JP2006131286A - 給油所の配管接続確認装置 - Google Patents

給油所の配管接続確認装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006131286A
JP2006131286A JP2004324204A JP2004324204A JP2006131286A JP 2006131286 A JP2006131286 A JP 2006131286A JP 2004324204 A JP2004324204 A JP 2004324204A JP 2004324204 A JP2004324204 A JP 2004324204A JP 2006131286 A JP2006131286 A JP 2006131286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe connection
air flow
pressure
pump
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004324204A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mimura
弘志 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico System Solutions Co Ltd
Original Assignee
Tokico Technology Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Technology Ltd filed Critical Tokico Technology Ltd
Priority to JP2004324204A priority Critical patent/JP2006131286A/ja
Publication of JP2006131286A publication Critical patent/JP2006131286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は計量機と地下タンクとの間を連通する送液配管の接続を確認することを課題とする。
【解決手段】 給油所建設後の検査工程において、配管接続確認装置を構成する圧力計50の取付部52が分岐接続部22のホース接続部34に挿入される。計量機10の給油ノズルをノズル掛けから外して当該給油系統のポンプを起動させると、送液配管16を介してポンプと連通された地下タンク12〜14の何れかからタンク内空気を吸引して給油ノズルへ送出する。これに伴って地下タンク12〜14に連通された通気管20の何れかの圧力が大気圧以下に減圧される。そのため、配管接続の検査工程では、圧力計50が負圧(大気圧以下の圧力変化)を検知してメータ部56の指針56が負圧側に振れるため、地下タンク12〜14のうちどのタンク圧力が負圧になったかが容易に分かる。
【選択図】 図3

Description

本発明は給油所の配管接続確認装置に係り、特に給油ノズルと地下タンクとの間を連通する配管が各油種毎に接続されていることを確認することができるよう構成された給油所の配管接続確認装置に関する。
給油所では、計量機に複数の給油ノズルが設けられており、各給油ノズルは異なる油種の地下タンクと連通するように油種別に配設された配管に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、1台の計量機では、ハイオクガソリン、レギュラーガソリン、軽油の3種類の油種が供給可能な構成になっている場合には、計量機の地下に3種類の油液を供給するための配管が埋設される。さらに、計量機から離間した場所には、各油種毎の地下タンクが埋設されており、各計量機と各地下タンクとの間は、地下に埋設された各配管を介して連通される。そして、地下に埋設された各配管を計量機の内部に形成された各油種毎の供給経路に接続する際には、計量機の給油ノズルの油種と地下タンクの油種とが一致することを確認してから配管の接続作業を行う。
特開平9−188400号公報
給油所を建設する際には、地下に埋設された複数の配管の一端を地下タンクに挿入させ、複数の配管の他端を計量機の各給油ノズルに連通するように接続しなければならないが、各配管が地下に埋設されてどの地下タンクに連通されているのかを確認することができなかった。
このような不都合を解消するため、各配管の油種種を確認する方法としては、例えば、計量機の設置場所に立ち上げられた各配管内に異なる色に着色された液体を流し込んで地下タンクに流入した液体の色を確認する方法や、各配管の端部に各油種を識別するための塗料を塗布したり、あるいは油種が記載された名札を付けたりする方法などが考えられる。
しかしながら、上記のような方法では、手間がかかるばかりか、人為的なミスにより正確に確認することができないおそれがあり、信頼性が低いという問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決した給油所の配管接続確認装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
請求項1記載の発明は、油種が異なる油液を貯蔵する複数の地下タンクと、該地下タンクの油液を吸い上げる複数のポンプ及び該ポンプから吐出された油液を給油する複数の給油ノズルを有する計量機と、一端が前記複数の地下タンクの夫々に連通され、他端が地上に突出する複数の管路と、前記複数の地下タンクと前記複数の給油ノズルとの夫々を連通する複数の送液配管と、前記複数の管路の他端側開口部に取り付けられ、前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の圧力変化を検知する圧力検知手段と、からなり、前記ポンプの駆動時に前記圧力検知手段の圧力検出に基づいて前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、油種が異なる油液を貯蔵する複数の地下タンクと、該地下タンクの油液を吸い上げる複数のポンプ及び該ポンプから吐出された油液を給油する複数の給油ノズルを有する計量機と、一端が前記複数の地下タンクの夫々に連通され、他端が地上に突出する複数の管路と、前記複数の地下タンクと前記複数の給油ノズルとの夫々を連通する複数の送液配管と、前記複数の管路の他端側開口部に取り付けられ、前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の流れを検知する空気流検知手段と、からなり、前記ポンプの駆動時に前記空気流検知手段の検知に基づいて前記地下タンクと前記給油ノズルとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、前記請求項1に記載の給油所の配管接続確認装置であって、前記圧力検知手段により前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の圧力変化が検知されたことを報知する報知手段を設け、前記報知手段の報知により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、前記請求項2に記載の給油所の配管接続確認装置であって、前記空気流検知手段により前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の流れが検知されたことを報知する報知手段を設け、前記報知手段の報知により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、前記請求項1に記載の給油所の配管接続確認装置であって、前記圧力検知手段の圧力検知に応じた信号を出力する発信器と、前記発信器からの信号を受信する受信器とを有し、前記ポンプ駆動時に前記受信器の信号の有無により前記給油ノズルと前記タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、前記請求項2に記載の給油所の配管接続確認装置であって、前記空気流検知手段を前記管路内の空気の流れによって変形可能とされた容器又は袋体で構成し、前記ポンプの駆動時に前記空気流検知手段の容積変化により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、前記請求項2に記載の給油所の配管接続確認装置であって、前記空気流検知手段を前記管路内の空気の流れによって変形可能とされた容器又は袋体で構成すると共に、容積変化に伴い色彩又は模様が変化するように構成し、前記ポンプの駆動時に前記空気流検知手段の容積変化に加えて、色彩変化により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ポンプの駆動時に圧力検知手段の圧力検出に基づいて給油ノズルと地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたため、配管接続検査に手間がかからず、正確に配管接続関係を確認できるので、検査結果の信頼性が高められる。
また、本発明によれば、ポンプの駆動時に空気流検知手段の検知に基づいて地下タンクと給油ノズルとの配管接続関係を確認可能としたため、配管接続検査に手間がかからず、正確に配管接続関係を確認できるので、検査結果の信頼性が高められる。
また、本発明によれば、圧力検知手段によりポンプの駆動に伴う管路内の空気の圧力変化が検知されたことを報知するため、配管接続の検査結果を容易に確認することができる。
また、本発明によれば、空気流検知手段によりポンプの駆動に伴う管路内の空気の流れが検知されたことを報知するため、配管接続の検査結果を容易に確認することができる。
また、本発明によれば、圧力検知手段の圧力検知に応じた信号を出力する発信器と、発信器からの信号を受信する受信器とを有するため、ポンプ駆動時に受信器の信号の有無により配管接続の検査結果を容易に確認することができる。
また、本発明によれば、空気流検知手段を管路内の空気の流れによって変形可能とされた容器又は袋体で構成したため、ポンプの駆動時に空気流検知手段の容積変化により配管接続の検査結果を容易に確認することができる。
また、本発明によれば、空気流検知手段を管路内の空気の流れによって変形可能とされた容器又は袋体で構成すると共に、容積変化に伴い色彩又は模様が変化するように構成したため、ポンプの駆動時に空気流検知手段の容積変化に加えて、色彩変化により配管接続の検査結果を容易に確認することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明になる給油所の配管接続確認装置の実施例1を示す構成図である。図1に示されるように、給油所では、地上に計量機10が設置され、地下には貯蔵される油種が異なる地下タンク12〜14が埋設されている。例えば、1番の地下タンク12には、ハイオクガソリンが貯蔵され、2番の地下タンク13には、レギュラーガソリンが貯蔵され、3番の地下タンク14には軽油が貯蔵されている。
また、計量機10は、筐体内部に各油種毎の給液管、ポンプ、流量計、電磁弁、給油ノズルなどからなる複数の油液供給経路が形成されている。本実施例の場合、計量機10には、上記3種類の油液が供給される油液供給経路が各油種毎に設けられている。
給油所の地下には、地下タンク12〜14の他に、計量機10に油液を送液するための送液配管16と、タンクローリ車(図示せず)から荷卸しするための注油管18と、地下タンク12〜14の上部空間に連通された複数(本実施例では3本)の通気管(管路)20とが埋設されている。送液配管16は、一端16aが地下タンク12〜14に挿入され、他端16bが計量機10の給液管に接続されている。注油管18は、一端18aが地下タンク12〜14に挿入され、他端18bが計量機10から離間したタンクローリ車停車位置付近の地上に突出している。注油管18の他端18bの上端には、タンクローリ車の荷卸しホース(図示せず)が接続される注油口18cが設けられている。
また、各通気管20は、一端20aが地下タンク12〜14に挿入され、他端20bが計量機10から離間した給油所の端に起立している。通気管20の他端20bには、通気口20cが設けられており、通気口20cは地上約2〜2.5mの高さ位置に設けられている。そして、通気口20cの下方には、タンクローリ車からの荷卸しの際に地下タンク内のベーパを回収するためのベーパリカバリ用ホース(図示せず)が接続される分岐接続部22が設けられている。
図2は分岐接続部22を拡大して示す縦断面図である。尚、図2に示す状態は、通気口20cと地下タンク12〜14との間の通気が可能な通気状態である。
図2に示されるように、分岐接続部22は、通気管20のフランジ24に取付ボルト26により締結された本体28と、本体28上部に設けられた通気路30を開閉する安全弁32と、本体28の側方に形成されたベーパリカバリ用ホースが接続されるホース接続部34とを有する。安全弁32は、バネ35により閉弁方向に付勢された第1弁体36と、第1弁体36に対して上下方向に摺動可能に取り付けられた第2弁体37とを有する。また、第1弁体36は、上下方向に貫通する通気孔36aを有し、第2弁体37は通常下方に変位して通気孔36aを開放している。
そして、安全弁32の上方は、通気口20cに連通されているので、大気圧であり、第1弁体36は、下方に圧力がバネ35の付勢力と大気圧との合計値よりも大きい圧力に昇圧した場合に上方に開弁動作して通気管20内の圧力を逃がすように動作する。また、第2弁体37は、ベーパリカバリ用ホース(図示せず)または圧力計(後述する)が接続される場合に上方に押圧されて通気孔36aを閉じる。
ホース接続部34は、側方からベーパリカバリ用ホース(図示せず)が挿入されると押圧されて本体28の内部に摺動する摺動ロッド38と、摺動ロッド38に連結されて軸39を中心に上方に回動する回動部材40とが設けられている。また、荷卸し時以外のときは、ホース接続部34の外周に蓋部材42が嵌合しており、蓋部材42によりホース接続部34が保護されている。
また、回動部材40には、上方に回動した際に第2弁体37を上方に押圧して通気孔36aを遮断する弁押圧部材44が設けられている。
図3は給油所建設後の検査工程の状態を示す縦断面図である。図3に示されるように、給油所建設後の検査工程において、配管接続確認装置を構成する圧力計(圧力検知手段)50の取付部52が分岐接続部22のホース接続部34に挿入される。この圧力計50は、内部に通気管20から導入される圧力を検知する圧力検知部(図示せず)と、検知された圧力の大きさを指針54の回動位置で示すメータ部56と、通気管20で圧力変化が生じたことを圧力検知部が検知した場合に点滅または点灯して報知する報知ランプ(報知手段)58とを有する。
圧力計50の取付部52がホース接続部34に挿入されると、ホース接続部34の外周の係止溝34aに係止爪60が係止されてロックされると共に、ホース接続部34の外周はシール部材62により気密にシールされる。さらに、圧力計50の取付部52の内部に設けられた押圧ロッド64が摺動ロッド38を押圧して回動部材40を時計方向に回動させる。これにより、回動部材40の弁押圧部材44が第2弁体37を上方に押圧するため、第2弁体37は第1弁体36の下面に当接して通気孔36aを遮断する。よって、分岐接続部22では、圧力計50と地下タンク12〜14との間を連通状態に切り替えると共に、大気との連通を遮断する。
ここで、計量機10の給油ノズルをノズル掛けから外して当該給油系統のポンプを起動させると、送液配管16を介してポンプと連通された地下タンク12〜14の何れかからタンク内空気を吸引して給油ノズルへ送出する。これに伴って地下タンク12〜14に連通された通気管20の何れかの圧力が大気圧以下に減圧される。
そのため、配管接続の検査工程では、圧力計50の圧力検知部が負圧(大気圧以下の圧力変化)を検知してメータ部56の指針56が負圧側に振れるため、地下タンク12〜14のうちどのタンク圧力が負圧になったかが容易に分かる。さらに、圧力計50の圧力検知部が負圧(大気圧以下の圧力変化)を検知した場合、圧力計50の報知ランプ58が点灯または点滅して地下タンク12〜14のうちどのタンク圧力が大気圧以下に変化したかを知らせることができる。そして、給油ノズルの油種と負圧を検知された地下タンクの油種とが一致することを確認されると、送液配管16の配管接続が正しく行われたことが確認される。
また、給油ノズルの油種と地下タンクの油種とが不一致の場合には、当該給油ノズルに連通された地下タンクの油種表示を給油ノズルの油種に変更することで、油種を一致させる。
例えば、1番の給油ノズルに対して1番の地下タンク12に連通された通気管20の圧力が大気圧以下に減圧されたことが確認されると、油種が一致しているものと判定することができる。同様に、2番の給油ノズルに対して2番の地下タンク12に連通された通気管20の圧力が大気圧以下に減圧されたことが確認され、3番の給油ノズルに対して3番の地下タンク12に連通された通気管20の圧力が大気圧以下に減圧されたことが確認されると、当該計量機10の配管接続が正常であると判定される。
このように、ポンプ駆動時に圧力計50の圧力検出に基づいて計量機10に設けられた全ての給油ノズルと地下タンク12〜14との配管接続関係を確認できるため、配管接続検査に手間がかからず、正確に配管接続関係を確認できるので、検査結果の信頼性が高められている。
図4は実施例2の概略構成を示す構成図である。図4に示されるように、通気管20の分岐接続部22には、圧力センサ70が取り付けられている。この圧力センサ70は、通気管20の圧力変化を検知し、その検知信号を無線により送信する送信器72を有する。
通気管20から離間した計量機10の近傍には、配管接続確認装置を構成する検査装置76が設置されている。この検査装置76には、送信器72から送信された検知信号を受信する受信器74と、受信した検知信号の変化(検査結果)をグラフで表示するモニタ78と、受信した検知信号の変化(検査結果)をグラフで印刷するプリンタ79が接続されている。
検査装置76は、通気管20から離間した計量機10の近傍に設置しても無線により圧力センサ70からの検知信号を受信することができるので、例えば、1人の検査員が計量機10の給油ノズルをノズル掛けから外す操作を行うだけで効率良く配管接続を検査することが可能になる。
配管接続の検査工程において、検査装置76は、複数の通気管20の夫々に設けられた複数の圧力センサ70のうちどのセンサが負圧(大気圧以下の圧力変化)を検知したかどうかを監視しており、計量機10の給油ノズルをノズル掛けから外して当該給油系統のポンプを起動させた直後に負圧を検出したセンサ番号を記憶すると共に、受信した検知信号に基づく圧力変化をモニタ78に表示して検査員に報知する。また、検査装置76は、プリンタ79により検査結果を記録紙に印刷する。
そして、検査装置76を用いて計量機10に設けられた全ての給油ノズルと地下タンク12〜14との接続関係を検査する。その検査結果は、モニタ78に表示されると共に、プリンタ79により記録紙に印刷される。
このように、ポンプ駆動時に圧力センサ70から送信された検知信号に基づいて計量機10に設けられた全ての給油ノズルと地下タンク12〜14との配管接続関係を確認できるため、検査員が圧力センサ70から離れた場所にいても配管接続検査を容易に行える。そのため、給油所の敷地が広い場合でも1人の検査員で配管接続検査を行えると共に、正確に配管接続関係を確認できるので、検査結果の信頼性が高められている。
図5は実施例3の概略構成を示す構成図である。図5に示されるように、通気管20に分岐接続部22が設けられていない場合には、通気管20の通気口20cに配管接続確認装置を構成する検知袋(空気流検知手段)80を装着する。この検知袋80は、風船のように膨らませた状態となる空気流変化検知部80aと、通気口20cに嵌合される嵌合部80bとを有する。空気流変化検知部80aは、比較的薄い可撓性を有する樹脂膜からなり、内部の空気が吸引されることにより内側にしぼむように変形するように形成されている。また、流量変化検知部80aは、赤色または黄色などの目立つ色に着色されており、離間した場所からも変形の有無を視認することができるようになっている。
また、嵌合部80bは、伸縮可能な弾性材により形成されているので、通気口20cの外周に密着すると共に、通気口20cとの間を気密にシールすることができる。従って、配管接続の検査工程において、ポンプ起動により地下タンクの圧力が低下するのに伴って通気管20の内部の空気が吸引された場合、上記空気流によって検知袋80の空気流変化検知部80aが内側に萎むように変形する(図5中、破線で示す)。このような空気流変化検知部80aの容積変化は、離間した場所からも容易に視認できる。
このように、検知袋80を通気管20の通気口20cに装着することにより、ポンプ駆動時の通気管20内の空気の流れによって空気流変化検知部80aが容積変化するため、給油ノズルと地下タンクとの間の配管接続の検査結果を容易に確認することができる。
図6は実施例4の概略構成を示す構成図である。図6に示されるように、検知袋80の空気流変化検知部80aには、空気の移動により警笛音を発する笛80cが設けられている。尚、複数の地下タンク12〜14のうち検査対象となる地下タンクに連通された通気管20のみに検知袋80を装着する。
配管接続の検査工程において、ポンプ起動時に地下タンクの圧力が低下するのに伴って通気管20の内部の空気が吸引された場合、上記空気流によって検知袋80の空気流変化検知部80aが内側に萎むように変形する(図6中、破線で示す)。さらに、空気流変化検知部80aの内部の空気が通気管20側に吸引された後は、外気が笛80cを介して通気管20側に吸引される。その際、笛80cを通過する空気流によって警笛音が発せられるため、空気流変化検知部80aの容積変化を視認できない場合でも、検査員は、警笛音によってポンプ起動による空気吸引を確認することが可能になる。
図7は実施例5の概略構成を示す構成図である。図7に示されるように、通気管20に分岐接続部22が設けられていない場合には、通気管20の通気口20cに配管接続確認装置を構成する検知容器(空気流検知手段)90を装着する。この検知容器90は、通気口20cに嵌合される容器本体92と、容器本体92の内部に収納されたベローズ94と、ベローズ94により昇降可能に支持され容器本体92の上部開口92aから表示部96とを有する。
ベローズ94は、伸縮可能な蛇腹形状に形成されており、内部の空気が吸引されることで縮むように動作する。表示部96は、容器本体92の上部開口92aから上方に突出した位置に保持されており、ベローズ94の伸縮動作によって昇降するように取り付けられている。また、表示部96には、離れた場所からも視認できるように目立つマーク98が設けられている。このマーク98が見えている状態が配管接続検査前の状態である。
配管接続の検査工程において、ポンプ起動により地下タンクの圧力が低下するのに伴って通気管20の内部の空気が吸引された場合、上記空気流によってベローズ94が萎むように変形する(図8に示す)。このようなベローズ94の容積変化によって、表示部96は、降下して検知容器90の内部に収納され、外部からマーク98が見えなくなる。
このように、検知容器90を通気管20の通気口20cに装着することにより、ポンプ駆動時の通気管20内の空気の流れによって表示部96が降下して見えなくなるため、給油ノズルと地下タンクとの間の配管接続の検査結果を容易に確認することができる。
上記実施例では、ポンプ起動時の通気管20の圧力変化または空気流を検知する場合について説明したが、これに限らず、例えば、地下タンクと地上との間を連通する他の管路(例えば、注油管18など)に圧力検知手段または空気流検知手段を設ける構成とすることも可能である。尚、通気管20以外の管路を用いて配管接続を検査する場合には、通気管20を大気連通状態から大気遮断状態に切り替えておくことにより、他の管路の空気をポンプにより吸引して配管接続を確認することができる。
また、上記実施例では、各油種毎に地下タンクを設置した構成(図1に示す)を一例として説明したが、これに限らず、例えば、タンク内部を複数の隔壁で仕切り、複数の油液貯留室が形成された地下タンクを有する給油施設にも本発明を適用することができるのは勿論である。
また、複数の通気管20の夫々に圧力検知手段または空気流検知手段を設けて各送液配管16の配管接続を検査しても良いし、あるいは複数の通気管20のうちのひとつに圧力検知手段または空気流検知手段を設けて配管接続を検査するようにしても良いのは勿論である。
本発明になる給油所の配管接続確認装置の実施例1を示す構成図である。 分岐接続部22を拡大して示す縦断面図である。 給油所建設後の検査工程の状態を示す縦断面図である。 実施例2の概略構成を示す構成図である。 実施例3の概略構成を示す構成図である。 実施例4の概略構成を示す構成図である。 実施例5の概略構成を示す構成図である。 実施例5の検知動作を示す構成図である。
符号の説明
10 計量機
12〜14 地下タンク
16 送液配管
18 注油管
20 通気管
22 分岐接続部
34 ホース接続部
50 圧力計
56 メータ部
58 報知ランプ
70 圧力センサ
72 送信器
74 受信器
76 検査装置
78 モニタ
79 プリンタ
80 検知袋
80a 空気流変化検知部
80c 笛
90 検知容器
92 容器本体
94 ベローズ
96 表示部
98 マーク

Claims (7)

  1. 油種が異なる油液を貯蔵する複数の地下タンクと、
    該地下タンクの油液を吸い上げる複数のポンプ及び該ポンプから吐出された油液を給油する複数の給油ノズルを有する計量機と、
    一端が前記複数の地下タンクの夫々に連通され、他端が地上に突出する複数の管路と、
    前記複数の地下タンクと前記複数の給油ノズルとの夫々を連通する複数の送液配管と、
    前記複数の管路の他端側開口部に取り付けられ、前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の圧力変化を検知する圧力検知手段と、からなり、
    前記ポンプの駆動時に前記圧力検知手段の圧力検出に基づいて前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とする給油所の配管接続確認装置。
  2. 油種が異なる油液を貯蔵する複数の地下タンクと、
    該地下タンクの油液を吸い上げる複数のポンプ及び該ポンプから吐出された油液を給油する複数の給油ノズルを有する計量機と、
    一端が前記複数の地下タンクの夫々に連通され、他端が地上に突出する複数の管路と、
    前記複数の地下タンクと前記複数の給油ノズルとの夫々を連通する複数の送液配管と、
    前記複数の管路の他端側開口部に取り付けられ、前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の流れを検知する空気流検知手段と、からなり、
    前記ポンプの駆動時に前記空気流検知手段の検知に基づいて前記地下タンクと前記給油ノズルとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とする給油所の配管接続確認装置。
  3. 前記請求項1に記載の給油所の配管接続確認装置であって、
    前記圧力検知手段により前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の圧力変化が検知されたことを報知する報知手段を設け、
    前記報知手段の報知により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とする給油所の配管接続確認装置。
  4. 前記請求項2に記載の給油所の配管接続確認装置であって、
    前記空気流検知手段により前記ポンプの駆動に伴う前記管路内の空気の流れが検知されたことを報知する報知手段を設け、
    前記報知手段の報知により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とする給油所の配管接続確認装置。
  5. 前記請求項1に記載の給油所の配管接続確認装置であって、
    前記圧力検知手段の圧力検知に応じた信号を出力する発信器と、
    前記発信器からの信号を受信する受信器と有し、
    前記ポンプ駆動時に前記受信器の信号の有無により前記給油ノズルと前記タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とする給油所の配管接続確認装置。
  6. 前記請求項2に記載の給油所の配管接続確認装置であって、
    前記空気流検知手段を前記管路内の空気の流れによって変形可能とされた容器又は袋体で構成し、
    前記ポンプの駆動時に前記空気流検知手段の容積変化により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とする給油所の配管接続確認装置。
  7. 前記請求項2に記載の給油所の配管接続確認装置であって、
    前記空気流検知手段を前記管路内の空気の流れによって変形可能とされた容器又は袋体で構成すると共に、容積変化に伴い色彩又は模様が変化するように構成し、
    前記ポンプの駆動時に前記空気流検知手段の容積変化に加えて、色彩変化により前記給油ノズルと前記地下タンクとの配管接続関係を確認可能としたことを特徴とする給油所の配管接続確認装置。

JP2004324204A 2004-11-08 2004-11-08 給油所の配管接続確認装置 Pending JP2006131286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324204A JP2006131286A (ja) 2004-11-08 2004-11-08 給油所の配管接続確認装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004324204A JP2006131286A (ja) 2004-11-08 2004-11-08 給油所の配管接続確認装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006131286A true JP2006131286A (ja) 2006-05-25

Family

ID=36725180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004324204A Pending JP2006131286A (ja) 2004-11-08 2004-11-08 給油所の配管接続確認装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006131286A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302964A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Tokiko Techno Kk 配管接続確認装置
JP2010100057A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Heidelberger Druckmas Ag 被印刷体コーティングシステムと、このようなシステムの動作方法
JP2010265016A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Hisao Miyamoto 液体吸引機
JP2011037482A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Showa Kiki Kogyo Co Ltd 液体貯蔵タンクの内圧検知システム
JP2021091439A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 株式会社タツノ ベーパ回収装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302964A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Tokiko Techno Kk 配管接続確認装置
JP2010100057A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Heidelberger Druckmas Ag 被印刷体コーティングシステムと、このようなシステムの動作方法
US8642114B2 (en) 2008-10-27 2014-02-04 Heidelberger Duckmaschinen Ag Printing material coating system and method for operating the system
JP2010265016A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Hisao Miyamoto 液体吸引機
JP2011037482A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Showa Kiki Kogyo Co Ltd 液体貯蔵タンクの内圧検知システム
JP2021091439A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 株式会社タツノ ベーパ回収装置
JP7014216B2 (ja) 2019-12-10 2022-02-01 株式会社タツノ ベーパ回収装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11498827B2 (en) System and method for delivering fuel
AU2021203111B2 (en) Fuel delivery system and method
US7555935B2 (en) End-of-line zone integrity detection for a piping network in a secondary containment monitoring and leak detection system
US9045238B2 (en) Apparatus and method for fuelling an aircraft tank system
EP1154950B1 (en) Testing vapour recovery systems
US10451207B2 (en) Safety system
KR101403644B1 (ko) 토양, 지하수 오염방지 배송관 누출 감지 시스템 및 그 방법
JP2006131286A (ja) 給油所の配管接続確認装置
US6244287B1 (en) System and method for dynamically purging cargo tank wet lines
US5810040A (en) Container for storing liquids
US8427327B2 (en) Liquid flow measuring during buoy-loading
CN110506025A (zh) 油雾回收监控系统
EP3513160B1 (en) Tank testing apparatus and method
KR20200045254A (ko) 선박용 avss 제어를 위한 상태 모니터링 장치
JP2008302964A (ja) 配管接続確認装置
EP2154104B1 (en) Plant for fluid distribution in a workshop
KR200290687Y1 (ko) 액화가스 흐름 감지장치 및 그 배치시스템
AU2005254121B2 (en) System and method for monitoring leaks in liquid storage containers
AU2011217704B2 (en) Fuel delivery system and method
RU2452930C2 (ru) Устройство для заправки топливом системы топливных баков воздушного судна и способ заправки
WO2005123548A1 (en) System and method for monitoring leaks in liquid storage containers