JP2006126498A - 英語の発音の学習を支援するためのプログラム、英語発音学習支援方法、英語発音学習支援装置、英語発音学習支援システム、及びプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

英語の発音の学習を支援するためのプログラム、英語発音学習支援方法、英語発音学習支援装置、英語発音学習支援システム、及びプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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駿介 小林
Sachiko Shima
幸子 島
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Abstract

【課題】英語の音素の発音の学習を支援することができるようにする。
【解決手段】英語の学習支援装置10は、CPU101、メモリ102、表示装置105、及び音声出力装置106を備える。学習支援装置10は、音素を表現する音素文字と、当該音素が発音された音声ファイルと、当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する断面動画ファイルとを含む音素情報を記憶する音素データベース151を有する。学習支援装置10は、学習者から指定された学習対象となる音素文字に対応する音素情報を音素データベース151から取得する。学習支援装置10は、音素情報に含まれている断面動画ファイルに基づいて表示装置105に動画を表示し、音素情報に含まれている音声ファイルの音声データを音声出力装置106に出力する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、英語の発音の学習を支援するためのプログラム、英語発音学習支援方法、英語発音学習支援装置、英語発音学習支援システム、及びプログラムを記録した記録媒体に関する。
英語の学習をするための様々な装置や方法が提案されている。例えば、特許文献1には、英語を母国語とする会話者による、英単語の発音による曖昧音のデータ、英単語の発音による二重子音のデータ、会話文の発音による短縮会話音のデータのそれぞれを記憶しておき、学習者が発音した曖昧音、二重子音、及び短縮会話音を入力し、記憶しているデータと比較することで、次の学習過程に進むべきか否かを決定し、曖昧音、二重子音、及び短縮会話音のそれぞれを順番に学習することができる装置及び方法が提案されている。
特開2003−107980号公報
ところで、言語において用いられる音素は言語毎に異なるため、言語の学習者は、学習対象となる言語で用いられる音素を聞き分け、発音できるようになることが望ましい。しかしながら、従来の英語の学習方法では、成句や単語を学習単位としており、音素毎の発音については注意が払われていなかった。また、発音の学習に関しては、主に単語を発音記号で表したものを学習対象としており、実際に単語を構成する文字と音素との対応付けは考慮されていないため、学習者は、発音記号が表示されていない未知の単語については発音できないという問題があった。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、英語の音素の発音の学習を支援することのできる、英語の発音の学習を支援するためのプログラム、英語発音学習支援方法、英語発音学習支援装置、英語発音学習支援システム、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の請求項1に記載の発明は、英語の発音の学習を支援するためのプログラムであって、CPUとメモリと表示装置と音声出力装置とを有し、音素を表現する音素文字と、当該音素の音声データと、当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データとを対応付けて記憶する音素データベースにアクセス可能に接続するコンピュータに、学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから読み出す読み出しステップと、前記音素文字と、読み出した前記動画データとを前記表示装置に表示する表示ステップと、読み出した前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声出力ステップと、を実行させることとする。
本発明のプログラムによれば、学習対象となる音素文字が発音された音声と、当該音素文字を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画とがコンピュータから出力される。したがって、学習者は、音を聞くだけでは再現が難しい音素であっても、呼気の流れや発声器官の動きを視認して、呼気の流れを頭でイメージしつつ真似ようとすることにより、効果的に英語の発音を習得することができる。特に、動画として呼気の流れが表示されることにより、学習者は音素の再現に最も重要な要素のひとつである呼気の制御を習得することができる。よって、効率的な発音の学習を実現することができる。
また、本発明のプログラムによれば、学習者は、英語の言語音を構成する最小単位である音素毎に発音を学習することができるので、学習した音素を組み合わせることで、英語の全ての単語や成句、文章の発音に適用することができる。
また、本発明のプログラムによれば、学習者は音素文字に対応付けて発音を学習することができる。したがって、学習者は、英語が記述される文字と英語の音を構成する音素とを関係付けることができるので、例えば、未知の単語であっても、記述されたスペルから発音を想定することができるようになる。つまり、学習者の英語の音読能力を効果的に高めることができる。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、前記音素データベースに記憶されている前記動画データは、口唇の前方に近接される紙状物を表示し、前記音素を発音する際の発声期間の動き及び呼気の流れに加え、前記紙状物が前記呼気の吐出に応じて揺動する様子を表示するものであることとする。
この場合、学習者は、呼気の強さや勢いを確認することができる。したがって、学習者は、呼気の吐出の様子を容易に理解することができる。すなわち、学習者は効果的に発音を習得することができる。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、前記コンピュータに、学習対象となる前記音素文字を構成する1文字以上のアルファベット文字の入力を受け付ける入力ステップを実行させ、前記読み出しステップでは、前記音素データベースにアクセスし、入力された前記アルファベット文字と一致する前記音素文字に対応する、音声データ及び前記動画データを読み出すこととする。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、前記コンピュータは、前記音素文字と、前記音素文字を含む単語を構成する文字群と、当該単語を発音した音声データである単語音声データとが対応付けて記憶される単語データベースにアクセス可能に接続しており、前記コンピュータに、前記単語データベースにアクセスして、前記学習対象となる音素文字をキーとして前記文字群と前記単語音声データとを取得するステップと、前記音素文字を前記表示装置に表示するステップと、前記単語音声データを前記音声出力装置に出力するステップと、をさらに実行させることとする。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、前記音素データベースには、前記音素文字と、前記音声データと、前記音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを頭部断面図に表示する第1の動画データと、前記音素を発音する際の口唇の動きを頭部正面図に表示する第2の動画データと、が対応付けて記憶されており、前記読み出しステップでは、前記音素文字に対応する前記第1及び第2の動画データを読み出し、前記表示ステップでは、前記第1及び第2の動画データのそれぞれを前記表示装置に表示することとする。この場合、様々な角度から発声器官の動作を確認することができるので分かりやすい。したがって、効果的な発音の習得が可能である。
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、英語の発音の学習を支援する方法であって、CPUとメモリと表示装置と音声出力装置とを有するコンピュータが、音素を表現する音素文字と、当該音素の音声データと、当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データとを対応付けて前記メモリに記憶し、学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記メモリから読み出し、前記音素文字と、読み出した前記動画データとを前記表示装置に表示し、読み出した前記音声データを前記音声出力装置に出力することとする。
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、英語の発音の学習を支援する装置であって、CPUと、メモリと、表示装置と、音声出力装置と、音素を表現する音素文字、当該音素の音声データ、並びに当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データを対応付けて記憶する音素データベースにアクセスするアクセス部と、学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから取得するデータ取得部と、前記音素文字と前記動画データとを前記表示装置に表示する動画表示部と、前記学習音素前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声出力部と、を備えることとする。
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、英語の発音の学習を支援するシステムであって、学習者の学習者端末と、サーバ装置とが通信可能に接続して構成され、前記学習者端末は、CPUと、メモリと、入力装置と、表示装置と、音声出力装置と、音素文字の一覧を取得するためのコマンドである音素リスト取得要求を前記サーバ装置に送信する音素リスト取得要求送信部と、を備え、前記サーバ装置は、CPUと、メモリと、音素を表現する音素文字、当該音素の音声データ、及び当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データを対応付けて記憶する音素データベースにアクセスするアクセス部と、前記学習者端末から送信される前記音素リスト取得要求を受信する音素リスト取得要求受信部と、前記音素リスト取得要求の受信に応じて、前記音素データベースから前記音素文字の一覧を取得する音素リスト取得部と、前記音素リスト取得部が取得した前記音素文字の一覧を前記学習者端末に送信する音素リスト送信部と、を備え、前記学習者端末は、前記音素リスト取得要求に応じて前記サーバ装置から送信される前記音素文字の一覧を受信する音素リスト受信部と、受信した前記音素文字の一覧を表示する音素リスト表示部と、学習対象となる音素文字の入力を受け付ける音素文字入力部と、入力された前記音素文字を設定した、前記音素文字に対応する音素を発音する様子を表示する動画データ及び当該音素が発音された音声の音声データを取得するためのコマンドであるデータ取得要求を前記サーバ装置に送信するデータ取得要求送信部と、を備え、前記サーバ装置は、前記学習者端末から送信される前記データ取得要求を受信するデータ取得要求受信部と、受信した前記データ取得要求に設定されている前記音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから取得するデータ取得部と、取得した前記音声データ及び前記動画データを前記学習者端末に送信するデータ送信部と、を備え、前記学習者端末は、前記データ取得要求に応じて前記サーバ装置から送信される前記音声データ及び前記動画データを受信するデータ受信部と、前記学習者により入力された前記音素文字、及び、受信した前記動画データに基づく動画を前記表示装置に表示する動画データ表示部と、受信した前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声データ出力部と、を備えることとする。
また、本発明のうち請求項9に記載の発明は、記録媒体であって、CPUとメモリと表示装置と音声出力装置とを有し、音素を表現する音素文字と、当該音素の音声データと、当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データとを対応付けて記憶する音素データベースにアクセス可能に接続するコンピュータに、学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから読み出す読み出しステップと、前記音素文字と、読み出した前記動画データとを前記表示装置に表示する表示ステップと、読み出した前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声出力ステップと、を実行させるためのプログラムを記録することとする。
また、本発明のうち請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の記録媒体であって、前記音素データベースに記憶される前記音素文字と、前記音声データと、前記動画データとを記録していることとする。
本発明によれば、英語の音素の発音の学習を支援することができる。
以下、英語の言語の音声を構成する最小単位の要素である音素の学習に用いられるコンピュータである学習支援装置10について図面を用いて詳細に説明する。本実施形態の学習支援装置10は、音素を表す表音文字である音素文字を表示し、その音素を発音する際に必要な口唇や口腔、鼻腔、咽喉などの発声器官の動きを示す動画を表示し、その音素が発声された音声を出力するものである。これにより、英語の学習者が、表示された音素文字や動画を見て、出力された音声を聞いて、音素毎の発音の学習を行うことができるようになっている。
なお、以下の説明において、音素文字は/a/や/ア/というように、「/」で囲んで表記する。
===ハードウェア構成===
図1は、本発明の一実施形態に係る英語の発音の学習を支援する学習支援装置10に用いられるコンピュータのハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の英語発音の学習支援装置10は、CPU101、メモリ102、記憶装置103、入力装置104、表示装置105、音声出力装置106、記録媒体読取装置107を備えている。
記憶装置103は、プログラムやデータを記憶する、例えば、ハードディスクドライブである。記録媒体読取装置107は、記録媒体108からプログラムやデータを読み取るための装置である。記録媒体読取装置107により読み取られたプログラムやデータは、メモリ102や記憶装置103に格納される。これにより、記録媒体108に格納されているプログラムやデータを、メモリ102や記憶装置103に格納するようにすることができる。記録媒体108としては、例えば、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリなどを用いることができる。CPU101は、メモリ102や記憶装置103に記憶されているプログラムを実行することにより、各種の機能を実現する。入力装置104は、学習者からデータの入力を受け付ける、例えば、キーボードやマウス、マイクなどである。表示装置105は、文字や静止画、動画などの情報を表示する、例えば、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。音声出力装置106は、例えば、スピーカである。なお、表示装置105に代えて、例えばプリンタなどの出力装置を用いてもよい。また、表示装置105とプリンタなどの出力装置との両方を学習支援装置10に備えるようにしてもよい。
===機能ブロック===
図2は、学習支援装置10の機能ブロック図である。図2に示すように、学習支援装置10は、音素リスト取得部111、音素リスト表示部112、音素文字入力部113、データ取得部114、動画表示部115、波形表示部116、音声出力部117、単語リスト取得部118、単語リスト表示部119、単語入力部120、単語情報取得部121、類似単語取得部122、類似単語表示部123、問題音声取得部124、問題音声出力部125、解答単語入力部126、正解判定部127、判定結果表示部128の各機能部と、音素データベース151、単語データベース152、類似単語データベース153の各データベースとを備えている。
音素データベース151は、音素文字、音素を発音する際の様子を表示する動画データ、音声データなどを含む音素情報を記憶する。図3に音素データベース151の構成例を示す。図3に示すように、音素データベース151に登録される音素情報には、音素文字、音素の種別、断面図ファイル、正面図ファイル、音声ファイル、波形ファイルが含まれる。
音素は2つの種別に分類され、一方の種別1は「母音」又は「子音」であり、他方の種別2は「無声音」、「有声音」又は「鼻音」である。
断面図ファイルは、音素を発音する際の頭部断面の様子を表示するための動画データ(以下、「断面動画データ」という。断面動画データは本発明の第1の動画データに該当する。)が記録されるファイルである。なお、以下の説明において、断面動画データに基づいて表示される動画を「断面動画」という。
正面図ファイルは、音素を発音する際の頭部正面の様子を表示するための動画データ(以下、「正面動画データ」という。正面動画データは本発明の第2の動画データに該当する。)が記録されるファイルである。なお、以下の説明において、正面動画データに基づいて表示される動画を「正面動画」という。
なお、前記動画データは、腹筋や横隔膜の動作の様子を示すものであってもよい。
音声ファイルは、音素が発音された音声データが記録されるファイルであり、その音声データを視覚化した波形を表示するための画像データが記録されるファイルが波形ファイルである。
なお、本実施形態では、上記の動画データや音声データ、画像データなどの各種のデータは、学習支援装置10において実行されるオペレーティングシステムにより提供されるファイルシステムにファイルとして記憶されるものとしているが、これに限らず、ファイルシステムを用いずにデータを記録するようにしてもよい。例えば、動画データや画像データ、音声データなどを、データベースのレコードとして直接管理するようにすることもできる。
単語データベース152は、音素文字を含む単語に関する情報(以下、「単語情報」という。)を記憶する。図4は、単語データベース152の構成例を示す図である。図4に示すように、単語データベース152に登録される単語情報には、音素文字、単語の表記テキスト(スペル)、その単語が発音された音声データが記録されている音声ファイルが含まれている。なお、単語が発音された音声データは、対応する音素を誇張的に発声したものとすることが望ましい。
類似単語データベース153は、発音が類似すると考えられる2つの単語の関係を記憶する。図5に類似単語データベース153の構成例を示す。図5に示すように、類似単語データベース153には、音素文字に対応付けて、発音が類似する2つの単語が記憶されている。本実施形態では、類似単語データベース153には、「単語1」に含まれている第1の音素文字と、「単語2」に含まれている第2の音素文字との発音が類似しており、かつ第1及び第2の音素文字以外の音素については同じ発音となる2単語が登録される。例えば、図5に示すように、音素文字/f/に対応する類似する2つの単語として「what」と「fat」が登録されているが、この2単語間では、音素文字「wh」及び「f」の発音が類似しており、かつ音素文字「wh」及び「f」に対応する音素以外の部分の発音が同じである。類似単語データベース153に記憶されている2つの単語は、後述するように、類似する2つの音素の聞き分けの学習に用いられる。
本実施形態において、上記各データベース151〜153は、学習支援装置10のメモリ102及び記憶装置103の少なくともいずれかによって提供される記憶領域(本発明の「メモリ」に該当する。)に構築されるものとし、上記各データベース151〜153には、アクセス部(不図示)を介してアクセスするものとする。アクセス部は、例えば、学習支援装置10で動作するオペレーティングシステムと協働するドライバソフトウェアである。また、上記各データベース151〜153に格納される、音素情報や単語情報などのデータは、記録媒体108から記録媒体読取装置107によって読み出され、メモリ102及び記憶装置103の少なくともいずれかによって提供される記憶領域に構築されるデータベースに登録される。
なお、上記各データベース151〜153は、学習支援装置10とは異なるデータベースサーバで管理するようにしてもよい。この場合、学習支援装置10とデータベースサーバとをLAN(Local Area Network)やSAN(Storage Area Network)などの通信ネットワークで通信可能に接続し、学習支援装置10のアクセス部(不図示)は、通信ネットワークを介してデータベースサーバにコマンドを送信することにより、上記各データベース151〜153へアクセスする。
音素リスト取得部111は、音素データベース151に登録されている全ての音素情報に含まれている音素文字のリストを取得する。音素リスト表示部112は、音素リスト取得部111が取得した音素文字のリストを、表示装置105に一覧表示する。
音素文字入力部113は、学習者から学習対象となる音素文字の指定を受け付ける。音素文字は、例えば、上記音素リスト表示部112により一覧表示された音素文字のひとつをマウスなどのポインティングデバイスにより選択することにより指定される。なお、音素文字は、キーボードなどの入力装置104から入力するようにしてもよい。また、例えば、マイクなどの入力装置104から音声を入力し、入力された音声を音声認識するようにしてもよい。
データ取得部114は、音素データベース151にアクセスして、音素文字入力部113に入力された音素文字に対応する音素情報を取得する。
動画表示部115は、データ取得部114が取得した音素情報に含まれている断面図ファイル及び正面図ファイルの動画データに基づいて断面動画及び正面動画を表示装置105に表示する。
波形表示部116は、データ取得部114が取得した音素情報に含まれている波形ファイルの画像データに基づいて、音素が発音された音声を視覚化した波形を示す画像を表示装置105に表示する。
音声出力部117は、データ取得部114が取得した音素情報に含まれている音声ファイルの音声データを音声出力装置106に出力する。
単語リスト取得部118は、単語データベース152にアクセスして、音素文字入力部113に入力された音素文字をキーとして単語情報を取得する。これにより、単語リスト取得部118は、音素文字入力部113に入力された音素文字がスペルに含まれている単語についての単語情報を取得することになる。単語リスト表示部119は、単語リスト取得部118が取得した単語情報のそれぞれに含まれている単語のスペルを表示装置105に表示する。
単語入力部120は、学習者から学習対象となる単語の指定を受け付ける。単語の指定は、例えば、単語リスト表示部119により一覧表示された単語のひとつが、マウスなどのポインティングデバイスにより選択されることにより行われる。なお、キーボードやマイクなどの入力装置から単語の入力を受け付けるようにしてもよい。
単語情報取得部121は、単語データベース152にアクセスし、単語入力部120に指定された単語をキーとして単語情報を取得する。上記音声出力部117は、単語情報取得部121により取得された単語情報に含まれている音声ファイルに記録されている音声データを音声出力装置106に出力する。
類似単語取得部122は、類似単語データベース153にアクセスして、音素文字入力部113に入力された音素文字をキーとして、「単語1」及び「単語2」の2つの単語を取得する。類似単語表示部123は、類似単語取得部122が取得した2つの単語のスペルを表示装置105に表示する。
問題音声取得部124は、類似単語取得部122が取得した2つの単語の何れか一方の単語を選択(以下、問題音声取得部124により選択された単語を「問題単語」という。)し、選択した単語に対応する音声ファイル(以下、「問題音声ファイル」という。また問題音声ファイルに基づいて出力される音声を問題音声という。)を単語データベース152から取得する。また、問題音声取得部124は、選択した単語をメモリ102に記憶する。問題音声出力部125は、問題音声ファイルに記録されている音声データを音声出力装置106に出力する。
解答単語入力部126は、学習者から、上記問題音声として発音された単語の指定を受け付ける。単語の指定は、例えば、上記類似単語表示部123により表示された2つの単語のいずれかを、マウスなどのポインティングデバイスにより選択することにより行われる。なお、キーボードなどの入力装置104から単語を入力するようにしてもよい。
正解判定部127は、上記問題音声取得部124が選択した問題単語をメモリ102から読み出し、解答単語入力部126に入力された単語が、読み出した問題単語と同じであるかどうかを判定する。判定結果表示部128は、正解判定部127による判定の結果を示すメッセージを表示装置105に表示する。また、判定結果表示部128は、判定の結果に応じて、音声出力装置106から音声を出力するようにしてもよい。
なお、上記各機能部111〜128は、学習支援装置10のCPU101がメモリ102や記憶装置103に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。
===音素文字について===
ここで、上記音素データベース151に登録される音素情報について、音素毎に説明する。
===/p/===
音素データベース151には、音素文字/p/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/p/に対応する断面動画データは、口唇の前方に近接する紙を表示し、唇がきつくむすばれ、呼気が咽喉から口腔内に溜め込まれ、上下唇が開かれ、口腔内に溜め込まれていた呼気が吐き出される動作を表示し、吐き出された呼気により口唇の前方に近接している紙が揺れる様子を表示するものである。また、この断面動画データでは、/p/の発声器官である口唇が赤色に彩色されて点滅し、呼気の流れは灰色に彩色されて表示される。この断面動画データによって、上下唇を略平行に開く状態、及び吐き出された呼気により紙が揺れる状態が強調表示されることは、特に日本人学習者向けに有効である。
/p/に対応する正面動画データは、上下唇をきつく合わせた状態から、上下唇を略平行に開く様子を示すものである。
===/wh/===
音素データベース151には、音素文字/wh/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/wh/に対応する断面動画データは、口唇の前方に近接する紙を表示し、口笛を吹くときの口形が形成されて、口唇及び口唇内筋肉以外の発声器官が動かないままで呼気が吐き出される動作を表示し、この動作により紙が揺れる様子を表示するものである。また、この断面動画データでは、/wh/の発声器官である口唇が赤色に彩色され、口腔内筋肉が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。この断面動画データにより、上下唇を略平行に開く状態、及び吐き出された呼気により紙が揺れる状態が強調表示されることは、特に日本人学習者向けに有効である。
/wh/に対応する正面動画データは、口笛を吹くときの口の形を作る口唇の動作を表示するものである。
===/f/===
音素データベース151には、音素文字/f/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/f/に対応する断面動画データは、上歯が下唇を噛んでいる状態で呼気が吐き出される様子を表示するものである。また、この断面動画データでは、/f/の発声器官である上歯が青色に彩色され、下唇が赤色に彩色され、これら発声器官が点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
/f/に対応する正面動画データは、上歯が下唇を噛んでいる状態を表示するものである。
また、/f/が含まれる単語と/wh/が含まれる単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に対応付けて登録される2つの単語の組合せには、例えば、「what」と「fat」、「whether」と「feather」、「whine」と「fine」、「wheel」と「feel」、「while」と「file」、「whale」と「fail」、「where」と「fair」などがある。
===/th/(無声音)===
音素データベース151には、無声音の音素文字/th/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
無声音の/th/に対応する断面動画データは、上下歯が舌先を噛んだ状態のまま呼気が吐き出される様子を表示するものである。また、この断面動画データでは、無声音/th/の発声器官である舌が赤色に、上下歯が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
無声音の/th/に対応する正面動画データは、上下歯が舌先を噛む動作と、上下歯が舌先を噛んでいる状態が継続されている様子を表示するものである。
===/t/===
音素データベース151には、音素文字/t/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/t/に対応する断面動画データは、口唇の前方に近接する紙を表示し、舌が上歯の後面に押し付けられ、呼気が口腔内に溜まっている状態から、口腔内に溜まった呼気が勢いよく吐き出されるとともに、前記上歯の後面から舌が離され、再度舌が前記上歯の後部に押し付けられる動作と、この動作により紙が揺れる様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/t/の発声器官である舌が赤色に、上歯が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
/t/に対応する正面動画データは、口唇に緊張がなく半開きの状態を表示するものである。
===/s/===
音素データベース151には、音素文字/s/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/s/に対応する断面動画データは、上下歯が噛み合わせられ、当該上下歯の隙間から呼気が激しく吐き出される様子を表示するものである。また、この断面動画データでは、/s/の発声器官である上下歯が青く彩色されて点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
/s/に対応する正面動画データは、唇が横に引かれ、上下歯が噛み合わせられる動作と、当該上下歯が噛み合った状態が継続する様子とを表示するものである。
また、/s/が含まれる単語と、無声音の/th/が含まれる単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「thick」と「sick」、「thing」と「sing」、「think」と「sink」、「thank」と「sank」、「thaw」と「saw」、「thorough」と「sorrow」などがある。
===/sh/===
音素データベース151には、音素文字/sh/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/sh/に対応する断面動画データは、舌の中部が持ち上げられ、上下歯の間に隙間が開けられて、この隙間から呼気が吐き出される様子を表示するものである。また、この断面動画データでは、/sh/の発声器官である口唇と舌とが赤色に彩色されて点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
/sh/に対応する正面動画データは、上下唇がラッパ状に屈曲し、上下歯の隙間が開く動作を表示するものである。
また、/sh/が含まれる単語と、/s/が含まれる単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「see」と「she」、「ship」と「ship」、「seal」と「she'll」、「so」と「show」、「seat」と「sheet」、「sign」と「shine」などがある。
===/ch/===
音素データベース151には、音素文字/ch/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/ch/に対応する断面動画データは、上歯の歯根部に舌が押し付けられ、呼気が口腔内に溜められ、口腔内に溜まった呼気が勢いよく吐き出されるとともに、前記歯根部から舌が離れ、再度舌が前記歯根部に押し付けられる動作を表示するものである。また、この断面動画データでは、/ch/の発声器官である口唇及び舌が赤色に、上歯が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
/ch/に対応する正面動画データは、上下唇がラッパ状に屈曲し、上下歯に僅かな隙間が開く動作を表示するものである。
===/k/===
音素データベース151には、音素文字/k/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/k/に対応する断面動画データは、/k/の発声器官である舌及び軟口蓋を赤色に彩色して点滅させ、舌後部が持ち上がられ、当該舌後部が軟口蓋に接し、当該舌後部が軟口蓋から離れるとともに呼気が吐き出される動作を表示するものである。
/k/に対応する正面動画データは、上下唇と上下歯とを半開きにする動作と、上下唇と上下歯が半開きになっている状態が継続する様子とを表示するものである。
===/h/===
音素データベース151には、音素文字/h/(子音、無声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/h/に対応する断面動画データは、口腔内を呼気が強く通過する様子を表示するものである。また、この断面動画データでは、/h/の発声器官である口腔内が赤色に彩色されて点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
/h/に対応する正面動画データは、日本語の/オ/を発声する場合と同様の口形が形成される様子を表示するものである。
===/b/===
音素データベース151には、音素文字/b/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/b/に対応する断面動画データは、口唇の前方に紙が近接されている状態を表示し、上下唇がきつくむすばれる動作と、口腔内に呼気が溜められ、口腔内に溜まった呼気が吐き出される動作と、この動作により紙が揺動する様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/b/の発声器官である上下唇及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
/b/に対応する正面動画データは、上下唇がきつくむすばれる動作と、上下唇がきつくむすばれた状態から、上下唇が略平行に開口される様子とを表示するものである。
===/w/===
音素データベース151には、音素文字/w/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/w/に対応する断面動画データは、口笛を吹くときの口形が形成されて、声帯以外の発声器官が動かないままで呼気が吐き出される動作と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/w/の発声器官である上下唇、口腔及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
/w/に対応する正面動画データは、口笛を吹くときの口形が形成される様子を表示するものである。
===/v/===
音素データベース151には、音素文字/v/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/v/に対応する断面動画データは、上歯が下唇を強く噛んでいる状態で呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データは、/v/の発声器官である上歯、下唇、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
/v/に対応する正面動画データは、上歯が下唇を強く噛んでいる状態を表示するものである。
また、/v/が含まれる単語と、/b/が含まれる単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「very」と「berry」、「vest」と「best」、「vote」と「boat」、「vase」と「base」、「van」と「ban」、「vow」と「bow」、「vanish」「banish」、「vale」と「bail」などがある。
===/th/(有声音)===
音素データベース151には、音素文字/th/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
有声音の/th/に対応する断面動画データは、上下歯が舌先を噛んだ状態のまま呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データは、有声音の/th/の発声器官である舌、上下歯、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
有声音の/th/に対応する正面動画データは、舌先が上下歯の隙間から視認可能なように上下歯が舌先を噛む動作と、この上下歯が舌先を噛んでいる状態が継続されている様子とを表示するものである。
===/d/===
音素データベース151には、音素文字/d/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/d/に対応する断面動画データは、口唇の前方に紙状物が近接されている様子と、舌が上歯の後面に押し付けられ、呼気が口腔内に溜め込まれ、口腔内に溜まった呼気が勢いよく吐き出されるとともに、前記上歯の後面から舌が離れ、再度舌が前記上歯の後部に押し付けられる動作と、当該動作により前記紙状物が揺動する様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/d/の発声器官である、舌及び声帯が赤色に、上歯が青色に彩色され、これら発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
/d/に対応する正面動画データは、口唇に緊張がなく半開きの状態を表示するものである。
また、/d/が含まれている単語と、有声音の/th/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「den」と「then」、「diskette」と「this kit」、「dare」と「there」、「day」と「they」などがある。
===/z/===
音素データベース151には、音素文字/z/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/z/に対応する断面動画データは、上下歯が噛み合わせられ、当該上下歯の隙間から呼気が激しく吐き出される様子を表示するものである。この断面動画データでは、/z/の発声器官である声帯が赤色に、上下歯が青色に彩色され、これら発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
/z/に対応する正面動画データは、口唇が横に引かれ、上下歯が噛み合わせられる動作と、当該上下歯が噛み合った状態が継続する様子とを表示するものである。
===/j/===
音素データベース151には、音素文字/j/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/j/に対応する断面動画データは、舌が上歯の後面に押し付けられ、呼気が口腔内に溜め込まれ、口腔内に溜まった呼気が勢いよく吐き出されるとともに、前記上歯の後面から舌が離れ、再度舌が前記上歯の後部に押し付けられる動作と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データは、/j/の発声器官である口唇、舌、及び声帯が赤色に、上歯が青色に彩色され、これら発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
/j/に対応する正面動画データは、上下唇がラッパ状に屈曲し、上下歯の隙間が開く動作を表示するものである。
===/g/===
音素データベース151には、音素文字/g/(子音、有声音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/g/に対応する断面動画データは、舌後部が持ち上がられ、当該舌後部が軟口蓋に接し、当該舌後部が軟口蓋から離れるとともに呼気が吐き出される動作と、声帯が振動する様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/g/の発声器官である舌、軟口蓋、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて有声音であることが示される。
/g/に対応する正面動画データは、上下唇と上下歯が半開きにされる動作と、上下唇と上下歯が半開きになっている状態が継続する様子とを表示するものである。
===/m/===
音素データベース151には、音素文字/m/(子音、鼻音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/m/に対応する断面動画データは、上下唇が閉じられている状態と、呼気が鼻腔に流れる様子と、声帯が振動する様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/m/の発声器官である口唇、鼻腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/m/に対応する正面動画データは、上下唇が閉じられ、鼻を膨らませている様子と、鼻が振動している様子とを表示するものである。鼻が振動することにより、呼気(と声)が鼻腔に抜けており、鼻音であることが明瞭になる。
===/n/===
音素データベース151には、音素文字/n/(子音、鼻音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/n/に対応する断面動画データは、上下唇と上下歯とが半開きになっている状態と、舌先から舌全体の三分の一ほどの舌前部が上歯の後面にきつく押し付けられている状態と、呼気が鼻腔に流れる様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/n/の発声器官である舌、鼻腔、及び声帯が赤色に、上歯が青色に彩色され、これら発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/n/に対応する正面動画データは、上下唇と上下歯と半開きにする動作と、上下唇と上下歯が半開きになっている状態が継続する様子とを表示するものである。
また、/n/が含まれている単語と、/m/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「them」と「then」、「warm」と「warn」、「am」と「an」、「term」と「turn」、「sum」と「sun」、「gym」と「gin」などがある。
===/ng/===
音素データベース151には、音素文字/ng/(子音、鼻音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/ng/に対応する断面動画データは、上下唇と上下歯とが半開きになっている状態と、舌後部が持ち上がられ、当該舌後部が軟口蓋に接し、当該舌後部が軟口蓋から離れるとともに呼気が鼻腔に流れ、呼気が鼻から吐き出される動作と、声帯が振動する様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/ng/の発声器官である舌、鼻腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/ng/に対応する正面動画データは、上下唇と上下歯とが半開きになっている状態と、鼻を膨らませている様子と、鼻が振動している様子とを表示するものである。
また、/ng/が含まれている単語と、/n/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せとしては、例えば、「tan」と「tang」、「thin」と「thing」、「pin」と「ping」、「sin」と「sing」、「ban」と「bang」、「bon」と「bong」などがある。
===/qu/===
音素データベース151には、音素文字/qu/(子音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/qu/に対応する断面動画データは、上下唇がラッパ状に屈曲し、舌後部の両側を巻き上げるような形状にする様子と、呼気が吐き出される様子とを表示するものである。また、この断面動画データは、/qu/の発声器官である口唇、舌、口腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/qu/に対応する正面動画データは、上下唇がラッパ状に屈曲する動作と、上下唇がラッパ状になっている状態が継続されている様子とを表示するものである。
===/l/===
音素データベース151には、音素文字/l/(子音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/l/に対応する断面動画データは、舌が上歯後面に当てられる動作を表示するものである。また、この断面動画データでは、/l/の発声器官である舌及び声帯が赤色に彩色され、上歯が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/l/に対応する正面動画データは、上下唇と上下歯とが半開きになっている状態を表示するものである。
===/r/===
音素データベース151には、音素文字/r/(子音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/r/に対応する断面動画データは、舌が口腔内で他の発声器官に接しないように上側に丸められる動作と、舌が丸められたままの状態で呼気が吐き出される様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/r/の発声器官である唇、舌、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/r/に対応する正面動画データは、口形をラッパ状にする様子と、ラッパ状の口形が継続している様子とを表示するものである。
また、/r/が含まれている単語と、/l/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「light」と「right」、「lane」と「rain」、「lead」と「read」、「led」と「red」、「load」と「road」、「leaf」と「reef」などがある。
===/y/===
音素データベース151には、音素文字/y/(子音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/y/に対応する断面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇を変形する様子と、舌後部が上両側の奥歯に接するように舌を広げる動作と、呼気が吐き出される様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/y/の発声器官である口唇、舌、口腔、及び声帯が赤色に、上歯が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/y/に対応する正面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇を変形する様子と、ラッパ状の口形が継続している様子とを表示するものである。
===/x/===
音素データベース151には、音素文字/x/(子音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/x/に対応する断面動画データは、舌後部が持ち上げられ、当該舌後部が軟口蓋に接し、当該舌後部が軟口蓋から離れるとともに呼気が吐き出される動作と、上下歯が噛み合わせられ、当該上下歯の隙間から呼気が激しく吐き出される様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/x/の発声器官である舌及び軟口蓋が赤色に、上下歯が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、呼気の流れが灰色に彩色されて表示される。
/x/に対応する正面動画データは、上下唇と上下歯とを半開きにする動作と、上下唇と上下歯が半開きになっている状態が継続する様子と、口唇が横に引かれ、上下歯が噛み合わせられる動作と、当該上下歯が噛み合った状態が継続する様子とを表示するものである。
なお、上記/x/に対応する断面動画データ及び正面動画データはそれぞれ、上述した/k/の断面動画データ及び正面動画データと、/s/の断面動画データ及び正面動画データとを組み合わせたものである。
===/ee/===
音素データベース151には、音素文字/ee/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/ee/に対応する断面動画データは、上下唇がラッパ状に屈曲する様子と、舌後部が上両側の奥歯に接し、舌先が下歯後面に接するように舌を変形する動作と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/ee/の発声器官である口唇、口腔、舌、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/ee/に対応する正面動画データは、上下唇がラッパ状に屈曲する様子と、上下唇がラッパ状になっている状態が継続されている様子と、上下唇の回りにしわがよっている様子とを表示するものである。
===/a/===
音素データベース151には、音素文字/a/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/a/に対応する断面動画データは、舌先が下歯後面に接し、舌後部が持ち上げられる動作と、呼気が流れる様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/a/の発声器官である唇、口腔、舌、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/a/に対応する正面動画データは、日本語の/エ/を発声する場合の口形よりも顎位が下がった口唇形を形成する動作と、前記口唇形が継続されている状態とを表示するものである。
===/i/===
音素データベース151には、音素文字/i/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/i/に対応する断面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇を変形する様子と、舌先が下歯後面に接し、舌後部が上両側の奥歯に接するように持ち上げられる動作と、呼気が口から吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/i/の発声器官である唇、口腔、舌、及び声帯が赤色に、上下歯が青色に彩色され、これらの発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/i/に対応する正面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇が変形される様子と、ラッパ状の口形が継続している様子とを表示するものである。
また、/i/が含まれている単語と、/a/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「bag」と「big」、「bat」と「bit」、「chat」と「chit」、「fan」と「fin」、「lap」と「lip」、「rap」と「rip」、「tap」と「tip」などがある。
===/e/===
音素データベース151には、音素文字/e/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/e/に対応する断面動画データは、舌先が下歯後面に接し、上奥歯に触れないように舌後部が持ち上げられる動作と、呼気が口から吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/e/の発声器官である唇、口腔、舌、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/e/に対応する正面動画データは、日本語の/エ/を発声する場合の口形と同様の口唇形を形成する動作と、前記口唇形が継続されている状態とを表示するものである。
また、/e/が含まれている単語と、/i/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「pet」と「pit」、「bed」と「bid」、「beg」と「big」、「check」と「chick」、「set」と「sit」、「tech」と「tick」などがある。
===/o/===
音素データベース151には、音素文字/o/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/o/に対応する断面動画データは、下顎が最大限下げられ、口が大きく開けられた様子と、舌先が下歯後方の歯茎内下方に接し、舌後部が持ち上げられる動作と、当該動作による舌の状態において呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/o/の発声器官である口唇、口腔、下顎、及び声帯が赤色に、下歯が青色に彩色され、これら発声器官が点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/o/に対応する正面動画データは、下顎が最大限下げられ、口が大きく開けられた様子を表示するものである。
また、/o/が含まれている単語と、/a/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「cap」と「cop」、「tag」と「tog」、「bag」と「bog」、「ban」と「bon」、「hat」と「hot」などがある。
===/u/===
音素データベース151には、音素文字/u/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/u/に対応する断面動画データは、舌先が下歯後面に接している状態と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/u/の発声器官である唇、口腔、舌、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/u/に対応する正面動画データは、日本語の/ア/を発声する場合の口形と同様の口唇形を形成する動作と、前記口唇形が継続されている状態とを表示するものである。
また、/u/が含まれている単語と、/o/が含まれている単語とが対応付けられて類似単語データベース153に登録される。類似単語データベース153に登録される2つの単語の組合せには、例えば、「bog」と「bug」、「cop」と「cup」、「hot」と「hut」、「got」と「gut」、「pot」と「putt」、「song」と「sung」などがある。
===/ae/===
音素データベース151には、音素文字/ae/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/ae/に対応する断面動画データは、口唇を縦に大きく開け、口腔内で舌先が下歯後面に接している状態から、前記口唇を半分ほど閉じた状態に移行する動作と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/ae/の発声器官である口唇、舌、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/ae/に対応する正面動画データは、口唇が大きく縦に開けられた状態から、日本語の/エ/を発声する場合の口形を形成する動作と、日本語の/エ/を発声する場合の口形から、日本語の/イ/を発声する場合の口形に比べて口唇の横幅が略半分の口形を形成する動作とを表示するものである。
===/ie/===
音素データベース151には、音素文字/ie/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/ie/に対応する断面動画データは、下顎を最大限下げて口唇を大きく縦に開けて、口腔内で舌先が下歯後面に接している状態から、口唇の大きさが三分の一程まで口唇を閉じる動作と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/ie/の発声器官である口唇、口腔、舌、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/ie/に対応する正面動画データは、下顎を最大限下げて口唇を大きく縦に開けた状態から、口唇の大きさが三分の一程になるように口唇を閉じる様子を表示するものである。
===/oe/===
音素データベース151には、音素文字/oe/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/oe/に対応する断面動画データは、下顎を最大限下げて口唇を大きく開けている状態から、口笛を吹くときの口形になるように口唇を変形する動作と、口腔内で舌先が下歯後方の歯茎に接している様子と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/oe/の発声器官である口唇、口腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/oe/に対応する正面動画データは、下顎を最大限下げて口唇を大きく開ける動作と、口笛を吹くときの口形になるように口唇を変形する動作とを表示するものである。
===/ow/===
音素データベース151には、音素文字/ow/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/ow/に対応する断面動画データは、形が伸びきる状態まで大きく口唇を開ける動作と、口形がラッパ状になるように口唇を変形する動作と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/ow/の発声器官である口唇、口腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/ow/に対応する正面動画データは、形が伸びきる状態まで口唇を大きく開ける動作と、口形がラッパ状になるように口唇を変形する動作とを表示するものである。
===/oo/===
音素データベース151には、音素文字/oo/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/oo/に対応する断面動画データは、上下唇を外方向に巻き上げて口形をラッパ状にする動作と、ラッパ状の口形のままに呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/oo/の発声器官である口唇、口腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/oo/に対応する正面動画データは、上下唇を外方向に巻き上げたラッパ状の口形を表示するものである。
===/oo/===
音素データベース151には、音素文字/oo/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/oo/に対応する断面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇を外側に巻き上げる動作と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/oo/の発声器官である口唇、口腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/oo/に対応する正面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇を外側に巻き上げる動作と、上下唇の回りにしわがよっている様子とを表示するものである。
===/oi/===
音素データベース151には、音素文字/oi/(母音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/oi/に対応する断面動画データは、下顎を最大限下げて口唇を大きく開けている状態から、口形がラッパ状になるように上下唇を変形する様子と、口腔内の舌先が下歯後方の歯茎に接している状態と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/oi/の発声器官である口唇、口腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/oi/に対応する正面動画データは、下顎を最大限下げて口唇を大きく開けている状態から、口形がラッパ状になるように上下唇を変形する様子を表示するものである。
===/ur/===
音素データベース151には、音素文字/ur/(子音)に対応付けて、以下のような断面動画データ及び正面動画データが記憶される。
/ur/に対応する断面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇を外側に巻き上げる動作と、舌を口腔内で他の発声器官に接しないように上側に丸める動作と、呼気が吐き出される様子と、声帯が振動している様子とを表示するものである。また、この断面動画データでは、/ur/の発声器官である口唇、口腔、及び声帯が赤色に彩色されて点滅し、声帯までの呼気の流れは灰色に彩色され、声帯を通過した呼気は青色に彩色されて発声されていることが示される。
/ur/に対応する正面動画データは、口形がラッパ状になるように上下唇を外側に巻き上げる動作と、上下唇の回りにしわがよっている状態とを表示するものである。
===音素の学習===
本実施形態の学習支援装置10では、音素文字や音素を発音する様子を示す動画が表示され、音素が発音された音声が出力される。学習者は、学習支援装置10から出力されている動画や音声を参考にして、英語の音素の発音を学習することが想定されている。図6は、学習者が音素の発音の学習を行う際に行われる学習支援装置10の処理の流れを示す図である。
学習支援装置10は、音素データベース151にアクセスし、音素データベース151に登録されている音素文字の一覧を取得し、取得した音素文字の一覧を表示装置105に表示する(S201)。学習支援装置10は、学習者から学習対象となる音素文字の指定を受け付ける(S202)。本実施形態では、音素文字は、一覧表示された音素文字をマウスでクリックすることにより指定される。
学習支援装置10は、音素データベース151にアクセスし、学習者から指定された音素文字をキーとして音素情報を取得する。学習支援装置10は、音素情報に含まれている断面図ファイルに記録されている動画データに基づいて、指定された音素が発音される際の頭部断面の様子を示す動画を表示装置105に表示する(S203)。学習支援装置10は、音素情報に含まれている正面図ファイルに記憶されている動画データに基づいて、指定された音素が発音される際の頭部正面の様子を示す動画を表示装置105に表示する(S204)。学習支援装置10は、音素情報に含まれている波形ファイルに記録されている画像データに基づいて、指定された音素が発音された音声の波形を示す画像を表示装置105に表示する(S205)。学習支援装置10は、音素情報に含まれている音声ファイルに記録されている音声データを音声出力装置106に出力する(S206)。
上記ようにして、本実施形態の学習支援装置10では、学習者から指定された音素文字を発音する際の動画や音声が出力され、学習者は動画や音声を参考にして音素の発音を練習することができる。このように、学習者は、英語の言語音を構成する最小単位である音素毎に発音を学習することができるので、学習した音素を組合せることで、英語の全ての単語や成句、文章の発音に適用することが可能となる。すなわち、より効率的な発音の学習を行うことができる。また、学習者は、音素文字を目で見て、発音時の様子を断面動画や正面動画などの動画で確認し、発音された音声を聴くというように、同一の音素文字について複数の表現を参考にすることができる。したがって、学習者は、より効果的な学習を行うことができる。
また、本実施形態の学習支援装置10によれば、学習者は、学習支援装置10に表示される音素文字に対応付けて発音を学習することができる。したがって、英語が記述される文字と、英語の発音を構成する音素との関係を学習することができる。これにより、例えば、未知の単語であっても、記述されたスペルから発音を想定することができるようになる。つまり、学習者の英語の音読能力を効果的に高めることができる。
===単語の学習===
学習支援装置10では、音素の発音の学習とともに、単語の発音の学習も行うことができるようになっている。図7は、学習者が単語の発音の学習を行う際に行われる学習支援装置10の処理の流れを示す図である。
学習支援装置10は、音素データベース151にアクセスし、音素データベース151に登録されている音素文字の一覧を取得し、取得した音素文字の一覧を表示装置105に表示する(S221)。学習支援装置10は、学習者から学習対象となる音素文字の指定を受け付ける(S222)。
学習支援装置10は、単語データベース152にアクセスし、学習者から指定された音素文字をキーとして単語情報を取得する。ここで、所定数(例えば10個)以上の単語情報が単語データベース152に登録されている場合には、学習支援装置10は所定数だけの単語情報をランダムに取得するようにする。学習支援装置10は、取得した単語情報に基づいて、単語の一覧を表示装置105に表示する(S223)。
学習支援装置10は、学習者から学習対象の単語の指定を受け付ける(S224)。単語の指定は、音素文字の指定と同様に、一覧表示された単語をマウスでクリックすることにより行われる。学習支援装置10は、単語データベース152にアクセスして、学習者から指定された単語をキーとして、単語情報を取得する。学習支援装置10は、取得した単語情報に含まれている音声ファイルに記録されている音声データを音声出力装置106に出力する(S225)。
このようにして、学習者は、指定した音素文字が含まれている単語の一覧を確認し、表示された単語の発音を聴くことができる。したがって、本実施形態に係る学習支援装置10によれば、音素文字の発音の学習とともに、学習対象となる音素文字が含まれる単語の学習をも行うことができる。すなわち、学習した音素文字が実際に用いられている単語を確認することもできるので、学習者のより効果的な発音の学習を実現することができる。
===画面例===
上述した図6の処理の(S201)及び(S202)並びに図7の処理の(S221)及び(S222)において用いられる画面310の一例を図8に示す。
学習支援装置10は、音素データベースに登録されている各音素情報を、「種別1」及び「種別2」別に分類して画面310に一覧表示する。学習者は、画面310に表示されている音素文字の何れかをマウスでクリックして、学習対象となる音素文字を指定する。
学習者から音素文字が選択されると、学習支援装置10は図9に示すような画面320を表示する。図9は、音素文字/p/が選択された場合に表示される画面320の一例である。画面320には、断面図ボタン321及び正面図ボタン322が表示される。学習者によって断面図ボタン321が押下されると、図10に示す画面330が表示される。
画面330には、音素を発音する際の断面動画が表示される。図10に示すように、断面動画では、発音の際の呼気の流れ(331)が表示される。また、断面動画では、当該音素文字に対応する音素を発音する際に使われる発声器官が赤色や青色などに彩色されて点滅表示される。図10には、断面動画が表示された画面330の一例として、/p/の発音に用いられる口唇332が彩色されている様子が示されている。
さらに、/p/や/wh/、/t/、/b/、/d/に対応する断面動画では、口唇の前方に紙状物333が近接された様子が表示され、発音によって吐出される呼気の強さや勢いなどが、紙状物333の揺動によって表現される。
上記のように、本実施形態に係る学習支援装置10では、音素を発音する様子を示す断面動画が表示されるので、学習者は、咽喉から口腔への呼気の流れや発声器官の動きを視覚的に認識することができる。したがって、音を聞くだけでは再現し難い音素であっても、学習者は、呼気の流れや発声器官の動きを視認して、呼気の流れを頭でイメージしつつ真似ようとすることにより、効果的に英語の発音を習得することができる。特に、断面動画に呼気の流れが表示されることにより、学習者は音素の再現に最も重要な要素のひとつである呼気の制御を習得することができる。よって、効率的な発音の学習を実現することができる。さらに、音素によっては、口唇から吐き出される呼気の様子が、口唇の前方に近接する紙状物333の揺動によって表現されるため、学習者は、呼気の強さや勢いを確認することができる。したがって、学習者は、呼気の吐出の様子を容易に理解することができる。すなわち、学習者は効果的に発音を習得することができる。
一方、図9に示す画面320の正面図ボタン322が押下されると、図10の画面340が表示される。画面340には、/p/を発音する際の正面動画が表示される。正面動画では、音素を発音する際に使われる発声器官のうち、頭部正面から視認可能なものの動きが表示される。図10には、正面動画が表示された画面340の例として、口唇341の動きが表示される例が示されている。このように、音素が発音される際の頭部正面の様子が表示されるので、学習者は自身の頭部を鏡などで確認しながら発音の練習をすることが可能である。すなわち、様々な角度から発声器官の動作を確認することができるので学習者にとって分かりやすく、効果的な発音の習得が可能である。
図9の断面図ボタン321及び正面図ボタン322の下欄には、「モデルの声」ボタン323が表示される。「モデルの声」ボタン323が押下されると、図11に示す画面350が表示されるとともに、学習対象となっている音素/p/が発音された音声が出力される。画面350には、音素/p/が発音された音声を視覚化した波形が表示される。本実施形態では、予め音声データの波形を表示する画像データを波形ファイルとして記憶しているが、音声データから動的に波形を示す画像を作るようにしてもよい。
図9の画面320はさらに、「モデルの声」ボタン323の下欄に、学習対象となっている音素(この例では/p/)が含まれている単語が所定数(この例では10個)表示される単語リスト表示欄324を有している。学習者が単語リスト表示欄324に表示された単語のひとつをマウスによりクリックすると、学習支援装置10は、クリックされた単語の音声データを単語データベース152から読み出し、読み出した音声データを音声出力装置106に出力する。
なお、上記の画面310〜350は、あくまで一例であり、各種の構成を変更することができる。例えば、同一の画面に複数の動画を表示するようにしてもよい。また、動画の表示と音声の出力とを同期するようにすることも好適である。
===類似単語の聞き分け学習===
学習者はまた、類似単語データベース153に登録されている、発音が類似する2単語を学習して、類似発音の聞き分け学習を行うこともできる。図12は、発音が類似する2単語を聞き分ける学習の際に行われる、学習支援装置10の処理の流れを示す図である。
学習支援装置10は、音素データベース151にアクセスし、音素データベース151に登録されている音素文字の一覧を取得し、取得した音素文字の一覧を表示装置105に表示する(S201)。学習支援装置10は、学習者から学習対象となる音素文字の指定を受け付ける(S202)。本実施形態では、音素文字は、一覧表示された音素文字をマウスでクリックすることにより指定される。
学習支援装置10は、類似単語データベース153にアクセスし、学習者から指定された音素文字をキーとして類似する2つの単語(「単語1」及び「単語2」)を取得することができるかどうかを調べる(S243)。発音が類似する2つの単語が登録されていない場合には(S243:NO)、処理を終了する。
発音が類似する2つの単語が登録されている場合(S243:YES)には、学習支援装置10は、「単語1」及び「単語2」を類似単語データベース153から取得し(S244)、取得した2単語を表示装置105に表示する(S245)。
また、学習支援装置10は、取得した2単語の何れかを選択し(S246)、選択した単語をメモリ102に記憶する。学習支援装置10は、単語データベース152にアクセスして、選択した単語の音声ファイルを取得し、取得した音声ファイルに記録されている音声データを音声出力装置106に出力する(S247)。
学習支援装置10は、学習者から単語の指定を受け付ける(S248)。本実施形態では、単語の指定は、表示されている「単語1」及び「単語2」の何れかを学習者がマウスでクリックすることにより行われる。学習支援装置10は、学習者から指定された単語が上記メモリ102に記憶した単語と同じであるかどうかに応じて、学習者が類似単語の聞き分けに正解したかどうかを判断し、判断の結果を示すメッセージを表示装置105に表示する(S249)。
図13に、上記単語の聞き分け学習の際の処理に用いられる画面360の一例を示す。図13に示すように、画面360は、発音が類似する2単語の組合せを一覧表示する表示欄361を有している。表示欄361には、類似単語データベース153に登録されている、発音が類似する2単語の所定数(図13の例では5セット)の組合せが一覧表示される。
学習者は、各組合せの左欄に併記されている数字362をマウスでクリックして2単語の組合せを指定する。学習支援装置10は、指定された組合せの2単語のうち何れかを選択し、選択した単語をメモリ102に記憶するとともに、選択した単語に対応する音声ファイルを単語データベース152から取得して、取得した音声ファイルに記録されている音声データを音声出力装置106に出力する。学習者は、出力された音声(単語の発音)を聞き、表示されている2つの単語363のどちらの発音が出力されたかを判断し、表示されている2つの単語363の何れかをクリックする。学習支援装置10は、クリックされた単語が、メモリ102に記憶されている単語と同じかどうかによって、学習者の聞き分けが正解したかどうかを判断する。学習支援装置10は、画面370を表示し、上記の判断の結果、すなわち学習者が聞き分けに正解したかどうかを示すメッセージ371を表示する。図13では、学習者が聞き分けに正解したときのメッセージ371の一例が表示されている。また、メッセージ371の下欄には、学習対象となった2つの単語の組合せが表示される表示欄372があり、学習支援装置10が選択した単語が強調表示される。これにより、学習者は正解がどちらであったかを容易に把握することができる。
上記のようにして、本実施形態の学習支援装置10では、発音が類似する2つの音素について、それぞれの音素が含まれている2つの単語が表示され、どちらか一方の単語が発音された音声が出力される。したがって、学習者は、実際に音素文字が利用されている単語を確認しながら英語の発音の学習を進めることができる。
また、学習者は、どちらの単語の発音に係る音声が出力されたかを選択するという、クイズ形式での学習を行うことができるので、ゲーム感覚で楽しく発音の学習を行うことが可能となる。これにより、学習者の学習意欲を維持することができる。
また、本実施形態の類似単語データベース153に登録されている2つの単語は、2つの類似する発音の音素以外の音素は同じであるため、2つの音素の違いに集中して学習することが可能となっている。したがって、学習者は、効率的に音素の学習を行うことができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、以上の説明では、英語の音素の学習を支援する1台のコンピュータである学習支援装置10について説明したが、学習支援装置10が提供する機能は、複数台のコンピュータを通信ネットワークで接続した形態においても実現可能である。この場合、学習者が操作する学習者端末とサーバ装置とが通信ネットワークを介して通信可能に接続されてコンピュータシステムが構成される。この場合、学習者端末は、上述の学習支援装置10と同様のハードウェア構成を備え、学習支援装置10と同様の機能部を有する。ただし、学習者端末は、各データベース151〜153を備えず、これらデータベースはサーバ装置において管理するようにする。
学習者端末は、音素リスト取得部111に代えて、音素文字の一覧を取得するためのコマンドである音素リスト取得要求をサーバ装置に送信する音素リスト取得要求送信部と、音素リスト取得要求に応じてサーバ装置から送信される音素文字の一覧を受信する音素リスト受信部とを備えるようにする。
学習者端末は、データ取得部114に代えて、音素文字入力部113に入力された音素文字を設定した、音素情報を取得するためのコマンドであるデータ取得要求をサーバ装置に送信するデータ取得要求送信部と、データ取得要求に応じてサーバ装置から送信される音素情報を受信するデータ受信部とを備えるようにする。
学習者端末は、単語リスト取得部118に代えて、音素文字が含まれる単語の一覧を取得するためのコマンドである単語リスト取得要求をサーバ装置に送信する単語リスト取得要求送信部と、単語リスト取得要求に応じてサーバ装置から送信される単語リストを受信する単語リスト受信部とを備えるようにする。
学習者端末は、単語情報取得部121に代えて、単語情報を取得するためのコマンドである単語情報取得要求を、単語を指定してサーバ装置に送信する単語情報取得要求送信部と、単語情報取得要求に応じてサーバ装置から送信される単語情報を受信する単語情報受信部とを備えるようにする。
学習者端末は、問題音声取得部124に代えて、問題音声ファイルを取得するためのコマンドである問題音声取得要求をサーバ装置に送信する問題音声取得要求送信部と、問題音声取得要求に応じてサーバ装置から送信される問題音声ファイルを受信する問題音声受信部とを備え、正解判定部127に代えて、解答単語入力部126に入力された単語が問題単語と同じであるかどうかの判定を指示するコマンドである正解判定要求をサーバ装置に送信する正解判定要求送信部と、正解判定要求に応じてサーバ装置から送信される判定結果を受信する判定結果受信部とを備えるようにする。
一方サーバ装置は、学習支援装置10の音素データベース151、単語データベース152、類似単語データベース153、音素リスト取得部111、データ取得部114、単語リスト取得部118、単語情報取得部121、類似単語取得部122、問題音声取得部124、正解判定部127を備えるようにする。また、サーバ装置は、学習者端末から送信される音素リスト取得要求を受信する音素リスト取得要求受信部と、音素リスト取得部111が取得した音素文字の一覧を学習者端末に送信する音素リスト送信部と、学習者端末から送信されるデータ取得要求を受信するデータ取得要求受信部と、データ取得部114によって取得された、データ取得要求に設定されている音素文字対応する音素情報を学習者端末に送信するデータ送信部と、学習者端末から送信される単語リスト取得要求を受信する単語リスト取得要求受信部と、単語リスト取得部118が取得した単語の一覧を学習者端末に送信する単語リスト送信部と、学習者端末から送信される単語情報取得要求を受信する単語情報取得要求受信部と、単語情報取得部121により取得された単語情報取得要求に設定されている単語に対応する単語情報を学習者端末に送信する単語情報送信部と、学習者端末から送信される問題音声取得要求を受信する問題音声取得要求受信部と、問題音声取得部124が取得した問題音声ファイルを学習者端末に送信する問題音声送信部と、学習者端末から送信される正解判定要求を受信する正解判定要求受信部と、正解判定部127により、正解判定要求に設定されている単語と問題音声取得部124によって選択された問題単語とが同じであるかどうかの判定結果を学習者端末に送信する判定結果送信部とを備えるようにする。
上記のような構成のシステムにすることにより、例えば、インターネットやLANなどの通信ネットワークを介して、英語の発音の学習を行うことができる。
本発明の一実施の形態による、英語の発音の学習を支援する学習支援装置10に用いられるコンピュータの構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による、学習支援装置10の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態による、音素データベース151に登録される音素情報の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による、単語データベース152に登録される単語情報の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による、類似単語データベース153の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による、学習者が音素の発音の学習を行う際に行われる学習支援装置10の処理の流れを示す図である。 本発明の一実施の形態による、学習者が単語の発音の学習を行う際に行われる学習支援装置10の処理の流れを示す図である。 本発明の一実施の形態による、学習支援装置10により用いられる画面310の一例である。 本発明の一実施の形態による、音素文字/p/が選択された場合に表示される画面320の一例である。 本発明の一実施の形態による、学習支援装置10により用いられる画面330の一例である。 本発明の一実施の形態による、学習支援装置10により用いられる画面350の一例である。 本発明の一実施の形態による、発音が類似する2単語を聞き分ける学習の際に行われる、学習支援装置10の処理の流れを示す図である。 本発明の一実施の形態による、単語の聞き分け学習の際の処理に用いられる画面360の一例を示す図である。
符号の説明
10 学習支援装置
101 CPU 102 メモリ
103 記憶装置 104 入力装置
105 表示装置 106 音声出力装置
107 記録媒体読取装置 108 記録媒体
111 音素リスト取得部 112 音素リスト表示部
113 音素文字入力部 114 データ取得部
115 動画表示部 116 波形表示部
117 音声出力部 118 単語リスト取得部
119 単語リスト表示部 120 単語入力部
121 単語情報取得部 122 類似単語取得部
123 類似単語表示部 124 問題音声取得部
125 問題音声出力部 126 解答単語入力部
127 正解判定部 128 判定結果表示部
151 音素データベース 152 単語データベース
153 類似単語データベース

Claims (10)

  1. 英語の発音の学習を支援するためのプログラムであって、
    CPUとメモリと表示装置と音声出力装置とを有し、音素を表現する音素文字と、当該音素の音声データと、当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データとを対応付けて記憶する音素データベースにアクセス可能に接続するコンピュータに、
    学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから読み出す読み出しステップと、
    前記音素文字と、読み出した前記動画データとを前記表示装置に表示する表示ステップと、
    読み出した前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声出力ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記音素データベースに記憶されている前記動画データは、口唇の前方に近接される紙状物を表示し、前記音素を発音する際の発声期間の動き及び呼気の流れに加え、前記紙状物が前記呼気の吐出に応じて揺動する様子を表示するものであること、
    を特徴とするプログラム。
  3. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記コンピュータに、学習対象となる前記音素文字を構成する1文字以上のアルファベット文字の入力を受け付ける入力ステップを実行させ、
    前記読み出しステップでは、前記音素データベースにアクセスし、入力された前記アルファベット文字と一致する前記音素文字に対応する、音声データ及び前記動画データを読み出すこと、
    を特徴とするプログラム。
  4. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記コンピュータは、前記音素文字と、前記音素文字を含む単語を構成する文字群と、当該単語を発音した音声データである単語音声データとが対応付けて記憶される単語データベースにアクセス可能に接続しており、
    前記コンピュータに、
    前記単語データベースにアクセスして、前記学習対象となる音素文字をキーとして前記文字群と前記単語音声データとを取得するステップと、
    前記音素文字を前記表示装置に表示するステップと、
    前記単語音声データを前記音声出力装置に出力するステップと、
    をさらに実行させるためのプログラム。
  5. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記音素データベースには、前記音素文字と、前記音声データと、前記音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを頭部断面図に表示する第1の動画データと、前記音素を発音する際の口唇の動きを頭部正面図に表示する第2の動画データと、が対応付けて記憶されており、
    前記読み出しステップでは、前記音素文字に対応する前記第1及び第2の動画データを読み出し、
    前記表示ステップでは、前記第1及び第2の動画データのそれぞれを前記表示装置に表示すること、
    を特徴とするプログラム。
  6. 英語の発音の学習を支援する方法であって、
    CPUとメモリと表示装置と音声出力装置とを有するコンピュータが、
    音素を表現する音素文字と、当該音素の音声データと、当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データとを対応付けて前記メモリに記憶し、
    学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記メモリから読み出し、
    前記音素文字と、読み出した前記動画データとを前記表示装置に表示し、
    読み出した前記音声データを前記音声出力装置に出力すること、
    を特徴とする英語発音学習支援方法。
  7. 英語の発音の学習を支援する装置であって、
    CPUと、メモリと、表示装置と、音声出力装置と、
    音素を表現する音素文字、当該音素の音声データ、並びに当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データを対応付けて記憶する音素データベースにアクセスするアクセス部と、
    学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから取得するデータ取得部と、
    前記音素文字と前記動画データとを前記表示装置に表示する動画表示部と、
    前記学習音素前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声出力部と、
    を備えることを特徴とする英語発音学習支援装置。
  8. 英語の発音の学習を支援するシステムであって、
    学習者の学習者端末と、サーバ装置とが通信可能に接続して構成され、
    前記学習者端末は、
    CPUと、メモリと、入力装置と、表示装置と、音声出力装置と、
    音素文字の一覧を取得するためのコマンドである音素リスト取得要求を前記サーバ装置に送信する音素リスト取得要求送信部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    CPUと、メモリと、
    音素を表現する音素文字、当該音素の音声データ、及び当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データを対応付けて記憶する音素データベースにアクセスするアクセス部と、
    前記学習者端末から送信される前記音素リスト取得要求を受信する音素リスト取得要求受信部と、
    前記音素リスト取得要求の受信に応じて、前記音素データベースから前記音素文字の一覧を取得する音素リスト取得部と、
    前記音素リスト取得部が取得した前記音素文字の一覧を前記学習者端末に送信する音素リスト送信部と、を備え、
    前記学習者端末は、
    前記音素リスト取得要求に応じて前記サーバ装置から送信される前記音素文字の一覧を受信する音素リスト受信部と、
    受信した前記音素文字の一覧を表示する音素リスト表示部と、
    学習対象となる音素文字の入力を受け付ける音素文字入力部と、
    入力された前記音素文字を設定した、前記音素文字に対応する音素を発音する様子を表示する動画データ及び当該音素が発音された音声の音声データを取得するためのコマンドであるデータ取得要求を前記サーバ装置に送信するデータ取得要求送信部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記学習者端末から送信される前記データ取得要求を受信するデータ取得要求受信部と、
    受信した前記データ取得要求に設定されている前記音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから取得するデータ取得部と、
    取得した前記音声データ及び前記動画データを前記学習者端末に送信するデータ送信部と、を備え、
    前記学習者端末は、
    前記データ取得要求に応じて前記サーバ装置から送信される前記音声データ及び前記動画データを受信するデータ受信部と、
    前記学習者により入力された前記音素文字、及び、受信した前記動画データに基づく動画を前記表示装置に表示する動画データ表示部と、
    受信した前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声データ出力部と、
    を備えることを特徴とする英語発音学習支援システム。
  9. CPUとメモリと表示装置と音声出力装置とを有し、音素を表現する音素文字と、当該音素の音声データと、当該音素を発音する際の発声器官の動き及び呼気の流れを表示する動画データとを対応付けて記憶する音素データベースにアクセス可能に接続するコンピュータに、
    学習対象となる音素文字に対応する、前記音声データと前記動画データとを前記音素データベースから読み出す読み出しステップと、
    前記音素文字と、読み出した前記動画データとを前記表示装置に表示する表示ステップと、
    読み出した前記音声データを前記音声出力装置に出力する音声出力ステップと、
    を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  10. 請求項9に記載の記録媒体であって、
    前記音素データベースに記憶される前記音素文字と、前記音声データと、前記動画データとを記録していること、
    を特徴とする記録媒体。

JP2004314510A 2004-10-28 2004-10-28 英語の発音の学習を支援するためのプログラム、英語発音学習支援方法、英語発音学習支援装置、英語発音学習支援システム、及びプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2006126498A (ja)

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