JP2006141770A - 高跳び用高さ測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の走り高跳び、棒高跳び用具はバーよりどのくらい高い位置を通過したか知ることができなかった。またバー上を通過開始した時から通過終了までの競技者の実際の高さの変化を知ることができなかった。
【解決手段】２本の支柱の一方に複数の発光素子を直線状に配置した発光器を垂直に取り付け、他方の支柱に複数の受光素子を直線状に配置した受光器を垂直に取り付け、該発光器と受光器を対向させ、２本の支柱間、つまり該発光器と受光器の間を競技者が通過するにあたり、発光器からの光を競技者が遮り受光器に到達しないことにより競技者の通過位置を検出し高さを測定するようにした。これにより競技者がバーよりどのくらい高い位置を通過したか、あるいは実際に跳んだ高さを知ることが出来る。また通過開始から通過終了までの高さの時間的変化を知ることが出来る。
【選択図】 図２

Description

本発明は陸上競技において、バーなどを跳び越す高さを測定する装置に関する。
従来走り高跳び、棒高跳びにおいて跳び越した高さは支柱に載置されたバーをクリアした場合のバーの高さによって決定されていた。
上記のように従来走り高跳び、棒高跳びにおいてはクリアした高さはバーの高さでありバーよりどのくらい高い位置を通過したか知ることができなかった。またバー上を通過開始した時から通過終了までの競技者の実際の高さの変化を知ることができなかった。例えば頭部、胴部、脚部と通過したときにどのあたりがバーまでの余裕がなかったか知ることができなかった。
本発明はこのような従来の構成の課題を解決しようとするものであり、走り高跳び、棒高跳びにおいて競技者が実際にクリアした高さ及び高さの時間的変化を測定する装置を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために２本の支柱の一方に複数の発光素子を直線状に配置した発光器を垂直に取り付け、他方の支柱に複数の受光素子を直線状に配置した受光器を垂直に取り付け、該発光器と受光器を対向させ、２本の支柱間、つまり該発光器と受光器の間を競技者が通過するにあたり、発光器からの光を競技者が遮り受光器に到達しないことにより競技者の通過位置を検出し高さを測定するようにした。
上述したように本発明によれば、走り高跳び、棒高跳びにおいて競技者がバーよりどのくらい高い位置を通過したか知ることが出来る。また通過開始から通過終了までの高さの時間的変化を知ることが出来る。これらの情報は観客やＴＶなどの視聴者に提供され競技への興味を増すことができる。
以下図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図１は本発明の一つの実施例のブロック図である。１は発光器であり発光素子１１〜１４が直線状に一定の間隔で取り付けられている。２は受け器であり受光素子２１〜２４が直線状に一定の間隔で取り付けられている。３は制御装置であり、発光器１の発光素子１１〜１４の発光を制御する。例えば発光素子１１〜１４を異なる信号で変調する、あるいは異なるタイミングで発光させるなどである。また制御装置３は受光器２を制御し受光素子２１〜２４の信号を受信する。例えば受光素子２１は発光素子１１のみの信号を受信し、同様に受光素子２２〜２４は発光素子１２〜１４の信号をそれぞれ受信するようになっている。また制御装置３は受光素子２１〜２４の信号から競技者の通過位置を検出し、高さ情報に変換して出力する。４は表示装置で制御装置３から出力される高さ情報を表示する。
図２は本発明の使用例を示す説明図である。５と６は支柱でありそれぞれ発光器１、受光器２が支柱に沿って取り付けられている。７はバーであり、８、９はバー７をのせるバー支持台である。発光器１及び受光器２はバー支持台８、９にそれぞれ載せられている。１０はバー７上を通過する競技者である。
競技者１０が発光器１と受光器２の間を通過すると発光器１から受光器２への光の一部あるいは全部が遮られる。制御装置３は受光素子２１〜２４の信号により競技者がどの位置を通過したか検出し、バー７からの高さ情報として出力する。予めバーの高さを制御装置３に入力しておくことにより地表からの高さ情報を出力することも出来る。表示器４は制御装置３から出力された情報により競技者がバーの上何センチを通過したかあるいは地表からの高さを表示する。
図３は競技者がバー上を通過する間の高さの変化を示す説明図である。制御装置３から出力される情報の時系列的変化を表している。ｔ０は競技者が発光器１と受光器２の間を通過し始めた時間、ｔ１〜ｔ４はｔ０から経過した時間、ｈ０はｔ０における競技者の高さである。ｈ１〜ｈ４は経過時間ｔ１〜ｔ４における競技者の高さを表している。競技者が頭部、胴部、脚部の順に通過したこの例では通過開始直後の高さつまり競技者の頭部が低いことがわかる。
本発明の実施形態を示すブロック図 本発明の使用例を示す説明図 競技者がバー上を通過する間の高さの変化を示す説明図
符号の説明
１ 発光器
１１〜１４ 発光素子
２ 受光器
２１〜２４ 受光素子
３ 制御装置
４ 表示装置
５、６ 支柱
７ バー
８、９ バー支持台
１０ 競技者

Claims (3)

  1. ２本の支柱の一方に複数の発光素子を直線状に配置した発光器を垂直に取り付け、他方の支柱に複数の受光素子を直線状に配置した受光器を垂直に取り付け、該発光器と受光器を対向させたことを特徴とする高跳び用高さ測定装置
  2. 受光素子は対向する一つの発光素子の信号を受信することを特徴とする請求項１記載の高跳び用高さ測定装置
  3. 複数の発光素子を配置した発光器と複数の受光素子を受光器はそれぞれ支柱に取りつけられたバー支持台と連動することを特徴とする請求項１記載の高跳び用高さ測定装置
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