are performed by the timer interrupt process described later. This is to avoid conflict with the processing in the timer interrupt processing. That is, if a timer interrupt is generated during the processing of steps S17 and S18 and the count value of the counter for generating the display random number and the initial value random number is updated during the timer interrupt processing, The continuity of values may be impaired. However, such an inconvenience does not occur if the interrupt disabled state is set during the processes of steps S17 and S18.
次に、遊技制御処理について説明する。図15は、タイマ割込処理を示すフローチャートである。CPU56は、メイン処理の実行中に、具体的には、ステップS16〜ステップS19のループ処理の実行中に、タイマ割込が発生すると、タイマ割込の発生に応じて起動されるタイマ割込処理において、図15のステップS20〜ステップS34に示す遊技制御処理を実行する。
Next, the game control process will be described. FIG. 15 is a flowchart showing the timer interrupt process. When the timer interrupt occurs during execution of the main process, specifically, during the execution of the loop process of step S16 to step S19, the
タイマ割込処理において、CPU56は、まず、電源断信号が出力されたか否か(オン状態になったか否か)を検出する電源断検出処理を実行する(ステップS20)。次いで、入力ドライバ回路58を介して、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39a、等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)。具体的には、各スイッチの検出信号を入力する入力ポートの状態がオン状態であれば、各スイッチに対応して設けられているスイッチタイマの値を1加算する。
In the timer interrupt process, the
次に、遊技制御に用いられる大当り判定用の乱数等の各判定用乱数を生成するための各カウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS22)。CPU56は、さらに、表示用乱数および初期値用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理を行う(ステップS23,S24)。
Next, a process of updating the count value of each counter for generating each determination random number such as a big hit determination random number used for game control is performed (step S22). The
さらに、CPU56は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄表示器10の表示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
Further, the
次いで、CPU56は、特別図柄に関す演出制御信号をRAM55の所定の領域に設定して演出制御信号を送出する処理を行う(特別図柄コマンド制御処理:ステップS27)。また、普通図柄に関する演出制御信号をRAM55の所定の領域に設定して演出制御信号を送出する処理を行う(普通図柄コマンド制御処理:ステップS28)。
Next, the
さらに、CPU56は、例えば、ホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS29)。
Furthermore, the
また、CPU56は、左落とし左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39a等の検出信号にもとづく賞球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS30)。具体的には、左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39a等がオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御基板37に賞球個数を示す賞球個数信号等の賞球指令信号を出力する。払出制御基板37に搭載されている払出制御用CPU371は、賞球個数を示す賞球個数信号等の賞球指令信号に応じて球払出装置97を駆動する。
Further, the
そして、CPU56は、始動入賞記憶数の増減をチェックする記憶処理を実行する(ステップS31)。また、遊技機の制御状態を遊技機外部で確認できるようにするための試験信号を出力する処理である試験端子処理を実行する(ステップS32)。また、この実施の形態では、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域(出力ポートバッファ)が設けられ、CPU56は、出力ポート3のRAM領域におけるソレノイドに関する内容(図11参照)を出力ポートに出力する(ステップS33:出力処理)。その後、割込許可状態に設定し(ステップS34)、処理を終了する。
And CPU56 performs the memory | storage process which checks the increase / decrease in the number-of-start-winning memory | storage number (step S31). In addition, a test terminal process, which is a process for outputting a test signal for enabling the control state of the gaming machine to be confirmed outside the gaming machine, is executed (step S32). In this embodiment, a RAM area (output port buffer) corresponding to the output state of the output port is provided, and the
以上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理は定期的(例えば、2ms毎)に起動されることになる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では、例えば、割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。 With the above control, in this embodiment, the game control process is started periodically (for example, every 2 ms). In this embodiment, the game control process is executed by the timer interrupt process. However, in the timer interrupt process, for example, only a flag indicating that an interrupt has occurred is set. It may be executed in the main process.
図16および図17は、ステップS20の電源断検出処理の一例を示すフローチャートである。電源断検出処理において、CPU56は、まず、電源断信号が出力されているか否か(オン状態になっているか否か)確認する(ステップS450)。オン状態であれば、ステップS452以降の電力供給停止時処理を実行する。すなわち、遊技の進行を制御する状態から遊技状態を保存させるための電力供給停止時処理を実行する状態に移行する。
16 and 17 are flowcharts illustrating an example of the power-off detection process in step S20. In the power-off detection process, the
電力供給停止時処理において、CPU56は、バックアップあり指定値(この例では「55H」)をバックアップフラグにストアする(ステップS452)。バックアップフラグはバックアップRAM領域に形成されている。次いで、パリティデータを作成する(ステップS453〜S461)。すなわち、まず、クリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし(ステップS453)、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする(ステップS454)。また、チェックサム算出回数をセットする(ステップS455)。
In the power supply stop process, the
次いで、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する(ステップS456)。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに(ステップS457)、ポインタの値を1増やし(ステップS458)、チェックサム算出回数の値を1減算する(ステップS459)。そして、ステップS456〜S459の処理を、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返す(ステップS460)。 Next, an exclusive OR of the contents of the checksum data area and the contents of the RAM area pointed to by the pointer is calculated (step S456). The calculation result is stored in the checksum data area (step S457), the pointer value is incremented by 1 (step S458), and the value of the checksum calculation count is decremented by 1 (step S459). Then, the processes in steps S456 to S459 are repeated until the value of the checksum calculation count becomes 0 (step S460).
チェックサム算出回数の値が0になったら、CPU56は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転する(ステップS461)。そして、反転後のデータをチェックサムデータエリアにストアする(ステップS462)。このデータが、電源投入時にチェックされるパリティデータとなる。次いで、RAMアクセスレジスタにアクセス禁止値を設定する(ステップS471)。以後、内蔵RAM55のアクセスができなくなる。
When the value of the checksum calculation count becomes 0, the
さらに、CPU56は、ROM54に格納されているポートクリア設定テーブルの先頭アドレスをポインタにセットする(ステップS472)。ポートクリア設定テーブルにおいて、先頭アドレスには処理数(クリアすべき出力ポートの数)が設定され、次いで、出力ポートのアドレスおよび出力値データ(クリアデータ:出力ポートの各ビットのオフ状態の値)が、処理数分の出力ポートについて順次設定されている。
Further, the
CPU56は、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち処理数)をロードする(ステップS473)。また、ポインタの値を1増やし(ステップS474)、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち出力ポートのアドレス)をロードする(ステップS475)。さらに、ポインタの値を1増やし(ステップS476)、ポインタが指すアドレスのデータ(すなわち出力値データ)をロードする(ステップS477)。そして、出力値データを出力ポートに出力する(ステップS478)。その後、処理数を1減らし(ステップS479)、処理数が0でなければステップS474に戻る。処理数が0であれば、すなわち、クリアすべき出力ポートを全てクリアしたら、タイマ割込を停止し(ステップS481)、ループ処理に入る。
The
ループ処理では、電源断信号がオフ状態になったか否かを監視する(ステップS482)。電源断信号がオフ状態になった場合には復帰アドレスとして、電源投入時実行アドレス(ステップS1のアドレス)を設定してリターン命令を実行する(ステップS483)。 In the loop processing, it is monitored whether or not the power-off signal is turned off (step S482). When the power-off signal is turned off, the execution address at power-on (address in step S1) is set as the return address and the return command is executed (step S483).
以上の処理によって、電力供給が停止する場合には、ステップS452〜S481の電力供給停止時処理が実行されて、電力供給が実行されたことを示すデータ(バックアップあり指定値およびチェックサム)がバックアップRAMへストアされ、RAMアクセスが禁止状態にされ、出力ポートがクリアされ、かつ、遊技制御処理を実行するためのタイマ割込が禁止状態に設定される。 When the power supply is stopped by the above process, the power supply stop process in steps S452 to S481 is executed, and data indicating that the power supply has been executed (specified value with backup and checksum) is backed up. Stored in the RAM, the RAM access is disabled, the output port is cleared, and the timer interrupt for executing the game control process is disabled.
また、電源断信号がオフ状態になった場合には、ステップS1に戻る。その場合、電力供給停止時処理が実行されたことを示すデータが設定されているので、ステップS81〜S84の遊技状態復旧処理が実行され、RAM55で電源バックアップされていた制御データが、遊技状態復旧時の制御データとして用いられること隣、この制御データにもとづいて、遊技状態復旧時に電力供給停止前の信号の出力状態等の制御状態から制御が実行される。よって、電力供給停止時処理を実行した後に電源監視手段からの検出信号がオフ状態になったときには、遊技の進行を制御する状態に戻る。従って、電源瞬断等が生じても、遊技制御処理が停止してしまうようなことはなく、自動的に、遊技制御処理が続行される。
When the power-off signal is turned off, the process returns to step S1. In this case, since the data indicating that the power supply stop process has been executed is set, the game state restoration process in steps S81 to S84 is executed, and the control data that has been backed up in the
なお、払出制御基板37に対して送信される接続確認信号Aは、出力ポートをクリアする処理によってオフ状態に設定される。また、ステップS82およびステップS12の作業領域の設定では、接続確認信号Aに対応した出力ポートバッファの内容が、接続確認信号Aのオン状態に対応した値に設定される。そして、ステップS33の出力処理が実行されると、出力ポートバッファの内容が出力ポートに出力されるので、払出制御基板37への接続確認信号Aがオン状態になる。従って、接続確認信号Aは、主基板31の立ち上がり時に出力される(オン状態になる)ことになる。なお、電源瞬断等から復帰した場合も、接続確認信号Aが出力される。
The connection confirmation signal A transmitted to the
次に、メイン処理におけるスイッチ処理(ステップS21)の具体例を説明する。この実施の形態では、各スイッチの検出信号のオン状態が所定時間継続すると、確かにスイッチがオンしたと判定されスイッチオンに対応した処理が開始される。所定時間を計測するために、スイッチタイマが用いられる。スイッチタイマは、バックアップRAM領域に形成された1バイトのカウンタであり、検出信号がオン状態を示している場合に2ms毎に1加算される。図18に示すように、スイッチタイマは検出信号の数nだけ設けられている。また、RAM55において、各スイッチタイマのアドレスは、入力ポートのビット配列順と同じ順序で並んでいる。
Next, a specific example of the switch process (step S21) in the main process will be described. In this embodiment, when the ON state of the detection signal of each switch continues for a predetermined time, it is determined that the switch has been turned ON, and processing corresponding to the switch ON is started. A switch timer is used to measure the predetermined time. The switch timer is a 1-byte counter formed in the backup RAM area, and is incremented by 1 every 2 ms when the detection signal indicates an on state. As shown in FIG. 18, the switch timer is provided by the number n of detection signals. In the
図19は、遊技制御処理におけるステップS21のスイッチ処理の処理例を示すフローチャートである。スイッチ処理において、CPU56は、まず、入力ポート0(図13参照)に入力されているデータを入力する(ステップS101)。次いで、処理数として「8」を設定し(ステップS102)、左入賞口スイッチ33aのためのスイッチタイマのアドレスをポインタにセットする(ステップS103)。そして、スイッチチェック処理サブルーチンをコールする(ステップS104)。
FIG. 19 is a flowchart illustrating a processing example of the switch processing in step S21 in the game control processing. In the switch process, the
図20は、スイッチチェックサブルーチンを示すフローチャートである。スイッチチェック処理サブルーチンにおいて、CPU56は、ポート入力データ、この場合には入力ポート0からの入力データを「比較値」として設定する(ステップS121)。また、クリアデータ(00)をセットする(ステップS122)。そして、ポインタ(スイッチタイマのアドレスが設定されている)が指すスイッチタイマをロードするとともに(ステップS123)、比較値を右(上位ビットから下位ビットへの方向)にシフトする(ステップS124)。比較値には入力ポート0のデータが設定されている。そして、この場合には、左入賞口スイッチ33aの検出信号がキャリーフラグに押し出される。
FIG. 20 is a flowchart showing a switch check subroutine. In the switch check processing subroutine, the
キャリーフラグの値が「1」であれば(ステップS125)、すなわち、左入賞口スイッチ33aの検出信号がオン状態であれば、スイッチタイマの値を1加算する(ステップS127)。加算後の値が0でなければ加算値をスイッチタイマに戻す(ステップS128、S129)。加算後の値が0になった場合には加算値をスイッチタイマに戻さない。すなわち、スイッチタイマの値が既に最大値(255)に達している場合には、それよりも値を増やさない。
If the value of the carry flag is “1” (step S125), that is, if the detection signal of the left
キャリーフラグの値が「0」であれば(ステップS125)、すなわち、左入賞口スイッチ33aの検出信号がオフ状態であれば、スイッチタイマにクリアデータをセットする(ステップS126)。すなわち、検出信号がオフ状態であれば、スイッチタイマの値が0に戻る。
If the value of the carry flag is “0” (step S125), that is, if the detection signal of the left winning
その後、CPU56は、ポインタ(スイッチタイマのアドレス)を1加算するとともに(ステップS130)、処理数を1減算する(ステップS131)。処理数が0になっていなければステップS122に戻る(ステップS132)。そして、ステップS122〜S132の処理が繰り返される。
Thereafter, the
ステップS122〜S132の処理は、処理数分、すなわち、8回繰り返され、その間に、入力ポート0の8ビットに入力されるスイッチの検出信号について、順次、オン状態かオフ状態か否かのチェック処理が行われ、オン状態であれば、対応するスイッチタイマの値が1増やされる。
The processes of steps S122 to S132 are repeated for the number of processes, that is, 8 times, and during that time, the switch detection signal input to the 8 bits of the
なお、この実施の形態では、遊技制御処理が2ms毎に起動されるので、スイッチ処理も2ms毎に1回実行される。従って、スイッチタイマは、2ms毎に1加算される。 In this embodiment, since the game control process is started every 2 ms, the switch process is also executed once every 2 ms. Accordingly, the switch timer is incremented by 1 every 2 ms.
次に、主基板31と払出制御基板37との間で送受信される払出制御用の信号について説明する。図21は、遊技制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロコンピュータに対して出力される制御信号および遊技制御用マイクロコンピュータに払出制御用マイクロコンピュータから入力される制御信号の内容の一例を示す説明図である。この実施の形態では、払出制御等に関する各種の制御を行うために、主基板31と払出制御基板37との間で複数種類の制御信号がやり取りされる。図21に示すように、接続確認信号Aは、主基板31の立ち上がり時に出力され、払出制御基板37に対して主基板31が立ち上がったことを通知するための信号(主基板31の接続確認信号)である。また、上述したように、接続確認信号Aは、電源断検出時にオフ状態にされ、払出制御基板37に対して主基板31で電源断検出がなされたことを通知するための信号としても用いられる。
Next, a payout control signal transmitted and received between the
接続確認信号Bは、払出制御基板37の立ち上がり時に出力され、主基板31に対して払出制御基板37が立ち上がったことを通知するための信号(払出制御基板37の接続確認信号)である。また、接続確認信号Bは、電源断時にオフ状態にされ、主基板31で払出制御基板37に対して電源断となったことを通知するための信号でもある。
The connection confirmation signal B is output when the dispensing
賞球REQ信号は、賞球の払出要求時にローレベル(出力状態=オン状態)になり、払出要求の終了時にハイレベル(停止状態=オフ状態)になる信号(すなわち、賞球払出要求のトリガ信号)である。賞球個数信号は、払出要求を行う遊技球の個数(1〜15個)を指定するために出力される信号である。また、賞球REQ信号は、払出制御基板37(払出制御用マイクロコンピュータ)に対して賞球個数信号の受信を要求する信号であるとも言える。 The prize ball REQ signal becomes a low level (output state = on state) at the time of a prize ball payout request and becomes a high level (stop state = off state) at the end of the payout request (that is, a trigger for a prize ball payout request). Signal). The award ball number signal is a signal output for designating the number (1 to 15) of game balls for which a payout request is made. It can also be said that the prize ball REQ signal is a signal requesting the payout control board 37 (the payout control microcomputer) to receive the prize ball number signal.
受信確認信号は、払出制御基板37(払出制御用マイクロコンピュータ)が主基板31(遊技制御用マイクロコンピュータ)に対して賞球REQ信号および賞球個数信号、すなわち、賞球指令信号を受信したことを示す信号であり、そのような賞球指令信号が払出制御基板37で受信されたことを主基板31側で確認するために用いられる。受信確認信号は、賞球指令信号を受信したときに、ハイレベル(オン状態)になる。払出動作中信号は、払出制御基板37(払出制御用マイクロコンピュータ)が主基板31(遊技制御用マイクロコンピュータ)に対して受信確認信号の出力後に賞球の払出処理(払出動作)の実行中であることを通知する(示す)ための信号である。また、払出動作中信号は、払出制御基板37が主基板31に対して賞球の払出処理(払出動作)が完了したことを通知する(示す)ための信号でもある。払出動作中信号は、払出処理の実行中にハイレベル(オン状態)になり、その払出処理の完了時にローレベル(オフ状態)になる。
As for the reception confirmation signal, the payout control board 37 (the payout control microcomputer) has received a prize ball REQ signal and a prize ball number signal, that is, a prize ball command signal, with respect to the main board 31 (game control microcomputer). And is used to confirm on the
満タンエラー信号は、満タンスイッチ48の検出信号が払出制御基板37に入力されたことを遊技制御用マイクロコンピュータに通知する(示す)ための信号である。満タンエラー信号は、満タンスイッチ48の検出信号が払出制御基板37に入力されているときにハイレベル(オン状態)になり、満タンスイッチ48の検出信号が停止したときにローレベル(オフ状態)になる。球切れエラー信号は、球切れスイッチ187の検出信号が払出制御基板37に入力されたことを遊技制御用マイクロコンピュータに通知する(示す)ための信号である。球切れエラー信号は、球切れスイッチ187の検出信号が払出制御基板37に入力されているときにハイレベル(オン状態)になり、球切れスイッチ187の検出信号が停止したときにローレベル(オフ状態)になる。
The full tank error signal is a signal for notifying (indicating) to the game control microcomputer that the detection signal of the
払出初期化信号は、払出制御状態を初期化することを払出制御用マイクロコンピュータに通知する(示す)ための信号である。払出初期化信号は、遊技制御用マイクロコンピュータが賞球REQ信号、および、賞球個数信号を払出制御基板37に出力し、払出制御用マイクロコンピュータが賞球個数信号を受信したことを示す受信確認信号がオン状態となったことを確認した後、所定期間経過しても受信確認信号がオフ状態とならなかったときに、ハイレベル(オン状態)になり、所定期間経過後にローレベル(オフ状態)になる。
The payout initialization signal is a signal for notifying (indicating) to the payout control microcomputer that the payout control state is to be initialized. The payout initialization signal indicates that the game control microcomputer outputs the award ball REQ signal and the award ball number signal to the
なお、以上に説明した各制御信号は、出力状態またはオン状態と停止状態またはオフ状態とが識別可能に構成されていればよく、上記の論理の正負が逆であってもよい。つまり、各制御信号の出力状態の論理は、信号がハイレベルのときに出力状態、または、オン状態となり、信号がローレベルのときに停止状態、または、オフ状態となる正論理方式(ハイアクティブ方式)と、信号がハイレベルのときに停止状態、または、オフ状態となり、信号がローレベルのときに出力状態、または、オン状態となる負論理方式(ローアクティブ方式)と、のどちらを採用してもよい。このような制御信号の論理は、以上に説明した制御信号を含み、本実施の形態で説明する全ての制御信号に適用可能である。 Each control signal described above may be configured so that the output state or the on state and the stop state or the off state can be distinguished, and the above logic may be reversed in polarity. In other words, the logic of the output state of each control signal is a positive logic system (high active) that is in the output state or on state when the signal is high level, and in the stop state or off state when the signal is low level. System) and a negative logic system (low active system) that is in the stopped state or off state when the signal is high level, and that is in the output state or on state when the signal is low level. May be. Such logic of the control signal is applicable to all the control signals described in this embodiment, including the control signal described above.
図22は、図21に示す各制御信号の送受信に用いられる信号線等を示すブロック図である。図22に示すように、接続確認信号A、賞球REQ信号、および賞球個数信号は、CPU56によって出力回路67を介して出力され、入力回路373Aを介して払出制御用CPU371に入力される。また、受信確認信号、払出動作中信号、接続確認信号B、満タンエラー信号、および、球切れエラー信号は、払出制御用CPU371によって出力回路373Bを介して出力され、入力回路68を介してCPU56に入力される。接続確認信号A、接続確認信号B、賞球REQ信号、受信確認信号、および、払出動作中信号は、それぞれ1ビットのデータであり、1本の信号線によって送信される。賞球個数信号は、1個〜15個を指定するので、4ビットのデータで構成され4本の信号線によって送信される。本実施形態の場合には、受信確認信号と払出動作中信号とが別々の信号として、別の信号経路で出力される。
FIG. 22 is a block diagram showing signal lines and the like used for transmission / reception of each control signal shown in FIG. As shown in FIG. 22, the connection confirmation signal A, the prize ball REQ signal, and the prize ball number signal are output by the
なお、満タンエラー信号、および、球切れエラー信号は、払出制御用CPU371の処理によって出力される他の例として、払出制御基板37に入力される満タンスイッチ48、および、球切れスイッチ187のそれぞれの検出信号を払出制御基板37内で主基板31の入力用に分岐させ、その分岐した信号を払出制御用CPU371の処理を受けることなく主基板31に出力するようにしてもよい。また、満タンスイッチ48、および、球切れスイッチ187のそれぞれの検出信号は、上述したように、払出制御基板37から主基板31に送らず、各スイッチから直接主基板31に入力させるようにしてもよい。
The full tank error signal and the ball shortage error signal are output by processing of the
図23は、ステップS30の賞球処理の一例を示すフローチャートである。賞球処理において、CPU56は、賞球個数加算処理(ステップS201)と賞球制御処理(ステップS202)とを実行する。
FIG. 23 is a flowchart showing an example of the prize ball processing in step S30. In the prize ball process, the
賞球個数加算処理では、図24に示す賞球個数テーブルが使用される。賞球個数テーブルは、ROM54に設定されている。賞球個数テーブルの先頭アドレスには処理数(この例では「6」)が設定され、その後に、入賞により賞球を払い出すことになる入賞口の各スイッチについてのスイッチタイマ(図18参照)の下位アドレスと賞球数とが対で順次設定されている。
In the prize ball number adding process, a prize ball number table shown in FIG. 24 is used. The prize ball number table is set in the
図25は、ステップS201の賞球個数加算処理を示すフローチャートである。賞球個数加算処理において、CPU56は、賞球個数テーブルの先頭アドレスをポインタにセットする(ステップS211)。そして、ポインタが指すアドレスのデータ(この場合には処理数)をロードする(ステップS212)。次に、スイッチタイマの上位アドレス(8ビット)をチェックポインタにセットする(ステップS213)。なお、全てのチェックタイマの上位アドレスは同じである。
FIG. 25 is a flowchart showing the prize ball number adding process in step S201. In the winning ball number adding process, the
そして、ポインタの値を1増やし(ステップS214)、チェックポインタにセットされているデータとポインタが指すアドレスのデータ(スイッチタイマの下位アドレス)とにもとづいてスイッチタイマのアドレスを得て、そのアドレスからスイッチタイマの値をロードする(ステップS215)。なお、最初にロードされる値は、左入賞口スイッチ33aに対応したスイッチタイマの値である(図24参照)また、ここでポインタの値を1加算しておく(ステップS216)。
Then, the value of the pointer is incremented by 1 (step S214), and the address of the switch timer is obtained based on the data set in the check pointer and the data of the address pointed to by the pointer (lower address of the switch timer). The switch timer value is loaded (step S215). Note that the value loaded first is the value of the switch timer corresponding to the left winning
次に、CPU56は、ロードしたスイッチタイマの値とオン判定値(例えば、「2」)とを比較し(ステップS217)、一致していればステップS218に移行し、一致していなければステップS222に移行する。スイッチタイマの値は、ステップS21のスイッチ処理でスイッチがオンしていることが確認されたら1加算されている。スイッチ処理は2ms毎に起動されるので、結局、スイッチが4ms継続してオンしていたら、スイッチタイマの値が「2」になる。すなわち、オン判定値が「2」である場合には、スイッチが4ms継続してオンしていたら、スイッチタイマの値がオン判定値に一致する。
Next, the
ステップS218では、ポインタが指すアドレスのデータ(この場合には賞球をロードし、ロードした値を賞球加算値に設定する。また、賞球加算値(個数データ)を、16ビットのRAM領域である総賞球数格納バッファの内容に加算する(ステップS219)。なお、総賞球数格納バッファは、バックアップRAMに形成されている。加算の結果、桁上げが発生した場合には、総賞球数格納バッファの内容を65535(=FFFF(H))に設定する(ステップS220、S221)。 In step S218, data at the address pointed to by the pointer (in this case, a prize ball is loaded, and the loaded value is set as a prize ball addition value. The prize ball addition value (number data) is stored in a 16-bit RAM area. Is added to the contents of the total prize-ball number storage buffer (step S219), and the total prize-ball number storage buffer is formed in the backup RAM. The content of the winning ball number storage buffer is set to 65535 (= FFFF (H)) (steps S220 and S221).
ステップS223では処理数を1減らし、処理数が0であれば処理を終了し、処理数が0でなければステップS214に戻る(ステップS223)。 In step S223, the number of processes is reduced by 1. If the number of processes is 0, the process ends. If the number of processes is not 0, the process returns to step S214 (step S223).
図26は、ステップS202の賞球制御処理を示すフローチャートである。賞球制御処理では、CPU56は、賞球プロセスコードの値に応じて、ステップS231〜ステップS234のいずれかの処理を実行する。
FIG. 26 is a flowchart showing the prize ball control process in step S202. In the prize ball control process, the
図27は、賞球プロセスコードの値が0の場合に実行される賞球待ち処理1(ステップS231)を示すフローチャートである。CPU56は、賞球待ち処理1において、受信確認信号、または、払出動作中信号がオン状態になっているか否か確認する(ステップS241)。この段階では受信確認信号、または、払出動作中信号はオン状態になっていないはずであるから、受信確認信号、または、払出動作中信号がオン状態になっている場合には、異常払出報知信号をセットし(ステップS242)、接続確認信号Aをオフ状態にして(ステップS243)、処理を終了する。これにより、後述する特別図柄コマンド制御処理(ステップS25)で異常払出報知信号が演出制御基板80に出力されることとなる。
FIG. 27 is a flowchart showing the prize waiting process 1 (step S231) executed when the value of the prize ball process code is zero. In the award
また、接続確認信号Aがオフ状態になると、図42を用いて後述するように、払出制御用CPU371による払出処理が禁止される。図28に示す賞球送信処理が実行されていないことにより、賞球指令信号が出力されていない状態、すなわち、賞球待ち処理1が実行されている状態において、ステップS241で受信確認信号、または、払出動作中信号を受信したときには、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとの間に通信異常状態が生じている。このときには、受信確認信号の受信に応じた払出数の減算処理が正常に行えない状態になっている。このため、図27の賞球待ち処理1においては、受信確認信号、または、払出動作中信号を受信したときには、ステップS241からステップS243の処理を実行して処理を終了し、図28の賞球送信処理、および、図29の賞球待ち処理2に進まないことにより、CPU56側で、払出数の減算処理が禁止される。
When the connection confirmation signal A is turned off, the payout process by the
ステップS241で受信確認信号、または、払出動作中信号がオン状態でなければ、賞球個数信号の出力を0クリアする(ステップS244)。また、賞球タイマが0であるか否か確認する(ステップS245)。賞球タイマが0でなければ、賞球タイマの値を1減らして(ステップS246)、処理を終了する。賞球タイマは賞球処理において必要となる時間を計測するためのタイマであるが、この段階で賞球タイマの値が0でないということは、前回の払出処理が完了した後、次に賞球REQ信号をオン状態にするまでの待ち時間(連続して賞球払出が実行される場合に、複数の賞球REQ信号のオン期間の間に間隔を設けるための時間であり、ステップS278によりセットされる)が終了していないことを意味する。 If the reception confirmation signal or the payout operation in-progress signal is not ON in step S241, the output of the winning ball number signal is cleared to 0 (step S244). Further, it is confirmed whether or not the prize ball timer is 0 (step S245). If the prize ball timer is not 0, the value of the prize ball timer is decreased by 1 (step S246), and the process is terminated. The prize ball timer is a timer for measuring the time required for prize ball processing. At this stage, if the value of the prize ball timer is not 0, the next prize ball after the previous payout process is completed. Waiting time until the REQ signal is turned on (this is a time for providing an interval between the ON periods of a plurality of prize ball REQ signals when prize ball payout is continuously executed, and is set in step S278. Is not finished).
ステップS245で賞球タイマの値が0であれば、CPU56は、総賞球数格納バッファの内容を確認する(ステップS247)。総賞球数格納バッファの値が0であれば処理を終了し、総賞球数格納バッファの値が0でなければ賞球プロセスコードの値を1にした後(ステップS248)、処理を終了する。
If the value of the prize ball timer is 0 in step S245, the
図28は、賞球プロセスコードの値が1の場合に実行される賞球送信処理(ステップS232)を示すフローチャートである。CPU56は、賞球送信処理において、まず、接続確認信号Bがオン状態であるか否か確認する(ステップS250)。接続確認信号Bがオン状態でない場合には、以下の処理を実行することなくこの賞球送信処理を終了する。一方、ステップS250において接続確認信号Bがオン状態である場合には、総賞球数格納バッファの内容が賞球個数信号最大値(この実施形態では、「15」)よりも小さいか否か確認する(ステップS251)。ステップS251で総賞球数格納バッファの内容が賞球個数信号最大値以上であれば、賞球個数信号最大値を賞球個数バッファに設定する(ステップS252)。また、ステップS251で総賞球数格納バッファの内容が賞球個数信号最大値よりも小さい場合には、総賞球数格納バッファの内容を賞球個数バッファに設定する(ステップS253)。
FIG. 28 is a flowchart showing a prize ball transmission process (step S232) executed when the value of the prize ball process code is 1. In the prize ball transmission process, the
その後、賞球個数バッファに設定された数の賞球の払出数を指定する賞球個数信号を出力し(ステップS254)、賞球REQ信号をオン状態にし(ステップS255)、賞球プロセスコードの値を2にして(ステップS256)、処理を終了する。 Thereafter, a prize ball number signal designating the number of prize balls to be paid out set in the prize ball quantity buffer is output (step S254), the prize ball REQ signal is turned on (step S255), and the prize ball process code is set. The value is set to 2 (step S256), and the process is terminated.
この実施の形態では、賞球個数信号最大値は、「15」である。従って、最大で、「15」の払出数を指定する賞球個数信号が払出制御基板37に送信される。賞球送信処理においては、このように、遊技制御用マイクロコンピュータが接続確認信号Bを受信していないとき、すなわち、払出制御用マイクロコンピュータが遊技制御用マイクロコンピュータに接続されていないときには、CPU56側で、受信確認信号の受信に応じた払出数の減算処理が行えない状態である。このようなときには、ステップS250で以下の処理を実行することなく賞球送信処理を終了することによりステップS254およびステップS255の処理を実行しないため、遊技制御用マイクロコンピュータ側で賞球指令信号の出力が禁止される。
In this embodiment, the maximum value of the winning ball number signal is “15”. Accordingly, a prize ball number signal designating a maximum number of payouts of “15” is transmitted to the
図29、図30、および、図31は、賞球プロセスコードの値が2の場合に実行される賞球待ち処理2(ステップS233)を示すフローチャートである。CPU56は、賞球待ち処理2において、受信確認フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS281)。ここで、受信確認フラグとは、賞球指令信号が払出制御用マイクロコンピュータで受信されたことを確認したことを示すフラグであり、受信確認信号を受信したときに後述するステップS297でセットされる。
FIGS. 29, 30, and 31 are flowcharts showing the award ball waiting process 2 (step S233) executed when the value of the award ball process code is 2. In the award
ステップS281で受信確認フラグがセットされている場合には、後述する図30のステップS301に進む。一方、ステップS281で受信確認フラグがセットされていない場合には、払出動作待ちフラグがセットされているか否か確認する(ステップS282)。ここで、払出動作待ちフラグとは、受信確認フラグを受信した後に、払出動作中信号の受信を待っている状態であることを示すフラグであり、受信確認信号がオフしたときに後述する図30のステップS313でセットされる。ステップS282で払出動作待ちフラグがセットされている場合には、後述する図31のステップS315に進む。一方、ステップS282で払出動作待ちフラグがセットされていない場合には、受信確認信号がオンしているか否か確認する(ステップS283)。 If the reception confirmation flag is set in step S281, the process proceeds to step S301 in FIG. On the other hand, if the reception confirmation flag is not set in step S281, it is confirmed whether or not a payout operation waiting flag is set (step S282). Here, the payout operation waiting flag is a flag indicating that the payout operation waiting signal is received after receiving the reception confirmation flag, and will be described later with reference to FIG. 30 when the reception confirmation signal is turned off. Is set in step S313. If the payout operation waiting flag is set in step S282, the process proceeds to step S315 in FIG. On the other hand, if the payout operation waiting flag is not set in step S282, it is confirmed whether the reception confirmation signal is on (step S283).
ステップS283で、受信確認信号がオンしていないときには、CPU56は、受信確認判定フラグがセットされていれば受信確認判定フラグをリセットする(ステップS284)。ここで、受信確認判定フラグとは、受信確認信号が確かに出力された(オンした)と判定できる受信確認信号のオン状態の継続時間としての受信確認信号オン判定時間値の計時を行っていることを示すフラグであり、後述するステップS292でセットされる。ステップS284において、受信確認判定フラグをリセットするのは、受信確認判定フラグがリセットされて受信確認信号オン判定時間値の計時を行っている状態において受信確認信号オン判定時間値に達せずに受信確認信号がオフ状態になったときにはその信号がノイズであると判断でき、受信確認信号オン判定時間値の計時状態を解除する必要があるからである。
If the reception confirmation signal is not turned on in step S283, the
次に、CPU56は、受信確認監視フラグがセットされているか否か確認する(ステップS285)。ここで、受信確認監視フラグとは、異常に長い時間にわたり受信確認信号がオン状態とならないか(オフ状態となっているか)どうかの監視を行っていることを示すフラグであり、後述するステップS286でセットされる。
Next, the
CPU56は、ステップS285で受信確認監視フラグがセットされていないときには、受信確認監視フラグをセットするとともに、受信確認信号オン監視時間値を賞球管理タイマにセットし(ステップS286)、賞球待ち処理2を終了する。ここで、賞球管理タイマは、上述した賞球タイマとは別に設けられたタイマであり、受信確認信号オン監視時間値は、受信確認信号が異常に長い時間にわたりオン状態とならないか(オフ状態となっているか)どうかを監視するために用いられる値である。受信確認信号オン監視時間値は、賞球指令信号が送信されてから受信確認信号がオン状態になるまでの標準時間を基準とし、その標準時間よりも長時間であって、受信確認信号の通信状態に明らかに異常が生じたと判断できる値(所定期間)に予め定められている。従って、賞球指令信号が送信されてから受信確認信号のオフ状態が継続し、この受信確認信号がオン状態にならない時間が受信確認信号オン監視時間値に達すると、受信確認信号の通信状態に異常が生じたと判断される。このように、受信確認信号オン監視時間値が賞球管理タイマにセットされることにより、賞球管理タイマによる受信確認信号オン監視時間の計時が可能となる。
When the reception confirmation monitoring flag is not set in step S285, the
一方、ステップS285で受信確認監視フラグがセットされているときには、CPU56は、賞球管理タイマの値を確認し(ステップS287)、その値が0でなければ賞球管理タイマの値を1減らして(ステップS288)、賞球待ち処理2を終了する。一方、ステップS287で賞球管理タイマの値が0になったら、CPU56は、受信確認信号が異常に長い時間にわたりオフ状態となっていると判断し、賞球REQ信号、賞球個数信号、および、受信確認監視フラグ等の賞球制御に関する信号、タイマ、フラグ等のデータをそれぞれクリア(リセット)し(ステップS289)、賞球プロセスコードの値を0にした後(ステップS290)、賞球待ち処理2を終了する。これにより、受信確認信号が異常に長い時間にわたりオフ状態となっていると判断されたときには、賞球プロセスコードの値が0になることにしたがって、次回の賞球制御処理において図27の賞球待ち処理1が実行されることとなり、賞球制御処理が初期化される。すなわち、賞球制御処理が再度実行されて賞球制御信号が再送信されることとなる。
On the other hand, when the reception confirmation monitoring flag is set in step S285, the
また、CPU56は、上述したステップS283で受信確認信号がオンしていると判断したときには、上述した受信判定確認フラグがセットされているか否か確認する(ステップS291)。受信確認判定フラグがセットされていないと判断されたときには、CPU56は、受信確認判定フラグをセットするとともに、受信確認信号オン判定時間値を賞球タイマにセットし(ステップS292)上述したステップS285に進む。これにより、賞球タイマによる受信確認信号オン判定時間の計時が可能となる。一方、ステップS291で受信確認判定フラグがセットされていると判断されたときには、CPU56は、賞球タイマの値を確認し(ステップS293)、その値が0でなければ賞球タイマの値を1減らして(ステップS294)、上述したステップS285に進む。
Further, when the
なお、ここでは、ステップS292、または、ステップS294が実行された後、ステップS285に進むことにより、ステップS293により賞球タイマの値が0になったと判断されるまでの間、賞球待ち処理2が実行される毎に、毎回、ステップS288賞球管理タイマの減算が行われる例を説明した。しかし、これに限らず、ステップS283により受信確認信号がオン状態であると判断されたときには、ステップS292、または、ステップS294を実行した後、以降の処理を実行することなく賞球待ち処理2を終了させるようにしてもよい。
Here, after step S292 or step S294 is executed, the process proceeds to step S285, and until it is determined in step S293 that the value of the prize ball timer has become 0, the award
ステップS293で賞球タイマの値が0になったら、確かに受信確認フラグがオンしたと判断して次のような処理を実行する。受信確認監視フラグ、および、受信確認判定フラグをリセットする(ステップS295)。そして、CPU56は、受信確認信号オフ監視時間値を賞球管理タイマにセットする(ステップS296)。ここで、受信確認信号オフ監視時間値は、受信確認信号が異常に長い時間にわたりオフ状態とならないか(オン状態となっているか)どうかを監視するために用いられる値である。受信確認信号オフ監視時間値は、受信確認信号がオン状態になってからオフ状態になるまでの標準時間を基準とし、その標準時間よりも長時間であって、受信確認信号の通信状態に明らかに異常が生じたと判断できる値(所定期間)に予め定められている。したがって、賞球指令信号が送信されてから受信確認信号ついてオン状態が継続し、この受信確認信号がオフ状態にならない時間が受信確認信号オフ監視時間値に達すると、受信確認信号の通信状態に異常が生じたと判断される。このように、受信確認信号オフ監視時間値が賞球管理タイマにセットされることにより、賞球管理タイマによる受信確認信号オフ監視時間の計時が可能となる。
When the value of the prize ball timer becomes 0 in step S293, it is determined that the reception confirmation flag has been turned on, and the following processing is executed. The reception confirmation monitoring flag and the reception confirmation determination flag are reset (step S295). Then, the
次に、受信確認フラグをセットし(ステップS297)、総賞球数格納バッファの内容から、賞球個数バッファの内容(払出制御マイクロコンピュータに指令した賞球払出個数)を減算する(ステップS298)。このステップS298で実行される処理は、総賞球数格納バッファに記憶している賞球個数から出力した賞球指令信号に含まれる賞球個数信号により指定した賞球払出個数を減算する処理であり、以下、減算処理という。 Next, a reception confirmation flag is set (step S297), and the contents of the prize ball number buffer (the number of prize balls paid out to the payout control microcomputer) are subtracted from the contents of the total prize ball number storage buffer (step S298). . The process executed in step S298 is a process of subtracting the number of prize balls to be paid specified by the prize ball number signal included in the prize ball command signal output from the number of prize balls stored in the total prize ball number storage buffer. Yes, hereinafter referred to as subtraction processing.
そして、CPU56は、賞球REQ信号をオフ状態とし(ステップS299)、受信確認信号がオフしたか否かを判定するための受信確認信号オフ判定時間値を賞球タイマにセットして(ステップS300)、賞球待ち処理2を終了する。ここで、受信確認信号オフ判定時間値は、遊技制御用マイクロコンピュータが、その値が示す時間だけ受信確認信号のオフ状態が継続したら、確かに受信確認信号の出力が停止した(オフした)と判定するための値である。
Then, the
受信確認信号の受信に応じてステップS297で受信確認フラグがセットされると、ステップS281で受信確認フラグがセットされていると判断されて、図30のステップS301に進み、CPU56は、受信確認信号がオフしているか否かを確認する(ステップS301)。受信確認信号がオフしていないときには、CPU56は、賞球管理タイマの値を確認し(ステップS308)、その値が0でなければ賞球管理タイマの値を1減らして(ステップS309)、賞球待ち処理2を終了する。一方、ステップS308で賞球管理タイマの値が0になったら、CPU56は、受信確認信号が異常に長い時間にわたりオン状態になっていると判断し、満タンエラー信号、および、球切れエラー信号の状態にもとづいて、満タンスイッチ48、または、球切れスイッチ187がオン状態になっているか否かを確認する(ステップS310)。
If the reception confirmation flag is set in step S297 in response to reception of the reception confirmation signal, it is determined in step S281 that the reception confirmation flag is set, and the process proceeds to step S301 in FIG. Whether or not is turned off is checked (step S301). When the reception confirmation signal is not turned off, the
ステップS310で満タンスイッチ48、または、球切れスイッチ187がオン状態になっているときには、例えば、満タン、または、球切れによって賞球の払い出しが不能動化(停止)されたことに起因して賞球の払い出しが停止されている状態であり、通信異常状態ではあるが、払出動作自体に明らかに問題がない状態であるので、払出制御用マイクロコンピュータに異常が発生したエラー状態とは判断せずに、下皿満タン状態、または、球切れ状態であることを演出制御用マイクロコンピュータにより報知させるための処理を実行する。
When the
すなわち、満タンエラー信号が入力されたか否か確認し(ステップS310a)、満タンエラー信号が入力されていれば、満タンエラー報知信号をセットする(ステップS310b)。一方、ステップS310aで満タンエラー信号が入力されていなければ、球切れエラー信号が入力されたとして球切れエラー報知信号をセットする(ステップS310c)。これにより、後述する特別図柄コマンド制御処理(ステップS25)で満タンエラー報知信号、および、球切れエラー報知信号が演出制御基板80に出力されることとなる。
That is, it is confirmed whether or not a full tank error signal is input (step S310a). If a full tank error signal is input, a full tank error notification signal is set (step S310b). On the other hand, if the full tank error signal is not input in step S310a, the ball shortage error notification signal is set assuming that the ball shortage error signal has been input (step S310c). Thereby, the full tank error notification signal and the ball shortage error notification signal are output to the
一方、ステップS310で満タンスイッチ48、または、球切れスイッチ187がオン状態になっていないときには、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であるので、払出制御用マイクロコンピュータに異常が生じたと判断し、払出通信異常報知信号と払出初期化信号とをセットする(ステップS311)。これにより払出初期化信号が払出制御用マイクロコンピュータへ出力されるとともに、後述する特別図柄コマンド制御処理(ステップS25)で払出通信異常報知信号が演出制御基板80に出力されることとなる。
On the other hand, when the
なお、上述した異常払出報知信号、満タンエラー信号、球切れエラー信号、払出通信異常報知信号、および、後述する払出動作異常報知信号を受信した演出制御基板80の演出制御用CPU101は、可変表示装置9での画像表示、および、スピーカ27からの異常報知音の発生等の受信確認信号に関する異常状態を特定可能な異常報知演出をする制御を行う。これにより、このような異常状態が生じたことが容易に把握できるようになる。また、異常報知演出としては、上述したような画像表示、および、音の発生に限らず、所定のランプを発光制御するようにしてもよく、また、表示、音発生、および、発光のうち、いずれか1つ、いずれか2つの組み合わせ、または、全ての組み合わせにより行うようにしてもよい。
The
このように、演出制御基板80のCPU101が上述した異常払出報知信号、満タンエラー信号、球切れエラー信号、払出通信異常報知信号、および、後述する払出動作異常報知信号を受信したときに異常報知演出をする制御を行うが、満タンエラー信号、および、球切れエラー信号が入力されたときには、演出制御用マイクロコンピュータ側にて所定期間、満タンエラー信号、または、球切れエラー信号が継続して入力されたと判断したときに異常報知演出をする制御を行うようにしてもよい。すなわち、演出制御用マイクロコンピュータ側にて満タンエラー報知信号、および、球切れエラー報知信号が入力されている期間を計時し、所定期間に達したことにもとづいて異常報知演出をする制御を行うようにしてもよい。
As described above, when the
また、ステップS310で満タンエラー信号、または、球切れエラー信号が入力されていると判断された後、所定期間、球切れエラー信号、および、球切れエラー信号の入力が継続したときに満タンエラー信号、または、球切れエラー信号を演出制御基板80に出力するようにしてもよい。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ側にて満タンエラー信号、および、球切れエラー信号が入力されている期間を計時し、所定期間に達したことにもとづいて演出制御基板80に満タンエラー信号、または、球切れエラー信号を出力するようにしてもよい。
In addition, when it is determined in step S310 that a full tank error signal or a ball shortage error signal has been input, a full tank error signal is received when the ball shortage error signal and the ball shortage error signal have been input for a predetermined period of time. Alternatively, a ball break error signal may be output to the
また、払出制御用マイクロコンピュータ側にて所定期間、満タンスイッチ48の検出信号の入力が継続したときに満タンエラー信号を、球切れスイッチ187の検出信号の入力が継続したときに球切れエラー信号を、主基板31に出力するようにしてもよい。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータ側にて満タンスイッチ48の検出信号、および、球切れスイッチ187の検出信号が入力されている期間を計時し、所定期間に達したことにもとづいて満タンエラー信号、または、球切れエラー信号を主基板31に出力するようにしてもよい。
Further, when the detection control signal input to the
また、払出初期化信号は、払出制御用マイクロコンピュータにおける異常状態を解除するための制御信号であり、ステップS311でセットされることにより払出制御基板37へ出力される。
The payout initialization signal is a control signal for canceling the abnormal state in the payout control microcomputer, and is output to the
そして、新たに賞球指令信号としての賞球個数信号、および、賞球REQ信号を送信するために、賞球制御に関する信号、タイマ、および、フラグ等のデータをクリアし(ステップS312a)、賞球プロセスコードの値を0にした後(ステップS312b)、賞球待ち処理2を終了する。これにより、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態において受信確認信号が異常に長い時間にわたりオン状態となっていると判断されたときには、賞球プロセスコードの値が0になることにしたがって、次回の賞球制御処理において図27の賞球待ち処理1が実行されることとなり、賞球制御処理が初期化されることとなる。これにより、賞球制御処理が新たに賞球待ち処理1から実行されていくことによって賞球指令信号が新たに送信され、新たに賞球制御が行われていくこととなる。
Then, in order to newly transmit a prize ball number signal and a prize ball REQ signal as prize ball command signals, data such as a prize ball control signal, a timer, and a flag are cleared (step S312a). After the value of the ball process code is set to 0 (step S312b), the award
なお、この実施形態では、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であると判断されたときに、賞球待ち処理1が新たに実行されるので、新たに賞球指令信号を送信することにより上述した減算処理が行われることとなるが、これに限らず、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であると判断されたときに新たな賞球指令信号を送信するときには上述した減算処理が行われないように制御してもよい。例えば、ステップS312bで賞球プロセスコードが0にされるときに所定のフラグをセットするステップ、そのフラグがセットされているときにステップS289の実行をバイパスするステップ、および、ステップS289の実行をバイパスしたときに上述した所定のフラグをリセットするステップを設ければよい。また、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であると判断されたときに新たな賞球指令信号を送信するときには、ステップS289により一旦減算された賞球払出個数を元に戻す(例えば、一旦減算された個数を総賞球数格納バッファに記憶している賞球個数に加算する)ことにより、新たに減算処理を行うように制御してもよい。
In this embodiment, the award
また、上述したステップS301で受信確認信号がオフしていると判断されたときには、CPU56は、賞球タイマの値を確認し(ステップS302)、その値が0でなければ賞球タイマの値を1減らして(ステップS303)、上述したステップS308に進む。
If it is determined in step S301 that the reception confirmation signal is off, the
なお、ここでは、受信確認信号が受信された後の処理において、ステップS303が実行された後、ステップS308に進むことにより、ステップS302により賞球タイマの値が0になったと判断されるまでの間、賞球待ち処理2が実行される毎に、毎回ステップS309により賞球管理タイマの減算が行われる例を説明した。しかし、これに限らず、ステップS301により受信確認信号がオフ状態であると判断されたときには、ステップS303を実行した後、賞球待ち処理2を終了するような処理を実行してもよい。
Here, in the process after the reception confirmation signal is received, after step S303 is executed, the process proceeds to step S308 until the value of the prize ball timer is determined to be 0 by step S302. In the meantime, the example in which the prize ball management timer is subtracted every time the prize
ステップS302で賞球タイマの値が0になったら、CPU56は、確かに受信確認信号がオフしたとして、ステップS304に進む。CPU56は、払出動作中信号オン監視時間値を賞球管理タイマにセットする(ステップS304)。払出動作中信号オン監視時間値は、払出動作中信号が異常に長い時間にわたりオン状態とならないか(オフ状態となっているか)どうかを監視するために用いられる値である。払出動作中信号オン監視時間値は、賞球REQ信号がオフ状態になってから払出動作中信号がオン状態になるまでの標準時間を基準とし、その標準時間よりも長時間であって、払出動作中信号の通信状態に明らかに異常が生じたと判断できる値(所定期間)に予め定められている。したがって、賞球REQ信号がオフ状態になってから払出動作中信号についてオフ状態が継続し、この払出動作中信号がオン状態にならない時間が払出動作中信号オン監視時間値に達すると、払出動作中信号の通信状態に異常が生じたと判断される。このように、払出動作中信号オン監視時間値が賞球管理タイマにセットされることにより、賞球管理タイマによる払出動作中信号オン監視時間の計時が可能となる。
When the value of the prize ball timer becomes 0 in step S302, the
次に、CPU56は、受信確認フラグをリセットし(ステップS305)、上述した払出動作待ちフラグをセットする(ステップS306)。これにより、払出動作中信号の受信待ち状態となる。そして、CPU56は、払出動作中信号オン判定時間値を賞球タイマにセットし(ステップS307)、賞球待ち処理2を終了する。ここで、払出動作中信号オン判定時間値は、CPU56が、その値が示す時間だけ払出動作中信号のオン状態が継続したら、確かに払出動作中信号が出力された(オンした)と判定するための値である。これにより、賞球タイマによる払出動作中信号オン判定時間の計時が可能となる。
Next, the
受信確認信号の停止に応じてステップS306で払出動作待ちフラグがセットされると、ステップS282で払出動作待ちフラグがセットされていると判断されて図31のステップS313に進み、CPU56は、払出動作中信号がオンしているか否かを確認する。払出動作中信号がオンしているときには、後述するステップS314に進む。一方、ステップS313で払出動作中信号がオンしていないときには、上述したステップS304でセットされた賞球管理タイマの値を確認し(ステップS318)、その値が0でなければ賞球管理タイマの値を1減らして(ステップS319)、賞球待ち処理2を終了する。
If the payout operation waiting flag is set in step S306 in response to the stop of the reception confirmation signal, it is determined in step S282 that the payout operation wait flag is set, and the process proceeds to step S313 in FIG. Check if the medium signal is on. When the payout operation in-progress signal is on, the process proceeds to step S314 described later. On the other hand, when the payout operation in-progress signal is not turned on in step S313, the value of the prize ball management timer set in step S304 described above is confirmed (step S318). The value is decremented by 1 (step S319), and the award
ステップS318で賞球管理タイマの値が0になったら、CPU56は、払出動作中信号が異常に長い時間にわたりオフ状態となっていると判断し、賞球個数信号、および、払出動作待ちフラグ等の賞球制御に関する信号、タイマ、フラグ等のデータをそれぞれクリア(リセット)し(ステップS320)、賞球プロセスコードの値を0にした後(ステップS321)、賞球待ち処理2を終了する。これにより、払出動作中信号が異常に長い時間にわたりオフ状態となっていると判断されたときには、賞球プロセスコードの値が0になることにしたがって、次回の賞球制御処理において図27の賞球待ち処理1が実行されることとなり、賞球制御処理が初期化される。これにより、賞球制御処理が再度実行されていくことによって賞球指令信号が再送信されることとなる。
When the value of the prize ball management timer becomes 0 in step S318, the
CPU56は、ステップS313で払出動作中信号がオンしていると判断すると、賞球タイマの値を確認し(ステップS314)、その値が0でなければ賞球タイマの値を1減らして(ステップS315)、上述したステップS318に進む。ステップS314で賞球タイマの値が0になったら、CPU56は、払出動作中信号オフ監視時間値を賞球管理タイマにセットする(ステップS316)。ここで、払出動作中信号オフ監視時間値とは、払出動作中信号が異常に長い時間にわたりオフ状態とならないかどうかを監視するために設けられる値であり、払出動作中信号がオン状態になってから賞球の払出動作が完了するまでの標準時間を基準とし、その標準時間よりも長時間であって、払出動作中信号の通信状態に明らかに異常が生じたと判断できる値に予め定められている。したがって、払出動作中信号がオン状態になってからオン状態が継続し、この払出動作中信号がオフ状態とならない時間が払出動作中信号オフ監視時間値に達すると、払出動作中信号の通信状態に異常が生じたと判断される。このように、払出動作中信号オフ監視時間値が賞球管理タイマにセットされることにより、賞球管理タイマによる払出動作中信号オフ監視時間の計時が可能となる。
If the
次に、CPU56は、賞球タイマに払出動作中信号オフ判定時間値をセットする(ステップS316a)。払出動作中信号オフ判定時間値は、遊技制御用マイクロコンピュータが、その値が示す時間だけ払出動作中信号のオフ状態が継続したら、確かに払出動作中信号が出力されなくなった(オフした)と確認するための値である。そして、賞球プロセスコードの値を3にして(ステップS317)、賞球待ち処理2を終了する。
Next, the
図32は、賞球プロセスコードの値が3の場合に実行される賞球待ち処理3(ステップS234)を示すフローチャートである。CPU56は、賞球待ち処理3において、払出動作中信号がオフ状態になったか否か確認する(ステップS271)。オフ状態にならないときには、上述した賞球管理タイマの値が0になったか否か確認する(ステップS277)。賞球管理タイマの値が0でなければ、賞球管理タイマの値を1減らして(ステップS278)、賞球待ち処理3を終了する。一方、ステップS277で賞球管理タイマの値が0になると、払出動作中信号オフ監視時間が経過したので、上述した払出動作中信号の通信状態に明らかに異常が生じたと判断し、接続確認信号Aをオフ状態とする(ステップS279)とともに、このような通信以上が生じたことを報知することを指令する演出制御信号である払出動作異常報知信号をセットし(ステップS280)、賞球待ち処理3を終了する。なお、図面には示されていないが、ステップS279による接続確認信号Aのオフ状態、および、ステップS280による払出動作異常報知信号がセットされた状態は、所定の条件(例えば、払出動作中信号がその後オフ状態になったこと)が成立したときに解除される。これは、他の異常状態を報知する信号(異常払出報知信号、満タンエラー信号、球切れエラー信号、および、払出通信異常報知信号)においても同様である。
FIG. 32 is a flowchart showing the award ball waiting process 3 (step S234) executed when the value of the award ball process code is 3. In the award
CPU56は、ステップS271で払出動作中信号がオフ状態になったら賞球タイマの値を確認し(ステップS273)、その値が0でなければ賞球タイマの値を1減らして(ステップS274)、処理を終了する。賞球タイマの値が0になったら、確かに払出動作中信号がオフしたとして、賞球REQ待ち時間を賞球タイマにセットする(ステップS275)。そして、賞球プロセスコードの値を0にして(ステップS276)、処理を終了する。上述したように、賞球REQ待ち時間は、次に賞球REQ信号をオン状態にするまでの待ち時間(連続して賞球払出が実行される場合に、複数の賞球REQ信号のオン期間の間に間隔を設けるための時間)である。
The
以上の処理によって、遊技制御用マイクロコンピュータは、払出条件の成立にもとづいて払い出される賞球としての遊技球の総数を特定可能に総賞球数格納バッファに記憶する。総賞球数格納バッファは、遊技機への電力供給が停止した場合に変動データ保存手段としてのバックアップ電源により記憶内容を少なくとも所定期間保存する景品遊技媒体数データ記憶手段に相当する。 Through the above processing, the game control microcomputer stores the total number of game balls as prize balls to be paid out based on the establishment of the payout condition in the total prize ball number storage buffer so as to be specified. The total award ball number storage buffer corresponds to a prize game medium number data storage means for storing stored contents for at least a predetermined period by a backup power source as a fluctuation data storage means when power supply to the gaming machine is stopped.
また、遊技制御用マイクロコンピュータは、賞球個数バッファに記憶されている賞球数にもとづいて払出制御用マイクロコンピュータに対して所定数の賞球の払出数を指定する賞球指令信号を送信する。ここで、所定数は、賞球個数バッファに記憶されている賞球数が15個以上であれば15であり、15個未満であれば、総賞球数格納バッファに記憶されている賞球数である。そして、受信確認信号がオン状態になるという所定の条件が成立すると総賞球数格納バッファに記憶されている賞球数から賞球指令信号で指定した賞球の払出数を減算する減算処理を行う。 Further, the game control microcomputer transmits a prize ball command signal for designating a payout number of a predetermined number of prize balls to the payout control microcomputer based on the number of prize balls stored in the prize ball number buffer. . Here, the predetermined number is 15 if the number of prize balls stored in the prize ball number buffer is 15 or more, and if it is less than 15, the prize balls stored in the total prize ball number storage buffer. Is a number. Then, when a predetermined condition that the reception confirmation signal is turned on is satisfied, a subtraction process for subtracting the number of payouts of the prize ball designated by the prize ball command signal from the number of prize balls stored in the total prize ball number storage buffer is performed. Do.
この実施の形態では、減算処理を実行するための所定の条件は、払出制御用マイクロコンピュータから受信確認信号を受信したときである。なお、受信確認信号がオンしたときには、払出制御用マイクロコンピュータは、賞球指令信号で指令された個数の賞球払出をまだ行っていない。賞球払出が完了したときに総賞球数格納バッファの減算処理を行うように構成すると、賞球払出中に不正に遊技機の電力供給を停止させた後に電力供給を復旧させるような不正行為によって、不正に多数の賞球払出が行われてしまう。例えば、賞球指令信号で15個の賞球払出が指令された場合に、10個の賞球払出がなされた時点で、不正に遊技機の電力供給を停止させた後に電力供給を復旧させると、総賞球数格納バッファの内容はなんら減算されていないので、実際には10個の賞球払出はなされているにもかかわらず、その10個の賞球払出はなされていないものとして、賞球制御を続行してしまう。 In this embodiment, the predetermined condition for executing the subtraction process is when a reception confirmation signal is received from the payout control microcomputer. When the reception confirmation signal is turned on, the payout control microcomputer has not yet paid out the number of prize balls designated by the prize ball command signal. If configured to perform subtraction processing of the total prize ball number storage buffer when the winning ball payout is completed, an illegal act of restoring the power supply after illegally stopping the power supply of the gaming machine during paying the winning ball As a result, a large number of prize balls are illegally paid out. For example, if 15 prize ball payouts are instructed by a prize ball command signal, when 10 prize ball payouts are made, if the power supply is restored after illegally stopping the power supply of the gaming machine Since the contents of the total number of winning ball storage buffer are not subtracted at all, it is assumed that the ten winning balls are not paid out even though ten winning balls are actually paid out. The ball control will continue.
しかし、この実施の形態では、払出動作中信号がオンしたときに、すなわち、払出制御用マイクロコンピュータが賞球指令信号を受け付けて受信確認信号を送信したときに総賞球数格納バッファの減算処理が実行されるので、上記の不正行為を防止することができる。 However, in this embodiment, when the payout operation in-progress signal is turned on, that is, when the payout control microcomputer receives the prize ball command signal and transmits the reception confirmation signal, the total prize ball number storage buffer subtraction process Since the above is executed, the above fraud can be prevented.
次に、図15のステップS27で実行される特別図柄コマンド制御処理について説明する。図33は、特別図柄コマンド制御処理を示すフローチャートである。特別図柄コマンド制御処理において、CPU56は、上述したステップS311、ステップS280、ステップS242、ステップS310b、ステップS310c等により異常報知演出の制御を指令する演出制御信号(異常報知指令信号:異常払出報知信号、満タンエラー信号、球切れエラー信号、払出通信異常報知信号、払出動作異常報知信号)がセットされたことにもとづく演出制御信号の送信要求があるか否かを確認する(ステップS720)。送信要求があると判断されたときに、CPU56は演出制御基板80に対して、送信要求があった演出制御信号(例えば、異常払出報知信号、満タンエラー信号、球切れエラー信号、払出通信異常報知信号、払出動作異常報知信号等)を送信するための処理を行い(ステップS721)、処理を終了する。
Next, the special symbol command control process executed in step S27 of FIG. 15 will be described. FIG. 33 is a flowchart showing the special symbol command control process. In the special symbol command control process, the
一方、ステップS720で送信要求がないと判断されたときに、CPU56は、例えば、特別図柄の可変表示用の制御信号のような異常報知演出の制御を指令する演出制御信号以外の制御信号がセットされたことにもとづく演出制御信号の送信要求があるか否か確認する(ステップS722)。ステップS722で送信要求があると判断されたときに、CPU56は、演出制御基板80に対して、送信要求があった演出制御信号(例えば、特別図柄の可変表示用の制御信号等の演出制御信号)を送信するための処理を行い(ステップS723)、処理を終了する。このような処理が行われることにより、上述したようにセットされた演出制御信号が主基板31から演出制御基板80へ送信される。
On the other hand, when it is determined in step S720 that there is no transmission request, the
なお、この実施の形態では、払出条件の成立にもとづいて払い出される景品遊技媒体の総数を特定可能に記憶する景品遊技媒体数記憶手段として、総数そのものを記憶する総賞球数格納バッファが例示されたが、景品遊技媒体の総数を特定可能に記憶する景品遊技媒体数記憶手段は、各入賞領域への入賞数を記憶するものや、賞球数が同じである入賞領域毎の入賞数(例えば、6個の賞球数に対応した入賞口14、10個の賞球数に対応した左落とし入賞口29、右落とし入賞口30、左入賞口33、右入賞口39、15個の賞球数に対応した大入賞口への入賞数であって、未だ賞球払出が終了していない入賞数)を記憶するものであってもよい。
In this embodiment, as the prize game medium number storage means for storing the total number of prize game media to be paid out based on the establishment of the payout condition, a total prize ball number storage buffer for storing the total number itself is exemplified. However, the prize game medium number storage means for storing the total number of the prize game media in an identifiable manner stores the number of prizes for each prize area, or the number of prizes for each prize area (for example, the same number of prize balls) (for example, , 14 winning holes corresponding to the number of 6 winning balls, 10 left winning
図34は、払出制御用の信号の出力の状態の例を示すタイミング図である。ここでは、入賞を検出するスイッチ(例えば、左落とし入賞口スイッチ29a、右落とし入賞口スイッチ30a、左入賞口スイッチ33a、右入賞口スイッチ39a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23)で「6個」の賞球に応じた入賞が検出されたあと「15個」の賞球に応じた入賞が検出された場合について説明する。上述したように、入賞が検出されると賞球個数加算処理において、総賞球数格納バッファに入賞に応じた賞球数が加算される。
FIG. 34 is a timing chart showing an example of the output state of the payout control signal. Here, "6 pieces" are detected by switches for detecting a winning (for example, a left dropping winning
図34に示すように、「6個」の賞球に応じた入賞が検出されると、CPU56は、総賞球数格納バッファの内容が0でなくなり、かつ、接続確認信号Bがオン状態であることにもとづき、賞球REQ信号を出力状態(オン状態=ローレベル)にするとともに、6個を示す賞球個数信号を出力状態にする(ステップS254、S255参照)。賞球REQ信号と賞球個数信号とが同時に出力状態となることにより、賞球指令信号が出力状態となる。そして、払出制御用マイクロコンピュータは、賞球REQ信号が出力されることにより賞球個数信号を受信する。
As shown in FIG. 34, when a winning according to “6” winning balls is detected, the
払出制御用CPU371は、賞球REQ信号を受信すると、賞球指令信号を受信したことを示す受信確認信号を出力(オン状態にする)した後、所定時間後に受信確認信号の出力を停止(オフ状態にする)する。そして、受信確認信号の出力の停止時に、賞球の払出処理中(払出動作中)であることを示す払出動作中信号をオン状態に立ち上げ(オフ状態からオン状態に変化する)、払出モータ292を駆動して賞球個数信号が示す6個の賞球の払出処理を実行する。そして、CPU56は、受信確認信号がオン状態となったことに応じて、賞球個数バッファの内容を減算する(ステップS298)とともに、賞球REQ信号を停止状態(オフ状態:ハイレベル)にする(ステップS299)。賞球REQ信号を停止状態にすることにより、賞球指令信号が停止状態となる。
Upon receiving the prize ball REQ signal, the
払出動作中信号がオン状態を継続しているときには、払出処理(払出動作)の実行中であることが示されていることになる。6個分の賞球の払出処理を終了すると、払出制御用CPU371は、払出動作中信号をオフ状態にする。払出動作中信号の立ち下がり(オン状態からオフ状態への変化)は、払出処理(払出動作)の実行が終了したことを示す払出完了信号が出力された(オンした)ことになる。
When the payout operation in-progress signal remains on, it indicates that the payout process (payout operation) is being executed. When the payout process for the six prize balls is completed, the
CPU56は、払出動作中信号がオフ状態になったことによる払出完了信号にもとづいて6個分の賞球が払い出されたことを確認すると、賞球個数信号の出力を停止状態にする(ステップS271、ステップS241、ステップS244参照)。6個の賞球に応じた入賞にもとづく払出処理を終了すると、CPU56は、総賞球数格納バッファの内容が0でないことにもとづいて、賞球REQ信号を出力状態にするとともに、15個を示す賞球個数信号を出力状態にする。このように、払出動作中信号がオフ状態になるまでは、賞球指令信号の出力が禁止されることとなる。つまり、図27のステップS241で払出動作中信号がオフ状態であると確認され、かつ、ステップS245で賞球REQ待ち時間が経過したことが確認されなければ、次の賞球送信処理が実行されず、賞球個数信号、および、賞球REQ信号が出力されないので、払出動作中信号がオフ状態になるまでは、賞球指令信号の出力が禁止されるのである。言い換えると、CPU56は、受信確認信号に応じて賞球払出個数を減算する減算処理を行う(ステップS298)とともに、賞球REQ信号の出力を停止させることにより賞球指令信号の出力を停止した(ステップS299)後、減算処理後に記憶されている払出数に残数があるときであっても、払出動作中信号のオン状態の出力が停止し(ステップS241にてNO)、賞球REQ待ち時間が経過するまで(ステップS245にてYES)、次の賞球指令信号の出力を禁止する。
When the
この実施の形態では、図34に示すように、後に発生した「15個」の賞球に応じたにもとづく払出処理は、「6個」の賞球に応じた入賞にもとづく払出処理が終了するまで待たされる。すなわち、連続して複数の入賞が発生した場合には、CPU56は、先の入賞にもとづく賞球の払い出しが払出動作中信号によって確認され、賞球REQ待ち時間が経過するまで、後の入賞にもとづく賞球の払出要求の送出を待つ。換言すれば、遊技制御用マイクロコンピュータにおける賞球指令信号送信手段は、景品遊技媒体数記憶数減算手段による減算処理の後に景品遊技媒体数記憶手段(この例では、総賞球数格納バッファ)に未払出の景品遊技媒体数が記憶されていたときには、賞球指令信号で指定した賞球の払出数の景品遊技媒体の払出処理が終了し、所定の待ち時間が経過したことを条件に、次の賞球指令信号を出力する。
In this embodiment, as shown in FIG. 34, the payout process based on the “15” prize balls generated later ends the payout process based on the winning according to the “6” prize balls. Wait until. That is, when a plurality of winnings are continuously generated, the
次に、払出制御用マイクロコンピュータ(払出制御用CPU371およびROM,RAM等の周辺回路)の動作を説明する。図35は、払出制御用マイクロコンピュータにおける出力ポートの割り当ての例を示す説明図である。図35に示すように、出力ポート0は、ステッピングモータによる払出モータ292に供給される各相の信号を出力するための出力ポートである。また、出力ポート1は、払出動作中信号、球切れLED52、賞球LED51、受信確認信号、遊技機外部に出力される賞球情報、球貸し情報、遊技機エラー情報、および、接続確認信号Bを出力するための出力ポートである。
Next, the operation of the payout control microcomputer (the
出力ポート2は、7セグメントLEDによるエラー表示用LED374の各セグメント出力の出力ポートである。出力ポート3は、カードユニット50へのEXS信号およびPRDY信号、主基板31への満タンエラー信号および球切れエラー信号、発射制御基板91への主基板未接続エラー信号を出力するための出力ポートである。なお、主基板未接続エラー信号とは、主基板31からの接続確認信号Aがオフ状態となったことを発射制御基板91に搭載される発射制御用CPUに通知するための信号である。
The
図36は、払出制御用マイクロコンピュータにおける入力ポートのビット割り当ての例を示す説明図である。図36に示すように、入力ポート0のビット0〜3には、4ビットの賞球個数信号が入力され、ビット4〜7には、それぞれ、主基板31からの接続確認信号A(電源断信号)、主基板31からの賞球REQ信号、球切れスイッチ187の検出信号、払出モータ位置センサ295の検出信号が入力される。また、入力ポート1のビット0〜2には、それぞれ、払出カウントスイッチ301の検出信号、エラー解除スイッチ375からの操作信号、満タンスイッチ48の検出信号が入力される。入力ポート1のビット3〜5には、それぞれ、カードユニット50からのVL信号、BRDY信号、BRQ信号が入力される。入力ポート2のビット0には、主基板31からの払出初期化信号が入力される。
FIG. 36 is an explanatory diagram showing an example of bit assignment of input ports in the payout control microcomputer. As shown in FIG. 36, a 4-bit prize ball number signal is input to
図37は、遊技機の払出制御用マイクロコンピュータとカードユニット50との間の通信を説明するためのタイミング図である。払出制御用マイクロコンピュータは、遊技機への電力供給が開始され、払出動作が可能なときにはPRDY信号をオン状態にする。カードユニット50は、電力供給が開始されると、接続確認信号としてのVL信号をオン状態にする。カードユニット50においてカードが受け付けられ、球貸しスイッチが操作されたことにより球貸しスイッチ信号が入力されると、カードユニット50は、払出制御用マイクロコンピュータにBRDY信号を出力する。すなわち、BRDY信号をオン状態にする。この時点から所定の遅延時間が経過すると、カードユニット50は、払出制御用マイクロコンピュータにBRQ信号を出力する。すなわち、BRQ信号をオン状態にする。
FIG. 37 is a timing diagram for explaining communication between the payout control microcomputer of the gaming machine and the
そして、払出制御用マイクロコンピュータは、カードユニット50に対するEXS信号をオン状態にし、カードユニット50からのBRQ信号の立ち下がり(オフ)を検出すると、払出モータ292を駆動し、所定個(例えば、25個)の貸球を遊技者に払い出す。そして、払い出しが完了したら、払出制御用マイクロコンピュータは、カードユニット50に対するEXS信号を立ち下げる。すなわちEXS信号をオフ状態にする。
Then, when the payout control microcomputer turns on the EXS signal for the
次に、払出制御用マイクロコンピュータの動作について説明する。図38は、払出制御用マイクロコンピュータが実行するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、払出制御用CPU371は、まず、必要な初期設定を行う。すなわち、払出制御用CPU371は、まず、割込禁止に設定する(ステップS601)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS602)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS603)。また、払出制御用CPU371は、内蔵デバイスレジスタの初期化を行い(ステップS604)、CTCおよびPIOの初期化を行った後に(ステップS605)、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS606)。
Next, the operation of the payout control microcomputer will be described. FIG. 38 is a flowchart showing a main process executed by the payout control microcomputer. In the main process, the
この実施の形態では、内蔵CTCのうちの一つのチャネルがタイマモードで使用される。従って、ステップS604の内蔵デバイスレジスタの設定処理およびステップS605の処理において、使用するチャネルをタイマモードに設定するためのレジスタ設定、割込発生を許可するためのレジスタ設定および割込ベクタを設定するためのレジスタ設定が行われる。そして、そのチャネルによる割込がタイマ割込として用いられる。タイマ割込を例えば、2ms毎に発生させたい場合は、初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。 In this embodiment, one channel of the built-in CTC is used in the timer mode. Accordingly, in the built-in device register setting process in step S604 and the process in step S605, register setting for setting the channel to be used to timer mode, register setting for permitting interrupt generation, and setting an interrupt vector. The register is set. The interrupt by the channel is used as a timer interrupt. For example, when it is desired to generate a timer interrupt every 2 ms, a value corresponding to 2 ms is set as an initial value in a predetermined register (time constant register).
なお、タイマモードに設定されたチャネル(この実施の形態ではチャネル3)に設定される割込ベクタは、タイマ割込処理の先頭アドレスに相当するものである。具体的は、Iレジスタに設定された値と割込ベクタとでタイマ割込処理の先頭アドレスが特定される。タイマ割込処理では、払出手段を制御する払出制御処理(少なくとも主基板31からの賞球払出に関する指令信号に応じて球払出装置97を駆動する処理を含み、球貸し要求に応じて球払出装置97を駆動する処理が含まれていてもよい。)が実行される。
The interrupt vector set for the channel set to the timer mode (
この実施の形態では、払出制御用CPU371でも割込モード2が設定される。従って、内蔵CTCのカウントアップにもとづく割込処理を使用することができる。また、CTCが送出した割込ベクタに応じた割込処理開始アドレスを設定することができる。
In this embodiment, the
CTCのチャネル3(CH3)のカウントアップにもとづく割込は、CPUの内部クロック(システムクロック)をカウントダウンしてレジスタ値が「0」になったら発生する割込であり、タイマ割込として用いられる。具体的には、CPU371の動作クロックを分周したクロックがCTCに与えられ、クロックの入力によってレジスタの値が減算され、レジスタの値が0になるとタイマ割込が発生する。例えば、CH3のレジスタ値はシステムクロックの1/256周期で減算される。分周したクロックにもとづいて減算が行われるので、レジスタの初期値は大きくならない。
The interrupt based on CTC channel 3 (CH3) count-up is an interrupt generated when the CPU internal clock (system clock) is counted down and the register value becomes “0”, and is used as a timer interrupt. . Specifically, a clock obtained by dividing the operation clock of the
次いで、払出制御用CPU371は、通常の初期化処理を実行する(ステップS607〜ステップS609)。初期化処理では、払出制御用CPU371は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS607)。また、RAM領域のフラグやカウンタなどに初期値を設定する。そして、定期的にタイマ割込がかかるように払出制御用CPU371に設けられているCTCのレジスタの設定が行われる(ステップS608)。すなわち、初期値としてタイマ割込発生間隔に相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。そして、初期設定処理のステップS601で割込禁止とされているので、初期化処理を終える前に割り込みが許可される(ステップS609)。その後、接続確認信号Bをオン状態とし(ステップS610)、ループ処理に入る。
Next, the
上記のように、この実施の形態では、払出制御用CPU371の内蔵CTCが繰り返しタイマ割込を発生するように設定される。そして、タイマ割込が発生すると、タイマ割込処理において払出制御処理(ステップS651〜S658)が実行される。
As described above, in this embodiment, the built-in CTC of the
図39は、払出制御用CPU371が実行するタイマ割込処理の一例を示すフローチャートである。タイマ割込処理では、払出制御処理(ステップS651〜S658)が実行される。払出制御処理において、払出制御用CPU371は、まず、スイッチ処理を実行する(ステップS651)。スイッチ処理は、遊技制御用マイクロコンピュータにおけるスイッチ処理と同様の処理であり、各スイッチの検出信号を入力する入力ポートの状態がオン状態であれば、各スイッチに対して設けられているスイッチタイマの値を1加算する。
FIG. 39 is a flowchart showing an example of timer interrupt processing executed by the
次に、払出制御用CPU371は、払出モータ制御処理を実行する(ステップS652)。払出モータ制御処理では、払出モータ292を駆動すべきときには、払出モータφ1〜φ4のパターンを出力ポート0に出力するための処理が行われる。そして、カードユニット50との通信を行うプリペイドカードユニット制御処理を実行する(ステップS653)。
Next, the
次いで、払出制御用CPU371は、主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータと通信を行う主制御通信処理を実行する(ステップS654)。さらに、カードユニット50からの球貸し要求に応じて貸球を払い出す制御を行い、また、主基板31からの賞球個数信号が示す個数の賞球を払い出す制御を行う払出制御実行処理を実行する(ステップS655)。
Next, the
そして、払出制御用CPU371は、各種のエラーを検出するエラー処理を実行する(ステップS656)。また、遊技機外部に出力される賞球情報や球貸し情報を出力するための情報出力処理を実行する(ステップS657)。また、エラー処理の結果に応じてエラー表示用LED374に所定の表示を行うとともに、賞球LED51および球切れLED52を点灯するための表示制御処理を実行する(ステップS658)。なお、払出制御用CPU371は、表示制御処理において、賞球REQ信号がオン状態であるときに、賞球LED51を点灯するための制御を行う。また、賞球REQ信号がオフ状態になったら、賞球LED51を消灯するための制御を行う。
The
また、遊技制御用マイクロコンピュータの場合と同様に、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域(出力ポートバッファ)が設けられ、払出制御用CPU371は、出力ポートバッファの内容を出力ポートに出力する(ステップS659)。出力ポートバッファは、払出モータ制御処理(ステップS652)、プリペイドカードユニット制御処理(ステップS653)、主制御通信処理(ステップS654)、情報出力処理(ステップS657)、および表示制御処理(ステップS658)で更新される。
Similarly to the game control microcomputer, a RAM area (output port buffer) corresponding to the output state of the output port is provided, and the
図40は、ステップS652の払出モータ制御処理を示すフローチャートである。払出モータ制御処理において、払出制御用CPU371は、払出モータ制御コードの値に応じて、ステップS521〜ステップS526のいずれかの処理を実行する。
FIG. 40 is a flowchart showing the payout motor control process in step S652. In the payout motor control process, the
払出モータ制御コードの値が0の場合に実行される払出モータ通常処理(ステップS521)では、払出制御用CPU371は、ポインタを、ROMに格納されているテーブルの先頭アドレスにセットする。払出モータ通常処理設定テーブルには、球払出時の払出モータ292を回転させるための各ステップの励磁パターン(払出モータφ1〜φ4)のデータが順次設定されている払出モータ励磁パターンテーブルが格納されている。
In the payout motor normal process (step S521) executed when the value of the payout motor control code is 0, the
払出モータ制御コードの値が1の場合に実行される払出モータ起動準備処理(ステップS522)では、払出制御用CPU371は、出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット0〜3に励磁パターンの初期値を設定する等の処理を行う。
In the payout motor activation preparation process (step S522) executed when the value of the payout motor control code is 1, the
払出モータ制御コードの値が2の場合に実行される払出モータスローアップ処理(ステップS523)では、払出制御用CPU371は、払出モータ292を滑らかに回転開始させるために、定速処理の場合よりも長い間隔で、かつ、徐々に定速処理の場合の時間間隔に近づくような時間間隔で、払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット0〜3に設定する。読み出しに際して、ポインタが指すアドレスの払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出すとともに、ポインタの値を1加算する。
In the payout motor slow-up process (step S523) executed when the value of the payout motor control code is 2, the
払出モータ制御コードの値が3の場合に実行される払出モータ定速処理(ステップS524)では、払出制御用CPU371は、定期的に払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット0〜3に設定する。
In the payout motor constant speed process (step S524) executed when the value of the payout motor control code is 3, the
払出モータ制御コードの値が4の場合に実行される払出モータブレーキ処理(ステップS525)では、払出制御用CPU371は、払出モータ292を滑らかに停止させるために、定速処理の場合よりも長い間隔で、かつ、徐々に定速処理の場合の時間間隔から遠ざかるような時間間隔で、払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット0〜3に設定する。
In the payout motor brake process (step S525) executed when the value of the payout motor control code is 4, the
払出モータ制御コードの値が5の場合に実行される球噛み時払出モータブレーキ処理(ステップS526)では、払出制御用CPU371は、球噛みを解除するための回転の場合に、払出モータ292を滑らかに停止させるために、球噛みを解除するための払出モータ292の回転の場合よりも長い間隔で、かつ、徐々に定速処理の場合の時間間隔から遠ざかるような時間間隔で、払出モータ励磁パターンテーブルの内容を読み出して出力ポート0の出力状態に対応した出力ポート0バッファのビット0〜3に設定する。
In the ball biting payout motor brake process (step S526) executed when the value of the payout motor control code is 5, the
図41は、ステップS654の主制御通信処理を示すフローチャートである。主制御通信処理では、払出制御用CPU371は、主制御通信制御コードの値に応じて、ステップS531、ステップS532a、ステップS532b、ステップS532c、ステップS533のいずれかの処理を実行する。
FIG. 41 is a flowchart showing the main control communication process in step S654. In the main control communication process, the
図42は、主制御通信制御コードの値が0の場合に実行される主制御通信通常処理(ステップS531)を示すフローチャートである。主制御通信通常処理において、払出制御用CPU371は、エラービットがオンしている場合には、以降の処理を実行せずに処理を終了する(ステップS541)。エラービットとは、各種のエラーが発生したことが検出されたときにセットされるエラーフラグにおけるビットである。ステップS541では、エラーフラグ中のビットが1つでもセットされていたら、エラービットがセットされていると判断する。このようにエラービットがセットされると、後述するようにエラービットの種類に応じて、異常状態としてのエラー状態が発生したことが、例えば、エラー表示用LED374にて報知される。
FIG. 42 is a flowchart showing a main control communication normal process (step S531) executed when the value of the main control communication control code is zero. In the main control communication normal process, the
また、払出制御用CPU371は、BRDY信号がオン状態であれば、以降の処理を実行せずに処理を終了する(ステップS542)。BRDY信号がオン状態であるということは、カードユニット50から球貸し要求が発生していることを意味する。すなわち、球貸し要求が発生しているときには、主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータとの通信(賞球払出に関する通信)が進行しない。さらに、球払出動作中である場合、すなわち、後述する球貸し動作中フラグがセットされている場合にも、以降の処理を実行せずに処理を終了する(ステップS543)。従って、球払出動作中である場合にも、主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータとの通信(賞球払出に関する通信)が進行しない。また、主基板31からの接続確認信号Aがオフ状態である場合には、以降の処理を実行せずに処理を終了する(ステップS544)。
If the BRDY signal is on, the
このように、払出制御用マイクロコンピュータが接続確認信号Aを受信していないとき、すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータが払出制御用マイクロコンピュータに接続されていないときには、CPU56側で、受信確認信号の受信に応じた払出数の減算処理が行えない状態である。このようなときには、ステップS544以降の処理を実行することなく、処理を終了することにより払出制御用CPU371による払出処理が禁止される。
As described above, when the payout control microcomputer does not receive the connection confirmation signal A, that is, when the game control microcomputer is not connected to the payout control microcomputer, the
ステップS541〜ステップS543の条件が成立せず、接続確認信号Aがオン状態である場合には、払出制御用CPU371は、オン状態となった賞球REQ信号を受信したか否か確認する(ステップS545a)。賞球REQ信号がオン状態でないときは、以降の処理を実行することなく、処理を終了する。一方、ステップS545aで賞球REQ信号がオン状態であるときに、払出制御用CPU371は、満タンスイッチ48、および、球切れスイッチ187の検出信号を確認することにより、満タンエラー状態、または、球切れエラー状態であるか否か確認する(ステップS545b)。なお、満タンエラー状態、または、球切れエラー状態であるか否かは、後述する満タンエラービット、および、球切れエラービットがセットされているかどうかを確認することにより判断してもよい。ステップS545bで、満タンエラー状態、または、球切れエラー状態でないときは、賞球個数信号を取り込むことを決定し(実際の取り込みは後述するステップS551cで実行される)、受信確認信号をオン状態とすることにより出力する(ステップS546)。具体的には、出力ポート1の出力状態に対応した出力ポートバッファにおける受信確認信号に対応したビットをオン状態に設定する。一方、ステップS545bで、満タンエラー状態、または、球切れエラー状態であるときには、以降の処理を実行することなく、処理を終了する。これにより、満タンエラー状態、または、球切れエラー状態というような払出停止状態においては、賞球の払い出しが困難な状況であるため、受信確認信号が出力されない。
If the conditions in steps S541 to S543 are not satisfied and the connection confirmation signal A is in the on state, the
そして、ステップS546で受信確認信号をオン状態としたときには、賞球REQ信号監視時間値を主制御通信制御タイマ1にセットする(ステップS547a)。ここで、主制御通信制御タイマ1は、主基板31の遊技制御マイクロコンピュータとの通信に関わる時間の監視等に使用される主制御通信制御タイマのうちの1つである。賞球REQ信号監視時間値は、賞球REQ信号が異常に長い時間にわたりオン状態となっているかどうかを監視するために用いられる値である。賞球REQ信号監視時間値は、賞球REQ信号がオン状態になってからオフ状態になるまでの標準時間を基準とし、その標準時間よりも長時間であって、賞球REQ信号の通信状態に明らかに異常が生じたと判断できる値に予め定められている。したがって、賞球REQ信号がオン状態になってから、この賞球REQ信号のオン状態が継続している時間が賞球REQ信号監視時間値に達すると、賞球REQ信号の通信状態に異常が生じたと判断される。このように、賞球REQ信号監視時間値が主制御通信制御タイマ1にセットされることにより、賞球REQ信号監視の計時が可能となる。
When the reception confirmation signal is turned on in step S546, the prize ball REQ signal monitoring time value is set in the main control communication control timer 1 (step S547a). Here, the main control
次に、受信確認信号出力時間値を主制御通信制御タイマ2にセットする(ステップS547b)。ここで、主制御通信制御タイマ2は、主制御通信制御タイマのうちの1つである。受信確認信号出力時間値は、オン状態にした受信確認信号を監視して所定時間後にオフ状態にする時間の値である。受信確認信号出力時間値は、受信確認信号がオン状態になってから、賞球REQ信号のオフにもとづいて後述するステップS551cで賞球未払出個数カウンタに賞球の払い出し個数がセットされた後、後述するステップS551cで賞球未払出個数カウンタに賞球の払出個数がセットされた後、後述する551dで払出動作中信号がオンするときまでの時間に予め定められている。このように、受信確認信号出力時間値が主制御通信制御タイマ2にセットされることにより、受信確認信号を払出動作中信号のオン状態への変化と同期させてオフ状態にするための計時が可能となる。そして、主制御通信制御コードの値を1にして(ステップS548)、処理を終了する。
Next, the reception confirmation signal output time value is set in the main control communication control timer 2 (step S547b). Here, the main control
図43は、主制御通信制御コードの値が1の場合に実行される第1主制御通信中処理(ステップS532a)を示すフローチャートである。第1主制御通信中処理において、払出制御用CPU371は、受信確認信号がオン状態になっているか否か確認(例えば、主制御通信制御タイマの数値データが計時中のデータとなっているときに受信確認信号がオン状態となっていると判断する)し(ステップS550a)、オフ状態であれば処理を終了する。一方、ステップS550aで受信確認信号がオン状態になっている場合には、主制御通信制御タイマ2の値を1減算する(ステップS550b)。そして、払出制御用CPU371は、主制御通信制御タイマ2の値が0になっているかどうかを確認する(ステップS550c)。主制御通信制御タイマ2の値が0になっていなければ、処理を終了する。一方、ステップS550cで主制御通信制御タイマ2の値が0になったら、受信確認信号をオフ状態にし(ステップS550d)、主制御通信制御コードの値を2にして(ステップS550e)、処理を終了する。
FIG. 43 is a flowchart showing the first main control communication in-process (step S532a) executed when the value of the main control communication control code is 1. In the first main control communication processing, the
図44は、主制御通信制御コードの値が2の場合に実行される第2主制御通信中処理(ステップS532b)を示すフローチャートである。第2主制御通信中処理において、払出制御用CPU371は、賞球REQ信号がオフ状態になったか否か確認する(ステップS551)。オフ状態になったら、賞球個数信号が示す賞球数を、賞球指令信号により指定された賞球数のうちの未払出数を計数記憶する手段としての未払出個数カウンタにセットする(ステップS551c)。このように、未払出個数カウンタに賞球数がセットされると、後述する図48の払出開始待ち処理のステップS632で、賞球を払い出す動作の実行中であることを示すフラグである賞球動作中フラグがセットされることとなる。なお、未払出個数カウンタは、揮発性(バックアップされない)RAM領域に形成されている。そして、払出制御用CPU371は、払出動作中信号をオン状態にした後(ステップS551d)、主制御通信制御コードの値を3にして(ステップS551e)、処理を終了する。
FIG. 44 is a flowchart showing the second main control communication in-process (step S532b) executed when the value of the main control communication control code is 2. In the second main control communication process, the
また、ステップS551において賞球REQ信号がオフ状態になっていない場合には、主制御通信制御タイマ1の値を1減算する(ステップS551a)。そして、主制御通信制御タイマ1の値が0になっていたら(ステップS551b)、賞球REQ信号がオフする必要があるにもかかわらずオフしなかったとして、エラーフラグのうち賞球REQ信号エラービットをセットし(ステップS552)、処理を終了する。このように、賞球REQ信号がオン状態になってからオン状態が継続している時間が上述したステップS547aでセットされた賞球REQ信号監視時間に達すると、賞球REQ信号エラービットがセットされることにより、賞球REQ信号の通信状態に異常が生じたことが報知される。
If the prize ball REQ signal is not turned off in step S551, the value of the main control
図45は、主制御通信制御コードの値が3の場合に実行される第3主制御通信中処理(ステップS532c)を示すフローチャートである。第3主制御通信中処理において、払出制御用CPU371は、賞球を払い出す動作の実行中であることを示すフラグである賞球動作中フラグ(後述するステップS842でセットされる)がセットされているか否か確認し(ステップS553)、セットされていない場合、すなわち、賞球動作の実行中でない場合には、払出動作中信号をオフ状態にするための処理を行う(ステップS554)。具体的には、出力ポート1の出力状態に対応した出力ポートバッファにおける払出動作中信号に対応したビットをオフ状態に設定する。また、主制御通信制御タイマ3に賞球個数信号がオフするのを監視するための賞球個数信号オフ監視時間をセットする(ステップS555)。ここで、主制御通信制御タイマ3は、主制御通信制御タイマのうちの1つである。賞球個数信号オフ監視時間は、払出動作中信号がオフ状態になってから賞球個数信号がオフ状態になるまでの標準時間を基準とし、その標準時間よりも長時間であって、賞球個数信号の通信状態に明らかに異常が生じたと判断できる値に予め定められている。したがって、払出動作中信号がオフ状態になってから賞球個数信号がオフ状態にならない時間が賞球個数信号オフ監視時間に達すると、賞球個数信号の通信状態に異常が生じたと判断される。そして、主制御通信制御コードの値を4にして(ステップS556)、処理を終了する。
FIG. 45 is a flowchart showing the third main control communication in-process (step S532c) executed when the value of the main control communication control code is 3. In the third main control in-communication process, the
図46は、主制御通信制御コードの値が4の場合に実行される主制御通信終了処理(ステップS533)を示すフローチャートである。主制御通信終了処理において、払出制御用CPU371は、賞球個数信号がオフ状態になったか否かを確認する(ステップS561)。オフ状態になったらステップS565に移行する。
FIG. 46 is a flowchart showing main control communication end processing (step S533) executed when the value of the main control communication control code is 4. In the main control communication end process, the
ステップS561で賞球個数信号がオフ状態になっていない場合には、主制御通信制御タイマ3の値を1減算し(ステップS562)、主制御通信制御タイマ3の値が0になったか否かを確認する(ステップS563)。主制御通信制御タイマ3の値が0になっていたら、監視時間内に賞球個数信号がオフしなかったとして、エラーフラグのうち賞球個数信号エラービットをセットし(ステップS564)、ステップS565に移行する。このように、払出動作中信号がオフ状態になってから賞球個数信号がオフ状態にならない時間が賞球個数オフ監視時間に達すると、賞球個数信号エラービットがセットされることにより、賞球個数信号の通信状態に異常が生じたことが報知される。ステップS565では、主制御通信制御コードの値を0にして、処理を終了する。
If the prize ball number signal is not in the OFF state in step S561, the value of the main control
図47は、ステップS655の払出制御実行処理を示すフローチャートである。払出制御実行処理において、払出制御用CPU371は、払出カウントスイッチ301の検出信号がオン状態になったことを確認したら(ステップS731)、未払出個数カウンタの値を1減らす(ステップS732)。その後、払出制御コードの値に応じてステップS740〜ステップS742のいずれかの処理を実行する。
FIG. 47 is a flowchart showing the payout control execution process of step S655. In the payout control execution process, the
図48は、払出制御コードが0の場合に実行される払出開始待ち処理(ステップS740)を示すフローチャートである。払出開始待ち処理において、払出制御用CPU371は、エラービットがセットされていたら、以降の処理を実行しない(ステップS831)。エラーフラグにおけるエラービットには、主基板未接続エラーのビットが含まれている。また、主基板未接続エラーは主基板31からの接続確認信号がオフ状態であるときにセットされる。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータは、遊技機に対して電力供給が開始された後、接続確認信号Aがオン状態になったことを条件に、実質的な制御を開始する。
FIG. 48 is a flowchart showing the payout start waiting process (step S740) executed when the payout control code is 0. In the payout start waiting process, the
また、BRDY信号がオン状態でなければ(ステップS832)、ステップS841以降の賞球払出のための処理を実行する。BRDY信号がオン状態であって(ステップS832)、さらに、球貸し要求信号であるBRQ信号がオン状態になっていたら(ステップS833)、EXS信号をオン状態にする(ステップS834)。EXS信号はカードユニット50に対して球貸し要求を受け付けたことを通知する信号(球貸し完了信号)である。
If the BRDY signal is not on (step S832), processing for paying out a prize ball after step S841 is executed. If the BRDY signal is on (step S832) and the BRQ signal that is a ball lending request signal is on (step S833), the EXS signal is turned on (step S834). The EXS signal is a signal (ball lending completion signal) for notifying the
EXS信号をオン状態にした後、払出制御用CPU371は、球貸し動作中フラグをセットする(ステップS835)。そして、未払出個数カウンタに「25」をセットし(ステップS836)、払出モータ回転回数バッファに「25」をセットする(ステップS837)。
After turning on the EXS signal, the
払出モータ回転回数バッファは、払出モータ制御処理(ステップS652)において参照される。すなわち、払出モータ制御処理では、払出モータ回転回数バッファにセットされた値に対応した回転数分だけ払出モータ292を回転させる制御が実行される。
The payout motor rotation frequency buffer is referred to in the payout motor control process (step S652). That is, in the payout motor control process, control is performed to rotate the
その後、払出制御用CPU371は、払出モータ制御処理で実行される処理を選択するための払出モータ制御コードに、払出モータ起動準備処理(ステップS522)に応じた値(具体的は「1」)をセットし(ステップS838)、払出制御コードの値を1にして(ステップS839)、処理を終了する。
Thereafter, the
ステップS841では、払出制御用CPU371は、未払出個数カウンタの値が0であるか否かを確認する(ステップS841)。0であれば処理を終了する。未払出個数カウンタには、主制御通信通常処理におけるステップS551cにおいて、すなわち、主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータから賞球REQ信号を受けた後、賞球REQ信号がオフになったときに、0でない値(賞球個数信号が示す数)がセットされている。したがって、未払出個数カウンタの値が0でない場合には、賞球動作中フラグをセットする(ステップS842)。そして、払出モータ回転回数バッファに未払出個数カウンタの値をセットし(ステップS843)、ステップS838に移行する。
In step S841, the
図49は、払出制御コードが1の場合に実行される払出モータ停止待ち処理(ステップS741)を示すフローチャートである。払出モータ停止待ち処理において、払出制御用CPU371は、払出動作が終了したか否か確認する(ステップS851)。払出制御用CPU371は、例えば、払出モータ制御処理における払出モータブレーキ処理(ステップS525)が終了するときにその旨のフラグをセットし、ステップS851においてそのフラグを確認することによって払出動作が終了したか否かを確認することができる。
FIG. 49 is a flowchart showing a payout motor stop waiting process (step S741) executed when the payout control code is 1. In the payout motor stop waiting process, the
払出動作が終了した場合には、払出制御用CPU371は、払出制御タイマに払出通過監視時間をセットする(ステップS852)。払出通過監視時間は、最後の払出球が払出モータ292によって払い出されてから払出カウントスイッチ301を通過するまでの時間に、余裕を持たせた時間である。そして、払出制御コードの値を2にして(ステップS853)、処理を終了する。
When the payout operation is completed, the
図50は、払出制御コードの値が2の場合に実行される払出通過待ち処理(ステップS742)を示すフローチャートである。払出通過待ち処理において、払出制御用CPU371は、まず、払出制御タイマの値を1減算する(ステップS861)。そして、払出制御タイマの値を確認し(ステップS862)、その値が0になっていなければ、すなわち、払出制御タイマがタイムアウトしていなければ処理を終了する。
FIG. 50 is a flowchart showing a payout passing waiting process (step S742) executed when the value of the payout control code is 2. In the payout passing waiting process, the
ステップS862で、払出制御タイマがタイムアウトしていれば、未払出個数カウンタの値を確認する(ステップS863)。払出動作が正常に実行されれば、払出制御タイマがタイムアウトする前に、払出モータ292によって払い出された遊技球は全て払出カウントスイッチ301を通過し、ステップS731、S732の処理によって未払出個数カウンタの値は0になっている。未払出個数カウンタの値が正の値を示している場合には、実際に払い出された遊技球が払出予定数よりも少ない(払出不足)ことを意味する。また、未払出個数カウンタの値が負の値を示している場合には、実際に払い出された遊技球が払出予定数よりも多い(払出過多または払出過剰)ことを意味する。
If the payout control timer has timed out in step S862, the value of the unpaid-out number counter is confirmed (step S863). If the payout operation is normally executed, all the game balls paid out by the
払出制御用CPU371は、ステップS863で、未払出個数カウンタの値が正の値になっていない場合(払出不足でない場合)には、払出処理中であることを示す内部状態を、そうでない状態に変更する。具体的には、球貸し動作を実行中であったときには、すなわち、球貸し動作中フラグがセットされている場合には(ステップS864)、球貸し動作中フラグをリセットするとともに(ステップS865)、カードユニット50に対するEXS信号をオフ状態にする(ステップS866)。また、ステップS864で球貸し動作中フラグがセットされていない場合、すなわち、賞球動作が実行中である旨を示す賞球動作中フラグがセットされている場合には、賞球動作中フラグをリセットする(ステップS867)。
In step S863, the
その後、再払出動作カウンタをクリアし(ステップS868)、払出制御コードの値を0にして(ステップS869)、処理を終了する。なお、払出動作が正常に実行された場合にはステップS868の処理は不要であるが、後述する補正払出処理が実行された後にはステップS868の処理が必要になる。また、この実施の形態では、払出過剰の場合にも払出処理が正常に終了したとみなすが、払出過剰の場合には、エラーが生じたとしてその旨を報知するようにしてもよい。 Thereafter, the re-payout operation counter is cleared (step S868), the value of the payout control code is set to 0 (step S869), and the process ends. Note that when the payout operation is normally executed, the process of step S868 is unnecessary, but after the corrected payout process described later is executed, the process of step S868 is required. Further, in this embodiment, it is considered that the payout process is normally completed even when the payout is excessive. However, when the payout is excessive, an error may be reported to notify that.
ステップS863で未払出個数カウンタの値が正の値になっていることを確認すると、払出制御用CPU371は、ステップS870〜ステップS875の補正払出処理のための制御を行う。ここでは、払出予定数分の遊技球が払い出されるまで最大2回の再払出動作を行う。2回の再払出動作を行っても払出予定数分の遊技球が払い出されない場合には、エラービットをセットする。
When it is confirmed in step S863 that the value of the unpaid-out number counter is a positive value, the
払出制御用CPU371は、ステップS870において、再払出動作カウンタの値が2になっているか否か確認する。再払出動作カウンタの値が2になっていなければ、払出モータ回転回数バッファに未払出個数カウンタの値をセットし(ステップS871)、払出モータ制御コードに払出モータ起動準備処理に応じた値(「1」)をセットする(ステップS872)。また、再払出動作カウンタの値を1加算し(ステップS873)、払出制御コードの値を1にして(ステップS874)、処理を終了する。なお、ステップS871、S872、S874の処理は、払出モータ回転回数バッファにセットされる値が異なるものの、払出開始待ち処理におけるステップS837〜S839の処理と同じである。
In step S870, the
ステップS870において、再払出動作カウンタの値が2になっていることを確認したら、払出制御用CPU371は、エラーフラグのうち払出カウントスイッチ未通過エラービット(払出ケースエラービット)をセットし(ステップS875)、処理を終了する。
When it is confirmed in step S870 that the value of the re-payout operation counter is 2, the
従って、この実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータにおける景品遊技媒体払出制御手段は、払出検出手段としての払出カウントスイッチ301からの検出信号にもとづいて、揮発性記憶手段(この例では、未払出個数カウンタ)に記憶された賞球の払出数に満たない景品遊技媒体の払い出しが行われたことを検出したときに、予め決められた所定回(この例では、2回)を限度として、払出手段に不足分の景品遊技媒体の払い出しを行わせる。なお、この実施の形態では、不足分の景品遊技媒体を払い出すためのリトライ動作を2回行っても払出不足が解消されない場合には、払出ケースエラービットをセットしてエラー発生中状態になるが(ステップS875)、払出不足を初めて検知したときに払出ケースエラービットをセットしてもよい。
Therefore, in this embodiment, the prize game medium payout control means in the payout control microcomputer is based on the detection signal from the
払出制御処理において、エラービットがチェックされるのは、図48に示された払出開始待ち処理においてのみである。図49に示された払出モータ停止待ち処理および図50に示された払出通過待ち処理では、エラービットはチェックされない。従って、ステップS837またはステップS843の処理が行われて遊技球の払出処理が開始された後では、エラーが発生しても払出処理は中断されない。そして、ステップS837またはステップS843で設定された個数の貸球または賞球の払い出しが完了した後、ステップS831のチェックにより、以後の払出処理は切りのよい時点(例えば、賞球個数信号で指定された賞球の払出数にもとづく景品遊技媒体の払い出しが終了した時点)で停止される。なお、エラーフラグにおけるエラービットの中には、主基板31からの接続確認信号がオフ状態になったことを示すエラービットが含まれている。よって、接続確認信号がオフ状態になったときにも、遊技球の払出処理は、切りのよい時点で停止される。
In the payout control process, the error bit is checked only in the payout start waiting process shown in FIG. In the payout motor stop waiting process shown in FIG. 49 and the payout waiting process shown in FIG. 50, the error bit is not checked. Therefore, after the process of step S837 or step S843 is performed and the game ball payout process is started, the payout process is not interrupted even if an error occurs. Then, after the payout of the number of balls or prize balls set in step S837 or step S843 is completed, the payout process thereafter is determined by a check in step S831 (for example, designated by a prize ball number signal). When the payout of prize game media based on the number of prize balls paid out is completed). The error bit in the error flag includes an error bit indicating that the connection confirmation signal from the
払出制御用マイクロコンピュータでは、遊技制御用マイクロコンピュータとは異なり、RAMが電源バックアップされていない。電源バックアップされている場合には、例えば、停電が発生しても、停電から復旧したときに、電源バックアップされているRAMに記憶されている未払出個数カウンタの値にもとづいて未払出の遊技球を払い出すことができる。しかし、RAMが電源バックアップされていない場合には、停電等が発生すると未払出の遊技球を示す情報がなくなってしまうので、遊技者に不利益がもたらされてしまう。従って、エラーが発生しても、可能な限り多くの遊技球を払い出しておくことによって、遊技者にできるだけ不利益を与えないようにすることができる。 In the payout control microcomputer, unlike the game control microcomputer, the RAM is not backed up. When power is backed up, for example, even if a power failure occurs, when the power is restored from the power failure, the game balls that have not been paid out are based on the value of the unpaid number counter stored in the RAM that has been backed up. Can be paid out. However, if the RAM is not backed up, information indicating unpaid game balls will be lost if a power failure occurs, resulting in a disadvantage to the player. Therefore, even if an error occurs, by paying out as many game balls as possible, it is possible to prevent the player from being disadvantaged as much as possible.
図51は、払出モータ制御処理(ステップS652)において実行される球噛み検出処理を説明するためのタイミング図である。払出モータ制御処理における払出モータ定速処理(ステップS524)では、払出制御用CPU371は、払出モータ位置センサ295の検出信号を監視している。払出モータ位置センサ295の検出信号は、例えば、払出モータ292が1回転する毎に2回オン状態になる。払出モータ292が1回転する毎に検出信号が2回出力されるようにするために、払出モータ292において、払出モータ位置センサ295における発光部からの光を受ける部分における2箇所(軸に対して対称な位置)に反射体が設けられている。そして、払出モータ位置センサ295における受光部の出力を検出信号とする。
FIG. 51 is a timing chart for explaining the ball biting detection process executed in the payout motor control process (step S652). In the payout motor constant speed process (step S524) in the payout motor control process, the
したがって、払出制御用CPU371は、払出モータ292に対して1/2回転以上のステップ数の励磁パターンを与えたにもかかわらず、払出モータ位置センサ295の検出信号がオン状態にならない場合には、実際には、払出モータ292にごみ等の異物が付着して遊技球が詰まった(球噛みが生じた)こと等に起因して払出モータ292が回転していないと判断することができる。
Accordingly, the
この実施の形態では、払出モータ292は、16ステップ分の励磁パターンを受けると1回転する。そして、払出制御用CPU371は、例えば、図55に示すように、払出モータ292に対して8ステップ分の励磁パターンを与える毎に払出モータ位置センサ295の検出信号を確認して、払出モータ292が回転しているか否か判定する。そして、5回連続して同一状態(払出モータ位置センサ295の検出信号のオフ状態が5回連続、または、オン状態が5回連続)であったら、球噛みが生じたとして、払出モータ制御処理において球噛み解除処理を実行する。
In this embodiment, the
図52は、払出モータ制御処理(ステップS652)において実行される球噛み解除処理を説明するためのタイミング図である。払出制御用CPU371は、球噛み解除処理において、払出モータ292を高速回転させる処理と中速回転させる処理とを所定回(例えば、9回)繰り返す。そして、払出モータ292に対して8ステップ分の励磁パターンを与える毎に払出モータ位置センサ295の検出信号を確認して、払出モータ292が回転しているか否か判定する。検出信号によって払出モータ292の回転が復旧したと判断される場合には、球噛み解除処理を終了して、通常の払出処理に戻る。
FIG. 52 is a timing chart for explaining the ball biting release process executed in the payout motor control process (step S652). The
高速回転させる処理と中速回転させる処理とを所定回実行しても払出モータ位置センサ295の検出信号に変化が生じなかった場合には、エラーフラグのうち、球噛みエラービット(払出ケースエラービット)をセットする。なお、払出ケースエラービットがセットされている場合には、払出制御用CPU371は、払出モータ292を駆動しない。また、払出ケースエラービットがリセットされると(図54におけるステップS756参照)、払出制御用CPU371は、払出モータ292を駆動できる状態に戻る。
If there is no change in the detection signal of the payout
このように、払出制御用マイクロコンピュータは、払出手段の動作状態を監視する駆動状態監視手段と、駆動状態監視手段が払出手段の動作不良を検出したときに払出手段の駆動を停止させる駆動停止手段とを含む。 Thus, the payout control microcomputer includes a drive state monitoring means for monitoring the operating state of the payout means, and a drive stop means for stopping the drive of the payout means when the drive state monitoring means detects a malfunction of the payout means. Including.
次に、エラー処理について説明する。図53は、エラーの種類とエラー表示用LED374の表示との関係等を示す説明図である。図53に示すように、主基板31からの接続確認信号Aがオフ状態になった場合(例えば、信号線の断線時、および、図32に示す払出動作中信号の通信状態の異常時等)には、払出制御用CPU371は、主基板未接続エラーとして、エラー表示用LED374に「1」を表示する制御を行う。なお、図32に示す払出動作中信号の通信状態の異常(遊技制御用マイクロコンピュータ側で受信した払出動作中信号が、オン状態になってから所定時間以上経過してもオフ状態とならない異常状態)については、接続確認信号Aの信号を用いずに、個別に異常状態を示す信号を送信する信号線を設けて、払出制御用CPU371側で異常状態の種類を認識可能となるようにしてもよい。払出カウントスイッチ301の断線、または、払出カウントスイッチ301の部分において球詰まりが発生した場合には、払出スイッチ異常検知エラー1として、エラー表示用LED374に「2」を表示する制御を行う。なお、払出カウントスイッチ301の断線、または、払出カウントスイッチ301の部分において球詰まりが発生したことは、払出カウントスイッチ301の検出信号がオフ状態にならなかったことによって判定される。
Next, error processing will be described. FIG. 53 is an explanatory diagram showing the relationship between the type of error and the display of the
遊技球の払出動作中でないにもかかわらず払出カウントスイッチ301の検出信号がオン状態になった場合には、払出スイッチ異常検知エラー2として、エラー表示用LED374に「3」を表示する制御を行う。払出モータ292の回転異常、または、遊技球が払い出されたにもかかわらず払出カウントスイッチ301の検出信号がオン状態にならない場合には、払出ケースエラーとして、エラー表示用LED374に「4」を表示する制御を行う。不正なタイミングで賞球REQ信号がオン状態になった場合には、賞球REQ信号エラーとして、エラー表示用LED374に「5」を表示する制御を行う。
When the detection signal of the
また、下皿満タン状態、すなわち、満タンスイッチ48がオン状態になった場合には、満タンエラーとして、エラー表示用LED374に「6」を表示する制御を行う。補給球の不足状態、すなわち、球切れスイッチ187がオン状態になった場合には、球切れエラーとして、エラー表示用LED374に「7」を表示する制御を行う。
In addition, when the lower pan is full, that is, when the
さらに、カードユニット50からのVL信号がオフ状態になった場合には、プリペイドカードユニット未接続エラーとして、エラー表示用LED374に「8」を表示する制御を行う。不正なタイミングでカードユニット50と通信がなされた場合には、プリペイドカードユニット通信エラーとして、エラー表示用LED374に「9」を表示する制御を行う。なお、プリペイドカードユニット通信エラーは、プリペイドカードユニット制御処理(ステップS653)において検出される。不正なタイミングで賞球個数信号がオン状態になった場合には、賞球個数信号エラーとして、エラー表示用LED374に「0」を表示する制御を行う。
Further, when the VL signal from the
なお、上記したエラー状態においては、主基板31からエラー状態を復帰させる制御信号を送信することなくエラー状態が解除される。また、エラー表示用LED374の表示は、エラー状態が解除されたときに停止するため、エラー状態となったときにエラー状態の原因を特定できるとともに、主基板31から制御信号を送信することなくエラー表示用LED374の表示を停止させるため、主基板31から送信される制御信号の送信数を減らすことができるとともに、遊技制御用マイクロコンピュータの制御負担を軽減できる。
In the error state described above, the error state is canceled without transmitting a control signal for returning the error state from the
以上のエラーのうち、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラー、賞球REQ信号エラー、または、賞球個数信号エラーが発生した後、エラー解除スイッチ375が操作され、エラー解除スイッチ375から操作信号が出力されたら(オン状態になったら)、払出制御用マイクロコンピュータは、エラーが発生する前の状態に復帰する。
Among the above errors, after a payout switch
図54および図55は、ステップS656のエラー処理を示すフローチャートである。エラー処理において、払出制御用CPU371は、エラーフラグをチェックし、そのうちのセットされているビットが、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラー、賞球REQ信号エラー、賞球個数信号エラーのみ(4つのうちのいずれかのビットのみ、もしくは4つのうちの任意の組合せ(4つ全てでもよい)のビットのみ)であるか否か確認する(ステップS750)。セットされているビットがそれらのみである場合には、エラー解除スイッチ375からの操作信号がオン状態になったか否か確認する(ステップS751)。操作信号がオン状態になったら、エラー復帰時間をエラー復帰前タイマにセットする(ステップS752)。エラー復帰時間は、エラー解除スイッチ375が操作されてから、実際にエラー状態から通常状態に復帰するまでの時間である。
54 and 55 are flowcharts showing the error processing in step S656. In error processing, the
エラー解除スイッチ375からの操作信号がオン状態でない場合には、エラー復帰前タイマの値を確認する(ステップS753)。エラー復帰前タイマの値が0であれば、すなわち、エラー復帰前タイマがセットされていなければ、ステップS757に移行する。エラー復帰前タイマがセットされていれば、エラー復帰前タイマの値を1減らし(ステップS754)、エラー復帰前タイマの値が0になったら(ステップS755)、エラーフラグのうちの、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラー、賞球REQ信号エラー、および賞球個数信号エラーのビットをリセットし(ステップS756)、ステップS757に移行する。
If the operation signal from the
このように、エラー解除スイッチ375が操作されたことにもとづいてエラー状態(図48のステップS831に示すように払出禁止状態である)が解除されるので、速やかに払出禁止状態を解除して払出処理を能動化させることができる。
As described above, the error state (which is in the payout prohibited state as shown in step S831 in FIG. 48) is released based on the operation of the
なお、ステップS756の処理が実行されるときに、払出スイッチ異常検知エラー2、払出ケースエラー、賞球REQ信号エラー、および賞球個数信号エラーのビットのうちには、セット状態ではないエラービットがある場合もあるが、セット状態にないエラービットをリセットしても何ら問題はない。
When the processing of step S756 is executed, error bits that are not set are among the bits of the payout switch
すなわち、ステップS756の処理が実行されて払出ケースエラービットがリセットされた場合には、払出制御コードが「2」(図50に示す払出通過待ち処理の実行に対応)であって、未払出個数カウンタの値が0でないときには、遊技球払出のリトライ動作が開始される。つまり、次にステップS655の払出制御実行処理が実行されるときにステップS742の払出通過待ち処理が実行されると、再び、再払出処理が行われる。例えば、賞球払出処理が行われていた場合には、未払出個数カウンタの値が0でないときには、ステップS863からステップS870に移行する。なお、エラー処理にてエラービットがリセットされると、再払出動作カウンタの値はクリアされる。すなわち、0となる。従って、ステップS870で再払出動作カウンタが2ではないと判定され、ステップS872以降の再払出処理を開始するための処理が再度実行され、再払出処理が実行される。そして、2回の再払出処理が実行されても払出不足が解消されない場合には、再びエラー状態になる。 That is, when the process of step S756 is executed and the payout case error bit is reset, the payout control code is “2” (corresponding to the execution of the payout passing waiting process shown in FIG. 50), and the number of unpaid pieces When the value of the counter is not 0, a game ball payout retry operation is started. That is, when the payout control execution process in step S655 is executed next, if the payout passing waiting process in step S742 is executed, the repayout process is performed again. For example, if a prize ball payout process has been performed and the value of the unpaid-out number counter is not 0, the process proceeds from step S863 to step S870. When the error bit is reset in error processing, the value of the re-payout operation counter is cleared. That is, 0. Accordingly, it is determined in step S870 that the re-payout operation counter is not 2, and the process for starting the re-payout process after step S872 is executed again, and the re-payout process is executed. If the shortage of payout is not solved even after the two re-payout processes are executed, the error state is entered again.
以上のように、払出制御用マイクロコンピュータは、球払出装置97が遊技球の払い出しを行ったにもかかわらず払出カウントスイッチ301が1個も遊技球を検出しなかったときには遊技球を払い出すためのリトライ動作をあらかじめ決められた所定回(例えば、2回)を限度として球払出装置97に実行させる補正払出制御を行った後、払い出された遊技媒体数が未だ払出予定数に満たないことが検出されたときには(ステップS863、S870参照)、払い出しに関わる制御状態をエラー状態に移行させ、エラー状態においてエラー解除スイッチ375からエラー解除信号が出力されたことを条件に再度補正払出制御を行わせる補正払出制御再起動処理を実行する。
As described above, the payout control microcomputer pays out a game ball when the
また、図50に示された払出通過待ち処理において、再払出処理が実行された結果、遊技球が払い出されたことが確認されたときでも、払出ケースエラーのビットはリセットされない。払出ケースエラーのビットがリセットされるのは、あくまでも、エラー解除スイッチ375が操作されたとき(具体的は、操作後エラー復帰時間が経過したとき)である(ステップS751,S756)。すなわち、遊技球が払出カウントスイッチ301を通過したこと等にもとづいて自動的に払出ケースエラー(払出不足エラー)の状態が解除されるということはなく、人為的な操作を経ないと払出ケースエラーは解除されない。従って、遊技店員等は、確実に払出不足が発生したことを認識することができる。
Further, in the payout passing waiting process shown in FIG. 50, even when it is confirmed that the game ball has been paid out as a result of the re-payout process, the payout case error bit is not reset. The bit of the payout case error is reset only when the
エラー解除スイッチ375が操作されたことによってハードウェア的にリセット(払出制御用CPU371に対するリセット)がかかるように構成されている場合には、エラー解除スイッチ375が操作されたことによって例えば、未払出個数カウンタの値もクリアされてしまう。しかし、この実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータが、エラー解除スイッチ375が操作されたことによって再払出動作を再び行うように構成されているので、確実に払出処理が実行され、遊技者に不利益を与えないようにすることができる。
When the error cancel
さらに、エラー状態における再払出動作の実行中でも、ステップS731、S732の処理は実行されている。すなわち、払い出しに関わるエラーが生じているときでも、遊技球が払出カウントスイッチ301を通過すれば、未払出個数カウンタの値が減算される。従って、エラー状態から復帰したときの未払出個数カウンタの値は、実際に払い出された遊技球数を反映させた値になっている。すなわち、払い出しに関わるエラーが発生しても、実際に払い出した遊技球数を正確に管理することができる。
Further, even during the execution of the re-payout operation in the error state, the processes in steps S731 and S732 are being executed. That is, even when an error related to payout occurs, if the game ball passes the
なお、この実施の形態では、賞球払出時でも貸球払出時でも、払出予定数のうち未だ払い出されていない未払出数データを未払出個数カウンタによって管理しているが、賞球払出時と貸球払出時とで、未払出数データを管理するカウンタを分けてもよい。未払出数データを管理するカウンタを分けた場合には、ステップS731、S732の処理において、賞球払出時には賞球払い出し用のカウンタの値が減算され、貸球払出時には貸球払出用のカウンタの値が減算される。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータにおいて、払出検出手段の検出出力にもとづいて景品遊技媒体数データを減算する減算処理を行う景品未払出数記憶手段と、払出検出手段の検出出力にもとづいて貸し未払出数データを減算する減算処理を行う貸し未払出数記憶手段とが別個に実現される。また、賞球払出時でも貸球払出時でもないときには、景品未払出数記憶手段の方が減算処理を実行することが好ましい。 In this embodiment, the unpaid-out number data that has not been paid out of the planned number of payouts is managed by the unpaid-out number counter at the time of paying out a prize ball or at the time of lending a ball. And a counter for managing unpaid-out number data may be divided at the time of paying out a rental ball. When the counter for managing the unpaid-out number data is divided, in the processing of steps S731 and S732, the value of the prize ball payout counter is subtracted at the time of paying out the winning ball, and the value of the counter for lending payout is set at the time of paying out the rental ball. The value is subtracted. That is, in the payout control microcomputer, the prize unpaid number storage means for performing a subtraction process for subtracting the prize game medium number data based on the detection output of the payout detection means, and the loan unpaid based on the detection output of the payout detection means The lending unpaid-out number storage means for performing the subtraction process for subtracting the number data is realized separately. In addition, when neither the prize ball payout nor the rental ball payout is issued, it is preferable that the premium unpaid number storage means executes the subtraction process.
ステップS757では、払出制御用CPU371は、満タンスイッチ48の検出信号を確認する。満タンスイッチ48の検出信号が出力されていれば(オン状態であれば)、エラーフラグのうちの満タンエラービットをセットし(ステップS758)、満タンエラー信号をオン状態とすることにより主基板31に出力する(ステップS759)。満タンスイッチ48の検出信号がオフ状態であれば、満タンエラービットをリセットし(ステップS760)、満タンエラー信号をオフ状態とすることにより満タンエラー信号の出力を停止する(ステップS761)。
In step S757, the
また、払出制御用CPU371は、球切れスイッチ187の検出信号を確認する(ステップS762)。球切れスイッチ187の検出信号が出力されていれば(オン状態であれば)、エラーフラグのうちの球切れエラービットをセットし(ステップS763)、球切れエラー信号のオン状態とすることにより主基板31に出力する(ステップS764)。球切れスイッチ187の検出信号がオフ状態であれば、球切れエラービットをリセットし(ステップS765)、球切れエラー信号をオフ状態とすることにより球切れエラー信号の出力を停止する(ステップS766)。なお、球切れエラービットをセットされているときには、ステップS658の表示制御処理において、出力ポート1バッファにおける球切れLED52に対応したビットを点灯状態に対応した値にする。
Also, the
そして、払出制御用CPU371は、上述した払出初期化信号がオン状態となっているか否か確認する(ステップS767a)。払出初期化信号がオン状態になっていなければ、後述するステップS768aに進む。一方、払出初期化信号がオン状態になっていれば、払出制御用CPU371は、減算の賞球払出制御状態を初期化するために、賞球払出制御にかんする信号、および、フラグ等のデータをクリアする(ステップS767b)。そして、払出制御用CPU371は、賞球払出制御を新たに実行可能とするために、図41の主制御通信処理で用いられる主制御通信コードの値を0にする(ステップS767c)。これにより、上述した払出初期化信号がオン状態となったときには、主制御通信処理が主制御通信通常処理から新たに実行可能といったソフトウェア的に払出制御状態が初期化される。このような初期化が行われると、例えば、受信確認信号、払出動作中信号のように払出制御基板37から出力する信号の通信状態に異常が生じたときに、通信状態を自動的に復旧することが可能となる。
Then, the
さらに、払出制御用CPU371は、主基板31からの接続確認信号Aの状態を確認し(ステップS768a)、接続確認信号Aが出力されていなければ(オフ状態であれば)、主基板未接続エラービットをセットし(ステップS768b)、主基板未接続エラー信号をオン状態とすることにより発射制御基板91に出力する(ステップS768c)。また、接続確認信号が出力されていれば(オン状態であれば)、主基板未接続エラービットをリセットし(ステップS768d)、主基板未接続エラー信号をオフ状態とする(ステップS768e)。
Further, the
また、払出制御用CPU371は、各スイッチの検出信号の状態が設定される各スイッチタイマのうち払出カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値を確認し、その値がスイッチオン最大時間(例えば、「240」)を越えていたら(ステップS770)、エラーフラグのうち払出スイッチ異常検知エラー1のビットをセットする(ステップS771)。また、払出カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値がスイッチオン最大時間以下であれば、払出スイッチ異常検知エラー1のビットをリセットする(ステップS772)。なお、各スイッチタイマの値は、ステップS651のスイッチ処理において、各スイッチの検出信号を入力する入力ポートの状態がスイッチオン状態であれば1加算され、オフ状態であれば0クリアされる。従って、払出カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値がスイッチオン最大時間を越えていたということは、スイッチオン最大時間を越えて払出カウントスイッチ301がオン状態になっていることを意味し、払出カウントスイッチ301の断線、または、払出カウントスイッチ301の部分で遊技球が詰まっていると判断される。
Further, the
また、払出制御用CPU371は、払出カウントスイッチ301に対応したスイッチタイマの値がスイッチオン判定値(例えば、「2」)になった場合に(ステップS773)、球貸し動作中フラグおよび賞球動作中フラグがともにリセット状態であれば、払出動作中でないのに払出カウントスイッチ301を遊技球が通過したとして、エラーフラグのうち払出スイッチ異常検知エラー2のビットをセットする(ステップS774,S775)。また、球貸し動作中フラグまたは賞球動作中フラグがセットされていれば、払出スイッチ異常検知エラー2のビットをリセットする(ステップS776)。
In addition, when the value of the switch timer corresponding to the
さらに、払出制御用CPU371は、カードユニット50からのVL信号の入力状態を確認し(ステップS777)、VL信号が入力されていなければ(オフ状態であれば)、エラーフラグのうちプリペイドカードユニット未接続エラービットをセットする(ステップS778)。また、VL信号が入力されていれば(オン状態であれば)、プリペイドカードユニット未接続エラービットをリセットする(ステップS779)。
Further, the
なお、ステップS658の表示制御処理では、エラーフラグ中のエラービットに応じた表示(数値または英字表示)による報知をエラー表示用LED374によって行う。この実施の形態では、主基板31に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御基板37に搭載された払出制御用マイクロコンピュータとが賞球払出に関して双方向通信を行うのであるが、通信エラーをエラー表示用LED374によって報知することができる。なお、通信エラーとして、主基板31からの接続確認信号Aがオフしたことによる主基板未接続エラーと、不正なタイミングで賞球REQ信号がオンした賞球REQ信号エラー(ステップS551〜S552参照)と、不正なタイミングで賞球個数信号がオンした賞球個数信号エラー(ステップS561〜ステップS564参照)と、があるが、主基板未接続エラーの通信エラーが発生した場合には、その旨を発射制御基板91に送信し、発射制御基板91に搭載される発射制御用CPUにより発射モータ94が不能動化される。すなわち、遊技球の遊技領域7への発射ができない状態になる。従って、主基板未接続エラーの通信エラーが発生しているにもかかわらず遊技が進行してしまうことはない。
In the display control process in step S658, the
また、通信エラーのうち、払出動作中信号の通信状態の異常を除く主制御未接続エラー、賞球REQ信号エラー、および、賞球個数信号エラーは、払出制御用マイクロコンピュータの側で検出されるので、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとが賞球払出に関して双方向通信を行うようにしても、遊技制御用マイクロコンピュータの負担を増すことなく通信エラーを検出できる。 Of the communication errors, the main control disconnection error, the prize ball REQ signal error, and the prize ball number signal error excluding the abnormality in the communication state of the payout operation signal are detected on the payout control microcomputer side. Therefore, even if the game control microcomputer and the payout control microcomputer perform two-way communication with respect to the prize ball payout, a communication error can be detected without increasing the burden on the game control microcomputer.
なお、この実施の形態では、主基板未接続エラーは接続確認信号がオン状態になると自動的に解消されるが(ステップS768a,S768d参照)、さらにエラー解除スイッチ375が操作されたという条件を加えて、エラー状態が解消されるようにしてもよい。
In this embodiment, the main board non-connection error is automatically eliminated when the connection confirmation signal is turned on (see steps S768a and S768d), but the condition that the
また、この実施の形態では、通信エラーが、カードユニット50との間の通信エラー(プリペイドカードユニット未接続エラーおよびプリペイドカードユニット通信エラー)やその他のエラーと区別して報知される(図53参照)。従って、遊技制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとの間の通信エラーが容易に特定される。 Further, in this embodiment, a communication error is notified in distinction from a communication error with the card unit 50 (prepaid card unit non-connection error and prepaid card unit communication error) and other errors (see FIG. 53). . Therefore, a communication error between the game control microcomputer and the payout control microcomputer is easily identified.
なお、この実施の形態では、払い出しに関わるエラーが発生したことを、遊技機裏面に設置されている払出制御基板37に搭載されているエラー表示用LED374によって報知するようにしたが、遊技機裏面の他の箇所(例えば、球払出装置97等が集中配置された払出ユニット)に報知手段を搭載してもよい。さらに、遊技機の表側に設置されている表示器(例えば、賞球LED51)によって報知するようにしてもよい。払出制御用CPU371は、表示制御処理において、通常、賞球REQ信号がオン状態であるときに賞球LED51を点灯させ、賞球REQ信号がオフ状態になったら賞球LED51を消灯する態様で報知するのであるが、払い出しに関わるエラーが発生した場合には、例えば、賞球LED51を点滅させて通常とは異なる態様によって、払い出しに関わるエラーが発生したことを報知する。遊技機の表側に設置されている表示器によってエラー報知すれば、遊技店員等がより容易にエラーの発生を認識できる。また、エラー表示用LED374による報知と遊技機の表側に設置されている表示器による報知とを併用してもよい。
In this embodiment, the fact that an error relating to payout has occurred is notified by the
図56および図57は、ステップS658の表示制御処理を示すフローチャートである。エラー処理において、払出制御用CPU371は、まず、エラービットがセットされているか否か確認する(ステップS780)。エラービットがセットされていれば、セットされているエラービットを特定し、当該エラービットに応じた態様でエラー表示用LED374を表示制御する処理を実行する。
56 and 57 are flowcharts showing the display control process of step S658. In the error processing, the
セットされているエラービットが上述した主基板31からの接続確認信号Aがオフ状態となったことを示す主制御未接続エラービットであれば(ステップS782)、エラー表示用LED374に「1」を表示する処理を実行する(ステップS783)。
If the set error bit is the main control unconnected error bit indicating that the connection confirmation signal A from the
セットされているエラービットが上述した払出カウントスイッチ301の断線、または、払出カウントスイッチ301の部分において球詰まりが発生したことを示す払出スイッチ異常検知エラー1ビットであれば(ステップS784)、エラー表示用LED374に「2」を表示する処理を実行する(ステップS785)。
If the set error bit is the above-described disconnection of the
セットされているエラービットが上述した遊技球の払出動作中でないにもかかわらず払出カウントスイッチ301の検出信号がオン状態になったことを示す払出スイッチ異常検知エラー2ビットであれば(ステップS786)、エラー表示用LED374に「3」を表示する処理を実行する(ステップS787)。
If the set error bit is a payout switch
セットされているエラービットが上述した払出モータ292の回転異常、または、遊技球が払い出されたにもかかわらず払出カウントスイッチ301の検出信号がオン状態にならなかったことを示す払出ケースエラービットであれば(ステップS788)、エラー表示用LED374に「4」を表示する処理を実行する(ステップS789)。
A payout case error bit indicating that the set error bit indicates the abnormal rotation of the
セットされているエラービットが上述した不正なタイミングで賞球REQ信号がオン状態になったことを示す賞球REQ信号エラービットであれば(ステップS790)、エラー表示用LED374に「5」を表示する処理を実行する(ステップS791)。
If the set error bit is a prize ball REQ signal error bit indicating that the prize ball REQ signal is turned on at the above-described incorrect timing (step S790), “5” is displayed on the
セットされているエラービットが上述した下皿満タン状態、すなわち、満タンスイッチ48がオン状態になったことを示す満タンエラービットであれば(ステップS792)、エラー表示用LED374に「6」を表示する処理を実行する(ステップS793)。
If the set error bit is the above-described full-bottom state of the lower pan, that is, the full-tank error bit indicating that the full-
セットされているエラービットが上述した補給球の不足状態、すなわち、球切れスイッチ187がオン状態になったことを示す球切れエラービットであれば(ステップS794)、エラー表示用LED374に「7」を表示する処理を実行するとともに(ステップS795a)、出力ポート1バッファの球切れLED出力ビットをセットする(ステップS795b)。一方、球切れエラービットがセットされていなければ、出力ポート1バッファの球切れLED出力ビットをリセットする(ステップS795c)。
If the set error bit is the above-described supply ball shortage state, that is, the ball break error bit indicating that the ball break
セットされているエラービットが上述したカードユニット50からのVL信号がオフ状態になったことを示すプリペイドカードユニット未接続エラービットであれば(ステップS796)、エラー表示用LED374に「8」を表示する処理を実行する(ステップS797)。
If the set error bit is a prepaid card unit unconnected error bit indicating that the VL signal from the
セットされているエラービットが上述した不正なタイミングでカードユニット50と通信がなされたことを示すプリペイドカードユニット通信エラービットであれば(ステップS798)、エラー表示用LED374に「9」を表示する処理を実行する(ステップS799)。
If the set error bit is a prepaid card unit communication error bit indicating that communication with the
また、ステップS780で賞球払出中(払出制御状態フラグにおける賞球動作中フラグがセット)であれば(ステップS781a)、出力ポート1バッファにおける賞球LED出力ビットをセットする(ステップS781b)。一方、賞球払出中でなければ、出力ポート1バッファにおける賞球LED出力ビットをリセットする(ステップS781c)。
If the prize ball is being paid out (the prize ball operating flag in the payout control state flag is set) in step S780 (step S781a), the prize ball LED output bit in the
図58は、発射制御基板91に搭載される発射制御用CPUにより実行される発射制御処理を示すフローチャートである。発射制御処理において、発射制御用CPUは、カードユニット50からのVL信号がオフ状態である場合(プリペイドカード未接続)、満タンスイッチ48がオン状態である場合(下皿満タン)、または、払出制御基板37において主基板31からの接続確認信号Aがオフ状態のとき(主基板未接続)に送信される主基板未接続エラー信号がオン状態である場合には、ステップS708に移行する(ステップS701〜S703)。プリペイドカード未接続でなく、下皿満タンでもなく、主基板未接続エラー信号がオン状態でもない場合にはステップS704に移行する。ステップS704では、発射制御用CPUは、操作ノブ5が操作されているか否か(発射制御信号がオン状態になっているか否か)確認する。オン状態になっていればステップS705に移行し、オン状態になっていなければステップS708に移行する。
FIG. 58 is a flowchart showing a launch control process executed by the launch control CPU mounted on the
ステップS705では、発射制御用CPUは、発射モータ励磁パターンカウンタを1加算する。そして、発射制御基板91に搭載されるROMに格納されている発射モータ励磁パターンテーブルから、励磁パターンカウンタの値に応じたデータを読み出す(ステップS706)。さらに、読み出したデータを、発射モータ励磁パターンバッファにセットする(ステップS707)。なお、発射モータ励磁パターンテーブルには、発射モータ94を回転させるための各ステップの励磁パターン(発射モータφ1〜φ4)のデータが順次設定されている。
In step S705, the firing control CPU adds 1 to the firing motor excitation pattern counter. Then, data corresponding to the value of the excitation pattern counter is read from the emission motor excitation pattern table stored in the ROM mounted on the emission control board 91 (step S706). Further, the read data is set in the firing motor excitation pattern buffer (step S707). In the firing motor excitation pattern table, the excitation pattern data (shooting motors φ1 to φ4) for each step for rotating the firing
以上のように、プリペイドカード未接続、主基板未接続、下皿満タン、が生じているときに発射モータ94が不能動化されるので、それらが発生しているにもかかわらず遊技が進行してしまうことはない。なお、不正なタイミングで賞球REQ信号がオンした賞球REQ信号エラー等、他のエラー状態が発生した場合にも、発射モータ94を不能動化するようにして、遊技球の遊技領域7への発射ができない状態にしてもよい。
As described above, since the firing
次に、この実施の形態において、払出モータ292による賞球の払出動作の実行途中で停電等によりパチンコ遊技機1への電力供給が停止したときの制御動作について、従来例と比較して説明する。図34を参照して、例えば、6個、または、15個分の賞球の払出動作の途中に電力供給が停止したときを仮定すると、図34に示されるように、賞球指令信号については、CPU56により、受信確認信号の立ち上がりに応じて賞球払出個数を減算する減算処理が行われるとき(ステップS298)に、賞球REQ信号の出力を停止させる(ステップS299)ことにより賞球指令信号を停止させる制御が行われる。このため、払出モータ292による払出動作が実行されている時点では既に賞球指令信号が停止されているので、電力供給が停止した時点では既に賞球指令信号が停止されている。
Next, in this embodiment, the control operation when the power supply to the
そして、上述したように、停電等によりパチンコ遊技機1への電力供給が停止したときは、主基板31側では賞球指令信号の出力状態を含む制御状態を特定するデータがバックアップ記憶され、払出制御基板37側では制御状態を特定するデータがバックアップ記憶されない。このため、上述したような電力供給が停止した後に電力供給が復旧したときには、主基板31側でバックアップ記憶された制御状態のみが有効となるが、上述のように払出個数の減算処理に伴って賞球REQ信号が停止することにより、賞球指令信号に関し、バックアップ記憶されたデータは、賞球個数信号が出力状態であり、かつ、賞球REQ信号が停止状態であるという賞球指令信号の停止状態を特定するデータとなっている。図42のステップS545a〜ステップS548等に示すように、払出制御用CPU371では、賞球REQ信号が出力されていなければ払出制御を進行させないので、上述のような賞球REQ信号が停止状態であるという賞球指令信号の停止状態を特定するバックアップデータにもとづいて制御状態が復旧されても、払出動作が再度最初から実行されることがなくなる。つまり、これにより、賞球の払出動作の実行途中状態で停電等によりパチンコ遊技機1への電力供給が停止したときにおいて、バックアップデータにもとづく賞球の過剰な払い出しを防ぐことができる。
As described above, when the power supply to the
このような本実施の形態に対して、従来のパチンコ遊技機における払出制御を実行した場合には、以下に説明するように、賞球の払出動作の実行途中の状態で停電等によりパチンコ遊技機への電力供給が停止したときにおいて、バックアップデータにもとづく賞球の過剰な払い出しを防ぐことができない。図60は、従来のパチンコ遊技機における払出制御用の信号の出力状態の例を示すタイミング図である。 When the payout control in the conventional pachinko gaming machine is executed with respect to the present embodiment, as described below, the pachinko gaming machine is caused by a power failure or the like in the middle of the award ball payout operation. When the power supply to is stopped, excessive payout of prize balls based on the backup data cannot be prevented. FIG. 60 is a timing chart showing an example of an output state of a payout control signal in a conventional pachinko gaming machine.
図60では、図34と同様の制御状態での払出制御用の信号の出力状態例が示されている。従来の場合、接続確認信号は、遊技制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロコンピュータへ送信される信号のみである。また、従来の場合には、オン状態に立ち上がるときに受信確認信号として機能し、その後、払出動作中信号として機能する単一の信号である賞球BUSY信号が、オン状態に立ち上がったときに、記憶している払出数を減算する減算処理を行う。 FIG. 60 shows an example of the output state of a payout control signal in the same control state as in FIG. In the conventional case, the connection confirmation signal is only a signal transmitted from the game control microcomputer to the payout control microcomputer. Further, in the conventional case, when the prize ball BUSY signal that is a single signal that functions as a reception confirmation signal when rising to the ON state and then functions as a payout operation signal, rises to the ON state, A subtraction process is performed to subtract the stored number of payouts.
しかし、この従来の場合には、賞球REQ信号の出力状態(オン状態)が、払出動作が完了して賞球BUSY信号がオフ状態になるまで維持される。つまり、賞球指令信号の出力状態(オン状態)は、払出動作が完了して賞球BUSY信号がオフ状態になるまで維持される。このため、減算処理が行われて賞球指令信号の出力状態がまだ維持されている状態、すなわち、払出制御の実行途中状態で停電等により遊技機への電力供給が停止したときには、減算処理後に賞球指令信号の出力状態が維持されている状態が遊技制御用マイクロコンピュータ側でバックアップ記憶されてしまう。これにより、電力供給が復旧したときには、減算処理後も出力状態が維持されている賞球指令信号にもとづいて払出処理が再度最初から実行されるため、景品遊技媒体が過剰に払い出されてしまう。 However, in this conventional case, the output state (on state) of the prize ball REQ signal is maintained until the payout operation is completed and the prize ball BUSY signal is turned off. That is, the output state (on state) of the prize ball command signal is maintained until the payout operation is completed and the prize ball BUSY signal is turned off. Therefore, when the subtraction process is performed and the output state of the prize ball command signal is still maintained, that is, when the power supply to the gaming machine is stopped due to a power failure or the like in the middle of the execution of the payout control, after the subtraction process The state in which the output state of the prize ball command signal is maintained is backed up and stored on the game control microcomputer side. As a result, when the power supply is restored, the payout process is executed again from the beginning based on the prize ball command signal whose output state is maintained even after the subtraction process, so that the prize game medium is excessively paid out. .
このような従来例と比較して、本実施形態の場合は、図34に示したように、受信確認信号の立ち上がりに応じて減算処理が行われるときに、賞球REQ信号の出力を停止させることにより賞球指令信号を停止させる制御が行われるので、賞球の払出動作の実行途中状態で停電等によりパチンコ遊技機1への電力供給が停止したときにおいて、払出動作が再度最初から実行されることがなくなり、バックアップデータにもとづく賞球の過剰な払い出しを防ぐことができる。
Compared to such a conventional example, in the case of this embodiment, as shown in FIG. 34, when the subtraction process is performed in response to the rising of the reception confirmation signal, the output of the winning ball REQ signal is stopped. Therefore, when the supply of power to the
図59は、払出制御基板37からの試験信号の出力の一例を示すブロック図である。図59には、試験端子基板200と試験装置210も示されている。図59示すように、払出制御基板37において、払出カウントスイッチ301からの検出信号と、主基板31に出力される払出動作中信号と、がそれぞれ分岐され、分岐されたそれぞれの信号が論理積回路(AND回路)376に入力される。従って、AND回路376は、払出動作中信号の出力中に払出カウントスイッチ301が遊技球の払い出しを検出した場合に、賞球の払い出しを検出したことを示す賞球カウント信号を出力することができる。
FIG. 59 is a block diagram showing an example of output of test signals from the
払出制御基板37において、賞球カウント信号は、払出制御基板37に設けられているコネクタ377に出力される。なお、コネクタ377には、賞球カウント信号以外の他の試験用の信号も出力される。また、コネクタ377は、試験に用いられる遊技機にのみ搭載される。すなわち、試験に用いられない遊技機は、配線パターンやスルーホールなどの試験信号出力用の経路を有しているが、コネクタ377は搭載されていない。よって、全ての払出制御基板37にコネクタ377を設ける必要がなく、遊技機の試験のために費やされるコストが低減される。また、全ての払出制御基板37に対してコネクタをハンダ付けなどによって取り付ける必要がないので、遊技機の試験を行うための作業効率が向上する。さらに、試験信号出力用の配線パターンやスルーホールは全ての遊技機に設けられているので、遊技店に設置されていたあとに検査を行う場合に、コネクタ377を取り付けて試験端子基板200を接続することは容易である。よって本実施形態においては、コネクタ377がないものであってもよい。つまり、AND回路376からの賞球カウント信号を外部出力するための配線パターンなどの何らかの手段があればよく、コネクタ377はあってもなくてもよい。
In the
さらに、賞球カウント信号を主基板31の方から外部出力するようにしてもよい。つまり、AND回路376を主基板31の方に設け、払出カウントスイッチ301からの検出信号をそのAND回路376の一方入力端子に入力するとともに、払出動作中信号をAND回路376の他方入力端子に入力し、そのAND回路376からの出力信号(賞球カウント信号)を主基板31の配線パターンを介して外部出力する。
Further, a prize ball count signal may be output from the
試験端子基板200は、払出制御基板37に搭載されているコネクタ377からの試験信号を入力するためのコネクタ202と、試験信号出力回路203と、試験装置210と接続するためのコネクタ204とを備えている。試験信号出力回路203は、コネクタ204に設けられている複数の試験端子から信号出力に用いる試験端子を選択するためのICやバッファ回路などを備えている。
The
試験装置210は、各種試験信号を収集する。試験時には、試験装置210に、例えばパーソナルコンピュータ等が接続される。従って、試験装置210に入力された各種試験用信号によるデータをパーソナルコンピュータで収集し、払い出された賞球の数などの試験に用いるための情報をパーソナルコンピュータの表示部に表示させる等、各種のデータの演算等を行うことができる。
The
球払出装置97は賞球払出と貸球払出の双方を行うように構成され、払出カウントスイッチ301は、賞球払出による遊技球と貸球払出による遊技球の双方を検出するのであるが、図59に示されたように、賞球動作中に出力される払出動作中信号がオン状態であるときに払出カウントスイッチ301の検出信号を通過させるAND回路376を設置することによって、払出制御用CPU371が関与することなく、試験信号としての賞球カウント信号を作成することができる。
The
次に、主基板31に搭載されている遊技制御用マイクロコンピュータと演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータとの間の演出制御信号の通信と、演出制御用マイクロコンピュータの演出制御信号の受信について説明する。
Next, communication of effect control signals between the game control microcomputer mounted on the
図61は、主基板31から演出制御基板80に送信される演出制御信号の信号線を示す説明図である。図61に示すように、この実施の形態では、演出制御信号は、図柄制御信号CD0〜CD7の8本の信号線で主基板31から演出制御基板80に送信される。また、主基板31と演出制御基板80との間には、ストローブ信号(演出制御INT信号)を送信するための演出制御INT信号の信号線も配線されている。
FIG. 61 is an explanatory diagram showing signal lines of an effect control signal transmitted from the
この実施の形態では、演出制御信号は2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「0」とされる。なお、そのようなコマンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いてもよい。例えば、1バイトや3バイト以上で構成される制御コマンドを用いてもよい。 In this embodiment, the effect control signal has a 2-byte configuration, the first byte represents MODE (command classification), and the second byte represents EXT (command type). The first bit (bit 7) of the MODE data is always “1”, and the first bit (bit 7) of the EXT data is always “0”. Note that such a command form is an example, and other command forms may be used. For example, a control command composed of 1 byte or 3 bytes or more may be used.
図62に示すように、演出制御信号の8ビットの演出制御信号データ(図柄制御信号CD0〜CD7)は、演出制御INT信号に同期して出力される。演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータは、例えば、マイクロコンピュータの割込端子に接続された演出制御INT信号が立ち上がったことを検知して、割込処理によって1バイトのデータの取り込み処理を開始する。従って、演出制御用マイクロコンピュータから見ると、演出制御INT信号は、演出制御信号データの取り込みの契機となる取込信号に相当する。そして、2バイトのデータを受信したときに、演出制御信号が受信できたとする。なお、演出制御INT信号は図62に示された極性と逆極性であってもよい。
As shown in FIG. 62, 8-bit effect control signal data (design control signals CD0 to CD7) of the effect control signal is output in synchronization with the effect control INT signal. The effect control microcomputer mounted on the
図63は、演出制御用マイクロコンピュータが受信した演出制御信号を解析するコマンド解析処理を示すフローチャートである。主基板31から受信された演出制御信号は演出制御基板80に搭載されるRAMにおけるコマンド受信バッファに格納されるが、コマンド解析処理では、演出制御用マイクロコンピュータは、コマンド受信バッファに格納されているコマンドの内容を確認する。
FIG. 63 is a flowchart showing command analysis processing for analyzing the effect control signal received by the effect control microcomputer. The effect control signal received from the
コマンド解析処理において、演出制御用マイクロコンピュータは、まず、コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されているか否か確認する(ステップS911)。コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されている場合には、演出制御用マイクロコンピュータは、コマンド受信バッファから受信コマンドを読み出す(ステップS912)。一方、コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されていなければ、処理を終了する。 In the command analysis process, the effect control microcomputer first checks whether or not a reception command is stored in the command reception buffer (step S911). If the reception command is stored in the command reception buffer, the effect control microcomputer reads the reception command from the command reception buffer (step S912). On the other hand, if the received command is not stored in the command receiving buffer, the process is terminated.
受信した演出制御信号が特別図柄指定の演出制御信号であれば(ステップS913)、演出制御用マイクロコンピュータは、演出制御信号に含まれる特別図柄を示すデータを、RAMにおける特別図柄格納領域に格納する(ステップS914)。 If the received effect control signal is an effect control signal designated by a special symbol (step S913), the effect control microcomputer stores data indicating the special symbol included in the effect control signal in the special symbol storage area in the RAM. (Step S914).
また、受信した演出制御信号が可変表示装置9において可変表示される特別図柄の変動パターン指定の演出制御信号であれば(ステップS915)、演出制御用マイクロコンピュータは、そのコマンドのEXTデータ(変動パターンを示すデータに相当)を演出制御基板80に搭載されるRAMにおける変動パターンデータ格納領域に格納し(ステップS916)、変動パターン受信フラグをセットする(ステップS917)。そして、ステップS912で読み出した受信コマンドがその他の演出制御信号である場合には、異常報知信号(異常払出報知信号、満タンエラー信号、球切れエラー信号、払出通信異常報知信号、払出動作異常報知信号)であるか否か確認する(ステップS918)。 If the received effect control signal is an effect control signal designating a variation pattern of a special symbol that is variably displayed on the variable display device 9 (step S915), the effect control microcomputer uses the EXT data (variation pattern) of the command. Is stored in the variation pattern data storage area in the RAM mounted on the effect control board 80 (step S916), and the variation pattern reception flag is set (step S917). If the received command read in step S912 is another production control signal, an abnormality notification signal (abnormal payout notification signal, full tank error signal, ball out error signal, payout communication error notification signal, payout operation error notification signal) ) (Step S918).
異常報知信号であれば、演出制御用マイクロコンピュータは、受信した異常報知信号の内容に応じた異常報知を実行する(ステップS919)。なお、受信した異常報知信号の内容に応じた異常報知とは、上述したように可変表示装置9での画像表示、および、スピーカ27からの異常報知音の発生等の受信確認信号に関する異常状態を特定可能な異常報知演出をする制御である。これにより、このような異常状態が生じたことが容易に把握できるようになる。ステップS918で異常報知信号でなければ、受信コマンドに対応するフラグをセットする(ステップS920)。
If it is an abnormality notification signal, the effect control microcomputer performs abnormality notification according to the content of the received abnormality notification signal (step S919). Note that the abnormality notification according to the content of the received abnormality notification signal is an abnormal state related to the reception confirmation signal such as the image display on the
以上のように、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータが、払出制御用マイクロコンピュータとの間の通信に関する異常を検出したら、可変表示装置9、スピーカ27等により通信に関する異常が生じたことを報知する。なお、上述したように、払出制御用マイクロコンピュータも、遊技制御用マイクロコンピュータとの間の通信に関する異常を検出したら、エラー表示用LED374に通信に関する異常が生じたことを表示させる制御を行っている。
(第1実施形態の第2例)
次に、第1実施形態の第2例を説明する。この第2例においては、遊技制御用マイクロコンピュータにおいて実行される上述の減算処理(第1例における図29のステップS298)を、上述の払出動作中信号を受信したときに実行するように構成した場合の制御例を説明する。以下に示す第2例については、上述した第1例と重複した説明を避けるために、第1例と異なる点を主として説明する。
As described above, in this embodiment, when the game control microcomputer detects an abnormality related to communication with the payout control microcomputer, an abnormality related to communication has occurred due to the
(Second example of the first embodiment)
Next, a second example of the first embodiment will be described. In the second example, the above-described subtraction process (step S298 in FIG. 29 in the first example) executed in the game control microcomputer is executed when the above-described payout operation in-progress signal is received. An example of control will be described. In the second example shown below, points different from the first example will be mainly described in order to avoid overlapping description with the first example described above.
図64は、第1実施形態の第2例による賞球待ち処理2(ステップS233)の一部分(第1例の図29に相当する部分)を示すフローチャートである。この図64は、上述の第1例の図29と置き換えられる図面である。図64において図29と同様の機能を有するステップについては、図29と同一の参照番号を付し、可能な限り重複した説明を繰り返さない。図64が図29と異なるのは、図29に示す減算処理のステップS298が設けられていない点である。つまり、第2例の場合には、ステップS297で受信確認フラグをセットした後に、減算処理を行わずに、ステップS299で賞球REQ信号をオフする。 FIG. 64 is a flowchart showing a part of the award ball waiting process 2 (step S233) according to the second example of the first embodiment (a part corresponding to FIG. 29 of the first example). FIG. 64 is a drawing that replaces FIG. 29 of the first example. In FIG. 64, steps having the same functions as those in FIG. 29 are denoted by the same reference numerals as those in FIG. FIG. 64 differs from FIG. 29 in that step S298 of the subtraction process shown in FIG. 29 is not provided. That is, in the case of the second example, after setting the reception confirmation flag in step S297, the winning ball REQ signal is turned off in step S299 without performing the subtraction process.
図65は、第1実施形態の第2例による賞球待ち処理2(ステップS233)の他の一部分(第1例の図31に相当する部分)を示すフローチャートである。図65において図31と同様の機能を有するステップについては、図31と同一の参照番号を付し、可能な限り重複した説明を繰りかえさない。図65が図31と異なるのは、図29に示すステップS298と同様の処理を行う減算処理のステップがステップS316aとステップS317との間に設けられている点である。 FIG. 65 is a flowchart showing another part (the part corresponding to FIG. 31 of the first example) of the award ball waiting process 2 (step S233) according to the second example of the first embodiment. In FIG. 65, steps having the same functions as those in FIG. 31 are denoted by the same reference numerals as in FIG. 31, and redundant description will not be repeated as much as possible. FIG. 65 differs from FIG. 31 in that a step of subtraction processing for performing the same processing as step S298 shown in FIG. 29 is provided between step S316a and step S317.
第2例の場合は、ステップS314で賞球タイマの値が0となったと確認したとき、すなわち、払出動作中信号が確かにオンしたと判断したときに、ステップS316bで総賞球数格納バッファの内容から、賞球個数バッファの内容(払出制御用マイクロコンピュータに指令した賞球払出個数)を減算する減算処理が行われる。このように、第2例の場合は、遊技制御用マイクロコンピュータにおいて、払出制御用マイクロコンピュータから出力された払出動作中信号の入力があったとき(受信したとき)に、減算処理が行われるのである。 In the case of the second example, when it is confirmed in step S314 that the value of the prize ball timer has become 0, that is, when it is determined that the payout operation in-progress signal has been turned on, the total prize ball number storage buffer in step S316b. Subtraction processing for subtracting the contents of the winning ball number buffer (the winning ball payout number commanded to the payout control microcomputer) is performed from the contents of. Thus, in the case of the second example, in the game control microcomputer, when the payout operation in-progress signal output from the payout control microcomputer is input (when received), the subtraction process is performed. is there.
図66は、第1実施形態の第2例による賞球待ち処理3(ステップS234)を示すフローチャートである。この図66は、上述の第1例の図32と置き換えられる図面である。図66において図32と同様の機能を有するステップについては、図32と同一の参照番号を付し、可能な限り重複した説明を繰り返さない。図66が図32と異なるのは、図32に示すステップS279、ステップS280のかわりに、図30のステップS310〜ステップS310c、および、ステップS311〜ステップS312bと同様の処理を行うステップS278a〜ステップS278gが設けられている点である。 FIG. 66 is a flowchart showing the award ball waiting process 3 (step S234) according to the second example of the first embodiment. FIG. 66 is a drawing that replaces FIG. 32 of the first example. 66, steps having the same functions as those in FIG. 32 are denoted by the same reference numerals as in FIG. 32, and redundant description will not be repeated as much as possible. FIG. 66 differs from FIG. 32 in that, instead of steps S279 and S280 shown in FIG. 32, steps S278a to S278g that perform the same processes as steps S310 to S310c and steps S311 to S312b of FIG. Is a point provided.
第2例の場合は、ステップS277で賞球管理タイマの値が0になったと確認したとき、すなわち、払出動作中信号が異常に長い時間にわたりオン状態になっているときに、満タンエラー信号、および、球切れエラー信号の状態にもとづいて、満タンスイッチ48、または、球切れスイッチ187がオン状態になっているか否かを判断する(ステップS278a)。
In the case of the second example, when it is confirmed in step S277 that the value of the prize ball management timer has become 0, that is, when the payout operation in progress signal is on for an abnormally long time, Then, based on the state of the ball-out error signal, it is determined whether or not the
ステップS278aで満タンスイッチ48、または、球切れスイッチ187がオン状態になっているときには、例えば、満タン、または、球切れによって賞球の払い出しが不能動化(停止)されたことに起因して賞球の払い出しが停止されている状態であり、通信異常状態ではあるが、払出動作自体に明らかに問題がない状態であるので、払出制御用マイクロコンピュータに異常が発生したエラー状態とは判断せずに、下皿満タン状態、または、球切れ状態であることを演出制御用マイクロコンピュータにより報知させるための処理を実行する。
When the
すなわち、満タンエラー信号が入力されたか否か確認し(ステップS278ea)、満タンエラー信号が入力されていれば、満タンエラー報知信号をセットする(ステップS278f)。一方、ステップS278eで満タンエラー信号が入力されていなければ、球切れエラー信号が入力されたとして球切れエラー報知信号をセットする(ステップS278g)。これにより、特別図柄コマンド制御処理(ステップS25)で満タンエラー報知信号、および、球切れエラー報知信号が演出制御基板80に出力されることとなる。
That is, it is confirmed whether or not a full tank error signal is input (step S278ea). If a full tank error signal is input, a full tank error notification signal is set (step S278f). On the other hand, if a full tank error signal is not input in step S278e, a ball shortage error notification signal is set assuming that a ball shortage error signal has been input (step S278g). Thus, the full symbol error notification signal and the ball shortage error notification signal are output to the
一方、ステップS278aで満タンスイッチ48、または、球切れスイッチ187がオン状態になっていないときには、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であるので、払出制御用マイクロコンピュータに異常が生じたと判断し、払出動作異常報知信号と払出初期化信号とをセットする(ステップS278b)。これにより払出初期化信号が払出制御用マイクロコンピュータへ出力されるとともに、特別図柄コマンド制御処理(ステップS25)で払出動作異常報知信号が演出制御基板80に出力されることとなる。
On the other hand, when the
なお、上述した満タンエラー信号、球切れエラー信号、および、払出動作異常報知信号を受信した演出制御基板80の演出制御用CPU101は、可変表示装置9での画像表示、および、スピーカ27からの異常報知音の発生等の受信確認信号に関する異常状態を特定可能な異常報知演出をする制御を行う。これにより、このような異常状態が生じたことが容易に把握できるようになる。また、異常報知演出としては、上述したような画像表示、および、音の発生に限らず、所定のランプを発光制御するようにしてもよく、また、表示、音発生、および、発光のうち、いずれか1つ、いずれか2つの組み合わせ、または、全ての組み合わせにより行うようにしてもよい。
The
また、払出初期化信号は、払出制御用マイクロコンピュータにおける異常状態を解除するための制御信号であり、ステップS278bでセットされることにより払出制御基板37へ出力される。
The payout initialization signal is a control signal for canceling the abnormal state in the payout control microcomputer, and is output to the
そして、新たに賞球指令信号としての賞球個数信号、および、賞球REQ信号を送信するために、賞球制御に関する信号、タイマ、および、フラグ等のデータをクリアし(ステップS278c)、賞球プロセスコードの値を0にした後(ステップS278d)、賞球待ち処理2を終了する。これにより、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態において受信確認信号が異常に長い時間にわたりオン状態となっていると判断されたときには、賞球プロセスコードの値が0になることにしたがって、次回の賞球制御処理において図27の賞球待ち処理1が実行されることとなる。これにより、賞球制御処理が新たに賞球待ち処理1から実行されていくことによって賞球指令信号が新たに送信され、新たに賞球制御が行われていくこととなる。
Then, in order to newly transmit a prize ball number signal and a prize ball REQ signal as prize ball command signals, signals such as a prize ball control signal, a timer, and a flag are cleared (step S278c). After the value of the ball process code is set to 0 (step S278d), the award
なお、この実施形態では、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であると判断されたときに、賞球待ち処理1が新たに実行されるので、新たに賞球指令信号を送信することにより上述した減算処理が行われることとなるが、これに限らず、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であると判断されたときに新たな賞球指令信号を送信するときには上述した減算処理が行われないように制御してもよい。例えば、ステップS278dで賞球プロセスコードが0にされるときに所定のフラグをセットするステップ、そのフラグがセットされているときにステップS316bの実行をバイパスするステップ、および、ステップS316bの実行をバイパスしたときに上述した所定のフラグをリセットするステップを設ければよい。また、払出動作自体に明らかに問題がないかどうかが不明な通信異常状態であると判断されたときに新たな賞球指令信号を送信するときには、ステップS316bにより一旦減算された賞球払出個数を元に戻す(例えば、一旦減算された個数を総賞球数格納バッファに記憶している賞球個数に加算する)ことにより、新たに減算処理を行うように制御してもよい。
In this embodiment, the award
また、上述した実施の形態の第2例では、遊技制御用マイクロコンピュータが受信確認信号を受信したときに賞球REQ信号の出力を停止させる例を説明した。しかし、これに限らず、遊技制御用マイクロコンピュータは、払出動作中信号を受信したときに賞球REQ信号の出力を停止させる制御を行うようにしてもよい。例えば、遊技制御用マイクロコンピュータは、図65のステップS314により払出動作中信号のオン状態が確認されたときに、例えば、ステップS316bが実行された後に賞球REQ信号をオフにするステップを実行する。その場合、払出制御用マイクロコンピュータでは、図43の550dで受信確認信号をオフさせた後、図44のステップS551を実行せずに、ステップS551c〜ステップS551eを実行することにより、賞球未払出個数カウンタのセット、および、払出動作中信号の出力を行う。このような構成を採用すれば、払出動作中信号が入力された時点で直ちに賞球指令信号(賞球REQ信号)が停止されるので、上述した賞球BUSY信号がオフになったときに賞球指令信号を停止する従来技術の場合と比べて賞球指令信号が早期に停止されるため、例えば、電源電圧が不安定となることに起因して払出制御用マイクロコンピュータでの制御状態が不安定なとき等において、払出制御用マイクロコンピュータが、受信確認信号が入力した後、複数回賞球指令信号が入力したとして景品遊技媒体の過剰な払い出しを実行してしまうことを防ぐことができる。さらに、この実施の形態のように、信号の出力状態が記憶される場合には、払出制御の実行途中状態で停電等により遊技機への電力供給が停止するときに、賞球指令信号が出力されている状態がバックアップ記憶されにくくなり、電力供給が復旧したときのバックアップ記憶にもとづく賞球の過剰な払い出しを防ぐことができる。 In the second example of the above-described embodiment, the example in which the game control microcomputer stops outputting the prize ball REQ signal when receiving the reception confirmation signal has been described. However, the present invention is not limited to this, and the game control microcomputer may perform control to stop the output of the prize ball REQ signal when the payout operation in-progress signal is received. For example, when the on-state of the payout operation signal is confirmed in step S314 in FIG. 65, the game control microcomputer executes a step of turning off the prize ball REQ signal after step S316b is executed, for example. . In this case, the payout control microcomputer turns off the reception confirmation signal at 550d in FIG. 43, and then executes step S551c to step S551e without executing step S551 in FIG. The number counter is set and a payout operation in-progress signal is output. If such a configuration is adopted, the prize ball command signal (prize ball REQ signal) is stopped immediately when the payout operation in-progress signal is input, so that the prize ball BUSY signal is turned off when the prize ball BUSY signal is turned off. Since the prize ball command signal is stopped earlier than in the case of the prior art in which the ball command signal is stopped, for example, the control state in the payout control microcomputer is unsatisfactory due to the unstable power supply voltage. When stable, the payout control microcomputer can be prevented from excessively paying out the prize game medium if the award ball command signal is input a plurality of times after the reception confirmation signal is input. Furthermore, when the signal output state is stored as in this embodiment, a prize ball command signal is output when the power supply to the gaming machine is stopped due to a power failure or the like in the middle of execution of the payout control. This makes it difficult to store the current state as a backup, and prevents excessive payout of prize balls based on the backup storage when the power supply is restored.
このように、遊技制御用マイクロコンピュータが払出動作中信号を受信したときに賞球REQ信号の出力を停止させる制御を行うときには、図42のステップS547aによる賞球REQ信号監視時間値の主制御通信制御タイマ1へのセットは、上述のように払出動作中信号を出力した後に実行する。そして、図44のステップS551を実行せずにステップS551a〜ステップS552と同様の処理を行うことにより、賞球REQ信号エラーを監視する。このような構成を採用すれば、賞球指令信号に応答した払出動作中信号を出力した後、当該賞球指令信号(賞球REQ信号)の出力が所定期間を経過しても停止しないときに、異常状態が生じた旨を報知するための制御が実行されるので、そのような異常状態が生じたことを認識することができ、賞球の過剰な払い出しを防ぐことができる。
As described above, when control is performed to stop the output of the prize ball REQ signal when the game control microcomputer receives the payout operation in-progress signal, the main control communication of the prize ball REQ signal monitoring time value in step S547a of FIG. The setting to the
また、上記の実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータは、払出モータ292が払出予定数分回転したことを検出したら賞球払出の終了と決定したが、払出モータ位置センサによる検出回数が払出予定数に達したら賞球払出の終了と決定してもよい。すなわち、払出制御用マイクロコンピュータは、払出手段の動作量(この例では、払出モータ292の回転量または払出モータ位置センサによる検出回数)を検出することによって払い出しが完了したか否かを判定するように構成されていてもよい。
Further, in the above embodiment, the payout control microcomputer determines that the prize ball payout has ended when it detects that the
さらに、上記の実施の形態では、払出制御用マイクロコンピュータは、払出カウントスイッチ301の検出信号にもとづいて遊技球が払い出されたことを確認したが、払出モータ位置センサの出力信号にもとづいて遊技球が払い出されたことを確認するようにしてもよい。
Furthermore, in the above embodiment, the payout control microcomputer confirms that the game ball has been paid out based on the detection signal of the
また、払出制御用マイクロコンピュータが、払出手段の駆動部(例えば、払出モータ292、カム等)の動作量を検出し、その検出にもとづいて払い出しに関わる異常(払出ユニットエラー)が発生したか否かを判定するように構成されていてもよい。そのように構成すれば、払い出しに関わる異常を確実に検出することができる。
Also, the payout control microcomputer detects the operation amount of the drive unit (for example,
また、上記の実施の形態では、球払出装置97は球貸しも賞球払出も実行可能な構成であったが、球貸しを行う機構と賞球払出を行う機構とが独立していても本発明を適用することができる。
In the above embodiment, the
また、上述した実施の形態では、球切れ状態や下皿満タン状態である場合などに払出禁止状態にしたが、他の払い出しを行うことが好ましくない場合や払い出しを行うことができない場合にも払出禁止状態に設定してもよい。例えば、ガラス扉枠2が開状態となって、そのことを検出するためのドア開放スイッチから検出信号が出力されているときなどにも払出禁止状態に設定されるようにしてもよい。
In the above-described embodiment, the payout prohibition state is set when the ball is out of play or the lower pan is full. However, when other payouts are not preferable or the payout cannot be performed, You may set it in a payout prohibition state. For example, the payout prohibition state may be set also when the
また、上述した各実施の形態では、記録媒体処理装置(カードユニット50)で使用される記録媒体が磁気カード(プリペイドカード)であったが、磁気カードに限られず、非接触型あるいは接触型のICカードであってもよい。また、記録媒体処理装置が識別符号にもとづいて記録情報を特定できる構成とされている場合には、記録媒体は、記録情報を特定可能な識別符号などの情報を少なくとも記録媒体処理装置が読み取り可能に記録できるようなものであってもよい。さらに、記録媒体は、例えば、バーコードなどの所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントされたものであってもよい。また、記録媒体の形状は、カード状のものに限られず、例えば、円盤形状や球状、あるいはチップ形状など、どのような形状とされていてもよい。 In each of the above-described embodiments, the recording medium used in the recording medium processing apparatus (card unit 50) is a magnetic card (prepaid card). However, the recording medium is not limited to a magnetic card, and is a non-contact type or a contact type. An IC card may be used. In addition, when the recording medium processing device is configured to be able to identify the recording information based on the identification code, the recording medium can be read at least by the recording medium processing device such as an identification code that can identify the recording information It may be something that can be recorded on. Furthermore, the recording medium may be a medium on which a predetermined information recording symbol such as a barcode is printed so as to be readable. The shape of the recording medium is not limited to the card shape, and may be any shape such as a disk shape, a spherical shape, or a chip shape.
1 パチンコ遊技機
3 打球供給皿
4 余剰球受皿
5 操作ノブ
7 遊技領域
9 可変表示装置
25 装飾ランプ
27 スピーカ
28a 天枠ランプ
28b 左枠ランプ
28c 右枠ランプ
29 左落とし入賞口
30 右落とし入賞口
31 主基板
33 左入賞口
37 払出制御基板
37a 信号分岐手段
39 右入賞口
48 満タンスイッチ
50 カードユニット
51 賞球ランプ
52 球切れランプ
54 ROM
55 RAM
56 CPU
57 I/Oポート部
60 残高表示基板
60a 度数表示LED
60b 球貸し可LED
60c 球貸しスイッチ
60d 返却スイッチ
66 インターフェイス基板
67 出力回路
68 入力回路
91 発射制御基板
94 発射モータ
97 球払出装置
101 演出制御用CPU
150 コンデンサ
151 フォトカプラ
187 球切れスイッチ
292 払出モータ
301 払出カウントスイッチ
371 払出制御用CPU
373A 入力回路
373B 出力回路
374 エラー表示用LED
375 エラー解除スイッチ
DESCRIPTION OF
55 RAM
56 CPU
57 I /
60b LED for lending ball
60c
150
375 Error release switch
Claims (9)
遊技の進行を制御するとともに、前記景品遊技媒体の払出数を指定して景品遊技媒体の払い出しを指令する賞球指令信号を出力する遊技制御用マイクロコンピュータと、
該遊技制御用マイクロコンピュータが搭載される遊技制御基板と、
前記遊技制御用マイクロコンピュータから出力される表示制御信号に応じて、遊技演出を行う演出装置を制御する表示制御用マイクロコンピュータと、
前記遊技制御用マイクロコンピュータから送信される賞球指令信号にもとづいて前記払出手段を制御する払出制御用マイクロコンピュータと、
該払出制御用マイクロコンピュータが搭載される払出制御基板と、
遊技媒体を前記遊技領域に向けて発射する発射手段と、
該発射手段の発射動作制御を行う発射制御手段と、
該発射制御手段が搭載される発射制御基板と、
遊技機の外部に設けられた遊技用装置から前記払出制御基板に出力される信号であって、前記貸出要求に応じて出力される貸出要求信号と、前記遊技用装置への電力供給の開始に応じて出力される接続確認信号と、を中継する中継基板と、を備え、
前記中継基板にはコンデンサを一切搭載せず、前記払出制御基板においては前記接続確認信号の信号ライン上にフォトカプラを設け、さらに前記払出制御基板において前記フォトカプラの発光側の信号ラインに接続されたコンデンサを設け、
前記発射制御手段は、前記フォトカプラを介して前記払出制御基板に入力された前記接続確認信号がオフとなったときに、前記発射手段の発射動作を停止させる発射動作停止制御手段を含み、
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記遊技機への電力供給が停止したときに、前記遊技制御用マイクロコンピュータによる制御状態を特定するデータを所定期間バックアップ記憶するバックアップ記憶手段と、
前記遊技機への電力供給が復旧したときに、前記遊技制御用マイクロコンピュータによる制御状態を、前記バックアップ記憶手段に記憶されたデータにもとづいて復旧する遊技状態復旧手段と、
前記バックアップ記憶手段に含まれ、前記払出条件の成立にもとづいて払い出される景品遊技媒体の数を特定可能な情報を記憶する払出数記憶手段と、
該払出数記憶手段に記憶されている払出数にもとづいて前記払出制御用マイクロコンピュータに対し前記賞球指令信号を出力する賞球指令信号出力手段と、
前記払出数記憶手段に記憶されている払出数から前記賞球指令信号で指定した払出数を減算する減算処理を行う払出記憶数減算手段と、を含み、
前記払出制御用マイクロコンピュータは、
前記払出制御用マイクロコンピュータによる制御状態を特定するデータを記憶する手段であって、前記遊技機への電力供給が停止したときに、当該データをバックアップ記憶しない払出制御記憶手段と、
前記払出手段を制御して、前記賞球指令信号により指定された払出数の景品遊技媒体を払い出させる払出処理を実行する景品遊技媒体払出制御手段と、
前記払出手段を制御して、前記貸出要求にもとづく前記貸遊技媒体を払い出させる球貸処理を実行する貸遊技媒体払出制御手段と、
前記賞球指令信号を入力したことにもとづいて予め定められた期間、入力確認信号を前記遊技制御用マイクロコンピュータへ出力する入力確認信号出力手段と、
前記景品遊技媒体払出制御手段による前記払出処理の実行中に動作中信号を前記遊技制御用マイクロコンピュータへ出力する動作中信号出力手段と、を含み、
前記入力確認信号出力手段は、前記貸遊技媒体払出制御手段による球貸処理が実行されていないことを条件に前記入力確認信号を遊技制御用マイクロコンピュータに送信し、
前記払出記憶数減算手段は、前記遊技制御用マイクロコンピュータが前記動作中信号を入力したことにもとづいて前記減算処理を行い、
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、
前記入力確認信号を入力した後、所定期間を経過しても前記入力確認信号が停止しないときに、前記払出手段による払い出しが停止状態でないことを条件に、異常状態が生じたと判定する異常判定手段と、
該異常判定手段により異常状態が生じたと判定されたときに、前記表示制御用マイクロコンピュータに、前記異常状態が生じた旨を報知させるための異常報知制御信号を出力する異常報知制御信号出力手段と、
前記入力確認信号を入力した後、前記動作中信号が停止するまでは前記払出数記憶手段に記憶される景品遊技媒体の数にかかわらず賞球指令信号出力手段による前記賞球指令信号の出力を規制する賞球指令信号出力規制手段と、をさらに含むことを特徴とする遊技機。 It is possible for a player to play a predetermined game by launching a game medium into the game area, and according to a predetermined lending request, a function of paying out a prize game medium based on a predetermined payout condition being satisfied A game machine having a payout means having a function of paying out game media
A game control microcomputer for controlling the progress of the game and outputting a prize ball command signal for designating the number of payout of the prize game medium and instructing the payout of the prize game medium;
A game control board on which the game control microcomputer is mounted;
In accordance with a display control signal output from the game control microcomputer, a display control microcomputer that controls an effect device that performs a game effect;
A payout control microcomputer for controlling the payout means based on a prize ball command signal transmitted from the game control microcomputer;
A payout control board on which the payout control microcomputer is mounted;
Launching means for launching a game medium toward the game area;
Firing control means for controlling the firing operation of the firing means;
A launch control board on which the launch control means is mounted;
A signal that is output to the payout control board from a gaming device provided outside the gaming machine, and that is a loan request signal that is output in response to the loan request, and to start power supply to the gaming device. A connection board that relays a connection confirmation signal output in response, and
No capacitor is mounted on the relay board, the payout control board is provided with a photocoupler on the signal line of the connection confirmation signal, and further connected to the signal line on the light emission side of the photocoupler on the payout control board. Provided a capacitor,
The launch control means includes launch operation stop control means for stopping the launch operation of the launch means when the connection confirmation signal input to the payout control board via the photocoupler is turned off,
The game control microcomputer is:
Backup storage means for backup storing data for specifying a control state by the gaming control microcomputer for a predetermined period when power supply to the gaming machine is stopped;
When the power supply to the gaming machine is restored, the gaming state restoration means for restoring the control state by the gaming control microcomputer based on the data stored in the backup storage means;
A number-of-payout storage means for storing information included in the backup storage means and capable of specifying the number of premium game media to be paid out based on the establishment of the payout condition;
Prize ball command signal output means for outputting the prize ball command signal to the payout control microcomputer based on the number of payouts stored in the payout number storage means;
Payout memory number subtracting means for performing subtraction processing for subtracting the payout number specified by the prize ball command signal from the payout number stored in the payout number storage means,
The dispensing control microcomputer is:
A means for storing data for specifying a control state by the microcomputer for payout control, and a payout control storing means for not storing the data as a backup when power supply to the gaming machine is stopped;
A prize game medium payout control means for controlling the payout means to execute a payout process for paying out a prize game medium of a payout number specified by the prize ball command signal;
Lending game medium payout control means for controlling the payout means to execute a ball lending process for paying out the lending game medium based on the lending request;
Input confirmation signal output means for outputting an input confirmation signal to the game control microcomputer for a predetermined period based on the input of the prize ball command signal;
An in-operation signal output means for outputting an in-operation signal to the game control microcomputer during execution of the payout process by the prize game medium payout control means,
The input confirmation signal output means transmits the input confirmation signal to the game control microcomputer on the condition that the ball lending processing by the game medium payout control means is not executed,
The payout memory number subtraction means performs the subtraction process based on the game control microcomputer receiving the operating signal,
The game control microcomputer is:
Abnormality determination means for determining that an abnormal state has occurred when the input confirmation signal does not stop after the input confirmation signal is input and the payout by the payout means is not stopped when the input confirmation signal has not been stopped. When,
An abnormality notification control signal output means for outputting an abnormality notification control signal for notifying the display control microcomputer that the abnormal state has occurred when the abnormality determination means determines that an abnormal state has occurred; ,
After the input confirmation signal is input, the prize ball command signal is output by the prize ball command signal output means regardless of the number of prize game media stored in the payout number storage means until the in-operation signal stops. A gaming machine further comprising: a prize ball command signal output regulating means for regulating.
前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記初期化指示信号を入力したときに前記払出制御用マイクロコンピュータを初期化する初期化手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 The game control microcomputer outputs an initialization instruction signal for instructing initialization of the payout control microcomputer when the abnormality determination means determines that the abnormal state has occurred. Further comprising an instruction signal output means,
2. The gaming machine according to claim 1, wherein the payout control microcomputer further includes an initialization means for initializing the payout control microcomputer when the initialization instruction signal is input.
前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記遊技制御接続確認信号を入力していないときに、前記払出処理の実行を禁止する払出処理禁止手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 The game control microcomputer outputs a game control connection confirmation signal to the payout control microcomputer indicating that the game control microcomputer is connected to the payout control microcomputer when power supply to the gaming machine is started. A control connection confirmation signal output means;
3. The payout control microcomputer further includes payout process prohibiting means for prohibiting execution of the payout process when the game control connection confirmation signal is not inputted. The gaming machine described.
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記払出制御接続確認信号を入力していないときに、前記賞球指令信号出力手段による前記賞球指令信号の出力を禁止する賞球指令信号出力禁止手段をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。 The payout control microcomputer outputs a payout control connection confirmation signal indicating that it is connected to the game control microcomputer to the game control microcomputer when power supply to the game machine is started. It further includes a connection confirmation signal output means,
The game control microcomputer further includes prize ball command signal output prohibiting means for prohibiting output of the prize ball command signal by the prize ball command signal output means when the payout control connection confirmation signal is not inputted. The gaming machine according to any one of claims 1 to 3, wherein:
前記払出制御用マイクロコンピュータは、前記取込要求信号を入力したことにより前記払出数信号を取込む処理を行い、
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記入力確認信号を入力したときに、前記取込要求信号の出力を停止することにより前記賞球指令信号の出力を停止した状態とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。 The prize ball command signal output means, as means for outputting the prize ball command signal, requests a payout number signal output means for outputting a payout number signal for designating the number of payouts of the game medium, and requests for taking in the payout number signal. An acquisition request signal for outputting, and an acquisition request signal output means for outputting,
The payout control microcomputer performs a process of taking in the payout number signal by inputting the take-in request signal,
The game control microcomputer stops the output of the prize ball command signal by stopping the output of the take-in request signal when the input confirmation signal is input. The gaming machine according to any one of claims 1 to 4.
前記賞球指令信号が出力された後、前記入力確認信号出力手段から出力される前記入力確認信号を入力していない期間を計測する期間計測手段と、
前記期間計測手段により計測された期間が所定期間を経過したときに、前記期間計測手段により計測された期間を示すデータを初期化するとともに、前記賞球指令信号の出力状態を示すデータを初期化した後、前記賞球指令信号を再出力する賞球指令信号再出力手段と、をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。 The game control microcomputer is:
A period measuring means for measuring a period during which the input confirmation signal output from the input confirmation signal output means is not input after the prize ball command signal is output;
When the period measured by the period measuring unit has passed a predetermined period, the data indicating the period measured by the period measuring unit is initialized and the data indicating the output state of the prize ball command signal is initialized. The game machine according to any one of claims 1 to 7, further comprising: a prize ball command signal re-output unit that re-outputs the prize ball command signal.
前記払出制御用マイクロコンピュータは、
前記遊技媒体切れ信号を入力したとき、または、前記貯留状態検出信号を入力したときに、前記払出処理の実行を禁止する異常検出時払出処理禁止手段と、
前記遊技媒体切れ信号を入力したとき、または、前記貯留状態検出信号を入力したときに前記遊技制御用マイクロコンピュータに前記払出処理を停止している旨を示す払出停止状態信号を出力する払出停止状態信号出力手段と、をさらに備え、
前記遊技制御用マイクロコンピュータは、前記払出停止状態信号を入力したことにもとづいて前記払出手段による払い出しが停止状態であると判定する払出状態判定手段をさらに備え、
前記異常報知制御信号出力手段は、前記払出状態判定手段により停止状態であると判定されたときに、前記表示制御用マイクロコンピュータに、前記停止状態が生じた旨を報知させるための停止状態報知制御信号を出力する機能を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の遊技機。
The gaming machine detects whether or not a predetermined amount or more of game media to be supplied to the payout means is secured, and outputs a game medium out signal to the payout control microcomputer when the amount is less than the predetermined amount. When it is detected whether or not a predetermined amount or more of game media is stored in the storage portion for storing the game media outage detecting means and the game medium paid out by the payout means, And a storage state detection means for outputting a storage state detection signal to the payout control microcomputer.
The dispensing control microcomputer is:
An abnormality detection payout process prohibiting means for prohibiting execution of the payout process when the game medium out signal is input or when the storage state detection signal is input;
A payout stop state that outputs a payout stop state signal indicating that the payout process is stopped to the game control microcomputer when the game medium out signal is input or when the storage state detection signal is input A signal output means,
The game control microcomputer further includes a payout state determination means for determining that payout by the payout means is in a stopped state based on the input of the payout stop state signal.
The abnormality notification control signal output means is a stop state notification control for notifying the display control microcomputer that the stop state has occurred when the payout state determination means determines that the stop state has occurred. The gaming machine according to claim 1, which has a function of outputting a signal.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338327A JP2006141829A (en) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | Game machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338327A JP2006141829A (en) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | Game machine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006141829A true JP2006141829A (en) | 2006-06-08 |
Family
ID=36622154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004338327A Withdrawn JP2006141829A (en) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | Game machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006141829A (en) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008093292A (en) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Sankyo Kk | Game machine |
JP2008259639A (en) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Sankyo Co Ltd | Game machine |
JP2009297345A (en) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Daito Giken:Kk | Board for game table, and game table equipped with the board |
JP2011092795A (en) * | 2011-02-18 | 2011-05-12 | Sankyo Co Ltd | Game machine |
JP2013116287A (en) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Kyoraku Sangyo Kk | Game machine |
JP2013116286A (en) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Kyoraku Sangyo Kk | Game machine |
-
2004
- 2004-11-24 JP JP2004338327A patent/JP2006141829A/en not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008093292A (en) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Sankyo Kk | Game machine |
JP2008259639A (en) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Sankyo Co Ltd | Game machine |
JP2009297345A (en) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Daito Giken:Kk | Board for game table, and game table equipped with the board |
JP2011092795A (en) * | 2011-02-18 | 2011-05-12 | Sankyo Co Ltd | Game machine |
JP2013116287A (en) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Kyoraku Sangyo Kk | Game machine |
JP2013116286A (en) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Kyoraku Sangyo Kk | Game machine |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4294282B2 (en) | Game machine | |
JP4294273B2 (en) | Game machine | |
JP2006141829A (en) | Game machine | |
JP2006136429A (en) | Game machine | |
JP2006136429A5 (en) | ||
JP2004089463A (en) | Game machine | |
JP2006115930A (en) | Game machine | |
JP4413475B2 (en) | Game machine | |
JP2006061368A (en) | Game machine | |
JP2005278908A (en) | Game machine | |
JP4294278B2 (en) | Game machine | |
JP2005278908A5 (en) | ||
JP2006115929A (en) | Game machine | |
JP4647177B2 (en) | Game machine | |
JP4435485B2 (en) | Game machine | |
JP4618971B2 (en) | Game machine | |
JP4175539B2 (en) | Game machine | |
JP2005270382A (en) | Game machine | |
JP4294279B2 (en) | Game machine | |
JP4294277B2 (en) | Game machine | |
JP4156334B2 (en) | Game machine | |
JP2006068289A (en) | Game machine | |
JP4274761B2 (en) | Game machine | |
JP4274762B2 (en) | Game machine | |
JP4274763B2 (en) | Game machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080604 |