JP2006127603A - 磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006127603A
JP2006127603A JP2004312311A JP2004312311A JP2006127603A JP 2006127603 A JP2006127603 A JP 2006127603A JP 2004312311 A JP2004312311 A JP 2004312311A JP 2004312311 A JP2004312311 A JP 2004312311A JP 2006127603 A JP2006127603 A JP 2006127603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
head chip
width direction
tape
flexible wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004312311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4285389B2 (ja
Inventor
Koji Sasaki
浩司 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004312311A priority Critical patent/JP4285389B2/ja
Publication of JP2006127603A publication Critical patent/JP2006127603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4285389B2 publication Critical patent/JP4285389B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】 不要共振を抑制でき、トラッキングサーボの高速化・高帯域化に十分に対応できる磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置を提供する。
【解決手段】 前面部(テープ摺動面)に複数の磁気ヘッド素子がトラック幅方向に配列されたヘッドチップ22と、このヘッドチップ22を支持するキャリア24と、ヘッドチップ22をトラック幅方向に微小移動させる微動アクチュエータ23と、ヘッドチップ22の背面部から導出され、磁気ヘッド素子と制御基板27との間で電気信号の授受を行うフレキシブル配線基板25とを備え、このフレキシブル配線基板25のねじり変形部位に相当する第1屈曲面部25Aに対し、そのねじり剛性を低下させるための複数の透孔41を設ける。この構成により、第1屈曲面部25Aにおけるフレキシブル配線基板25のねじり変形が容易となり、ヘッドチップ22の不要共振を抑制できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、磁気テープの長手方向に延在するデータトラックが、当該磁気テープの幅方向に複数配列形成されたリニアテープ用の磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置に関する。
近年、例えばコンピュータシステムで取り扱うデータ量の多大化により、そのバックアップ装置として磁気テープを用いたデータストレージシステムの需要が大きい。このデータストレージシステムとして、リニアテープドライブ方式によるストレージシステムがある。
図8は、リニアテープシステム(例えばLTO(Linear Tape Open))におけるテープフォーマットを模式的に示したもので、磁気テープTの長手方向に沿って延在する複数のサーボバンドSB(SB1,SB2,SB3,・・・)が、磁気テープTの幅方向に並置配列され、これらサーボバンドSB間で仕切られて複数のデータバンドDB(DB1,DB2,DB3,・・・)が形成されている。これらデータバンドDBには、それぞれ磁気テープTの長手方向に、多数のデータトラック(図示略)が平行配列されている。
磁気テープTは、多チャンネル型の磁気ヘッドHDによって、選択されたデータバンドにおいて、複数のデータトラックが、同時に、記録・再生される構造となっている。磁気ヘッドHDは、例えば図9に示すように、記録用磁気ヘッド素子部1W及び再生用磁気ヘッド素子部1Rの組でなる複数の記録再生磁気ヘッド素子1Dが、トラック幅方向に2列配列されている。各列の記録再生磁気ヘッド素子1Dの配置間隔は、同一データバンドDBにおけるデータトラックの間隔に対応している。また、各列の記録再生磁気ヘッド素子1Dの列の両端には、データバンドDBの両側のサーボバンドSBからのサーボ信号を読み出すサーボ信号再生用磁気ヘッド素子部1Sが配置されている。
一方、磁気テープTは、磁気ヘッドHDに対して往復摺動移行するが、この往復移行に際し、磁気ヘッドHDが、テープの幅方向に所定量移行することによって、異なる複数のデータトラックに対して記録ないしは再生を行うようにしている。そして、記録時は、その往路及び復路において、それぞれ磁気テープTの移行によって先行する側(リーディング側)の列にある記録用磁気ヘッド素子部1Wによって対応するトラックに対する信号記録を行い、同時にこの記録状態を、後方側(トレイリング側)の列の再生用磁気ヘッド素子部1Rによってモニタする。一方、再生時は、2列の再生用磁気ヘッド素子部1Rのいずれかによって、記録されたデータ信号の再生がなされる。
そして、上述した記録、再生において、磁気ヘッド素子列の両端のサーボ信号再生用磁気ヘッド素子部1Sによって、その記録、再生がなされるデータバンドDBを挟む両側のサーボバンドSBからサーボ信号を読み出し、これによって、対象のデータトラックに対する磁気ヘッドHDの微小移動によるトラッキングサーボを行うようにしている。
このようなリニアテープフォーマットドライブでは、磁気ヘッドHDは、選択されたデータバンドの選択された組のデータトラックに、対応する磁気ヘッド素子を位置させるための粗動追従機構と、上述したサーボ信号によるトラッキングサーボを行うための微動追従機構(トラック追従機構)によって、それぞれ磁気テープTの幅方向の移行がなされる。これは、より高密度化するトラック密度に対応するためと、より高速追従するためのトラッキングサーボの高帯域化の要求からである。
そして従来より、LTOやDLT、QIC等のリニア系テープドライブシステムにおける磁気ヘッド装置では、トラッキング動作に柔軟に追従しながらテープドライブ装置側の制御部(制御基板)との安定した電気的導通を確保するために、フレキシブル配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)が採用されている(図10〜図12)。
図10は従来の磁気ヘッド装置1の全体斜視図、図11は磁気ヘッド装置1の要部の構成を示す正面側斜視図、図12はフレキシブル配線基板の引き回しの様子を示す磁気ヘッド装置1の背面側斜視図である。
従来の磁気ヘッド装置1は、前面(テープ摺動面)側に複数の磁気ヘッド素子が形成されたヘッドチップ2と、このヘッドチップ2をテープ幅方向に微小移動させる微動アクチュエータ(微動追従機構)3と、ヘッドチップ2を微動アクチュエータ3を介して支持するキャリア4と、ヘッドチップ2の背面側に取り付けられた一対のフレキシブル配線基板5,5と、これらフレキシブル配線基板5,5を各々支持するサポート部材6,6とで構成されている。
なお、図12においては説明を分かり易くするために、微動アクチュエータ3、キャリア4及びサポート部材6,6の図示は省略している。
フレキシブル配線基板5は、例えばポリイミド系のプラスチックフィルム上に、ヘッドチップ2の各磁気ヘッド素子と制御基板7との間を電気的に接続する配線パターンが形成され、ヘッドチップ2の背面側から前面側へ略180度折り返されてなる第1屈曲面部5Aと、ヘッドチップ2の上方側から下方側へ略180度折り返されてなる第2屈曲面部5Bと、ヘッドチップ2の下方側から横方向へ略90度折り曲げられてなる第3屈曲面部5Cとを有している。
キャリア4は、図示しない粗動アクチュエータ(粗動追従機構)に支持されており、この粗動アクチュエータの駆動によって、ヘッドチップ2、微動アクチュエータ3、キャリア4、フレキシブル配線基板5及びサポート部材6が一体となって、粗動トラッキングがなされるようになっている。この粗動トラッキング動作に対し、フレキシブル配線基板5の第2,第3屈曲面部5B,5Cが柔軟に対応することによって、ヘッドチップ2と制御基板7との間の安定した電気的導通が確保される。
一方、微動アクチュエータ3は、ヘッドチップ2のトラック幅方向(本例ではヘッドチップ2の長手方向)の長さに対応する間隔をもって対向する上下一対のバイモルフ素子で構成されたツインバイモルフ型アクチュエータでなり、これら一対のバイモルフ素子の各々の一端がキャリア4に固定され、他端がヘッドチップ2の上下端部にそれぞれ連結されている。微動アクチュエータ3は、サーボ信号に合わせてヘッドチップ2に微動なトラッキング動作を行わせる。この微動トラッキング動作に対し、フレキシブル配線基板5,5は、その第1屈曲面部5Aをねじり変形させて対応することにより、安定した電気的導通を確保する。
このように、フレキシブル配線基板5は、ヘッドチップ2の粗動/微動のそれぞれの動作に柔軟に対応しながら、安定した電気的導通を確保するための部品であり、テープドライブ装置の大きさや構成上の制約に対応し必要とする駆動範囲に合わせた屈曲面部5A〜5Cを設けることにより、ヘッドチップ2をトラッキング動作に追従させる。
なお、本出願の発明に関連する先行技術文献を以下に示す。
特開平5−325107号公報
近年、データ量の爆発的な増大により、テープ系ストレージシステムにおいても容量の増大が急務となっており、その実現のために記録密度の向上が求められている。このような中で、データをサーペンタインに記録する、いわゆるリニア型磁気記録テープシステムにおいては、線記録密度を上げることもさることながら、トラック密度(TPI;Track Per Inch)をいかに上げられるかが記録容量を向上させる鍵を握っている。そして、トラッキングサーボの高速化・高帯域化と、多チャンネル化によるフレキシブル配線基板5の多層配線化が必須となりつつある。
しかしながら、上述した従来の磁気ヘッド装置1においては、トラッキングサーボの高速化・高帯域化に伴って、トラッキング動作の高速追従性が低下し、アクチュエータの駆動に対して良好なレスポンスが得られにくくなってきているという問題がある。
これは、フレキシブル配線基板5が持つ剛性によるもので、特に、トラッキングサーボの高速化・高帯域化が進むにつれて、微動トラッキング動作時にねじり変形する第1屈曲面部5Aのねじり剛性が無視できなくなり、これが原因でフレキシブル配線基板5が微動トラッキング動作に柔軟に追従できず、サーボ帯域において不要共振を発生させる等の悪影響を与える要因となっている。
また、高記録密度化によりチャンネル数が増加し、フレキシブル配線基板5の多層配線化が進むと、フレキシブル配線基板5の大型化、高重量化および高剛性化を招き、これが微動トラッキング動作時の追従性低下に更に拍車をかけ、レスポンス遅れにより高精度なトラッキングサーボ制御がますます困難になる。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、不要共振を抑制でき、トラッキングサーボの高速化・高帯域化に十分に対応できる磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明は、前面部に複数の磁気ヘッド素子がトラック幅方向に配列されたヘッドチップと、このヘッドチップを支持するキャリアと、これらヘッドチップとキャリアとの間に取り付けられ、当該ヘッドチップをトラック幅方向に移動させるトラック追従機構と、ヘッドチップの背面部から導出され、磁気ヘッド素子と外部制御部との間で電気信号の授受を行うフレキシブル配線基板とを備え、フレキシブル配線基板のねじり変形部位には、当該部位のねじり剛性を低下させるための加工処理が施されている。
フレキシブル配線基板のねじり変形部位としては、ヘッドチップの背面側から当該ヘッドチップの前面側に折り返して形成された屈曲面部が対応する。
そして、この屈曲面部のねじり剛性を低下させるための加工処理としては、当該屈曲面部に形成した複数の透孔とすることができ、これらの透孔は、トラック幅方向と交差する方向に延在するスロット形状とすることができる。この構成により、トラック幅方向へのヘッドチップのトラッキング移動追従性を高められ、多チャンネル化によりフレキシブル配線基板が大型化、厚大化、高重量化しても、サーボ帯域において不要共振を発生させることなく、安定かつ柔軟なサーボ追従性を確保できる。
なお、上記屈曲面部に対し、トラック幅方向と交差する方向に複数のスリットを形成する場合にも、上述と同様な効果を得ることができる。
以上述べたように、本発明によれば、フレキシブル配線基板のねじり変形部位に、当該部位のねじり剛性を低下させるための加工処理が施されているので、トラック幅方向へのヘッドチップのトラッキング移動追従性を高められ、多チャンネル化によりフレキシブル配線基板が大型化、厚大化、高重量化しても、サーボ帯域において不要共振を発生させることなく、安定かつ柔軟なサーボ追従性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態によるテープドライブ装置10の概略構成図である。
リニアテープドライブ装置10は、磁気テープ11の巻回部(テープリール)12を有するテープカートリッジ13が装着されるカートリッジ装着部14と、後述する本発明に係る磁気ヘッド装置21と、テープカートリッジ13から引き出された磁気テープ11を磁気ヘッド装置21に案内する、例えば複数のガイドピンやガイドローラ等の案内体15GRを有する磁気テープ案内手段15とを有している。
図示の例では、テープカートリッジ13内に配置された磁気テープ11の第1の巻回部12と対になる第2の巻回部(テープ巻取部)16がカートリッジ13外に配置され、これら第1及び第2の巻回部12と16との間に磁気ヘッド装置21を通じて、磁気テープ11が往復移行するようになされている。
磁気テープ11は、図8で説明した磁気テープTにおけるのと同様に、その長手方向に沿って延長する複数のサーボバンドSB(SB1,SB2,SB3,・・・)が、テープの幅方向に、所要の間隔を保持して並置され、これらサーボバンドSB間で仕切られて複数のデータバンドDB(DB1,DB2,DB3,・・・)が形成される。これらデータバンドDBには、それぞれテープの長手方向に多数のデータトラックが、例えば16本あるいは32本等の所定本数、平行に配列されている。
次に、本発明に係る磁気ヘッド装置21の構成について、図2〜図4を参照して説明する。ここで、図2は磁気ヘッド装置21の全体斜視図、図3は磁気ヘッド装置21の要部の構成を示す正面側斜視図、図4はフレキシブル配線基板の引き回しの様子を示す磁気ヘッド装置21の背面側斜視図である。
本実施の形態の磁気ヘッド装置21は、前面(テープ摺動面)側に複数の磁気ヘッド素子が形成されたヘッドチップ22と、このヘッドチップ22をテープ幅方向に微小移動させる微動アクチュエータ(微動追従機構)23と、ヘッドチップ22を微動アクチュエータ23を介して支持するキャリア24と、ヘッドチップ22の背面部から導出され、ヘッドチップ22と制御基板27との間で電気信号の授受を行う一対のフレキシブル配線基板25,25と、これらフレキシブル配線基板25,25を各々支持するサポート部材26,26とで構成されている。
なお、図4においては説明を分かり易くするために、微動アクチュエータ23、キャリア24及びサポート部材26の図示は省略している。
ヘッドチップ22は、アルチック(AlTiC)等の基板上にヘッドチップ素子が形成された一対の長方形状のヘッドチップ素子を互いに接合して構成されている。そして、図9に模式的に示した磁気ヘッドHDと同様に、磁気テープのデータトラックに対する記録用磁気ヘッド素子部1Wと再生用磁気ヘッド素子部1Rとを組とする複数の記録再生磁気ヘッド素子1Dが、例えば16個あるいは32個、トラック幅方向に、インラインに配列されている。これらインラインに配列された磁気ヘッド素子列は所定の間隔で2列に配列され、各列それぞれの対応する磁気ヘッド素子1Dが、同一トラック上に位置するように配列されている。更に、磁気ヘッド素子1Dの各列の両端には、サーボ信号再生用磁気ヘッド素子部1Sがそれぞれ形成されている。
各列の磁気ヘッド素子1Dは、データバンドDBにおける所定の本数分のデータトラック間隔をもって間欠的に配置され、磁気テープ11の繰り返し往復走行に応じて、キャリア24を後述する粗動アクチュエータによってトラック幅方向に移行させることによって順次、各データトラックに対する記録ないしは再生を行うようにしている。
この磁気ヘッド構成において、磁気テープ11の往路または復路にあって、一方の列の磁気ヘッド素子1Dの記録用磁気ヘッド素子部1Wによって、対応するデータトラックに対する記録を行うとき、このデータトラックの記録状態を、このデータトラックに位置する他方の列の磁気ヘッド素子1Dの再生用磁気ヘッド素子部1Rによってモニタするようにしている。
なお、本実施の形態では、図9に示したように、各列の磁気ヘッド素子1Dは、再生用磁気ヘッド素子部1Rよりも記録用磁気ヘッド素子部1Wが外方側に位置する記録再生磁気ヘッド素子1Dとして構成されている。なお、これに限らず、再生用磁気ヘッド素子部1Rよりも記録用磁気ヘッド素子部1Wが内方側に位置するように構成されていてもよい。
微動アクチュエータ23は、図5に模式的に示したように、ヘッドチップ22のヘッドチップ22の長手方向(磁気テープ11の幅方向)の長さに対応する間隔をもって対向する上下一対のバイモルフ素子31,31で構成されたツインバイモルフ型アクチュエータでなり、本発明の「トラック追従機構」に対応している。
これら一対のバイモルフ素子31,31の各々の一端はキャリア24に固定され、他端はチップベース32,32を介してヘッドチップ22の上下端部にそれぞれ連結されている。チップベース32は、中間部においてコの字型に屈曲された、例えばカーボン繊維入りの樹脂等の導電性を有する材料によって形成されている。
バイモルフ素子31は、それぞれ一対の圧電体31a,31bが、各一方の面の電極を共通の電極31E0として接合され、各両外側面の電極をそれぞれ第1及び第2の電極31E1及び31E2としている。その一方の例えば第2の電極31E2を接地電位とし、他方の電極31E1に、サーボ信号の再生磁気ヘッド素子部1Sから得られた信号をバイモルフドライバ回路を通して所定のトラッキングサーボを得るに適切な電圧として印加する。
この構成において、両バイモルフ素子31の接地電位側に、導電性を有するチップベース32を機械的かつ電気的に連結し、これらチップベース32に対してヘッドチップ22を連結して、両バイモルフ素子31の接地電極31E2に、ヘッドチップ22を接地している。
そして、上述した一対のバイモルフ素子31からなるツインバイモルフ型アクチュエータによって微動アクチュエータ23が構成され、ヘッドチップ22の微動追従が行われる。この微動アクチュエータ23は、バイモルフ素子31にトラッキング制御信号を印加することによりバイモルフ素子31を撓曲させ、これら間に配置されたヘッドチップ22をその多チャンネル配列方向、すなわちトラック幅方向に微小移動させて、磁気ヘッド素子を対応するデータトラックにトラッキングさせるように動作する。
微動アクチュエータ67は、例えば±150ボルトで±20μm以下の変位量を得ることができるものであり、これによって、トラッキングエラーを許容偏差内に抑えることが可能となる。
キャリア24は、図6に模式的に示す粗動アクチュエータ35に支持されている。この粗動アクチュエータ35の駆動によって、ヘッドチップ22、微動アクチュエータ23、キャリア24、フレキシブル配線基板25及びサポート部材26は、それぞれ一体となってトラック幅方向に移動可能とされている。
粗動アクチュエータ35は、例えばリニアテープドライブ装置のシャーシ等の固定基板に取り付けられたステッピングモータ等の駆動部36を有する。この駆動部36の回転軸37は、その軸方向がトラック幅方向に配置され、この回転軸37に連結具38を介してボールネジ39が回転可能に一体に連結されている。そして、キャリア24には、ボールネジ39と螺合するネジ孔40が貫通形成されている。このように、駆動部36の回転軸37の回転によりボールネジ39を回転させることによって、このボールネジ39に沿ってキャリア24をトラック幅方向に粗動移動させるようにしている。
一方、一対のフレキシブル配線基板25は、例えばポリイミド系のプラスチックフィルム上に、ヘッドチップ2の各磁気ヘッド素子1D,1Sと制御基板27との間を電気的に接続する配線パターンが形成されてなる。フレキシブル配線基板25は、ヘッドチップ22の背面側と制御基板27との間に機械的かつ電気的に接続され、図2〜図4に示した態様で引き回されている。
すなわち、各々のフレキシブル配線基板25は、ヘッドチップ22の背面側から前面側へ略180度外側へ折り返されてなる第1屈曲面部25Aと、ヘッドチップ22の上方側から下方側へ略180度外側へ折り返されてなる第2屈曲面部25Bと、ヘッドチップ22の下方側から横方向へ略90度外側へ折り曲げられてなる第3屈曲面部25Cとを有している。
なお、両サポート部材26は、これらフレキシブル配線基板25の各屈曲面部25A〜25Cを安定に保持するためのもので、それぞれキャリア24に一体的に取り付けられている。
フレキシブル配線基板25の各屈曲面部25A〜25Cのうち、屈曲面部25B及び屈曲面部25Cは、粗動アクチュエータ35の駆動による磁気ヘッド装置21のトラック幅方向の移動に柔軟に追従して、ヘッドチップ22と制御基板27との間の安定した電気的導通を確保する。一方、屈曲面部25Aは、微動アクチュエータ23によるヘッドチップ22のトラック幅方向の微小移動に追従してねじり変形することにより、ヘッドチップ22と制御基板27との間の安定した電気的導通を確保する。
ここで本発明では、このフレキシブル配線基板25のねじり変形部位である上記第1屈曲面部25Aに対し、当該第1屈曲面部25Aのねじり剛性を低下させるための加工処理が施されている。
上記加工処理として、本実施の形態では、図3及び図4に示したように、この第1屈曲面部25Aに対して複数の透孔41を形成している。特に、これらの透孔41は、トラック幅方向(ヘッドチップ22の微小移動方向)と交差する方向(本例では直交する方向)に各々平行して延在するスロット(長孔)で構成されている。
以上のようにして第1屈曲面部25Aのねじり剛性を低下させることにより、ヘッドチップ22の微小移動時にねじり変形がし易くなり、ヘッドチップ22の追従動作に柔軟性を持たせることが可能となり、サーボ帯域における不要共振を抑制することができる。
透孔41は、勿論、第1屈曲面部25A上の配線領域を避けて形成されるものとする。また、透孔41を構成するスロットの形成長は、第1屈曲面部25Aの屈曲範囲以上であることが好ましく、本例のように、当該第1屈曲面部25Aを介して連接された対向関係にある2つの平面部25A1,25A2の領域にわたって形成されると、更に好ましい。透孔41の形成幅や形成本数は、特に限定されず、仕様等に応じて適宜設定可能である。
一方、第1屈曲面部25Aのねじり剛性を低下させる他の加工処理として、上述したスロット形状の透孔41を当該第1屈曲面部25Aに形成する代わりに、トラック幅方向と交差する方向に各々平行して複数のスリットを形成するようにしても、上述と同様な効果を得ることができる。
以上のように構成される本実施の形態の磁気ヘッド装置21においては、上述した粗動アクチュエータ35によってキャリア24がトラック幅方向に移動される。これにより、ヘッドチップ22は、磁気テープ11の選定された所定のデータバンドにおける所定の幅方向の位置に移動され、それぞれの記録再生磁気ヘッド素子1Dが目的とするデータトラックに対向する。
このとき、サーボ信号再生磁気ヘッド素子部1Sは、この選択されたデータトラックの両側に位置するサーボバンドからサーボ信号を検出する。このサーボ信号の検出信号はフレキシブル配線基板25を介して制御基板27へ送られるとともに、この検出信号に対応したトラッキング制御信号電圧が微動アクチュエータ23に印加される。これにより、ヘッドチップ22をトラック幅方向に微小移動し、記録再生磁気ヘッド素子を各データトラックに対してトラッキング制御する。
本実施の形態によれば、フレキシブル配線基板25の第1屈曲面部25Aに複数の透孔41を形成しているので、当該第1屈曲面部25Aのねじり剛性が低下して、ねじり変形が容易となる。これにより、チップヘッド22のトラック幅方向における微小移動に柔軟に追従できるようになり、サーボ帯域におけるヘッドチップ22の不要共振を抑制して、磁気ヘッド装置21の高精度なトラッキングサーボ機能を確保することができる。
本発明の効果を汎用のサーボアナライザを用いて確認した。図7Aは、フレキシブル配線基板25の第1屈曲面部25Aに透孔41を形成していない従来構造のフレキシブル配線基板(図12)を備えた磁気ヘッド装置の周波数特性を示している。対して図7Bは、透孔41を有するフレキシブル配線基板25を備えた本発明の磁気ヘッド装置21の周波数特性を示している。
ここで、フレキシブル配線基板25はポリイミド製で、その平面部25A1(図4)の形成長は21mm、第1屈曲面部25Aの形成長(屈曲領域の長さ)は19mm、厚さは0.07mm、幅は18.3mmとし、透孔41の形成本数は4、形成長は23mm、形成幅は0.9mmとした。
図7A及び図7Bから明らかなように、本発明の透孔41を備えた磁気ヘッド装置21によれば、従来構造の磁気ヘッド装置において500Hz近傍(P点)で発生していた不要共振が大きく抑制されていることがわかる。
また、本発明(図7B)によれば、従来構造(図7A)に比べて、1.5kHz程度までの出力特性がなだらかであるので、サーボ帯域の高帯域化にも十分に対応でき、トラッキングサーボの安定化を図れるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、フレキシブル配線基板25のねじり変形部位である第1屈曲面部25Aに対し、そのねじり剛性を低下させる加工処理として複数のスロット状の透孔41を形成した例について説明したが、透孔41の形状はスロット状に限らず、丸孔や角孔あるいはこれらの複合形状であってもよい。
また、上記加工処理として、フレキシブル配線基板25の第1屈曲面部25Aのフィルム厚を他の領域よりも薄く形成したり幅を小さくする等して、ねじり剛性を低下させる処理も含まれる。
更に、以上の実施の形態では、フレキシブル配線基板25を第1〜第3屈曲面部25A〜25Cを有する形態でヘッドチップ22と制御基板27との間で引き回した例を説明したが、フレキシブル配線基板25の引き回し形態は上記に限らず、テープドライブ装置の内部構成等に応じて適宜変更することが可能である。この場合にも、フレキシブル配線基板のねじり変形部位に対して、そのねじり剛性を低下させるための加工処理を施すことにより、上述と同様な効果を得ることができる。
本発明の実施の形態によるテープドライブ装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態による磁気ヘッド装置21の構成を示す斜視図である。 図2における要部の拡大図である。 磁気ヘッド装置21の背面側の斜視図であり、ヘッドチップ22とフレキシブル配線基板25のみ示している。 微動アクチュエータ23を構成するツインバイモルフ型アクチュエータの側面図である。 キャリア24の背面側から見た粗動アクチュエータ35の構成図である。 磁気ヘッド装置の周波数特性を示す図であり、Aは従来品、Bは発明の実施品である。 リニアテープ用のテープフォーマットの説明図である。 リニアテープ用の磁気ヘッド素子の形成例を示すヘッドチップ正面図である。 従来の磁気ヘッド装置1の構成を示す斜視図である。 図10の要部拡大図である。 従来の磁気ヘッド装置1の背面側の斜視図であり、ヘッドチップ2とフレキシブル配線基板5のみ示している。
符号の説明
1D…記録再生磁気ヘッド素子、1S…サーボ信号再生用磁気ヘッド素子部、10…テープドライブ装置、11…磁気テープ、13…テープカートリッジ、21…磁気ヘッド装置、22…ヘッドチップ、23…微動アクチュエータ、24…キャリア、25…フレキシブル配線基板、25A…第1屈曲面部、25B…第2屈曲面部、25C…第3屈曲面部、27…制御基板、31…バイモルフ素子、35…粗動アクチュエータ、41…透孔。

Claims (12)

  1. 磁気テープの長手方向に延在するデータトラックが、当該磁気テープの幅方向に複数配列形成されたリニアテープ用の磁気ヘッド装置であって、
    前面部に複数の磁気ヘッド素子がトラック幅方向に配列されたヘッドチップと、
    前記ヘッドチップを支持するキャリアと、
    前記ヘッドチップと前記キャリアとの間に取り付けられ、当該ヘッドチップをトラック幅方向に移動させるトラック追従機構と、
    前記ヘッドチップの背面部から導出され、前記磁気ヘッド素子と外部制御部との間で電気信号の授受を行うフレキシブル配線基板とを備え、
    前記フレキシブル配線基板のねじり変形部位には、当該部位のねじり剛性を低下させるための加工処理が施されている
    ことを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 前記フレキシブル配線基板のねじり変形部位は、前記ヘッドチップの背面側から当該ヘッドチップの前面側に折り返して形成された屈曲面部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド装置。
  3. 前記屈曲面部には、複数の透孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気ヘッド装置。
  4. 前記透孔は、トラック幅方向と交差する方向に延在するスロットである
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁気ヘッド装置。
  5. 前記屈曲面部には、トラック幅方向と交差する方向に複数のスリットが形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気ヘッド装置。
  6. 前記トラック追従機構は、一対のバイモルフ素子が、前記ヘッドチップのトラック幅方向の長さに対応する間隔をもって互いに対向するように、各々の一端が前記キャリアに固定されたツインバイモルフ型アクチュエータであって、これら一対のバイモルフ素子の各々の他端に、前記ヘッドチップが連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド装置。
  7. 磁気テープの長手方向に延在するデータトラックが、当該磁気テープの幅方向に複数配列形成されたリニアテープ用の磁気ヘッド装置を備えたテープドライブ装置であって、
    前記磁気ヘッド装置は、
    前面部に複数の磁気ヘッド素子がトラック幅方向に配列されたヘッドチップと、
    前記ヘッドチップを支持するキャリアと、
    前記ヘッドチップと前記キャリアとの間に取り付けられ、当該ヘッドチップをトラック幅方向に移動させるトラック追従機構と、
    前記ヘッドチップの背面部から導出され、前記磁気ヘッド素子と制御部との間で電気信号の授受を行うフレキシブル配線基板とを備え、
    前記フレキシブル配線基板のねじり変形部位には、当該部位のねじり剛性を低下させるための加工処理が施されている
    ことを特徴とするテープドライブ装置。
  8. 前記フレキシブル配線基板のねじり変形部位は、前記ヘッドチップの背面側から当該ヘッドチップの前面側に折り返して形成された屈曲面部である
    ことを特徴とする請求項7に記載のテープドライブ装置。
  9. 前記屈曲面部には、複数の透孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のテープドライブ装置。
  10. 前記透孔は、トラック幅方向と交差する方向に延在するスロットである
    ことを特徴とする請求項9に記載のテープドライブ装置。
  11. 前記屈曲面部には、トラック幅方向と交差する方向に複数のスリットが形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載のテープドライブ装置。
  12. 前記トラック追従機構は、一対のバイモルフ素子が、前記ヘッドチップのトラック幅方向の長さに対応する間隔をもって互いに対向するように、各々の一端が前記キャリアに固定されたツインバイモルフ型アクチュエータであって、これら一対のバイモルフ素子の各々の他端に、前記ヘッドチップが連結されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のテープドライブ装置。
JP2004312311A 2004-10-27 2004-10-27 磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置 Expired - Fee Related JP4285389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312311A JP4285389B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004312311A JP4285389B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006127603A true JP2006127603A (ja) 2006-05-18
JP4285389B2 JP4285389B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=36722193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004312311A Expired - Fee Related JP4285389B2 (ja) 2004-10-27 2004-10-27 磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4285389B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111757601A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本电产三协株式会社 光学单元的制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111757601A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本电产三协株式会社 光学单元的制造方法
CN111757601B (zh) * 2019-03-29 2023-03-14 日本电产三协株式会社 光学单元的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4285389B2 (ja) 2009-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4152903B2 (ja) 磁気ヘッド装置及びリニアテープドライブ装置
US5892637A (en) Multi-piece integrated suspension assembly for a magnetic storage system
US20100246071A1 (en) Head suspension assembly and magnetic disk drive
US7414814B1 (en) Disk drives, head stack, head gimbal and suspension assemblies having a compliant suspension tail design for solder reflow
US9042056B2 (en) Disk drive suspension with microactuator elements on respective slider sides and damper member on gimbal portion away from dimple
US7733607B2 (en) Suspension with strengthening plate, head gimbal assembly, and disk drive unit with the same
US7957101B2 (en) Suspension having a trace bent part that is fixed to a tongue part and an outrigger part
JP7077248B2 (ja) ディスク装置
US20160314808A1 (en) Head actuator assembly, flexible printed circuit unit, and disk drive with the same
JP2008226385A (ja) ロングテールサスペンション、ヘッドスタックアセンブリ、記憶装置及びフレキシブルプリント基板の接合体
US8699187B2 (en) Manufacturing method for a head-stack assembly, apparatus for interconnection of the head-stack assembly, and head-stack assembly
US20130301164A1 (en) Disk drive suspension and manufacturing method therefor
US9564155B2 (en) Flexure of disk drive suspension having a tail pad portion with a bridge element and a plurality of tail terminals
US6967820B2 (en) Head suspension for disk drive
US8605390B2 (en) Head gimbal assembly having plurality of terminals and disk drive with the same
US6532138B1 (en) Mechanism for producing minute movement of a head of a disk device
US8665564B2 (en) Suspension with furcated write wire, head gimbal assembly and disk drive unit with the same
US6614624B2 (en) Suspension and head gimbal assembly with the suspension
US20150015990A1 (en) Head stack assembly, hard disk drive, and method of connecting a head gimbal assembly to a flexible printed circuit assembly in a head stack assembly
JP4080432B2 (ja) 磁気ヘッド装置及びリニアテープドライブ装置
JP2014013637A (ja) サスペンション用基板、外枠付サスペンション用基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、および、ハードディスクドライブ
JP4285389B2 (ja) 磁気ヘッド装置及びこれを備えたテープドライブ装置
JPH05282642A (ja) 磁気ディスク装置
US8040640B2 (en) Slider and micro-actuator assembly, head gimbal assembly, and disk drive unit with the same
US9466334B1 (en) Monolithic tape head and actuator for high density recording

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070815

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Effective date: 20090123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090316

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees