JP2006112160A - Sliding door device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、引戸装置に関し、詳しくは閉じた状態で各引戸が段差無く一列に面一となる引戸装置に関するものである。 The present invention relates to a sliding door device, and more particularly to a sliding door device in which the sliding doors are flush with each other in a closed state.
従来から、3枚の引戸の場合、各引戸が各々平行に直進移動して閉状態と右開き状態又は左開き状態となる引き違い式の引戸装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, in the case of three sliding doors, there is known a sliding type sliding door device in which each sliding door moves straight in parallel to be in a closed state, a right open state, or a left open state (see, for example, Patent Document 1). ).
ところが、上記特許文献1に見られる従来例では、閉状態では手前側から後方にかけて各引戸が段差状となるため、外観上の見栄えが悪いだけでなく、各引戸ごとに上レールの長手方向と直交する前後方向に3本のレール部を並設する必要があり、このため上レールの全体の見込み寸法(奥行き)を大きくとる必要が生じるなど、施工自由度が小さいという制約もあった。
However, in the conventional example shown in
また、親引戸の表面側に子引戸を開閉方向に移動自在に取付け、親引戸の裏面側に別の子引戸を開閉方向に移動自在に取付け、一方の子引戸を親引戸の表面側に、他方の子引戸を親引戸の裏面側に重ねることで開いた時に大きく開口させることができるようにした引戸装置が特許文献2に示してある。
In addition, a child sliding door is movably attached in the opening / closing direction on the surface side of the main sliding door, another child sliding door is movably attached in the opening / closing direction on the back side of the parent sliding door, and one child sliding door is on the surface side of the parent sliding door,
この特許文献2に示された従来例では、レールの本数を少なくすることが可能であるが、親引戸に子引戸を走行自在にガイドするためのガイド溝、スライダを設ける必要があり、開状態ではガイド溝が露出して外観を悪くしてしまう。
In the conventional example shown in this
また、全閉状態では親引戸の両側に2枚の子引戸が引き出されて閉じた状態で段差ができないようなっているが、完全に閉じた状態であるかどうかが確認できず、また、全閉状態で段差が生じていない状態を維持する機構がなく、したがって、閉じた状態で、不用意に子引戸に外力が作用すると、子引戸が親扉の表面側又は裏面側に重なるように動いてしまうという問題があった。 In addition, in the fully closed state, two child sliding doors are pulled out on both sides of the main sliding door so that there is no step in the closed state, but it cannot be confirmed whether it is in the fully closed state. There is no mechanism to maintain a state where no step is generated in the closed state. Therefore, when the external force is inadvertently applied to the child sliding door in the closed state, the child sliding door moves so as to overlap the front side or the back side of the main door. There was a problem that.
また、引戸において、閉じた際に引戸を仮固定するためのストッパを設けて、引戸を閉じた際に引戸がはね返って隙間が開いたりする現象を防止して閉じた状態で密閉状態を維持するようにしたものが例えば特許文献3により知られている。 In addition, the sliding door is provided with a stopper for temporarily fixing the sliding door when the sliding door is closed to prevent a phenomenon that the sliding door rebounds and opens a gap when the sliding door is closed to maintain a sealed state in the closed state. This is known, for example, from Patent Document 3.
しかしながら、この特許文献3に示されるものは引き違い引戸において、引戸を勢い良く閉じた場合に反動で引戸がはね返らないようにするためのストッパに過ぎず、3枚の引戸を閉じた状態で3枚の引戸が一列に面一に連続した状態を維持するための技術については開示してない。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、全閉状態で3枚の引戸が一列に段差無く面一に連続して並んで連続した壁のような外観を呈することができ、この面一に連続して段差の無い状態を確実に保持でき、全閉ではあっても僅かに段差が生じていたりするのを確実に防止でき、面一に連続して並んだ状態を保持できることで、開く際にも引戸同士が衝突することなくスムーズに開くことが可能となる引戸装置を提供することを課題とするものである。 The present invention has been invented in view of the above-mentioned conventional problems, and in a fully closed state, the three sliding doors are arranged in a row without any step and have a continuous wall-like appearance. It is possible to reliably hold a state without a step continuously in the same plane, and to prevent a slight step from occurring even if it is fully closed. It is an object of the present invention to provide a sliding door device that can be opened smoothly without colliding with each other even when opening.
前記課題を解決するために本発明にあっては、引戸装置は、3枚の引戸1を備えた引戸装置であって、閉じた状態で中央引戸1cと、中央引戸1cの一方の側方に配置される一方引戸1aと、中央引戸1cの他方の側方に配置される他方引戸1bとからなり、且つ、上記3枚の引戸1は閉じた状態で一列に面一となるように配置され、一方引戸1aを他方引戸1b側に向かって移動して一方引戸1aを他方引戸1bの前に重なるように誘導し、且つ中央引戸1cを他方引戸1b側に向かって移動して他方引戸1bの後に重なるように誘導する誘導機構19を備え、当該誘導機構19が引戸1の上部の左右に取付けられる上ランナー21、22、23と、当該上ランナー21、22、23を走行自在にガイドする上レール5とで構成され、上記3枚の引戸1を一列に面一に並んで閉じた状態においてランナー21、22、23が係合する凹部2a又は凸部を上レール5に設けて面一に並んで閉じた状態を保持する面一状態閉じ保持手段2を構成して成ることを特徴とするものである。
In order to solve the above-mentioned problem, in the present invention, the sliding door device is a sliding door device provided with three sliding
また、3枚の引戸1を備えた引戸装置であって、閉じた状態で中央引戸1cと、中央引戸1cの一方の側方に配置される一方引戸1aと、中央引戸1cの他方の側方に配置される他方引戸1bとからなり、且つ、上記3枚の引戸1は閉じた状態で一列に面一となるように配置され、一方引戸1aを他方引戸1b側に向かって移動して一方引戸1aを他方引戸1bの前に重なるように誘導し、且つ中央引戸1cを他方引戸1b側に向かって移動して他方引戸1bの後に重なるように誘導する誘導機構19を備え、一方引戸1aの側端部及びこれと対向する戸枠4の一方に磁石2b、他方に当該磁石2bと磁着する磁性体2cを設けて3枚の引戸1が一列に面一に並んで閉じた状態を保持する面一状態閉じ保持手段2を構成して成ることを特徴とするものであってもよい。
Moreover, it is the sliding door apparatus provided with the three sliding
本発明においては、上記のように、3枚の引戸1が閉じた状態で一列に面一となるように配置されるように構成してあることで、3枚の引戸1を閉じた状態で隣接する引戸1間に段差が生じることがなくて、一連の連続した壁面としての外観を呈することができる。しかも、この3枚の引戸1を閉じて一列に面一となるようにした状態で、ランナー21、22、23が上レール5に設けた凹部2a又は凸部に係合して面一状態を保持したり、あるいは磁石2bと磁性体2cとが磁着して面一状態を保持したりでき、これにより、単に閉じた状態の維持だけでなく、面一に連続した一連の連続した壁面としての外観を維持できることになり、しかも、面一に連続した状態を面一状態閉じ保持手段2で保持できるので、一方引戸1a及び中央引戸1cを移動してそれぞれ他方引戸1bの前後に重ねるようにして開く場合、全閉状態で上記のように面一状態閉じ保持手段2により段差がないように面一に保持してあることで、他方引戸1bが前後方向の一定位置に位置することになり、この結果、閉じてはいるが、僅かに段差が生じていたりするという現象が生じないようにでき、一方引戸1a及び中央引戸1cの移動方向の先端が他方引戸1bの端部に衝突することなく、スムーズに他方引戸1bの前後に重ねることができるものである。
In the present invention, as described above, the three sliding
本発明にあっては、上記のように全閉状態で3枚の引戸が一列に段差無く面一に連続して並んで連続した壁のように外観上の一体感を持たせることができて外観が良くなるものであり、また、全閉状態で3枚の引戸を面一に連続して段差の無い状態に確実に保持することができ、閉じてはいるが僅かに段差が生じていたりするという現象が生じるのを確実に防止でき、面一に連続して並んだ状態を保持できることで、開く際にも引戸同士が衝突することなくスムーズに開くことが可能となる。 In the present invention, in the fully closed state as described above, the three sliding doors can be given a sense of unity in appearance like a continuous wall arranged in a row with no steps in a row. Appearance is improved, and in the fully closed state, the three sliding doors can be securely held in a flat and continuous state without any steps, and even though they are closed, there are slight steps. It is possible to reliably prevent the phenomenon of being generated, and to maintain a state of being aligned in a flush manner, so that the sliding doors can be opened smoothly without colliding even when opening.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
本発明の引戸装置は、図1、図2に示すように3枚の引戸1を有し、閉じた状態で中央引戸1cと、中央引戸1cの一方の側方に配置される一方引戸1aと、中央引戸1cの他方の側方に配置される他方引戸1bとで構成され、閉じた状態で上記3枚の引戸1が一列に並ぶだけでなく3枚全体が段差なく面一となるように配置されるようになっている。これにより例えばクローゼットの扉として用いた場合、3枚の引戸1が段差無く面一に連続した一連の壁としての外観を呈することができるようになっており、見栄えが良好となる。
The sliding door device of the present invention has three sliding
上記3枚の引戸1は、図1に示すように、一方引戸1a側から他方引戸1b側に移動して開く際には該一方引戸1aが他方引戸1bの前方Aに誘導し且つ中央引戸1cを他方引戸1bの後方Bに誘導するための誘導機構19と、一方引戸1a側の操作力を中央引戸1cに伝達して中央引戸1cを一方引戸1aに追従して開閉させるための連動機構15とを備えている。
When the three sliding
先ず、誘導機構19は、引戸1の上部に各々取り付けられる上ランナー21〜23と、引戸1の下部に各々取り付けられる下ローラー27と、上記上ランナー21〜23、下ローラー27を走行自在にガイドする戸枠4に設けた上下レール5、6とで構成してある。
First, the
戸枠4は3枚の引戸1を開閉自在に取付けるための開口部に取付けられる矩形状の枠体であり、上記上下レール5、6と左右縦枠4aとで構成してある。
The
ランナー21〜23はそれぞれ引戸1の後面の上端部の左右方向の両端部に逆L字状をした逆L型金具28を介して取付けてあり、ランナー21〜23は引戸1の上端部の後方に位置しており、ランナー21〜23を後述の上レール5に走行自在に取付けた場合、ランナー21〜23による上レール5の走行支持部分よりも前方にずれて引戸1が吊り下げられることになる。
The
上レール5は、図3、図4に示すように、躯体に固定される上レール本体50と、上レールカバー51(実施形態では上レールカバー51は長手方向において複数に分割してある)とに分割されていると共に、上レール本体50と上レールカバー51とが互いにネジ固定されるようになっている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
上レール本体50に上レールカバー51を取付けて構成した上レール5には、図3、図4に示すように、上レール5の長手方向Mと直交する前後方向A,Bに並んで、溝状の共用レール部7と溝状の中央引戸用レール部8とが並設されている。共用レール部7は、一方及び他方引戸1a、1b(すなわち右側の引戸1a、左側の引戸1b)の各上端部の両端2箇所に設けた左右2個の上ランナー21、22をそれぞれ走行自在にガイドするものであり、中央引戸用レール部8は中央引戸1cの上端部に設けた左右2個の上ランナー23を走行自在にガイドするものである。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
上記共用レール部7は、上レール5の長手方向Mと平行に延びた前側直進レール部9と、前側直進レール部9の長手方向Mの両端側からそれぞれ後方Bに向って略L字状に屈曲した左右2個の外側曲進レール部11と、前側直進レール部9の長手方向Mの両端側よりも内側に寄った2箇所からそれぞれ分岐して後方Bに向って略L字状に屈曲した左右2個の内側曲進レール部12とを備えている。これら2本のレール部(共用レール部7、中央引戸用レール部8)で3枚の引戸1をガイドすることで、上レール5全体の見込み寸法F(図4)を小さくすることが可能となり、例えばクローゼットの扉として用いた場合は収納量アップを図ることができると共に、仮りにクローゼット内で荷崩れが発生した場合でも、例えば、一方引戸1aは閉状態から他方引戸1b側に移動させることで、外側曲進レール部11、内側曲進レール部12に沿って前方に移動して前側直進レール部9に沿って開方向(他方引戸1b側)に移動して開くことが可能となる。
The
また、上記中央引戸用レール部8は、前側直進レール部9と平行な後側直進レール部10と、後側直進レール部10における左右2個の内側曲進レール部12と対向する位置よりもそれぞれ内側に寄った2箇所から前方Aに向って半円形状に湾曲した左右2個の湾曲レール部13とを備えている。なお図1、図3、図4中の10a、10bは、後側直進レール部10の長手方向の中間部と左右の湾曲レール部13との連通部分から分岐し後側直進レール部10の中間部分から後側直進レール部1の左右両側部側に向けてそれぞれ連出した直進部であって、直進部10aには中央引戸1cを左端に寄せたときに中央引戸1cの右側の上ランナー23が入り込む部分であり、10bは、中央引戸1cを右端に寄せたときに中央引戸1cの左側の上ランナー23が入り込む部分である。
Further, the central sliding
上記共用レール部7に設けた左右2個の外側曲進レール部11の後端部と、左右2個の内側曲進レール部12の後端部と、中央引戸用レール部8における左右2個の湾曲レール部13の前端部とは、前側直進レール部9、後側直進レール部10と平行な仮想直線上に位置している。また、左側の外側曲進レール部11の後端部と左側の内側曲進レール部12の後端部との間の距離は左側の引戸1(つまり他方引戸1b)の左右の上ランナー22間の距離に等しく、また、右側の外側曲進レール部11の後端部と右側の内側曲進レール部12の後端部との間の距離は右側の引戸1(つまり一方引戸1a)の左右の上ランナー21間の距離に等しく、更に、左右の湾曲レール部13の前端部間の距離は中央引戸1cの左右の上ランナー23間の距離に等しく設定してある。
Rear left and right outer
ここで、閉状態では、図1(a)に示す他方引戸1bの各上ランナー22が左側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込み、中央引戸1cの各上ランナー23が左右2個の湾曲レール部13の各前端部にそれぞれ入り込み、且つ一方引戸1aの各上ランナー21が右側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込むことで、各引戸1が上レール5の長手方向Mと平行な同一平面となるように(つまり、3枚の引戸1が面一に連続するように)並置される。
Here, in the closed state, each
一方、図6の右開き状態では、図1(e)のように他方引戸1bの各上ランナー22が左側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込み、中央引戸1cの左側の上ランナー23が後側直進レール部10の左側の端部に移動すると共に右側の上ランナー23が直進部10aにそれぞれ移動し、且つ一方引戸1aの各上ランナー21が前側直進レール部9の左側にそれぞれ移動することで、手前から順に一方引戸1aと他方引戸1bと中央引戸1cとが重ねて並置される。
On the other hand, in the right-open state of FIG. 6, as shown in FIG. 1 (e), the
また、図7の左開き状態では、一方引戸1aの各上ランナー21が右側に位置する外側曲進レール部11及び内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込み、中央引戸1cの右側の上ランナー23が後側直進レール部10の右側の端部に移動すると共に左側の上ランナー23が直進部1bにそれぞれ移動し、且つ他方引戸1bの各上ランナー22が前側直進レール部9の左側にそれぞれ移動することで、手前から順に他方引戸1bと一方引戸1aと中央引戸1cとが重ねて並置される。
Further, in the left open state of FIG. 7, each
これら右開き状態と左開き状態とは任意に選択できるようになっている。つまり、誘導機構19は、一方引戸1aと中央引戸1cと他方引戸1bとを前後に重ねた状態で、中央引戸1cを他方引戸1bと重ならない位置に移動して他方引戸1bと面一となるように誘導し、且つ一方引戸1aを他方引戸1b及び中央引戸1cとは重ならない位置に移動して中央引戸1cと面一となるように誘導する機能も兼ねている。
These right open state and left open state can be arbitrarily selected. That is, the guiding
なお、各引戸1の相互の突き合わせ部には、互いに対向する一対の隙間隠し用L形部材を取り付けてもよいが、例えば図1のように、各引戸1の突き合わせ面に斜め形状のカット部17を設けて各引戸1間の隙間をなくすようにすることも可能である。
A pair of gap concealing L-shaped members facing each other may be attached to the mutual abutting portions of the sliding
一方、各引戸1の上面の左右両側にはそれぞれ上ランナー21(又は上ランナー22、又は上ランナー23)が設けてある。この上ランナー21〜23は、図8に示すように、一対の上ローラー26を備えたローラーブロック24と、ローラーブロック24の上面から上方に突出する2個の補助ローラー25a(又は補助ローラ25b)とで構成されている。この補助ローラー25a(又は補助ローラ25b)は図4に示す分岐部材18により曲進又は直進のいずれかに案内されるようになっている。
On the other hand, upper runners 21 (or
ここで、図4(b)に示すように、一方引戸1a及び他方引戸1bの各右側端部に設けられた上ランナー21(又は上ランナー22)の上面の後方側にずれた位置に高さの低い2個の補助ローラ25aが上方に向けて突設してあり、また、一方引戸1a及び他方引戸1bの各左側端部に設けられた上ランナー21(又は上ランナー22)の上面の前方側にずれた位置に高さの高い2個の補助ローラ25bが上方に向けて突設してあり、また、中央引戸1cの右側端部に設けられた上ランナー23の上面の後方側にずれた位置に高さの高い2個の補助ローラ25bにより構成される2連補助ローラ25bが上方に向けて突設してあり、また、中央引戸1cの左側端部に設けられた上ランナー23の上面の前方側にずれた位置に高さの低い2個の補助ローラ25aにより構成される2連補助ローラ25aが上方に向けて突設してある。
Here, as shown in FIG. 4B, the height is at a position shifted to the rear side of the upper surface of the upper runner 21 (or the upper runner 22) provided at each right end of the one sliding
分岐部材18は、上レール5の下面に設けてられるもので、図4(a)に示す外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の各分岐点に設けられた下方に開口した断面逆U字状をした補助レール18a〜18fで構成されている。補助レール18aは左側の外側曲進レール部11の前側にずれた位置においてに外側曲進レール部11沿って形成してあり、また、補助レール18bは左側の内側曲進レール部12の後側にずれた位置においてに内側曲進レール部12沿って形成してあり、また、補助レール18cは右側の外側曲進レール部11の後側にずれた位置においてに外側曲進レール部11沿って形成してあり、補助レール18dは右側の内側曲進レール部12の前側にずれた位置においてに内側曲進レール部12沿って形成してあり、また、補助レール18eは左側の湾曲レール部13の前側にずれた位置においてに湾曲レール部13沿って形成してあり、補助レール18fは右側の湾曲レール部13の後側にずれた位置においてに湾曲レール部13沿って形成してある。
The
上記補助レール18a,18d,18fは上レール5の下面から下方に短く垂下し、また、補助レール18b,18c,18eは上レール5の下面から下方に長く垂下している。
The
そして、図8に示す背の低い2連補助ローラー25aを有するローラーブロック24は、垂下長の短い補助レール18a,18d,18f(図11)と干渉することなく、垂下長の長い補助レール18b,18c,18e(図11)に沿って曲進できるようになり、一方、背の高い2連補助ローラー25b(図12)を有するローラーブロック24は、垂下長の短い補助レール18a,18d,18fに沿って曲進できるようになっている。従って、背の低い2連補助ローラー25aを有するローラーブロック24を前側直進レール部9の後方Bに沿って移動させることで、垂下長の短い補助レール18a,18dと干渉させることなく、垂下長の長い補助レール18b,18cに誘導されるようになり、一方、背の高い2連補助ローラー25bを有するローラーブロック24を前側直進レール部9の前方Aを移動させることで、垂下長の短い補助レール18a,18dによって誘導されるようになっている。
Then, the
次に連動機構15を説明する。図8に示すように、一方引戸1a及び他方引戸1bの把手側の上端部には、それぞれ、一方引戸1aの上端部から中央引戸1cの移動経路Cに向って突出する傾斜連動金具15aが取り付けられている。中央引戸1cの両サイドの上端部には、傾斜連動金具15aに係脱可能な受け部材15eが各々取り付けられている。これら傾斜連動金具15aと受け部材15eとによって、一方引戸1a側の操作力を中央引戸1cに伝達して中央引戸1cを一方引戸1aに連動して開閉させるための連動機構15が構成されている。
Next, the interlocking
ここで、上記傾斜連動金具15aは、図9に示すように、基端から先端にいく程上記一方引戸1aの開き方向Dとは反対方向に位置するように傾斜した押し側の傾斜ガイド面15bと、押し側の傾斜ガイド面15bの先端から一方引戸1aの開き方向Dに向かって屈曲する係止面15cと、係止面15cの先端から押し側の傾斜ガイド面15bと略平行に対向するように突出した引き側の傾斜ガイド面15dとが一体形成されている。ここで、一方引戸1a側の操作力を中央引戸1cに効率良く伝達するためには、押し側の傾斜ガイド面15b及び引き側の傾斜ガイド面15dを中央引戸1cの移動経路Cに対して直角に傾斜させるのが最も好ましい。そして、一方引戸1aと中央引戸1cとが左右にずれた状態では受け部材15eは傾斜連動金具15aとは干渉せず、一方引戸1aと中央引戸1cとが概ね重なる段階で受け部材15eが押し側の傾斜ガイド面15bに片当たりし、さらに一方引戸1aと中央引戸1cとが他方引戸1bを挟んで前後に離反する連動開始段階で、受け部材15eが押し側の傾斜ガイド面15bに押されてその押し操作力が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用するようになり、逆に閉じる際には受け部材15eが係止面15cに係止した状態で中央引戸1cが閉じ位置に近づき、さらに連動終了直前段階に受け部材15eが引き側の傾斜ガイド面15dに引かれてその引き操作力P2が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用するものである。
Here, as shown in FIG. 9, the inclined interlocking metal fitting 15a has a push-side
本例では上記受け部材15eは、ローラーで構成されている。
In this example, the receiving
次に動作を説明する。例えば、図1、図6に示すように、右側の一方引戸1aを開く方向Dに移動して開く場合、一方引戸1aと中央引戸1cとが左右にずれた状態では受け部材15eは傾斜連動金具15aとは干渉せず、一方引戸1aと中央引戸1cとが概ね重なる段階で受け部材15eが傾斜連動金具15aの押し側の傾斜ガイド面15bに片当たりし、さらに一方引戸1aと中央引戸1cとが他方引戸1bを挟んで前後に離反する連動開始段階において図9(a)に示すように、受け部材15eが押し側の傾斜ガイド面15bの基端側により押されてその押し操作力P1が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用する。つまり、押し側の傾斜ガイド面15bの基端から先端までのどの位置でも受け部材15eに対しては、中央引戸1cの移動経路C(湾曲レール部13のレール方向)と平行な操作力P1が作用するため、力のロスがなく、中央引戸1cがスムーズに斜め後方に向かって開かれるようになる。そして、図1(b)→(c)→(d)のように、中央引戸1cと一方引戸1aは前後に離反した段階で、受け部材15eは傾斜連動金具15aの係止面15cに係止した状態となり、この係止状態は一方引戸1a及び中央引戸1cが全開位置に至るまで持続される。
Next, the operation will be described. For example, as shown in FIGS. 1 and 6, when the right
逆に、一方引戸1aを閉じる方向Eに移動して閉じる際には、受け部材15eは係止面15cに係止した状態で一方引戸1aと中央引戸1cとが連動して閉じられ、その後、連動終了直前段階において、図9(b)に示すように、受け部材15eが引き側の傾斜ガイド面15dに引かれ、その引き操作力P2が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用する。これにより、図9(a)の開く場合と同様に、力のロスがなく、中央引戸1cがスムーズに斜め前方に向かって移動することができる。なお中央引戸1cが閉位置に達すると、図1(d)→(c)→(b)のように、受け部材15eが引き側の傾斜ガイド面15dから外れて連動が解除され、一方引戸1aは単独で閉位置まで移動可能となる。
On the contrary, when the one sliding
上記構成によれば、一方引戸1aと中央引戸1cとを連動機構15によって連動させることができるので、中央引戸1cを手で開閉する必要がなくなり、開閉操作がきわめて容易となると共に、連動機構15は押し側の傾斜ガイド面15bと係止面15cと引き側の傾斜ガイド面15dとを一体形成した簡単な構造であるため、コスト低減を図ることができる。
According to the above configuration, since the one-
さらに、連動機構15の押し側の傾斜ガイド面15b及び引き側の傾斜ガイド面15dは、それぞれ、先端になる程上記一方引戸1aの開き方向D(図9)とは反対方向に傾斜しているため、一方引戸1aと中央引戸1cとの連動開始段階では、中央引戸1cの受け部材15eに対して一方引戸1aの押し側の傾斜ガイド面15bから加わる押し操作力P1の方向は中央引戸1cの移動経路Cと略平行となるため、一方引戸1aの押し操作力P1を効率よく中央引戸1cに伝達することができる。また一方引戸1aと中央引戸1cの連動終了直前段階では、中央引戸1cの受け部材15eに対して一方引戸1aの引き側の傾斜ガイド面15dから加わる引き操作力P2の方向が中央引戸1cの移動経路Cと略平行となるため、一方引戸1aの引き操作力P2を効率よく中央引戸1cに伝達することができ、結果、開閉いずれの場合も、中央引戸1cの滑らかな連動開閉が可能になる。つまり、操作力P1(P2)のほぼすべてが中央引戸1cの移動に寄与して、力のロスをなくすことができるので、小さな操作力で済む。この結果、開閉操作性が大幅に向上するものである。
Furthermore, the push-side
しかも、受け部材15eはローラーで構成されているため、連動開始段階及び連動終了直前段階において、それぞれ、傾斜連動金具15aと受け部材15eとの摩擦が極力小さくなり、その際の開閉操作力をより一層低減することができる。
Moreover, since the receiving
また本例では、図1に示すように、中央引戸1cの両端側にそれぞれ受け部材15eを取り付け、一方引戸1aの右端(把手側)、及び、他方引戸1bの左端(把手側)に、それぞれ、傾斜連動金具15aを取り付けた構成となっているため、左開きと左開きのいずれの場合も、連動機構15が働く構造となる。つまり、3枚の引戸1が一列に段差なく面一に配置された全閉状態で、他方引戸1aを一方引戸1a側に向けて移動する(実施形態では左側の引戸1である他方引戸1bを右側に移動する)ことで、連動機構15により中央引戸1cを他方引戸1bに連動して移動すると共に、誘導機構19により他方引戸1bを一方引戸1aの前方側に重ねるように誘導し且つ中央引戸1cを一方引戸1aの後方側に重ねるように誘導し、前から順に他方引戸1b、一方引戸1a、中央引戸1cの順に重ねるように開くことができるものである。
Moreover, in this example, as shown in FIG. 1, the receiving
なお、各引戸1の下端部の中央の1箇所には下ローラー27が突設されている。下ローラー27はL形金具(図示せず)を介して引戸1〜3の各下端部の中央位置に取り付けられている。下ローラー27をガイドする下レール6には、図5に示すように、共用レール部101の長手方向Mの両端側から後方Bに向って傾斜した左右の曲進レール部42,43がそれぞれ設けられ、共用レール部101と平行で後ろ側に位置する中央引戸用レール部102の中央部から前方Aに向って半円形状に湾曲した1つの湾曲レール部44が設けられている。なお図5中の45は分岐用補助レールである。
Note that a
ここで、下レール6の左側の曲進レール部42の位置は、上レール5の左側の外側曲進レール部11と内側曲進レール部12との中間位置に対向しており、下レール6の右側の曲進レール部43の位置は、上レール5の右側の外側曲進レール部11と内側曲進レール部12との中間位置に対向しており、下レール6の湾曲レール部44の位置は、上レール5の左右の湾曲レール部13,13の中間位置に対向している。
Here, the position of the
そして、各引戸1の上端部は左右2個の上ランナー21(22,23)で吊り下げ支持され、3枚の引戸1が面一となって閉じた状態で、一方引戸1aの下ローラー27が右側の曲進レール部43の後端部に位置し、中央の引戸1cの下ローラー27が湾曲レール部44の前端部に位置し、他方引戸1bの下ローラー27が左側の曲進レール部42の後端部に位置する。また、図6(c)の右開きの場合、他方引戸1bの下ローラー27が左側の曲進レール部42の後端部に位置し、一方引戸1aの下ローラー27が共用レール部101の直線部分の右端に位置し、中央の引戸1cの下ローラー27が中央引戸用レール部102の直線部分の左端に位置する。また、図7(c)の左開きの場合、一方引戸1aの下ローラー27が右側の曲進レール部43の後端部に位置し、他方引戸1bの下ローラー27が共用レール部101の直線部分の右端に位置し、中央の引戸1cの下ローラー27が中央引戸用レール部102の直線部分の右端に位置する。
And the upper end part of each sliding
このように下端部は1個の下ローラー27で下レール6にガイドされる結果、各引戸1の走行の安定化を十分に図ることができると共に、1個の下ローラー27を用いることで、下レール6の溝形状を上レール5の溝形状よりも簡易にでき、下レール6のコスト低減を図ることができる利点もある。
As described above, the lower end portion is guided to the
ところで、上記のような構成の引戸装置において、3枚の引戸1を略一列に並べて全閉状態とするに当たって、例えば、図1(e)の3枚の引戸1を前後方向に重ねた開状態において、他方引戸1bの前方に重なっている一方引戸1aを閉じる方向に移動させ(つまり一方引戸1aの左右両上ランナー21を前側直進レール部9に沿って右側に移動させ)、連動機構15により他方引戸1bの後方に重なっている中央引戸1bを閉じる方向に連動して移動させ、図1(d)→(c)→(b)のように誘導機構19により中央引戸1cの左右各上ランナー23が左右2個の湾曲レール部13の各前端部にそれぞれ入り込ませ、その後、一方引戸1aを前側直進レール部9に沿って一方引戸1aの左右両上ランナー21を前側直進レール部9に沿って更に右側に移動して右の上ランナー21を右側の外側曲進レール部11に導入すると共に左側の上ランナー21を右側の内側曲進レール部12に導入することで、一方引戸1aを右側に移動して閉じた状態で該一方引戸1aを後側にずらし、該一方引戸1aの左右の上ランナー21をそれぞれ右側の外側曲進レール部11の後端部と右側の内側曲進レール部12の後端部に位置させ、これにより該一方引戸1aを、左右のランナー22がそれぞれ左側の外側曲進レール部11の後端部と左側の内側曲進レール部12の後端部に位置する他方の引戸1bと、左右の上ランナー23が左右2個の湾曲レール部13の各前端部に位置する中央引戸1cと面一に連続させて、全閉状態とするのであるが、この場合、一方引戸1aの左右の上ランナー21をそれぞれ右側の外側曲進レール部11の後端部と右側の内側曲進レール部12の後端部に位置していなくても、つまり、一方引戸1aの左右の上ランナー21が右側の外側曲進レール部11及び右側の内側曲進レール部12に導入されて後端部まで到ることなく後端部の近くで停止した状態であっても、ほぼ3枚の引戸1が全閉に近い状態となり、僅かに中央引き戸1cの前面と一方引戸1aの前面との間に段差ができて面一に連続しない場合がある。つまり、図17(a)に示すように僅かに段差ができてほぼ全閉状態となる場合がある。
By the way, in the sliding door device having the above-described configuration, for example, when the three sliding
また、3枚の引戸1が段差がないように面一に連続して全閉状態となっいる場合でも一方引戸1aや他方引戸1bに外力が作用した場合、上ランナー21や上ランナ22が外側曲進レール部11の後端部及び内側曲進レール部12の後端部から僅かに前方に移動して一方引戸1aや他方引戸1bの前面と中央引戸1cの前面との間に僅かな隙間ができる場合がある。
In addition, even when the three sliding
ところが、このような僅かに段差がある全閉状態において、例えば右側の他方引戸1bを一方引戸1a側に移動して開動作をする場合、図17(b)に示すように一方引戸1aの前面が僅かに中央引戸1cよりも前方に突出しているので、他方引戸1bの端部が一方引戸1aの側端部に衝突して開けなくなる事態が生じる可能性がある。
However, in such a fully closed state with a slight level difference, for example, when the right side other sliding
そこで、本発明にあっては、3枚の引戸1を全閉にして3枚の引戸1が面一に並んで閉じた状態を保持する面一状態閉じ保持手段2を設けてあって、使用者は面一状態保持手段2で保持されたことを操作時における手の感覚等により知り、また、面一状態保持手段2で保持されにより面一状態が保持されることで、全閉状態で段差が生じないようにでき、一方引戸1aを他方引戸1b側に移動したり、他方引戸1bを一方引戸1a側に移動したりして閉じ操作を行う際、一方引き戸1aの移動側先端が他方引戸1bの端部に衝突したり、また、他方引き戸1bの移動側先端が一方引戸1aの端部に衝突したりすることがなく、スムーズに3枚の引戸1を前後方向に重ねて開くことができるようになっている。
Therefore, in the present invention, the three sliding
図13、図14には面一状態保持手段2の一例が示してある。本実施形態においては、上レール5の左右の外側曲進レール部11の後端部の両側部分と、左右の内側曲進レール部12の後端部の両側部分と、左右2個の湾曲レール部13の前方及び後方部分とにそれぞれ凹部2a又は凸部を設け、3枚の引戸1を一列に面一に並んで閉じた状態において、ランナー21、22、23の上ローラー26が凹部2a又は凸部に係合するように構成してあって、ランナー21、22、23の上ローラー26が凹部2a又は凸部に係合する構成とすることで3枚の引戸1が面一に並んで閉じた状態を保持する面一状態閉じ保持手段2としている。図13では上レール5に凹部2aを設け、面一となって閉じた状態でランナー21、22、23が凹部2aに嵌り込んで係合することで面一となって閉じた状態を保持するようになっている。図14(a)は凹部2aにランナー21(22)の上ローラー26が嵌り込んでいない状態、図14(b)は凹部2aにランナー21(22)の上ローラー26が嵌り込んでいる状態を示し、この図14(b)の状態では面一となって閉じた状態が保持されることになる。
FIGS. 13 and 14 show an example of the flush state holding means 2. In the present embodiment, both side portions of the rear end portion of the left and right outer
使用者は、閉じ操作をした場合、ランナー21、22、23の上ローラー26が凹部2a又は凸部に係合することで、係合時に手に伝わる感触、例えばランナー21、22、23の上ローラー26が凹部2aに嵌り込んで係合する感触や、凸部を乗り越えて係合する感触により面一に閉じた状態を知ることができ、また、面一に閉じた状態では、不用意な外力が一方引戸1a又は他方引戸1bに作用しても、面一状態保持手段2により3枚の引戸1が面一で閉じている状態が保持されることになって、不用意に段差が生じたりしない。
When the user performs the closing operation, the
一方、3枚の引戸1が面一状態で閉じている場合に、一方引戸1a又は他方引戸1bを移動して開き操作をする場合、上記面一状態保持手段2による保持力以上の力を加えて移動させることで、上ローラー26と凹部2a又は凸部との係合を乗り越えて移動させて開操作することができる。
On the other hand, when the three sliding
図15、図16には3枚の引戸1を全閉にして3枚の引戸1が面一に並んで閉じた状態を保持する面一状態閉じ保持手段2の他の実施形態が示してある。
FIGS. 15 and 16 show another embodiment of the flush close state holding means 2 that holds the closed state in which the three sliding
本実施形態においては、一方引戸1aの側端部及びこれと対向する戸枠4の縦枠4aの一方に磁石2b、他方に当該磁石2bと磁着する磁性体2cを設け、更に、他方引戸1bのの側端部及びこれと対向する戸枠4の縦枠4aの一方に磁石2b、他方に当該磁石2bと磁着する磁性体2cを設け、これら磁石2bと磁性体2cとにより3枚の引戸1が一列に面一に並んで閉じた状態を保持する面一状態閉じ保持手段2を構成してある。
In the present embodiment, a
すなわち、図15においては、戸枠4の左右の縦枠4aからそれぞれ磁石2bを突設し、一方引戸1aの右側の側端部の後面に金属板のような磁性体2cを設けると共に他方引戸1bの左側の側端部の後面に金属板のような磁性体2cを設けたもので、3枚の引戸1が面一に並んで閉じた状態で一方引戸1a及び他方引戸1bの磁性体2cがそれぞれ左右縦枠4aから突設した磁石2bに磁着し、これにより3枚の引戸1が面一に並んで閉じた状態を保持するようにしている。
That is, in FIG. 15, the
また、図16においては、戸枠4の左右の縦枠4aに磁石2bを埋設し、一方引戸1aの右側の側端面部に金属板のような磁性体2cを設けると共に他方引戸1bの左側の側端面部に金属板のような磁性体2cを設けたもので、3枚の引戸1が面一に並んで閉じた状態で一方引戸1a及び他方引戸1bの磁性体2cがそれぞれ左右縦枠4aに設けた磁石2bに磁着し、これにより3枚の引戸1が面一に並んで閉じた状態を保持するようにしている。
In FIG. 16,
本実施形態において使用者は、閉じ操作をした場合、磁石2bが磁性体2cに磁着した際における手の感触により面一に閉じた状態を知ることができ、また、面一に閉じた状態では、不用意な外力が一方引戸1a又は他方引戸1bに作用しても、磁石2bと磁性体2cよりなる面一状態保持手段2で3枚の引戸1が面一で閉じている状態が保持されることになって、不用意に段差が生じたりしない。
In the present embodiment, when the user performs a closing operation, the user can know the closed state by the hand feeling when the
一方、3枚の引戸1が面一状態で閉じている場合に、一方引戸1a又は他方引戸1bを移動して開き操作をする場合、上記面一状態保持手段2を構成する磁石2bと磁性体2cによる吸着力以上の力を加えて移動させることで開操作することができる。
On the other hand, when the three sliding
なお、本発明に係る引戸装置は、クローゼットの扉以外に各種の開閉扉の分野にも広く適用できるものである。 The sliding door device according to the present invention can be widely applied to various open / close doors in addition to the closet door.
1 引戸
1a 一方引戸
1b 他方引戸
1c 中央引戸
2 面一状態閉じ保持手段
2a 凹部
2b 磁石
2c 磁性体
5 上レール
19 誘導機構
21 上ランナー
22 上ランナー
23 上ランナー
DESCRIPTION OF
Claims (2)
A sliding door device having three sliding doors, in a closed state, a central sliding door, one sliding door disposed on one side of the central sliding door, and the other sliding door disposed on the other side of the central sliding door In addition, the three sliding doors are arranged so as to be flush with each other in a closed state, and the one sliding door is moved toward the other sliding door so that the one sliding door overlaps with the other sliding door. And a guide mechanism that guides the central sliding door so as to overlap the other sliding door by moving toward the other sliding door side, one side of the sliding door and one of the door frames facing the magnet, and the other on the other A sliding door device comprising a magnetic body magnetically attached to a magnet and configured to hold a closed state in which three sliding doors are closed in a line in a line and closed.
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