JP2006138351A - 2重配管システム - Google Patents
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Abstract
【課題】開削および埋め戻し作業が低減できるとともに、既設配管に急激な曲がり部や分岐部がある場合においても容易に既設配管内に新設配管を敷設できる2重配管システムを提供することを目的としている。
【解決手段】既設配管の周壁の管軸方向にずれた位置に少なくとも2つの管挿通孔が穿設され、新設配管の一部を構成する既設配管より小径の可撓性管が1つの管挿通孔から既設配管内を通り、他の管挿通孔を介して既設配管外部に出るように敷設されていることを特徴としている。
【選択図】 図1
【解決手段】既設配管の周壁の管軸方向にずれた位置に少なくとも2つの管挿通孔が穿設され、新設配管の一部を構成する既設配管より小径の可撓性管が1つの管挿通孔から既設配管内を通り、他の管挿通孔を介して既設配管外部に出るように敷設されていることを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、既設配管を利用した2重配管システムに関する。
環境に優しいエネルギー供給手段として燃料電池が注目され、都市ガスを燃料とする家庭用燃料電池も開発されている。
すなわち、この家庭用燃料電池は、既存の都市ガス配管によって各家庭に送られてきた都市ガス中の炭化水素(メタンが主成分)から水素のみを取り出し、燃料として使用するようになっており、新たに燃料電池用の原料の供給手段を設ける必要がないという利点を備えている。
すなわち、この家庭用燃料電池は、既存の都市ガス配管によって各家庭に送られてきた都市ガス中の炭化水素(メタンが主成分)から水素のみを取り出し、燃料として使用するようになっており、新たに燃料電池用の原料の供給手段を設ける必要がないという利点を備えている。
しかし、上記のような都市ガスを原料とする家庭用燃料電池の場合、炭化水素(メタンが主成分)から水素のみを取り出すようにしているので、燃焼時のクリーンさは確保できても、副産物として炭酸ガスがどうしても発生する。したがって、発生した炭酸ガスの大気への放出によって地球温暖化を招くなどの問題を招く恐れがある。
一方、太陽エネルギーを利用して水を電気分解する等の方法によって水素ガスを工場等で予め得ておき、水素ガスを配管によって各家庭に直接供給すれば、上記のような問題は解決できるが、水素ガス供給配管を別途各家庭まで新しく敷設するとなると、地面を開削し、配管を敷設しつつ埋め戻しをするという作業を繰り返さなければならず、膨大な日時と莫大な費用がかかるという問題がある。
一方、太陽エネルギーを利用して水を電気分解する等の方法によって水素ガスを工場等で予め得ておき、水素ガスを配管によって各家庭に直接供給すれば、上記のような問題は解決できるが、水素ガス供給配管を別途各家庭まで新しく敷設するとなると、地面を開削し、配管を敷設しつつ埋め戻しをするという作業を繰り返さなければならず、膨大な日時と莫大な費用がかかるという問題がある。
他方、老朽化して取り替えが必要な既設配管を除去せず、更生する方法として、図10に示すように、既設配管100内に既設配管100の内径と略同じか少し小径の合成樹脂製コルゲート管200を更生管として挿入する工法(たとえば、特許文献1参照)、あるいは、図11に示すように、既設配管100の内径と略同じか少し小径の更生管となる管状材料を断面略U字形に折り曲げた形状に成形されたライナー管と称される補修用材料300を、既設配管100内に挿入し、その後、補修用材料300内に加熱状態で加圧空気等の圧力媒体を送り、補修用材料300を元の管状材料に戻す工法(たとえば、特許文献2参照)が既に行われている。
そこで、本発明の発明者は、この更生管の敷設方法を応用して既設の正常な都市ガス配管に都市ガス配管より小径の配管を新しく敷設し、既設の都市ガス配管と、小径の配管との隙間に都市ガスを流し、都市ガス配管内を通る新しく敷設した配管内に水素ガスを流すようにすれば、できるだけ開削埋め戻し工程を削減でき、新しい水素ガス配管のインフラを低コストで行えるのではないかと考えた。
しかしながら、上記特許文献1、2に記載の工法においては、図12に示すように、所定長さ毎に地面400を開削し、その開削部410で既設配管100の一部を切り取って既設配管100の一方の切り取り端部から他方の切り取り端部までまず先導線500を通し、この先導線500の一端に上記の合成樹脂製コルゲート管200(補修用材料300)の一端を固定したのち、ドラム600からコルゲート管200(補修用材料300)を送り出しつつ、先導線500の他端を牽引装置700によって牽引し、コルゲート管200(
補修用材料300)を既設配管100内に通すようにしている。
補修用材料300)を既設配管100内に通すようにしている。
したがって、上記工法の場合、開削部はかなりの幅が必要であるため、開削作業および埋め戻し作業に時間がかかり、作業速度がせいぜい100m/日であるとともに、既設配
管の分岐部や、急激な曲がり部分には対応できないという問題がある。
しかも、開削部で既設配管の一部を一旦切り取るため、既設配管と新設配管との間に流体を流す場合、既設配管の切除部の補修作業が面倒であると言う問題がある。
管の分岐部や、急激な曲がり部分には対応できないという問題がある。
しかも、開削部で既設配管の一部を一旦切り取るため、既設配管と新設配管との間に流体を流す場合、既設配管の切除部の補修作業が面倒であると言う問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みて、開削および埋め戻し作業が低減できるとともに、既設配管に急激な曲がり部や分岐部がある場合においても容易に既設配管内に新設配管を敷設できる2重配管システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の2重配管システム(以下、「請求項1の2重配管システム」と記す)は、既設配管の周壁の管軸方向にずれた位置に少なくとも2つの管挿通孔が穿設され、新設配管の一部を構成する既設配管より小径の可撓性管が1つの管挿通孔から既設配管内を通り、他の管挿通孔を介して既設配管外部に出るように敷設されていることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の2重配管システム(以下、「請求項2の2重配管システム」と記す)は、請求項1の2重配管システムにおいて、可撓性管が合成樹脂製コルゲート管であることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の2重配管システム(以下、「請求項3の2重配管システム」と記す)は、請求項2の2重配管システムにおいて、合成樹脂製コルゲート管が、外層と内層とを有し、外層と内層との間に空気層を備えていることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の2重配管システム(以下、「請求項4の2重配管システム」と記す)は、請求項3の2重配管システムにおいて、外層が既設配管内および新設配管内を流れる流体に対してバリア性を有する材料で形成され、内層が新設配管内を流れる流体に対し耐食性および耐圧性の少なくともいずれかを備えている材料で形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の2重配管システム(以下、「請求項5の2重配管システム」と記す)は、請求項3の2重配管システムにおいて、外層がエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、内層がポリエチレン樹脂で形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の2重配管システム(以下、「請求項6の2重配管システム」と記す)は、請求項2〜請求項5のいずれかの2重配管システムにおいて、既設配管が合成樹脂製であって、サドル型電気融着継手が管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の周壁にそのサドル部が融着されていて、合成樹脂製コルゲート管が平滑管とその管端同士を融着されているとともに、平滑管の少なくとも一部がサドル型電気融着継手の分岐管部内に挿入され分岐管部に融着されていることを特徴としている。
本発明の請求項7に記載の2重配管システム(以下、「請求項7の2重配管システム」と記す)は、請求項2〜請求項5のいずれかの2重配管システムにおいて、サドル型継手がその分岐管部を管挿通孔に臨ませるように既設配管の周壁にそのサドル部を固着され、前記分岐管部は、その外周面にねじが形成され、その内周面にロックリング受け部が突設されているとともに、管挿通孔から外部に臨む合成樹脂製コルゲート管の一部が分岐管部内に入り込んでいて、分岐管部の外周面にねじ部が形成され、このねじ部に合成樹脂製コ
ルゲート管が挿通される挿通孔を有する袋ナットと、内面に形成された係止突部が、合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凹部に嵌まり込んだ状態で分岐管部内に内蔵され、分岐管部内のサドル部側に設けられたロックリング係止部に受けられて、合成樹脂製のコルゲート管の抜けを防止する縮径可能な断面略C字形をしたロックリングと、コルゲート管に遊嵌された状態でロックリングより分岐管部の管端側に内蔵されるリテーナと、このリテーナの分岐管部の管端側端面に受けられるとともに、無負荷のときにその内径が合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凸部の外径と略同じか大径で、前記リテーナとリング状突部の先端面との間で幅方向に圧縮されて内径が環状凸部の外径より小径になり、コルゲート管外周面の一部で全周にわたって圧接されるリング状をしたシール材とを備えるサドル型継手が、管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の外壁にそのサドル部が固着されていて、合成樹脂製コルゲート管が、サドル型継手の分岐管部を介して既設配管内に敷設されているとともに、袋ナットの締め込みによってサドル型継手を介して既設配管に気密状態に固定されていることを特徴としている。
ルゲート管が挿通される挿通孔を有する袋ナットと、内面に形成された係止突部が、合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凹部に嵌まり込んだ状態で分岐管部内に内蔵され、分岐管部内のサドル部側に設けられたロックリング係止部に受けられて、合成樹脂製のコルゲート管の抜けを防止する縮径可能な断面略C字形をしたロックリングと、コルゲート管に遊嵌された状態でロックリングより分岐管部の管端側に内蔵されるリテーナと、このリテーナの分岐管部の管端側端面に受けられるとともに、無負荷のときにその内径が合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凸部の外径と略同じか大径で、前記リテーナとリング状突部の先端面との間で幅方向に圧縮されて内径が環状凸部の外径より小径になり、コルゲート管外周面の一部で全周にわたって圧接されるリング状をしたシール材とを備えるサドル型継手が、管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の外壁にそのサドル部が固着されていて、合成樹脂製コルゲート管が、サドル型継手の分岐管部を介して既設配管内に敷設されているとともに、袋ナットの締め込みによってサドル型継手を介して既設配管に気密状態に固定されていることを特徴としている。
本発明において、既設配管としては、特に限定されないが、たとえば、上水道、下水道、ガス、電力、通信等の地中埋設配管ラインとしてインフラ整備されているものが挙げられる。
請求項1の2重配管システムは、以上のように、既設配管の周壁の管軸方向にずれた位置に少なくとも2つの管挿通孔が穿設され、新設配管の一部を構成する既設配管より小径の可撓性管が1つの管挿通孔から既設配管内を通り、他の管挿通孔を介して既設配管外部に出るように敷設されているので、管挿通孔を穿設し、この管挿通孔から可撓性管を既設配管内に挿通可能なスペース分だけの少ない開削スペースでよい。したがって、開削および埋め戻しの作業が低減できるとともに、既設配管に急激な曲がり部や分岐部がある場合においても容易に既設配管内に可撓性管を挿通して新設配管を敷設でき、日進量も増やすことができ、工期の短縮をはかることができる。
そして、既設配管と、新設配管とをそれぞれ使用して使ってそれぞれ別々の流体を流したり、ケーブル類を敷設することができる。
新設配管内に既設配管を流れる流体と異なる流体が流される請求項1に記載の2重配管システム。
新設配管内に既設配管を流れる流体と異なる流体が流される請求項1に記載の2重配管システム。
請求項2の2重配管システムは、可撓性管として可撓性に優れた合成樹脂製コルゲート管を用いるようにしたので、可撓性管の既設配管への挿通作業をより容易に行うことができる。
請求項3の2重配管システムは、合成樹脂製コルゲート管として、外層と内層とを有し、外層と内層との間に空気層を備えているものを用いるようにしたので、管壁をガスが透過しにくくなり、たとえば、既設配管と新設配管とに異なる種類のガスを流した場合、一方の配管内を流れるガスが、他方の配管内を流れるガスに混じり混むのを少なくすることができる。
請求項4の2重配管システムは、合成樹脂製コルゲート管の外層が既設配管内および新設配管内を流れる流体に対してバリア性を有する材料で形成され、合成樹脂製コルゲート管の内層が新設配管内を流れる流体に対し耐食性および耐圧性の少なくともいずれかを備えている材料で形成されているので、管壁をガスが透過しにくくなり、たとえば、既設配管と新設配管とに異なる種類のガスを流した場合、一方の配管内を流れるガスが、他方の配管内を流れるガスに混じり混むのを少なくすることができるとともに、新設配管を耐久性に優れたものとすることができる。
請求項5の2重配管システムは、合成樹脂製コルゲート管の外層がエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、合成樹脂製コルゲート管の内層がポリエチレン樹脂で形成されているので、既設配管に都市ガス、新設配管に水素ガスを流した場合においても、コルゲート管の屈曲性を確保しつつ、新設配管内の水素ガスが既設配管の都市ガス中に混じり混むのを極力少なくすることができる。
すなわち、水素ガスは、都市ガスに比べ、樹脂に対する透過性が高く、新設配管内を流れる水素ガスがコルゲート管に管壁を透過して都市ガス側に混ざり込み、都市ガス中の水素ガス濃度(都市ガス中には元々水素ガスが含まれている)が高くなると、ガス機器を使用時に爆発を起こす恐れがある。したがって、新設配管内を流れる水素ガスが既設配管内に入り込み、都市ガスと混ざり合うのを極力防止する必要がある。そこで、ガスの透過量を少なくするために、コルゲート管の管壁の肉厚を厚くすると、コルゲート管の屈曲性が悪くなり、既設配管内への敷設作業が困難になるが、上記のように、ガス透過性の低いエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂によって外層を形成することにより、管壁の肉厚を薄くして十分な屈曲性を確保しつつガスの透過量を少なくできる。
請求項6の2重配管システムは、既設配管が合成樹脂製であって、サドル型電気融着継手が管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の周壁にそのサドル部が融着されていて、合成樹脂製コルゲート管が平滑管とその管端同士を融着されているとともに、平滑管の少なくとも一部がサドル型電気融着継手の分岐管部内に挿入され分岐管部に融着されているので、既設配管内と既設配管外との気密性を確保した状態で合成樹脂製コルゲート管を既設配管内に挿通するとともに、既設配管に容易に連結することができる。
請求項7の2重配管システムは、サドル型継手がその分岐管部を管挿通孔に臨ませるように既設配管の周壁にそのサドル部を固着され、前記分岐管部は、その外周面にねじが形成され、その内周面にロックリング受け部が突設されているとともに、管挿通孔から外部に臨む合成樹脂製コルゲート管の一部が分岐管部内に入り込んでいて、分岐管部の外周面にねじ部が形成され、このねじ部に合成樹脂製コルゲート管が挿通される挿通孔を有する袋ナットと、
内面に形成された係止突部が、合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凹部に嵌まり込んだ状態で分岐管部内に内蔵され、分岐管部内のサドル部側に設けられたロックリング係止部に受けられて、合成樹脂製のコルゲート管の抜けを防止する縮径可能な断面略C字形をしたロックリングと、コルゲート管に遊嵌された状態でロックリングより分岐管部の管端側に内蔵されるリテーナと、このリテーナの分岐管部の管端側端面に受けられるとともに、無負荷のときにその内径が合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凸部の外径と略同じか大径で、前記リテーナとリング状突部の先端面との間で幅方向に圧縮されて内径が環状凸部の外径より小径になり、コルゲート管外周面の一部で全周にわたって圧接されるリング状をしたシール材とを備えるサドル型継手が、管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の外壁にそのサドル部が固着されていて、合成樹脂製コルゲート管が、サドル型継手の分岐管部を介して既設配管内に敷設されているとともに、袋ナットの締め込みによってサドル型継手を介して既設配管に気密状態に固定されているので、既設配管内と既設配管外との気密性を確保した状態で合成樹脂製コルゲート管を既設配管内に挿通するとともに、既設配管に容易に連結することができる。
内面に形成された係止突部が、合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凹部に嵌まり込んだ状態で分岐管部内に内蔵され、分岐管部内のサドル部側に設けられたロックリング係止部に受けられて、合成樹脂製のコルゲート管の抜けを防止する縮径可能な断面略C字形をしたロックリングと、コルゲート管に遊嵌された状態でロックリングより分岐管部の管端側に内蔵されるリテーナと、このリテーナの分岐管部の管端側端面に受けられるとともに、無負荷のときにその内径が合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凸部の外径と略同じか大径で、前記リテーナとリング状突部の先端面との間で幅方向に圧縮されて内径が環状凸部の外径より小径になり、コルゲート管外周面の一部で全周にわたって圧接されるリング状をしたシール材とを備えるサドル型継手が、管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の外壁にそのサドル部が固着されていて、合成樹脂製コルゲート管が、サドル型継手の分岐管部を介して既設配管内に敷設されているとともに、袋ナットの締め込みによってサドル型継手を介して既設配管に気密状態に固定されているので、既設配管内と既設配管外との気密性を確保した状態で合成樹脂製コルゲート管を既設配管内に挿通するとともに、既設配管に容易に連結することができる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明にかかる2重管システムの第1の実施の形態をあらわしている。
図1〜図3は、本発明にかかる2重管システムの第1の実施の形態をあらわしている。
図1に示すように、この2重管システムAは、既設配管1aと、新設配管2aとから構
成されている。
既設配管1aは、たとえば、呼び径200の鋼管で形成されていて、都市ガスが通されるようになっている。
成されている。
既設配管1aは、たとえば、呼び径200の鋼管で形成されていて、都市ガスが通されるようになっている。
既設配管1aの管壁には、管軸方向にずれた位置に複数の管挿通孔11が穿設されているとともに、管挿通孔11が穿設された部分にサドル型継手3が取り付けられている。
サドル型継手3は、図2および図3に示すように、分岐管部31およびサドル部32を備える鋳鉄製の継手本体3aと、鋳鉄製の袋ナット3bと、ポリプロピレン製のロックリング3cと、ポリ塩化ビニル製のリテーナ3dと、シール材としてのNBR(ニトリルゴム)製のOリング3eと、ジョイント管3fとを備えている。
分岐管部31は、後で詳述するサドル部32に設けられた開口32aに連通するように1端がサドル部32に一体に固定された筒型をしていて、サドル部32側の端部に後述する新設配管となる合成樹脂製コルゲート管4の最大外径よりすこし大径の小径部31aが設けられ、他端部が大径部31bになっている。小径部31aと大径部31bとの間には、大径部31b側から小径部31a側に向かって徐々に縮径するテーパ状のロックリング受け部31cが設けられている。また、分岐管部31は、ねじ部31dが外周面に形成されている。
袋ナット3bは、分岐管部31のねじ部31aが螺合するねじ筒部33と、ねじ筒部33とねじ部31dとが螺合された状態で、分岐管部31の端面との間で後述するジョイント管3fのフランジ部38bを挟着するとともに、ジョイント部38cが挿通されるリング状係止部34とを備えている。
ロックリング3cは、内側に係止爪35が突設され、ロックリング受け部31c側の外縁部が切り欠かれてテーパ面36となった平面視略C字形をしており、拡縮自在になっているとともに、無負荷状態で係止爪35の内径が合成樹脂製コルゲート管4の環状凹部4aの外径より少し大径で、合成樹脂製コルゲート管4の最大径部である環状凸部4bの外径より小径になっている。
ロックリング3cは、内側に係止爪35が突設され、ロックリング受け部31c側の外縁部が切り欠かれてテーパ面36となった平面視略C字形をしており、拡縮自在になっているとともに、無負荷状態で係止爪35の内径が合成樹脂製コルゲート管4の環状凹部4aの外径より少し大径で、合成樹脂製コルゲート管4の最大径部である環状凸部4bの外径より小径になっている。
リテーナ3dは、円筒状をしていて、その外径が分岐管部31の内径と略同じで、その内径が合成樹脂製コルゲート管4の外径より少し大きくなっている。
Oリング3eは、無負荷状態でその内径が合成樹脂製コルゲート管4の環状凸部4bの外径より小さく、環状凹部4aの内径より大きい。
Oリング3eは、無負荷状態でその内径が合成樹脂製コルゲート管4の環状凸部4bの外径より小さく、環状凹部4aの内径より大きい。
ジョイント管3fは、リング状突条38aと、フランジ部38bと、ジョイント部38cとを備え、合成樹脂で形成されている。
リング状突条38aは、内径が後述するコルゲート管4の最大径より少し大きく、外径が分岐管部31の内径より少し小さくなっている。
リング状突条38aは、内径が後述するコルゲート管4の最大径より少し大きく、外径が分岐管部31の内径より少し小さくなっている。
フランジ部38bは、内径がリング状突条38aと同径で、外径が分岐管部31の外径とほぼ同径になっている。
サドル部32は、その内径側(既設配管1aに沿う面)が既設配管1aの外径と略同じ内径を有する断面円弧状をしていて、その中央部に開口32aを有し、内径側の面にこの開口32aの周囲を囲むようにパッキン32bが貼着されている。
そして、サドル型継手3は、図3に示すように、開口32aが管挿通孔11を臨む位置にくるように既設配管1aの外壁面にサドル部32を沿わせるとともに、サドル部32の管軸方向の両端部を2つ割りのクランプ5によって既設配管1aとともにクランプすることによって既設配管1aに固定されるようになっている。また、このクランプ状態でパッ
キン32bが、既設配管1aの管挿通孔11の周囲に気密状態で密着するようになっている。
そして、サドル型継手3は、図3に示すように、開口32aが管挿通孔11を臨む位置にくるように既設配管1aの外壁面にサドル部32を沿わせるとともに、サドル部32の管軸方向の両端部を2つ割りのクランプ5によって既設配管1aとともにクランプすることによって既設配管1aに固定されるようになっている。また、このクランプ状態でパッ
キン32bが、既設配管1aの管挿通孔11の周囲に気密状態で密着するようになっている。
新設配管2aは、たとえば、既設配管1a内に挿通される呼び径85の合成樹脂製コルゲート管4と、既設配管1a外に敷設される土圧に耐えるチーズT等の継手および直管Pとが連結されることによって形成されていて、水素ガスが通されるようになっている。
合成樹脂製コルゲート管4は、図4に示すように、軸方向に沿って切断した断面が略波形の管状をした外層41と内層42とを備え、外層41が管軸方向の切断面が略波形をしていて、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂で形成されている。
合成樹脂製コルゲート管4は、図4に示すように、軸方向に沿って切断した断面が略波形の管状をした外層41と内層42とを備え、外層41が管軸方向の切断面が略波形をしていて、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂で形成されている。
内層42は、管軸方向の切断面が外層41と同じピッチの略波形をしていて、ポリエチレンで形成されており、谷部42aが、外層41の谷部41aと一体化され、山部42bが外層41の山部41b内に入り込んでいるとともに、山部42bと山部41bとの間に空気層43が形成されている。
そして、この2重配管システムAは、たとえば、以下に示す(1)〜(12)の作業手順を経て完成される。
(1)既設配管1aの管挿通孔11穿設位置に臨む地面を既設配管1aに向かって開削する。
(1)既設配管1aの管挿通孔11穿設位置に臨む地面を既設配管1aに向かって開削する。
(2)既設配管1aの管壁に管挿通孔11を穿設する。
(3)各管挿通孔11に開口32aがそれぞれ臨むように、サドル型継手3のサドル部32を既設配管1aの外壁面にクランプ5によって固定する。
(3)各管挿通孔11に開口32aがそれぞれ臨むように、サドル型継手3のサドル部32を既設配管1aの外壁面にクランプ5によって固定する。
(4)先端にパラシュート状をした風受け部材を取り付けた細いロープ等の牽引用線状材(図示せず)をコルゲート管4を挿入する(または引き出す)管挿通孔11を臨む分岐管部31から風受け部材を先頭にして座既設配管1a内に挿入する。
(5)コルゲート管4を挿入する(または引き出す)管挿通孔11を臨む分岐管部31から加圧空気を風受け部材に向かって吹き付けて風受け部材をコルゲート管4が引き出される(または挿入される)管挿通孔11に向かって送り込む。そして、風受け部材の送り込みに伴って牽引用線状材を既設配管1a内に送り込む。
(5)コルゲート管4を挿入する(または引き出す)管挿通孔11を臨む分岐管部31から加圧空気を風受け部材に向かって吹き付けて風受け部材をコルゲート管4が引き出される(または挿入される)管挿通孔11に向かって送り込む。そして、風受け部材の送り込みに伴って牽引用線状材を既設配管1a内に送り込む。
(6)風受け部材がコルゲート管4を引き出す(または挿入する)管挿通孔11のところまで達したら、管挿通孔11の所に取り付けられたサドル型継手3の分岐管部31から先端に鉤部を備えた治具を既設配管1a内に差し入れ、鉤部で風受け部材を引っ掛けて分岐管部31から風受け部材に接続された牽引用線状材の一端部が外部に引き出されるまで引っ張る。
(7)コルゲート管4の先端を牽引用線状材の一端に固定し、牽引用線状材の他端を既設配管1a外から牽引しつつ、コルゲート管4の先端が、他方の管挿通孔11およびサドル型継手3の分岐管部31から既設配管1a外に引き出されるまで、コルゲート管4を既設配管1a内に挿入する。
(7)コルゲート管4の先端を牽引用線状材の一端に固定し、牽引用線状材の他端を既設配管1a外から牽引しつつ、コルゲート管4の先端が、他方の管挿通孔11およびサドル型継手3の分岐管部31から既設配管1a外に引き出されるまで、コルゲート管4を既設配管1a内に挿入する。
(8)分岐管部31から外部に出たコルゲート管の管端部にロックリング3c、リテーナ3d、Oリング3Eの順で外嵌させるとともに、ステンレス鋼製のインコア3gをロックリング3cの位置に合わせて内部に挿入する。
(9)ロックリング3cのテーパ面36が分岐管部31のロックリング受け部31cに受けられるまでコルゲート管4を分岐管部31内に押し込んだのち、ジョイント管3fをフランジ部38bが分岐管部31の端面に受けられるように装着するとともに、袋ナット3bのねじ筒部33を分岐管部31のねじ部31aに螺合させて、ロックリング3cによってコルゲート管4の抜けを防止するとともに、Oリング3eを内筒部34とリテーナ3
dとの間で圧縮してコルゲート管4の環状凹部の壁面および分岐管部31の内壁面に気密に圧接させる。
(9)ロックリング3cのテーパ面36が分岐管部31のロックリング受け部31cに受けられるまでコルゲート管4を分岐管部31内に押し込んだのち、ジョイント管3fをフランジ部38bが分岐管部31の端面に受けられるように装着するとともに、袋ナット3bのねじ筒部33を分岐管部31のねじ部31aに螺合させて、ロックリング3cによってコルゲート管4の抜けを防止するとともに、Oリング3eを内筒部34とリテーナ3
dとの間で圧縮してコルゲート管4の環状凹部の壁面および分岐管部31の内壁面に気密に圧接させる。
(10)既設配管1aの分岐部においては、隣接するジョイント管3fをチーズT,エルボE等の継手および直管Pを融着や接着することによって連結する。
(11)地面の開削部分を埋め戻す。
(12)既設配管1a内に都市ガスが、新設配管2内に水素ガスが流れるようにする。
(12)既設配管1a内に都市ガスが、新設配管2内に水素ガスが流れるようにする。
以上のように、この2重配管システムAによれば、既設配管1aの管挿通孔11を穿設
する部分の穿設作業、サドル型継手3の取り付け作業、および、コルゲート管4の挿通作業が可能なスペースを確保できるように、穿設部およびその近傍の地面を開削するだけであるので、開削面積を非常に小さくすることができる。したがって、開削および埋め戻しに要する時間を短縮することができる。
そして、コルゲート管4が、外層41と内層42とを備え、外層41が管軸方向の切断面が略波形をしていて、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂で形成されているとともに、内層42が、管軸方向の切断面が外層41と同じピッチの略波形をしていて、ポリエチレンで形成されているので、十分な可撓性を備えつつ、水素ガスが既設配管1a内に入り込み、都市ガスと混ざり合うのを極力防止することができる。
する部分の穿設作業、サドル型継手3の取り付け作業、および、コルゲート管4の挿通作業が可能なスペースを確保できるように、穿設部およびその近傍の地面を開削するだけであるので、開削面積を非常に小さくすることができる。したがって、開削および埋め戻しに要する時間を短縮することができる。
そして、コルゲート管4が、外層41と内層42とを備え、外層41が管軸方向の切断面が略波形をしていて、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂で形成されているとともに、内層42が、管軸方向の切断面が外層41と同じピッチの略波形をしていて、ポリエチレンで形成されているので、十分な可撓性を備えつつ、水素ガスが既設配管1a内に入り込み、都市ガスと混ざり合うのを極力防止することができる。
すなわち、水素ガスは、都市ガスに比べ、樹脂に対する透過性が高く、新設配管2内を流れる水素ガスがコルゲート管4に管壁を透過して都市ガス側に混ざり込み、都市ガス中の水素ガス濃度(都市ガス中には元々水素ガスが含まれている)が高くなると、ガス機器を使用時に爆発を起こす恐れがある。したがって、新設配管2内を流れる水素ガスが既設配管1a内に入り込み、都市ガスと混ざり合うのを極力防止する必要がある。そこで、ガスの透過量を少なくするために、コルゲート管の管壁の肉厚を厚くすると、コルゲート管の屈曲性が悪くなり、既設配管1a内への敷設作業が困難になるが、上記のように、ガス透過性の低いエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂によって外層41を形成することにより、管壁の肉厚を薄くして十分な屈曲性を確保しつつガスの透過量を少なくできる。
また、内層42の谷部42aが、外層41の谷部41aと一体化され、内層42の山部42bが外層2の山部41b内に入り込んでいるとともに、山部42bと山部41bとの間に空気層43が形成されているので、よりガスの透過量を少なくすることができる。
図5は、本発明にかかる2重管システムの第2の実施の形態をあらわしている。
図5に示すように、この2重管システムBは、既設配管1bがポリエチレン製ガス管で形成されていて、サドル型継手6が以下に説明するポリエチレン製の電気融着式継手であって、新設配管2bが以下のようにしてサドル型継手6に固定されるようになっている以外は、上記第1の実施の形態と同様になっている。
図5に示すように、この2重管システムBは、既設配管1bがポリエチレン製ガス管で形成されていて、サドル型継手6が以下に説明するポリエチレン製の電気融着式継手であって、新設配管2bが以下のようにしてサドル型継手6に固定されるようになっている以外は、上記第1の実施の形態と同様になっている。
すなわち、サドル型継手6は、図6に示すように、サドル部61とサドル部61の開口61aに連通するように、内径が軸方向に均一な円筒形をした分岐管部62とを有し、サドル部61および分岐管部62のそれぞれにヒータ線63、64が埋設されている。
そして、サドル型継手6は、図7に示すように、サドル部61がその開口61aを既設配管1bに穿設された開口61aより少し小径の管挿通孔11を臨むように既設配管1bの外壁面に押しつけられた状態で、ヒータ線63に通電して既設配管1bとの下面を溶融状態にすることによって既設配管1bに融着されている。
そして、サドル型継手6は、図7に示すように、サドル部61がその開口61aを既設配管1bに穿設された開口61aより少し小径の管挿通孔11を臨むように既設配管1bの外壁面に押しつけられた状態で、ヒータ線63に通電して既設配管1bとの下面を溶融状態にすることによって既設配管1bに融着されている。
また、新設配管2bとなるコルゲート管4は、図8に示すように、一方の管挿通孔11に臨むサドル型継手6の分岐管部62から他方の管挿通孔11に臨むサドル型継手6の分
岐管部62に向かって第1の実施の形態と同様にして既設配管1b内に挿通されたのち、図8および図9に示すように、分岐管部62の内径と略同じ外径をし、一端部がコルゲート管4と同径となるように縮径された平滑管7が、分岐管部62から出たコルゲート管4に端部にバット融着される。
そして、平滑管7を分岐管部62の内部に挿入し、ヒータ線64に通電して平滑管7と分岐管部62とを融着することによって、図5に示すように、コルゲート管4をサドル型継手6および平滑管7を介して既設配管1bに固定する。
岐管部62に向かって第1の実施の形態と同様にして既設配管1b内に挿通されたのち、図8および図9に示すように、分岐管部62の内径と略同じ外径をし、一端部がコルゲート管4と同径となるように縮径された平滑管7が、分岐管部62から出たコルゲート管4に端部にバット融着される。
そして、平滑管7を分岐管部62の内部に挿入し、ヒータ線64に通電して平滑管7と分岐管部62とを融着することによって、図5に示すように、コルゲート管4をサドル型継手6および平滑管7を介して既設配管1bに固定する。
本発明にかかる2重配管システムは、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記第1の実施の形態では、コルゲート管の端部にインコアを挿入するようにしているが、コルゲート管にある程度の剛性があればインコアはなくても構わない。
A,B 2重配管システム
1a,1b 既設配管
11 管挿通孔
2a,2b 新設配管
3 サドル型継手
31 サドル部
32 分岐管部
3a 継手本体
3b 袋ナット
3c ロックリング
3d リテーナ
3e Oリング(シール材)
3f ジョイント管
3g インコア
4 合成樹脂製コルゲート管
41 内層
42 外層
43 空気層
4a 環状凹部
4b 環状凸部
1a,1b 既設配管
11 管挿通孔
2a,2b 新設配管
3 サドル型継手
31 サドル部
32 分岐管部
3a 継手本体
3b 袋ナット
3c ロックリング
3d リテーナ
3e Oリング(シール材)
3f ジョイント管
3g インコア
4 合成樹脂製コルゲート管
41 内層
42 外層
43 空気層
4a 環状凹部
4b 環状凸部
Claims (7)
- 既設配管の周壁の管軸方向にずれた位置に少なくとも2つの管挿通孔が穿設され、新設配管の一部を構成する既設配管より小径の可撓性管が1つの管挿通孔から既設配管内を通り、他の管挿通孔を介して既設配管外部に出るように敷設されていることを特徴とする2重配管システム。
- 可撓性管が合成樹脂製コルゲート管である請求項1に記載の2重配管システム。
- 合成樹脂製コルゲート管が、外層と内層とを有し、外層と内層との間に空気層を備えている請求項2に記載の2重配管システム。
- 合成樹脂製コルゲート管の外層が既設配管内および新設配管内を流れる流体に対してバリア性を有する材料で形成され、合成樹脂製コルゲート管の内層が新設配管内を流れる流体に対し耐食性および耐圧性の少なくともいずれかを備えている材料で形成されている請求項3に記載の2重配管システム。
- 合成樹脂製コルゲート管の外層がエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、合成樹脂製コルゲート管の内層がポリエチレン樹脂で形成されている請求項3に記載の2重配管システム。
- 既設配管が合成樹脂製であって、電気融着式のサドル型継手が管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の周壁にそのサドル部が融着されていて、合成樹脂製コルゲート管が平滑管とその管端同士を融着されているとともに、平滑管の少なくとも一部がサドル型電気融着継手の分岐管部内に挿入され分岐管部に融着されている請求項2〜請求項5のいずれかに記載の2重配管システム。
- サドル型継手がその分岐管部を管挿通孔に臨ませるように既設配管の周壁にそのサドル部を固着され、
前記分岐管部は、その外周面にねじが形成され、その内周面にロックリング受け部が突設されているとともに、管挿通孔から外部に臨む合成樹脂製コルゲート管の一部が分岐管部内に入り込んでいて、
分岐管部の外周面にねじ部が形成され、このねじ部に合成樹脂製コルゲート管が挿通される挿通孔を有する袋ナットと、
内面に形成された係止突部が、合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凹部に嵌まり込んだ状態で分岐管部内に内蔵され、分岐管部内のサドル部側に設けられたロックリング係止部に受けられて、合成樹脂製のコルゲート管の抜けを防止する縮径可能な断面略C字形をしたロックリングと、
コルゲート管に遊嵌された状態でロックリングより分岐管部の管端側に内蔵されるリテーナと、
このリテーナの分岐管部の管端側端面に受けられるとともに、無負荷のときにその内径が合成樹脂製コルゲート管の外面に設けられた環状凸部の外径と略同じか大径で、前記リテーナとリング状突部の先端面との間で幅方向に圧縮されて内径が環状凸部の外径より小径になり、コルゲート管外周面の一部で全周にわたって圧接されるリング状をしたシール材とを備えるサドル型継手が、管挿通孔に分岐管部を臨ませるように既設配管の外壁にそのサドル部が固着されていて、
合成樹脂製コルゲート管が、サドル型継手の分岐管部を介して既設配管内に敷設されているとともに、
袋ナットの締め込みによってサドル型継手を介して既設配管に気密状態に固定されている請求項2〜請求項5のいずれかに記載の2重配管システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004326754A JP2006138351A (ja) | 2004-11-10 | 2004-11-10 | 2重配管システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004326754A JP2006138351A (ja) | 2004-11-10 | 2004-11-10 | 2重配管システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006138351A true JP2006138351A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36619309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004326754A Pending JP2006138351A (ja) | 2004-11-10 | 2004-11-10 | 2重配管システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006138351A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071570A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Tokyo Gas Co Ltd | 燃焼ガスの供給方法、及びその燃焼ガスを供給するためのパイプライン |
EP2569571B1 (de) | 2010-05-12 | 2017-07-19 | Linde Aktiengesellschaft | Wasserstoffinfrastruktur |
WO2022093289A1 (en) | 2020-10-27 | 2022-05-05 | H2 Clipper, Inc. | Hydrogen transport, distribution and storage system, method and apparatus |
US12066152B2 (en) | 2020-10-27 | 2024-08-20 | H2 Clipper, Inc. | Method and apparatus for delivering hydrogen |
-
2004
- 2004-11-10 JP JP2004326754A patent/JP2006138351A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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