JP2006109358A - 携帯端末、近距離無線通信システム及び近距離無線通信方法 - Google Patents

携帯端末、近距離無線通信システム及び近距離無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者がリーダ/ライタに対して非接触型ICカード搭載の携帯端末の適切な面を向けて使用せず、リーダ/ライタから発信される電磁波を良好に受信することが困難な状態においても、非接触型ICカードを起動させ、リーダ/ライタとの通信が行えるようにする。
【解決手段】 通信装置50に接続されたリーダ/ライタ51と、携帯端末1に備えられた近距離無線通信手段との間で無線通信を行うのに、通信装置50に、携帯端末1に対し光を発する発光手段52を備え、携帯端末1に、通信装置50の発光手段52が発する光を受光しその光から発電する受光手段41と、近距離無線通信手段に接続されたアンテナ32で受信した電磁波及び受光手段41で受光した光から発電できる電力を比較し、その比較結果に基いて、アンテナ32又は受光手段41を介して得られた電力を近距離無線通信手段に供給するよう制御する制御手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話端末等の携帯端末、その携帯端末を使用した近距離無線通信システム、及びその近距離無線通信方法に関し、特に、非接触型のICカードと称される近距離無線通信機能が内蔵又は装着された端末を使用する通信システム及びその通信方法に関する。
近年、交通機関の乗車券、会員証や社員証、店での代金決済手段用のカード等として、非接触型のICカードの利用が急速に広まっている。非接触型のICカードは、近接したリーダ/ライタとの間で無線通信を行って、認証処理を行うので、カードケースや財布などの中に入れたままで使用でき、磁気カードなどに比べて使い勝手がよい。
一方、このような非接触型のICカード(或いはICカードと同等の機能の回路部品)を、携帯電話端末などの携帯用の電子機器に内蔵させて、これらの機器を使用して、同様の認証や決済を行えるようにすることが提案されている。携帯電話端末などの携帯端末にICカードを内蔵させる構成とする場合には、携帯端末からの取り出しができない状態でICカードとしての機能部を組み込む場合と、携帯端末に用意されたカードスロットに、ICカードを装着させる場合とが想定されるが、携帯端末に取り付けられた状態では、いずれの場合も同じように使用できる。なお、携帯端末にICカード機能部を組み込む場合などには、ICカード機能部が必ずしもカード型の形状をしているとは限らないが、以下の説明ではICカードと称した場合、特に説明がない限りはICカード機能を有する部分を含むものである。
非接触型のICカードとしては、一般に電池無しのタイプが普及している。この電池無しタイプの非接触型ICカードは、例えば、ICカード用アンテナでリーダ/ライタからの電磁波を受信すると電磁誘導により電力を生成し、この電力でICカードの機能部を起動させ、信号処理や通信を行うようにしているので電池などの外部電源が必要ない。
特許文献1には、携帯電話端末のダイヤルキーが設けられた上面部などに太陽電池パネルを設置した技術が開示されている。
特開2002−359676号公報
ところで、携帯端末に搭載したICカード用アンテナは、携帯端末の裏表で著しく特性が異なる場合がある。特に、ICカード機能部を携帯端末に搭載する場合、携帯端末に設けるICカード用アンテナは携帯端末の大きさや設置スペースの関係から、通常のICカードのアンテナよりも小さいものを設置せざるを得ず、この傾向が大きくなる。そのため、携帯端末のICカード用アンテナの受信状況は、携帯電話端末をリーダ/ライタに近接したときのリーダ/ライタとの位置関係によって大きく影響される。例えば、携帯端末のICカード用アンテナが設置された面が、リーダ/ライタの読み取り面と反対面を向いている場合、受信する電磁波の電界強度が弱く、ICカード機能部の起電力に満たないことがある。そのため、ICカード機能部が起動せず、リーダ/ライタとの無線通信を行うことができないという問題があった。
これを回避する方法として、携帯端末の表裏の両面にICカード用アンテナを具備することが考えられるが、それでは携帯端末のサイズが大きくなるという新たな問題が生じてしまう。
また、特許文献1には、非接触型ICカードの機能を組み込んだ携帯端末についての記載がなく、リーダ/ライタからの電磁波が良好に受信できない場合における解決手段は開示されていない。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、リーダ/ライタに対して利用者が非接触型のICカードを搭載した携帯端末の適切な面を向けて使用せず、リーダ/ライタから発信される電磁波を良好に受信することが困難な状態においても、非接触型ICカードを起動させ、リーダ/ライタとの通信が行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決して目的を達成するため、本発明は、通信装置に接続されたリーダ/ライタと、携帯端末に備えられた近距離無線通信手段との間で無線通信を行うのに、通信装置に、携帯端末に対して光を発する発光手段を備え、携帯端末に、通信装置の発光手段が発する光を受光し、その光から発電する受光手段と、近距離無線通信手段に接続されたアンテナで受信した電磁波及び受光手段で受光した光から発電できる電力を比較し、その比較結果に基いて、アンテナ又は受光手段を介して得られた電力を近距離無線通信手段に供給するよう制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
斯かる構成によれば、携帯端末に受光手段を設けたので、携帯端末を通信装置に近接させた際に発光手段が発する光を受光することができる。そして、携帯端末において、通信装置のリーダ/ライタからの電磁波より得られる電力と、同発光手段からの光より得られる電力を比較し、いずれか近距離無線通信手段の起動電力に達した方の電力を供給するようにしたので、リーダ/ライタから良好に電磁波を受信できず近距離無線通信手段の起動に必要な電力が確保できない状況であっても、発光手段から受信した光より得られる電力で近距離無線通信手段を動作させることができる。
また、上述の携帯端末の受光手段について、携帯端末本体のアンテナが設けられた面の反対面を通信装置のリーダ/ライタに近接させた際、リーダ/ライタ近傍に設けられた発光手段が発する光を良好に受光するように配置することが好適である。
斯かる構成によれば、携帯端末本体のアンテナが設けられた面の反対面を通信装置のリーダ/ライタに近接させた場合、携帯端末側で受信できる電磁波の電界強度が弱くなるが、携帯端末の受光手段を、リーダ/ライタ近傍に設けられた発光手段が発する光を良好に受光できる位置に配置した場合、近接時における携帯端末のアンテナとリーダ/ライタの正確な位置関係が要求されない。
本発明によれば、携帯端末に受光手段を設け、携帯端末を通信装置に近接させた際に発光手段が発する光を受光することができるにしてあり、また携帯端末において、通信装置のリーダ/ライタからの電磁波より得られる電力と、同発光手段からの光より得られる電力を比較し、いずれか近距離無線通信手段の起動電力に達した方の電力を供給するようにしたので、リーダ/ライタから良好に電磁波を受信できず近距離無線通信手段の起動に必要な電力が確保できない状況であっても、発光手段から受信した光より得られる電力で近距離無線通信手段を動作させることができ、無線通信が行えるという効果がある。
また、例えば、受光手段を、携帯端末本体の前記アンテナが設けられた面と反対側の面に設けるなど、携帯端末本体のアンテナが設けられた面の反対面を通信装置のリーダ/ライタに近接させた際、リーダ/ライタ近傍に設けられた発光手段が発する光を良好に受光するように配置した場合には、近接時における携帯端末のアンテナとリーダ/ライタとの正確な位置関係が要求されない。したがって、利用者が携帯端末をリーダ/ライタに近接させる際に、リーダ/ライタの読み取り面に対する携帯端末の向きや角度等を気にする煩わしさが解消され、使い勝手が向上するという効果がある。
さらに、上記通信装置を、例えば駅の改札機等に適用した場合、少なくともICカード機能部の電力不足による認証失敗で立ち往生する利用者を少なくすることができ、後ろから続く他の利用者に迷惑をかける事態を減らすことができるという効果がある。
以下、本発明の一実施の形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。
本例においては、非接触型のICカード機能を搭載した携帯端末を用い、イベント会場の入場や特定の部屋への入退室等の管理を行う改札システム(近距離通信システム)において、改札機側にICカード用のリーダ/ライタと発光部を備え、携帯端末としてICカード機能搭載の携帯端末に光センサを設けた例としてある。
図1は、本例の携帯端末を使用した近距離無線通信システムの一例として、鉄道交通機関等の改札システムを示した図である。図1において、50はICカード機能搭載の携帯端末と無線通信を行う自動改札機(通信装置)であり、リーダ/ライタ51と、その近傍に発光部52と、開閉部材53を備える。改札機50に設けられたリーダ/ライタ51に、携帯端末としてICカード機能を備えた携帯電話端末1を近接させ、リーダ/ライタ51とアンテナ32間で無線通信を行い、認証処理が正常に終了した場合、利用者の通過を許可し開閉部材53を開く構成となっている。光センサ41を設けた携帯電話端末1については、後に詳細に説明する。
上記改札機50に設けられた発光部52は、可視光又は赤外線等の光を出射し、リーダ/ライタ51に近接してきた携帯電話端末1の光センサ41に向けて適切な光量の光を照射する発光手段として機能する。本例ではLED(Light Emitting Diode)を用いるとするが、この例に限るものではない。この発光部52は、常時発光させてもよいし、点滅発光させてもよい。点滅発光の場合、一定間隔のタイミングで発光、あるいは携帯電話端末1が近接したときのみ発光するようにすることで、消費電力を抑えることができる。なお、発光部52は、例えば、リーダ/ライタ51のデータ読み取り面の中央にスペースを作り、そのスペースに配置するようにしてもよい。あるいは、透明又は半透明の素材で形成したリーダ/ライタ51のデータ読み取り面の下に発光部52を配置し、そのデータ読み取り面を透過した光を光センサ41が受光する構成とすることなどが考えられる。
利用者が改札システムを利用して入場する際、携帯電話端末1の適正な面、すなわちICカード用のアンテナ32が設けられた面(下部筺体1b)をリーダ/ライタ51に近接させた場合、リーダ/ライタ51とICカード用のアンテナ32が極近距離で対向し、リーダ/ライタ51からの電磁波を良好に受信することができるようになっている。
一方、図1に示すように、利用者が改札システムを利用する際に携帯電話端末1の適正でない面、すなわちICカード用のアンテナ32が設けられた面の反対面(上部筺体1a)をリーダ/ライタ51に近接させた場合、ICカード用のアンテナ32でリーダ/ライタ51から受信できる電磁波の電界強度が小さくなり、ICカード機能部が起動するのに十分な電力を供給できないことがある。この場合、携帯電話端末1の光センサ41が、リーダ/ライタ1の近傍に設置された発光部52からの光を受光して、その光から必要な電力を生成するように構成されている。
図2は、本例の改札システムに使用される携帯電話端末1の一例を示した概略外観図であり、それぞれ(A)は表面図、(B)は裏面図を表す。図1に示す携帯電話端末1は、上部筐体1aと、下部筐体1bと、これら上下筐体を回動可能に接続するヒンジ部2から構成され、上部筐体1aが下部筐体1bに対して相対的に±180°回転する、いわゆる回転型としてある。携帯電話端末1の上部筐体1aと下部筺体1bを閉じた状態を、図3に示す。
図2(A)に示すように、携帯電話端末1の上部筐体1aを下部筐体1bに対し相対的に回転させた開いた状態において、上部筐体1aにはスピーカ14、表示部16及び光センサ41を備える。この例では、光センサ41は、上部筐体1aの短軸方向に沿って長方形とし、表示部16の下側に配置したが、この形状、配置に限るものではない。一方、下部筐体1bにはマイクロフォン15を備える。そして、上部筐体1aの一部にディスク・ジョグ・ダイヤルや押しボタンが配置されるとともに、下部筐体1bに押しボタンが複数配置され、操作手段として機能する操作部17を構成している。また、図2(B)に示すように、下部筺体1bの裏面に、後述するICカード機能部とリーダ/ライタの間で無線信号を送受信するためのICカード用のアンテナ32を埋設している。
図4は、携帯電話端末1の上部筐体1aと下部筺体1bを閉じた状態の側面図を表すものである。携帯電話端末1をリーダ/ライタの読み取り面にかざしてICカード機能を使用して通信を行う場合、通常の携帯電話端末を閉じた状態における適正な使用形態としては、下部筺体1bを下側にした状態でリーダ/ライタの読み取り面と近接させる。このとき、図3に示すようにICカード用のアンテナ32は下側を向いてリーダ/ライタと近接し、光センサ41は上側を向いた状態になる。一方、この状態から上下を逆にした場合、つまり適正でない使用形態においては、ICカード用のアンテナ32が上側を向き、光センサ41が下側を向いてリーダ/ライタと近接した状態となる(図1参照)。
次に、本例の携帯電話端末1のブロック構成例について、図5を参照して説明する。本例の携帯電話端末1は、無線電話用の基地局と無線通信を行うための無線電話通信用アンテナ11を備え、そのアンテナ11が無線電話通信用の通信回路12に接続してあり、制御20の制御で、基地局との間で無線通信を行うようにしてある。通信回路12で通話用の通信を行う際には、受信した音声データを音声データ処理部13に供給して音声データの受信処理を行ってからスピーカ14に供給して出力させ、また、マイクロフォン15が拾って音声データ処理部13で処理された送信用の音声データを通信回路12に供給して送信させる。
この携帯電話端末1は、照明部19による照明をバックライトとする液晶ディスプレイなどで構成された表示部16と、操作キーなどで構成された操作部17を備える(図1参照)。表示部16には、メール文、ウェブにアクセスさせた画面などを表示させることができ、操作部17は、電話番号やメール文などの入力操作や、各種モード設定などが行える。
これらの携帯電話端末1内の各ブロックは、制御ライン25を介して制御部20などと接続してあり、またデータライン26を介してデータ転送を行える構成としてあり、メモリ18に必要なデータを記憶させるようにしてある。このメモリ18には、携帯電話端末として必要なデータだけでなく、後述するICカード機能部31で必要なデータについても記憶させてもよい。また、セキュリティ機能を実現するプログラムや、そのセキュリティ機能を実行する上で必要なデータの保持を、このメモリ18で行う。
本例の無線電話端末1の各部を作動させる電源については、電源部21から供給される構成としてある。電源部21としては、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池と、その二次電池の出力を変圧する変圧手段などで構成される。電源部21からの電源の供給については、制御部20のように端末の動作モードにかかわらず常時電源が供給される部分と、端末の動作モードによって電源が供給される部分とがある。例えば、ICカード機能部30とリーダ/ライタ間で近距離無線通信を行う際、アンテナ32でリーダ/ライタ側からの電磁波を受信して発電した電力により課金データ制御部31を動作させることが可能であるが、必要により、電源部21から供給する電源で、課金データ制御部31を動作させることもできる。
また本例の携帯電話端末1は、近距離無線通信手段として機能する非接触ICカード機能部30を備える。この非接触ICカード機能部30は、ICカードRF信号用のアンテナ32が接続された課金データ制御部31を有し、ICカードRF信号用のアンテナ32で、外部のリーダ/ライタから所定の周波数で送信される電波を受信して、リーダ/ライタと近接した状態であることを判断した場合に、そのリーダ/ライタと双方向の無線通信を行う。ICカードRF信号用のアンテナ32とリーダ/ライタとの無線通信は、例えば数cm程度の距離のような非常に近接した距離間での無線通信である。ICカードRF信号用のアンテナ32とリーダ/ライタとの間で無線伝送される周波数としては、例えば13MHz帯を使用するようにしてある。
課金データ制御部31は、図示しないメモリが内蔵され、ユーザを識別・認証するコード、チャージされた金額、乗車券や各種チケットとして登録されたデータなどが、そのメモリに記憶される。ICカード機能を実行する際に、課金や認証に必要なデータを課金データ制御部31内のメモリ(又はメモリ18)から読み出して、リーダ/ライタと近接無線通信でやり取りを行う。例えば、交通機関の乗車券として機能させる場合には、乗車券(定期券)として有効な区間、有効期間、或いは乗車券として引き落とすことが可能なチャージ金額などのデータや、この端末(ICカード)の所持者に関する個人情報などを、課金データ制御部31がリーダ/ライタに送って、課金処理や認証処理を行うようにしてある。社員証、会員証、代金決済用のカード、クレジットカードなどとして使用する場合には、それらの認証に必要な情報についても、やり取りされる。また、必要により、リーダ/ライタ側からメモリに書き込ませるデータをICカード機能部31に送り、ICカード機能部31のメモリに記憶されたデータを更新させる。
ICカード機能部30でリーダ/ライタと無線通信を行って、認証などの処理を行う際には、基本的な認証処理については、ICカード機能部31内で処理が完結するようにしてあるが、制御部20で一部の機能を分担して実行するようにしてもよい。
光センサ41は、ソーラーセル機能を有し、受光した光の光量に応じて、所定の発電量を発電し、その発電した電力は、制御部20の指示により、電源供給スイッチ42を介して課金データ制御部31、又は携帯電話端末内の所定部分に供給される。例えば、光センサ41により発電した電力を照明部21の電源として用いたりすることができる。この場合、電源部20の電力を消費しないで済み、光センサ41からの電力を使用して表示部16のバックライトのオン/オフ、照度の調節等を行うようにしてもよい。
制御部20では、アンテナ32がリーダ/ライタから受信した電磁波の電界強度を取得し、その受信した電磁波から発電できる電力を計算するとともに、光センサ41で受光した光の光量を取得し、その受光した光から発電できる電力を計算する。そして、リーダ/ライタから得られる電力が、課金データ制御部31を起動するのに必要な電力に達しないと判断した場合、電源供給スイッチ42をオン状態に切り替え、光センサ41で発電された電力を課金データ制御部31に供給する。さらに、制御部20は、リーダ/ライタ及び光センサ41から供給する電力が課金データ制御部31の起動電力に足りない場合であって、課金データ制御部31を起動させる必要があるときには、電源部21から電力を供給するよう切り替える。
以下、携帯電話端末1を改札機50のリーダ/ライタ51に近接させた際に、携帯電話端末1で行われる処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6において、まず携帯電話端末1をリーダ/ライタ51に近接させた際に、携帯電話端末1の制御部20は、アンテナ32を介してリーダ/ライタ51から受信した電磁波の電界強度を測定するとともに、光センサ41で受信した光の光量を測定する(ステップS1)。次に、測定した電磁波の電界強度から発電できる電力と受光した光の光量から発電できる電力を比較し、リーダ/ライタ51から得られる電力と発光部52から得られる電力のいずれが大きいか判断する(ステップS2)。
リーダ/ライタ51から得られる電力が、発光部52から得られる電力より大きい場合、すなわちリーダ/ライタ51に対し携帯電話端末1の適正な面が近接している場合には、課金データ制御部31がリーダ/ライタ51から得られた電力を利用して、リーダ/ライタ51と無線通信を行い、改札機通過の通常動作(認証処理)を行う(ステップS3)。その認証処理の結果に応じて開閉部材53の開又は閉を決定し、処理を終了する。
また、ステップS2の判断処理において、リーダ/ライタ51から得られる電力が、発光部52から得られる電力より小さい場合、すなわちリーダ/ライタ51に対し携帯電話端末1の適正でない面が近接している場合には、電源供給スイッチ42をオンにして、発光部52より得られた電力を光センサ41から課金データ制御部31へ供給する。課金データ制御部31は、その供給された電力を起動トリガとして起動する(ステップS4)。次に、課金データ制御部31は受信帯域サーチを開始する、つまり本例のICカード機能部30とリーダ/ライタ51間の無線通信で使用している13MHz帯の電磁波をサーチし(ステップS5)、ICカード用のアンテナ32が上記リーダ/ライタ51からの電磁波を受信したどうかを判定する(ステップS6)。
そして、リーダ/ライタ51からの13MHz帯の信号を受信した場合、課金データ制御部31は光センサ41から供給される電力を電源として、リーダ/ライタ51とデータをやり取りし、改札機通過の通常動作(認証処理)を行う(ステップS7)。その認証処理の結果に応じて開閉部材53の開又は閉を決定し、処理を終了する。
また、ステップS6の判断処理において、改札機50のリーダ/ライタ51からの13MHz帯の信号を受信できなかった場合、携帯電話端末1を通常の待ち受け状態へ移行させて処理を終了する。これは、例えば携帯電話端末1の光センサ41が、太陽光など改札機50の発光部52とは全く関係のない光を受信してしまった場合などが考えられる。仮に改札機50のないところで光入射によりICカード機能部30の課金データ制御部31が起動したとしても、その電源は光センサ41からの電力でまかなわれるため、電源部21の電力を消費しない。
上述した構成によれば、改札システム等の近距離無線通信システムにおいて、改札機50のリーダ/ライタ51の近傍に発光部52を設けるとともに、携帯電話端末1のICカード用アンテナ32の反対面に上記発光部52からの光を受信できる光センサ41を設けるようにしている。そして、携帯電話端末1の適正でない面、すなわちICカード用のアンテナ32が設けられた面の反対面をリーダ/ライタ51に近接させた際に、ICカード用アンテナ32が受信した電磁波の電界が課金データ制御部31の起動電圧に満たない場合でも、ICカード用アンテナ32の反対側に設けた光センサ41により、課金データ制御部31の起動時の電力と起動後に無線通信するための電力を得ることができる。
したがって、リーダ/ライタ50に対し、携帯電話端末1のアンテナが設けられた面を裏返して近接させるなど、リーダ/ライタ51から電磁波を良好に受信できない場合でも、電力不足により認証処理が行われない状況をなくすことができる。これにより、改札機50の前で、少なくともICカード機能部の電力不足による認証失敗で立ち往生する利用者を少なくすることができ、後ろから続く他の利用者に迷惑をかける事態を減らすことができる。
また、利用者が、携帯電話端末1をリーダ/ライタ51に近接させる際に、リーダ/ライタ51の読み取り面に対する携帯電話端末1の向きや角度等を気にする必要がなく、使い勝手が向上する。
さらに、リーダ/ライタ51からの電磁波によって十分な電力を得ることができなくても、光センサ41で受光した光から生成した電力を利用することによって、携帯電話端末1内部の電源部21の節約が可能である。
なお、上述の実施の形態では、携帯電話端末の一例として回転型としてあるが、これに限るものではなく、その他いわゆるスライド型、折り畳み型あるいはクラムシェル型といわれる2つ折り方式のもの、あるいは1つの筐体から構成されているスティック型などであってもよい。この場合、利用者が通常改札機を通過する際の携帯電話端末の状態において、ICカード用のアンテナと光センサを反対面に設置するなど、携帯電話端末1がリーダ/ライタ51に近接した際にICカード用のアンテナの受信状態が良くないときに、光センサが改札機に設置された発光部の光を良好に受光できる配置とすることが好ましい。
さらに、携帯端末として携帯電話端末に適用した例について説明したが、これに限らず、例えば、ICカード機能を搭載したPDA(携帯情報端末)に適用するなど、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明の一実施の形態による改札システムを示す図である。 本発明の一実施の形態による改札システムに使用する携帯端末の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による携帯端末を閉じた状態を示す図である。 本発明の一実施の形態による携帯端末の側面図である。 本発明の一実施の形態による携帯端末のブロック構成図である。 本発明の一実施の形態による改札機通過時における携帯端末側の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…携帯電話端末、2…ヒンジ部、11…アンテナ、12…無線電話用通信回路、13…音声処理部、14…スピーカ、15…マイクロフォン、16…表示部、17…操作部、18…メモリ、19…バックライト、20…制御部、21…電源部、25…制御ライン、26…データライン、30…ICカード機能部、31…課金データ制御部、32…ICカード用アンテナ、41…光センサ、42…電源供給スイッチ、50…改札機、51…リーダ/ライタ、52…発光部

Claims (8)

  1. 通信装置に接続されたリーダ/ライタとの間で、近距離無線通信を行う近距離無線通信手段を備えた携帯端末において、
    前記通信装置が発する光を受光し、その光から発電する受光手段と、
    前記近距離無線通信手段に接続されたアンテナで受信した電磁波及び前記受光手段で受光した光から発電できる電力を比較し、その比較結果に基いて、前記アンテナ又は前記受光手段を介して得られた電力を前記近距離無線通信手段に供給するよう制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記携帯端末の受光手段は、携帯端末本体の前記アンテナが設けられた面の反対面を前記通信装置のリーダ/ライタに近接させた際、前記リーダ/ライタ近傍に設けられた発光手段が発する光を良好に受光するように配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末
  3. 前記受光手段を、前記携帯端末本体の前記アンテナが設けられた面と反対側の面に設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
  4. 通信装置と、該通信装置に接続されたリーダ/ライタとの間で、近距離無線通信を行う近距離無線通信手段を備えた携帯端末とから構成される近距離無線通信システムにおいて、
    前記通信装置として、
    前記携帯端末に対して光を発する発光手段を備え、
    前記携帯端末として、
    前記通信装置の発光手段が発する光を受光し、その光から発電する受光手段と、
    前記近距離無線通信手段に接続されたアンテナで受信した電磁波及び前記受光手段で受光した光から発電できる電力を比較し、その比較結果に基いて、前記アンテナ又は前記受光手段を介して得られた電力を前記近距離無線通信手段に供給するよう制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする近距離無線通信システム。
  5. 前記通信装置は改札機である
    ことを特徴とする請求項4記載の近距離無線通信システム。
  6. 前記携帯端末の受光手段は、携帯端末本体の前記アンテナが設けられた面の反対面を前記通信装置のリーダ/ライタに近接させた際、前記リーダ/ライタ近傍に設けられた発光手段が発する光を良好に受光するように配置された
    ことを特徴とする請求項4記載の近距離無線通信システム。
  7. 前記受光手段を、前記携帯端末本体の前記アンテナが設けられた面と反対側の面に設けた
    ことを特徴とする請求項6記載の近距離無線通信システム。
  8. 通信装置に接続されたリーダ/ライタと、携帯端末に備えられた近距離無線通信手段との間で無線通信を行う近距離無線通信方法において、
    前記携帯端末を前記通信装置のリーダ/ライタに近接した際に、前記近距離無線通信手段で前記リーダ/ライタからの電磁波を受信するとともに、前記通信装置に設けられた発光手段からの光を前記携帯端末に設けられた受光手段で受光するステップと、
    前記リーダ/ライタから受信した電磁波を発電して得られた電力と、前記発光手段から受光した光を発電して得られた電力を比較するステップと、
    前記リーダ/ライタから得られた電力が前記発光手段から得られた電力よりも大きい場合、前記リーダ/ライタから得られた電力を前記近距離無線通信手段の電源として無線通信を行うステップと、
    前記リーダ/ライタから得られた電力が前記発光手段から得られた電力よりも小さい場合、前記発光手段から得られた電力を前記近距離無線通信手段に供給するステップと、
    前記発光手段から得られた電力を電源として前記近距離無線通信手段を起動するステップと、
    前記リーダ/ライタからの電磁波を検出するステップと、
    前記リーダ/ライタからの電磁波を検出した場合、前記近距離無線通信手段と前記リーダ/ライタが無線通信を行うステップを有する
    ことを特徴とする近距離無線通信方法。
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