JP2006138948A - 画面合成表示装置 - Google Patents

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隆 遠山
Masami Shirakawa
昌美 白川
Tadamitsu Morimoto
忠光 森本
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Abstract

【課題】 装置全体を小型化したときにも合成された画面のみが見えるようにすることを目的とする。
【解決手段】 観察窓11の上部手前に上端部を固定し、この観察窓11の下部奥に下端部を固定したハーフミラー10と、このハーフミラー10の後方に配した一方の画面を表示する第1の液晶表示装置12Lと、このハーフミラー10の下方に配した他方の画面を表示する第2の液晶表示装置12Rとを有し、この第1の液晶表示装置12Lの画面とこの第2の液晶表示装置12Rの画面とがこのハーフミラー10で重なるようにした画面合成表示装置において、このハーフミラー10とこの第2の液晶表示装置12Rとの間に視野角調整フィルム16を設けたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人間の両目の視差を利用した立体表示装置等に適用して好適な画面合成表示装置に関する。
先に、本出願人は、人間の両目の視差を利用した立体表示装置の例として図3〜図6に示す如きものを提案した(特願2004−118078号)。
この立体表示装置の例につき説明するに、図3において、10は透過率と反射率とが等しい縦横比が例えば9:16の四角形のハーフミラーを示し、このハーフミラー10の上端部を観察窓11の上部手前に固定すると共に、このハーフミラー10の下端部をこの観察窓11の下部奥に固定し、このハーフミラー10が水平面に対し、前面方向に向かって45度面を形成する如くする。
このハーフミラー10の観察窓11側とは反対側の後方に水平面に対して画面が垂直となる左目用画面を表示する偏光方向が垂直方向の透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Lを固定する。この場合、この液晶表示装置12Lの画面の縦横比を9:16とすると共にこの画面の上側を観察窓11の上側、この画面の下側をこの観察窓の下側に対応する如くする。
この透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Lの構造例を図4Aに示す。この図4Aにつき説明するに、図4Aにおいて30a及び30bは透明なガラス基板を示し、このガラス基板30aのガラス基板30bに対向する面にカラーフィルタ31を設ける。
このカラーフィルタ31上及びガラス基板30bのカラーフィルタ31に対向する面にITO等の透明電極32a及び32bを設けると共にこの透明電極32a及び32b上に配向膜33a及び33bを設ける。本例においては、この配向膜33aの配向方向を垂直方向とすると共にこの配向膜33bの配向方向を配向膜33aの配向方向と90°異なる水平方向とする。
この配向膜33a及び33b間にツイストネマチック液晶材料34を封止する。この場合配向膜33a及び33b間で図5に示す如く、液晶材料34の液晶の直線偏光の偏光軸が90°回転する。35は封止材である。
またこのガラス基板30a及び30bの夫々の対向しない側の面に偏光板36a及び36bを設ける。この場合本例においては偏光板36aの偏光方向を垂直方向とすると共に偏光板36bの偏光方向を水平方向とする。
この偏光板36bのガラス基板30bに接しない側にバックライト37を設け、このバックライト37よりの光を液晶材料34によりスイッチングするようにする。本例においては透明電極32a及び32b間に電界を掛けないときはバックライト37よりの光を通過し、電界を掛けたときはこの光を遮断する。この場合、この液晶表示装置12Lは偏光板36a側より観察する。
この液晶表示装置12Lは、一般に市販されている液晶表示装置であり、この市販されている液晶表示装置を本例の液晶表示装置12Lにそのまま使用することができる。
また本例においては、図3に示す如く、このハーフミラー10の下側に、水平面に対し画面が水平となる右目用画面を表示する偏光方向が水平方向の透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Rを固定する。この場合、この液晶表示装置12Rの画面の縦横比を9:16とすると共に、この画面の上側が観察窓11の手前側、この画面の下側が観察窓11の奥側に位置する如くする。
この透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Rの構造例を図4Bに示す。この図4Bにつき説明するに、図4Aと対応する部分には同一符号を付して示し、その詳細説明は省略する。
この図4Bに示す液晶表示装置12Rは、図4Aに示す液晶表示装置12Lと同一の液晶表示装置を使用すると共に、この図4Aに示す液晶表示装置12Lのバックライト37を除去し、バックライト37aを表裏反対側の偏光板36aのガラス基板30aに接しない側に設け、このバックライト37aよりの光を液晶材料34によりスイッチングするようにする。その他は図4Aと同様に構成する。この場合偏光板36a及び36bの偏光方向は90°異なっている。この場合、この液晶表示装置12Rは偏光板36b側より観察するようにする。
この場合、液晶表示装置12Rの映像信号の走査方向は液晶表示装置12Lの映像信号の走査方向と反転したものとなる。
また本例においては観察窓11における視軸13が左目用画面を表示する液晶表示装置12Lの画面の中心に垂直になるようにすると共に、右目用画面を表示する液晶表示装置12Rの画面の中心がこの視軸13とこのハーフミラー10上で重なるようにする。
また本例においてはこの立体表示装置の筐体の内面を暗色でつや消し塗装する如くする。
次に、図6を参照して、本例の液晶表示装置12L及び12Rに供給する映像信号につき説明する。図6Aにおいて、20は被写体、21L及び21Rは夫々左目及び右目の位置例えば水平に7cm離して設置されたデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の左目用及び右目用カメラである。
この左目用カメラ21Lで撮像した映像信号を映像増幅回路22Lを介して左目用液晶表示装置12Lに供給し、右目カメラ21Rで撮像した映像信号を映像増幅回路22Rを介して右目用の液晶表示装置12Rに供給する。
また図6Bに示す如く、左目用カメラ21L及び右目用カメラ21Rで夫々撮像した映像信号をメモリーカード、光学ディスク等の記録媒体24L及び24Rに記録し、この記録媒体24L及び24Rに記録した映像信号を再生し、この記録媒体24Lより再生した映像信号を映像増幅回路22Lを介して左目用の液晶表示装置12Lに供給し、この記録媒体24Rより再生した映像信号を映像増幅回路22Rを介して右目用の液晶表示装置12Rに供給するようにしても良い。
図3において、15は観察者が掛ける偏光メガネであり、15L及び15Rは左目用及び右目用偏光板であり、左目用偏光板15Lは垂直方向の偏光角度を有し、右目用偏光板15Rは水平方向の偏光角度を有する如くする。
次に本例の動作につき説明する。左目の位置で被写体20を撮像する左目用カメラ21Lよりの左目用の映像信号を左目用の液晶表示装置12Lに供給し、この左目用の映像信号を左目用液晶表示装置12Lで表示する。
一方右目の位置で被写体20を撮像した右目用カメラ21Rよりの右目用の映像信号を右目用の液晶表示装置12Rに供給し、この右目用液晶表示装置12Rはその左右が反転した映像を表示する。
この場合、左目用液晶表示装置12Lより映像光は垂直方向の直線偏光であり、ハーフミラー10を垂直方向偏光の状態で通過し、また右目用液晶表示装置12Rよりの映像光は水平方向直線偏光であるがハーフミラー10で反射され映像光の左右が反転された水平方向直線偏光となる。
ここで左目用及び右目用偏光板15L及び15Rをつけて観察者が観察窓11を観察したときは、左目用液晶表示装置12Lから到来する垂直直線偏光の映像光は、左目につけた垂直方向偏光板15Lを通過して左目に達し、一方右目用液晶表示装置12Rから到来する水平方向直線偏光の映像光は、右目につけた水平方向偏光板15Rを通過し右目に達することにより、両目の視差で観察者が立体感を体験することができる。
斯る本例によれば、ディスプレイである液晶表示装置12L,12Rの前面に特別に偏光板を設けなくとも、左目用及び右目用の液晶表示装置12L及び12Rよりの映像光は直線偏光されており、立体画像を得ることができる。
従って本例によれば左目ディスプレイ用及び右目ディスプレイ用偏光板を必要としないので、その分、部品点数を少なくできると共に小型化でき、またこの偏光板を設けないだけ映像光を明るくできる。
本例において左目用及び右目用液晶表示装置12L及び12Rの一方の右目用液晶表示装置12Rのバックライト37aを表裏反対側の、偏光板36b側を表示面とし、バックライト37aを偏光板36aのガラス基板30a側と反対側に設けるようにしたので、走査方向が反転し、走査方向反転回路が不要となる利益がある。
また、本例によれば視軸13を左目用及び右目用液晶表示装置12L及び12Rの画面の中心に合致する如くしたので、目の疲労が少なくなる利益がある。
尚上述例では、液晶表示装置12Lの偏光方向を垂直方向とし、液晶表示装置12Rの偏光方向を水平方向としたが、この逆であっても良いし、この一方の偏光方向が決まれば他方の偏光方向が決まるので、この一方の偏光方向は左45°、右45°等何度あってもよい。この場合偏光板36a及び36bは偏光方向が90°異なっているので上述例同様に構成できる。
然しながら、この立体表示装置を更に小型化するため液晶表示装置12Lの画面の中心からハーフミラー10の視軸13の通過点までの距離L1及び液晶表示装置12Rの画面の中心からハーフミラー10の視軸13の通過点までの距離L2(一般にL1=L2である。)を小さくしたときには、図7に示す如く観察窓11の下側の壁が低くなり、この下側の液晶表示装置12Rの光が直接眼に入り、ハーフミラー10による合成画像と直接画像との2つの画面が見える不都合があった。
本発明は、斯かる点に鑑み、装置全体を小型化したときにも合成された画面のみが見えるようにすることを目的とする。
本発明画面合成表示装置は、観察窓の上部手前に上端部を固定し、この観察窓の下部奥に下端部を固定したハーフミラーと、このハーフミラーの後方に配した一方の画面を表示する第1の液晶表示装置と、このハーフミラーの下方に配した他方の画面を表示する第2の液晶表示装置とを有し、この第1の液晶表示装置の画面とこの第2の液晶表示装置の画面とがこのハーフミラーで重なるようにした画面合成表示装置において、このハーフミラーとこの第2の液晶表示装置との間に視野角調整フィルムを設けたものである。
本発明によれば、ハーフミラーと第2の液晶表示装置との間に視野角調整フィルムを設けたので、第2の液晶表示装置の視野角をハーフミラー方向のみにすることができ、装置全体を小型化したときにも、合成された画面のみを見るようにすることができる。
以下、図1及び図2を参照して本発明画面合成表示装置を実施するための最良の形態の例につき説明する。図1例においては、本発明を人間の両目の視差を利用した立体表示装置に適用した例を示し、この図1において、図3に対応する部分には同一符号を付して示す。
図1例において、10は透過率と反射率とが等しい縦横比が例えば9:16の四角形のハーフミラーを示し、このハーフミラー10の上端部を観察窓11の上部手前に固定すると共に、このハーフミラー10の下端部をこの観察窓11の下部奥に固定し、このハーフミラー10が水平面に対し、前面方向に向かって45度面を形成する如くする。
このハーフミラー10の観察窓11側とは反対側の後方に水平面に対して画面が垂直となる左目用画面を表示する偏光方向が垂直方向の透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Lを固定する。この場合、この液晶表示装置12Lの画面の縦横比を9:16とすると共にこの画面の上側を観察窓11の上側、この画面の下側をこの観察窓の下側に対応する如くする。
この透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Lの構造例を図4Aに示す。この図4Aにつき説明するに、図4Aにおいて30a及び30bは透明なガラス基板を示し、このガラス基板30aのガラス基板30bに対向する面にカラーフィルタ31を設ける。
このカラーフィルタ31上及びガラス基板30bのカラーフィルタ31に対向する面にITO等の透明電極32a及び32bを設けると共にこの透明電極32a及び32b上に配向膜33a及び33bを設ける。本例においては、この配向膜33aの配向方向を垂直方向とすると共にこの配向膜33bの配向方向を配向膜33aの配向方向と90°異なる水平方向とする。
この配向膜33a及び33b間にツイストネマチック液晶材料34を封止する。この場合配向膜33a及び33b間で図5に示す如く、液晶材料34の液晶の直線偏光の偏光軸が90°回転する。35は封止材である。
またこのガラス基板30a及び30bの夫々の対向しない側の面に偏光板36a及び36bを設ける。この場合本例においては偏光板36aの偏光方向を垂直方向とすると共に偏光板36bの偏光方向を水平方向とする。
この偏光板36bのガラス基板30bに接しない側にバックライト37を設け、このバックライト37よりの光を液晶材料34によりスイッチングするようにする。本例においては透明電極32a及び32b間に電界を掛けないときはバックライト37よりの光を通過し、電界を掛けたときはこの光を遮断する。この場合、この液晶表示装置12Lは偏光板36a側より観察する。
この液晶表示装置12Lは、一般に市販されている液晶表示装置であり、この市販されている液晶表示装置を本例の液晶表示装置12Lにそのまま使用することができる。
また本例においては、図1に示す如く、このハーフミラー10の下側に、水平面に対し画面が水平となる右目用画面を表示する偏光方向が水平方向の透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Rを固定する。この場合、この液晶表示装置12Rの画面の縦横比を9:16とすると共に、この画面の上側が観察窓11の手前側、この画面の下側が観察窓11の奥側に位置する如くする。
この透過型ツイストネマチック液晶パネル構造の液晶表示装置12Rの構造例を図4Bに示す。この図4Bにつき説明するに、図4Aと対応する部分には同一符号を付して示し、その詳細説明は省略する。
この図4Bに示す液晶表示装置12Rは、図4Aに示す液晶表示装置12Lと同一の液晶表示装置を使用すると共に、この図4Aに示す液晶表示装置12Lのバックライト37を除去し、バックライト37aを表裏反対側の偏光板36aのガラス基板30aに接しない側に設け、このバックライト37aよりの光を液晶材料34によりスイッチングするようにする。その他は図4Aと同様に構成する。この場合偏光板36a及び36bの偏光方向は90°異なっている。この場合、この液晶表示装置12Rは偏光板36b側より観察するようにする。
この場合、液晶表示装置12Rの映像信号の走査方向は液晶表示装置12Lの映像信号の走査方向と反転したものとなる。
また本例においては観察窓11における視軸13が左目用画面を表示する液晶表示装置12Lの画面の中心に垂直になるようにすると共に、右目用画面を表示する液晶表示装置12Rの画面の中心がこの視軸13とこのハーフミラー10上で重なるようにする。
この場合本例においては、図3に比較し、液晶表示装置12Lの画面の中心からハーフミラー10の視軸13の通過点までの距離L1及び液晶表示装置12Rの画面の中心からハーフミラー10の視軸13の通過点までの距離L2を所定値小さくし、装置全体の小型化を図る。
本例においては、図1に示す如く液晶表示装置12Rの表示面に視野角調整フィルム16を被着する。この視野角調整フィルム16としては、例えば図2に示す如くポリカーボネートより成る表面基材16a及び16b間に微細な複数のルーバー16cを配したものである。この視野角調整フィルム16としては、住友スリーエム株式会社製のライトコントロールフィルム(商品名)等が使用できる。
この視野角調整フィルム16としては、視野角が例えば法線に対し前後30°の60°とし、その厚さが例えば0.8mmのものを使用し、視野角調整フィルム16のルーバー16cが観察窓11に平行となるように被着する。
また本例においてはこの立体表示装置の筐体の内面を暗色でつや消し塗装する如くする。
次に、図6を参照して、本例の液晶表示装置12L及び12Rに供給する映像信号につき説明する。図6Aにおいて、20は被写体、21L及び21Rは夫々左目及び右目の位置例えば水平に7cm離して設置されたデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の左目用及び右目用カメラである。
この左目用カメラ21Lで撮像した映像信号を映像増幅回路22Lを介して左目用液晶表示装置12Lに供給し、右目カメラ21Rで撮像した映像信号を映像増幅回路22Rを介して右目用の液晶表示装置12Rに供給する。
また図6Bに示す如く、左目用カメラ21L及び右目用カメラ21Rで夫々撮像した映像信号をメモリーカード、光学ディスク等の記録媒体24L及び24Rに記録し、この記録媒体24L及び24Rに記録した映像信号を再生し、この記録媒体24Lより再生した映像信号を映像増幅回路22Lを介して左目用の液晶表示装置12Lに供給し、この記録媒体24Rより再生した映像信号を映像増幅回路22Rを介して右目用の液晶表示装置12Rに供給するようにしても良い。
図1において、15は観察者が掛ける偏光メガネであり、15L及び15Rは左目用及び右目用偏光板であり、左目用偏光板15Lは垂直方向の偏光角度を有し、右目用偏光板15Rは水平方向の偏光角度を有する如くする。
次に本例の動作につき説明する。左目の位置で被写体20を撮像する左目用カメラ21Lよりの左目用の映像信号を左目用の液晶表示装置12Lに供給し、この左目用の映像信号を左目用液晶表示装置12Lで表示する。
一方右目の位置で被写体20を撮像した右目用カメラ21Rよりの右目用の映像信号を右目用の液晶表示装置12Rに供給し、この右目用液晶表示装置12Rはその左右が反転した映像を表示する。
この場合、左目用液晶表示装置12Lより映像光は垂直方向の直線偏光であり、ハーフミラー10を垂直方向偏光の状態で通過し、また右目用液晶表示装置12Rよりの映像光は水平方向直線偏光であるがハーフミラー10で反射され映像光の左右が反転された水平方向直線偏光となる。
ここで左目用及び右目用偏光板15L及び15Rをつけて観察者が観察窓11を観察したときは、左目用液晶表示装置12Lから到来する垂直直線偏光の映像光は、左目につけた垂直方向偏光板15Lを通過して左目に達し、一方右目用液晶表示装置12Rから到来する水平方向直線偏光の映像光は、右目につけた水平方向偏光板15Rを通過し右目に達することにより、両目の視差で観察者が立体感を体験することができる。
斯る本例によれば、ディスプレイである液晶表示装置12L,12Rの前面に特別に偏光板を設けなくとも、左目用及び右目用の液晶表示装置12L及び12Rよりの映像光は直線偏光されており、立体画像を得ることができる。
従って本例によれば左目ディスプレイ用及び右目ディスプレイ用偏光板を必要としないので、その分、部品点数を少なくできると共に小型化でき、またこの偏光板を設けないだけ映像光を明るくできる。
本例において左目用及び右目用液晶表示装置12L及び12Rの一方の右目用液晶表示装置12Rのバックライト37aを表裏反対側の、偏光板36b側を表示面とし、バックライト37aを偏光板36aのガラス基板30a側と反対側に設けるようにしたので、走査方向が反転し、走査方向反転回路が不要となる利益がある。
また、本例によれば視軸13を左目用及び右目用液晶表示装置12L及び12Rの画面の中心に合致する如くしたので、目の疲労が少なくなる利益がある。
本例によれば、ハーフミラー10と液晶表示装置12Rとの間の液晶表示装置12Rの表示面に視野角調整フィルム16を被着したので、この液晶表示装置12Rの視野角をハーフミラー10方向のみにすることができ、上述距離L1及びL2を小さくし、装置全体を小型化したときにも、合成された画面のみを見るようにすることができる。
尚、上述例は本発明を視差を利用した立体表示装置に適用した例につき述べたが、本発明を第1の液晶表示装置の画面と第2の液晶表示装置の画面とをハーフミラーで重ね合わせて合成画面を表示するようにした、その他の画面合成表示装置に適用できることは勿論である。
また上述例では、視野角調整フィルム16を液晶表示装置12Rの表示面に被着した例につき述べたが、この視野角調整フィルム16は、液晶表示装置12Rの表示面上の所定位置でも良いことは勿論である。
また、本発明は上述例に限ることなく、本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得ることは勿論である。
本発明画面合成表示装置を実施するための最良の形態の例を示す構成図である。 視野角調整フィルムの例を示す斜視図である。 立体表示装置の例を示す構成図である。 液晶表示装置の例を示す断面図である。 液晶表示装置の説明に供する線図である。 液晶表示装置に供給する映像信号を得る例を示す構成図である。 立体表示装置の例の説明に供する構成図である。
符号の説明
10…ハーフミラー、11…観察窓、12L,12R…液晶表示装置、13…視軸、15…偏光メガネ、16…視野角調整フィルム

Claims (3)

  1. 観察窓の上部手前に上端部を固定し、前記観察窓の下部奥に下端部を固定したハーフミラーと、
    前記ハーフミラーの後方に配した一方の画面を表示する第1の液晶表示装置と、
    前記ハーフミラーの下方に配した他方の画面を表示する第2の液晶表示装置とを有し、
    前記第1の液晶表示装置の画面と前記第2の液晶表示装置の画面とが前記ハーフミラーで重なるようにした画面合成表示装置において、
    前記ハーフミラーと前記第2の液晶表示装置との間に視野角調整フィルムを設けたことを特徴とする画面合成表示装置。
  2. 請求項1記載の画面合成表示装置において、
    前記視野角調整フィルムを前記第2の液晶表示装置の表面に密着したことを特徴とする画面合成表示装置。
  3. 請求項1又は2記載の画面合成表示装置において、
    前記視野角調整フィルムは表面基材間に複数のルーバーを配したもので、前記表面基材がポリカーボネートであることを特徴とする画面合成表示装置。
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