JP2006128737A - 通信端末装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
通信制御の実効性を簡易に向上する通信端末装置及び通信方法を提案する。
【解決手段】
本発明は、自己に割り当てられた第1の識別情報を通信先との間で送受信するように規定された通信プロトコルをベースにして通信する場合に、通信端末装置固有の情報に基づいて、第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を生成し、当該生成した第2の識別情報と、通信端末装置の種別との対応付けを表すテーブルを記憶しておくようにし、所定のタイミングで自己の第2の識別情報及び種別を不特定に送信し、当該応答として通信先から返信される通信先の第2の識別情報及び種別に基づいてテーブルを更新するように記憶手段を制御するようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通信端末装置及び通信方法に関し、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)通信する場合に適用して好適なものである。
従来、TCP/IP通信に用いられる通信プロトコルの1つとして、UPnP(Universal Plug and Play)と呼ばれるものがある(例えば非特許文献1参照)。
このUPnPでは、ネットワークに収容されるデバイスの存在を自動で相互に検出するのみならず、当該デバイスの構成及び機能を認識することができるようになされている。そしてこのUPnPでは、かかる認識結果に基づいて、操作主体となるデバイスが操作対象となるデバイスの電源を停止するように通信制御することもできるようになされている。
UPnP Forum、[online]、「平成16年7月2日検索」、インターネット<URL:http://www.upnp.org>
ところでかかるUPnPにおいては、ネットワークに収容されるデバイスと、当該デバイスに対して割り当てられた固有のIPアドレスとが対応関係にあることを前提として通信するため、例えばDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)によってIPアドレスの割当状態が変化した場合には、当該対応関係も変化する結果、操作対象となるデバイスを誤って通信制御するといった事態を招くことがある。このような事態は、デバイスが無線LANを介して接続されている場合にはトポロジ形態の変化に応じて、頻発することが想定される。
またこの場合、操作主体となるデバイスがIPアドレスの割当状態が変化したデバイスのネットワーク設定等を自動的に変更するように通信制御することはできなかった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、通信制御の実効性を簡易に向上し得る通信端末装置及び通信方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、自己に割り当てられた第1の識別情報を通信先との間で送受信するように規定された通信プロトコルをベースにして通信する通信端末装置において、通信端末装置固有の情報に基づいて、第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を生成する識別情報生成手段と、識別情報生成手段により生成された第2の識別情報と、通信端末装置の種別との対応付けを表すテーブルを記憶する記憶手段と、上記テーブルに基づいて上記通信先と通信するように上記記憶手段を制御する制御手段とを設け、当該制御手段では、所定のタイミングで自己の第2の識別情報及び種別を不特定に送信し、当該応答として通信先から返信される通信先の第2の識別情報及び種別に基づいてテーブルを更新するようにした。
また本発明においては、自己に割り当てられた第1の識別情報を通信先との間で送受信するように規定された通信プロトコルをベースにして通信する通信方法において、通信端末装置固有の情報に基づいて、第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を生成する第1のステップと、生成した第2の識別情報と、通信端末装置の種別との対応付けを表すテーブルを記憶する第2のステップと、所定のタイミングで自己の第2の識別情報及び種別を不特定に送信し、当該応答として通信先から返信される通信先の第2の識別情報及び種別に基づいてテーブルを更新する第3のステップとを設けるようにした。
本発明によれば、自己に割り当てられた第1の識別情報を通信先との間で送受信するように規定された通信プロトコルをベースにして通信する場合に、通信端末装置固有の情報に基づいて、第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を生成し、当該生成した第2の識別情報と、通信端末装置の種別との対応付けを表すテーブルを記憶しておくようにし、所定のタイミングで自己の第2の識別情報及び種別を不特定に送信し、当該応答として通信先から返信される通信先の第2の識別情報及び種別に基づいてテーブルを更新するようにしたことにより、第1の識別情報の割当状態にかかわらずこのテーブルに基づいて通信先と通信することができるため、当該第1の識別情報が動的に変化する状況下であっても、通信確立までの期間を停滞させることを防止することができると共に、本来目的とする通信先以外の通信先と通信するといった事態を防止することができ、かくして通信制御の実効性を簡易に向上することができる。
以下図面について本発明を詳述する。
(1)本実施の形態による通信システムの全体構成
(1−1)通信システムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態による通信システムの全体構成を示し、パーソナルコンピュータ2と、ハードディスクビデオレコーダ3と、ルータ4とがLAN(Local Area Network)を介して接続されることにより構成される。
この通信システム1におけるパーソナルコンピュータ2は、機能的にみると、図2に示すように、LANに準拠したモジュール部(以下、これをLANモジュール部と呼ぶ)LM2、通信制御機能を司る通信制御部CC2及びGUI(Graphical User Interface)等の機能を司るユーザインターフェース部YI2によって構成される。一方、ハードディスクビデオレコーダ3、ルータ4は、機能的にみると、LANモジュール部LM3、LM4及び通信制御部CC3、CC4によって構成される。
これら各通信機能部CC(CC2、CC3、CC4)は、標準的な通信プロトコルのセットとして一般的に用いられているTCP/IPに準拠しており、自己に割り当てられた固有のIPアドレスを対応するLANモジュール部LM(LM2、LM3、LM4)を介して相互に送受信するようにして、当該IPアドレスと通信端末装置との対応関係を認識し、当該認識結果に基づいて所望の通信先と通信するようになされている。
また、各通信機能部CC(CC2、CC3、CC4)は、IPアドレスとは異なる固有の識別子(以下、これを固有識別子と呼ぶ)を生成するようになされており、当該自己の固有識別子と、自己の通信端末装置の種別との対応付けをテーブル(以下、これを識別子種別対応テーブルと呼ぶ)としてそれぞれ保持するようになされている。
そして各通信機能部CC(CC2、CC3、CC4)は、TCP/IPをベースとしてこの固有識別子及び種別をIPアドレスと共に送受信するようにして、通信先のIPアドレスと固有識別子と種別とを対応付けて自己の識別子種別対応テーブルに保持し、適宜更新する。更に当該識別子種別対応テーブルに基づいて通信先を特定して通信し得るようになされている。
(1−2)更新プロセス
ここで、かかる識別子種別対応テーブルを更新する更新プロセスについて、図3及び図4を用いて詳細に説明する。
パーソナルコンピュータ2の通信制御部CC2は、このパーソナルコンピュータ2の電源投入(起動)命令及び消費電力を節約するパワーセーブモードからの復帰命令並びにこのLANに接続されたことを通知するLAN接続通知信号等を自己の状態変化として検出するようになされている。
そして通信制御部CC2は、かかる自己の状態変化を検出すると、自己の識別子種別対応テーブルTBPCに予め登録された自己の種別KDPC及び固有識別子IDPCを質問パケット(B_QUERY)として生成し、これをLANモジュール部LM2からブロードキャストする(図4(A))。
一方、ハードディスクビデオレコーダ3の通信制御部CC3は、この質問パケットをLANモジュール部LM3を介して受信すると、当該質問パケットに基づいてパーソナルコンピュータ2における種別KDPC及び固有識別子IDPCを自己の識別子種別対応テーブルTBHDRに登録する(図4(B))。
そして通信制御部CC3は、質問パケットの応答として、自己の識別子種別対応テーブルTBHDRに予め登録された種別KDHDR及び固有識別子IDHDRを応答パケット(B_RESPONSE)として生成し、これをLANモジュール部LM3からブロードキャストする(図4(C))。
同様に、ルータ4の通信制御部CC4は、LANモジュール部LM4を介して受信した質問パケットに基づいてパーソナルコンピュータ2における種別KDPC及び固有識別子IDPCを自己の識別子種別対応テーブルTBRTに登録すると共に、自己の種別KDRT及び固有識別子IDRTを応答パケットとしてブロードキャストする(図4(B)及び(C))。
他方、パーソナルコンピュータ2の通信制御部CC2は、ハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4の双方からブロードキャストされた応答パケットをLANモジュール部LM2を介して受信すると、この応答パケットに基づいてハードディスクビデオレコーダ3における種別KDHDR及び固有識別子IDHDRと、ルータ4におけるKDRT及び固有識別子IDRTとを自己の識別子種別対応テーブルTBPCに登録し、この後応答パケットを破棄する(図4(D))。
この結果、パーソナルコンピュータ2には、ハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4の種別KD及び固有識別子IDを更新内容とする識別子種別対応テーブルTBPCが保持されることとなる。
同様に、ハードディスクビデオレコーダ3の通信制御部CC3は、ルータ4よりブロードキャストされた応答パケットに基づいて当該ルータ4の種別KDRT及び固有識別子IDRTを自己の識別子種別対応テーブルTBHDRに登録した後に、この応答パケットを破棄する。またルータ4の通信制御部CC4は、ハードディスクビデオレコーダ3よりブロードキャストされた応答パケットに基づいて当該ハードディスクビデオレコーダ3の種別KDHDR及び固有識別子IDHDRを自己の識別子種別対応テーブルTBRTに登録した後に、この応答パケットを破棄する(図4(D))。
この結果、ハードディスクビデオレコーダ3には、パーソナルコンピュータ2及びルータ4の種別KD及び固有識別子IDを更新内容とする識別子種別対応テーブルTBHDRが保持され、ルータ4には、パーソナルコンピュータ2及びハードディスクビデオレコーダ3の種別KD及び固有識別子IDを更新内容とする識別子種別対応テーブルTBRTが保持されることとなる。
このようにしてパーソナルコンピュータ2、ハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4は、自己の識別子種別対応テーブルTBPC、TBHDR、TBRTを更新するようになされている。
なお、各通信制御部CCは、この更新プロセスにおいて、自己の種別KD及び固有識別子IDをブロードキャストするとき、当該自己に割り当てられたIPアドレスIAPC、IAHDR、IARTをUDP(User Datagram Protocol)に従って送信し、当該受信した種別KD及び固有識別子IDを、このときUDP経由で送信されたIPアドレスIAと対応付けて自己の識別子種別対応テーブルTBに登録するようになされている(図4(B)及び(D))。
また、以上の更新プロセスでは、パーソナルコンピュータ2の通信制御部CC2が自己の状態変化を検出した場合について説明したが、当該ハードディスクビデオレコーダ3(ルータ4)の通信制御部CC3(通信制御部CC4)が自己の状態変化を検出した場合には、当該通信制御部CC3(通信制御部CC4)が質問パケットをブロードキャストし、この質問パケットに対する応答パケットをパーソナルコンピュータ2の通信制御部CC2及びルータ4(ハードディスクビデオレコーダ3)の通信制御部CC4(通信制御部CC3)がブロードキャストするようにして、上述の場合と同様に自己の識別子種別対応テーブルTBが更新される。
このようにこの通信システム1では、LANに接続された各通信端末装置のうち、自己の状態変化を検出した通信端末装置が起点となってこの更新プロセスを開始し、当該起点となる通信端末装置及びそれ以外の他の通信端末装置が、自己の種別KDと固有識別子IDとを相互に交換するようにして、識別子種別対応テーブルTBを更新するようになされている。
従ってこの通信システム1では、このように自己の状態変化に応じて自動的に更新される識別子種別対応テーブルTBに基づいて、各通信端末装置同士がIPアドレスに依存することなく通信先と通信することができるため、当該通信を確立するまでの即時性を損なうといった事態を回避できるようになされている。
(1−3)制御プロセス
かかる構成に加えて、この通信システム1では、ユーザインターフェース部YI2を有するパーソナルコンピュータ2は、当該ユーザインターフェース部を有しないハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4に対するマスタとして機能するようになされており、自己の識別子種別対応テーブルTBPCを用いて、当該ハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4を制御し得るようになされている。
この制御プロセスは、当該制御内容の違いから、電源供給処理や録画処理等の処理を実行するようにハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4を制御するプロセス(以下、これを処理実行プロセスと呼ぶ)と、ネットワーク設定を変更するようにハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4を制御するプロセス(以下、これをネットワーク設定変更プロセスと呼ぶ)との2つの制御プロセスに大きく分けることができる。従って、処理実行プロセスとネットワーク設定変更プロセスとに分けて説明する。
(1−3−1)処理実行プロセス
パーソナルコンピュータ2の通信制御部CC2は、この通信システム1に対して外部のネットワーク又はユーザインターフェース部YI2から供給される、当該通信システム1内の通信端末装置に対する操作命令を検出するようになされている。
そして通信制御部CC2は、図5及び図6に示すように、かかる操作命令を検出すると、この操作命令で指定される通信端末装置を特定した後、当該特定した例えばハードディスクビデオレコーダ3の種別KDHDR及び固有識別子IDHDRと、当該操作命令で指定される処理に対応するコマンドとを含む命令パケットを生成し、これをユニキャストする(図6(A))。
一方、ハードディスクビデオレコーダ3の通信制御部CC3は、この命令パケットを受信すると、当該命令パケットにおける固有識別子IDHDRが自己の識別子種別対応テーブルTBHDRに登録された自己の固有識別子IDHDRと一致するか否かを判定する(図6(B))。
この場合、通信制御部CC3は、命令パケットにおける固有識別子IDHDRが識別子種別対応テーブルTBHDRに登録された自己の固有識別子IDHDRと一致するため、当該命令パケットにおけるコマンドに従って、例えば電源投入処理や録画処理等のように操作命令で指定される処理を実行する。
そして通信制御部CC3は、この命令パケットに対する肯定的な返事として、このとき実行した処理結果を含む返事パケット(ACK)を生成し、これをパーソナルコンピュータ2に対してユニキャストする(図6(C))。
なお、通信制御部CC3は、ユニキャストされる命令パケットにおける固有識別子IDが自己の識別子種別対応テーブルTBHDRに登録された自己の固有識別子IDHDRと一致しない場合にはこの命令パケットを破棄すると共に、この命令パケットに対する否定的な返事として、当該命令パケットにおけるコマンドに対応する処理を実行しなかった原因を含む返事パケット(NACK(図5))をユニキャストするようになされている。この場合、パーソナルコンピュータ2では、コマンドに対応する処理を実行しなかった原因に応じて上述の命令パケットが再度ユニキャストされる。
このようにパーソナルコンピュータ2は、操作命令に対応するコマンドを固有識別子IDに基づいて対応する通信端末装置に送信することにより、この通信端末装置におけるIPアドレスIAの割当状態にかかわらず、当該コマンドに対応する処理を実行するように通信端末装置を制御することができるようになされている。
従って、この通信システム1では、ユーザは、例えば携帯電話機等からインターネットを介して操作命令を内容とする電子メールをパーソナルコンピュータ2に送信すれば、当該パーソナルコンピュータ2を介して対応する通信端末装置を遠隔操作することができる。
(1−3−2)ネットワーク設定変更プロセス
図7において、パーソナルコンピュータ2の通信制御部CC2は、ユーザインターフェース部YI2からネットワーク設定の収集要求を検出すると、全ての通信端末装置の固有識別子IDを表すコードと、現時点でのネットワーク設定内容の通知を要求するコマンドを含む命令パケット(B_ COMMAND)を生成し、これをブロードキャストする。
一方、ハードディスクビデオレコーダ3の通信制御部CC3は、この命令パケットを受信すると、当該命令パケットに対する返事として、現時点での自己のネットワーク設定内容を含む返事パケット(B_ACK)を生成し、これをブロードキャストする。
同様に、ルータ4の通信制御部CC4は、命令パケットに対する返事として、現時点での自己のネットワーク設定内容を含む返事パケット(B_ACK)を生成し、これをブロードキャストする。
この結果、パーソナルコンピュータ2には、ユーザがネットワーク設定の収集要求の操作をするだけで自動的に、このときLAN上の通信端末装置(ハードディスクビデオレコーダ3及びルータ4)における現時点のネットワーク設定内容が送信されることになる。
他方、パーソナルコンピュータ2の通信制御部CC2は、ハードディスクビデオレコーダ3からブロードキャストされた返事パケットを受信すると、当該返事パケットにおける現時点での自己のネットワーク設定内容をユーザインターフェース部YI2を介して表示部に表示する。
このようにしてこの通信システム1においては、ユーザに対して、通信端末装置自体を操作することなくLAN上の通信端末装置のネットワーク設定内容を確認させることができるようになされている。
この状態においてユーザがユーザインターフェース部YI2から例えばハードディスクビデオレコーダ3のネットワーク設定内容を変更するように操作すると、この図7及び図8に示すように、通信制御部CC2は、当該変更されたネットワーク設定内容(以下、これを変更ネットワーク設定内容と呼ぶ)と、ハードディスクビデオレコーダ3の種別KDHDR及び固有識別子IDHDRとを含む命令パケット(B_ COMMAND)を生成し、これをブロードキャストする(図8(A))。
ハードディスクビデオレコーダ3の通信制御部CC3は、この命令パケットを受信すると、当該命令パケットにおける固有識別子IDHDRが自己の識別子種別対応テーブルTBHDRに登録された自己の固有識別子IDHDRと一致するか否かを判定する(図8(B))。
この場合、通信制御部CC3は、命令パケットにおける固有識別子IDHDRが識別子種別対応テーブルTBHDRに登録された自己の固有識別子IDHDRと一致するため、当該命令パケットにおける変更ネットワーク設定内容に自己のネットワーク設定状態を変更し、当該命令パケットに対する返事として、このとき実行した処理結果を含む返事パケット(B_ACK)をブロードキャストする(図8(C))。
一方、ルータ4の通信制御部CC4は、通信制御部CC3と同様に、かかる命令パケットが自己に対するものであるか否かを自己の識別子種別対応テーブルTBRTに基づいて識別するようになされており、この場合、当該命令パケットにおける固有識別子IDHDRが自己の固有識別子IDRTと一致しないため、当該命令パケットを破棄することになる(図8(B)及び(C))。
この結果、通信システム1では、パーソナルコンピュータ2がネットワーク設定内容の変更要求対象としたハードディスクビデオレコーダ3におけるネットワーク設定状態だけが変更されることとなる。
このようにこの通信システム1においては、IPアドレスIAの割当状態にかかわらず、ユーザインターフェース部YIを有するパーソナルコンピュータ2から、当該ユーザインターフェース部を有しないLAN上の通信端末装置におけるネットワーク設定内容を提示すると共に変更することができるようになされている。
従って、ユーザは、通信端末装置自体を操作することなく、LAN上の通信端末装置のネットワーク設定内容を確実に確認することができ、必要に応じてネットワーク設定内容を確実に変更することもできる。
(2)通信端末装置の構成
(2−1)通信端末装置のハードウェア構成
ここで、各通信端末装置(パーソナルコンピュータ2、ハードディスクビデオレコーダ3、ルータ4)の各機能部LM2、CC2及びYI2、LM3及びCC3、LM4及びCC4(図2)に共通するハードウェア構成を図9に示す。
この図9において、通信端末装置(パーソナルコンピュータ2、ハードディスクビデオレコーダ3、ルータ4)においては、CPU(Central Processing Unit)10に対して、各種プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)11、ワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)12、識別子種別対応テーブルTBを記憶する記憶メモリ13、操作部14、表示部15、通信処理部16及びクロック部17がバス18を介して接続されることにより構成される。
このCPU10は、ROM11に格納されたプログラムを適宜RAM12に読み出し、当該読み出したプログラムに従って記憶メモリ13、操作部14、表示部15、通信処理部16及びクロック部17を制御することにより上述の各機能部LM2、CC2及びYI2、LM3及びCC3、LM4及びCC4における各処理を実行する。
この際、CPU10は、必要に応じて、質問パケット、応答パケット、命令パケット又は返事パケットや、AV(Audio Video)データ等の各種データを通信処理部16からLANを介して他の通信端末装置に送信する一方、当該パケットの再送時間等をクロック部16のカウント値に基づいて管理する。
またCPU10は、通信処理部16を介して受信した他の通信端末装置からの応答パケットに基づいて、記憶メモリ13に保持される識別子種別対応テーブルTBの内容を適宜更新するようになされている。
(2−2)更新プロセスにおける通信端末装置の具体的な処理内容
かかる通信端末装置の具体的な処理内容として、まず、更新プロセスにおける通信端末装置の具体的な処理内容を、当該更新プロセスの起点となる通信端末装置(以下、これを起点通信端末装置と呼ぶ)の更新処理と、この起点通信端末装置以外の通信端末装置(以下、これを中間点通信端末装置と呼ぶ)の更新処理とに分けて説明する。
(2−2−1)起点通信端末装置の更新処理
この場合、起点通信端末装置(パーソナルコンピュータ2、ハードディスクビデオレコーダ3又はルータ4)のCPU10は、操作部14から与えられる電源投入(起動)命令若しくはスタンバイ(パワーセーブモード)からの復帰命令又は通信処理部16から与えられるLAN接続通知信号等を検出すると、図10に示すような質問パケットQPを生成する。
この質問パケットQPは、1[byte]の「op」、1[byte]の「reserve」、2[byte]の「src type」、4[byte]の「xid」及び16[byte]の「srcID」のフィールドF〜Fから構成される。
この「op」のフィールドFにはパケットの種類を表すオペレーションコード、「reserve」のフィールドFには将来的に規定される事項、「src type」のフィールドFには自己の通信端末装置の種別KDを表すコード、「xid」のフィールドFにはパケットの対応関係を確保するためにパケット単位で用意されるランダムな文字、「srcID」のフィールドFには自己の固有識別子IDがそれぞれ格納される。
なお、固有識別子IDは、MACアドレスに基づいて生成した値(初期値)でなり、例えば「○○○ちゃんのPC」などといったような固有名称等に適宜書き換えることができる。
この実施の形態の場合、オペレーションコードにおいては、図11に示すように、質問パケット(B_QUERY)には「1」、応答パケット(B_RESPONSE)には「2」、ユニキャスト用の命令パケット(COMMAND)には「3」、ユニキャスト用の肯定的な返事パケット(ACK)には「4」、ユニキャスト用の否定的な返事パケット(NAK)には「5」、ブロードキャスト用の命令パケット(B_COMMAND)には「6」、ブロードキャスト用の肯定的な返事パケット(B_ACK)には「7」、ブロードキャスト用の否定的な返事パケット(B_NAK)には「8」がそれぞれ割り当てられている。
従って、この質問パケットQPの「op」のフィールドFには「1」が格納され、「src type」、「srcID」の各フィールドF、Fには、自己の識別子種別対応テーブルTBに予め登録された種別KDのコード、固有識別子IDがそれぞれ格納される。
そしてCPU10は、このような質問パケットQPを通信処理部16を介してブロードキャストする。この結果、この通信システム1のLANに接続された各中間点通信端末装置(パーソナルコンピュータ2、ハードディスクビデオレコーダ3、ルータ4)には、当該中間点通信端末装置のIPアドレスの割当状態にかかわらず、自己の種別KD及び固有識別子IDと、当該中間点通信端末装置における種別KD及び固有識別子IDの収集要求とが伝達されることとなる。
この状態においてCPU10は、質問パケットQPに対する応答として中間点通信端末装置からブロードキャストされる応答パケットRP(図10)を待ち受ける。この応答パケットRPは、質問パケットQPのフィールドF、F及びFに格納された内容を変更したものであり、「op」のフィールドFには、質問パケットQPのオプションコード(即ち「1」(図11))に代えて応答パケットRPのオプションコード(即ち「2」(図11))が格納される。また「src type」及び「srcID」の各フィールドF、Fには、起点通信端末装置の種別KDを表すコード及び固有識別子IDに代えて、この応答パケットRPをブロードキャストした中間点通信端末装置の種別KDを表すコード及び固有識別子IDが格納される。従って、起点通信端末装置には、当該起点通信端末装置のIPアドレスの割当状態にかかわらず、中間点通信端末装置の種別KD及び固有識別子IDが伝達されることとなる。
そしてCPU10は、このような応答パケットRPを通信処理部16を介して受信すると、当該応答パケットRPの「xid」のフィールドFに格納された文字に基づいて、自身が送信した質問パケットQPに対する応答パケットRPであるか否かを識別する。
ここで、自身がブロードキャストした質問パケットQPに対する応答パケットRPでない場合、このことは、通信システム1のLANに接続された通信端末装置のうち自身以外に起点となって質問パケットQPを送信した通信端末装置が存在することを意味している。この場合、起点通信端末装置は中間点通信端末装置として更新処理することになるため後述する。
一方、CPU10は、自身がブロードキャストした質問パケットQPに対する応答パケットRPである場合、当該応答パケットRPの「src type」のフィールドFに格納された種別KDを表すコードが自己の識別子種別対応テーブルTBに登録されてない場合には、「src type」のフィールドFに格納された種別KDを表すコードと、「srcID」のフィールドFに格納された固有識別子IDとを対応付けて登録する。
これに対してCPU10は、「src type」のフィールドFに格納された種別KDを表すコードが既に自己の識別子種別対応テーブルTBに登録されている場合には、当該識別子種別対応テーブルTBに登録された種別KDに対応する固有識別子IDが「srcID」のフィールドFに格納された固有識別子IDと同一でないときのみ、当該「src type」のフィールドFに格納された種別KDを表すコードと、「srcID」のフィールドFに格納された固有識別子IDとを対応付けて登録する。
因みに、CPU10は、「src type」のフィールドFに格納された種別KDを表すコードと、「srcID」のフィールドFに格納された固有識別子IDとの双方が既に自己の識別子種別対応テーブルTBに登録されている場合には、当該応答パケットRPを破棄する。
なお、CPU10は、クロック部16のカウント値に基づいて、例えば図12に示すように、最初にブロードキャストした時点から1秒後、2秒後及び5秒後に質問パケットQPを再ブロードキャストするようになされている。
この場合、CPU10は、応答パケットRPを受信するごとに、「xid」のフィールドFに格納された文字と、「srcID」のフィールドFに格納された固有識別子IDとが以前受信した応答パケットRPと同一であるか否かを判断するようにして、識別子種別対応テーブルTBへの重複登録を回避する。
そしてCPU10は、初回に送信した時点から8秒を経過しても、自己の識別子種別対応テーブルTBに既に登録されていた種別KD及び固有識別子IDに対応する応答パケットRPを受信しなかった場合には、当該種別KD及び対応する固有識別子IDを自己の識別子種別対応テーブルTBから抹消するようになされている。
このように起点通信端末装置は、電源投入(起動)命令若しくはスタンバイ(パワーセーブモード)からの復帰命令又は通信処理部16から与えられるLAN接続信号等を検出したときに質問パケットQPをブロードキャストし、当該質問パケットQPに対する応答パケットRPの受信結果と、自己の識別子種別対応テーブルTBの登録内容とに応じて、自己の識別子種別対応テーブルTBを更新するようになされている。従って、起点通信端末装置は、質問パケットQPのブロードキャストに応じて、LANに接続されている他の通信端末装置を把握することができる。因みに、かかるLAN接続信号は、例えば通信端末装置が新たにLANに接続したときやLANに再接続したときに通信処理部16から与えられる。
(2−2−2)中間点通信端末装置の更新処理
この場合、中間点通信端末装置のCPU10は、通信処理部16を介して質問パケットQP(図10)を受信すると、上述した起点通信端末装置の場合と同様に、当該質問パケットQPの「src type」及び「srcID」の各フィールドF、Fに格納された種別KDを表すコード及び固有識別子IDと、自己の識別子種別対応テーブルTBの登録内容とに応じて、新たな種別KD及び固有識別子IDを登録するようにして、自己の識別子種別対応テーブルTBを更新する。
そしてCPU10は、起点通信端末装置の更新処理で上述したように、このとき受信した質問パケットQPのフィールドFを変更すると共に、フィールドF及びFを自己の識別子種別対応テーブルTBの対応する事項に変更することにより応答パケットRPを生成し、これをブロードキャストするようになされている。
このように中間点通信端末装置は、質問パケットQPの受信結果と、自己の識別子種別対応テーブルTBの登録内容とに応じて、自己の識別子種別対応テーブルTBを更新するようになされている。従って、中間点通信端末装置は、例えば通信端末装置が新たにLANに接続したときやLANに再接続したことを把握することができる。
(2−3)処理実行プロセスにおける通信端末装置の具体的な処理内容
次に、処理実行プロセスにおける通信端末装置の具体的な処理内容を、制御する側の通信端末装置(以下、これを主通信端末装置と呼ぶ)の要求処理と、当該制御される側の通信端末装置(以下、これを従通信端末装置と呼ぶ)の要求対応処理とに分けて説明する。
(2−3−1)主通信端末装置の要求処理
この場合、主通信端末装置(パーソナルコンピュータ2)のCPU10は、操作部14又は通信処理部16から与えられる従通信端末装置に対する操作命令を検出すると、この操作命令の内容と、記憶メモリ13に記憶された識別子種別対応テーブルTBとに基づいて図13に示すような命令パケットCPを生成する。
この命令パケットCPは、上述した「op」、「reserve」、「src type」、「xid」及び「srcID」の各フィールドF〜F(図10)に加え、16[byte]の「dstID」、1[byte]の「command」、3[byte]の「cmd dependent」及びn(n=1、2、3、……)[byte]の「option」のフィールドF〜Fから構成される。
この「dstID」のフィールドFには従通信端末装置の固有識別子ID、「command」のフィールドFには操作命令で指定される処理に対応するコマンドを表すコードがそれぞれ格納される。また「cmd dependent」のフィールドFには当該コマンドに付随する事項、「option」のフィールドFには拡張事項がそれぞれ必要に応じて格納される。
この実施の形態の場合、「command」のフィールドFには、例えば以下のようなコマンドがある。電源供給処理、電源供給停止処理、パワーセーブモード処理又はパワーセーブモード解除処理等の電源に関する処理の実行を要求する「Change State」、従通信端末装置が操作可能状態又は操作不可能状態であるか、つまり電源オン又はスタンバイ(パワーセーブモード)のどちらの状態にあるかを通知するように要求する「GetState」、各種コマンドに対応する処理の実行が可能か又は不可能かを返答するときに用いる「Replay」、従通信端末装置の各種処理のうち電源に関する処理以外の処理の実行を要求する「Ext Command」、この「Ext Command」の受け付けが可能又は不可能かを返答するときに用いる「Ext Replay」等のコマンドを表すコードが格納される。また「cmd dependent」のフィールドFには、かかるコマンドに付随する事項として、操作命令で指定される電源の供給処理又はそれ以外の処理の内容を表すコード等が必要に応じて格納され、「option」のフィールドFには、当該内容が所定の言語で必要に応じて記述される。
実際上、従通信端末装置に対する操作命令が例えば電源に関する処理の実行を要求する命令であった場合には、図14に示すように、命令パケットCPの「op」のフィールドFにはユニキャスト用の命令パケットのオプションコード(即ち「3」(図11))が格納され、「src type」、「srcID」の各フィールドF、Fには主通信端末装置の種別KDPC表すコード、固有識別子IDPCがそれぞれ格納される。
また「dstID」のフィールドFには操作命令で指定される従通信端末装置の固有識別子IDが格納され、「command」のフィールドFには、「Change State」のコード(この実施の形態の場合には「1」)が格納される。そして「cmd dependent」のフィールドF(図13)は、1「byte」の「state flag 」のフィールドと、2「byte」の「reserve」とによって構成され、当該「state flag 」のフィールドには電源に関する具体的な処理内容として、スタンドバイ(パワーセーブモード)、オフ、再起動等に対応付けられたフラグのいずれかが格納される。
そしてCPU10は、このような命令パケットCPを通信処理部16を介してユニキャストする。この結果、操作命令で指定される従通信端末装置(ハードディスクビデオレコーダ3又はルータ4)には、当該従通信端末装置のIPアドレスの割当状態にかかわらず、当該操作命令で指定される処理の内容が伝達されることとなる。
この状態においてCPU10は、命令パケットCPに対する応答として従通信端末装置からユニキャストされる図15に示すような肯定的な返事パケットAPA又は図16に示すような否定的な返事パケットAPDを待ち受ける。
この肯定的な返事パケットAPAは、上述した「op」、「reserve」、「src type」、「xid」及び「srcID」のフィールドF〜F(図10)に加え、n[byte]の「extra」のフィールドF10から構成される。また否定的な返事パケットAPDは、かかる「op」、「reserve」、「src type」、「xid」及び「srcID」のフィールドF〜Fに加え、4[byte]の「reason」のフィールドF11から構成される。この「extra」のフィールドF10には命令パケットCP(図13)におけるコマンドに対する結果等が必要に応じて格納され、「reason」のフィールドF11には当該命令パケットCPにおけるコマンドに対応する処理を実行しなかった原因が格納される。
因みに、この「reserve」、「xid」の各フィールドF、Fには命令パケットCPの対応する各フィールドF、Fに格納された内容と同一の内容であり、「op」のフィールドFには返事パケットAP(APA又はAPD)のオプションコード(即ち「4」又は「5」(図11))が格納され、「src type」、「srcID」の各フィールドF、Fには、当該返事パケットAPを送信した従通信端末装置の種別KDを表すコード、固有識別子IDがそれぞれ格納される。
そしてCPU10は、このような返事パケットAPを通信処理部16を介して受信すると、当該返事パケットAPが肯定的な返事パケットAPAであれば、この要求処理を終了し、これに対して否定的な返事パケットAPDであれば、この返事パケットAPDにおける「reason」に格納された原因に応じて上述の命令パケットCPを再度ユニキャストするようになされている。
このように主通信端末装置は、操作命令で指定される処理に対応するコマンドを固有識別子IDに基づいて通信端末装置にユニキャストするようにして、当該通信端末装置に対して、操作命令で指定される処理の実行を要求することができるようになされている。
(2−3−2)従通信端末装置の要求対応処理
この場合、従通信端末装置(ハードディスクビデオレコーダ3又はルータ4)のCPU10は、命令パケットCP(図13)を受信すると、当該命令パケットCPにおける「dstID」のフィールドFに格納された固有識別子IDが自己の識別子種別対応テーブルTBに登録された自己の固有識別子IDと一致するか否かを判定する。
そしてCPU10は、命令パケットCPにおける固有識別子IDが自己の固有識別子IDと一致した場合には、「command」、「cmd dependent」、「option」の各フィールドF〜Fに格納される内容に対応する処理を実行した後、上述の肯定的な返事パケットAPA(図15)を生成し、これをユニキャストする。
これに対してCPU10は、命令パケットCPにおける固有識別子IDが自己の固有識別子IDと一致しなかった場合には、上述の否定的な返事パケットAPD(図16)を生成し、これをユニキャストするようになされている。
このように従通信端末装置は、自己の固有識別子IDに対応する命令パケットCPを受信した場合にのみ、当該命令パケットCPの内容に対応する処理を実行するようになされている。
(2−4)ネットワーク設定変更プロセスにおける通信端末装置の具体的な処理内容
次に、ネットワーク設定変更プロセスにおける通信端末装置の具体的な処理内容を、主通信端末装置の要求処理と、従通信端末装置の要求対応処理とに分けて説明する。
(2−4−1)主通信端末装置の要求処理
この場合、主通信端末装置(パーソナルコンピュータ2)のCPU10は、操作部14から供給されるネットワーク設定を変更する変更命令を検出すると、この変更命令の内容と、自己の識別子種別対応テーブルTBとに基づいて、図13に示した命令パケットCPを生成する。
この命令パケットCPの「command」のフィールドFには、現時点でのネットワーク設定内容の返信を要求するコマンド(「GetNetConf」)に対応するコードが格納され、当該命令パケットCPをブロードキャストするため、「dstID」にはこの命令パケットの送信先として全ての従通信端末装置を表す「FF」が格納される。
因みに、「op」のフィールドFにはブロードキャスト用の命令パケットのオプションコード(即ち「6」(図11))が格納され、「src type」、「srcID」の各フィールドF、Fには、主通信端末装置の種別KDPC表すコード、固有識別子IDPCがそれぞれ格納される。
そしてCPU10は、このような命令パケットCPを通信処理部16を介してブロードキャストする。この結果、従通信端末装置(ハードディスクビデオレコーダ3又はルータ4)には、当該従通信端末装置のIPアドレスの割当状態にかかわらず、現時点でのネットワーク設定内容の返信要求が伝達されることとなる。
この状態においてCPU10は、命令パケットCPに対する応答として、従通信端末装置からブロードキャストされる図14に示した肯定的な返事パケットAPAを待ち受ける。
この返事パケットAPAの「extra」のフィールドF10(図16)は、図17に示すように、「dstID」のフィールドFと、現時点でのネットワーク設定内容を表すためのフィールドとして1[byte]の「Setting flag」、1[byte]の「Reserve」、1[byte]の「IP Setting」、4[byte]の「IP address」、4[byte]の「netmask」、4[byte]の「default gateway」、4[byte]の「Dns1 address」、4[byte]の「Dns2 address」、4[byte]の「Proxy address」、4[byte]の「Proxy port number」及び64[byte]の「hostname」のフィールドF12〜F22とが拡張されることにより構成される。
そして「Setting flag」のフィールドF12にはネットワーク設定の変更可否を表すフラグ、「reserve」のフィールドF13には将来的に規定される事項、「IP Setting」のフィールドF14にはDHCP&オートIP、スタティックID又はオートIPに対応するIP設定コードがそれぞれ格納される。
因みに、この命令パケットCPの「op」のフィールドFにはブロードキャスト用の命令パケットのオプションコード(即ち「3」(図11))が格納される。
そしてCPU10は、このような返事パケットAPAを通信処理部16を介して受信すると、当該返事パケットAPAの「xid」のフィールドFに格納された文字に基づいて、自身がブロードキャストした命令パケットCPに対する返事パケットAPAであるか否かを識別する。
ここで、自身がブロードキャストした命令パケットCPに対する返事パケットAPAでない場合、このことは、通信システム1のLANに接続された通信端末装置のうち自身以外に命令パケットCPを送信した主通信端末装置が存在することを意味しており、この場合、主通信端末装置は従通信端末装置として更新処理することになるため後述する。
一方、CPU10は、自身がブロードキャストした命令パケットCPに対する返事パケットAPAである場合、当該返事パケットAPAにおける「src type」のフィールドFに格納された種別KDを表すコードと、「srcID」のフィールドFに格納された固有識別子IDとに基づいて以前に既に受信したものであるか否かを判定する。
そしてCPU10は、既に受信した命令パケットCPであった場合には、この命令パケットCPを破棄し、これに対して未だ受信していない命令パケットCPであった場合には、この命令パケットCPを記憶メモリ13に一時的に記憶する。
このようにしてCPU10は、最初にこの命令パケットCPをブロードキャストした時点から8秒を経過するまで、当該時点から1秒後、2秒後及び5秒後に命令パケットCPを再ブロードキャストすると共に(図12)、従通信端末装置からの返事パケットAPAを待ち受けるようになされている。
やがてCPU10は、最初の送信時点から8秒を経過すると、いままで一時的に記憶しておいた返事パケットAPAに基づいて表示画面データを生成し、当該表示画面データに基づく図18に示すようなネットワーク設定内容表示画面PIC1を表示部15に表示するようにして、従通信端末装置のネットワーク設定状況をユーザに対して通知する。
このネットワーク設定内容表示画面PIC1は、「type X 設定ユーティリティ」等といった題目部SHと、LAN上における全ての通信端末装置のネットワーク設定を自動又は手動にするかを選択する選択部CHと、個々の従通信端末装置に対するネットワーク設定等を行う設定変更部EHと、「OK」、「キャンセル」及び「適用」の各種ボタンとからなっている。
この設定変更部EHは、LAN上における従通信端末装置に対して現時点でのネットワーク設定内容の返信を再要求するための「再検索」ボタンB10と、当該従通信端末装置との接続状態を確認するための「接続状態チェック」ボタンB11と、当該従通信端末装置における現時点でのネットワーク設定内容を表示する「モジュール一覧」の項目MITと、この項目MITに表示された従通信端末装置のネットワーク設定を変更するための「ネットワークの設定」ボタンB12とを有し、当該「ネットワークの設定」ボタンB12は、「モジュール一覧」の項目MITに表示される従通信端末装置が選択された状態で選択することができるようになされている。
そして「モジュール一覧」の項目MITには、具体的には、返事パケットAPAにおける「src type」のフィールドFに格納されたコードに基づいて種別KDが一般名称として表示され、当該種別KDの従通信端末装置に対応する「IP Setting」、「IP address」、「netmask」、「default gateway」、「Dns1 address」、「Dns2 address」、「Proxy address」、「Proxy port number」及び「hostname」のフィールドF12〜F22に格納された事項が適宜表示される。なお、「src type」のフィールドFに固有名称が格納されている場合には、当該固有名称が種別KDとして表示される。
この状態においてCPU10は、「モジュール一覧」の項目MITにおける従端末装置として例えばハードディスクビデオレコーダ3(図17では「X3 Video Server」)が選択さた状態で「ネットワークの設定」ボタンB12が選択されると、当該選択されたハードディスクビデオレコーダ3に対応する返事パケットAPAに基づいて設定入力画面データを生成し、当該設定入力画面データに基づく図19に示すような設定入力画面PIC2を表示部15に表示するようにして、ネットワーク設定における内容変更をユーザに対して求める。
この設定入力画面PIC2は、IPアドレスを自動的に取得するか否かを選択するチェックボックスCH1と、DNS(Domain Name System) を自動的に取得するか否かを選択するチェックボックスCH2と、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ優先DNS及び代替DNSの入力項目IT1〜IT5と、「OK」及び「キャンセル」の各種ボタンとからなり、当該入力項目IT4及びIT5は、チェックボックスCH2が選択された状態で選択することができるようになされている。
そしてこれら入力項目IT1〜IT5には、「モジュール一覧」の項目MITで選択されたハードディスクビデオレコーダ3に対応する返事パケットAPAの「IP address」、「netmask」、「default gateway」、「Dns1 address」及び「Dns2 address」のフィールドF15〜F19に格納された内容が記述される。これによりユーザは、ハードディスクビデオレコーダ3のネットワーク設定内容をパーソナルコンピュータ2の操作部14から変更することができる。
この状態においてCPU10は、かかる設定入力画面PIC2の「OK」ボタンが選択されると、このとき入力項目IT1〜IT5に記述された内容と、自己の識別子種別対応テーブルTBとに基づいて、図13に示した命令パケットCPを生成する。
この命令パケットCPの「cmd dependent」、「option」のフィールドF、Fは、返事パケットAPAの「extra」のフィールドF10が拡張されることにより構成される。具体的には、「cmd dependent」のフィールドFは、「Setting flag」、「Reserve」、「IP Setting」のフィールドF12、F13、F14によって構成され、「option」のフィールドFは、「IP address」、「netmask」、「default gateway」、「Dns1 address」、「Dns2 address」、「Proxy address」、「Proxy port number」及び「hostname」の各フィールドF15〜F22が拡張されることにより構成される。
また「command」のフィールドFには、現時点でのネットワーク設定内容の変更を要求するコマンド(「SetNetConf」)に対応するコードが格納され、「dstID」には、そのときネットワーク設定内容が変更された従通信端末装置の固有識別子ID(ハードディスクビデオレコーダ3の固有識別子IDHDR)が格納される。
因みに、「op」のフィールドFにはブロードキャスト用の命令パケットのオプションコード(即ち「6」(図11))が格納され、「src type」、「srcID」の各フィールドF、Fには主通信端末装置の種別KDのコード、固有識別子IDがそれぞれ格納される。
そしてCPU10は、このような命令パケットCPを通信処理部16を介してブロードキャストする。この結果、パーソナルコンピュータ2においてユーザが変更した変更ネットワーク設定の内容が、IPアドレスの割当状態にかかわらず、対応する従通信端末装置(ハードディスクビデオレコーダ3)に伝達され、当該従通信端末装置では、現時点でのネットワーク設定が変更ネットワーク設定の内容に変更されることとなる。
なお、CPU10は、この命令パケットCPに対する肯定的な返事パケットAPAを受信しなかった場合には、適宜再ブロードキャストするようになされている。
このようにして主通信端末装置は、LAN越しに従端末装置のネットワーク設定を適宜変更することができるようになされている。
(2−4−2)従通信端末装置の要求対応処理
この場合、従通信端末装置(ハードディスクビデオレコーダ3又はルータ4)のCPU10は、現時点のネットワーク設定内容を要求するコマンド(「GetNetConf」)を含む命令パケットCP(図13)を受信すると、当該コマンドに従って、現時点のネットワーク設定状態に基づいて図15に示した肯定的な返事パケットAPAを生成し、これをブロードキャストする。
この返事パケットAPAにおける「op」のフィールドFにはブロードキャスト用の肯定的な返事パケットのオプションコード(即ち「7」(図11))が格納され、「src type」、「srcID」の各フィールドF、Fにはこの返事パケットAPAをブロードキャストする従通信端末装置の種別KDのコード、固有識別子IDがそれぞれ格納され、「dstID」のフィールドFには主通信端末装置の固有識別子IDが格納される。そして「extra」のフィールドF10には、現時点のネットワーク設定状態が図17で示した対応する各フィールドF12〜F22として格納される。
一方、従通信端末装置(ハードディスクビデオレコーダ3又はルータ4)のCPU10は、現時点でのネットワーク設定内容の変更を要求するコマンド(「SetNetConf」)を含む命令パケットCP(図13)を受信すると、当該命令パケットCPに基づいて現時点のネットワーク設定状態を変更する。
具体的には、現時点のネットワーク設定状態を、命令パケットCPにおける「cmd dependent」及び「option」の各フィールドF〜F内の「Setting flag」、「Reserve」、「IP Setting」、「IP address」、「netmask」、「default gateway」、「Dns1 address」、「Dns2 address」、「Proxy address」、「Proxy port number」及び「hostname」のフィールドF12〜F22(図17)に格納された変更ネットワーク設定内容に変更する。
この場合、CPU10は、自己のネットワーク設定状態を変更した後に、「extra」のフィールドF10に特に内容を格納することなくその他のフィールドF〜Fに対応する内容を格納することにより肯定的な返事パケットAPA(図15)を生成し、これをブロードキャストするようになされている。
このように従通信端末装置は、主通信端末装置からの要求に応じて自己のネットワーク設定内容を通知し、又は主通信端末装置から要求される変更ネットワーク設定内容に自己の設定状態を変更することができるようになされている。
(3)本実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、この通信システム1では、IPアドレスが生成されるレイヤよりも上位レイヤにおいて当該IPアドレスとは異なる固有識別子IDと、通信端末装置の種別KDとの対応付けを識別種別対応テーブルTBとして各通信端末装置が保持する。
そしてこの通信システム1では、所定のタイミングで通信端末装置が起点となって自己の固有識別子ID及び種別KDをLANに接続される通信先に不特定で送信(ブロードキャスト)し、当該応答として通信先から返信される通信先の固有識別子ID及び種別KDに基づいて識別種別対応テーブルTBを更新する。
従ってこの通信システム1では、例えば電源投入(起動)やスタンバイ(パワーセーブモード)からの復帰やLANへの接続など、自己の状態変化を検出した時点をトリガとして通信端末装置が起点となることにより、IPアドレスの割当状態にかかわらずこの識別種別対応テーブルTBに基づいて通信先と通信することができるため、当該IPアドレスが動的に変化する状況下であっても、通信確立までの期間を停滞させること防止することができると共に、本来目的とする通信先以外の通信先と通信するといった事態を防止することができる。また本来ベースとなるIP通信時における誤通信を格段に低減することができる。
この場合、この通信システム1では、例えば電源投入(起動)やスタンバイ(パワーセーブモード)からの復帰やLANへの接続など、自己の状態変化を検出した時点をトリガとして通信端末装置が起点となることにより、トポロジ形態が頻繁に変化する無線LANを介して接続されている場合であっても、通信確立までの停滞を防止し、かつ誤通信を防止することができる。
またこの通信システム1では、通信先のネットワーク設定の収集要求を検出したパーソナルコンピュータ2が、識別種別対応テーブルTBに登録された通信先(ハードディスクビデオレコーダ3又はルータ4)におけるネットワーク設定内容の通知要求を命令パケットCP(図13)としてブロードキャストし、当該応答として通信先から返信されるネットワーク設定内容を表示部15に表示する。
従って、この通信システム1では、通信先におけるネットワーク設定内容を直接操作させずに、ネットワーク越しに確認できるため、当該IPアドレスが動的に変化する状況下であっても、当該変化状況を簡易に確認することができる。
さらにこの通信システム1では、表示部15に表示されたネットワーク設定内容の変更を検出した場合、当該変更された通信先を識別種別対応テーブルTBに基づいて特定し、当該特定した通信先の固有識別子ID及び種別KDと、ネットワーク設定変更要求とを命令パケットCP(図13)としてブロードキャストする。
従ってこの通信システム1では、通信先におけるネットワーク設定内容を直接操作させずに、ネットワーク越しに変更できるため、新規にネットワークに接続した通信先のネットワーク設定を簡易に設定できると共に、IPアドレスが動的に変化する状況下であっても、当該変化を是正することができる。
以上の構成によれば、所定のタイミングで通信端末装置が起点となって自己の固有識別子ID及び種別KDをLANに接続される通信先にブロードキャストし、当該応答として通信先から返信される通信先の固有識別子ID及び種別KDに基づいて識別種別対応テーブルTBを更新するようにしたことにより、IPアドレスの割当状態にかかわらずこの識別種別対応テーブルTBに基づいて通信先と通信することができるため、当該IPアドレスが動的に変化する状況下であっても、通信確立までの期間を停滞させること防止することができると共に、本来目的とする通信先以外の通信端末装置と通信するといった事態を防止することができ、かくして通信制御の実効性を簡易に向上することができる。
(4)他の実施の形態
上述の実施の形態においては、自己の状態変化を検出した通信端末装置が起点となって更新プロセスを開始するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、操作部14から与えられる識別子種別対応テーブルTBの更新命令を受け取ったとき、あるいは予め定められた期間ごとに、又はこれらの組み合わせ等、この他種々のタイミングで通信端末装置が起点となって更新プロセスを開始するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、通信端末装置固有の情報に基づいて第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を生成する識別情報生成手段(CPU10(通信制御部CC))として、MACアドレスに基づいてIPアドレスとは異なる固有識別子IDを生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通信端末装置の製造番号をそのまま初期値の固有識別子IDとして生成するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、主通信端末装置がユーザインターフェース部YI2からネットワーク設定の収集要求を検出したときにネットワーク設定変更プロセスを開始するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、従通信端末装置から送信されるネットワーク設定の収集要求を受け取ったときにネットワーク設定変更プロセスを開始するようにしても良い。
この場合、例えば従通信端末装置が主通信端末装置に対してネットワーク設定の収集要求を送信するタイミングとしては、例えば受信した命令パケットにおける「dstID」のフィールドFに格納された固有識別子IDが自己の識別子種別対応テーブルTBに登録された自己の固有識別子IDと一致しなかったとき、又は自己の状態変化を検出したときを採用することができる。また主通信端末装置に対する送信手法としては、当該命令パケットに対する返事パケットにおける「reason」のフィールドF11に格納にネットワーク設定の収集要求を格納してユニキャストしたり、従通信端末装置がネットワーク設定の収集要求を命令パケットとしてユニキャストする手法を採用することができる。
このようにすれば、本来的にベースとなるIP通信時における誤通信を確実に防止することができる。
さらに上述の実施の形態においては、通信システムとして、パーソナルコンピュータ2と、ハードディスクビデオレコーダ3と、ルータ4とがLANを介して接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、又は通信機能が搭載された家庭用電子機器等のこの他種々の通信端末装置を、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394等のこの他種々のネットワークを介して接続するようにしても良い。
本発明は、TCP/IPの通信プロトコルをベースとして通信する場合に利用可能である。
本実施の形態による通信システムの全体構成を示す略線図である。 各通信端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 更新プロセス(1)を示すシーケンスチャートである。 更新プロセス(2)を示す略線図である。 処理実行プロセス(1)を示すシーケンスチャートである。 処理実行プロセス(2)を示す略線図である。 ネットワーク設定変更プロセス(1)を示すシーケンスチャートである。 ネットワーク設定変更プロセス(2)を示す略線図である。 通信端末装置の構成を示すブロック図である。 質問パケット(応答パケット)の構成を示す略線図である。 オペレーションコードを示す略線図である。 再送タイミングを示す略線図である。 命令パケットを示す略線図である。 各フィールドに格納される具体的内容を示す略線図である。 肯定的な返事パケットを示す略線図である。 否定的な返事パケットを示す略線図である。 「extra」フィールド(又は「cmd dependent」、「option」フィールド)に拡張されるフィールド例を示す略線図である。 ネットワーク設定内容表示画面例を示す略線図である。 設定入力画面例を示す略線図である。
符号の説明
1……通信システム、2……パーソナルコンピュータ、3……ハードディスクビデオレコーダ、4……ルータ、10……CPU、11……ROM、12……RAM、13……記憶メモリ、14……操作部、15……表示部、16……通信処理部、17……クロック部、CC2、CC3、CC4……通信制御部、LM2、LM3、LM4……LANモジュール部、YI2……ユーザインターフェース、TBPC、TBHDR、TBRT……通信管理テーブル、IDPC、IDHDR、IDRT……固有識別子、IAPC、IAHDR、IART……IPアドレス、CP……命令パケット、APA、APD……返事パケット、QP……質問パケット、RP……応答パケット。

Claims (10)

  1. 自己に割り当てられた第1の識別情報を通信先との間で送受信するように規定された通信プロトコルをベースにして通信する通信端末装置において、
    上記通信端末装置固有の情報に基づいて、上記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    上記識別情報生成手段により生成された上記第2の識別情報と、通信端末装置の種別との対応付けを表すテーブルを記憶する記憶手段と、
    上記テーブルに基づいて上記通信先と通信するように上記記憶手段を制御する制御手段と
    を具え、
    上記制御手段は、
    所定のタイミングで自己の上記第2の識別情報及び上記種別を不特定に送信し、当該応答として上記通信先から返信される上記通信先の上記第2の識別情報及び上記種別に基づいて上記テーブルを更新する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 上記制御手段は、
    自己の状態変化に応じて、自己の上記第2の識別情報及び上記種別を不特定に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 上記制御手段は、
    ネットワーク設定の収集要求を検出した場合、上記ネットワーク設定内容の通知要求を自己の上記第2の識別情報と共に不特定に送信し、当該応答として上記通信先から返信される上記ネットワーク設定内容と、上記通信先の上記第2の識別情報及び上記種別とを対応付けて通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  4. 上記制御手段は、
    上記通知したネットワーク設定内容が変更された場合、当該変更されたネットワーク設定内容に対応する上記通信先の上記第2の識別情報及び上記種別を上記テーブルに基づいて特定し、当該特定した上記第2の識別情報及び上記種別と、当該変更されたネットワーク設定内容とを不特定に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置。
  5. 上記制御手段は、
    外部から供給される操作命令を検出した場合、当該操作命令の対象となる上記通信先を上記テーブルに基づいて特定し、当該特定した上記通信先上記第2の識別情報及び上記種別と、上記操作要求に対応する処理の実行要求とを上記操作命令の対象となる上記通信先に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  6. 自己に割り当てられた第1の識別情報を通信先との間で送受信するように規定された通信プロトコルをベースにして通信する通信方法において、
    上記通信端末装置固有の情報に基づいて、上記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報を生成する第1のステップと、
    生成した上記第2の識別情報と、通信端末装置の種別との対応付けを表すテーブルを記憶する第2のステップと、
    所定のタイミングで自己の上記第2の識別情報及び上記種別を不特定に送信し、当該応答として上記通信先から返信される上記通信先の上記第2の識別情報及び上記種別に基づいて上記テーブルを更新する第3のステップと
    を具えることを特徴とする通信方法。
  7. 上記第3のステップでは、
    自己の状態変化を検出する状態変化検出ステップを具え、
    上記状態変化の検出に応じて、自己の上記第2の識別情報及び上記種別を不特定に送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  8. 上記第3のステップでは、
    ネットワーク設定の収集要求を検出する検出ステップ
    を具え、
    上記収集要求の検出に応じて上記ネットワーク設定内容の通知要求を自己の上記第2の識別情報と共に不特定に送信し、当該応答として上記通信先から返信される上記ネットワーク設定内容と、上記通信先の上記第2の識別情報及び上記種別とを対応付けて通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  9. 上記第3のステップで通知したネットワーク設定内容が変更された場合、当該変更されたネットワーク設定内容に対応する上記通信先の上記第2の識別情報及び上記種別を上記テーブルに基づいて特定し、当該特定した上記第2の識別情報及び上記種別と、当該変更されたネットワーク設定内容とをネットワーク設定変更要求として不特定に送信する設定変更要求ステップ
    を具えることを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
  10. 上記第3のステップでは、
    外部から供給される操作命令を検出する検出ステップを具え、
    上記操作命令の対象となる上記通信先を上記テーブルに基づいて特定し、当該特定した上記通信先上記第2の識別情報及び上記種別と、上記操作命令に対応する処理のコマンドと処理実行要求として上記操作命令の対象となる上記通信先に送信する処理実行要求ステップ
    を具えることを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
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