JP2006130778A - インクジェット記録装置及び記録データ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スミアと境界ブリーディングを抑制し、かつ、高品位な黒文字品位を記録可能なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 ブラックにカラーインクを重ねて印字することでブラック−カラー間のにじみ低減Bkの定着性向上を行なっている反応系インクシステムにおいて、ブラックと隣接するカラーよってブラックのベタ(エッジ)領域、ブラック−カラー間にじみ防止下打ちのON/OFF、ブラックに隣接するカラーを間引くことによりブラックーカラー間にじみ及び定着性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブラックインクと少なくとも1つのカラーインクを記録可能な複数の記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置に関するものである。
従来、各種の被記録媒体に対して記録を行うインクジェット記録装置は、高密度かつ高速な記録動作が可能であることから、各種装置の出力媒体としてのプリンタ、あるいはポータブルプリンタ等として応用され、かつ商品化されている。
一般にインクジェット記録装置は、記録手段(記録ヘッド)およびインクタンクを搭載するキャリッジと、被記録媒体を搬送する搬送手段とこれらを制御するための制御手段とを具備する。そして、複数の吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャン(記録走査)させるとともに、それぞれの記録走査の間に被記録媒体を所定の幅(例えば、記録幅に等しい量)で間欠搬送するものである。
この記録方法は、記録信号に応じてインクを記録用紙上に吐出させて記録を行うものであり、ランニングコストが安く、静かな記録方式として広く用いられている。また近年では、複数色のインクを用い、カラー記録装置に応用した製品も数多く実用化されている。
このようなカラーインクジェット記録装置において、ブラックインクは文字等の印刷に多用されることから、印刷のシャープさ、鮮明さ及び高い印字濃度が要求される。そこで、被記録材に対するブラックインクの浸透性を下げ、ブラックインク中の色材が被記録材へ浸透するのを抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、カラーインクは、異なる色の2種のインクが隣接して被記録材に付与されたときに、該インク同士が境界部で混ざりあってしまいカラー画像の品位を低下させる現象(ブリーディング)が発生する。これを防ぐために、被記録材に対する浸透性を上げ、カラーインク同士が被記録材表面で混ざり合うことを防止する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記インクセットを用いた場合、以下の2つの問題が発生する。
第1にカラーインクは浸透性が高いため定着時間は早いものの、ブラックインクは浸透性が低いため乾燥定着時間が長くかかる。これにより、前のページが排紙された後に、連続して次のページが排紙されると、前のページのブラックインクが完全に乾いていないために前のページの印字面及び次のページの印字裏面を汚してしまう場合がある。(このような印字面および裏面の汚れを以下「スミア」とよぶ。)この問題は印刷速度の向上に伴い大きな問題となってくる。
第2にブラックインクは浸透性が低いためにブラックとカラーが接する画像においてブラックとカラーの境界領域でにじみ(境界ブリーディング)が発生する。これはカラーの記録画像の品質を著しく低下させる問題である。
これら2つの解決策として、従来から以下のような対策がとられている。
第1の対策は、加熱定着器等の定着手段を設ける方法である。これにより紙面に高速にインクを定着させることでスミア及び境界ブリーディングを防止することが可能になる。
第2の対策は、排紙待ち制御を行う方法がある。これは1枚目が印刷されて十分に乾燥するまでの間、2枚目の印刷開始を一時停止するか、または2枚目を印字終了した後に排紙動作を一時停止するものである。これによりスミアは抑えることができる。
第3の対策は、浸透性の高いカラーインクをブラックインクの印字領域に重ねて印字する方法である。カラーインクによって紙面が塗れた状態の上にブラックインクが印字されるためブラックインクは紙面に定着しやすくなり、スミアを抑えることができる。さらに、ブラックとカラーインクが反応して凝集するタイプのインクセットを用いることで境界ブリーディングを抑えることができる。
第4の対策は、第3の対策と同様な浸透性の高いカラーインクをブラックインクの印字領域に重ねて印字する方法であり、ブラックとカラーの領域を判別することで、スミアを防止する領域と境界ブリーディングを防止する領域とに分け、それぞれにブラックインクの定着に必要なカラーインク付与量を付与することでスミアと境界ブリーディングの抑制を両立させている。
特開平09−025442号公報 特開昭55−065269号公報
しかしながら、上述した方法においては以下の不具合があった。
第1の対策の不具合は、定着手段を設けることで装置の大型化、コストの増大はさけられなくなる。またシリアルプリンタにおいて、紙送りが間欠的であるため定着器を通す際に送りムラが生じてしまう可能性もある。
第2の対策の不具合は、排紙待ちを行うことで記録要する時間が長くなり、スループットが低下することである。
第3の対策の不具合は、カラーインクを重ねて印字することで黒画像のシャープネスの劣化、黒文字品位の劣化を伴うことである。また、スミア防止に必要なカラーインク付与量と境界ブリーディングを防止するのに必要なカラーインク付与量が異なる場合にスミアと境界ブリーディングの抑制を両立させることが困難である。
第4の対策の不具合は、第3の対策の不具合を解決すべくスミア防止に必要なカラーインク付与量と境界ブリーディングを防止するのに必要なカラーインク付与量を別々に付与を行うことである程度スミアと境界ブリーディングの抑制を両立させることが可能であるが、ブラックに隣接するそれぞれのカラーインクの特性により境界ブリーディングを防止するのに必要なカラーインク付与を行った方がよい場合と行わないほうがよい場合がありまた、隣接するカラーの濃度が高い場合カラーインク付与の有無にかかわらずブリーディングが発生してしまう。
本発明は以上の点を鑑みてなされたものであり、スミアと境界ブリーディングを抑制し、かつ、高品位な黒文字品位を記録可能なインクジェット記録装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明による記録装置は以下の構成を備える。すなわち、ブラックインクと少なくとも1つのカラーインクを記録可能な記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置において、カラードットが存在するエリアを特定するため、各色の論理和をとることで検出するカラードットエリア検出手段と、ブラックーホワイト間ベタ部画素を検出するブラックーホワイト間ベタ部画素検出手段と、ブラックーカラー間ベタ部画素を検出するブラックーカラー間ベタ部検出手段と、カラードットが近接するブラック画素を検出するカラードット近接画素検出手段と、前記手段により検出されたデータからブラックベタ部データを生成し、そのブラックベタ部データとブラック間引きマスクとの論理積をとることでブラックデータを間引くブラックベタ部間引きデータ生成手段と、ブラックベタ部データとオリジナルブラックデータからブラックエッジ部データを生成し、前記手段により生成されたブラックベタ部間引きデータとで論理和をとることで印字用ブラックデータを生成する印字用ブラックデータ生成手段と、ブリーディング防止用のカラーデータを選択するエッジ部カラー付与選択手段と、前記エッジ部カラー付与選択手段より選択されたエッジ部付与カラーとオリジナルブラックとでブリーディング防止用エッジ部カラー付与データを検出するエッジ部カラー付与検出手段と、ブラックに隣接するカラーデータを間引くためのカラー間引き選択カラーをするカラー間引き選択手段と、前記カラー間引き選択手段により選択されたカラー間引き選択カラーとオリジナルブラックデータによりカラー間引き反転マスクを生成するためのカラー間引き反転画像生成手段と、前記カラー間引き選択手段により選択されたカラーデータのみに生成されたカラー間引き反転マスクを選択し、選択されていない場合はカラー間引き反転をすべて‘1’にするカラー間引き反転マスク選択手段と、前記ブラックベタ部間引きデータと第1のカラードット付与用マスクとの論理積をとることで付与するカラードットデータを生成する第1のカラードット付与データ生成手段と、前記カラードット近接画素と第2のカラードット付与用マスクとの論理積をとることで付与するカラードットデータを生成する第2のカラードット付与データ生成手段と、前記第1のカラードット付与データ生成手段と前記第2のカラードット付与データ生成手段とで論理和をとることで生成されるカラードット付与データ生成手段と、前記カラードット付与データ生成手段により生成されたカラードット付与データとオリジナルカラーデータとで論理和をとったものと前記カラー間引き反転マスク選択手段により選択されたカラー間引き反転マスクと論理積をとることでカラーデータを生成するカラーデータ生成手段と、前記手段により生成された印字用ブラックデータと前記手段により生成されたカラーデータに基づいて記録を行う記録手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、インクを吐出する記録ヘッドを用い、ブラックインクと少なくとも1つのカラーインクを前記記録ヘッドにより記録媒体上に吐出して記録を行う記録装置における、記録を行うデータを処理する記録データ処理方法であって、記録を行うデータに基づいて、ブラックの画像を構成する画素のうち、近接する画素がブラックインクにより記録される画素からなるブラック近接画素と、近接する画素にカラーインクにより記録される画素を含むカラー近接画素の少なくともいずれか一方を抽出する抽出工程と、前記抽出工程において抽出された、前記ブラック近接画素または前記カラー近接画素に対して、定められた比率に従ってカラーインクによる画素を記録するよう、カラーインクに対応したデータを生成するデータ生成工程と、前記抽出工程において抽出された前記ブラック近接画素を間引く間引き工程と、からなることを特徴とする。
本発明によれば、ブラックに隣接するカラーによりブラックデータのエッジ部の幅およびブラックとカラー間のブラックエッジ部の下に付加するカラー付与、およびブラックとカラー間のカラーを間引くカラー間引きを切り替えることでインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な組み合わせを設定することにより、定着性の悪いブラックデータを間引き、ブラック−カラー間の境界領域に適切なカラードットの付与を行い、また最適なカラーを間引くことで境界ブリーディングを防止することができる。また、ブラックのデューティが高い領域には、適切なカラードットを付与することでスミアを防止することが可能となる。さらに、黒文字等のエッジ領域にはカラードットの付与が行われないためシャープな黒画像の記録が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の記録装置に係わる実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態では、インクジェット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを例に挙げ説明する。
この明細書において、「記録」(「印字」、「印刷」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」(「印字紙」、「記録紙」という場合もある)とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
(1)カラー記録装置の説明
図29は、本発明を適応可能なカラーインクジェット記録装置の一実施例の構成を示す概略斜視図である。この図において、101はインクカートリッジである。これらは、4色のカラーインク(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)がそれぞれ入れられたインクタンクと、記録ヘッド102から構成されている。103は紙送りローラで、104の補助ローラとともに印字紙107を抑えながら図中の矢印方向に回転し、印字紙107の給紙を行うとともに、給紙ローラ105と紙送りローラ103、補助ローラ104とで印字紙107を抑える役割も果たしている。106はキャリッジであり、4つのインクカートリッジを支持し、搭載するインクカートリッジ101および記録ヘッド102を、記録ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出させながら、図中x方向に往復移動する。このキャリッジ106は、記録装置が印字を行っていないとき、あるいは記録ヘッドの回復動作を行うときには図の点線で示したホームポジション位置hに待機するように制御される。
印字開始前、図の位置h(ホームポジション)に位置するキャリッジ106は、印字開始命令がくると、x方向に移動しながら記録ヘッド102に配列された記録素子を駆動して紙面上に記録ヘッドの記録幅に対応した領域の印字を行う。キャリッジの走査方向に沿って、紙面端部まで印字が終了すると、キャリッジは元のホームポジションに戻り、再びx方向への記録を行う。前回の記録走査が終了してから、続く記録走査が始まる前に紙送りローラ103が図に示した矢印方向へ回転して必要な幅だけy方向への紙送りが行われる。このように印字のためのキャリッジの主走査(記録走査)と紙送り(搬送)とを繰り返すことにより一紙面上への印字が完成する。記録ヘッドからインクを吐出する記録動作は、記録制御手段(不図示)からの制御に基づいて行われる。
また、記録速度を高めるため、一方向への主走査時のみ記録を行うのではなく、x方向(往方向)への主走査の記録が終わりキャリッジをホームポジション側へ戻す際の復路(復方向)においても記録を行う構成であってもよい。このように往復の両方向において記録を行うことで記録速度を向上させることが可能となる。
また、以上説明した例ではインクタンクと記録ヘッドとが分離可能にキャリッジ106に保持しているものである。記録用のインクを収容するインクタンク101と記録紙107に向けてインクを吐出する記録ヘッド102とが一体になったインクジェットカートリッジであってもよい。さらに、一つの記録ヘッドから複数色のインクを吐出可能な複数色一体型記録ヘッドを用いてもよい。
前述の回復動作を行う位置には、ヘッドの前面(吐出口面)をキャップするキャッピング手段(不図示)や、キャッピング手段によるキャップ状態で記録ヘッド内の増粘インクや気泡を除去する等のヘッド回復動作を行う回復ユニット(不図示)が設けられている。また、キャッピング手段の側方には、記録ヘッド102に向けて突出可能に支持され、記録ヘッドのノズル(吐出口)が形成された面との当接が可能な、クリーニングブレード(不図示)等が設けられている。回復動作後に、クリーニングブレードを記録ヘッドの移動経路中に突出させ、記録ヘッドの移動にともなってノズル形成面に付着した不要なインク滴や汚れ等の払拭が行われる。
(2)記録ヘッドの説明
次に、上述した記録ヘッド102について図30を参照して説明する。図30は、図29に示した記録ヘッド102の要部斜視図である。記録ヘッド102は、図30に示すようにそれぞれが所定のピッチで複数の吐出口300が形成されており、共通液室301と各吐出口300とを連結する各液路302の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための記録素子303が配設されている。記録素子303とその回路はシリコン上に半導体製造技術を利用して作られている。また、温度センサ(不図示)、サブヒータ(不図示)も同一シリコン上に半導体製造プロセスと同様のプロセスで一括形成される。これらの電気配線が作られたシリコンプレート308を放熱用のアルミベースプレート307に接着している。また、シリコンプレート上の回路接続部311とプリント板309とは超極細ワイヤー310により接続され記録装置本体からの信号は信号回路312を通して受け取られる。液路302および共通液室301は射出成形により作られたプラスチックカバー306で形成されている。共通液室301は、前述したインクタンク(図29参照)とジョイントパイプ304とインクフィルター305を介して連結しており、共通液室301にはインクタンクからインクが供給される構成となっている。インクタンクから共通液室301に供給されて一時的に貯えられたインクは、毛管現象により液路302に侵入し、吐出口300でメニスカスを形成して液路302を満たした状態を保つ。このとき、電極(不図示)を介して記録素子303が通電されて発熱すると、記録素子303上のインクが急激に加熱されて液路302内に気泡が発生し、この気泡の膨張により吐出口300からインク滴313が吐出される。
(3)制御構成の説明
次に、装置構成の各部の記録制御を実行するための制御構成について、図31に示すブロック図を参照して説明する。制御回路を示す同図において、400は記録信号を入力するインターフェ−ス、401はMPU、402はMPU401が実行する制御プログラムを格納するプログラムROM、403は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存しておくダイナミック型のRAM(DRAM)であり、印字ドット数や、インク記録ヘッドの交換回数等も記憶できる。404は記録ヘッドに対する記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、インターフェース400、MPU401、DRAM403間のデータの転送制御も行う。405は記録ヘッドを搬送するためのキャリアモータ(CRモータ)、406は記録用紙搬送のための搬送モータ(LFモータ)である。407、408は夫々搬送モータ405、キャリアモータ406を駆動するモータドライバである。409は記録ヘッド410を駆動するヘッドドライバーである。
<実施形態1>
実施形態1の概要
本実施形態においては、ブラックの着目画素を中心とした5×5のマトリックス内に存在するブラックドットの数をカウントし、ブラックドットが25ドット存在する場合に着目画素をブラック−ホワイト間隣接ブラックドットベタ画素とし、ブラックの着目画素を中心とした3×3のマトリックス内に存在するブラックドットの数をカウントし、ブラックドットが9ドット存在する場合に着目画素をブラック−カラー間隣接ブラックドットベタ画素とし、またブラックの着目画素を中心とした5×5のマトリクス内に存在するカラードットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、カラードットが1ドット以上存在する場合に、着目画素をカラードット隣接画素とし、これら検出した画素からBkベタ部を生成する。また、Bkベタ部とオリジナルBkデータからBkエッジ部を生成し、Bkベタ部をBk間引きマスクと論理積をとったBkベタ部間引きデータとBkエッジ部を論理和することで、印字用Bkベータを生成する。
上記Bkベタ部間引きデータと第1のカラードット付与用マスクとの論理積をとることで第1のカラードット付与データを生成する。また、ブラックーカラー間に付与するエッジ部付与カラー選択により選択された各カラーデータの論理和をとり、ブラックの着目画素を中心とした3×3のマトリクス内に存在する選択付与カラードットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、選択付与カラードットが1ドット以上存在する場合に、着目画素をエッジ部付与画素とし第2のカラードット付与用マスクとの論理積をとることで第2のカラードット付与データを生成する。
また、ブラックーカラー間のカラーデータを間引く間引きカラー選択により選択された各カラーデータの論理和をとり、ブラックの着目画素を中心とした3×3のマトリクス内に存在する選択間引きカラードットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、選択間引きカラードットが1ドット以上存在する場合に、着目画素を間引きカラー画素としカラー間引きマスクと論理積をとり画素を反転させたカラー間引き反転マスクをカラー間引き反転マスク選択で選択されたカラーのみに検出したカラー間引き反転マスクを選択し、選択されていないカラーとは全て‘1’のカラー間引き反転マスクを選択する。
上記印字用Bkベータと、上記第1のカラードット付与データと第2のカラードット付与データとカラー間引き反転マスクとオリジナルカラーデータとで合成して記録することで境界ブリーディングとスミアを防止し高品位な黒文字を記録可能とする。
(全体のデータ処理)
図1は、ブラック−ホワイト間ベタ部画素の検出、ブラック−カラー間ベタ部画素の検出、ブラックドット近傍画素の検出、エッジ部カラー付与画素の検出、カラー間引き画素の検出、印字用Bkデータの生成、カラードット付与データの生成、印字用CMYデータの生成の流れを説明するブロック図である。
オリジナルBkデータ(D1000)を用いて、ブラックドット近傍画素の検出処理(E1002)で生成されたデータと、オリジナルCデータ(D1005),オリジナルMデータ(D1006),オリジナルYデータ(D1007)の論理和をとったオリジナルC,M,YのORデータ(D1008)とオリジナルBkデータ(D1000)を用いて、ブラックーカラー間ベタ部画素の検出処理(E1001)で生成されたデータの論理積と、ブラックーホワイト間ベタ部画素の検出処理(E1000)で生成されたデータの論理和をとることで、Bkベタ部データ(D1001)を生成し、Bkベタ部データ(D1001)に対しBk間引きマスク(D1008)との論理積をとることでBkベタ部間引きデータ(D1032)を生成し、Bkベタ部データ(D1001)とオリジナルブラックデータ(D1000)との否定論理積をとることで生成するBkエッジ部データ(D1002)とBkベタ部間引きデータ(D1032)の論理和をとることで印字用ブラックデータ(D1028)を生成する。
また、上記スミア防止用にカラードットを付与すべきBkベタ部間引きデータ(D1032)に対してCマスク1(E1009),Mマスク1(E1010),Yマスク1(E1011)との論理積をとることでC付与データ1(D1018),M付与データ1(D1019),Y付与データ1(D1020)を生成する。次に、エッジ部付与カラー選択でオリジナルCデータ(D1005),オリジナルMデータ(D1006),オリジナルYデータ(D1007)のうち選択したデータとオリジナルブラックデータの反転データとで論理和をとったエッジ部カラー付与選択カラーエリア(D1010)とオリジナルBkデータ(D1000)を用いて、境界ブリーディング防止用にカラードットを付与すべきエッジ部カラー付与データの検出処理(E1005)を行い、エッジ部カラー付与画素データ(D1011)を生成する。エッジ部カラー付与画素データ(D1011)に対して、Cマスク2(E1006),Mマスク2(E1007),Yマスク2(E1008)との論理積をとることでC付与データ2(D1012),M付与データ2(D1013),Y付与データ2(D1014)を生成する。次に間引きカラー選択でオリジナルCデータ(D1005),オリジナルMデータ(D1006),オリジナルYデータ(D1007)のうち選択したデータの論理和をとったものとオリジナルBkデータ(D1000)を用いて、ブラックーカラー間のカラーデータを間引くべくカラー間引きデータの検出処理(E1026)を行い、カラー間引きデータ(D1025)を生成する。カラー間引きデータ(D1025)に対しカラー間引きマスク(D1026)とで排他的論理和をとることで、カラー間引き反転マスクデータ(D1033)を生成し、カラー間引き反転マスク選択(D1027)により、間引きカラー選択(1024)により選択されたカラーデータのみ検出したカラー間引き反転マスク(D1033)を選択し、間引きカラー選択(1024)により選択されていないカラーデータには、カラー間引き反転マスクデータ(D1033)が全て‘1’になるようなカラー間引き反転マスクデータ(D1033)を選択する。次にオリジナルCデータ(D1005)とC付与データ1(D1018)とC付与データ2(D1012)で論理和をとりカラー間引き反転マスク選択(D1027)により選択されたカラー間引き反転マスクデータ(D1033)と論理積をとることで印字用Cデータ(D1029)を生成する。同様の処理を行うことで印字用のMデータ(D1030),印字用のYデータ(D1031)を生成する。
(カラードットエリアの検出)
図2はカラードットエリアの検出例を図にしたものである。
図2−(a)はオリジナル画像、図2−(e)はオリジナルBlack画像、図2−(b)はオリジナルCyan画像、図2−(c)はオリジナルMagenta画像、図2−(d)はオリジナルYellow画像を示している。これらオリジナルCyan、オリジナルMagenta、オリジナルYellowとの論理和をとることで図2−(f)に示すようにカラードットエリア画像が検出できる。
(印字用ブラックデータの生成)
《ブラック−ホワイト間ベタ部データの検出》
図3はブラック−ホワイト間ベタ部データの検出処理のフローチャート図である。
着目画素にブラックドットが存在し、かつ、5×5マトリクス内に存在する総ブラックドット数が25であるか否かを判定する(S101)。もし、総ブラックドット数が25の場合は着目画素のビットをオンにする(S102)。そうでない場合には、着目画素のビットをオフにする(S103)。続いて、着目画素をシフトさせる(S104)。全てのデータが終了すれば終了(S105)とし、そうでなければ上記処理を繰り返す。ここでは、総ブラックドット数の閾値を25としたがインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な値を用いることが好ましい。
図4は、ブラック−ホワイト間ベタ部データの検出例を図にしたものである。
図4−(a)は、着目画素を中心とした5×5マトリクスを表している。図4−(b)はブラックオリジナル画像である。ブラックオリジナルデータに対して5×5マトリクスを順次1画素づつシフトさせながら処理を行う。マトリクス内のブラック総ドット数が25の場合に着目画素のビットをオンにしていくと、図4−(c)に表すような結果が得られる。この検出結果をブラック−ホワイト間近傍ブラックベタ部画素としている。
図4−(c)を見てわかるように、この処理によってブラックとホワイト間の2ドット内側のブラックの比較的デューティの高い領域のみが検出される。
《ブラック−カラー間ベタ部データの検出》
図5はブラック−カラー間ベタ部データの検出処理のフローチャート図である。
着目画素にブラックドットが存在し、かつ、3×3マトリクス内に存在する総ブラックドット数が9であるか否かを判定する(S201)。もし、総ブラックドット数が9の場合は着目画素のビットをオンにする(S202)。そうでない場合には、着目画素のビットをオフにする(S203)。続いて、着目画素をシフトさせる(S204)。全てのデータが終了すれば終了(S205)とし、そうでなければ上記処理を繰り返す。ここでは、総ブラックドット数の閾値を9としたがインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な値を用いることが好ましい。
図6は、ブラック−カラー間ベタ部データの検出例を図にしたものである。
図6−(a)は、着目画素を中心とした3×3マトリクスを表している。図6−(b)はブラックオリジナル画像である。ブラックオリジナルデータに対して3×3マトリクスを順次1画素づつシフトさせながら処理を行う。マトリクス内のブラック総ドット数が9の場合に着目画素のビットをオンにしていくと、図6−(c)に表すような結果が得られる。この検出結果をブラック−カラー間近傍ブラックベタ部画素としている。
図6−(c)を見てわかるように、この処理によってブラックとカラー間の1ドット内側のブラックの比較的デューティの高い領域のみが検出される。
《カラードット近傍画素データの検出》
図7はカラードット近傍画素データの検出処理のフローチャート図である。
着目画素にブラックドットが存在し、かつ、5×5マトリクス内に存在する総カラードット数が1以上であるか否かを判定する(S301)。もし、総カラードット数が1以上の場合は着目画素のビットをオンにする(S302)。そうでない場合には、着目画素のビットをオフにする(S303)。続いて、着目画素をシフトさせる(S304)。全てのデータが終了すれば終了(S305)とし、そうでなければ上記処理を繰り返す。ここでは、総カラードット数の閾値を1としたがインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な値を用いることが好ましい。
図8は、ブリーディング防止用のカラードット近接画素の検出例を図にしたものである。
図8−(a)は、着目画素を中心とした5×5マトリクスを表している。図8−(b)はブラックオリジナル画像、図8−(c)はカラードットエリア画像である。ブラックオリジナルデータとカラードットエリアデータに対して5×5マトリクスを順次1画素づつシフトさせながら処理を行う。マトリクス内の着目画素にブラックドットが存在し、かつ、カラー総ドット数が1以上の場合に着目画素のビットをオンにしていくと、図8−(d)に表すようにカラードット近傍画素が検出できる。
図8−(d)を見てわかるように、この処理によってブラックとカラー間の境界領域のみが検出される。この境界領域ではブラックとカラー間でのエッジ部とベタ部混在しているためブラックとカラー間のベタ部およびエッジ部を判断できない。
《Bkベタ部データの生成》
図9は、Bkベタ部データの生成例を図にしたものである。
図9−(a)は上記ブラック−ホワイト間ベタ部データの検出により検出したブラック−ホワイト間近傍ブラックベタ部画像を示し、図9―(b)は上記ブラック−カラー間ベタ部データの検出により検出したブラック−カラー間近傍ブラックベタ部画像を示し、図9―(c)は上記カラードット近傍画素データの検出により検出したカラードット近傍画素画像を示している。上記カラードット近傍画素画像と上記ブラックーカラー間近傍ブラックベタ部画像との論理積をとったものに上記ブラック−ホワイト間ベタ部データの検出により検出したブラック−ホワイトとで論理和をとることで、図9−(d)のブラックベタ部画像を生成する。
図9−(d)を見て判るようにブラック−ホワイト間のベタ部は2ドット内側で、ブラック−カラー間のベタ部は1ドット内側になっていることが判る。
《Bkエッジ部データの生成》
図10は、Bkエッジ部データの生成例を図にしたものである。
図10−(a)は上記Bkベタ部データの生成により生成されたブラックベタ部画像を示し、図10−(b)はオリジナルブラックデータを示し、上記ブラックベタ部画像とオリジナルブラックデータの排他的論理和をとることで図10−(c)に示すブラックエッジ部画像を生成する。
図10−(c)を見て判るようにブラック−ホワイト間のエッジ部は2ドットで、ブラックーカラー間のエッジ部は1ドットになっていることが判る。
《印字用Bk部データの生成》
図11は、Bkベタ部間引きデータの生成例を図にしたものである。
図11−(a)は上記Bkベタ部データを示し、図11−(b)はBk間引きマスクを示す。上記Bkベタ部データに対しBk間引きマスクと論理積をとることで図11−(c)のブラックベタ部間引き画素を生成する。
図12は、印字用Bkデータの生成例を図にしたものである。
図12−(a)は上記Bkベタ部間引きデータを示し、図12−(b)は上記Bkエッジ部データを示す。上記Bkベタ部間引きデータと上記Bkエッジ部データと論理和をとることで図12−(c)の印字用ブラック画素を生成する。
(印字用カラーデータの生成)
《スミア防止用のカラー付与データの生成》
図13は、スミア防止用のカラードット付与データの生成例を図にしたものである。図13−(a)はブラックベタ部間引きデータである。図13−(b)〜(d)は所定量の付与データを生成するためのシアン,マゼンタ,イエローのマスク1を表している。ここで、各色の付与データ量の割合はシアンを16%、マゼンタを8%、イエローを8%とする。ブラックドット近接画素間引きデータと各色のマスク1との論理積をとることで図13−(e)〜(g)の各色の付与データが生成される。ここで、各色の付与データの量およびマスクサイズはインクの特性や記録装置の構成に応じて、適切な値とすることが好ましい。また、マスク内のドットの配置方法は規則性を持たせてもよいし、疑似的にランダムにしてもよい。
《ブリーディング防止用のカラードット近接画素の検出》
図14はエッジ部カラー付与選択カラー画像の生成例を図にしたものである。
図14−(a)〜(c)はオリジナルカラーデータを示しており、図14−(d)はエッジ部付与カラー選択により選択されたエッジ部カラー付与選択カラーデータを示す。オリジナルシアンデータを反転したデータとオリジナルイエローデータを反転したデータとの論理積をとり、生成されたデータとオリジナルマゼンタデータとをさらに論理積をとってデータを生成する。ここで生成されたデータと、マゼンタとイエローの二次色のデータ(つまり、マゼンタとイエローが付与されるレッドのデータ)との論理和をとることで、図14−(d)のエッジ部カラー付与選択カラーデータが生成される。このように、エッジ部カラー付与選択カラー画像はオリジナルCyan,オリジナルMagenta、オリジナルYellowとを組み合わせて生成する。
図14−(d)はMagentaとMagentaとYellowの二次色が選択されているがインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な色を選択することが好ましい。
図15はブラックとカラー間のブリーディング防止用のエッジ部カラー付与画素の検出処理のフローチャート図である。
着目画素にブラックドットが存在し、かつ、3×3マトリクス内に存在する総エッジ部付与選択カラードット数が1以上であるか否かを判定する(S401)。もし、総エッジ部付与選択カラードット数が1以上の場合は着目画素のビットをオンにする(S402)。そうでない場合には、着目画素のビットをオフにする(S403)。続いて、着目画素をシフトさせる(S404)。全てのデータが終了すれば終了(S405)とし、そうでなければ上記処理を繰り返す。ここでは、総エッジ部付与選択カラードット数の閾値を1としたがインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な値を用いることが好ましい。
図16は、ブリーディング防止用のカラードット近接画素の検出例を図にしたものである。
図16−(a)は、着目画素を中心とした3×3マトリクスを表している。図16−(b)はブラックオリジナル画像、図16−(c)はエッジ部付与選択カラードットエリア画像(エッジ部カラー付与選択画像)である。ブラックオリジナルデータとエッジ部付与選択カラードットエリアデータに対して3×3マトリクスを順次1画素づつシフトさせながら処理を行う。マトリクス内のカラー総ドット数が1以上の場合に着目画素のビットをオンにしていくと、図16−(d)に表すようにブリーディング防止用のエッジ部付与カラー画素画像が検出できる。
図16−(d)を見てわかるように、この処理によってブラックと総エッジ部付与選択カラーの境界領域のみが検出される。境界領域にカラードットを付与することで境界ブリーディングを防止することが可能となる。
《ブリーディング防止用のカラー付与データの生成》
図17は、ブリーディング防止用のカラー付与データの生成例を図にしたものである。図17−(a)はエッジ部付与カラー画素データである。図17−(b)〜(d)は所定量の付与データを生成するためのシアン,マゼンタ,イエローのマスク2を表している。ここで、各色の付与データ量の割合はシアンを100%、マゼンタを100%、イエローを100%とする。エッジ部付与カラー画素データと各色のマスク2との論理積をとることで図17−(e)〜(g)の各色の付与データが生成される。
ここで、図17−(b)〜(d)では、付与データを生成するためのシアン、マゼンタ、イエローのマスクを、全て100%のマスクとしているが、特定の色のみ多く付与するようなマスクを用いてもよい。例えば、ブラックインクに対してシアンインクのみが反応性をもち、凝集する(定着する)タイプのインクシステムの記録装置を想定した場合には、シアンの付与量を比較的多くし(例えば、100%)、他色のインクの付与量を比較的少なくする(例えば、30%)マスクを用いてもよい。各色の付与データの量およびマスクサイズはインクの特性や記録装置の構成に応じて、適切な値とすることが好ましい。また、マスク内のドットの配置方法は規則性を持たせてもよいし、疑似的にランダムにしてもよい。
《カラー間引き反転マスクの生成》
図18はカラー間引き選択カラー画像の生成例を図にしたものである。
図18−(a)〜(c)はオリジナルカラーデータを示しており、図18−(d)は間引きカラー選択により選択されたカラー間引き選択カラー画像データを示す。この例ではとYellowのみが選択されている。この間引きカラー選択は選択された色をオリジナルCyan,オリジナルMagenta、オリジナルYellowとを組み合わせて生成する。
図18−(d)はYellowのみ選択されているがインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な色を選択することが好ましい。
図19はカラー間引きデータの検出処理のフローチャート図である。
着目画素にブラックドットが存在し、かつ、3×3マトリクス内に存在する間引き選択カラードット数が1以上であるか否かを判定する(S501)。もし、間引き選択カラードット数が1以上の場合は着目画素のビットをオンにする(S502)。そうでない場合には、着目画素のビットをオフにする(S503)。続いて、着目画素をシフトさせる(S504)。全てのデータが終了すれば終了(S505)とし、そうでなければ上記処理を繰り返す。ここでは、間引き選択カラードット数の閾値を1としたがインクの特性や記録装置の特性に合わせて最適な値を用いることが好ましい。
図20は、ブリーディング防止用のカラードット近接画素の検出例を図にしたものである。
図20−(a)は、着目画素を中心とした3×3マトリクスを表している。図20−(b)はブラックオリジナル画像、図20−(c)はカラー間引き選択カラー画像である。ブラックオリジナルデータとカラー間引き選択カラーデータに対して3×3マトリクスを順次1画素づつシフトさせながら処理を行う。マトリクス内のカラー総ドット数が1以上の場合に着目画素のビットをオンにしていくと、図20−(d)に表すようにブリーディング防止用のブラックーカラー間の間引き領域画素画像が検出できる。
図20−(d)を見てわかるように、この処理によってブラックとカラー間引き選択より選択されたカラーとの境界領域のみが検出される。境界領域のカラードット間引くことで境界ブリーディングを防止することが可能となる。
図21にカラー間引き反転画像の生成例を示す。
図21−(a)は、上記カラー間引き領域画素画像を示し、図21−(b)はカラー間引きマスクを示す。上記カラー間引き領域画素画に対し、上記カラー間引きマスクと否定論理積をとることで図21−(c)に示すカラー間引き反転画像を生成する。
《印字用カラーデータの生成》
図22は印字用カラーデータの生成処理のフローチャート図である。
Bk−White間ベタ部データを検出する(S601)。続いて、Bk−Color間ベタ部データを検出する(S602)。次にカラードット近傍画素データを検出(S603)し、これら検出データからBkベタ部データ生成する(S604)。次にBkベタ部データとオリジナルブラックデータとで排他的論理和をとることによりBkエッジ部データを生成する(S605)。続いて、Bkベタ部をBk間引きマスクとで論理積をとりBkベタ部間引きデータを生成し(S606)、Bkエッジ部データとBkベタ部間引きデータとで論理和をとることで印字用ブラックデータを生成する(S607)。続いてBkベタ部間引きデータとシアン,マゼンタ,イエローのマスク1との論理積をとることでシアン,マゼンタ,イエローの付与データ1を生成する(S608)。次にエッジ部付与カラーデータの検出を行い(S609)、シアン,マゼンタ,イエローのマスク2との論理積をとることでシアン,マゼンタ,イエローの付与データ2を生成する(S610)。また、カラー間引きデータの検出を行い(S611)、カラー間引きデータとカラー間引きマスクとで否定論理積をとりカラー間引き反転マスク生成する(S612)最後に、オリジナルのシアン,マゼンタ,イエローデータと各色の付与データ1と各色の付与データ2ととの論理和をとったものと間引きカラー選択で選択されたカラーデータに合うカラー間引き反転マスクとで論理積をとることで、印字用シアン,マゼンタ,イエローデータとする(S307)。
図23に印字用シアン,図24に印字用マゼンタ,図25に印字用イエローデータを示す。
以上説明したように、本実施形態によればブラックに隣接するカラーによりブラックデータのエッジとする部分の幅を変化させ、そのエッジ部の内側にあたるベタ部を間引き、間引いたブラックデータに対しスミア防止用下打ちを行い。また、ブラックに隣接するカラーにより境界ブリーディング防止用下打ちを行うか行わないか色ごとに切り替え、またブラックと隣接するカラーにより、その隣接するカラーデータを色ごとに間引く間引かないを切り替えることで、ブラックとホワイトの境界部のブラックには下打ちが行わすシャープで切れのある黒文字が記録可能であり、ブラックとカラーの境界部ではインクの特色に合わせて境界部のブラックには境界ブリーディング防止用の下打ちを行うか行わないかまた境界部のカラーを間引くか間引かないか切り替えが出来ることによりブラックとカラー間の境界ブリーディングを抑えた高画質なカラー画像を記録可能となる。
<実施形態2>
本実形態では、ブラックとカラーの解像度が違う場合たとえば、Bkが600dpi、カラーが1200dpiの場合に、カラードットエリアの検出を行うさいにカラーデータを1200dpiから600dpiにデータを縮退する圧縮処理と、印字用カラーデータを生成するさいに、カラー間引き反転マスクを生成する際にカラーデータを600dpiから1200dpiにデータを拡張する展開処理と、カラー付与データとオリジナルカラーデータと論理和を取る際にカラー付与データを600dpiから1200dpiにデータを拡張する展開処理とを行うことで、カラー付与を行う濃度と間引くカラーの割合をさらに細かく調節することができ境界リーディング防止およびスミア防止を計りながら黒文字品位を向上させる方法について説明する。
(カラードットエリアの検出)
図26はカラードットエリアの検出例を図にしたものである。
図26−(a)はオリジナルCyan画像、図26−(b)はオリジナルMagenta画像、図26−(c)はオリジナルYellow画像を示し、これらの論理和をとったものを図26−(d)に示す、上記CMYのOR画像を図26−(g)の圧縮パターンにより圧縮する。この圧縮は注目する600dpiの1ドット格子の中に、1200dpiのドットが1つでもあれば注目する600dpiをオンにし、なければオフにするものであり図26−(f)に示すようにカラードットエリア圧縮画像が検出できる。また、この圧縮は注目する600dpiの1ドット格子の中の1200dpiのドットの数は任意でインクの特性や記録装置の構成に応じて、適切な値とすることが好ましい。
(印字用カラーデータの生成)
《カラー間引き反転マスクの生成》
図27は展開カラー間引き画像の生成例を図にしたものである。
上記生成例で、図21−(a)は、上記カラー間引き領域画素画像を示し、図21−(b)はカラー間引きマスクを示す。上記カラー間引き領域画素画に対し、上記カラー間引きマスクと否定論理積をとることで図21−(c)に示すカラー間引き反転画像を生成していたが、上記カラー間引き領域画素画像と上記カラー間引きマスクとで論理積をとった図27−(a)のカラー間引き画像を示す。このカラー間引き画像に図27−(d)の展開パターンとで論理積をとり反転させた図27−(b)のカラー間引き反転画像を示す。この展開処理は600dpi中のデータと設定する展開パターンと論理積をとることでデータを展開するものであり、この設定は任意でインクの特性や記録装置の構成に応じて、適切な値とすることが好ましい。
《印字用カラーデータの生成》
図28は展開カラー付与データの生成例を図に示したものである。
上記処理により生成した図28−(a)はシアン付与データ1と、図28−(b)はシアン付与データ2を示し、図28−(c)に上記シアン付与データ1とシアン付与データ2の論理和をとった図28―(c)のシアン付与データを示す。このシアン付与データに図28−(e)の展開パターンとで論理積をとった図28−(d)の展開シアン付与データ画像を示す。この展開処理は600dpi中のデータと設定する展開パターンと論理積をとることでデータを展開するものであり、この設定は任意でインクの特性や記録装置の構成に応じて、適切な値とすることが好ましい。
上記展開シアン付与データ画像とオリジナルカラーデータとで論理和をとったものと間引きカラー選択で選択されたカラー間引き反転画像とで論理積をとることで印字用シアンデータを生成し、同様に印字用マゼンタ、印字用イエローデータを生成する。
以上説明したように、本実施形態によればブラックとカラーとの解像度が違った場合でも、カラーエリアを検出する際の圧縮処理および、カラー間引き反転マスクを生成する際の展開処理、カラー付与データをオリジナルカラーデータと論理和をとる際の展開処理により、ブラックに隣接するカラーによりブラックデータのエッジとする部分の幅を変化させ、そのエッジ部の内側にあたるベタ部を間引き、間引いたブラックデータに対しスミア防止用下打ちを行い。また、ブラックに隣接するカラーにより境界ブリーディング防止用下打ちを行うか行わないか色ごとに切り替え、またブラックと隣接するカラーにより、その隣接するカラーデータを色ごとに間引く間引かないを切り替えることが可能でさらに付与するカラーカラーデータの量やカラーを間引く量を展開パターンにより設定することができることで、よりブラックとカラー間の境界ブリーディングを抑えた高画質なカラー画像を記録可能となる。
実施形態1のデータの生成の流れを説明するブロック図である。 実施形態1のカラードットエリアの検出例を図にしたものである。 実施形態1のブラックーホワイト間ベタ部データの検出処理のフローチャート図である。 実施形態1のブラックーホワイト間ベタ部データの検出例を図にしたものである。 実施形態1のブラックーカラー間ベタ部データの検出処理のフローチャート図である。 実施形態1のブラックーカラー間ベタ部データの検出例を図にしたものである。 実施形態1のカラードット近傍画素データの検出処理のフローチャート図にしたものである。 実施形態1のブリーディング防止用のカラードット近接画素の検出例を図にしたものである。 実施形態1のBkベタ部データの生成例を図にしたものである。 実施形態1のBkエッジ部データの生成例を図にしたものである。 実施形態1のBkベタ部間引きデータの生成例を図にしたものである。 実施形態1の印字用Bkデータの生成例を図である。 実施形態1のスミア防止用のカラードット付与データの生成例を図にしたものである。 実施形態1のエッジ部カラー付与選択カラー画像の生成例を図である。 実施形態1のブラックとカラー間のブリーディング防止用のエッジ部カラー付与画素の検出処理のフローチャート図にしたものである。 実施形態1のブリーディング防止用のカラードット近接画素の検出例を図にしたものである。 実施形態1のブリーディング防止用のカラー付与データの生成例を図である。 実施形態1のカラー間引き選択カラー画像の生成例を図にしたものである。 実施形態1のカラー間引きデータの検出処理のフローチャートを図にしたものである。 実施形態1のブリーディング防止用のカラードット近接画素の検出例を図にしたものである。 実施形態1のカラー間引き反転画像の生成例を図にしたものである。 実施形態1の印字用カラーデータの生成処理のフローチャート図にしたものである。 実施形態1の印字用シアンの生成例を図にしたものである。 実施形態1の印字用マゼンタの生成例を図にしたものである。 実施形態1の印字用イエローの生成例を図にしたものである。 実施形態2のカラードットエリアの検出例を図にしたものである。 実施形態2の展開カラー間引き画像の生成例を図にしたものである。 実施形態2の展開カラー付与データの生成例を図にしたものである。 本発明を適応可能なカラーインクジェット記録装置の一実施例の構成を示す概略斜視図である。 本発明を適応可能な記録ヘッドの要部斜視図である。 本発明を適応可能なインクジェット記録装置の制御ブロック図である。

Claims (23)

  1. ブラックインクと少なくとも1つのカラーインクを記録可能な記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置において、
    カラードットが存在するエリアを特定するため、各色の論理和をとることで検出するカラードットエリア検出手段と
    ブラックーホワイト間ベタ部画素を検出するブラックーホワイト間ベタ部画素検出手段と
    ブラックーカラー間ベタ部画素を検出するブラックーカラー間ベタ部検出手段と
    カラードットが近接するブラック画素を検出するカラードット近接画素検出手段と
    前記手段により検出されたデータからブラックベタ部データを生成し、そのブラックベタ部データとブラック間引きマスクとの論理積をとることでブラックデータを間引くブラックベタ部間引きデータ生成手段と
    ブラックベタ部データとオリジナルブラックデータからブラックエッジ部データを生成し、前記手段により生成されたブラックベタ部間引きデータとで論理和をとることで印字用ブラックデータを生成する印字用ブラックデータ生成手段と
    ブリーディング防止用のカラーデータを選択するエッジ部カラー付与選択手段と
    前記エッジ部カラー付与選択手段より選択されたエッジ部付与カラーとオリジナルブラックとでブリーディング防止用エッジ部カラー付与データを検出するエッジ部カラー付与検出手段と
    ブラックに隣接するカラーデータを間引くためのカラー間引き選択カラーをするカラー間引き選択手段と
    前記カラー間引き選択手段により選択されたカラー間引き選択カラーとオリジナルブラックデータによりカラー間引き反転マスクを生成するためのカラー間引き反転画像生成手段と
    前記カラー間引き選択手段により選択されたカラーデータのみに生成されたカラー間引き反転マスクを選択し、選択されていない場合はカラー間引き反転をすべて‘1’にするカラー間引き反転マスク選択手段と
    前記ブラックベタ部間引きデータと第1のカラードット付与用マスクとの論理積をとることで付与するカラードットデータを生成する第1のカラードット付与データ生成手段と
    前記カラードット近接画素と第2のカラードット付与用マスクとの論理積をとることで付与するカラードットデータを生成する第2のカラードット付与データ生成手段と
    前記第1のカラードット付与データ生成手段と前記第2のカラードット付与データ生成手段とで論理和をとることで生成されるカラードット付与データ生成手段と
    前記カラードット付与データ生成手段により生成されたカラードット付与データとオリジナルカラーデータとで論理和をとったものと前記カラー間引き反転マスク選択手段により選択されたカラー間引き反転マスクと論理積をとることでカラーデータを生成するカラーデータ生成手段と
    前記手段により生成された印字用ブラックデータと前記手段により生成されたカラーデータに基づいて記録を行う記録手段と
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ブラックーホワイト間ベタ部画素検出手段は、着目画素を中心としたL×M(L,M=1,3,5...n,n+2)のマトリクス内に存在するブラックドットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、カウント値が所定の値を越えた場合に、前記着目画素をブラックドット近接画素とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ブラックーカラー間ベタ部画素検出手段は、着目画素を中心としたL×M(L,M=1,3,5...n,n+2)のマトリクス内に存在するブラックドットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、カウント値が所定の値を越えた場合に、前記着目画素をブラックドット近接画素とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記カラードット近接画素検出手段は、着目画素を中心としたL×M(L,M=1,3,5...n,n+2)のマトリクス内に存在するカラードットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、カウント値が所定の値を越えた場合に、前記着目画素をカラードット近接画素とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記カラードット近接画素検出手段は、オリジナルカラーデータを近傍8方向へ所定の画素数分ボールドしたデータと、オリジナルブラックデータとの論理積をとったデータをカラードット近接画素とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ブラックベタ部データ生成手段は、前記カラードット近接画素検出手段により検出されたカラードット近接画素と、前記ブラックーカラー間ベタ部画素検出手段により検出されたブラックーカラー間ベタ部画素とで論理積をとったものと前記ブラックーホワイト間ベタ部画素検出手段により検出されたブラックーホワイト間ベタ部画素と論理和をとることでブラックベタ部データを生成することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記ブラックベタ部間引きデータ生成手段は、前記ブラックベタ部データ生成手段により生成されたブラックベタ部データとブラック間引きマスクとで論理積をとることでブラックベタ部間引きデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記印字用ブラックデータ生成手段は、前記ブラックベタ部データ生成手段により生成されたブラックベタ部データとオリジナルブラックデータとで排他的論理和をとり生成されるブラックエッジ部データと、前記ブラックベタ部間引きデータ生成手段により生成されたブラックベタ部間引きデータとで論理和をとることで印字用ブラックデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記エッジ部カラー付与選択手段は、ブリーディング防止用のカラー付与を行う色を選択し、選択された色に必要なオリジナルカラーデータの論理和をとることでエッジ部付与カラーを生成することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記エッジ部カラー付与検出手段は、着目画素を中心としたL×M(L,M=1,3,5...n,n+2)のマトリクス内に存在するカラードットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、カウント値が所定の値を越えた場合に、前記着目画素をカラードット近接画素とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記エッジ部カラー付与検出手段は、エッジ部付与カラーデータを近傍8方向へ所定の画素数分ボールドしたデータと、オリジナルブラックデータとの論理積をとったデータをエッジ部カラー付与画素とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記カラー間引き選択手段は、ブラックに隣接するカラーデータを間引く色を選択し、選択された色に必要なオリジナルカラーオリジナルカラーデータの論理和をとることでカラー間引き選択カラーデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記カラー間引き反転画像生成手段は、着目画素を中心としたL×M(L,M=1,3,5...n,n+2)のマトリクス内に存在するカラードットの数をカウントし、着目画素にブラックドットが存在し、かつ、カウント値が所定の値を越えた場合に、前記着目画素をカラードット近接画素とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記カラー間引き反転画像生成手段は、カラー間引き選択カラーデータを近傍8方向へ所定の画素数分ボールドしたデータと、オリジナルブラックデータとの論理積をとったものとカラー間引きマスクとで否定論理積をとることをカラー間引き反転画像とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  15. 第1のカラードット付与用マスクは、インク色毎に独立に備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  16. 前記カラーインクがイエロー,マゼンタ,シアンの3色であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  17. 前記カラードット近接画素検出手段が検出するカラードットは、イエロー,マゼンタ,シアンデータの論理和をとったデータとすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  18. 前記ブラックインクは比較的浸透性の低いインクであり、前記カラーインクは比較的浸透性の高いインクであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  19. 前記カラーインクの内少なくとも1つは前記ブラックインクと反応して凝集するタイプの反応系インクであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  20. 前記ブラックインクと反応して凝集するタイプのインクがシアンインクであることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  21. 前記ブラックとカラーの解像度が違う場合において、前記カラードットエリアにおいてカラーデータを任意の圧縮方法で圧縮したデータをカラードットエリアデータとすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  22. 前記ブラックとカラーの解像度が違う場合において、前記カラードット付与データにおいてデータを任意の展開方法で展開したデータをカラードット付与データとすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  23. インクを吐出する記録ヘッドを用い、ブラックインクと少なくとも1つのカラーインクを前記記録ヘッドにより記録媒体上に吐出して記録を行う記録装置における、記録を行うデータを処理する記録データ処理方法であって、
    記録を行うデータに基づいて、ブラックの画像を構成する画素のうち、近接する画素がブラックインクにより記録される画素からなるブラック近接画素と、近接する画素にカラーインクにより記録される画素を含むカラー近接画素の少なくともいずれか一方を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程において抽出された、前記ブラック近接画素または前記カラー近接画素に対して、定められた比率に従ってカラーインクによる画素を記録するよう、カラーインクに対応したデータを生成するデータ生成工程と、
    前記抽出工程において抽出された前記ブラック近接画素を間引く間引き工程と、からなることを特徴とする記録データ処理方法。
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