JP2006109385A - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の特徴量を利用して、消失点を算出することができる。
【解決手段】n個の特徴量抽出部51それぞれには、入力画像が供給され、各特徴量抽出部51は、1フレーム毎にその各画素の所定の特徴量を抽出する。例えば特徴量抽出部51−1は、色差値を抽出し、特徴量抽出部51−2は、エッジ強度を抽出する。各特徴量抽出部51は、抽出した各画素の特徴量を特徴量評価部91に供給する。特徴量評価部91は、特徴量抽出部51から供給された特徴量に基づいて各画素の評価値を算出し、量子化部52に供給する。量子化部52は、特徴量評価部91から供給された各画素の評価値に基づいて、入力画像を量子化する。
【選択図】 図32

Description

本発明は、画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、被写体像の動きを利用した画像処理に最適な画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
例えば真上から見ると図1に示すような花畑を、ビデオカメラによって、一定の仰角で撮像すると、図2に示すように、所定の模様が手前になるほど粗く、遠ざかるほど細かくなる映像が得られる。なお以下において、一定の仰角で撮像された場合に、手前になる程粗く、遠ざかるほど細かくなる傾向を有する模様の単位を、肌理と称し、その傾向の程度を、肌理の勾配と称する。
ところでビデオカメラでは、通常、撮像の結果得られた画像について、被写体像の動きを利用したノイズリダクション等の処理を施して、録画等がなされる。
具体的には、図2に示したように一定の仰角を伴って、水平方向に直線運動するビデオカメラにより撮像された被写体の像は等速直線運動になっていないので、撮像画像の中の等速直線運動と近似し得る部分が適宜検出されて、その部分に対応する1つ前の画像の部分に動き補償がなされ、検出された部分と足し合わされることで行われる。
しかしながら一定の仰角で撮像された画像上の被写体像は、等速直線運動していないので、結局、正確に動き補償を行うことができず、ノイズリダクション等の処理も適切に行うことができない問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、被写体像の動きを利用した処理を適切に行うことができるようにするものである。
本発明の画像処理装置は、撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量を抽出する抽出手段と、抽出された複数の特徴量に基づいて評価値を算出する評価値算出手段と、評価値に基づいて、入力画像を量子化する量子化手段と、量子化手段により量子化された入力画像に基づいて、消失点を算出する消失点算出手段と、消失点の情報を用いて画像の処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする。
評価値算出手段は、複数の特徴量に、各特徴量に応じた重み付けを行って評価値を算出することができる。
評価値算出手段は、入力画像の一部または全部の特徴量に基づいて、特徴量に応じた重みを算出し、算出したその重みで重み付けを行って評価値を算出することができる。
本発明の画像処理方法は、撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量を抽出する抽出ステップと、抽出された複数の特徴量に基づいて評価値を算出する評価値算出ステップと、評価値に基づいて、入力画像を量子化する量子化ステップと、量子化ステップにより量子化された入力画像に基づいて、消失点を算出する消失点算出ステップと、消失点の情報を用いて画像の処理を行う画像処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量を抽出する抽出ステップと、抽出された複数の特徴量に基づいて評価値を算出する評価値算出ステップと、評価値に基づいて、入力画像を量子化する量子化ステップと、量子化ステップにより量子化された入力画像に基づいて、消失点を算出する消失点算出ステップと、消失点の情報を用いて画像の処理を行う画像処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の画像処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量が抽出され、抽出された複数の特徴量に基づいて評価値が算出され、評価値に基づいて、入力画像が量子化され、量子化された入力画像に基づいて、消失点が算出され、消失点の情報を用いて画像の処理が行われる。
本発明によれば、消失点を用いて画像処理を行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明の画像処理装置は、撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量を抽出する抽出手段(例えば、図32の特徴量抽出部51)と、抽出された複数の特徴量に基づいて評価値を算出する評価値算出手段(例えば、図32の特徴量評価部91)と、評価値に基づいて、入力画像を量子化する量子化手段と、量子化手段により量子化された入力画像に基づいて、消失点を算出する消失点算出手段(例えば、図32の消失点算出部22)と、消失点の情報を用いて画像の処理を行う画像処理手段(例えば、図3の画像変換部13および処理部14)とを備えることを特徴とする。
図3は、本発明を適用した画像処理装置1の構成例を示している。画像処理装置1は、図2に示したような一定の仰角を伴って水平方向に直線運動するビデオカメラにより撮像された結果得られた画像(一定の肌理の勾配を有する画像)を、正面から撮像された画像(図2の例では、真上から撮像された画像(図1))(肌理の勾配がない画像)(以下、正対画像と称する)に変換する。すなわち被写体の像が画像中でも等速直線運動となるように変換される。
そして画像処理装置1は、正対画像全体に対して、例えば動き補償付きノイズリダクション処理を行う。すなわち正対画像中では被写体の像が等速直線運動になっているので、正確な動き補償を行うことができ、その結果ノイズリダクション等を適切に行うことができる。
画像処理装置1は、処理の結果得られた画像を、元の肌理の勾配を有する画像に戻し、例えばそれを図示せぬ記録媒体や表示部等に出力する。
画像処理装置1の構成について説明する。
画像入力部11は、図示せぬ撮像部によって撮像された結果得られた画像を入力する。例えば、図2に示すような、撮像部によって、一定の仰角を伴って水平方向に直線運動するビデオカメラにより撮像された画像が入力される。
画像入力部11は、入力した入力画像を、仰角算出部12および画像変換部13に供給する。
仰角算出部12は、画像入力部11から供給された入力画像から、その画像の撮像時の撮像部の仰角を算出し(例えば、フレーム毎に算出し)、画像変換部13および画像変換部15に供給する。
仰角算出部12は、図4に示すように構成されている。量子化部21は、画像入力部11から供給された入力画像をフレーム毎に量子化し、消失点算出部22に供給する。
消失点算出部22は、量子化部21から供給された量子化データに基づいて消失点(撮像画像上の座標)を算出し、仰角算出部23に供給する。
消失点とは、被写体の平面が無限遠方に収束する点であり、この例の場合、肌理の勾配から求められる。
仰角算出部23は、消失点算出部22から供給された消失点の座標を利用して、入力画像の撮像時の撮像部の仰角を算出し、その算出結果を画像変換部13に供給する。
なお量子化部21乃至仰角算出部23の構成および処理の詳細については後述する。
図3に戻り画像変換部13は、仰角算出部12から供給された撮像部の仰角に基づいて、画像入力部11から供給された入力画像を、正面から撮像した場合に得られる画像(正対画像)に変換する。すなわち被写体の像が等速直線運動する画像が生成される。画像変換部13は、変換した正対画像を、処理部14に供給する。
ここで画像変換部13の画像変換の原理について説明する。
例えば図5に示すような等間隔に穴が空いた鉄板Tを、図6に示すように、カメラCAによって所定の仰角θで撮像すると、図7に示すような、穴の模様(肌理)が手前になるほどが粗く、遠ざかるほどが細かくなるような勾配を有する画像Daが得られる。なお図7中の目盛りMは、穴の模様の縦方向(肌理の勾配方向)の位置を表している。
このような肌理の勾配を有する画像Daを、今度は、図8に示すように、プロジェクタPJを用いて、カメラCAの仰角θと同じ分だけ傾けられたスクリーンSCに表示すると、図9に示すように、実際の鉄板T(図5)と同様に、穴の模様が一定間隔で並ぶ鉄板Tの画像Dbが映し出される。
なお図9の矢印の元は、画像Daの所定の穴の模様の縦方向の位置を表し、矢印の先は、矢印の元の画像Daの穴の模様に対応する画像Dbの穴の模様の縦方向の位置を表している。
すなわち画像変換部13は、図9に示すような正対画像(画像Db)および入力画像(画像Da)の画素位置と仰角(θ)の幾何学的な関係を利用して、算出された仰角に基づいて、正対画像を構成する各画素に対応する入力画像の画素を検出し、検出した入力画像の画素の画像値を正対画像の画素に設定することで、正対画像を生成する。
なお消失点(正確には消失点の像)Rは、図7の例では、穴の模様の縦方向の間隔がなくなる図上、上方に存在する。また図9に示すように、消失点Rと焦点Qを結ぶ線は、被写体の面(図9の例では、スクリーンの面)と並行となることから、仰角(カメラ光軸と被写体の面の角度)は、消失点を求めることで得ることができる。すなわちこの理由から、仰角算出部12では、はじめに消失点を求め(消失点算出部22)、それを利用して仰角を算出する(仰角算出部23)。
図3に戻り処理部14は、画像変換部13から得られた正対画像に対して、動き補償付きノイズリダクション処理を行い、その結果得られた画像を、画像変換部15に供給する。
具体的には、動き補償付きフレームメモリ31は、画像変換部13から供給された正対画像を、所定フレーム分遅延させて、動きベクトル推定部32に供給する。動き補償付きフレームメモリ31はまた、アドレス制御部33の制御に従って、入力された正対画像について動きベクトル推定部32で推定された動きベクトルに応じた動き補償を行って記憶し、それを乗算器34に供給する。
動きベクトル推定部32は、画像変換部13から供給された正対画像と、動き補償付きフレームメモリ31から供給された正対画像(過去の画像)を利用してブロックマッチング等を行い、動きベクトルを推定し、アドレス制御部33に供給する。
アドレス制御部33は、動きベクトル推定部32から供給された動きベクトルに応じて、動き補償付きフレームメモリ31に記憶される正対画像をシフトさせる(動き補償)。
乗算部34は、動き補償付きフレームメモリ31から供給された正対画像(過去の正対画像)に係数k(0<k<1)を乗算し、その結果を加算器36に供給する。
乗算器35は、画像変換部13から供給された正対画像に係数(1−k)を乗算し、その結果得られた画像を加算器36に供給する。なお係数kは、推定された動きベクトルに基づいて信頼性判断が適宜行われて決定される。
加算器36は、乗算器34から供給された画像と、乗算器35から供給された画像を加算し、その結果得られた画像(ノイズが除去された画像)を画像変換部15に供給する。
画像変換部15は、処理部14から供給された正対画像(ノイズが除去された正対画像)を、仰角算出部12から供給された仰角に基づいて、入力画像と同様の肌理の勾配を有する画像(以下、出力画像と称する)に変換し、画像出力部16に供給する。
画像出力部16は、画像変換部15から供給された出力画像を、例えば図示せぬ表示部に出力して表示させたり、記録媒体に出力して記録させる。
次に、図10のフローチャートを参照して、画像処理装置1の動作を説明する。
ステップS1において、仰角算出部12(図3)は、画像入力部11から入力された入力画像から、撮像時の撮像部の仰角を算出する。ここでの処理を、図11のフローチャートと図4を参照して説明する。
ステップS11において、仰角算出部12の量子化部21(特徴量抽出部51)は、入力画像の1フレーム毎にその各画素の特徴量を抽出する。例えば各画素の色差値やエッジ強度が抽出される。なおエッジ強度を特徴量とする場合、特徴量抽出部51は、微分フィルタ(図示せず)を内蔵し、入力画像のエッジを強調してエッジ強度を抽出する。
ステップS12において、量子化部21の量子化部52は、ステップS11で抽出された各画素の特徴量に基づいて、入力画像を量子化する。
例えば特徴量が色差値である場合、所定の基準値と同じ色差値を有する画素の値が1とされ、それ以外の色差値を有する画素の値が0とされる。
例えば図2に示した入力画像は、図12に示すように量子化される。なお図12中、白点は、値1の画素を表し、黒点は、値0の画素を表している。
ここで基準値を決定するための処理を、図13のフローチャートを参照して説明する。
ステップS21において、入力画像(例えば、1フレーム)から、所定の特徴量(この例の場合、色差値)のヒストグラムが生成される。
ステップS22において、ステップS21で生成されたヒストグラムにおいて、度数の上位n個の色差値が選択される。
ステップS23において、ステップS22で選択されたn個の色差値の中から1個の色差値が選択され、ステップS24において、選択された色差値と同じ色差値を有する画素の位置が検出される。
次にステップS25において、図14乃至図16に示す例のように、ステップS24でその位置が検出された画素の、水平方向の位置(X軸座標)の最大値と最小値の差、および垂直方向の位置(Y軸座標)の最大値と最小値の差がそれぞれ算出されるとともに、その合計値が算出される。
ステップS26において、ステップS22で選択されたn個の色差値のすべてがステップS23で選択されたか否かが判定され、まだ選択されていない色差値があると判定された場合、ステップS23に戻り、次の色差値が選択され、ステップS24以降の処理が同様に行われる。
ステップS26で、すべての色差値が選択されたと判定された場合、ステップS27に進み、ステップS25で算出された合計値の中で最大の合計値が得られた色差値が基準値として選択される。
このようにして基準値が決定される。すなわち入力画像に、例えば比較的多く存在する色であって、入力画像全体に分布している色の色差値が基準値となり、そのような色について量子化される。
なおここでは特徴量が色差値である場合を例として説明したが、エッジ強度等の他の特徴量についても同様にして基準値が決定される。
図11に戻りステップS13において、仰角算出部12(消失点算出部22)は、ステップS12で得られた量子化データから消失点を算出する。
具体的には、消失点算出部22の肌理勾配算出部61は、ステップS12で得られた量子化データ(図12)から、ライン毎に、白点(肌理)の間隔の平均値(肌理勾配データ)を算出する。例えば図17に示すように、所定のラインにおいて値が1の画素a1,a2,a3,a4が並んでいる場合、その間隔の平均値が算出される。
そして肌理勾配算出部61は、算出したライン毎のこの平均値AV(図18)に基づいて、図19に示すように回帰直線を設定する。すなわちこの回帰直線が肌理の勾配に相当する。
次に消失点算出部62は、設定された回帰直線と、そのY軸(入力画像上のY軸)との交点を消失点として算出する。
消失点Rは、入力画像(図2)を見た場合の被写体の平面が無限遠方に収束する点であるので、図20に示すように入力画像を超えた位置に存在する場合もある。なお消失点RのX軸座標は、入力画像の中心点のX軸座標とする。
次にステップS14において、仰角算出部12(仰角算出部23)は、ステップS13で算出された消失点を利用して仰角を算出する。
仰角は、図21に示すように、消失点Rと焦点Qを結ぶ直線と、結像面Zの中心点と焦点Qを結ぶ直線からなる角度と同値であるので、仰角は、式(1)に示すように算出される。
Figure 2006109385
なお式中、pは、入力画像の中心点と消失点Rの距離(図20)であり、hは、入力画像のY軸方向の大きさ(高さ)(図20)であり、rは、p/hである。またkは所定の係数である(後述)。また図21に示した幾何学関係は、図22に示すこともできる。
このようして仰角が算出されると図10のステップS2において、画像変換部13は、その仰角を利用して、入力画像を正対画像に変換する。
具体的には、正対画像の画素(x1,y1)毎に、それに対応する入力画像の画素(x0,y0)が検出される(図23)。
正対画像の画素(x1,y1)、入力画像の画素(x0,y0)、および仰角θは、図24に示すような幾何学的な関係を有しているので、正対画像の画素(x1,y1)に対応する入力画像の画素(x0,y0)は、式(2)に示すように求められる。
これを用いて、入力画像が与えられたとき被写体平面上の実際の模様を推定することができる。
Figure 2006109385
次にステップS3に進み、処理部14は、画像変換部13により変換された正対画像に対して、上述したような動き補償付きノイズリダクション処理を施する。
ステップS4において、画像変換部15は、ステップS1で算出された仰角を利用して、処理部14によりノイズリダクション処理が施された正対画像を、元の肌理の勾配を有する画像(出力画像)に変換する。
具体的には、出力画像の画素(x0,y0)毎に、それに対応する正対画像(x1,y1)の画素が検出される(図25)。
出力画像の画素(x0,y0)、正対画像の画素(x1,y1)、および仰角θは、図26に示すような幾何学的な関係を有しているので、出力画像の画素(x0,y0)に対応する正対画像の画素(x1,y1)は、式(3)に示すように求められる。これを用いればフィルムにどのように像が写るかを知ることができる。
Figure 2006109385
次にステップS5において、画像出力部16は、画像変換部15から供給された出力画像を、表示部や記録媒体に供給する。
以上のような処理が1フレーム毎に繰り返し行われて、入力画像が処理される。
実際にカメラで撮影した画像から被写体平面上の模様を推定しようとする際、カメラの画角や原点からの距離は未知である場合が多い。正しいkおよびdの値を、それぞれk0, d0, 推定値をk1, d1とすると、推定した被写体平面上の点P(x1,y1)と実際の被写体平面上の点P(X1,Y1)との関係は、式(2)でk=k1, d=d1とし、これを式(3)でk=k0, d=d0としたものに代入することにより、式(17) となる。
Figure 2006109385
このことから、レンズの焦点距離 k h やカメラの原点からの距離 d が正確に求まっていなくても、推定した被写体平面上に描画した模様は、実際の被写体平面上の模様を x および y 方向に定数倍に拡大もしくは縮小したものとなる。このようにして求めた正対画像上では、多くの場合、物体は等速直線運動を行っていると考えることができる。
これは、簡単な作図によっても確認することが可能である(図27乃至図29)
例えば図21を参照して説明すると、画角fovは、式(4)に示すように、係数kで特定され、仰角は、式(1)に示したようにその係数を含んで求められるので、画角に応じて仰角は変化する。なお図27乃至図29の例において、縦方向の拡大率をrとすると、式(5)が成立する。
Figure 2006109385
Figure 2006109385
また以上においては、水平被写体を撮像した場合を例として説明したが、図30に示すように垂直被写体を撮像した場合においても、本発明を適用することができる。
この場合の画像処理装置1の構成例を図31に示す。この画像処理装置には、図3に示す画像処理装置1に、画像回転部71乃至スイッチ73がさらに設けられている。
画像回転部71は、画像入力部11から供給された入力画像(垂直被写体像をも含む可能性のある画像)を90度回転し、その結果得られた画像(以下、回転画像と称する)を、方向決定部72およびスイッチ73に供給する。
方向決定部72は、仰角算出部12から供給された信頼性情報に基づいて、スイッチ73を制御して、画像回転部71から供給される回転画像または画像入力部11から供給される入力画像を選択させ、いずれか一方の画像を仰角算出部12および画像変換部13に供給させる。
仰角算出部12は、仰角を算出する際に、はじめに、入力画像そのもの、および入力画像が90度回転された画像(回転画像)のいずれを利用して仰角を算出すればよいかを表す信頼性情報を生成し、方向決定部72に供給する。
具体的には仰角算出部12は、1フレームの入力画像および回転画像のそれぞれから消失点を算出し、そのとき利用した回帰直線(図19)に対して、各肌理勾配データ(図19の例の場合、ライン毎の値が1の画素の間隔平均値)がどれだけ離れているかを算出し(分散や偏差を算出し)、それを(またはその逆数を)信頼性情報とする。
すなわち方向決定部72は、入力画像から得られた信頼性情報と、回転画像から得られた信頼性情報を比較し、信頼性が高い方(分散や偏差が小さい方)の画像が仰角算出部12および画像変換部13に供給されるようにスイッチ73を制御する。
上記の方向決定処理は、所定数のフレームにつき1回行うものとする。
以上のようにして、垂直被写体に対しても本発明を適用することができる。また、原理的には本発明は、水平と垂直以外の任意の角度のついた平面に対しても適用することが可能である。
また以上においては、仰角算出部12の量子化部21(図4)において入力画像を量子化する際に、各画素について、1個の特徴の特徴量(例えば、色差値またはエッジ強度)を利用したが、複数の特徴の特徴量を利用することができる。
この場合の仰角算出部12の構成例を図32に示す。この仰角算出部には、図4の仰角算出部12の量子化部21に代えて、量子化部81が設けられている。この量子化部81には、n個の特徴量抽出部51−1乃至51−nと、特徴量評価部91が設けられている。他の部分は、図4における場合と同様であるので、その説明は適宜省略する。
n個の特徴量抽出部51それぞれには、入力画像が供給され、各特徴量抽出部51は、1フレーム毎にその各画素の所定の特徴量を抽出する。例えば特徴量抽出部51−1は、色差値を抽出し、特徴量抽出部51−2は、エッジ強度を抽出する。各特徴量抽出部51は、抽出した各画素の特徴量を特徴量評価部91に供給する。
特徴量評価部91は、特徴量抽出部51から供給された特徴量に基づいて各画素の評価値を算出し、量子化部52に供給する。
量子化部52は、特徴量評価部91から供給された各画素の評価値に基づいて、入力画像を量子化する。
このようにして複数の特徴量を利用して入力画像を量子化することができる。
また特徴量評価部91は、各特徴Cに対して評価値Eを算出する。そして図33に示すような、利用する特徴Cに応じた重み値Wを示すテーブルを保持しておき、評価値Eを算出する際に、式(6)に示すように重み付けを行って評価値Eを算出することができる。
E=W1・E1+W2・E2+・・・+Wn・En・・・(6)
ただし、E1乃至EnはC1乃至Cnの特徴量による評価値とする。
また特徴量評価部91は、図34に示すような所定の特徴(利用する特徴の全部または一部)(図34の例では、特徴C1乃至Cj)に応じた重み値W(W1乃至Wj)を示すテーブルを保持しておき、その特徴の特徴量から評価値Zを、式(7)に示すように算出する。
Z=W1・E1+W1・E2+・・・+Wj・Ej・・・(7)
そして特徴量評価部91は、図35に示すような、評価値Zに応じた、所定の特徴C(利用する特徴の全部または一部(図35の例では、評価値Zを算出する際に利用されなかった特量C(j+1)乃至Cn)の重み値W(W(j+1)乃至Wn)を示すテーブルを保持しておき、その重み値Wの組みから、式(8)に示すように評価値Eを算出することもできる。
E=W(j+1)・E(j+1)+W(j+2)・E(j+2)+・・・+Wn・En・・・(8)
図36は、仰角算出部12の他の構成例を示している。この仰角算出部には、図4に示す仰角算出部12の量子化部21および消失点算出部22に代えて、消失点算出部101が設けられている。他の部分は、図4における場合と同様である。
この仰角算出部12の動作を、図37のフローチャートを参照して説明する。
ステップS51において、消失点算出部101は、繰り返し回数Aを設定する。
ステップS52において、消失点算出部101は、乱数 i, j, s を発生させる。
ステップS53において、消失点算出部101は、図39に示すように、入力画像から所定の座標(i,j)を中心とした、一辺の長さがSの正方形(以下、サブ画像と称する)を切り出す。
サブ画像の中心座標(i,j)は、式(9)に示すように決められる。式中、wは、入力画像のX軸方向の長さであり、hは、Y軸方向の長さである(図38)。random()は、0以上1未満のランダムな実数を発生させる乱数発生器(図示せず)の出力で、計算の度に異なった値となる。すなわちiの計算に利用される乱数とjの計算に利用される乱数は異なる。
i=w×random()
j=h×random()・・・・(9)
またサブ画像の一辺の長さsは、式(10)で算出される。式中、logは、自然対数であり、expは、指数関数であり、min(a,b)は、aとbの小さい方を示す関数である。
Figure 2006109385
なおサブ画像が入力画像からはみ出る場合、はみ出なくなるまで別の乱数でi、j、sが、それぞれが計算される。
次に、ステップS54において、消失点算出部101は、(i,j)を中心に入力画像から切り出した上下それぞれSの幅の帯状の部分である、部分画像の各画素(p,q)について、サブ画像とマッチングを行う。具体的には、消失点算出部101は、部分画像の各画素(p,q)を中心に、一辺の長さSの正方形と切り出し、サブ画像との間で、全画素についての、RGBそれぞれの画素値の差の絶対値の合計値V(p,q)を算出する。この処理では絶対値以外にも二乗値も用いられる。
ステップS55において、消失点算出部101は、ステップS54で算出した各画素の合計値V(p,q)に基づいて、Y座標毎の特徴量U(p)を特定する。
具体的には、Y座標毎の合計値V(p,q)の最小値が特徴量U(p)とされる(式(11))。
Figure 2006109385
またY座標毎の合計値V(p,q)の平均値が特徴量U(p)とされる(式(12))。
Figure 2006109385
またY座標毎の合計値V(p,q)のうち、q=sにおける値が特徴量U(p)とされる(式(13))。
Figure 2006109385
ステップS56において、消失点算出部101は、ステップS55で算出された特徴量Uから肌理勾配データaを算出する。
例えば特徴量Uのアクティビティ値が(式(14))、肌理勾配データaとされる。
Figure 2006109385
また特徴量Uの自己相関関数X(t)を利用して、肌理勾配データaを算出することもできる。
具体的には、式(15)を満たすt1を自己相関の半値とし(図40)、これが肌理勾配データaとされる。
Figure 2006109385
また自己相関関数X(t)がゼロになる回数(ゼロクロス)の逆数が肌理勾配データaとされる(図41)。ゼロクロス回数が0の場合は、a=0とする。
また式(16)により求められる相関アクティビティが肌理勾配データaとされる。
Figure 2006109385
以上のようにして、部分画像の肌理勾配データaが算出されると、ステップS57に進む。
ここでは、上記各試行毎に、部分画像に対してX軸座標毎の特徴量Uが算出されるとともに、その特徴量Uから肌理勾配データaが求められる。
消失点算出部101は、図42に示すような、肌理勾配データaを利用して、分割領域毎に、1つの点をプロットする。
上記ステップSS52乃至S57までの試行を1試行とする。この次にステップS58に進み、上記試行が、所定回数Aだけ繰り返されたかどうかが判定され、そうであればステップS59に、そうでなければステップS52に進む。
ステップS58で試行が所定の回数繰り返されたと判定された場合、ステップS59において、消失点算出部101は、図43に示すように、上記プロットの集合を、垂直方向にnの区分に分け、それぞれの区分の中に含まれるプロットのみを対象として、肌理勾配データaの平均値やメディアンをA(n)とし、j方向の中間の中間値をj(n)として、その座標で特定される点をプロットする。
さらに消失点算出部101は、このプロットを利用して、回帰直線を設定し、そのY軸との交点を消失点とする。
ステップS60において、仰角算出部23は、ステップS59で算出された消失点を利用して、仰角を算出する。
図44乃至図48は、上記処理の例を示している。
図49は、仰角算出部12の他の構成例を示している。この仰角算出部には、図4に示す仰角算出部12の量子化部21および消失点算出部22に代えて、ブロック化部111と消失点算出部112が設けられている。他の部分は、図4における場合と同様である。
ブロック化部111は、入力画像を、肌理の勾配を利用してブロックサイズを決定する。
ブロック化部111の構成について説明する。ブロック化メモリ121は、アドレス制御部125の制御に従って、入力画像の一部(ブロック)を切り出して、特徴量算出部122に供給する。
特徴量算出部122は、ブロック化メモリ121から供給されたブロックから所定の特徴量を算出する。例えばブロック内の画素の輝度値やエッジ強度のヒストグラムの分布、RGBヒストグラムの各成分の差分、またはブロック内の画素の輝度値やエッジ強度の最大値、最小値、若しくはダイナミックレンジが特徴量として算出される。
特徴量判定部123は、特徴量算出部122から供給されたブロックの特徴量に応じてブロック化メモリ121で切り出されるブロックのサイズを小さくさせたり、そのときのブロックの大きさを記憶部124に記憶させる。
アドレス制御部125は、特徴量判定部123からの判定結果に基づいて、切り出されるブロックのサイズを変更させて、入力画像全体からブロックを切り出させる。
消失点算出部112は、ブロック化部111で特定されたブロックのサイズを利用して、消失点を算出する。
次に、この仰角算出部12の動作を、図50のフローチャートを参照して説明する。
ステップS71において、アドレス制御部125は、ブロックサイズを初期値に設定し、ステップS72において、ブロック化メモリ121を制御して、ブロックをラスタ順の所定の位置に設定する。
ステップS73において、ブロック化メモリ121は、設定されたブロックを切り出す。ここで切り出されたブロックは特徴量算出部122に供給される。
ステップS74において、特徴量算出部122は、ブロック化メモリ121から供給されたブロックの特徴量を算出する。
次にステップS75において、特徴量判定部123は、特徴量算出部122により算出された特徴量と基準特徴量(初期ブロックサイズの特徴量もしくは直前ブロックサイズの特徴量)との差が所定の閾値より大きいか否かを判定し、それ以下であると判定した場合、ステップS76に進み、その旨をアドレス制御部125に通知する。これにより、アドレス制御部125は、切り出すブロックのサイズを1サイズ分だけ小さくする。
その後処理は、ステップS73に戻り、それ以降の処理が行われる。
ステップS75で、閾値より大きいと判定された場合、ステップS77に進み、特徴量判定部123は、そのときのブロックサイズを記憶部124に記憶する。
次にステップS78において、アドレス制御部125は、入力画像全体からブロックを切り出したか否かを判定し、切り出していないと判定した場合、ステップS71に戻り、ブロックサイズを初期サイズに設定するとともに、ステップS72において、ブロックを次のラスタ順の位置に移動させる。そしてそれ以降の処理が同様にして行われる。
ステップS78で、入力画像全体からブロックが切り出されたと判定された場合、ステップS79に進む。
ステップS79において、消失点算出部112は、特定されたブロックについて、ライン毎にブロックサイズの平均値を算出する。
次にステップS80において、消失点算出部112は、算出した平均値を利用して回帰直線を設定し、消失点を算出する。
ステップS81において、仰角算出部23は、ステップS80で算出された消失点を利用して、仰角を算出する。
その後処理は終了する。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラムがコンピュータで実行されることより、上述した画像処理装置1が機能的に実現される。
図51は、コンピュータ501の構成例を示している。CPU(Central Processing Unit)511にはバス515を介して入出力インタフェース516が接続されており、CPU511は、入出力インタフェース516を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力部518から指令が入力されると、例えば、ROM(Read Only Memory)512、ハードディスク514、またはドライブ520に装着される磁気ディスク531、光ディスク532、光磁気ディスク533、若しくは半導体メモリ534などの記録媒体に格納されているプログラムを、RAM(Random Access Memory)513にロードして実行する。これにより、上述した各種の処理が行われる。さらに、CPU511は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース516を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる出力部517に必要に応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク514やROM512に予め記憶しておき、コンピュータ501と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク531、光ディスク532、光磁気ディスク533、半導体メモリ534等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワーク等から通信部519を介してハードディスク514に提供することができる。
なお、本明細書において、記録媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
被写体の例を示す図である。 撮像画像の例を示す図である。 本発明を適用した画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図3の仰角算出部の構成例を示すブロック図である。 被写体の他の例を示す図である。 画像変換の原理を説明する図である。 撮像画像の他の例を示す図である。 画像変換の原理を説明する他の図である。 画像変換の原理を説明する他の図である。 画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。 図10のステップS1の処理を説明するフローチャートである。 肌理を説明する図である。 肌理を特定する際の基準値を決定する処理を説明するフローチャートである。 肌理を特定する際の基準値を決定する処理を説明する図である。 肌理を特定する際の基準値を決定する処理を説明する他の図である。 肌理を特定する際の基準値を決定する処理を説明する他の図である。 回帰直線データを算出する方法を説明する図である。 回帰直線データを算出する方法を説明する他の図である。 回帰直線を設定する処理を説明する図である。 消失点の算出方法を説明する図である。 仰角を算出する方法を説明する図である。 仰角を算出する方法を説明する他の図である。 画像変換を説明する図である。 画像変換を説明する他の図である。 画像変換を説明する他の図である。 画像変換を説明する他の図である。 画像変換を説明する他の図である。 画像変換を説明する他の図である。 画像変換を説明する他の図である。 撮像画像の他の例を示す図である。 本発明を適用した画像処理装置の他の構成例を示すブロック図である。 仰角算出部の他の構成例を示すブロック図である。 重み値が設定されたテーブルの例を示す図である。 重み値が設定された他のテーブルの例を示す図である。 重み値が設定されたテーブルの例を示す図である。 仰角算出部の他の構成例を示すブロック図である。 図26の仰角算出部の動作を説明するフローチャートである。 図26の仰角算出部の動作を説明する図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 図26の仰角算出部の動作を説明する他の図である。 仰角算出部の他の構成例を示すブロック図である。 図49の仰角算出部の動作を説明するフローチャートである。 コンピュータ501構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像処理装置, 11 画像入力部, 12 仰角算出部, 13 画像変換部, 14 処理部, 15 画像変換部, 16 画像出力部, 21 量子化部, 22 消失点算出部, 23 仰角算出部, 51 特徴量抽出部, 52 量子化部, 61 肌理勾配算出部, 62 消失点算出部, 71 画像回転部, 72 方向決定部, 73 スイッチ, 81 量子化部, 91 特徴量評価部, 101 特徴量抽出部, 102 消失点算出部, 111 ブロック化部, 121 ブロック化メモリ, 122 特徴量計算部, 123 特徴量判定部, 124 記憶部, 125 アドレス制御部, 11 無線部, 12 符号復号処理部, 13 制御部, 14 記憶部, 15 データベース部, 16 表示部, 17 音声信号発生部, 18 スピーカ

Claims (5)

  1. 撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された前記複数の特徴量に基づいて評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値に基づいて、前記入力画像を量子化する量子化手段と、
    前記量子化手段により量子化された前記入力画像に基づいて、消失点を算出する消失点算出手段と、
    前記消失点の情報を用いて画像の処理を行う画像処理手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記評価値算出手段は、前記複数の特徴量に、各特徴量に応じた重み付けを行って前記評価値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記評価値算出手段は、前記入力画像の一部または全部の特徴量に基づいて、前記特徴量に応じた重みを算出し、算出したその重みで重み付けを行って前記評価値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出された前記複数の特徴量に基づいて評価値を算出する評価値算出ステップと、
    前記評価値に基づいて、前記入力画像を量子化する量子化ステップと、
    前記量子化ステップにより量子化された前記入力画像に基づいて、消失点を算出する消失点算出ステップと、
    前記消失点の情報を用いて画像の処理を行う画像処理ステップと
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 画像処理を行う画像処理装置を制御するプロセッサに実行させるプログラムにおいて、
    撮像機器によって、所定の仰角で撮像された結果得られた入力画像から、複数の特徴量を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出された前記複数の特徴量に基づいて評価値を算出する評価値算出ステップと、
    前記評価値に基づいて、前記入力画像を量子化する量子化ステップと、
    前記量子化ステップにより量子化された前記入力画像に基づいて、消失点を算出する消失点算出ステップと、
    前記消失点の情報を用いて画像の処理を行う画像処理ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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