JP2006112717A - レンジフードファン - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、レンジフードファンの排気ファンの吸引力を大幅に増やすことなく、廃ガスの大幅な捕集改善を実現すること。
【解決手段】レンジフードの排気ファンとして、遠心ファンを使用し、前面または他の側面に設ける送風ファンとして、貫流ファンを使用する。レンジフードから洩れた廃ガスを再捕集し、且つ再捕集したエアーの吹き出し気流をエアーガイドとして、レンジから発生する廃ガスの誘引に活用する。送風ファンを追加することによって、送風ファンの僅かなエネルギーで排気効率を高める。
【選択図】図1
【解決手段】レンジフードの排気ファンとして、遠心ファンを使用し、前面または他の側面に設ける送風ファンとして、貫流ファンを使用する。レンジフードから洩れた廃ガスを再捕集し、且つ再捕集したエアーの吹き出し気流をエアーガイドとして、レンジから発生する廃ガスの誘引に活用する。送風ファンを追加することによって、送風ファンの僅かなエネルギーで排気効率を高める。
【選択図】図1
Description
本発明は、加熱調理で発生する廃ガス等を効率良く室外に排出するためにレンジ上方に設けられるレンジフードファンに関する。
単に廃ガスを吸引し、室外へ排出するだけの構造のレンジフードファンでは、排出を確実にするためには、広くて深いフードが必要である。それでもなお、フードから洩れた廃ガスが室内に滞留すると言う事態は避けられなかった。また、最近普及し始めているIHクッキングヒータに於いては、ガスレンジに比べると上昇気流の発生が小さいのでレンジフードファンの吸引力だけでは廃ガスを完全に捕集することが困難となっている。
レンジを使用していない場合に、レンジフードファンで居室の24時間換気運転を行なうものがあるが、単に微弱運転をしているにすぎず、下方からの吸込みばかりで、レンジフードよりも高い位置に滞留している汚染空気の換気は十分でなかった。レンジフードに排気ファンの他に送風ファンを設置した先行技術としては当出願人が出願したレンジフードファンが挙げられるが、送風ファンはレンジ前面にエアーカーテンを形成するようにしており、排気を助長するような構成は示されていない。
特開2002−130759号公報
解決しようとする課題は、廃ガスを洩らさないレンジフードの実現と24時間換気扇としても活用効果の高いレンジフードファンによって衛生的な換気環境を実現することである。IHクッキングヒータが普及してゆけば、吸引力の強いレンジフードファンが求められる。吸引力を上げれば、その反動として室内で使用しているエアコンのエネルギーロスが懸念される。本発明は送風ファンを追加することによって、レンジフードファンに搭載される排気ファンの吸引力を大幅に増やすことなく、その僅かなエネルギーで大幅な捕集改善を実現するものである。
本発明は、レンジフードから洩れた廃ガスをレンジフードの一部に備えた送風ファンによって、洩れた廃ガスを吸引し再捕集すると共に、その吸引したエアーをレンジから発生する廃ガスの誘引エアーとして活用したものである。この手段により、レンジフードファンの捕集効果を高め、スムーズな換気を実現するようにしたものが請求項1の発明である。
レンジから発生した廃ガスがレンジフードに配置されたフィルターにぶつかり、弾かれることでレンジフードの外に洩れてしまう。この弾かれた廃ガスがレンジフードの外に洩れないように、送風ファンによって排気ファン方向へ誘引したものが請求項2の発明である。
請求項3の発明は、送風ファンと排気ファンの間に抵抗物を置かないことで、レンジフード内に設置したフイルターの内側のエアー流速を高めることができる。その結果、フィルターを貫通する廃ガスの流速もエゼクター効果の如く速くなる。すなわち、フィルターの抵抗を低減する働きとなる。
請求項4の発明は、送風ファンはレンジフードの前面の配置のみにかぎらず、レンジフードの形状に応じて、効果的な位置に配置するもので、効果を高めるために複数の組み合わせを行なったものである。
請求項5および請求項6の発明は、調理状況に応じて、送風ファンの回転速度を調整し、より有効且つ経済的にしたものである。
請求項7の発明は、レンジフードファンを24時間換気扇として活用した場合を示すもので、従来のレンジフードは下方からのみの吸込みとなっている。送風ファンの設置によって、下方以外の前方や上方の吸込みを可能としたものである。
本発明によれば、結果として、レンジフードの捕集効果が高まるので、さまざまなフード形状に応用することで、快適な換気を実現することができる。従来のようにレンジフードの格好は良いけれど、油煙が洩れてしまう等の不具合が解消される。
従来から、レンジフードの形状はレンジよりも広く、懐の深いものがその効果が発揮できるとされているので、本発明を併用すれば家庭用以外に業務用としても威力を発揮するとことができる。必要以上の吸引力が要求されなくなるので省エネの効果大である。
送風ファンは遠心ファンや軸流ファンにてもその効用はあるが、貫流ファンを使用すれば広い範囲での送風が可能になる。排気ファンについても、遠心ファンや軸流ファンもその効用があるが、ダクト配管が可能で排気静圧の高い遠心ファンの方が実用的である。本発明の実施の形態を実施例をもって具体的に説明する。
送風ファンは遠心ファンや軸流ファンにてもその効用はあるが、貫流ファンを使用すれば広い範囲での送風が可能になる。排気ファンについても、遠心ファンや軸流ファンもその効用があるが、ダクト配管が可能で排気静圧の高い遠心ファンの方が実用的である。本発明の実施の形態を実施例をもって具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例の断面図であり、図2はその斜視図である。実施例の中では排気ファンとして遠心ファン6を、送風ファンとして貫流ファン13を用いた。フード本体1は固定金具2で建物の壁面(図示せず)に固定される。レンジから発生した廃ガスは、フィルタ3を通り、ベルマウス7、モータ8によって駆動される遠心ファン6の内側から外側、すなわちスクロール5の内側へ、さらにダクトアダプタ9、シャッタ10を通り、ダクト11を介して室外へ排出される。照明灯4はレンジ周辺を照明する。幕板12はレンジフード上部のダクト接続を含む空間の目隠しである。モータ14によって駆動される貫流ファン13はレンジ前面上部にあるエアーを吸引し、遠心ファン6方向へ吹き出すことにより、エアーガイド(誘引)を形成してレンジから発生する廃ガスをスムーズに捕集できるようにこれをアシストする。レンジフードから廃ガスが室内へ洩れることを防止すると共に洩れてしまった廃ガスは、貫流ファン13で再度捕集する。この手段により、廃ガスは室外へ確実に排出できる。自動運転の場合は、温度検出器15でレンジの調理温度や周囲温度を検出し、検出信号を受けた制御装置16によって、モータ8の回転速度変更の信号を出力することで、自動運転を行なう。室内の換気に利用する場合に於いても、周囲温度に応じた自動運転が可能になる。なお、室内エアーが負圧になることを避けるために、レンジ周辺より少し離れた位置で且つ天井付近に外部のエアーを室内へ給気するようにすれば、さらに確実な換気が行なえる。
図3は、本発明の他の実施例である。実施例1に対して、フード本体1の形状を深くし、遠心ファン6の吐き出しを天面方向へ変更した場合を示す。
図4は、本発明の他の実施例である。実施例1に対して、貫流ファン13の吹き出しをフィルタ3の内側で行なった場合を示す。
以上説明したように、本発明によれば、レンジから発生した廃ガスの量が多い場合やIHクッキングヒータのように上昇気流が小さい場合でもスムーズな換気を実現することができる。レンジフードの格好は良いけれど、廃ガスが洩れてしまう等の不具合が解消され、さまざまなフード形状に応用することができる。
1 フード本体
2 固定金具
3 フィルタ
4 照明灯
5 スクロール
6 遠心ファン
7 ベルマウス
8 モータ
9 ダクトアダプタ
10 シャッタ
11 ダクト
12 幕 板
13 貫流ファン
14 モータ
15 温度検知器
16 制御装置
17 モータ
18 貫流ファン
2 固定金具
3 フィルタ
4 照明灯
5 スクロール
6 遠心ファン
7 ベルマウス
8 モータ
9 ダクトアダプタ
10 シャッタ
11 ダクト
12 幕 板
13 貫流ファン
14 モータ
15 温度検知器
16 制御装置
17 モータ
18 貫流ファン
Claims (7)
- レンジフードの一部に送風ファンを備え、フードから洩れて滞留する油煙、燃焼ガス、蒸気、臭気などの加熱調理で発生する廃ガスを吸引する形式のレンジフードファンに於いて、送風ファンで吸引した前記廃ガスを含むエアーをフード内の排気ファンの方向へ吹き付けることによって、レンジから順次発生する廃ガスをフード内へ誘引するようにしたレンジフードファン。
- 送風ファンと排気ファンの間にフィルターを配置した請求項1に記載のレンジフードファン。
- レンジフードに設置したフィルターの内側(排気ファン側)に、送風ファンを配置することで、送風と排気間のエアー流速を向上させ、該流速により、フィルターの外側(レンジ側)の気流が引っ張られる効果(エジェクター効果)で、フィルタの抵抗を緩和させ、レンジから発生する前記廃ガスの捕集を向上させた請求項1に記載のレンジフードファン。
- 前記の送風ファンをレンジフードの前面、側面、天面、底面のうち少なくともいずれか一方の面に配置した請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンジフードファン。
- 送風ファンの回転速度を調整可能にした請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンジフードファン。
- レンジの調理状況や周囲温度を温度検知器などのセンサーで検知し、マイコンなどの制御装置によって、送風ファンを駆動するモータの回転速度を自動調整することで、自動運転可能にした請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンジフードファン。
- 前記の送風ファンを室内の換気に利用することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンジフードファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004300960A JP2006112717A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | レンジフードファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004300960A JP2006112717A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | レンジフードファン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006112717A true JP2006112717A (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=36381375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004300960A Pending JP2006112717A (ja) | 2004-10-15 | 2004-10-15 | レンジフードファン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006112717A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100735923B1 (ko) | 2006-12-04 | 2007-07-06 | 코스텔(주) | 수증기 배출기 |
JP2008128579A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 換気装置 |
JP2016090225A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 三菱電機株式会社 | 換気制御装置、換気システム、排気補助機構、換気制御方法、および、換気制御プログラム |
CN111121243A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-08 | 海信(山东)空调有限公司 | 空调器静音的控制方法、装置、存储介质及空调器 |
CN113619623A (zh) * | 2020-05-07 | 2021-11-09 | 李志伟 | 一种负压吸烟室 |
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2004
- 2004-10-15 JP JP2004300960A patent/JP2006112717A/ja active Pending
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