JP2006110695A - 眼鏡レンズの吸着治具取付装置、及び眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法 - Google Patents

眼鏡レンズの吸着治具取付装置、及び眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 眼鏡レンズに設けられた隠しマークやペイントの有無を確認し、隠しマークがある場合にはこれらの位置に基づいて吸着治具の取付位置の決定を自動的に行うことができる眼鏡レンズの吸着治具取付装置、及び眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法を提供すること。
【解決手段】 CCDカメラ105で撮像した開口部141内部の画像を2値化処理、ノイズ除去処理行い載置台に配置された眼鏡レンズの隠しマークやペイントの位置を特定し、前記検出した位置から求めた取付位置に目印として十時線及び直線を眼鏡レンズの画像に重畳させて表示して眼鏡レンズLにおける吸着治具121の装着位置を求める。
【選択図】 図26

Description

本発明は、眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法及び眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法に係り、特に眼鏡レンズをその周縁または裏面で保持する複数種類の保持手段を開口部内に配置できる載置台と、前記開口部に載置された眼鏡レンズの画像を撮影する撮像手段と、撮像された前記眼鏡レンズの画像から吸着治具の取付位置を特定する位置決定手段と、吸着治具を前記眼鏡レンズの取付位置に配置する装着手段とを備えた眼鏡レンズの吸着治具取付装置、及び吸着治具取付位置決定方法に関する。
種々の未加工の眼鏡レンズに対して、眼鏡レンズ表面を撮像素子で撮影し画像処理して図形の有無を判断し、眼鏡レンズの種別に応じて吸着カップ等の吸着治具を自動的に装着するための眼鏡レンズの眼鏡レンズの吸着治具取付に関しては種々の技術が提案されている。
特に累進多焦点レンのように生地レンズに隠しマークが記載されたもの、あるいは眼鏡レンズに印点マークが記録されたもの、バイフォーカルレンズ等セグメントが形成されたものについては、隠しマーク、印字マーク、セグメントを基準標識として、基準標識の図形画像を撮像し、基準標識と幾何学的関係にある眼鏡レンズの吸着位置(光学中心)に吸着カップ等の吸着治具を装着する装置が知られている(特許文献1〜6)。
また、眼鏡レンズの図形画像を撮像して画像信号を2値化し、眼鏡レンズ表面等に刻印あるいは印刷された隠しマーク等や眼鏡レンズ表面の凹凸、傷等を検出する装置が知られている(特許文献1〜3、5〜7)。
特開2002−296144号公報 特開2000−19058号公報 実用新案登録第3077054号公報 DE3829488A1公報 特開2002−139713号公報 特開2002−1638号公報 EP856728A2公報
しかしながら、眼鏡レンズにはそのレンズの特有の位置情報を表示する肉眼では確認しにくい隠しマークが刻印されている場合がある。また隠しマークがペイントで隠されている場合もあり、いずれにせよこれらの位置を特定するには手間がかかるものであった。
しかしどのような場合にも、眼鏡レンズの加工を行うためには、隠しマークの有無を確認し、隠しマークの位置に基づいて吸着治具の取付位置を決定する必要がある。
そこで、本発明は、前記隠しマークの有無を確認し、隠しマークがある場合にはこれらの隠しマークで指定される吸着治具の取付位置を示す目印を眼鏡レンズの画像に重ね合わせて表示し、隠しマーク検出位置を目視にて確認可能にすると共に、その表示された目印に基づいて吸着治具の取付位置の決定を自動的に行うことができる眼鏡レンズの吸着治具取付装置、及び眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は以下の通りである。請求項1の発明は、眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、眼鏡レンズを開口部内に配置できる載置台と、前記開口部に載置された眼鏡レンズの画像を撮影する撮像手段と、撮像された前記眼鏡レンズの画像から吸着治具の取付位置を特定する位置決定手段と、吸着治具を前記眼鏡レンズの取付位置に配置する装着手段とを備えた眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、前記位置決定手段は、前記撮像手段で撮像した前記開口部内部の画像から眼鏡レンズの隠しマークの有無及び位置を検出するマーク検出手段と、前記検出した位置を示す目印を眼鏡レンズの画像に重畳させて表示する表示手段と、表示手段に表示された直線をもとに眼鏡レンズにおける前記吸着治具の装着位置を求める装着位置決定手段を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、前記目印は、吸引治具の取付位置を示すものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2の眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、前記目印は、前記取付位置を決定するための2個所の隠しマークを結ぶ直線および/または該隠しマークを通り前記直線に垂直である直線としたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、前記マーク検出手段は、前記撮像手段により取得した画像の2値化処理、ノイズ除去処理を行い、眼鏡レンズ上の隠しマークのエッジ画像を獲得することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、前記マーク検出手段は、前記撮像手段が取得した画像から、エッジを作成し、該エッジにテンプレートを適用することで隠しマークを検出することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、前記位置決定手段は、獲得した隠しマークの画像の重心あるいは直線の中点から吸着治具の取付個所を特定することを特徴とする。
請求項7の発明は、眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法において、眼鏡レンズを開口部内に配置できる載置台と、前記開口部に載置された眼鏡レンズの画像を撮影する撮像手段と、撮像された前記眼鏡レンズの画像から吸着治具の取付位置を特定する位置決定手段と、吸着治具を前記眼鏡レンズの取付位置に配置する装着手段とを備えた眼鏡レンズの吸着治具取付装置の位置決定方法において、前記撮像手段で撮像した前記開口部内部の画像から載置台に配置された眼鏡レンズの隠しマークの有無及び位置を判別し、前記検出した位置を示す目印を眼鏡レンズの画像に重畳させて表示し、その目印に基づいて眼鏡レンズにおける前記吸着治具の装着位置を求めることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7の眼鏡レンズの吸着治具取付方法において、前記目印は、吸引治具の取付位置を示すものであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7または8眼鏡レンズの吸着治具取付方法において、前記目印は、前記取付位置を決定するための2個所の隠しマークを結ぶ直線および/または該隠しマークを通り前記直線に垂直である直線としたこと特徴とする。
請求項10の発明は、請求項7ないし9のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法において、前記撮像手段により取得した画像の2値化処理、ノイズ除去処理を行い、眼鏡レンズ上の隠しマークのエッジ画像を獲得することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項7ないし10のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法において、前記撮像手段により取得した画像から、エッジを作成し、該エッジにテンプレートを適用することで隠しマークを検出することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項7ないし11のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法において、獲得した隠しマークの画像の重心あるいは直線の中点から吸着治具の取付個所を特定することを特徴とする。
本発明によれば、眼鏡レンズの隠しマークの位置を検出し、隠しマーク検出位置を目視にて確認可能にできると共に、吸着治具の取り付け位置を正確かつ迅速に決定することができる。
以下本発明に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置及び眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法の実施の形態について図面を参照して、下記の順に説明する。
A.装置の各部の構成
B.眼鏡レンズの図形画像の処理
A.装置の各部の構成
図72は本発明に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置100の構成の概要を説明するブロック図である。本例では、眼鏡レンズの吸着治具取付装置100は、全体光学系110、吸着治具搬送部120、レンズメータ光学系(CL光学系)130、レンズ載置部140、レンズ載置部140を前後左右に移動させるX−Yステージ部150、液晶表示部160、及び画像処理部170とから構成される。また、本例では、画像処理部170はCPUでプログラムを実行することにより画像処理を実現するものである。そして、眼鏡レンズの吸着治具取付装置100には、CFカード入出力部171、外部接続インタフェース部172、電源装置173が設けられる。
<全体光学系> 全体光学系110は、眼鏡レンズL及び開口部内部の図形画像を撮像する光学系である発光ダイオード103(例えば波長860nm)、この発光ダイオード103からの発散光を平行光とすると共に反射光を収束光とするコリメータレンズ104、撮像手段である2台のCCDカメラ105,106、反射光を撮像手段に導く2枚のハーフミラー107,108、モータ111で回転される再帰性反射シートからなる反射板109を備えている。なお、本例では、CCDカメラ105はレンズ全体を撮像するものであり、撮像手段であるCCDカメラ106は、レンズの一部を拡大(例えば2倍)して撮像するものとしている。また、反射板109は、レンズを均一に照射するためモータ111の軸の垂直面に対して例えば3°程度傾斜して設けられている。
この光学系では、発光ダイオード103から発光された光がコリメータレンズ104を介して平行光線にし、反射板109からの反射光がコリメータレンズ104、ハーフミラー107、108を介してCCDカメラで眼鏡レンズの図形画像が撮像される。このとき、未加工の円形眼鏡レンズや加工済みの眼鏡レンズには、レンズメータで付けられた印点マーク、刻印された隠しマークや印刷された印刷マーク、バイフォーカルレンズでは、半円形のセグメント(BFレンズ)等があるため、眼鏡レンズ表面近傍を結像するように光学系を配置されている。
<レンズ載置部> 載置ステージ中央には開口部141が設けられて、図73に示すようにアクリル製の基板201と、基板201上に、眼鏡レンズを載置するための3本のレンズ保持棒202が設けられたレンズ保持具200が設けられている。また、開口部141には互いに連動して回動する3本のピン(挟持部材:図17、符号1302参照)が設けられ、眼鏡レンズLまたは枠替えレンズホルダ300の側面を挟持する構成になっている。これらのピン2は連動して回動させるため1本のベルトで回動するようになっており、3本が同時に動くようになっている。
さらに、開口部に近接した3本の挟持部材の上に覆われたリング状の平板の一部には、
爪部が設けられており、この爪部が光スイッチ部を横切って光を遮断することで、装置の原点を校正するようになっている。
<枠替えレンズホルダ> 未加工の円形眼鏡レンズの場合は、上述した透明板上の保持部材に載置させることで載置することができるが、加工済みの眼鏡レンズ、非円形の眼鏡レンズ等の玉型を保持部材に載置するには、枠替えレンズホルダ300を使用する。これは、眼鏡装用者が眼鏡フレームを替えたい場合などに、現在加工済みの眼鏡レンズを新しい眼鏡フレームに枠入れするために、その加工済みの眼鏡レンズに吸着治具180を取り付けるためである。枠替えレンズホルダ300は図74に示すように、環状基板301に軸303で回動可能に軸支されたレンズ保持用アーム302を備えた構造であり、環状基板301には、枠替えレンズホルダ300認識用の透光孔304が開設されている。この枠替えレンズホルダ300は、上述したレンズ載置台の開口部に取り付けられたレンズ保持具200に代え、開口部141に取り付けられる。
これによって、
<X−Xステージ部> X−Yステージ部150はX方向(進退方向)及び、Y方向(横方向)にレンズ載置部140を移動させることにより、眼鏡レンズLをレンズ取り出し位置、撮像位置、眼鏡レンズLを吸着治具121の取付位置、レンズメータ光学系計測位置に移動させる。また、撮像位置ではCCDカメラ105、106に撮像される眼鏡レンズLの位置をX方向、Y方向へ移動させ、撮像位置を変更する。
<吸着治具搬送部> 吸着治具搬送部120は、円筒状で溝の付けられた筒部と駆動モータからなる吸着カップ搬送部が全体光学系と同様に平板に固定されている。この筒部には、下端に吸着カップを取り付けるカップ受け部を備えた搬送用アームが取り付けられ、駆動モータの駆動により、搬送用アームが下方に降下し、カップ受け部に取り付けられた吸着カップの吸着面を下に向け、かつ載置ステージ(載置台)上に載置された眼鏡レンズ表面の真上に搬送用アームが旋回するようになっている。筒部、アーム部、カップ受け部と駆動モータで吸着カップの吸着機構を構成する。カップ受け部の構造は、図に示す通りで、従来、吸着カップの基部を、カップ受け部上下に内蔵されたワイヤー状のバネで挟持する構成のみであったため、例えば防水加工された眼鏡レンズに吸着治具を装着した場合、両面テープを取り付けた吸着カップが眼鏡レンズに吸着せず、アーム部に吸着カップが残ってしまう問題があった。そこで、カップ受け部の外側側面に、カップ受け部移動部から外側側面に突出したピンと係合する係合板部を設け、レンズ搬送アームが下方に降下して眼鏡レンズ表面に吸着カップを吸着する際に、カップ受け部に係る押圧力を介して係合板部から上記ピンがはずれるようになっており、吸着カップが眼鏡レンズに吸着され残るように構成されている。また、吸着後に、カップ受け部の移動部が移動し、移動部後端に設けられた光スイッチの光遮断を解き、光スイッチの光が通過することで、OFFのスイッチが入り、吸着作業が終了したことを装置内部の演算処理回路が判断し、搬送アームは上側の休止位置に戻り、レンズ載置台は最初の位置(装置開口部からレンズ載置台が外に飛び出した状態)に戻る。
<レンズメータ光学系> レンズメータ光学系130は、眼鏡レンズの特性を光学的に検出する装置であり、印点されていない円形の未加工レンズや、隠しマーク、印刷マーク、BFレンズ(セグメント)等の図形画像を認識できない眼鏡レンズに使用される。この場合、吸着治具の吸着位置を特定することができないので、そのような眼鏡レンズの場合には、レンズ載置台がY軸方向へ移動され、CL光学系の個所まで移動される。CL光学系は図の通り、上側に発光部、下側に受光部を備え、上下で向かい合うように構成され、発光部の後端には光学系が配置されている。
B.眼鏡レンズの図形画像の処理
次に眼鏡レンズの図形画像の処理について説明する。図1は本発明に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の画像処理の全体を示すフローチャートである。
本例では、眼鏡レンズの吸着治具取付装置100は、全体光学系で全体画像の取得し(S1)、非円形レンズを装着する枠替えレンズホルダ300の有無の判定(S2)を行なう。次に、眼鏡レンズLの有無を判定(S3)を行ない、さらにレンズの種別判定(S4)を行なう。この処理により累進多焦点レンズの処理(S5、S9、S11)、セグメント(小玉)付きレンズ(バイフォーカスレンズ)の処理(S6)、印点付きレンズの処理(S7)、無印レンズの処理(S8)を行なう。
各処理が終了した後、眼鏡レンズLは吸着治具121の取付位置(ブロック待機位置)に移動され(S11)、レンズの半径、フレームの形、眼鏡装着者の瞳間距離等の寸法関係が解決できるかどうかが判断される(半径データの比較処理)(S12)。そしてさらにレンズの左右を確認し(S13)、吸着治具121を吸着させる処理(ブロックの吸着実行処理)(S14)がなされ、取り出され一連の処理は終了する。
全体画像の取得(ステップS1) 開口部141がCCDカメラ105で撮像されると、図5に示すように映像データとしてグレイスケールで、画像には、眼鏡レンズの影1100、眼鏡レンズLを保持するピン142の影1302、レンズ保持棒202の影1201の他ペイントの影1500、遠用中心マークの影1501,近用中心マークの影1502、アイポイントを示す隠しマークが撮影される。
また、枠替えレンズホルダ300を使用している場合には、レンズL、環状基板301の陰、レンズ保持用アーム302の影1301等が撮影される。
枠替えレンズホルダの有無判断(ステップS2)この処理では、対象となるレンズが加工済みや非円形であった場合に使用される枠替えレンズホルダの有無を検出する。
本例では、枠替えレンズホルダの有無判断は、図3及び図4に示すように、枠替えレンズホルダ300の周囲に設けられた透光孔304を検出することによりなされる。
具体的には以下の処理による。まず透光孔304のある位置を中心とした35×35pixelの処理領域を切り出し(S21)、処理領域全体をサーチして最大輝度値を求め、その値を輝度値の上限、値0を同下限として、コントラストを上げ(S22)、閾値を設定し、処理領域画像の2値化を行なう(S23)。
次に、予め用意した穴の2値化テンプレート画像を用いて、2値化した処理画像との差分を求め、差分が0となる画素の数を数える(値が同じとなった画素の数を数える)(S24)。その総数が決められた閾値以上であれば対象とした処理領域には穴が開いており、枠替えレンズホルダが設置されていると判断する(S25,S26)。閾値以下の場合には枠替えレンズホルダ300は設置されていないと判断する。
レンズの有無し判断(ステップS3) 本例では、眼鏡レンズLがステージ上に乗せてあるかを判断する。枠替えレンズホルダ300の有無により処理が異なるが、基本的にはステージ上に何かがあればレンズ有りと判断する。
ステップS2で枠替えレンズホルダ300が無いと判断した場合には、眼鏡レンズLの外形に限らず、処理領域内にノイズ以外のもの(ペイントマーク・セグメント・隠しマーク・レンズなど)がある否かで判断する。
この判断は、図4に示す手順による。まず、図5に示すように、処理領域1106をステージの中心から、ステージ上の3つのピンに重ならない1方向の領域を縁まで切り出す(S301)。次にこれらの領域1106内の閾値以下の画素を2値化して処理領域全体をサーチし、予め定めた閾値以下の画素数を計数する(S302)。計数した画素数が決められた値以上であった場合はレンズが入っているものと判断する(S303,S304)。計数した画素数が閾値未満であるときには、レンズ無しと判定する。
ステップS2で枠替えレンズホルダ300が有りと判断した場合には二段階の判定を行なう。この場合、枠替えレンズホルダ300に眼鏡レンズLが挿入、保持されている場合には、レンズ保持用アーム302(撮影画像中符号1301で示している)がある程度開いていると考えられるため、はじめはステージ中央にアームがあるか判定を行う。次に、ステージ中央から6方向にサーチを行ない、少なくとも1方向においてステージの縁までエッジが検出できなかった場合に、レンズが挿入、保持されていないと判定する。
この処理は図6に示す手順による。まず、ステージ中心部の領域1107を指定して切り出し(S311、図7)、切り出した処理領域全体をサーチする。予め定めた閾値以下の画素数を計数して(S312)、計数した画素数が閾値以下の場合は、その領域にレンズ保持用アーム302が存在していないとして次の判定へ進む(S313、図8,図9)。閾値以上の場合は、領域内にアームが存在し、レンズが無いと判断して(S320、S321)終了する。
次に、レンズ外形のサーチを行なう。即ち、図10に示すようにステージ中央からのレンズ保持用アーム302の軸303付け根の両脇へ向けて画素を追って行く(S314)。このサーチは、図10に示すように3本のレンズ保持用アーム302の軸303付け根の両脇に向けて位置する計6方向についてそれぞれ行なう。この処理は、現在の画素から次の画素位置を計算し(S315)、その地点の輝度と前回位置の輝度との差分を計算し(S316)、差分値が所定値より大きくかつステージの近傍でないとき(S317,S318)には、レンズがある(S317、図11)と判断する。この処理を全ての方向について行ない(S324)、少なくとも1つの方向でステージの近傍での差分が大となる場合にレンズが無いと判断して(S322,S323、図12)終了する。
レンズの種別判断及びレンズの水平合わせ(ステップS4、S5)次に、レンズの種別の判断について説明する。この処理は、図13に示す手順による。まず、全体画像を取得する(S401)。累進多焦点レンズの場合は図17に示す画像が得られ、バイフォーカルレンズの場合は図15に示すセグメントLSを含んだ画像が得られる。
次に画像をより鮮明にするために、輝度値の最大値と最小値を設定し、その間で256階調となるように全体の画素の輝度値を変更する。また、最大値以上の画素は輝度値を255に、最小値以下の画素は輝度値を0として値を与える。これにより、コントラストが強調される。
そして、この画像全体にLOG(Laplacian Of Gaussian)フィルタをかけてレンズの外形やペイントマーク、セグメント輪郭の抽出を行なう。LOGフィルタは、注目画素とその近傍画素の輝度値に対してまず、ガウス関数によって決められた重みを掛け合わせることで平滑化を行ない、さらにエッジを抽出するためにラプラシアンをかけるものである。
さらに、フィルタ処理によって求められた各画素の値に対して、与えた閾値以上の値を輝度値255に、閾値以下の値を輝度値0に変換し2値化を行なう(S402)。これにより、例えば図18に示すような2値画像が得られる。なお、この例は累進多焦点レンズに2値化処理を行なったものである。
ステップS402で作成した画像には必要とするレンズ外形やペイントマーク以外のノイズも数多く抽出してしまう。それを取り除くためにラベリングを行ない微小なノイズの消去を行なう(S403)。ここで、ラベリングは連結している画素に同じラベル番号を付け区別する公知の処理である。
次に付けられたラベル番号のうちその総数が少ないものはノイズであるとして取り除く。このときその閾値は印点がノイズとされないように与える必要がある。ノイズ除去処理により、例えば図19に示す画像が得られる。
次に眼鏡レンズLの幾何中心を決定する。図20示すように、眼鏡レンズLの外形から左下、右下、上の3個所を選び、この3点を通る円の中心を求め、その位置をレンズの仮中心とする。これはラインの検出など探索領域を決定するためのものであり、厳密である必要は無い。外形の3点の求め方は、開口部141の最外から、左下、右下は横方向、上は縦(下)方向にサーチを行ない、1番目のエッジをレンズの縁であるとする。
次に上記処理で求めたレンズの仮幾何学中心を中心とした領域(300×60pixel:図21に示した領域)を水平ペイントラインの抽出処理領域として切り出す。図22に示した領域で水平ペイントマークの抽出(傾き計算)で抽出した画像内で、最も輝度値255の画素数が多い直線を求め(ハフ変換)、その直線を水平ペインマークとする。ただし、抽出した直線上に輝度値255の画素数が少数であった場合は、印点である可能性があるため水平ペイントマークではないとする。さらに、ここで求めた水平ペイントマークの傾きを求める。この水平ペイントを確認したレンズを累進多焦点レンズと判定する(S406)。
次に、上記処理によって累進多焦点レンズと判定したレンズについて、隠しマークの検出を行なう。この処理は、隠しマークの位置検出及び隠しマーク位置のペイント有無の判断を行なう(ステップS5〜S10)。また、この処理は、隠しマークを検出して吸着ポイントの決定するものである。
まず、拡大画像取得前に概略レンズの傾き修正を行なう(S5)。レンズ種別判断(S4)で求めたレンズの仮幾何中心とレンズの傾きを用いて、レンズの水平ペイントマークが水平になり、仮幾何中心が画像の中心に来るようにステージの移動、回転を行なうものである。
次に、拡大画像を取得する。このとき、隠しマークが目視できるように拡大撮影用のCCDカメラ106で2倍の拡大画像を取得する。得られた画像を図23に示す。この画像は、上述した画像と同様のグレイスケールで取得される。また、画像には、レンズ保持棒202の影1201の他ペイントの影1500、遠用中心マークの影1501,近用中心マークの影、2つの水平基準隠しマークの影1503、アイポイントを示す隠しマークの影1505が現れている。
次に隠しマーク抽出領域の設定を行なう。一般的な眼鏡レンズLの規格から、水平基準隠しマークは、画像の中心から水平方向に左右17mm(約170pixel)の地点付近にあると推定できる。そこで図24に示すように、その点を中心とした縦50〜70pixel×横90〜110pixelの長方形の枠1600を隠しマークのサーチを行なう領域として抽出する。
まず画像データの2値化処理を行なう。指定した領域にCannyオペレータをかけ、エッジの抽出を行ない、それぞれの画素の値が定めた閾値以上である場合は値255に、閾値以下の場合は値0とする。これにより輝度値の変化が急である個所において値が255になる。
次に作成した2値化画像から、領域の外周に掛かっている水平ペイントマークなどのエッジを取り除き図30(a),(b))、ラベリングを行ない、連結画素数の小さなノイズを取り除いた後(図30(c))、隠しマークの検出を行なう。これは、27×27pixel程度の枠を作り領域内のサーチを行ない、処理領域内で最もエッジ量が多い範囲を探すことにより行なう。
次に検出したマークが隠しマークであるか、ペイントであるかの判定を行う。即ち検出した隠しマークの位置にペイントマークが含まれているかを確認するのである。図31に示すように、枠の範囲を対象に低い閾値(輝度値100程度)を設定して2値化を行なう。その結果、領域内に輝度値0の画素があった場合はペイントが含まれているとしてペイントマークでの重心計算を行なう。図31(a)はこの処理を行なって隠しマークであることが分かった例を示し、図31(b)はこの処理を行なってペイントであったことが判明した例である。
次に、画像上の隠しマーク位置を決定した後目印を描画・表示する。これは図25に示すように、検出した隠しマーク2点間を結ぶ水平ライン(直線)401描画・表示し(S51,52)、ついで隠しマーク位置で前記水平ライン401に交差する垂直ライン402を描画・表示する(S53)。この際、水平ライン、垂直ラインは見やすい色に設定するとよい。
また、後述する、検出したアイポイントマーク(吸着位置、ブロッキングポイント)にも十字マーク403を描画する(S54)。これらは生画像データに直接描画し、マニュアル位置合わせと同様に、圧縮して液晶表示部160に描画する。すなわち、検出した2つの水平基準隠しマークの影(画像データ)1503やアイポイントを示す隠しマークの影(画像データ)1505などに直接描画し、液晶表示部160に水平ラインを表示することにより、隠しマーク検出位置等を目視にて確認可能にする。
図26、図27、図28、図29にその表示例を示す。各図は、累進多焦点レンズのメーカー仕様に対応させており、それぞれ水平ライン401、垂直ライン402、十字マーク403を表示している。なお、表示する目印は上記直線、十時線に限らずどのようなものであってもよい。
次に、アイポイントの抽出を行なう。前記処理で求められた範囲内における輝度値255の画素の座標平均を求め、それを隠しマークの重心とする。図32(a)は隠しマークの重心を得た例である。この処理と同様に求めた2値化した画像から輝度255の画素の座標平均を求め、図32(b)に示すように、その点をペイントマークの重心とする。
さらに、レンズの傾きを求める。求めた2つの隠しマークの座標からレンズの傾き及び中心位置を求めるのである。図33に示すような十字マークのテンプレートにより、図34に示すように、中心位置から水平ペイントマークの垂直方向上側0、2mm、4mmの地点でマッチングをかけ、相関を取る。最も相関値が高いところがアイポイントを示す十字マークのある位置であるとする。また、相関値が全て一定値以下であった場合はアイポイントを示す十字マークが無いものとする。その場合の処理は別途定める。
次にバイフォーカスレンズのセグメントを検出し、吸着治具121の取付位置を決定する。まず、セグメントのエッジ画像の取得を行なう。ここで前記ラベリング時に、ラベル毎の重心と連結数が算出されている。
図15に示した画像を対象とした場合、眼鏡レンズLには、ラベル1:レンズL、ラベル2、3,5:レンズ保持棒300の影1201、ラベル4:セグメントのエッジ1401の領域が割り振られている。これらの領域の重心は図16の円1410、1411、1412に囲まれた点で表される。これら重心座標、連結数、及びサイズは表1に示されている。
次に、ラベルの重心が入力画像のある範囲内にあるかどうかを確認する(S413)。
この処理は、図16に示すように、枠1413内に重心があるものをセグメントの候補とする。セグメントの重心は必ず画像全体の下半分の中央付近にあると予想できるから行なる。さらに、ラベルの連結数がある範囲内にあるかどうかを確認する(S414)。予め、セグメントの連結数はだいたい450〜2000画素程度であることを確認しているからこの範囲にあるものをセグメントとして抽出する。さらに、それぞれのラベルで右の様に幅と高さを測る(S415)。これは、図38に示すようにセグメントの輪郭線1401に接する水平線及び垂直線を引きその間隔をそれぞれ高さ及び幅として検出する。この幅及び高さは、レンズが傾いていたとしても100×100〜300×300画素程度の範囲に納まることを確認している。
全ての判定(S413〜S415)を満足したら、そのラベルのついているエッジをセグメントのエッジとみなし、バイフォーカルレンズであると判定する(S416)。全てのラベルをチェックして、全ての判定を満足するものが無ければ、バイフォーカルレンズではないと判断し、別のレンズの判定へ移る。
他のレンズの判定として、印点付きレンズの判定を行なう(S407)この処理は、累進多焦点レンズでもバイフォーカルでもない場合にこの処理を行なう。
印点付きレンズの処理は、まず、ラベル付けされた2値化画像の取得し、ラベルリング時(ステップS403)の処理において、各重心が求まっているので、2つのラベルの重心を取り出し、その中点に重心を持つラベルがあれば、それらを印点の3点とみなす。そして、全てのラベルをチェックして、印点が無ければ、無印レンズと判断する。
次に、バイフォーカルレンズのセグメント検出を行なう(ステップS6)。この処理は、バイフォーカルレンズのセグメントを検出して吸着点座標・傾きの算出を行なうものである。この処理は、図35に示したフローチャートに沿って行なう。
以下詳細に説明する。ここでは、図37に示すように、吸着位置1407は2つのコーナー点1402、1404の垂直二等分線と上側曲線の交点とし、レンズの傾きθは図32に示すように、2つのコーナー点1402、1404を結ぶ線分の傾きθとした。
次に、セグメントのエッジから重心を求め、重心からエッジまでの距離を取って、距離関数を作成する。そして、距離関数の極大値をコーナーとする。
この手順は図35に示すように、まず、エッジを検出する(S601、S631)。この処理はレンズの種別判定(S4)で既に説明した。この検出されたエッジを元にセグメント有無の判断を行なう(S602)。セグメントはレンズ中央よりやや下に位置し、サイズもある程度の範囲内にあり、また、エッジ画像には既にラベルが付いていることから、これらを利用して、ラベル付けされたエッジ毎に、重心、連結数、サイズを求め、予め決めた閾値と比較し、これら3つ条件を満たしたエッジをセグメントのエッジとみなす。
それぞれの閾値は、実験により以下のように設定した。
重心:レンズ画像の下半分の中央付近の100×100〜300×300画素の範囲連結数:450〜2000画素(各ラベルの画素数)サイズ:高さ、幅ともに50〜250画素 なお、サイズは図38に示すように、セグメントのエッジ1401の高さ及び幅の画素数を計測する。
次にエッジの細線化を行なう(S603)。セグメントエッジの重心を求める前にエッジに細線化を行なう。重心の求め方はステップS604で説明するが、エッジの出方に偏り(エッジの幅のムラ)がある場合、重心の位置がずれる可能性があるため、検出されたエッジを1画素幅に細線化する。この例では8近傍で処理を行なった。
次に、セグメントの重心を検出する(S604)。細線化されたセグメントのエッジから、以下の式を用いてセグメントの重心Gを求めた。
ただし、xi,yiはエッジ上のi番目(i=0〜n-1)の座標を示す。
さらに、距離関数を作成する(S605)。ステップS604で求めた重心Gから、セグメントのエッジ上の各画素までの距離Lnを求め、セグメントの所定の一点例えば1つのコーナー点のから1周分(360°)を並べ、距離関数とする。
次に距離関数からのコーナー部を検出する(S606)ステップS605で求めた距離関数から、2つの極大値を検出し、そこから、それらをコーナー部1402,1404として検出した。
コーナー検出を行なったバイフォーカルレンズのサンプルに係る画像を図41に示す。図中のA〜Dの記号は、距離関数上の記号との対応を示している。この時、計算に用いた重心を点Gで示す。また、求めた結果を図42の丸印に示す。
ここで、精度向上のため、距離関数にカーブフィッティングを行なう。図41の点Cで距離関数を左右2つの領域に分け、それぞれの距離関数に二次関数をフィッティングし、その交点に対応するエッジをコーナーとして抽出した。
また、距離関数の最大値と最小値の差がある一定範囲内なら、円形と判断する。既に述べたが、セグメントにはこれまで実験で扱ってきた半月形以外に、円形の場合もあるからである(図44参照)。その時の距離関数を図45に示す。この場合、重心からの距離関数は半月形のセグメントのとき異なり、ほぼ一定となっている。このように距離関数の最大値と最小値の差がほとんど無い場合には円形セグメントであると判断し、コーナー検出は行なわない。
次に、図46に示すように眼鏡レンズLのセグメントLSのエッジと、レンズ保持棒202とが重なった場合のコーナーの検出について説明する。本例を使用するにあたり、様々なメーカーのレンズに対応させるため、レンズ保持棒202とセグメントLSの重なりは避けられない。これらが重なったまま撮影すると、図47に示す画像が得られる。この画像からしてエッジを検出すると、レンズ保持棒202の影1201を含んだセグメントのエッジ1401を検出してしまい、重心からの距離関数の作成に影響を及ぼすこととなる。そこで、このような場合でも、コーナーの検出(消えていた場合は推定)が行なるような処理を行なう。概略の手順を図48に示すフローチャートに示した。
本例では、セグメントLSのエッジを検出し(S621)、エッジに端点がない場合には上述した図35に示した通常の処理を行い(S633)、エッジが隠されている場合は、以下の処理を行う。まず、エッジを延長する補正を行いエッジを閉曲線にする(S623)。次に、この閉曲線となったエッジの仮重心を求め、距離関数を作成する(S624,S625)。そして、エッジの形状が円である場合には、セグメントが円形である場合の処理(S626,S634)を行い、エッジが円形でない場合は、以下の処理を行う。
エッジが円形で無い場合には、距離関数から残っているコーナーの数を計算する。残ったコーナーが1つの場合には、小玉のエッジに曲線及び楕円をフィッティングして近似エッジを求め(S628)、両線の交点をコーナーとする(S629)。
残ったコーナーが2つある場合には、その位置を求め(S630)コーナー位置を算出する(S632)。
次に、残ったコーナーの数え方について説明する。
レンズ保持棒202がセグメントエッジのどの部分と重なってエッジの途切れを生じているかを(イ)コーナー以外の部分が欠けている場合(図62:2つのコーナーが残っている)(ロ)左右どちらかのコーナーが欠けている場合(図64:残ったコーナーは1つ)2つの場合に分けて考えることとする。それぞれの場合の距離関数を図63、図65に示した。
距離関数の極大値である変曲点の数を求め、その数をコーナーの数とみなすこととする。
ただし、図63、図67に示すように、距離関数自体は凸凹が激しいため、ここでは距離関数の加重平均を取り、ある区間毎の傾きを用いて求めた。
上記の方法で、図67、図69に示した画像の、距離関数と変曲点を求めた。その結果を図66、図68に示す。なお各図中に、極大値である変曲点を示す部分を丸印で示した。結果、図68の距離関数では2個、図72の距離関数では1個の極大値が存在することを確認できる。また、ここでは示さないが、この他の画像においても、この方法により極大値の数を求めることができることを確認した。
次に、残ったコーナーの検出と隠れた場合の位置の推定についての説明をする。
レンズ保持棒202の位置は画像のどの位置に来るのか予め分かっているので、レンズ保持棒202の位置にはマスクを掛けてエッジの検出を行なった。また、3本のレンズ保持棒202とセグメントのサイズから、多くても1本のレンズ保持棒202にしか掛からないことを確認したので、ここでは(イ)コーナー以外の部分でレンズ保持棒202と重なった場合(ロ)コーナーでレンズ保持棒202と重なった場合の2つの場合に分けて、距離関数を求めることとした。
(イ)コーナー以外の部分でレンズ保持棒202と重なった場合この場合図50に示す画像について処理を行なった。求めた重心Gから作成した距離関数を図51に示す。この結果より、レンズ保持棒202によりエッジが途切れていても、コーナー付近で極大値を取ることを確認できた。しかし、レンズ保持棒202と重なった部分のエッジが無くなっているので、エッジから得られる重心Gは、図50の点Cの方へ寄っている。そのため、レンズ保持棒202と重なりの無い場合の距離関数(図42参照)に比べると、コーナー付近を示す2つの極大値(BとC)の大きさにずれが生じているの確認できる。
この結果、エッジが途切れた場合でも距離関数の二次関数へのフィッティングにより、コーナー付近の抽出を行なうことはできる。しかし、ここでの距離関数では重心位置がずれているためにフィッティングした二次関数の交点が本来のコーナー位置とはずれてしまう場合がある。そこで、図49の点Aと点Dからそれぞれ直線を伸ばし、セグメントの疑似エッジを作り、仮の重心G’を求め、そこから距離関数を計算する。端点A、Dから伸ばす直線は、端点から5点分の座標を元に最小二乗法によりその式を求める。その結果を図47に、得られた距離関数を図52に示す。図中の線分AEと線分EDが追加された直線であり、符号G’は疑似エッジから求めた仮重心である。
ここで作成した疑似エッジからのコーナー検出の結果を図53の○印として示し、距離関数に二次関数をフィッティングした結果を図54に示す。
(ロ)コーナーでレンズ保持棒202と重なった場合 概略の処理手順を、図60のフローチャートに示した。即ち本処理では、画像エッジ中から2つの端点を検出し(S641)、距離関数を作成する(S642)。次に残りのコーナを検出する(S643)がこのとき距離関数の極大値を残ったコーナを判断する。ついでエッジを上下2つに分離し(S644)、さらに各エッジの近似曲線・楕円の算出を行い、両者の交点をコーナーとして算出する(S646)。
また、これらの処理は、図56に示した画像を用いて行なった。ただし、この画像は後の精度検証で検出位置の比較を行なうため、レンズ保持棒202と重なっていないセグメントにレンズ保持棒202の影を書き加えたものである。エッジの検出結果を図56に示し、その距離関数を図58に示す。まず、レンズ保持棒202がセグメントのエッジと重なった場合に重心からの距離関数を作成すると、どのような結果が得られるのかを示す。
得られた距離関数(図58)から、残っているコーナー(点B)については極大値を取ることで、その位置検出ができることが分かる。しかし、もう1つのコーナーはレンズ保持棒202により隠れているため、エッジを得ることができず、コーナーの検出はできない。そこで、ここでは図59に示すように、レンズ保持棒202により隠されてしまったコーナー位置の推定を行なう。即ち、セグメントの形に注目して、コーナーを境にエッジを上側と下側のカーブに分離し、それぞれ近似曲線や近似楕円を当てはめ、その交点をコーナーとするのである。
まず、エッジを分離する(S641)。図58に示した距離関数に基づいて、残っているコーナーの大まかな位置(点B)を境にエッジのデータを分離する。エッジの分離の後、それぞれのエッジの近似曲線または楕円の式を求める。これらの近似の結果を図61に示す。
ここで、この方法により得られた画像はレンズ保持棒202を後から加えた画像なので、元の画像上ではどの位置に結果が出ているのかを確かめるため、元の画像に結果を数値化した。
得られたコーナー位置を図68に示す。この結果より、コーナーがレンズ保持棒202と重なって消えていた場合でも、近似曲線や楕円を求め、その交点からコーナー位置の推定を行なることを確認した。
以上、レンズ保持棒202でセグメントLSのエッジに途切れが生じた場合の対応について述べた。まず「距離関数から残ったコーナーの数を数える」アルゴリズムを用いて、
レンズ保持棒202がセグメントのどの部分と重なってエッジに途切れを生じているのかが確認できる。残っているコーナーの数に応じ、2個なら距離関数の極大値からコーナーの位置を検出し、1個ならセグメントのエッジを曲線や楕円に近似し、両線の交点をコーナーとして検出した。
これで全ての種類の眼鏡レンズLの吸着点が判明したことになる。次に、X−Yステージ141を移動して吸着治具の吸着治具搬送部120が吸着治具121を設置する個所に眼鏡レンズを移動する(ステップS12)。さらに、レンズの左右判断(ステップS13)を行なう。
(イ)累進多焦点レンズの場合 レンズの吸着ポイントが決定した後、スタート時にユーザーが行なったレンズの左右の選択が正しく行われているか、画像処理によってその成否を確認する。レンズの左右判定は、累進多焦点レンズの近用部ペイントマークの重心が隠しマーク中点の左右どちら側にあるかによって決定する。
この処理は、まず、図70に示すように隠しマーク検出時に導出した2つの隠しマークの中点を基に処理を行なう領域を切り出す。次に、切り出した処理領域内をサーチし、予め設定した閾値以上の画素をペイントであるとして、その画素の座標値を求める。さらに、求めた座標の平均値、つまり重心を求め、重心が隠しマークの中点のどちらにあるかによってレンズの左右を判断する。
(ロ)バイフォーカルレンズの場合この処理は、図71に示すように撮影したセグメントの形状より水平線及び垂直線を取り、レンズ外形の幾何中心と吸着点を比較し、どちらの方向にあるかで、左右判断を行なう。レンズ外形の幾何学中心Oと、吸着点1407との位置関係で定めた。幾何中心が吸着点より左にある場合は左レンズ、右にある場合は右レンズと判断する。
以上の処理の終了後、吸着治具搬送部120で吸着治具121を眼鏡レンズLの吸着点1407にせ、眼鏡レンズLを吸着治具搬送部120で装置外に搬出して一連の処理は終了する。
本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の処理全体を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ検出の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ検出の処理を示す図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のレンズ有無判定の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のレンズ有無判定の処理時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のレンズ有無判定の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ検出時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ検出時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ検出時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ装着中におけるレンズ検出時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ装着中におけるレンズ検出時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダ装着中におけるレンズ検出時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のレンズ判別の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズ判別の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズ判定時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズ判定時の重心を示す図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時におけるエッジ検出画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時におけるノイズ除去後の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における半径判定の画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における水平線検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における水平線検出のための拡大画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における隠しマーク検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における隠しマーク検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着軸取付装置の累進多焦点レンズにおいて目印を付する手順を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着軸取付装置の累進多焦点レンズにおいて目印を付した状態を示す画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着軸取付装置の累進多焦点レンズにおいて目印を付した状態を示す画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着軸取付装置の累進多焦点レンズにおいて目印を付した状態を示す画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着軸取付装置の累進多焦点レンズにおいて目印を付した状態を示す画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における隠しマーク検出のための拡大画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における隠しマーク、及びペイント検出のための拡大画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における隠しマーク、及びペイント重心検出のための拡大画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における隠しマーク検出のためのテンプレートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズ判定時における隠しレンズ中心検出のための拡大画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出のための距離関数を説明する画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメント検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置にバイフォーカルレンズを載置した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出の処理全体を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズでセグメントコーナ検出した結果を示す画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のカーブフィティングを示す図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のカーブフィティングを示す図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズでセグメントコーナを検出した結果を示す距離関数のグラフである。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズでセグメントコーナを検出した結果を示す画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズのセグメントコーナ検出のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の累進多焦点レンズの左右を判断するための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のバイフォーカルレンズの左右を判断のための画像である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置のレンズ載置部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る眼鏡レンズの吸着治具取付装置の枠替えレンズホルダを示す斜視図である。
符号の説明
100
吸着治具取付装置
103 発光ダイオード
104
コリメータレンズ
105
CCDカメラ
106
CCDカメラ
107
ハーフミラー
108
ハーフミラー
109
反射板
110
全体光学系
111
モータ
120
吸着治具搬送部
121
吸着治具
130
レンズメータ光学系
140
レンズ載置部
141
開口部
142
ピン
150
ステージ部
160
液晶表示部
170
画像処理部
171
カード入出力部
172
外部接続インタフェース部
173
電源装置
180
吸着治具
200
レンズ保持具
201
基板
202
レンズ保持棒
300
レンズホルダ
301
環状基板
302
レンズ保持用アーム
303

304
透光孔
401
水平ライン(目印)
402
垂直ライン(目印)
403
十字マーク(目印)

Claims (12)

  1. 眼鏡レンズを開口部内に配置できる載置台と、
    前記開口部に載置された眼鏡レンズの画像を撮影する撮像手段と、
    撮像された前記眼鏡レンズの画像から吸着治具の取付位置を特定する位置決定手段と、
    吸着治具を前記眼鏡レンズの取付位置に配置する装着手段とを備えた眼鏡レンズの吸着治具取付装置において、
    前記位置決定手段は、前記撮像手段で撮像した前記開口部内部の画像から眼鏡レンズの隠しマークの有無及び位置を検出するマーク検出手段と、
    前記検出した位置を示す目印を眼鏡レンズの画像に重畳させて表示する表示手段と、
    表示手段に表示された直線をもとに眼鏡レンズにおける前記吸着治具の装着位置を求める装着位置決定手段を備えたことを特徴とする眼鏡レンズの吸着治具取付装置。
  2. 前記目印は、吸引治具の取付位置を示すものであることを特徴とする請求項1の眼鏡レンズの吸着治具取付装置。
  3. 前記目印は、前記取付位置を決定するための2個所の隠しマークを結ぶ直線および/または該隠しマークを通り前記直線に垂直である直線としたことを特徴とする請求項1または2の眼鏡レンズの吸着治具取付装置。
  4. 前記マーク検出手段は、前記撮像手段により取得した画像の2値化処理、ノイズ除去処理を行い、眼鏡レンズ上の隠しマークのエッジ画像を獲得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付装置。
  5. 前記マーク検出手段は、前記撮像手段が取得した画像から、エッジを作成し、該エッジにテンプレートを適用することで隠しマークを検出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付装置。
  6. 前記位置決定手段は、獲得した隠しマークの画像の重心あるいは直線の中点から吸着治具の取付個所を特定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付装置。
  7. 眼鏡レンズを開口部内に配置できる載置台と、
    前記開口部に載置された眼鏡レンズの画像を撮影する撮像手段と、
    撮像された前記眼鏡レンズの画像から吸着治具の取付位置を特定する位置決定手段と、
    吸着治具を前記眼鏡レンズの取付位置に配置する装着手段とを備えた眼鏡レンズの吸着治具取付装置の位置決定方法において、
    前記撮像手段で撮像した前記開口部内部の画像から載置台に配置された眼鏡レンズの隠しマークの有無及び位置を判別し、
    前記検出した位置を示す目印を眼鏡レンズの画像に重畳させて表示し、
    その目印に基づいて眼鏡レンズにおける前記吸着治具の装着位置を求めることを特徴とする眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法。
  8. 前記目印は、吸引治具の取付位置を示すものであることを特徴とする請求項7の眼鏡レンズの吸着治具取付方法。
  9. 前記目印は、前記取付位置を決定するための2個所の隠しマークを結ぶ直線および/または該隠しマークを通り前記直線に垂直である直線としたことを特徴とする請求項7または8の眼鏡レンズの吸着治具取付方法。
  10. 前記撮像手段により取得した画像の2値化処理、ノイズ除去処理を行い、眼鏡レンズ上の隠しマークのエッジ画像を獲得することを特徴とする請求項7ないし9のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法。
  11. 前記撮像手段により取得した画像から、エッジを作成し、該エッジにテンプレートを適用することで隠しマークを検出することを特徴とする請求項7ないし10のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法。
  12. 獲得した隠しマークの画像の重心あるいは直線の中点から吸着治具の取付個所を特定することを特徴とする請求項7ないし11のいずれかの眼鏡レンズの吸着治具取付位置決定方法。
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