JP2006127769A - 同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブルハーネス、高周波装置、及び同軸ケーブルハーネスの製造方法 - Google Patents

同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブルハーネス、高周波装置、及び同軸ケーブルハーネスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006127769A
JP2006127769A JP2004310349A JP2004310349A JP2006127769A JP 2006127769 A JP2006127769 A JP 2006127769A JP 2004310349 A JP2004310349 A JP 2004310349A JP 2004310349 A JP2004310349 A JP 2004310349A JP 2006127769 A JP2006127769 A JP 2006127769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
cable
insulator
plate
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004310349A
Other languages
English (en)
Inventor
Keimei Kukita
啓明 茎田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2004310349A priority Critical patent/JP2006127769A/ja
Publication of JP2006127769A publication Critical patent/JP2006127769A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Abstract

【課題】同軸ケーブルの任意の位置でシールド層を簡単に接地することができるようにする。
【解決手段】内側導体2、内側導体2の外周を取り巻く内側絶縁体3、内側絶縁体3の外周を取り巻く外側導体4、及び、外側導体4の外周を取り巻く外側絶縁体5から構成された同軸ケーブル1の軸方向に沿った一定範囲内に、導電性材料からなる同軸ケーブル用コンタクト6を嵌める。同軸ケーブル用コンタクト6は、外側絶縁体5の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有するケーブル当接プレート7と、突端を有するようにケーブル当接プレート7の内周面から内側に突出した突起8とを備え、突起8が外側絶縁体5を貫通し且つ内側絶縁体3を貫通することなく外側導体4に接触すると共に、ケーブル当接プレート7がハンダ16によって基板11表面のグランド電極12に電気的に接合される。
【選択図】図4

Description

本発明は、同軸ケーブルに用いられる同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブル用コンタクトを用いた同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネス、同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスを用いた高周波装置、及び同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスの製造方法に関する。
同軸ケーブルは、銅の芯線の周りをポリエチレン等の樹脂で絶縁し、その周りに編んだ導線からなる網状のシールド層を施し、最外周を塩化ビニール等からなる被覆で包んで成るケーブルである。このような同軸ケーブルにおいては、シールド層によって外界からの電磁波の影響が抑制されるため、芯線に伝達されている信号をノイズから保護することができる。ノイズの影響を受けやすい高周波信号を伝達させる場合には、このようなシールド性の高い同軸ケーブルを用いることが好ましい。特許文献1には、編んだ導線からなる網状のシールド層である外部導体の編組の各隙間を金属メッキで埋めることにより、より高いシールド性を有する同軸ケーブルが開示されている。
特開2004−152685号公報
同軸ケーブルにおいては、同軸ケーブルのケーブル長が伝達される信号の1/4波長よりも長くなると、シールド層のインピーダンスが高くなり信号の伝達効率が低下する。また、同軸ケーブルの電磁波放射量が増大するという問題も発生する。そこで、高周波信号が伝達される場合には、信号の周波数に応じてシールド層の多点接地を行い、外部導体のインピーダンスの低減や、電磁波放射量の抑制を図ることがある。このとき、同軸ケーブルの中間部においてシールド層とグランドとを接続しなければならないため、同軸ケーブルの被覆部分を切断し、切断箇所を広げてシールド層を外部に露出させ、露出されたシールド層とグランド電極とをハンダ付けにより電気的に接続してシールド層を接地させることが行われている。
しかしながら、このような作業は繁雑であるばかりか、同軸ケーブルの長さによっては、被覆の切断箇所を広げることが困難な場合がある。また、所定幅の被覆を取り去ることでシールド層を外部に露出させることもできるが、このような作業がさらに繁雑である。
本発明の目的は、同軸ケーブルの任意の位置でシールド層(外側導体)を簡単に接地することができる同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブル用コンタクトを用いた同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネス、同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスを用いた高周波装置、及び同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスの製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の同軸ケーブル用コンタクトは、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトである。そして、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えている。
別の観点から見て本発明の同軸ケーブルハーネスは、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルに、前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスである。そして、前記同軸ケーブル用コンタクトが、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えている。さらに、前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触している。
本発明によると、ケーブル当接プレートを同軸ケーブル用コンタクトの任意の位置に配置して、被覆部を貫通した突起を介してケーブル当接プレートと外側導体とを簡単に電気的に接続することができる。そして、同軸ケーブル用コンタクトとグランド電極とをハンダ付けなどにより電気的に接続することで外側導体を接地することができる。このように、同軸ケーブルの任意の位置で外側導体を簡単に接地することができる。これにより、外側導体のインピーダンスが高くなるのを抑制して効率よく高周波信号を伝達させることができる。
本発明の同軸ケーブル用コンタクトにおいては、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の同じ位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートをさらに備えていていることが好ましい。これによると、取り付けプレートとグランド電極とを密着させることができるため、同軸ケーブル用コンタクトを容易にグランド電極に電気的に接続することができる。
本発明の同軸ケーブル用コンタクトにおいては、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の異なる位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートをさらに備えていてよい。これによると、取り付けプレートの間隔を広げることができるため、同軸ケーブル用コンタクトを安定した状態でグランド電極に電気的に接続することができる。
本発明の同軸ケーブル用コンタクトにおいては、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上から前記同軸ケーブルの中心を通過する直線に沿った方向に延在した導電性材料からなる取り付けプレートをさらに備えていてよい。これによると、同軸ケーブル用コンタクトを、基板に設けられたスルーホール内に形成されていると共にグランド電位となるスルーホール電極に電気的に接続することができる。
本発明の同軸ケーブル用コンタクトにおいては、前記同軸ケーブルの軸方向と直交する断面において、前記ケーブル当接プレートに相当する中心角が180°以上であってよい。これによると、同軸ケーブルがケーブル当接プレートから脱落しにくくなる。
本発明の同軸ケーブル用コンタクトにおいては、前記同軸ケーブルの軸方向と直交する断面において、前記ケーブル当接プレートに相当する中心角が360°であってよい。これによると、同軸ケーブルがケーブル当接プレートからさらに脱落しにくくなる。
本発明の同軸ケーブル用コンタクトにおいては、前記突起が、前記ケーブル当接プレートの一部が内側に向けて曲げ起こされたものであってよい。これによると、ケーブル当接プレートの厚みが薄い場合であっても突起を形成することができる。また、突起を形成するための加工が容易となる。
本発明の同軸ケーブル用コンタクトにおいては、複数の前記突起が、前記ケーブル当接プレート内において一様に分布していてよい。これによると、突起を確実に外側導体に電気的に接続することができる。
別の観点から見て本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造は、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が同軸ケーブル用コンタクトを介して基板の表面に形成されたグランド電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造である。そして、前記同軸ケーブル用コンタクトが、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えている。さらに、前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記ケーブル当接プレートが前記基板の表面において前記グランド電極と電気的に接合されている。
本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造によると、同軸ケーブルの任意の位置で外側導体を簡単に接地することができる。これにより、外側導体のインピーダンスが高くなるのを抑制して効率よく高周波信号を伝達させることができる。
本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造は、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が同軸ケーブル用コンタクトを介して基板の表面に形成されたグランド電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造である。そして、前記同軸ケーブル用コンタクトが、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起と、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の同じ位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートとを備えている。さらに、前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記取り付けプレートが前記基板の表面において前記グランド電極と電気的に接合されている。
本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造によると、取り付けプレートとグランド電極とを密着させることができるため、同軸ケーブル用コンタクトを容易にグランド電極に電気的に接続することができる。
本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造は、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が同軸ケーブル用コンタクトを介して基板の表面に形成されたグランド電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造である。そして、前記同軸ケーブル用コンタクトが、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起と、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の異なる位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートとを備えている。さらに、前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記取り付けプレートが前記基板の表面において前記グランド電極と電気的に接合されている。
本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造によると、取り付けプレートの間隔を広げることができるため、同軸ケーブル用コンタクトを安定した状態でグランド電極に電気的に接続することができる。
本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造は、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が、同軸ケーブル用コンタクトを介して、基板に設けられたスルーホール内に形成されていると共にグランド電位となるスルーホール電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造である。そして、前記同軸ケーブル用コンタクトが、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起と、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上から前記同軸ケーブルの中心を通過する直線に沿った方向に延在した導電性材料からなる取り付けプレートとを備えている。さらに、前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記取り付けプレートが前記スルーホールに挿入され且つ前記スルーホール内において前記スルーホール電極と電気的に接合されている。
本発明の同軸ケーブルのグランド接続構造によると、同軸ケーブル用コンタクトを、スルーホール内に形成されたグランド電位となっているスルーホール電極に電気的に接続することができる。
別の観点から見て本発明の高周波装置は、表面にグランド電極が形成された基板と、前記基板に取り付けられた高周波モジュールと、前記高周波モジュールに接続された内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルと、前記同軸ケーブルに取り付けられた同軸ケーブル用コンタクトとを備えている。そして、前記同軸ケーブル用コンタクトが、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えている。さらに、前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記同軸ケーブル用コンタクトが前記グランド電極と電気的に接合されている。
本発明の高周波装置によると、同軸ケーブルの任意の位置で外側導体を接地することができるため、外側導体のインピーダンスが高くなるのを抑制して効率よく高周波信号を伝達させることができる。これにより、高周波装置の性能を向上させることができる。さらに、外側導体を接地する作業が容易であるため、高周波装置の製造コストを低減することができる。
別の観点から見て本発明の同軸ケーブルハーネスの製造方法は、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルに、前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスの製造方法である。そして、前記同軸ケーブルの前記外側絶縁体に、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートを当接させる工程と、前記ケーブル当接プレートの一部が内側に向けて曲げ起こされることによって、前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触する突起が形成されるように前記ケーブル当接プレートをかしめる工程とを備えている。
本発明の同軸ケーブルハーネスの製造方法によると、かしめる工程により突起を形成しつつ突起と外側導体とを電気的に接続するため、同軸ケーブルの任意の位置で外側導体を簡単に接地することができる。これにより、外側導体のインピーダンスが高くなるのを抑制して効率よく高周波信号を伝達させることができる同軸ケーブルハーネスを簡単に製造することができる。
本発明の同軸ケーブルハーネスの製造方法は、内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルに、前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスの製造方法である。そして、前記同軸ケーブルの前記外側絶縁体の周囲に、導電性材料からなるケーブル当接プレートを配置する工程と、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有するように、且つ、前記ケーブル当接プレートの一部が内側に向けて曲げ起こされることによって、前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触する突起が形成されるように、前記ケーブル当接プレートをかしめる工程とを備えている。
本発明の同軸ケーブルハーネスの製造方法によると、かしめる工程により、ケーブル当接プレートを同軸ケーブルの外周に取り付けると共に、突起を形成しつつ突起と外側導体とを電気的に接続するため、同軸ケーブルの任意の位置で外側導体を簡単に接地することができる。これにより、外側導体のインピーダンスが高くなるのを抑制して効率よく高周波信号を伝達させることができる同軸ケーブルハーネスを簡単に製造することができる。
本発明の同軸ケーブルハーネスの製造方法においては、前記ケーブル当接プレートを配置する工程において、筒状でない前記ケーブル当接プレートを配置してよい。これによると、かしめる工程によりケーブル当接プレートに同軸ケーブルを把持させているため、同軸ケーブル用コンタクトを同軸ケーブルの任意の位置に自由に追加することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトについて図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトを含む高周波装置である無線モジュールを備えたノートパソコンの斜視図である。図2は図1の要部aの拡大図であって、同軸ケーブル用コンタクト6の斜視図である。
図1に示すように、無線モジュール19は、同軸ケーブルハーネス15を介して接続されたアンテナ18を備えている。ノートパソコン50の液晶パネル部21にはアンテナ18が、本体部22には無線モジュール19の本体部が、それぞれ内蔵されている。そして、アンテナ18が感知した高周波の信号は同軸ケーブルハーネス15を伝わって無線モジュール19へと伝達される。
図2に示すように、同軸ケーブルハーネス15は、断面円形の同軸ケーブル1と、同軸ケーブル1の長さ方向においてアンテナ18が感知する高周波の信号における1/4波長以下の間隔で取り付けられた複数の同軸ケーブル用コンタクト6とを備えている。そして、複数の同軸ケーブル用コンタクト6は、ノートパソコン50の基板11の表面に形成された銅箔からなるグランド電極12にハンダ16を介して電気的に接続されている(同軸ケーブルのグランド接続構造)。
次に、図3を参照して同軸ケーブル1について説明する。図3は同軸ケーブル1の内部構造を示す斜視図である。図3に示すように、同軸ケーブル1は、円形断面を有する長尺状のケーブルであり、芯線である内側導体2、内側導体2の外周を取り巻く内側絶縁体3、内側絶縁体3の外周を取り巻く外側導体4及び外側導体4の外周を取り巻く外側絶縁体5から構成されている。内側導体2としては、一般的に銅線が使用される。内側絶縁体3としては、絶縁性を有しつつ、内側導体2を外的負荷から保護できる程度の強度を有するポリエチレン等の樹脂が用いられ、内側導体2を電気的に絶縁しながら、緩衝材の役目を果たしている。外側導体4は細い導線を編んだ網状のシールド層であって、外界からの電磁波の影響を抑制するものである。外側絶縁体5は、塩化ビニール等からなるものであり、外側絶縁体5の外周を覆うように被覆している。
次に、図4、図5を参照して同軸ケーブル用コンタクト6について説明する。図4は図3のA−A断面図であり、図5は図3のB−B断面図である。図4及び図5に示すように、同軸ケーブル用コンタクト6は導電性材料で構成されたものであり、同軸ケーブル1の外側絶縁体5に当接して外側絶縁体5の外周面と実質的に同じ形状の内周面を有するケーブル当接プレート7と、ケーブル当接プレート7と一体に成形され、ケーブル当接プレート7の内周面において一様に分布していると共に、突端を有するように且つケーブル当接プレート7の内周面から内側に向かって突出している複数の突起8とを備えている。
ケーブル当接プレート7は、板状の導電性材料をかしめることで管形状(中心角が360°)にしたものである(図8参照)。ケーブル当接プレート7を管形状とすることで同軸ケーブル1がケーブル当接プレート7から脱落するのを防止している。また、ケーブル当接プレート7の外周面の一部がハンダ16によりグランド電極12と電気的に接続されている。突起8は、同軸ケーブル1の外側絶縁体5を貫通しつつ内側絶縁体3に到達しないように外側導体4に接触することで外側絶縁体5と電気的に接続されている。つまり、同軸ケーブル1の外側導体4は、同軸ケーブル用コンタクト6を介してグランド電極12に電気的に接続されている。これにより、同軸ケーブル用コンタクト6の配置箇所において同軸ケーブル1の外側導体4が多点接地される。したがって、高周波の信号のインピーダンスの高騰、電磁波放射量の肥大が抑制され、ノイズの少ない高周波の信号が無線モジュール19へと伝達される。
さらに、突起8について、図5、図6を用いて説明する。図6は、ケーブル当接プレート7の内周面から見た突起8の斜視図である。図5及び図6に示すように、突起8は、ケーブル当接プレート7の一部を内側に向けて曲げ起こされた鋭角を有する切片であって、図5に示すように、突起8はケーブル当接プレート7の内周面から内側に向かって斜めに突出している。これにより、突起8は、ケーブル当接プレート7の厚みが薄い場合であっても、ケーブル当接プレート7の一部を切り込むことで容易に形成できる。また、突起8の突端が同軸ケーブル1の軸方向に対して斜めから同軸ケーブル1に食い込むため、同軸ケーブル1との嵌合性が良い。さらに、突起8の突出角度を調整することで、突起8の突端が外側絶縁体5を貫通しつつ外側導体4を貫通しないように、つまり、突起8の突端が内側絶縁体3に到達しないようにすることができる。
次に、同軸ケーブルハーネス15の製造方法について図7、図8を用いて説明する。図7は同軸ケーブル1の周囲に同軸ケーブル用コンタクト6を配置した状態を表した断面図であり、図8は同軸ケーブル用コンタクト6をかしめている状態を表した断面図である。
(配置工程)
まず、図7に示すように、湾曲させた板状の同軸ケーブル用コンタクト6を同軸ケーブル1の周囲に配置する。このとき、アンテナ18が感知する高周波の信号における1/4波長以下の間隔で同軸ケーブル用コンタクト6を配置することが好ましい。同軸ケーブル用コンタクト6が筒状であれば、同軸ケーブル1に嵌通させる必要があるため後から追加する手間が煩雑となるが、ここでは板状であるため、同軸ケーブル1の任意の位置に自由に追加することができる。
(かしめる工程)
次に、図8において、開閉自在な一対のかしめ治具23を用いて、ケーブル当接プレート7が外側絶縁体5の外周面と実質的に同じ形状の内周面を有するように、且つ、ケーブル当接プレート7の外周の一部を内側に向かって切り起こすように突起8を形成しつつ同軸ケーブル用コンタクト6をかしめる。かしめが完了すると、ケーブル当接プレート7の内周面は外側絶縁体5に当接して同軸ケーブル1を把持し、突起8は外側絶縁体5を貫通して外側導体4に接触する(図4、図5参照)。以上によって図2に示すような同軸ケーブルハーネス15が完成する。なお、必要に応じて、同軸ケーブル用コンタクト6同士の間など、同軸ケーブル1上の他の位置に同軸ケーブル用コンタクト6を追加してもよい。
以上のように、本実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクト6は、突起8を介して同軸ケーブル1の外側導体4と電気的に接続されるとともに、ハンダ16を介して基板11表面のグランド電極12に電気的に接続される構成にされている。これにより、同軸ケーブル1の任意の位置で同軸ケーブル1の外側導体4を簡単に接地することができる。これにより、外側導体4のインピーダンスが高くなるのを抑制して高周波信号を効率よく伝達させることができる。
また、突起8が、ケーブル当接プレート7の外周の一部を内側に向けて切り起こした構成にされている。これにより、ケーブル当接プレート7の厚みが薄い場合であっても、容易に突起8を形成することができる。また、突起8がケーブル当接プレート6内において一様に分布されて形成されているため、突起8を確実に外側導体4に電気的に接続することができる。
また、同軸ケーブル1の軸方向と直交する断面において、ケーブル当接プレート7に相当する中心角が360°となっているため、同軸ケーブル1がケーブル当接プレート7から脱落することがない。
また、上述した同軸ケーブル用コンタクト6を用いることによって、同軸ケーブル1の任意の位置で外側導体4を簡単に接地することができるため、無線モジュール19の性能を向上させると共に、製造コストを低減することができる。
また、本発明の同軸ケーブルハーネスの製造方法によると、かしめる工程により、ケーブル当接プレート7を同軸ケーブル1の外周に取り付けると共に、突起8を形成しつつ突起8と外側導体4とを電気的に接続するため、同軸ケーブル1の任意の位置で外側導体4を簡単に接地することができる。これにより、外側導体4のインピーダンスが高くなるのを抑制して効率よく高周波信号を伝達させることができる同軸ケーブルハーネス15を簡単に製造することができる。
また、本発明の同軸ケーブルハーネスの製造方法においては、ケーブル当接プレート7を配置する工程において、筒状でない前記ケーブル当接プレート7を配置し、かしめる工程によりケーブル当接プレート7に同軸ケーブル1を把持させているため、同軸ケーブル用コンタクト6を同軸ケーブル1の任意の位置に自由に追加することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトについて図面を参照しつつ説明する。尚、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。図9は第2実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクト26の斜視図である。図10は、図9のA−A断面図である。第2実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、同軸ケーブル用コンタクト26が管状の導電性材料からなり、後述するかしめる工程によってケーブル当接プレート27の外周面上の180°異なる位置から互いに反対方向に両側に延在する2つの取り付けプレート9a、9bがケーブル当接プレート27と一体に形成されている点である。図10に示すように、同軸ケーブル用コンタクト26は、取り付けプレート9a,9bの長手方向が基板11と平行になるように基板11に当接される。そして、2つの取り付けプレート9a,9bとグランド電極12とは、2つの取り付けプレート9a,9bとグランド電極12との間の空間を埋めるハンダ16によりハンダ付けされて、電気的に接続されている。図示するように、取り付けプレート9aと取り付けプレート9bとの間隔が広いため、同軸ケーブル用コンタクト26は安定した状態でグランド電極12に電気的に接続される。
上記の構成における同軸ケーブル用コンタクト26を用いた同軸ケーブルハーネス25の製造方法について図11及び図12を用いて説明する。図11は同軸ケーブル1に同軸ケーブル用コンタクト26を当接させた状態を表した断面図である。図12は同軸ケーブル用コンタクト26をかしめている状態を表した断面図である。
(ケーブル当接プレートを当接させる工程)
予め、必要な数の管状の同軸ケーブル用コンタクト26を、同軸ケーブル1に嵌通させておく。次に、同軸ケーブル1の任意の位置において、図11に示すように、同軸ケーブル用コンタクト26のケーブル当接プレート27を同軸ケーブル1の外側絶縁体5に当接させる。このとき、アンテナ18が感知する高周波の信号における1/4波長以下の間隔で同軸ケーブル用コンタクト26を配置することが好ましい。
(かしめる工程)
次に、図12において、開閉自在な一対のかしめ治具24を用いて、外側導体4に接触する突起8と、同軸ケーブル1の外方に突出する2つの取り付けプレート9a,9bとを形成させながら、ケーブル当接プレート27が外側絶縁体5の外周面と実質的に同じ形状の内周面を有するように、且つ、ケーブル当接プレート27の外周の一部を内側に向かって切り起こすように突起8を形成しつつ同軸ケーブル用コンタクト26をかしめていく。かしめが完了すると、ケーブル当接プレート27の内周面は外側絶縁体5に当接し、突起8は外側絶縁体5を貫通して且つ内側絶縁体3を貫通することなく外側導体4に接触すると共に、2つの取り付けプレート9a,9bは同軸ケーブル1の外方に突出して、図9に示すような同軸ケーブルハーネス25が完成する。その他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクト26は、グランド電極12と2つの取り付けプレート9a,9bとの間の空間がハンダ16で埋められることにより、同軸ケーブル用コンタクト26とグランド電極12とを安定した状態で電気的に接続することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトについて図面を参照しつつ説明する。尚、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。図13は第3実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクト36の断面図である。第3実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、ケーブル当接プレート37の外周面上の同じ位置から互いに反対方向に両側に延在した取り付けプレート9c,9dがケーブル当接プレート37と一体に成形されている点である。取り付けプレート9c,9dの外側の面が基板11と平行であるため、取り付けプレート9c,9dがグランド電極12に密着する。そのため、ハンダ16によって容易に同軸ケーブル用コンタクト36とグランド電極12とを電気的に接続することができる。その他の点及び効果については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトについて図14を参照しつつ説明する。尚、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。図14は、第4実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクト46の加工前の平面図であり、図15はケーブル用コンタクト46の幅方向の断面図である。第4実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、図14のような突出部46aを有する板状の同軸ケーブル用コンタクト46をかしめたときに、図15に示すように、ケーブル当接プレート47の略同一の外周面上から同軸ケーブル1の中心を通過する直線に沿った方向に延在した導電性材料からなる取り付けプレート9e,9fがケーブル当接プレート47と一体に成形される点である。この取り付けプレート9e,9fは、かしめられた突出部46aからなるものであって、基板41に形成されたスルーホール13の内周面に沿って形成されているスルーホール電極42内に挿入可能となっている。スルーホール電極42は、基板41の同軸ケーブル1が配置された面とは反対の面において、グランド電位となっているグランドパターン43と電気的に接続されている。つまり、スルーホール電極42はグランド電位となっている。そして、スルーホール電極42と取り付けプレート9e,9fとが、ハンダ16によってハンダ付けされて電気的に接続される。その他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクト46は、取り付けプレート9e,9f及びスルーホール電極42を介してグランド電位となる構成であるため、スルーホール13が形成された基板41に好適に使用される。
また、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、第1実施形態の同軸ケーブル用コンタクト6は板状の導電性材料ではなく、外側絶縁体5の外周面と実質的に同じ形状の内周面を有する管状の導電性材料を成形したものであっても良い。
また、第2実施形態の同軸ケーブル用コンタクト26における取り付けプレート9a,9bは、ケーブル当接プレート27の外周面上の180°異なる位置から互いに反対方向に両側に延在する構成に限定されず、異なる位置間の角度が180°でなくても良い。
また、第2実施形態の同軸ケーブル用コンタクト26は管状の導電性材料ではなく、板状の導電性材料を成形したものであっても良い。この場合には、図16のように、取り付けプレート9bは取り付けプレート辺9b’と取り付けプレート辺9b’’とで構成されてもよい。
また、図17に示すように、第1実施形態における同軸ケーブルハーネス15の径方向外方に向かって突出する、導電性材料からなる取り付け棒9gが同軸ケーブル用コンタクト6に溶着されていてもよい。取り付け棒9gが溶着された同軸ケーブルハーネス15’は、図18に示すように、基板41に形成されたスルーホール13の内周面に沿って形成されているスルーホール電極42内に挿入可能となっている。スルーホール電極42は、基板41の同軸ケーブル1が配置された面とは反対の面において、グランド電位となっているグランドパターン43と電気的に接続されている。つまり、スルーホール電極42はグランド電位となっている。スルーホール電極42に取り付け棒9gを挿入して両者を電気的に接続することで、スルーホール13が形成された基板41に好適に使用される。
さらに、同軸ケーブルの軸方向と直交する断面において、ケーブル当接プレートに相当する中心角が360°である構成に限定されず、同軸ケーブルがケーブル当接プレートから脱落しにくい180°以上の中心角をケーブル当接プレートが有するものであっても良い。
また、第1〜第4実施形態の同軸ケーブル用コンタクト6、26、36、46の突起8は、ケーブル当接プレートの一部が切り起こされた鋭角を有する切片であるが、突起の形状は限定されるものではない。例えば、図19に示すように、突起が鋭い突端を有する円錐状となっていてもよい。
本発明の第1実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトを含む高周波装置である無線モジュールを備えたノートパソコンの斜視図である。 図1に示すの同軸ケーブル用コンタクトの斜視図である。 図1に示す同軸ケーブルの内部構造を示す斜視図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図1に示すケーブル当接プレートの内周面から見た突起の斜視図である。 図1に示す同軸ケーブルの周囲に同軸ケーブル用コンタクトを配置した状態を表した断面図である。 図1に示す同軸ケーブル用コンタクトをかしめている状態を表した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトの斜視図である。 図9のA−A断面図である。 図9に示す同軸ケーブルに同軸ケーブル用コンタクトを当接させた状態を表した断面図である。 図9に示す同軸ケーブル用コンタクトをかしめている状態を表した断面図である。 本発明の第3実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトの断面図である。 本発明の第4実施形態に係る同軸ケーブル用コンタクトの加工前の平面図である。 図14に示す同軸ケーブル用コンタクトの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る同軸ケーブルのグランド接続構造の変形例の斜視図である。 図1に示す同軸ケーブル用コンタクトの変形例の斜視図である。 図1に示す同軸ケーブル用コンタクトの変形例の断面図である。 図1に示すケーブル当接プレートの内周面から見た突起の変形例の斜視図である。
符号の説明
1 同軸ケーブル
2 内側導体
3 内側絶縁体
4 外側導体(シールド層)
5 外側絶縁体
6 同軸ケーブル用コンタクト
7 ケーブル当接プレート
8 突起
9a〜9f 取り付けプレート
9g 取り付け棒
10 同軸ケーブルのグランド接続構造
11 基板
12 グランド電極
15 同軸ケーブルハーネス
16 ハンダ
18 アンテナ
19 無線モジュール
21 液晶パネル部
22 本体部
23,24 かしめ治具
50 ノートパソコン

Claims (17)

  1. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトであって、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えていることを特徴とする同軸ケーブル用コンタクト。
  2. 前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の同じ位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル用コンタクト。
  3. 前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の異なる位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル用コンタクト。
  4. 前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上から前記同軸ケーブルの中心を通過する直線に沿った方向に延在した導電性材料からなる取り付けプレートをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブル用コンタクト。
  5. 前記同軸ケーブルの軸方向と直交する断面において、前記ケーブル当接プレートに相当する中心角が180°以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の同軸ケーブル用コンタクト。
  6. 前記同軸ケーブルの軸方向と直交する断面において、前記ケーブル当接プレートに相当する中心角が360°であることを特徴とする請求項5に記載の同軸ケーブル用コンタクト。
  7. 前記突起が、前記ケーブル当接プレートの一部が内側に向けて曲げ起こされたものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の同軸ケーブル用コンタクト。
  8. 複数の前記突起が、前記ケーブル当接プレート内において一様に分布していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の同軸ケーブル用コンタクト。
  9. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が同軸ケーブル用コンタクトを介して基板の表面に形成されたグランド電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造であって、
    前記同軸ケーブル用コンタクトが、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えており、
    前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記ケーブル当接プレートが前記基板の表面において前記グランド電極と電気的に接合されていることを特徴とする同軸ケーブルのグランド接続構造。
  10. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が同軸ケーブル用コンタクトを介して基板の表面に形成されたグランド電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造であって、
    前記同軸ケーブル用コンタクトが、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起と、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の同じ位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートとを備えており、
    前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記取り付けプレートが前記基板の表面において前記グランド電極と電気的に接合されていることを特徴とする同軸ケーブルのグランド接続構造。
  11. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が同軸ケーブル用コンタクトを介して基板の表面に形成されたグランド電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造であって、
    前記同軸ケーブル用コンタクトが、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起と、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上の異なる位置から互いに反対方向に両側に延在した導電性材料からなる取り付けプレートとを備えており、
    前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記取り付けプレートが前記基板の表面において前記グランド電極と電気的に接合されていることを特徴とする同軸ケーブルのグランド接続構造。
  12. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内において、前記外側導体が、同軸ケーブル用コンタクトを介して、基板に設けられたスルーホール内に形成されていると共にグランド電位となるスルーホール電極に電気的に接続された同軸ケーブルのグランド接続構造であって、
    前記同軸ケーブル用コンタクトが、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起と、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、前記ケーブル当接プレートの外周面上から前記同軸ケーブルの中心を通過する直線に沿った方向に延在した導電性材料からなる取り付けプレートとを備えており、
    前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記取り付けプレートが前記スルーホールに挿入され且つ前記スルーホール内において前記スルーホール電極と電気的に接合されていることを特徴とする同軸ケーブルのグランド接続構造。
  13. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルに、前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスであって、
    前記同軸ケーブル用コンタクトが、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えており、
    前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していることを特徴とする同軸ケーブルハーネス。
  14. 表面にグランド電極が形成された基板と、
    前記基板に取り付けられた高周波モジュールと、
    前記高周波モジュールに接続された内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルと、
    前記同軸ケーブルに取り付けられた同軸ケーブル用コンタクトとを備えており、
    前記同軸ケーブル用コンタクトが、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートと、
    前記ケーブル当接プレートと同じ材料で前記ケーブル当接プレートと一体に成形されていると共に、突端を有するように前記ケーブル当接プレートの前記内周面から内側に突出した突起とを備えており、
    前記突起が前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触していると共に、前記同軸ケーブル用コンタクトが前記グランド電極と電気的に接合されていることを特徴とする高周波装置。
  15. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルに、前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスの製造方法において、
    前記同軸ケーブルの前記外側絶縁体に、前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有する導電性材料からなるケーブル当接プレートを当接させる工程と、
    前記ケーブル当接プレートの一部が内側に向けて曲げ起こされることによって、前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触する突起が形成されるように前記ケーブル当接プレートをかしめる工程とを備えていることを特徴とする同軸ケーブルハーネスの製造方法。
  16. 内側導体、前記内側導体の外周を取り巻く内側絶縁体、前記内側絶縁体の外周を取り巻く外側導体、及び、前記外側導体の外周を取り巻く外側絶縁体から構成された同軸ケーブルに、前記外側導体に接続される同軸ケーブル用コンタクトが取り付けられた同軸ケーブルハーネスの製造方法において、
    前記同軸ケーブルの前記外側絶縁体の周囲に、導電性材料からなるケーブル当接プレートを配置する工程と、
    前記同軸ケーブルの軸方向に沿った一定範囲内における前記外側絶縁体の外周面の少なくとも一部と実質的に同じ形状の内周面を有するように、且つ、前記ケーブル当接プレートの一部が内側に向けて曲げ起こされることによって、前記外側絶縁体を貫通し且つ前記内側絶縁体を貫通することなく前記外側導体に接触する突起が形成されるように、前記ケーブル当接プレートをかしめる工程とを備えていることを特徴とする同軸ケーブルハーネスの製造方法。
  17. 前記ケーブル当接プレートを配置する工程において、筒状でない前記ケーブル当接プレートを配置することを特徴とする請求項16に記載の同軸ケーブルハーネスの製造方法。
JP2004310349A 2004-10-26 2004-10-26 同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブルハーネス、高周波装置、及び同軸ケーブルハーネスの製造方法 Withdrawn JP2006127769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004310349A JP2006127769A (ja) 2004-10-26 2004-10-26 同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブルハーネス、高周波装置、及び同軸ケーブルハーネスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004310349A JP2006127769A (ja) 2004-10-26 2004-10-26 同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブルハーネス、高周波装置、及び同軸ケーブルハーネスの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006127769A true JP2006127769A (ja) 2006-05-18

Family

ID=36722299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004310349A Withdrawn JP2006127769A (ja) 2004-10-26 2004-10-26 同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブルハーネス、高周波装置、及び同軸ケーブルハーネスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006127769A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5391405B2 (ja) 差動信号用ケーブル及びこれを用いたケーブルアセンブリ並びに多対差動信号用ケーブル
US8900007B2 (en) Cable connector and cable assembly, and method of manufacturing cable assembly
CN103477499B (zh) 用于同轴电缆的屏蔽端子
JP2006302824A (ja) シールドコネクタ
CN111342249B (zh) 用于同轴电缆的连接器
JP2008053799A (ja) 回路基板
US9941646B1 (en) Coaxial cable connector and method of use thereof
JP5059481B2 (ja) シールドコネクタ
JP7191127B2 (ja) 信号ケーブル
JP2007179811A (ja) ケーブルコネクタ及びケーブル接続方法
JP5823787B2 (ja) 同軸ケーブルとシールド端子との接続構造およびその接続方法
US8932078B1 (en) Apparatus, methods, and systems for retaining a cable
JP6331152B2 (ja) マイクロ波ケーブルならびにかかるマイクロ波ケーブルの製造方法および使用方法
JP2016127008A (ja) 同軸ケーブル接続部材、通信回路及び通信装置
KR101521386B1 (ko) 케이블 접속 방법
JP2007234454A (ja) 同軸ケーブルの回路基板への接続構造
JP2008198530A (ja) 外導体端子及びシールドコネクタ
JP5156467B2 (ja) シールドコネクタ
JP5156538B2 (ja) シールドコネクタ
JP2006127769A (ja) 同軸ケーブル用コンタクト、同軸ケーブルのグランド接続構造、同軸ケーブルハーネス、高周波装置、及び同軸ケーブルハーネスの製造方法
WO2016104586A1 (ja) 同軸ケーブル接続部材、通信回路及び通信装置
JP5132505B2 (ja) 同軸ケーブル固定機構
JP4850771B2 (ja) フラットケーブルのコネクタ接続構造
JP2013258674A (ja) アンテナ接続端子、及びアンテナ装置
WO2011129264A1 (ja) ケーブルアセンブリ、及び、それを用いたアンテナシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108