JP2006118450A - ポンプにおけるシール機構 - Google Patents

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貴之 平野
Masanao Kagami
雅直 鏡味
Kazuo Yamada
一穂 山田
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Abstract

【課題】ポンプにおけるシール機構を構成するスリーブの摩耗を防止する。
【解決手段】回転軸17の嵌合部位172,175には鋼製のスリーブ29,33が圧入して嵌合されている。スリーブ29,33の外周面は、ストレート周面31,35とテーパ周面32,36とからなる。スリーブ29,33は、焼き入れを施されている。又、スリーブ29,33のストレート周面31,35は、研磨されている。ストレート周面31,35は、リップシール46,48,49が摺接するシール周面である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転軸の回転に基づいてポンプ室内のロータを回転させ、前記ロータの回転動作によって、前記ポンプ室内に流体を吸入し、前記ポンプ室から流体を吐出するポンプにおけるシール機構に関する。
特許文献1〜4に開示のポンプに用いられるシールリングは、回転軸に嵌合されたスリーブの外周面に摺接するようにしてある。シールリングとスリーブとを摺接させる構成は、シールリングと回転軸との摺接による回転軸の摩耗を回避する上で好適である。
特開平5−71487号公報 特開平6−101674号公報 特開平7−317553号公報 特開平11−324941号公報
シールリングとスリーブとを摺接させる構成では、スリーブが摩耗した場合にはスリーブを交換する必要がある。そのため、スリーブの摩耗を抑制するのが望ましいが、特許文献1〜4ではスリーブの摩耗を抑制する対策は開示されていない。
本発明は、シール機構を構成するスリーブの摩耗を防止することを目的とする。
本発明は、回転軸の回転に基づいてポンプ室内のロータを回転させ、前記ロータの回転動作によって、前記ポンプ室内に流体を吸入し、前記ポンプ室から流体を吐出するポンプを対象とし、請求項1の発明は、前記回転軸にスリーブが取り付けられており、前記スリーブには硬化処理を施されたシール周面が設けられており、接触式シールが前記シール周面に摺接することを特徴とする。
シール周面が硬化処理を施されているため、スリーブの摩耗が抑制される。
好適な例では、前記スリーブは、焼き入れをして硬化されている。
焼き入れは、シール周面を硬化させるのに好適である。
好適な例では、前記シール周面は、研磨されている。
研磨されたシール周面は、シール性能を高める上で好ましい。
好適な例では、前記スリーブは、前記回転軸に圧入して嵌合されている。
回転軸にスリーブを圧入した構成は、回転軸にスリーブを簡単に取り付ける上で好ましい。又、回転軸にスリーブを圧入した構成では、回転軸とスリーブとの間のシール性の確保が容易である。
好適な例では、前記回転軸は、ラジアルベアリングによって回転可能に支持されており、前記ラジアルベアリングと前記スリーブとは、この順に前記回転軸の嵌入側の端部から嵌合されている。
スリーブの採用は、ラジアルベアリングの大径化に有利である。
好適な例では、前記ラジアルベアリングに対する前記回転軸における嵌合部位の径は、前記スリーブに対する前記回転軸における嵌合部位の径よりも小さくされている。
ラジアルベアリングの嵌合部位とスリーブの嵌合部位との間に段差が生じるため、ラジアルベアリングの位置決めが容易である。
好適な例では、前記スリーブは、前記シール周面の径以下のテーパ周面を有し、前記テーパ周面は、前記シール周面に連なっている。
テーパ周面の存在は、リング形状の接触式シールにスリーブを円滑に通す上で好ましい。
本発明は、シール機構を構成するスリーブの摩耗を防止できるという優れた効果を奏する。
以下、ルーツポンプに本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1及び図2(a)に示すように、ロータハウジング11の前端にはフロントハウジング12が連結されており、ロータハウジング11の後端には電動モータMが連結壁13を介して連結されている。フロントハウジング12にはギヤハウジング14が連結されている。ロータハウジング11、フロントハウジング12及びギヤハウジング14は、ねじ15Aによって共締めされている。ロータハウジング11、フロントハウジング12及びギヤハウジング14は、ルーツポンプ10のハウジングを構成する。
連結壁13とロータハウジング11の端壁16との間には気密確保のためのガスケット37が介在されている。電動モータM、連結壁13、ロータハウジング11及びガスケット37は、ねじ15Bによって共締めされている。
電動モータMのハウジングM1の端面と連結壁13との間には気密確保のためのシールリング38が介在されている。ロータハウジング11の周壁28の端面とフロントハウジング12との間には気密確保のためのシールリング39が介在されており、フロントハウジング12とギヤハウジング14との間には気密確保のためのシールリング40が介在されている。
図1に示すように、ロータハウジング11の端壁16には軸孔161が貫設されており、フロントハウジング12には軸孔121が貫設されている。軸孔161,121には電動モータMの回転軸17が挿通されている。ロータハウジング11の端壁16とフロントハウジング12とには電動モータMの回転軸17が軸孔161,121に嵌め込まれたラジアルベアリング18,19を介して回転可能に支持されている。同様に、ロータハウジング11の端壁16には軸孔162が貫設されており、フロントハウジング12には軸孔122が貫設されている。軸孔162,122には回転軸20が挿通されている。ロータハウジング11の端壁16とフロントハウジング12とには回転軸20が軸孔162,122に嵌め込まれたラジアルベアリング21,22を介して回転可能に支持されている。両回転軸17,20は互いに平行に配置されている。
ラジアルベアリング18,21は、グリースによって潤滑されており、ラジアルベアリング19,22は、液状の潤滑油によって潤滑されている。
電動モータMの回転軸17は、電動モータMのハウジングM1内でラジアルベアリング41を介してハウジングM1に回転可能に支持されている。ハウジングM1内の回転軸17の端部177にはレゾルバロータ42がねじ43によって止着されており、ハウジングM1側にはレゾルバステータ44が止着されている。レゾルバロータ42及びレゾルバステータ44は、レゾルバ45(回転センサ)を構成する。レゾルバ45は、回転軸17の回転数を検出する。検出された回転数の情報は、回転数のフィードバック制御等に利用される。
図3に示すように、回転軸17にはロータ23が固定されており、回転軸20にはロータ24が固定されている。ロータ23,24は、回転軸17,20の軸線171,201の方向に見て同形同大の形状をしている。ロータ23,24は、僅かの隙間を保って互いに噛合した状態でポンプ室25に収容されている。
図1に示すように、回転軸17,20は、フロントハウジング12を貫通してギヤハウジング14内に突出しており、各回転軸17,20の突出端部には歯車26,27が互いに噛合した状態で止着されている。電動モータMが駆動されると、回転軸17は、矢印R1の方向に回転し、ロータ23が回転軸17と一体的に矢印R1の方向に回転する。回転軸20は、歯車26,27を介して電動モータMから駆動力を得ており、回転軸20は、矢印R2で示すように回転軸17とは逆方向に回転し、ロータ24が回転軸20と一体的に矢印R2の方向に回転する。歯車26,27は、液状の潤滑油によって潤滑されている。
図3に示すように、ロータハウジング11の周壁28には吸入口281及び吐出口282がポンプ室25に連通するように形成されている。吸入口281からポンプ室25に導入された流体(本実施形態では空気)は、ロータ23,24の回転によって吐出口282側へ移送され、吐出口282側へ移送された流体は、吐出口282からロータハウジング11の外部へ吐出される。
本実施形態では、吐出口282から吐出された空気は、燃料電池(図示略)へ供給される。燃料電池より先の流路(図示略)上には絞りが介在されており、吐出口282から吐出される空気は、圧縮空気として燃料電池へ供給される。
図1に示すように、ロータハウジング11の端壁16側の軸孔161,162内における回転軸17,20の嵌合部位172,202には鋼製のスリーブ29,30が圧入して嵌合されている。スリーブ29は、ラジアルベアリング18とロータ23との間にあり、スリーブ30は、ラジアルベアリング21とロータ24との間にある。スリーブ29を嵌合した回転軸17の嵌合部位172の径は、ロータ23を嵌合した回転軸17の嵌合部位173の径よりも小さく、かつラジアルベアリング18を嵌合した回転軸17の嵌合部位174の径よりも大きくしてある。同様に、スリーブ30を嵌合した回転軸20の嵌合部位202の径は、ロータ24を嵌合した回転軸20の嵌合部位203の径よりも小さく、かつラジアルベアリング21を嵌合した回転軸20の嵌合部位204の径よりも大きくしてある。
嵌合部位173と嵌合部位172,175との間には段差54,55があり、嵌合部位203と嵌合部位202,205との間には段差58,59がある。スリーブ29,33は、段差54,55に当接されて位置決めされ、スリーブ30,34は、段差58,59に当接されて位置決めされる。つまり、段差54,55は、スリーブ29,33に対する位置決め部位となり、段差58,59は、スリーブ30,34に対する位置決め部位となる。
嵌合部位174,176と嵌合部位172,175との間には段差52,53があり、嵌合部位204,206と嵌合部位202,205との間には段差56,57がある。ラジアルベアリング18,19は、その内輪181,191が段差52,53に当接されて位置決めされ、ラジアルベアリング21,22は、その内輪211,221が段差56,57に当接されて位置決めされる。つまり、段差52,53は、ラジアルベアリング18,19に対する位置決め部位となり、段差56,57は、ラジアルベアリング21,22に対する位置決め部位となる。
図2(b)に示すように、スリーブ29,30の外周面は、ストレート周面31とテーパ周面32とからなる。テーパ周面32は、ラジアルベアリング18,21側からロータ23,24側へ向かうにつれて拡径してゆく形状であり、ストレート周面31とテーパ周面32との接続部がテーパ周面32の最大径となっている。
図1に示すように、フロントハウジング12側の軸孔121,122内における回転軸17,20の部位には鋼製のスリーブ33,34が圧入して嵌合されている。スリーブ33は、ラジアルベアリング19とロータ23との間にあり、スリーブ34は、ラジアルベアリング22とロータ24との間にある。スリーブ33を嵌合した回転軸17の嵌合部位175の径は、ロータ23を嵌合した回転軸17の嵌合部位173の径よりも小さく、かつラジアルベアリング19を嵌合した回転軸17の嵌合部位176の径よりも大きくしてある。同様に、スリーブ34を嵌合した回転軸20の嵌合部位205の径は、ロータ24を嵌合した回転軸20の嵌合部位203の径よりも小さく、かつラジアルベアリング22を嵌合した回転軸20の嵌合部位206の径よりも大きくしてある。
図2(c)に示すように、スリーブ33,34の外周面は、ストレート周面35とテーパ周面36とからなる。テーパ周面36は、ラジアルベアリング19,22側からロータ23,24側へ向かうにつれて拡径してゆく形状であり、ストレート周面35とテーパ周面36との接続部がテーパ周面36の最大径となっている。
スリーブ29,30,33,34は、焼き入れを施されている。又、スリーブ29,30,33,34のストレート周面31,35は、研磨されている。研磨は焼き入れ後に行われている。スリーブ29,30,33,34のストレート周面31,35は、焼き入れによって硬化処理を施されたシール周面である。
スリーブ29のストレート周面31と軸孔161との間にはリップシール46が介在されており、スリーブ30のストレート周面31と軸孔162との間にはリップシール47が介在されている。リップシール46は、軸孔161に嵌合して止着されており、リップシール47は、軸孔162に嵌合して止着されている。リップシール46のリップ部(図示略)は、スリーブ29のストレート周面31に摺接し、リップシール47のリップ部(図示略)は、スリーブ30のストレート周面31に摺接する。リップシール46,47のリップ部は、無潤滑に適したポリテトラフルオロエチレン製である。
スリーブ33のストレート周面35と軸孔121との間にはリップシール48,49が介在されており、スリーブ34のストレート周面35と軸孔122との間にはリップシール50,51が介在されている。リップシール48,49は、軸孔121に嵌合して止着されており、リップシール50,51は、軸孔122に嵌合して止着されている。リップシール48,49のリップ部(図示略)は、スリーブ33のストレート周面35に摺接し、リップシール50,51のリップ部(図示略)は、スリーブ34のストレート周面35に摺接する。リップシール48,50のリップ部は、無潤滑に適したポリテトラフルオロエチレン製であり、リップシール49,51のリップ部は、液状の潤滑油の侵入を遮断するのに適したゴム製である。
電動モータMが作動すると、回転軸17が矢印R1の方向に回転すると共に、回転軸20が矢印R2の方向へ回転し、ロータ23,24が回転軸17,20と一体的に回転する。ロータ23,24の回転に伴い、吸入口281から空気がポンプ室25へ吸入される。ポンプ室25へ吸入された空気は、吐出口282側へ移行し、吐出口282側へ移行した空気は、吐出口282から吐出される。
回転軸17の回転に伴い、回転軸17に圧入されたスリーブ29,33は、回転軸17と一体的に回転し、スリーブ29,33のストレート周面31,35が軸孔161,162に嵌め込み止着されたリップシール46,48,49のリップ部に対して摺動する。回転軸20の回転に伴い、回転軸20に圧入されたスリーブ30,34は、回転軸20と一体的に回転し、スリーブ30,34のストレート周面31,35が軸孔121,122に嵌め込み止着されたリップシール47,50,51のリップ部に対して摺動する。
ポンプ室25に吸入された空気に水が混入している場合、リップシール46,47,48,50は、ポンプ室25側からラジアルベアリング18,21,19,22側への水の侵入を阻止する。リップシール49,51は、ラジアルベアリング21,22を潤滑する潤滑油がラジアルベアリング19,22側からポンプ室25側へ侵入するのを阻止する。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1−1)スリーブ29,30は、焼き入れによって硬化処理を施されたストレート周面31(シール周面)を備えており、接触式シールであるリップシール46,47がストレート周面31に摺接する。同様に、スリーブ33,34は、焼き入れによって硬化処理を施されたストレート周面35(シール周面)を備えており、接触式シールであるリップシール48,49,50,51がストレート周面35に摺接する。リップシール46〜51の接触対象であるストレート周面31,35が硬化処理を施されているため、スリーブ29,30,33,34の摩耗が抑制される。焼き入れは、スリーブ29,30,33,34のシール周面(ストレート周面31,35)を硬化させるのに好適である。
(1−2)スリーブ29,30,33,34がない場合、回転軸17,20の周面を硬化させるために回転軸17,20に焼き入れを施したとする。そうすると、回転軸17,20の硬度は高くなるが、強度が低下する。回転軸17の端部177にねじ43を螺着するには、回転軸17の端部177にねじ孔を設ける必要があるが、回転軸17に焼き入れがしてあると、ねじ孔の強度が低下し、回転軸17にねじ43を強固に螺着できないおそれがある。スリーブ29,30,33,34の採用は、回転軸17,20の焼き入れを不要にし、前記ねじ孔の強度の低下が回避される。
(1−3)スリーブ29,30,33,34のストレート周面31,35は、焼き入れ後に研磨されている。研磨されたストレート周面31,35は、シール性能を高める上で好ましい。
(1−4)スリーブ29,30,33,34は、回転軸17,20に圧入して嵌合されている。回転軸17,20にスリーブ29,30,33,34を圧入した構成は、回転軸17,20にスリーブ29,30,33,34を簡単に取り付ける上で好ましい。又、回転軸17,20にスリーブ29,30,33,34を圧入した構成では、回転軸17,20の周面とスリーブ29,30,33,34の内周面との間のシール性の確保が容易である。
(1−5)ラジアルベアリング18,19に対する回転軸17における嵌合部位174,176の径は、スリーブ29,33に対する回転軸17における嵌合部位172,175の径よりも小さくされている。同様に、ラジアルベアリング21,22に対する回転軸20における嵌合部位204,206の径は、スリーブ30,34に対する回転軸20における嵌合部位202,205の径よりも小さくされている。つまり、嵌合部位174,176と嵌合部位172,175との間には段差52,53があり、嵌合部位204,206と嵌合部位202,205との間には段差56,57がある。このような段差52,53,56,57の存在は、ラジアルベアリング18,19,21,22の位置決めを容易にする。
(1−6)スリーブ29,30,33,34におけるテーパ周面32,36の存在は、リップシール46〜51(リング形状の接触式シール)にスリーブ29,30,33,34を円滑に通す上で好ましい。
(1−7)ラジアルベアリング18とスリーブ29とは、この順に回転軸17の嵌入側の端部(ねじ43を螺着した回転軸17の端部177)から嵌合されている。スリーブ29がない場合、リップシール46を嵌合する回転軸17の嵌合部位172にテーパ周面32と同様のテーパ周面を設けるのが一般的である。そうすると、ラジアルベアリング18を装着する回転軸17の嵌合部位174の径は、このテーパ周面の最小径よりも小さくしなければならない。
スリーブ29を嵌合部位172に嵌合した構成では、嵌合部位172にテーパ周面を設けた場合に比べて、ラジアルベアリング18を嵌合する嵌合部位174の径を大きくすることができる。つまり、ラジアルベアリング18の径を大きくすることができる。スリーブ29の採用は、ラジアルベアリング18の信頼性の向上に有効なラジアルベアリング18の大径化に有利である。
同様に、スリーブ30,33,34の採用は、ラジアルベアリング21,19,22の信頼性の向上に有効なラジアルベアリング21,19,22の大径化に有利である。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
(1)図4に示すように、スリーブ29を圧入して嵌合する嵌合部位172にラジアルベアリング18を嵌合してもよい。つまり、第1の実施形態における嵌合部位172の径と嵌合部位174の径とを同一にしてもよい。この場合、ラジアルベアリング18は、その内輪181をスリーブ29に当接させて位置決めされる。スリーブ29の嵌合部位の径とラジアルベアリング18の嵌合部位の径とが同一になるため、ラジアルベアリング18の径を第1の実施形態の場合よりも更に大きくすることができる。
(2)スリーブ29,30,33,34の外周面に硬質メッキを施してストレート周面31,35(シール周面)を硬化させてもよい。
(3)回転軸に圧入して嵌合したスリーブの外周面にラジアルベアリングを嵌合してもよい。このようにすればラジアルベアリングの径を更に大きくすることができる。
(4)回転軸の軸方向へ複数のロータを並設した多段式のルーツポンプに本発明を適用してもよい。
(5)本発明をルーツポンプ以外のポンプ(例えばスクリューポンプ等)に本発明を適用してもよい。
第1の実施形態を示す平断面図。 (a)は、一部省略側断面図。(b),(c)は要部拡大断面図。 図1のA−A線断面図。 第2の実施形態を示す要部拡大断面図。
符号の説明
10…ルーツポンプ。17,20…回転軸。174,176,204,206…ラジアルベアリングを嵌合する嵌合部位。172,175,202,205…スリーブを嵌合する嵌合部位。177…嵌入側の端部。18,19,21,22…ラジアルベアリング。23,24…ロータ。25…ポンプ室。29,30,33,34…スリーブ。31,35…シール周面としてのストレート周面。32,36…テーパ周面。46〜51…接触式シールとしてのリップシール。

Claims (7)

  1. 回転軸の回転に基づいてポンプ室内のロータを回転させ、前記ロータの回転動作によって、前記ポンプ室内に流体を吸入し、前記ポンプ室から流体を吐出するポンプにおいて、
    前記回転軸にスリーブが取り付けられており、前記スリーブには硬化処理を施されたシール周面が設けられており、接触式シールが前記シール周面に摺接するポンプにおけるシール機構。
  2. 前記スリーブは、焼き入れをして硬化されている請求項1に記載のポンプにおけるシール機構。
  3. 前記シール周面は、研磨されている請求項2に記載のポンプにおけるシール機構。
  4. 前記スリーブは、前記回転軸に圧入して嵌合されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のポンプにおけるシール機構。
  5. 前記回転軸は、ラジアルベアリングによって回転可能に支持されており、前記ラジアルベアリングと前記スリーブとは、この順に前記回転軸の嵌入側の端部から嵌合されている請求項4に記載のポンプにおけるシール機構。
  6. 前記ラジアルベアリングに対する前記回転軸における嵌合部位の径は、前記スリーブに対する前記回転軸における嵌合部位の径よりも小さくされている請求項5に記載のポンプにおけるシール機構。
  7. 前記スリーブは、前記シール周面の径以下のテーパ周面を有し、前記テーパ周面は、前記シール周面に連なっている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のポンプにおけるシール機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008121479A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Hitachi Appliances Inc 密閉形スクリュー圧縮機

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