JP2006121364A - パケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラム - Google Patents

パケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006121364A
JP2006121364A JP2004306364A JP2004306364A JP2006121364A JP 2006121364 A JP2006121364 A JP 2006121364A JP 2004306364 A JP2004306364 A JP 2004306364A JP 2004306364 A JP2004306364 A JP 2004306364A JP 2006121364 A JP2006121364 A JP 2006121364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label information
packet
edge router
information
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004306364A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Murakami
哲也 村上
Satoshi Matsushima
聡 松嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
SoftBank Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Japan Telecom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Japan Telecom Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2004306364A priority Critical patent/JP2006121364A/ja
Publication of JP2006121364A publication Critical patent/JP2006121364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】MPLSネットワークにおいてポイント・ツー・マルチポイント通信を実現すること。
【解決手段】ラベル情報L−BPE1および経路情報R−BPE1を配信するステップと、ルートリフレクタ装置RRを経由して、ラベル情報L−PE2、経路情報R−PE2、ラベル情報L−PE3および経路情報R−PE3を受信するステップと、ラベル情報L−BPE1とラベル情報L−PE2およびラベル情報L−PE3とを対応付けてラベル情報として格納するステップと、プロバイダエッジルータCsC−PE1より受信したパケットにラベル情報L−BPE1が含まれている場合、ラベル情報L−PE2およびラベル情報L−PE3を含む複数のパケットを生成した後、各パケットをプロバイダエッジルータCsC−PE2およびプロバイダエッジルータCsC−PE3へ送信するステップとを含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、MPLS(Multi Protocol Label Switching)技術を用いたパケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラムに関するものであり、特に、MPLSネットワークにおいてポイント・ツー・マルチポイント通信を実現することができるパケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラムに関するものである。
MPLS技術は、複数のプロトコルや、アドレスが重複している複数のIPネットワークを同一ネットワーク上で提供する技術であり、IETF(Internet Engineering Task Force)において技術標準化が進められているラベルスイッチ技術である。
このMPLS技術は、ブロードバンド時代に必須なパケットの超高速転送性やネットワークの閉域性を保障可能であることから、近年標準化された技術である。MPLS技術では、IPパケット内にラベルと呼ばれる識別子を挿入し、MPLSネットワークでラベルに従ってラベルスイッチパス(LSP)を経由してパケットをフォワーディングし、ポイント・ツー・ポイント通信が可能となる。
特開2003−338831号公報
ところで、従来のMPLSネットワークは、ポイント・ツー・ポイント通信を前提として設計されている。しかしながら、近時、ニーズの多様化により、1カ所から複数箇所に通信するというポイント・ツー・マルチポイント通信の実現が要望されているが、上記前提よりかかる要望に応えることが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、MPLSネットワークにおいてポイント・ツー・マルチポイント通信を実現することができるパケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、MPLSネットワークにおける自経路情報および自ラベル情報を他のパケット中継装置向けに配信する配信手段と、複数の分岐先パケット中継装置から分岐先経路情報および分岐先ラベル情報をそれぞれ受信する受信手段と、前記自ラベル情報と複数の前記分岐先ラベル情報とを対応付けてラベル情報として格納する格納手段と、前記他のパケット中継装置より受信したパケットに前記自ラベル情報が含まれている場合、各分岐先ラベル情報を含む複数のパケットを生成した後、各パケットを各分岐先パケット中継装置へ送信する分岐送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、MPLSネットワークにおける自経路情報および自ラベル情報を他のパケット中継装置向けに配信する配信工程と、複数の分岐先パケット中継装置から分岐先経路情報および分岐先ラベル情報をそれぞれ受信する受信工程と、前記自ラベル情報と複数の前記分岐先ラベル情報とを対応付けてラベル情報として格納する格納工程と、前記他のパケット中継装置より受信したパケットに前記自ラベル情報が含まれている場合、各分岐先ラベル情報を含む複数のパケットを生成した後、各パケットを各分岐先パケット中継装置へ送信する分岐送信工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータに、MPLSネットワークにおける自経路情報および自ラベル情報を他のパケット中継装置向けに配信する配信工程と、複数の分岐先パケット中継装置から分岐先経路情報および分岐先ラベル情報をそれぞれ受信する受信工程と、前記自ラベル情報と複数の前記分岐先ラベル情報とを対応付けてラベル情報として格納する格納工程と、前記他のパケット中継装置より受信したパケットに前記自ラベル情報が含まれている場合、各分岐先ラベル情報を含む複数のパケットを生成した後、各パケットを各分岐先パケット中継装置へ送信する分岐送信工程と、を実行させるためのパケット中継プログラムである。
本発明によれば、MPLSネットワークにおける自経路情報および自ラベル情報を他のパケット中継装置向けに配信し、複数の分岐先パケット中継装置から分岐先経路情報および分岐先ラベル情報をそれぞれ受信し、自ラベル情報と複数の分岐先ラベル情報とを対応付けてラベル情報として格納し、他のパケット中継装置より受信したパケットに自ラベル情報が含まれている場合、各分岐先ラベル情報を含む複数のパケットを生成した後、各パケットを各分岐先パケット中継装置へ送信することとしたので、MPLSネットワークにおいてポイント・ツー・マルチポイント通信を実現することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるパケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる一実施例の構成を示す図である。同図には、前述したMPLS技術を利用して、ポイント・ツー・マルチポイント通信を実現するためのパケット通信システムが図示されている。このパケット通信システムにおいて、カスタマエッジルータCsC−CE−1、カスタマエッジルータCsC−CE−2およびカスタマエッジルータCsC−CE−3は、顧客側に設けられたルータであり、パケットをフォワーディングする機能を備えている。
ここで、カスタマエッジルータCsC−CE−1には、IP(Internet Protocol)アドレスとして、1.1.1.1/32が付与されている。カスタマエッジルータCsC−CE−2には、IPアドレスとして、2.2.2.2/32が付与されている。カスタマエッジルータCsC−CE−3には、IPアドレスとして、3.3.3.3/32が付与されている。
プロバイダエッジルータCsC−PE1、プロバイダエッジルータCsC−PE2およびプロバイダエッジルータCsC−PE3は、パケット中継装置であり、プロバイダ側のMPLSネットワーク10に設けられており、パケットをフォワーディングする機能を備えている。
また、これらのプロバイダエッジルータCsC−PE1、プロバイダエッジルータCsC−PE2およびプロバイダエッジルータCsC−PE3は、カスタマエッジルータCsC−CE−1、カスタマエッジルータCsC−CE−2およびカスタマエッジルータCsC−CE−3に対する上位装置である。
プロバイダエッジルータCsC−PE1は、カスタマエッジルータCsC−CE−1に接続されている。プロバイダエッジルータCsC−PE2は、カスタマエッジルータCsC−CE−2に接続されている。カスタマエッジルータCsC−CE−3は、カスタマエッジルータCsC−CE−3に接続されている。
分岐ルータB−PE1は、MPLSネットワーク10に設けられた分岐機能を有するパケット中継装置であり、例えば、プロバイダエッジルータCsC−PE1から送信されたパケットをコピーして、2つのパケットを生成し、一方のパケットをプロバイダエッジルータCsC−PE2へ送信するとともに、他方のパケットをプロバイダエッジルータCsC−PE3へ送信することにより、パケットを分岐させる機能を備えている。この分岐ルータB−PE1には、IPアドレスとして、100.0.0.1/32が付与されている。
ルートリフレクタ装置RRは、プロバイダエッジルータCsC−PE1、プロバイダエッジルータCsC−PE2、プロバイダエッジルータCsC−PE3および分岐ルータB−PE1に対する上位装置であり、フォワーディングに必要なラベル情報および経路情報を中継する機能を備えている。
図2は、図1に示した分岐ルータB−PE1の構成を示すブロック図である。同図において、ラベル・経路情報送信部20は、ラベルおよび経路情報をルートリフレクタ装置RRへ送信する機能を備えている。ラベル・経路情報受信部21は、ルートリフレクタ装置RRより、他のプロバイダエッジルータから送信されたラベルおよび経路情報を受信する機能を備えている。
ラベル情報処理部22は、後述するラベル情報データベース23にラベル情報を格納する処理や、ラベル・経路情報受信部21およびラベル・経路情報送信部20に関する処理を実行する機能を備えている。このラベル情報処理部22の動作の詳細については、後述する。ラベル情報データベース23は、ラベル・経路情報送信部20から送信されたラベル情報(送信ラベル)と、ラベル・経路情報受信部21で受信されたラベル情報(受信ラベル1、受信ラベル2)とが対応付けられたラベル情報を格納するデータベースである。
パケット受信部24は、パケットを受信する機能を備えている。パケット処理部25は、ラベル情報データベース23を参照して、パケット受信部24で受信されたパケットのラベルを付け替えて、送信用のパケットを生成する処理を実行する。パケット送信部26は、パケット処理部25で生成されたパケットを送信する機能を備えている。
つぎに、一実施例の動作について、図3〜図6を参照しつつ説明する。図3、図4および図5は、同一実施例におけるラベル・経路情報配信処理を説明する図である。図6は、同一実施例におけるフォワーディング処理を説明する図である。
(ラベル・経路情報配信処理)
はじめに、図3、図4および図5を参照しつつ、一実施例におけるラベル・経路情報配信処理について説明する。まず、カスタマエッジルータCsC−CE−2は、プロバイダエッジルータCsC−PE2に対し、自分を特定するためのアドレス(loopback等)に対応するラベル情報L−CE2(label mapping)を配付する。この配付は、主にLDP(Label Distribution Protocol)、あるいは、BGP(Border Gateway Protocol)等に基づいて実行される。
一方、カスタマエッジルータCsC−CE−3も、カスタマエッジルータCsC−CE−2と同様にして、自分を特定するためのアドレス(loopback等)に対応するラベル情報L−CE3をプロバイダエッジルータCsC−PE3へ配付する。この配付も、主にLDP、あるいは、BGP等に基づいて実行される。
つぎに、プロバイダエッジルータCsC−PE2は、カスタマエッジルータCsC−CE−2を特定するためのアドレスに対応するラベル情報L−PE2(label mapping)をルートリフレクタ装置RRを介して分岐ルータB−PE1へ配付する。この配付は、bgpに基づいて実行される。なお、一実施例においては、ルートリフレクタ装置RRを介さずに、プロバイダエッジルータCsC−PE2から分岐ルータB−PE1へラベル情報L−PE2を直接配付してもよい。
一方、プロバイダエッジルータCsC−PE3も、プロバイダエッジルータCsC−PE2と同様にして、カスタマエッジルータCsC−CE−3を特定するためのアドレスに対応するラベル情報L−PE3(label mapping)をルートリフレクタ装置RRを介してプロバイダエッジルータCsC−PE1へ配付する。この配付も、bgpに基づいて実行される。なお、一実施例においては、ルートリフレクタ装置RRを介さずに、プロバイダエッジルータCsC−PE3から分岐ルータB−PE1へラベル情報L−PE3を直接配付してもよい。
この時点において、プロバイダエッジルータCsC−PE2では、カスタマエッジルータCsC−CE−2を特定するためのアドレスに対応するラベル情報L−PE2からラベル情報L−CE2へとラベルをスワップするための登録がされている。
同様に、プロバイダエッジルータCsC−PE3では、カスタマエッジルータCsC−CE−3を特定するためのアドレスに対応するラベル情報L−PE3からラベル情報L−CE3へとラベルをスワップするための登録がされている。ここで、ラベル情報L−PE2とラベル情報L−CE2とは、ラベル値が異なる。同様にして、ラベル情報L−PE3とラベル情報L−CE3とは、ラベル値が異なる。
そして、分岐ルータB−PE1は、カスタマエッジルータCsC−CE−2およびプロバイダエッジルータCsC−PE3から配付されたラベル情報L−PE2およびラベル情報L−PE3を受信する。ラベル情報L−PE2およびラベル情報L−PE3は、カスタマエッジルータCsC−CE−2およびカスタマエッジルータCsC−CE−3を特定するためのアドレスに対応している。
また、図5のように、分岐ルータB−PE1は、ラベル情報L−PE2およびラベル情報L−PE3と同じラベル値を生成し、該ラベル値に対応するラベル情報L−BPE1(label mapping)を、分岐ルータB−PE1を特定するためのアドレスと共に、ルートリフレクタ装置RRを介してプロバイダエッジルータCsC−PE1へ配付する。なお、一実施例においては、ルートリフレクタ装置RRを介さずに、分岐ルータB−PE1からプロバイダエッジルータCsC−PE1へラベル情報L−BPE1等を配付してもよい。
この時点において、分岐ルータB−PE1では、ラベル情報L−BPE1からラベル情報L−PE2へ、ラベル情報L−BPE1からラベル情報L−PE3へという2つのラベルスワップが登録されている。
つぎに、プロバイダエッジルータCsC−PE1は、分岐ルータB−PE1から配付されたラベル情報L−BPE1と、分岐ルータB−PE1を特定するためのアドレスとを受信し、プロバイダエッジルータCsC−PE1を特定するためのアドレスに対応するラベル情報L−PE1を生成し、カスタマエッジルータCsC−CE−1へ配付する。ここで、ラベル情報L−PE1のラベル値は、ラベル情報L−BPE1のラベル値と同じとは限らない。
この時点において、プロバイダエッジルータCsC−PE1では、ラベル情報L−PE1からラベル情報L−PE1へとラベルをスワップするための登録がされている。これにより、LSP(Label Switched Path)が生成され、一連のラベル・経路情報配信処理が終了する。
(フォワーディング処理)
つぎに、図6を参照して、一実施例におけるフォワーディング処理について説明する。以下では、カスタマエッジルータCsC−CE−1から、カスタマエッジルータCsC−CE−2およびカスタマエッジルータCsC−CE−3へパケットを送信するというポイント・ツー・マルチポイント通信について説明する。
カスタマエッジルータCsC−CE−1は、前述したラベル・経路情報配信処理(図4参照)で受信したラベル情報L−PE1をラベルとしてデータDに付加したパケットを送信する。
このパケットがプロバイダエッジルータCsC−PE1に受信されると、プロバイダエッジルータCsC−PE1は、受信したパケットに含まれるラベル情報L−PE1からラベル情報L−BPE1へのラベルスワップを行い、1段目に分岐ルータB−PE1へパケットを到達させるためのラベル情報L−BPE1を付加するとともに、2段目にカスタマエッジルータCsC−CE−2およびカスタマエッジルータCsC−CE−3へのマルチポイントなLSPであることを表すラベル情報L−BPE1をデータDに付加したパケットを送信する。
このパケットは、分岐ルータB−PE1のパケット受信部24(図2参照)に受信される。これにより、パケット処理部25は、ラベル情報データベース23を参照して、パケットに含まれる1段目のラベル情報L−BPE1から自身宛のパケットであることを認識し、分岐送信用のパケットを生成する。
具体的には、パケット処理部25は、プロバイダエッジルータCsC−PE1からのパケットをコピーし、コピーされたパケットの1段目にプロバイダエッジルータCsC−PE2へパケットを到達させるためのラベル情報L−PE2を付加するとともに、2段目にカスタマエッジルータCsC−CE−2へラベルスワップさせるためのラベル情報L−PE2を付加した後、該パケット(ラベル情報L−PE2+ラベル情報L−PE2+データD)をパケット送信部26より、プロバイダエッジルータCsC−PE2へ送信させる。
同様にして、パケット処理部25は、プロバイダエッジルータCsC−PE1からのパケットをコピーし、コピーされたパケットの1段目にプロバイダエッジルータCsC−PE3へパケットを到達させるためのラベル情報L−PE3を付加するとともに、2段目にカスタマエッジルータCsC−CE−3へラベルスワップさせるためのラベル情報L−PE3を付加した後、該パケット(ラベル情報L−PE3+ラベル情報L−PE3+データD)をパケット送信部26より、プロバイダエッジルータCsC−PE3へ送信させる。
プロバイダエッジルータCsC−PE2は、分岐ルータB−PE1からのパケットを受信すると、1段目のラベル情報L−PE2から自身宛のパケットであることを認識した後、2段目のラベル情報L−PE2からラベルスワップの対象であることを認識し、データDにラベル情報L−CE2を付加したパケットを送信する。このパケット(ラベル情報L−CE2+データD)は、カスタマエッジルータCsC−CE−2に受信される。
一方、プロバイダエッジルータCsC−PE3は、分岐ルータB−PE1からのパケットを受信すると、1段目のラベル情報L−PE3から自身宛のパケットであることを認識した後、2段目のラベル情報L−PE3からラベルスワップの対象であることを認識し、データDにラベル情報L−CE3を付加したパケットを送信する。このパケット(ラベル情報L−CE3+データD)は、カスタマエッジルータCsC−CE−3に受信される。
さて、上述した一実施例においては、図1に示したように、MPLSネットワーク10に分岐ルータB−PE1が1つ存在する場合について説明したが、実際にはMPLSネットワーク10に分岐ルータが複数存在している。以下では、図7〜図9を参照しつつ、分岐ルータが複数存在する場合について説明する。
図7は、一実施例において分岐ルータが複数存在する場合のネットワーク構成を示す図である。同図において、カスタマエッジルータCE#1、カスタマエッジルータCE#2およびカスタマエッジルータCE#3は、顧客側に設けられたルータであり、パケットをフォワーディングする機能を備えている。これらのカスタマエッジルータCE#1、カスタマエッジルータCE#2およびカスタマエッジルータCE#3は、図1に示したカスタマエッジルータCsC−CE−1、カスタマエッジルータCsC−CE−2およびカスタマエッジルータCsC−CE−3に対応している。
プロバイダエッジルータIngress#1、プロバイダエッジルータEgress#2、プロバイダエッジルータEgress#3、プロバイダエッジルータEgress#4およびプロバイダエッジルータEgress#5は、パケット中継装置であり、プロバイダ側のMPLSネットワーク10に設けられており、パケットをフォワーディングする機能を備えている。
これらのプロバイダエッジルータIngress#1、プロバイダエッジルータEgress#2、プロバイダエッジルータEgress#3、プロバイダエッジルータEgress#4およびプロバイダエッジルータEgress#5は、図1に示したプロバイダエッジルータCsC−PE1、プロバイダエッジルータCsC−PE2およびプロバイダエッジルータCsC−PE3に対応している。
また、カスタマエッジルータCE#1からカスタマエッジルータCE#2(カスタマエッジルータCE#3)へのパケットの経路を考えた場合、プロバイダエッジルータIngress#1は、パケットの入口としての入口ルータである。また、プロバイダエッジルータEgress#2およびプロバイダエッジルータEgress#3(プロバイダエッジルータEgress#4およびプロバイダエッジルータEgress#5)は、パケットの出口としての出口ルータである。
また、プロバイダエッジルータIngress#1,プロバイダエッジルータEgress#2およびプロバイダエッジルータEgress#3は、カスタマエッジルータCE#1、カスタマエッジルータCE#2およびカスタマエッジルータCE#3に対する上位装置である。
プロバイダエッジルータIngress#1は、カスタマエッジルータCE#1に接続されている。プロバイダエッジルータEgress#2は、カスタマエッジルータCE#2に接続されている。プロバイダエッジルータEgress#3は、カスタマエッジルータCE#3に接続されている。
分岐ルータBranch#1および分岐ルータBranch#2は、MPLSネットワーク10に設けられた分岐機能を有する複数のパケット中継装置であり、プロバイダエッジルータから送信されたパケットをコピーして、複数のパケットを生成し、これらのパケットをプロバイダエッジルータや他の分岐ルータへ送信することにより、パケットを分岐させる機能を備えている。
ここで、MPLSネットワーク10に複数の分岐ルータ(同図では、分岐ルータBranch#1、分岐ルータBranch#2)が存在する場合には、複数の分岐ルータ間で、どの分岐ルータがプロバイダエッジルータIngress#1からパケットを受信し、どの分岐ルータからパケットを受信しフォワーディングするかという経路に関する情報が各分岐ルータに設定されている。
例えば、図8に示した例において、分岐ルータBranch#1は、プロバイダエッジルータIngress#1からのパケットを、プロバイダエッジルータEgress#2およびプロバイダエッジルータEgress#3へフォワーディングするとともに、分岐ルータBranch#2へフォワーディングするように情報が設定されている。
また、分岐ルータBranch#2は、分岐ルータBranch#1より受信したパケットをプロバイダエッジルータEgress#4およびプロバイダエッジルータEgress#5へフォワーディングするように情報が設定されている。
また、図9に示したように、プロバイダエッジルータEgress#3は、上流の分岐ルータBranch#1に対して、経路情報を配布する。この経路情報は、カスタマエッジルータCE#3から配布された経路情報や、カスタマエッジルータCE#3のアドレス(interface address、loopback address)等である。また、経路情報には、上流の分岐ルータBranch#1を表すIDや、プロバイダエッジルータEgress#3のアドレス等もセットされる。
同様にして、プロバイダエッジルータEgress#4およびプロバイダエッジルータEgress#5も、上流の分岐ルータBranch#2に対して、経路情報を配布する。また、分岐ルータBranch#2は、プロバイダエッジルータEgress#4およびプロバイダエッジルータEgress#5から受信した各経路情報を上流の分岐ルータBranch#1へ再配布する。
また、分岐ルータBranch#1は、プロバイダエッジルータEgress#3や分岐ルータBranch#2から受信した各経路情報を上流のプロバイダエッジルータIngress#1へ再配布する。再配布の際、分岐ルータBranch#1は、上流のプロバイダエッジルータIngress#1を表すID等を経路情報にセットする。上述した経路情報がプロバイダエッジルータIngress#1に配布された時点で、前述したパケットのフォワーディングが行われる。
以上説明したように、一実施例によれば、ラベル情報L−BPE1および経路情報R−BPE1を配信し、ルートリフレクタ装置RRを経由して、ラベル情報L−PE2、経路情報R−PE2、ラベル情報L−PE3および経路情報R−PE3を受信し、ラベル情報L−BPE1とラベル情報L−PE2およびラベル情報L−PE3とを対応付けてラベル情報としてラベル情報データベース23に格納し、プロバイダエッジルータCsC−PE1より受信したパケットにラベル情報L−BPE1が含まれている場合、ラベル情報L−PE2およびラベル情報L−PE3を含む複数のパケットを生成した後、各パケットをプロバイダエッジルータCsC−PE2およびプロバイダエッジルータCsC−PE3へ送信することとしたので、MPLSネットワークにおいてポイント・ツー・マルチポイント通信を実現することができる。
以上本発明にかかる一実施例について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前述した一実施例においては、分岐ルータB−PE1、プロバイダエッジルータCsC−PE1〜プロバイダエッジルータCsC−PE3、カスタマエッジルータCsC−CE−1〜カスタマエッジルータCsC−CE−3の各機能を実現するためのプログラムを図10に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体300に記録して、この記録媒体300に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ200に読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
同図に示したコンピュータ200は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)210と、キーボード、マウス等の入力装置220と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)230と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)240と、記録媒体300からプログラムを読み取る読取装置250と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置260とから構成されている。
CPU210は、読取装置250を経由して記録媒体300に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体300としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
以上のように、本発明にかかるパケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラムは、MPLSネットワークにおけるポイント・ツー・マルチポイント通信に対して有用である。
本発明にかかる一実施例の構成を示す図である。 図1に示した分岐ルータB−PE1の構成を示すブロック図である。 同一実施例におけるラベル・経路情報配信処理を説明する図である。 同一実施例におけるラベル・経路情報配信処理を説明する図である。 同一実施例におけるラベル・経路情報配信処理を説明する図である。 同一実施例におけるフォワーディング処理を説明する図である。 同一実施例において分岐ルータが複数存在する場合のネットワーク構成を示す図である。 同一実施例において分岐ルータが複数存在する場合の動作を説明する図である。 同一実施例において分岐ルータが複数存在する場合の動作を説明する図である。 同一実施例における変形例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 MPLSネットワーク
CsC−CE−1〜CsC−CE−3 カスタマエッジルータ
CsC−PE1〜CsC−PE3 プロバイダエッジルータ
B−PE1 分岐ルータ
RR ルートリフレクタ装置
20 ラベル・経路情報送信部
21 ラベル・経路情報受信部
22 ラベル情報処理部
23 ラベル情報データベース
24 パケット受信部
25 パケット処理部
26 パケット送信部
Branch#1 分岐ルータ
Branch#2 分岐ルータ

Claims (5)

  1. MPLSネットワークにおける自経路情報および自ラベル情報を他のパケット中継装置向けに配信する配信手段と、
    複数の分岐先パケット中継装置から分岐先経路情報および分岐先ラベル情報をそれぞれ受信する受信手段と、
    前記自ラベル情報と複数の前記分岐先ラベル情報とを対応付けてラベル情報として格納する格納手段と、
    前記他のパケット中継装置より受信したパケットに前記自ラベル情報が含まれている場合、各分岐先ラベル情報を含む複数のパケットを生成した後、各パケットを各分岐先パケット中継装置へ送信する分岐送信手段と、
    を備えたことを特徴とするパケット中継装置。
  2. 前記配信手段は、ルートリフレクタ装置を経由して、前記自経路情報および前記自ラベル情報を配信し、前記受信手段は、前記ルートリフレクタ装置を経由して、前記分岐先経路情報および分岐先ラベル情報を受信することを特徴とする請求項1に記載のパケット中継装置。
  3. MPLSネットワークにおける自経路情報および自ラベル情報を他のパケット中継装置向けに配信する配信工程と、
    複数の分岐先パケット中継装置から分岐先経路情報および分岐先ラベル情報をそれぞれ受信する受信工程と、
    前記自ラベル情報と複数の前記分岐先ラベル情報とを対応付けてラベル情報として格納する格納工程と、
    前記他のパケット中継装置より受信したパケットに前記自ラベル情報が含まれている場合、各分岐先ラベル情報を含む複数のパケットを生成した後、各パケットを各分岐先パケット中継装置へ送信する分岐送信工程と、
    を含むことを特徴とするパケット中継方法。
  4. コンピュータに、
    MPLSネットワークにおける自経路情報および自ラベル情報を他のパケット中継装置向けに配信する配信工程と、
    複数の分岐先パケット中継装置から分岐先経路情報および分岐先ラベル情報をそれぞれ受信する受信工程と、
    前記自ラベル情報と複数の前記分岐先ラベル情報とを対応付けてラベル情報として格納する格納工程と、
    前記他のパケット中継装置より受信したパケットに前記自ラベル情報が含まれている場合、各分岐先ラベル情報を含む複数のパケットを生成した後、各パケットを各分岐先パケット中継装置へ送信する分岐送信工程と、
    を実行させるためのパケット中継プログラム。
  5. 前記配信工程では、ルートリフレクタ装置を経由して、前記自経路情報および前記自ラベル情報を配信し、前記受信工程では、前記ルートリフレクタ装置を経由して、前記分岐先経路情報および分岐先ラベル情報を受信することを特徴とする請求項4に記載のパケット中継プログラム。
JP2004306364A 2004-10-21 2004-10-21 パケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラム Pending JP2006121364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306364A JP2006121364A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 パケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306364A JP2006121364A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 パケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006121364A true JP2006121364A (ja) 2006-05-11

Family

ID=36538842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004306364A Pending JP2006121364A (ja) 2004-10-21 2004-10-21 パケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006121364A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003338818A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 Nec Corp ラベルパケットマルチキャスト網及びそれに用いるラベルパケットマルチキャスト方法
JP2004147177A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報通信ネットワークにおけるシグナリング方法および装置
JP2004172819A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Anritsu Corp 中継装置及び中継方法
WO2004084506A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Fujitsu Limited ルータ,フレーム転送方法および下位レイヤフレーム仮想転送システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003338818A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 Nec Corp ラベルパケットマルチキャスト網及びそれに用いるラベルパケットマルチキャスト方法
JP2004147177A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報通信ネットワークにおけるシグナリング方法および装置
JP2004172819A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Anritsu Corp 中継装置及び中継方法
WO2004084506A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Fujitsu Limited ルータ,フレーム転送方法および下位レイヤフレーム仮想転送システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7327876B2 (ja) パケット転送経路を決定するための方法及びシステム、並びに、ネットワークノード
US10536324B2 (en) Per-prefix LFA FRR with bit indexed explicit replication
US11044112B2 (en) Bit indexed explicit forwarding optimization
US8064441B2 (en) Upstream label allocation on Ethernets for MP2MP LSPS
US7787380B1 (en) Resource reservation protocol with traffic engineering point to multi-point label switched path hierarchy
US7860104B1 (en) Upstream label assignment for the resource reservation protocol with traffic engineering
CN100550841C (zh) 自治系统边界路由器路由发布方法及自治系统边界路由器
US8934486B2 (en) System and method for implementing multicast over a label-switched core network
JP4593484B2 (ja) データ通信システムおよびその方法
US7839862B1 (en) Upstream label assignment for the label distribution protocol
US11646960B2 (en) Controller provided protection paths
US7076559B1 (en) System, device, and method for establishing label switched paths across multiple autonomous systems
WO2019165900A1 (zh) 一种处理组播数据报文的方法及装置
CN103825826B (zh) 一种动态路由的实现方法和装置
US11336569B2 (en) Ping and traceroute in inter-autonomous system (AS) segment routing (SR) networks without requiring headend router or path monitoring system (PMS) controller knowledge of topology outside of origin as
CN100561978C (zh) 一种策略路由装置和方法
CN103986654A (zh) 一种lsp生成方法和设备
CN102244615B (zh) 转发表项下发方法、装置、系统和自治系统边界路由器
CN101827023B (zh) 一种数据处理方法和设备
JP4455521B2 (ja) マルチキャストmplsネットワーク構築方法及びマルチキャストmplsネットワークシステム及びルータ及びプログラム
JP2020109916A (ja) 通信装置、マルチキャスト転送システム、および、マルチキャスト転送方法
JP2006121364A (ja) パケット中継装置、パケット中継方法およびパケット中継プログラム
JP2008211550A (ja) Mplsネットワークにおけるデータ転送方法、エッジルータ、as境界ルータおよびプログラム
JP2005236640A (ja) Vpnマルチキャストパケット転送方法及びそれを用いたネットワークシステム並びにそれを構成する装置及びプログラム
CN102769540A (zh) 一种全局标签管理方法和设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071018

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20071120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100720