JP2006119417A - 表示装置用駆動装置 - Google Patents

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泰幸 工藤
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亮仁 赤井
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Abstract

【課題】 ベース階調のフリッカ成分を増大させることなく、FRC階調における電圧変動量を大幅に削減可能な表示装置用駆動装置を提供する。
【解決手段】 表示装置において、複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するためのデータ電圧生成部112と、複数の階調電圧から、表示データに応じた階調電圧を選択するためのデータ電圧選択部113と、画素において1走査期間の終了時点から所定期間前に、データ電圧選択部113によって選択される階調電圧を、FRCにより複数の階調電圧のうちの1つの階調電圧から他の階調電圧へ切り換える、レジスタ103、タイミング生成部106、反転部108、およびFRC処理部110等を備える。これにより、画素に保持される電位は、2レベルの中間付近の電位となる。その結果、FRC階調における表示輝度の変動量が削減し、フリッカを軽減することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、階調を示す表示データに応じた階調電圧を複数の画素が配列された表示パネルへ出力する表示装置用駆動装置に関し、例えばTFT液晶等を用いたアクティブマトリクス型の表示装置用駆動装置に係り、少ない回路規模でより多くの階調を表示し、かつ表示ちらつきを低減可能な駆動回路に適用して有効な技術に関する。
本発明者が検討したところによれば、表示装置用駆動装置に関しては、以下のような技術が考えられる。
例えば、一般に、TFT液晶等を用いたアクティブマトリクス型の表示装置は、ライン順次方式で走査され、走査時における画素への書き込み電圧によって表示輝度が制御される。そして、表示可能な階調数は、表示データに対応したデータ電圧のレベル数に依存する。ここで、表示装置が有するデータ電圧のレベル数よりも多い階調数を表現する方式として、FRC(フレームレートコントロール)方式がある。FRC方式では、例えば2レベルのデータ電圧を一定周期毎(例えばフレーム期間毎)に交互に画素に書き込む。これにより、2レベルのデータ電圧に対応した2種類の表示輝度が高速に切り換わり、人間の目にはこれらの中間輝度が認識される。したがって、見かけ上の階調数を増やすことが可能である。以下、データ電圧に対応した階調をベース階調、ベース階調の切り換えで生成される階調をFRC階調と呼ぶ。
しかしながら、FRC方式においては、液晶の応答速度が速い場合やフレーム周波数が遅い場合、ベース階調の切り換わりがフリッカとして顕在化する課題があった。これを改善する方式として、特許文献1に記載の表示装置がある。この表示装置では、全てデータ電圧レベルを同相で周期的(例えばフレーム周期毎)に変動させる。そして、2レベルのデータ電圧が互いの中間方向に遷移したタイミングで、データ電圧を交互に選択して画素に書き込む。この結果、FRC階調においては、書き込み電圧の変動量を従来よりも小さくすることができる。これにより、表示輝度の変動量も減少し、フリッカを改善することが可能となる。
特開2001−282172号公報
ところで、前記のような表示装置用駆動装置に関して、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
例えば、上記した特許文献1記載の方法においては、データ電圧の全てを周期的に変動させるため、ベース階調を表示する際にも電圧変動成分、すなわちフリッカ成分が含まれてしまう課題があった。また、FRC階調におけるデータ電圧の変動量の削減効果は、本来の変動量の1/2が最大であり、それ以上の削減は困難であった。
そこで、本発明の目的は、上記した課題を解決すべく、ベース階調のフリッカ成分を増大させることなく、FRC階調における電圧変動量を大幅に削減可能な表示装置用駆動装置を提供することである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による表示装置用駆動装置は、階調を示す表示データに応じた階調電圧を複数の画素が配列された表示パネルへ出力する表示装置用駆動装置であって、1又は複数のフレーム毎に画素へ出力される階調電圧を複数の階調電圧間で切り換えるFRCにより複数の階調電圧に対応する複数の階調間の中間階調を画素に表示させる表示装置用駆動装置に適用され、以下のような特徴を有するものである。
(1)複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路と、複数の階調電圧から、表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路と、画素において1走査期間の終了時点から所定期間前に、デコード回路によって選択される階調電圧を、FRCにより複数の階調電圧のうちの1つの階調電圧から複数の階調電圧のうちの他の階調電圧へ切り換える制御回路とを備える。
(2)複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路と、複数の階調電圧から、表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路と、画素において階調電圧を確定する時点から所定期間前に、デコード回路によって選択される階調電圧を、FRCにより複数の階調電圧のうちの1つの階調電圧から複数の階調電圧のうちの他の階調電圧へ切り換える制御回路とを備える。
(3)複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路と、複数の階調電圧から、表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路と、画素において1走査期間の終了時点から所定期間前に、デコード回路によって選択される階調電圧を、FRCにより複数の階調電圧のうちの第1の階調電圧と第2の階調電圧との間で互いの中間方向に切り換える制御回路とを備える。
(4)複数の階調に対応する複数の階調電圧が、階調Aに対応する階調電圧Aと階調Bに対応する階調電圧Bとを含む場合に、制御回路は、表示データの階調が階調Aと階調Bとの中間値である場合、所定期間前に、階調電圧を階調電圧Aから階調電圧B、あるいは階調電圧Bから階調電圧Aに切り換え、この順番を1走査期間毎に逆転させる。
(5)所定期間前に切り換えるタイミングは、階調電圧が異なるレベルに遷移する途中で1走査期間が終了となるように予め定まっている。
(6)所定期間前に切り換えるタイミングは、階調電圧の電圧間の電位差、あるいは遷移方向に応じて異なる。
(7)所定期間前に切り換えるタイミングは、外部から変更可能である。
(8)表示パネルの走査線に走査電圧を1走査期間毎に順次に出力し、走査線に印加する走査電圧を、1走査期間の終了時点から所定期間前に異なるレベルに切り換える。
(9)複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路と、複数の階調電圧から、表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路と、FRCによりデコード回路から出力される階調電圧を隣接しない2つの階調電圧間で切り換える制御回路とを備える。
(10)隣接しない2つの階調電圧は、隣接する3つの階調電圧のうちの両端の2つの階調電圧である。
(11)隣接する3つの階調電圧は、複数の階調電圧のうち最低レベルの階調電圧又は最高レベルの階調電圧を含む。
(12)複数の階調に対応する複数の階調電圧が、階調Aに対応する階調電圧Aと階調Bに対応する階調電圧Bと階調Cに対応する階調電圧Cとを含む場合に、制御回路は、表示データの階調が階調Aと階調Bとの間に2つある場合、一方は、1走査期間の終了時点から所定期間前に、階調電圧を階調電圧Aから階調電圧B、あるいは階調電圧Bから階調電圧Aに切り換え、この順番を1走査期間毎に逆転させ、他方は、1走査期間の終了時点から所定期間前に、階調電圧を階調電圧Aから階調電圧C、あるいは階調電圧Cから階調電圧Aに切り換え、この順番を1走査期間毎に逆転させる。
また、本発明による表示装置用駆動装置は、液晶パネルの複数のデータ線に複数の階調レベルを有するデータ電圧をパラレルに出力するデータドライバと、液晶パネルの複数の走査線に順次タイミングの異なる走査信号をシリアルに出力する走査ドライバとを備える表示装置用駆動装置に適用され、以下のような特徴を有するものである。
(13)走査ドライバの1水平走査のM回の処理の終了によるフレームの切り換えの前後においてデータドライバの少なくとも1つのデータ線のデータ電圧の階調レベルを変化するFRC方式のデータ電圧駆動処理が採用され、走査ドライバの1水平走査の期間で、FRC方式のデータ電圧駆動処理の終了に先行する所定のタイミングでFRC方式で選択された2つの階調電圧の一方から他方に変化させる。
(14)所定のタイミングを設定する設定回路を備える。
(15)走査ドライバの1水平走査のM回の処理の終了によるフレームの切り換えの前後においてデータドライバの少なくとも1つのデータ線のデータ電圧の階調レベルを変化するFRC方式のデータ電圧駆動処理が採用され、データドライバの複数の階調レベルの数がMであり、FRC方式のデータ電圧駆動処理の選択枝の数がNであることで、MN−(N−1)の階調レベルを生成し、データドライバにおいてMの複数の階調レベルのうちの隣接する3つの階調レベルの電圧値の中間値に隣接する高電位と低電位の2つの階調レベルの2つの電圧をFRC方式で処理することで、最終的にMN−(N−1)を越える階調レベルを生成する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、FRC階調の生成において、2レベルのデータ電圧の一方を書き込む際、書き込みの終了間際に、他方のデータ電圧に切り換える機能を設けたことにより、画素に保持される電位は、上記2レベルの中間付近の電位となる。その結果、FRC階調におけるデータ電圧の変動量が大幅に削減し、フリッカを軽減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の表示装置用駆動装置は、一般的なFRC方式と同様、2レベルのデータ電圧(例えば電圧Aと電圧B)を、一定周期毎(例えばフレーム期間毎)に交互に画素に書き込む。この動作に加え、例えば電圧Aを書き込む際、書き込み期間である1走査期間の終了直前に、電圧B側に切り換える。一方、電圧Bを書き込む際も同様に、1走査期間の終了直前に電圧A側に切り換える。ここで、電圧切り換えのタイミングが1走査期間の終了間際であることに着目すると、画素に書き込まれるデータ電圧は、実際にはその遷移の途中で終了となる。つまり、電圧Aと電圧Bの中間付近の電位が画素に保持される結果となる。この考え方により、FRC階調におけるデータ電圧の変動量を大幅に削減することが可能である。以下、実施の形態を具体的に説明する。
以下、本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成と動作を、図1〜図3を用いて説明する。
まず、図1により、本発明の実施の形態1に係る表示装置のブロック構成の一例を説明する。
本実施の形態に係る表示装置は、駆動回路101と、表示部115と、CPU116等から構成される。駆動回路101には、システムインタフェース102、レジスタ103、メモリ制御部104、表示メモリ105、タイミング生成部106、発振部107、反転部108、ラッチ109、FRC処理部110、基準電圧生成部111、データ電圧生成部112、データ電圧選択部113、走査線駆動部114等が含まれる。
データ電圧選択部113は、複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路としての機能を持つ。データ電圧選択部113は、複数の階調電圧から、表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路としての機能を持つ。レジスタ103、タイミング生成部106、反転部108、およびFRC処理部110等から、画素において1走査期間(1水平期間)の終了時点、あるいは階調電圧を確定する時点から所定期間前に、データ電圧選択部113によって選択される階調電圧を、FRCにより複数の階調電圧のうちの1つの階調電圧から複数の階調電圧のうちの他の階調電圧へ切り換える制御回路としての機能が実現される。
また、データ電圧生成部112、およびデータ電圧選択部113等から、液晶パネルの複数のデータ線に複数の階調レベルを有するデータ電圧をパラレルに出力するデータドライバとしての機能が実現される。走査線駆動部114等から、液晶パネルの複数の走査線に順次タイミングの異なる走査信号をシリアルに出力する走査ドライバとしての機能が実現される。そして、走査ドライバの1水平走査のM回の処理の終了によるフレームの切り換えの前後においてデータドライバの少なくとも1つのデータ線のデータ電圧の階調レベルを変化するFRC方式のデータ電圧駆動処理が採用され、走査ドライバの1水平走査の期間で、FRC方式のデータ電圧駆動処理の終了に先行する所定のタイミングでFRC方式で選択された2つの階調電圧の一方から他方に変化させるように構成されている。
駆動回路101は、いわゆる表示メモリ内蔵型のコントローラ・ドライバであり、本発明の実現手段を含む。ここで、本発明の駆動回路は、表示メモリ内蔵型に限定するものではなく、メモリを内蔵しないタイプにも適用可能である。また、本実施の形態において、入力する表示データの情報量は1画素あたり6ビットとし、データ電圧は32レベル(5ビット分)とする。そこで、表示データのLSBが“0”の時はベース階調、“1”の時はFRC階調を適用し、6ビット分の階調表現を行うことにした。
以下、駆動回路101の内部ブロックの構成と動作について説明する。
システムインタフェース102は、CPU116が出力する表示データ及びインストラクションを受け、レジスタ103へ出力する動作を行う。動作の詳細は、例えば68系16bitのバスインターフェースに準拠しているものとする。ここで、インストラクションとは、駆動回路101の内部動作を決定するための情報であり、フレーム周波数、駆動ライン数、駆動電圧等の各種パラメータを含む。また、本発明の特徴である、FRC階調生成に係るデータ電圧の切り換えタイミング等に関する情報も含む。
レジスタ103は、インストラクションのデータを格納し、これを各ブロックへ出力するブロックである。例えば、前記のフレーム周波数、駆動ライン数、データ電圧切り換えタイミングに関するインストラクションは、タイミング生成部106へ出力され、駆動電圧に関するインストラクションは、基準電圧生成部111へ出力される。なお、表示データも一旦レジスタ103に格納され、表示位置を指示するインストラクションと共に、メモリ制御部104へ出力される。
メモリ制御部104は、表示メモリ105のライト及びリード動作を行うブロックである。まず、ライト動作時には、レジスタ103から転送される表示位置のインストラクションに基づき、表示メモリ105のアドレスを選択する信号を出力する。これと同時に表示データを表示メモリ105へ転送する。この動作により、表示メモリ105の所定のアドレスに表示データをライトすることができる。一方、リード動作時には、表示メモリ105における所定のワード線群を1本づつ順次に選択する動作を繰り返す。この動作により、選択されたワード線上の表示データを、ビット線を介して一斉にリードすることができる。なお、リードするワード線の範囲、1回の選択期間(1走査期間と等価)、選択動作の繰り返し周期(1フレーム期間と等価)等の設定は、インストラクションにて指示される。
表示メモリ105は、表示部115の走査線とデータ線に相当するワード線とビット線を有し、上記した表示データのライト動作及びリード動作を行う。なお、リードされた表示データは、ラッチ109へ出力される。
タイミング生成部106は、発振部107から入力される基準クロックに基づき、1走査期間を指示するLP信号や、後述する走査線駆動部114の出力タイミングを指示するGP信号を自己生成して出力すると共に、本発明の特徴である2レベルのデータ電圧のどちらを選択するかを指示するSD信号、および、データ電圧の切り換えタイミングを指示するREV信号を出力する。これらのタイミングの一例を図2((a):フレームA、(b):フレームB)に示す。ここで、SD信号はフレーム毎に“1”と“0”が切り換わる。さらに、SD信号は1走査期間毎にも“1”と“0”が切り換わるが、これは隣接の走査線毎に書き込み電圧のレベルを異ならせ、ちらつきをより目立たなくするための常套手段である。一方、REV信号は、各走査期間の終了直前に、その値が“0”から“1”へと切り換わる。ここで、REV信号が“1”となるタイミングは、表示部115の駆動負荷等により、その最適値は様々である。これに対応させるには、例えば外部のCPU116に、使用する表示部113の最適値を予め記憶しておき、電源投入後の初期設定時にインストラクションでこの最適値を駆動回路101へ転送することが考えられる。これにより、幅広い負荷の表示部115への対応が可能となる。
反転部108は、タイミング生成部106から出力されるSD信号をREV信号に応じて反転し、その結果をAD信号として出力する。AD信号のタイミング例を図2に示す。図2から分かるように、AD信号は、例えばSD信号とREV信号の排他的論理和で生成することができる。なお、SD信号は、反転部108に入力される前に、互いに反転の関係にある2系統に分けられるが、これは、隣接のデータ線毎に書き込み電圧のレベルを異ならせ、ちらつきをより目立たなくするための常套手段である。
ラッチ109は、表示メモリ105から出力される6ビットの表示データを、LP信号の立ち上がりに同期して取り込み、次のLP信号の立ち上がりが来るまで保持すると共に、FRC処理部110へ出力するブロックである。
FRC処理部110は、ラッチ109から出力される6ビットの表示データMDと、反転部108から出力されるAD信号に応じて演算処理を行い、その結果を5ビットの表示データFDとして出力する。また、FRC処理部110は、データ線の本数分の演算部を有し、一つの演算部は、図1に示すように、桁上り防止部、加算判定部、および加算部を含む。演算部の基本的な動作は、表示データMDのLSBが“0”の時、AD信号に係らず表示データMDの上位5ビットをそのまま出力し、LSBが“1”の時、表示データMDの上位5ビットとAD信号を加算して出力する。この動作より、LSBが“1”の場合において、隣接する2つのデータ電圧を用いてFRC階調を生成することができる。なお、6ビット表示データMDが全て“1”の場合、AD信号を加算すると桁上りが発生するため、この条件の時は加算を行わないようにした。上記した動作の一例を図2のタイミングチャートに示す。図2から、表示データMDが“14”および“16”の場合は、LSBが“0”であることから、1走査期間を通じて表示データFDは“7”および“8”となり、これはフレームが変化しても変わらない。一方、表示データMDが“15”および“17”の場合は、LSBが“1”であることから、1走査期間の終了直前に、表示データFDの値が切り換わり、さらにフレーム毎に切り換わりの方向が逆転していることが分かる。
基準電圧生成部111は、入力の電源電圧Vciから、駆動回路101内で必要な電圧レベルを生成するブロックである。なお、電圧レベルの生成は、チャージポンプ回路等を適用することで実現可能である。
データ電圧生成部112は、基準電圧生成部111から入力される電圧を分圧し、32レベルのデータ電圧を生成して、データ電圧選択部113へ出力する。
データ電圧選択部113は、表示データFDの値に従い、32レベルのデータ電圧のうちから一つを選択し、データ電圧Vxとして出力する。ここで、データ電圧選択部113の出力は、後述する表示部115のデータ線に接続される。
走査線駆動部114は、後述する表示部115の走査線に対し、GP信号に同期して走査電圧のアクティブレベル(例えば“ハイ”)を線順次に出力するためのブロックである。ここで、先頭の走査線に走査電圧のアクティブレベルを出力するタイミングは、表示メモリ105における先頭のワード線をリードするタイミングに同期している。また、線順次の切り換わりタイミングは、LP信号で定まる1走査期間の始まりに対して僅かに早い。この時間差はいわゆるホールド時間と呼ばれるものであり、表示部115における画素への書き込み電圧を確定させるために必要である。
表示部115は、データ線と走査線の交点に位置する各画素部にスイッチング用のトランジスタが配置された、いわゆるアクティブマトリクス型と呼ばれるフラットパネルである。トランジスタのソース端子は、データ線を介してデータ電圧選択部113の出力に接続され、ゲート端子は走査線を介して走査線駆動部114の出力に接続される。また、トランジスタのドレイン端子は、表示素子に接続される。なお、表示素子の対向側は、共通のコモン電極が接続され、コモン電極へ出力されるVcom電圧との差が表示素子への印加電圧となる。なお、表示素子の種類は液晶や有機EL等が代表的であるが、電圧によって表示輝度が制御可能であれば、その他の素子を用いても構わない。
次に、駆動回路101における、データ線への出力電圧Vxの波形例を、図2中の太線を用いて説明する。データ電圧Vxは、ベース階調(図中、第1と第3の走査期間)の生成においては、表示データFDの値に応じたレベルが出力され、この電圧が画素への書き込み電圧として確定する。一方、FRC階調(図中、第2と第4の走査機関)の生成においては、データ電圧の遷移の途中でGP信号が立ち上がるため、2レベルのデータ電圧の中間付近が画素への書き込み電圧として確定する。この動作は、フレームがフレームAからフレームBに切り換わっても同様である。以上のことから、本実施の形態の表示装置用駆動装置は、発明の目的である、ベース階調のフリッカ成分を増大させることなく、FRC階調における電圧変動量を大幅に削減することが可能である。
具体的に、本実施の形態の駆動回路におけるFRC方式と、従来の駆動回路におけるFRC方式とを比較したものを図3((a):本実施の形態、(b):従来)に示す。図3から分かるように、フレームA,Bにおけるデータ線への出力電圧Vx1,Vx2は、従来の駆動回路におけるFRC方式では、図3(b)のように2レベルのデータ電圧が画素への書き込み電圧として確定するのに対して、本実施の形態の駆動回路におけるFRC方式では、図3(a)のように1H期間の終了時点から所定期間Tだけ前に切り換わり、2レベルのデータ電圧の中間付近が画素への書き込み電圧として確定するため、フレームA,Bの表示イメージでFRC階調における変動が大幅に削減できる。
なお、本実施の形態では説明を簡単にするため、液晶の駆動等で必要な極性反転駆動に関する概念を省いたが、表示データに対するデータ電圧の対応をフレーム毎に切り換えることで、コモン反転、列毎反転、ドット反転といった各種方式へも容易に適用可能である。また、本実施の形態においては、FRC階調における電圧変動を1フレーム毎の周期としたが、これに限られる訳でなく、例えば上記した極性反転駆動との組み合わせにおいて直流成分が書き込まれないように、2フレーム周期としても良い。また、本実施の形態においては、表示データのビット数を6としたが、これに限られる訳ではない。さらに、本実施の形態においては、説明を簡単にするためにカラーの概念を省いたが、カラー表示の実現は、例えば1画素の表示データをR(赤)、G(緑)、B(青)で構成し、表示部にいわゆる縦ストライプ構造を適用することで、容易に実現可能である。
次に、本発明の実施の形態2に係る表示装置の構成と動作を、図4〜図6を用いて説明する。
前記実施の形態1に述べたように、本発明の特徴は、FRC階調の生成のため、2レベルのデータ電圧の一方を画素に書き込む際、書き込みの終了間際に、他方のデータ電圧に切り換えることにある。ここで、切り換えたデータ電圧が、遷移のちょうど中間点に到達する時間を考えた場合、この時間は2レベルのデータ電圧の電位差に依存することが考えられる。また、データ電圧が高電圧側から低電圧側に遷移する場合と、低電圧側から高電圧側に遷移する場合においても、到達時間が異なる可能性がある。このことから、画素に書き込まれる電圧が、必ずしも2レベルのデータ電圧の中間点になるとは限らない。そこで、本実施の形態では、データ電圧の切り換えタイミングをより細かく制御し、2レベルのデータ電圧の中間点となる確率を高めた駆動回路を提供する。
図4は、前記図1で示した本発明の表示装置の中から、本実施の形態の特徴となるブロック構成を抜粋したものである。したがって、図4に記載されていないその他のブロックは、図1で示したものと同じであり、同じ動作を行う。図4において、201はレジスタ、202はタイミング生成部、203は反転部、204はFRC生成部である。
レジスタ201は、実施の形態1のレジスタ103と同様、インストラクションのデータを格納し、これを各ブロックへ出力する。レジスタ103と異なる点は、データ電圧の切り換えに関する4種類のタイミング情報(T1R、T1F、T2R、T2F)を有し、これをタイミング生成部202へ出力する点である。ここで、4種類のタイミング情報とは、図5に一例を示すように、表示データMDの範囲(2領域)と、電圧の遷移方向(2種類)の組み合わせであり、基準クロックのカウント値が設定値となる。なお、表示データMDの範囲は電圧の変動量を意味している。例えば液晶表示素子においては、“0”と“63”に近い領域ではデータ電圧間の電位差が大きく、中央付近では電位差が小さいことが一般的である。そこで、今回は領域を2分割とした。
タイミング生成部202は、上記した4種類のタイミング情報、および2レベルのデータ電圧のどちらを選択するかを指示するSD信号を受け、これらの情報に基づき、データ電圧の切り換えタイミングを指示するREV1信号およびREV2信号を出力する。ここで、REV1信号の切り換えタイミングは、SD信号が“0”の場合はT1R、“1”の場合にはT1Fで規定される。同様に、REV2信号の切り換えタイミングは、SD信号が“0”の場合はT2R、“1”の場合にはT2Fで規定される。この関係の一例を図6のタイミングチャートに示す。例えば、始めの1走査期間では、SD信号が“0”であるため、REV1はT1Fの設定値である12クロック目で値が切り換わり、REV2はT2Rの設定値である14クロック目で値が切り換わる。次の走査期間以降も考え方は同じである。なお、タイミング生成部202のその他の動作は、実施の形態1のタイミング生成部106と同じである。
反転部203は、上記したREV1信号とREV2信号、ならびにSD信号に基づき、AD1信号とAD2信号を生成して出力する。なお、個々の動作については、実施の形態1の反転部108と同じであるため、その詳細な説明については省略する。
FRC生成部204は、実施の形態1のFRC処理部110と同様、6ビットの表示データMD、およびAD1信号とAD2信号に基づいて演算処理を行い、その結果を5ビットの表示データFDとして出力する。ここで、実施の形態1のFRC処理部110と異なる点は、表示データMDに従い、AD1信号とAD2信号の中から一方を選択して演算部に出力する、選択部を新たに設けた点である。なお、入力信号選択部は、表示データMDが、図5記載の第1領域ならばAD1信号、第2領域ならばAD2信号を選択するものとする。なお、演算部は実施の形態1で述べたものと同じである。上記した動作の一例を図6のタイミングチャートに示す。例えば、表示データMDが“59”の場合は、LSBが“1”であり、第1領域であることから、表示データMDの上位5ビットとAD1が加算された値が表示データFDとして出力される。また、表示データMDが“21”と“41”の場合は、共にLSBが“1”であり、第2領域であることから、表示データMDの上位5ビットとAD2が加算された値が表示データFDとして出力される。なお、データ電圧Vxは実施の形態1と同様、表示データFDの値に応じたレベルが出力され、この電圧が画素への書き込み電圧として確定する。
以上述べたように、本実施の形態においては、FRC階調の生成のため、2レベルのデータ電圧の一方を画素に書き込む際、書き込みの終了間際に、他方のデータ電圧に切り換えることができる。これに加え、データ電圧の切り換えタイミングを、2レベルのデータ電圧間の電位差、および電圧の遷移方向に応じて変更可能である。この結果、2レベルのデータ電圧の中間電位が画素に書き込まれる確率が高まり、フリッカ成分をより低減させることが可能である。
なお、本実施の形態においては、表示データMDを2領域に分割したが、これに限られる訳ではなく、3領域以上に分割してより精度を高めることも可能である。また、実施の形態1に述べた極性反転駆動を用いる場合には、データ電圧の切り換えタイミングを極性に従って変更するレジスタを適宜追加しても構わない。
次に、本発明の実施の形態3に係る表示装置の構成と動作を、図7〜図9を用いて説明する。
前記実施の形態1,2に述べたように、FRC方式では、隣接する2レベルのデータ電圧を用いてFRC階調を生成する。この時、例えばデータ電圧を32レベルとすると、生成されるFRC階調は、1つ少ない31種類となる。つまり、ベース階調とFRC階調を合計した階調数は63階調となり、例えば6ビットの表示データを表現するには1階調分不足することになる。そこで、本実施の形態では、FRC階調を新たに1種類追加した駆動回路を提供する。
すなわち、本実施の形態では、FRCによりデコード回路から出力される階調電圧を隣接しない2つの階調電圧間で切り換える制御回路としての機能が実現される。また、データドライバの複数の階調レベルの数がMであり、FRC方式のデータ電圧駆動処理の選択枝の数がNであることで、MN−(N−1)の階調レベルを生成し、データドライバにおいてMの複数の階調レベルのうちの隣接する3つの階調レベルの電圧値の中間値に隣接する高電位と低電位の2つの階調レベルの2つの電圧をFRC方式で処理することで、最終的にMN−(N−1)を越える階調レベルを生成するように構成されている。
図7は、本実施の形態に係る、表示データとデータ電圧の関係の一例を示したものであり、その特徴は、2レベル分離れた電圧を用いて、新たなFRC階調を生成している点にある。例えば図7では、表示データMDの“61”と“63”を用いて新たなFRC階調を生成している。ここで、新たなFRC階調を、図7に示す、表示データMDの“61”に相当する条件は、(V31−V30)>(V30−V29)である。この条件を満たすことは、例えば液晶表示素子においては一般的である。
次に、上記したFRC階調を新たに1種類追加するには、表示データMDの値を判別し、その結果に基づき、表示データMDの上位5ビットとAD信号との加減算を適宜行えば良い。この動作は、FRC処理部内にある演算部を改良するのみで実現可能であり、一例として、図8に示す回路構成を用い、これを図9に示す真理値表に従って動作させる方法が考えられる。
以上述べた、本実施の形態によれば、例えばデータ電圧のレベル数を32とした場合、生成されるFRC階調も32種類とすることができる。したがって、ベース階調とFRC階調を合計した階調数は64階調となり、6ビットの表示データを過不足なく表現することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、表示データMDの“61”と“63”を用いて新たなFRC階調を生成したが、これに限られる訳ではなく、例えば“0”と“2”を用いても構わない。
次に、本発明の実施の形態4に係る表示装置の構成と動作を、図10〜図12を用いて説明する。
まず、本発明の特徴であるデータ電圧を切り換える動作において、画素への書き込みスピードは、表示部の駆動負荷や画素トランジスタの移動度に依存する。例えば、駆動負荷が軽く、トランジスタの移動度が高い場合、書き込みスピードが高速化する。このため、2レベルのデータ電圧の中間点で遷移を終了させる制御が困難となる。そこで、本実施の形態では、こうした場合にもタイミング制御を容易にし、フリッカ低減に充分な効果が得られる駆動回路を提供する。
まず、上記目標を達成するには、2レベルのデータ電圧の切り換え時において、画素への書き込みスピードが遅くなれば良い。これの実現にあたっては、トランジスタの移動度が走査電圧のアクティブレベル(以下、VGH電圧と呼ぶ)に依存し、VGHが低い程、書き込みが遅くなることに着目した。つまり、1走査期間の終了直前でVGH電圧が低くなるように切り換えれば、画素への書き込みスピードを緩和することが可能である。
図10は、前記図1で示した本発明の表示装置の中から、本実施の形態の特徴となるブロック構成を抜粋したものである。したがって、図10に記載されていないその他のブロックは、図1で示したものと同じであり、同じ動作を行う。図10において、401はレジスタ、402はタイミング生成部、403は倍率選択部、404は基準電圧生成部、405は走査線駆動部である。
レジスタ401は、実施の形態1のレジスタ103と同様、インストラクションのデータを格納し、これを各ブロックへ出力する。レジスタ103と異なる点は、VGH電圧のレベルに関する2種類の情報(SMAG、EMAG)を有し、これをタイミング生成部402へ出力する点である。ここで、図11に一例を示すように、SMAGとEMAGは、それぞれ1Hの開始時と終了時における昇圧倍率の情報であり、倍率値が設定値となる。
タイミング生成部402は、実施の形態1のタイミング生成部106とほぼ同一であるが、PREV信号を生成して出力する点のみ異なる。PREV信号は、図12のタイミングチャートの一例に示すように、REV信号の位相をずらしたものであり、GP信号の切り換わりタイミングと同期させている。
倍率選択部403は、レジスタ401から送られるSMAGとEMAGを、PREV信号に基づいて選択し、MAGデータとして出力する。具体的には、PREV信号が“0”のときにSMAG、“1”のときにEMAGを選択する。
基準電圧生成部404は、MAGに含まれる昇圧倍率の情報に基づき、外部から入力される電源電圧Vciを昇圧してVGHを生成する。例えば、MAGの値が“7”ならば、Vciの7倍昇圧がVGHとなる。なお、VGLは、画素のトランジスタがオフとなる電圧とする。
走査線駆動部405については、実施の形態1で示した走査線駆動部114と同じ構成、同じ動作となるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態に係る駆動回路は、走査電圧のアクティブレベルであるVGHを、1走査期間の最後で低電圧に切り換えることが可能である。この結果、図11に示すように、2レベルのデータ電圧の切り換え時において、画素への書き込みスピードが遅くなる。したがって、データ電圧の中間点で遷移を終了させるためのタイミング制御が容易となる。
なお、本実施の形態においては、昇圧の倍率を7倍から3倍に切り換えたが、これに限られる訳ではなく、トランジスタの移動度等に合わせ、その他の倍率を用いても良い。また、昇圧倍率の切り換えを1倍づつ段階的に行っても良い。
なお、本発明の各実施の形態は、駆動タイミング等の情報をレジスタに記憶させることを前提に説明したが、これに限られる訳ではなく、例えば端子設定としても良い。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態1に係る表示装置のブロック構成の一例を示す構成図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態1に係る表示装置において、各部のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。 (a),(b)は本発明の実施の形態1に係る表示装置において、本実施の形態の駆動回路におけるFRC方式と、従来の駆動回路におけるFRC方式との比較の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置において、要部のブロック構成の一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置において、レジスタ内容の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置において、各部のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示装置において、表示データとデータ電圧の関係の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置において、演算部の回路構成の一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置において、演算部の真理値表の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置において、要部のブロック構成の一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置において、レジスタ内容の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置において、各部のタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
101…駆動回路、102…システムインタフェース、103,201,401…レジスタ、104…メモリ制御部、105…表示メモリ、106,202,402…タイミング生成部、107…発振部、108,203…反転部、109…ラッチ、110…FRC処理部、111,404…基準電圧生成部、112…データ電圧生成部、113…データ電圧選択部、114,405…走査線駆動部、115…表示部、116…CPU、204…FRC生成部、403…倍率選択部。

Claims (15)

  1. 階調を示す表示データに応じた階調電圧を複数の画素が配列された表示パネルへ出力する表示装置用駆動装置であって、1又は複数のフレーム毎に前記画素へ出力される階調電圧を複数の階調電圧間で切り換えるフレームレートコントロールにより前記複数の階調電圧に対応する複数の階調間の中間階調を前記画素に表示させる表示装置用駆動装置において、
    複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路と、
    前記画素において1走査期間の終了時点から所定期間前に、前記デコード回路によって選択される前記階調電圧を、前記フレームレートコントロールにより前記複数の階調電圧のうちの1つの階調電圧から前記複数の階調電圧のうちの他の階調電圧へ切り換える制御回路とを備えることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  2. 階調を示す表示データに応じた階調電圧を複数の画素が配列された表示パネルへ出力する表示装置用駆動装置であって、1又は複数のフレーム毎に前記画素へ出力される階調電圧を複数の階調電圧間で切り換えるフレームレートコントロールにより前記複数の階調電圧に対応する複数の階調間の中間階調を前記画素に表示させる表示装置用駆動装置において、
    複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路と、
    前記画素において前記階調電圧を確定する時点から所定期間前に、前記デコード回路によって選択される前記階調電圧を、前記フレームレートコントロールにより前記複数の階調電圧のうちの1つの階調電圧から前記複数の階調電圧のうちの他の階調電圧へ切り換える制御回路とを備えることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  3. 階調を示す表示データに応じた階調電圧を複数の画素が配列された表示パネルへ出力する表示装置用駆動装置であって、1又は複数のフレーム毎に前記画素へ出力される階調電圧を複数の階調電圧間で切り換えるフレームレートコントロールにより前記複数の階調電圧に対応する複数の階調間の中間階調を前記画素に表示させる表示装置用駆動装置において、
    複数の階調に対応する複数の階調電圧を生成するための生成回路と、
    前記複数の階調電圧から、前記表示データに応じた階調電圧を選択するためのデコード回路と、
    前記画素において1走査期間の終了時点から所定期間前に、前記デコード回路によって選択される前記階調電圧を、前記フレームレートコントロールにより前記複数の階調電圧のうちの第1の階調電圧と第2の階調電圧との間で互いの中間方向に切り換える制御回路とを備えることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  4. 請求項1、2または3記載の表示装置用駆動装置において、
    前記複数の階調に対応する複数の階調電圧が、階調Aに対応する階調電圧Aと階調Bに対応する階調電圧Bとを含む場合に、
    前記制御回路は、前記表示データの階調が前記階調Aと前記階調Bとの中間値である場合、前記所定期間前に、前記階調電圧を前記階調電圧Aから前記階調電圧B、あるいは前記階調電圧Bから前記階調電圧Aに切り換え、この順番を1走査期間毎に逆転させることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  5. 請求項4記載の表示装置用駆動装置において、
    前記所定期間前に切り換えるタイミングは、前記階調電圧が異なるレベルに遷移する途中で前記1走査期間が終了となるように予め定まっていることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  6. 請求項4記載の表示装置用駆動装置において、
    前記所定期間前に切り換えるタイミングは、前記階調電圧の電圧間の電位差、あるいは遷移方向に応じて異なることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  7. 請求項4記載の表示装置用駆動装置において、
    前記所定期間前に切り換えるタイミングは、外部から変更可能であることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  8. 請求項4記載の表示装置用駆動装置において、
    前記表示パネルの走査線に走査電圧を1走査期間毎に順次に出力し、
    前記走査線に印加する走査電圧を、1走査期間の終了時点から所定期間前に異なるレベルに切り換えることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  9. 請求項1、2または3記載の表示装置用駆動装置において、
    前記制御回路は、前記フレームレートコントロールにより前記デコード回路から出力される階調電圧を隣接しない2つの階調電圧間で切り換えることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  10. 請求項9記載の表示装置用駆動装置において、
    前記隣接しない2つの階調電圧は、隣接する3つの階調電圧のうちの両端の2つの階調電圧であることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  11. 請求項10記載の表示装置用駆動装置において、
    前記隣接する3つの階調電圧は、前記複数の階調電圧のうち最低レベルの階調電圧又は最高レベルの階調電圧を含むことを特徴とする表示装置用駆動装置。
  12. 請求項11記載の表示装置用駆動装置において、
    前記複数の階調に対応する複数の階調電圧が、階調Aに対応する階調電圧Aと階調Bに対応する階調電圧Bと階調Cに対応する階調電圧Cとを含む場合に、
    前記制御回路は、前記表示データの階調が前記階調Aと前記階調Bとの間に2つある場合、一方は、1走査期間の終了時点から所定期間前に、前記階調電圧を前記階調電圧Aから前記階調電圧B、あるいは前記階調電圧Bから前記階調電圧Aに切り換え、この順番を1走査期間毎に逆転させ、他方は、1走査期間の終了時点から所定期間前に、前記階調電圧を前記階調電圧Aから前記階調電圧C、あるいは前記階調電圧Cから前記階調電圧Aに切り換え、この順番を1走査期間毎に逆転させることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  13. 液晶パネルの複数のデータ線に複数の階調レベルを有するデータ電圧をパラレルに出力するデータドライバと、
    前記液晶パネルの複数の走査線に順次タイミングの異なる走査信号をシリアルに出力する走査ドライバとを備える表示装置用駆動装置であって、
    前記走査ドライバの1水平走査のM回の処理の終了によるフレームの切り換えの前後において前記データドライバの少なくとも1つのデータ線のデータ電圧の階調レベルを変化するフレームレートコントロール方式のデータ電圧駆動処理が採用され、
    前記走査ドライバの1水平走査の期間で、前記フレームレートコントロール方式のデータ電圧駆動処理の終了に先行する所定のタイミングで前記フレームレートコントロール方式で選択された2つの階調電圧の一方から他方に変化させることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  14. 請求項13記載の表示装置用駆動装置において、
    前記所定のタイミングを設定する設定回路を備えることを特徴とする表示装置用駆動装置。
  15. 請求項13記載の表示装置用駆動装置において、
    前記データドライバの前記複数の階調レベルの数がMであり、
    前記フレームレートコントロール方式のデータ電圧駆動処理の選択枝の数がNであることで、MN−(N−1)の階調レベルを生成し、
    前記データドライバにおいてMの前記複数の階調レベルのうちの隣接する3つの階調レベルの電圧値の中間値に隣接する高電位と低電位の2つの階調レベルの2つの電圧を前記フレームレートコントロール方式で処理することで、最終的にMN−(N−1)を越える階調レベルを生成することを特徴とする表示装置用駆動装置。
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