JP2006114353A

JP2006114353A - 超小型懐中電灯

Info

Publication number: JP2006114353A
Application number: JP2004300771A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Misaka; 仁三阪
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-10-14
Filing date: 2004-10-14
Publication date: 2006-04-27

Abstract

【課題】常時ポケットやバッグに入れて置き、使いたい時に直ぐに取り出せて使え、両手がふさがっている時でも服やバッグやヘルメットに貼り付けて使用できる超小型の懐中電灯で、より小さいものはプラグや鍵に貼り付けて使える超小型の懐中電灯を提供する。
【解決手段】ボタン電池、発光ダイオード、抵抗器、スイッチを配線で繋ぎ、よりコンパクトに樹脂製のフレームに格納して、他の収納物との接触により容易にスイッチが入ったり変化しないように、筐体の上部の凹んだ部分に押すことにより発行ダイオードが点灯し、押すのを止めると消灯する構造で、かつ指でスライドさせる事により点灯状態を維持する機能を併せ持つスイッチを組み込んだ。また、筐体の底面に粘着テープやマジックテープを貼り付けて好きな所に貼って使用できるようにし、また、本体後部に斜めに、または、突起を出して穴を設け、紐やリングが通せるようにした。
【選択図】図１

Description

この発明は、これまでにも色々のアイデアが出されてきた懐中電灯に関する分野であるが、従来の豆電球と電池に代わり、発行ダイオードとボタン電池を懐中電灯に応用した分野でもある。

従来、懐中電灯に関しては数多くの特許が出されているが、ほぼスタイルは豆電球と電池で構成され手で持つタイプが主であり、特殊なものとしてラジオなどとの合体ものなどがあった。近年になって、発行ダイオードとボタン電池を用いてキーホルダにつける小サイズの懐中電灯が登場したが、より小型化を目指した懐中電灯そのももの発明はなかった。

主にこれまで出願されたアイデアを見ると、トランジスタと発振トランスを回路に組み込み、発行ダイオードを光源とした特許や従来の懐中電灯の中に新たに発行ダイオードを付加したような実用新案は存在するが、発行ダイオードと抵抗器とボタン電池を極めて小さく格納するような懐中電灯そのものの超小型化を図り、新たな用途を引き出すアイデアはなかった。
特開２００２−１０９９０１号公報実開平０６−０３６１０２号公報

昨今の懐中電灯を見ると、まだ手に持つタイプが主流であり、小型の懐中電灯やキーホルダにつける小サイズの懐中電灯でも手に持つタイプである。その為、両手がふさがっている場合などに懐中電灯を使うのが難しかった。そんな両手がふさがっている時でも服やバッグやヘルメットに張り付けて使えるような、軽くて小さく、ぶつけるなどの危険性がより少なく、どこにでも付けられるタイプの超小型の懐中電灯はないのが実情である。また、ポケットやバッグあるいは道具箱に常に入れておいても気にならない程の超小型の懐中電灯は今までなかった。

本発明は、発行ダイオードとボタン電池を用いた懐中電灯であるが、発行ダイオードと抵抗器とボタン電池の収納をできるだけ接近させた構造にして全体のサイズの超小型化を図り、ポケットやバッグに常に入れておいても気にならない大きさにした。また、スイッチ部の機能もポケットなどに収納している場合に他の収納物との接触によって容易にスイッチが入らないように、スイッチ部が凹んだ構造からなり、スイッチを押してる間点灯する機能とスイッチをスライドさせることにより点灯を維持する機能の２つの機能を持たせることにより、短時間の使用と長時間のどちらの使用にも合致した使いやすさを追求した。また、懐中電灯の底面に粘着テープやマジックテープを貼り付けて付けたい所に貼って使用できるようにし、また、本体後部に斜めに穴を設けるか、突起を出して穴を設け、必要な場合に紐やリングが通せるようにした。

このようにすれば常備してあるところがポケットやバッグあるいは道具箱などの身近な物の中で直ぐに取れるため、暗い場所でのちょっとした照明にも、また、咄嗟に照明が必要な夜道や夜間の火災や地震などの緊急時にも直ぐに取り出して使える。その使用方法は、スイッチの操作で瞬時でも長時間でも対応できる。また、底面に粘着テープやマジックテープが貼ってある為、両手が塞がっていても服やバッグやヘルメットに貼りつけて使うことが出来るし、より小型の超小型懐中電灯はプラブや鍵に貼り付け、暗闇での差込み用照明としても使用できる。

ポケットやバッグに常備でき、服やバッグやヘルメットまたはプラグや鍵にも貼りつけて使用できる超小型の懐中電灯を、発行ダイオードと抵抗とボタン電池とスイッチを使い、より短い配線でそれらを繋ぎ、よりコンパクトに収める構造を持った軽量で衝撃にも強いプラスチックで周りを固め、底面に粘着テープやマジックテープを貼ることで実現した。

図１は、本発明の超小型懐中電灯の１実施例の外観図であって、フレーム本体は下部、中部、上部（蓋）の三段からなり、下部は発行ダイオードと抵抗と配線が収納しやすいように型を作り、ポリエチレン樹脂を用いて成型した。中部は発行ダイオードと抵抗と横の配線を下部と共に挟むように、また縦配線の収納と中部の上面にボタン電池が収納できるような型を作り、下部同様ポリエチレン樹脂を用いて成型した。また、下部と中部から構成される発行ダイオードが挟み込まれ外に開いた部分である投光口は、光が投光し易いように形状をラッパ状に広げて成型した。上部はボタン電池とスイッチ及び配線が収納できるように型を作って中央部を薄くしてスイッチ機能が働くようにポリエチレン樹脂を用いて成型した。成型後下部と中部の囲いの間に配線で結線された発行ダイオード，抵抗を嵌め込み、中部と上部の囲いの間にボタン電池，スイッチを嵌め込み、上部の囲いの上にスライド式のスイッチ部を嵌め込んだ。

組立てた超小型懐中電灯は、直径が１３．５ｍｍ、高さは７．８ｍｍになった。ポケットに入れて他の収納物との接触で点灯するかを確認したが、全く点灯しなかった。また、組立てた超小型懐中電灯をヘルメットに貼り付けての使用では、ヘルメットの両脇、真横より３ｃｍ程度前方の位置に貼り付けて使用したが、大きさが小さいために周りの壁などにぶつかる事もなく、ヘッドライトとしても充分に使うことが出来た。

また、酸化銀系ボタン電池２個を使い、より小型化を図った超小型懐中電灯を作製した結果、直径が１２．６ｍｍ、高さは６．２ｍｍになった。プラグに貼り付けても、また、鍵の保持部に貼り付けても厚さが薄い為、際立った出っ張り感もなく使用できることが分かった。

懐中電灯の筐体が非常に小さいため、作業着のポケットや工具箱に入れて置いても気にならず、薄暗いところでの予期せぬ検針作業や配管調査やひび等の細かいものの検出作業などの照明にも役立つ。また、地下構内へ入る場合などにヘルメットに容易に貼り付けられるにわかヘッドライトとしても利用できる。また、プラグに貼り付けて置いて薄暗い場所でのプラグの差込み用照明としても、また、バッグに常時入れて置き、夜道の安全確保としても使用できる。

超小型懐中電灯の外観図である。（実施例）超小型懐中電灯の平面図である。超小型懐中電灯の側面図である。超小型懐中電灯の底から見た外観図である。超小型懐中電灯の後部を張り出させて紐通し部を設けた場合の外観図である。点灯維持スイッチを押した状態の超小型懐中電灯の外観図である。ボタン電池２個使用タイプの超小型懐中電灯の側面図である。酸化銀系ボタン電池２個使用タイプの超小型懐中電灯の平面図である。酸化銀系ボタン電池２個使用タイプの超小型懐中電灯の側面図である。

符号の説明

１超小型懐中電灯本体
２発行ダイオード
３ボタン電池
４点灯スイッチ
５点灯維持スイッチ
６紐通し穴
７接着部
８抵抗器
９配線
１０紐通し部
１１開口部
１２本体上部
１３本体中部
１４本体下部
１５投光口

Claims

発行ダイオードとボタン型電池を使った超小型懐中電灯で、部品の配置を出来るだけ近づけて配線距離を短くし、且つ、筐体の肉厚を薄くすることにより筐体の大きさをより小さくかつ薄くして直径１３．５ｍｍ以下、高さ８ｍｍ以下に抑え、スイッチは筐体の上部を押すことにより発行ダイオードが点灯し、押すのを止めると発行ダイオードが消灯する構造からなる超小型懐中電灯。
発行ダイオードとボタン型電池を使った超小型懐中電灯で、ポケットなどに収納する場合に他の収納物との接触によって容易にスイッチが入らないように、スイッチ部が凹んだ構造からなる超小型懐中電灯。
発行ダイオードとボタン型電池を使った超小型懐中電灯で、発行ダイオードの点灯状態を維持する機能を有するスイッチが、ポケットなどに収納される他の収納物により容易に変化しないように、指でスライドさせる方式からなる超小型懐中電灯。
発行ダイオードとボタン型電池を使った超小型懐中電灯で、使用時の便利さを向上させるために、本体底部に粘着能力のある物質を付けるか、または、本体後部に紐などが取り付けられるような穴を設けた超小型懐中電灯。