JP2006133989A - ストレージシステムの管理方法、及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 SLPRのストレージシステムにおいて、管理者が誤って副記憶デバイス内のデータを消去したり、副記憶デバイスの設定そのものを消去したりする不具合を防止する。
【解決手段】 管理者が管理する全てのSLPRにつき全部のLDEV情報を取得する(S171)。副LDEV用SLPR管理テーブルのユーザID、パスワードを指定しSLPR番号に副LDEV用SLPRを指定し保守端末に通知する(S172)。全てのSLPRの全部のLDEV情報をリストにして表示する(S173)。ペア管理テーブルから正LDEVを選択する(S174)。副LDEV用SLPR管理者、サブシステム管理者、SLPR管理者かチェックする(S175)。正LDEVとサイズ、RAIDレベルとも同じものをリストにして表示する(S176)。副LDEVを選択し(S177)副LDEVと正LDEVからサブシステム管理者のユーザID、パスワードを用いてローカルレプリケーションペア生成コマンドを発行し正LDEVと副LDEVのペアを作成する(S179)。
【選択図】 図18

Description

本発明は、論理分割することにより形成した、記憶デバイスを含む複数のパーティションを持つストレージシステムの管理方法、及び装置に関する。
従来、バックアップに使用するスナップショット取得のため二重化運用しているディスクアレイにおいて、オリジナルデータの記憶領域と、スナップショットとして提供する記憶領域とを有する夫々のディスクアレイを互いに異なるnを持つnD+1Pのディスク構成とし、各ディスクアレイが互いに柔軟な構成を採れる方法が提案されている。この方法では、nD+1Pで構成する複数の記憶媒体上の記憶領域であるミラー元LUと、mD+1Pで構成する複数の記憶媒体上の記憶領域であるミラー先LUと、nD+1PのRAID制御を行うn−RAID制御サブプログラムと、mD+1PのRAID制御を行うm−RAID制御サブプログラムと、コンピュータがデータ書き込みを要求したときにミラー元LUとミラー先LUに書き込んで二重化するLUミラーサブプログラムとを設ける。なお、m及びnは2以上の整数であって、mとnは異なる値である(例えば特許文献1参照)。
特開2002-259062号公報
ところで、ストレージシステムにおいて、SLPR(Storage Logical Partition)と称する技術が知られている。SLPRとは、1台のメインフレーム系のコンピュータを仮想的に分割して、恰も複数台のコンピュータが存在しているかのように、該1台のコンピュータを利用することができるコンピュータの論理分割(Logical Partition(LPR))の技術を、ストレージシステムに応用したものである。即ち、SLPRは、ストレージシステム内のポートやLDEV(論理ボリューム)を論理的に分割することによって、1つのストレージシステムを、恰も複数のストレージシステムであるかのように、ユーザ(即ち、SLPRの管理者)に見せるもので、SLPRの管理者は、自身の所管するSLPRのポートやLDEVしか見たり操作したりすることができないようになっている。
このようなSLPRの技術が適用されているストレージシステムにおいて、所謂ミラー再同期化を利用したスナップショット技術であるシャドウイメージの副ボリュームは、該副ボリュームがホスト装置に割り当てられていない状態でも、重要なデータを格納している場合がある。しかし、上記副ボリュームが、ホスト装置に割り当てられていないことにより、SLPRの管理者は、シャドウイメージの副ボリュームを、使用されていないボリュームであると勘違いして、該副ボリュームに格納されているデータを消去してしまう虞がある。また、上記管理者が該副ボリュームに新たなデータを格納するため、該副ボリュームをホスト装置に割り当てたりしてしまいがちであるという問題も生じる。
新たなデータの格納のための、上記副ボリュームのホスト装置への割り当てを防止するには、上記副ボリュームを、Read専用としたり、I/O、即ち、ホスト装置からのデータ読み込みや、データ書き込みのためのアクセスを受けないように設定することによって実現することが可能である。しかし、上記管理者が上記副ボリュームを、使用されていないボリュームであると勘違いして、該副ボリュームに格納されているデータを消去してしまう虞については、上記手法では回避することができない。
従って本発明の目的は、論理分割されてポートや記憶デバイスを含む複数のパーティションが形成されているストレージシステムにおいて、管理者が、誤って副記憶デバイスとして用いられる記憶デバイス内のデータを消去したり、副記憶デバイスの設定そのものを消去したりする不具合を防止することにある。
本発明の第1の観点に従うストレージシステムの管理装置は、ストレージシステムを論理分割することにより形成したそのストレージシステムの複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを含む第1のパーティションを設定する第1の設定部と、上記複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとしてその正記憶デバイスとペアになり得る副記憶デバイスの候補を含む第2のパーティションを設定する第2の設定部と、上記複数のパーティションに含まれる記憶デバイスに係わる情報を取得する記憶デバイス情報取得部と、上記記憶デバイス情報取得部により取得された記憶デバイスの情報から、その記憶デバイスが、上記第2のパーティションに含まれる副記憶デバイスの候補かどうか判別する判別部と、上記判別部により、上記第2のパーティションに含まれると判別された記憶デバイスを副記憶デバイスとなし得る記憶デバイスを、上記第1のパーティションに含まれる記憶デバイスのうちから抽出し、その記憶デバイスを正記憶デバイスとし、上記判別された記憶デバイスをその副記憶デバイスとするペアを作成するペア作成部と、を備える。
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記第2のパーティションに含まれる副記憶デバイスの候補に対しては、如何なるアクセスをも禁止するアクセス禁止部を更に備える。
上記とは別の実施形態では、上記第1のパーティションに含まれる何れの記憶デバイスについても、副記憶デバイスとして用いないようにした。
また、上記とは別の実施形態では、上記ストレージシステムの管理者が、上記各パーティションの全部を管理可能な上位の管理者か、上記各パーティションのうちの特定のパーティションのみ管理可能な下位の管理者かを判別する管理者判別部、を更に備える。
また、上記とは別の実施形態では、上記管理者判別部が、上記ストレ−ジシステムの管理者を、上記上位の管理者、又は上記第2のパーティションの管理者であると判別した場合に、上記ペア作成部が、上記正記憶デバイスとされた記憶デバイスの副記憶デバイスとなる記憶デバイスの上記第2のパーティションからの選択を、上記ストレージシステムの管理者に委ねるようにした。
また、上記とは別の実施形態では、上記第1のパーティションからの、上記正記憶デバイスとなる記憶デバイスの抽出が、上記最上位の管理者によって行われる。
また、上記とは別の実施形態では、上記管理者判別部が、上記ストレ−ジシステムの管理者を、上記下位の管理者であると判別した場合に、上記ペア作成部が、上記正記憶デバイスとされた記憶デバイスの副記憶デバイスとなる記憶デバイスの上記第2のパーティションからの選択を、自動的に行うようにした。
更に、上記とは別の実施形態では、上記第2のパーティションに含まれる上記副記憶デバイスとされた記憶デバイスの、上記ストレージシステムとの間でデータの授受を行うホスト装置への割り当て、及び割り当ての取り消しの処理が、上記第2のパーティションの管理者のみによって行われるようにした。
本発明の第2の観点に従うストレージシステムの管理装置は、ストレージシステムを論理分割することにより形成したそのストレージシステムの複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを含む第1のパーティションを設定する第1の設定部と、上記複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとしてその正記憶デバイスとペアになり得る記憶デバイスを副記憶デバイスとして収容するための第2のパーティションを設定する第2の設定部と、上記第2のパーティションを除く上記複数のパーティションに含まれる記憶デバイスに係わる情報を取得する記憶デバイス情報取得部と、上記記憶デバイス情報取得部により取得された記憶デバイスの情報により、上記第2のパーティションを除く上記複数のパーティションに含まれる記憶デバイスの中から、上記運用中の記憶デバイスとペアになり得る記憶デバイスがあるかどうか判別する判別部と、上記判別部により、上記ペアになり得ると判別された記憶デバイスを、上記運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとした場合の、その副記憶デバイスとして、上記第2のパーティションへ移動させる記憶デバイス移動部と、を備える。
本発明の第3の観点に従うストレージシステムの管理方法は、ストレージシステムを論理分割することにより形成したそのストレージシステムの複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを含む第1のパーティションを設定する第1のステップと、上記複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとしてその正記憶デバイスとペアになり得る副記憶デバイスの候補を含む第2のパーティションを設定する第2のステップと、上記複数のパーティションに含まれる記憶デバイスに係わる情報を取得する第3のステップと、上記第3のステップにおいて取得された記憶デバイスの情報から、その記憶デバイスが、上記第2のパーティションに含まれる副記憶デバイスの候補かどうか判別する第4のステップと、上記第4のステップにおいて、上記第2のパーティションに含まれると判別された記憶デバイスを副記憶デバイスとなし得る記憶デバイスを、上記第1のパーティションに含まれる記憶デバイスのうちから抽出し、その記憶デバイスを正記憶デバイスとし、上記判別された記憶デバイスをその副記憶デバイスとするペアを作成する第5のステップと、を備える。
本発明によれば、論理分割されてポートや記憶デバイスを含む複数のパーティションが形成されているストレージシステムにおいて、管理者が、誤って副記憶デバイスとして用いられる記憶デバイス内のデータを消去したり、副記憶デバイスの設定そのものを消去したりする不具合を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明に係る、SLPR(Storage Logical Partition)の技術を適用したストレージシステムと、各ユーザが夫々所管する複数台のホスト装置とを備える情報処理システムの一例を示すブロック図である。
図1に示したストレージシステムでは、ディスク駆動装置と共にストレージシステムを構成する(チャネル制御部、共有メモリ、キャシュメモリ、ディスク制御部、管理端末、及び接続部を含む)ディスク制御装置(ディスクコントローラ)(DKC)の記載を省略している。従って、ここでは、CLPR(Cache Memory Logical Partition)についての詳細な説明は省略する。
図1に示すように、SLPRでは、複数のハードディスクドライブ(HDD)がRAID(Redundant Arrays of Independent Inexpensive Disks)構成となっているストレージシステム10が、LDEV(論理デバイス)1〜110、及びポート3〜3を含む幾つかの部分(Partition)に分割され、各部分(Partition)が、仮想的に独立したストレージシステムSLPR1、SLPR2、及びSLPR3として扱われる。図1に示した情報処理システムでは、ユーザAが所管する2台のホスト装置5、5は、何れもSLPR1に対してのみ、ユーザBが所管する2台のホスト装置5、5は、何れもSLPR2に対してのみ、ユーザCが所管する2台のホスト装置5、5は、何れもSLPR3に対してのみ、夫々アクセスが可能である。
SLPR1において、ポート3は、ユーザAのホスト装置5からのアクセスに対応するポートであり、ポート3は、ユーザAのホスト装置5からのアクセスに対応するポートである。次に、SLPR2において、ポート3は、ユーザBのホスト装置5からのアクセスに対応するポートであり、ポート3は、ユーザBのホスト装置5からのアクセスに対応するポートである。更に、SLPR3において、ポート3は、ユーザCのホスト装置5からのアクセスに対応するポートである。
ストレージシステム10には、SVP(Service Processor)20が、接続されており、SVP20は、LAN (Local Area Network)30を通じて管理コンピュータ40に接続されている。SVP20は、ストレージシステム10の保守・管理作業を行うためのPC(パーソナルコンピュータ)、即ち、保守端末である(以下では、SVPを「保守端末」と表記する)。保守端末20は、該保守端末20を操作する管理者が、ストレージシステムの管理者、即ち、サブシステム管理者としてログインすることにより、(ストレージシステム10内の)全てのLDEV(1〜110)、及び全てのポート3〜3が管理可能になる。
一方、保守端末20は、例えばユーザAの管理者が、SLPR1のPartition管理者(即ち、上記サブシステム管理者と同様に、保守端末20を操作する管理者であるSLPR管理者)としてログインすると、SLPR1に含まれるポートであるポート3、3と、SLPR1に含まれるLDEVであるLDEV1〜1についてのみ管理を行うことが可能になる。また、保守端末20は、例えばユーザBの管理者が、SLPR2のPartition管理者(即ち、SLPR管理者)としてログインすると、SLPR2に含まれるポートであるポート3、3と、SLPR2に含まれるLDEVであるLDEV1〜1についてのみ管理を行うことが可能になる。更に、保守端末20は、例えばユーザCの管理者が、SLPR3のPartition管理者(即ち、SLPR管理者)としてログインすると、SLPR3に含まれるポートであるポート3と、SLPR3に含まれるLDEVであるLDEV1〜110についてのみ管理を行うことが可能になる。
管理コンピュータ40は、ストレージ管理ソフトウェアが搭載されたPC等の端末であり、上記ストレージ管理ソフトウェアは、管理コンピュータ40上で動作する。
図2は、本発明に係る、SLPRの技術を適用したストレージシステムに対する保守端末、及び管理コンピュータの管理動作を示した説明図である。
図1において既に説明したように、本発明に係る、SLPRの技術を適用したストレ−ジシステムでは、上記保守端末20を操作する管理者であるサブシステム管理者、及びSLPR管理者と、管理コンピュータ40を操作する管理者であるアドミニストレータとの3種類の管理者が、該ストレージシステムの管理を行う。
サブシステム管理者は、保守端末(20)を操作することによりストレージシステム10を管理する者(オペレータ)で、ストレージシステム(10)を構成する全てのPartition(SLPR1、SLPR2、及びSLPR3)に含まれるLDEV(1〜110)、及びポート(3〜3)を管理することが可能である。サブシステム管理者は、また、ストレ−ジシステム10におけるPartition(SLPR1〜SLPR3)を設定することも可能である。
SLPR管理者も、上述したサブシステム管理者と同様、保守端末(20)を操作する管理者(オペレータ)である。しかし、SLPR管理者は、サブシステム管理者と異なり、自身の管理するPartition(例えば、SLPR1の管理者であれば、SLPR1)に含まれるLDEV、及びポート(例えば、LDEV1〜1、及びポート3、3)についてのみ、見たり管理したりすることができ、それ以外のLDEV、及びポートについては見たり管理したりすることができない。
アドミニストレータは、管理コンピュータ40に搭載されているストレージ管理ソフトウェア50を、管理コンピュータ40の操作を通じて動作させる管理者(オペレータ)である。
図2において、アドミニストレータは、管理コンピュータ40上のストレージ管理ソフトウェア50にログインすることで、ストレージシステム10に対する管理操作を行う。この管理操作において、管理コンピュータ40に搭載されているストレージ管理ソフトウェア50が、LAN30を通じて保守端末20に対し、コマンド(API)を発行する。ストレージ管理ソフトウェア50が保守端末20に対し、該コマンド(API)を発行するに際しては、上述したサブシステム管理者のユーザID及びパスワード、或いはSLPR管理者のユーザID及びパスワードを該コマンドに付加する必要がある。そして、該コマンドは、付加された管理者(サブシステム管理者、又はSLPR管理者)の権限により保守端末20において実行される。
なお、SLPR管理者、又はサブシステム管理者は、保守端末20にログインすることで、夫々対応するSLPR(SLPR1〜3の何れか)、又はストレージシステム10に対する管理を実施するため、保守端末20の操作を行う。
図3は、本発明の一実施形態に係る、ストレージシステムにSLPRの技術を適用した情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。
上記情報処理システムは、図3に示すように、複数台のホスト装置61〜61と、SAN(Storage Area Network)63と、ストレージシステム65と、LAN67と、管理コンピュータ69と、を備える。ストレージシステム65は、ディスク制御装置、即ち、DKC71と、ファイバチャネル73と、ディスク駆動装置75と、保守端末89と、内部LAN91と、を備える。DKC71は、複数のチャネルアダプタ(CHA)77〜77と、クロスバスイッチ79と、キャッシュメモリ(CM)81と、共有メモリ(SM)83と、ブリッジ85と、共有バス87と、ディスクアダプタ93〜93と、を備える。ディスク駆動装置75は、複数の物理ディスク(PDEV)95〜95を備える。
図3において、各ホスト装置61〜61は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えるコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等がホスト装置61〜61として用いられる。各ホスト装置61〜61は、例えば、キーボードや、ポインティングデバイスや、マイクロフォン等の情報入力装置(図示しない)と、例えば、モニタディスプレイや、スピーカ等の情報出力装置(図示しない)とを備える。各ホスト装置61〜61は、上記各部に加えて、更に、例えば、ストレージシステム65が提供する記憶領域(物理ディスク95〜95)を使用するデータベースソフトウェア等のアプリケーションプログラム(図示しない)と、SAN63を通じてストレージシステム65にアクセスするためのアダプタ(図示しない)とを備える。
各ホスト装置61〜61は、SAN63を通じてストレージシステム65に接続されるが、各ホスト装置61〜61とストレージシステム65とを接続する通信ネットワークとしては、SAN63以外に、例えば、LAN、インターネット、専用回線、公衆(電話)回線等を場合に応じて適宜用いることができる。本実施形態では、上記通信ネットワークとしてファイバチャネルのSAN(63)が用いられているので、各ホスト装置61〜61は、DKC71に対し、ファイバチャネルプロトコルに従って、(ディスク駆動装置75内の)複数の物理ディスクにより提供される記憶領域のデータ管理単位であるブロックを単位としてデータ入出力を要求する。
なお、上記通信ネットワークとして、LANが用いられる場合、LANを通じたデータ通信は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。各ホスト装置61〜61は、(ストレージシステム65の)DKC71に対し、ファイル名を指定してファイル単位でのデータ入出力を要求する。また、上述したアダプタ(図示しない)は、本実施形態のようにSANが通信ネットワークとして用いられる場合には、例えばホストバスアダプタであり、LANが通信ネットワークとして用いられる場合には、例えばLAN対応のネットワークカードである。更に、上記のデータ通信は、iSCSIプロトコルによっても行うことが可能である。
DKC71において、各CHA77〜77は、各ホスト装置61〜61との間のデータ通信を行うもので、夫々が各ホスト装置61〜61との間で通信を行うための通信ポート(図3では、記載を省略)を備える。各CHA77〜77は、夫々CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータシステムとして構成されており、各ホスト装置61〜61から受信した各種コマンドを解釈して実行する。また、各CHA77〜77には、夫々を識別するためのネットワークアドレス(例えば、IPアドレスやWWN等)が割り当てられており、各CHA77〜77が、夫々個別にNAS(Network Attached Storage)として振る舞えるようになっている。そのため、図3に示すように、ホスト装置(61〜61)が複数存在する場合には、各CHA77〜77が、各ホスト装置61〜61からの要求を夫々個別に受け付けることが可能である。
各ディスクアダプタ(DKA)93〜93は、ファイバチャネル73を通じてディスク駆動装置75が含む記憶デバイス(物理ディスク)95〜95との間のデータ授受を行うもので、夫々が物理ディスク95〜95に接続するための通信ポート(図3では、記載を省略)を備える。各DKA95〜95は、夫々CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータシステムとして構成されており、各CHA77〜77が各ホスト装置61〜61から受信したデータを、接続部、即ち、クロスバスイッチ79を通じて読み込み、該データを各ホスト装置61〜61からのリクエスト(書込み命令)に基づき、ファイバチャネル73を通じて所定の記憶デバイス(物理ディスク)95〜95の所定のアドレスに書込む。
各DKA93〜93は、また、各CHA77〜77、及びクロスバスイッチ79を通じて与えられる各ホスト装置61〜61からのリクエスト(読み出し命令)に基づき、ファイバチャネル73を通じて所定の記憶デバイス(物理ディスク)95〜95の所定のアドレスからデータを読み出し、該データを、クロスバスイッチ79、及び各CHA77〜77を通じて各ホスト装置61〜61に送信する。なお、各DKA93〜93は、ファイバチャネル73を通じて記憶デバイス(物理ディスク)95〜95との間でデータ入/出力を行う場合には、論理的なアドレスを物理的なアドレスに変換する。また、各DKA93〜93は、記憶デバイス(物理ディスク)95〜95がRAIDに従って管理されている場合には、ファイバチャネル73を通じてRAID構成に応じたデータアクセスを行う。
キャシュメモリ(CM)81は、クロスバスイッチ79を通じて各CHA77〜77から与えられる、各CHA77〜77が各ホスト装置61〜61から受信したデータを一時的に記憶する。これと共に、CM81は、クロスバスイッチ79を通じて各DKA93〜93から与えられる、各DKA93〜93がファイバチャネル73を通じて記憶デバイス(物理ディスク)95〜95から読み出したデータを、一時的に記憶する。なお、CM81に代えて、記憶デバイス(物理ディスク)95〜95の何れか1つ或いは複数を、CM81用のディスク(CM)として使用しても差し支えない。
共有メモリ(SM)83は、共有バス87を通じて各CHA77〜77、各DKA93〜93、及びブリッジ85等に接続される。SM83には、制御情報等が格納され、また、例えばマッピングテーブル等の各種テーブル類も格納されるほか、ワーク領域が設定される。
ブリッジ85は、内部LAN91と共有バス87との間に介在しており、保守端末89が内部LAN91、及び共有バス87を通じてSM83にアクセスするに際して必要なものである。
クロスバスイッチ79は、各CHA77〜77、各DKA93〜93、及びCM81の間を相互に接続するもので、クロスバスイッチ79には、例えば、高速スイッチング動作によってデータ伝送を行う超高速クロスバスイッチ等のような高速バスとして構成することが可能なものが用いられる。
保守端末89は、上記のように、内部LAN91を通じてブリッジ85に、また、LAN67を通じて管理コンピュータ69に、夫々接続されている。
ディスク駆動装置75は、複数の記憶デバイス(物理ディスク)95〜95を備える。記憶デバイスとしては、例えば、ハードディスクや、フレキシブルディスク等の物理ディスクの他に、磁気テープや、半導体メモリや、光ディスク等のような各種のデバイスを用いることができる。上記複数の物理ディスクから幾つかのLDEV、即ち、論理ボリューム(或いは論理デバイス)が形成される。
管理コンピュータ69は、既述のストレージ管理ソフトウェア50が動作するPC等の端末である。
図4は、図3に示した各チャネルアダプタ(CHA)(77〜77)の内部構成を示すブロック図である。各CHA(77〜77)の内部構成は同一であるので、以下では、CHA77の内部構成を例に取って説明する。
CHA77は、1枚若しくは複数枚の回路基板を有した1つのユニット化されたボードとして構成されており、該回路基板には、図4に示すように、CPU101と、メモリ103と、メモリコントローラ105と、ホストインタフェース(ホストI/F)107と、DMA(Direct Memory Access)109と、が搭載されている。
ホストI/F107は、ファイバチャネルやSCSI(Small Computer System Interface)のプロトコルコントローラを含み、且つ、2個のポートを持つ。ホストI/F107は、各ホスト装置(61〜61)との間で通信を行うための通信インタフェースとして機能する。ホストI/F107は、例えば、ファイバチャネルプロトコルに従って、ホスト装置(61〜61)から送信されたデータ入出力要求の受信や、データの送受信等の制御を行う。
メモリコントローラ105は、CPU101の制御下で、DMA109や、ホストI/F107との間で通信を行う。即ち、メモリコントローラ107は、ホストI/F107のポートを通じてホスト装置(61〜61)からの、物理ディスク95〜95に記憶されているデータに対する出力要求の受信や、物理ディスク95〜95へのデータ入力要求を受信する。そして、DKA93〜93や、CM81や、SM83や、保守端末89との間で、データの授受や、コマンドの授受を行う。
DMA109は、ホストI/F107とCM(81)との間のDMA転送をクロスバスイッチ79経由で行うもので、DMA109は、メモリコントローラ105を通じて与えられるCPU101からの指令に基づき、図3で示したホスト装置(61〜61)から送信されたデータのCM81への転送や、CM81に記憶されたデータのホスト装置(61〜61)への送信を実行する。
メモリ103には、CHA77のCPU101用のファームウェアが搭載されていると共に、メモリ103が有する記憶領域は、ワーク領域としても利用される。
CPU101は、CHA77各部を制御する。
図5は、図3に示した各ディスクアダプタ(DKA)(93〜93)の内部構成を示すブロック図である。各DKA(93〜93)の内部構成は同一であるので、以下では、CHA93の内部構成を例に取って説明する。
DKA93は、図5に示すように、メモリコントローラ111と、CPU113と、メモリ115と、DMA117と、ディスクインタフェース(ディスクI/F)119と、を備え、これらが一体的なユニットとして形成されている。
ディスクI/F119は、ファイバチャネルやSCSIのプロトコルコントローラを含む。ディスクI/F119は、ディスク駆動装置75との間で通信を行うための通信インタフェースとして機能する。
DMA117は、CPU113からメモリコントローラ111を通じて与えられる指令に基づき、ディスクI/F119とCM81との間のDMA転送をクロスバスイッチ79経由で行う。DMA117は、また、CHA77とCPU113との間の通信インタフェースとしても機能する。
メモリコントローラ111は、CPU113の制御下で、DMA117や、ディスクI/F119との間で通信を行う。
メモリ115には、DKA93のCPU113用のファームウェアが搭載されていると共に、メモリ115が有する記憶領域は、ワーク領域としても利用される。
CPU113は、DKA93各部を制御する。
図6は、図3に示した保守端末89の内部構成を示すブロック図である。
保守端末89は、既述のように、内部LAN91、ブリッジ85、及び共有バス87を通
じてSM83上の各種管理テーブルにアクセスするもので、例えば米国マイクロソフト社のWindows(登録商標)のようなOSが起動するPCである。保守端末89は、図6に示すように、CPU121と、メモリ123と、インタフェース部125と、ローカルディスク127と、を備える。
メモリ123には、保守端末89が行うストレージシステム65に対する保守・管理作業に必要なOSを始めとするプログラムや、不揮発性の固定データが格納されているものとする。メモリ123は、CPU121からのデータ読み出し要求に応じて、上記固定データを、CPU121に出力する。なお、SM83に格納されている各種管理テーブルの複製を、メモリ123に格納しておくことも可能である。この場合には、保守端末89(のCPU121)が、上記各種管理テーブルを参照する必要性が生じる度に、SM83にアクセスしなくて済む。
インタフェース部125には、内部LAN91と、(外部)LAN67と、キーボードやマウス等の入力デバイス129と、ディスプレイ等の出力デバイス131と、ローカルディスク127と、が接続されている。入力デバイス129は、(保守端末89の)管理者(即ち、サブシステム管理者、又はSLPR管理者)が、保守端末89を通じてストレージシステム65の保守・管理業務を実施するに際して、上記管理者により直接操作される。メモリ123に、上述した各種管理テーブルの複製が格納されていない場合、インタフェース部125は、CPU121の制御下で、内部LAN91、ブリッジ85、及び共有バス87を通じてSM83にアクセスし、SM83に格納されている各種管理テーブルを参照する。インタフェース部125は、また、CPU121の制御下で、管理コンピュータ69により保守端末89に対して発行され、(外部)LAN67を通じて送信される管理コマンドを受信する。
CPU121は、保守端末89各部を制御する。
なお、ローカルディスク127は、保守端末89における予備の記憶媒体である。
図7は、本発明の一実施形態に係るポートパーティションテーブルの一例を示す説明図である。ポートパーティションテーブルは、SM上に存在する。
図7で示したポートパーティションテーブルは、図1で示したストレージシステム10に含まれる各ポート(3〜3)が、どのパーティション(SLPR1〜SLPR3)に属しているかを示す情報を持つテーブルであり、該テーブルは、(DKC71の)SM83に格納されている。図7に示したポートパーティションテーブルにエントリされている内容は、以下のようである。即ち、0、1、・・・m、・・・、Mは、ストレージシステム10に含まれる各ポートの番号(ポート番号)を、SLPR1、SLPR3、・・・、SLPR0、・・・SLPR1は、夫々各ポート番号に対応するSLPR番号を、夫々示す。図7で示した例では、ポート0はSLPR1に、ポート1はSLPR3に、ポートmはSLPR0に、ポートMはSLPR1に、夫々属している。
図8は、本発明の一実施形態に係るLDEVパーティションテーブルの一例を示す説明図である。LDEVパーティションテーブルは、SM上に存在する。
図8で示したLDEVパーティションテーブルは、図1で示したストレージシステム10に含まれる各LDEV(Logical Device:論理ディスク)(1〜110)が、どのパーティション(SLPR1〜SLPR3)に属しているかを示す情報を持つテーブルであり、該テーブルは、(DKC71の)SM83に格納されている。図8に示したLDEVパーティションテーブルにエントリされている内容は、以下のようである。即ち、0、1、・・・、n、・・・、Nは、ストレージシステム10に含まれる各LDEVの番号(LDEV番号)を、SLPR2、SLPR0、・・・、SLPR4、・・・、SLPR1は、何れも各LDEV番号に対応するSLPR番号を、夫々示す。図8で示した例では、LDEV0はSLPR2に、LDEV1はSLPR0に、LDEVnはSLPR4に、LDEVNはSLPR1に、夫々属している。
図9は、本発明の一実施形態に係るLDEV管理テーブルの一例を示す説明図である。LDEV管理テーブルは、SM上に存在する。
図9で示したLDEV管理テーブルは、図1で示したストレージシステム10に含まれる各LDEV(1〜110)に関する情報を持つテーブルであり、該テーブルは、(DKC71の)SM83に格納されている。図9に示したLDEV管理テーブルにエントリされている内容は、以下のようである。即ち、0、1、・・・、n、・・・、Nは、ストレージシステム10に含まれる各LDEVの番号(LDEV番号)を、75GB、0GB、・・・、250GB、・・・、8GBは、夫々のLDEVのサイズ(記憶容量)を、示す。また、RAID5(3D+1P)、RAID1、RAID0(4D)、RAID1は、夫々のLDEVのRAIDレベルを、5、6、7、8、11、12、・・・、0、1、2、3、・・・、43、44は、夫々のLDEVを含む各物理ディスクの番号(物理ディスク番号)を、0、2000、・・・、1280、・・・、9800は、各物理ディスク内の先頭ブロック番号を、示す。更に、8、−1、・・・、6、・・・、−1は、ローカルレプリケーションペアのペア番号を、正、−1、・・・、副、・・・、−1は、ペア役割(後述する)を、示す。
図9に示した例では、LDEV番号が0のLDEV(即ち、LDEV0)は、75GBのサイズ(記憶容量)で、RAID5(3D+1P)のRAIDレベルである。該(LDEV番号が0の)LDEVは、物理ディスク5、6、7、8の先頭ブロック(何れの物理ディスク5、6、7、8の先頭ブロック番号も0である)から25GB分ずつ(4台の物理ディスク5、6、7、8でパリティデータを含めて100GB)を占有している。該(LDEV番号が0の)LDEVは、ペア番号が8の正ボリュームである。
次に、LDEV番号が1のLDEV(即ち、LDEV1)は、そのサイズ(記憶容量)が0GB、即ち、存在しないことを意味しており、従って、該(LDEV番号が1の)LDEVに関するRAIDレベル、物理ディスク番号、先頭ブロック番号、ペア番号、及びペア役割等の情報は、何ら意味を成さないことになる。
次に、LDEV番号がNのLDEV(即ち、LDEVN)におけるペア番号、及びペア役割のように、共に−1になっている場合は、該(LDEV番号がNの)LDEVが、ローカルレプリケーションのペアを構成していないことを意味している。
なお、LDEV番号が0、1、・・・、n、・・・、Nの各LDEVにおいて、ペア役割正は、正LDEVであることを、ペア役割副は、副LDEVであることを、ペア役割−1は、ペアを構成していないことを、夫々意味している。
図10は、本発明の一実施形態に係るストレージ管理者管理テーブルの一例を示す説明図である。
図10で示したストレージ管理者管理テーブルは、サブシステム管理者/SLPR管理者のユーザID、パスワード、及びどのSLPR/サブシステムを管理するのかを示すテーブルであり、該テーブルは、(DKC71の)SM83に格納されている。図10に示したストレージ管理者管理テーブルには、ユーザID(即ち、manager)として、tokyo、osaka、・・・、saitamaが、パスワード(password)として、herohero、pikapika、・・・、gunghoが、管理対象として、ストレージシステム、SLPR0、SLPR1、SLPR2、・・・、SLPR8、SLPR10が、夫々格納されている。図10に示したストレージ管理者管理テーブルでは、管理対象がストレージシステムであれば、保守端末20を操作する管理者は、サブシステム管理者であり、他の場合については、保守端末20を操作する管理者は、SLPR管理者である。また、保守端末20を操作する管理者において、ユーザIDがosakaである管理者(SLPR管理者)のパスワードは、pikapikaであり、該SLPR管理者は、SLPR1、及びSLPR2を管理することになる。
図11は、図1、及び図2に夫々記載の管理コンピュータ40に搭載されているストレージ管理ソフトウェア50が持つストレージ管理者管理テーブル(A)の一例を示す説明図である。
図11に記載の(ストレージ管理ソフトウェア50が持つ)ストレージ管理者管理テーブル(A)と、図10で示した((DKC71の)SM83に格納されている)ストレージ管理者管理テーブルとは、図11と図10とを比較対照すれば明らかなように、両者の内容は同一である。
上記ストレージ管理者管理テーブル(A)は、ストレージ管理ソフトウェア50から保守端末20に対し、コマンドを発行するに際して必要な情報を持っている。
図12は、本発明の一実施形態に係るペア管理テーブルの一例を示す説明図である。
図12に示したペア管理テーブルは、ローカルレプリケーション(所謂Shadow Image)ペアの管理テーブルであり、該テーブルは、(DKC71の)SM83に格納されている。該ペア管理テーブルでは、ペア番号として、0、1、・・・、Kが、正LDEVとして、LDEV5、LDEV8、・・・、LDEV22が、副LDEVとして、LDEV99、LDEV64、・・・、LDEV85が、ペアステータスとして、sync、pair、・・・、splitが、夫々格納されている。また、差分ビットマップとして、000000・・・・・・0000、110000・・・・・00011、・・・、0101・・・・0000011が、格納されている。
該ペア管理テーブルにおいて、ペアステータス種類には、図12で示したsync、pair、及びsplit以外にも、resync、及びreverseが含まれる。syncとは、正LDEVと副LDEVとで、夫々に格納されているデータが完全に一致する状態を言い、syncでは、ホスト装置(5〜5)からのストレージシステム(10)に対するデータの書き込み要求が、正副両LDEVに対して反映されるようになっている。pairとは、LDEV同士の間において、夫々のLDEVに格納されているデータに整合性が全く無く、そのため、差分ビットマップの値が意味を持たない状態を言う。splitとは、副LDEVを静止化した状態を言う。splitでは、正LDEVに格納されているデータと、副LDEVに格納されているデータとの差分が、差分ビットマップによって管理されている。なお、ホスト装置(5〜5)からのストレージシステム(10)に対するデータの書き込み要求は、正LDEVに対してのみ反映されるようになっている。resyncとは、正LDEVに格納されている差分データを、副LDEVにコピー中の状態を言い、上記差分データのコピーが完了するとresyncの状態からsyncの状態に遷移するようになっている。reverseとは、resyncとは逆に、副LDEVに格納されている差分データを、正LDEVにコピー中の状態を言い、上記差分データのコピーが完了するとreverseの状態からsyncの状態に遷移するようになっている。
なお、差分ビットマップとは、正LDEVに格納されているデータと、副LDEVに格納されているデータとの間の差分を表すビットマップのことを言う。差分ビットマップにおいては、LDEV内の論理ブロック一つが1ビットで表され、正LDEV内の或る論理ブロックと、該論理ブロックに対応する副LDEV内の或る論理ブロックとが一致するときは「0」で、不一致のときには「1」で表される。
図13は、本発明の一実施形態に係るアドミニストレータ管理テーブルの一例を示す説明図である。
図13に示したアドミニストレータ管理テーブルは、アドミニストレータ、即ち、スト
レージ管理ソフトウェア(50)を使用する人間(管理者)、換言すれば、管理コンピュータ(40)のオペレータを管理するためのテーブルである。アドミニストレータについては、既に図2において説明した。アドミニストレータ管理テーブルは、管理コンピュータ(40)上のストレージ管理ソフトウェア(50)が持っている。該テーブルは、アドミニストレータが、ストレージ管理ソフトウェア(50)にログインするときに入力するための情報として、ユーザID(admin)、パスワード(pw001)、及び対応するストレージ管理者(manager)等の情報項目を備える。ユーザIDには、abc、def、・・・、xyz等の情報が、パスワードには、pwpwpw、federal、・・・、forward等の情報が、対応するストレージ管理者には、tokyo、osaka、・・・、saitama等の情報が、夫々登録されている。
図14は、本発明の一実施形態に係る副LDEV用SLPR管理テーブルの一例を示す説明図である。
図14に示した副LDEV用SLPR管理テーブルも、図13に示したアドミニストレータ管理テーブルと同様に、管理コンピュータ(40)上のストレージ管理ソフトウェア(50)が持っている。該テーブルは、副LDEV用SLPR、ユーザID、及びパスワード等の情報項目を備える。副LDEV用SLPRには、SLPR5が、ユーザIDには、hocusが、パスワードには、pocusが、夫々登録されている。
図15は、本発明の一実施形態に係る管理コンピュータ(40)と保守端末(20)との間で行われる通信の内容を示した説明図である。
既述の内容から明らかなように、管理コンピュータ40から保守端末20に対しては、管理コンピュータ40において発行したコマンドが送信され、一方、保守端末20から管理コンピュ−タ40に対しては、該コマンドに係わるレスポンスが送信される。
例えば、管理コンピュータ40からLAN30を通じて保守端末20に送信されるコマンドが、LDEV情報要求コマンドであったとする。このLDEV情報要求コマンドには、GetLdevInfoで、ユーザIDとして、サブシステム管理者のユーザID、又はSLPR管理者のユーザIDが、パスワードとして、保守端末(20)にログインするに際して使用するパスワードが、更に、所望のLDEV情報に対応するSLPR番号等の情報が、夫々添付されている。なお、管理コンピュータ40の管理下にある全てのSLPRに係わるLDEV情報が所望される場合には、上記SLPR番号を"all"と指定することになる。
一方、上記LDEV情報要求コマンドに対して、保守端末20から管理コンピュータ40へ送信されるレスポンスは、上記LDEV情報要求コマンドに添付されている管理コンピュータ40側で指定したSLPR番号に含まれる全てのLDEVの情報が図9に示したLDEV管理テーブルのフォーマットに準じたフォーマットになっている。勿論、上記LDEV情報要求コマンドにおいて指定されたSLPR(番号のSLPR)が、同じく上記LDEV情報要求コマンドにおいて指定されたユーザIDによって管理されていない場合には、保守端末20から管理コンピュータ40に対し、上記レスポンスとして、エラーが送信されることになる。
上記レスポンスとして、特定のLDEVに係わる一連の情報である、LDEV番号、(LDEVの)サイズ(記憶容量)、RAIDレベル、物理ディスク番号、物理ディスク番号、物理ディスク番号、・・・、先頭ブロック番号、ペア番号、及びペア役割等の情報が、上記LDEV情報要求コマンドにおいて指定されたLDEVの個数分、保守端末20側から管理コンピュータ40側に送信される。なお、列記されている物理ディスク番号の数は、RAIDレベル(RAID5(3D+1P)等)によって変化するから、RAIDレベルをチェックすれば、列記されるべき物理ディスク番号の数が分かる。
本実施形態では、上述したLDEV情報要求コマンドに加えて、更に、ローカルレプリケーションペア生成コマンドが使用される。
このローカルレプリケーションペア生成コマンドには、CreatePairユーザID情報、パスワード情報、正LDEV番号情報、副LDEV番号情報等が、添付される。このローカルレプリケーションペア生成コマンドに対するレスポンスとしては、Succeeded、及びFailedがある。
図16は、本発明の一実施形態に係る保守端末(図6では、符号89で示した。以下同じ)が、管理コンピュータ(図6では、符号69で示した。以下同じ)からLDEV情報要求コマンドを受信したときに実行する処理動作を示すフローチャートである。
図16において、まず、保守端末89のCPU(図6では、符号121で示した。以下同じ)は、管理コンピュータ69からのLDEV情報要求コマンドに添付されている、指定されたユーザIDが、図10で示したストレージ管理者管理テーブル((DKC71の)SM83に格納されている)、若しくは図11で示したストレージ管理者管理テーブル(A)(ストレージ管理ソフトウェア50が持っている)中にあるかどうかチェックする(ステップS141)。このチェックの結果、あると判断すれば(ステップS141でYes)、次に、同じく上記LDEV情報要求コマンドに添付されているパスワードが、上記ストレージ管理者管理テーブル(若しくはストレージ管理者管理テーブル(A))中にあるかどうかチェックする(ステップS142)。このチェックの結果、あると判断すれば(ステップS142でYes)、次に、同じく上記LDEV情報要求コマンドに添付されている、指定されたSLPR番号が"all"かどうかチェックする(ステップS143)。
このチェックの結果、"all"であると判断すれば(ステップS143でYes)、上記ストレージ管理者管理テーブル(若しくはストレージ管理者管理テーブル(A))にエントリされている全てのSLPRを管理対象のSLPRとする。この場合、ストレージ管理者がサブシステム管理者であれば、ストレージシステム(65)中の全部のSLPRが、管理対象になる(ステップS144)。
次に、保守端末89のCPU121は、(DKC71の)SM83にアクセスすることによって、図8で示したLDEVパーティションテーブルにエントリされている全てのSLPRを、該テーブルの先頭から順に参照して行く(ステップS145)。そして、該テーブルが持っているLDEV番号情報と、各LDEV番号情報に対応して該テーブルにエントリされている個々のSLPR情報とから、現在チェック対象になっているLDEVが、管理対象であるSLPRに属するかどうかチェックする(ステップS146)。このチェックの結果、チェック対象になっているLDEVが、管理対象であるSLPRに属すると判断すれば(ステップS146でYes)、(保守端末89の)CPU121は、図9で示したLDEV管理テーブル((DKC71の)SM83に格納されている)のフォーマットに準じるフォーマットで、該LDEVに係わる情報(LDEV情報)を、管理コンピュータ69に送信する(ステップS147)。
上記LDEV情報要求コマンドに添付されている、指定されたSLPR番号をチェックした結果、"all"でないと判断すれば(ステップS143でNo)、上記LDEV情報要求コマンドにおいて指定されているSLPR番号が、上記ストレージ管理者管理テーブル(若しくはストレージ管理者管理テーブル(A))において指定された管理者(指定されたユーザ)によって管理されるべきものかどうかチェックする(ステップS149)。このチェックの結果、上記指定されているSLPR番号が、指定されたユーザによって管理されるべきものであると判断すれば(ステップS149でYes)、上記指定されているSLPR番号情報に係るSLPRを、管理対象のSLPRとして(ステップS150)、ステップS145で示した処理動作に移行する。なお、指定されたユ−ザが、サブシステム管理者である場合にも、ステップS150で示した処理動作に移行する。
上記LDEVパーティションテーブルが持っているLDEV番号情報と、各LDEV番号情報に対応して該テーブルにエントリされている個々のSLPR情報とから、現在チェック対象になっているLDEVが、管理対象であるSLPRに属していないと判断すれば(ステップS146でNo)、直ちにステップS148で示す処理動作に移行する。
上述したステップS145からステップS147に至る処理動作は、上記LDEVパーティションテーブルの末尾に至るまで繰り返され(ステップS148でNo)末尾に達したと判断したことで、一連のLDEV情報要求コマンド処理が終了する。なお、ステップS141、ステップS142、及びステップS149で、何れもNoであると判断した場合には、保守端末89(のCPU121)は、管理コンピュータ69へのレスポンスとして、Failedを送信し(ステップS151)、一連のLDEV情報要求コマンド処理が終了する。
図17は、本発明の一実施形態に係る保守端末89が、管理コンピュータ69からローカルレプリケーションペア生成コマンドを受信したときに実行する処理動作を示すフローチャートである。
図17において、まず、保守端末89のCPU121は、図10で示したストレージ管理者管理テーブル((DKC71の)SM83に格納されている)、若しくは図11で示したストレージ管理者管理テーブル(A)(ストレージ管理ソフトウェア50が持っている)を参照して、管理コンピュータ69からのLDEV情報要求コマンドに添付されている、指定されたユーザID、及びパスワードが、上記ストレージ管理者管理テーブル(若しくはストレージ管理者管理テーブル(A))中にあるかどうかチェックする(ステップS161)。このチェックの結果、あると判断すれば(ステップS161でYes)、次に、同じく上記LDEV情報要求コマンドに添付されている、ユーザIDからストレージ管理者がサブシステム管理者かどうかチェックする(ステップS162)。このチェックの結果、上記LDEV情報要求コマンドに添付されている、ユーザIDからストレージ管理者がサブシステム管理者でないと判断すれば(ステップS162でNo)、次のステップS163に示す処理動作に移行する。
次に、保守端末89のCPU121は、(DKC71の)SM83にアクセスすることによって、図8で示したLDEVパーティションテーブルにエントリされている全てのSLPRを、該テーブルの先頭から順に参照して行き、正LDEVと副LDEVとが同一のSLPR内にあるかどうかチェックする(なお、本実施形態では、(図2において説明した)SLPR管理者は、異なるSLPRに亘って、即ち、SLPRを跨いで正LDEVと副LDEVのペアを組めないものとしている)(ステップS163)。このチェックの結果、正LDEVと副LDEVとが同一のSLPR内にあると判断すれば(ステップS163でYes)、次に、該(対象となっている)SLPRが、上記ストレージ管理者管理テーブル(若しくはストレージ管理者管理テーブル(A))において指定された管理者(指定されたユーザ)によって管理されるべきものかどうかチェックする(ステップS164)。このチェックの結果、上記SLPRが、指定されたユーザによって管理されるべきものであると判断すれば(ステップS164でYes)、上記正LDEVと上記副LDEVとの間でペアを作成すると共に、該作成したペアを、図12で示した、(DKC71の)SM83に格納されているペア管理テーブルに登録する(ステップS165)。そして、保守端末89は、管理コンピュータ69へ、ローカルレプリケーションペア生成コマンドに対するレスポンスとして、Succeededを送信し(ステップS166)、一連のローカルレプリケーションペア作成コマンド処理が終了する。ステップS165における、実際にローカルレプリケーションペアを作成する処理や、作成したローカルレプリケーションペアのコピーなどを行う処理についての説明は、ここでは割愛する。
上記LDEV情報要求コマンドに添付されている、ユーザIDからストレージ管理者がサブシステム管理者であると判断すれば(ステップS162でYes)、直ちに、ステップ165で示した処理動作に移行する。SLPR管理者と異なり、サブシステム管理者には、異なるSLPRに亘って、即ち、SLPRを跨いで、正LDEVと副LDEVのペアを組めないとする制約が設けられていないためである。
なお、ステップS161、ステップS163、及びステップS164で、何れもNoであると判断した場合には、保守端末89(のCPU121)は、管理コンピュータ69へのレスポンスとして、Failedを送信し(ステップS167)、一連のローカルレプリケーションペア作成コマンド処理が終了する。
図18は、本発明の一実施形態に係るアドミニストレータが、ローカルレプリケーションペアを作成するときに実行するペア作成処理動作を示すフローチャートである。図18で示すペア作成処理は、アドミニストレータが、管理コンピュータ69に搭載されているストレージ管理ソフトウェア上で実行する。
図18において、まず、アドミニストレータは、該アドミニストレータに対応するストレージ管理者が管理する全てのSLPRについて全部のLDEV情報を取得する処理を実行する。即ち、管理コンピュータ69は、保守端末89に対するLDEV情報要求コマンドの送信に際し、GetLdevInfoで、ユーザ管理テーブル(ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テーブル(A))におけるユーザID、パスワードを指定すると共に、SLPR番号には"all"を指定して、これら指定した内容を保守端末89に通知する。これにより、ユーザ管理テーブル(ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テーブル(A))中に管理対象として登録されているSLPR(の番号情報)をキーとして、図8で示したLDEVパーティションテーブル中から、上記SLPR(の番号情報)に対応するLDEV番号情報を検索、取得する。そして、更に、これらLDEV番号情報をキーとして、図9で示したLDEV管理情報テーブル中から上記LDEV番号情報に対応するLDEVに係わる情報を検索、取得することにより、上記全部のLDEV情報の取得が為される(ステップS171)。
次に、アドミニストレータは、GetLdevInfoで、図14で示した副LDEV用SLPR管理テーブルにおけるユーザID、パスワードを指定すると共に、SLPR番号には副LDEV用SLPRを指定して、これら指定した内容を保守端末89に通知することにより、副LDEV用SLPR管理テーブルに管理対象として登録されているSLPRについて全部のLDEV情報を取得する処理を実行する。即ち、管理コンピュータ69は、図14で示した副LDEV用SLPR管理テーブルに、副LDEV用SLPRとして登録されているSLPR(の番号情報)をキーとして、図8で示したLDEVパーティションテーブル中から、上記SLPR(の番号情報)に対応するLDEV番号情報を検索、取得する。そして、更に、これらLDEV番号情報をキーとして、図9で示したLDEV管理情報テーブル中から上記LDEV番号情報に対応するLDEVに係わる情報を検索、取得することにより、上記全部のLDEV情報の取得が為される(ステップS172)。
次に、アドミニストレータは、ステップS171で取得した、アドミニストレータに対応するストレージ管理者が管理する全てのSLPRについての全部のLDEV情報を、リストにして例えば管理コンピュータ69のディスプレイ(図示しない)に表示する。ここでは、ステップS172で取得した副LDEV用SLPRに含まれるLDEV情報については表示しない(ステップS173)。
次に、アドミニストレータは、例えば、図12で示した(DKC71の)SM83に格納されているペア管理テーブルを参照して、正LDEVを選択する(ステップS174)。
以下に説明するステップS175乃至ステップS178で示す処理動作では、図14で示した副LDEV用SLPR管理テーブルに、副LDEV用SLPRとして登録されているSLPRに含まれるLDEVのみが副LDEVの候補となる。ストレージ管理者のうち、サブシステム管理者を含む副LDEV用SLPR管理者は、副LDEVを選択することができるが、上記以外のストレージ管理者(即ち、SLPR管理者)については、副LDEV用SLPR内のLDEVを見ることが許されないため、副LDEVは自動選択されることになる。
次に、アドミニストレータは、ストレージ管理者が、副LDEV用SLPR管理者、若しくはサブシステム管理者か、それとも上記以外のストレージ管理者(即ち、SLPR管理者)かをチェックする。このチェックは、アドミニストレータが、例えば図10で示したストレージ管理者管理テーブル、若しくは、図11で示したストレージ管理者管理テーブル(A)を参照することによって行われる(ステップS175)。このチェックの結果、ストレージ管理者が、副LDEV用SLPR管理者、若しくはサブシステム管理者であると判断すれば(ステップS175でYes)、アドミニストレータは、ステップS171、ステップS172で取得したLDEV情報のうちから、正LDEVと同一サイズで、RAIDレベルも同一のものを、リストに生成して、例えば管理コンピュータ69のディスプレイ(図示しない)に表示する(ステップS176)。
次に、アドミニストレータは、上記リストのうちから、副LDEVを選択すると共に(ステップS177)、該選択した副LDEVと、ステップS174で選択した正LDEVとから、サブシステム管理者のユーザID、及びパスワード(図10、若しくは、図11で示したストレージ管理者管理テーブル中に登録されている)を用いて、ローカルレプリケーションペア生成コマンドを発行して、正LDEVと副LDEVとのペアを作成する(ステップS179)。これにより、一連のペア作成処理が終了する。
一方、ストレージ管理者が、副LDEV用SLPR管理者、若しくはサブシステム管理者の何れでもないと判断すれば(ステップS175でNo)、アドミニストレータは、ステップS171、ステップS172で取得したLDEV情報のうちから、サイズ及びRAIDレベルが最初に正LDEVにマッチしたものを、副LDEVとして選択し(ステップS178)、ステップS179に示した処理動作に移行する。
図19は、本発明の他の実施形態に係る保守端末89が、管理コンピュータ69からLDEV移動コマンドを受信したときに実行する処理動作を示すフローチャートである。LDEV移動コマンドとは、管理コンピュータ69が保守端末89に対して発行する新たなコマンドのことを言う。LDEV移動コマンドでは、MoveLdevSIprで、保守端末89が、ユーザID、パスワード、SLPR番号、LDEV番号、及び該コマンドにおいて指定されたLDEVを、それらが現在所属しているSLPRから、該コマンドにおいて指定されたSLPRに移動させる処理を行う。この場合、上記移動前のSLPR、及び上記移動後のSLPRが、(例えばストレージ管理者管理テーブル等によって)指定されているユーザの管理対象になっていることが必要である。なお、LDEV移動コマンドに対する保守端末89のレスポンスは、Succeeded/Failedである。
図19において、まず、保守端末89は、管理コンピュータ69から送信されたLDEV移動コマンドを受信すると、該コマンドと共に送信されたパスワードが、正当なものかどうかチェックする(ステップS181)。このチェックの結果、パスワードが正当なものであると判断すれば(ステップS181でYes)、該コマンドにおいて指定されたLDEVが現在属しているSLPRが、指定されているユーザによって管理されているものどうかチェックする(ステップS182)。このチェックの結果、上記SLPRが、指定されているユーザによって管理されていると判断すれば(ステップS182でYes)、次に、該コマンドにおいて指定された移動先のSLPRが、指定されているユーザによって管理されているものどうかチェックする(ステップS183)。このチェックの結果、上記SLPRが、指定されているユーザによって管理されていると判断すれば(ステップS183でYes)、保守端末89は、図8で示したようなLDEVパーティションテーブルの書換処理を行う(ステップS184)。
次に、保守端末89は、管理コンピュータ69に対し、上記LDEV移動コマンドに対するレスポンスとして、Succeededを送信し(ステップS185)、一連のLDEV移動コマンドの処理が終了する。
なお、ステップS181、及びステップS182で何れもNoであると判断した場合には、保守端末89は、管理コンピュータ69に対し、上記LDEV移動コマンドに対するレスポンスとして、Failedを送信し(ステップS186)、一連のLDEV移動コマンドの処理が終了する。
図20は、本発明の他の実施形態に係るアドミニストレータが、ローカルレプリケーションペアを作成するときに実行されるペア作成処理動作を示すフローチャートである。図20に示すペア作成処理Aは、アドミニストレータが、管理コンピュータ69に搭載されているストレージ管理ソフトウェア上で、ローカルレプリケーションペアを作成するに際し、主として保守端末において実行される。
図20において、まず、アドミニストレータは、該アドミニストレータが管理する全てのSLPRについて全部のLDEV情報を取得する処理を実行する。即ち、アドミニストレータは、GetLdevInfoで、ユーザ管理テーブル(ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テーブル(A))におけるユーザID、パスワードを指定すると共に、SLPR番号には"all"を指定して、これら指定した内容を保守端末89に通知する。これにより、保守端末89は、ユーザ管理テーブル(ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テーブル(A))中に管理対象として登録されているSLPR(の番号情報)をキーとして、図8で示したLDEVパーティションテーブル中から、上記SLPR(の番号情報)に対応するLDEV番号情報を検索、取得する。そして、更に、これらLDEV番号情報をキーとして、図9で示したLDEV管理情報テーブル中から上記LDEV番号情報に対応するLDEVに係わる情報を検索、取得することにより、上記全部のLDEV情報の取得が為される(ステップS191)。
次に、アドミニストレータは、ステップS191で取得した、アドミニストレータが管理する全てのSLPRについての全部のLDEV情報を、リストにして例えば管理コンピュータ69から保守端末89に送信すると、上記リストを受信した保守端末89は、上記リストを保守端末89のディスプレイ(図示しない)に表示する(ステップS192)。上記リストが、保守端末89のディスプレイ(図示しない)に表示されると、(例えば、ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テ−ブル(A)で)指定されたユーザが、例えば、図12で示した(DKC71の)SM83に格納されているペア管理テーブルを参照して、正LDEVを選択する(ステップS193)。そして、指定されたユーザにより選択された正LDEVの情報がリストにされ、例えば保守端末89のディスプレイ(図示しない)に表示される(ステップS194)。
上記リストが、保守端末89のディスプレイ(図示しない)に表示されると、上記指定されたユーザは、上記表示されているリストのうちから、副LDEVを選択する(ステップS195)。そして、該選択した副LDEVと、ステップS193で選択した正LDEVとから、サブシステム管理者のユーザID、及びパスワード(図10、若しくは、図11で示したストレージ管理者管理テーブル中に登録されている)を用いて、ローカルレプリケーションペア生成コマンドを発行して、正LDEVと副LDEVとのペアを作成する(ステップS196)。これにより、一連のペア作成処理が終了する。
図21は、本発明の他の実施形態に係る副LDEV移動処理の処理動作を示すフローチャートである。図21に示す副LDEV移動処理は、例えばアドミニストレータによって、管理コンピュータ69に搭載されているストレージ管理ソフトウェア上で、定期的(例えば1時間に1回)に、自動的に実行される。
図21において、アドミニストレータは、例えば管理コンピュータ69に搭載されているストレージ管理ソフトウェアが持っている、図14で示した副LDEV用SLPR管理テーブルを参照しつつ、副LDEV用SLPR以外のSLPRの中から、未だチェックを行っていないSLPRを1個選択する(ステップS201)。次に、アドミニストレータは、ステップS201で選択したSLPRに含まれるLDEVの情報(LDEV情報)を取得する。即ち、アドミニストレータは、GetLdevInfoで、ユーザ管理テーブル(ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テーブル(A))におけるユーザID、パスワードを指定すると共に、SLPR番号にはステップS201で選択したSLPR番号を指定して、これら指定した内容を保守端末89に通知する。これにより、保守端末89は、ユーザ管理テーブル(ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テーブル(A))中に管理対象として登録されているSLPR(の番号情報)をキーとして、図8で示したLDEVパーティションテーブル中から、上記SLPR(の番号情報)に対応するLDEV番号情報を検索、取得する。そして、更に、これらLDEV番号情報をキーとして、図9で示したLDEV管理情報テーブル中から上記LDEV番号情報に対応するLDEVに係わる情報を検索、取得することにより、上記全部のLDEV情報の取得が為される(ステップS202)。
次に、アドミニストレータは、保守端末89が、ステップS202で取得した上記全部のLDEV情報のうちから、例えば(DKC71の)SM83に格納されているLDEV管理テーブルを参照することにより、ペア役割が副のLDEVがあるかどうかチェックする(ステップS203)。このチェックの結果、ペア役割が副のLDEVがあると判断すれば(ステップS203でYes)、アドミニストレ−タは、ペア役割が副のLDEVを、副LDEV専用のSLPRに移動させる処理を行う。
即ち、アドミニストレータは、MoveLdevSIprコマンドで、ユーザ管理テーブル(ストレージ管理者管理テーブル/ストレージ管理者管理テーブル(A))におけるユーザID、パスワードを指定すると共に、SLPR番号には副LDEV専用SLPRを指定して、これら指定した内容を保守端末89に通知する。これにより、保守端末89において、上記ペア役割が副のLDEVを、副LDEV専用のSLPRに移動させる処理が実行される。なお、ペア役割が副のLDEVが複数ある場合には、1個の副LDEVにつき、上記(MoveLdevSIpr)コマンドが1つ発行される(ステップS204)。
ステップS201乃至ステップS204で示した処理動作は、副LDEV用SLPR以外のSLPRの中から、未だチェックを行っていないSLPRが無くなるまで行われる(ステップS205でNo)。そして、未だチェックを行っていないSLPRが無くなったと判断すれば(ステップS205でYes)、一連の副LDEV移動処理が終了する。
図21で示した副LDEV移動処理が終了することによって、副LDEV専用SLPR以外のLDEV(副LDEV専用のSLPRに属していない副LDEV)が、アドミニストレータにより定期的にチェックされて、副LDEV専用SLPRに移動させられる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明に係る、SLPR(Storage Logical Partition)の技術を適用したストレージシステムと、各ユーザが夫々所管する複数台のホスト装置とを備える情報処理システムの一例を示すブロック図。 本発明に係る、SLPRの技術を適用したストレージシステムに対する保守端末、及び管理コンピュータの管理動作を示した説明図。 本発明の一実施形態に係る、ストレージシステムにSLPRの技術を適用した情報処理システムの全体構成を示すブロック図。 図3に示した各CHAの内部構成を示すブロック図。 図3に示した各DKAの内部構成を示すブロック図。 図3に示した保守端末の内部構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るポートパーティションテーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るLDEVパーティションテーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るLDEV管理テーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るストレージ管理者管理テーブルの一例を示す説明図。 図1、及び図2に夫々記載の管理コンピュータに搭載されているストレージ管理ソフトウェアが持つストレージ管理者管理テーブル(A)の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るペア管理テーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係るアドミニストレータ管理テーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る副LDEV用SLPR管理テーブルの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る管理コンピュータと保守端末との間で行われる通信の内容を示した説明図。 本発明の一実施形態に係る保守端末が、管理コンピュータからLDEV情報要求コマンドを受信したときに実行する処理動作を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係る保守端末が、管理コンピュータからローカルレプリケーションペア生成コマンドを受信したときに実行する処理動作を示すフローチャート。 本発明の一実施形態に係るアドミニストレータが、ローカルレプリケーションペアを作成するときに実行するペア作成処理動作を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係る保守端末が、管理コンピュータからLDEV移動コマンドを受信したときに実行する処理動作を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係るアドミニストレータが、ローカルレプリケーションペアを作成するときに実行されるペア作成処理動作を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係る副LDEV移動処理の処理動作を示すフローチャート。
符号の説明
〜110 LDEV(論理デバイス)
〜3 ポート
〜5、61〜61 ホスト装置
10、65 ストレージシステム
20、89 保守端末(SVP)
30、67 LAN
40、69 管理コンピュータ
50 ストレージ管理ソフトウェア
63 SAN(Storage Area Network)
71 ディスク制御装置(DKC)
73 ファイバチャネル
75 ディスク駆動装置
77〜77 チャネルアダプタ(CHA)
79 クロスバスイッチ
81 キャッシュメモリ(CM)
83 共有メモリ(SM)
85 ブリッジ
87 共有バス
91 内部LAN
93〜93 ディスクアダプタ
95〜95 物理ディスク(PDEV)
101、113、121 CPU
103、115、123 メモリ
105、111 メモリコントローラ
107 ホストインタフェース(ホストI/F)
109、117 DMA(Direct Memory Access)
119 ディスクインタフェース(ディスクI/F)
125 インタフェース部
127 ローカルディスク
1299 入力デバイス
131 出力デバイス

Claims (10)

  1. ストレージシステムを論理分割することにより形成した該ストレージシステムの複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを含む第1のパーティションを設定する第1の設定部と、
    前記複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとして該正記憶デバイスとペアになり得る副記憶デバイスの候補を含む第2のパーティションを設定する第2の設定部と、
    前記複数のパーティションに含まれる記憶デバイスに係わる情報を取得する記憶デバイス情報取得部と、
    前記記憶デバイス情報取得部により取得された記憶デバイスの情報から、該記憶デバイスが、前記第2のパーティションに含まれる副記憶デバイスの候補かどうか判別する判別部と、
    前記判別部により、前記第2のパーティションに含まれると判別された記憶デバイスを副記憶デバイスとなし得る記憶デバイスを、前記第1のパーティションに含まれる記憶デバイスのうちから抽出し、該記憶デバイスを正記憶デバイスとし、前記判別された記憶デバイスをその副記憶デバイスとするペアを作成するペア作成部と、
    を備えるストレージシステムの管理装置。
  2. 請求項1記載のストレージシステムの管理装置において、
    前記第2のパーティションに含まれる副記憶デバイスの候補に対しては、如何なるアクセスをも禁止するアクセス禁止部、を更に備えるストレージシステムの管理装置。
  3. 請求項1記載のストレージシステムの管理装置において、
    前記第1のパーティションに含まれる何れの記憶デバイスについても、副記憶デバイスとして用いないようにしたストレージシステムの管理装置。
  4. 請求項1記載のストレージシステムの管理装置において、
    前記ストレージシステムの管理者が、前記各パーティションの全部を管理可能な上位の管理者か、前記各パーティションのうちの特定のパーティションのみ管理可能な下位の管理者かを判別する管理者判別部、を更に備えるストレージシステムの管理装置。
  5. 請求項1又は請求項4記載のストレージシステムの管理装置において、
    前記管理者判別部が、前記ストレ−ジシステムの管理者を、前記上位の管理者、又は
    前記第2のパーティションの管理者であると判別した場合に、前記ペア作成部が、前記正記憶デバイスとされた記憶デバイスの副記憶デバイスとなる記憶デバイスの前記第2のパーティションからの選択を、前記ストレージシステムを管理するための管理端末を操作する最上位の管理者に委ねるようにしたストレージシステムの管理装置。
  6. 請求項5記載のストレージシステムの管理装置において、
    前記第1のパーティションからの、前記正記憶デバイスとなる記憶デバイスの抽出が、前記最上位の管理者によって行われるストレージシステムの管理装置。
  7. 請求項1又は請求項4記載のストレージシステムの管理装置において、
    前記管理者判別部が、前記ストレ−ジシステムの管理者を、前記下位の管理者であると判別した場合に、前記ペア作成部が、前記正記憶デバイスとされた記憶デバイスの副記憶デバイスとなる記憶デバイスの前記第2のパーティションからの選択を、自動的に行うようにしたストレージシステムの管理装置。
  8. 請求項1記載のストレージシステムの管理装置において、
    前記第2のパーティションに含まれる前記副記憶デバイスとされた記憶デバイスの、前記ストレージシステムとの間でデータの授受を行うホスト装置への割り当て、及び割り当ての取り消しの処理が、前記第2のパーティションの管理者のみによって行われるようにしたストレージシステムの管理装置。
  9. ストレージシステムを論理分割することにより形成した該ストレージシステムの複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを含む第1のパーティションを設定する第1の設定部と、
    前記複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとして該正記憶デバイスとペアになり得る記憶デバイスを副記憶デバイスとして収容するための第2のパーティションを設定する第2の設定部と、
    前記第2のパーティションを除く前記複数のパーティションに含まれる記憶デバイスに係わる情報を取得する記憶デバイス情報取得部と、
    前記記憶デバイス情報取得部により取得された記憶デバイスの情報により、前記第2のパーティションを除く前記複数のパーティションに含まれる記憶デバイスの中から、前記運用中の記憶デバイスとペアになり得る記憶デバイスがあるかどうか判別する判別部と、
    前記判別部により、前記ペアになり得ると判別された記憶デバイスを、前記運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとした場合の、その副記憶デバイスとして、前記第2のパーティションへ移動させる記憶デバイス移動部と、
    を備えるストレージシステムの管理装置。
  10. ストレージシステムを論理分割することにより形成した該ストレージシステムの複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを含む第1のパーティションを設定する第1のステップと、
    前記複数のパーティションのうちから、運用中の記憶デバイスを正記憶デバイスとして該正記憶デバイスとペアになり得る副記憶デバイスの候補を含む第2のパーティションを設定する第2のステップと、
    前記複数のパーティションに含まれる全部の記憶デバイスに係わる情報を取得する第3のステップと、
    前記第3のステップにおいて取得された記憶デバイスの情報から、該記憶デバイスが、前記第2のパーティションに含まれる副記憶デバイスの候補かどうか判別する第4のステップと、
    前記第4のステップにおいて、前記第2のパーティションに含まれると判別された記憶デバイスを副記憶デバイスとなし得る記憶デバイスを、前記第1のパーティションに含まれる記憶デバイスのうちから抽出し、該記憶デバイスを正記憶デバイスとし、前記判別された記憶デバイスをその副記憶デバイスとするペアを作成する第5のステップと、
    を備えるストレージシステムの管理方法。
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