JP2006113685A - コンテンツ配信装置、記憶媒体及びコンテンツ出力装置 - Google Patents

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芳範 前川
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Abstract

【課題】 ユーザに熟考させることなくコンテンツの取得を行なわせることができるコンテンツ配信装置と記憶媒体とコンテンツ出力装置とを提供する。
【解決手段】 ICカード40は、情報を記憶する記憶媒体であって、コンテンツを記憶するとともに、コンテンツがコンテンツ出力装置である閲覧端末50によって出力されたか否かを示す出力情報を記憶し、配信サーバ10はコンテンツを配信するコンテンツ配信装置であって、出力情報を取得し、出力情報がコンテンツが出力されたことを示している場合、コンテンツが出力されたことに対する課金処理を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテンツを配信する技術に関する。
近年、様々な情報がデジタル化され、デジタルコンテンツ(以下、単に「コンテンツ」とも称する。)として、多くのユーザに利用されている。
また、ネットワークの普及により、ユーザは、CD−ROMなどの媒体経由のみならずインターネット経由でコンテンツを取得するなど、オンラインでのコンテンツの取得が一般的となっている。
例えば、出版された書籍や書き下ろしの書籍をデジタル化したコンテンツを販売するWebサイト(以下「コンテンツ販売サイト」と称する。)が存在し、ユーザは、コンテンツ販売サイトから自身の好みに応じたコンテンツを購入することができる。このコンテンツ販売サイトでは、ユーザは、購入を所望するコンテンツを選択し、購入代金の決済を行なう。購入代金の決済を行なった後に選択したコンテンツをダウンロードすることにより取得する。ユーザは、取得したコンテンツをパーソナルコンピュータ(PC)で再生して表示し閲覧する。
また、取得したコンテンツを記憶媒体、例えばSD(Secure Digital)メモリカードに保存し、PDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末に装着することにより、外出先において携帯端末でコンテンツを楽しむことも広く行なわれている。
ここで、購入代金の決済はオンラインで行なわれるが、決済にはクレジットカードが用いられる。その場合、コンテンツの購入希望者はクレジットカードの名義及びカード番号と住所・氏名などの個人認証を行なうための情報をWebサイト上で入力し送信する。コンテンツの販売者は、その情報に基づき、個人認証を行ない、購入希望者にコンテンツの購入を許可し、購入代金の決済が行なわれる。
個人認証は、ICカードにより行なわれる場合もある。ICカードは、IC(集積回路)チップが埋め込まれた、プラスチックカードであり、種々の情報を記憶する記憶媒体としても用いられる。ICカードは、その構造上、カードの偽造や情報の盗み出しが困難である。
そのため、個人認証などセキュリティの要求される行為を安全に行なう手段として、ICカードの利用は有効であり、現在では、ICカードの利用に関する技術や、ICカードを利用したシステムなどが数多く公開されている。例えば、電子マネーの用途でICカードが用いられる場合、ICカードには貨幣価値データが記憶されており、その記憶された貨幣価値データの残高等を携帯端末において安全に表示させる方法が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−216081号公報
しかしながら、コンテンツのオンライン販売においては、ユーザはコンテンツの取得前に購入代金の決済を行なう必要がある。つまり先払いであるため、ユーザはコンテンツの取得時に取得すべきコンテンツの選択を熟考しなければばらない。そのため、オンライン販売の利点である即時性が損なわれることとなる。
そこで、本発明は、上記課題を考慮し、ユーザに熟考させることなくコンテンツの取得を行なわせることができるコンテンツ配信装置と、記憶媒体と、コンテンツ出力装置とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ配信装置は、コンテンツを蓄積する蓄積手段と、前記コンテンツを外部の記憶媒体に記憶させるために送信する送信手段と、前記コンテンツが前記記憶媒体に記憶された後、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を取得する出力情報取得手段と、前記出力情報が前記コンテンツが出力されたことを示している場合、前記コンテンツが出力されたことに対する課金処理を行なう課金手段とを備える。
また、本発明に係る記憶媒体は、コンテンツを配信するコンテンツ配信装置からの前記コンテンツを記憶するための第1記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を記憶する第2記憶手段とを備える。
また、本発明に係るコンテンツ出力装置は、外部の記憶媒体に記憶されているコンテンツを出力する出力手段と、前記コンテンツが前記出力手段によって出力されたか否かを示す出力情報を前記記憶媒体に記憶させる制御手段とを備える。
これによって、ユーザは、取得したコンテンツをコンテンツ出力装置に出力させた場合、つまりユーザがコンテンツを閲覧した場合にのみ課金される。そのため、ユーザはコンテンツの取得時に熟考することなくコンテンツの取得が行なえる。
本発明は、ユーザに熟考させることなくコンテンツの取得を行なわせることができるコンテンツ配信装置と記憶媒体とコンテンツ出力装置とを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
先ず、本発明の実施の形態におけるコンテンツ配信システムの構成を、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、コンテンツ配信システム1のハードウェア構成図である。コンテンツ配信システム1は、コンテンツをユーザに配信しユーザに閲覧させるためのシステムであって、コンテンツ配信サーバ10と、キオスク端末30と、ICカード40と、閲覧端末50と、ネットワーク通信網100とを備える。
コンテンツ配信サーバ10は、本発明のコンテンツ配信装置の一例であり、コンテンツの蓄積および送信と、コンテンツ配信システム1を利用するユーザに関する情報の管理とを行なうサーバ装置である。キオスク端末30は、本発明の中継装置の一例であり、コンテンツ配信サーバ10とICカード40との間のデータのやり取りを中継する端末装置である。
コンテンツ配信サーバ10とキオスク端末30とはネットワーク通信網100により互いに接続されている。
ICカード40は、本発明の記憶媒体の一例であり、コンテンツを記憶し、コンテンツの閲覧料金を確実に精算するためのカード型記憶媒体である。閲覧端末50は、本発明のコンテンツ出力装置の一例であり、ICカード40に記憶されたコンテンツを出力する端末装置である。
図2は、ユーザがコンテンツ配信システム1を利用し、コンテンツを閲覧する際のユーザの行為及びコンテンツ配信システム1の動作の概要を示す図である。なお、コンテンツ配信システム1の動作の詳細については図6〜図24を用いて後述する。
図2(A)はユーザがコンテンツ配信システム1を利用しコンテンツを閲覧する際の、ユーザの行為の概要を示す図である。
ユーザは先ずコンテンツの供給者であるコンテンツプロバイダと契約しコンテンツ配信システム1を利用するためのICカード40を入手する。またICカード40及びユーザ個人に関する情報がコンテンツ配信サーバ10に登録される(S1)。
ユーザは、キオスク端末30にICカード40を挿入し、所定の操作によりコンテンツ配信サーバ10に保存されているコンテンツを取得する(S2)。具体的には、コンテンツ配信サーバ10から送信されるコンテンツをICカード40に記憶させる。
なお、このコンテンツ取得自体は課金されず無料であり、そのためユーザは気楽にコンテンツの取得が行なえる。
ユーザは、コンテンツが記憶されたICカード40を閲覧端末50に挿入し、所定の操作によって取得したコンテンツを閲覧端末50に表示させ閲覧する。その表示されたコンテンツを特定する情報が、利用実績情報としてICカード40に記憶される(S3)。なお、利用実績情報の詳細は図18を用いて後述する。
ユーザは、利用実績情報が記録されたICカード40をキオスク端末30に挿入し、所定の操作により利用料金の精算を行なう。
利用料金の精算とは、ユーザが閲覧したコンテンツの閲覧料金の精算であり、ユーザからすれば利用実績情報のコンテンツ配信サーバ10への送信である。コンテンツ配信サーバ10は、送信された利用実績情報を受信し処理する(S4)。
図2(B)は、ユーザが閲覧したコンテンツの料金を、コンテンツプロバイダがユーザに請求する流れを示す図である。
コンテンツ配信サーバ10は、上記のユーザが行なったコンテンツの取得時(S2)、つまりコンテンツ配信サーバ10にとってはコンテンツの送信時に、送信したコンテンツを特定する情報を記録する(S5)。
コンテンツ配信サーバ10は、上記の受信した利用実績情報(S4)と、上記の送信したコンテンツを特定する情報とを用い、ユーザが閲覧したコンテンツの料金を利用料金として集計し、ユーザが指定する決済口座を有する金融機関等に利用料金の請求情報を送信する(S6)。
このように、コンテンツ配信システム1は、ユーザはコンテンツを無料で取得することができ、閲覧したコンテンツに対してのみユーザに課金されるシステムである。
なお、本実施の形態においては、ユーザが閲覧端末50に表示させたコンテンツは、ユーザが閲覧したコンテンツとみなす。
図3は、コンテンツ配信システム1の機能的な構成を示す機能ブロック図であり、図1と同様に、コンテンツ配信サーバ10と、キオスク端末30と、ICカード40と、閲覧端末50と、ネットワーク通信網100とを備える。
コンテンツ配信サーバ10は上述のように、コンテンツの蓄積および送信と、コンテンツ配信システム1を利用するユーザに関する情報の管理とを行なうサーバ装置であり、サーバ側通信部11と、サーバ側PKI(Public Key Infrastructure)認証部12と、サーバ制御部13と、配信コンテンツ格納部14と、コンテンツ管理部15と、アカウント情報格納部16と、アカウント管理部17と、請求管理部18とを備える。
サーバ側通信部11は、ネットワーク通信網100を介してキオスク端末30とのデータのやり取りを行なうための処理部である。
サーバ側PKI認証部12は、公開鍵暗号技術と電子署名を用い、キオスク端末30に挿入されたICカード40の認証を行ない、ICカード40との間で暗号化通信を行なうための処理部であり、公開鍵と、コンテンツ配信サーバ10のコンテンツ配信システム1における正当性を証明する電子証明書とを保持している。
サーバ制御部13は、コンテンツの配信や、ユーザに関する情報の制御など、コンテンツ配信サーバ10の主要な動作を制御する処理部である。
配信コンテンツ格納部14は、配信するコンテンツと、それらコンテンツに関する情報である配信コンテンツ情報とを格納するための記憶装置である。配信コンテンツ情報の詳細は図4を用いて後述する。
コンテンツ管理部15は、配信コンテンツ格納部14に格納されているコンテンツと、配信コンテンツ情報とを管理する処理部である。
アカウント情報格納部16は、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、ユーザに請求する利用料金に関する情報である精算情報とを格納するための記憶装置である。ユーザ情報の詳細については、図5を用いて後述する。精算情報の詳細については図9を用いて後述する。
アカウント管理部17は、アカウント情報格納部16に格納されているユーザ情報と精算情報とを管理する処理部である。
請求管理部18は、配信コンテンツ格納部14に格納されている配信コンテンツ情報と、アカウント情報格納部16に格納されているユーザ情報及び精算情報とに基づき、請求情報を生成し、ユーザが指定する決済口座を有する金融機関等に請求情報を送信する処理部である。
キオスク端末30は、上述のようにコンテンツ配信サーバ10とICカード40との間のデータのやり取りを中継する端末装置であり、キオスク端末側第1通信部31と、キオスク端末側カードスロット32と、キオスク端末側第2通信部33と、キオスク端末制御部34と、タッチパネル35と、表示用情報格納部36とを備える。
キオスク端末側第1通信部31は、ネットワーク通信網100を介してコンテンツ配信サーバ10とのデータのやり取りを行なうための処理部である。
キオスク端末側カードスロット32は、ユーザによってICカード40が挿入されるカードスロットであり、キオスク端末側第2通信部33は、キオスク端末側カードスロット32に挿入されたICカード40との間のデータのやり取りを行なう処理部である。
キオスク端末制御部34は、コンテンツ配信サーバ10とICカード40とのデータのやり取りなど、キオスク端末制御部34の主要な動作を制御する処理部である。
タッチパネル35は、ICカード40をキオスク端末側カードスロット32に挿入したユーザが行なう、ICカード40の認証や取得するコンテンツの選択などのための画面を表示する表示部である。また、タッチパネル35は、ユーザによる操作を受け付けるための入力部でもある。
ユーザは、タッチパネル35に表示されるボタン等を指でタッチすることにより、コンテンツの取得等の操作を行なうことができる。
表示用情報格納部36は、タッチパネル35が表示する情報を格納する記憶装置である。
ICカード40は、上述のように、コンテンツを記憶し、また、コンテンツ購入料金を安全に決済するためのカード型記憶媒体であり、通信端子41と、カード側PKI認証部42と、カード制御部43と、取得コンテンツ格納部44と、利用実績情報格納部45とを備える。
通信端子41は、ICカード40がユーザによってキオスク端末30に挿入された場合に、ICカード40とキオスク端末30とがデータのやり取りを行なうための物理的な接点となる端子である。
カード側PKI認証部42は、コンテンツ配信サーバ10または閲覧端末50との間で暗号化通信を行なうための処理部であり、暗号化通信を行なうための秘密鍵と、ICカード40のコンテンツ配信システム1における正当性を証明する電子証明書とを保持している。
カード制御部43は、ICカード40の各構成部の動作や各構成部に記憶された情報の制御を行う処理部である。
取得コンテンツ格納部44は、キオスク端末30を利用し、コンテンツ配信サーバ10から取得したコンテンツや、取得したコンテンツに関する情報である取得コンテンツ情報を格納するための記憶部である。取得コンテンツ情報の詳細は、図10を用いて後述する。
利用実績情報格納部45は、閲覧端末50によりユーザが閲覧したコンテンツを特定する情報である利用実績情報を格納する記憶装置である。利用実績情報の詳細については図18を用いて後述する。
閲覧端末50は、上述のように、ICカード40に記憶されたコンテンツを表示する端末装置であり、閲覧端末側カードスロット51と、閲覧端末側通信部52と、閲覧端末側PKI認証部53と、閲覧端末制御部54と、表示部55と、入力部56とを備える。
閲覧端末側カードスロット51は、ユーザによってICカード40が挿入されるカードスロットであり、閲覧端末側通信部52は、閲覧端末側カードスロット51に挿入されたICカード40とのデータのやり取りを行なう処理部である。
閲覧端末側PKI認証部53は、ICカード40との間で暗号化通信を行なうための処理部であり、公開鍵と、コンテンツ配信システム1における閲覧端末50の正当性を証明する電子証明書とを保持している。
閲覧端末制御部54は、コンテンツの表示など、閲覧端末50の主要な動作を制御する制御部である。
表示部55は、ユーザが閲覧するサブコンテンツなどの表示を行なう表示部であり、入力部56は、ユーザが、閲覧するコンテンツの選択などを行なうためのポインティングデバイスである。
図4は、コンテンツ配信サーバ10に備えられた配信コンテンツ格納部14に格納されている配信コンテンツ情報のデータ構成例を示す図である。
配信コンテンツ情報は、同じくコンテンツ格納部14に格納されているコンテンツに関する情報であり、データ項目としてコンテンツIDと、コンテンツ名と、サブコンテンツIDと、サブコンテンツ名と、表示用要約と、閲覧料金とがある。
コンテンツIDは各コンテンツに付与されたユニークなIDであり、コンテンツ登録時に、コンテンツ管理部15によって付与される。コンテンツ名は各コンテンツの名前である。
図4に示すように、各コンテンツは複数のサブコンテンツによって構成されており、サブコンテンツIDはそれらサブコンテンツに付与されたユニークなIDである。サブコンテンツIDはコンテンツ登録時に、コンテンツ管理部15によって付与される。
各サブコンテンツIDは親となるコンテンツに付与されたコンテンツIDと「01」から始まる連番とで形成され、同じコンテンツ内であれば連番のみでサブコンテンツが特定される。サブコンテンツ名は、サブコンテンツの名前である。
表示用要約は、各サブコンテンツの要約であり、キオスク端末30及び閲覧端末50にて表示するために用いられる。この内容を基にユーザは閲覧するサブコンテンツを決定できる。
閲覧料金は、各サブコンテンツをユーザが閲覧した場合にのみ、ユーザに請求される料金である。なお、各サブコンテンツに関する配信コンテンツ情報、つまり図4に示すデータ構成における1行分の情報を、以下、個別配信サブコンテンツ情報と呼ぶ。
図5は、コンテンツ配信サーバ10に備えられたアカウント情報格納部16に格納されているユーザ情報のデータ構成例を示す図である。
ユーザ情報は、コンテンツ配信システム1を利用するユーザに関する情報であり、データ項目として、ユーザIDと、ユーザ名と、住所と、電話番号と、決済口座とがある。
ユーザIDは、ユーザがコンテンツ配信システム1を利用するユーザを識別するための識別子である。ユーザIDは、アカウント管理部17によって付与される。
ユーザ名はユーザの名前であり、住所及び電話番号は、ユーザの連絡先となる住所及び電話番号である。決済口座は、ユーザが利用料金を決済するための口座である。ユーザが閲覧したサブコンテンツの閲覧料金が利用料金として決済口座にて決済される。
次に、以上のように構成されたコンテンツ配信システム1の動作を説明する。コンテンツ配信システム1の動作は、(1)ユーザがコンテンツを取得する際の動作、(2)ユーザがコンテンツを閲覧する際の動作、(3)ユーザコンテンツを精算する際の動作、の3つに分けられる。上記3つの動作を順に説明する。
[(1)ユーザがコンテンツを取得する際の動作]
先ず、ユーザがコンテンツを取得する際の、コンテンツ配信サーバ10、キオスク端末30及びICカード40の動作を図6〜図11を用いて説明する。
図6は、ユーザがコンテンツを取得する際の、ICカード40と、キオスク端末30と、コンテンツ配信サーバ10との間で行なわれるデータのやり取り及び、動作の流れを示すシーケンス図である。
なお、ユーザが新たにコンテンツを取得する際、つまりICカード40に新たなコンテンツを記憶させる場合は、ICカード40に既に保存されている既読のサブコンテンツの閲覧料金の精算が同時に行なわれるが、コンテンツ取得時の動作を明確に説明するため、ユーザが、コンテンツが全く保存されていないICカード40を使用する場合を想定し、取得の動作のみについて説明を行なう。コンテンツの取得及び既読のサブコンテンツの精算が同時に行なわれる場合の動作の説明は図23を用いて後述する。
また、以下の説明に登場するユーザのユーザIDは「U400001」であると想定する。
所定の時刻、例えば午前5時に、コンテンツ配信サーバ10は、配信コンテンツ格納部14に格納されている配信コンテンツ情報をキオスク端末30に送信する(S10)。
キオスク端末30は、受信した配信コンテンツ情報を表示用情報格納部36に格納する。
キオスク端末制御部34は、表示用情報格納部36に格納されている配信コンテンツ情報を用い、後述の図7に示す配信メニュー画面を生成する。タッチパネル35は生成された配信メニュー画面を表示する(S11)。
ユーザは、ICカード40をキオスク端末30のキオスク端末側カードスロット32に挿入し(S12)、ICカード40を使用するための暗証番号であるPIN(Personal Identification Number)をタッチパネル35から入力する。ICカード40はPINが正しいことを確認した後、キオスク端末30を経由し、コンテンツ配信サーバ10に認証を求める。
なお、PINはICカード40の所有者であるユーザのみが知る、所定の文字数からなる文字列であり、入力を所定の回数誤ると、ICカード40にロックが掛かり、全く使用できなくなる。
コンテンツ配信サーバ10とICカード40とは、コンテンツ配信サーバ10が保持する公開鍵及び電子証明書と、ICカード40が保持する秘密鍵及び電子証明書とにより暗号化された通信を行なう。この通信によりコンテンツ配信サーバ10とICカード40とは、互いに正当性を確認し、コンテンツ配信サーバ10は、現在の通信相手はユーザID「U400001」のユーザであると特定しコンテンツ配信サーバ10との通信を認証する(S13)。
暗号化及び復号化は、コンテンツ配信サーバ10では、サーバ側PKI認証部12が行ない、ICカード40ではカード側PKI認証部42が行なう。なお、以下の説明で述べる、コンテンツ配信サーバ10とICカード40との間でやりとりされるデータは全て暗号化され、秘匿性が確保される。そのため、一つ一つのデータについての暗号化及び復号化の説明は省略する。
また、ICカード40自体は電源を持たず、接続相手先であるキオスク端末30から電力を供給されることにより、ICカード40内での処理が実行される。接続相手先が閲覧端末50であっても同様である。
上記認証が行なわれた後、ユーザは配信メニュー画面の操作を行なうことができる。
図7は、タッチパネル35が表示するメニュー画面300の一例を示す図である。配信メニュー画面300には、「ABC新聞」、「週刊サッカーFC」、「シネマ○○○」、「月刊○○○」と表示された4つのコンテンツ選択ボタン301と、取得ボタン302と、内容確認ボタン303と、「ご利用精算」と表示された精算画面表示ボタン304とが表示されている。
タッチパネル35は、表示機能と入力受付機能とを備え、ユーザは、タッチパネル35上に表示されたボタン等を指でタッチすることにより、キオスク端末30に、そのボタン等に対応した命令を入力することができる。
コンテンツ選択ボタン301は、ユーザがコンテンツの選択を行なうためのボタンであり、ユーザが取得可能なコンテンツ名がボタン上に記載される。図7に示す例は、ユーザにより「ABC新聞」を示すコンテンツ選択ボタン301がタッチされた状態を示している。つまり、ユーザにより「ABC新聞」が選択されたことを意味する。
取得ボタン302は、コンテンツ選択ボタン301がタッチされたことにより選択されたコンテンツをユーザが取得するためのボタンである。
内容確認ボタン303は、コンテンツの内容をユーザが確認することができる画面を表示するためのボタンであり、タッチされることにより、タッチパネル35は後述の図11に示す内容確認画面を表示する。
精算画面表示ボタン304は、ユーザが既読のサブコンテンツの閲覧料金の精算および未読のサブコンテンツの削除を行なうことができる画面を表示するボタンであり、タッチされることにより、タッチパネル35は後述の図20に示す精算画面を表示する。
図7に示す、配信メニュー画面300において、ユーザにより取得ボタン302がタッチされると、キオスク端末制御部34は取得要求を受け付け、下記図8に示す取得確認ダイアログボックス310を生成する。タッチパネル35は、生成された取得確認ダイアログボックス310を表示する(S14)。
図8は、タッチパネル35が表示する取得確認ダイアログボックス310の一例を示す図である。
取得確認ダイアログボックス310は、キオスク端末30がユーザにコンテンツの取得の了解を求め、取得時にICカード40に保存されている既読のサブコンテンツの閲覧料金の精算及びICカード40からの削除を行なうことをユーザに確認させるためのダイアログボックスである。
なお、ICカード40には現在、コンテンツが保存されていないため、閲覧料金の精算及びサブコンテンツの削除は行なわれない。
図8に示す取得確認ダイアログボックス310には、上記の確認等のための文章のほかに、取得実行ボタン311と、キャンセルボタン312とが表示されている。
図8に示す取得確認ダイアログボックス310は、キオスク端末30がユーザに「ABC新聞」の取得の了解を求めており、ユーザにより取得実行ボタン311がタッチされると、キオスク端末制御部34は、キオスク端末側第1通信部31を介し、コンテンツ配信サーバ10に、コンテンツ「ABC新聞」の取得要求を送信する(S15)。
具体的には、キオスク端末制御部34が、「ABC新聞」のコンテンツIDである「C0101」(図4参照)を表示用情報格納部36から読み出し、「C0101」の取得要求をコンテンツ配信サーバ10に送信する。
なお、キャンセルボタン312がタッチされると、取得確認ダイアログボックス310は閉じられ、タッチパネル35は、配信メニュー画面300を表示する。
コンテンツ配信サーバ10では、「C0101」の取得要求をサーバ側通信部11が受信し、サーバ制御部13が検出し、コンテンツ管理部15へ送信する。
コンテンツ管理部15は、配信コンテンツ格納部14から、コンテンツID「C0101」に対応する、コンテンツ「ABC新聞」と配信コンテンツ情報とを読み出す。
サーバ制御部13は、コンテンツ管理部15により読み出されたコンテンツ「ABC新聞」と「ABC新聞」の配信コンテンツ情報とを、サーバ側通信部11を介しキオスク端末30へ送信する(S16)。
送信後、アカウント管理部17は、送信したコンテンツの閲覧料金の事後精算を行なうための情報である精算情報に、送信した「ABC新聞」のコンテンツID等を記録する。精算情報の詳細については図9を用いて後述する。
キオスク端末30は、コンテンツ「ABC新聞」と「ABC新聞」の配信コンテンツ情報とを受信し、ICカード40へ送信する(S16)。
ICカード40では、通信端子41が、コンテンツ「ABC新聞」と「ABC新聞」の配信コンテンツ情報とを受信する。
カード制御部43は、通信端子41が受信したコンテンツ「ABC新聞」を取得コンテンツ格納部44に格納し、また、通信端子41が受信した「ABC新聞」の配信コンテンツ情報を、取得コンテンツ情報としてコンテンツ格納部44に格納する(S18)。取得コンテンツ情報の詳細については図10を用いて後述する。
上記保存が完了すると、キオスク端末30では、タッチパネル35が配信メニュー画面300を表示し、ユーザからの新たな選択、または指示を待ち受ける。
ここで、上述の、コンテンツ「ABC新聞」の取得を行なったユーザが、更にコンテンツ「週刊サッカーFC」を取得したと想定し、以下の説明を行なう。
図9は、コンテンツ配信サーバ10に備えられたアカウント情報格納部16に格納されている精算情報のデータ構成の一例を示す図である。
図9に示す精算情報は、上述の、ユーザIDが「U400001」であるユーザが2つのコンテンツの取得を行なった後の精算情報であり、コンテンツIDが「C0101」である「ABC新聞」(図4参照)と、コンテンツIDが「C0304」である「週刊サッカーFC」(図4参照)とが取得された情報を示している。
本実施の形態のコンテンツ配信システム1は、コンテンツの取得行為には課金せず、コンテンツの閲覧に対して課金するシステムであり、そのため、どのユーザが、どのコンテンツを取得し、その中のどのコンテンツがユーザに閲覧されたかを示す情報をコンテンツ配信サーバ10が管理する必要がある。
そのため、コンテンツ配信サーバ10は、上記情報を精算情報としてアカウント情報格納部16に保存している。
精算情報は、取得されたコンテンツと、取得されたコンテンツの中でユーザに閲覧されたコンテンツとを特定するための情報であり、データ項目としてユーザIDと、コンテンツIDと、サブコンテンツIDと、送信日と、精算日と、既読判断と、要請求とがある。
ユーザIDは、コンテンツを取得したユーザのユーザIDであり、コンテンツIDは、取得されたコンテンツに付与されたコンテンツIDであり、サブコンテンツIDは、取得されたコンテンツに含まれるサブコンテンツのサブコンテンツIDである。
送信日は、ユーザがコンテンツを取得した日、つまり、コンテンツ配信サーバ10がコンテンツを送信した日であり、精算日は、ユーザが精算を行なった日である。
既読判断は、ユーザが各サブコンテンツを閲覧済みであるか否かを特定する情報であり、要請求はユーザに請求する必要があるか否かを特定する情報である。
なお、上記の精算日と既読判断と要請求とは、ユーザが精算を行なう際に記録される。つまり、ユーザIDが「U400001」であるユーザは、精算を行なっていないため、精算日と既読判断と要請求とは空欄のままである。ユーザが精算を行なった後の精算情報は、図22を用いて後述する。
図10は、ICカード40に備えられた取得コンテンツ格納部44に格納されている取得コンテンツ情報のデータ構成例を示す図である。
図10に示す取得コンテンツ情報は、上述の、ユーザIDが「U400001」であるユーザが2つのコンテンツの取得を行なった後の取得コンテンツ情報であり、コンテンツIDが「C0101」である「ABC新聞」と、コンテンツIDが「C0304」である「週刊サッカーFC」とを取得したことを示している。
取得コンテンツ情報は、取得コンテンツ情報と同時に取得コンテンツ格納部44に格納された、取得したコンテンツに関する情報であり、図4に示した配信コンテンツ情報の中の、取得したコンテンツに対応する個別配信サブコンテンツ情報で構成されている。
つまり、図4に示した配信コンテンツ情報と同じ項目であり、コンテンツIDと、コンテンツ名と、サブコンテンツIDと、サブコンテンツ名と、表示用要約と、閲覧料金とがある。
この取得コンテンツ情報は、ユーザが閲覧端末50を用いてコンテンツを閲覧する際の目次情報として用いられ、ユーザが取得したコンテンツに含まれるサブコンテンツの名前や、要約や、閲覧料金を見ることができる。また、図18を用いて後述する利用実績情報の基礎ともなる。
図11は、タッチパネル35が表示する内容確認画面320の一例を示す図である。
図11に示す内容確認画面320は、図7に示した配信メニュー画面300において、ユーザにより「ABC新聞」が選択された後に内容確認ボタン303がタッチされることによりキオスク端末制御部34が生成し、タッチパネル35が表示する内容確認画面である。
内容確認画面320には、コンテンツ名表示欄321と、サブコンテンツ要約表示領域322と、閲覧料金表示欄323と、「戻る」と表示されたメニュー画面表示ボタン324と、取得ボタン302とが表示されている。
コンテンツ名表示欄321には、コンテンツIDとコンテンツ名とが表示され、サブコンテンツ要約表示領域322には、コンテンツに含まれる全てのサブコンテンツのサブコンテンツ名及び要約と、各サブコンテンツに付与されたサブコンテンツIDの一部である連番とが表示されている。
閲覧料金表示欄323には、サブコンテンツを閲覧した場合にユーザが請求される料金が表示されており、例えば、「01 社会」を閲覧した場合は「20円」が請求されることを示している。
「戻る」と表示されたメニュー画面表示ボタン324は、内容確認画面320から、図7に示した配信メニュー画面300に戻るためのボタンである。
取得ボタン302は、図7を用いて行なった配信メニュー画面300の説明で述べたようにコンテンツをユーザが取得するためのボタンであり、ユーザは、内容確認画面320において取得ボタン302をタッチすることにより、上述の説明と同様にコンテンツ「ABC新聞」の取得を行なうことができる。
[(2)ユーザがコンテンツを閲覧する際の動作]
次に、ユーザが取得したコンテンツを閲覧する際の、ICカード40及び閲覧端末50の動作を図12〜図18を用いて説明する。
図12は、ユーザがコンテンツを閲覧する際の、ICカード40と閲覧端末50との間で行なわれるデータのやり取り及び、動作の流れを示すシーケンス図である。
なお、以下の説明に登場するユーザは、上述の、ユーザIDが「U400001」であるユーザであり、上述の、コンテンツ「ABC新聞」及びコンテンツ「週刊サッカーFC」の取得を行なった後に、ユーザがコンテンツを閲覧する場合を想定し、説明を行なう。
また、閲覧端末50は上述のようにICカード40に記憶されたコンテンツを出力する端末装置であり、例えばPDAによって実現される。
ユーザは、ICカード40を閲覧端末側カードスロット51に挿入し(S20)、ICカード40を使用するための暗証番号であるPINをタッチパネル35から入力する。ICカード40はPINが正しいことを確認し、閲覧端末50に認証を求める。
閲覧端末50は、上述のコンテンツ配信サーバ10と同様に公開鍵及び電子証明書を閲覧端末側PKI認証部53に保持しており、ICカード40と暗号化された通信を行なう。
認証を求められた閲覧端末50は、ICカード40と暗号化された通信を行ない、ICカード40と閲覧端末50とは、互いに正当性を確認し、閲覧端末50は、現在の通信相手はユーザID「U400001」のユーザであると特定し閲覧端末50との通信を認証する(S21)。
暗号化及び復号化は、ICカード40ではカード側PKI認証部42が行ない、閲覧端末50では閲覧端末側PKI認証部53が行なう。なお、以下の説明で述べる、ICカード40と閲覧端末50との間でやりとりされるデータは全て暗号化される。そのため、一つ一つのデータについての暗号化及び復号化の説明は省略する。
ICカード40に備えられた取得コンテンツ格納部44は、コンテンツ「ABC新聞」及びコンテンツ「週刊サッカーFC」と、それら取得した2つのコンテンツに関する情報である図10に示した取得コンテンツ情報とを格納している。
カード制御部43は、取得コンテンツ格納部44に格納されている取得コンテンツ情報を読み出し、通信端子41を介し、閲覧端末50へ送信する(S22)。
閲覧端末50では、閲覧端末側通信部52が取得コンテンツ情報を受信する。閲覧端末側制御部54がその取得コンテンツ情報を利用し、閲覧メニュー画面を生成する。表示部55は生成された閲覧メニュー画面を表示する(S23)。
図13は、閲覧端末50に備えられた表示部55が表示する閲覧メニュー画面500の一例を示す図である。閲覧メニュー画面500には、コンテンツ名表示領域501が表示されている。
なお、閲覧端末側カードスロット51は閲覧端末50の上部に備えられており、図13は、閲覧端末側カードスロット51にICカード40が挿入されている状態を示している。
また、閲覧メニュー画面500など、表示部55が表示する各画面と表示部55の領域とは同一であるため、表示部55の図示は省略する。
コンテンツ名表示領域501は、ユーザが、閲覧するコンテンツを選択するためのコンテンツ名を表示する領域であり、ユーザが取得したコンテンツに付与されたコンテンツIDとコンテンツ名とが表示されている。
ポインティングデバイスである入力部56をユーザが操作することにより、閲覧するコンテンツの選択が行なわれる。具体的には、ユーザはコンテンツ名をクリックすることにより、コンテンツに含まれるサブコンテンツのリスト、つまりコンテンツの目次となる情報を見ることができる。
ユーザが、入力部56を操作することにより、コンテンツ名表示領域501に表示されている「ABC新聞」をクリックすると、閲覧端末制御部54がそのクリックを受け付ける。閲覧端末制御部54は図14に示す閲覧コンテンツ内容表示画面510を生成し、表示部55は生成された閲覧コンテンツ内容表示画面510を表示する。
図14は、閲覧端末50に備えられた表示部55が表示する閲覧コンテンツ内容表示画面510の一例を示す図である。閲覧コンテンツ内容表示画面510には、階層表示欄511と、サブコンテンツ選択領域512と閲覧料金表示欄513とが表示されている。
階層表示欄511は、現在表示している画面を特定する情報を表示する表示欄であり、図14の階層表示欄511が示す「閲覧メニュー>ABC新聞」は、現在の表示画面は閲覧メニュー直下の階層にある「ABC新聞」のサブコンテンツについての情報であることを意味する。
また、階層表示欄511に表示される文字列の一部にはリンクボタンの役割もあり、図14の階層表示欄511が示す「閲覧メニュー>ABC新聞」の中の「閲覧メニュー」部分をユーザがクリックすると、表示部55は、上述の閲覧メニュー画面500を表示する。
サブコンテンツ選択領域512は、ユーザが閲覧するサブコンテンツを選択するための領域であり、ユーザは閲覧を所望するサブコンテンツをクリックすることにより、そのサブコンテンツを閲覧することができる。
閲覧料金表示欄513は、各サブコンテンツの閲覧料金を表示する表示欄であり、ユーザは、閲覧前に各サブコンテンツの閲覧料金を確認することができる。
ユーザが、入力部56を操作することにより、サブコンテンツ選択領域512に表示されている「01 社会」の要約である「各地で記録的猛暑・・・」をクリックすると、閲覧端末制御部54がそのクリックを受け付ける。(S24)
閲覧端末制御部54は、図15に示す閲覧確認ダイアログボックス520を生成し、表示部55は生成された閲覧確認ダイアログボックス520を表示する。
図15は、閲覧端末50に備えられた表示部55が表示する閲覧確認ダイアログボックス520の一例を示す図である。閲覧確認ダイアログボックス520は、閲覧端末50がユーザに閲覧料金の確認をさせ、閲覧の了解を得るためのダイアログボックスである。
図15に示す閲覧確認ダイアログボックス520には、上記の確認等のための文章のほかに、閲覧ボタン521と、キャンセルボタン522とが表示されている。
図15に示す閲覧確認ダイアログボックス520は、閲覧端末50がユーザにサブコンテンツ「01 社会」の閲覧料金が「20円」であることを確認させ、閲覧の了解を求めている。
ユーザにより閲覧ボタン521がクリックされると、閲覧端末制御部54は、閲覧端末側通信部52を介し、ICカード40に、サブコンテンツ「01 社会」の取得要求を送信する(S25)。
具体的には、閲覧端末制御部54が「01 社会」のサブコンテンツIDである「C0101−01」(図10参照)を表示用情報格納部36から読み出し、「C0101−01」の取得要求をICカード40に送信する。
なお、キャンセルボタン522がクリックされると、閲覧確認ダイアログボックス520は閉じられ、表示部55は閲覧コンテンツ内容表示画面510を表示する。
ICカード40では、カード制御部43が、通信端子41が受信した「C0101−01」の取得要求を検出し、取得コンテンツ格納部44から、サブコンテンツID「C0101−01」に対応する、サブコンテンツ「01 社会」を読み出す。
カード制御部43は、読み出したサブコンテンツ「01 社会」を、通信端子41を介し閲覧端末50へ送信する(S26)。
閲覧端末50は、閲覧端末側通信部52が、サブコンテンツ「01 社会」を受信し、閲覧端末制御54が、図16に示すサブコンテンツ表示画面を生成し、表示部55は生成されたサブコンテンツ表示画面を表示する(S27)。
図16は、閲覧端末50に備えられた表示部55が表示するサブコンテンツ表示画面530の一例を示す図である。サブコンテンツ表示画面530には、階層表示欄511と、サブコンテンツに含まれる各記事が表示されている。
階層表示欄511には「閲覧メニュー>ABC新聞>01社会」と表示されており、現在表示中の画面は、コンテンツ「ABC新聞」に含まれるサブコンテンツ「01 社会」であることを示している。
サブコンテンツ表示画面530には、サブコンテンツ「01社会」の各記事が表示されており、ユーザは、サブコンテンツ表示画面530の右部に表示されているスクロールバーを入力部56から操作することにより、サブコンテンツ「01 社会」の全ての記事を閲覧することができる。
また、ユーザは、階層表示欄511に表示されている「ABC新聞」をクリックすることにより、図17に示す閲覧コンテンツ内容表示画面510に戻ることができる。
なお、上記閲覧後の閲覧コンテンツ内容表示画面510は、図17に示すように、サブコンテンツ選択領域512において「01 社会」の要約文の左にチェックが付され、閲覧料金表示欄513には「(20円)」と閲覧料金に括弧が付されている。これらチェック及び括弧は、ユーザに閲覧済みのサブコンテンツを確認させるためである。
閲覧端末制御部54は、表示部55がサブコンテンツを表示したことを確認し、「C0101−01」であるサブコンテンツがユーザに閲覧された履歴をICカード40に記録させるために、ICカード40に利用実績情報の更新命令を送信する(S28)。
ICカード40では、上記の更新命令を通信端子41が受信し、カード制御部43がその命令を検出する。カード制御部43は、利用実績情報格納部45に格納されている利用実績情報の更新を行なう。
図18は、ICカード40に備えられた利用実績格納部45に格納されている利用実績情報のデータ構成例を示す図である。利用実績情報には、データ項目として、コンテンツIDと、サブコンテンツIDと、出力とがある。
コンテンツID及びサブコンテンツIDは、ユーザが取得し、取得コンテンツ格納部44に格納されているコンテンツに付与されたコンテンツID及びそのコンテンツに含まれるサブコンテンツに付与されたサブコンテンツIDである。
利用実績情報は、ユーザが取得したコンテンツのうち、ユーザに閲覧されたサブコンテンツを特定するための情報であり、出力が「済」になっているものユーザに閲覧されたサブコンテンツである。図18に示す利用実績情報は、ユーザがサブコンテンツの閲覧を繰り返し、5つのサブコンテンツを閲覧した後の利用実績情報を示している。
なお、この利用実績情報をコンテンツ配信サーバ10が受信することにより、コンテンツ配信サーバ10はユーザが閲覧したサブコンテンツを特定し、ユーザに請求すべき金額の集計を行なう。
[(3)ユーザがサブコンテンツの閲覧料金を精算する際の動作]
次に、ユーザがサブコンテンツの閲覧料金を精算する際の、コンテンツ配信サーバ10、キオスク端末30及びICカード40の動作を図7及び図18〜図24を用いて説明する。
図19は、ユーザがサブコンテンツの閲覧料金を精算する際の、ICカード40と、キオスク端末30と、コンテンツ配信サーバ10との間で行なわれるデータのやり取り及び、動作の流れを示すシーケンス図である。
図19に示すシーケンス図において、コンテンツ配信サーバ10が行なうキオスク端末30のメニューの送信(S10)から、コンテンツ配信サーバ10が行なうICカード40の認証(S13)までは、図6を用いて行なった、ユーザがコンテンツを取得する際の動作の説明と同じであり、ここでの説明は省略する。
キオスク端末30のキオスク端末側カードスロット32には、ユーザによりICカード40が挿入され、タッチパネル35には、図7に示す配信メニュー画面300が表示されている。また、以下に登場するユーザは上述の説明と同じく、ユーザIDが「U400001」のユーザである場合を想定する。
図7に示す配信メニュー画面300において、ユーザにより「ご利用精算」と表示された精算画面表示ボタン304がタッチされる。キオスク端末制御部34は、そのタッチを受け付け、ICカード40に利用実績の送信を要求する。ICカード40では、カード制御部43が利用実績格納部に格納されている利用実績を読み出し、通信端子41を介して、キオスク端末30に利用実績を送信する(S30)。
送信された利用実績をキオスク端末側第2通信部33が受信し、キオスク端末制御部34は、受信した利用実績情報を表示用情報格納部36に格納する。キオスク端末制御部34は更に、表示用情報格納部36に格納されている配信コンテンツ情報(図4参照)と利用実績情報(図18参照)とに基づき、図20に示す精算画面330を生成する。タッチパネル35は生成された精算画面330を表示する。
図20は、タッチパネル35が表示する精算画面330の一例を示す図である。精算画面330には、既読サブコンテンツ表示欄331と、精算額表示欄332と、未読サブコンテンツ表示欄333と、削除チェックボックス334と、精算ボタン335と、「戻る」と表示されたメニュー画面表示ボタン324とが表示されている。
既読サブコンテンツ表示欄331は、ユーザがコンテンツを取得後、閲覧したサブコンテンツを示す表示欄であり、各サブコンテンツ名の右に閲覧料金が表示されている。精算額表示欄332は、既読コンテンツ表示欄331に表示されている各サブコンテンツの閲覧料金の合計を表示する表示欄である。
未読サブコンテンツ表示欄333は、ユーザがコンテンツの取得後、閲覧しなかったサブコンテンツを示す表示欄であり、削除チェックボックス334の右に各サブコンテンツが表示されている。
削除チェックボックス334は、ユーザが、未読のサブコンテンツの中で不要であるサブコンテンツを、ICカード40の取得コンテンツ格納部44から削除したい場合に、その削除したい未読のサブコンテンツを指定するためのチェックボックスである。閲覧料金の精算時にチェックされた未読のサブコンテンツは取得コンテンツ格納部44から削除される。
精算ボタン335は、既読サブコンテンツ表示欄331に表示されている既読のサブコンテンツについて閲覧料金の精算を行ない、また同時に、既読のサブコンテンツと削除チェックボックス334がチェックされた未読のサブコンテンツとをICカード40の取得コンテンツ格納部44から削除するためのボタンである。
メニュー画面表示ボタン324は、精算画面330から、図7に示した配信メニュー画面300に戻るためのボタンである。
図20に示す精算画面330は、図18に示した利用実績情報を反映しており、利用実績情報において出力の欄が「済」になっているサブコンテンツが既読サブコンテンツ表示欄331に表示されている。また、利用実績情報において出力の欄が空欄になっているサブコンテンツが未読サブコンテンツ表示欄333に表示されている。
なお、ユーザにより削除チェックボックス334がチェックされた場合は、キオスク端末制御部34は、そのチェックを受け付け、表示用情報格納部36に格納されている利用情報の上記チェックの行なわれたサブコンテンツの出力の欄に「削除」と記録する。
図20に示す精算画面330において、ユーザにより精算ボタン335がタッチされると、キオスク端末制御部34は精算要求を受け付け、図21に示す精算確認ダイアログボックス340を生成する。タッチパネル35は、生成された精算確認ダイアログボックス340を表示する(S31)。
図21は、タッチパネル35が表示する精算確認ダイアログボックス340の一例を示す図である。
精算確認ダイアログボックス340は、キオスク端末30がユーザにサブコンテンツの閲覧料金の精算の了解を求め、精算時に既読のサブコンテンツのICカード40からの削除を行なうことをユーザに確認させるためのダイアログボックスである。
図21に示す精算確認ダイアログボックス340には、上記の確認等のための文章のほかに、精算実行ボタン341と、キャンセルボタン342とが表示されている。
ユーザにより精算実行ボタン341がタッチされると、キオスク端末制御部34は、キオスク端末側第1通信部31を介し、コンテンツ配信サーバ10に、利用実績情報を送信する(S32)。なお、キャンセルボタン342がタッチされると、精算確認ダイアログボックス340は閉じられ、タッチパネル35は精算画面330を表示する。
コンテンツ配信サーバ10では、サーバ制御部13が、サーバ側通信部11が受信した利用実績情報を検出し、アカウント管理部17に送信する。
アカウント管理部17は、受信した利用実績情報に基づきアカウント情報格納部16に格納されている精算情報(図9参照)の更新を行なう(S33)。図22は、この更新後の精算情報のデータ構成例を示す図である。
図22に示す精算情報では、図18に示した利用情報が反映され、利用情報の出力の欄が「済」のサブコンテンツ、つまりユーザによって閲覧されたサブコンテンツは、精算情報において、既読判断の欄に「済」と記録され要請求の欄に「○」と記録されている。さらに、精算日の欄には精算を行なった日付が記録されている。
なお、利用情報の出力の欄が「削除」である場合は、精算情報の該当するサブコンテンツの既読判断の欄に「削除」と記録される。
サーバ制御部13は、精算情報の既読判断の欄が「済」または「削除」のサブコンテンツのサブコンテンツIDを読み出し、それらサブコンテンツIDに対応するサブコンテンツをICカード40から削除する削除命令をサーバ側通信部11を介し、キオスク端末30に送信する(S34)。
キオスク端末30では、キオスク端末側第1通信部31が削除命令を受信し、キオスク端末側第2通信部33を介しICカード40へ送信する。ICカード40では、通信端子41が削除命令を受信し、カード制御部43が削除命令に含まれるサブコンテンツIDに対応するサブコンテンツを取得コンテンツ格納部44から削除する(S35)。
上記削除の動作(S35)により、図20に示した精算画面330が示す既読のサブコンテンツが取得コンテンツ格納部44から削除される。また、精算画面330において削除チェックボックス334がチェックされた場合は、そのチェックされたサブコンテンツも取得コンテンツ格納部44から削除される。
なおコンテンツ配信サーバ10に備えられた請求管理部18は、月に一度、アカウント情報格納部16に格納されている精算情報とユーザ情報(図5参照)と、配信コンテンツ格納部14に格納されている配信コンテンツ情報(図4参照)とを読み出し、要請求が「○」であるサブコンテンツについてユーザ毎に閲覧料金を集計し、請求情報を生成する。
請求管理部18は、生成した請求情報をユーザ情報に記録されている決済口座を有する金融機関等に送信する。請求情報を受信した金融機関等とユーザとの間で閲覧料金が決済される。つまり、月に一度、閲覧料金の決済が行なわれる。
また、一定期間、閲覧料金の精算も削除もされないサブコンテンツについては、ユーザによって閲覧されているが未精算のままであるのか、または未読のままであるのかはコンテンツ配信サーバ10では認識できない。そのため、請求管理部18は定期的にユーザ毎に未精算サブコンテンツリストを生成する。生成された未請求サブコンテンツリストは所定の手段でユーザに送付され、ユーザに精算または削除を行なうよう要請を行なう。
なお、図6を用いて、ユーザがコンテンツの取得をする際のコンテンツ配信サーバ10、キオスク端末30及びICカード40の動作を説明したが、コンテンツ取得時の動作を明確に説明するため、ICカード40にはコンテンツが保存されていない状態、つまり、サブコンテンツの閲覧料金の精算及び削除が行なわれない状態で、取得に関する動作のみ説明した。
しかし、ICカード40に既読のサブコンテンツが保存されている場合は、サブコンテンツの閲覧料金の精算及び削除が行なわれる。そこで、ICカード40にコンテンツが保存され、その中に既読のサブコンテンツが存在する場合に、コンテンツを取得する際のコンテンツ配信サーバ10、キオスク端末30及びICカード40の動作を図23を用いて説明する。
図23は、ユーザが、既読のサブコンテンツが保存されているICカード40を用いてコンテンツを取得する際の、ICカード40と、キオスク端末30と、コンテンツ配信サーバ10との間で行なわれるデータのやり取り及び、動作の流れを示すシーケンス図である。
なお、図23に示すシーケンス図において、コンテンツ配信サーバ10が行なうメニューの送信(S10)から、コンテンツ配信サーバ10とICカード40との認証(S13)までは、図6を用いて述べた、ユーザがコンテンツを取得する際の動作と同じであり、ここでの説明は省略する。
ユーザは、タッチパネル35に表示されているメニュー画面300(図7参照)において、ユーザにより何れかのコンテンツ選択ボタン301がタッチされコンテンツが選択される。さらに、取得ボタン302がタッチされるとキオスク端末制御部34は取得要求を受け付け、取得確認ダイアログボックス310(図8参照)を生成し、タッチパネル35が表示する(S40)。
取得確認ダイアログボックス310において、ユーザにより取得実行ボタン311がタッチされると、キオスク端末制御部34は、そのタッチを受け付け、ICカード40に利用実績の送信を要求する。ICカード40では、カード制御部43が利用実績格納部に格納されている利用実績情報(図18参照)を読み出し、通信端子41を介して、キオスク端末30に利用実績を送信する(S41)。
キオスク端末制御部34は、ICカード40から受信した利用実績情報と、ユーザから要求されたコンテンツIDとをキオスク端末側第1通信部31を介しコンテンツ配信サーバ10へ送信する(S42)。
コンテンツ配信サーバ10では、サーバ側通信部11が利用実績情報とコンテンツIDとを受信し、サーバ制御部13が、利用実績情報をアカウント管理部17へ送信し、コンテンツIDをアカウント管理部17へ送信する。
アカウント管理部17は、アカウント情報格納部16に格納されている精算情報(図22参照)を、受信した利用実績に基づき更新し(S43)、サーバ制御部13は、精算情報の既読判断の欄が「済」のサブコンテンツのサブコンテンツIDを読み出し、それらサブコンテンツIDに対応するサブコンテンツをICカード40から削除する削除命令をサーバ側通信部11を介し、キオスク端末30に送信する(S44)。
キオスク端末30では、キオスク端末側第1通信部31が削除命令を受信し、キオスク端末側第2通信部33を介しICカード40へ送信する。ICカード40では、通信端子41が削除命令を受信し、カード制御部43が削除命令に含まれるサブコンテンツIDに対応するサブコンテンツを取得コンテンツ格納部44から削除する(S45)。つまり、ユーザが閲覧済みのサブコンテンツが取得コンテンツ格納部44から削除される。
上記のコンテンツの削除(S45)後、コンテンツ配信サーバ10では、コンテンツ管理部15が受信したコンテンツIDに対応するコンテンツと配信コンテンツ情報とを読み出す。サーバ制御部13は、コンテンツ管理部15により読み出されたコンテンツと配信コンテンツ情報とを、サーバ側通信部11を介しキオスク端末30へ送信する(S46)。
送信後、アカウント管理部17は、送信したコンテンツの閲覧料金の精算を行なうための情報である精算情報に、送信したコンテンツのコンテンツID等を記録する(S47)。
キオスク端末30は、コンテンツと配信コンテンツ情報とを受信し、ICカード40へそのまま送信する。ICカード40では、通信端子41が、コンテンツと配信コンテンツ情報とを受信し、カード制御部43が、通信端子41が受信したコンテンツを取得コンテンツ格納部44に格納し、また、通信端子41が受信した配信コンテンツ情報を、取得コンテンツ情報としてコンテンツ格納部44に格納する(S48)。
上記保存が完了すると、キオスク端末30では、タッチパネル35が配信メニュー画面300を表示し、ユーザからの新たな選択、または指示を待ち受ける。
上述のように、ユーザはコンテンツの取得と、ICカード40に保存されている既読のサブコンテンツの削除を同時に行なうことができる。ICカード40に保存されている未読のサブコンテンツの削除は、図7に示した配信メニュー画面300において、「ご利用精算」と表示された精算画面表示ボタン304をタッチするとタッチパネル35に表示される、図24に示す精算画面350において行なうことができる。
図24に示す精算画面350は、ICカード40が未読のサブコンテンツのみ保存している場合の精算画面の例を示す図である。未読サブコンテンツ表示欄351と、削除チェックボックス352と、精算ボタン353と、「戻る」と表示されたメニュー画面表示ボタン324とが表示されている。
ユーザは、ICカード40から削除したい未読のサブコンテンツの削除チェックボックス352をチェックし、精算ボタン352をタッチすることにより、キオスク端末30を介し、その削除要求はICカード40へ送信される。
ICカード40では利用実績格納部45に格納されている利用実績情報(図18参照)の削除されたサブコンテンツの出力の欄に、カード制御部43により「削除」と記録される。この利用実績情報はキオスク端末30を介しコンテンツ配信サーバ10へ送信され、コンテンツ配信サーバ10では、アカウント管理部17が、精算情報の更新を行なう。
上記精算情報の更新後、コンテンツ配信サーバ10がサブコンテンツの削除命令をキオスク端末30へ送信し、その削除命令はキオスク端末30を介しICカード40が受信する。ICカード40ではカード制御部43がサブコンテンツの削除を行なう。つまり、ユーザが精算画面350においてチェックした未読のサブコンテンツがICカード40から削除される。
上述したように、本発明の実施の形態である、コンテンツ配信システムは、コンテンツの取得自体には課金されず、閲覧したサブコンテンツにのみ課金されるため、ユーザはどのコンテンツを取得すべきかについて悩む必要がなく、気軽にコンテンツの取得を行なうことができる。
また、取得はコンテンツ単位であるが、課金はコンテンツに含まれるサブコンテンツ単位であるため、ユーザに無駄な負担を強いることがなく、効率性、経済性に優れている。
また、ICカード40とコンテンツ配信サーバ10とによりユーザの認証および閲覧料金の精算を行なうが、ICカード40は正しいPINの入力を前提としているため、正当なユーザしか使用することができない。またICカード40及びコンテンツ配信サーバ10はともにPKI認証機能を持ち、互いの正当性を確認した後にデータのやり取りを行なうため、ユーザは閲覧料金の精算を安全に行なうことができる。
さらに、ICカード40は閲覧料金の精算機能に加え、取得したコンテンツの記憶及び管理機能を持つため、ユーザは料金精算のためのカードとコンテンツ保存のためのカードを別々に持つ必要がなく、コンテンツの閲覧は閲覧端末50とICカード40とを持つだけでよく、携帯性が非常によい。
つまり、閲覧端末50とICカード40とを携行すれば、外出先のキオスク端末30でコンテンツの取得及び閲覧料金の精算を行なうことができるため、気軽に外出先でコンテンツをたのしむことができる。
なお、上述の実施の形態では、コンテンツの取得はコンテンツ単位で行なうとしているが、これはサブコンテンツ単位で取得できてもよい。
その場合、図11に示した内容確認画面320にて、表示されている各サブコンテンツが選択されるためのチェックボックスを備えるなど、ユーザが選択を行なえる機能を持たせればよく、キオスク端末30及びコンテンツ配信サーバ10は、コンテンツIDの代わりにサブコンテンツIDでユーザの要求を処理すればよい。
また、サブコンテンツ単位で取得を可能にした場合、ユーザが好みのサブコンテンツの組み合わせを自由に決定でき、その組み合わせを保存する機能をコンテンツ配信サーバ10に持たせてもよい。
例えば、ユーザの好みのサブコンテンツの組み合わせを「マイメニュー」と称し、キオスク端末30にてマイメニューの登録と呼び出しとを可能にし、ユーザの簡単な操作で、マイメニューに登録されたサブコンテンツをユーザに取得させてもよい。
図25に示す配信メニュー画面360には、登録ボタン361と呼出ボタン362とが表示されており、ユーザはこの配信メニュー画面360から、マイメニューを登録するための画面の表示、またはマイメニューの呼び出しが行なえる。
ユーザにより登録ボタン361がタッチされると、キオスク端末制御部34はそのタッチを受け付け、図26に示すマイメニュー登録画面370を生成し、タッチパネル35が生成されたマイメニュー登録画面370を表示する。
図26に示すマイメニュー登録画面370には、サブコンテンツ選択領域371と、登録選択チェックボックス372と、登録実行ボタン373とが表示されている。
サブコンテンツ選択領域371は、ユーザがマイメニューに登録したいサブコンテンツの選択を行なう領域であり、登録選択チェックボックス372をチェックすることにより、好みのサブコンテンツを選択することができる。
ユーザにより、いくつかの登録選択チェックボックス372がチェックされ、つまりマイメニューに登録するサブコンテンツが選択され、登録実行ボタン373がタッチされると、キオスク端末制御部34はそのタッチを受け付け、選択されたサブコンテンツのサブコンテンツIDを、キオスク端末側第1通信部31を介し、コンテンツ配信サーバ10に送信する。
コンテンツ配信サーバ10では、サーバ側通信部11がサブコンテンツIDを受信し、サーバ制御部13が、サーバ側通信部11が受信したサブコンテンツIDと、現在通信中のユーザのユーザIDとをアカウント管理部17に送信する。アカウント管理部17は、受信したユーザIDとサブコンテンツIDとを対応付け、マイメニュー情報としてアカウント情報格納部16に格納する。
上記登録を行なったユーザが、配信メニュー画面360において、呼出ボタン362をタッチすると、キオスク端末制御部34はそのタッチを受け付け、キオスク端末側第1通信部31を介し、コンテンツ配信サーバ10に、マイメニューの送信を要求する。
コンテンツ配信サーバ10では、サーバ側通信部11がマイメニューの要求を受信し、サーバ制御部13がサーバ側通信部11が受信したマイメニューの要求と現在通信中のユーザのユーザIDとをアカウント管理部17に送信する。アカウント管理部17は、受信したユーザIDに対応するマイメニュー情報をアカウント情報格納部16から読み出す。
サーバ制御部13は、アカウント管理部17が読み出したマイメニュー情報をサーバ側通信部11を介してキオスク端末30に送信する。キオスク端末30ではキオスク端末側第1通信部31がマイメニュー情報を受信し、キオスク端末制御部34がキオスク端末側第1通信部31が受信したマイメニュー情報に基づき図27に示すマイメニュー表示画面380が表示される。
図27に示すマイメニュー表示画面380は、ユーザがマイメニューに登録したサブコンテンツ群を表示する。また取得ボタン382が表示され、ユーザは、取得ボタン382をタッチすることにより、マイメニューに登録したサブコンテンツを取得することができる。
こうすることで、ユーザのコンテンツ取得に対する自由度が増え、また、ユーザの好みのサブコンテンツの組み合わせを簡単な操作で呼び出せることにより、ユーザは簡単にいつでも好みのサブコンテンツのみ取得することができ、ユーザにとっての利便性が向上する。
なお、図26に示したマイメニュー登録画面370は、ユーザにサブコンテンツ単位でマイメニューに登録させるための画面であるが、コンテンツ単位でも簡単に登録できるような画面であってもよい。例えば、コンテンツ名の横にも選択のためのチェックボックスを設けておき、そのチェックボックスがチェックされるとそのコンテンツに含まれるすべてのサブコンテンツが選択されるような画面であってもよい。
こうすることで、例えば、コンテンツ「ABC新聞」のすべてのサブコンテンツと、コンテンツ「週刊サッカーFC」のサブコンテンツ「コラム」との組み合わせといった、コンテンツとサブコンテンツの混在する組み合わせが簡単に登録でき、ユーザにとっての利便性が更に向上する。
また、コンテンツ取得時のコンテンツ選択方法として、上述のマイメニューのような、ユーザの選択によるコンテンツまたはサブコンテンツの組み合わせだけでなく、予め組み合わせが登録されたコンテンツセットがあってもよい。
例えば「スポーツセット」と称し、スポーツ新聞やスポーツ系雑誌等のコンテンツの組み合わせを予め登録しておき、ボタン一つでユーザが取得できるようにしてもよい。また更に「ALLセット」と称し、その時に取得可能なすべてのコンテンツの組み合わせを予め登録しておき、ユーザがボタン一つで取得できるようにしてもよい。
本発明の実施の形態のコンテンツ配信システムは、コンテンツの取得自体には課金しないため、ユーザに大雑把にコンテンツを取得させたとしても、ユーザに経済的な負担を与える事にはならない。そのため、上記のようなコンテンツセットは、とりあえず見てみたいと考えるユーザや、朝の通勤時など時間的余裕がない場合などで、とにかく簡単にコンテンツを取得したいと考えるユーザにとっては便利な機能となる。
また、ユーザがサブコンテンツを閲覧する場合、閲覧端末50において図13に示した閲覧メニュー画面500に表示されたコンテンツの中から、閲覧するコンテンツを選択し、更に図14に示した閲覧コンテンツ内容表示画面510に表示されたサブコンテンツの中から閲覧するサブコンテンツを選択し、閲覧端末50に表示させる手法を説明した。
しかしながら、ユーザが閲覧するコンテンツを閲覧端末50に表示させる手法は別の手法であってもよい。
例えば、ユーザにより自由に決定されるキーワードにより、ユーザが取得したコンテンツを検索し、該当するサブコンテンツの中からユーザに選択させる手法であってもよい。この手法は閲覧端末制御部54に検索機能を持たせることで実現する。
図28に示す検索画面540は、閲覧端末50の表示部55が表示する、ユーザが取得したコンテンツを対象とした検索を行うための画面の一例であり、階層表示欄511と、検索キーワード入力欄541と、検索実行ボタンと、ソフトウェアキーボード543とが表示されている。
ユーザは、入力部56を操作することにより、ソフトウェアキーボード543を利用し、検索キーワード入力欄541にキーワードを入力する。キーワードの入力後、ユーザにより検索実行ボタン542がクリックされると、閲覧端末制御部54はそのクリックと検索キーワード入力欄541に入力されたキーワードとを受け付ける。
閲覧端末制御部54は、閲覧端末側通信部52を介し、ICカード40の取得コンテンツ格納部44に格納されている全てのサブコンテンツを対象に検索キーワード入力欄541に入力されたキーワードで検索を行う。
図29に示す検索結果画面550は、閲覧端末50の表示部55が表示する、検索結果を表示するため画面の一例であり、階層表示欄511と、該当件数表示欄551と、検索結果リスト表示欄552とが表示されている。
階層表示欄511には、「検索:「文化」」と表示されており、キーワード「文化」で検索を行った場合をの検索結果を表示していることを示している。また、該当件数表示欄551には「2件」と表示されており、検索結果リスト表示欄552にはその該当した2件のサブコンテンツの要約が表示されている。
ユーザは、入力部56を操作し、閲覧を所望するサブコンテンツをクリックすることで、そのサブコンテンツを閲覧することができる。
こうすることで、ユーザはコンテンツ取得時にとりあえず多くのコンテンツを取得しておき、検索することで閲覧するサブコンテンツの候補を絞り込むことができる。つまり、上記検索機能はユーザのコンテンツ取得に対する気軽さを担保することとなる。
また、上記の検索機能において、ユーザが検索キーワードを登録でき、検索時に呼び出せる機能があってもよい。検索キーワードは、閲覧端末50に備えられた格納部、例えば利用実績情報格納部45に格納させておけばよく、こうすることで、ユーザがよく検索に使用するキーワードを登録でき、ユーザは検索の際にキーワードの入力を行う必要がなく、検索をクリックのみで行うことができる。つまり、検索機能の利便性が向上する。
また、図17に示した、サブコンテンツ閲覧後の閲覧コンテンツ内容表示画面510では、閲覧済みのサブコンテンツをユーザに明示するために、サブコンテンツの要約文の左にチェックが付され、閲覧料金に括弧が付されているが、閲覧済みのサブコンテンツをユーザに明示する手法は別の方法であってもよい。
例えば、未読のサブコンテンツは青色の文字で表示し、閲覧済みのサブコンテンツは黒色で表示するなど、文字の色を変える手法であってもよい。また、図13に示した閲覧メニュー画面500において、コンテンツ名の文字を変えてもよい。
例えば、閲覧メニュー画面500において、コンテンツ「ABC新聞」に含まれる全てのサブコンテンツが未読である場合は、「ABC新聞」の文字を青色とし、一つでもサブコンテンツが閲覧済みの場合は、「ABC新聞」の文字を緑色とし、全てのサブコンテンツが閲覧済みの場合は「ABC新聞」の文字を黒色としてもよい。 こうすることで、ユーザはコンテンツ及びサブコンテンツの未読・既読を視覚的に捕らえ易くなる。
また閲覧端末50は、上述のようにユーザに携行させるだけではなく、所定の場所に設置しておいてもよい。例えば、電車車両の座席後部、つまり人が座席に座った場合の正面の位置に設置された閲覧端末50があれば、ユーザは閲覧端末50を携行する必要がなく、ユーザはICカード40さえ携行しておけば、駅構内に設置されたキオスク端末30でコンテンツを取得し、移動中にコンテンツを楽しむことができる。
また、コンテンツの閲覧は閲覧端末50以外の装置でもよい。例えばパーソナルコンピュータ(PC)にコンテンツ閲覧のためのソフトウェアと、PCからICカード40のデータを読み書きするためのリーダ/ライタを備えたPCでもよい。
こうすることで、ユーザのコンテンツを閲覧する装置の選択に対する自由度が増え、ユーザが自身の好みや行動様式に沿った閲覧装置を選択することができる。
また、閲覧端末50がキオスク端末30の機能を備えてもよい。つまり、コンテンツ配信サーバ10と直接通信できる通信機能を持ち、閲覧端末制御部54が、ユーザが行なう、取得コンテンツの選択や閲覧料金の精算を受け付け、処理する機能をもてばよい。
この場合においても閲覧端末50は閲覧端末側PKI認証部53を備えているため、強固な個人認証が可能である。こうすることで、ユーザは閲覧端末50がコンテンツ配信サーバ10と通信可能な場所であればコンテンツの取得や閲覧料金の精算を行なうことができ、利便性が向上する。
また、ユーザは、コンテンツ配信サーバ10の配信コンテンツ格納部14に格納されているコンテンツをキオスク端末30を介して取得するとしたが、キオスク端末30に保存されたコンテンツを取得するとしてもよい。この場合、キオスク端末30はコンテンツを一時的に格納する一時格納部を備えればよく、コンテンツ配信サーバ10から定期的に、その時点で配信可能なコンテンツを一括してダウンロードして一時格納部に格納しておけばよい。また、ユーザに人気のあるコンテンツのみダウンロードしておくなどでもよい。
こうすることで、ユーザがコンテンツを取得する際に、コンテンツ自体はネットワーク通信網100を介さずに取得することができ、ユーザが取得したコンテンツを特定する情報のみネットワーク通信網100を介し、キオスク端末30がコンテンツ配信サーバ10に送信すればよい。つまり、ユーザがコンテンツ取得に要する時間を短縮できる。
また、コンテンツ配信サーバ10が配信するコンテンツは、上述の実施の形態の説明において用いた例のようなテキストデータで構成されたコンテンツだけでなく、音声や動画を含むコンテンツであってもよい。さらにそれらの組み合わせであってもよい。この場合は閲覧端末50が、それら音声や動画を出力するためのソフトエアや処理部を保持していればよい。
こうすることで、ユーザのコンテンツ取得時または閲覧時の選択肢が増え、またコンテンツプロバイダにとってもユーザを獲得するためのコンテンツの作成の選択肢が増えることとなる。
また、キオスク端末30は、情報を表示する表示部としてタッチパネル35を備えるが、ユーザに情報を伝える手段として、情報を音として出力させるための音声出力部や、情報を紙に印刷し出力させるための印刷出力部を備えてもよい。
こうすることで、例えば、操作エラーやコンテンツ取得完了をユーザに音で知らせることや、タッチパネル35が表示する情報と同等の情報を、音声や紙媒体でユーザに知らせることが可能となる。その結果、キオスク端末30のユーザに対する利便性が向上する。
また、ICカード40は、ICカード40自身に電源を備えておらず、キオスク端末30や閲覧端末50と通信を行う際は、各装置から電力を供給されることにより処理を行っているが、ICカード40自身が電源を備えてもよい。
こうすることで例えば、ICカード40自身に電子ペーパのような表示部や、ユーザからの指示等を受け付ける受付部や、フィルムスピーカのような音声出力部を設け、ICカード40自体を閲覧端末として使用でき、コンテンツ閲覧に関わる装置の携行性が飛躍的に向上することとなる。
また、電源を持つことでICカード40自身が時計機能をそなえることができる。本実施の形態では、未読のサブコンテンツは、ユーザがキオスク端末30にて能動的に削除を行うこととしているが、ICカード40が時計機能を備えることにより、例えば、未読のコンテンツは1週間で自動的に削除するといったことが可能であり、ユーザは未読のサブコンテンツの削除を気にすることはない。
この場合は、コンテンツ配信サーバ10側でも、精算されないサブコンテンツは送信後1週間でICカード40から削除されたと認識すればよい。また、ICカード40の時計機能は、コンテンツ取得時など、ICカード40とコンテンツ配信サーバ10との間で通信を行う際に、コンテンツ配信サーバ10の時計機能とその時刻の同期をとればよい。
また、ICカード40は接触型ICカードであり、キオスク端末30と閲覧端末50とはそれぞれカードスロットを備えているが、ICカード40は非接触型のICカードであってもよい。この場合、キオスク端末30と閲覧端末50とはそれぞれ、ICカード40と無線による通信が可能な通信部をもてばよい。
こうすることで、ユーザはコンテンツの取得及び閲覧時にICカード40をカードスロットに挿入する手間がなくなり、また、ICカード40においても他の装置との接触による磨耗を避けることができるという利点を有する。
また、図22に示した精算情報は、ユーザに閲覧料金の請求を行なう基礎となる情報であるとともに、コンテンツ配信サーバ10がユーザの要求に応じて送信したコンテンツ及びサブコンテンツの送信履歴情報でもある。つまり、ユーザから見ると、ユーザが取得したコンテンツ及びサブコンテンツの取得履歴情報でもある。
従って、この精算情報を用い、ユーザが取得したコンテンツ及びサブコンテンツの履歴である取得履歴をユーザが確認できる手段をキオスク端末30に設けてもよい。例えば、この精算情報をキオスク端末30が取得し利用することで、ユーザが取得履歴を確認できる画面をキオスク端末30のタッチパネル35に表示させてもよい。
この取得履歴を確認できる画面は、ユーザがコンテンツを取得する際や閲覧料金の精算を行なう際に、タッチパネル35に表示させてもよい。その表示内容は、音として、または紙に印刷されることにより出力されてもよい。こうすることで、ユーザは、ユーザ自身が過去に取得したコンテンツ及びサブコンテンツを確認でき、ユーザにとって不要なコンテンツまたはサブコンテンツの再取得を防ぐことができる。例えば、出勤前に毎日コンテンツの取得を行なうユーザは、取得履歴を確認することにより、週刊のコンテンツのように、毎日更新されないコンテンツを再取得してしまうことを防ぐことができる。
結果として、取得するデータの全体量を減らすことができ、ICカード40におけるコンテンツおよびサブコンテンツの格納部である取得コンテンツ格納部44を効率的に使用することができる。
また、図7に示したキオスク端末30の配信メニュー画面300等の画面に、取得履歴を確認できる画面を表示させるボタンを設け、ユーザにそのボタンがタッチされることにより、表示させてもよい。
また、同じく精算情報を利用し、ユーザがコンテンツ及びサブコンテンツの取得を行なう際、取得を所望するコンテンツまたはサブコンテンツが、過去に送信歴のあるコンテンツまたはサブコンテンツである場合、コンテンツ配信サーバ10は、既に送信したコンテンツまたはサブコンテンツを送信しなくてもよい。つまり、コンテンツ配信サーバ10は、そのユーザに対してまだ送信していないコンテンツまたはサブコンテンツのみをキオスク端末30へ送信する。または、コンテンツ配信サーバ10がキオスク端末30を介し、ユーザが取得を所望するコンテンツまたはサブコンテンツの中に、そのユーザに対して既に送信されたコンテンツまたはサブコンテンツがある旨をユーザに通知し、既に送信されたコンテンツまたはサブコンテンツを再取得するか否かの確認をとった上で、ユーザに再取得を行なわせてもよい。
また、上述のように、ICカード40が表示部を備える場合、ICカード40に精算情報を取得させ、取得履歴を確認できる画面をICカード40の表示部に表示させてもよい。音声出力部を備える場合、その表示内容は音として出力されてもよい。さらに、ICカード40が表示部と受付部とを備える場合、コンテンツ配信サーバ10がICカード40を介し、取得歴のあるコンテンツまたはサブコンテンツの通知及び再取得の確認等を行なってもよい。
これら上述の、キオスク端末30またはICカード40によりユーザに取得履歴を確認させる、または、コンテンツ配信サーバ10が取得履歴と重複するコンテンツまたはサブコンテンツを送信しない、若しくは通知した上で再取得させることでも、ユーザが不要なコンテンツ及びサブコンテンツを再取得することを防止することができる。
また、ユーザが取得したコンテンツの記憶媒体としてICカード40を用いたが、記憶媒体はICカード40でなくてもよく、コンテンツ及び利用実績の記憶とキオスク端末30及び閲覧端末50との通信が可能であれば別の記憶媒体であってもよい。
ICカード40以外の装置をコンテンツの記憶媒体として用いる場合は、キオスク端末30及び閲覧端末50がそれぞれ、コンテンツの記憶手段として用いられる装置に対応した接続部を持てばよく、接触、非接触を問わない。また、コンテンツ等の情報の書込み、読み出しについては、キオスク端末30及び閲覧端末50が能動的に行なえばよい。
また、サブコンテンツの閲覧料金の決済は、ユーザの指定する金融機関等の口座にて月に一度行なわれるとしたが、これはリアルタイムに決済が行なわれてもよく、コンテンツ配信サーバ10がオンラインで各金融機関とデータのやり取りを行う手段をもてばよい。
また、上記決済に関しては、金融機関の各口座で行なわず、ICカード40に電子マネー機能を持たせICカード40自身が行なってもよい。つまりICカード40に貨幣価値データを記憶させておき、キオスク端末30にて精算の際に精算額に対応する貨幣価値データをICカード40が持つ貨幣価値データから減じ、精算結果をコンテンツ配信サーバ10に通知する機能をキオスク端末30が持てばよい。さらに、キオスク端末30にてユーザが現金で貨幣価値データをICカード40に追加する機能があってもよい。
こうすることで、ユーザは現金感覚でサブコンテンツの閲覧を行なう事が出来、ICカード40入手時に、金融機関での決済に必要な手続きを行なう必要がないため、手軽にICカード40を入手することができる。
また、各サブコンテンツには閲覧料金が規定されているが、無料のサブコンテンツまたはコンテンツがあってもよい。例えば、コンテンツに広告を挿入することにより広告料収入によりコンテンツの閲覧を無料にするといった運営も可能である。こうすることで、ユーザに対するサービスにもなり、ユーザの獲得に有利な手段ともなる。
また、閲覧料金の課金は、サブコンテンツ単位としたが、これは別の単位でもよく、例えば文字数単位やデジタルデータの容量の単位であるbyte(バイト)単位でもよい。つまり長文の記事や動画など容量の大きなコンテンツほど閲覧料金が高くなることになり、ユーザにとって分かり易い料金体系となる。また、コンテンツ単位の課金でもよい。
また、コンテンツの取得に際して、ICカード40に保存されているコンテンツ数やサブコンテンツ数の合計に制限を設けてはいないが、制限を設けてもよい。例えば、取得するコンテンツに含まれるサブコンテンツの閲覧料金の合計が1,000円までとしたり、コンテンツの本数を5本までとしてもよい。
こうすることで、ユーザに、未読のサブコンテンツの早期の削除を促すことができる。
また、ユーザは、取得したコンテンツを閲覧端末50を用いて閲覧のみ行なうとしたが、閲覧端末50または別途記憶装置に取得したコンテンツを記憶できてもよい。閲覧せずに保存したコンテンツ、サブコンテンツはユーザが閲覧したものとみなし精算が行なわれればよい。閲覧端末50に保存する場合は、閲覧端末50がコンテンツを記憶するための記憶装置を持てばよい。
コンテンツの取得時は、既読のサブコンテンツがICカード40から削除されるが、こうすることで、ユーザは、時間の都合などで後で閲覧したいコンテンツやサブコンテンツがあった場合、保存しておくことができる。
また、既読のコンテンツ及びサブコンテンツは、キオスク端末30にて精算処理を行なう際にICカード40から削除されるとしたが、コンテンツまたはサブコンテンツが閲覧端末50に表示された後に、ICカード40がその表示されたコンテンツまたはサブコンテンツを削除してもよい。ユーザが閲覧端末50に表示させたサブコンテンツを特定する情報は、図18に示した利用実績情報として記録されるため、その後の精算には影響しない。
こうすることで、新たなコンテンツの取得時に行なわれる精算処理の速度が向上する。
本発明に係わるコンテンツ配信装置、ICカード及びコンテンツ閲覧装置は、デジタルコンテンツの販売を行なうコンテンツ販売システムとして利用できる。
実施の形態のコンテンツ配信システムのハードウェア構成図である コンテンツ配信システムの処理の流れを示す概要図である。 コンテンツ配信システムの機能的な構成を示す機能ブロック図である。 配信コンテンツ情報のデータ構成の一例を示す図である。 ユーザ情報のデータ構成の一例を示す図である。 コンテンツを取得する際のICカードとキオスク端末とコンテンツ配信サーバとの間で行なわれるデータのやり取り及び動作の流れを示すシーケンス図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示される配信メニュー画面の一例を示す図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示される取得確認ダイアログボックスの一例を示す図である。 精算情報のデータ構成の一例を示す図である。 取得コンテンツ情報のデータ構成の一例を示す図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示される内容確認画面の一例を示す図である。 コンテンツを閲覧する際のICカードと閲覧端末との間で行なわれるデータのやり取り及び動作の流れを示すシーケンス図である。 閲覧端末の表示部に表示される閲覧メニュー画面の一例を示す図である。 閲覧端末の表示部に表示される閲覧コンテンツ内容表示画面の一例を示す図である。 閲覧端末の表示部に表示される閲覧確認ダイアログボックスの一例を示す図である。 閲覧端末の表示部に表示されるサブコンテンツ表示画面の一例を示す図である。 閲覧端末の表示部に表示される閲覧コンテンツ内容表示画面の別の一例を示す図である。 利用実績情報のデータ構成の一例を示す図である。 ユーザがサブコンテンツの閲覧料金を精算する際のICカードとキオスク端末とコンテンツ配信サーバとの間で行なわれるデータのやり取り及び、動作の流れを示すシーケンス図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示される精算画面の一例を示す図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示される精算確認ダイアログボックスの一例を示す図である。 精算情報のデータ構成の別の一例を示す図である。 コンテンツ取得時に精算を行なう際のICカードとキオスク端末とコンテンツ配信サーバとの間で行なわれるデータのやり取り及び動作の流れを示すシーケンス図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示される精算画面の別の一例を示す図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示される配信メニュー画面の別の一例を示す図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示されるマイメニュー登録画面の一例を示す図である。 キオスク端末のタッチパネルに表示されるマイメニュー表示画面の一例を示す図である。 閲覧端末の表示部に表示される検索画面の一例を示す図である。 閲覧端末の表示部に表示される検索結果画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 コンテンツ配信システム
10 コンテンツ配信サーバ
11 サーバ側通信部
12 サーバ側PKI認証部
13 サーバ制御部
14 配信コンテンツ格納部
15 コンテンツ管理部
16 アカウント情報格納部
17 アカウント管理部
18 請求管理部
30 キオスク端末
31 キオスク端末側第1通信部
32 キオスク端末側カードスロット
33 キオスク端末側第2通信部
34 キオスク端末制御部
35 タッチパネル
36 表示用情報格納部
40 ICカード
41 通信端子
42 カード側PKI認証部
43 カード制御部
44 取得コンテンツ格納部
45 利用実績情報格納部
50 閲覧端末
51 閲覧端末側カードスロット
52 閲覧端末側通信部
53 閲覧端末側PKI認証部
54 閲覧端末制御部
55 表示部
56 入力部
100 ネットワーク通信網

Claims (39)

  1. コンテンツを配信するコンテンツ配信装置と、情報を記憶する記憶媒体と、前記記憶媒体に記憶された情報を出力するコンテンツ出力装置とを備え、
    前記記憶媒体は、前記コンテンツを記憶するとともに、前記コンテンツが前記コンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を記憶し、
    前記コンテンツ配信装置は、前記出力情報を取得し、前記出力情報が前記コンテンツが出力されたことを示している場合、前記コンテンツが出力されたことに対する課金処理を行なう
    コンテンツ配信システム。
  2. 更に、情報の伝送を中継する中継装置を備え、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツを前記中継装置へ送信し、前記中継装置を介して前記記憶媒体から前記出力情報を取得し、
    前記記憶媒体は、前記中継装置を経由した前記コンテンツを記憶する
    請求項1記載のコンテンツ配信システム。
  3. コンテンツを蓄積する蓄積手段と、
    前記コンテンツを外部の記憶媒体に記憶させるために送信する第1送信手段と、
    前記コンテンツが前記記憶媒体に記憶された後、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を取得する出力情報取得手段と、
    前記出力情報が前記コンテンツが出力されたことを示している場合、前記コンテンツが出力されたことに対する課金処理を行なう課金手段と
    を備えるコンテンツ配信装置。
  4. 更に、コンテンツの送信指示を受信する受信手段を備え、
    前記蓄積手段は、複数の前記コンテンツを蓄積しており、
    前記送信指示は、前記蓄積手段に蓄積されている複数の前記コンテンツのうちの特定のコンテンツを送信することを要求する指示であり、
    前記第1送信手段は、前記送信指示に基づいて、前記特定のコンテンツを送信する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  5. 更に、コンテンツの送信指示を受信する受信手段を備え、
    前記コンテンツは複数のサブコンテンツによって構成されており、
    前記送信指示は、前記蓄積手段に蓄積されている複数の前記サブコンテンツのうちの特定のサブコンテンツを送信することを要求する指示であり、
    前記第1送信手段は、前記送信指示に基づいて、前記特定のサブコンテンツを送信する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  6. 更に、コンテンツの送信に関する送信情報を受信する受信手段と、
    前記送信情報を記憶する送信情報記憶手段とを備え、
    前記蓄積手段は、複数の前記コンテンツを蓄積しており、
    前記送信情報は、前記蓄積手段に蓄積されている複数の前記コンテンツのうちの特定のコンテンツを送信することを要求する情報であり、
    前記受信手段は、コンテンツの送信指示を受信し、
    前記第1送信手段は、前記受信手段が前記送信指示を受信した場合、前記送信情報記憶手段に記憶されている前記送信情報に基づいて、前記特定のコンテンツを送信する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  7. 更に、コンテンツの送信に関する送信情報を受信する受信手段と、
    前記送信情報を記憶する送信情報記憶手段とを備え、
    前記コンテンツは複数のサブコンテンツによって構成されており、
    前記送信情報は、前記蓄積手段に蓄積されている複数の前記サブコンテンツのうちの特定のサブコンテンツを送信することを要求する情報であり、
    前記受信手段は、コンテンツの送信指示を受信し、
    前記第1送信手段は、前記受信手段が前記送信指示を受信した場合、前記送信情報記憶手段に記憶されている前記送信情報に基づいて、前記特定のサブコンテンツを送信する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  8. 更に、複数の前記コンテンツそれぞれが出力された場合の出力に対する対価金額を特定する対価金額情報を記憶する対価金額記憶手段を備え、
    前記出力情報取得手段は、各前記コンテンツが前記コンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す前記出力情報を取得し、
    前記課金手段は、前記出力情報及び前記対価金額情報に基づいて、各前記コンテンツが出力されたことに対する対価請求額の合計を決定する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  9. 更に、前記コンテンツが出力された場合の出力に対する対価金額を特定する対価金額情報を記憶する対価金額記憶手段を備え、
    前記コンテンツは複数のサブコンテンツによって構成されており、
    前記対価金額情報は、各前記サブコンテンツの対価金額を特定しており、
    前記出力情報取得手段は、各前記サブコンテンツが前記コンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す前記出力情報を取得し、
    前記課金手段は、前記出力情報及び前記対価金額情報に基づいて、各前記サブコンテンツが出力されたことに対する対価請求額の合計を決定する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  10. 更に、前記出力情報が前記コンテンツが出力されたことを示している場合、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツを消去させるための指示を行なう消去指示手段を備える
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  11. 更に、前記記憶媒体を認証するための認証情報を記憶する認証情報記憶手段と、
    前記認証情報を利用して、前記記憶媒体が正当であるか否かを認証する認証手段とを備え、
    前記第1送信手段は、前記記憶媒体が正当であることが前記認証手段によって認証された場合、前記コンテンツを送信し、
    前記出力情報取得手段は、前記記憶媒体が正当であることが前記認証手段によって認証された場合、前記出力情報を取得する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  12. 更に、前記第1送信手段が前記コンテンツを送信した後に、前記コンテンツを送信したことを示す送信履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記コンテンツの送信を要求する指示である送信指示を受信する受信手段とを備え、
    前記第1送信手段は、前記受信手段が前記送信指示を受信した場合、前記送信履歴が前記履歴記憶手段に記憶されているときは前記コンテンツを送信しない
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  13. 前記第1送信手段は、情報の伝送を中継する中継装置に前記コンテンツを送信し、
    前記記憶媒体は、前記中継装置を経由した前記コンテンツを記憶し、
    前記出力情報取得手段は、前記中継装置を介して前記記憶媒体から前記出力情報を取得する
    請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  14. 更に、前記第1送信手段が前記コンテンツを送信した後に、前記コンテンツを送信したことを示す送信履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段によって記憶された前記送信履歴を、出力手段を備える前記中継装置に送信する第2送信手段と
    を備える請求項13記載のコンテンツ配信装置。
  15. 更に、前記コンテンツの再送信を要求する指示である再送信指示を前記中継装置から受信する受信手段を備え、
    前記第1送信手段は、前記受信手段が前記再送信指示を受信した場合であっても、前記コンテンツを前記中継装置へ再送信する
    請求項14記載のコンテンツ配信装置。
  16. 更に、前記第1送信手段が前記コンテンツを送信した後に、前記コンテンツを送信したことを示す送信履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段によって記憶された前記送信履歴を、出力手段を備える前記記憶媒体に送信する第2送信手段と
    を備える請求項3記載のコンテンツ配信装置。
  17. 更に、前記コンテンツの再送信を要求する指示である再送信指示を前記記憶媒体から受信する受信手段を備え、
    前記第1送信手段は、前記受信手段が前記再送信指示を受信した場合、前記コンテンツを前記記憶媒体に再送信する
    請求項16記載のコンテンツ配信装置。
  18. コンテンツを配信するコンテンツ配信装置から前記コンテンツを受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段によって受信された前記コンテンツを外部の記憶媒体に記憶させるための処理を行なう記憶処理手段と、
    前記記憶媒体から、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記出力情報を前記コンテンツ配信装置へ送信する第1送信手段と
    を備える中継装置。
  19. 更に、複数の前記コンテンツを特定するメニューを表示する表示手段と、
    複数の前記コンテンツのうちの特定のコンテンツを送信することを要求する送信要求情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた前記送信要求情報を前記コンテンツ配信装置へ送信する第2送信手段とを備え、
    前記第1受信手段は、前記送信要求情報に対応する前記特定のコンテンツを前記コンテンツ配信装置から受信し、
    前記記憶処理手段は、前記第1受信手段によって受信された前記特定のコンテンツを前記記憶媒体に記憶させるための処理を行なう
    請求項18記載の中継装置。
  20. 更に、前記コンテンツを構成する複数のサブコンテンツを特定するメニューを表示する表示手段と、
    複数の前記サブコンテンツのうちの特定のサブコンテンツを送信することを要求する送信要求情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた前記送信要求情報を前記コンテンツ配信装置へ送信する第2送信手段とを備え、
    前記第1受信手段は、前記送信要求情報に対応する前記特定のサブコンテンツを前記コンテンツ配信装置から受信し、
    前記記憶処理手段は、前記第1受信手段によって受信された前記特定のサブコンテンツを前記記憶媒体に記憶させるための処理を行なう
    請求項18記載の中継装置。
  21. 前記コンテンツは複数のサブコンテンツによって構成されており、
    前記取得手段は、前記記憶媒体から、前記記憶媒体に記憶された各前記サブコンテンツが出力されたか否かを示す前記出力情報を取得する
    請求項18記載の中継装置。
  22. 前記記憶処理手段は、前記コンテンツを前記記憶媒体へ送信し
    前記記憶媒体は、前記コンテンツを受信し記憶する
    請求項18記載の中継装置。
  23. 前記記憶処理手段は、前記コンテンツを前記記憶媒体へ記録する
    請求項18記載の中継装置。
  24. 更に、前記コンテンツ配信装置から、前記コンテンツ配信装置が前記中継装置に前記コンテンツを送信したことを示す送信履歴を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信された前記送信履歴を出力する出力手段と、
    前記コンテンツの再送信を要求する指示である再送信指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた前記再送信指示を前記コンテンツ配信装置へ送信する第2送信手段と
    を備える請求項18記載の中継装置。
  25. コンテンツを配信するコンテンツ配信装置からの前記コンテンツを記憶するための第1記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を記憶する第2記憶手段と
    を備える記憶媒体。
  26. 前記コンテンツは複数のサブコンテンツによって構成されており、
    前記第2記憶手段は、各前記サブコンテンツが出力されたか否かを示す前記出力情報を記憶する
    請求項25記載の記憶媒体。
  27. 前記コンテンツ配信装置から前記コンテンツを受信する受信手段と、
    前記出力情報を前記コンテンツ配信装置へ送信する送信手段とを備え、
    前記第1記憶手段は、前記受信手段によって受信された前記コンテンツを記憶する
    請求項25記載の記憶媒体。
  28. 更に、前記コンテンツ配信装置が前記記憶媒体を認証するための認証情報を記憶する認証情報記憶手段を備え、
    前記第1記憶手段は、前記記憶媒体が正当であることが前記コンテンツ配信装置によって認証された場合、前記コンテンツを記憶する
    請求項25記載の記憶媒体。
  29. 前記第1記憶手段は、情報の伝送を中継する中継装置を経由した前記コンテンツを記憶し、
    前記出力情報は、前記中継装置を介して前記コンテンツ配信装置によって取得される
    請求項25記載の記憶媒体。
  30. 更に、前記コンテンツが前記コンテンツ出力装置によって出力された場合、前記第1記憶手段に記憶された前記コンテンツを消去する消去手段を備える
    請求項25記載の記憶媒体。
  31. 更に、前記コンテンツ配信装置から、前記コンテンツを受信する第1受信手段と、
    前記コンテンツ配信装置から、前記コンテンツ配信装置が前記記憶媒体に前記コンテンツを送信したことを示す送信履歴を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段によって受信された前記送信履歴を出力する出力手段と、
    前記コンテンツの再送信を要求する指示である再送信指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた前記再送信指示を前記コンテンツ配信装置へ送信する送信手段と
    を備える請求項25記載の記憶媒体。
  32. 外部の記憶媒体に記憶されているコンテンツを出力する出力手段と、
    前記コンテンツが前記出力手段によって出力されたか否かを示す出力情報を前記記憶媒体に記憶させる制御手段と
    を備えるコンテンツ出力装置。
  33. 前記コンテンツは複数のサブコンテンツによって構成されており、
    前記制御手段は、各前記サブコンテンツが出力されたか否かを示す前記出力情報を前記記憶媒体に記憶させる
    請求項32記載のコンテンツ出力装置。
  34. 蓄積されているコンテンツを外部の記憶媒体に記憶させるために送信する送信ステップと、
    前記コンテンツが前記記憶媒体に記憶された後、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を取得する出力情報取得ステップと、
    前記出力情報が前記コンテンツが出力されたことを示している場合、前記コンテンツが出力されたことに対する課金処理を行なう課金ステップと
    を含むコンテンツ配信方法。
  35. コンテンツを配信するコンテンツ配信装置から前記コンテンツを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信した前記コンテンツを外部の記憶媒体に記憶させるための処理を行なう記憶処理ステップと、
    前記記憶媒体から、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した前記出力情報を前記コンテンツ配信装置へ送信する送信ステップと
    を含む中継方法。
  36. 外部の記憶媒体に記憶されているコンテンツを出力する出力ステップと、
    前記コンテンツを前記出力ステップにおいて出力したか否かを示す出力情報を前記記憶媒体に記憶させる制御ステップと
    を含むコンテンツ出力制御方法。
  37. 蓄積されているコンテンツを外部の記憶媒体に記憶させるために送信する送信ステップと、
    前記コンテンツが前記記憶媒体に記憶された後、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を取得する出力情報取得ステップと、
    前記出力情報が前記コンテンツが出力されたことを示している場合、前記コンテンツが出力されたことに対する課金処理を行なう課金ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  38. コンテンツを配信するコンテンツ配信装置から前記コンテンツを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信した前記コンテンツを外部の記憶媒体に記憶させるための処理を行なう記憶処理ステップと、
    前記記憶媒体から、前記記憶媒体に記憶された前記コンテンツがコンテンツ出力装置によって出力されたか否かを示す出力情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した前記出力情報を前記コンテンツ配信装置へ送信する送信ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  39. 外部の記憶媒体に記憶されているコンテンツを出力する出力ステップと、
    前記コンテンツを前記出力ステップにおいて出力したか否かを示す出力情報を前記記憶媒体に記憶させる制御ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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