JP2006137119A - 温度制御方法と被制御体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1ゾーン、第2ゾーン、及び前記第1ゾーンと第2ゾーンの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体のPID定数を、より正確に調整できる温度制御方法を提供する。
【解決手段】 第1ゾーンZ3,ZA,Zb、第2ゾーンZ5,ZB,Zh、及び第1ゾーンZ3,ZA,Zbと第2ゾーンZ5,ZB,Zhの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンZ4,ZC,Zeの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体13,41,51を、PID制御によりフィードバック制御する温度制御方法において、最初に中間ゾーンZ4,ZC,ZeのみのPID定数を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の温度制御ゾーンに区分された被制御体を、PID制御によりフィードバック制御する温度制御方法に関し、特にはそのPID定数の調整方法に関するものである。
射出成形機の加熱筒や成形金型、ホットプレスの熱板、及びプレス金型等の被制御体の温度制御は、一般に各温度制御ゾーン毎に、PID制御によりクローズドループ制御されるようになっている。PID制御は周知のように実測値と制御目標値との偏差に比例して出力を行う比例制御、実測値と制御目標値との偏差の積分値に基づいて出力を行う積分制御、及び実測値と制御目標値との偏差の微分値に基づいて出力を行う微分制御からなっている。そしてPID制御においては、各比例制御を行う比例定数、積分制御を行うための積分定数、微分制御を行うための微分定数からなるPID定数を適切な値に設定する必要がある。射出成形機の加熱筒等の被制御体では、射出成形機の出荷時において基本的な成形をカバーするPID定数が初期値として入力されている。しかし実際には、成形品の材料、容積、成形サイクル等の成形条件の変更や、機械の経年変化により、出荷時のPID定数では正確な温度制御ができない場合があり、その場合はPID定数の再調整を行う必要がある。
前記被制御体の各温度制御ゾーンにおけるPID定数の調整はオートチューニングにより自動的に行うことによっても、経験値を手入力により入力することによっても可能である。特許文献1、特許文献2には、成形中に被制御体である加熱筒のPID定数のオートチューニングを行うことが記載されている。しかし特許文献1、特許文献2に記載されたものはいずれも、加熱筒の各温度制御ゾーンのオートチューニングを同時に行うものであった。
しかし特許文献1、特許文献2のように加熱筒の各温度制御ゾーンのオートチューニングを同時に行うものでは、温度制御が難しい加熱筒の中間ゾーンや後部ゾーンのオートチューニングが正確に行えないという問題があった。その理由について説明すると、加熱筒の中間ゾーンは、樹脂が摩擦発熱されるゾーンであり、両側がノズル近傍の前部ゾーンとホッパ下部近傍の後部ゾーンの間に挟まれているため、一旦樹脂の発熱等により上昇した温度が下降されにくく、正確な制御が難しい。ところが各温度制御ゾーンを同時にオートチューニングを行うと、前部ソーンと後部ゾーンにおいてもオートチューニングにより温度が不安定に昇降されるので、その影響が前記中間ゾーンにも及び、中間ゾーンの正確なオートチューニングができなくなる。また後部ゾーンについては、供給される樹脂の温度が加熱筒温度と比較して低くて加熱筒の後部ゾーンの熱を奪い、更に低温のホッパ下部に隣接しているため、温度を安定させるのが難しい。ところが各温度制御ゾーンを同時にオートチューニングを行うと、中間ゾーンがオートチューニングにより温度が安定しない状態であり、その影響が後部ゾーンにも及ぶので、後部ゾーンの正確なオートチューニングができなくなる。
特開平7−125032号公報(請求項1,0019) 特開2000−218674号公報(請求項1,0004)
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであって、第1ゾーン、第2ゾーン、及び前記第1ゾーンと第2ゾーンの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体のPID定数を、より正確に調整できる温度制御方法を提供するものである。
本発明の請求項1に記載の温度制御方法は、第1ゾーン、第2ゾーン、及び第1ゾーンと第2ゾーンの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体を、PID制御によりフィードバック制御する温度制御方法において、最初に中間ゾーンのみのPID定数を調整することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の温度制御方法は、第1ゾーン、第2ゾーン、及び第1ゾーンと第2ゾーンの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体を、PID制御によりフィードバック制御する温度制御方法において、最初に中間ゾーンのみのPID定数を調整し、次に第1ゾーンと第2ゾーンのPID定数を同時または前後して調整し、最後に中間ゾーンのPID定数を再度調整することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の温度制御方法は、請求項1において、被制御体は、ノズル近傍の前部ゾーン、ホッパ下部近傍の後部ゾーン、及び前部ゾーンと後部ゾーンの間に挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分され、PID制御によりフィードバック制御される射出成形機の加熱筒であることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の温度制御方法は、請求項2において、被制御体は、ノズル近傍の前部ゾーン、ホッパ下部近傍の後部ゾーン、及び前部ゾーンと後部ゾーンの間に挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分され、PID制御によりフィードバック制御される射出成形機の加熱筒であって、最初に中間ゾーンのみのPID定数を調整し、次に後部ゾーンのPID定数を調整し、次に前部ゾーンのPID定数を調整し、次に中間ゾーンを再度調整することを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の温度制御方法は、請求項3または請求項4において、PID定数の調整は、成形時またはパージ時に行うことを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の被制御体は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の温度制御方法の手順により、自動的に各温度制御ゾーンのPID定数の調整がオートチューニングにより行われることを特徴とする。
本発明の温度制御方法は、第1ゾーン、第2ゾーン、及び第1ゾーンと第2ゾーンの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体を、PID制御によりフィードバック制御する温度制御方法において、最初に中間ゾーンのみのPID定数を調整するようにしたので、被制御体の温度制御を正確かつ安定して行うことができる。
本発明の実施形態について図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の温度制御方法に係る射出成形機の加熱筒と温度制御装置を示すブロック図である。図2は、本発明の温度制御方法に係る射出成形機の加熱筒温度制御方法のフローチャート図である。
本実施形態のディスク基板成形用の射出成形機における射出装置11の概略について図1により説明する。射出装置11においては、図示しない型締装置の固定盤に対して前後進可能に設けられたハウジング12に被制御体である加熱筒13が取付けられている。そして加熱筒13の先端には、シリンダヘッド14が取付けられ、シリンダヘッド14にノズル15が取付けられている。そしてハウジング12と加熱筒13内部の中心孔には、スクリュ16が回転及び前後進可能に配設され、スクリュ16の後端は図示しない計量用サーボモータに接続されている。スクリュ16は後部から順に、フィードゾーン、コンプレッションゾーン、及びメタリングゾーンが形成され、先端に逆流防止リング17が取付けられている。またハウジング12の上部の開口部にはホッパ18が接続され、前記開口部を介して加熱筒13内に樹脂ペレットが供給されるようになっている。また射出装置11には図示しない射出用サーボモータが設けられ、スクリュ16が前進駆動されるようになっている。
射出装置11における加熱筒13、シリンダヘッド14、ノズル15にはそれぞれバンドヒータ19が配設され、ホッパ下部20には温調用媒体が流通されるよう温調用通路が形成されている。ノズル15とシリンダヘッド14は独立したノズルゾーンZ1とシリンダヘッドゾーンZ2としてバンドヒータ19がそれぞれ配設され、個別にPID制御によりフィードバック制御可能となっている。また被制御体である加熱筒13については、本実施形態では7枚のバンドヒータ19が配設されている。そして加熱筒13は、ノズル15及びシリンダヘッド14近傍の2枚のバンドヒータ19によって加熱される部分が第1ゾーンである前部ゾーンZ3、ホッパ下部20に近傍の2枚のバンドヒータ19によって加熱される部分が第2ゾーンである後部ゾーンZ5、前記前部ゾーンZ3と後部ゾーンZ5の間に挟まれた中央の3枚のバンドヒータ19によって加熱される部分が中間ゾーンZ4として区分され、各温度制御ゾーンZ3,Z4,Z5毎にPID制御によりフィードバック制御可能となっている。更にホッパ下部20についても独立したホッパ下部ゾーンZ6としてPID制御によりフィードバック制御可能となっている。また各温度制御ゾーンZ1〜Z6には個別に温度を検出できるよう熱電対21からなる温度センサが取付けられている。なおスクリュ16のフィードゾーンは、前記ホッパ下部ゾ−ンZ6及び後部ゾーンZ5に、コンプレッションゾーンは中間ゾーンZ4に、メタリングゾーンは前部ゾーンZ3にそれぞれほぼ対応している。なお本実施形態では加熱筒13は、前部ゾーンZ3、中間ゾーンZ4、後部ゾーンZ5がそれぞれ1ゾーンづつであって三の温度制御ゾーンに区分されているが、加熱筒の前部ゾーン、中間ゾーン、後部ゾーンの少なくとも一以上のゾーンが複数の温度制御ゾーンに更に区分されたものでもよい。そして中間ゾーンにおける或る1ゾーンについては、前部ゾーンと後部ゾーンの間に中間ゾーンにおける他の1ゾーンを介して間接的に挟まれたものであってもよい。
次に射出装置11の温度制御装置22について説明する。温度制御装置22は、温度信号入力部23、制御部24、温度信号出力部25、設定入力部26、表示出力部27、記憶部28、オートチューニング演算部29等からなっている。温度信号入力部23においては、前記熱電対21からの温度データをA/D変換して取り込む処理が行われる。制御部24においては、前記温度信号入力部23から取り込んだ温度信号と指令値を突き合せ、P定数、I定数、D定数を用いて演算し、温度制御信号の生成が行われる。温度信号出力部25においては、前記制御部24からの温度制御信号に基づいて、バンドヒータ19へ通電される電流のON/OFF制御信号と、またホッパ下部20の温調制御を行う温調装置32への温度出力信号の出力が行われる。よって温度制御装置22は、オートチューニング時以外の通常制御時には、温度制御装置22の制御部24により、各温度制御ゾーンZ1〜Z6のPID制御によるクローズドループ制御がそれぞれ行われている。また設定入力部26においては、設定入力装置30において手入力された前記各温度制御ゾーン毎の設定温度やPID定数を温度制御装置22に取り込む入力処理やオートチューニング開始指令の入力が行われる。また表示出力部27においては、表示装置31へ表示するためのデータ処理が行われる。記憶部28においては、現在成形中の前記各温度制御ゾーンZ1〜Z6の設定温度や、前記各温度制御ゾーンZ1〜Z6のバンドヒータ19等をPID制御するためのPID定数や、過去の成形条件の設定温度やPID定数の記憶がなされている。また記憶部28には、オートチューニングを自動的に行う際のシーケンスプログラムが格納されている。
オートチューニング演算部29においては、設定入力装置30からオートチューニング開始指令の信号が入力された際に、前記制御部24によるクローズドループ制御を一旦中止し、オートチューニングを行うための指令及び演算が行われる。このオートチューニングの手順について次に説明する。
本実施形態のディスク基板成形用の射出成形機においては、使用される樹脂は一例としてポリカーボネートであり、射出装置11の温度は一例として、ノズルゾーンZ1が320℃、シリンダヘッドゾーンZ2が350℃、加熱筒13の前部ゾーンZ3が350℃、中間ゾーンZ4が330℃、後部ゾーンZ5が300℃、ホッパ下部ゾーンZ6が100℃に設定されている。そして成形品の変更に伴ない成形サイクルや射出装置11の設定温度が大きく変更されたときや、射出装置11の温度に起因した成形不良が発生したときで、オートチューニングを行う必要がある場合には、オートチューニングを行う。本実施形態においてはオートチューニングは、図示しない成形金型内に溶融樹脂を射出充填する成形中に行う。成形中にオートチューニングを行う理由は、成形時にはホッパ18から加熱筒13内に、加熱筒温度よりも相対的に低い温度の樹脂ペレットが連続して供給されるので、その分を考慮して加熱筒13のPID制御を行う必要があるからである。一方機械停止時においては、樹脂ペレットが供給されないので、成形時とは温度条件が異なってしまうことになる。なお、オートチューニング中に成形されたディスク基板は、製品として出荷されず、廃棄またはリサイクルされる。
オートチューニングの手順を図2のフローチャート図に添って説明すると、まず最初に、設定入力装置30からオートチューニング開始指令を入力する(S1)。すると前記指令は、制御部24を介してオートチューニング演算部29に送られ、オートチューニング演算部29において演算処理を開始する。オートチューニング演算部29における演算処理は、記憶部28に記憶されているオートチューニング演算式、設定温度、温度信号入力部23から入力される温度信号に基づいて行われ、自動的にPID定数の調整が行われる。またオートチューニングを行う各温度制御ゾーンZ1〜Z6の順序については、記憶部28に記憶されたシーケンスプログラムの順序に従って、自動的に射出装置11の各温度制御ゾーンZ1〜Z6すべてのオートチューニングが行われる。本実施形態ではまず最初に中間ゾーンZ4のみのオートチューニングを開始する(S2)。その際他の温度制御ゾーンZ1〜Z3,Z5,Z6は従来からのPID定数によりクローズドループ制御が続けられている。中間ゾーンZ4のみを最初にオートチューニング開始する理由は、各温度制御ゾーンZ1〜Z6を同時にオートチューニングを行うと、前部ソーンZ3と後部ゾーンZ5がオートチューニングにより温度が不安定となり、その影響が温度制御の難しい中間ゾーンZ4にも及び、中間ゾーンZ4の正確なオートチューニングができなくなるからである。また中間ゾーンZ4が正確にオートチューニングされて温度が安定していると、後で温度制御の難しい後部ゾーンZ5のオートチューニングが正確に行えるからである。
本実施形態ではオートチューニングによるPID定数の調整は、限界感度法により行われる。まず最初にPID制御を行う積分定数を用いて行う積分動作(I動作)と微分定数を用いて行う微分動作(D動作)をOFFとし、比例定数を用いて行う比例動作(P動作)のみにより制御がなされるようにする。そして加熱筒13の中間ゾーンZ4のバンドヒータ19への出力を100%にした状態で、中間ゾーンZ4の温度を設定温度まで上昇させ、設定温度となったらバンドヒータ19への通電を停止する。その後加熱筒13の中間ゾーンZ4の温度は、通電停止後もオーバーシュートにより設定温度よりある程度まで上昇し、やがて下降して設定温度に近似する。その際に比例帯Pを徐々に狭くしていく。すると目標値に対する制御量の応答は、次第に振動的になり、やがて安定限界を超えて一定の持続振動を開始する。その一定の持続振動が継続する状態となる比例帯を見つけ、そのときの比例帯をPcとする。そしてその持続振動の周期(時間)をTcとする。そしてPID定数は次の数式により求める。
Figure 2006137119
なおオートチューニングにおけるPID定数の求め方については、前記した限界感度法以外の公知の方法を用いても良い。例えばステップ応答法においては、熱系の制御対象では、応答の遅れからS字状の二次遅れ要素を示すが、そのS字曲線の変曲点で接線を引き、最大温度傾斜線と時間軸と交わる交点から、ムダ時間Lと時定数Tを求める。そして前記ムダ時間Lと時定数Tを用いて、次の数式によりPID定数を求める。
Figure 2006137119
またオートチューニングの方法としては、前記以外にもリミットサイクル法や限界感度法の応用である1/4減衰法を用いても良い。
そして上記の演算により中間ゾーンZ4のPID定数が15分ないし20分程度で求められる。オートチューニングによるPID定数の調整が終了すると、中間ゾーンZ4のPID制御を再開し、10分程度の待機時間を置き、中間ゾーンZ4の温度が設定値に近似して安定するのを待つ。そして前記待機時間がタイムアップする(S3)と、次にホッパ下部20近傍の後部ゾーンZ5のオートチューニングを行う(S4)。後部ゾーンZ5のオートチューニングについても前記中間ゾーンZ4のオートチューニングと同様に行う。その際には中間ゾーンZ4が既にオートチューニングが終了し、安定した温度に温度制御されているから、後部ゾーンZ5は正確なオートチューニングができる。
そして後部ゾーンZ5のオートチューニングが完了してPID制御を再開し、10分程度の待機時間がタイムアップする(S5)と、次に前部ゾーンZ3(S6)、シリンダヘッドゾーンZ2(S8)、ノズルゾーンZ1(S10)、ホッパ下部ゾーンZ6(S12)の順にオートチューニングを行う。前記前部ゾーンZ3(S6)、シリンダヘッドゾーンZ2(S8)、ノズルゾーンZ1(S10)、ホッパ下部ゾーンZ6(S12)のオートチューニングは、PID制御を再開してから10分程度の待機時間のタイムアップ(S7)、(S9)、(S11)により開始することが望ましいが、前記待機時間は必須のものではない。そしてホッパ下部ゾーンZ6(S12)のオートチューニングが完了してPID制御を開始し、待機時間がタイムアップする(S13)すると、再び中間ゾーンZ4のオートチューニングを行う(S14)。中間ゾーンZ4を再度オートチューニングする理由については、最初の中間ゾーンZ4のオートチューニングは、前部ゾーンZ3と後部ゾーンZ5の新しいオートチューニングが行われる前に行ったので、完全に正確なオートチューニングがなされていない場合があるからである。そして中間ゾーンZ4の再度のオートチューニングが完了してPID制御を開始し、待機時間がタイムアップする(S15)と、表示画面に「オートチューニング終了」の表示がなされる(S16)。なお最後の中間ゾーンZ4のオートチューニングは必須ではない。
そして前記により射出装置11の各温度制御ゾーンZ1〜Z6のオートチューニングを行った後に測定された各温度制御ゾーンZ1〜Z6の温度は、設定値に近似し、すべての温度制御ゾーンを同時にオートチューニングした場合よりも一層安定した温度を示した。特に後部ゾーンZ5においては、供給される樹脂ペレットの温度による影響を受け、同時にオートチューニングした場合には温度が安定しなかったが、その問題が解決された。本実施形態の手順によるオートチューニング方法については、すべての温度制御ゾーンを同時にオートチューニングする方法よりも時間がかかり、その間の樹脂はリサイクルや廃棄に回されるので、オートチューニングだけを比較すると、無駄が多いようにも見える。しかしその後長期にわたり、射出装置11の各温度制御ゾーンZ1〜Z6が正確に温度制御され、不良品が減少するので、結局コストダウンに繋がるのである。
なおオートチューニングを行う温度制御ゾーンZ1〜Z6の順序については、最初に中間ゾーンZ4のオートチューニングを行なった後、次に前部ゾーンZ3のみを行ってもよく、前部ゾーンZ3と後部ゾーンZ5を同時に行ってもよい。またノズルゾーンZ1とシリンダヘッドゾーンZ2は、中間ゾーンZ4より先か、中間ゾーンZ4と同時にオートチューニングを行ってもよい。また加熱筒の温度制御ゾーンが四以上あり、中間ゾーン(或いは前部ゾーン、後部ゾーン)が更に複数のゾーンからなる場合、その複数のゾーンを同時にオートチューニングを行ってもよく、個別に1ゾーンづつオートチューニングを行ってもよい。
また本実施形態では成形中にオートチューニングを行うが、加熱筒13内の溶融樹脂を排出するパージ時に行ってもよい。また加熱筒13内に樹脂のあるなしにかかわらず、スクリュ16を停止状態にして、前記の手順によりオートチューニングを行ってもよい。更にオートチューニングは、各温度制御ゾーンZ1〜Z6毎に、手入力により行うものであってもよい。更にまたPID定数の調整は、各温度制御ゾーンZ1〜Z6をオートチューニングにより行うのではなく、一部温度制御ゾーンは手入力によりPIDの数値入力するものであってもよい。例えば成形条件が変更され、改めてPID定数の調整を行う際に、或る温度制御ゾーンのPID定数のみはその成形条件における適正値が既に求められている場合は、前記或る温度制御ゾーンについてそのPID定数を手動で入力し、前記或る温度制御ゾーンの温度が安定した状態で、次に中間ゾーンZ4のオートチューニングを行うようにしてもよい。また或る温度制御ゾーンについては成形条件が変更されても、PID定数を変更する必要のない場合は、前記或る温度制御ゾーンを除外して他の温度制御ゾーンのみのオートチューニングを行うようにしてもよい。
なお本実施形態では射出装置11の加熱筒13、シリンダヘッド14、ノズル15の加熱についてはバンドヒータ19により行うものについて記載したが、例えば熱硬化性樹脂用の射出成形機の射出装置のように、その一部または全部を水または油等の熱媒体により温度制御を行うものであってもよい。更には加熱筒の内部にはスクリュではなくプランジャが配設されたものであってもよい。そして射出成形機に用いられる成形材料は、樹脂材料に限定されず、金属材料やセラミック材料等の他の材料であってもよい。
次にPID制御によりフィードバック制御される被制御体の別の例として、射出成形機の成形金型の例について説明する。図3は、本発明の温度制御方法に係る射出成形機の成形金型を示す図であって、熱硬化性樹脂用成形金型の可動金型41の断面図である。可動金型41は、中央の凸状にコア部42が設けられており、その前面にキャビティ形成面43が形成されている。そして可動金型41のコア部には9本のカートリッジヒータ44が上段、中段、下段にぞれぞれ3本づつ埋め込まれている。そして上段のカートリッジヒータ44は、周辺部である第1ゾーンZAの加熱を行う。また下段のカートリッジヒータ44についても、周辺部である第2ゾーンZBの加熱を行う。また中段のカートリッジヒータ44は、前記第1ゾーンZAと第2ゾーンZBに挟まれた中間ゾーンZCの加熱を行う。なお図3は金型中心の縦断面であるので、第1ゾーンZAの中央のカートリッジヒータ44と、第2ゾーンZBの中央のカートリッジヒータ44と、中間ゾーンZCの中央のカートリッジヒータ44のみが表されている。そしてそれぞれのカートリッジヒータ44は、配線により電源に接続され、制御装置によってPID制御されるようになっている。可動金型41においても中間ゾーンZCは、二面が他の温度制御ゾーンに挟まれているので、外部への放熱が困難であり温度が下がりにくく、また成形のたびにキャビティ内に溶融樹脂が射出充填されるので、温度変動が激しく制御が難しい。
図3に示される実施形態の可動金型41においても、成形時にオートチューニングを行う。手順としてはまず最初に、可動金型41の中間ゾーンZCのオートチューニングを行う。その際その第1ゾーンZAと第2ゾーンZBは、PID制御が継続されている。よって中間ゾーンZCは、前記第1ゾーンZAと第2ゾーンZBの温度が安定していることから正確にオートチューニングがなされる。そして中間ゾーンZCのオートチューニングが完了してPID制御を再開し、所定の待機時間がタイムアップしたら、次に前記第1ゾーンZAと第2ゾーンZBのオートチューニングを同時または前後して行う。そして前記第1ゾーンZAと第2ゾーンZBのオートチューニングが完了するとPID制御を再開し、再び待機時間を経て、中間ゾーンZCのオートチューニングを行う。そのことにより中間ゾーンZCは更に正確にオートチューニングがなされる。また固定金型についても同様に温度制御区分がなされ、同様にオートチューニングがなされる。なお温度制御ゾーンの区分は、金型形状により千差万別であるのは言うまでもない。また成形金型については、熱可塑性成形金型等で各温度制御ゾーンが熱媒体を介してPID制御されるものでもよい。また熱可塑性成形金型のホットランナ部及びノズル部を加熱する各ヒータがPID制御により制御されるものであってもよい。そして成形金型のオートチューニングについても成形時以外の機械停止時に行うものであってもよい。
次にPID制御によりフィードバック制御される被制御体の更に別の例として、ホットプレスの熱板の例について説明する。図4は、本発明の温度制御方法に係るホットプレスの熱板を示す図であって、熱板51を上面側から見たものである。熱板51には破線で示されるように水平方向に7本の貫通孔52が設けられ、それぞれの貫通孔52の内部に各3本のカートリッジヒータ53が配設されている。そして1本の貫通孔52における3本のカートリッジヒータ53は、それぞれが別の配線によって電源に接続され、個別に制御されるようになっている。そして熱板51は、図4に示されるように、合計9ゾーンZa〜Ziの温度制御ゾーンに区分されている。熱板51の四隅ゾーンZa,Zc,Zg,Ziは、各2本のカートリッジヒータ53が配設されている。また前記四隅ゾーンZaとZcの間の第1ゾーンZbと、前記四隅ゾーンZgとZiの間の第2ゾーンZhには、各3本のカートリッジヒータ53が配設されている。更にまた前記四隅ゾーンZaとZgの間の第3ゾーンZdと、前記四隅ゾーンZcとZiの間の第4ゾーンZfには、各2本のカートリッジヒータ53が配設されている。そして前記第1ゾーンZbと第2ゾーンZhに挟まれる中間ゾーンZeには、3本のカートリッジヒータ53が配設されている。そして各温度制御ゾーンZa〜Ziのカートリッジヒータ53は図示しない温度制御装置により設定温度にPID制御されるようになっている。しかし熱板51においては、前記中間ゾーンZeは、周辺の温度制御ゾーンZa〜Zd,Zf〜Ziによって囲まれているので、外部への放熱が困難であり温度が下がりにくく、また熱板51よりも相対的に温度が低い積層体W(図4において一点鎖線で示す)が載置されるので、そのたびに熱を奪われ、温度制御が難しい。
そこで図4に示される実施形態においても、中間ゾーンZeのみを最初にオートチューニングを行う。その際前記周辺の温度制御ゾーンZa〜Zd,Zf〜Ziは同時にオートチューニングを行っていないことから、周辺から不安定な温度の影響を受けないで中間ゾーンZeのオートチューニングがなされる。そして所定の待機時間がタイムアップしたら、次に前記周辺の温度制御ゾーンZa〜Zd,Zf〜Ziのオートチューニングを同時または順次行う。なおその際に四隅ゾーンZa,Zc,Zg,Ziより、第1ゾーンZb,第2ゾーンZh,第3ゾーンZd,第4ゾーンZfのオートチューニングを先に行っても良い。そして前記周辺の温度制御ゾーンZa〜Zd,Zf〜Ziのオートチューニングが終了すると、待機時間を経て、中間ゾーンZeのオートチューニングを再び行う。そのことにより更に正確に中間ゾーンZeのオートチューニングがなされる。なおホットプレスの熱板については、前記温度制御区分に限定されず、例えば、第1ゾーンおよび第2ゾーンを含めた周辺の温度制御ゾーンと、それ以外の部分である中間の温度制御ゾーンの2区分からなるものであってもよい。またホットプレスの熱板については、各温度制御ゾーンが油等の熱媒体により個別にPID制御されるものであってもよい。
また本発明については、更に一々列挙はしないが、上記した本実施形態のものに限定されず、当業者が本発明の趣旨を踏まえて変更を加えたものについても、適用されることは言うまでもないことである。被制御体については前記した射出成形機の加熱筒及び成形金型、ホットプレスの熱板以外にも、被制御体の各部を個別にPID制御するものであれば各種装置に適用できる。
本発明の温度制御方法に係る射出成形機の加熱筒と温度制御装置を示すブロック図である。 本発明の温度制御方法に係る射出成形機の加熱筒温度制御方法のフローチャート図である。 本発明の温度制御方法に係る射出成形機の成形金型を示す図である。 本発明の温度制御方法に係るホットプレスの熱板を示す図である。
符号の説明
11 射出装置
12 ハウジング
13 加熱筒
14 シリンダヘッド
15 ノズル
16 スクリュ
17 逆流防止リング
18 ホッパ
19 バンドヒータ
20 ホッパ下部
21 熱電対
22 温度制御装置
23 温度信号入力部
24 制御部
25 温度信号出力部
26 設定入力部
27 表示出力部
28 記憶部
29 オートチューニング演算部
30 設定入力装置
31 表示装置
32 温調装置
41 可動金型
42 コア部
43 キャビティ形成面
44,53 カートリッジヒータ
51 熱板
52 貫通孔
Z1 ノズルゾーン
Z2 シリンダヘッドゾーン
Z3 前部ゾーン
Z4,ZC,Ze 中間ゾーン
Z5 後部ゾーン
Z6 ホッパ下部ゾーン
ZA,Zb 第1ゾーン
ZB,Zh 第2ゾーン
Za,Zc,Zg,Zi 四隅ゾーン
Zd 第3ゾーン
Zf 第4ゾーン
W 積層体

Claims (6)

  1. 第1ゾーン、第2ゾーン、及び前記第1ゾーンと第2ゾーンの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体を、PID制御によりフィードバック制御する温度制御方法において、
    最初に前記中間ゾーンのみのPID定数を調整することを特徴とする温度制御方法。
  2. 第1ゾーン、第2ゾーン、及び前記第1ゾーンと第2ゾーンの間に少なくとも二面が挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分された被制御体を、PID制御によりフィードバック制御する温度制御方法において、
    最初に前記中間ゾーンのみのPID定数を調整し、次に前記第1ゾーンと前記第2ゾーンのPID定数を同時または前後して調整し、最後に前記中間ゾーンのPID定数を再度調整することを特徴とする温度制御方法。
  3. 前記被制御体は、ノズル近傍の前部ゾーン、ホッパ下部近傍の後部ゾーン、及び前記前部ゾーンと後部ゾーンの間に挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分され、PID制御によりフィードバック制御される射出成形機の加熱筒である請求項1に記載の温度制御方法。
  4. 前記被制御体は、ノズル近傍の前部ゾーン、ホッパ下部近傍の後部ゾーン、及び前記前部ゾーンと後部ゾーンの間に挟まれた中間ゾーンの少なくとも三の温度制御ゾーンに区分され、PID制御によりフィードバック制御される射出成形機の加熱筒であって、
    最初に前記中間ゾーンのみのPID定数を調整し、次に前記後部ゾーンのPID定数を調整し、次に前記前部ゾーンのPID定数を調整し、次に前記中間ゾーンを再度調整する請求項2に記載の温度制御方法。
  5. 前記PID定数の調整は、成形時またはパージ時に行う請求項3または請求項4に記載の温度制御方法。
  6. 前記請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の温度制御方法の手順により、自動的に各温度制御ゾーンのPID定数の調整がオートチューニングにより行われることを特徴とする被制御体。
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