JP2006127542A - インターネット通信用情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターネットで取り込まれたウイルスによって、知らない間に情報が盗まれたり、内部のプログラムが書き換えられたりして、目的とした情報が得られなかったり、プログラムが破壊されることがあった。
【解決手段】新たにバックアップ装置を設け、この装置と情報処理装置本体との間を内部ゲートで結び、また、入出力装置と情報処理装置本体との間にも外部ゲートで結んだ。これらのゲートの制御には機械的スイッチとウイルス検出用プロセッサーを用いた。これらの作業用のCPUではゲートの制御ができないようにハード的な電気回路で遮断されている。この結果ウイルスが外部に発信されたり、データが奪われたりしないので、インターネットを24時間接続したままにしても安心して使用できる。また、ファイル交換ソフトによる情報流出がないので、著作権のあるコンテンツを配信するのにも適している。
【選択図】図2

Description

本発明が該当する分野はコンピューター、携帯電話、及び制御装置と通信装置を備えた電気製品のようにインターネットを用いた情報交換が可能な情報処理装置であり、外部とのやりとりの手段は無線及び有線の両方を含む。
図1に従来のシステムを示す。CPUと記憶装置で情報処理を行っており、制御はすべてCPUで行っていた。そこで、CPU内部にウイルスが侵入すると大変困難な問題が生じていた。
発明が解決しようとしている課題
コンピューターや携帯電話の使用者が知らない間に勝手に情報を盗まれたり、設定を変更されたり、作動させるプログラムに浸入し、表面に見えているのとは全く別の作業をして、使用者に損害が発生することがあった。また、誤ってそのまま送信することで、ウイルスを他の人に送付する危険もあった。
発明の目的
ウイルスが浸入しても、自己復元が容易に行えるとともに、自らが、ウイルスの発信者にならないこと。また、使用者が認知しないで勝手に情報を持ち出されないようにして、安心してインターネットが活用できるようになることを目的とする。
課題を解決するための手段
図2は本発明の情報処理装置の構成を概略で示したものである。従来の情報処理装置を情報処理装置本体とバックアップ装置とに分け、これを2種類の内部ゲートb11及びb12でつなぐ。さらに情報処理装置本体と入力装置や出力装置を2種類の外部ゲートb2及びb3でつなぐ。このようにしてこれらのゲートのうち、常時接続されているのは入力ゲートb3だけとし、他のゲートはウイルスが認められず安全であることが確認されたら、オペレーター自身が機械的スイッチである送信スイッチb1、保存スイッチb9、復元スイッチb10の操作をすることによりゲートが開かれる(ONとなる)。このようにすることで、ウイルスが浸入し、知らない間にデータが持ち去られたり、プログラムに浸入して回復が困難になることを避けることができる。
図2に従って以下に本発明について詳述する。従来の情報処理装置のほかに外部ゲート、内部ゲート、バックアップ装置の三つを新たに加え四つに区分する。内部ゲート、外部ゲートには機械的なスイッチを含む回路が形成されており、さらに電源スイッチも機械的スイッチとなっており、これらの機械的スイッチは作業用CPUによって制御できないようになっており、単にプログラムでは動作できないようになっている。また、常時ウイルスが存在しないか監視をするために専用のプログラムを持ったROMb8を抱えたウイルス監視用プロセッサーb7が情報処理装置本体に組み込まれている。これは作業用CPUから完全に独立して動作する。監視のために主記憶装置b6から常時サンプリングするように回路が形成されている。さらに、バックアップ装置には作業開始前の状況を全て保管しておく副記憶装置b13と復元専用のプロセッサーb14が組み込まれている。また装置全体の電源は機械的スイッチのみで操作されるようになっており、作業用CPUから完全に独立している。さらにすべての内部および外部ゲートは電源が切れた場合にはウイルスが検出されたと同様の状態で停止するように設定されている。
次に実際の安全性を使用状況別に確認してゆく。インターネットを使用して情報処理の作業後に、外部に送信したいとき、従来は出力回路が常に接続されているので、ウイルスが浸入して気づかないうちにデータを勝手に持ち出されたり、送信される準備がされていた。本発明では、常時監視しているので、ウイルスが浸入していれば警報が発せられて気付き、復元のスイッチを押すことになるが、問題が無かった場合には、オペレーターが自ら送信スイッチb1を操作して送信を確認する。これによって誤ってウイルスを他の人に送ったり、自分のデータが流出する危険をなくすことができる。図2に示すように送信のための出力ゲートb2は機械的スイッチの入力だけでなく、ウイルス検出用プロセッサーb7からの安全であることの信号が入力されないとONしないようになっている。尚、送信スイッチb1を操作すると当然に、作業用CPUの制御装置に送信指令の信号を出力する。
作業が一段落したら現状を保存する。この場合にはそれまで閉じていたバックアップ装置との間の内部ゲート1b11を開けるが、これも送信と同様に単に保存スイッチb9からの信号だけでなく、ウイルス検出用プロセッサーからの安全であることの信号が入力されないと内部ゲートb11はonにすることができない。尚、保存スイッチb9が動作すれば、外部入力ゲートb1をoffとしたのち作業用CPUの制御装置に保存指令の信号が出力される。
作業中にウイルスが検出された場合。この場合にはウイルス検出用のプロセッサーに接続されたブザーや発行ダイオードによりオペレーターはウイルスの浸入を確認できる。オペレーターは直ちに作業を中断し、復元スイッチb10を操作する。それによって外部からの入力ゲートが閉じられるとともに、内部ゲート2b12が開く(ONになる)。尚、復元スイッチb10が動作すれば作業用CPUの制御装置にプログラムの復元指令の信号も同時に出力される。
尚、このブザーや発行ダイオードについては別の場所にいても確認できるようにするため専用の発信機を取り付けることも可能である。このようにすることで、パソコンをインターネットにつないだまま、いつでも受信できるようにしておいて外出した場合でも、トラブルが生じた場合には、携帯電話または固定電話で機械的なスイッチを動作できる。パソコンの作業用CPUに制御されていなければ必ずしも機械的ナスイッチでなくてもよいので、電話で制御できるものがパソコンに組み込まれておればよいことになる。
さらに、本発明で新たに追加した外部ゲート、内部ゲート、バックアップ装置は必ずしも、別々のモールドとして分離されている必要はなく、電気的に等価な回路となって独立できていれば一体として成型することも可能である。このようにすることで、携帯電話のように持ち運べる機器に本発明を導入しやすくなるメリットがある。
発明の効果
本発明のシステムをインターネット通信用情報処理装置に利用することで、ウイルスが浸入しても、自分のデータが勝手に持ち出されたり、内部のプログラムを破壊されたりしないので、安全に使用できる。このため、ウイルスを作っても意味が無くなるので、今後開発されるソフトにウイルス対策の部分が不要となり、安価となるとともに、ウイルス対策を必要としないプログラムとすることで、処理速度を早くできる。また電源が停止したりしても安全が確保される。さらに、ファイル交換ソフトなどによる情報持ち出しがないので、ネットを用いた著作権の伴うコンテンツの配信に有利である。
従来のインターネット通信情報処理装置の一般的構成図を示す。 本発明によるインターネット通信情報処理装置概略構成図を示す。符号の説明 a1 従来の一般的作業用CPUの演算装置 a2 従来の一般的作業用CPUの制御装置 a3 従来の一般的作業用CPUの記憶装置 b1 本発明の機械的スイッチである送信スイッチ b2 本発明の外部出力ゲート b3 本発明の外部入力ゲート b4 情報処理装置本体の作業用CPUにある演算装置 b5 情報処理装置本体の作業用CPUにある制御装置 b6 情報処理装置本体の主記憶装置 b7 専用に組み込まれたウイルス検出用プロセッサー b8 ウイルス検出用プロセッサーのためのプログラムを提供するROM b9 本発明の機械的スイッチである保存スイッチ b10 本発明の機械的である復元スイッチ b11 本発明の内部ゲート1 b12 本発明の内部ゲート2 b13 情報処理装置本体から独立した副記憶装置 b14 情報処理装置本体から独立した復元専用プロセッサー b15 本発明の機械的スイッチ

Claims (13)

  1. 情報処理装置の構成を入出力装置と外部ゲート、情報処理装置本体、内部ゲート、及び バックアップ装置さらに機械的スイッチ部に区分し、入出力装置と情報処理装置本体を外部ゲートで結び、また情報処理装置本体とバックアップ装置を内部ゲートで結んだことを特徴とする請求項1のインターネット通信用情報処理装置
  2. 内部ゲートと外部ゲートは作業用CPUから完全に独立して動作するとともに、ウイルス検出装置と機械的スイッチのみによって動作するようにしたことを特徴とする請求講1のインターネット通信用情報処理装置
  3. 情報処理装置本体には作業用CPUのほかに、主記憶装置とウイルス検出用装置を持ち、このうちのウイルス検出装置はCPUから独立したプロセッサーと専用プログラムのためのROMを備えたことを特徴とする請求項1のインターネット通信用情処理装置
  4. ウイルス検出用プロセッサーは主記憶装置を常時モニターリングしつつ、結果を直ちに、警報装置と内部ゲート及び外部ゲートに出力するように構成するとともに、ウイルス検出用のプロセッサーからの信号は電源が停止したような場合には、ウイルスが検出されたと同様の信号として受け取られるようにしたことを特徴とする請求項1のインターネット通信用情報処理装置
  5. 電源スイッチは機械的スイッチのみとし、作業用CPUから完全に独立したことを特徴とする請求項1のインターネット通信用情報処理装置
  6. 作業用CPUから独立させる手段として、内部ゲートや外部ゲートにゲートの開閉信号を発信できないよう、作業用CPUにこの部分のアドレスを与えないような回路としたを特徴とするインターネット通信用情報処理装置
  7. 内部ゲートはデータを保存する内部ゲート1と保存されたデータを復元させるための内部ゲート2とから構成され、さらに、外部ゲートは入力側と出力側から構成されこれらは全て独立して動作できるように、機械的スイッチやウイルス検出用プロセッサーからの信号が受けられるように構成されたことを特徴とするインターネット通信情報処理装置
  8. 安全を確保するために常時閉じた(OFFとした)外部出力ゲートと保存用内部ゲート1は各々に対応する送信の機械的スイッチ及び保存の機械的スイッチからの入力信号だけでなく、ウイルス検出用プロセッサーからの安全確認の信号が入力されないと動作しないようにしたことを特徴とする請求項1のインターネット通信用情報処理装置
  9. 作業終了後の保存の機械的スイッチを操作すると、単に内部ゲート1をONにして制御装置に信号を送るだけでなく、外部入力ゲートをOFFにしたとこを特徴とするインターネット通信用情報処理装置
  10. ウイルスが検出された際に、操作する復元の機械的スイッチはこのスイッチを操作することで、単に制御装置にプログラム復元の指令を出すだけではなく、入力ゲートを閉じる(OFF)ことと内部ゲート2を開く(ON)ことも同時に行えるように設定されたことを特徴とする請求項1のインターネット通信用情報処理装置
  11. 請求項3および請求項4に示した機械的スイッチは情報処理装置本体の作業用CPUから一切制御されておらず、直接オペレーターがこれらのスイッチを操作したり、あるいは電話やその他の方法で遠隔操作により使用者が直接入力して機械的スイッチを操作するようにしたことを特徴とするインターネット通信用情報処理装置
  12. ウイルス検出用プロセッサーは情報処理装置本体のCPUから完全に独立した専用の警報発信手段を持ち、これによって異常時にオペレーターや遠くに離れた使用者が認識できるようにしたことを特徴とするインターネット通信用情報処理装置
  13. 本発明で追加した外部ゲート、内部ゲート、バックアップ装置を情報処理装置本体と一体として、一つのモールドに成型したことを特徴とするインターネット通信用情報処理装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016009380A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 メタウォーター株式会社 ウィルス感染防止システム

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