JP2006137073A - シート状物の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート状物の長手方向の厚み変動の測定や制御が、シート状物の幅方向の厚み変動の測定や制御に影響を与えることを防いで、シート状物の幅方向のみならず、長手方向にも厚み精度の優れた、高品質のシート状物を製造し得る、シート状物の製造方法を提供することにある。
【解決手段】 本発明のシート状物の製造方法においては、厚み計で収集された厚み変動データを、シート状物の幅方向の厚み変動データと、走行方向の厚み変動データとに弁別して蓄積するため、厚み計の走査を停止させる必要がなく、シート状物の幅方向の厚み制御を行いながら、同時に走行方向の厚み異常等の解析や異常原因の特定ができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、シート状物の製造方法において、モニタリングした厚み変動データの特徴から変動要因を特定し、この変動要因をプロセス制御等によって改善して、厚み精度が良好なシート状物を製造するシート状物の製造方法、及びこの製造方法に好適に用いられる製造装置に関する。
ダイから原料を吐出してシート状物を製造する工程において、その厚みの制御、及び管理は、製造工程内に設置した厚み計によってシート状物の厚み変動を連続的にモニタリングし、目標とする厚み分布(以下、「厚みプロファイル」と言う。)に基づいて、厚み調整手段を介してこの厚み変動を調節して行うことが多い。厚み計は、通常、走行するシート状物の幅方向を繰り返し往復させることによって、シート状物上で走査させて用いられる。また、シート状物の厚み制御は、一般に、ダイに備えられた熱収縮ボルトを用いたギャップ調整機構によって、ダイのリップ部のスリット幅を調整して、ダイ内の樹脂の流れをコントロールして行われる。
ここで、シート状物の厚みに関する品質は、シート状物の長手方向に対する幅方向の厚み精度のみならず、長手方向の厚み精度にも左右されるが、これまで、上記シート状物の厚み制御は、シート状物の幅方向の厚み変動と、シート状物の幅方向に関する厚みプロファイルとの偏差に基づいて、厚み調整手段を介して厚み変動を調整して行われてきた。
しかしながら、シート状物の製造工程において、例えば、原料をダイに導入する前にあっては、原料の温度変動や、原料をダイに導入するための押出機による押出圧力変動等に起因して、シート状物の長手方向に比較的長周期の厚み変動が生じることがあった。また、原料をダイから吐出した後にあっては、シート状物自体の振動や、シート状物を引き取ったり延伸したりする際の張力変動に起因して、シート状物の長手方向に比較的短周期の厚み変動が生じることがあった。
その一方で、シート状物のかかる長手方向の厚み変動は、幅方向の厚み変動データに重畳する場合もあれば、変動データをサンプリングするタイミング等によっては相殺されて、幅方向の厚み変動データに重畳しない場合もあった。このため、シート状物の幅方向における厚み変動データのみに基づく厚み制御では、シート状物の製造工程における諸々の誤差要因の影響でシート状物の厚みに乱れが生じると、シート状物の厚み変動を収束させることが困難であった。
これまでに、シート状物の厚み精度を上げる方法としては、シート状物の幅方向に厚み計を走査させて、幅方向の厚み変動を測定し、調整手段を介してこれを制御するとともに、シート状物の幅方向への厚み計の走査を停止させて、走行するシート状物の長手方向の厚み変動を測定し、高速フーリエ変換(以下、「FFT」と言う。)解析することによってその変動周期を求め、かかる変動周期からシート状物の厚みの変動源を特定し、これを修正してシート状物の長手方向の厚み変動を制御する態様が開示されている。また、シート状物の長手方向の厚み変動周期をスペクトル解析によって求め、長手方向の厚み変動の影響が少ない厚み計の走査速度を選択し、これによって幅方向の厚み変動をモニタリングし、厚みプロファイルに基づいて厚み調整手段を介してその厚み変動を調整する態様が開示されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2000−62006号公報 特開2003−291204号公報
しかしながら、シート状物の長手方向の厚み変動の周期を、FFT解析やスペクトル解析によって求める際には、該当する変動周期に対して、観測区間(時間)を少なくとも数倍以上とする必要があった。したがって、例えば、シート状物の長手方向の厚み変動の周期が1時間を超える場合には、観測区間を数時間以上に設定することを必要とした。また、厚み計を停止させて、走行するシート状物の長手方向の厚み変動を測定する場合には、その間に行われるシート状物の幅方向の厚み制御に対する外乱に対応できないという問題があった。さらに、同条件で生産したシート状物のサンプルの厚みをオフラインで測定することによって、予めシート状物の長手方向の厚み変動の周期を求めるには、数時間以上に相当する長さのシート状物のサンプルを調整することを要することから多大な工数がかかり、現実的ではないと言う問題があった。またさらに、シート状物の幅方向の位置に応じて、シート状物の長手方向の厚み変動周期や振幅が異なるという問題もあった。
本発明の目的は、走行するシート状物の幅方向に厚み計を走査して蓄積される厚み変動データから無次元徴候パラメータ等を求めたり、シート状物の製造工程に関するプロセスデータとシート状物の厚み変動とをクロスコレログラムによって相関解析して、厚み変動の特徴を抽出し、その変動要因を改善することによって、シート状物の幅方向のみならず、長手方向においても厚み精度が良好なシート状物を製造する製造方法、及びかかる製造方法に好適な製造装置を提供することにある。
本発明のシート状物の製造方法の要旨とするところは、樹脂を押出手段に供給する供給工程と、前記押出手段で押し出された前記樹脂をダイからシート状物として吐出する工程と、吐出された前記シート状物をロールで引き取る引取り工程と、走行する前記シート状物の幅方向に厚み計を走査して、前記シート状物の厚みを測定し、厚み変動データを蓄積する工程と、前記厚み変動データと、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する工程と、前記特定された要因を改善し得る調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づける工程とを含んで構成されることにある。
ここで、押出手段とは、供給工程において供給された樹脂をダイに供給するための手段を言う。また、供給工程からダイまでの流路とは、樹脂が供給工程に投入されてから、押出手段及びダイを経由してシート状物として吐出されるまでに樹脂が通過する路を言う。また、押出手段から前記ダイまでの流路とは、樹脂が押出手段に供給されてから、押出手段及びダイを経由してシート状物として吐出されるまでに樹脂が通過する路を言う。
また、本発明のシート状物の製造方法の要旨とするところは、樹脂を押出手段に供給する供給工程と、前記押出手段で押し出された前記樹脂をダイからシート状物として吐出する工程と、吐出された前記シート状物をロールで引き取る引取り工程と、走行する前記シート状物の幅方向に厚み計を走査して、前記シート状物の厚みを測定し、厚み変動データを蓄積する工程と、前記厚み変動データから、無次元徴候パラメータの演算、確率密度分布の算出、確率頻度分布の算出のうち、少なくとも1以上の操作を行い、前記シート状物の厚み変動の特徴を抽出する工程と、前記抽出された特徴と、過去に蓄積した、シート状物の厚み変動と該変動の要因との相関データとを照合して、前記厚み変動の要因を特定する工程と、前記特定された要因を改善し得る調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づける工程とを含んで構成されることにある。
また、本発明のシート状物の製造方法の要旨とするところは、前記厚み変動データと、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する工程を含んで構成されることにある。
かかる構成により、シート状物の厚み変動の要因を特定するために要する厚み変動データ量が、より少なくて済むこととなる。
また、本発明のシート状物の製造方法の要旨とするところは、前記厚み変動データを蓄積する工程が、前記厚み変動データを、前記シート状物の幅方向の厚み変動データと、前記シート状物の長手方向の厚み変動データとに弁別してなされることにある。
かかる構成により、シート状物の長手方向と幅方向の厚み変動を同時に測定することが可能となるため、シート状物の長手方向における厚み変動を調べるために、厚み計の走査を停止する必要がない。
また、本発明のシート状物の製造方法の要旨とするところは、前記シート状物の長手方向の厚み変動に周期的変動があり、かつ、前記シート状物の幅方向の複数の定位置から測定される、前記シート状物の長手方向の厚み変動同士が同期している場合には、前記厚み変動データと、前記温度データ、前記圧力データ、前記押出量データ、前記吐出量データ、前記駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定することにある。
また、本発明のシート状物の製造方法の要旨とするところは、前記厚み変動の制御後における前記シート状物の厚み分布を、評価手段で評価する工程を含んで構成されることにある。
本発明のシート状物の製造装置の要旨とするところは、樹脂を押出手段に供給するための供給手段と、前記押出手段から押し出された前記樹脂をシート状物として吐出するダイと、前記シート状物を引き取るロールと、走行する前記シート状物の幅方向に走査して、前記シート状物の厚みを測定する厚み計と、前記厚み計によって測定された厚みを、厚み変動データとして蓄積する蓄積手段と、前記厚み変動データと、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する厚み変動データ解析手段と、前記特定された要因を改善し得る調整手段とを含んで構成され、前記調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づけることにある。
本発明のシート状物の製造装置の要旨とするところは、樹脂を押出手段に供給するための供給手段と、前記押出手段から押し出された前記樹脂をシート状物として吐出するダイと、前記シート状物を引き取るロールと、走行する前記シート状物の幅方向に走査して、前記シート状物の厚みを測定する厚み計と、前記厚み計によって測定された厚みを、厚み変動データとして蓄積する蓄積手段と、前記厚み変動データから、無次元徴候パラメータの演算、確率密度分布の算出、確率頻度分布の算出のうち、少なくとも1以上の操作を行い、前記シート状物の厚み変動の特徴を抽出する厚み変動データ変換手段と、前記抽出された特徴と、過去に蓄積した、シート状物の厚み変動と該変動の要因との相関データとを照合して、前記厚み変動の要因を特定する要因照合手段と、前記特定された要因を改善し得る調整手段とを含んで構成され、前記調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づけることにある。
本発明のシート状物の製造装置の要旨とするところは、前記厚み変動データと、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する厚み変動データ解析手段を備えることにある。
本発明のシート状物の製造装置の要旨とするところは、前記蓄積手段が、蓄積された前記厚み変動データを、前記シート状物の幅方向の厚み変動データと、前記シート状物の長手方向の厚み変動データとに弁別して蓄積する弁別手段を備えることにある。
本発明のシート状物の製造装置の要旨とするところは、前記シート状物の長手方向の厚み変動に周期的変動があり、かつ、前記シート状物の幅方向の複数の定位置から測定される、前記シート状物の長手方向の厚み変動同士が同期している場合には、前記厚み変動データと、前記温度データ、前記圧力データ、前記押出量データ、前記吐出量データ、前記駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する厚み変動データ解析手段を備えることにある。
本発明のシート状物の製造装置の要旨とするところは、前記厚み変動の制御後における前記シート状物の厚み分布を評価する評価手段を備えることにある。
本発明のシート状物の製造方法は、シート状物の厚み変動の要因を特定するために要する厚み変動データ量が、より少なくて済むこととなるため、シート状物の厚み変動が長周期である場合に好適に用いることができる。また、シート状物のかかる長周期の変動に対して、迅速に対応することができる。
また、本発明のシート状物の製造方法は、シート状物の長手方向の厚み変動を測定するために、厚み計の走査を停止することを要しないため、シート状物の幅方向の厚み変動の測定や制御を中断する必要がない。したがって、本発明のシート状物の製造方法は、シート状物の長手方向の厚み変動の測定や制御が、シート状物の幅方向の厚み変動の測定や制御に影響を与えることを防ぐことができ、シート状物の幅方向のみならず、長手方向にも厚み精度の優れた、高品質のシート状物を製造することができる。
図1に、本発明のシート状物の製造方法を好適に実施し得る製造装置の第1実施態様を示す。また、図2に、本発明のシート状物の製造方法を好適に実施し得る製造装置の第2実施態様を示す。また、図3に、本発明のシート状物の製造方法を好適に実施し得る製造装置の第3実施態様を示す。
図1に従えば、本発明のシート状物の製造方法は、ホッパー13から押出機12に樹脂を供給する工程と、樹脂を押出機12で押し出してダイ14に供給する工程と、樹脂をダイ14からシート状物18として吐出する工程と、吐出されたシート状物18をロール16で引き取る引取り工程と、走行するシート状物18の幅方向に厚み計20を往復させてシート状物18上を走査して、シート状物18の厚みを測定する工程と、厚み計20によって収集されたシート状物18の厚み変動データを、コンピュータ22が備えるデータ蓄積装置に蓄積する工程と、厚み変動データと、樹脂がホッパー13に投入されてから、押出機12及びダイ14を経由してシート状物18として吐出されるまでに樹脂が通過する流路における樹脂の温度データ(例えば、ホッパー13内の樹脂の温度データ、押出機12が備えるシリンダー内の樹脂の温度データ、押出機12が備えるシリンダーヘッド内の樹脂の温度データ、ダイ14が備えるランド内の温度データ等)や圧力データ(例えば、押出機12が備えるシリンダー内の樹脂の圧力データ、押出機12が備えるシリンダーヘッド内の樹脂の圧力データ、ダイ14が備えるランド内の圧力データ等)、ダイ14自体の温度データ、樹脂がホッパー13に投入されてから、押出機12及びダイ14を経由してシート状物18として吐出されるまでに樹脂が通過する流路において設けられた温度調整手段からの出力信号(例えば、ホッパー13が備えるヒーターからの出力信号、押出機12のシリンダーが備えるヒーターからの出力信号、ダイ14が備えるヒーター24からの出力信号等)、押出機12から押し出される樹脂の押出量データ、ダイ14から吐出される樹脂の吐出量データ、押出機12の運動状態量(例えば、押出機12が備えるスクリューやギヤポンプの回転数等)や負荷変動データ(例えば、駆動トルク等)、ロール16の駆動系データ(例えば、ロール16によるシート状物18の引き取り張力や引き取り速度等)から選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、この時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、厚み変動の要因を、コンピュータ22が備える厚み変動データ解析装置によって特定する工程と、ホッパー13や押出機12やダイ14やヒーター24やロール16等の、本発明の製造装置10を構成する構成手段に設けられた、樹脂温度や樹脂の吐出量や引き取り速度等を調整するための調整手段を調節して、特定された要因を改善して厚み変動を制御し、シート状物18の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づける工程とを含んで構成される。
なお、ダイ14が備えるランド内の温度データを測定する方法については、いずれの方法によってもよいが、吐出されるシート状物18の表面にキズが付かない方法で行うのが好ましく、例えば、ダイ14の外側からランド近傍に盲貫孔を設け、その位置に熱電対温度計の先端感温部を挿入することにより測定する方法が挙げられる。また、ダイ14が備えるランド内の圧力データを測定する方法については、いずれの方法によってもよいが、吐出されるシート状物18の表面にキズが付かない方法で行うのが好ましく、例えば、樹脂がダイ14に供給される直前の樹脂の圧力を測定し、かかる測定データをランドの圧力データに換算する方法が挙げられる。
本発明のシート状物の製造方法において、プロセス時定数とは、上記製造工程のプロセス固有の厚み変動の時定数を言う。すなわち、ホッパー13内の樹脂の温度やダイ14の温度データ、シート状物18の引き取り張力や引き取り速度等、シート状物18の厚みに変動をきたす各要因に起因する、厚み変動の時定数を言う。なお、当然ながら、ホッパー13内の樹脂の温度等の変動は、シート状物18の厚みに変動をきたすまでに、ムダ時間が生じる系もあることを考慮する必要がある。
ここで、シート状物18の長手方向の厚み変動が、ダイ14の温度変動データや、ダイ14のリップ部26近傍の温度変動データや、ダイ14が備えるヒーター24の出力信号等の、シート状物18の製造工程における温度変動に起因する場合には、プロセス時定数の違いから、厚み変動と温度変動との間に時間的位相差が生じ、かつ、シート状物の幅方向の厚み変動と温度変動との間にも位相差が生じることが知られている。このため、かかる特徴が見られる場合には、ダイ14の温度変動データや、ダイ14のリップ部26近傍の温度変動データや、ダイ14が備えるヒーター24の出力信号等の、シート状物18の製造工程における温度変動データと、シート状物18の長手方向の厚み変動データとを、クロスコレログラムによって相関解析して、温度変動データと厚み変動データとの時間的位相差を求め、この時間的位相差と、上記温度変動データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合することによって、シート状物18の長手方向の厚み変動原因がシート状物18の製造工程における温度変動に起因するものであるか否かを容易に特定することができる。
シート状物18の製造工程における温度変動の振幅が小さく、ダイ14の温度変動データや、ダイ14のリップ部26近傍の温度変動データには現れない状態で、シート状物18の長手方向の厚みに小さな振幅の変動が現れる場合においても、ダイ14が備えるヒーター24の出力信号には、変動波形が現れている場合がある。かかる場合には、シート状物18の幅方向に対する複数の定位置から測定される、シート状物18の長手方向の厚み変動データと、かかる定位置に対応する位置に設けられたダイ14のヒーター24の出力信号とをクロスコレログラムで相関解析することによって、シート状物18の長手方向の厚み変動要因を特定することができる。また、出力信号の変動に周期性がある場合には、ダイ14が備える温度調節手段等の自励振動が原因であることが多く、温度制御の最適調整を行う必要がある。
シート状物18の長手方向の厚み変動データに周期性があり、かつ、シート状物18の幅方向の複数の定位置から測定される、シート状物18の長手方向の厚み変動同士が同期している場合には、シート状物18の長手方向の厚み変動データと、樹脂をシート状物18として吐出する工程までにおける樹脂の温度データや圧力データ等の、シート状物18の製造工程におけるプロセスデータ、押出機12から押し出される樹脂の押出量データ、ダイ14からの樹脂の吐出量データ、ロール16の駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムで相関解析することによって、シート状物18の長手方向の厚み変動要因を特定することができる。
なお、各定位置から測定される、シート状物18の長手方向の厚み変動データ同士にも、位相差や周期の違いが現れる場合がある。したがって、厚み変動の要因を特定する際の誤判定を防ぐために、クロスコレログラムによる相関解析は、シート状物18における幅方向の位置が対応する、厚み変動データと温度変動データとを用いて行うことに留意する必要がある。
以上のように、本発明のシート状物18の製造方法は、シート状物18の厚み変動データと、種々のプロセスデータとをクロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、かかる時間的位相差を用いて厚み変動の要因を特定する態様であるため、FFT解析を行う態様に比して少ない厚み変動データ量によってシート状物18の厚み変動の要因を特定することができる。したがって、本発明のシート状物18の製造方法は、シート状物18の厚み変動要因を早期に特定して、厚み変動に対して迅速に対応することができる。
本発明のシート状物18の製造方法において、収集された厚み変動データをデータ蓄積装置に蓄積する工程は、データ蓄積装置が備える弁別手段によって、厚み変動データを、シート状物18の幅方向の厚み変動データと、走行方向の厚み変動データとに弁別して蓄積して行うことが好ましい。かかる構成により、シート状物18の長手方向の厚み変動を測定するために、シート状物18の幅方向への厚み計20の走査を停止させる必要がなくなるため、幅方向の厚み変動の測定や制御を行いながら、同時に長手方向の厚み変動を測定することが可能となる。したがって、シート状物18の幅方向のみならず、長手方向における厚み変動の制御も可能となるため、幅方向、及び長手方向ともに厚み精度が高い、高品質なシート状物18を製造することができる。
厚み変動データの弁別は、図4(a)に示すように、厚み計20の走査方向の厚み変動をシート状物18の幅方向の厚み変動データとして蓄積し、シート状物18の幅方向における複数の定位置における時系列での厚み変動データをシート状物18の長手方向の厚み変動データとして蓄積することによって行うことができる。
厚み変動データは、さらに、図4(b)に示すように、厚み計20の往路データ40と復路データ42とに弁別して蓄積されることが好ましい。かかる構成により、シート状物18の走行方向のサンプリング間隔Lが一定となり、精度の高い厚み変動のデータ解析を行うことが可能となる。なお、かかる往路データ40と復路データ42は、ともにコンピュータ22が備えるデータ蓄積装置に蓄積されているため、必要に応じて合成することができる。また、サンプリング間隔Lは、厚み計20の走査速度とシート状物18の走行速度から定まるため、シート状物18の長手方向の厚み変動データは、時間に対する関数や、シート状物18の幅方向における特定の位置に対する関数として取り扱うことができる。
本発明のシート状物18の製造方法において、収集されたシート状物18の厚み変動データをデータ蓄積装置に蓄積する工程は、厚み計20が備えるセンサ48からのアナログ出力信号を高速A/D変換して行うことが好ましい。シート状物18の幅方向に対する厚み変動データのサンプリング間隔Δwは、例えば、ダイ14のリップ部26のスリット幅を制御する制御装置と厚み計20とのデジタル通信速度が律速となって制約を受けるが、かかるA/D変換によって、サンプリング間隔Δwを細かくすることができる。なお、厚み計20のセンサ48からのアナログ出力信号を高速A/D変換する際には、ノイズフィルタや、厚み変動データのデジタルフィルタリング処理によって、アナログ出力信号からノイズを除去しておくことが好ましい。
本発明のシート状物18の製造方法は、データ蓄積装置に代えて、又はデータ蓄積装置とともに、コンピュータ22に備えられた変動データ変換装置によって、厚み変動データから、歪度や尖度等の無次元徴候パラメータの演算、確率密度分布の算出、確率頻度分布の算出のうち、少なくとも1以上の操作を行い、シート状物18の厚み変動の特徴を抽出する工程を含んで構成されることが好ましい。かかる構成により、シート状物18の長手方向の厚み変動データの変遷や、幅方向の厚み変動データの特異点の検出や判定を行うことができる。
ここで、確率密度分布とは、任意の観測区間でサンプリングした厚みや温度等の時系列データ(離散データ)に対して、そのデータの振幅を任意の間隔(等間隔)で分割した各区間の密度を表しており、データの不規則さを評価する指標を意味する。すなわち、厚みや温度等の変動データが完全に不規則であれば確率密度分布は正規分布となり、周期的な振動等がない正常な状態と見なすことができる。
また、確率頻度分布とは、任意の観測区間でサンプリングした厚みや温度等の時系列データ(離散データ)に対して、各離散データ間を内挿し、そのデータの振幅を任意の間隔(等間隔)で分割した各区間の出現頻度を表しており、確率密度分布と同様にデータの不規則さを評価する指標を意味する。この確率頻度分布は、離散データを内挿することにより、確率密度分布よりも滑らかな波形となり、ノイズ除去の効果がある。
コンピュータ22が、変動データ変換装置を備える場合には、本発明のシート状物18の製造方法は、抽出された特徴と、過去に蓄積した、シート状物18の厚み変動と該変動の要因との相関データとを照合して、シート状物18の厚み変動の要因を特定する工程を含んで構成されることが好ましい。かかる構成により、シート状物18の幅方向のみならず、長手方向にも厚み精度の高いシート状物18を効率よく製造することが可能となるだけでなく、厚み変動データ解析装置をも備える場合には、クロスコレログラムによって相関解析すべき対象(データ)を絞り込むことが可能となる。
例えば、ダイ14の幅方向の温度調整手段に変動がない状態で、ダイ14のリップ部26のスリット幅を調整しても、シート状物18の幅方向の厚み変動データに変化が生じず、その一方で、かかる厚み変動データから無次元徴候パラメータの演算を行うと、尖度が大きくなる等の特徴が現れた場合には、シート状物18の幅方向における厚み異常の要因は、ダイ14の流路の機械的歪みや疵、あるいは、ダイ14に付着する異常物等が原因であると予想できる。
また、シート状物18の長手方向の厚み変動が、短周期で現れ、かつ、かかる厚み変動データから無次元徴候パラメータの演算を行うと、長手方向の厚み変動データの歪度が負の値を示し、また、確率密度分布の波形が正規分布から大きく逸脱する等の特徴が現れた場合には、シート状物18の長手方向における厚み変動の要因は、樹脂の圧力変動や押出量変動、シート状物18の引き取り振動、引き取り張力変動等の、ロール16の駆動系の変動、後述するシート状物の延伸工程時のシート状物振動等が原因であると予想できる。
また、解析する厚み変動データの時間軸を拡大すると、シート状物18の長手方向の厚み変動が、長周期で現れ、かつ、シート状物18の幅方向に対する複数の定位置から測定される、シート状物18の長手方向の厚み変動同士が同期し、さらに、かかる厚み変動データから無次元徴候パラメータの演算を行うと、長手方向の厚み変動データの歪度が負の値を示し、また、確率密度分布が正規分布から逸脱する等の特徴が現れた場合には、シート状物18の長手方向における厚み変動の要因は、シート状物18の製造工程における温度変動が原因であると予想できる。このため、クロスコレログラムによる相関解析を行う対象を、ホッパー13内の樹脂の温度データ、押出操作以降の樹脂の温度データに絞ることができる。
本発明のシート状物18の製造方法における、変動データ変換装置によるシート状物18の厚み変動要因の特定は、いずれの態様によって行ってもよく、抽出された特徴と、過去に蓄積した相関データとを、手作業によって照合して行ってもよいが、変動データ変換装置によって抽出された特徴と、予めコンピュータ22に蓄積した相関データとを、コンピュータ22が備える要因照合手段を用いて照合して行うことが好ましい。かかる構成により、シート状物18の厚み変動要因の特定を、迅速に行うことが可能となる。
本発明のシート状物18の製造方法において、シート状物18の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づける工程は、例えば、押出機12からの樹脂の押出圧力を一定に制御し、各工程の温度を各設定に基づいて制御し、かつ、各駆動系を連動した状態で、ダイ14のリップ部26のスリット幅を調整したり、ダイのリップ部26近傍に、幅方向に配置されたヒーター24を介してダイの温度分布を調整したりして、幅方向の設定厚みプロファイルと、測定したシート状物の幅方向の厚み変動データとの偏差が収束するようにして行えばよい。
本発明のシート状物の製造方法によって得られた、幅方向及び長手方向ともに厚み精度の高いシート状物は、光学フィルム等に好適に用いることができる。
以上、本発明のシート状物18の製造方法、及びかかる製造方法を好適に行い得る製造装置10の実施態様を詳述したが、本発明は上述の態様に限定されるものではなく、その他の態様でも実施し得るものである。
図2に従えば、本発明のシート状物18の製造方法は、ダイ14から吐出されたシート状物18を、延伸機28で延伸する工程を含んで構成されてもよい。なお、かかる態様にあっては、厚み計20を延伸工程の前後にそれぞれ設けることが好ましい。シート状物18の厚み変動データを蓄積する工程は、いずれか一方の厚み計20を用いて行ってもよいが、両方の厚み計20を用いて行うことが好ましい。かかる構成によって、シート状物18の厚み変動要因の特定がより容易となる。
なお、シート状物18の厚み変動データを蓄積する工程を、延伸工程の前後にそれぞれ設けた厚み計20を用いて行う場合には、厚み計20より得られる厚み変動データから、無次元徴候パラメータの演算を行うことが好ましい。このように、データを無次元のパラメータ(統計量)で取り扱うことによって、例えば、平均厚みが異なる延伸前と延伸後の厚み変動データの特徴を比較することが可能となる。
本発明のシート状物18の製造方法は、ダイ14から吐出されたシート状物18を冷却ロール30で冷却する工程や、巻取り装置32で巻き取る工程を含んで構成されてもよい。また、厚み変動制御後のシート状物の厚み分布を、前記厚み計20とは別個に新たに設けた厚み計(図示しない。)等によって測定・評価する工程を含んで構成されてもよい。なお、ここで用いる厚み計は、前述の厚み計20と同種のものであっても構わない。
本発明のシート状物18の製造方法は、厚み計20に設けられた走査速度調整手段34によって厚み計20の走査速度を調整して、厚み計20の走査速度を上げたり下げたりする工程を含んで構成されてもよい。かかる構成により、シート状物18の振動や引き取り張力変動等に起因する、シート状物18の長手方向に対する短周期の厚み変動を検出することが容易となる。
本発明のシート状物18の製造方法において、樹脂が溶液状態で用いられる場合には、かかる樹脂は押出機12によってダイ14に供給される態様である必要はない。したがって、図3に示すように、本発明のシート状物の製造装置10は、ホッパー13と押出機12に代えて、樹脂溶液を蓄えるタンク44と、かかる樹脂溶液をダイ14に供給する樹脂供給ポンプ46を備えて構成されても構わない。なお、かかる態様における、樹脂の温度データとは、タンク44内の樹脂溶液の温度をも意味する。
本発明のシート状物18の製造方法は、ホッパー13や押出機12、タンク44や樹脂供給ポンプ46、ダイ14、ロール16、延伸機28等の、本発明のシート状物の製造装置10を構成する構成要件に備えられて、樹脂温度や吐出量や引き取り速度等を調整して、シート状物18の厚み分布を制御する調整手段や、厚み計20等が、ネットワークを介してコンピュータ22に接続され、かかるコンピュータ22によって、シート状物18の厚み変動の検出、解析、制御がなされることが好ましい。かかる構成によって、厚み精度の高いシート状物18を効率よく製造することが可能となって、製造コストを低くすることができる。なお、本発明のシート状物の製造方法において、厚み計20からのアナログ信号が、A/D変換装置を介してコンピュータ22に取り込まれる態様にあっては、厚み変動データの高速サンプリングが可能となるだけでなく、ネットワークの通信負荷を低減することもできる。
本発明のシート状物の製造方法は、コンピュータ22に取り込んだ厚み変動データから、幅方向の厚み変動データや幅方向の定位置における走行方向の厚み変動データを選択し、コンピュータ22が備えるモニタ36にグラフを表示するとともに、幅方向の厚み変動データや一定区間(時間)の走行方向の厚み変動データの統計量(無次元徴候パラメータ等)をモニタ36に表示する工程を含んで構成されてもよい。かかる構成により、コンピュータ22のモニタ36に表示した厚み変動データの波形、歪度や尖度等の統計データの変化、確率密度分布の波形等から、シート状物18の幅方向や走行方向の厚み変動の異常を視覚的に検出・判定することが可能になる。
その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変更を加えた態様で実施し得るものである。
以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
図2に示す製造装置を用いて、延伸前平均厚みが160μmのポリカーボネート系樹脂から構成されるシート状物の製造を行った。かかる製造工程において、延伸前のシート状物の中央での走行方向の厚み変動(約20分間分)を求めたところ、図5に示す厚み変動が検出された。かかる厚み変動データ(約20分間分)について、無次元徴候パラメータを演算すると、歪度は−0.4の負値となって波形データの偏りを示した。また、そのときの確率密度分布(図6)と確率頻度分布(図7)を求めたところ、いずれも正規分布から逸脱した波形を示した。
この走行方向の厚み変動データと、シート状物の引取張力や押出機やダイ等の温度や圧力の時系列データとを、クロスコレログラムによって相関解析して、相関がないことを確認した。
確率頻度分布の波形の歪みや波形の変動間隔等の挙動と、過去の知見(シート状物の厚み変動と該変動の要因との相関データ)とから判断して、シート状物の長手方向の厚み変動の要因は、ダイのリップ部と冷却ロールとの距離が長く、シート状物の縦振れ現象が生じたことにあると特定した。
そこで、ダイリップと冷却ロールとの距離を10mm縮めて、再度、延伸前のシート状物中央での走行方向の厚み変動(約20分間分)を表示すると、図8に示すように変動の振幅が1/4に抑制され、確率密度分布(図9)と確率頻度分布(図10)は偏りのない波形を示し、歪度は0.2の正常値に復帰した。
(実施例2)
図2に示す製造装置を用いて、延伸後平均厚みが50μmのポリカーボネート系樹脂から構成されるシート状物の製造を行った。かかる製造工程において、シート状物の中央位置、かかる中央位置から操作側へ700mm移動させた位置、及びかかる中央位置から反操作側へ700mm移動させた位置における、走行方向の厚み変動を表示したところ、厚み規格範囲内で100分から120分の長周期の変動が生じていることが判った(延伸前;図11、延伸後;図12(a)〜(c))。
延伸前と延伸後のシート状物の長手方向における厚み変動データ波形に大きな差異がなく、シート状物の幅方向の位置によって、シート状物の長手方向における厚み変動データに位相のズレがあることから、かかる厚み変動の要因は、ダイの温度変動に起因していると仮定して調査し、リップ部の近傍温度を精密に測定した結果、ダイの幅方向に対する複数の定位置において、約0.4℃の振幅で位相が各々異なる温度変動を生じていることを確認した。
リップの幅方向の中央部における温度の時系列データ(図13)と、延伸前シート状物の幅方向の中央位置における、走行方向の厚み変動データ(図11)とをクロスコレログラム(図14)によって相関解析したところ、位相差が8分で相関(図15)が最大となり、変動周期が59分となる結果を得た。この位相差8分はリップ部の温度と延伸前シート状物の厚みのプロセス時定数の差に相当し、また、変動周期59分は延伸前のシート状物の走行方向の厚み変動データの変動周期と一致した。このことから、シート状物の長手方向の厚み変動の要因は、ダイの温度変動であることを特定した。
また、シート状物の幅方向の定位置における、長手方向の厚み変動データの各々について、変動周期の位相にズレが生じる原因は、ダイの幅方向の各位置の温度変動の位相差を算出することによって、ダイの温度の位相がダイの幅方向でズレていることにあることを確認した。なお、本発明のシート状物の製造方法は、上記の解析過程において、厚み計の走査を停止することを要しないため、シート状物の幅方向の厚み制御を行いながらシート状物の走行方向の厚み変動データを同時に収集、解析ができるので、シート状物の長手方向の厚み変動の調査中でも、シート状物の厚みの規格範囲を逸脱することはなかった。
シート状物の長手方向の厚み変動の要因として特定したダイ温度に関して、ダイの幅方向の温度制御の最適調整、及び、ダイ周辺温度外乱抑制を実施し、ダイの温度変動幅を0.1℃以下に抑制して、ダイの周期的な温度変動を解消した。温度制御改善後に、シート状物の中央位置、中央から操作側へ700mmの位置、および、中央から反操作側へ700mmの位置における、延伸後のシート状物の長手方向の厚み変動を表示した(図16(a)〜(c))ところ、シート状物の長手方向の厚み変動データに周期的変動が生じることが抑制され、一層高精度なフィルムが製造できることが判った。
本発明のシート状物の製造装置の第1実施態様を示す。 本発明のシート状物の製造装置の第2実施態様を示す。 本発明のシート状物の製造装置の第3実施態様を示す。 本発明における厚み変動の測定方法、及び厚み変動データの蓄積方法を示す。 厚み変動制御前の、ポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる長手方向の厚み変動の時系列データを示す。 厚み変動制御前の、ポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる長手方向の厚み変動データの確率密度分布を示す。 厚み変動制御前の、ポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる長手方向の厚み変動データの確率頻度分布を示す。 厚み変動制御後の、ポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる長手方向の厚み変動の時系列データを示す。 厚み変動制御後の、ポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる長手方向の厚み変動データの確率密度分布を示す。 厚み変動制御後の、ポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる長手方向の厚み変動データの確率頻度分布を示す。 厚み変動制御前の、延伸前のポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる、中央位置における長手方向の厚み変動の時系列データを示す。 厚み変動制御前の、延伸後のポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる、各定位置における長手方向の厚み変動の時系列データを示す。 ダイのリップ部の幅方向の中央部における温度の時系列データを示す。 ダイのリップの幅方向の中央部における温度の時系列データと、延伸前シート状物の中央位置の走行方向の厚み変動データとのクロスコレログラムを示す。 図14に示すクロスコレログラムで相関が最大となる時点の相関図を示す。 厚み変動制御後の、延伸後のポリカーボネート系樹脂のシート状物にかかる、各定位置における長手方向の厚み変動の時系列データを示す。
符号の説明
10:シート状物の製造装置
12:押出機
13:ホッパー
14:ダイ
16:ロール
18:シート状物
20:厚み計
22:コンピュータ
24:ヒーター
26:リップ部
28:延伸機
30:冷却ロール
32:巻取り装置
34:走査速度調整手段
36:モニタ
40:往路データ
42:復路データ
44:タンク
46:樹脂供給ポンプ
48:センサ


Claims (12)

  1. 樹脂を押出手段に供給する供給工程と、
    前記押出手段で押し出された前記樹脂をダイからシート状物として吐出する工程と、
    吐出された前記シート状物をロールで引き取る引取り工程と、
    走行する前記シート状物の幅方向に厚み計を走査して、前記シート状物の厚みを測定し、厚み変動データを蓄積する工程と、
    前記厚み変動データと、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する工程と、
    前記特定された要因を改善し得る調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づける工程と
    を含んで構成されるシート状物の製造方法。
  2. 樹脂を押出手段に供給する供給工程と、
    前記押出手段で押し出された前記樹脂をダイからシート状物として吐出する工程と、
    吐出された前記シート状物をロールで引き取る引取り工程と、
    走行する前記シート状物の幅方向に厚み計を走査して、前記シート状物の厚みを測定し、厚み変動データを蓄積する工程と、
    前記厚み変動データから、無次元徴候パラメータの演算、確率密度分布の算出、確率頻度分布の算出のうち、少なくとも1以上の操作を行い、前記シート状物の厚み変動の特徴を抽出する工程と、
    前記抽出された特徴と、過去に蓄積した、シート状物の厚み変動と該変動の要因との相関データとを照合して、前記厚み変動の要因を特定する工程と、
    前記特定された要因を改善し得る調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づける工程と
    を含んで構成されるシート状物の製造方法。
  3. 前記厚み変動データと、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給工程から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する工程を含んで構成される請求項2に記載のシート状物の製造方法。
  4. 前記厚み変動データを蓄積する工程が、前記厚み変動データを、前記シート状物の幅方向の厚み変動データと、前記シート状物の長手方向の厚み変動データとに弁別してなされる請求項1乃至3のいずれかに記載のシート状物の製造方法。
  5. 前記シート状物の長手方向の厚み変動に周期的変動があり、かつ、前記シート状物の幅方向の複数の定位置から測定される、前記シート状物の長手方向の厚み変動同士が同期している場合には、前記厚み変動データと、前記温度データ、前記圧力データ、前記押出量データ、前記吐出量データ、前記駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する請求項4に記載のシート状物の製造方法。
  6. 前記厚み変動の制御後における前記シート状物の厚み分布を、評価手段で評価する工程を含んで構成される請求項1乃至5のいずれかに記載のシート状物の製造方法。
  7. 樹脂を押出手段に供給するための供給手段と、
    前記押出手段から押し出された前記樹脂をシート状物として吐出するダイと、
    前記シート状物を引き取るロールと、
    走行する前記シート状物の幅方向に走査して、前記シート状物の厚みを測定する厚み計と、
    前記厚み計によって測定された厚みを、厚み変動データとして蓄積する蓄積手段と、
    前記厚み変動データと、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する厚み変動データ解析手段と、
    前記特定された要因を改善し得る調整手段と
    を含んで構成され、前記調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づけるシート状物の製造装置。
  8. 樹脂を押出手段に供給するための供給手段と、
    前記押出手段から押し出された前記樹脂をシート状物として吐出するダイと、
    前記シート状物を引き取るロールと、
    走行する前記シート状物の幅方向に走査して、前記シート状物の厚みを測定する厚み計と、
    前記厚み計によって測定された厚みを、厚み変動データとして蓄積する蓄積手段と、
    前記厚み変動データから、無次元徴候パラメータの演算、確率密度分布の算出、確率頻度分布の算出のうち、少なくとも1以上の操作を行い、前記シート状物の厚み変動の特徴を抽出する厚み変動データ変換手段と、
    前記抽出された特徴と、過去に蓄積した、シート状物の厚み変動と該変動の要因との相関データとを照合して、前記厚み変動の要因を特定する要因照合手段と、
    前記特定された要因を改善し得る調整手段と
    を含んで構成され、前記調整手段を調節して前記厚み変動を制御し、前記シート状物の厚み分布を、目標とする厚み分布に近づけるシート状物の製造装置。
  9. 前記厚み変動データと、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の温度データ、前記押出手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置における前記樹脂の圧力データ、前記押出手段から前記ダイに押し出される前記樹脂の押出量データ、前記ダイからの前記樹脂の吐出量データ、前記供給手段から前記ダイまでの流路内の1又は複数の定位置に設けられた前記樹脂の温度調整手段からの出力信号、前記押出手段の運転状態量や負荷変動データ、前記ロールの駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する厚み変動データ解析手段を備える請求項8に記載のシート状物の製造装置。
  10. 前記蓄積手段が、蓄積された前記厚み変動データを、前記シート状物の幅方向の厚み変動データと、前記シート状物の長手方向の厚み変動データとに弁別して蓄積する弁別手段を備える請求項7乃至9のいずれかに記載のシート状物の製造装置。
  11. 前記シート状物の長手方向の厚み変動に周期的変動があり、かつ、前記シート状物の幅方向の複数の定位置から測定される、前記シート状物の長手方向の厚み変動同士が同期している場合には、前記厚み変動データと、前記温度データ、前記圧力データ、前記押出量データ、前記吐出量データ、前記駆動系データから選択されるデータのそれぞれとを、クロスコレログラムによって相関解析して時間的位相差を求め、前記時間的位相差と、前記データに関連する厚み変動のプロセス時定数との差を照合し、前記厚み変動の要因を特定する厚み変動データ解析手段を備える請求項10に記載のシート状物の製造装置。
  12. 前記厚み変動の制御後における前記シート状物の厚み分布を評価する評価手段を備える請求項7乃至11のいずれかに記載のシート状物の製造装置。



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